JP3943567B2 - 包装部材、包装おにぎり及び包装おにぎりの開封方法 - Google Patents

包装部材、包装おにぎり及び包装おにぎりの開封方法 Download PDF

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Description

本発明は、包装対象のおにぎり本体を包装すべくシート状の海苔を内包した包装部材、及びこの包装部材によっておにぎり本体を包装した包装おにぎりに関する。
ご飯(炊き込みご飯等も含む)を適宜形状に成型し、必要に応じて適宜の具材を付帯させたおにぎり本体の表面にシート状に乾燥させた海苔(以下、海苔ともいう。)を付したおにぎりが販売されている。かかるおにぎりでは、それを食する際に、乾燥した海苔の食感が維持されていることが要求されている。
そのため、弁当販売店等に対しては後述する特許文献1において、おにぎり本体を収容すべく、おにぎり本体の形状に応じた形状をなした合成樹脂製の容器本体を備え、前記容器本体の開閉蓋部に設けた保持部に、薄肉シートで包装された海苔を保持させるようにした包装容器が開示されている。
このような包装容器では、おにぎり本体が海苔と分離して容器本体内に収納されているため、おにぎり本体から蒸散した水分によって海苔の乾燥度が低下することが防止されると共に、海苔は薄肉シートによって包装されているため、海苔が周囲の湿気を吸収することも防止される。そして、店員が、販売時に開閉蓋を開けて、容器本体からおにぎり本体を取り出すと共に、海苔を保持部及び薄肉シートから取り出した後、当該海苔によって前記おにぎり本体を包んでおにぎりとし、それを客へ提供するため、当該おにぎりを食する客は、乾燥した海苔の食感を楽しむことができる。
しかし、かかる包装容器にあっては、容器本体の製造に要するコストが高く、また、薄肉シートで包装した海苔を、蓋部材に設けた保持部に保持させる作業が煩雑であるという問題があった。一方、容器本体が比較的硬い上に、更におにぎり本体の全体を包む広さの海苔を蓋部材に設けた保持部に保持させた場合、当該海苔が蓋部材からはみ出すので、持ち運ぶ際に、海苔を保持させた包装容器が嵩張り、持ち運びが不便であるという問題もあった。そのため、次のような包装おにぎりが市販されている。
即ち、包装おにぎりは、幅方向の略中央で2枚のフィルムの縁部を重ね合わせた帯状の内装フィルムと、この内装フィルムの幅寸法と略同じ幅寸法を有し、幅方向の略中央を通る線上に、切り離し帯を延設させてなる外装フィルムとの間に、両フィルムの面積より狭い面積の海苔を介装させ、内装フィルムと外装フィルムとの周縁を溶着させてなる包装部材によって三角形状のおにぎり本体を、前記切り離し帯の両端がおにぎり本体の一頂点付近に対峙するように、つまり包装部材が略二つ折になるように包み、包装部材の両側縁近傍の部分をおにぎり本体に倣って折り込んである。
このような包装おにぎりでは、前記切り離し帯の一端を他端側へ引っ張ることによって、外装フィルムを切り離し帯に沿ってその両側縁方向へ切り離した後、当該包装部材の前記おにぎり本体の他の2頂点に対向する2つの耳部をそれぞれ外側へ引っ張り上げることによって、外装フィルムの切り離された2つの部分及び内装フィルムを幅方向の略中央を通る線から包装部材の両側縁方向へ離隔させつつ、両フィルム間に介装された海苔を両フィルム間から引き出すと共に、おにぎり本体を包装部材から海苔内へ吐出させて、包装部材を取り外すのと同時的におにぎり本体を海苔によって包んでおにぎりとする。
前述した如く、包装部材は、外装フィルムと内装フィルムとの間に海苔を介装させてあるため、製造コストが低く、包装部材によっておにぎり本体を包むだけであるので、作業が容易である。また、かかる包装部材で包装してなる包装おにぎりの外寸は、おにぎり本体と外寸と略同じであるため、嵩張らず、持ち運びに便利であった。
特開2000−118584号公報
しかし、このような従来の包装部材にあっては、前述した如く内装フィルムが2枚のフィルムの縁部を重ね合わせて構成されているため、おにぎり本体を包んだ場合、当該おにぎり本体から蒸散した水分が内装フィルムの重ね合わせ部分から内部へ侵入して海苔に吸収されるため、外装フィルムと内装フィルムとの間の海苔の乾燥度が比較的短い期間で低下するという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、おにぎり本体を包装した場合に、内装フィルムと外装フィルムとの間に介装させた海苔の乾燥度をより長期間維持することができる包装部材該包装部材でおにぎり本体を包装した包装おにぎり、及び該包装おにぎりの開封方法を提供することにある。
請求項1記載の本発明は、外装フィルムの周縁近傍の部分と、包装対象のおにぎり本体に対向させる内装フィルムにおける前記外装フィルムの周縁近傍の部分と対向する部分とを封止することによって、この内装フィルムと前記外装フィルムとの間に海苔を封入してなる包装部材において、前記外装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2外フィルムの縁部を、前記第2外フィルムの縁部が前記内装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1外フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で外装フィルムの全幅に亘って互いに剥離可能に貼着させた貼着部を形成すると共に、前記第1外フィルムの縁から前記貼着部に亘る外側引きしろを形成し、さらに、前記第1外フィルムには、前記海苔の一側がわを全幅に亘って表出させるための切り離し帯を延設しており、しかも、前記外側引きしろを引っ張って、前記切り離し帯の間の前記第1外フィルムを前記第2外フィルムから剥離させると共に、前記切り離し帯に沿って、その間の前記第1外フィルムを他の部分から切り離すことにより、前記海苔の一短辺側の半面部分を展開させるための外側開口部を形成可能とし、前記内装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2内フィルムの縁部を、前記第1内フィルムの縁部が前記外装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1内フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で内装フィルムの全幅に亘って互いに貼着させることにより、互いに剥離可能に封止連結した貼着部を形成すると共に、前記貼着部に内側引きしろを形成しており、しかも、前記内側引きしろを引っ張って、前記第1内フィルムの中央部分を前記第2内フィルムから剥離させると共に、当該第1内フィルムの中央部分を他の部分から切り離すことにより、前記海苔の他短辺側の半面部分を引き出すための内側開口部を形成可能としたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の包装部材によっておにぎり本体を包装してあることを特徴とする
請求項3記載の本発明は、外装フィルムの周縁近傍の部分と内装フィルムの前記外装フィルムの周縁近傍の部分と対向する部分とを封止することによって、この内装フィルムと前記外装フィルムとの間に前記海苔を封入してなる包装部材で、おにぎり本体を封止状に包装した包装おにぎりの開封方法であって、前記内装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2内フィルムの縁部を、前記第1内フィルムの縁部が前記外装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1内フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で内装フィルムの全幅に亘って互いに貼着させることにより、互いに剥離可能に封止連結した貼着部を形成すると共に、前記貼着部に内側引きしろを形成しており、前記外装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2外フィルムの縁部を、前記第2外フィルムの縁部が前記内装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1外フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で外装フィルムの全幅に亘って互いに剥離可能に貼着させた貼着部を形成すると共に、前記第1外フィルムの縁から前記貼着部に亘る外側引きしろを形成し、さらに、前記第1外フィルムには、前記海苔の一側がわを全幅に亘って表出させるための切り離し帯を延設しており、前記外側引きしろを引っ張って、前記切り離し帯の間の前記第1外フィルムを前記第2外フィルムから剥離させると共に、前記切り離し帯に沿って、その間の前記第1外フィルムを他の部分から切り離して、前記外装フィルムに外側開口部を形成し、この外側開口部から前記海苔の一短辺側の半面部分を展開させることによって、前記内側引きしろを表出させ、前記内側引きしろを引っ張って、前記第1内フィルムの中央部分を前記第2内フィルムから剥離させると共に、当該第1内フィルムの中央部分を他の部分から切り離して、前記内装フィルムに内側開口部を形成し、前記内側開口部から前記海苔の展開させた部分の上へ、前記おにぎり本体を転動させた状態で、前記海苔の他短辺側の半面部分を前記第2外フィルムと前記第2内フィルムとの間から引き出し、前記海苔の引き出した半面部分でおにぎり本体を覆っておにぎりを取り出すことを特徴とする。
請求項1、及び請求項2記載の本発明では、外装フィルムの周縁近傍の部分と、包装対象のおにぎり本体に対向させる内装フィルムにおける前記外装フィルムの周縁近傍の部分と対向する部分とを封止することによって、この内装フィルムと前記外装フィルムとの間に海苔を封入してなる包装部材において、前記外装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2外フィルムの縁部を、前記第2外フィルムの縁部が前記内装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1外フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で外装フィルムの全幅に亘って互いに剥離可能に貼着させた貼着部を形成すると共に、前記第1外フィルムの縁から前記貼着部に亘る外側引きしろを形成し、さらに、前記第1外フィルムには、前記海苔の一側がわを全幅に亘って表出させるための切り離し帯を延設しており、しかも、前記外側引きしろを引っ張って、前記切り離し帯の間の前記第1外フィルムを前記第2外フィルムから剥離させると共に、前記切り離し帯に沿って、その間の前記第1外フィルムを他の部分から切り離すことにより、前記海苔の一短辺側の半面部分を展開させるための外側開口部を形成可能とし、前記内装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2内フィルムの縁部を、前記第1内フィルムの縁部が前記外装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1内フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で内装フィルムの全幅に亘って互いに貼着させることにより、互いに剥離可能に封止連結した貼着部を形成すると共に、前記貼着部に内側引きしろを形成しており、しかも、前記内側引きしろを引っ張って、前記第1内フィルムの中央部分を前記第2内フィルムから剥離させると共に、当該第1内フィルムの中央部分を他の部分から切り離すことにより、前記海苔の他短辺側の半面部分を引き出すための内側開口部を形成可能とした。このように、内装フィルムは第1内フィルムと第2内フィルムとを貼着封止させることによって、1枚のフィルムとして機能し、従って、内フィルムをおにぎり本体に対向させた状態でおにぎり本体を包装しても、おにぎり本体から蒸散した水分が内装フィルムから内部へ浸入することが防止され、海苔の乾燥度が低下することが防がれる。また、内側引きしろの適宜位置に切込みが設けてあるため、第1内フィルムの一部をおにぎり本体に応じて容易に切り取ることができる。また、外装フィルムの第1及び第2外フィルムは、外装フィルムの長手方向と交わる縁部を第1及び第2フィルムの全幅に亘って互いに剥離可能に貼着させてあり、一方の外フィルムに、前記海苔の一側がわを全幅に亘って表出させるための切り離し帯が延設してあるため、この切り離し帯によって、外装フィルムを構成する第1外フィルムの一部を、海苔に応じた形状に容易に切り離すことができ、海苔の一側がわの広い領域を、海苔に割れ等を発生させることなく一度に表出させることができる。また、これによって、内装フィルムの貼着部の剥離作業を容易に行うことができる。また、両切り離し帯を設けた外装フィルムに外側引きしろが形成してあるため、外装フィルムに設けた貼着部を剥離する作業を容易に行うことができる。また、両切り離し帯の一端はそれぞれ、前記外側引きしろまで延設してあり、この外側引きしろの両切り離し帯の一端近傍に切込みがそれぞれ設けてあるため、両切り離し帯による第1外フィルムの一部の切り離し作業を確実容易に行うことができる。また、外装フィルムは1枚のフィルムで構成してあり、この外装フィルムの縁から長手方向の所要位置までの領域に、前記海苔の一側がわを全幅に亘って表出させるための切り離し帯が延設してあるため、前同様、両切り離し帯によって、外装フィルムを構成する第1外フィルムの一部を、海苔に応じた形状に容易に切り離すことができ、海苔の一側がわの広い領域を海苔に割れ等を発生させることなく一度に表出させることができる。また、前述した如く外装フィルムは1枚のフィルムで構成してあるため、外装フィルムを2枚のフィルムで構成する場合に比べて、包装部材を製造する装置の構成が簡単である。また、外装フィルムに外側開口部を、内装フィルムに内側開口部を形成可能としたため、外装フィルムと内装フィルムとの間に海苔を封入した包装部材によっておにぎり本体を封止状態に包装した包装おにぎりであっても、包装部材を開封して、おにぎり本体を海苔で包んでなるおにぎりを、おにぎり本体を手指で触れることなく、また、おにぎり本体を海苔に割れ等を発生させることなく容易に形成することができる。
一方、外装フィルムに設けた切り離し帯によって、この外装フィルムの一部を切り離して内部の海苔の一部を取り出す。そして、内装フィルムの貼着部分を剥離して第1内フィルムと第2内フィルムとを分離させ、内部のおにぎり本体を前記海苔の上に取り出しておにぎりとすることができる。このように、内装フィルムと外装フィルムとの間に海苔を封入させた包装部材であっても、包装対象のおにぎり本体を手指で触れることなく容易に取り出しておにぎりを形成することができる。また、おにぎり本体に過剰な力を加えることなく、おにぎり本体を海苔上に取り出すことができ、おにぎり本体に割れ等が発生しない。
請求項3記載の発明では、外装フィルムの周縁近傍の部分と内装フィルムの前記外装フィルムの周縁近傍の部分と対向する部分とを封止することによって、この内装フィルムと前記外装フィルムとの間に前記海苔を封入してなる包装部材で、おにぎり本体を封止状に包装した包装おにぎりの開封方法であって、前記内装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2内フィルムの縁部を、前記第1内フィルムの縁部が前記外装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1内フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で内装フィルムの全幅に亘って互いに貼着させることにより、互いに剥離可能に封止連結した貼着部を形成すると共に、前記貼着部に内側引きしろを形成しており、前記外装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2外フィルムの縁部を、前記第2外フィルムの縁部が前記内装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1外フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で外装フィルムの全幅に亘って互いに剥離可能に貼着させた貼着部を形成すると共に、前記第1外フィルムの縁から前記貼着部に亘る外側引きしろを形成し、さらに、前記第1外フィルムには、前記海苔の一側がわを全幅に亘って表出させるための切り離し帯を延設しており、前記外側引きしろを引っ張って、前記切り離し帯の間の前記第1外フィルムを前記第2外フィルムから剥離させると共に、前記切り離し帯に沿って、その間の前記第1外フィルムを他の部分から切り離して、前記外装フィルムに外側開口部を形成し、この外側開口部から前記海苔の一短辺側の半面部分を展開させることによって、前記内側引きしろを表出させ、前記内側引きしろを引っ張って、前記第1内フィルムの中央部分を前記第2内フィルムから剥離させると共に、当該第1内フィルムの中央部分を他の部分から切り離して、前記内装フィルムに内側開口部を形成し、前記内側開口部から前記海苔の展開させた部分の上へ、前記おにぎり本体を転動させた状態で、前記海苔の他短辺側の半面部分を前記第2外フィルムと前記第2内フィルムとの間から引き出し、前記海苔の引き出した半面部分でおにぎり本体を覆っておにぎりを取り出すので、外装フィルムと内装フィルムとの間に海苔を封入した包装部材によっておにぎり本体を封止状態に包装した包装おにぎりであっても、包装部材を開封して、おにぎり本体を海苔で包んでなるおにぎりを、おにぎり本体を手指で触れることなく、また、おにぎり本体を海苔に割れ等を発生させることなく容易に形成することができる。
本発明に係る包装部材は、外装フィルムの周縁近傍の部分と、包装対象のおにぎり本体に対向させる内装フィルムにおける前記外装フィルムの周縁近傍の部分と対向する部分とを封止することによって、この内装フィルムと前記外装フィルムとの間に海苔を封入してなる包装部材において、前記外装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2外フィルムの縁部を、前記第2外フィルムの縁部が前記内装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1外フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で外装フィルムの全幅に亘って互いに剥離可能に貼着させた貼着部を形成すると共に、前記第1外フィルムの縁から前記貼着部に亘る外側引きしろを形成し、さらに、前記第1外フィルムには、前記海苔の一側がわを全幅に亘って表出させるための切り離し帯を延設しており、しかも、前記外側引きしろを引っ張って、前記切り離し帯の間の前記第1外フィルムを前記第2外フィルムから剥離させると共に、前記切り離し帯に沿って、その間の前記第1外フィルムを他の部分から切り離すことにより、前記海苔の一短辺側の半面部分を展開させるための外側開口部を形成可能とし、前記内装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2内フィルムの縁部を、前記第1内フィルムの縁部が前記外装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1内フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で内装フィルムの全幅に亘って互いに貼着させることにより、互いに剥離可能に封止連結した貼着部を形成すると共に、前記貼着部に内側引きしろを形成しており、しかも、前記内側引きしろを引っ張って、前記第1内フィルムの中央部分を前記第2内フィルムから剥離させると共に、当該第1内フィルムの中央部分を他の部分から切り離すことにより、前記海苔の他短辺側の半面部分を引き出すための内側開口部を形成可能とした。
本発明に係る包装おにぎりは、前述したいずれかの包装部材によっておにぎり本体を包装してある。
本発明に係る包装おにぎりの開封方法は、外装フィルムの周縁近傍の部分と内装フィルムの前記外装フィルムの周縁近傍の部分と対向する部分とを封止することによって、この内装フィルムと前記外装フィルムとの間に前記海苔を封入してなる包装部材で、おにぎり本体を封止状に包装した包装おにぎりの開封方法であって、前記内装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2内フィルムの縁部を、前記第1内フィルムの縁部が前記外装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1内フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で内装フィルムの全幅に亘って互いに貼着させることにより、互いに剥離可能に封止連結した貼着部を形成すると共に、前記貼着部に内側引きしろを形成しており、前記外装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2外フィルムの縁部を、前記第2外フィルムの縁部が前記内装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1外フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で外装フィルムの全幅に亘って互いに剥離可能に貼着させた貼着部を形成すると共に、前記第1外フィルムの縁から前記貼着部に亘る外側引きしろを形成し、さらに、前記第1外フィルムには、前記海苔の一側がわを全幅に亘って表出させるための切り離し帯を延設しており、前記外側引きしろを引っ張って、前記切り離し帯の間の前記第1外フィルムを前記第2外フィルムから剥離させると共に、前記切り離し帯に沿って、その間の前記第1外フィルムを他の部分から切り離して、前記外装フィルムに外側開口部を形成し、この外側開口部から前記海苔の一短辺側の半面部分を展開させることによって、前記内側引きしろを表出させ、前記内側引きしろを引っ張って、前記第1内フィルムの中央部分を前記第2内フィルムから剥離させると共に、当該第1内フィルムの中央部分を他の部分から切り離して、前記内装フィルムに内側開口部を形成し、前記内側開口部から前記海苔の展開させた部分の上へ、前記おにぎり本体を転動させた状態で、前記海苔の他短辺側の半面部分を前記第2外フィルムと前記第2内フィルムとの間から引き出し、前記海苔の引き出した半面部分でおにぎり本体を覆っておにぎりを取り出す。
以下、図面に基づいて本発明の内容を詳述する。
図1及び図2は、本発明に係る包装部材を示す外面図及び内面図である。両図1及び図2に示した如く、包装部材aは、合成樹脂製のフィルムを用いて互いに同じ外寸の長方形状になした外装フィルム1と内装フィルム2とを対向配置し、両者の間に、シート状に乾燥させた海苔Nを介装させ、外装フィルム1の周縁近傍の部分と内装フィルム2の前記部分に対向する部分とを熱溶着させた封止部3,3,…を形成することによって、外内装フィルム1,2間に海苔Nを封入してある。
この外装フィルム1は、縦長長方形状の第1外フィルム11と、該第1外フィルム11の幅寸法と同じ横寸法の横長長方形状の第2外フィルム12とを備えてなり、第1外フィルム11の長辺側の両側縁の近傍にはそれぞれ、幅細な着色テープを第1外フィルム11の全長に亘って貼着してなり、第1外フィルム11の一部を切り離すための切り離し帯4,4が海苔Nの幅と略同じ幅を隔てて互いに平行に設けてある。この第1外フィルム11の短辺側の一側縁であって、切り離し帯4,4の外縁にそれぞれ、第1外フィルム11の縁と略直交する切込み15,15を設けて、両切込み15,15の間を外側引きしろ16にしてある。
そして、前記第1外フィルム11の短辺側の一側縁部と第2外フィルム12の長辺側の一側縁部とを、第1外フィルム11が外側になるように重畳させ、この重畳部分13の適宜位置において、第1外フィルム11と第2外フィルム12とを第1外フィルム11の全幅に亘って軽度に熱溶着させることによって両者を互いに剥離可能に封止連結した貼着部14を形成すると共に、前記重畳部分13から湿気が浸入することを防止してある。
また、内装フィルム2は、前記第1外フィルム11に対向配置させてあり、略正方形状をなした第1内フィルム21と、第1外フィルム11の一部及び前記第2外フィルム12に対向配置させてあり、前記第1内フィルム21と略同じ形状の第2内フィルム22とを備えてなり、第1内フィルム21の一側縁であって、その中央位置から両側へ適宜距離を隔てた位置にそれぞれ、第1内フィルム21の縁と略直交する切込み25,25を設けて、両切込み25,25の間を内側引きしろ26にしてある。
そして、この第1内フィルム21の一側縁部と第2内フィルム22の一側縁部とを、第2内フィルム22が外側になるように重畳させ、この重畳部分23の適宜位置において、第1内フィルム21と第2内フィルム22とをその全幅に亘って軽度に熱溶着させることによって両者を互いに剥離可能に封止連結した貼着部24を形成すると共に、前記重畳部分23から湿気が浸入することを防止してある。
一方、前述した海苔Nは、外装フィルム1及び内装フィルム2の外寸より小さい外寸にしてあり、具体的には、市販されている一帖のシート状乾燥海苔の半分程度のサイズの長方形状にしてある。この海苔Nは、対向する外装フィルム1及び内装フィルム2の略中央に配置してあり、外装フィルム1及び内装フィルム2の前記海苔Nの周縁近傍の部分を互いに軽度に熱溶着させることによって、海苔Nの位置ずれを防止してある。
なお、前述した切り離し帯4,4は、前記海苔Nの長辺側の略両側縁上にそれぞれ位置するように第1外フィルム11に設けてあり、前述した切込み15,15は、海苔Nの長辺側の略両側縁から少し内側にそれぞれ位置するように第1内フィルム21に設けてある。
このように、本発明に係る包装部材aにあっては、外装フィルム1と内装フィルム2との間に海苔Nが封入してあるため、この包装部材aによって、後述する如くおにぎり本体を包装した場合であっても、おにぎり本体から蒸散する水分が包装部材a内の海苔Nに吸収されることが防止される。
なお、本実施例では、切り離し帯4,4を海苔Nの幅と略同じ幅を隔てて互いに平行に設けた場合について示してあるが、本発明はこれに限らず、海苔Nの幅と略同じ幅の切り離し帯を設けてもよいことはいうまでもない。
図3は、図1及び図2に示した包装部材aを製造する製造装置を示す一部省略斜視図であり、図中、50は、矩形箱状の海苔供給器である。海苔供給器50内には、予め半帖に切断された複数枚の海苔が重積されるようになっており、海苔供給器50は、側面上部位置に開設した海苔搬出口51から所定間隔で1枚ずつ海苔を横向きに搬出する。この海苔供給器50には、海苔搬出口51から搬出された海苔N,N,…を搬送するコンベア機60の一端が連結してあり、コンベア機60の他端には、搬入された各海苔N,N,…を包装する横長直方箱状の包装機70の一端が連結してある。
包装機70の天井壁には半製品及び製品を天井壁の一端側から他端側へ搬送する帯状の搬送部71が設けてあり、搬送部71の上方には、図1に示した外装フィルム1を構成する第1外フィルム11及び第2外フィルム12を各別に供給する第1外フィルムロール72及び第2外フィルムロール73が幅方向へ距離を隔てて回転自在に配置してあり、第1外フィルムロール72及び第2外フィルムロール73から対向する側縁部が重畳するように繰り出された第1外フィルムロール72及び第2外フィルムロール73は、前記天井壁の入側に前記搬送部71の搬送方向と直交するように設けたバーに掛け廻して搬送部71に供給されるようになっている。
一方、包装機70の内部には、図2に示した内装フィルム2を構成する第1内フィルム21及び第2内フィルム22を各別に供給する第1内フィルムロール75及び第2内フィルムロール76が幅方向へ距離を隔てて回転自在に配置してあり、第1内フィルムロール75及び第2内フィルムロール76から対向する側縁部が重畳するように繰り出された第1内フィルムロール75及び第2内フィルムロール76は、前記天井壁の前記バーより入側に、前記バーと平行に開設した帯状の開口77から搬送部71上に、前記第1外フィルムロール72及び第2外フィルムロール73と対向するように供給される。
前述したコンベア機60によって搬送された海苔N,N,…は所定の間隔で、包装機70の前記開口77上に搬入されるようになっており、この海苔N,N,…は、第1外フィルムロール72及び第2外フィルムロール73と、第1内フィルムロール75及び第2内フィルムロール76との間に挿入される。搬送部71上の前記バーより下流側には、海苔N,N,…が介装された第1及び第2外フィルムロール72,73並びに第1及び第2内フィルムロール75,76を押圧して脱気する空気抜きロール78が回転自在に軸支してあり、該空気抜きロール78より下流には、第1外フィルムロール72と第2外フィルムロール73との重畳部、第1内フィルムロール75と第2内フィルムロール76との重畳部、並びに第1及び第2内フィルムロール75,76と第1及び第2外フィルムロール72,73の所定箇所を熱溶着して海苔を封入させるヒートロール79、海苔N,N,…が封入された第1及び第2内フィルムロール75,76並びに第1及び第2外フィルムロール72,73を所定の間隔で幅方向に裁断するカッター80、及び裁断されて生じた各包装部材a,a,…を送り出す送出しロール81がこの順に配設してある。そして、各包装部材a,a,…は、包装機70の他端に配置した収納器90内に収納されるようになっている。
図4及び図5は、本発明に係る包装おにぎりを示す正面斜視図及び背面斜視図であり、図中、aは、前述した包装部材であり、dは、おにぎり本体である。なお、両図中、図1及び図2に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。
おにぎり本体dは、米を炊飯した後、所要形状(両図に示した場合は三角形状)に整形して構成されている。そして、包装おにぎりAは、前述した包装部材aの内装フィルム2の中央位置におにぎり本体dを、当該おにぎり本体dの正面及び背面が包装部材aの両短辺側に向くように位置させ、包装部材aによっておにぎり本体dを挟持するように包装部材aを略二つ折りに折り込み、包装部材aの長辺側の両側縁部をそれぞれ、当該側縁部の互いに対向する部分を包装おにぎりAの側面視において二等辺三角形状になるように重畳させると共に、おにぎり本体dを封入するように各重畳部分を熱溶着させた後、包装部材aの対向する両短辺側の側縁近傍を互いに熱溶着させて形成してある。これによって、おにぎり本体dは、図5に示した如く、包装部材aによって、外装フィルム1に設けた外側引きしろ16がおにぎり本体dの背面の底部近傍に位置されるように包まれ、その内部に封入される。
次に、このような包装おにぎりAの開封方法について説明する。
図6及び図7は、図5に示した包装おにぎりAの開封手順を説明する説明図である。図6(a1)に示した如く、包装おにぎりAの外側引きしろ16を引っ張って、切り離し帯4,4の間の第1外フィルム11を第2外フィルム12から剥離させると共に、切り離し帯4,4に沿って、その間の第1外フィルム11を他の部分から切り離して、外装フィルム1に外側開口部17を形成することによって、図6(b1)に示した如く、この外側開口部17から海苔Nの一短辺側の半面部分を海苔Nに割れ等を発生ことなく展開させる。これによって、図6(c1)に示した如く、内装フィルム2に設けた内側引きしろ26が表出する。
次に、図6(d)に示した如く、内側引きしろ26を引っ張って、第1内フィルム21の中央部分を第2内フィルム22から剥離させると共に、当該第1内フィルム21の中央部分を他の部分から切り離して、図7(e)に示した如く、おにぎり本体dに割れ等を発生させることなく内装フィルム2に内側開口部27を形成する。
そして、図7(f)に示した如く、前記内側開口部27から海苔Nの展開させた部分の上へ、おにぎり本体dを転動させ、その状態で、図7(g)に示した如く、海苔Nの他短辺側の半面部分を第2外フィルム12と第2内フィルム22との間から引き出し、図7(h)に示した如く、海苔Nの引き出した半面部分でおにぎり本体dを覆って食に供する。
このように、外装フィルム1と内装フィルム2との間に海苔Nを封入した包装部材aによっておにぎり本体dを封止状態に包装した包装おにぎりAであっても、包装部材aを開封して、おにぎり本体dを海苔Nで包んでなるおにぎりを、おにぎり本体dを手指で触れることなく、また、おにぎり本体dを海苔Nに割れ等を発生させることなく容易に形成することができる。
図8及び図9は、実施例2に係る包装部材を示す外面図及び内面図であり、1枚の外装フィルム1bを用いてある。なお、両図中、図1及び図2に示した部分に対応する部分には対応する符号を付して、その説明の一部を省略する。
両図8及び図9に示した如く、本実施例に係る包装部材bの外装フィルム1bは、縦長長方形状をなしており、外装フィルム1bの長辺側の両側縁の近傍にはそれぞれ、幅細な着色テープを外装フィルム1bの全長に亘って貼着してなり、外装フィルム1bの一部を切り離すための切り離し帯4b,4bが設けてある。この切り離し帯4b,4bは、外装フィルム1bの短辺側の一側縁近傍の領域を除く略全長領域において、内包する海苔Nの幅と略同じ幅を隔てて互いに平行に延設し、前記一側縁側へ向かうに従って両者間の寸法を漸次狭め、更に、狭間隔で互いに平行な状態で前記一側縁に達するようにしてある。そして、この外装フィルム1bの短辺側の一側縁であって、切り離し帯4b,4bの外縁にそれぞれ、外装フィルム1bの縁と略直交する切込み15b,15bを設けて、両切込み15b,15bの間を外側引きしろ16bにしてある。
なお、本実施例では、切り離し帯4b,4bは、外装フィルム1bの短辺側の一側縁近傍の領域を除く略全長領域において、内包する海苔Nの幅と略同じ幅を隔てて互いに平行に延設し、前記一側縁側へ向かうに従って両者間の寸法を漸次狭め、更に、狭間隔で互いに平行な状態で前記一側縁に達するようにしてあるが、本発明はこれに限らず、切り離し帯4b,4bは、外装フィルム1bの全長領域において、内包する海苔Nの幅と略同じ幅を隔てて互いに平行に延設してもよい。また、海苔Nの幅と略同じ幅の切り離し帯を設けてもよい。
一方、内装フィルム2は、図2に示した内装フィルム2と同様、第1内フィルム21の一側縁部と第2内フィルム22の一側縁部とを、第2内フィルム22が外側になるように重畳させ、この重畳部分23の適宜位置において、第1内フィルム21と第2内フィルム22とをその全幅に亘って軽度に熱溶着させることによって両者を互いに剥離可能に封止連結した貼着部24が形成してある。
そして、包装部材bは、外装フィルム1bと内装フィルム2とを対向配置し、両者の間に、シート状に乾燥させた海苔Nを介装させ、外装フィルム1bの周縁近傍の部分と内装フィルム2の前記部分に対向する部分とを熱溶着させた封止部3,3,…を形成することによって、外内装フィルム1b,2間に海苔Nを封入してある。
このように、本実施例に係る包装部材bにあっては、1枚のフィルムによって外装フィルム1bを構成してあるため、実施例1に開示した如く、第1外フィルム11及び第2外フィルム12で構成する外装フィルム1を製造する場合に比べて、製造装置の構成を簡単にすることができる。
図10は、実施例2に係る包装おにぎりを示す正面斜視図である。なお、両図中、図4及び図5に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。
本実施例に係る包装おにぎりBも、実施例1で説明した如く、包装部材bの内装フィルム2の中央位置におにぎり本体dを、当該おにぎり本体dの三角形状の正面及び背面が包装部材bの両短辺側に向くように位置させ、包装部材bによっておにぎり本体dを挟持するように包装部材bを折り込み、包装部材bの長辺側の両側縁部をそれぞれ、当該側縁部の互いに対向する部分を包装おにぎりdの側面視において二等辺三角形状になるように重畳させると共に、おにぎり本体dを封入するように各重畳部分を熱溶着させた後、包装部材bの対向する両短辺側の側縁近傍を互いに熱溶着させて形成してある。
次に、このような包装おにぎりBの開封方法について説明する。
図11は、図10に示した包装おにぎりBの開封手順を説明する説明図である。図11(a2)に示した如く、包装おにぎりBの外側引きしろ16bを引っ張って、切り離し帯4b,4bの間の外装フィルム1bを切り離し帯4b,4bに沿って、他の部分から切り離して、外装フィルム1bに外側開口部17bを形成した後、図11(b2)に示した如く、この外側開口部17bから海苔Nの一短辺側の半面部分を引き出して展開させる。これによって、図11(c2)に示した如く、内装フィルム2に設けた内側引きしろ26が表出する。
そして、前述した図6(d)〜図7(h)と同様の操作を行うことによって、海苔Nでおにぎり本体dを覆ったおにぎりを取り出す。
このように、1枚のフィルムからなる外装フィルム1bと内装フィルム2との間に海苔Nを封入した包装部材bによっておにぎり本体dを封止状態に包装した包装おにぎりBであっても、包装部材bを開封して、おにぎり本体dを海苔Nで包んでなるおにぎりを、おにぎり本体dを手指で触れることなく、また、おにぎり本体dを海苔Nに割れ等を発生させることなく容易に形成することができる。
本発明に係る包装部材を示す外面図である。 本発明に係る包装部材を示す内面図である。 図1及び図2に示した包装部材を製造する製造装置を示す一部省略斜視図である。 本発明に係る包装おにぎりを示す正面斜視図である。 本発明に係る包装おにぎりを示す背面斜視図である。 図5に示した包装おにぎりの開封手順を説明する説明図である。 図5に示した包装おにぎりの開封手順を説明する説明図である。 実施例2に係る包装部材を示す外面図である。 実施例2に係る包装部材を示す内面図である。 実施例2に係る包装おにぎりを示す正面斜視図である。 図10に示した包装おにぎりの開封手順を説明する説明図である。
符号の説明
1 外装フィルム
1b 外装フィルム
2 内装フィルム
3 封止部
4 切り離し帯
4b 切り離し帯
11 第1外フィルム
12 第2外フィルム
13 重畳部分
14 貼着部
15 切込み
15b 切込み
16 外側引きしろ
16b 外側引きしろ
17 外側開口
17b 外側開口
21 第1内フィルム
22 第2内フィルム
23 重畳部分
24 貼着部
25 切込み
26 内側引きしろ
27 内側開口
a 包装部材
b 包装部材
d おにぎり本体
A 包装おにぎり
B 包装おにぎり
N 海苔

Claims (3)

  1. 外装フィルムの周縁近傍の部分と、包装対象のおにぎり本体に対向させる内装フィルムにおける前記外装フィルムの周縁近傍の部分と対向する部分とを封止することによって、この内装フィルムと前記外装フィルムとの間に海苔を封入してなる包装部材において、
    前記外装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2外フィルムの縁部を、前記第2外フィルムの縁部が前記内装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1外フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で外装フィルムの全幅に亘って互いに剥離可能に貼着させた貼着部を形成すると共に、前記第1外フィルムの縁から前記貼着部に亘る外側引きしろを形成し、さらに、前記第1外フィルムには、前記海苔の一側がわを全幅に亘って表出させるための切り離し帯を延設しており、しかも、前記外側引きしろを引っ張って、前記切り離し帯の間の前記第1外フィルムを前記第2外フィルムから剥離させると共に、前記切り離し帯に沿って、その間の前記第1外フィルムを他の部分から切り離すことにより、前記海苔の一短辺側の半面部分を展開させるための外側開口部を形成可能とし、
    前記内装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2内フィルムの縁部を、前記第1内フィルムの縁部が前記外装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1内フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で内装フィルムの全幅に亘って互いに貼着させることにより、互いに剥離可能に封止連結した貼着部を形成すると共に、前記貼着部に内側引きしろを形成しており、しかも、前記内側引きしろを引っ張って、前記第1内フィルムの中央部分を前記第2内フィルムから剥離させると共に、当該第1内フィルムの中央部分を他の部分から切り離すことにより、前記海苔の他短辺側の半面部分を引き出すための内側開口部を形成可能としたことを特徴とする包装部材。
  2. 請求項1に記載の包装部材によっておにぎり本体を包装してあることを特徴とする包装おにぎり。
  3. 外装フィルムの周縁近傍の部分と内装フィルムの前記外装フィルムの周縁近傍の部分と対向する部分とを封止することによって、この内装フィルムと前記外装フィルムとの間に前記海苔を封入してなる包装部材で、おにぎり本体を封止状に包装した包装おにぎりの開封方法であって、
    前記内装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2内フィルムの縁部を、前記第1内フィルムの縁部が前記外装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1内フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で内装フィルムの全幅に亘って互いに貼着させることにより、互いに剥離可能に封止連結した貼着部を形成すると共に、前記貼着部に内側引きしろを形成しており、
    前記外装フィルムは、その長手方向と交わる第1及び第2外フィルムの縁部を、前記第2外フィルムの縁部が前記内装フィルム側になるように重畳させ、この重畳部分の前記第1外フィルムの縁から適宜距離を隔てた位置で外装フィルムの全幅に亘って互いに剥離可能に貼着させた貼着部を形成すると共に、前記第1外フィルムの縁から前記貼着部に亘る外側引きしろを形成し、さらに、前記第1外フィルムには、前記海苔の一側がわを全幅に亘って表出させるための切り離し帯を延設しており、
    前記外側引きしろを引っ張って、前記切り離し帯の間の前記第1外フィルムを前記第2外フィルムから剥離させると共に、前記切り離し帯に沿って、その間の前記第1外フィルムを他の部分から切り離して、前記外装フィルムに外側開口部を形成し、
    この外側開口部から前記海苔の一短辺側の半面部分を展開させることによって、前記内側引きしろを表出させ、
    前記内側引きしろを引っ張って、前記第1内フィルムの中央部分を前記第2内フィルムから剥離させると共に、当該第1内フィルムの中央部分を他の部分から切り離して、前記内装フィルムに内側開口部を形成し、
    前記内側開口部から前記海苔の展開させた部分の上へ、前記おにぎり本体を転動させた状態で、前記海苔の他短辺側の半面部分を前記第2外フィルムと前記第2内フィルムとの間から引き出し、
    前記海苔の引き出した半面部分でおにぎり本体を覆っておにぎりを取り出す包装おにぎりの開封方法。
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