JP6084907B2 - 作業車両の変速段表示機構 - Google Patents
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一方、実際に変速装置の変速段が切り換えられるまでには多少の時間が必要である。特に、目標となる変速段を一度に複数段変更することが可能な作業車両には、車速の急激な変化やショックを抑制するために、実際の変速段を適切なタイミングで1段ずつ順に切り換えるものがある。このような場合には、実際の変速段が目標となる変速段に切り換えられるまでの間、表示部に表示された変速段と実際の(現在の)変速段とが一致しない状態が生じることになる。
請求項6においては、前記制御手段は、前記変速操作具により設定された目標となる変速段と前記変速装置の実際の変速段とが一致している場合に、前記変速操作具により設定された目標となる変速段及び前記変速装置の実際の変速段を前記変速表示領域に表示させないものである。
請求項7においては、前記制御手段は、前記変速操作具により設定された目標となる変速段と前記変速装置の実際の変速段とが一致しなくなった場合に、前記変速操作具により設定された目標となる変速段及び前記変速装置の実際の変速段を前記変速表示領域に表示させるものである。
請求項8においては、前記制御手段は、前記変速操作具により設定された目標となる変速段と前記変速装置の実際の変速段とが一致しなくなった場合に、前記変速表示領域及び前記実変速段表示領域に表示された前記変速装置の実際の変速段を点滅させるものである。
機体フレーム2の前部にはエンジン5が設けられる。エンジン5はボンネット6に覆われる。機体フレーム2の後部には変速装置7が設けられる。
なお、以下では変速装置7が有する種々の変速機構(主変速機構7a、副変速機構、前後進変速機構、PTO変速機構等)のうち、主変速機構7aについてのみ説明を行い、他の変速機構については図示及び説明を省略する。
本実施形態においては、本発明に係る変速装置の実施の一形態として主変速機構7aを用いている。
第一変速クラッチ46が第二従動ギヤ44と接続された場合、主軸20からの動力は、第二駆動ギヤ26、第二従動ギヤ44及び第一変速クラッチ46を介して第一変速軸40へと伝達される。
第一高低速クラッチ56が第一低速駆動ギヤ54と接続された場合、第一高低速軸50からの動力は、第一高低速クラッチ56を介して第一低速駆動ギヤ54へと伝達される。
第二変速クラッチ66が第一従動ギヤ64と接続された場合、主軸20からの動力は、第一駆動ギヤ28、第一従動ギヤ64及び第二変速クラッチ66を介して第二変速軸60へと伝達される。
第二高低速クラッチ76が第二低速駆動ギヤ74と接続された場合、第二高低速軸70からの動力は、第二高低速クラッチ76を介して第二低速駆動ギヤ74へと伝達される。
また、高速従動ギヤ82は、前記副変速機構及び前記後進変速機構を介して前輪3・3及び後輪4・4と連動するように連結される。
本実施形態においては、本発明に係る変速操作具の実施の一形態としてシフトアップボタン102及びシフトダウンボタン104を用いている。
本実施形態においては、本発明に係る表示部の実施の一形態として液晶表示部10を用いている。
本実施形態においては、本発明に係る制御手段の実施の一形態としてECU100を用いている。
またECU100は、当該第一変速クラッチソレノイド106等の動作状況から、主変速機構7aの実際の変速段(以下、単に「実変速段」と記す)を認識することができる。
なお、本実施形態においては、車速表示領域10bに表示されるトラクタ1の車速についての説明は省略する。
さらにECU100は、実変速段表示領域10aに表示された実変速段を点滅させる。
具体的には、目標変速段(実変速段)が「1速」である場合には、目標変速段表示10d(実変速段表示10e)を「左から1つ目」の7セグメントに表示させる。また、目標変速段(実変速段)が「2速」である場合には、目標変速段表示10d(実変速段表示10e)を「左から2つ目」の7セグメントに表示させる。以下同様に、目標変速段表示10d及び実変速段表示10eを、「1速」から「8速」までの目標変速段及び実変速段に対応する位置の7セグメントに表示させる。
このように構成することにより、主変速機構7aの目標変速段と実変速段を同時に確認することができる。これによって作業者は、主変速機構7aの変速段があと何回切り換えられるのか、及びどの変速段まで切り換えられるのか、を容易に予測することができる。作業者は、当該変速段の切り換え回数等を予測することで、変速段の切り換えの際のトラクタ1の車速の変化やショック、エンジン音(回転数)の変化等に対して心構えができ、トラクタ1を運転している際の快適性を改善することができる。
このように構成することにより、主変速機構7aの目標変速段と実変速段とを区別して認識することが容易となる。
このように構成することにより、主変速機構7aの目標変速段と実変速段との差を、目標変速段表示10dと実変速段表示10eとの間の距離に基づいて直感的に認識することができる。また、実変速段が切り換えられる様子を視覚的に認識することができる。
このように構成することにより、主変速機構7aの目標変速段と実変速段とを容易に認識することができる。
このように構成することにより、主変速機構7aの目標変速段が分かり難い変速操作具において、主変速機構7aの目標変速段と実変速段を同時に確認することができる。すなわち、変速操作具としてレバーを用いる場合には、当該レバーの操作位置に基づいて目標変速段を認識することが容易であるが、本実施形態の如く、変速操作具としてボタン(シフトアップボタン102やシフトダウンボタン104)を用いる場合には、変速操作によって当該ボタンの位置が変わるわけではないため、当該ボタンから目標変速段を認識することができない。本発明は、このように変速操作によってその位置が変わらないボタン等のスイッチからなる変速操作具に適用することで、主変速機構7aの目標変速段と実変速段を確認することができるようになる点で有利である。
7 変速装置
7a 主変速機構(変速装置)
10 液晶表示部(表示部)
10c 変速表示領域
10d 目標変速段表示
10e 実変速段表示
100 ECU(制御手段)
102 シフトアップボタン(変速操作具・増速スイッチ)
104 シフトダウンボタン(変速操作具・減速スイッチ)
Claims (8)
- 複数の変速段を有する変速装置と、
前記変速装置の目標となる変速段を設定する変速操作具と、
作業者から視認可能な表示部と、
前記変速操作具により設定された目標となる変速段及び前記変速装置の実際の変速段を前記表示部に同時に表示させながら、前記変速装置の実際の変速段が前記変速操作具により設定された目標となる変速段になるように前記変速装置の変速段を順に切り換える制御手段と、
を具備し、
前記表示部は、
前記変速操作具により設定された目標となる変速段及び前記変速装置の実際の変速段を表示する変速表示領域と、
前記変速表示領域とは別に設けられ、前記変速装置の実際の変速段を表示する実変速段表示領域と、
を具備する作業車両の変速段表示機構。 - 前記制御手段は、
前記変速操作具により設定された目標となる変速段と、前記変速装置の実際の変速段と、を異なる態様で前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の作業車両の変速段表示機構。 - 前記制御手段は、
前記変速装置の実際の変速段が前記変速操作具により設定された目標となる変速段に近づくほど、前記変速装置の実際の変速段を前記変速表示領域に表示させた実変速段表示を、前記変速操作具により設定された目標となる変速段を前記変速表示領域に表示させた目標変速段表示に近づける、
請求項1又は請求項2に記載の作業車両の変速段表示機構。 - 前記制御手段は、
前記変速操作具により設定された目標となる変速段及び前記変速装置の実際の変速段を数字を用いて前記表示部に表示させる、
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の作業車両の変速段表示機構。 - 前記変速操作具は、
前記変速装置の目標となる変速段を増速する側へと切り換える増速スイッチ及び減速する側へと切り換える減速スイッチを具備する、
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の作業車両の変速段表示機構。 - 前記制御手段は、
前記変速操作具により設定された目標となる変速段と前記変速装置の実際の変速段とが一致している場合に、前記変速操作具により設定された目標となる変速段及び前記変速装置の実際の変速段を前記変速表示領域に表示させない、
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の作業車両の変速段表示機構。 - 前記制御手段は、
前記変速操作具により設定された目標となる変速段と前記変速装置の実際の変速段とが一致しなくなった場合に、前記変速操作具により設定された目標となる変速段及び前記変速装置の実際の変速段を前記変速表示領域に表示させる、
請求項6に記載の作業車両の変速段表示機構。 - 前記制御手段は、
前記変速操作具により設定された目標となる変速段と前記変速装置の実際の変速段とが一致しなくなった場合に、前記変速表示領域及び前記実変速段表示領域に表示された前記変速装置の実際の変速段を点滅させる、
請求項7に記載の作業車両の変速段表示機構。
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