JP2007238108A - 米飯加工食品用包装体及び米飯加工食品用包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シート状食品に対する湿気対策を充分に施すことができて、シート状食品及び米飯加工食品の形状を崩すことなく円滑に取り出せるようにする。
【解決手段】 中間部が短手方向に沿って所定幅で開封される開封領域2を有し且つシート状食品Nが開封領域2を跨ぐようにして載置される外フィルム1と、シート状食品Nを介して開封領域2を挟むように外フィルム1の両側に間隔を有して重ね合わせられると共に、対向辺部11を除いてシート状食品Nの周りを囲むよう、外フィルム1にシールされる一対の内フィルム10と、開封領域2に位置するシート状食品Nを覆うように両側の内フィルム10に跨って設けられると共に、一端部が開封領域2の開封始端部6と反対側に貼着される介装フィルムとを備え、介装フィルムを、二枚のフィルム20,25の端部を貼り合わせて作製し、貼り合わせ端部を開封領域2の開封始端部6側に位置させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート状食品が内部に収容された米飯加工食品用包装体によって、米飯加工食品が包装された場合において、米飯加工食品用包装体を開封した際、開封口から露出した米飯加工食品及びシート状食品の一部を摘んだ状態で、米飯加工食品用包装体から米飯加工食品及びシート状食品を引き出した後、米飯加工食品とシート状食品とを合体させるようにした米飯加工食品用包装体及び米飯加工食品用包装袋に関する。
従来のこの種の米飯加工食品用包装体は、左右の両側に設けられた一対の側面巻装部、該両側面巻装部の間に設けられた底面巻装部、該底面巻装部に形成された切断片、該切断片にその一端部が貼着された引出し片を有する外包装シートと、該外包装シートの両側面巻装部に貼着された内包装シートと、外包装シートと内包装シートによって形成された袋状の海苔収納部とから構成されたものが公知になっている。
外包装シートは、横長で、その略中央部(底面巻装部)に短手方向に沿って三角おにぎりの矩形面が載置される。
側面巻装部は、台形状の三角面被包部と、矩形状の三角面被包部とを備え、三角おにぎりの対向する三角面及び斜面を被包する大きさを有している。
底面巻装部は、三角おにぎりの矩形面を被包可能な大きさを有している。
切断片は、一端部が外包装シートの一方の長辺より突出しており、外包装シートから切り離す際の把持部となっている。さらに、切断片の両側には、該両側に沿ってカットテープが設けられている。そして、把持部を、他方の長辺に向かって引っ張ると、両カットテープによって切断片の両側が外包装シートから切り離される。
引出し片の一端部は、切断片の把持部と反対側に貼着されており、切断片と引出し片との隙間に海苔が収納されると共に、引出し片の上面に三角おにぎりの矩形面が載置される。そして、引出し片は、切断片が切り離された後のさらなる引き操作によって、三角おにぎりと海苔との隙間から引き抜かれる。つまり、三角おにぎりの底面の一部が露呈することになる。
内包装シートは、海苔を外包装シートの長辺に沿って挿入できるよう、その開口部が外包装シートの中央部において対向して形成されている。
そして、三角おにぎりを包装する場合は、外包装シートの底面巻装部(引出し片の上面)に、該外包装シートの短手方向に沿って三角おにぎりの矩形面を載置し、両側の側面巻装部を立ち上げると共に、側面巻装部の両縁部を折り曲げて、三角おにぎりの両三角面及び二つの斜面を包装してテープで止める。
一方、包装体を開封する場合は、切断片の把持部を、反対側の長辺に向かって引っ張ると同時に、引出し片を引き抜く。これによって、外包装シートの両側の側面巻装部が分断されると共に、三角おにぎりの底面の一部が露呈する。その後、テープを剥がして、露呈した三角おにぎりの底部の一部を把持しながら、分断された両側の側面巻装部を上方に引き抜いて、海苔全体を露呈させて三角おにぎりを海苔で包む。
特開2005−206207号公報
しかしながら、上記米飯加工食品の包装体の場合、引出し片の一端部が切断片の端部に貼着しているだけなので、引出し片と両側の内包装シートとの境界部が短手方向に沿って密封されておらず、海苔への湿気対策が不充分であるという問題がある。
また、開封する際、三角おにぎりの二つの三角面に内包装シートの側面巻装部が粘着しているので、側面巻装部を上方に引っ張ることによって、三角おにぎりの表面が側面巻装部の引き方向に引きずられて、三角おにぎりが割れてしまい、三角おにぎりをうまく取り出せないという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、シート状食品に対する湿気対策を充分に施すことができて、シート状食品及び米飯加工食品の形状を崩すことなく円滑に取り出せる米飯加工食品用包装体及び米飯加工食品用包装袋を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る米飯加工食品用包装体は、中間部が短手方向に沿って所定幅で開封される開封領域2を有し、且つシート状食品Nが開封領域2を跨ぐようにして載置される外フィルム1と、シート状食品Nを介して開封領域2を挟むように外フィルム1の両側に間隔を有して重ね合わせられると共に、対向辺部11を除いてシート状食品Nの周りを囲むよう、外フィルム1にシールされる一対の内フィルム10と、開封領域2に位置するシート状食品Nを覆うように両側の内フィルム10に跨って設けられると共に、その一端部が開封領域2の開封終端部7側に貼着される介装フィルムとを備え、該介装フィルムの上に、開封領域2に沿うようにして米飯加工食品Rを載置した後、該米飯加工食品Rを内フィルム10で挟むように外フィルム1を折り曲げて包装する米飯加工食品の包装体であって、上記介装フィルムは、一枚のフィルムの折り返し、或いは二枚のフィルム20,25の端部の貼り合わせによって作製され、その折り返し端部、或いは貼り合わせ端部が開封領域2の開封始端部6側に位置するよう設けられてなることを特徴とする。
したがって、開封領域2の開封始端部6を摘んで反対側(開封終端部7側)に向かって引っ張ると、外フィルム1は、開封領域2が開封されることによって両側に分断される。外フィルム1が分断されることで、開封された開封領域2からシート状食品N及び米飯加工食品Rの一部が露出すると共に、外フィルム1と内フィルム10とによって袋状部が形成される。即ち、シート状食品N及び米飯加工食品Rの露出部を摘むことができる一方、外フィルム1と内フィルム10による袋状部からシート状食品N及び米飯加工食品Rを容易に引き出すことができる。つまり、米飯加工食品Rとシート状食品Nとを簡単に合体させることができる。
しかも、介装フィルムを、一枚のフィルムの折り返し、或いは二枚のフィルム20,25の端部の貼り合わせによって作製し、その折り返し端部、或いは貼り合わせ端部を開封領域2の開封始端部6側に位置するよう設けたので、開封領域2を開封した際、折り返し端部、或いは貼り合わせ端部が米飯加工食品Rに触れることなく移動する、即ち介装フィルムが米飯加工食品Rに対して捲り剥がれるように引き出される。つまり、シート状食品N及び米飯加工食品Rの形状を崩すことなく円滑に介装フィルムを引き出せる。
なお、ここでいう米飯加工食品Rとは、三角形状や樽形状など握られた各種おにぎりの他、鮨なども含むものとする。また、シート状食品Nとは、シート状の海苔の他、畳鰯なども含むものとする。
また、介装フィルムを、開封領域2よりも幅狭の継ぎフィルム20と、開封領域2よりも幅広のセンターフィルム25とで構成し、継ぎフィルム20の一端部を開封領域2の開封終端部7側に貼着すると共に、他端部を開封始端部6側に位置し、さらに、継ぎフィルム20の他端部にセンターフィルム25の一端部を貼り合わせるようにしてもよい。
この場合、幅狭の継ぎフィルム20は、センターフィルム25を引き出す役目を担い、幅広のセンターフィルム25はシート状食品Nに対して外気や米飯加工食品Rの水分による湿気対策を施す役目を担っている。
さらに、折り返されるようにして米飯加工食品Rに当接する当接片部13を、各内フィルム10の各対向辺部11からそれぞれ延設して形成するのがよい。
従来においては、米飯加工食品Rを引き出す際、米飯加工食品Rが内フィルム10に対して面接触することで摩擦抵抗が大きくなり、米飯加工食品Rが潰れてしまう。しかし、内フィルム10の当接片部13が折り返すようにして米飯加工食品Rに当接するので、該当接片部13の折り返し端部が、米飯加工食品Rを引き出す際に米飯加工食品Rに触れることなく移動するので、米飯加工食品Rと当接片部13との摩擦抵抗が非常に小さくなり、米飯加工食品Rを潰すことなく円滑に引き出せる。
加えて、内フィルム10の当接片部13の両側に、その延設方向に沿って切り込み15を形成するようにしてもよい。
そうすれば、米飯加工食品Rを引き出す際、米飯加工食品Rに当接している部位のみが有効に作用することになる。
また、開封領域2に、米飯加工食品Rの幅寸法に合わせてその開封方向に沿って一対の開封用条体3を設けるのがよい。
この場合、米飯加工食品用包装体の開封領域2が米飯加工食品Rの幅寸法に合わせてあるので、開封用条体3に略均一に力が係るようになり、開封領域2を所定幅できれいに開封できる。
さらに、開封領域2の両端部が、開封始端部6及び開封終端部7となるよう、且つ米飯加工食品Rを包装する際に外フィルム1を折り曲げられるよう、切り込み5を形成するのがよい。
そうすれば、開封領域2を開封しやすくなると共に、最後まできれいに破断できる。一方、米飯加工食品Rを包装する場合において、切り込み5によって外フィルム1を容易に且つきれいに折り曲げることができ、曲げ応力によって米飯加工食品用包装袋の直立した側面を形成できるようになり、型くずれすることなくて良好な外観となる。
加えて、センターフィルム25に、米飯加工食品Rの幅寸法に合わせて、且つその長さ方向に沿って一対の開封用条体26を設けるようにしてもよい。
この場合、米飯加工食品Rの一面をきれいに露出させることができる。
センターフィルム25と内フィルム10,10との重合部に、その長さ方向に沿って一対のシール部14,27を設けるのがよい。
そうすることで、シート状食品Nに対してより確実な湿気対策を施すことができる。
センターフィルム25の両シール部14,27の内側に一対の開封用条体26を設け、さらに、シール部14,27と開封用条体26との間に、継ぎフィルム20とセンターフィルム25との貼り合わせ端部が開封起点となるよう切り込み28を形成するようにしてもよい。
そうすれば、センターフィルム25の両シール部14,27と、開封用条体26との間を略直線状に破断でき、不完全な開封状態、即ち開封終端部7になるにしたがって幅狭になり、開封領域2を最後まできれいに破断できないような状態を防止できる。
本発明の米飯加工食品用包装袋は、上述した米飯加工食品用包装体の開封領域2を底部に位置させた状態で、米飯加工食品Rを内フィルム10で挟むように折り曲げられた外フィルム1が、開封領域2の両端部から内側に折り曲げられて有底筒状に形成されると共に、その上部開口が、外フィルム1の対向端部を重ね合わせて帯状にシールされてなることを特徴とする。
この場合、外フィルムが有底筒状に形成されるので、柔らかくふっくらとした米飯加工食品Rの周りを囲むように包装されるので、包装する際に余分な力が米飯加工食品Rに加わることなく保護できると共に、見栄えよく包装できる。
例えば、米飯加工食品が三角おにぎりRの場合、外フィルム1を有底筒状にしてその周りを囲むようにすれば、三角おにぎりRの両傾斜面との間に空間が形成されることになり、米飯加工食品用包装袋に外力が加わっても三角おにぎりRへの影響を極力回避できるようになる。
以上のように、本発明によれば、シート状食品に対して、外フィルムの短手方向に開封領域を形成し、この開封領域に、折り返しや貼り合わせによって形成された介装フィルムを設けるようにしたので、シート状食品及び米飯加工食品の形状を崩すことなく円滑に取り出せる効果がある。
しかも、介装フィルムと両側の内フィルムの重合部をシールすれば、シート状食品に対して湿気対策を充分に施すことができる。さらに、米飯加工食品の周りを囲むように外フィルムを有底筒状にして包装することで、柔らかいふっくらとした米飯加工食品をきれいに包装するのに有効である。
以下、本発明の一実施形態に係る米飯加工食品用包装体及び米飯加工食品用包装袋について、添付図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施形態に係る米飯加工食品用包装体の構成は、図1〜図4に示すように、短手方向に沿って開封される開封領域2を有する平面視矩形状の外フィルム1と、該外フィルム1の両側に、シート状食品Nを介して重ね合わされた一対の内フィルム10と、後述する外フィルム1の開封領域2に設けられた介装フィルムとから構成されている。なお、便宜上平面から見た各図面の上下左右を米飯加工食品用包装体及び米飯加工食品用包装袋の上下左右とする。
外フィルム1は、その長手方向中央部に短手方向に沿って設けられた帯状の開封領域2と、該開封領域2の両側に、その長さ方向に沿って設けられた開封用条体としての一対のカットテープ3と、開封領域2を除いた左右の両側部において、その側縁部、上縁部、及び下縁部に亘って設けられたコ字形状の貼着部4と、両カットテープ3の上端部の左右の外側、及び下端部の左右の外側にそれぞれ形成された一対の切り込み5とを備えている。
そして、両カットテープ3の間の距離は、米飯加工食品Rの幅寸法に略等しくなるよう設定されている。さらに、各切り込み5によって、開封領域2の開封始端部6、及び開封終端部7が形成され、開封終端部7の近傍に、後述する介装フィルムとしての継ぎフィルム20の一端部が貼着される。
内フィルム10は、開封領域2を挟むように外フィルム1の両側に配され、互いの対向辺部11を除く周縁部が熱溶着されている。即ち、互いの対向辺部11は開口部となっているので、該開口部に連通する外フィルム1と内フィルム10との隙間がシート状食品Nの収納間隙部12となっている。つまり、開封領域2においては、シート状食品Nは露出しており、その上に、後述する介装フィルムとしての継ぎフィルム20、センターフィルム25が順に重ね合わさっている。
さらに、両内フィルム10には、互いの対向辺部11から折り返されるようにして米飯加工食品に当接する当接片部13が、各対向辺部11から延設されている。この当接片部13には、その上部及び下部にその延設方向に沿って一対の切り込み15が形成されると共に、上述したセンターフィルム25との重合部に線状のシール部14が設けられている。よって、当接片部13の中央部、即ちシール部14と切り込み15とで囲まれる四角形状の領域が米飯加工食品Rに面接触することになるが、開封の際には、米飯加工食品Rが引き出されるにしたがって、当接片部13は、その折り返し端部によって米飯加工食品Rに対して略点接触するように移動する。即ち、米飯加工食品Rの表面から捲り剥がれるようになる。
なお、シート状食品Nの形状としては、矩形状に限定されるものではなく、例えば八角形であってもよく、少なくともいずれか一側部が等脚台形状や半円形状であってもよい。要するに、シート状食品Nの形状としては、米飯加工食品Rの全体を略包装できて、外フィルム1と内フィルム10との袋状部から引き出しやすい形状であればよい。
介装フィルムは、その一端部が貼着された継ぎフィルム20と、該継ぎフィルム20の他端部にその一端部が貼着された継ぎフィルム20よりも幅広のセンターフィルム25とで構成され、継ぎフィルム20は、外フィルム1の両カットテープ3の間の距離よりもやや小さい幅寸法と、上側の切り込み、及び下側の切り込み5との間に位置する程度の長さ寸法を有している。
センターフィルム25は、その幅寸法が、両内フィルム10の当接片部13の端縁部に重合される程度の大きさで、長さ寸法が継ぎフィルム20の長さ寸法と略同一で、継ぎフィルム20の他端部にセンターフィルム25の一端部が貼り合わされて、他端部が自由端になっている。即ち、外フィルム1の開封領域2と、継ぎフィルム20と、センターフィルム25とが側面視略Z字形状になるよう貼着されている。
さらに、センターフィルム25には、その長さ方向に亘って平行する一対のカットテープ26が貼着されている。両カットテープ26の間の長さ寸法は、米飯加工食品Rの幅寸法と略同一になっている。
そして、両カットテープ26の外側には、センターフィルム25の長さ方向に亘って平行する一対の線状のシール部27が設けられている。このシール部27は、外気や米飯加工食品Rの水分による湿気がシート状食品Nへ移行しないようにしている。
加えて、両カットテープ26と両シール部27との間には一対の切り込み28が形成されている。この切り込み28によって、開封始端部6及び開封終端部7が明確になると共に、開封開始から終了まで、略一直線状にセンターフィルム25が分断されて完全開封できるようになる。
つぎに、米飯加工食品用包装体の包装方法、及びこれによって作製される米飯加工食品用包装袋、並びに該米飯加工食品用包装袋の開封方法について説明する。なお、米飯加工食品として三角おにぎりRを使用し、シート状食品として、平面視矩形状に切断加工されたシート状の海苔Nを使用する。
まず、米飯加工食品用包装体は、海苔Nの両側部が外フィルム1と内フィルム10との収納間隙部12に挿入されると共に、開封領域2に位置した海苔Nの上に継ぎフィルム20、センターフィルム25が重ね合わさり、さらに、センターフィルム25と両側の内フィルム10との重合部がシールされて、海苔N全体が密封された状態になっている一方、内フィルム10の当接片部13が折り返されて、継ぎフィルム20の両側に位置していると共に、外フィルム1の両カットテープ3とセンターフィルム25のカットテープ26の位置とが重なった状態になっている。各カットテープ3,26が重なった位置にある理由としては、各カットテープ3,26に略均一に力が加わって米飯加工食品の底面をきれいに露出させるためである。
そして、海苔Nは、外フィルム1、両内フィルム10、及びセンターフィルム25によって密封され、外気や三角おにぎりRの水分による湿気が遮断されているので、パリパリとした新鮮な食感を得ることができる。
つぎに、図5(イ)に示すように、内フィルム10の当接片部13が折り返された状態で、センターフィルム25の上にその長さ方向に沿って三角おにぎりRを載置する。その後、内フィルム10で三角おにぎりRの三角面を挟むように、外フィルム1の両側部を折り曲げて立ち上げる。これによって、両当接片部13が三角おにぎりRの三角面に折り返された状態で当接することになる。
その後、図5(ロ)に示すように、立ち上げた上縁部及び下縁部を互いに内側に折り曲げ、上縁部及び下縁部の貼着部を重ね合わせて、三角おにぎりRの周囲を囲繞し、矩形状の上部開口を有する有底角筒状に形成する。この際、底部の両端には、切り込み5を有する矩形状の耳部(開封始端部6及び開封終端部7)が突出して形成される。
つまり、立ち上げた上縁部及び下縁部を互いに内側に折り曲げることで、曲げ応力が作用して折れ曲がることなく起立した姿勢を維持できる一方、上縁部及び下縁部の貼着部を重ね合わせることで、この部分に外力が加わっても変形しにくくなり、三角おにぎりRに外力が及びにくくなっている。
そして、図6(イ)に示すように、上部開口の対向する長辺部を重ね合わせて帯状にシールして上部開口を閉塞する。この帯状のシール部は、三角おにぎりR及び海苔Nを引き出す際の摘み部となる。一方、図6(ロ)に示すように、底部の両耳部は上向きに折り曲げられてポイントシール16によって仮止めされる。
このようにして包装された本実施形態に係る米飯加工食品用包装袋は、底面が矩形面であることから外フィルム1が折り曲げやすく、折り曲げた角部が尖鋭であることに加えて、側面視五角形の柱状となっており、陳列棚に陳列された際も見栄えがよい。
つぎに米飯加工食品用包装袋を開封する場合、開封始端部6を摘んで、開封終端部7側に引っ張ると、両カットテープ3によって外フィルム1の開封領域2が分断されて開封される。この開封領域2が開封された後、継ぎフィルム20を介してセンターフィルム25が引き出される。即ち、図4(ロ)に示すように、センターフィルム25の接触面が三角おにぎりRの表面から徐々に離間するよう略点接触した状態で引き出される。つまり、センターフィルム25が三角おにぎりRの表面から捲り剥がれるように引き出される。
そして、開封領域2が開封された後、継ぎフィルム20、センターフィルム25が順次引き出されると、開封領域2において、海苔Nの上に三角おにぎりRが載置される。一方、開封領域2が開封された際、海苔Nの一部が露出することになり、この露出部と分断された外フィルム1との間に指を挿入し、三角おにぎりRの一部を把持した状態で、袋状になっている外フィルム1と内フィルム10との隙間から海苔Nを引き出す。
この際、三角おにぎりRの三角面に、折り返すようにして当接している当接片部13が、その折り返し端部を起点にして三角おにぎりRの三角面を移動する。即ち、当接片部13が三角おにぎりRの三角面からきれいに捲り剥がれる。つまり、三角おにぎりRの形状を崩すことなく、米飯加工食品用包装体から容易に引き出すことができて、両者を合体させて食せる状態になる。
なお、上記実施形態の場合、内フィルム10の当接片部13に切り込み15を形成するようにしたが、図7に示すように、当接片部13の両側に切欠部17を設けるようにしてもよい。この場合も、切り込み15を形成した場合と同様の作用効果を奏する。即ち三角おにぎりRに当接した中央部が、三角おにぎりRが引き出されるにしたがって、捲り剥がれるようになるので、三角おにぎりRの形を崩すことなく円滑に取り出せる。
また、上記実施形態の場合、開封用条体としてカットテープ3を用いたが、糸であってもよい。但し、海苔Nなどのシート状食品への湿気対策に対応できるものである必要がある。
さらに、上記実施形態の場合、外フォルム1、内フィルム10、継ぎフィルム20、センターフィルム25は無色透明としたが、好みの色に着色したり、模様を印刷したりするようにしてもよい。加えて、継ぎフィルム20としては、センターフィルム25を、海苔Nなどのシート状食品に支障きたすことなく円滑に引き出すことができる形状や大きさであればよい。
本発明の一実施形態に係る米飯加工食品用包装体を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る米飯加工食品用包装体の平面図である。 本発明の一実施形態に係る米飯加工食品用包装体を示す切断上面図である。 (イ)は、本発明の一実施形態に係る米飯加工食品用包装体を示す切断側面図、(ロ)は、センターフィルムが米飯加工食品から捲り剥がれる状態を示した図である。 (イ)、(ロ)は、図1の米飯加工食品用包装体の包装方法を示す説明図である。 (イ)、(ロ)は、図1の米飯加工食品用包装体の包装方法を示す説明図である。 図1の内フィルムの変形例を示した斜視図である。
符号の説明
1…外フィルム、2…開封領域、3…カットテープ(開封用条体)、4…貼着部、5…切り込み、6…開封始端部、7…開封終端部、10…内フィルム、11…対向辺部、12…収納間隙部、13…当接片部、14…シール部、15…切り込み、16…ポイントシール、17…切欠部、20…継ぎフィルム(介装フィルム)、25…センターフィル(介装フィルム)、26…カットテープ(開封用条体)、27…シール部、28…切り込み、N…シート状食品(海苔)、R…米飯加工食品(三角おにぎり)

Claims (10)

  1. 中間部が短手方向に沿って所定幅で開封される開封領域(2)を有し、且つシート状食品(N)が開封領域(2)を跨ぐようにして載置される外フィルム(1)と、
    シート状食品(N)を介して開封領域(2)を挟むように外フィルム(1)の両側に間隔を有して重ね合わせられると共に、対向辺部(11)を除いてシート状食品(N)の周りを囲むよう、外フィルム(1)にシールされる一対の内フィルム(10)と、
    開封領域(2)に位置するシート状食品(N)を覆うように両側の内フィルム(10)に跨って設けられると共に、その一端部が開封領域(2)の開封始端部(6)と反対側に貼着される介装フィルムとを備え、
    該介装フィルムの上に、開封領域(2)に沿うようにして米飯加工食品(R)を載置した後、該米飯加工食品(R)を内フィルム(10)で挟むように外フィルム(1)を折り曲げて包装する米飯加工食品用包装体であって、
    上記介装フィルムは、一枚のフィルムの折り返し、或いは二枚のフィルム(20,25)の端部の貼り合わせによって作製され、その折り返し端部、或いは貼り合わせ端部が開封領域(2)の開封始端部(6)側に位置するよう設けられてなることを特徴とする米飯加工食品用包装体。
  2. 介装フィルムは、開封領域(2)よりも幅狭の継ぎフィルム(20)と、開封領域(2)よりも幅広のセンターフィルム(25)とで構成され、継ぎフィルム(20)の一端部が開封領域(2)の開封終端部(7)側に貼着されると共に、他端部が開封始端部(6)側に位置し、さらに、継ぎフィルム(20)の他端部にセンターフィルム(25)の一端部が貼り合わされてなることを特徴とする請求項1に記載の米飯加工食品用包装体。
  3. 各内フィルム(10)には、折り返されるようにして米飯加工食品(R)に当接する当接片部(13)が、内フィルム(10)の各対向辺部(11)からそれぞれ延設されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の米飯加工食品用包装体。
  4. 内フィルム(10)の当接片部(13)の両側には、その延設方向に沿って切り込み(15)が形成されてなる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の米飯加工食品用包装体。
  5. 開封領域(2)には、米飯加工食品(R)の幅寸法に合わせてその開封方向に沿って一対の開封用条体(3)が設けられてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の米飯加工食品用包装体。
  6. 開封領域(2)の両端部が、開封始端部(6)及び開封終端部(7)となるよう、且つ米飯加工食品(R)を包装する際に折り曲げられるよう、切り込み(5)が形成されてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の米飯加工食品用包装体。
  7. センターフィルム(25)には、米飯加工食品(R)の幅寸法に合わせて、且つその長さ方向に沿って一対の開封用条体(26)が設けられてなることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の米飯加工食品用包装体。
  8. センターフィルム(25)と内フィルム(10,10)との重合部には、その長さ方向に沿って一対のシール部(14,27)が設けられてなることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の米飯加工食品用包装体。
  9. センターフィルム(25)の両シール部(14,27)の内側に一対の開封用条体(26)が設けられ、さらに、シール部(14,27)と開封用条体(26)との間に、継ぎフィルム(20)とセンターフィルム(25)との貼り合わせ端部が開封起点となるよう切り込み(28)が形成されてなることを特徴とする請求項8に記載の米飯加工食品用包装体。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の米飯加工食品用包装体によって作製された米飯加工食品用包装袋であって、
    米飯加工食品用包装体の開封領域(2)を底部に位置させた状態で、米飯加工食品(R)を内フィルム(10)で挟むように折り曲げられた外フィルム(1)が、開封領域(2)の両端部から内側に折り曲げられて有底筒状に形成されると共に、その上部開口が、外フィルム(1)の対向端部を重ね合わせて帯状にシールされてなることを特徴とする米飯加工食品用包装袋。
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