JP6032613B2 - シフト位置検出装置 - Google Patents

シフト位置検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6032613B2
JP6032613B2 JP2013136929A JP2013136929A JP6032613B2 JP 6032613 B2 JP6032613 B2 JP 6032613B2 JP 2013136929 A JP2013136929 A JP 2013136929A JP 2013136929 A JP2013136929 A JP 2013136929A JP 6032613 B2 JP6032613 B2 JP 6032613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
shift
neutral
state
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013136929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015010666A (ja
Inventor
喬史 布袋
喬史 布袋
貴志 手塚
貴志 手塚
荒井 大
大 荒井
淳史 千葉
淳史 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013136929A priority Critical patent/JP6032613B2/ja
Priority to EP14158065.4A priority patent/EP2818767B1/en
Priority to AU2014201429A priority patent/AU2014201429B2/en
Priority to CN201410174128.XA priority patent/CN104251306B/zh
Priority to US14/314,621 priority patent/US9638320B2/en
Publication of JP2015010666A publication Critical patent/JP2015010666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6032613B2 publication Critical patent/JP6032613B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/08Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism
    • F16H63/16Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism the final output mechanisms being successively actuated by progressive movement of the final actuating mechanism
    • F16H63/18Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism the final output mechanisms being successively actuated by progressive movement of the final actuating mechanism the final actuating mechanism comprising cams
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/68Inputs being a function of gearing status
    • F16H59/70Inputs being a function of gearing status dependent on the ratio established

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

本発明は、選択的に確定可能な複数変速段のギヤ列を有する多段変速機の一部を構成するシフトドラムの周方向に間隔をあけた複数箇所に配置される突起部をそれぞれ有して前記シフトドラムに設けられる複数の突起列と、前記突起部に当接することでオフ状態からオン状態にスイッチング態様を変化させるようにして複数の前記突起列に対応して少なくとも1つずつ固定配置される3つのスイッチと、それらのスイッチのオン状態での「1」ならびにオフ状態での「0」の組み合わせから成る検出論理に基づいて該検出論理に割り当てられたシフト位置を照合することでシフト位置を判定するシフト位置判定手段とを備え、第1速および第2速間に配置されるニュートラルの前記検出論理として「1,1,1」が割り当てられるようにしたシフト位置検出装置に関する。
シフトドラムの周方向に間隔をあけた複数箇所に突起部を有する複数の突起列がシフトドラムに設けられ、それらの突起列の突起部に当接することでスイッチング態様をオフ状態からオン状態に変化させるようにした3つのスイッチのオン・オフの組み合わせによって現在のシフト位置を検出するようにしたシフト位置検出装置が、特許文献1で知られており、このものでは3つのスイッチが全てオンとなった状態がニュートラルに割り当てられている。
特開2011−196517号公報
ところでシフトドラムの突起列の突起部にスイッチが当接する瞬間には摩擦が大きくなるのであるが、複数のスイッチが突起部に接触するタイミングが同時であると、突起部へのスイッチの当接に起因する摩擦が同時に生じるので、シフトドラムの動きが妨げられ易くなる。特に上記特許文献1で開示されるように、3つのスイッチが全てオンとなった状態がニュートラルに割り当てられるものでは、第1速または第2速からニュートラルへのシフト変化時に複数のスイッチが同時に突起部に接触する可能性が高いために摩擦が大きくなり易い上に、第1速および第2速間にニュートラルが配置される場合に操作者はニュートラル側への操作を行うにあたって通常より軽い力で操作することが多いので、摩擦の影響を操作者が感じ取り易くなり、ニュートラルへのシフト変化時の摩擦の軽減を図ることが望まれている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ニュートラルへの操作時の摩擦変化を緩やかとし、違和感のない操作感が得られるようにしたシフト位置検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、選択的に確定可能な複数変速段のギヤ列を有する多段変速機の一部を構成するシフトドラムの周方向に間隔をあけた複数箇所に配置される突起部をそれぞれ有して前記シフトドラムに設けられる複数の突起列と、前記突起部に当接することでオフ状態からオン状態にスイッチング態様を変化させるようにして複数の前記突起列に対応して少なくとも1つずつ固定配置される3つのスイッチと、それらのスイッチのオン状態での「1」ならびにオフ状態での「0」の組み合わせから成る検出論理に基づいて該検出論理に割り当てられたシフト位置を照合することでシフト位置を判定するシフト位置判定手段とを備え、第1速および第2速間に配置されるニュートラルの前記検出論理として「1,1,1」が割り当てられるようにしたシフト位置検出装置において、第1速および第2速の少なくとも一方からニュートラルへのシフト変化時に、前記3つのスイッチのうち2つの特定のスイッチの検出対象である2つの前記突起列が、前記特定のスイッチのスイッチング態様をオフ状態からオン状態に変化させるとともにオン状態となるタイミングをずらすように形成されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記多段変速機が、第1速ギヤ列および第2速ギヤ列の少なくとも一方の一部を構成するギヤにシフタを係合して第1速ギヤ列および第2速ギヤ列の少なくとも一方を確定するように構成され、前記シフタの前記ギヤに対する係合および係合解除の切り換わりタイミングよりもニュートラル側に、前記2つの特定のスイッチのうち一方の特定のスイッチのスイッチング態様がオフ状態からオン状態となるタイミングが設定され、他方の特定のスイッチのスイッチング態様がオフ状態からオン状態となるタイミングが、前記切り換わりタイミングと同時もしくは前記切り換わりタイミングよりも前記ニュートラルから遠ざかる側に配置されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記多段変速機が、前記シフトドラムを各シフト位置に対応した回動位置に位置決めする位置決め手段を備え、該位置決め手段が、前記シフトドラムとともに回動するようにして該シフトドラムに固定されるとともに前記各シフト位置に対応した複数の位置決め凹部ならびにそれらの位置決め凹部間に配置される複数の中間突部が外周縁に形成されるストッパプレートと、該ストッパプレートの外周に弾発接触する押圧部材とから成り、前記他方の特定のスイッチのスイッチング態様がオフ状態からオン状態となるタイミングが、第1速およびニュートラル間に対応した前記中間突部の頂点に前記押圧部材が接触するタイミングもしくはニュートラルおよび第2速間に対応した前記中間突部の頂点に前記押圧部材が接触するタイミングよりも前記ニュートラルから遠ざかる側に設定されることを第3の特徴とする。
本発明は、第2または第3の特徴の構成に加えて、前記2つの特定のスイッチ以外の残余のスイッチが検出対象とする突起列が、第1速からニュートラルへのシフト変化時ならびに第2速からニュートラルへのシフト変化時の少なくとも一方で、前記残余のスイッチのスイッチング態様をオン状態のままとするように形成されることを第4の特徴とする。
さらに本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記残余のスイッチが検出対象とする突起列が、第1速からニュートラルへのシフト変化時ならびに第2速からニュートラルへのシフト変化時に、前記残余のスイッチのスイッチング態様をオン状態のままとするように形成され、前記2つの特定のスイッチのうち一方のスイッチおよび前記残余のスイッチが位相を異ならせつつ共通な1つの突起列に対応して固定配置されることを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、第1速および第2速の少なくとも一方からニュートラルにシフト変化する際に、2つの特定のスイッチがオン状態となるタイミングをずらせつつオフ状態からオン状態にスイッチング態様を変化させるので、2つの特定のスイッチがそれらのスイッチの検出対象である突起列の突起部に同時に当接することがなく、シフトドラムがニュートラル側に回動する際の摩擦変化を緩やにすることができ、運転者に違和感のない操作感を与えることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、第1速ギヤ列および第2速ギヤ列の少なくとも一方を確定する際のシフタの係合および係合解除の切り換わりタイミングよりもニュートラル側で一方の特定のスイッチがオン状態となるので、ニュートラルを検知する状態ではシフタが確実に係合解除状態となっており、他方の特定のスイッチのオン状態となるタイミングを、切り換わりタイミングと同時もしくは切り換わりタイミングよりもニュートラルから遠ざかる側に設定することで他方の特定のスイッチのオン状態となるタイミングの設定の自由度が向上する。
本発明の第3の特徴によれば、多段変速機が、各シフト位置に対応した複数の位置決め凹部ならびにそれらの位置決め凹部間に配置される複数の中間突部が外周縁に形成されるようにしてシフトドラムとともに回動するストッパプレートと、そのストッパプレートの外周に弾発接触する押圧部材とから成る位置決め手段を備えており、中間突部の頂点に押圧部材が当接するタイミングはシフトドラムが回動する際の摩擦が大きくなるタイミングとなるが、他方の特定のスイッチがニュートラルでオン状態となるタイミングが、第1速およびニュートラル間に対応した中間突部もしくは第2速およびニュートラル間に対応した中間突部の頂点に押圧部材が接触するタイミングよりもニュートラルから遠ざかる側に設定されるので、ニュートラルへのシフト変化時に中間突部の頂点に押圧部材が当接するタイミングからずれたタイミングで他方の特定のスイッチがオン状態となることで摩擦変化が大きくなるのを回避することができ、運転者に違和感のない操作感を与えることができる。
本発明の第4の特徴によれば、3つのスイッチのうち2つの特定のスイッチ以外の残余のスイッチは、第1速および第2速の少なくともから一方ニュートラルへのシフト変化時にオン状態のままであって摩擦が高くなるタイミングがないので、特定の2つのスイッチがオン状態となるタイミングを設定するにあたって、前記残余のスイッチがオン状態となるタイミングを考慮する必要がなく、特定の2つのスイッチがオン状態となるタイミングの設定の自由度が向上する。
さらに本発明の第5の特徴によれば、3つのスイッチのうち2つの特定のスイッチ以外の残余のスイッチは、第1速および第2速の両方からニュートラルへのシフト変化時にオン状態のままであって摩擦が高くなるタイミングがなく、しかも2つの特定のスイッチのうち一方のスイッチおよび残余のスイッチが位相を異ならせて共通な1つの突起列に対応するので、突起列の数を最小限の2つに抑えながらシフトドラムの回動の際の摩擦変化を最小限に抑えることができる。
本発明を適用した自動二輪車の側面図である。 図1の2−2線断面図である。 3個のスイッチおよびシフトドラムの配置を簡略化して示す縦断側面図である。 図3の4−4線矢視図である。 図3の5−5線断面図である。 図2の6矢視図である。 シフトドラムの周方向に展開した第1および第2の突起列と第1〜第3スイッチとの関係を示す図である。 シフト位置を判定するための電子回路の構成を示す図である。 図2の9矢視図である。 第1および第2速間でのシフタの係合および係合解除タイミング、位置決め手段の作動タイミングおよび各スイッチのスイッチング態様切換タイミングを対比して示す図である。 第1速およびニュートラル間の中間突部の頂点にローラが接触した状態での図9に対応した図である。 第2速およびニュートラル間の中間突部の頂点にローラが接触した状態での図9に対応した図である。 スイッチおよび突起の接触による摩擦を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について添付の図1〜図13を参照しながら説明すると、先ず図1において、この自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支したフロントフォーク11を操向可能に支承するヘッドパイプ12と、該ヘッドパイプ12から後下がりに延びるメインフレーム13と、そのメインフレーム13の前部から下方に垂下されるエンジンハンガ14と、前記メインフレーム13の後部から下方に延びるピボットフレーム15と、前記メインフレーム13の後部から後上がりに延びるシートレール16とを備える。
前記車体フレームFにおけるメインフレーム13の後部、エンジンハンガ14の下部およびピボットフレーム15の下部に、前記メインフレーム13の下方に配置されるエンジンEのエンジン本体17が支持される。またエンジンEが発揮する動力で駆動される後輪WRを後端部で軸支するスイングアーム18の前端部がピボットフレーム15に上下揺動可能に支承されており、前記エンジンEの上方でメインフレーム13に燃料タンク24が搭載され、該燃料タンク24の後方に配置される乗車用シート25が前記シートレール16で支持される。
前記エンジンEの一部および前記車体フレームFの一部は、車体カバー27で覆われており、該車体カバー27は、フロントカウル28と、前記燃料タンク24の後側下部を両側から覆って燃料タンク24および乗車用シート25間に配置される左右一対のサイドカバー29と、両サイドカバー29の後部に連なって後上がりに延びるリヤカウル30とを備える。
前記エンジンEのエンジン本体17は、車体フレームFの幅方向に延びる軸線を有するクランクシャフト23を回転自在に支承するクランクケース19と、シリンダ軸線を前傾させてクランクケース19の前部上端に結合されるシリンダボディ20と、該シリンダボディ20の上端に結合されるシリンダヘッド21と、該シリンダヘッド21の上端に結合されるヘッドカバー22とを有する。
前記シリンダヘッド21の前部側面に接続される排気系31は、その後端に排気マフラー32を備え、該排気マフラー32は後輪WRの右側方に配置される。また前記シリンダヘッド21の後部側面は後方斜め上方に臨むものであり、このシリンダヘッド21の後部側面に接続される吸気系33は、前記燃料タンク24で覆われて前記ヘッドカバー22の上方に配置されるエアクリーナ34と、該エアクリーナ34および前記シリンダヘッド21間に介設されるスロットル装置35とを備える。
図2において、前記クランクケース19内にはシーケンシャル式の多段変速機Mが収容される。この多段変速機Mは、メインシャフト43およびカウンタシャフト46間に、選択的に確定可能な複数変速段のギヤ列たとえば第1速〜第6速ギヤ列G1〜G6が設けられて成るものであり、メインシャフト43およびカウンタシャフト46は、前記クランクシャフト30と平行な軸線を有する。前記カウンタシャフト46の一端はクランクケース19の後部側面から突出され、カウンタシャフト46から出力される回転動力は、図1で示すように、動力伝達手段38を介して駆動輪である後輪WRに伝達される。この動力伝達手段38は、前記カウンタシャフト46の軸端に固定される駆動スプロケット39と、前記後輪WRに同軸に設けられる被動スプロケット40とに無端状のドライブチェーン41が巻掛けられて成る。
前記メインシャフト43は、第1シャフト44と、第1シャフト44を同軸にかつ相対回転可能に挿通せしめる第2シャフト45とから成り、第1シャフト44およびカウンタシャフト46間に、第1速ギヤ列G1、第3ギヤ列G3および第5速ギヤ列G5が設けられ、第2シャフト45およびカウンタシャフト46間に、第2速ギヤ列G2、第4速ギヤ列G4および第6速ギヤ列G6が設けられる。
第1シャフト44は、第2シャフト45よりも小径に形成されており、第1シャフト44の一端部はクランクケース19にボールベアリング47を介して回転自在に支承され、第1シャフト44の他端側はクランクケース19を回転自在に貫通し、クランクケース19に締結されるクランクケースカバー48に、クラッチインナ60およびボールベアリング49を介して第1シャフト44の他端部が回転自在に支承される。またクランクケース19には、第1シャフト44よりも大径である第2シャフト45がボールベアリング50を介して回転自在に支承され、第2シャフト45には、第1シャフト44の中間部が同軸にかつ相対回転自在に挿通され、第1シャフト44および第2シャフト45間には複数のニードルベアリング51が介装される。
第1シャフト44の他端側には、第2シャフト45に軸方向で隣接する伝動筒軸53が相対回転可能に装着されており、該伝動筒軸53には、クランクシャフト30からの動力が一次減速装置54およびダンパースプリング57を介して伝達される。前記一次減速装置54は、前記クランクシャフト30とともに回転する駆動ギヤ(図示せず)と、該駆動ギヤに噛合するようにして第1および第2シャフト44,45と同軸に配置される被動ギヤ56とから成り、被動ギヤ56が前記ダンパースプリング57を介して伝動筒軸53に連結される。
前記伝動筒軸53および第1シャフト44間には第1油圧クラッチ58が設けられ、第1油圧クラッチ58が備えるクラッチインナ60が第1シャフト44の他端部に相対回転不能に結合され、このクラッチインナ60および前記クランクケースカバー48間に前記ボールベアリング49が介装される。また伝動筒軸53および第2シャフト45間には、前記第1油圧クラッチ58との間に一次減速装置54を挟む第2油圧クラッチ59が設けられる。
而して第1油圧クラッチ58が動力伝達状態にあって第1シャフト44にクランクシャフト30から動力が伝達されているときには、第1、第3および第5速ギヤ列G1,G3,G5のうち択一的に確定したギヤ列を介して第1シャフト44からカウンタシャフト46に動力を伝達することが可能であり、第2油圧クラッチ59が動力伝達状態にあって第2シャフト45にクランクシャフト30から動力が伝達されているときには、第2、第4および第6速ギヤ列G2,G4,G6のうち択一的に確定したギヤ列を介して第2シャフト45からカウンタシャフト46に動力を伝達することが可能である。
第1、第3および第5速ギヤ列G1,G3,G5は、第1シャフト44のうち第1および第2油圧クラッチ58,59との間に第2シャフト45を挟む位置すなわち第1シャフト44の第2シャフト45から突出した一端側の部分と、カウンタシャフト46との間に設けられるものであり、第1速ギヤ列G1は、第1シャフト44に一体に設けられる第1速駆動ギヤ61と、カウンタシャフト46に相対回転不能に支承されて第1速駆動ギヤ61に噛合する第1速被動ギヤ62とから成る。第3速ギヤ列G3は、軸方向のスライド作動を可能として第1シャフト44に相対回転不能に結合される第3速駆動ギヤ63と、前記カウンタシャフト46に相対回転可能に支承されて第3速駆動ギヤ63に噛合する第3速被動ギヤ64とから成る。また第5速ギヤ列G5は、第1および第3速駆動ギヤ61,63間に配置されて第1シャフト44に相対回転可能に支承される第5速駆動ギヤ65と、軸方向のスライド作動を可能としてカウンタシャフト46に相対回転不能に結合されるとともに第5速駆動ギヤ65に噛合する第5速被動ギヤ66とから成る。
第2速ギヤ列G2は、第2シャフト45に一体に設けられる第2速駆動ギヤ67と、カウンタシャフト46に相対回転自在に支承されて第2速駆動ギヤ67に噛合する第2速被動ギヤ68とから成る。また第4速ギア列G4は、軸方向のスライド作動を可能として第2シャフト45に相対回転不能に結合される第4速駆動ギヤ69と、カウンタシャフト46に相対回転可能に支承されて第4速駆動ギヤ69に噛合する第4速被動ギヤ70とから成る。また第6速ギヤ列G6は、第2および第4速駆動ギヤ67,69間に配置されて第2シャフト45に相対回転可能に支承される第6速駆動ギヤ71と、軸方向のスライド作動を可能としてカウンタシャフト46に相対回転不能に結合されるとともに第6速駆動ギヤ71に噛合する第6速被動ギヤ72とから成る。
第1および第3速被動ギヤ62,64間でカウンタシャフト46には、第1シフタ74が相対回転不能かつ軸方向スライド可能に支承されており、第5速被動ギヤ66は第1シフタ74に一体に設けられる。この第1シフタ74は、第1速被動ギヤ62に係合する位置と、第3速被動ギヤ64に係合する位置と、第1および第3速被動ギヤ62,64のいずれにも係合しない位置との間でスライド可能である。また第5速駆動ギヤ65を第1速駆動ギヤ61との間に挟むようにして第1シャフト44には、第2シフタ75が相対回転不能かつ軸方向スライド可能に支承されており、第3速駆動ギヤ63は第2シフタ75に一体に設けられる。この第2シフタ75は、第5速駆動ギヤ65に係合する位置ならびにその係合を解除する位置間でスライド可能である。
第2シフタ75が第5速駆動ギヤ65に係合していない状態で第1シフタ74が第1速被動ギヤ62に係合することで第1速ギヤ列G1が確定し、第2シフタ75が第5速駆動ギヤ65に係合していない状態で第1シフタ74が第3速被動ギヤ64に係合することで第3速ギヤ列G3が確定し、第1シフタ74が第1速被動ギヤ62および第3速被動ギヤ64のいずれにも係合していない状態で第2シフタ75が第5速駆動ギヤ65に係合することで第5速ギヤ列G5が確定する。
第6速駆動ギヤ71を第2速駆動ギヤ67との間に挟むようにして第2シャフト45には、第3シフタ76が相対回転不能かつ軸方向スライド可能に支承されており、第4速駆動ギヤ69は第3シフタ76に一体に設けられる。この第3シフタ76は、第6速駆動ギヤ71に係合する位置ならびにその係合を解除する位置間でスライド可能である。また第2および第4速被動ギヤ68,70間でカウンタシャフト46には、第4シフタ77が相対回転不能かつ軸方向スライド可能に支承されており、第6速被動ギヤ72は第4シフタ77に一体に設けられる。この第4シフタ77は、第2速被動ギヤ68に係合する位置と、第4速被動ギヤ70に係合する位置と、第2および第4速被動ギヤ68,70のいずれにも係合しない位置との間でスライド可能である。
第3シフタ76が第6速駆動ギヤ71に係合していない状態で第4シフタ77が第2速被動ギヤ68に係合することで第2速ギヤ列G2が確定し、第3シフタ76が第6速駆動ギヤ71に係合していない状態で第4シフタ77が第4速被動ギヤ70に係合することで第4速ギヤ列G4が確定し、第4シフタ77が第2速被動ギヤ68および第4速被動ギヤ70のいずれにも係合していない状態で第3シフタ75が第6速駆動ギヤ71に係合することで第6速ギヤ列G6が確定する。
第1〜第4シフタ74,75,76,77は、第1〜第4シフトフォーク78,79,80,81で回転自在に保持されており、第1および第4シフトフォーク78,81は第1シフトフォーク軸82でその軸方向にスライド可能に支承され、第2および第3シフトフォーク79,80は第2シフトフォーク軸83でその軸方向にスライド可能に支承され、第1および第2シフトフォーク軸82,83は、第1および第2シャフト44,45ならびにカウンタシャフト46と平行な軸線を有してクランクケース19に支持される。
またクランクケース19には、第1および第2シャフト44,45ならびにカウンタシャフト46と平行な軸線を有するシフトドラム85が軸線まわりに回動することを可能として支承されており、このシフトドラム85の外周面に設けられる第1〜第4のリード溝86,87,88,89に第1〜第4シフトフォーク78〜81に突設されたシフトピン78a,79a,80a,81aがそれぞれスライド可能に係合され、シフトドラム85が回動すると第1〜第4のリード溝86〜89のパターンに応じて第1〜第4シフトフォーク78〜81が軸方向にスライド作動する。
前記シフトドラム85の一端部には小径軸部85aが同軸にかつ一体に突設されており、この小径軸部85aがクランクケース19に設けられる有底の支持孔91に係合することでシフトドラム85の一端部がクランクケース19に回動可能に支承され、シフトドラム85の他端部はクランクケース19にボールベアリング92を介して回動自在に支承される。
前記シフトドラム85の他端部には、該シフトドラム85とともに回動するストッパプレート93が同軸のボルト94で固定される。このストッパプレート93は、運転者のシフト操作に応じて間欠的に回動駆動され、ストッパプレート93とともに回動することによって、前記シフトドラム85は、第1〜第6ギヤ列G1〜G6のいずれをも確定しないニュートラル位置ならびに第1〜第6ギヤ列G1〜G6の1つを択一的に確定する第1〜第6速位置を順次経過するように回動する。
図3および図4において、前記シフトドラム85の他端部には、複数の突起列、この実施の形態では第1および第2の突起列98,99が設けられる。第1の突起列98は、前記シフトドラム85の周方向に間隔をあけた3箇所に配置される第1〜第3突起部98a,98b,98cと、それらの突起部98a,98b,98c間に配置される3つの谷部98d,98e,98fとを有し、第1〜第3突起部98a〜98cが前記シフトドラム85の他端面から軸方向に突出するようにして前記シフトドラム85の他端面に設けられる。
図5を併せて参照して、第2の突起列99は、前記シフトドラム85の周方向に間隔をあけた複数箇所に配置される第4〜第7突起部99a,99b,99c,99dと、それらの突起部99a〜99d間に配置される4つの谷部99e,99f,99g,99hとを有し、第4〜第7突起部99a〜99dが前記シフトドラム85の他端部から半径方向外方に突出するようにして前記シフトドラム85の他端部外周に設けられる。
図6を併せて参照して、第1および第2の突起列98,99の前記突起部98a〜98c,99a〜99dに当接することでオフ状態からオン状態にスイッチング態様を変化させるようにして第1および第2の突起列98,99に対応した位置に少なくとも1つずつのスイッチが固定配置される。この実施の形態では、第1および第2のスイッチSA,SBがそれらのスイッチSA,SBに共通な第1の突起列98に対応して固定配置されるものであり、第1および第2のスイッチSA,SBは、前記シフトドラム85の軸線と平行な中心軸線を有するようにして前記クランクケース19に固定される。また第2の突起列99に対応した第3のスイッチSCが前記シフトドラム85の軸線と直交する中心軸線を有するようにして前記クランクケース19に固定される。しかも第1および第2のスイッチSA,SBは、位相を異ならせつつ共通な第1の突起列98に対応して固定配置されるものであり、この実施の形態では、第2のスイッチSBは第1のスイッチSAよりも1速分だけ高いシフト位置寄りとなるように配置される。
図7を併せて参照して、前記シフトドラム85には、第1速位置および第2速位置間にニュートラル位置を配置しつつ第1〜第6速位置が周方向に間隔をあけて設定されるものであり、第1の突起列98は、第1速位置(1ST)およびニュートラル位置(N)で第1のスイッチSAによって検出される第1突起部98aと、第2速位置(2ND)で第1のスイッチSAによって検出される第2突起部98bと、第4速位置(4TH)で第1のスイッチSAによって検出される第3突起部98cとを有するように形成される。一方、第2のスイッチSBは、ニュートラルおよび第2速位置で第1突起部98aを検出し、第3速位置(3RD)で第2突起部98bを検出し、第5速位置(5TH)で第3突起部98cを検出する。第3の突起列99は、ニュートラル位置で第3のスイッチSCによって検出される第4突起部99aと、第3速位置で第3のスイッチScによって検出される第5突起部99bと、第4速位置で第3のスイッチSCによって検出される第6突起部99cと、第6速位置(6TH)で第3のスイッチSCによって検出される第7突起部99dとを有するように形成される。
図8において、第1〜第3のスイッチSA,SB,SCのオン・オフは、シフト位置判定手段である電子制御ユニット100に入力されるものであり、この電子制御ユニット100は、第1、第2および第3のスイッチSA,SB,SCが前記突起部98a〜98c,99a〜99dを検出してオン状態となったときの「1」と、第1、第2および第3のスイッチSA,SB,SCがオフ状態であるときの「0」とを組み合わせた検出論理に基づいて、該検出論理に割り当てられたシフト位置を照合することでシフト位置を判定する。
前記電子制御ユニット100には、車載バッテリが、前記エンジンEを起動するためのメインスイッチ101、エンジンストップスイッチ102、スタートスイッチ103および第1リレーコイル104から成る直列回路を介して接続されており、前記エンジンストップスイッチ102は、常閉スイッチである。第1リレーコイル104は、前記バッテリおよびスタータモータ107間に設けられる第1リレースイッチ105とともに第1リレー106を構成する。
また第1リレーコイル104および前記電子制御ユニット100の接続点は、クラッチレバースイッチ108およびサイドスタンドスイッチ109から成る直列回路を介して接地されており、クラッチレバースイッチ108およびサイドスタンドスイッチ109の接続点も、それらのスイッチ108,109のオン・オフを前記電子制御ユニット100に入力するために該電子制御ユニット100に接続される。
第1リレーコイル104および前記電子制御ユニット100の接続点は、第1ダイオード110、第2リレースイッチ111、第3リレースイッチ115および第2のスイッチSBから成る直列回路を介して接地されており、第2リレースイッチ111とともに第2リレー113を構成する第2リレーコイル112および第1のスイッチSAから成る直列回路が前記バッテリおよび接地間に設けられ、第3リレースイッチ115とともに第3リレー117を構成する第3リレーコイル116および第3のスイッチSCから成る直列回路が前記バッテリおよび接地間に設けられる。
第2リレーコイル112および第1のスイッチSAの接続点、第3リレースイッチ115および第2のスイッチSBの接続点、ならびに第3リレーコイル116および第3のスイッチSCの接続点は、第1、第2および第3のスイッチSA,SB,SCのオン・オフを前記電子制御ユニット100に入力するために電子制御ユニット100に並列に接続される。
自動二輪車が備えるメータユニット120は、車速を表示する車速メータ121と、前記電子制御ユニット100からの情報に基づいてシフト位置を表示するシフトインジケータ122と、多段変速機Mがニュートラル状態にあるときに点灯するニュートラルインジケータ123とを備えており、前記ニュートラルインジケータ123は、第1ダイオード110および第2リレースイッチ111の接続点に第2ダイオード119を介して接続される。すなわち第1のスイッチSAがオン状態となって第2リレーコイル112が励磁されることによって第2のリレースイッチ111がオンとなり、第3のスイッチSAがオン状態となって第3リレースイッチ115が励磁されることによって第3リレースイッチSCがオン状態となり、さらに第2のスイッチSBがオン状態となったときにニュートラルインジケータ123が点灯する。
ところで図7で示したような第1〜第3のスイッチSA,SB,SCと、第1および第2の突起列98,99との相対配置によって、前記多段変速機Mの各シフト位置には、次の表の検出論理が割り当てられる。
Figure 0006032613
このような検出論理の割り当てによれば、ニュートラルには検出論理が「1,1,1」の検出論理が割り当てられており、第1速および第2速の少なくとも一方からニュートラルへのシフト変化時に、第1〜第3のスイッチSA,SB,SCのうち2つの特定のスイッチの検出対象である2つの前記突起列98,99は、前記特定のスイッチのスイッチング態様をオフ状態からオン状態に変化させるとともにオン状態となるタイミングをずらすように形成される。
すなわちこの実施の形態では、検出論理が「1,0,1」である第1速からニュートラルへのシフト変化時には、特定の2つのスイッチである第2および第3のスイッチSB,SCがそのスイッチング態様をオフ状態からオン状態に変化させるのであるが、そのオン状態となるタイミングをずらすために、図7で明示するように、第3のスイッチSCで検出する第4突起部99aの立ち上がり時期99iを、第2のスイッチSBで検出する第1突起部98aの立ち上がり時期98gよりも早くするように第1および第2の突起列98,99が形成される。また検出論理が「1,1,0」である第2速からニュートラルへのシフト変化時には、特定の2つのスイッチである第1および第3のスイッチSA,SCがそのスイッチング態様をオフ状態からオン状態に変化させるのであるが、そのオン状態となるタイミングをずらすために、図7で明示するように、第3のスイッチSCで検出する第4突起部99aの立ち上がり時期99jを、第1のスイッチSAで検出する第1突起部98aの立ち上がり時期98hよりも早くするように第1および第2の突起列98,99が形成される。
しかも前記2つの特定のスイッチ以外の残余のスイッチが検出対象とする突起列が、第1速からニュートラルへのシフト変化時ならびに第2速からニュートラルへのシフト変化時の少なくとも一方で、前記残余のスイッチのスイッチング態様をオン状態のままとするように形成されるものであり、この実施の形態では、第1速からニュートラルへのシフト変化時に前記残余のスイッチである第1のスイッチSAは、特定の2つのスイッチである第2および第3のスイッチSB,SCのうち一方のスイッチである第2のスイッチSBと位相を異ならせつつ共通な第1の突起列98に対応して固定配置され、第1速からニュートラルへのシフト変化時に、第1のスイッチSAが検出対象とする第1の突起列98は、図7で示すように、第1のスイッチSAを第1突起部98aに当接させてオン状態のままとするように形成される。また第2速からニュートラルへのシフト変化時に前記残余のスイッチである第2のスイッチSBは、特定の2つのスイッチである第1および第3のスイッチSA,SCのうち一方のスイッチである第1のスイッチSAと位相を異ならせつつ共通な第1の突起列98に対応して固定配置され、第2速からニュートラルへのシフト変化時に、第2のスイッチSBが検出対象とする第1の突起列98は、図7で示すように、第2のスイッチSBを第1突起部98aに当接させてオン状態のままとするように形成される。
図9を併せて参照して、前記多段変速機Mは、前記シフトドラム85を各シフト位置に対応した回動位置に位置決めする位置決め手段124を備えており、この位置決め手段124は、前記シフトドラム85とともに回動するようにして該シフトドラム85に固定される前記ストッパプレート93と、このストッパプレート93の外周に弾発接触する押圧部材であるローラ125とで構成される。
前記ストッパプレート93の外周縁には、前記各シフト位置に対応した複数の位置決め凹部126A,126B,126C,126D,126E,126F,126Nと、それらの位置決め凹部126A〜126F,126N間に配置される複数の中間突部127A,127B,127C,127D,127E,127F,127Gとが形成される。前記位置決め凹部126A〜126Fは、第1速〜第6速に個別に対応しつつ前記ストッパプレート93の周方向に等間隔をあけて配置され、前記位置決め凹部126Nは、第1速および第2速間のニュートラルに対応して前記位置決め凹部126A,126B間の中央部に配置される。また第1速およびニュートラルに対応した位置決め凹部126A,126N間に中間突部127Aが配置され、前記ニュートラルおよび第2速に対応した位置決め凹部126N,126B間に中間突部127Bが配置され、第2および第3速に対応した位置決め凹部126B,126C間に中間突部127Cが配置され、第3および第4速に対応した位置決め凹部126C,126D間に中間突部127Dが配置され、第4および第5速に対応した位置決め凹部126D,126E間に中間突部127Eが配置され、第5速および第6速に対応した位置決め凹部126E,126F間に中間突部127Fが配置され、第6速および第1速に対応した位置決め凹部126F,126A間に中間突部127Gが配置される。
前記ローラ125は、一端部が支軸128を介して前記クランクケース19に回動自在に支承されるストッパアーム129の他端部に回転自在に支承されており、前記ストッパアーム129および前記クランクケース19間には、前記ローラ125を前記ストッパアーム93の外周に押しつける側に前記ストッパアーム129を回動付勢するねじりばね130が設けられる。
ところで前記多段変速機Mは、第1速ギヤ列G1および第2速ギヤ列G2の少なくとも一方、この実施の形態では第1速ギヤ列G1および第2速ギヤ列G2の両方の一部をそれぞれ構成する第1速駆動ギヤ62および第2速被動ギヤ68に、第1および第4シフタ72,77を係合して第1速ギヤ列G1および第2速ギヤ列G2を確定するように構成されているのであるが、第1および第4シフタ72、77の第1速駆動ギヤ62および第2速被動ギヤ68に対する係合および係合解除の切り換わりタイミングは次のように設定される。
図10において、ニュートラル位置を角度「0」、第1速側をマイナス側、第2速側をプラス側としたときに、ニュートラルから第1速へのシフト変化時に第1シフタ72が第1速駆動ギヤ62への係合を開始する角度(−α3)よりもニュートラル側の角度(−α2)で、第1速からニュートラルへのシフト変化時に第1シフタ72の第1速駆動ギヤ62への係合が解除されるのであるが、それらの角度(−α3,−α2)よりもニュートラル側の角度(−α1)で、第1速からニュートラルへのシフト変化時に第2のスイッチSBがオンとなる。すなわち第1速からニュートラルへのシフト変化時には、第2および第3のスイッチSB,SCが特定の2つのスイッチであり、それらの2つの特定のスイッチのうち一方の特定のスイッチである第2のスイッチSBのスイッチング態様がオフ状態からオン状態となるタイミングが、第1シフタ72の第1駆動ギヤ62に対する係合および係合解除の切り換わりタイミングよりもニュートラル側に設定される。
またニュートラルから第2速へのシフト変化時に第4シフタ77が第2速被動ギヤ68への係合を開始する角度α7よりもニュートラル側の角度α6で第2速からニュートラルへのシフト変化時に第4シフタ77の第2速被動ギヤ68への係合が解除されるのであるが、それらの角度α7,α6よりもニュートラル側の角度α5で、第2速からニュートラルへのシフト変化時に第1のスイッチSAがオンとなる。すなわち第2速からニュートラルへのシフト変化時には、第1および第3のスイッチSA,SCが特定の2つのスイッチであり、それらの2つの特定のスイッチのうち一方の特定のスイッチである第1のスイッチSAのスイッチング態様がオフ状態からオン状態となるタイミングが、第2シフタ77の第2被動ギヤ68に対する係合および係合解除の切り換わりタイミングよりもニュートラル側に設定される。
また前記2つの特定のスイッチSB,SC;SA,SCのうち他方の特定のスイッチである第3のスイッチSCのスイッチング態様がオフ状態からオン状態となるタイミングが、前記切り換わりタイミングと同時もしくは前記切り換わりタイミングよりも前記ニュートラルから遠ざかる側に配置されるものであり、この実施の形態では、第1速からニュートラルへのシフト変化時には、第1シフタ72の第1駆動ギヤ62に対する係合および係合解除の切り換わりタイミングよりも前記ニュートラルから遠ざかる側の角度(−α4)で第3のスイッチSCのスイッチング態様がオフ状態からオン状態となり、第2速からニュートラルへのシフト変化時には、第4シフタ77の第2被動ギヤ68に対する係合および係合解除の切り換わりタイミングよりも前記ニュートラルから遠ざかる側の角度α8で第3のスイッチSCのスイッチング態様がオフ状態からオン状態となる。
さらに前記多段変速機Mが有する位置決め手段124のストッパプレート93に設けられる複数の中間突部127A〜127Gのうち第1速およびニュートラル間に対応した中間突部127Aの頂点に図11で示すように前記ローラ125が接触するのは、図10においてW1で示す範囲であり、また複数の中間突部127A〜127Gのうち第2速およびニュートラル間に対応した中間突部127Bの頂点に図12で示すように前記ローラ125が接触するのは、図10においてW2で示す範囲であるが、第1速およびニュートラル間での前記2つの特定のスイッチSB,SCのうち前記他方の特定のスイッチである第3のスイッチSCならびに第2速およびニュートラル間での前記2つの特定のスイッチSA,SCのうち前記他方の特定のスイッチである第3のスイッチSCのスイッチング態様がオフ状態からオン状態となるタイミングは、第1速およびニュートラル間に対応した前記中間突部127Aの頂点に前記ローラ125が接触するタイミングもしくはニュートラルおよび第2速間に対応した前記中間突部127Bの頂点に前記ローラ125が接触するタイミングよりも前記ニュートラルから遠ざかる側に設定されるものであり、この実施の形態では、第1速およびニュートラル間で第3のスイッチSCのスイッチング態様は前記範囲W1に関して前記ニュートラルとは反対側の角度(−α4)でオフ状態からオン状態となり、また第2速およびニュートラル間で第3のスイッチSCのスイッチング態様は前記範囲W2に関して前記ニュートラルとは反対側の角度α8でオフ状態からオン状態となる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、第1速および第2速の少なくとも一方からニュートラルへのシフト変化時に、第1〜第3のスイッチSA〜SCのうち2つの特定のスイッチ、この実施の形態では、第1速からニュートラルへのシフト変化時の特定のスイッチである第2および第3のスイッチSB,SCならびに第2速からニュートラルへのシフト変化時の特定のスイッチである第1および第3のスイッチSA,SCの検出対象である第1および第2の突起列98,99が、前記特定のスイッチSB,SC;SA,SCのスイッチング態様をオフ状態からオン状態に変化させるとともにオン状態となるタイミングをずらすように形成されるので、2つの特定のスイッチがそれらのスイッチの検出対象である突起列98,99の突起部に同時に当接することがない。この実施の形態では第1速からニュートラルへのシフト変化時に第1の突起列98の第1突起部98aへの第2のスイッチSBの当接ならびに第2の突起列99の第4突起部99aへの第3のスイッチSCの当接が同時に起こることはなく、第2速からニュートラルへのシフト変化時に第1の突起列98の第1突起部98aへの第1のスイッチSAの当接ならびに第2の突起列99の第4突起部99aへの第3のスイッチSCの当接が同時に起こることはない。このためシフトドラム85がニュートラル側に回動する際の摩擦変化を緩やにすることができ、運転者に違和感のない操作感を与えることができる。
ところで第1速からニュートラルへのシフト変化時には、図13(a)で示すように、第2のスイッチSBが第1の突起列98の谷部98fに対応する位置に在るとともに第3のスイッチSCが第2の突起列99の谷部99hに対応する位置に在ってスイッチング態様をともにオフとした状態から、図13(b)で示すように、第2のスイッチSBおよび第3のスイッチSCがオフからオンにスイッチング態様を切換える時期を経て、図13(c)で示すように、第2のスイッチSBが第1の突起列98の第1突起部98aの頂部に当接してオン状態のままとなり、第3のスイッチSCが第2の突起列99の第4突起部99aの頂部に当接してオン状態のままとなるのであるが、この間の第2および第3のスイッチSB,SCと、第1および第4突起部98a,99aとの当接による摩擦抵抗は、図13(c)で示すときよりも図13(b)で示すときの方が大きくなり易い。そのような摩擦による摩耗は使用回数(経年)が増えるにつれて進み、より摩耗が大きくなる。特に、シフトドラム85に設けられる第1および第2の突起列98,99、ならびに第2および第3のスイッチSB,SCの検出子が金属製である場合には、第1の突起列98の第1突起部98aおよび第2のスイッチSBが電気的な接点として機能し、第2の突起列99の第4突起部99aおよび第3のスイッチScが電気的な接点として機能するので、図13(b)で示す状態では、第1突起部98aおよび第4突起部99aが第2および第3のスイッチSB,SCとの接触で摩耗し、さらにスパークが生じることによっても摩耗し易いので、経年によって図13(b)で示す状態での摩擦が増大し易い。これは第2速からニュートラルへのシフト変化時も同様である。このような課題に対して、第1速および第2速の少なくとも一方からニュートラルへのシフト変化時に、第1〜第3のスイッチSA〜SCのうち2つの特定のスイッチのスイッチング態様をオフ状態からオン状態に変化させるとともにオン状態となるタイミングをずらすようにした本発明は有用であり、シフトドラム85がニュートラル側に回動する際の摩擦変化をより長期間の使用にわたって緩やかにすることができる。
また多段変速機Mが、第1速ギヤ列G1の一部を構成する第1速駆動ギヤ62に第1シフタ72を係合して第1速ギヤ列G1を確定するとともに、第2速ギヤ列G2の一部を構成する第2速被動ギヤ68に第4シフタ77を係合して第2速ギヤ列G2を確定するように構成されており、第1および第4シフタ72,77の第1速駆動ギヤ62および第2速被動ギヤ68に対する係合および係合解除の切り換わりタイミングよりもニュートラル側に、前記2つの特定のスイッチSB,SC;SA,SCのうち一方の特定のスイッチである第2のスイッチSBおよび第1のスイッチSAのスイッチング態様がオフ状態からオン状態となるタイミングが設定され、他方の特定のスイッチである第3のスイッチSCのスイッチング態様がオフ状態からオン状態となるタイミングが、前記切り換わりタイミングと同時もしくは前記切り換わりタイミングよりも前記ニュートラルから遠ざかる側に配置されるので、ニュートラルを検知する状態では第1および第4シフタ72,77が確実に係合解除状態となっており、第3のスイッチSCのオン状態となるタイミングの設定の自由度が向上する。
また多段変速機Mが備える位置決め手段124が、シフトドラム85とともに回動するようにして該シフトドラム85に固定されるとともに各シフト位置に対応した複数の位置決め凹部126A,126B,126C,126D,126E,126F,126Nならびにそれらの位置決め凹部126A〜126F,126N間に配置される複数の中間突部127A,127B,127C,127D,127E,127F,127Gが外周縁に形成されるストッパプレート93と、ストッパプレート93の外周に弾発接触するローラ125とから成り、第3のスイッチSCのスイッチング態様がオフ状態からオン状態となるタイミングが、第1速およびニュートラル間に対応した中間突部127Aの頂点に前記ローラ125が接触するタイミングならびにニュートラルおよび第2速間に対応した中間突部127Bの頂点に前記ローラ125が接触するタイミングよりも前記ニュートラルから遠ざかる側に設定されるので、中間突部127A,127Bの頂点にローラ125が当接するタイミングはシフトドラム85が回動する際の摩擦が大きくなるタイミングとなるのであるが、ニュートラルへのシフト変化時に中間突部127A,127Bの頂点にローラ125が当接するタイミングからずれたタイミングで第3のスイッチSCがオン状態となることで摩擦変化が大きくなるのを回避することができ、運転者に違和感のない操作感を与えることができる。
また前記2つの特定のスイッチSB,SC;SA,SC以外の残余のスイッチ、すなわち第1速からニュートラルへのシフト変化時の第1のスイッチSAならびに第2速からニュートラルへのシフト変化時の第2のスイッチSBが検出対象とする突起列である第1の突起列98が、第1速からニュートラルへのシフト変化時ならびに第2速からニュートラルへのシフト変化時の少なくとも一方で、前記残余のスイッチSA,SBのスイッチング態様をオン状態のままとするように形成されるので、残余のスイッチSA,SBは、第1速および第2速からニュートラルへのシフト変化時にオン状態のままであって摩擦が高くなるタイミングがないので、特定の2つのスイッチSB,SC;SA,SCがオン状態となるタイミングを設定するにあたって、前記残余のスイッチSA,SBがオン状態となるタイミングを考慮する必要がなく、特定の2つのスイSA,SBがオン状態となるタイミングの設定の自由度が向上する。
さらに第1速からニュートラルへのシフト変化時の前記2つの特定のスイッチSB,SCのうち一方のスイッチである第2のスイッチSBと、前記残余のスイッチである第1のスイッチSAとが位相を異ならせつつ共通な第1の突起列98に対応して固定配置され、第2速からニュートラルへのシフト変化時の前記2つの特定のスイッチSA,SCのうち一方のスイッチである第2のスイッチSBと、前記残余のスイッチである第1のSAとが位相を異ならせつつ共通な第1の突起列98に対応して固定配置されるので、3つのスイッチSA〜SCのうち2つの特定のスイッチ以外の残余のスイッチは、第1速および第2速の両方からニュートラルへのシフト変化時にオン状態のままであって摩擦が高くなるタイミングがなく、しかも2つの特定のスイッチのうち一方のスイッチおよび残余のスイッチが位相を異ならせて共通な1つの突起列98に対応するので、突起列の数を最小限の2つの突起列98,99としながらシフトドラム85の回動の際の摩擦変化を最小限に抑えることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記の実施の形態では、自動二輪車に搭載される多段変速機Mについて説明したが、自動三輪車や四輪自動車に搭載される多段変速機にも本発明を適用可能である。
62・・・第1速駆動ギヤ
68・・・第2速被動ギヤ
72・・・第1シフタ
77・・・第4シフタ
85・・・シフトドラム
93・・・ストッパプレート
98,99・・・突起列
98a,98b,98c,99a,99b,99c,99d・・・突起部
100・・・シフト位置判定手段である電子制御ユニット
124・・・位置決め手段
125・・・押圧部材であるローラ
126A,126B,126C,126D,126E,126F,126N・・・位置決め凹部
127A,127B,127C,127D,127E,127F,127G・・・中間突部
−α1,α5・・・一方の特定のスイッチがオフ状態からオン状態となるタイミング
−α2,−α3,α6,α7・・・シフタのギヤに対する係合および係合解除の切り換わりタイミング
−α4,α8・・・他方の特定のスイッチがオフ状態からオン状態となるタイミング
G1,G2,G3,G4,G5,G6・・・ギヤ列
M・・・多段変速機
SA,SB,SC・・・スイッチ

Claims (5)

  1. 選択的に確定可能な複数変速段のギヤ列(G1,G2,G3,G4,G5,G6)を有する多段変速機(M)の一部を構成するシフトドラム(85)の周方向に間隔をあけた複数箇所に配置される突起部(98a,98b,98c;99a,99b,99c,99d)をそれぞれ有して前記シフトドラム(85)に設けられる複数の突起列(98,99)と、前記突起部(98a〜98c,99a〜99d)に当接することでオフ状態からオン状態にスイッチング態様を変化させるようにして複数の前記突起列(98,99)に対応して少なくとも1つずつ固定配置される3つのスイッチ(SA,SB,SC)と、それらのスイッチ(SA〜SC)のオン状態での「1」ならびにオフ状態での「0」の組み合わせから成る検出論理に基づいて該検出論理に割り当てられたシフト位置を照合することでシフト位置を判定するシフト位置判定手段(100)とを備え、第1速および第2速間に配置されるニュートラルの前記検出論理として「1,1,1」が割り当てられるようにしたシフト位置検出装置において、第1速および第2速の少なくとも一方からニュートラルへのシフト変化時に、前記3つのスイッチ(SA〜SC)のうち2つの特定のスイッチ(SB,SC;SA,SC)の検出対象である2つの前記突起列(98,99)が、前記特定のスイッチ(SB,SC;SA,SC)のスイッチング態様をオフ状態からオン状態に変化させるとともにオン状態となるタイミングをずらすように形成されることを特徴とするシフト位置検出装置。
  2. 前記多段変速機(M)が、第1速ギヤ列(G1)および第2速ギヤ列(G2)の少なくとも一方の一部を構成するギヤ(62,68)にシフタ(72,77)を係合して第1速ギヤ列(G1)および第2速ギヤ列(G2)の少なくとも一方を確定するように構成され、前記シフタ(72,77)の前記ギヤ(62,68)に対する係合および係合解除の切り換わりタイミング(−α2,−α3,α6,α7)よりもニュートラル側に、前記2つの特定のスイッチ(SB,SC;SA,SC)のうち一方の特定のスイッチ(SB,SA)のスイッチング態様がオフ状態からオン状態となるタイミング(−α1,α5)が設定され、他方の特定のスイッチ(SC)のスイッチング態様がオフ状態からオン状態となるタイミング(−α4,α8)が、前記切り換わりタイミング(−α2,−α3,α6,α7)と同時もしくは前記切り換わりタイミング(−α2,−α3,α6,α7)よりも前記ニュートラルから遠ざかる側に配置されることを特徴とする請求項1記載のシフト位置検出装置。
  3. 前記多段変速機(M)が、前記シフトドラム(85)を各シフト位置に対応した回動位置に位置決めする位置決め手段(124)を備え、該位置決め手段(124)が、前記シフトドラム(85)とともに回動するようにして該シフトドラム(85)に固定されるとともに前記各シフト位置に対応した複数の位置決め凹部(126A,126B,126C,126D,126E,126F,126N)ならびにそれらの位置決め凹部(126A〜126F,126N)間に配置される複数の中間突部(127A,127B,127C,127D,127E,127F,127G)が外周縁に形成されるストッパプレート(93)と、該ストッパプレート(93)の外周に弾発接触する押圧部材(125)とから成り、前記他方の特定のスイッチ(SC)のスイッチング態様がオフ状態からオン状態となるタイミングが、第1速およびニュートラル間に対応した前記中間突部(127A)の頂点に前記押圧部材(125)が接触するタイミングもしくはニュートラルおよび第2速間に対応した前記中間突部(127B)の頂点に前記押圧部材(125)が接触するタイミングよりも前記ニュートラルから遠ざかる側に設定されることを特徴とする請求項2記載のシフト位置検出装置。
  4. 前記2つの特定のスイッチ(SB,SC;SA,SC)以外の残余のスイッチ(SA,SB)が検出対象とする突起列(98)が、第1速からニュートラルへのシフト変化時ならびに第2速からニュートラルへのシフト変化時の少なくとも一方で、前記残余のスイッチ(SA,SB)のスイッチング態様をオン状態のままとするように形成されることを特徴とする請求項2または3記載のシフト位置検出装置。
  5. 前記残余のスイッチ(SA,SB)が検出対象とする突起列(98)が、第1速からニュートラルへのシフト変化時ならびに第2速からニュートラルへのシフト変化時に、前記残余のスイッチ(SA,SB)のスイッチング態様をオン状態のままとするように形成され、前記2つの特定のスイッチ(SB,SC;SA,SC)のうち一方のスイッチ(SB,SA)および前記残余のスイッチ(SA,SB)が位相を異ならせつつ共通な1つの突起列(98)に対応して固定配置されることを特徴とする請求項4記載のシフト位置検出装置。
JP2013136929A 2013-06-28 2013-06-28 シフト位置検出装置 Active JP6032613B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136929A JP6032613B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 シフト位置検出装置
EP14158065.4A EP2818767B1 (en) 2013-06-28 2014-03-06 Shift position detecting device
AU2014201429A AU2014201429B2 (en) 2013-06-28 2014-03-12 Shift position detecting device
CN201410174128.XA CN104251306B (zh) 2013-06-28 2014-04-28 换挡位置检测装置
US14/314,621 US9638320B2 (en) 2013-06-28 2014-06-25 Shift position detecting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136929A JP6032613B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 シフト位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015010666A JP2015010666A (ja) 2015-01-19
JP6032613B2 true JP6032613B2 (ja) 2016-11-30

Family

ID=50241143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013136929A Active JP6032613B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 シフト位置検出装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9638320B2 (ja)
EP (1) EP2818767B1 (ja)
JP (1) JP6032613B2 (ja)
CN (1) CN104251306B (ja)
AU (1) AU2014201429B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6130881B2 (ja) * 2015-07-23 2017-05-17 本田技研工業株式会社 パワーユニットの変速装置
GB201513095D0 (en) * 2015-07-24 2015-09-09 Qinetiq Ltd Shifting apparatus
JP2017090288A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 川崎重工業株式会社 チェンジドラムの回転位置検出装置及び自動二輪車
CN106641219A (zh) * 2016-10-27 2017-05-10 徐州重型机械有限公司 一种起重机用电控气动换挡控制方法
JP2019173927A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 本田技研工業株式会社 シーケンシャル変速機の変速段検出装置
DE102019216566B3 (de) * 2019-10-28 2021-01-28 Magna powertrain gmbh & co kg Betätigungsvorrichtung zur Betätigung eines kupplungsgesteuerten Verteilergetriebes sowie kupplungsgesteuertes Verteilergetriebe

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58121339A (ja) * 1982-01-08 1983-07-19 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車等の足動式変速機における操作位置検知装置
TW248544B (ja) * 1991-04-03 1995-06-01 Torrington Co
JP3853926B2 (ja) * 1997-09-12 2006-12-06 本田技研工業株式会社 車両用動力伝達装置
JPH11257487A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Diamond Electric Mfg Co Ltd シフト位置検出装置
JP2000179681A (ja) * 1998-12-18 2000-06-27 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用変速機の変速段検出装置
US6845683B2 (en) * 1999-09-30 2005-01-25 Denso Corporation Shifting-transfer mechanism
JP2002213611A (ja) * 2001-01-23 2002-07-31 Kawasaki Heavy Ind Ltd 不整地走行車の変速位置検出装置
US6683263B1 (en) * 2002-12-18 2004-01-27 Zf Meritor, Llc Fall away transmission shift shaft switch profile
JP4145139B2 (ja) * 2002-12-26 2008-09-03 本田技研工業株式会社 変速機のギアポジション検知装置の配置構造
JP2005114640A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Canon Inc 位置検出装置
WO2006003878A1 (ja) * 2004-07-01 2006-01-12 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 鞍乗型車両のシフト制御装置および鞍乗型車両
JP4608298B2 (ja) * 2004-12-10 2011-01-12 ヤマハ発動機株式会社 変速制御装置、変速制御方法及び鞍乗型車両
EP1750039B1 (de) * 2005-08-04 2008-11-12 Getrag Ford Transmissions GmbH Anordnung und Verfahren zur Erfassung der Schalthebelstellung in einem Kraftfahrzeug
JP4800167B2 (ja) * 2006-09-29 2011-10-26 本田技研工業株式会社 ギヤシフト装置
JP4791314B2 (ja) * 2006-09-29 2011-10-12 本田技研工業株式会社 ギヤシフト装置
JP5026904B2 (ja) * 2007-09-26 2012-09-19 本田技研工業株式会社 車両の自動変速制御システム
JP2009197823A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Yamaha Motor Co Ltd 電子制御式変速装置およびそれを備えた鞍乗型車両
US20100107792A1 (en) * 2008-10-30 2010-05-06 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Shift mechanism, and vehicle equipped therewith
JP5511004B2 (ja) * 2010-03-23 2014-06-04 本田技研工業株式会社 シフト位置検出装置
EP2730819B1 (en) * 2011-07-05 2017-01-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Shift sensor and vehicle provided with said shift sensor

Also Published As

Publication number Publication date
EP2818767A3 (en) 2015-08-12
JP2015010666A (ja) 2015-01-19
EP2818767A2 (en) 2014-12-31
EP2818767B1 (en) 2019-04-24
CN104251306B (zh) 2016-11-09
US20150006042A1 (en) 2015-01-01
AU2014201429A1 (en) 2015-01-22
AU2014201429B2 (en) 2016-05-26
US9638320B2 (en) 2017-05-02
CN104251306A (zh) 2014-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6032613B2 (ja) シフト位置検出装置
JP6059738B2 (ja) 電動車両
CN107923528B (zh) 变速装置
EP2366918B1 (en) Shift control device of saddle-ride-type vehicle
CA2922810C (en) Vehicle power unit
JP5711821B2 (ja) 電動車両
JP5112346B2 (ja) 制御システムおよびそれを備えた鞍乗り型車両
JP5734039B2 (ja) 鞍乗り型車両用変速装置
JP6240548B2 (ja) 内燃機関の変速駆動装置
JP6282532B2 (ja) シフト位置検出装置
JPWO2013061359A1 (ja) 電動車両
EP2481958B1 (en) Vehicle transmission
EP1975469B1 (en) Transmission for vehicle
JP2012077856A (ja) 手動変速機のギヤ鳴り防止装置
JP6716625B2 (ja) 変速装置
WO2014115238A1 (ja) 制御装置、制御装置を備えた車両、制御プログラム
JP5829416B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP6953473B2 (ja) 動力伝達装置
JP5937887B2 (ja) 変速機および制御装置
JP5978239B2 (ja) 車両用リバース付き変速機
JP5363155B2 (ja) 車両用自動変速機におけるパーキングロック機構
JP2003136983A (ja) 内燃機関の変速装置
JP6084907B2 (ja) 作業車両の変速段表示機構
JP3159206U (ja) 電子制御式変速装置およびそれを備えた鞍乗型車両
WO2023053305A1 (ja) パワーユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161014

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6032613

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250