JP2004040001A - コイル部品及び回路装置 - Google Patents

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Junichi Shimamura
嶋村 純一
Wataru Katada
片田 渡
Bunki Ryu
劉 文奇
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Abstract

【課題】部品の高信頼性を維持するとともに、インダクタンス値の低下を防止する。
【解決手段】コイル部品10は、スパイラル状のコイルパターン20,22が形成された絶縁基板18からなる平面コイル17を、接着層14を介して磁性体板12,24で挟み込んで貼り合せた構造となっており、貼り合せた集合体を複数の単体コイルに分割して得られる。単体コイルの端面には外部電極26が設けられる。前記接着層14は、粒径の小さなフィラー16のみ含むため、粒径が大きい磁性体粉を含む従来の接着層と比べて、平面コイルのコイルパターンと磁性体板との距離tを小さくすることが可能となる。このように磁性体粉を含まないため、接着界面におけるクラックや剥離を防止して部品の高信頼性が得られるとともに、距離tを小さくすることにより、インダクタンス値の低下を防止することができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インダクタやトランスなどのコイル部品及び回路装置に関するものであり、更に具体的には、インダクタンス値の安定化と、小型・薄型化の改善に関するものである。
【0002】
【背景技術】
磁性体層でコイル層を挟み込む構造のコイル部品としては、例えば、図12に示す特開平11−54326号公報に開示されたコイル部品がある。同図(A)には該コイル部品の積層構造を示す断面が示されており、その点線で囲んだ部分が同図(B)に拡大して示されている。これらの図に示すように、コイル部品200は、第1の磁性体基板202の上側に、絶縁層204とコイルパターン206,208が交互に積層されたコイル層210が形成されており、該コイル層210の上側に接着層212を介して第2の磁性体基板214が形成された構成となっている。前記接着層212は、磁性体粉218を含有する樹脂のように、比透磁率1.0以上の材料により形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような背景技術では、磁性体粉218は比較的粒径が大きく、また大きさも不揃いの場合が多い。このため、接着層212の厚みを大きくとる必要があり、コイルパターンの2倍程度の膜厚を要する。例えば、磁性体粉218の粒径は、一般に10μm前後から数10μm程度であり、コイル層210と磁性体基板214との間の距離は30μm前後必要となる。このように、接着樹脂(接着層212)に磁性体粉218が含有されているため、第2の磁性体基板214とコイル層210の絶縁層204の距離を小さくすることが困難であり、圧着成形時に磁性体基板にクラックが入りやすいという恐れもある。また、磁性体基板と磁性体粉218含有樹脂の線膨張係数が異なるため、ヒートサイクル等の温度変化により、磁性体基板と樹脂の接着界面部分にクラックや剥離が生じる可能性があり、リフロー処理が複数回行われるような場合には部品としての信頼性の低下が考えられる。その一方、接着樹脂に磁性体粉218を含有させないとすると、コイルのインダクタンス値が低下してしまう。
【0004】
更に、従来、この種の薄型のコイル部品は、回路基板に実装して使われる形態であるが、コイル部品自体が回路部品を搭載することができれば、小型・薄型の回路装置を少ない工数で提供でき、好都合である。
【0005】
この発明は、以上の点に着目したもので、その目的は、薄型のコイル部品において、部品の信頼性を維持するとともに、インダクタンス値の低下を防止することである。他の目的は、小型・薄型の回路装置を作業性よく生産することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明のコイル部品は、磁性体板と平面コイルとを貼り合わせた集合体を複数の単体コイルに分割して得られるコイル部品において、前記平面コイルの両面に、磁性体を含有しない接着性樹脂によって磁性体板を接着したことを特徴とする。本発明の回路装置は、前記コイル部品の磁性体板の少なくとも一方の面に、回路部品を実装するための配線パターンもしくは該配線パターンを形成した配線基板を設けたことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0007】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>……以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。最初に、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態1について説明する。図1(A)は部品の外観であり、(B)は製造時における積層構造を示す分解斜視図である。また、図1(A)の#1−#1線に沿って矢印方向に見た断面が同図(C)に示されており、同図の点線部が拡大して(D)に示されている。図2は、コイルパターンと磁性体板間の距離と、インダクタンスの関係を示す図である。
【0008】
図1に示すように、本実施形態のコイル部品10は、スパイラル状のコイルパターン20,22が導体によって両面に形成された絶縁基板18を、磁性体を含有しない接着層(ないし接着樹脂層)14を介して上下から平板状の磁性体板12及び24で挟み込んだ薄型の貼り合わせ構造となっており、コイルパターンを複数個取りに配列した集合体を単体コイルに分割して得られたものである。
【0009】
前記コイルパターン20及び22は、絶縁基板18の略中央部のスルーホール(図示せず)により表裏の導体が接続されており、更に、図示しない引出部を介して分割端面の外部電極26に接続されている。本実施形態では、図1(C)に示すように、接着層14の厚みを薄くして、コイルパターン20,22と磁性体板12,24がほぼ接するように形成されている。
【0010】
前記絶縁基板18としては、薄くて加工しやすく安価であるという点から、例えばガラス繊維を含むエポキシ樹脂板などのプラスチック板が好適である。また、コイルパターン20及び22としては、例えば、銅箔などが利用され、磁性体板12及び24としては、例えば、フェライト板などが利用される。接着層14としては、磁性体粉を含有しない熱硬化性の接着樹脂シート(例えばエポキシ樹脂など)が利用される。なお、接着層14は、フィラーを含むものであってもよい。
【0011】
このようなコイル部品10の製造方法の一例を示すと、例えば、絶縁基板18として100〜30μm厚さのプリプレグ(両面Cu張り基板)を用い、該絶縁基板18にドリル加工等によりスルーホール用貫通孔を形成し、無電解メッキにより貫通孔内壁に導体層を形成する。次に、絶縁基板18の表面にレジスト塗布,パターン露光,エッチング処理を順次行ってコイルパターン20及び22を形成した平面コイル17を得る。得られた平面コイル17の両主面に、接着層14として、熱硬化性の接着樹脂シートを真空熱プレスにより仮圧着して平坦化し、更に、上下の磁性体板12及び24として厚さ0.2mm前後のフェライト板を用いて上下両面を挟み込み、真空又は減圧状態で加熱圧着し、接着層14を硬化させて、磁性体板12及び24と平面コイル17とを貼り合せた集合体を形成する。
【0012】
そして、前記集合体をダイサーカットして複数の単体コイルに分割する。分割された単体コイルの端面には、内部コイルから引き出される導体が露出するので、この部分に接続用の外部電極26を形成する。外部電極26としては、例えば、スパッタによるドライメッキ電極,導電樹脂による樹脂電極などがある。本実施形態においては、図1(D)に示すように、平面コイル17の上下において、平面コイル17のコイルパターン20,22と上下の磁性体板12,24は、ほぼ接する状態で接着される。また、貼り合せ時に上下の磁性体板12,24から加わる圧力をコイルパターン20,22でそれぞれ受け止め、コイルパターンと磁性体板が完全に密着するような形であってもよい。この場合、主に、コイルパターン20,22の周回する線間で磁性体板12,24と接着する。なお、コイルパターン20及び22の断面を台形にして接着層14がコイルパターンの周回する線間に入りやすくなるようにしてもよい。
【0013】
以上のようにして製造したコイル部品10の接着層14には、接着性樹脂に含有されるフィラー16が存在するのみである。フィラー16は、一般に、図12の背景技術に示した磁性体粉218よりもかなり小さく、粒径が数μm程度であるため、接着層14の厚みを小さくすることができる。また、平面コイル17のコイルパターン20,22と上又は下の磁性体板12,24との距離はゼロとなってもよい。なお、図示の例では、フィラー16を含む接着樹脂を用いることとしたが、フィラー16を含有しない樹脂のみによる接着も可能である。
【0014】
図2は、平面コイルのコイルパターンと磁性体板との距離t(図1(D)参照)とインダクタンスとの関係を示す図であり、有限要素法によるシミュレーション例が示されている。同図において、横軸は、平面コイル17のコイルパターンと磁性体板間距離[μm],縦軸はインダクタンス[μH]を表している。同図によれば、距離tが小さくなるにつれてインダクタンス値が増加する。通常、接着樹脂が磁性体粉を含有しないとコイルのインダクタンス値が低下するが、本実施形態では、平面コイル17のコイルパターンと磁性体板との距離tを近づけることができるため、コイルのインダクタンス値の低下を防止することができる。
【0015】
このように、本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
(1)磁性体粉を含有しない接着層14により磁性体板12,24と平面コイル17とを接着することとした。これにより、接着層14の厚さを薄くして、平面コイル17のコイルパターン20及び22と磁性体板12及び24を近接ないし密着させることが可能となり、インダクタンス値の低下を防止することができる。また、近接ないし密着させて貼り合わせることにより、貼り合わせ後の傾きが少なく、上下の非対称が解消されてコイル部品全体として薄くすることができる。
(2)接着層14に磁性体粉を含有しないため接着樹脂の流動性が良く、接着層14の厚さを薄くしてコイル部品10全体の低背化を図ることができる。また、磁性体粉含有樹脂に比べ、線膨張係数の調整が容易であるため、上下磁性体板12,24と接着樹脂の界面における、温度変化に起因するクラック,剥離を防止し、コイル部品の信頼性を向上することができる。
【0016】
次に、図3を参照して、本実施形態の他の例を説明する。同図(A)は、本例の積層構造を示す分解斜視図,その#3−#3線に沿って切断した断面を矢印方向に見た状態が同図(B)に示されている。本例は、上下磁性体板12及び24と接着層14に挟み込まれる平面コイルの変形例である。同図に示すように、本例のコイル部品30は、平面コイルとして、表面に絶縁被覆層及び融着層が施された断面矩形の自己融着導線をα巻きした空芯コイル32を使用している。すなわち、平面コイルとして断面矩形の導線をα巻きして融着した平盤リング状の空芯コイル32を、上下に熱硬化性の樹脂シート(接着層14)を介して磁性体板12及び24で挟み込み、熱圧着により貼り合せしたものである。前記空芯コイル32は、略中央が空芯部38となった上下2段構造となっており、巻き始めと巻き終わりの端部34及び36がコイル外部に引き出されている。本例によれば、平面コイルとして断面矩形の自己融着導線をα巻きした平盤リング状の空芯コイル32と、接着層14を介した上下磁性体板12及び24との接着を組み合わせることにより、コイル巻数の占有率が高く、高周波特性が良好な小型でインダクタンス値の高いコイル部品を提供することができる。
【0017】
<実施形態2>……次に、図4を参照して、本発明の実施形態2について説明する。同図(A)は、本実施形態の外観を示す斜視図,その#4−#4線に沿って切断した断面を矢印方向に見た状態が、同図(B)に示されている。同図(C)は、本実施形態の他の例を示す主要断面図である。なお、上述した実施形態と同一又は対応する構成要素には、同一の符号を用いることとする(以下の実施形態についても同様)。
【0018】
本実施形態のコイル部品40は、上述した実施形態1のコイル部品10のコイル外周部よりも外側に相当する位置に、レーザ加工等により上下の磁性体板12及び24を貫通する開口42を設けたものである。図示の例では、開口42は、コイル部品40の角近傍に4ヶ所設けられており、それぞれの開口42に軟磁性体44が挿入されている。軟磁性体44は、上下の磁性体板12,24と接合しており、閉じた磁路を形成する。軟磁性体44の代わりに、磁性体粉含有樹脂を利用して印刷等により充填するようにしてもよい。
【0019】
本実施形態によれば、コイルパターン20及び22の外周部よりも外側に磁性体板12,24を貫通する複数の開口42を設け、これらに軟磁性体44を充填することとしたので、上下の磁性体板12,24との間に磁路が形成され、全体として閉磁路が形成されたと考えることができる。このため、部品外部への磁束の漏れが抑制される。
【0020】
また、同図(C)に示すコイル部品50では、コイルパターン20及び22の外周部より外側に、レーザ加工等により下部磁性体板12を貫通しない開口52を設け、該開口52に、前記例と同様の軟磁性体44を挿入して接着,もしくは磁性体粉含有樹脂を印刷等により充填した例である。本例の効果は、上述した例と基本的に同様である。
【0021】
なお、上述した例では、開口42及び開口52は、上下磁性体板12及び24の端部よりも内側に形成することとしたが、集合体の分割線上に設けてもよい。また、これら開口42及び開口52の形状も、円形に限らず、楕円形としてもよいし多角形であってもよい。更に、前記実施形態1の空芯コイル32を使用したコイル部品30と本実施形態を組み合わせるようにしてもよい。
【0022】
<実施形態3>……次に、図5を参照して、本発明の実施形態3について説明する。本実施形態は、貼り合わせ構造のコイルにおいて、磁性体板間に挟まれた平面コイルと磁性体板の距離(ないし接着層の厚み)を、平面コイルの基板耳部に形成されたマーカーの高さで規定した例である。最初に、同図(A)の主要断面図を参照して、本実施形態の一例について説明する。本例は、コイルパターンと磁性体板との距離が上下の接着層でほぼ対称となる例である。
【0023】
本例のコイル部品60は、基本的には上述した実施形態1と同様に、絶縁基板18の両面に導体で形成されたコイルパターン20及び22を、接着層14を介して磁性体板62及び64で挟み込んだ貼り合せ構造となっている。前記接着層14は、上述した実施形態と同様に、磁性体を含有しない樹脂を利用する。また、前記磁性体板62及び64としては、厚さ0.1mm以下のフェライトシートを積層圧着して焼成したフェライト板が用いられる。
【0024】
次に、接着層14の厚みを上下でほぼ均等にする方法の一例を示す。単体コイルに分割する前の集合体状態において、絶縁基板18の端部に形成された集合体耳部導体20A及び22Aに、ソルダーレジスト又はシルク印刷等で、所定高さに相当する厚みのあるマーカー68を、例えば3箇所以上設ける。該マーカー68の膜厚を予め上下で略同一となるように設定しておくと、コイル部品の圧着時に前記マーカー68で圧力が受け止められるため、上下の接着層14の厚みをほぼ均等に形成することができる。以上のようにして形成した集合体を、分割線に沿って切断することにより、接着層14の厚みが上下でほぼ均等な単体のコイル部品60を複数得ることができる。
【0025】
また、同図(B)に示すように、前記マーカー68の膜厚を上下で変えることにより、コイル基板の上下で接着層14の厚みを変えることも可能である。このように、貼り合わせ構造のコイル部品において、上下の磁性体板に挟まれた平面コイルの位置関係を、絶縁基板18の集合体耳部導体20A及び22Aに形成したマーカー68の高さで規定することにより、コイルパターン20及び22と上下磁性体板62及び64との距離が一定に保たれるため、インダクタンス値のバラツキを抑えて、安定したコイル部品を得ることができる。
【0026】
更に、図5(C)に示す例は、絶縁基板18上のコイルパターン20及び22と上下磁性体板62及び64とをほぼ密着させるとともに、コイルパターン20及び22の導体間に、磁性体粉末72を充填した例である。本例の場合は、絶縁基板18の端部に形成された集合体耳部導体20A及び22Aのみで圧着時の圧力を受け止めることにより、コイルパターン20及び22と磁性体板62及び64がほぼ接するところで接着される。これにより、コイルのインダクタンス値を上げることができる。
【0027】
また、コイルパターンの線間に磁性体粉72が充填されているため、導体間隙部での磁気抵抗が下がり、導体部に差交する磁束が間隙部に集中することにより、渦電流損失を減少させることができる。更に、本例と上記例を組み合わせるようにしてもよい。例えば、絶縁基板18の上下のいずれか一方でコイルパターンと磁性体板がほぼ密着し、他方においては一定の厚みの接着層14を形成するようにしてもよい。また、上記例と同様に、絶縁基板18に磁性体粉を含有させたものを使用することにより、更にインダクタンス値を上げることも可能である。
【0028】
<実施形態4>……次に、図6を参照して、本発明の実施形態4について説明する。本実施形態は、上述したいずれかのコイル部品の主面に、回路部品を搭載するための配線パターンを設けて、コイル部品と回路基板を一体化したものである。一体化の方法としては、磁性体板上に樹脂付き銅箔等により形成したパターンを貼り付ける方法や、薄い多層基板による回路基板を接着して一体化する方法などがある。図6(A)には、本実施形態の回路装置の一例の主要断面が示されており、同図(B)及び(C)には、それぞれ他の例の主要断面が示されている。
【0029】
まず、同図(A)に示す回路装置80は、上述した実施形態2のコイル部品50の上部磁性体板24上に、熱硬化性接着剤による接着層82を介して、配線パターン84,絶縁層86,回路部品を搭載する部品ランド88を形成したものである。
【0030】
同図(B)に示す回路装置90は、上述した実施形態1のコイル部品10の上部磁性体板24上に、接着層82を介して、配線パターン84,絶縁層86,部品ランド88を有する多層プリント基板などの配線基板92を貼り合せた例である。同図(C)に示す回路装置100は、上述した図4(C)のコイル部品50に、前記プリント基板92を設けた例である。このように、薄い多層基板による配線基板92を貼り合せて一体化する方法などがある。
【0031】
本実施形態によれば、貼り合わせ構造の薄型コイル部品の磁性体板に配線パターンを直接形成するか、回路部品を搭載する配線基板を接合して一体化する。これにより、回路モジュールの小型化・低背化に効果があるとともに、少ない工程で効率よく回路装置を生産することができる。なお、上記例では、コイル部品の一方の面の磁性体板にのみ配線基板92を設けることとしたが、コイル部品の両面に設けるようにしてもよい。また、上述した実施形態1〜3のいずれのコイル部品に対しても適用してよい。
【0032】
<実施形態5>……次に、図7〜図11を参照して、本発明の実施形態5について説明する。本実施形態も、上述した実施形態4と同様に、薄型コイルと回路部品搭載用の基板を一体化した回路装置を示すものである。
【0033】
(1)具体例1……最初に、図7〜図9を参照して、本実施形態の具体例1について説明する。図7には、本例の概要を示す斜視図が示されており、図8(A)には、本例の外観斜視図,その#8−#8線に沿って切断した断面を矢印方向に見た状態が、図8(B)に示されている。図9(A)は、本例の積層構造を示す分解斜視図であり、同図(B)にはコイル層の透視状態が示されている。
【0034】
まず、図7に示すように、本例の回路装置110は、下部磁性体板12,接着層14,コイルパターン(図示せず)が形成された絶縁基板18からなる平面コイル,接着層14,上部磁性体板24を貼り合わせてなる薄型のコイル部品112と、回路部品114を搭載するための配線基板92を、熱硬化性接着剤による接着層82を介して貼り合せたものである。なお、コイル部品112の基本的構造は、上述した実施形態1のコイル部品10と同様であり、接着層14は磁性体を含有しない樹脂を利用するものとする。接着層14については、以下の具体例2〜5についても同様である。
【0035】
次に、図8及び図9も参照して、本実施例の詳細な構成について説明する。絶縁基板18としては、例えば両面プリント基板を利用する。図9(A)に示すように、前記絶縁基板18の一方の面には、導体によってスパイラル状のコイルパターン22が形成されており、その裏面には、同図(B)に示すように、同じく導体によってスパイラル状のコイルパターン20が形成されている。これら上下のコイルパターン20及び22は、図8(B)の断面に示すように、略中央部に設けられたスルーホール120によって接続されている。
【0036】
また、前記コイルパターン22の外周側端部には、外部電極26と接続するための接続部22Bが形成されており、他方のコイルパターン20の外周側端部にも、前記接続部22Bと対向する側に、もう一方の外部電極26と接続するための接続部20Bが形成されている。これら接続部20B及び22Bには、外部電極26とコイル引出部の接触面積を大きくするために、適宜位置にスルーホール118が形成されている。更に、前記絶縁基板18の略中央部及び4隅には、開口部116が形成されており、これによって上下の接着層14、14を該開口部116内で連結させて接着強度を高めている。
【0037】
以上のようなコイルパターン20及び22が形成された絶縁基板18からなる平面コイルの両面を、接着層14を介して磁性体板12及び24で挟み込んで貼り合せたコイル部品112には、接着層82を介して多層プリント基板による配線基板92が接合されて一体化される。配線基板92には、例えば、IC124やチップ状コンデンサ122などのチップ状電子部品及びチップ状リード126が、半田バンプなどの接合部128を介して適宜設けられる。このような回路装置110の端面には、コイル部品の外部電極26が回路部の接続を行うための接続手段として設けられている。また、回路装置110と外部との接続は、チップ状リード126を通じて行われ、回路装置110全体を裏返してマザーボード等に実装される。さらに、接続構造の変形例として、外部電極26と同様に回路装置の端面に引出電極を設け、この引出電極を介してマザーボードとの接続を行うことも可能である。
【0038】
本実施例の基本的な効果は、上述した実施形態4と同様であり、内部コイルに回路部品を搭載するための配線基板を接合して一体化したことにより、回路装置の小型化,製造工程の短縮などを図ることができる。なお、このような効果は、以下に示す内部コイルの構造が異なる他の具体例についても同様である。
【0039】
(2)具体例2……次に、図10(A)を参照して、本実施形態の具体例2について説明する。同図(A)に示すように、本例の回路装置130は、下部磁性体板12上に、絶縁基板18とコイルパターン20,22を交互に重ねた積層体134が形成されており、該積層体134上に、接着層14を介して上部磁性体板24が設けられたコイル部品132が形成されている。そして、該コイル部品132の表面には、接着層82を介して配線基板92が接合されている。
【0040】
(3)具体例3……図10(B)に示す回路装置140は、上下両面にスパイラル状のコイルパターン20及び22が形成された絶縁基板18の略中央部に開口部が形成されており、該開口部に挿通する突起部146を有する下部磁性体板144と、上部磁性体板148によって、接着層14を介して平面コイルを挟み込んで貼り合せた構造のコイル部品142に、配線基板92を接合した例である。なお、図示の例では、下部磁性体板144に突起部146を設けることとしたが、上部磁性体板148に設けるようにしてもよいし、上下の磁性体板144,148の双方に、開口部内で接続する突起部を設けるようにしてもよい。
【0041】
(4)具体例4……図11(A)に示す回路装置150は、スパイラル状のコイルパターン160を絶縁層158で挟み込んだ平面コイル162の両面に、接着層14を介して下部磁性体板154,上部磁性体板156を貼り合せた構造のコイル部品152を有する例である。前記上下の磁性体板154及び156は、例えば、フェライトなどの軟磁性体で形成されている。このほか、フェライト含有樹脂,ダスト系材料等を利用してもよく、また、異なる材料を組み合わせるようにしてもよい。更に、前記絶縁層158の略中央及び端部のコイルパターン160が存在しない部分には、開口が設けられており、該開口には、軟磁性体164が充填されている。なお、前記上下磁性体板154及び156を形成する軟磁性体と開口に充填される軟磁性体164とは同じものであってもよいし、異なるものを利用するようにしてもよい。
【0042】
(5)具体例5……図11(B)に示す回路装置170は、磁性体板172に直接形成されたコイルパターン174上に、接着層14を介して上部磁性体板180を設けた構造のコイル部品171に、配線基板92を接合した例である。前記磁性体板172及び180は、印刷法又はグリーンシート法で成膜されたフェライト磁性膜からなり、前記コイルパターン174は、電気メッキにより下部磁性体板172上に形成されている。また、前記コイルパターン174の内周側及び外周側には、導体によって電極引出部176が形成されており、接続部182を介して配線基板の回路部に接続される。
【0043】
<他の実施形態>……本発明には数多くの実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。例えば、前記形態で示した材料や形状・寸法は一例であり、同様の作用を奏するように設計変更可能である。コイルパターンと絶縁層の積層数や、電極の引出構造なども同様である。また、前記実施形態を組み合わせるようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次のような効果がある。
【0045】
(1)磁性体を含有しない樹脂により、磁性体板とコイルパターンを接着することとしたので、コイルパターンと磁性体板の距離を近接させることが可能となり、薄型でインダクタンス値の高いコイル部品を得ることができる。また、磁性体粉を含有しないため、接着性樹脂の流動性がよく、接着層の厚さを薄くして部品の低背化を図ることができる。更に、線膨張係数の調整が容易であるため、磁性体板と接着樹脂の界面における温度変化に起因するクラックや剥離を防止し、部品の信頼性を向上することができる。
【0046】
(2)貼り合わせ構造のコイル部品において、磁性体板とコイルパターン間の距離を規定することとしたので、コイル導体と磁性体板との距離が一定に保たれ、安定したインダクタンス値を得ることができる。また、製造工程でのバラツキが低減され、製品特性の安定化が図れる。
【0047】
(3)回路部品を搭載するための配線基板を、コイル部品の表面に接合して一体化することとしたので、小型・薄型の回路装置を、少ない工程数で作業性よく生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す図であり、同図(A)は部品の外観図,(B)は製造時の分解斜視図,(C)は(A)の#1−#1線に沿って矢印方向に見た断面図,(D)は(C)の点線内の拡大図である。
【図2】コイルパターンと磁性体板間の距離とインダクタンスの関係を示す図である。
【図3】前記形態の他の例を示す図であり、同図(A)は分解斜視図,その#3−#3線に沿って切断した断面が同図(B)に示されている。
【図4】本発明の実施形態2を示すであり、同図(A)は、本実施形態の外観斜視図,その#4−#4線に沿って切断した断面が同図(B)に示されている。同図(C)は、本実施形態の他の例を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態3を示す主要断面図である。
【図6】本発明の実形形態4を示す主要断面図である。
【図7】本発明の実施形態5の概要を示す斜視図である。
【図8】前記形態の実施例1を示す図であり、同図(A)は斜視図,その#8−#8線に沿った断面図が同図(B)に示されている。
【図9】前記実施例1を示す図であり、同図(A)は、積層構造を示す分解斜視図,同図(B)は、コイル層の透視図である。
【図10】前記形態の実施例2及び実施例3を示す主要断面図である。
【図11】前記形態の実施例4及び実施例5を示す主要断面図である。
【図12】背景技術の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…コイル部品
12…磁性体板
14…接着層
16…フィラー
17…平面コイル
18…絶縁基板
20,22…コイルパターン
20A,22A…集合体耳部導体
22B…接続部
24…磁性体板
26…外部電極
30,40,50,60,70…コイル部品
32…空芯コイル
34,36…端部
38…空芯部
42…開口
44…軟磁性体
52…開口
62,64…磁性体板
66…開口部
68…マーカー
72…磁性体粉
80,90,100…回路装置
82…接着層
84…配線パターン
86…絶縁層
88…部品ランド
92…配線基板
110,130,140,150,170…回路装置
112,132,142,152,171…コイル部品
114…回路部品
116…開口部
118…スルーホール
120…スルーホール
122…チップ状コンデンサ
124…IC
126…チップ状リード
128…接合部
134…積層体
144…下部磁性体板
146…突起部
148…上部磁性体板
154,156…磁性体板
158…絶縁層
160…コイルパターン
162…平面コイル
164…軟磁性体
172,180…磁性体板
174…コイルパターン
176…電極引出部
182…接続部
200…コイル部品
202…第1の磁性体基板
204…絶縁層
206,208…コイルパターン
210…コイル層
212…接着層
214…第2の磁性体基板
218…磁性体粉

Claims (20)

  1. 磁性体板と平面コイルとを貼り合せた集合体を複数の単体コイルに分割して得られるコイル部品において、
    前記平面コイルの両面に、磁性体を含有しない接着性樹脂によって前記磁性体板を接着したことを特徴とするコイル部品。
  2. 磁性体板と平面コイルとを貼り合せた集合体を複数の単体コイルに分割して得られるコイル部品において、
    前記平面コイルの両面に、磁性体を含有しない接着性樹脂によって前記磁性体板を接着するとともに、該磁性体板と前記平面コイルの導体との距離が10μm以下であることを特徴とするコイル部品。
  3. 前記平面コイルは、コイルパターンの単層体もしくは前記コイルパターンと絶縁基板が積層された2層以上の積層体であることを特徴とする請求項1又は2記載のコイル部品。
  4. 前記平面コイルは、コイルパターンの単層体もしくは前記コイルパターンと絶縁基板が積層された2層以上の積層体であるとともに、前記コイルパターンがエッチング又は電気メッキで形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載のコイル部品。
  5. 前記平面コイルは、
    絶縁基板,
    該絶縁基板の両主面のそれぞれ対向する位置に設けられた複数のスパイラル状のコイルパターン,
    該コイルパターン同士をスパイラルの中心側で導電接続するスルーホール,
    を有する積層体であることを特徴とする請求項1又は2記載のコイル部品。
  6. 前記平面コイルが、角線をアルファ巻きした空芯コイルであることを特徴とする請求項1又は2記載のコイル部品。
  7. 前記磁性体板が、印刷法又はグリーンシート法で形成されたフェライト板であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコイル部品。
  8. 前記平面コイルの外周よりも外側の位置に、前記磁性体板のいずれか一方を貫通する開口を少なくとも1ヶ所以上設けるとともに、該開口に磁性体又は磁性体粉含有樹脂を充填したことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のコイル部品。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のコイル部品の磁性体板の少なくとも一方の面に、回路部品を実装するための配線パターンもしくは該配線パターンを形成した配線基板を設けたことを特徴とする回路装置。
  10. 絶縁基板の両面にスルーホールによって導電接続されるコイルパターンが突出形成されており、該コイルパターンが形成されていない部分に少なくとも1ヶ所以上の開口部を有する平面コイル,
    該平面コイルの両面に磁性体を含有しない接着層を介して設けられており、厚さ0.1mm以下のフェライトシートを積層圧着して焼成した磁性体板,
    を備えたことを特徴とするコイル部品。
  11. 前記平面コイルの表面に、所定の高さの支持マーカーを複数箇所設けるとともに、該支持マーカーによって圧着時の圧力を受けて前記接着層の厚みを調整することを特徴とする請求項10記載のコイル部品。
  12. 前記平面コイルの少なくとも一方の面のコイルパターンと前記磁性体板が、ほぼ接した状態であることを特徴とする請求項10又は11記載のコイル部品。
  13. 前記平面コイルの絶縁基板が磁性粉を含有することを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載のコイル部品。
  14. 前記コイルパターンの間隙に、磁性体粉含有樹脂を充填したことを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載のコイル部品。
  15. 請求項10〜14のいずれかに記載のコイル部品の磁性体板の少なくとも一方の面に、回路部品を実装するための配線パターンもしくは該配線パターンを形成した配線基板を設けたことを特徴とする回路装置。
  16. 絶縁基板の両面にスパイラル状に形成されており、前記絶縁性基板の略中央部のスルーホールによって導電接続されたコイルパターン,
    該コイルパターンの外周側端部に、前記絶縁基板の対向する位置に設けられており、外部電極と接続するための接続部,
    を備えた平面コイルの両面に、磁性体を含有しない接着層を介して磁性体板を設けるとともに、該磁性体板の少なくとも一方の面に、回路部品を搭載するための配線基板を接合したことを特徴とする回路装置。
  17. 第1の磁性体板上に、コイルパターンと絶縁層を交互に積層した積層体を形成し、該積層体の上面に磁性体を含有しない接着層を介して第2の磁性体板を設けるとともに、前記第1又は第2の磁性体板の少なくとも一方の面に、回路部品を搭載するための配線基板を接合したことを特徴とする回路装置。
  18. 絶縁基板の少なくとも一方の面にスパイラル状のコイルパターンが形成されるとともに、前記絶縁基板の少なくとも中央部に開口部を設けた平面コイル,
    前記開口部に挿通する突起部を有するとともに、前記平面コイルの両面に磁性体を含有しない接着層を介して設けられた磁性体板,
    を備えるとともに、前記磁性体板の少なくとも一方の面に、回路部品を搭載するための配線基板を接合したことを特徴とする回路装置。
  19. 絶縁基板と該基板表面にスパイラル状に形成されたコイルパターンとを有するコイル層,
    該コイル層の両面に、磁性体を含有しない接着層を介して設けられた軟磁性体板,
    前記コイルパターンの略中央部に対応する位置であって、前記絶縁基板を貫通する開口部,
    該開口部に充填された軟磁性体,
    を備えるとともに、前記軟磁性体板の少なくとも一方の面に、回路部品を搭載するための配線基板を接合したことを特徴とする回路装置。
  20. 絶縁性の磁性体板上に形成された少なくとも1つ以上の平面コイル,
    該平面コイルの上面に磁性体を含有しない接着層を介して設けられた磁性体板,
    を備えるとともに、前記磁性体板の少なくとも一方の面に、回路部品を搭載するための配線基板を接合したことを特徴とする回路装置。
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