JP2646753B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JP2646753B2
JP2646753B2 JP1153327A JP15332789A JP2646753B2 JP 2646753 B2 JP2646753 B2 JP 2646753B2 JP 1153327 A JP1153327 A JP 1153327A JP 15332789 A JP15332789 A JP 15332789A JP 2646753 B2 JP2646753 B2 JP 2646753B2
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JP
Japan
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impeller
shroud
airflow
edge
blade
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賢二 加藤
正美 福本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、真空掃除機等に使用る電動送風機に関する
ものである。
従来の技術 従来のこの種の電動送風機は、例えば第5図〜第7図
に示されるような構成になっていた。すなわちケーシン
グ1の中に、前シュラウド2と後シュラウド3の間に複
数のブレード4を有したインペラ5,エアーガイド6を設
け、モーター7により上記インペラ5を高速回転させ
て、風量と真空圧を得るようになっていた。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記電動送風機に使用しているインペラ5
は、約20,000〜40,000r/mと非常に高速で回転している
ものであり、インペラの入口から出口に向けて非常に高
速の気流が流れるものである。このインペラ5内での気
流の流れは、外周方向に受ける遠心力によって山形をし
た前シュラウド側に押しつけられる形となって流れるも
のである。つまりインペラ内での気流の流れは、均一で
はなく疎密の偏りを有するものとなっているものであ
る。
この気流の偏りは、インペラ5の送風効率の低下や、
騒音の増大の原因となるものである。本発明は、このよ
うな課題を解決するものであり、送風効率が高く、低騒
音の電動送風機を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、略山形状の前
シュラウドと平板状の後シュラウド間に、複数のブレー
ドを有し、そのブレードの前シュラウド側の側縁を後シ
ュラウド側の側縁より回転方向に傾斜させるとともに、
一部のブレードは前記後シュラウド側の側縁と後シュラ
ウドとの間に隙間を設けたインペラを有する電動送風機
としているものである。
作用 本発明のブレードの、ブレードの前シュラウド側の側
縁を後シュラウド側の側縁より回転方向に傾斜させたイ
ンペラでは、インペラの子午線断面の気流を見た時、ブ
レードが前述のように傾斜しているために、気流はブレ
ードに添って後シュラウド側に力を受けることになり、
気流の流速は後シュラウド側の方が前シュラウド側より
速くなる。
またこのとき一部のブレードが後シュラウドとの間に
隙間を有しているため、後シュラウド側に過度に気流が
偏った場合に、気流が隙間を通って逃げるものであり、
インペラを流れる気流は均一化させるものである。これ
によって、気流の乱れや圧力の乱れが少なくなり、イン
ペラの送風効率の向上と、低騒音化が図れるものであ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例について添付図面にもとづい
て説明する。
第1図〜第3図は、その第1の実施例を示し、21はケ
ーシングで、中央に吸気孔22が開口している。またこの
吸気孔22の反対側はエアーガイド23に空気漏れがないよ
うに取付けられている。24は複数のブレードを有するイ
ンペラである。25は駆動用の整流子電動機であり、吸気
孔22から流れ込んだ気流は整流子電動機25の内部を冷却
しながら排気孔26より排出される。
上記インペラ24は、前シュラウド27と後シュラウド28
間に、複数のブレード29を有する。そのブレード29の前
シュラウド27側を前記縁29a,後シュラウド28側を後側縁
29bとした時、前記縁29aと後側縁29bはそれぞれ前シュ
ラウド27と後シュラウド28と当接しており、かつ前側縁
29aが後側縁29bよりインペラ24の回転方向に傾斜してい
る。
上記の構成において、整流子電動機25によってインペ
ラ24が高速回転をし始めると、ケーシング21の吸気孔22
から気流がインペラ24に流れ込み、エアーガイド23を通
り排気孔26より流れ出ることになる。このような気流の
流れの過程において、特にインベラ24内での気流は非常
に高速にインペラ24の入口から出口に向かって流れて行
くこととなる。そして気流の流速の乱れや、圧力の疎密
が前シュラウド27と後シュラウド28にはさまれたブレー
ド29の両側面で発生する。特に、そのインペラ24内にお
いては、気流が遠心力を受けて前シュラウド27側に押し
付けられるようになるが、本実施例の構成においては、
ブレード29の前側縁29aが後側縁29bよりインペラ24の回
転方向に傾斜しているために、気流はブレード29に沿っ
て後シュラウド28側に向かう力を受けるものである。こ
の結果インペラ24を流れる気流は均一化され、気流の乱
れが少なくなって、インペラの送風効率の向上と騒音の
低減が図れるものである。
第4図は、第2の実施例を示し、インペラ41は、前シ
ュラウド42と後シュラウド43間に、複数のブレード44を
有する。そのブレード44の前シュラウド42側の前側縁44
a,後シュラウド543側を後側縁44bとした時、一部のブレ
ードの後側縁44bは後シュラウド43との間に隙間45が形
成されている。また前側縁44aが後側縁44bよりインペラ
41の回転方向に傾斜している。
上記の構成において、前述第1の実施例と同様に流速
分布の乱れが緩和されるとともに、さらに気流が後シュ
ラウド43側に過度に分布すると、隙間45によって過度の
気流を逃がすことができ、より一層気流の乱れが少なく
なり、インペラの送風効率の向上と騒音の低減が図れる
ものである。
発明の効果 以上のように本発明は、略山形状の前シュラウドと平
板状の後シュラウド間に、複数のブレードを有し、その
ブレードの前後の側縁を前および後シュラウドに当接さ
せ、かつ、ブレードの前シュラウド側の側縁を後シュラ
ウド側の側縁より回転方向に傾斜させたインペラとし
て、気流がブレードに添って後シュラウド側に向かう力
を受け、流速分布の乱れが緩和されるため、インペラの
送風効率の向上と低騒音化が可能となる。
また一部のブレードの後シュラウド側は、側縁と後シ
ュラウドとの間に隙間を形成することによって、気流が
過度に後シュラウド側に向けられることを防止できるた
め、一層の送風効率の向上と低騒音化が可能になるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の電動送風機の半截断面
図、第2図および第3図は同インペラの半截平面図およ
び側面図、第4図は第2の実施例のインペラの側面図、
第5図は従来の電動送風機の部分断面図、第6図および
第7図は同インペラの部分断面図および側面図である。 24,41……インペラ、29,44……ブレード、29a,44a……
前側縁、29b,44b……後側縁、45……隙間。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略山形状の前シュラウドと平板状の後シュ
    ラウド間に、複数のブレードを有し、そのブレードの前
    シュラウド側の側縁を後シュラウド側の側縁より回転方
    向に傾斜させるとともに、一部のブレードは前記後シュ
    ラウド側の側縁と後シュラウドとの間に隙間を有するイ
    ンペラを備えた電動送風機。
JP1153327A 1989-06-15 1989-06-15 電動送風機 Expired - Lifetime JP2646753B2 (ja)

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CN101865145B (zh) * 2009-04-20 2012-09-19 日立空调·家用电器株式会社 电动鼓风机、搭载电动鼓风机的电动吸尘器及其制造方法
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