JP2012217437A - 包装飯塊及びその包装を解く方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外フィルム2は、長手方向の略中央部に切込み23,23を複数設けた切込線22を有し、シート状食品4は、外フィルム2の内面側に配備され、内フィルム3は、シート状食品4を外フィルム2の内側に介在させた状態で、前記外フィルム2の略中央部で重ね合わせられた2枚の内フィルム片31,31を有し、該内フィルム片31,31は、内フィルム片31,31どうしの重なり部を除く外周を前記外フィルム2に接合してなり、飯塊6の周面が前記内フィルム片31,31どうしの重なり部と対向するように、包装シート1で飯塊6を包み、包装シート1の端部を止着手段5により封止してなる。
【選択図】図7
Description
包装シートとして、外フィルムと内フィルムとの間にシート状海苔を挟んで形成した、三重構造のものがある。
例えば、特許文献1では、幅方向の中央部に長手方向の全長に亘って分断するカットテープを有する外フィルムに、2枚の縦長の内フィルム片からなる内フィルムを、内フィルム片の内端どうしを外フィルムのカットテープ上で重ね、シート状海苔の周縁近傍に沿って熱溶着することで包装シートを形成している。
(1)飯塊の頂部に位置する外フィルムのカットテープを摘まんで引き出し、外フィルムを2分するステップ、
(2)左右に分断された包装シートの一方を飯塊とシート状海苔を残して引き出すステップ。これにより、外フィルムの半体と内フィルムの内フィルム片が一緒に引っ張り出される。
(3)次に、残りの外フィルムの半体と内フィルム片を飯塊とシート状海苔から引き出すステップ、
を必要とし、これら3つのステップを経ることで、飯塊にシート状海苔が直に被さった状態とすることができる。
展開状態にて、長方形の外フィルム(2)と該外フィルム(2)の内面側に配備された内フィルム(3)との間にシート状食品(4)を挟んでなる包装シート(1)で、扁平形状の飯塊(6)を包んでなる包装飯塊であって、
前記外フィルム(2)は、長手方向の略中央部に切込み(23)(23)を複数設けた切込線(22)を有し、
シート状食品(4)は、外フィルム(2)の内面側に配備され、
前記内フィルム(3)は、シート状食品(4)を外フィルム(2)の内側に介在させた状態で、前記外フィルム(2)の略中央部で重ね合わせられた2枚の内フィルム片(31)(31)を有し、該内フィルム片(31)(31)は、内フィルム片(31)(31)どうしの重なり部を除く外周を前記外フィルム(2)に接合してなり、
飯塊(6)の周面が前記内フィルム片(31)(31)どうしの重なり部と対向するように、包装シート(1)で飯塊(6)を包み、包装シート(1)の端部を止着手段(5)により封止してなる。
従って、従来のように複雑なステップを必要とせず、極めて容易に包装飯塊の包装を解くことができる。
上記のように、包装を解く方法がわかり易いから、子どもや年配の方も容易に包装飯塊の包装を解いて食すことができる。
また、切込線(22)の切込み(23)(23)をカバーフィルム(24)で塞ぐことにより、包装シート(1)の内部に湿気などが侵入せず、シート状食品(4)を乾燥状態で維持できる。
図1乃至図3に示すように、包装シート(1)は、長方形で透明な外フィルム(2)と内フィルム(3)との間にシート状食品(4)を挟んで形成される。
外フィルム(2)は、長手方向の長さが約24cm、幅方向の長さ約14cmとすることができる。
カバーフィルム(24)によって切込み(23)(23)を塞ぐことにより、切込み(23)(23)から包装シート(1)の内部への湿気等の侵入を防止することができ、シート状食品(4)を乾燥状態で維持することができる。
カバーフィルム(24)は、長手方向が外フィルム(2)の幅と同じ長さ(約14cm)、幅(外フィルム(2)の長手方向)を約1cmとすることができる。
各内フィルム片(31)(31)は、上記の如く重ねた状態で外フィルム(2)と略同じ形状になるように形成する。
シート状食品(4)は、略長方形のものを用いることができるが、図示の如く、長方形の角部が面取りされた形状のものを用いたり、長手方向の端部が丸く面取りされた形状のものを用いることで、後述するとおり、飯塊(6)を包装シート(1)から落下させ易くすることができる。
図2に示すように、包装シート(1)に包装される飯塊(6)は、白米やかやくご飯などを固めて、扁平形状とした固まりである。望ましくは、両側面が略平行となり、該両側面どうしを平面上又は曲面状の周面にて繋いだ形状とする。
飯塊(6)には、部分的或いは全体に胡麻等の振掛け食品を振り掛けたり、具材を載せたり、具材を内部に挟むようにしてもよい。
まず、係止手段(51)を剥がして、中央部(18)の両端の固定を解く。
この状態で、包装飯塊の底面を下方に向けて、図9の矢印H、Hで示すように、包装飯塊の頂部を指で摘み、飯塊(6)を下方に移動させる。
勿論、係止手段(51)は、糊付け部(51a)の一部が、折り曲げられた中央部(18)に貼着されるような構成としても構わない。
なお、図示省略するが、この飯塊(6)を包むシート状食品(4)にも、塊(60)(60)の分割部分(61)に沿ってミシン目等の切れ込みを入れておくことで、塊(60)(60)を割るときに、シート状食品(4)も一体に切断されて、シート状食品(4)によって直に包まれた飯塊とすることができる。
(18) 中央部
(2) 外フィルム
(22) 切込線
(23) 切込み
(24) カバーフィルム
(3) 内フィルム
(31) 内フィルム片
(4) シート状食品
(41) シート状海苔
(5) 止着手段
(51) 係止手段
(51a) 糊付け部
(51b) 押え部
(6) 飯塊
Claims (6)
- 展開状態にて、長方形の外フィルム(2)と該外フィルム(2)の内面側に配備された内フィルム(3)との間にシート状食品(4)を挟んでなる包装シート(1)で、扁平形状の飯塊(6)を包んでなる包装飯塊であって、
前記外フィルム(2)は、長手方向の略中央部に切込み(23)(23)を複数設けた切込線(22)を有し、
シート状食品(4)は、外フィルム(2)の内面側に配備され、
前記内フィルム(3)は、シート状食品(4)を外フィルム(2)の内側に介在させた状態で、前記外フィルム(2)の略中央部で重ね合わせられた2枚の内フィルム片(31)(31)を有し、該内フィルム片(31)(31)は、内フィルム片(31)(31)どうしの重なり部を除く外周を前記外フィルム(2)に接合してなり、
飯塊(6)の周面が前記内フィルム片(31)(31)どうしの重なり部と対向するように、包装シート(1)で飯塊(6)を包み、包装シート(1)の端部を止着手段(5)により封止してなることを特徴とする包装飯塊。 - 外フィルム(2)は、内側に前記切込線(22)に沿って配備され、切込線(22)の切込みを塞ぐカバーフィルム(24)を有する請求項1に記載の包装飯塊。
- シート状食品(4)は、長方形の角部が面取りされた形状である請求項1又は請求項2に記載の包装飯塊。
- 飯塊(6)の辺及び角には、5mm以上の丸み面取りが施されている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の包装飯塊。
- 外フィルム(2)の略中央部は、幅方向の両端が上向きに折り曲げられて、飯塊(6)に巻かれた包装シート(1)の外フィルム(2)に係止手段(51)により押し付けられている請求項1乃至請求項4の何れかに記載の包装飯塊。
- 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の包装飯塊について、外フィルム(2)の切込線(22)の設けられた略中央部を下に向けて、包装飯塊の上部を摘んで飯塊(6)を下方に押し出すことにより、外フィルム(2)は、切込線(22)の切込み(23)(23)で切断されて分離すると共に、自重によって飯塊(6)がシート状食品(4)を外フィルム(2)と内フィルム片(31)(31)の間から引き出しつつ、シート状食品(4)に飯塊(6)が包まれた状態で落下することを特徴とする包装飯塊の包装を解く方法。
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