JP5977402B1 - 包装シート、包装飯塊及びその包装を解く方法 - Google Patents

包装シート、包装飯塊及びその包装を解く方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、シート状食品が湿気ることのない包装シート、該包装シートにより飯塊を包装してなる包装飯塊及びその包装を解く方法を明らかにする。【解決手段】本発明の包装シート10は、第1フィルム20と第2フィルム30の対向する一端縁どうしを帯状のカバー片40によって気密に接合したフィルム基体11にシート状食品50を配置し、前記カバー片40に直交する方向に前記フィルム基体11を折り曲げて、開放している三辺を熱溶着してなる。【選択図】図8

Description

本発明は、フィルム間にシート状食品を挟んで形成した包装シート、包装シートによって飯塊を包装した包装飯塊及びその包装を解く方法に関するものであり、より具体的には、シート状食品の乾燥状態を維持できる包装シート等に関するものである。
三角おにぎり等の飯塊をシート状海苔が内装された包装シートで包装した所謂包装飯塊がコンビニエンスストア等で販売されている。
包装シートとして、外フィルムと内フィルムとの間にシート状海苔を挟んで形成した、三重構造の包装シートが広く知られている。例えば、特許文献1では、包装シートは、幅方向の中央部に長手方向に分断するための分断可能部を有する外フィルムの内面にシート状食品に載せ、2枚の縦長の内フィルム片からなる内フィルムが内端側で重なるように配置し、外フィルムと内フィルムを熱溶着して一体化している。
特開2002−159271号公報
特許文献1の包装シートは、飯塊と対向する内フィルムは、分断可能とするために内フィルム片は、内端どうしを重ねただけの構成である。従って、その重なり部から水分や湿気等が侵入し、乾燥状態にあったシート状海苔が湿気ってしまう。特に飯塊を包装した状態では、飯塊から出る水分や湿気によって、シート状海苔が極短時間で湿気ってしまう。湿気ったシート状海苔は食感が悪いだけでなく、見た目も悪い。
本発明は、シート状食品が湿気ることのない包装シート、該包装シートにより飯塊を包装してなる包装飯塊及びその包装を解く方法を明らかにするものである。
本発明の包装シートは、
第1フィルムと第2フィルムの対向する一端縁どうしを帯状のカバー片によって気密に接合したフィルム基体にシート状食品を配置し、前記カバー片に直交する方向に前記フィルム基体を折り曲げて、開放している三辺を熱溶着してなる。
前記フィルム基体は、前記カバー片がシート状食品と対向するよう折り曲げられる。
前記フィルム基体は、飯塊を包装する際に、外側に位置するカバー片の端縁両側に切込みが施されている。
折り曲げられた前記フィルム基体は、前記シート状食品の周囲の1又は複数箇所にずれ防止用の熱溶着が施されている。
また、本発明の包装飯塊は、
上記包装シートで扁平形状の飯塊を包装してなる包装飯塊であって、前記カバー片は、前記飯塊の周面と重なる底面に配置している。
さらに、本発明の包装飯塊の包装を解く方法は、
上記包装飯塊について、外側に位置するカバー片の端縁を掴んで、前記カバー片が前記底面から離れる方向に前記フィルム基体の折り曲げ部分まで引っ張って、外側に位置するフィルム基体を分断した後、
前記底面に対して略平行な方向、略平行な面内で傾斜した方向、飯塊の頂部方向、或いは、その左右何れかの方向に引っ張ることで、前記飯塊と前記シート状食品との間に存するカバー片を引き抜いて、前記フィルム基体を前記第1フィルムと前記第2フィルムに分断し、
分断により前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間に形成された切り口を下向きにして、飯塊がシート状食品を前記第1フィルムと前記第2フィルムの間から引き出し、シート状食品に包まれた状態の飯塊を取り出すことで包装が解かれる。
フィルム基体は、第1フィルムと第2フィルムの繋ぎ合わせ部分が、カバー片によって気密に維持されている。従って、第1フィルムと第2フィルムの繋ぎ合わせ部分からの水分や湿気の侵入は阻止される。
また、上記フィルム基体にシート状食品を挟んで折り曲げた包装シートは、折り曲げられた一辺は第1フィルム、第2フィルムが連続しているため気密であり、残りの三辺は、気密に熱溶着されているから水分や湿気の侵入は阻止される。従って、包装シートの製造、搬送過程だけの水分や湿気の侵入がなくなることは勿論、飯塊を包装した状態でも、飯塊と当接する包装シートの内面は、第1フィルムと第2フィルムの繋ぎ合わせ部分がカバー片によって気密に維持されている。このため、本発明の包装シートで包装した包装飯塊は、飯塊から出る水分や湿気の侵入を阻止でき、シート状食品の乾燥状態を維持することができる。
本発明の包装シートで包装した包装飯塊の包装を解くには、カバー片を取り除くことで、カバー片によって接合されていた第1フィルムと第2フィルムを分断すればよい。カバー片は、従来のようにシート状食品の外面側だけでなく、シート状食品の内面側にまで配置されている。従って、シート状食品の内面側のカバー片を引っ張る際には、飯塊の底面に対して略平行な方向、略平行な面内で傾斜した方向、飯塊の頂部方向、或いは、その左右何れかの方向に引っ張る。これにより、カバー片は、第1フィルム及び第2フィルムから剥がれる結果、第1フィルムと第2フィルムが分断される。そして、第1フィルムと第2フィルムとの間に形成された切り口を下向きとすることで、飯塊がシート状食品を前記第1フィルムと前記第2フィルムの間から引き出し、シート状食品に包まれた状態の飯塊を取り出すことができる。なお、飯塊は、自重により、または、切り口と対向する包装シートの端部を摘んで軽く揺らすことで、上手くシート状食品に包まれた飯塊を取り出すことができる。ある程度、シート状食品に包まれた飯塊が露出すると、その露出部分を掴んで引っ張れば、より上手くシート状食品に包まれた飯塊を取り出すことができる。取り出された飯塊は、乾燥状態にあるシート状食品に包まれているから、そのまま食せばよい。
図1は、本発明の一実施形態に係るフィルム基体の展開図(内面側)である。 図2は、本発明の一実施形態に係るフィルム基体の展開図(外面側)である。 図3は、図1の線A−Aに沿うフィルム基体の断面図である。 図4は、フィルム基体を折り曲げてシート状食品を挟んだ包装シートを飯塊側から見た図である。 図5は、図4の線B−Bに沿う包装シートの断面図である。 図6は、図4の線C−Cに沿う包装シートの断面図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る包装シートで飯塊を包装した包装飯塊の斜視図である。 図8は、図7の線D−Dに沿う包装飯塊の断面図である。 図9は、本発明の一実施形態に係る包装飯塊の底面図である。 図10は、包装飯塊の底面図であって、包装を解く過程を示している。 図11は、包装飯塊の底面図であって、包装を解く過程を示している。 図12は、包装飯塊の底面図であって、包装を解く過程を示している。 図13は、包装飯塊の底面図であって、カバー片が剥がされた状態を示している。 図14は、包装シートからシート状食品に包まれた飯塊が落下している状態を示す斜視図である。 図15は、包装シートからシート状食品に包まれた飯塊が完全に露出した状態を示す斜視図である。 図16は、本発明の一実施形態に係る包装シートを用いて、飯塊を袋状に包装した包装飯塊の斜視図である。 図17は、本発明の他の実施形態に係る包装シートを飯塊側から見た図である。
以下、本発明について、図面を参照しながら説明を行なう。なお、図面、特に断面図は、説明を判り易くするために、フィルム等の幅、長さ、厚さ、溶着形状を誇張、省略又は模式的に示している。
包装シート10を構成するフィルム基体11は、図1乃至図3に示すように、第1フィルム20と第2フィルム30からなる2枚のフィルムを、細幅のカバー片40で気密に繋ぎ合わせて構成される。第1フィルム20及び第2フィルム30は、透明、半透明又は不透明なフィルムを採用できる。この種のフィルムとして、ポリプロピレン(PP)、ポリプロピレンを原料とする二軸延伸フィルム(OP)、ポリプロピレンで和紙等をラミネートしたフィルムなど、水の透過性の低い材料を例示することができる。
第1フィルム20及び第2フィルム30は、夫々略矩形形状であり、図示の実施形態では、上側の第1フィルム20と下側の第2フィルム30の夫々対向する一辺を近接させて配置し(図中符号17)、カバー片40で気密に繋いだフィルム基体11を構成する。
第1フィルム20及び第2フィルム30は、折り曲げられて包装シート10の形態となったときに、シート状食品50を収容でき、さらに、包装シート10が飯塊60を包むことのできる幅及び長さのものを採用する。
図示の実施形態では、第1フィルム20及び第2フィルム30は、幅(図1の上下方向)が13cm、長さ(図1の左右方向)が32cmである。
第1フィルム20と第2フィルム30を繋ぎ合わせるカバー片40は、たとえばカットテープとして用いられるフィルムとすることができ、接着や熱溶着によって第1フィルム20及び第2フィルム30の繋ぎ合わせ部分17を気密に接合する。図示の実施形態では、カバー片40は、幅が5mm、長さは32cmである。カバー片40として、第1フィルム20及び第2フィルム30との接合部分に感熱接着剤を塗布したパートコート加工を施したフィルムを例示できる。
フィルム基体11は、たとえば、ロール上に巻かれたフィルムを第1フィルム20と第2フィルム30に連続的に切断し、その下流側でカバー片40を第1フィルム20と第2フィルム30を接合するよう装着することで製造することができる。そして、適宜必要な長さに切断すればよい。
また、フィルム基体11は、図1、図2に示すように、カバー片40の一方の端縁を挟むように、第1フィルム20と第2フィルム30に切込み12,12を形成しておくことが望ましい。この切込み12,12は、包装を解く際にユーザが分断開始端となる切込み12,12間のカバー片40を掴んでフィルム基体11を容易に分断させるためのものである。
フィルム基体11は、カバー片40に対して略直交する図1の谷折り線L1、図2の山折り線L2で、カバー片40が内側に位置するように折り曲げる。折り曲げる位置は、フィルム基体11の長手方向中央とすることが適当である。そして、図4乃至図6に示すように、折りまげられたフィルム基体11の間にシート状食品50を挟み込む。なお、シート状食品50をフィルム基体11に載せてからフィルム基体11を折り曲げても構わない。
上記では、カバー片40が内側に位置するようにフィルム基体11を折り曲げている。この理由については、包装を解く手順において説明するが、本発明は、カバー片40が内側に位置するものに限定されず、外側に位置するように折り曲げるものも含む。
シート状食品50は、シート状海苔を例示できる。シート状食品50は、略長方形のものを図示しているが、長方形の角部が面取りされた形状のものを用いたり、長手方向の端部が丸く面取りされた形状のものを用いることもできる。図示の実施形態では、シート状食品50は、長手方向の長さは約18cm、幅方向の長さが約9cmである。シート状食品50は、シート状海苔に限らず、薄手の食品であれば、鯣を薄く伸ばしたものや、おぼろ昆布をシート状に形成したもの、大豆をシート状に加工したもの等を採用することができる。
折り曲げられたフィルム基体11にシート状食品50を挟んだ状態で、フィルム基体11は、折り曲げられた一辺と開放している三辺が存在する。この開放している三辺には、図4乃至図6に示すように、線状の熱溶着13を施す。これにより、フィルム基体11は、折り曲げられた一辺と、熱溶着13の施された三辺によって、シート状食品50を気密に収容した包装シート10になる。フィルム基体11に上述した切込み12,12を形成している場合には、切込み12,12からの水分等の侵入を防止するために、熱溶着13は、切込み12,12よりも内側に施すことが望ましい。
また、包装シート10には、シート状食品50を位置決めして、ずれを抑えるために、図4に示すように、シート状食品50を囲む1又は複数箇所に点状又は短い線状の熱溶着14を施すことが好適である。
得られた包装シート10は、内面側も外面側も第1フィルム20と第2フィルム30の繋ぎ合わせ部分17がカバー片40によって気密に塞がれており、周縁は、折り曲げられた一辺と熱溶着13によって気密に塞がれた三辺によりシート状食品50を収容している。従って、包装シート10の内部への水分や湿気等の侵入をほぼ完全に防ぐことができ、収容されたシート状食品50の乾燥状態を長期に亘って好適に維持できる。
上記包装シート10により飯塊60を包装する。飯塊60は、白米やかやくご飯などを固めて、扁平形状や球形状にした塊とすることができる。飯塊60には、部分的あるいは全体的に胡麻等の振り掛け食品を振り掛けたり、具材を載せたり、具材を内部に挟むようにしてもよい。本実施形態では、飯塊60は三角扁平形状のおにぎりであるが、丸形扁平形状、四角形扁平形状、丸形、四角型、俵形のおにぎりとすることもできる。
飯塊60を包装するには、まず、図4に示すように、包装シート10に飯塊60を載せる。飯塊60の位置は、包装シート10の幅方向略中央であって、カバー片40よりもやや上側とし、包装したときに飯塊60の周面(底面)がカバー片40と対向する位置とする。そして、飯塊の周面に沿うように包装シート10で飯塊60を包み、包装シート10の重なり部分をテープなどの止着手段70により止めることで、図7(シート状食品50は示さず)及び図8に示すように、包装飯塊80を得ることができる。図9は、包装飯塊80をカバー片40が位置する底面側から見た図である。
本実施形態の止着手段70はテープであるが、製造年月日や内容物等を記載したラベルを用いたり、熱溶着により止着することもできる。
包装シート10は、上記したとおり、気密にシート状食品50を収容しているから、飯塊60からの水分や湿気の侵入を防止でき、シート状食品50の乾燥状態を好適に維持できる。
上記包装飯塊80は、以下の手順でその包装を解くことができる。
まず、図7及び図9に示す切込み12,12間をカバー片40と共に摘み、包装飯塊80の底面から離れる図10の矢印E方向に引っ張る。これにより、フィルム基体11は、カバー片40によって切込み12,12から分断される。カバー片40は、フィルム基体11に対して、シート状食品50側となる内面側に配置しているから、カットテープと同様に、カバー片40は、図11に示すように、フィルム基体11の第1フィルム20と第2フィルム30を引き裂きながら、幅広の切り口15が形成される。幅広の切り口15が形成されることで、後の飯塊60及びシート状食品50を取り出す工程において、フィルムの抵抗を小さくすることができる。
そして、切込み12,12とは逆側の端部となるフィルム基体11の折り曲げ部分までカバー片40を引っ張って(図11の矢印F)、外側に位置するフィルム基体11を分断する。その後、図12の矢印G(G’,G”)、図13の矢印H(H’,H”)に示すように、包装飯塊80の底面に対して、略平行な方向(G,H)、または、略平行な面内で傾斜した方向(G’,H’)、飯塊の頂部方向(図12、図13中紙面奥側へ向かうG”,H”)、或いは、その左右何れかの方向に引っ張る。これにより、シート状食品50の内側に位置していたカバー片40は、フィルム基体11である第1フィルム20と第2フィルム30から剥がされつつ引き抜かれる。その結果、カバー片40により繋ぎ合わされていた内面側の第1フィルム20と第2フィルム30は、その接合を解かれて分断され、幅狭の切り口16が形成される。
図13は、カバー片40を完全に引き抜いた状態を示しており、フィルム基体11は、外側の幅広の切り口15とシート状食品50よりも内面側の幅狭の切り口16によって完全に分断されている。
続いて、包装飯塊80の切り口15,16を下に向けることで、図14及び図15に示すように、飯塊60は、自重により、または、切り口15,16と対向する包装シート10の端部を摘んで軽く揺らすことで、上手くシート状食品50に包まれた状態で取り出すことができる。このとき、飯塊60が引き出されることで、フィルム基体11は、切り口15,16がより幅広に開いて開口し、乾燥状態にあるシート状食品50に包まれた飯塊60を得ることができる。
なお、ある程度、シート状食品50に包まれた飯塊60が露出すると、その露出部分を掴んで引っ張れば、より上手くシート状食品50に包まれた飯塊50を取り出すことができる。
取り出された飯塊は、乾燥状態にあるシート状食品に包まれているから、そのまま食せばよい。
上記実施形態は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮するように解すべきものではない。又、本発明の各部構成は上記一実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
たとえば、上記実施形態では、包装シート10によって飯塊60を包み込むように包装しているが、図16に示すように、飯塊60を袋状の包装シート10で包装することもできる。この場合、包装シート10は、予め袋状に形成して飯塊60を投入するようにしてもよいし、飯塊60を載せた後、袋状に形成してもよい。
上記説明において、説明のため、適宜寸法や望ましい形状を例示しているが、本発明は上記寸法や形状に限定されるものではないことは明らかである。例えば、包装シート10の大きさは、包装される飯塊60の大きさに合わせて作製すればよい。
また、上記実施形態では、第1フィルム20と第2フィルム30の対向する一辺どうしを近接させてカバー片40によって接合しているが、図17に示すように、これら対向する一辺どうしに間隔Sを空けても構わない。この場合、カバー片40は、その間隔に応じた幅の広いものを用いればよい。
図17は、第1フィルム20と第2フィルム30の対向する一辺どうしに間隔Sを空けて形成した包装シート10を示している。第1フィルム20と第2フィルム30との間に間隔Sを設けることで、カバー片40を取り去った後に形成される切り口15,16(図14等参照)の幅をより大きく採ることができるから、飯塊60の取り出しも容易になる。間隔Sは、2mm〜10mm程度とすることが好適であり、最大は、飯塊60の幅である。この場合、カバー片40には、図17中斜線を付した符号41で示す位置、即ち、カバー片40と第1フィルム20、第2フィルム30が重なる位置に感熱性接着剤の接着剤を塗布したり、熱溶着を施せばよい。第1フィルム20、第2フィルム30と、カバー片40の重なり41は、2mm〜5mmとすることが好適であり、2.5mm〜3mmとすることが望ましい。
さらに、第1フィルム20と第2フィルム30の対向する一辺どうしは、端縁どうしが重なるように配置しても構わない。この場合、カバー片40は、一方のフィルムの端縁に沿って、両フィルムどうしを気密に接合するよう配置すればよい。
また、図17に示すように、フィルム基体11の開放している三辺に施す線状の熱溶着13は、符号13aで示すように、切込み12,12の部分で内側に凹むように施している。これにより、切込み12,12を長く採ることができ、包装を解く際に、切込み12,12間を掴み易くすることができる。
10 包装シート
11 フィルム基体
20 第1フィルム
30 第2フィルム
40 カバー片
50 シート状食品

Claims (6)

  1. 第1フィルムと、第2フィルムと、前記第1フィルムと前記第2フィルムの対向する一端縁どうしを気密に接合する帯状のカバー片と、を含むフィルム基体であって、前記カバー片の長手方向の略中央の位置で前記カバー片と直交する折り曲げ部を有するフィルム基体と、
    前記折り曲げ部にて折り曲げられている前記フィルム基体の間に挟み込まれているシート状食品と
    前記フィルム基体の前記折り曲げ部以外の三辺を気密に接合する熱溶着部と、
    を有する、包装シート。
  2. 前記フィルム基体は、前記カバー片が前記シート状食品と対向している、
    請求項1に記載の包装シート。
  3. 前記フィルム基体は、飯塊を包装する際に、外側に位置するカバー片の端縁両側に切込みを有する、
    請求項1又は請求項2に記載の包装シート。
  4. 折り曲げられた前記フィルム基体は、前記シート状食品の周囲の1又は複数箇所にずれ防止用の熱溶着部を有する、
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の包装シート。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の包装シートで扁平形状の飯塊を包装してなる包装飯塊であって、前記カバー片は、前記飯塊の周面と重なる底面に位置する、
    包装飯塊。
  6. 請求項5に記載の包装飯塊について、外側に位置するカバー片の端縁を掴んで、前記カバー片が前記底面から離れる方向に前記フィルム基体の折り曲げ部分まで引っ張って、外側に位置するフィルム基体を分断した後、
    前記底面に対して略平行な方向、略平行な面内で傾斜した方向、飯塊の頂部方向、或いは、その左右何れかの方向に引っ張ることで、前記飯塊と前記シート状食品との間に存するカバー片を引き抜いて、前記フィルム基体を前記第1フィルムと前記第2フィルムに分断し、
    分断により前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間に形成された切り口を下向きにして、飯塊がシート状食品を前記第1フィルムと前記第2フィルムの間から引き出し、シート状食品に包まれた状態の飯塊を取り出すことで包装が解かれる、
    包装飯塊の包装を解く方法。
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