JP6065772B2 - 消耗品管理装置及び消耗品管理プログラム - Google Patents
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Description
このような画像形成装置では、画像形成に伴って消費されるトナー、画像形成に伴って磨耗や劣化が生ずる感光体ドラムや光源LED(Light Emitting Diode)、といった種々の消耗品が用いられている。画像形成装置を安定的に稼働させるためには、消耗品を適宜に交換(例えば、トナーを収容したトナーカートリッジの交換)する必要がある。そこで、画像形成装置の保守サービスの一環として、消耗品の交換が必要となる前までに画像形成装置の設置場所へ消耗品を配送して預託しておき、その作業が必要となった際に速やかに消耗品を交換できるようにすることが期待されている。
例えば、特許文献1には、画像形成装置のトナー搬送機構におけるトナーの搬送時間に関する情報と、現像器でのトナー消費量の変動に係わる特性量に関する情報と、画像形成装置内の環境を表す特性量に関する情報とを取得し、取得したトナーの搬送時間に関する情報により、予測部にてトナー容器のトナー残量についての予測値を算出し、さらに、補正部にて、記憶部からこの予測値とトナー容器におけるトナー残量についての実測値との対応関係を取得し、取得した対応関係をトナー消費量の変動に係わる特性量と環境を表す特性量とにより補正して、補正した対応関係を用いて予測値を補正する発明が記載されている。
本発明(3)によれば、本発明(2)の適用を、消耗品管理装置の処理負担を抑えつつ実現することが可能となる。
本発明(5)によれば、消耗品の消耗状態の将来的な時間的変化を予測する精度を高めることができ、消耗品の配送の通知をより適切なタイミングで行えるようになる。
本発明(6)によれば、消耗品の消耗状態の将来的な時間的変化を適宜見直すことができ、消耗品の配送の通知をより適切なタイミングで行えるようになる。
図1には、本発明の一実施形態に係る消耗品管理システムの全体構成の概略を示してある。本例の消耗品管理システム1は、消耗品管理装置2にネットワーク4を介して複数台(本例では、6台)の画像形成装置3A〜3F(以下、画像形成装置3)を接続した構成になっている。ネットワーク4としては、種々の通信路を用いることができ、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどが用いられる。
画像形成装置3は、紙などの記録材にトナーによって画像を形成する画像形成処理部31を備えた装置であり、例えば、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、これらの機能を併せ持った複合機などが用いられる。
画像形成装置3は、画像形成処理部31の他に、画像形成処理部31に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報及び当該画像形成装置3の使用環境を示す環境情報を検出する検出部32と、検出部32で検出した消耗情報及び使用情報を、自己(画像形成装置3)を識別する装置識別情報と共に、消耗品管理装置2へネットワーク4を介して提供(送信)する通信部33とを備えている。
消耗品管理装置2は、トナーの消費状態を推定した結果に基づいてトナーカートリッジの配送の必要性を判定するものであり、通信部21、データ記憶部22、配送指示制御部23、期間算出部24、設定処理部25、通知出力部26を有している。
データ記憶部22は、管理対象となる各々の画像形成装置3から取得した装置識別情報、消耗情報及び環境情報を、これら情報の取得日時を示す情報と対応付けて蓄積していく。すなわち、データ記憶部22には、画像形成装置3毎に、消耗情報及び環境情報が時系列的に記憶される。したがって、データ記憶部22を参照することで、個々の画像形成装置3について、消耗情報の時間的変化や環境情報の時間的変化を把握することができる。なお、取得日時を示す情報は、画像形成装置3が消耗情報等の検出時や送信時に付与し、消耗情報等と共に送信してもよく、或いは、消耗品管理装置2が上記の情報の受信時やデータ記憶部22への記憶時に付与してもよい。
また、本例では、トナーの消費状態の推定値を表す指標として、トナーの消費状態の進行に伴って0%から100%に向かって変化する推定消費率を用いている。
また、本例では、日単位で処理を行っているが、他の時間単位(例えば1時間単位や数時間単位)で処理を行ってもよい。
これは、推定消費率が基準値に達したと判定された時点までの情報に基づく将来予測では十分な予測精度が得られない場合があるので、その後に取得した消耗情報及び環境情報を加えた重回帰処理により定期的に将来予測をし直すことで、トナーカートリッジの配送指示日の更なる適正化を図るものである。
これは、トナーの消耗状態の進行のばらつきを考慮して、トナーの推定消費率が100%より前の95%に達することが予測される時点までにトナーカートリッジが配送されるようにすることで、顧客先でのトナーカートリッジの欠品によって画像形成装置3を利用できない状態が発生することの防止を図るものである。
これは、推定消費率が基準値に達した時点(及びそれ以降)に将来予測する第1配送指示方式23aや第2配送指示方式23bでは配送指示が手遅れになることが想定される画像形成装置についても、トナーカートリッジの配送指示を適時に行えるようにしたものである。
これは、顧客先でのトナーカートリッジの欠品によって画像形成装置3を利用できない状態が発生する期間を極力低減するものである。
具体的には、配送指示制御部23では、画像形成装置3におけるトナーカートリッジの交換後、すなわち、当該画像形成装置3に取り付け状態にあるトナーカートリッジについての消耗情報(及び環境情報)に基づいて、当該トナーカートリッジに収容されているトナーの推定消費率の算出や将来予測を行って、トナーカートリッジの配送指示を指示出力部26により出力させる。
ここで、本例の期間算出部24では、配送指示制御部23と同様に日単位で各期間の算出を行っているが、配送指示制御部23で他の時間単位を用いる場合には、これに合わせた時間単位で各期間の算出を行えばよい。
なお、第1配送指示方式23a及び第2配送指示方式23bのいずれも、トナーの推定消費率が基準値に達したと判定された時点において、当該時点以降におけるトナーの推定消費率の時間的変化を予測して、トナーカートリッジの配送指示日の決定を行うところまで共通しており、当該決定した配送指示日までの猶予期間(トナーの推定消費率が基準値に達したと判定された時点から配送指示日までの期間)に応じて、第1配送指示方式23a又は第2配送指示方式23bのいずれの対象とするかが決定される。すなわち、猶予期間が閾値(本例では、配送期間と同じ6日)より短い場合には、その画像形成装置3を第1配送指示方式23aの対象(以下、通常予測該当機と呼ぶ)に設定し、猶予期間が閾値より長い場合には、その画像形成装置3を第2配送指示方式23bの対象(以下、デイリー監視該当機と呼ぶ)に設定する。
消耗品管理装置2は、管理下にある各々の画像形成装置3を個別に対象にして以下の処理を行う。
まず、対象となる画像形成装置3でトナーカートリッジを配送期間(本例では、6日)内に使い切ってしまうか否か、すなわち、期間算出部24で算出された総期間の実績値が配送期間より短いか否かを判定する(ステップS11)。
この場合、トナーの残量が20%(推定消費率が80%)の時点において、消耗情報及び環境情報に基づく重回帰処理を行ってトナーカートリッジの配送指示日を決定し(ステップS13)、配送指示日までの猶予期間が閾値(本例では、配送期間と同じ6日)以上か否かを判定する(ステップS14)。
この場合、定期的に(本例では、1日毎)にトナーの推定消費率の時間的変化を予測し直して、トナーカートリッジの配送指示日を修正する(ステップS15)。このとき、トナーの推定消費量が100%の時点を交換日とするのではなく、その前の95%の時点を交換日として、トナーカートリッジの配送指示日を修正する。
そして、トナーの推定消費量が95%時点までにトナーカートリッジが顧客先に到着するように、修正後の配送指示日の到来時に、トナーカートリッジの配送を開始させる(ステップS16)。これにより、顧客先でのトナーカートリッジの欠品によって画像形成装置3を利用できない状態の発生を低減することができる。
図4に示されるように、トナーの消費速度が極めて速く、配送期間に満たない画像形成装置3は、預託該当機として扱われる。また、トナーの消費速度が比較的速く、トナーの推定消費率が基準値となった時点では配送が間に合わない画像形成装置3は、規格外配送該当機として扱われる。また、トナーの消費速度が比較的遅く、トナーの推定消費率が基準値となった時点に決定した配送指示日までの猶予期間が閾値以上ある画像形成装置3は、デイリー監視該当機として扱われる。そして、上記以外の画像形成装置3は、通常予測該当機として扱われる。
このように、本例では、トナーの消費速度に応じて、トナーの消費状況に応じた配送指示を行うか否かや、適用する配送指示方式の種別を選択する構成となっている。
例えば、トナー供給用のディスペンサーモーターの通電積算時間から推定されるトナーの残量が80%となる時点(Days80)までの所要日数が2日以下の場合には、トナーの残量が0%になるまで現状のトレンドで使用を継続すると仮定すると、トナーの残量が80%から0%になるまでの残日数は8日以下となる。この場合、残日数が配送期間(10日)を切っているので、トナー残量の推定値が20%の時点(Days20)における将来予測に基づく配送指示を待たず、トナー残量の推定値が80%の時点(Days80)で即時に配送指示を出力することとする。
例えば、トナー残量の推定値が80%の時点(Days80)で、トナー残量が0%になるまでの残日数が配送期間より短いことが判明した画像形成装置3については、その時点(Days80)で即時に配送指示が出力されることになる。また、トナー残量の推定値が50%の時点(Days50)で、トナー残量が0%になるまでの残日数が配送期間より短いことが判明した画像形成装置3については、その時点(Days50)で即時に配送指示が出力されることになる。また、トナー残量の推定値が20%の時点(Days20)においてもトナー残量が0%になるまでの残日数が配送期間より長い画像形成装置3については、その後の将来予測の結果に基づいて配送指示が出力されることになる。
ここで、本発明の比較対象とする第1の従来方式(以下、従来1)では、過去のデータに基づき、トナー残量が0%となった時点から配送期間分を遡った時点におけるトナーの平均的な残量をPN(Pre Near)として規定してあり、トナー供給用のディスペンサーモーターの通電積算時間から推定されるトナーの残量がPNに達した時点で配送指示を出力する。
従来1では、顧客からの要求による緊急配送を行った事例の件数は3113件であり、24.0%の緊急配送率となっている。また、トナーカートリッジを配送してから実際に交換するまで顧客先に預託していた日数の平均である平均在庫日数は、8.8日となっている。また、トナー残量が0%になる予測日と実際に0%となった日のずれ(差分)である予測誤差が20日以内に収束した事例の件数は5983件であり、45.8%の収束率となっている。
次に、従来2では、緊急配送件数は6071件であり、46.8%の緊急配送率となっている。また、平均在庫日数は6.2日となっている。また、予測誤差が20日以内の収束件数は6048件であり、46.6%の収束率となっている。
このように、本発明によれば、従来1、従来2に比べ、緊急配送件数を大幅に低減したことが分かる。なお、平均在庫日数が増加しているが、これは緊急配送件数の減少に伴うものであり、緊急配送件数の低減度合を考慮すれば十分な効果が得られている。また、本発明によれば、従来1、従来2に比べ、予測誤差が20日以内の収束件数を大幅に向上できたことが分かる。
図8(a)は、トナー交換の平均日数が6日未満の画像形成装置群であるクラスタ1に関するグラフであり、(b)は、トナー交換の平均日数が6日以上10日未満の画像形成装置群であるクラスタ2に関するグラフであり、(c)は、トナー交換の平均日数が10日以上20日未満の画像形成装置群であるクラスタ3に関するグラフであり、(d)は、トナー交換の平均日数が20日以上50日未満の画像形成装置群であるクラスタ4に関するグラフである。これらのグラフにおいて、横軸は予測誤差(日数)を表し、縦軸はその予測誤差に該当する画像形成装置の台数を表す。図8(a)〜(d)を比較すると明らかなように、トナーの消費速度が遅いほど予測誤差のばらつきが大きいことが分かる。
このようなカテゴリ分けをする場合には、カテゴリ4に属する画像形成装置のように、トナーの消費速度が非常に遅く予測誤差のばらつきが大きい画像形成装置を、デイリー監視該当機の対象に設定するようにしてもよく、このような構成によっても、配送指示が手遅れとなる事態を効果的に低減することが可能となる。
また、これまでの説明では、消耗品の配送を促す通知として、消耗品の配送指示を用いたが、このように消耗品の配送を明確に要請する通知でなくともよく、消耗品の配送を行う必要性があることを担当者が認識可能な通知であればよい。
なお、本例では、本発明に係る取得手段の機能を通信部21により実現し、本発明に係る記憶手段の機能をデータ記憶部22により実現し、本発明に係る通知手段の機能を配送指示制御部23及び指示出力部26により実現し、本発明に係る算出手段の機能を期間算出部24により実現し、本発明に係る設定手段の機能を設定処理部25により実現している。
なお、本例のようなソフトウェア構成により各機能部を実現する態様に限られず、各機能部を専用のハードウェアモジュールで実現するようにしてもよい。
21:通信部、 22:データ記憶部、 23:配送指示制御部、 24:期間算出部、 25:設定処理部、 26:指示出力部、
31:画像形成処理部、 32:検出部、 33:通信部
Claims (9)
- 画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された消耗情報を時系列的に記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知手段と、
前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知手段の動作に関する設定を行う設定手段と、を備え、
前記算出手段は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、前記画像形成装置における消耗品の消耗状態が0%から100%になるまでに要した総期間の実績値を算出し、
前記設定手段は、前記通知手段の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記総期間の実績値が前記配送期間より短い場合に、前記画像形成装置を前記通知手段による処理の対象から除外する設定を行う、
ことを特徴とする消耗品管理装置。 - 画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された消耗情報を時系列的に記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知手段と、
前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知手段の動作に関する設定を行う設定手段と、を備え、
前記通知手段は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が予め定められた基準値に達した時点以降の消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点を特定し、当該特定した時点に基づいて前記通知を出力する基準値後通知方式と、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が前記基準値に達する前に、消耗品の消耗状態が前記配送期間で進行すると推定される消耗状態を加算すると100%以上になったかを判定し、100%以上になったと判定されたことに応じて、前記通知を出力する基準値前通知方式と、を有し、
前記算出手段は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、前記画像形成装置における消耗品の消耗状態が0%から100%になるまでに要した総期間の実績値と、消耗状態が前記基準値から100%になるまでに要した残期間の実績値とを算出し、
前記設定手段は、前記通知手段の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記総期間の実績値が前記配送期間より長い場合において、前記残期間の実績値が前記配送期間より長い場合に、前記画像形成装置を前記基準値後通知方式の対象に設定し、前記残期間の実績値が前記配送期間より短い場合に、前記画像形成装置を前記基準値前通知方式の対象に設定する、
ことを特徴とする消耗品管理装置。 - 前記基準値前通知方式は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が前記基準値となる前に、消耗品の消耗状態が予め定められた幅ずつ進行する毎に、前記配送期間で進行すると推定される消耗状態を加算すると100%以上になるかを判定し、100%以上になったと判定されたことに応じて、前記通知を出力する、
ことを特徴とする請求項2に記載の消耗品管理装置。 - 画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された消耗情報を時系列的に記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知手段と、
前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知手段の動作に関する設定を行う設定手段と、を備え、
前記通知手段は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が予め定められた基準値に達した時点以降の消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点を特定し、当該特定した時点に基づいて前記通知を出力する基準値後通知方式を有し、
前記算出手段は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、消耗品の消耗状態が前記基準値から100%になるまでに要した残期間の実績値を算出し、
前記設定手段は、前記通知手段の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記残期間の実績値が前記配送期間より長い場合に、前記画像形成装置を前記基準値後通知方式の対象に設定し、更に、消耗品の消耗状態が前記基準値に達した時点から前記特定された時点までの猶予期間が予め定められた閾値より短い場合には、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点において前記通知を出力する対象とし、前記猶予期間が前記閾値より長い場合には、消耗品の消耗状態が100%より小さい予め定められた目標値に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点において前記通知を出力する対象とする、
ことを特徴とする消耗品管理装置。 - 前記取得手段は、前記画像形成装置から当該画像形成装置の使用環境を示す環境情報を更に取得し、
前記記憶手段は、前記取得手段により取得された消耗情報及び環境情報を時系列的に記憶し、
前記基準値後通知方式は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報及び環境情報を用いた重回帰処理により、消耗品の消耗状態の時間的変化を予測する、
ことを特徴とする請求項4に記載の消耗品管理装置。 - 前記基準値後通知方式は、消耗品の消耗状態が前記基準値となった時点以降に、予め定められた期間が経過する毎に、消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し直す、
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の消耗品管理装置。 - コンピュータに、
画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得機能と、
前記取得機能により取得された消耗情報を記憶手段に時系列的に記憶させる記憶機能と、
前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知機能と、
前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出機能と、
前記算出機能により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知機能の動作に関する設定を行う設定機能と、を実現させるための消耗品管理プログラムであり、
前記算出機能は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、前記画像形成装置における消耗品の消耗状態が0%から100%になるまでに要した総期間の実績値を算出し、
前記設定機能は、前記通知機能の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記総期間の実績値が前記配送期間より短い場合に、前記画像形成装置を前記通知機能による処理の対象から除外する設定を行う、
ことを特徴とする消耗品管理プログラム。 - コンピュータに、
画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得機能と、
前記取得機能により取得された消耗情報を記憶手段に時系列的に記憶させる記憶機能と、
前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知機能と、
前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出機能と、
前記算出機能により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知機能の動作に関する設定を行う設定機能と、を実現させるための消耗品管理プログラムであり、
前記通知機能は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が予め定められた基準値に達した時点以降の消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点を特定し、当該特定した時点に基づいて前記通知を出力する基準値後通知方式と、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が前記基準値に達する前に、消耗品の消耗状態が前記配送期間で進行すると推定される消耗状態を加算すると100%以上になったかを判定し、100%以上になったと判定されたことに応じて、前記通知を出力する基準値前通知方式と、を有し、
前記算出機能は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、前記画像形成装置における消耗品の消耗状態が0%から100%になるまでに要した総期間の実績値と、消耗状態が前記基準値から100%になるまでに要した残期間の実績値とを算出し、
前記設定機能は、前記通知機能の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記総期間の実績値が前記配送期間より長い場合において、前記残期間の実績値が前記配送期間より長い場合に、前記画像形成装置を前記基準値後通知方式の対象に設定し、前記残期間の実績値が前記配送期間より短い場合に、前記画像形成装置を前記基準値前通知方式の対象に設定する、
ことを特徴とする消耗品管理プログラム。 - コンピュータに、
画像形成装置から当該画像形成装置に取り付けられている消耗品の消耗状態を示す消耗情報を取得する取得機能と、
前記取得機能により取得された消耗情報を記憶手段に時系列的に記憶させる記憶機能と、
前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置への新たな消耗品の配送を促す通知を出力する通知機能と、
前記画像形成装置に過去に取り付けられていた消耗品について前記記憶手段に記憶された消耗情報に基づいて、前記画像形成装置において消耗品の消耗に要した期間の実績値を算出する算出機能と、
前記算出機能により算出された期間の実績値と前記画像形成装置への消耗品の配送に要する配送期間とを比較し、当該比較の結果に応じて前記通知機能の動作に関する設定を行う設定機能と、を実現させるための消耗品管理プログラムであり、
前記通知機能は、前記画像形成装置に取り付け状態にある消耗品の消耗状態が予め定められた基準値に達した時点以降の消耗品の消耗状態の時間的変化を予測し、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点を特定し、当該特定した時点に基づいて前記通知を出力する基準値後通知方式を有し、
前記算出機能は、消耗品の消耗に要した期間の実績値として、消耗品の消耗状態が前記基準値から100%になるまでに要した残期間の実績値を算出し、
前記設定機能は、前記通知機能の動作に関する設定として、前記画像形成装置に係る前記残期間の実績値が前記配送期間より長い場合に、前記画像形成装置を前記基準値後通知方式の対象に設定し、更に、消耗品の消耗状態が前記基準値に達した時点から前記特定された時点までの猶予期間が予め定められた閾値より短い場合には、消耗品の消耗状態が100%に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点において前記通知を出力する対象とし、前記猶予期間が前記閾値より長い場合には、消耗品の消耗状態が100%より小さい予め定められた目標値に達すると予測される時点から前記配送期間分を遡った時点において前記通知を出力する対象とする、
ことを特徴とする消耗品管理プログラム。
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