JP2018060904A - コイル内蔵基板およびモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 コイル導体に対する応力が緩和されるとともに、隣接するコイル導体間のマイグレーションが抑制された、上下両主面の平坦性が高いコイル内蔵基板を提供する。【解決手段】 同一の層間に設けられた第1コイル導体2と第2コイル導体3との間に、層の異なるセラミック層(たとえばセラミック層1eと1f)どうしが接触することによって形成された壁面5を間に挟んで複数の空隙4a、4bが形成され、第1コイル導体2、第2コイル導体3の長手方向に対して垂直な断面を含む積層体1の断面を見た場合に、セラミック層1a〜1nの積層方向に、第1コイル導体2または第2コイル導体3と、壁面5を間に挟んだ複数の空隙4a、4bとが、交互に配置されるようにする。【選択図】 図2

Description

本発明はコイル内蔵基板に関し、更に詳しくは、同一の層間において隣接するコイル導体間に応力を緩和するための空隙を設けているにもかかわらず、隣接するコイル導体間のマイグレーションが抑制された、上下両主面の平坦性が高いコイル内蔵基板に関する。
また、本発明は、上記本発明のコイル内蔵基板の少なくとも一方の主面に電子部品を実装したモジュールに関する。
本発明のコイル内蔵基板に対して参考となる従来のコイル内蔵基板が、特許文献1(特開2015-111734号公報)に開示されている。
図9に、特許文献1に開示されたコイル内蔵基板1000を示す。ただし、コイル内蔵基板1000は、複数のセラミック層(磁性体フェライトシート、非磁性体フェライトシート)が積層された積層体を備え、図9は、各層に形成された導体パターンを示した、いわゆる積図である。すなわち、コイル内蔵基板1000は、下から順番に(1)〜(14)のセラミック層が積層されている。
コイル内蔵基板1000は、積層体の内部に、コイル導体101a〜101gが、ビア導体102によって順番に接続されたコイルを備えている。
コイル導体101a〜101gは、1層ごとに交互に配置された、径の大きいコイル導体101a、101c、101e、101gと、径の小さいコイル導体101b、101d、101fとに分類することができる。
積層体を構成する所定のセラミック層には、上下両主面間を貫通して形成された多数の孔からなる貫通孔群(層間空洞)103a〜103fが設けられている。貫通孔群103a〜103fは、積層体の内部において、透磁率を局所的に調整するために設けられている。すなわち、貫通孔群103a〜103fを設けることにより、その部分の透磁率は局所的に低下する。
貫通孔群103aは、径の大きいコイル導体101aと101cとの間に設けられている。貫通孔群103bは、径の小さいコイル導体101bと101dとの間に設けられている。貫通孔群103cは、径の大きいコイル導体101cと101eとの間に設けられている。貫通孔群103dは、径の小さいコイル導体101dと101fとの間に設けられている。貫通孔群103eは、径の大きいコイル導体101eと101gとの間に設けられている。貫通孔群103fは、径の小さいコイル導体101fの直上に設けられている。
なお、特許文献1には詳しくは説明されていないが、貫通孔群103a〜103fは、コイル導体101a〜101gに対する応力緩和の役割も果たしている。
すなわち、セラミック層が積層された積層体の内部に、線路状のコイル導体を形成したコイル内蔵基板においては、セラミック層を形成する材料の線膨張係数とコイル導体を形成する材料の線膨張係数とが異なることによって、焼成時にセラミック層とコイル導体との間に応力が発生し、焼成後も残留した応力がコイルのインダクタンス値を低下させてしまうという問題があった。また、個々のコイル内蔵基板ごとに、セラミック層とコイル導体との間の応力の大きさにばらつきがあると、個々のコイル内蔵基板ごとに、コイルのインダクタンス値がばらついてしまうという問題があった。
貫通孔群103a〜103fは、セラミック層の内部に形成された空隙であるため、設けることによって、コイル導体101a〜101gに加わる応力を小さくする機能を備えている。すなわち、貫通孔群103a〜103fは、コイル導体101a〜101gに対する応力を緩和する役割を果たし、内蔵されたコイルのインダクタンス値の低下を抑制している。
特開2015-111734号公報
特許文献1に開示されたコイル内蔵基板1000には、次のような課題があった。
まず、コイル内蔵基板1000は、貫通孔群103a〜103fにより、コイル導体101a〜101gに対する応力が緩和されているが、応力を緩和する程度が低かった。すなわち、貫通孔群103a〜103fは、セラミック層の内部に形成された空隙ではあるが、コイル導体101a〜101gと直接には接していないため、コイル導体101a〜101gに加わる応力を十分には緩和することができなかった。したがって、内蔵されたコイルのインダクタンス値の低下を十分に抑制することができなかった。
また、コイル内蔵基板1000は、コイル導体101a〜101gが、セラミック層の1つの層間に、それぞれ1つずつ配置されたものであり、かつ、それぞれのターン数が1ターン程度であり、積層体の容積を十分に活用してコイルを形成しているとは言えなかった。たとえば、セラミック層の1つの層間に、複数のコイル導体を設けるか、あるいは、たとえ1つのコイル導体を設ける場合であっても1ターンを超えたターン数にすれば、積層体の容積を有効に活用することができる。しかしながら、コイル内蔵基板1000は、積層体の容積を十分に活用していなかった。
また、コイル内蔵基板1000は、積層体の上下両主面の平坦性が低いという問題があった。すなわち、コイル内蔵基板1000は、セラミック層の層間にコイル導体101a〜101gを設けているため、積層体の上下両主面に、コイル導体101a〜101gの厚みに起因する凹凸が発生してしまう場合があった。なお、径の大きいコイル導体101a、101c、101e、101gと重なるように貫通孔群103a、103c、103eが設けられ、径の小さいコイル導体101b、101d、101fと重なるように貫通孔群103b、103d、103fが設けられているが、これらの貫通孔群103a〜103fは、多数の孔によって構成されたものではあるが、それぞれが独立した細孔であり、しかもセラミック層の上下主面間を貫通して縦方向に形成されたものであるため、コイル導体101a〜101gの厚みをほとんど吸収することができなかった。すなわち、コイル内蔵基板1000には、貫通孔群103a〜103fでコイル導体101a〜101gの厚みに起因する凹凸をほとんど吸収することができず、積層体の上下両主面の平坦性が低いという問題があった。
そして、コイル内蔵基板1000は、上下両主面の平坦性が低いため、一方の主面上に形成したランド電極に電子部品を実装してモジュールを作製しようとした場合に、主面に凹凸があることによって電子部品を実装できない場合があった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、その手段として本発明のコイル内蔵基板(請求項1に記載されたコイル内蔵基板)は、複数のセラミック層が上下方向に積層された積層体と、セラミック層の層間に設けられた線路状のコイル導体と、セラミック層の上下両主面間を貫通して設けられたビア導体と、を備え、異なる層間に設けられたコイル導体がビア導体によって接続されて、積層体内にコイルが形成されたものであって、コイル導体は、少なくとも第1コイル導体と第2コイル導体とを含み、コイルは、少なくとも、第1コイルがビア導体によって接続された第1コイルと、第2コイル導体がビア導体によって接続された第2コイルとを含み、同一の層間に設けられた第1コイル導体と第2コイル導体との間には、層の異なるセラミック層どうしが接触することによって形成された壁面を間に挟んで複数の空隙が形成され、コイル導体の長手方向に対して垂直な断面を含む積層体の断面を見た場合に、セラミック層の積層方向に、コイル導体と、壁面を間に挟んだ複数の空隙とが、交互に配置されたものとした。
なお、同一の層間に設けられた第1コイル導体の電位と第2コイル導体の電位とが異なっていても良い。同一の層間に設けられた第1コイル導体の電位と第2コイル導体の電位が異なると、コイル内蔵基板を高湿度下や硫黄ガス下で使用したような場合に、空隙を介して第1コイル導体と第2コイル導体との間でマイグレーションが発生する虞があるが、本発明においては、空隙と空隙との間に、層の異なるセラミック層どうしが接触することによって形成された壁面が設けられているため、マイグレーションの発生が抑制されている。
また、本発明のもう1つのコイル内蔵基板(請求項3に記載されたコイル内蔵基板)は、上述した課題を解決するために、複数のセラミック層が上下方向に積層された積層体と、セラミック層の層間に設けられた線路状のコイル導体と、セラミック層の上下両主面間を貫通して設けられたビア導体と、を備え、異なる層間に設けられたコイル導体がビア導体によって接続されて、積層体内にコイルが形成されたものであって、少なくとも1つの層間において、コイル導体は、1ターンを超えるターン数からなるスパイラル状に形成され、同一の層間に設けられたターン数の異なるコイル導体どうしの間には、層の異なるセラミック層どうしが接触することによって形成された壁面を間に挟んで複数の空隙が形成され、コイル導体の長手方向に対して垂直な断面を含む積層体の断面を見た場合に、セラミック層の積層方向に、コイル導体と、壁面を間に挟んだ複数の空隙とが、交互に配置されたものとした。
なお、同一の層間に設けられたターン数の異なる隣接する1対のコイル導体においては、一方のコイル導体の電位と、他方のコイル導体の電位とが異なっている。同一の層間に設けられたターン数の異なるコイル導体の電位が異なると、コイル内蔵基板を高湿度下で使用したような場合に、空隙を介してコイル導体間でマイグレーションが発生する虞があるが、本発明においては、空隙と空隙との間に、層の異なるセラミック層どうしが接触することによって形成された壁面が設けられているため、マイグレーションの発生が抑制されている。
また、セラミック層の少なくとも一部のものが、磁性体セラミック層であることが好ましい。この場合には、内蔵されたコイルのインダクタンス値を大きくすることができる。
本発明のコイル内蔵基板の少なくとも一方の主面に電子部品を実装することによって、モジュールを作製することができる。たとえば、本発明のコイル内蔵基板の主面に、スイッチング半導体やコンデンサなどの電子部品を実装することによって、DC-DCコンバータを作製することができる。
本発明のコイル内蔵基板は、コイル導体に直接に接するように形成された空隙によって、セラミック層とコイル導体との間の応力が緩和されており、コイルが大きなインダクタンス値を備えている。
また、本発明のコイル内蔵基板は、同一の層間に設けられた第1コイル導体と第2コイル導体との間や、同一の層間に設けられたターン数の異なるコイル導体どうしの間に、空隙が設けられているが、空隙と空隙との間に、層の異なるセラミック層どうしが接触することによって形成された壁面が設けられているため、コイル内蔵基板を高湿度下で使用したような場合においても、マイグレーションの発生が抑制されている。
また、本発明のコイル内蔵基板は、コイル導体の長手方向に対して垂直な断面を含む積層体の断面を見た場合に、セラミック層の積層方向に、コイル導体と、壁面を間に挟んだ複数の空隙とが、交互に配置されており、コイル導体の厚みを、壁面を間に挟んだ複数の空隙によって吸収することができるため、上下両主面の平坦性が高い。すなわち、空隙と空隙との間には壁面が形成されてはいるが、上下方向から押圧されると壁面としての機能は維持したまま容易に変形するものであるため、本発明のコイル内蔵基板においては、層間に設けられたコイル導体の厚みを、壁面を間に挟んだ複数の空隙によって吸収することができる。
また、本発明のコイル内蔵基板は、同一の層間に2種類以上のコイル導体を含むか、1種類である場合においてもコイル導体が1ターンを超えるターン数からなるスパイラル状に形成されているため、積層体の容積が有効に活用されている。
一方、本発明のモジュールは、本発明のコイル内蔵基板を使用しているため、本発明のコイル内蔵基板の効果を享有している。
第1実施形態にかかるコイル内蔵基板100を示す斜視図である。 コイル内蔵基板100の断面図であり、図1のX-X部分を示している。 コイル内蔵基板100の断面図であり、図1のY-Y部分および図2のZ-Z部分を示している。 コイル内蔵基板100の製造方法の一例における一工程での、セラミックグリーンシート1e’、1f’、1g’をそれぞれ示す、平面図および断面図である。 第2実施形態にかかるコイル内蔵基板200を示す断面図である。 コイル内蔵基板200の断面図であり、図5のX-X部分を示している。 第3実施形態にかかるコイル内蔵基板300を示す断面図である。 第4実施形態にかかるDC‐DCコンバータ400を示す断面図である。 特許文献1に記載されたコイル内蔵基板1000を示す積図である。
以下、図面とともに、本発明を実施するための形態について説明する。
なお、各実施形態は、本発明の実施の形態を例示的に示したものであり、本発明が実施形態の内容に限定されることはない。また、異なる実施形態に記載された内容を組合せて実施することも可能であり、その場合の実施内容も本発明に含まれる。また、図面は、実施形態の理解を助けるためのものであり、必ずしも厳密に描画されていない場合がある。たとえば、描画された構成要素ないし構成要素間の寸法の比率が、明細書に記載されたそれらの寸法の比率と一致していない場合がある。また、明細書に記載されている構成要素が、図面において省略されている場合や、個数を省略して描画されている場合などがある。
[第1実施形態]
図1〜図3に、第1実施形態にかかるコイル内蔵基板100を示す。ただし、図1はコイル内蔵基板100の斜視図である。図2はコイル内蔵基板100の断面図であり、図1のX-X部分を示している。図3もコイル内蔵基板100の断面図であり、図1のY-Y部分および図2のZ-Z部分を示している。
コイル内蔵基板100は、積層体1を備えている。
積層体1は、図2に示すように、下から順番に、第1非磁性体部1Sと、磁性体部1Tと、第2非磁性体部1Uが積層された構造からなる。
本実施形態においては、第1非磁性体部1Sは、低透磁率または非磁性のセラミックからなる、3層のセラミック層1a〜1cが積層されて形成されている。第2非磁性体部1Uも、低透磁率または非磁性のセラミック層である3層のセラミック層1l〜1nが積層されて形成されている。セラミック層1a〜1c、1l〜1nの材料には、たとえば、非磁性フェライトセラミックや、アルミナおよびガラスを主成分とする絶縁性ガラスセラミックなどを用いることができる。
また、本実施形態においては、磁性体部1Tは、セラミック層1a〜1c、1l〜1nよりも透磁率が大きい磁性体のセラミック層である、8層のセラミック層1d〜1kが積層されて形成されている。セラミック層1d〜1kの材料には、たとえば、磁性フェライトセラミックなどを用いることができる。
積層体1は、図2、図3に示すように、所定の層間に、それぞれ、第1コイル導体2と、第2コイル導体3とが形成されている。具体的には、セラミック層1eとセラミック層1fとの間、セラミック層1fとセラミック層1gとの間、セラミック層1gとセラミック層1hとの間、セラミック層1hとセラミック層1iとの間、セラミック層1iとセラミック層1jとの間に、それぞれ、第1コイル導体2と第2コイル導体3とが形成されている。第1コイル導体2、第2コイル導体3の材料には、たとえば、銀や銅を主成分とした金属を用いることができる。
各層間に形成された第1コイル導体2、第2コイル導体3は、それぞれ、1ターンを超えるターン数の線路状の導体からなる。各層間において、第1コイル導体2と第2コイル導体3とは、相互に平行に配置されている。なお、第1コイル導体2、第2コイル導体3の具体的な形状は、配置される層間によって相互に異なっている。
所定のセラミック層には、図3に示すように、上下両主面間を貫通して、ビア導体6a、6bが形成されている。なお、ビア導体6a、6bの形成位置は、セラミック層ごとに異なっている。
異なる層間に設けられた複数の第1コイル導体2が、ビア導体6aによって接続されて、積層体1の内部に第1コイルが形成されている。同様に、異なる層間に設けられた複数の第2コイル導体3が、ビア導体6bによって接続されて、積層体1の内部に第2コイルが形成されている。
積層体1の下側主面には、2対の端子電極7a、7bが形成されている。ただし、図2においては、1対の端子電極7a、7bのみが図示されている。一方の端子電極7a、7bには、第1コイルの端部がそれぞれ接続されている。他方の端子電極7a、7bには、第2コイルの端部がそれぞれ接続されている。端子電極7a、7bの材料には、たとえば、銀を主成分とした金属を用いることができる。本実施形態においては、端子電極7a、7b上に、更に、ニッケルめっき層(図示せず)が形成され、更に、ニッケルめっき層上に錫めっき層(図示せず)が形成されている。
図2、図3に示すように、同一の層間に形成された第1コイル導体2と第2コイル導体3との間には、層の異なるセラミック層どうしが接触することによって形成された壁面5を間に挟んで、2個の空隙4a、4bが形成されている。たとえば、セラミック層1eとセラミック層1fとの間に形成された第1コイル導体2と第2コイル導体3との間には、セラミック層1eとセラミック層1fとが接触することによって形成された壁面5を間に挟んで、2個の空隙4a、4bが形成されている。
また、図2に示すように、第1コイル導体2、第2コイル導体3の長手方向に対して垂直な断面を含む積層体1の断面を見た場合、二点鎖線矢印Oで示すように、積層体1の積層方向に、第1コイル導体2と、壁面5を間に挟んだ空隙4a、4bとが、交互に配置されている。同様に、二点鎖線矢印Pで示すように、積層体1の積層方向に、第2コイル導体3と、壁面5を間に挟んだ空隙4a、4bとが、交互に配置されている。なお、積層体1の積層方向に、同一種類のコイル導体、たとえば第1コイル導体2、あるいは第2コイル導体3が統一して配置される必要はなく、第1コイル導体2と第2コイル導体3とが混在して配置されていても良い。具体的には、積層体1の積層方向に、下から順番に、たとえば、第1コイル導体2、壁面5を間に挟んだ空隙4a、4b、第2コイル導体3、壁面5を間に挟んだ空隙4a、4b、第1コイル導体2が配置されていても良い。
以上の構造からなる、第1実施形態にかかるコイル内蔵基板100は、次のような特長を備えている。
コイル内蔵基板100は、第1コイル導体2、第2コイル導体3に直接に接するように形成された空隙4a、4bによって、セラミック層1e〜1jと第1コイル導体2、第2コイル導体3との間の応力が緩和されており、第1コイルおよび第2コイルが、それぞれ大きなインダクタンス値を備えている。
また、コイル内蔵基板100は、同一の層間に設けられた第1コイル導体2と第2コイル導体3との間に、空隙4a、4bが設けられているが、空隙4aと空隙4bとの間に、層の異なるセラミック層どうしが接触することによって形成された壁面5が設けられているため、高湿度下や硫黄ガス下で使用したような場合においても、第1コイル導体2と第2コイル導体3との間でのマイグレーションの発生が抑制されている。
また、コイル内蔵基板100は、第1コイル導体2および第2コイル導体3の長手方向に対して垂直な断面を含む積層体1の断面を見た場合、図2の二点鎖線矢印Oや二点鎖線矢印Pで示すように、積層体1の積層方向に、第1コイル導体2または第2コイル導体3と、壁面5を間に挟んだ空隙4a、4bとが、交互に配置されているため、第1コイル導体2および第2コイル導体3の厚みが、壁面5を間に挟んだ空隙4a、4bによって吸収されている。したがって、コイル内蔵基板100は、上下両主面の平坦性が高い。
また、コイル内蔵基板100は、積層体1の内部に第1コイルと第2コイルとが内蔵されており、積層体1の容積が有効に活用されている。
以上の構造および特長からなる、第1実施形態にかかるコイル内蔵基板100は、たとえば、次の方法で製造することができる。
まず、低透磁率または非磁性のセラミック層であるセラミック層1a〜1c、1l〜1nを形成するためのセラミックグリーンシート1a’〜1c’、1l’〜1n’と、磁性体のセラミック層であるセラミック層1d〜1kを形成するためのセラミックグリーンシート1d’〜1k’とを、それぞれ作製する。具体的には、所定の成分からなるセラミックスラリーを作製し、ダイコーター法やドクターブレード法を用いて、所定の膜厚からなるセラミックグリーンシートを作製する。
セラミックグリーンシート1a’〜 1n’のうち、所定のセラミックグリーンシートに対して、レーザ光を照射して、ビア導体6a、6bを形成するための貫通孔を形成する。続いて、形成した貫通孔に導電性ペーストを充填する。
次に、セラミックグリーンシート1e’〜 1i’の上側主面に、導電性ペーストをスクリーン印刷して、第1コイル導体2を形成するためのコイル導体ペーストパターン2’と、第2コイル導体3を形成するためのコイル導体ペーストパターン3’とを形成する。
図4に、上側主面にコイル導体ペーストパターン2’、3’が形成された、セラミックグリーンシート1e’、1f’ 、1g’の平面図と断面図とをそれぞれ示す。なお、各断面図は、各平面図のA-A部分を示している。なお、セラミックグリーンシート1h’、1i’については図示を省略するが、同様に、上側主面にコイル導体ペーストパターン2’、3’が形成されている。
また、セラミックグリーンシート1a’の下側主面に、導電性ペーストをスクリーン印刷して、端子電極7a、7bを形成するための導体ペーストパターンを形成する。
次に、セラミックグリーンシート1e’〜 1i’に形成したコイル導体ペーストパターン2’、3’それぞれの両肩部分に沿って、空隙4a、4bを形成するための熱消失性ペースト4’をスクリーン印刷する。熱消失性ペースト4’には、たとえば、熱によって消失するカーボンペーストや樹脂ペーストなどを使用することができる。なお、コイル導体ペーストパターン2’に沿って形成される熱消失性ペースト4’と、コイル導体ペーストパターン3’に沿って形成される熱消失性ペースト4’との間には、焼成後に壁面5が形成されるように、所定の隙間を設けておくことが必要である。図4のセラミックグリーンシート1e’、1f’ 、1g’の平面図および断面図に、印刷された熱消失性ペースト4’を示す。
次に、セラミックグリーンシート1a’〜 1n’を順番に積層し、加圧して、未焼成積層体1’(図示せず)を作製する。
次に、未焼成積層体1’を所定のプロファイルで焼成し、積層体1を作製する。この焼成時に、熱消失性ペースト4’が消失し、同一の層間に設けられた第1コイル導体2と第2コイル導体3との間に、壁面5を間に挟んで2個の空隙4a、4bが形成される。
最後に、積層体1の下側主面に形成された端子電極7a、7b上に、ニッケルめっき層(図示せず)および錫めっき層(図示せず)を形成し、コイル内蔵基板100を完成させる。
[第2実施形態]
図5、図6に、第2実施形態にかかるコイル内蔵基板200を示す。図5はコイル内蔵基板200の断面図である。図6もコイル内蔵基板200の断面図であり、図5のX-X部分を示している。
第2実施形態にかかるコイル内蔵基板200は、第1実施形態にかかるコイル内蔵基板100の構成の一部分に変更を加えた。具体的には、コイル内蔵基板100では、積層体1の所定の層間に、それぞれ、2種類の第1コイル導体2と第2コイル導体3とを形成した。コイル内蔵基板200は、これに変更を加えて、各層間に、1種類のコイル導体8のみを形成した。ただし、各層間のコイル導体8は、それぞれ、2.5ターンずつ巻回したスパイラル状に形成されている。すなわち、各コイル導体8は、1ターン目のコイル導体8aと、2ターン目のコイル導体8bと、3ターン目のコイル導体8cとが接続されたものからなる。
コイル内蔵基板200においては、異なる層間に設けられた複数のコイル導体8が、ビア導体6aによって接続されて、積層体1内に1つのコイルが形成されている。
コイル内蔵基板200においては、1ターン目のコイル導体8aと2ターン目のコイル導体8bとの間に、層の異なるセラミック層どうしが接触することによって形成された壁面5を間に挟んで、2個の空隙4a、4bが形成されている。また、同様に、2ターン目のコイル導体8bと3ターン目のコイル導体8cとの間にも、層の異なるセラミック層どうしが接触することによって形成された壁面5を間に挟んで、2個の空隙4a、4bが形成されている。
コイル内蔵基板200の使用時において、各層間に形成されたコイル導体8は、1ターン目のコイル導体8aの電位と2ターン目のコイル導体8bの電位とが異なり、2ターン目のコイル導体8bの電位と3ターン目のコイル導体8cの電位とが異なる。そして、1ターン目のコイル導体8aと2ターン目のコイル導体8bとの間に空隙4a、4bが形成され、2ターン目のコイル導体8bと3ターン目のコイル導体8cとの間にも空隙4a、4bが形成されている。しかしながら、コイル内蔵基板200は、空隙4aと空隙4bとの間に、層の異なるセラミック層どうしが接触することによって壁面5が形成されているため、高湿度下で使用したような場合においても、1ターン目のコイル導体8aと2ターン目のコイル導体8bとの間や、2ターン目のコイル導体8bと3ターン目のコイル導体8cとの間でのマイグレーションの発生が抑制されている。
また、コイル内蔵基板200は、コイル導体8(コイル導体8a、8b、8c)に直接に接するように形成された空隙4a、4bによって、セラミック層1e〜1jとコイル導体8との間の応力が緩和されており、内蔵されたコイルが大きなインダクタンス値を備えている。
また、コイル内蔵基板200、コイル導体8の長手方向に対して垂直な断面を含む積層体1の断面を見た場合、積層体1の積層方向に、コイル導体8と、壁面5を間に挟んだ空隙4a、4bとが、交互に配置されているため、コイル導体8の厚みが、壁面5を間に挟んだ空隙4a、4bによって吸収されている。したがって、コイル内蔵基板200は、上下両主面の平坦性が高い。
また、コイル内蔵基板200は、層間に配置されたコイル導体8が、それぞれ、1ターンを超えるターン数からなるスパイラル状に形成されており、積層体1の容積が有効に活用されている。
[第3実施形態]
図7に、第3実施形態にかかるコイル内蔵基板300を示す。図7はコイル内蔵基板300の断面図である。
第3実施形態にかかるコイル内蔵基板300は、第1実施形態にかかるコイル内蔵基板100の構成の一部分に変更を加えた。具体的には、コイル内蔵基板100では、8層の磁性体のセラミック層であるセラミック層1d〜1kを積層して磁性体部1Tを構成したが、コイル内蔵基板300では、そのうちのセラミック層1gを、低透磁率または非磁性のセラミック層であるセラミック層11gに置換えた。
コイル内蔵基板300は、磁性体部1Tに、1層の低透磁率または非磁性のセラミックからなるセラミック層11dを設けているため、内蔵されたコイル6の直流重畳特性が改善されている。
[第4実施形態]
図8に、第4実施形態にかかるDC‐DCコンバータ400を示す。図8はDC‐DCコンバータ400の断面図である。
DC‐DCコンバータ400は、第1実施形態にかかるコイル内蔵基板100の上側主面にランド電極19を形成し、ランド電極19に、スイッチング半導体20aやコンデンサ20bなどの電子部品を実装したモジュールである。DC‐DCコンバータ500は、スイッチング半導体20a、コンデンサ20bや、コイル内蔵基板100に内蔵された第1コイルや第2コイルを使って、DC‐DCコンバータ回路が構成されている。
DC‐DCコンバータ400は、上下両主面の平坦性が高いコイル内蔵基板100を使用しているため、上側主面に形成されたランド電極19に、スイッチング半導体20aやコンデンサ20bなどの電子部品が高い精度で実装されている。
以上、第1実施形態〜第3実施形態にかかるコイル内蔵基板100〜300、および第4実施形態にかかるDC‐DCコンバータ400(コイル内蔵基板100を使用)について説明した。しかしながら、本発明が上述した内容に限定されることはなく、発明の趣旨に沿って、種々の変更を加えることができる。
たとえば、コイル内蔵基板100、200では、積層体1を構成するセラミック層1a〜1c、1l〜1nの材料に低透磁率または非磁性のセラミックを使用し、セラミック層1d〜1kの材料に磁性体のセラミックを使用した。しかしながら、積層体1を構成するセラミック層1a〜1nの材料の種類は任意であり、上記の内容には限定されない。
また、第1実施形態にかかるコイル内蔵基板100では、層間に、2種類の第1コイル導体2と第2コイル導体3とを形成したが、コイル導体の種類は更に多くても良く、たとえば同一の層間に第3コイル導体が追加されても良い。
また、第1実施形態にかかるコイル内蔵基板100の製造方法においては、コイル導体ペーストパターン2’、3’の印刷されたセラミックグリーンシート1e’〜1i’の上側主面の中央部分に、厚みを調整するためのセラミックペーストを塗布(印刷)するなどしても良い。
また、第4実施形態においては、本発明のモジュールの一例として、DC‐DCコンバータ400を示した。しかしながら、本発明のモジュールはDC‐DCコンバータには限定されず、任意であり、他の種類のモジュールであっても良い。
1・・・積層体
1S・・・第1非磁性体部
1T・・・磁性体部
1U・・・第2非磁性体部
1a〜1c、1l〜1n、11g・・・低透磁率または非磁性のセラミック層
1d〜1k・・・磁性体のセラミック層
2・・・第1コイル導体
3・・・第2コイル導体
4a、4b・・・空隙
5・・・壁面
6a、6b・・・ビア導体
7a、7b・・・端子電極
8・・・コイル導体
8a・・・1ターン目のコイル導体
8b・・・2ターン目のコイル導体
8c・・・3ターン目のコイル導体
19・・・ランド電極
20a・・・スイッチング半導体(電子部品)
20b・・・コンデンサ(電子部品)
1a’〜1n’・・・セラミックグリーンシート
2’・・・コイル導体ペーストパターン(第1コイル導体用)
3’・・・コイル導体ペーストパターン(第2コイル導体用)
4’・・・熱消失性ペースト
100、200、300・・・コイル内蔵基板
400・・・DC‐DCコンバータ(モジュール)

Claims (6)

  1. 複数のセラミック層が上下方向に積層された積層体と、
    前記セラミック層の層間に設けられた線路状のコイル導体と、
    前記セラミック層の上下両主面間を貫通して設けられたビア導体と、を備え、
    異なる層間に設けられた前記コイル導体が前記ビア導体によって接続されて、前記積層体内にコイルが形成されたコイル内蔵基板であって、
    前記コイル導体は、少なくとも第1コイル導体と第2コイル導体とを含み、
    前記コイルは、少なくとも、前記第1コイルが前記ビア導体によって接続された第1コイルと、前記第2コイル導体が前記ビア導体によって接続された第2コイルとを含み、
    同一の層間に設けられた前記第1コイル導体と前記第2コイル導体との間には、層の異なる前記セラミック層どうしが接触することによって形成された壁面を間に挟んで複数の空隙が形成され、
    前記コイル導体の長手方向に対して垂直な断面を含む前記積層体の断面を見た場合に、前記セラミック層の積層方向に、前記コイル導体と、前記壁面を間に挟んだ複数の前記空隙とが、交互に配置されているコイル内蔵基板。
  2. 同一の層間に設けられた、前記第1コイル導体の電位と、前記第2コイル導体の電位とが異なる、請求項1に記載されたコイル内蔵基板。
  3. 複数のセラミック層が上下方向に積層された積層体と、
    前記セラミック層の層間に設けられた線路状のコイル導体と、
    前記セラミック層の上下両主面間を貫通して設けられたビア導体と、を備え、
    異なる層間に設けられた前記コイル導体が前記ビア導体によって接続されて、前記積層体内にコイルが形成されたコイル内蔵基板であって、
    少なくとも1つの層間において、前記コイル導体は、1ターンを超えるターン数からなるスパイラル状に形成され、
    同一の層間に設けられたターン数の異なる前記コイル導体どうしの間には、層の異なる前記セラミック層どうしが接触することによって形成された壁面を間に挟んで複数の空隙が形成され、
    前記コイル導体の長手方向に対して垂直な断面を含む前記積層体の断面を見た場合に、前記セラミック層の積層方向に、前記コイル導体と、前記壁面を間に挟んだ複数の前記空隙とが、交互に配置されているコイル内蔵基板。
  4. 同一の層間に設けられたターン数の異なる隣接する1対の前記コイル導体において、一方の前記コイル導体の電位と、他方の前記コイル導体の電位とが異なる、請求項3に記載されたコイル内蔵基板。
  5. 前記セラミック層の少なくとも一部のものが、磁性体セラミック層である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載されたコイル内蔵基板。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載されたコイル内蔵基板と、前記コイル内蔵基板の少なくとも一方の主面に実装された電子部品と、を備えたモジュール。
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