JP6039303B2 - 包装シート及び該包装シートにより包装された包装飯塊 - Google Patents

包装シート及び該包装シートにより包装された包装飯塊 Download PDF

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Description

本発明は、内フィルムと外フィルムとの間にシート状食品を挟んで形成した包装シート及び該包装シートにより包装された包装飯塊に関するものである。
三角おにぎり飯等の飯塊を包装シートで包装した所謂包装飯塊がコンビニエンスストア等で販売されている。
包装シートは、外フィルムと内フィルムとの間に海苔を挟んで形成した、三重構造の包装シートが広く知られている。
例えば、特許文献1では、包装シートを、幅方向の中央部に長手方向に分断するための分断可能部を有する外フィルムに、2枚の縦長のフィルム片からなる内フィルムを夫々外フィルムの幅方向の各端部にて熱溶着し、フィルム片の内端どうしを外フィルムの分断可能部上で重ねて構成している。
上記構成の包装シートで三角形の飯塊を包むには、包装シートの長手方向の中央に飯塊を載せ、包装シートの一端側が飯塊を覆うように飯塊に被せて、被せた包装シートの角部を三角おにぎり飯の両三角面に沿うように折り曲げ、その上から包装シートの他端側の角部を一端側の外フィルム上で交差するように被せて、重なった外フィルムの端部を接着や溶着等により封止している。
上記包装飯塊を食するには、三角形の飯塊の頂部に位置する外フィルムの分断可能部を摘んで長手方向に外フィルムを2分し、左右に分断された包装シートの一方を外側に引っ張る。これにより、外フィルムの半体と内フィルムのフィルム片が一緒に引っ張り出されて、半分だけ海苔が直に巻き付いた飯塊が現れる。
次に、むき出しになった海苔を直に指先で掴んだ状態で、残りの外フィルムの半体と内フィルムの他方のフィルム片を反対側の外側に引っ張ることで、飯塊に海苔が直に被さった状態で残り、これを食することができる。
特開2002−159271号公報
特許文献1の包装飯塊は、上記のように、包装を解く際に、むき出しになった海苔に指先が直に触れてしまう。このため、不衛生となってしまうことがあり、また、味付け海苔などのように海苔がべたついている場合には、指先が汚れてしまうこともある。
本発明の目的は、食する際にできるだけ指先で直に海苔に触れなくて済む包装シート及び該包装シートにより包装された包装飯塊を提供するものである。
本発明の包装シートは、
飯塊(6)を包装する包装シートであって、
展開状態にて、長方形の外フィルム(2)と該外フィルム(2)の裏面側に配備された内フィルム(3)との間にシート状食品(4)を挟んで構成され、
外フィルム(2)は、長手方向と直交する幅方向に平行な2カ所に、前記飯塊(6)の底面よりも幅広な間隔を存してミシン目状の切込み(21)(21)が形成され、切込み(21)(21)間の中央片(2b)と両側の外側片(2a)(2c)をなしており、
前記外フィルム(2)の裏面側には、前記切込み(21)を内側から塞ぐように切込み(21)に沿って一辺が外フィルム(2)に溶着(17)された幅細のカバーフィルム片(23)を具え、
前記内フィルム(3)は、3枚のフィルム片(3a)(3b)(3c)から構成され、該フィルム片(3a)(3b)(3c)は、前記外フィルム(2)の長手方向に並べて配置され、隣り合うフィルム片どうしは、前記外フィルム(2)の切込み(21)と対向する位置で重なり合った重なり部にて剥離容易に点溶着(31)したものであり、
前記外フィルム(2)と内フィルム(3)との間に前記シート状食品(4)を配置した状態で、前記内フィルム(3)の外側の2枚のフィルム片(3a)(3c)は、前記外フィルム(2)の外側片(2a)(2c)と熱溶着(11)されている。
前記外フィルム(2)の外側片(2a)(2c)と前記内フィルム(3)のフィルム片(3a)(3c)は、シート状食品(4)の周囲の複数箇所で点溶着(12)することができる。
また、前記カバーフィルム片(23)は、前記外側片(2a)(2c)に溶着(17)することが望ましい。
本発明の包装飯塊は、前記包装シート(1)の内フィルム(3)の中央のフィルム片(3b)上に飯塊(6)の底面(61)を載せ、飯塊(6)の側面にて前記切込み(21)(21)どうしが対向するように飯塊(6)を包み、包装シート(1)の端部を止着手段(5)により封止してなる。
本発明の包装シート(1)は、内フィルム(3)の中央のフィルム片(3b)上に飯塊(6)の底面(61)を載せ、飯塊(6)の側面にて前記切込み(21)(21)どうしが対向するように飯塊(6)を包み、包装シート(1)の端部を止着手段(5)により封止することで包装飯塊(7)とすることができる。包装飯塊(7)は、包装シート(1)の飯塊(6)の底面(61)と対向する側の外フィルム(2)を指で摘んで引っ張ることで、飯塊(6)が下方に押し下げられて切込み(21)(21)にて外フィルム(2)が分断されると共に、内フィルム(3)は、フィルム片(3a)とフィルム片(3b)、フィルム片(3b)とフィルム片(3c)の点溶着(31)が剥離して、外フィルム(2)の中央片(2b)と内フィルム(3)のフィルム片(3b)のみが飯塊(6)に残り、他の部分は剥がされる。
つまり、飯塊(6)は、底面(61)の近傍に外フィルム(2)の中央片(2b)と内フィルム(3)の中央のフィルム片(3b)が残り、飯塊(6)の上部分はシート状食品(4)が直に当接する。この状態で、中央片(2b)を掴んでシート状食品(4)の被さった飯塊(6)を食することができる。
シート状食品(4)の被さった飯塊(6)を途中まで食した後、外フィルム(2)の中央片(2b)と内フィルム(3)のフィルム片(3b)の端部を摘んで引っ張ることで、フィルムを完全に剥がすことができ、シート状食品(4)の被さった飯塊(6)の残りを食することができる。
本発明の包装シート(1)によれば、シート状食品(4)の被さった飯塊(6)は、底面側が途中までは外側が外フィルム(2)の中央片(2b)に覆われているから、指先で掴んで食しても、直にシート状食品(4)に指先が触れることはなく、衛生的である。また、特に味付け海苔などのようにシート状食品(4)がべたついている場合には、指先がべたつかないから特に衛生的である。
さらに、飯塊(6)の上部分がシート状食品(4)に直に当接した状態で、外フィルム(2)の中央片(2b)と内フィルム(3)のフィルム片(3b)は、シート状食品(4)を挟んで両側が溶着されているから、シート状食品(4)から外れ難い。従って、食している最中に外フィルム(2)の中央片(2b)を底面にして飯塊(6)を直置きすることができる。
図1は、本発明の飯塊を包装する包装シートの分解斜視図である。 図2は、外フィルムを内側から見た斜視図である。 図3は、包装シートに飯塊を載せた状態を示す斜視図である。 図4は、図3の線A−Aに沿う包装シートの断面図である。 図5は、図3の線B−Bに沿う包装シートの断面図である。 図6は、包装シートで飯塊を包装する手順を示す斜視図である。 図7は、包装シートで飯塊を包装する手順を示す斜視図である。 図8は、包装シートで飯塊を包装した包装飯塊を背面側から見た斜視図である。 図9は、包装シートで飯塊を包装した包装飯塊を正面側から見た斜視図である。 図10は、包装シートの頂部を指先で摘んで、包装を解く手順を示す斜視図である。 図11は、飯塊の上部の包装を解いて、飯塊にシート状食品が直まきされている状態の斜視図である。 図12は、外フィルムの中央片と内フィルムのフィルム片を、飯塊とシート状食品の間から引き出している状態を示す斜視図である。 図13は、外フィルムの中央片と内フィルムのフィルム片を、飯塊とシート状食品の間から完全に引き出した状態を示す斜視図である。 図14は、本発明の包装シートを用いて、飯塊を袋状に包装した包装飯塊の斜視図である。
以下、本発明について、図面を参照しながら説明を行なう。
図1乃至図3に示すように、包装シート(1)は、長方形で透明な外フィルム(2)と、外フィルム(2)の長手方向に並べて配置された3枚のフィルム片(3a)(3b)(3c)からなる内フィルム(3)との間に略長方形のシート状食品(4)を挟んで形成される。
図示の包装シート(1)は、縦長に形成されており、長手方向の長さが約26cm、幅方向の長さが約13cmである。また、包装シート(1)により包装される飯塊(6)は、白米やかやくご飯などを固めて、扁平形状とした塊りであり、図3に示すように、高さ約7cm、幅約3cmの三角形のおにぎりとしている。
外フィルム(2)は、本実施例では縦長のフィルムであって、長手方向と直交する幅方向に平行な2カ所にミシン目状の切込み(21)が形成されている。切込み(21)は、略垂直な方向に力を加えることで分断することができる。
切込み(21)は、飯塊(6)の底面(61)(図3)よりも幅広な間隔を存して形成する。以下では、切込み(21)(21)間のフィルム部分を中央片(2b)と称し、中央片(2b)と切込み(21)を挟んで連続するフィルム部分を外側片(2a)(2c)と称する。
切込み(21)(21)の間隔、即ち中央片(2b)の長さは、飯塊(6)の底面(61)を中央片(2b)に載せて飯塊(6)を包装したときに、切込み(21)が飯塊(6)の高さの約1/2〜1/4程度の位置に存するように形成することが好適である。
外フィルム(2)には、前記切込み(21)に沿って細幅のカバーフィルム片(23)が内側から取り付けられている。カバーフィルム片(23)は、幅約1.5mm程度とすることができ、切込み(21)に沿ってカバーフィルム片(23)の長手方向の一辺を外フィルム(2)に溶着(17)することで、切込み(21)を内側から覆って包装シート(1)内への湿気等の侵入を防ぐ。
カバーフィルム片(23)は、図2に示すように、外フィルム(2)の外側片(2a)(2c)に溶着(17)することが望ましい。これにより、後述する包装を解くステップにおいて、中央片(2b)を残して外側片(2a)(2c)を引き抜いたときに、カバーフィルム片(23)が外側片(2a)(2c)と共に引き出されて、飯塊(6)側に残らないようにするためである。
外フィルム(2)の内側には、内フィルム(3)が配備される。内フィルム(3)は、外フィルム(2)の長手方向に並べて配置された3枚のフィルム片(3a)(3b)(3c)で構成され、隣り合うフィルム片どうしが、前記外フィルム(2)の切込み(21)上で、約1cmの重なり幅で重なるようにしている。
フィルム片(3a)とフィルム片(3b)との重なり部分、フィルム片(3b)とフィルム片(3c)との重なり部分は、図3及び図4に示すように、複数箇所で剥離容易に点溶着(31)が施されており、互いに繋がっている。
内フィルム(3)は、飯粒が付着し難い材料のフィルムを用いることが望ましい。例えば、内フィルム(3)の各フィルム片(3a)(3b)(3c)は、凹部と凸部が均一に分布したエンボスフィルムを用いることができる。エンボスフィルムを用いることにより、飯塊(6)からの乖離性を高めることができ、内フィルム(3)に飯粒が付着することを防止できる。
前述した外フィルム(2)と内フィルム(3)との間には、海苔などのシート状食品(4)が挟まれる。シート状食品(4)は、実施例ではシート状の海苔である。なお、シート状食品(4)は、おぼろ昆布をシート状に形成したもの、鯣を薄く伸したもの等、薄手の食品であれば特に限定されるものではない。
図示の実施例では、シート状食品(4)は、長手方向の長さ約19cm、幅方向の長さ約9cmである。
シート状食品(4)は、外フィルム(2)と内フィルム(3)との間に配置し、図3乃至図5に示すように、外フィルム(2)と内フィルム(3)を熱溶着(11)することで、包装シート(1)が作製される。
なお、外フィルム(2)と内フィルム(3)との熱溶着(11)は、外フィルム(2)の外側片(2a)(2c)と内フィルム(3)の外側のフィルム片(3a)(3c)の外周側のみに施すことが望ましい。
また、シート状食品(4)が包装シート(1)内でズレてしまうことを防止するために、シート状海苔(4)の外側の複数箇所で外フィルム(2)と内フィルム(3)を点溶着(12)することが望ましい。この場合も、点溶着(12)は、外フィルム(2)の外側片(2a)(2c)と内フィルム(3)の外側のフィルム片(3a)(3c)のみに施すことが望ましい。
上記構成の包装シート(1)に飯塊(6)が包装される。
図3に示すように、包装シート(1)に包装される飯塊(6)は、白米やかやくご飯などを固めて、扁平形状とした塊りである。望ましくは、両側面が略平行となり、該両側面どうしを平面状又は曲面状の周面にて繋いだ形状とする。
飯塊(6)には、部分的或いは全体に胡麻等の振掛け食品を振り掛けたり、具材を載せたり、具材を内部に挟むようにしてもよい。
図示の飯塊(6)は、高さ約7cm、幅約3cmの三角形のおにぎりであるが、丸形のおにぎりや、四角形のおにぎりとすることもできる。
上記構成の飯塊(6)は、図3に示すように、内フィルム(3)側を上向きとした包装シート(1)に載せられる。飯塊(6)は、三角形おにぎりの場合、その周面の内の一面(底面(61))が、包装シート(1)を折り曲げたときに、内フィルム(3)の中央のフィルム片(3b)と対向するように載せる。
なお、予め包装シート(1)をコ字状に折り曲げておき、飯塊(6)を挟むようにしてもよい。
図3に示すように包装シート(1)に飯塊(6)を載せた後、図中矢印Cで示すように、飯塊(6)を包むように包装シート(1)の一端を飯塊(6)に被せる。このとき、飯塊(6)の底面(61)と外フィルム(2)の中央片(2b)が内フィルム(3)の中央のフィルム片(3b)及びシート状食品(4)を介して対向するように包装シート(1)を被せる。
次に、図6に示すように、包装シート(1)の端部を矢印Dで示す如く、飯塊(6)の周面に沿わせる。続いて、図7の矢印Eで示す如く、包装シート(1)の他端を飯塊(6)を包み込むように被せ、さらに、図8中矢印Fで示すように、他方の角を飯塊(6)に被せる。
続いて、交差した包装シート(1)の端部を図8に示すように、止着手段(5)により封止することで、包装飯塊を得ることができる。図示の止着手段(5)はテープであるが、製造年月日や内容物等を記載したラベルを用いたり、溶着により封止することもできる。
上記包装飯塊について、図9に示すように、左右の両端を上方に折り曲げて、熱溶着(13)又はテープやシール等の係止手段により係止する。
包装飯塊の両端を上方に折り曲げることで、外観を損ねることもなく、また、下側を底面側として店頭で陳列等する際に、包装飯塊の座りをよくすることができる。
図9に示すように、本発明の包装シート(1)により包装された包装飯塊(7)は、底面側から約1/4〜1/2程度離れた位置に切込み(21)が存している。
上記により得られた包装飯塊は、以下の要領でその包装を解くことができる。
まず、図10に示すように、包装飯塊(7)は、包装シート(1)の飯塊(6)の底面(61)と対向する頂点側の外フィルム(2)を指(100)(101)で摘んで引っ張る。これにより、飯塊(6)が下方に押し下げられて外フィルム(2)及び内フィルム(3)に引張り力が加わり、外フィルム(2)の外側片(2a)(2c)と中央片(2b)が切込み(21)(21)にて分断されると共に、内フィルム(3)は、フィルム片(3a)とフィルム片(3b)、フィルム片(3b)とフィルム片(3c)の点溶着(31)が剥離する。その結果、図11に示すように、外側片(2a)(2c)とフィルム片(3a)(3c)は剥がされて、外フィルム(2)の中央片(2b)と内フィルム(3)のフィルム片(3b)のみが飯塊(6)に残る。
このとき、上述したように、カバーフィルム片(23)を外フィルム(2)の外側片(2a)(2c)側に溶着(17)しておくことで、外側片(2a)(2c)と一緒にカバーフィルム片(23)が引き出されて、飯塊(6)側に残らない。
飯塊(6)の上部分は、図11に示すように、シート状食品(4)が直に当接することとなるから、この状態で、中央片(2b)を掴んでシート状食品(4)の被さった飯塊(6)を食することができる。
シート状食品(4)の被さった飯塊(6)を途中まで食した後、図12に示すように、残っている外フィルム(2)の中央片(2b)と内フィルム(3)のフィルム片(3b)の一方の端部を摘んで引っ張ることで、他方の端部の点溶着(13)が剥離し、図13に示すように、フィルムを完全に剥がすことができ、シート状食品(4)の被さった飯塊(6)の残りを食することができる。
本発明の包装シート(1)によれば、シート状食品(4)の被さった飯塊(6)は、底面側が途中までは外側が外フィルム(2)の中央片(2b)に覆われているから、指先で掴んで食しても、直にシート状食品(4)に指先が触れることはなく、衛生的である。また、特に味付け海苔などのようにシート状食品(4)がべたついている場合には、指先がべたつかないから特に衛生的である。
さらに、飯塊(6)の上部分がシート状食品(4)に直に当接した状態で、外フィルム(2)の中央片(2b)と内フィルム(3)のフィルム片(3b)は、シート状食品(4)を挟んで両側が溶着(13)されているから、シート状食品(4)から外れ難い。従って、食している最中に外フィルム(2)の中央片(2b)を底面にして飯塊(6)を直置きすることができる。
上記説明において、説明をわかりやすくするために、適宜寸法や望ましい形状を例示しているが、本発明は上記寸法や形状に限定されるものではないことは明らかである。例えば、包装シート(1)の大きさは、飯塊(6)の大きさに合わせて作製すればよい。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
例えば、図14に示すように、包装シート(1)を袋状に形成し、頂部(15)を幅方向に熱溶着して封止し、はみ出し端部をシールなどで閉じた包装飯塊(7)にも本発明を適用することができる。
(1) 包装シート
(2) 外フィルム
(2a)(2c) 外側片
(2b) 中央片
(21) 切込み
(23) カバーフィルム片
(3) 内フィルム
(3a)(3b)(3c) フィルム片
(4) シート状食品
(6) 飯塊
(7) 包装飯塊

Claims (4)

  1. 飯塊(6)を包装する包装シートであって、
    展開状態にて、長方形の外フィルム(2)と該外フィルム(2)の裏面側に配備された内フィルム(3)との間にシート状食品(4)を挟んだものであり
    外フィルム(2)は、長手方向と直交する幅方向に平行な2カ所に、前記飯塊(6)の底面よりも幅広な間隔を存して形成されたミシン目状の切込み(21)(21)を有し、切込み(21)(21)間の中央片(2b)と両側の外側片(2a)(2c)をなしており、
    前記外フィルム(2)の裏面側には、前記切込み(21)を内側から塞ぎ、切込み(21)に沿って一辺が外フィルム(2)に溶着(17)された幅細のカバーフィルム片(23)を具え、
    前記内フィルム(3)は、3枚のフィルム片(3a)(3b)(3c)から構成され、該フィルム片(3a)(3b)(3c)は、前記外フィルム(2)の長手方向に並べて配置されたものであり、隣り合うフィルム片どうしは、前記外フィルム(2)の切込み(21)と対向する位置で重なり合った重なり部剥離容易点溶着(31)を有し、
    記内フィルム(3)の外側の2枚のフィルム片(3a)(3c)、前記外フィルム(2)の外側片(2a)(2c)熱溶着(11)を有する
    ことを特徴とする包装シート。
  2. 前記外フィルム(2)の外側片(2a)(2c)と前記内フィルム(3)のフィルム片(3a)(3c)は、シート状食品(4)の周囲の複数箇所点溶着(12)を有する、請求項1に記載の包装シート。
  3. 前記カバーフィルム片(23)前記外フィルム(2)の外側片(2a)(2c)は、溶着(17)を有する、請求項1又は請求項2に記載の包装シート。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の包装シート(1)の内フィルム(3)の中央のフィルム片(3b)上に飯塊(6)の底面(61)が位置しており、飯塊(6)の側面にて前記切込み(21)(21)どうしが対向しており、包装シート(1)の端部止着手段(5)により封止されている、包装飯塊。
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