JP6070901B2 - 回路モジュール - Google Patents

回路モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP6070901B2
JP6070901B2 JP2016520958A JP2016520958A JP6070901B2 JP 6070901 B2 JP6070901 B2 JP 6070901B2 JP 2016520958 A JP2016520958 A JP 2016520958A JP 2016520958 A JP2016520958 A JP 2016520958A JP 6070901 B2 JP6070901 B2 JP 6070901B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
circuit module
pin terminals
conductors
specific surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016520958A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015178061A1 (ja
Inventor
喜人 大坪
喜人 大坪
純一 南條
純一 南條
窪田 憲二
憲二 窪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6070901B2 publication Critical patent/JP6070901B2/ja
Publication of JPWO2015178061A1 publication Critical patent/JPWO2015178061A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

この発明は、回路モジュールに関し、特に、コイルが埋め込まれた磁性体の実装面に電子部品を実装してなる、回路モジュールに関する。
磁性体層を含む磁性体基板の表面に電子部品を実装する場合、実装された電子部品の端子と磁性体基板の外部端子とを接続する配線が磁性体基板の内部を通ると、寄生インダクタンスが大きくなり、回路モジュールの特性が所望の特定からずれることがある。このため、磁性体基板の端部に配線が設けられることがある。しかし、磁性体基板では、電極が外部に露出すると、絶縁抵抗の劣化などの現象が生じて信頼性の確保が困難になる。
これを踏まえて、特許文献1では、ビア電極の少なくとも一部が基材層の内部に配置され、ビア電極の周囲において、基材層と接する部分の少なくとも一部が基材層の透磁率よりも低い低透磁率層で覆われる。
また、特許文献2では、電子部品(半導体チップ)を底面側(磁性体基板の外部接続用の端子側)に配置し、外部接続用の金属端子が底面側に配置される。すなわち、電子部品(実装部品)の実装面に近い側を底面側とし、その面を金属端子により外部接続している。
国際公開第2011/058945号 特開2000−331835号公報(図7等)
特許文献1においてビア電極の周囲を低透磁率層で覆うようにしたのは、ビア電極が磁性体層を通る際に生じる渦電流損などの特性劣化を抑制するためである。ただし、このような構造は、製造コストを増大させる。また、ビア電極がコイルの外側を通るため、基板面積に対してコイル面積を大きく取れない。
特許文献2では、電子部品(実装部品)の実装面に近い側を底面側(基板の外部端子側)とすることで、電子部品(実装部品)の端子と磁性体基板の外部端子とを接続する配線を相対的に短くすることができる。したがって、寄生インダクタンスが大きくなることを抑制し得る。しかし、内蔵されるコイル電極の性能を高めるべくコイル導体の厚みまたはコイル巻数を増大させると、磁性体基板の表面にうねりが生じ、平坦度(コプラナリティ)が低下する。このような磁性体基板上に外部接続用の金属端子(ピン端子)を真っ直ぐに(金属端子が倒れないように或いは傾かないように)配置することは困難である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、実装面(磁性体基板の外部端子側)から突出するピン端子の傾きを抑えることができる、回路モジュールを提供することである。
この発明に従う回路モジュールは、コイルをなす複数のコイル導体がそれぞれ形成された複数の磁性層を含んで積層・圧着してなり、積層方向を向く特定面を有する積層体と、コイルと接続されかつ特定面に実装された電子部品と、各々がコイルおよび電子部品の少なくとも一方と接続され、外部基板への実装のために特定面から突出する複数のピン端子と、を備える回路モジュールであって、特定面には複数のコイル導体の厚みに起因する凸部が現れ、複数のピン端子の各々は凸部の幅以下の直径を有して凸部の輪郭に収まる位置に設けられる。
好ましくは、ピン端子と電子部品とを電気的に接続するための配線導体を有し、配線導体は、複数のコイル導体よりも特定面側に近い位置に配置されることを特徴とする。
さらに好ましくは、積層体は非磁性層を含み、配線導体は非磁性層に形成される。
好ましくは、複数のコイル導体は積層方向から眺めて互いに重なるように設けられ、凸部は複数のコイル導体の重複を反映する。
好ましくは、コイルは積層方向に延びる巻回軸を有する。
さらに好ましくは、コイルは特定の磁性層において多重に巻かれ、複数のコイル導体の少なくとも2つは積層方向から眺めて多重環を描く。
或る局面では、複数のピン端子の各々は多重環をなす複数の環を跨ぐ位置に設けられる。
他の局面では、複数のピン端子の各々は多重環をなす複数の環のいずれか1つの輪郭に収まる位置に設けられる。
好ましくは、積層体は焼成によって作製され、複数のコイル導体の幅方向において複数のコイル導体の各々と接する位置には積層体の焼成時の温度によって消失する空隙形成材に基づく空隙が形成され、複数のピン端子の各々は積層方向から眺めて空隙と重なる位置に設けられる。
好ましくは、積層体を特定面側に設けられる樹脂層がさらに備えられ、電子部品および複数のピン端子は樹脂層に埋め込まれる。
積層体は、コイルをなす複数のコイル導体がそれぞれ形成された複数の磁性層を積層方向に積層・圧着してなる。したがって、積層方向を向く積層体の特定面には、複数のコイル導体の厚みに起因する凸部が現れる。ピン端子は、このような凸部の幅以下の直径を有し、凸部の輪郭に収まる位置で実装面から突出する。この結果、実装面から突出するピン端子の傾きを抑えることができる。なお、ピン端子の傾きの抑制は、ピン端子の実装不良(接合不良)の抑制に繋がり、また隣接するピン端子の間隔の短縮化に寄与する。
また、ピン端子は外部基板への実装のために特定面から突出するため、特定面は外部基板に近い側の面となる。電子部品はこのような特定面に実装される。これによって、積層体内部においてコイル近傍を積層方向に延びる配線が不要となり、コイルの形成領域を大きく確保することが可能となる(コイルのインダクタンス値を高めることができる)。さらに、電子部品の端子とピン端子とを接続する配線導体が相対的に短縮され、寄生インダクタンスの発生によるモジュール特性のずれを抑制することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この実施例の回路モジュールを示す斜視図である。 図1に示す回路モジュールを分解した状態を示す図解図である。 (A)は図1に示す回路モジュールをなす樹脂層BS0の一例を示す平面図であり、(B)は図1に示す回路モジュールをなすセラミックシートSH1の一例を示す平面図であり、(C)は図1に示す回路モジュールをなすセラミックシートSH2の一例を示す平面図であり、(D)は図1に示す回路モジュールをなすセラミックシートSH3の一例を示す平面図である。 (A)は図1に示す回路モジュールをなすセラミックシートSH4の一例を示す平面図であり、(B)は図1に示す回路モジュールをなすセラミックシートSH5の一例を示す平面図であり、(C)は図1に示す回路モジュールをなすセラミックシートSH6の一例を示す平面図であり、(D)は図1に示す回路モジュールをなすセラミックシートSH7の一例を示す平面図である。 図1に示す回路モジュールの或る断面を示す断面図である。 図1に示す回路モジュールにおけるコイル導体とピン端子との位置関係を示す図解図である。 他の実施例の回路モジュールを分解した状態を示す図解図である。 図7に示す回路モジュールの或る断面を示す断面図である。 図7に示す回路モジュールにおけるコイル導体とピン端子との位置関係を示す図解図である。 その他の実施例の回路モジュールにおけるコイル導体とピン端子との位置関係を示す図解図である。 さらにその他の実施例の回路モジュールの或る断面を示す断面図である。 図11に示す回路モジュールにおけるコイル導体とピン端子との位置関係を示す図解図である。 他の実施例の回路モジュールにおけるコイル導体とピン端子との位置関係を示す図解図である。 その他の実施例の回路モジュールの或る断面を示す断面図である。 図14に示す回路モジュールにおけるコイル導体とピン端子との位置関係を示す図解図である。 さらにその他の実施例の回路モジュールの或る断面を示す断面図である。 他の実施例の回路モジュールの或る断面を示す断面図である。 その他の実施例の回路モジュールにおけるコイル導体とピン端子との位置関係を示す図解図である。
図1を参照して、この実施例の回路モジュール10は、主面が長方形をなす樹脂層BS0を含む。樹脂層BS0の上には、セラミックシートSH1〜SH7がこの順で積層される。セラミックシートSH1〜SH7の各々の主面のサイズは樹脂層BS0の主面のサイズと一致し、セラミックシートSH1〜SH7は各々の四隅が樹脂層BS0の四隅と合わせられた状態で積層される。積層されたセラミックシートSH1〜SH7は積層体LB1をなし、積層体LB1の側面は樹脂層BS0の側面に対して面一となる。
セラミックシートSH1およびSH7の各々は非磁性体を含み、セラミックシートSH2〜SH6の各々は磁性体を含む。したがって、セラミックシートSH1およびSH7の各々は非磁性層(または低透磁率層)をなす一方、セラミックシートSH2〜SH6の各々は磁性層をなす。また、積層体LB1は、セラミックシートSH1〜SH7を積層・圧着し、これによって作製された生ブロックを焼成することで完成する。
この実施例では、樹脂層BS0の或る側面に直交する方向にX軸(水平軸)を割り当て、樹脂層BS0の隣接する他の側面に直交する方向にY軸(水平軸)を割り当て、そして樹脂層BS0の主面に直交する方向にZ軸(垂直軸)を割り当てる。また、Z軸方向の正側を向く面を“上面”とし、Z軸方向の負側を向く面を“下面”とする。
図2および図3(A)を参照して、樹脂層BS0の上面には、下面にまで達するようにZ軸に沿って延びる柱状のピン端子PN0,PN0,…が設けられる。ピン端子PN0,PN0,…の一部はX軸方向の両端よりもやや内側の位置をY軸に沿って並び、ピン端子PN0,PN0,…の他の一部はY軸方向の両端よりもやや内側の位置をX軸に沿って並ぶ。回路モジュール10は、このようなピン端子PN0,PN0,…によって外部基板(図示せず)に実装される。
樹脂層BS0にはまた、コンデンサ12およびICチップ14が上面側を実装面とする姿勢で埋め込まれる。埋め込み位置はZ軸方向から眺めて樹脂層BS0のほぼ中央であり、埋め込まれたコンデンサ12およびICチップ14はピン端子PN0,PN0,…によって囲まれる。ただし、埋め込み位置は一例であり、樹脂層BS0のほぼ中央に限定されない。コンデンサ12に設けられた2つの端子電極は樹脂層BS0の上面に露出し、ICチップ14に設けられた2つの端子電極もまた樹脂層BS0の上面に露出する。
このような樹脂層BS0を設ける方法について以下に説明する。
まず、ピン端子PN0,PN0,…を直立させた状態でシート状の支持体(図示せず)に支持されてなる端子集合体が準備される。
そして、端子集合体と、コンデンサ12およびICチップ14などの電子部品とが、積層体LB1の一方主面(特定面)の所定位置にはんだリフローや超音波振動接合などの一般的な表面実装技術により実装される。
積層体LB1の一方主面に実装された端子集合体の支持体がピン端子PN0,PN0,…から除去される。この実施例では、ピン端子PN0,PN0,…は、その一端が接着または粘着により支持体に支持されており、熱などにより支持体の接着力または粘着力を低下させることにより、支持体がピン端子PN0,PN0,…から除去される。
続いて、積層体LB1の一方主面に樹脂が充填されることにより、積層体LB1の一方主面に実装された電子部品および端子集合体が樹脂層BS0により封止される(封止工程)。
樹脂層BS0は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シアネート樹脂などの熱硬化性の樹脂に、酸化アルミニウムやシリカ(二酸化ケイ素)、二酸化チタンなどの無機フィラーが混合されて形成された複合樹脂により形成することができる。
例えば、PETフィルム上に複合樹脂を成型して半硬化させた樹脂シートを用いて樹脂層BS0を形成する場合には、所望の厚みを有するスペーサ(型)が周囲に配置された状態の積層体LB1に樹脂シートを被せ、樹脂の厚みがスペーサの厚みになるように樹脂シートを加熱プレスした後、積層体LB1をオーブンにより加熱して樹脂を硬化させることにより、所望の厚みを有する樹脂層BS0を形成することができる。なお、樹脂層BS0は、液状の樹脂を用いたポッティング技術やトランスファーモールド技術、コンプレッションモールド技術など、樹脂層を形成する一般的な成型技術を用いて形成すればよい。
次に、ローラブレード等により樹脂層BS0の表面が研削されたり研磨されることにより、不要な樹脂が除去されて、樹脂層BS0の表面が平坦化される。この工程により、後述の実施例のようにピン端子PN0,PN0,…の一端が露出されてもよい。これにより、樹脂層BS0の表面に露出するピン端子PN0,PN0,…の一方端部により外部接続用の端子(ランド)が形成された回路モジュール10が完成する。
なお、ピン端子PN0,PN0,…の高さにばらつきが生じている場合には、樹脂層BS0と一緒にピン端子PN0,PN0,…の一端を削ることにより、ピン端子PN0,PN0,…の積層体LB1からの高さを揃えることができる。また、樹脂層BS0の表面に露出したピン端子PN0,PN0,…の一方端部に例えばNi/Auめっきを施してもよい。
その他、国際公開第2013/035714号等に記載の公知の方法に基いて、ピン端子PN0,PN0,…および電子部品を封止してなる樹脂層BS0を形成することができる。
図2および図3(B)を参照して、セラミックシートSH1の上面には、下面にまで達するビアホール導体VH1a〜VH1fと線状の配線導体CL1a〜CL1cとが形成される。セラミックシートSH1を樹脂層BS0に積層したとき、ビアホール導体VH1aおよびVH1fはピン端子PN0,PN0,…のうちの2つとそれぞれ重なり、ビアホール導体VH1bおよびVH1cはコンデンサ12に設けられた2つの端子電極とそれぞれ重なり、ビアホール導体VH1dおよびVH1eはICチップ14に設けられた2つの端子電極とそれぞれ重なる。
配線導体CL1aはビアホール導体VH1aおよびVH1bを互いに接続し、配線導体CL1bはビアホール導体VH1cおよびVH1dを互いに接続する。また、配線導体CL1cは、ビアホール導体VH1eおよびVH1fを互いに接続し、さらにセラミックシートSH1の上面中央付近にまで延長される。このように、セラミックシートSH1は、コイル導体CP2〜CP6よりも樹脂層BS0側に配置され、かつ、電子部品(コンデンサ12およびICチップ14)とピン端子PN0とを電気的に接続するための配線導体CL1a,CL1cを有する。
図2および図3(C)を参照して、セラミックシートSH2の上面には、下面にまで達するビアホール導体VH2aおよびVH2bとループ状のコイル導体CP2とが形成される。セラミックシートSH2をセラミックシートSH1に積層したとき、ビアホール導体VH2aはビアホール導体VH1aと重なり、ビアホール導体VH2bは配線導体CL1cの一方端と重なる。コイル導体CP2をなすループは、ビアホール導体VH2aの形成位置を始端としかつX軸方向における正側端部よりもやや内側でかつY軸方向における負側端部よりもやや内側の位置を終端として、セラミックシートSH2の上面を反時計回り方向に延在する。
なお、ここではコイル導体CP2の一方端および他方端を“始端”および“終端”と呼び、それゆえにコイル導体CP2の延在方向を“反時計回り方向”と呼んでいる。しかし、これは説明の便宜上のものであり、電流の流れる方向は、始端から終端(つまり反時計回り方向)に限らず、終端から始端(つまり時計回り方向)もあり得る(以下、同じ)。
図2および図3(D)を参照して、セラミックシートSH3の上面には、下面にまで達するビアホール導体VH3aおよびVH3bとループ状のコイル導体CP3とが形成される。セラミックシートSH3をセラミックシートSH2に積層したとき、ビアホール導体VH3aはコイル導体CP2の終端と重なり、ビアホール導体VH3bはビアホール導体VH2bと重なる。コイル導体CP3をなすループは、ビアホール導体VH3aの形成位置を始端としかつこの位置よりもX軸方向の負側にややずれた位置を終端として、セラミックシートSH3の上面を反時計回り方向に延在する。
図2および図4(A)を参照して、セラミックシートSH4の上面には、下面にまで達するビアホール導体VH4aおよびVH4bとループ状のコイル導体CP4とが形成される。セラミックシートSH4をセラミックシートSH3に積層したとき、ビアホール導体VH4aはコイル導体CP3の終端と重なり、ビアホール導体VH4bはビアホール導体VH3bと重なる。コイル導体CP4をなすループは、ビアホール導体VH4aの形成位置を始端としかつこの位置よりもX軸方向の負側にややずれた位置を終端として、セラミックシートSH4の上面を反時計回り方向に延在する。
図2および図4(B)を参照して、セラミックシートSH5の上面には、下面にまで達するビアホール導体VH5aおよびVH5bとループ状のコイル導体CP5とが形成される。セラミックシートSH5をセラミックシートSH4に積層したとき、ビアホール導体VH5aはコイル導体CP4の終端と重なり、ビアホール導体VH5bはビアホール導体VH4bと重なる。コイル導体CP5をなすループは、ビアホール導体VH5aの形成位置を始端としかつX軸方向の負側端部よりもやや内側でかつY軸方向の負側端部よりもやや内側の位置を終端として、セラミックシートSH5の上面を反時計回り方向に延在する。
図2および図4(C)を参照して、セラミックシートSH6の上面には、下面にまで達するビアホール導体VH6aおよびVH6bとループ状のコイル導体CP6とが形成される。セラミックシートSH6をセラミックシートSH5に積層したとき、ビアホール導体VH6aはコイル導体CP5の終端と重なり、ビアホール導体VH6bはビアホール導体VH5bと重なる。コイル導体CP6をなすループは、ビアホール導体VH6aの形成位置を始端としかつビアホール導体6bの形成位置を終端として、セラミックシートSH6の上面を反時計回り方向に延在する。なお、セラミックシートSH7については、図2および図4(D)に示すようにコイル導体および配線導体のいずれも形成されることはない。
セラミックシートSH1およびSH6は非磁性(比透磁率:1)のフェライトを材料とし、熱膨張係数は“8.5”〜“9.0”の範囲の値を示す。また、セラミックシートSH2〜SH6は磁性(比透磁率:100〜120)のフェライトを材料とし、熱膨張係数は“9.0”〜“10.0”の範囲の値を示す。さらに、コイル導体CP2〜CP6,ビアホール導体VH2a〜VH2b,VH3a〜VH3b,VH4a〜VH4b,VH5a〜VH5b,VH6a〜VH6bは、銀を材料とし、熱膨張係数は“20”を示す。
樹脂層BS0およびセラミックシートSH1〜SH7が上述のように構成されることから、回路モジュール10の或る断面は図5に示す構造を有する。
樹脂層BS0に上面を電子部品の実装面とする姿勢で埋め込まれたコンデンサ12およびICチップ14は、積層体LB1の下面に露出したビアホール導体VH1b〜VH1eと接続される。このため、積層体LB1の下面は、コンデンサ12およびICチップ14が実装される実装面(特定面)とされる。
また、コイル導体CP2〜CP6,ビアホール導体VH2a〜VH2b,VH3a〜VH3b,VH4a〜VH4b,VH5a〜VH5b,VH6a〜VH6bは、螺旋状に接続される。これによって、巻回軸がZ軸に沿って延びるコイルCIL1が積層体LB1に埋め込まれる。コイルCIL1の内側および外側には磁性体が存在するため、コイルCIL1はインダクタとして機能する。コイルCIL1の両端は、樹脂層BS0に埋め込まれたピン端子PN0,PN0,…のうちの2つを介して樹脂層BS0の下面に通じる。残りのピン端子PN0,PN0,…は、コイルCIL1および配線導体CL1a〜CL1cのいずれからも電気的に独立し、回路モジュール10が外部基板と固着する強度を高めるために存在する。すなわち、これらのピン端子PN0,PN0,…はダミー端子としてのピン端子である。
さらに、コイル導体CP2〜CP6はZ軸方向から眺めて互いに重複し、特にコイル導体CP2〜CP5はZ軸方向から眺めて矩形環を描く。このため、積層体LB1の上面および下面には、コイル導体CP2〜CP6の厚みに起因する凸部CN1aおよびCN1bがそれぞれ現れる。Z軸方向から眺めたとき、凸部CN1aおよびCN1bは、コイル導体CP2〜CP6の重複を反映して矩形環を描く。また、この矩形環の幅はコイル導体CP2〜CP6の各々の幅とほぼ一致する。図6に示すように、ピン端子PN0,PN0,…の各々は、矩形環の幅以下の直径を有し、かつZ軸方向から眺めて矩形環の輪郭に収まる位置に設けられる。
なお、この回路モジュール10の構造は、次のような特徴をさらに有する。つまり、積層体LB1の上面には電極露出部が存在しない(マーキングパターンの印刷をする場合はあるが、水分浸入等の原因となる回路の一部として機能する電極/ビア部の露出が無い)。また、積層体LB1の上面側の非磁性層をなすセラミックシートSH7には、部品配線のための配線部が存在しない。さらに積層体LB1の側面には実装される電子部品と外部基板に接続するための端子とを接続する配線(部品配線)のためのスルー電極部が存在しない。
さらに、コイルCIL1の周囲に部品配線が存在せず、コイルCIL1が積層体LB1の内部で積層体LB1の端面付近を沿うように周回している(従来は、コイル周りに部品配線のためのスペース確保が必要となっており、場合によってはコイル導体の形成スペースに制約が生じていた)。また、コンデンサ12,ICチップ14およびピン端子PN0が積層体LB1の下面に実装され、かつ樹脂層BS0が施されている。
以上の説明から分かるように、積層体LB1は、コイルCIL1をなす複数のコイル導体CP2〜CP6がそれぞれ形成されたセラミックシートSH2〜SH6と、これを挟むセラミックシートSH1およびSH7とをZ軸方向に積層・圧着してなる。積層体LB1の下面(=特定面)には、コンデンサ12およびICチップ14が実装される。実装されたコンデンサ12およびICチップ14は、配線導体CL1a〜CL1cを介してコイルCIL1と接続される。実装面にはまた、コイルCIL1,コンデンサ12またはICチップ14と接続され、回路モジュール10を外部基板に実装するために下方に突出するピン端子PN0,PN0,…が設けられる。
実装面にはコイル導体CP2〜CP6の厚みに起因する凸部CN1bが現れるところ、ピン端子PN0,PN0,…の各々は凸部CN1bの幅以下の直径を有して凸部CN1bの輪郭に収まる位置に設けられる。この結果、凸部CN1bをまたがってピン端子PN0,PN0,…が配置された場合に生じ得る傾きが生じず、実装面から突出するピン端子PN0,PN0,…の傾きを抑えることができる。
なお、ピン端子PN0の傾きの抑制は、ピン端子PN0の実装不良(接合不良)の抑制に繋がり、また隣接するピン端子PN0の間隔の短縮化に寄与する。換言すれば、ピン端子PN0間の意図しない接近やショートが抑えられる。
また、ピン端子PN0,PN0,…は外部基板への実装のために積層体LB1の下面から突出するため、下面は外部基板に近い側の面となる。コンデンサ12およびICチップ14は、このような面に実装される。これによって、積層体LB1の内部においてコイルCIL1の近傍を積層方向に延びる配線が不要となり、コイルCIL1の形成領域を大きく確保することが可能となる(コイルCIL1のインダクタンス値を高めることができる)。さらに、コンデンサ12,ICチップ14の端子とピン端子PN0,PN0,…とを接続する配線導体CL1a〜CL1cが相対的に短縮され、寄生インダクタンスの発生によるモジュール特性のずれを抑制することができる。
図7を参照して、他の実施例の回路モジュール10aは、配線導体CL11a〜CL11cがセラミックシートSH1の上面に形成され、コイルCIL11をなすコイル導体CP12〜CP16がセラミックシートSH2〜SH6の上面に形成される点を除き、図1に示す回路モジュール10と同様に構成される。したがって、以下では、同様の構成に関する重複した説明はできる限り省略する。
セラミックシートSH1において、配線導体CL11aおよびCL11bのパターンは配線導体CL1aおよびCL1bのパターンと一致する。ただし、配線導体CL11cは配線導体CL1cと相違し、配線導体CL11cの一方端は、Y軸方向の正側端部よりもやや内側でかつX軸方向の中央よりもやや正側の位置に延びる。
セラミックシートSH2〜SH3において、コイル導体CP12は外側コイル導体CP12aおよび内側コイル導体CP12bによって構成され、コイル導体CP13は外側コイル導体CP13aおよび内側コイル導体CP13bによって構成される。また、セラミックシートSH4〜SH5において、コイル導体CP14は外側コイル導体CP14aおよび内側コイル導体CP14bによって構成され、コイル導体CP15は外側コイル導体CP15aおよび内側コイル導体CP15bによって構成される。なお、コイル導体CP16は、セラミックシートSH6の上面に沿って連続して二重(多重)に巻かれる。
配線導体CL11aの一方端は図示しないビアホール導体によって外側コイル導体CP12aの始端と接続され、外側コイル導体12aの終端は図示しないビアホール導体によって外側コイル導体CP13aの始端と接続される。外側コイル導体13aの終端は図示しないビアホール導体によって外側コイル導体CP14aの始端と接続され、外側コイル導体14aの終端は図示しないビアホール導体によって外側コイル導体CP15aの始端と接続される。外側コイル導体15aの終端は、図示しないビアホール導体によってコイル導体CP16の始端と接続される。
コイル導体CP16の終端は図示しないビアホール導体によって内側コイル導体CP15bの始端と接続され、内側コイル導体15bの終端は図示しないビアホール導体によって内側コイル導体CP14bの始端と接続される。内側コイル導体14bの終端は図示しないビアホール導体によって内側コイル導体CP13bの始端と接続され、内側コイル導体13bの終端は図示しないビアホール導体によって内側コイル導体CP12bの始端と接続される。内側コイル導体CP12bの終端は、図示しないビアホール導体によって配線導体CL11cの一方端と接続される。
コイル導体CP12〜CP16がこうして接続されることで、コイルCIL11は、水平方向に二重に巻かれ、垂直方向に五重に巻かれる。回路モジュール10aの或る断面は、図8に示す構造を有する。なお、水平方向におけるコイルCIL11の巻き数は三重以上であってもよい。
外側コイル導体CP12a〜CP15a,CP16はZ軸方向から眺めて互いに重複し、内側コイル導体CP12b〜CP15b,CP16もまたZ軸方向から眺めて互いに重複する。Z軸方向から眺めて、外側コイル導体CP12a〜CP15aは二重の矩形環(多重環)をなす外側環を描き、内側コイル導体CP12b〜CP15bは二重の矩形環をなす内側環を描く。積層体LB1の上面および下面には、外側コイル導体CP12a〜CP15aおよび内側コイル導体CP12b〜CP15bの厚みに起因する凸部CN11aおよびCN11bがそれぞれ現れる。
ただし、外側コイル導体CP12a〜CP15aと内側コイル導体CP12b〜CP15bとの間の水平方向における間隙は小さいため、凸部CN11aおよびCN11bの各々は、Z軸方向から眺めて一重の矩形環を描く。あるいは、凸部CN11aおよびCN11bは、外側コイル導体CP12a〜CP15aと内側コイル導体CP12b〜CP15bとの間の水平方向における間隙において凸部の突出程度がわずかに小さいが、Z軸方向から眺めて実質的に一重の矩形環といえる形状を描く。この矩形環の幅は、上述した二重の矩形環の最外周縁から最内周縁までの距離とほぼ一致する。このような一重の矩形環または、実質的に一重の矩形環といえる形状を得るためには、外側コイル導体CP12a〜CP15aと内側コイル導体CP12b〜CP15bとの間隔を30〜150μmとすることが好ましい。
図9に示すように、ピン端子PN0,PN0,…の各々は、凸部CN11aまたはCN11bが描く一重の矩形環の幅以下の直径を有し、かつZ軸方向から眺めて一重の矩形環の輪郭に収まる位置(より厳密には、外側コイル導体CP12a〜CP15aと内側コイル導体CP12b〜CP15bとの間隙を跨ぐ位置)に設けられる。この実施例においても、実装面から突出するピン端子PN0,PN0,…の傾きを抑えることができる。
なお、この実施例では、ピン端子PN0の直径は、外側コイル導体CP12a〜CP15aおよび内側コイル導体CP12b〜CP15bの各々の幅を上回る。しかし、図10に示すように、外側コイル導体CP12a〜CP15aが描く外側環に沿って小径のピン端子PN0a,PN0a,…を設け、内側コイル導体CP12b〜CP15bが描く内側環に沿って小径のピン端子PN0b,PN0b,…を設けるようにしてもよい。
図10によれば、ピン端子PN0a,PN0a,…の各々の直径は外側環の幅以下に抑えられ、ピン端子PN0b,PN0b,…の各々の直径は内側環の幅以下に抑えられる。また、ピン端子PN0a,PN0a,…は外側環の輪郭に収まる位置に設けられ、ピン端子PN0b,PN0b,…は内側環の輪郭に収まる位置に設けられる。この場合、ピン端子PN0a,PN0a,…は全て主として回路モジュール10aと外部基板との固着強度を高めるために存在し、ピン端子PN0b,PN0b,…はその2つは外部基板との接続用に用いられ、残りは回路モジュール10aと外部基板との固着強度を高めるために存在する。
また、図1に示す実施例では、コイル導体CP2〜CP6の表面は磁性体または非磁性体によって覆われる。しかし、図11および図12に示す回路モジュール10bのように、コイル導体CP2〜CP6の側面に空隙BK2〜BK6を形成するようにしてもよい。これによって、コイル導体CP2〜CP6とセラミックシートSH1〜SH7との間の熱膨張係数の相違に起因する応力歪みによって積層体BL1にクラックが生じる現象を抑制することができる。なお、空隙BK2〜BK6は、焼成時の温度で焼失する空隙形成材をセラミックシートSH2〜SH6の所定位置に印刷した上でセラミックシートSH1〜SH7を積層・圧着し、これによって作製された生ブロックを焼成することで形成される。空隙形成材としては例えばカーボンペーストが用いられる。したがって、凸部CN21aおよびCN21bは、コイル導体CP2〜CP6の厚みおよび空隙形成材の厚みに起因して、積層体LB1の上面および下面に出現する。
また、図12によれば、ピン端子PN0,PN0,…は、Z軸方向から眺めて、コイル導体CP2〜CP5が描く矩形環の中心線上に設けられる。しかし、上述のように、凸部CN21aおよびCN21bは、コイル導体CP2〜CP6の厚みおよびカーボンペーストの厚みに起因して出現する。したがって、ピン端子PN0,PN0,…は、凸部CN21aまたはCN21bが描く矩形環の輪郭に収まる限り、Z軸方向から眺めて、空隙BK2〜BK5と部分的に重複する位置に設けるようにしてもよい。この場合、ピン端子PN0,PN0,…は、図13に示すように、矩形環の中心線よりも外側および内側に交互に設けるようにしてもよい。
また、図8に示す実施例でも、コイル導体CP12〜CP16の表面は磁性体または非磁性体によって覆われる。しかし、図14〜図15に示す回路モジュール10cのように、コイル導体CP12〜CP16の側面に空隙BK12〜BK16を形成するようにしてもよい。凸部CN31aおよびCN31bは、コイル導体CP12〜CP16の厚みおよび空隙形成材の厚みに起因して、積層体LB1の上面および下面に出現する。なお、図14〜図15によれば、小径のピン端子PN10,PN10,…が樹脂層BS0に埋め込まれる。埋め込み位置は、凸部CN31aまたはCN31bが描く矩形環の中心線よりも外側または内側に設けられる。
なお、上述のいずれの実施例においても、樹脂層BS0の厚みは、コンデンサ12およびICチップ14の高さを上回る。しかし、図16に示すように、樹脂層BS0の厚みは、コンデンサ12およびICチップ14の高さに合わせてもよい。
また、上述のいずれの実施例においても、コイルCIL1またはCIL11は、セラミックシートSH1の上面に形成された配線導体CL1a〜CL1cまたはCL11a〜CL11cとセラミックシートSH1を貫通するビアホール導体VH1a〜VH1fとを介してコンデンサ12およびICチップ14と接続される。
しかし、配線導体はセラミックシートSH1の下面に形成するようにしてもよい。これによって、ビアホール導体の数を抑制することができる。この場合、図5に示す回路モジュール10の構成は、図17に示すように変更される。
さらに、上述のいずれの実施例においても、ピン端子はコイル導体の厚みに起因する凸部と重なる位置に設けられる。しかし、ピン端子は、図18に示すように、凸部から離れた位置に設けるようにしてもよい。
10,10a,10b,10c …回路モジュール
12 …コンデンサ(電子部品)
14 …ICチップ(電子部品)
SH1,SH7 …セラミックシート(非磁性層)
SH2〜SH6 …セラミックシート(磁性層)
LB1 …積層体
CIL1,CIL11 …コイル
CP2〜CP6,CP12〜CP16 …コイル導体
PN0,PN0a, PN0b, PN10 …ピン端子
CN1a,CN1b,CN21a, CN21b,CN31a,CN31b …凸部
BK2〜BK6,BK12〜BK16 …空隙

Claims (7)

  1. コイルをなす複数のコイル導体がそれぞれ形成された複数の磁性層を含んで積層・圧着してなり、積層方向を向く特定面を有する積層体と、
    前記コイルと接続されかつ前記特定面に実装された電子部品と、
    各々が前記コイルおよび前記電子部品の少なくとも一方と接続され、外部基板への実装のために前記特定面から突出する複数のピン端子と、
    を備える回路モジュールであって、
    前記特定面には前記複数のコイル導体の厚みに起因する凸部が現れ、
    前記複数のピン端子の各々は前記凸部の幅以下の直径を有して前記凸部の輪郭に収まる位置に設けられると共に、
    前記コイルは前記積層方向に延びる巻回軸を有し、
    前記コイルは特定の磁性層において多重に巻かれ、
    前記複数のコイル導体の少なくとも2つは前記積層方向から眺めて多重環を描くと共に、
    前記複数のピン端子の各々は前記多重環をなす複数の環を跨ぐ位置に設けられる、回路モジュール。
  2. コイルをなす複数のコイル導体がそれぞれ形成された複数の磁性層を含んで積層・圧着してなり、積層方向を向く特定面を有する積層体と、
    前記コイルと接続されかつ前記特定面に実装された電子部品と、
    各々が前記コイルおよび前記電子部品の少なくとも一方と接続され、外部基板への実装のために前記特定面から突出する複数のピン端子と、
    を備える回路モジュールであって、
    前記特定面には前記複数のコイル導体の厚みに起因する凸部が現れ、
    前記複数のピン端子の各々は前記凸部の幅以下の直径を有して前記凸部の輪郭に収まる位置に設けられると共に、
    前記コイルは前記積層方向に延びる巻回軸を有し、
    前記コイルは特定の磁性層において多重に巻かれ、
    前記複数のコイル導体の少なくとも2つは前記積層方向から眺めて多重環を描くと共に、
    前記複数のピン端子の各々は前記多重環をなす複数の環のいずれか1つの輪郭に収まる位置に設けられる、回路モジュール。
  3. 前記ピン端子と前記電子部品とを電気的に接続するための配線導体を有し、前記配線導体は、前記複数のコイル導体よりも前記特定面側に近い位置に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の回路モジュール。
  4. 前記積層体は非磁性層を含み、
    前記配線導体は前記非磁性層に形成される、請求項記載の回路モジュール。
  5. 前記複数のコイル導体は前記積層方向から眺めて互いに重なるように設けられ、
    前記凸部は前記複数のコイル導体の重複を反映する、請求項1ないしのいずれかに記載の回路モジュール。
  6. 前記積層体は焼成によって作製され、
    前記複数のコイル導体の幅方向において前記複数のコイル導体の各々と接する位置には前記積層体の前記焼成時の温度によって消失する空隙形成材に基づく空隙が形成され、
    前記複数のピン端子の各々は前記積層方向から眺めて前記空隙と重なる位置に設けられる、請求項1ないしのいずれかに記載の回路モジュール。
  7. 前記積層体を前記特定面側に設けられる樹脂層をさらに備え、
    前記電子部品および前記複数のピン端子は前記樹脂層に埋め込まれる、請求項1ないしのいずれかに記載の回路モジュール。
JP2016520958A 2014-05-21 2015-02-27 回路モジュール Active JP6070901B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014105443 2014-05-21
JP2014105443 2014-05-21
PCT/JP2015/055831 WO2015178061A1 (ja) 2014-05-21 2015-02-27 回路モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6070901B2 true JP6070901B2 (ja) 2017-02-01
JPWO2015178061A1 JPWO2015178061A1 (ja) 2017-04-20

Family

ID=54553739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016520958A Active JP6070901B2 (ja) 2014-05-21 2015-02-27 回路モジュール

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6070901B2 (ja)
CN (1) CN106463235B (ja)
WO (1) WO2015178061A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017179612A1 (ja) * 2016-04-13 2017-10-19 株式会社村田製作所 インダクタモジュール
JP2018060904A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 株式会社村田製作所 コイル内蔵基板およびモジュール
WO2018092550A1 (ja) * 2016-11-21 2018-05-24 株式会社村田製作所 樹脂パッケージ基板
TWI629854B (zh) * 2017-06-03 2018-07-11 建準電機工業股份有限公司 Stator for motor

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63136381U (ja) * 1987-02-27 1988-09-07
JPH0465807A (ja) * 1990-07-06 1992-03-02 Tdk Corp 積層型インダクタおよび積層型インダクタの製造方法
JP2007027586A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Fdk Corp 積層インダクタ
JP2010165964A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Murata Mfg Co Ltd 積層コイル部品およびその製造方法
WO2012023332A1 (ja) * 2010-08-18 2012-02-23 株式会社 村田製作所 電子部品及びその製造方法
JP2012109518A (ja) * 2010-10-26 2012-06-07 Kyocera Corp インダクタ部品および電子装置
JP2012169407A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Murata Mfg Co Ltd 積層型インダクタ部品

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10321441A (ja) * 1997-03-14 1998-12-04 Murata Mfg Co Ltd 表面実装型空心コイル及びこの空心コイルを備えた電子部品並びに通信機装置
JP3666321B2 (ja) * 1999-10-21 2005-06-29 株式会社村田製作所 多層セラミック基板およびその製造方法
JP2005159222A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Tdk Corp 薄膜コモンモードフィルタ及び薄膜コモンモードフィルタアレイ
JP2006173270A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Tdk Corp チップ型電子部品
WO2012002133A1 (ja) * 2010-06-28 2012-01-05 株式会社村田製作所 積層型セラミック電子部品およびその製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63136381U (ja) * 1987-02-27 1988-09-07
JPH0465807A (ja) * 1990-07-06 1992-03-02 Tdk Corp 積層型インダクタおよび積層型インダクタの製造方法
JP2007027586A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Fdk Corp 積層インダクタ
JP2010165964A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Murata Mfg Co Ltd 積層コイル部品およびその製造方法
WO2012023332A1 (ja) * 2010-08-18 2012-02-23 株式会社 村田製作所 電子部品及びその製造方法
JP2012109518A (ja) * 2010-10-26 2012-06-07 Kyocera Corp インダクタ部品および電子装置
JP2012169407A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Murata Mfg Co Ltd 積層型インダクタ部品

Also Published As

Publication number Publication date
CN106463235B (zh) 2018-08-31
WO2015178061A1 (ja) 2015-11-26
JPWO2015178061A1 (ja) 2017-04-20
CN106463235A (zh) 2017-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102380304B1 (ko) 전자부품 내장 기판 및 그 제조방법
JP5737313B2 (ja) 電子部品及びその製造方法
JP5093210B2 (ja) コイル部品及びその製造方法
JP6213698B2 (ja) コイル内蔵多層基板およびその製造方法
WO2014088028A1 (ja) アンテナモジュール
JP4354472B2 (ja) 電子部品モジュール
JP6070901B2 (ja) 回路モジュール
TW201707022A (zh) 模組基板
JP6323213B2 (ja) コイルモジュール
JP7369546B2 (ja) コイル部品
JP5574073B2 (ja) 高周波モジュール
JP6716867B2 (ja) コイル部品およびその製造方法
JP6716866B2 (ja) コイル部品
JP2009049046A (ja) 電子部品モジュール
US20200395167A1 (en) Coil component
JP2004040001A (ja) コイル部品及び回路装置
JP6029814B2 (ja) チップインダクタ
JP6819499B2 (ja) コイル部品およびその製造方法
JP6212921B2 (ja) 積層型インダクタ素子およびその製造方法
JP6090444B2 (ja) 積層型インダクタ素子の製造方法
JP5674077B2 (ja) インダクタ素子
KR101278255B1 (ko) 평면 변압기 및 평면 변압기와 메인보드의 접합 방법
JP6132027B2 (ja) 積層型インダクタ素子の製造方法、および積層型インダクタ素子
JP6083143B2 (ja) チップインダクタ内蔵配線基板
KR101809418B1 (ko) 페라이트 코어 내장 집적회로 기판

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161003

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161003

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20161003

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20161124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6070901

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150