JP6065772B2 - 消耗品管理装置及び消耗品管理プログラム - Google Patents

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本発明は、消耗品管理装置及び消耗品管理プログラムに関する。
紙などの記録材に画像を形成する機能を備えた画像形成装置として、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、これらの機能を併せもった複合機などが知られている。
このような画像形成装置では、画像形成に伴って消費されるトナー、画像形成に伴って磨耗や劣化が生ずる感光体ドラムや光源LED(Light Emitting Diode)、といった種々の消耗品が用いられている。画像形成装置を安定的に稼働させるためには、消耗品を適宜に交換(例えば、トナーを収容したトナーカートリッジの交換)する必要がある。そこで、画像形成装置の保守サービスの一環として、消耗品の交換が必要となる前までに画像形成装置の設置場所へ消耗品を配送して預託しておき、その作業が必要となった際に速やかに消耗品を交換できるようにすることが期待されている。
これまで、画像形成装置の保守に係る技術に関し、種々の発明が提案されている。
例えば、特許文献1には、画像形成装置のトナー搬送機構におけるトナーの搬送時間に関する情報と、現像器でのトナー消費量の変動に係わる特性量に関する情報と、画像形成装置内の環境を表す特性量に関する情報とを取得し、取得したトナーの搬送時間に関する情報により、予測部にてトナー容器のトナー残量についての予測値を算出し、さらに、補正部にて、記憶部からこの予測値とトナー容器におけるトナー残量についての実測値との対応関係を取得し、取得した対応関係をトナー消費量の変動に係わる特性量と環境を表す特性量とにより補正して、補正した対応関係を用いて予測値を補正する発明が記載されている。
特開2011−65003号公報
本発明は、画像形成装置への消耗品の配送を的確に行えるようにする技術を提案することを目的とする。
本発明(1)は、画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された消耗情報を時系列的に記憶する記憶手段と、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知手段と、前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知手段の動作に関する設定を行う設定手段と、を備え、前記算出手段は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、前記画像形成装置における消耗品の消耗状態が0%から100%になるまでに要した総期間の実績値を算出し、前記設定手段は、前記通知手段の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記総期間の実績値が前記配送期間より短い場合に、前記画像形成装置を前記通知手段による処理の対象から除外する設定を行う、ことを特徴とする消耗品管理装置である。
本発明(2)は、画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された消耗情報を時系列的に記憶する記憶手段と、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知手段と、前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知手段の動作に関する設定を行う設定手段と、を備え、前記通知手段は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が予め定められた基準値に達した時点以降の消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点を特定し、当該特定した時点に基づいて前記通知を出力する基準値後通知方式と、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が前記基準値に達する前に、消耗品の消耗状態が前記配送期間で進行すると推定される消耗状態を加算すると100%以上になったかを判定し、100%以上になったと判定されたことに応じて、前記通知を出力する基準値前通知方式と、を有し、前記算出手段は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、前記画像形成装置における消耗品の消耗状態が0%から100%になるまでに要した総期間の実績値と、消耗状態が前記基準値から100%になるまでに要した残期間の実績値とを算出し、前記設定手段は、前記通知手段の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記総期間の実績値が前記配送期間より長い場合において、前記残期間の実績値が前記配送期間より長い場合に、前記画像形成装置を前記基準値後通知方式の対象に設定し、前記残期間の実績値が前記配送期間より短い場合に、前記画像形成装置を前記基準値前通知方式の対象に設定する、ことを特徴とする消耗品管理装置である。
本発明(3)は、本発明(2)において、前記基準値前通知方式は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が前記基準値となる前に、消耗品の消耗状態が予め定められた幅ずつ進行する毎に、前記配送期間で進行すると推定される消耗状態を加算すると100%以上になるかを判定し、100%以上になったと判定されたことに応じて、前記通知を出力する、ことを特徴とする消耗品管理装置である。
本発明(4)は、画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された消耗情報を時系列的に記憶する記憶手段と、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知手段と、前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知手段の動作に関する設定を行う設定手段と、を備え、前記通知手段は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が予め定められた基準値に達した時点以降の消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点を特定し、当該特定した時点に基づいて前記通知を出力する基準値後通知方式を有し、前記算出手段は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、消耗品の消耗状態が前記基準値から100%になるまでに要した残期間の実績値を算出し、前記設定手段は、前記通知手段の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記残期間の実績値が前記配送期間より長い場合に、前記画像形成装置を前記基準値後通知方式の対象に設定し、更に、消耗品の消耗状態が前記基準値に達した時点から前記特定された時点までの猶予期間が予め定められた閾値より短い場合には、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点において前記通知を出力する対象とし、前記猶予期間が前記閾値より長い場合には、消耗品の消耗状態が100%より小さい予め定められた目標値に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点において前記通知を出力する対象とする、ことを特徴とする消耗品管理装置である。
本発明(5)は、本発明(4)において、前記取得手段は、前記画像形成装置から当該画像形成装置の使用環境を示す環境情報を更に取得し、前記記憶手段は、前記取得手段により取得された消耗情報及び環境情報を時系列的に記憶し、前記基準値後通知方式は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報及び環境情報を用いた重回帰処理により、消耗品の消耗状態の時間的変化を予測する、ことを特徴とする消耗品管理装置である。
本発明(6)は、本発明(4)、(5)において、前記基準値後通知方式は、消耗品の消耗状態が前記基準値となった時点以降に、予め定められた期間が経過する毎に、消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し直す、ことを特徴とする消耗品管理装置である。
本発明(7)は、コンピュータに、画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得機能と、前記取得機能により取得された消耗情報を記憶手段に時系列的に記憶させる記憶機能と、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知機能と、前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出機能と、前記算出機能により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知機能の動作に関する設定を行う設定機能と、を実現させるための消耗品管理プログラムであり、前記算出機能は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、前記画像形成装置における消耗品の消耗状態が0%から100%になるまでに要した総期間の実績値を算出し、前記設定機能は、前記通知機能の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記総期間の実績値が前記配送期間より短い場合に、前記画像形成装置を前記通知機能による処理の対象から除外する設定を行う、ことを特徴とする消耗品管理プログラムである。
本発明(8)は、コンピュータに、画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得機能と、前記取得機能により取得された消耗情報を記憶手段に時系列的に記憶させる記憶機能と、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知機能と、前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出機能と、前記算出機能により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知機能の動作に関する設定を行う設定機能と、を実現させるための消耗品管理プログラムであり、前記通知機能は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が予め定められた基準値に達した時点以降の消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点を特定し、当該特定した時点に基づいて前記通知を出力する基準値後通知方式と、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が前記基準値に達する前に、消耗品の消耗状態が前記配送期間で進行すると推定される消耗状態を加算すると100%以上になったかを判定し、100%以上になったと判定されたことに応じて、前記通知を出力する基準値前通知方式と、を有し、前記算出機能は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、前記画像形成装置における消耗品の消耗状態が0%から100%になるまでに要した総期間の実績値と、消耗状態が前記基準値から100%になるまでに要した残期間の実績値とを算出し、前記設定機能は、前記通知機能の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記総期間の実績値が前記配送期間より長い場合において、前記残期間の実績値が前記配送期間より長い場合に、前記画像形成装置を前記基準値後通知方式の対象に設定し、前記残期間の実績値が前記配送期間より短い場合に、前記画像形成装置を前記基準値前通知方式の対象に設定する、ことを特徴とする消耗品管理プログラムである。
本発明(9)は、コンピュータに、画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得機能と、前記取得機能により取得された消耗情報を記憶手段に時系列的に記憶させる記憶機能と、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知機能と、前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出機能と、前記算出機能により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知機能の動作に関する設定を行う設定機能と、を実現させるための消耗品管理プログラムであり、前記通知機能は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が予め定められた基準値に達した時点以降の消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点を特定し、当該特定した時点に基づいて前記通知を出力する基準値後通知方式を有し、前記算出機能は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、消耗品の消耗状態が前記基準値から100%になるまでに要した残期間の実績値を算出し、前記設定機能は、前記通知機能の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記残期間の実績値が前記配送期間より長い場合に、前記画像形成装置を前記基準値後通知方式の対象に設定し、更に、消耗品の消耗状態が前記基準値に達した時点から前記特定された時点までの猶予期間が予め定められた閾値より短い場合には、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点において前記通知を出力する対象とし、前記猶予期間が前記閾値より長い場合には、消耗品の消耗状態が100%より小さい予め定められた目標値に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点において前記通知を出力する対象とする、ことを特徴とする消耗品管理プログラムである。
本発明(1)、(7)によれば、画像形成装置から取得した消耗情報の時間的変化に基づく配送の通知に適さない画像形成装置(消耗品の消耗状態が0%から100%となるまでの総期間が配送期間より短い画像形成装置)においても、消耗品の消耗状態が100%となった時点で速やかに消耗品を交換することが可能となる。
本発明(2)、(8)によれば、消耗品の消耗状態の将来的な時間的変化を予測する時点(消耗品の消耗状態が基準値となった時点)では配送の通知が手遅れとなる画像形成装置についても、消耗品の配送の通知を適切なタイミングで行うことが可能となる。
本発明(3)によれば、本発明(2)の適用を、消耗品管理装置の処理負担を抑えつつ実現することが可能となる。
本発明(4)、(9)によれば、消耗品の消耗速度が遅く、予測した時間的変化と実際の時間的変化とのずれが大きくなる傾向にある画像形成装置について、消耗品の配送の通知が手遅れとなる事態を低減することが可能となる。
本発明(5)によれば、消耗品の消耗状態の将来的な時間的変化を予測する精度を高めることができ、消耗品の配送の通知をより適切なタイミングで行えるようになる。
本発明(6)によれば、消耗品の消耗状態の将来的な時間的変化を適宜見直すことができ、消耗品の配送の通知をより適切なタイミングで行えるようになる。
消耗品管理システムの全体構成の概略を示す図である。 消耗品管理装置及び画像形成装置の機能ブロックの例を示す図である。 消耗品管理装置の動作に関する概略的なフローの例を示す図である。 預託該当機、規格外配送該当機、通常予測該当機及びデイリー監視該当機の割当て例を示す図である。 トナーの残量と所要日数との関係の例を示す図である。 トナーの消費速度と配送指示との関係の例を示す図である。 従来方式と本発明とを比較した例を示す図である。 複数の画像形成装置をトナーの消費速度に応じてカテゴリ分けした例を示す図である。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る消耗品管理システムの全体構成の概略を示してある。本例の消耗品管理システム1は、消耗品管理装置2にネットワーク4を介して複数台(本例では、6台)の画像形成装置3A〜3F(以下、画像形成装置3)を接続した構成になっている。ネットワーク4としては、種々の通信路を用いることができ、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどが用いられる。
図2には、消耗品管理装置2及び画像形成装置3の機能ブロックの例を示してある。
画像形成装置3は、紙などの記録材にトナーによって画像を形成する画像形成処理部31を備えた装置であり、例えば、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、これらの機能を併せ持った複合機などが用いられる。
画像形成装置3は、画像形成処理部31の他に、画像形成処理部31に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報及び当該画像形成装置3の使用環境を示す環境情報を検出する検出部32と、検出部32で検出した消耗情報及び使用情報を、自己(画像形成装置3)を識別する装置識別情報と共に、消耗品管理装置2へネットワーク4を介して提供(送信)する通信部33とを備えている。
ここで、以下では、画像形成装置3における消耗品の一種であるトナーを例にして説明を行う。本例では、検出部32において、消耗品の消耗状態を示す消耗情報として、トナーカートリッジに収容されているトナーの消費状態の進行に相関関係を有するトナー供給用のディスペンサーモーターの通電積算時間を検出する。なお、ディスペンサーモーターの通電積算時間に代えて、他の情報を検出するようにしてもよく、トナーの消費状態の推定に利用できる情報(すなわち、トナーの消費状態の進行に相関関係を有する情報)であればよい。
また、本例では、検出部32において、画像形成装置3の使用環境を示す環境情報として、温度、湿度といった環境要因を示す情報や、カラー印刷枚数、白黒印刷枚数、両面印刷、片面印刷といった使用状況を示す情報を検出する。すなわち、ディスペンサーモーターの通電積算時間が同じであっても、使用環境の相違によってトナーの消費状態が変動するので、トナーの消費状態を推定する精度の向上を図るべく、トナーの消費状態に影響を与え得る種々の使用環境について環境情報を取得する。
なお、感光体ドラムや光源LEDといった他の消耗品についても本発明を適用することができ、この場合には、対象となる消耗品の種別に応じて、その消耗状態の推定に利用できる情報を、消耗品の消耗状態を示す消耗情報として検出すればよい。例えば、感光体ドラムについての消耗情報としては、印刷枚数を計数するカウンタ値を用いることができる。また、例えば、光源LEDについての消耗情報としては、画像形成装置の稼働時間を用いることができる。
消耗品管理装置2は、例えば、消耗品の配送サービスを管理する管理センタに設置され、顧客先のオフィス等の種々な場所に設置された複数の画像形成装置3をネットワーク4を介して遠隔監視する。
消耗品管理装置2は、トナーの消費状態を推定した結果に基づいてトナーカートリッジの配送の必要性を判定するものであり、通信部21、データ記憶部22、配送指示制御部23、期間算出部24、設定処理部25、通知出力部26を有している。
通信部21は、管理対象となる各々の画像形成装置3から装置識別情報、消耗情報及び環境情報をネットワーク4経由で取得(受信)する。
データ記憶部22は、管理対象となる各々の画像形成装置3から取得した装置識別情報、消耗情報及び環境情報を、これら情報の取得日時を示す情報と対応付けて蓄積していく。すなわち、データ記憶部22には、画像形成装置3毎に、消耗情報及び環境情報が時系列的に記憶される。したがって、データ記憶部22を参照することで、個々の画像形成装置3について、消耗情報の時間的変化や環境情報の時間的変化を把握することができる。なお、取得日時を示す情報は、画像形成装置3が消耗情報等の検出時や送信時に付与し、消耗情報等と共に送信してもよく、或いは、消耗品管理装置2が上記の情報の受信時やデータ記憶部22への記憶時に付与してもよい。
配送指示制御部23は、データ記憶部22に記憶されている画像形成装置3毎の消耗情報(及び環境情報)に基づいて、画像形成装置3毎にトナーの消費状態の推定や将来予測を行い、装置設置場所への新たなトナーカートリッジの配送を指示する配送指示の情報を指示出力部26へ与える。本例では、配送指示方式として、第1配送指示方式23a、第2配送指示方式23b、第3配送指示方式23cの3つを有しており、いずれの配送指示方式を用いるか等は後述の設定処理部25により画像形成装置3毎に設定されている。
ここで、第1配送指示方式23a及び第2配送指示方式23bは、本発明に係る基準値後通知方式に相当し、第3配送指示方式23cは、本発明に係る基準値前通知方式に相当する。
また、本例では、トナーの消費状態の推定値を表す指標として、トナーの消費状態の進行に伴って0%から100%に向かって変化する推定消費率を用いている。
また、本例では、日単位で処理を行っているが、他の時間単位(例えば1時間単位や数時間単位)で処理を行ってもよい。
第1配送指示方式23aでは、対象となる画像形成装置3から取得した消耗情報に基づいて、当該画像形成装置3に取り付け状態にあるトナーカートリッジに収容されているトナーの現時点における推定消費率を算出し、推定消費率が予め定められた基準値(本例では、80%)に達したかを否かを判定する。そして、推定消費率が基準値に達したと判定された時点において、当該トナーカートリッジについて当該時点までに取得された消耗情報及び環境情報に基づいて、当該時点以降におけるトナーの推定消費率の時間的変化を予測し、トナーの推定消費率が100%になると予測される時点からトナーカートリッジの配送に要する配送期間の日数(例えば6日)分を遡った時点を特定し、当該特定した時点の日付を配送指示の出力を行う配送指示日に決定する。そして、配送指示日が到来した時点において、トナーカートリッジの配送指示の情報を指示出力部26へ与える。
ここでは、トナーの推定消費率の時間的変化についての将来予測を、消耗情報だけでなく環境情報を併用した重回帰処理により行うことで、将来予測の精度を高めている。なお、環境情報には多数の種別があり、全ての種別の環境情報を用いることは処理負担の観点から見れば好ましくない。そこで、本例では、多数の種別がある環境情報のうち、トナーの消費状態に与える影響の寄与度が高いと推定される幾つかを所定のアルゴリズムにより選択して重回帰に用いるようにしている。このアルゴリズムとしては、例えば、AIC(Akaike’s Information Criterion)を採用したアルゴリズムが挙げられる。
第2配送指示方式23bでは、第1配送指示方式23aと同様に、トナーの推定消費率が基準値に達したと判定された時点において、当該時点以降におけるトナーの推定消費率の時間的変化を予測して、トナーカートリッジの配送指示日の決定を行うが、その後の動作が第1配送指示方式23aとは異なる。具体的には、第2配送指示方式23bでは、配送指示日の決定後、定期的に(本例では、1日毎)にトナーの推定消費率の時間的変化を予測し直して、トナーカートリッジの配送指示日を修正する。
これは、推定消費率が基準値に達したと判定された時点までの情報に基づく将来予測では十分な予測精度が得られない場合があるので、その後に取得した消耗情報及び環境情報を加えた重回帰処理により定期的に将来予測をし直すことで、トナーカートリッジの配送指示日の更なる適正化を図るものである。
また、第2配送指示方式23bでは、第1配送指示方式23aのようにトナーの推定消費率が100%となる時点を予測目標とするのではなく、それより小さい95%となる時点を予測目標とする。つまり、トナーの推定消費率についての目標値を100%より前の95%に設定して、消耗品の推定消費率が95%になると予測される時点からトナーカートリッジの配送期間の日数分を遡った時点を特定し、当該時点の日付を配送指示の出力を行う配送指示日に決定する。
これは、トナーの消耗状態の進行のばらつきを考慮して、トナーの推定消費率が100%より前の95%に達することが予測される時点までにトナーカートリッジが配送されるようにすることで、顧客先でのトナーカートリッジの欠品によって画像形成装置3を利用できない状態が発生することの防止を図るものである。
第3配送指示方式23cでは、対象となる画像形成装置3から取得した消耗情報に基づいて、当該画像形成装置3に取り付け状態にあるトナーカートリッジに収容されているトナーの推定消費率が基準値(本例では、80%)に達する前に、推定消費率が予め定められた幅(本例では、10%刻み)ずつ進行する毎に、トナーの推定消費率が100%に達するまでの残日数を線形的に推定する。そして、残日数がトナーカートリッジの配送期間の日数と一致した時点で、トナーカートリッジの配送指示を出力する。言い換えれば、トナーの推定消費率がトナーカートリッジの配送日数分の期間で進行すると推定される推定消費率を加算すると100%となった時点において、トナーカートリッジの配送指示の情報を指示出力部26へ与える。
これは、推定消費率が基準値に達した時点(及びそれ以降)に将来予測する第1配送指示方式23aや第2配送指示方式23bでは配送指示が手遅れになることが想定される画像形成装置についても、トナーカートリッジの配送指示を適時に行えるようにしたものである。
また、第3配送指示方式23cでは、推定消費率10%刻みの或る時点では残日数がトナーカートリッジの配送期間より長いが、次の時点で日数がトナーカートリッジの配送期間より短いことが判明した場合には、トナーカートリッジの配送を即日に開始することを指示する即日配送指示の情報を指示出力部26へ与える。
これは、顧客先でのトナーカートリッジの欠品によって画像形成装置3を利用できない状態が発生する期間を極力低減するものである。
指示出力部26は、配送指示制御部23から配送指示の情報を受けたことに応じて、担当部署へ宛てて配送指示を出力する。配送指示の出力は種々の方法で行うことができ、例えば、電子メールによる出力や、専用アプリケーションによる出力などで行うことができる。また、音声メッセージによる出力でもよく、画像形成装置3毎に設けたランプの点灯による出力でもよい。
期間算出部24は、データ記憶部22に記憶されている画像形成装置3毎の消耗情報に基づいて、画像形成装置3毎にトナーの推定消費率を求め、トナーの推定消費率が0%から100%となるまでに要した総期間の実績値と、推定消費率が上記の基準値(本例では、80%)に到達してから100%になるまでに要した残期間の実績値を算出する。
なお、配送指示制御部23及び期間算出部24は、いずれも、データ記憶部22に記憶されている画像形成装置3毎の消耗情報(及び環境情報)に基づいて処理を行うが、処理に用いる情報の対象期間が異なっている。
具体的には、配送指示制御部23では、画像形成装置3におけるトナーカートリッジの交換後、すなわち、当該画像形成装置3に取り付け状態にあるトナーカートリッジについての消耗情報(及び環境情報)に基づいて、当該トナーカートリッジに収容されているトナーの推定消費率の算出や将来予測を行って、トナーカートリッジの配送指示を指示出力部26により出力させる。
これに対し、期間算出部24では、画像形成装置3におけるトナーカートリッジの交換前、すなわち、当該画像形成装置3に過去(直前又はそれより前)に取り付けられていたトナーカートリッジについての消耗情報に基づいて、当該トナーカートリッジに収容されていたトナーの推定消費率の算出を行って、トナーカートリッジの消費に要する総期間と推定消費率が基準値に達してからの残期間の各々の過去実績を算出する。
ここで、本例の期間算出部24では、配送指示制御部23と同様に日単位で各期間の算出を行っているが、配送指示制御部23で他の時間単位を用いる場合には、これに合わせた時間単位で各期間の算出を行えばよい。
なお、データ記憶部22に記憶されている画像形成装置3毎の消耗情報(及び環境情報)について、トナーカートリッジの交換前と交換後の切り分けは種々の手法により行うことができる。すなわち、例えば、トナーカートリッジの交換日時をユーザ入力又は自動検出して記憶しておき、消耗情報(及び環境情報)の取得日時とトナーカートリッジの交換日時とを比較して判断する手法や、トナーカートリッジの交換により消耗情報(ここでは、ディスペンサーモーターの通電積算時間)が初期値(例えばゼロ)にリセットされる構成とし、初期値を指し示す消耗情報を見つけ出して判断する手法などが挙げられる。
設定処理部25は、期間算出部24により画像形成装置3毎に算出された総期間及び残期間の各実績値とトナーカートリッジの配送期間(本例では、6日)とを比較し、当該比較の結果に応じて、各々の画像形成装置3に対して配送指示方式23a〜23cのいずれを適用するか、或いはいずれも適用しないか等の設定を行う。
具体的には、対象となる画像形成装置3について総期間の実績値と配送期間とを比較し、総期間の実績値が配送期間より短い場合には、その画像形成装置3を配送指示方式23a〜23cのいずれも適用しない設定とする。すなわち、配送指示制御部23の処理の対象から除外し、配送指示に依らずにトナーカートリッジを顧客先に事前配送して預託させておく対象(以下、預託該当機と呼ぶ)に設定する。預託該当機の情報は指示出力部26へ与えられ、任意のタイミングで担当部署へ宛てて出力される。
また、対象となる画像形成装置3について総期間の実績値が配送期間より長い場合において、推定消費率が基準値に達してからの残期間の実績値と配送期間とを比較し、残期間の実績値が配送期間より短い場合には、その画像形成装置3を第3配送指示方式23cの対象(以下、規格外配送該当機と呼ぶ)に設定する。
また、対象となる画像形成装置3について総期間の実績値が配送期間より長い場合において、残期間の実績値が配送期間より長い場合には、第1配送指示方式23a又は第2配送指示方式23bのいずれかの対象となる。
なお、第1配送指示方式23a及び第2配送指示方式23bのいずれも、トナーの推定消費率が基準値に達したと判定された時点において、当該時点以降におけるトナーの推定消費率の時間的変化を予測して、トナーカートリッジの配送指示日の決定を行うところまで共通しており、当該決定した配送指示日までの猶予期間(トナーの推定消費率が基準値に達したと判定された時点から配送指示日までの期間)に応じて、第1配送指示方式23a又は第2配送指示方式23bのいずれの対象とするかが決定される。すなわち、猶予期間が閾値(本例では、配送期間と同じ6日)より短い場合には、その画像形成装置3を第1配送指示方式23aの対象(以下、通常予測該当機と呼ぶ)に設定し、猶予期間が閾値より長い場合には、その画像形成装置3を第2配送指示方式23bの対象(以下、デイリー監視該当機と呼ぶ)に設定する。
なお、総期間の実績値が配送期間と同じ画像形成装置3は、預託該当機、規格外配送該当機のいずれに設定してもよい。また、残期間の実績値が配送期間と同じ画像形成装置3は、規格外配送該当機、通常予測該当機のいずれに設定してもよい。また、猶予期間が閾値と同じ画像形成装置3は、通常予測該当機、デイリー監視該当機のいずれに設定してもよい。
図3には、消耗品管理装置2の動作に関する概略的なフローの例を示してある。
消耗品管理装置2は、管理下にある各々の画像形成装置3を個別に対象にして以下の処理を行う。
まず、対象となる画像形成装置3でトナーカートリッジを配送期間(本例では、6日)内に使い切ってしまうか否か、すなわち、期間算出部24で算出された総期間の実績値が配送期間より短いか否かを判定する(ステップS11)。
そして、ステップS11において、総期間の実績値が配送期間より短いと判定された場合(Yes)は、対象の画像形成装置3を預託該当機(配送指示制御部23による処理の対象外)とする。すなわち、該当する画像形成装置3に対して、配送指示に依らずにトナーカートリッジを顧客先に事前配送して預託させておく。これにより、顧客からの要求によりトナーカートリッジを緊急配送する比率(緊急配送比率)を大幅に減らすことが可能となる。
一方、ステップS11において、総期間の実績値が配送期間より長いと判定された場合(No)は、トナーの残量が20%以上(推定消費率が80%未満)における10%刻みの推定消費率から配送期間を考慮すると顧客先で欠品が生じるか否か、すなわち、期間算出部24で算出された残期間の実績値が配送期間より短いか否かを判定する(ステップS12)。
そして、ステップS12において、残期間の実績値が配送期間より短いと判定された場合(Yes)は、対象の画像形成装置3を規格外配送該当機(第3配送指示方式23cを適用)とする。これにより、例えば、トナーの残量が20%(推定消費率が80%)の時点で重回帰処理により将来予測する方式では配送が間に合わない顧客先に対しても、顧客からの要求を待たずにトナーカートリッジの配送を行うことができ、緊急配送比率を大幅に減らすことが可能となる。
一方、ステップS12において、残期間の実績値が配送期間より長いと判定された場合(No)は、対象の画像形成装置3を通常予測該当機又はデイリー監視該当機(第1配送指示方式23a又は第2配送指示方式23bを適用)とする。
この場合、トナーの残量が20%(推定消費率が80%)の時点において、消耗情報及び環境情報に基づく重回帰処理を行ってトナーカートリッジの配送指示日を決定し(ステップS13)、配送指示日までの猶予期間が閾値(本例では、配送期間と同じ6日)以上か否かを判定する(ステップS14)。
そして、ステップS14において、猶予期間が閾値未満と判定された場合(No)は、対象の画像形成装置3を通常予測該当機(第1配送指示方式23aの対象)とする。これにより、トナーの残量が20%(推定消費率が80%)の時点における将来予測により決定された配送指示日の到来時に、トナーカートリッジの配送が開始される。
一方、ステップS14において、猶予期間が閾値以上と判定された場合(Yes)は、対象の画像形成装置3をデイリー監視該当機(第2配送指示方式23bの対象)とする。
この場合、定期的に(本例では、1日毎)にトナーの推定消費率の時間的変化を予測し直して、トナーカートリッジの配送指示日を修正する(ステップS15)。このとき、トナーの推定消費量が100%の時点を交換日とするのではなく、その前の95%の時点を交換日として、トナーカートリッジの配送指示日を修正する。
そして、トナーの推定消費量が95%時点までにトナーカートリッジが顧客先に到着するように、修正後の配送指示日の到来時に、トナーカートリッジの配送を開始させる(ステップS16)。これにより、顧客先でのトナーカートリッジの欠品によって画像形成装置3を利用できない状態の発生を低減することができる。
図4には、預託該当機、規格外配送該当機、通常予測該当機及びデイリー監視該当機の割当て例を示してある。なお、同図のグラフにおいて、横軸は、トナーの消費速度(すなわち、トナーカートリッジの消費に要する総期間)を表し、縦軸は、該当する画像形成装置3の台数を表している。
図4に示されるように、トナーの消費速度が極めて速く、配送期間に満たない画像形成装置3は、預託該当機として扱われる。また、トナーの消費速度が比較的速く、トナーの推定消費率が基準値となった時点では配送が間に合わない画像形成装置3は、規格外配送該当機として扱われる。また、トナーの消費速度が比較的遅く、トナーの推定消費率が基準値となった時点に決定した配送指示日までの猶予期間が閾値以上ある画像形成装置3は、デイリー監視該当機として扱われる。そして、上記以外の画像形成装置3は、通常予測該当機として扱われる。
このように、本例では、トナーの消費速度に応じて、トナーの消費状況に応じた配送指示を行うか否かや、適用する配送指示方式の種別を選択する構成となっている。
図5には、トナーの残量と所要日数との関係の例を示してある。同図は、配送期間を10日とした場合の例であり、残量及び所要日数で区分けされた各欄の値は、トナーの残量が0%になるまでの残日数を表している。
例えば、トナー供給用のディスペンサーモーターの通電積算時間から推定されるトナーの残量が80%となる時点(Days80)までの所要日数が2日以下の場合には、トナーの残量が0%になるまで現状のトレンドで使用を継続すると仮定すると、トナーの残量が80%から0%になるまでの残日数は8日以下となる。この場合、残日数が配送期間(10日)を切っているので、トナー残量の推定値が20%の時点(Days20)における将来予測に基づく配送指示を待たず、トナー残量の推定値が80%の時点(Days80)で即時に配送指示を出力することとする。
図6には、トナーの消費速度と配送指示との関係の例を示してある。
例えば、トナー残量の推定値が80%の時点(Days80)で、トナー残量が0%になるまでの残日数が配送期間より短いことが判明した画像形成装置3については、その時点(Days80)で即時に配送指示が出力されることになる。また、トナー残量の推定値が50%の時点(Days50)で、トナー残量が0%になるまでの残日数が配送期間より短いことが判明した画像形成装置3については、その時点(Days50)で即時に配送指示が出力されることになる。また、トナー残量の推定値が20%の時点(Days20)においてもトナー残量が0%になるまでの残日数が配送期間より長い画像形成装置3については、その後の将来予測の結果に基づいて配送指示が出力されることになる。
次に、従来方式に係る配送指示と本発明に係る配送指示とを比較する。
ここで、本発明の比較対象とする第1の従来方式(以下、従来1)では、過去のデータに基づき、トナー残量が0%となった時点から配送期間分を遡った時点におけるトナーの平均的な残量をPN(Pre Near)として規定してあり、トナー供給用のディスペンサーモーターの通電積算時間から推定されるトナーの残量がPNに達した時点で配送指示を出力する。
また、本発明の比較対象とする第2の従来方式(以下、従来2)では、第1配送指示方式23aと同様に、トナー供給用のディスペンサーモーターの通電積算時間から推定されるトナーの残量が基準値(本例では、80%)に達した時点で、当該時点以降におけるトナー消費の将来予測を行い、トナーの推定消費率が100%になると予測される時点から配送期間分を遡った時点に配送指示を出力する。すなわち、従来2では、トナーの消費速度に応じて、トナーの消費状況に応じた配送指示を行うか否かや、適用する配送指示方式の種別を選択する本発明とは異なり、常に第1配送指示方式23aを適用する。
図7には、従来方式(従来1、従来2)と本発明とを比較した例を示してある。同図は、過去のトナー交換に係る12973件の事例に基づいて、従来1、従来2、本発明の各々についてシミュレーションした結果である。
従来1では、顧客からの要求による緊急配送を行った事例の件数は3113件であり、24.0%の緊急配送率となっている。また、トナーカートリッジを配送してから実際に交換するまで顧客先に預託していた日数の平均である平均在庫日数は、8.8日となっている。また、トナー残量が0%になる予測日と実際に0%となった日のずれ(差分)である予測誤差が20日以内に収束した事例の件数は5983件であり、45.8%の収束率となっている。
次に、従来2では、緊急配送件数は6071件であり、46.8%の緊急配送率となっている。また、平均在庫日数は6.2日となっている。また、予測誤差が20日以内の収束件数は6048件であり、46.6%の収束率となっている。
これに対し、本発明では、緊急配送件数は848件であり、6.5%の緊急配送率となっている。また、平均在庫日数は13.3日となっている。また、予測誤差が20日以内の収束件数は7885件であり、75.7%の収束率となっている。
このように、本発明によれば、従来1、従来2に比べ、緊急配送件数を大幅に低減したことが分かる。なお、平均在庫日数が増加しているが、これは緊急配送件数の減少に伴うものであり、緊急配送件数の低減度合を考慮すれば十分な効果が得られている。また、本発明によれば、従来1、従来2に比べ、予測誤差が20日以内の収束件数を大幅に向上できたことが分かる。
図8には、複数の画像形成装置をトナーの消費速度に応じてカテゴリ分けした例を示してある。ここでは、トナーの消費速度を表す指標として、トナー交換の平均日数(トナーを交換してから次のトナーに交換するまでの平均日数)を用いている。
図8(a)は、トナー交換の平均日数が6日未満の画像形成装置群であるクラスタ1に関するグラフであり、(b)は、トナー交換の平均日数が6日以上10日未満の画像形成装置群であるクラスタ2に関するグラフであり、(c)は、トナー交換の平均日数が10日以上20日未満の画像形成装置群であるクラスタ3に関するグラフであり、(d)は、トナー交換の平均日数が20日以上50日未満の画像形成装置群であるクラスタ4に関するグラフである。これらのグラフにおいて、横軸は予測誤差(日数)を表し、縦軸はその予測誤差に該当する画像形成装置の台数を表す。図8(a)〜(d)を比較すると明らかなように、トナーの消費速度が遅いほど予測誤差のばらつきが大きいことが分かる。
このようなカテゴリ分けをする場合には、カテゴリ4に属する画像形成装置のように、トナーの消費速度が非常に遅く予測誤差のばらつきが大きい画像形成装置を、デイリー監視該当機の対象に設定するようにしてもよく、このような構成によっても、配送指示が手遅れとなる事態を効果的に低減することが可能となる。
なお、これまでの説明で用いた各種の数値は一例であり、本発明の技術思想に適合する種々の数値を適用可能なことは言うまでもない。
また、これまでの説明では、消耗品の配送を促す通知として、消耗品の配送指示を用いたが、このように消耗品の配送を明確に要請する通知でなくともよく、消耗品の配送を行う必要性があることを担当者が認識可能な通知であればよい。
ここで、本例の消耗品管理装置2は、各種演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)、CPUの作業領域となるRAM(Random Access Memory)や基本的な制御プログラムなどを記録したROM(Read Only Memory)等の主記憶装置、各種のプログラムやデータを記憶するHDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置、各種の情報を表示出力するための表示装置及び操作者により入力操作に用いられる操作ボタンやタッチパネル等の入力機器とのインタフェースである入出力I/F、他の装置との間で有線又は無線により通信を行うインタフェースである通信I/F、といったハードウェア資源を備えたコンピュータにより実現されている。
そして、本発明に係るプログラムを補助記憶装置等から読み出してRAMに展開し、これをCPUにより実行させることで、本発明に係る消耗品管理装置の機能をコンピュータ上に実現している。
なお、本例では、本発明に係る取得手段の機能を通信部21により実現し、本発明に係る記憶手段の機能をデータ記憶部22により実現し、本発明に係る通知手段の機能を配送指示制御部23及び指示出力部26により実現し、本発明に係る算出手段の機能を期間算出部24により実現し、本発明に係る設定手段の機能を設定処理部25により実現している。
ここで、本発明に係るプログラムは、例えば、当該プログラムを記憶したCD−ROM等の外部記憶媒体から読み込む形式や、通信網等を介して受信する形式などにより、消耗品管理装置2のコンピュータに設定される。
なお、本例のようなソフトウェア構成により各機能部を実現する態様に限られず、各機能部を専用のハードウェアモジュールで実現するようにしてもよい。
本発明は、画像形成装置に対する消耗品の配送の管理に関する種々のシステムや装置、これらのプログラム等に利用することができる。
1:消耗品管理システム、 2:消耗品管理装置、 3(3A〜3F):画像形成装置、 4:ネットワーク、
21:通信部、 22:データ記憶部、 23:配送指示制御部、 24:期間算出部、 25:設定処理部、 26:指示出力部、
31:画像形成処理部、 32:検出部、 33:通信部

Claims (9)

  1. 画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された消耗情報を時系列的に記憶する記憶手段と、
    前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知手段と、
    前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知手段の動作に関する設定を行う設定手段と、を備え、
    前記算出手段は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、前記画像形成装置における消耗品の消耗状態が0%から100%になるまでに要した総期間の実績値を算出し、
    前記設定手段は、前記通知手段の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記総期間の実績値が前記配送期間より短い場合に、前記画像形成装置を前記通知手段による処理の対象から除外する設定を行う、
    ことを特徴とする消耗品管理装置。
  2. 画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された消耗情報を時系列的に記憶する記憶手段と、
    前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知手段と、
    前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知手段の動作に関する設定を行う設定手段と、を備え、
    前記通知手段は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が予め定められた基準値に達した時点以降の消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点を特定し、当該特定した時点に基づいて前記通知を出力する基準値後通知方式と、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が前記基準値に達する前に、消耗品の消耗状態が前記配送期間で進行すると推定される消耗状態を加算すると100%以上になったかを判定し、100%以上になったと判定されたことに応じて、前記通知を出力する基準値前通知方式と、を有し、
    前記算出手段は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、前記画像形成装置における消耗品の消耗状態が0%から100%になるまでに要した総期間の実績値と、消耗状態が前記基準値から100%になるまでに要した残期間の実績値とを算出し、
    前記設定手段は、前記通知手段の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記総期間の実績値が前記配送期間より長い場合において、前記残期間の実績値が前記配送期間より長い場合に、前記画像形成装置を前記基準値後通知方式の対象に設定し、前記残期間の実績値が前記配送期間より短い場合に、前記画像形成装置を前記基準値前通知方式の対象に設定する、
    ことを特徴とする消耗品管理装置。
  3. 前記基準値前通知方式は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が前記基準値となる前に、消耗品の消耗状態が予め定められた幅ずつ進行する毎に、前記配送期間で進行すると推定される消耗状態を加算すると100%以上になるかを判定し、100%以上になったと判定されたことに応じて、前記通知を出力する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の消耗品管理装置。
  4. 画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された消耗情報を時系列的に記憶する記憶手段と、
    前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知手段と、
    前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知手段の動作に関する設定を行う設定手段と、を備え、
    前記通知手段は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が予め定められた基準値に達した時点以降の消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点を特定し、当該特定した時点に基づいて前記通知を出力する基準値後通知方式を有し、
    前記算出手段は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、消耗品の消耗状態が前記基準値から100%になるまでに要した残期間の実績値を算出し、
    前記設定手段は、前記通知手段の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記残期間の実績値が前記配送期間より長い場合に、前記画像形成装置を前記基準値後通知方式の対象に設定し、更に、消耗品の消耗状態が前記基準値に達した時点から前記特定された時点までの猶予期間が予め定められた閾値より短い場合には、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点において前記通知を出力する対象とし、前記猶予期間が前記閾値より長い場合には、消耗品の消耗状態が100%より小さい予め定められた目標値に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点において前記通知を出力する対象とする、
    ことを特徴とする消耗品管理装置。
  5. 前記取得手段は、前記画像形成装置から当該画像形成装置の使用環境を示す環境情報を更に取得し、
    前記記憶手段は、前記取得手段により取得された消耗情報及び環境情報を時系列的に記憶し、
    前記基準値後通知方式は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報及び環境情報を用いた重回帰処理により、消耗品の消耗状態の時間的変化を予測する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の消耗品管理装置。
  6. 前記基準値後通知方式は、消耗品の消耗状態が前記基準値となった時点以降に、予め定められた期間が経過する毎に、消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し直す、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の消耗品管理装置。
  7. コンピュータに、
    画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得機能と、
    前記取得機能により取得された消耗情報を記憶手段に時系列的に記憶させる記憶機能と、
    前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知機能と、
    前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出機能と、
    前記算出機能により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知機能の動作に関する設定を行う設定機能と、を実現させるための消耗品管理プログラムであり、
    前記算出機能は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、前記画像形成装置における消耗品の消耗状態が0%から100%になるまでに要した総期間の実績値を算出し、
    前記設定機能は、前記通知機能の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記総期間の実績値が前記配送期間より短い場合に、前記画像形成装置を前記通知機能による処理の対象から除外する設定を行う、
    ことを特徴とする消耗品管理プログラム。
  8. コンピュータに、
    画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得機能と、
    前記取得機能により取得された消耗情報を記憶手段に時系列的に記憶させる記憶機能と、
    前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知機能と、
    前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出機能と、
    前記算出機能により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知機能の動作に関する設定を行う設定機能と、を実現させるための消耗品管理プログラムであり、
    前記通知機能は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が予め定められた基準値に達した時点以降の消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点を特定し、当該特定した時点に基づいて前記通知を出力する基準値後通知方式と、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が前記基準値に達する前に、消耗品の消耗状態が前記配送期間で進行すると推定される消耗状態を加算すると100%以上になったかを判定し、100%以上になったと判定されたことに応じて、前記通知を出力する基準値前通知方式と、を有し、
    前記算出機能は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、前記画像形成装置における消耗品の消耗状態が0%から100%になるまでに要した総期間の実績値と、消耗状態が前記基準値から100%になるまでに要した残期間の実績値とを算出し、
    前記設定機能は、前記通知機能の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記総期間の実績値が前記配送期間より長い場合において、前記残期間の実績値が前記配送期間より長い場合に、前記画像形成装置を前記基準値後通知方式の対象に設定し、前記残期間の実績値が前記配送期間より短い場合に、前記画像形成装置を前記基準値前通知方式の対象に設定する、
    ことを特徴とする消耗品管理プログラム。
  9. コンピュータに、
    画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得機能と、
    前記取得機能により取得された消耗情報を記憶手段に時系列的に記憶させる記憶機能と、
    前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知機能と、
    前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出機能と、
    前記算出機能により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知機能の動作に関する設定を行う設定機能と、を実現させるための消耗品管理プログラムであり、
    前記通知機能は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が予め定められた基準値に達した時点以降の消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点を特定し、当該特定した時点に基づいて前記通知を出力する基準値後通知方式を有し、
    前記算出機能は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、消耗品の消耗状態が前記基準値から100%になるまでに要した残期間の実績値を算出し、
    前記設定機能は、前記通知機能の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記残期間の実績値が前記配送期間より長い場合に、前記画像形成装置を前記基準値後通知方式の対象に設定し、更に、消耗品の消耗状態が前記基準値に達した時点から前記特定された時点までの猶予期間が予め定められた閾値より短い場合には、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点において前記通知を出力する対象とし、前記猶予期間が前記閾値より長い場合には、消耗品の消耗状態が100%より小さい予め定められた目標値に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点において前記通知を出力する対象とする、
    ことを特徴とする消耗品管理プログラム。
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