JP6031984B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、画像形成部を収容する本体ケーシングと、本体ケーシングの上側に設けられ、原稿の画像を読み取る画像読取部とを備える画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置としては、例えば、画像読取部の背面に、画像読取部を本体ケーシングに対して回動させるための第2回動部が設けられるプリンタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、そのようなプリンタでは、画像読取部が、第2回動部に設けられる第2回動軸を回動の中心として、本体ケーシングに対して開閉するように回動される。
特開2011−180203号公報
しかるに、特許文献1に記載のプリンタにおける第2回動部を、本体ケーシングに形成される開口部を開閉するためのトップカバーに設けることが種々検討されている。この場合、トップカバーの背面に第2回動部が設けられる。
そのようなトップカバーを備えるプリンタでは、トップカバーを開くことにより開口部が開放され、開口部を介して、カートリッジの交換や詰まった用紙の除去などのメンテナンスがなされる。
そのようなトップカバーを備えるプリンタでは、メンテナンス作業時に不意にトップカバーが閉鎖することを抑制するために、トップカバーを、開いた状態で維持するようにロックするロック機構を設けることが望まれている。
しかし、上記の第2回動部は、トップカバーの背面に設けられているので、トップカバーから後方に向かって突出しており、そのような第2回動部にロック機構を設けると、第2回動部がより大型化してしまうという不具合を生じる。そのため、トップカバーを備えるプリンタにロック機構を設けるとともに、プリンタの小型化を図るには限度がある。
そこで、本発明の目的は、開放位置に配置される開閉部材を開放位置に維持するように構成されるロック機構を備え、メンテナンス作業の円滑化を図ることができながら、小型化を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、鉛直方向の上側に向かって開放される開口部が形成される筐体と、筐体に相対回転可能に支持される支持部を有し、支持部を支点として、開口部を開放する開放位置と、開口部を閉鎖する閉鎖位置とに回動するように構成される開閉部材と、筐体に設けられ、開放位置に配置される開閉部材を開放位置に維持するように構成されるロック機構と、を備えている。
開閉部材は、開放位置に配置される状態において、ロック機構に当接される当接部を備えている。ロック機構は、開閉部材が開放位置に配置される状態において、当接部に対して鉛直方向の下側から当接して、開閉部材の開放位置から閉鎖位置への回動を規制するロック部材と、ロック部材が鉛直方向に沿って移動可能となるように、ロック部材を保持する保持部と、保持部に設けられ、ロック部材を鉛直方向の上側に向かって付勢する付勢部材とを備えている。ロック部材は、開閉部材が閉鎖位置から開放位置に向かって回動するときに、当接部に摺擦されることにより鉛直方向の下方に押圧され、付勢部材の付勢力に抗して鉛直方向の下方に向かって移動し、次いで、当接部がロック部材を乗り越えることにより、付勢部材の付勢力により鉛直方向の上方に向かって移動し、当接部と当接して、開閉部材の回動を規制するように構成されている。
このような構成によれば、ロック機構が筐体に設けられているので、ロック機構を画像形成装置内のスペースに配置することができる。そのため、ロック機構により、開放位置に配置される開閉部材を開放位置に維持させることができながら、画像形成装置の小型化を図ることができる。つまり、画像形成装置のメンテナンス性の向上を図ることができながら、画像形成装置の小型化を図ることができる。
また、開閉部材を閉鎖位置から開放位置に向かって回動させると、開閉部材の当接部がロック部材と摺擦しながら、ロック部材を鉛直方向の下方に押圧し、付勢部材の付勢力に抗して鉛直方向の下方に向かって移動させる。そして、開閉部材が開放位置に到達すると、当接部がロック部材を乗り越え、ロック部材が付勢部材の付勢力により鉛直方向の上方に向かって移動し、当接部と当接して、開閉部材の開放位置から閉鎖位置への回動が規制される。
そのため、ロック機構は、開閉部材の閉鎖位置から開放位置への回動を許容することができながら、開閉部材が開放位置に配置されたときに、開閉部材の開放位置から閉鎖位置への回動を確実に規制することができる。
(2)また、ロック部材は、開閉部材が閉鎖位置に配置される状態において、当接部と間隔を隔てて対向し、かつ、開閉部材が開放位置と閉鎖位置とに回動されるときの当接部の移動軌跡と重なるように配置されていてもよい。
このような構成によれば、開閉部材が閉鎖位置に配置される状態において、当接部とロック部材とが離間されている。そのため、ロック部材を付勢する付勢部材の付勢力が、ロック部材を介して、当接部に作用することを抑制できる。その結果、当接部が変形すること、ひいては、当接部を備える開閉部材が変形することを抑制できる。
また、開閉部材が閉鎖位置に配置される状態において、当接部とロック部材とが離間するように構成されているので、開閉部材の筐体に対する組み付け作業時において、ロック機構を筐体に組み付けた後、開閉部材を筐体に組み付けても、付勢部材の付勢力が開閉部材の当接部に作用することを抑制できる。
そのため、ロック機構を筐体に組み付けるときに、開閉部材が邪魔となることを抑制でき、かつ、開閉部材を、ロック機構が組み付けられた筐体に組み付けるときに、ロック機構が邪魔となることを抑制できる。その結果、ロック機構および開閉部材の筐体に対する組み付け作業の円滑化を図ることができる。
また、ロック部材は、開閉部材が開放位置と閉鎖位置とに回動されるときの当接部の移動軌跡と重なるように配置されているので、開閉部材を閉鎖位置から開放位置に向かって回動させると、当接部をロック部材に確実に接触させることができる。
従って、開閉部材の変形を抑制できるとともに、ロック機構および開閉部材の筐体に対する組み付け作業の円滑化を図ることができながら、開閉部材を閉鎖位置から開放位置に向かって回動させるときに、ロック部材と当接部とを確実に接触させることができる。
(3)また、保持部には、ロック部材の鉛直方向への移動を案内するように構成されるガイド部が設けられていてもよい。この場合、ロック部材には、ガイド部に対応して設けられ、ガイド部に案内されるように構成される被ガイド部が設けられている。
このような構成によれば、開閉部材が閉鎖位置から開放位置に向かって回動されるときに、ロック部材の被ガイド部が保持部のガイド部にガイドされるので、ロック部材が確実に鉛直方向に移動される。
そのため、開閉部材が閉鎖位置から開放位置に向かって回動されるときに、当接部がロック部材に引っ掛かることを抑制でき、開閉部材の閉鎖位置から開放位置に向かう回動の円滑化を図ることができる。また、開閉部材が開放位置に配置された状態において、当接部とロック部材とを確実に当接させることができる。
(4)また、被ガイド部には、ガイド部と係合することにより、ロック部材の鉛直方向の上側に向かう移動を規制するように構成される規制部が設けられていてもよい。
このような構成によれば、被ガイド部の規制部がガイド部と係合することにより、ロック部材の鉛直方向の上側に向かうそれ以上の移動が規制される。そのため、ロック部材が、必要以上に鉛直方向の上側に進出し、開閉部材の開放位置から閉鎖位置に向かう回動の邪魔となることを抑制できる。その結果、開閉部材の開放位置から閉鎖位置に向かう回動を確実に許容することができる。
(5)また、ロック部材は、開閉部材が閉鎖位置から開放位置に回動されるときに、当接部に摺擦されるように構成され、かつ、鉛直方向と開閉部材の回動軸線に沿う軸線方向との両方向と直交する直交方向の一方側の端部から、直交方向の他方側に向かうに従って鉛直方向の上方に傾斜するガイド面を有していてもよい。
このような構成によれば、開閉部材を閉鎖位置から開放位置に向けて回動すると、当接部が、ガイド面の傾斜に沿って、ロック部材のガイド面と摺擦する。そうすると、ロック部材は、ガイド面の傾斜により徐々に鉛直方向の下方に向かって移動される。そのため、開閉部材の閉鎖位置から開放位置に向かう回動の円滑化を確実に図ることができる。
(6)また、ロック部材は、開閉部材が開放位置から閉鎖位置に回動されるときに、当接部に摺擦されるように構成され、かつ、ガイド面の直交方向の他端部から連続して、直交方向の他方側に向かうに従って、鉛直方向の下方に傾斜する傾斜面を有していてもよい。
このような構成によれば、開閉部材を開放位置から閉鎖位置に向けて回動すると、当接部が、傾斜面の傾斜に沿って、ロック部材の傾斜面と摺擦する。そうすると、ロック部材は、傾斜面の傾斜により徐々に鉛直方向の下方に向かって移動される。そのため、開閉部材の開放位置から閉鎖位置に向かう回動の円滑化を図ることができる。
また、開閉部材を開放位置から閉鎖位置に向けて回動するときに、ロック部材を徐々に鉛直方向の下方に向かって移動させることができるので、ロック部材を一気に鉛直方向の下方に向かって移動させる場合と比較して、開閉部材を開放位置から閉鎖位置に向けて回動するときの音を抑制することができる。
また、開閉部材を閉鎖位置から開放位置に向けて回動するときに、当接部が、ガイド面と傾斜面との連続部分を乗り越えた後、傾斜面の傾斜に沿って傾斜面と摺擦する。そうすると、ロック部材は、当接部がガイド面と傾斜面との連続部分を乗り越えた後、傾斜面の傾斜により、鉛直方向の上方に向かって徐々に移動される。そのため、開閉部材が開放位置に配置されたときに、ロック部材を一気に鉛直方向の上方に向かって移動させる場合と比較して、開閉部材を閉鎖位置から開放位置に向けて回動するときの音を抑制することができる。
(7)また、筐体は、記録媒体に画像を形成するように構成される画像形成部と、画像形成部を挟むように、開閉部材の回動軸線に沿う軸線方向に間隔を隔てて対向配置される1対の第1フレームと、画像形成部に対して、鉛直方向と軸線方向との両方向と直交する直交方向の一方側に配置され、1対の第1フレームを連結する第2フレームと、を備えていてもよい。
また、支持部は、軸線方向に延びる軸部であってもよい。この場合、1対の第1フレームは、軸部を相対回転可能に受け入れ、第2フレームは、ロック機構を支持している。
このような構成によれば、支持部が軸部であるので、開閉部材の閉鎖位置と開放位置との回動の円滑化をより一層確実に図ることができる。
また、ロック機構が、画像形成部に対して、直交方向の一方側に配置される第2フレームに支持されているので、ロック機構の効率的な配置を確保することができ、開放位置に配置された開閉部材を確実に開放位置に維持することができる。
(8)また、保持部は、第2フレームにおける鉛直方向の上端部に設けられていてもよい。
このような構成によれば、ロック機構を保持する保持部が、第2フレームにおける鉛直方向の上端部に設けられているので、ロック機構を第2フレームにおける鉛直方向の上端部に配置させることができる。そのため、ロック機構の効率的な配置を確実に確保することができる。
(9)また、画像形成部は、鉛直方向の上側部分において、記録媒体に転写された画像を定着させるように構成される定着ユニットを備えていてもよい。この場合、定着ユニットは、記録媒体を加熱するように構成される加熱部材と、加熱部材に対して、鉛直方向の上側かつ直交方向の一方側から圧接される加圧部材とを備え、ロック機構は、加熱部材の直交方向の一方側、かつ、加圧部材の鉛直方向の下側に配置されている。
このような構成によれば、画像形成部が定着ユニットを備えているので、記録媒体に転写された画像を確実に定着させることができる。
また、加圧部材は、加熱部材に対して鉛直方向の上側かつ直交方向の一方側から圧接されているので、加圧部材の直交方向の一方側かつ加圧部材の鉛直方向の下側には、スペースが形成されている。そして、そのスペースには、ロック機構が配置されている。つまり、ロック機構は、画像形成部が定着ユニットを備えることにより形成される筐体内のスペースに配置されている。
従って、記録媒体に転写された画像を確実に定着させることができながら、ロック機構を筐体内のスペースに確実に配置でき、画像形成装置の小型化を確実に図ることができる。
(10)また、第2フレームに対して直交方向の一方側に隣接されるカバー部材をさらに備えていてもよい。この場合、1対の第1フレームのそれぞれには、軸線方向から見て、直交方向の一方側に向かって開放される半円形状に形成される軸支持部が設けられ、軸部は、軸支持部に受け入れられるとともに、カバー部材に直交方向の一方側から支持されている。
このような構成によれば、開閉部材の筐体に対する組み付け作業時において、軸支持部に対して軸部が直交方向の一方側から嵌合されるように、開閉部材を1対の第1フレームに組み付けた後、カバー部材を筐体に組み付けることができる。そのため、開閉部材の筐体に対する組み付け作業のさらなる円滑化を図ることができる。
また、軸部が、軸支持部に受け入れられるとともに、カバー部材に直交方向の一方側から支持されるので、軸部を、画像形成装置における直交方向の一方側端部に配置することができる。そのため、開閉部材が開放位置に配置されたときに、開口部を確実に開放することができる。
(11)また、当接部は、開閉部材が閉鎖位置に配置される状態において、開閉部材から鉛直方向の下方に向かって突出するように設けられていてもよい。この場合、開閉部材は、当接部との接続部分を補強する補強部材を備えている。
このような構成によれば、当接部が、開閉部材から鉛直方向の下方に向かって突出するように設けられているので、開閉部材が、開放位置と閉鎖位置とに回動するときに、当接部とロック部材とを確実に接触させることができる。また、当接部には、ロック部材と接触したときに、ロック部材を介して、付勢部材の付勢力が作用する。
この点、開閉部材において、当接部との接続部分が補強部材により補強されているので、当接部が変形することを確実に抑制でき、ひいては、開閉部材が変形することを確実に抑制できる。
本発明の画像形成装置では、開放位置に配置される開閉部材を開放位置に維持するように構成されるロック機構を備え、メンテナンス作業の円滑化を図ることができながら、小型化を図ることができる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態であるプリンタの中央断面図を示す。 図2は、図1に示すプリンタを右後側から見た斜視図を示す。 図3は、図2に示すプリンタを左後側から見た斜視図であって、トップカバーおよびリアカバーを除いた状態を示す。 図4は、図3に示すリアフレームを右後側から見た斜視図を示す。 図5(a)は、図3に示すロック部材を右後側から見た斜視図を示し、 図5(b)は、図5(a)に示すロック部材の右側面図を示す。 図6(a)は、図2に示すトップカバーを右下側から見た斜視図を示し、 図6(b)は、図6(a)に示すトップカバーの底面図を示す。 図7は、図2に示すプリンタの背面図であって、リヤカバーを除いた状態を示す。 図8は、図7に示すプリンタのA−A断面図であって、トップカバーが閉鎖位置にある状態を示す。 図9は、図7に示すプリンタのA−A断面図であって、トップカバーが移動途中にある状態を示す。 図10は、図7に示すプリンタのA−A断面図であって、トップカバーが開放位置にある状態を示す。
1.プリンタの全体構成
画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、図1に示すように、本体ケーシング2を備えている。
本体ケーシング2は、略ボックス形状に形成され、その内部空間に、記録媒体の一例としての用紙Pを給紙するように構成される給紙部3と、給紙された用紙Pに画像を形成するように構成される画像形成部4とを収容している。
なお、以下の説明において、方向について言及する場合には、プリンタ1を水平に載置した状態を基準として、図1における紙面左側を後側とし、図1における紙面右側を前側とする。また、プリンタ1を前側から見たときを左右の基準とし、図1の紙面手前側が左側であり、紙面奥側が右側である。また、図1の紙面上側が上側であり、紙面下側が下側である。すなわち、前後方向および左右方向のそれぞれが水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。また、左右方向が軸線方向の一例であり、左側が軸線方向の一方側、右側が軸線方向の他方側であり、前後方向が直交方向の一例であり、後側が直交方向の一方側、前側が直交方向の他方側である。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2には、開口部の一例としてのカートリッジ開口部5と、用紙開口部6とが形成されている。
カートリッジ開口部5は、後述するプロセスカートリッジ15を着脱するために形成され、本体ケーシング2の上端部において、上下方向に貫通形成されている。用紙開口部6は、用紙Pを導入するために形成され、本体ケーシング2の前端部における下端部において、前後方向に貫通形成されている。
また、本体ケーシング2には、その上端部に、開閉部材の一例としてのトップカバー7が設けられ、その前端部に、給紙カバー8が設けられている。
トップカバー7は、図8および図10に示すように、その後端部を支点として、カートリッジ開口部5を閉鎖する閉鎖位置と、カートリッジ開口部5を開放する開放位置とに回動可能に設けられている。
給紙カバー8は、図1に示すように、その下端部を支点として、用紙開口部6を閉鎖する閉鎖位置と、用紙開口部6を開放する開放位置とに回動可能に設けられている。なお、図1において、閉鎖位置に配置されるトップカバー7および給紙カバー8を実線にて示し、閉鎖位置と開放位置との間に配置されるトップカバー7および給紙カバー8を仮想線にて示す。
(2)給紙部
給紙部3は、本体ケーシング2の底部に設けられる用紙載置部9を備えている。用紙載置部9は、用紙開口部6を介して、本体ケーシング2の外部と連通されている。
そして、用紙Pは、給紙カバー8が開放位置に配置された状態において、その前側部分が給紙カバー8の上面にスタックされるとともに、その後側部分が用紙開口部6を介して用紙載置部9内にスタックされる。
(3)画像形成部
画像形成部4は、カートリッジの一例としてのプロセスカートリッジ15と、スキャナユニット16と、定着ユニット17とを備えている。
プロセスカートリッジ15は、本体ケーシング2に対して着脱可能に構成され、給紙部3の後側部分の上側において本体ケーシング2に装着されている。プロセスカートリッジ15は、本体ケーシング2に対して着脱可能に構成されるドラムカートリッジ18と、そのドラムカートリッジ18に着脱可能に構成される現像カートリッジ19とを備えている。
ドラムカートリッジ18は、感光ドラム20と、転写ローラ21と、スコロトロン型帯電器22とを備えている。
感光ドラム20は、左右方向に延びる略円筒形状に形成されており、ドラムカートリッジ18の後側部分に回転可能に設けられている。
転写ローラ21は、感光ドラム20に対して後側から圧接するように、感光ドラム20の後側に配置され、ドラムカートリッジ18に回転可能に設けられている。
スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム20の前上側に間隔を隔てて対向配置されている。
現像カートリッジ19は、感光ドラム20の前下側に配置されており、現像フレーム25を備えている。
現像フレーム25内には、トナー収容室26と現像室27とが前後方向に並列して区画されている。トナー収容室26と現像室27とは、連通口28により連通されている。
トナー収容室26には、トナーが収容され、その前後上下方向略中央部分には、アジテータ29が設けられている。
また、現像室27には、現像ローラ34と、供給ローラ33と、層厚規制ブレード35とが設けられている。
現像ローラ34は、その上側部分および後側部分が露出されるように、現像フレーム25の後端部に回転可能に設けられ、感光ドラム20に対して前下側から接触している。
供給ローラ33は、現像ローラ34に対して前下側から接触するように、現像ローラ34の前下側に配置され、現像フレーム25に回転可能に設けられている。
層厚規制ブレード35は、現像ローラ34に前側から接触するように、現像フレーム25に支持されている。
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内において、プロセスカートリッジ15の前側に配置されている。スキャナユニット16は、感光ドラム20に向けて、画像データに基づくレーザービームLを出射し、感光ドラム20の周面を露光する。
定着ユニット17は、本体ケーシング2内において、ドラムカートリッジ18の後側部分の上側に配置されている。つまり、定着ユニット17は、画像形成部4の上側部分における後端部に設けられている。
定着ユニット17は、加熱部材の一例としての加熱ローラ38と、加圧部材の一例としての加圧ローラ39とを備えている。
加圧ローラ39は、加熱ローラ38に対して、上側かつ後側から圧接される。これにより、後述する画像形成動作時において、加熱ローラ38と加圧ローラ39との間を通過する用紙Pを確実に、排紙トレイ41に向けて前上方に搬送できる。
(4)画像形成動作
現像カートリッジ19のトナー収容室26内のトナーは、アジテータ29の回転により、連通口28を介して、供給ローラ33に供給され、さらに、現像ローラ34に供給され、供給ローラ33と現像ローラ34との間で正極性に摩擦帯電される。
現像ローラ34に供給されたトナーは、現像ローラ34の回転に伴って、層厚規制ブレード35によって厚さが規制され、一定厚さの薄層として現像ローラ34の表面に担持される。
一方、感光ドラム20の表面は、スコロトロン型帯電器22によって一様に帯電された後、スキャナユニット16によって露光される。これにより、感光ドラム20の周面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、現像ローラ34に担持されるトナーが感光ドラム20の周面上の静電潜像に供給されることにより、感光ドラム20の周面上にトナー像が担持される。
用紙載置部9にスタックされた用紙Pは、ピックアップローラ11の回転により、給紙ローラ12と給紙パッド13との間に送られ、給紙ローラ12の回転により1枚ずつ捌かれる。その後、捌かれた用紙Pは、給紙ローラ12の回転により、搬送ローラ23とピンチローラ24との間に順次給紙され、さらに、搬送ローラ23とピンチローラ24との回転により、上下方向に延びる給紙パス14に搬送されて、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム20と転写ローラ21との間に給紙される。そして、用紙Pには、感光ドラム20と転写ローラ21との間を通過するときに、トナー像が転写され、画像が形成される。
続いて、用紙Pは、加熱ローラ38と加圧ローラ39との間を通過するときに、加熱ローラ38および加圧ローラ39により、加熱および加圧される。このとき、用紙Pには、画像が熱定着される。その後、用紙Pは、1対の排紙ローラ40の間に向けて搬送され、1対の排紙ローラ40によって、トップカバー7に設けられる排紙トレイ41に排紙される。
このように用紙Pは、用紙載置部9から給紙され、感光ドラム20と転写ローラ21との間を通過し、次いで、加熱ローラ38と加圧ローラ39との間を通過した後、排紙トレイ41に排紙されるように、側面視略C字状の搬送パスを搬送される。
2.本体ケーシングの詳細
本体ケーシング2は、図3に示すように、筐体の一例としての内側ケーシング42と、図2に示すように、外側ケーシング43とを備えている。
(1)内側ケーシング
内側ケーシング42は、背面視略矩形状の略ボックス形状に形成されており、その上端部において、図1に示すように、上記したカートリッジ開口部5が形成されている。つまり、カートリッジ開口部5は、内側ケーシング42が上方に向かって開放されるように形成されている。
内側ケーシング42は、図3に示すように、1対の第1フレームの一例としての1対のサイドフレーム48と、第2フレームの一例としてのリヤフレーム53とを備えている。
(1−1)サイドフレーム
1対のサイドフレーム48は、給紙部3および画像形成部4を挟むように、左右方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている。1対のサイドフレーム48のそれぞれは、左右方向に厚みを有し、前後方向に延びる側面視略矩形状の略平板形状に形成されている。また、右側のサイドフレーム48が、例えば、ポリカーボネートと、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂とのポリマーアロイなどの樹脂材料から形成され、左側のサイドフレーム48が、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂などの樹脂材料から形成されている。
また、1対のサイドフレーム48のそれぞれには、軸支持部の一例としての軸受溝50が、左右方向に相対向するように形成されている。
軸受溝50は、各サイドフレーム48の左右方向内側部分における後上側部分に形成されており、各サイドフレーム48の後端縁における上側部分から前方に向かって凹む側面視略半円形状に形成されている。これにより、軸受溝50は、左右方向から見て、後方に向かって開放される略半円形状に形成されている。また、軸受溝50の曲率半径は、後述する軸部79の半径と略同径に形成されている。
(1−2)リヤフレーム
リヤフレーム53は、給紙部3および画像形成部4に対して後側に配置され、1対のサイドフレーム48の後端部を連結するように設けられている。
また、リヤフレーム53は、例えば、高衝撃性ポリスチレン(PS−HI)などの樹脂材料から、前後方向に厚みを有し、左右方向に延びる背面視略矩形状の略平板形状に形成されている。また、リヤフレーム53の後面には、背面視において三角形や台形などを含むハニカム状の閉断面を形成するように、複数のリブ55が設けられている。これにより、リヤフレーム53は、サイドフレーム48よりも高い剛性を有している。
また、リヤフレーム53は、その左右方向長さが、1対のサイドフレーム48の対向間隔と略同じ長さに形成され、その上下方向長さが、サイドフレーム48の上下方向長さよりも短く形成されている。
そして、リヤフレーム53は、その下端部が1対のサイドフレーム48の下端部と上下方向に一致するように、1対のサイドフレーム48の後端部間に配置されている。
これにより、リヤフレーム53の上端部と、1対のサイドフレーム48の後端部における上端部とによって、上方に向かって開放される背面視略コ字状の受入溝63が区画されている。また、受入溝63は、左右両側の軸受溝50と左右方向に連通している。
(1−3)ロック機構
また、リヤフレーム53は、ロック機構51を支持している。
ロック機構51は、リヤフレーム53の上端部において、左右方向に間隔を隔てて複数、具体的には、2つ設けられている。これにより、複数のロック機構51は、平面視において、軸受溝50と左右方向に並ぶように配置されている。
各ロック機構51は、保持部の一例としてのロック部材保持部56と、ロック部材60と、付勢部材の一例としてのばね部材61とを備えている。
ロック部材保持部56は、リヤフレーム53の上端部において、左右方向に間隔を隔てて設けられており、リヤフレーム53の上端面から下方に向かって凹む背面視略コ字状の凹部として形成されている。
また、ロック部材保持部56には、図4に示すように、ガイド部57と、ガイド壁58とが一体的に設けられている。
ガイド部57は、ロック部材保持部56の左右両面のそれぞれにおける上側部分に設けられ、上下方向に延びる略杆状に形成されている。
ガイド壁58は、ロック部材保持部56の底面における後端部から、上方に向かって延びる略平板形状に形成されている。また、ガイド壁58の左右両端部は、ロック部材保持部56の左右両面に接続されている。また、ガイド壁58の上下方向長さは、ロック部材保持部56の略1/2に形成されている。
ロック部材60は、図5(a)および図5(b)に示すように、上下方向に延び、上端部が閉鎖された略角筒形状に形成されており、1対の側壁部65と、後壁部66と、前壁部67と、上壁部68とを一体的に有している。
1対の側壁部65は、左右方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている。1対の側壁部65のそれぞれは、上下方向に延びる側面視略矩形状の略平板形状に形成されている。また、側壁部65の上端部は、その後端部から前後方向略3/4まで、前方に向かうに従って上方に傾斜するように形成された後、屈曲して、前方に向かうに従って下方に傾斜するように形成されている。
後壁部66は、1対の側壁部65の後端部を連結するように設けられ、左右方向に延びる背面視略矩形状の略平板形状に形成されている。
前壁部67は、図示しないが、1対の側壁部65の前端部を連結するように設けられ、上下方向に延びる正面視略矩形状の略平板形状に形成されている。
上壁部68は、1対の側壁部65の上端部を連結するように設けられ、第1ガイド部70と、第2ガイド部72とを一体的に有している。
第1ガイド部70は、1対の側壁部65の上端部における、後端部から前後方向略3/4までの部分を連結するように設けられており、後壁部66の上端部から連続して前方に向かうに従って上方に傾斜するように形成されている。
第2ガイド部72は、1対の側壁部65の上端部における前端部を連結するように設けられており、第1ガイド部70の前端部から連続して、前方に向かうに従って下方に傾斜するように形成されている。また、第2ガイド部72の前端部は、前壁部67の上端部に接続されている。
また、第1ガイド部70と第2ガイド部72との連続部分71は、上方に向かって膨出する側面視略円弧形に面取りされている。
そして、第1ガイド部70の上面が、ガイド面の一例としての第1ガイド面73として区画され、第2ガイド部72の上面が、傾斜面の一例としての第2ガイド面74として区画されている。
つまり、第1ガイド面73は、後壁部66の上端部から連続して、前方に向かうに従って上方に傾斜するように形成され、第2ガイド面74は、第1ガイド面73の前端部から連続して、前方に向かうに従って下方に傾斜するように形成されている。
また、ロック部材60には、ロック部材保持部56のガイド部57に対応するように、被ガイド部の一例としてのガイド溝69が形成されている。ガイド溝69は、側壁部65の右面における略中央部分から左方に向かって凹み、上側に向かって開放される側面視略コ字状の凹部として形成されている。また、ガイド溝69の底面は、規制部の一例としての規制面75として区画されている。
そして、ロック部材60は、図8に示すように、ガイド溝69が対応するガイド部57を下側から受け入れるとともに、後壁部66がガイド壁58と前後方向に対向するように、ロック部材保持部56に収容されている。これにより、ロック部材60は、ロック部材保持部56に保持されており、ガイド溝69がガイド部57にガイドされるとともに、後壁部66がガイド壁58にガイドされることにより、上下方向に沿って進退可能に設けられている。
ばね部材61は、上下方向に延びる空心コイル状に形成されている。そして、ばね部材61は、その上側部分がロック部材60内に挿入され、その上端部が第1ガイド部70の下面に固定され、その下端部がロック部材保持部56の底面に固定されている。つまり、ばね部材61は、上壁部68の下面とロック部材保持部56の底面との間に挟まれるように、ロック部材保持部56に設けられている。
これにより、ロック部材60は、ばね部材61の付勢力により、常には、上方に向かって付勢されており、ガイド部57の下面と規制面75とが接触し、それ以上の上方に向かう移動が規制される第1位置に配置されている。
(1−4)搬送ローラおよび給紙パス
また、リヤフレーム53は、図1に示すように、その前面における下側部分において、上記した搬送ローラ23を回転可能に支持している。これにより、搬送ローラ23は、ピンチローラ24と前後方向において対向接触している。
また、リヤフレーム53の前面において、搬送ローラ23よりも上側の部分が、上記した給紙パス14の後側部分として区画されている。
(2)外側ケーシング
図2に示すように、外側ケーシング43は、プリンタ1の外形を構成するように、内側ケーシング42の外側に設けられている。
外側ケーシング43は、1対のサイドフレーム48のそれぞれの左右方向外側に設けられるサイドカバー49と、リヤフレーム53の後側に設けられるカバー部材の一例としてのリヤカバー54とを備えている。
(2−1)サイドカバー
サイドカバー49は、側面視において、サイドフレーム48とほぼ同一形状およびサイズに形成される略平板形状に形成されている。そして、サイドカバー49は、図3に示すように、サイドフレーム48を左右方向外側から覆うように、サイドフレーム48の左右方向外側に隣接配置されている。なお、サイドカバー49が各サイドフレーム48の左右方向外側に隣接配置された状態において、図7に示すように、各軸受溝50は、後側から見て、サイドカバー49に覆われておらず、露出されている。
(2−2)リヤカバー
リヤカバー54は、図2に示すように、背面視略矩形状の略平板形状に形成されている。リヤカバー54は、その上下方向長さが、リヤフレーム53よりも長く形成され、その左右方向長さが、リヤフレーム53よりも長く形成されている。
また、リヤカバー54には、2つの軸受溝50に対応して、2つの軸支持部77が設けられている。軸支持部77は、リヤカバー54の上端縁における左右両端部のそれぞれから、上方に向かって突出する背面視略矩形状の略平板形状に形成されている。
そして、リヤカバー54は、詳しくは後述するが、リヤフレーム53およびロック機構51を後側から覆うように、リヤフレーム53に対して後側に隣接配置されている。
3.トップカバーの詳細
トップカバー7は、側面視略クランク状に形成され、左右方向に延びる略平板形状に形成されている。
なお、以下のトップカバー7の説明において、トップカバー7の上下前後左右方向は、トップカバー7が、図1、図2、図7および図8に示す閉鎖位置に配置される状態を基準とする。
トップカバー7には、図6(a)および図6(b)に示すように、ケーシング接続部78が設けられている。
ケーシング接続部78は、トップカバー7の下面における後端部から下方に向かって突出する側面視略矩形状に形成され、左右方向に延びるように形成されている。
また、ケーシング接続部78には、支持部の一例としての軸部79と、当接部80とが一体的に設けられている。
軸部79は、左右両側の軸受溝50に対応して設けられ、ケーシング接続部78の左右両端面のそれぞれから、左右方向外方に向かって突出する略円柱形状に形成されている。そして、左右両側の軸部79は、左右方向に投影したときに、それらの中心軸線Aが互いに一致するように配置されている。
当接部80は、複数のロック機構51のそれぞれに対応して設けられ、左右方向に互いに間隔を隔てて複数、具体的には2つ設けられている。
また、複数の当接部80のそれぞれは、ケーシング接続部78の下面から下方に向かって突出する背面視略矩形状の略平板形状に形成されており、その下端部が、側面視略半円形状に面取りされる半円部83として形成されている。また、複数の当接部80のそれぞれは、図6(b)に示すように、軸部79の中心軸線Aよりも後側に配置されている。
また、ケーシング接続部78には、補強部材の一例としての金属プレート81が設けられている。
金属プレート81は、金属から形成され、左右方向に延びる略平板形状に形成されている。金属プレート81には、溝部82が形成されている。溝部82は、複数の当接部80のそれぞれに対応して、左右方向に互いに間隔を隔てて複数、具体的には2つ形成されている。溝部82は、金属プレート81の後端縁から、前方に向かって凹む平面視略U字状に形成されている。
そして、金属プレート81は、溝部82に対応する当接部80が挿通されるように、ケーシング接続部78の下面に固定されている。これにより、ケーシング接続部78における当接部80との接続部分が、金属プレート81により補強されている。
4.本体ケーシングに対するトップカバーの組み付け
次に、本体ケーシング2に対するトップカバー7の組み付けについて説明する。
トップカバー7を本体ケーシング2に組み付けるには、まず、図3に示すように、リヤフレーム53のロック部材保持部56に、ロック部材60およびばね部材61が収容され、かつ、サイドカバー49が組み付けられた内側ケーシング42を用意する。
次いで、図3および図6(a)に示すように、ケーシング接続部78の軸部79が、対応する軸受溝50に対して後側から挿入されるように、内側ケーシング42にトップカバー7を組み付ける。これにより、軸部79が、図7に示すように、対応する軸受溝50に相対回転可能に受け入れられ、ケーシング接続部78が受入溝63内に配置される。
次いで、トップカバー7を閉鎖位置に配置させる。
そうすると、図8に示すように、当接部80が、対応するロック部材60の第1ガイド面73の後上側に僅かな間隔を隔てて対向配置される。つまり、ロック部材60は、トップカバー7が閉鎖位置に配置される状態において、当接部80と間隔を隔てて対向している。
次いで、図2に示すように、軸支持部77が対応する軸部79を後側から被覆するように、リヤカバー54をリヤフレーム53に対して後側から組み付けた後、ねじ85により、リヤカバー54をリヤフレーム53にねじ止めする。
そうすると、リヤカバー54の軸支持部77が、図8に示すように、対応する軸部79の後側に隣接配置される。これにより、軸部79は、軸受溝50に受け入れられるとともに、軸支持部77に後側から支持され、本体ケーシング2に相対回転可能に支持される。また、軸部79は、プリンタ1における後端部に配置される。
そのため、トップカバー7は、図8〜図10に示すように、軸部79の軸線Aを回動支点として、開放位置と閉鎖位置とに回動可能に構成されている。つまり、軸部79の軸線Aは、トップカバー7の回動軸線の一例として機能する。
以上により、本体ケーシング2に対するトップカバー7の組み付けが完了する。
このとき、本体ケーシング2内において、図8に示すように、リヤカバー54の上端部と加熱ローラ38との前後方向における間には、スペースSが区画されている。つまり、本体ケーシング2内において、加熱ローラ38の後側かつ加圧ローラ39の下側には、スペースSが形成されており、ロック機構51は、スペースS内に配置されている。
5.プリンタのメンテナンス作業
このようなプリンタ1では、例えば、現像カートリッジ19が寿命を迎えた場合や、用紙Pが搬送パスの途中で詰まった場合に、トップカバー7が開放位置に配置された状態でメンテナンスされる。
具体的には、上記した画像形成動作により、現像カートリッジ19のトナー収容室26内のトナーが所定量よりも少なくなった場合、プロセスカートリッジ15を、カートリッジ開口部5を介して、本体ケーシング2から離脱させた後、そのプロセスカートリッジ15の現像カートリッジ19を交換する。
また、上記した画像形成動作において、用紙Pが搬送パスの途中で詰まった場合、プロセスカートリッジ15を、カートリッジ開口部5を介して、本体ケーシング2から離脱させた後、詰まった用紙Pをカートリッジ開口部5を介して取り除く。
そのため、プリンタ1をメンテナンスするには、まず、トップカバー7を閉鎖位置から開放位置に回動させて、カートリッジ開口部5を開放する。
(1)トップカバーの閉鎖位置から開放位置への回動動作
トップカバー7を閉鎖位置から開放位置に回動させるには、トップカバー7の前端部を把持して、後上方に向かって持ち上げる。
そうすると、トップカバー7が、図8および図9に示すように、軸線Aを回動支点として、閉鎖位置から開放位置に向かって、左側面視反時計回りに回動される。
このとき、当接部80は、トップカバー7の回動に伴って前上方に向かって移動され、当接部80の半円部83が対応するロック部材60の第1ガイド面73に後側から当接する。つまり、ロック部材60は、第1位置に配置された状態において、トップカバー7が開放位置と閉鎖位置とに回動されるときの当接部80の移動軌跡と重なるように配置されている。
そして、トップカバー7をさらに左側面視反時計回りに回動させると、当接部80の半円部83が、第1ガイド面73の傾斜に沿って、第1ガイド面73と摺擦しながら、前上方に向かって移動される。
このとき、ロック部材60は、第1ガイド面73が半円部83に摺擦されることにより前下方に向かって押圧される。そうすると、ロック部材60は、ガイド溝69が対応するガイド部57にガイドされることにより、ばね部材61の付勢力に抗して、第1位置から徐々に下方に向かって移動される。
そして、図9に示すように、当接部80の半円部83が、ロック部材60の連続部分71に到達すると、ロック部材60は、最も下方に退避される第2位置に配置される。このとき、ばね部材61は、上下方向において最も圧縮されており、上方に向かう最も大きな付勢力を生じている。
次いで、図10に示すように、トップカバー7をさらに左側面視反時計回りに回動させると、当接部80の半円部83が、連続部分71を乗り越え、さらに、第2ガイド面74の傾斜に沿って、第2ガイド面74と摺擦しながら前上方に向かって移動する。
このとき、ロック部材60は、ばね部材61の付勢力により、第2位置から上方に向かって徐々に移動する。そのため、ばね部材61は、ロック部材60が第2位置に配置されている状態、すなわち、最も圧縮された状態よりも上下方向に伸びる。
そして、トップカバー7が開放位置に到達すると、当接部80の半円部83がロック部材60よりも前側に位置され、第2ガイド面74と半円部83との摺擦が解除される。このとき、ロック部材60の第2ガイド面74は、当接部80に下側から当接する。
これにより、トップカバー7の開放位置から閉鎖位置への回動が規制される。つまり、ロック機構51は、開放位置に配置されるトップカバー7を開放位置に維持するように構成されている。
以上によって、トップカバー7の閉鎖位置から開放位置への回動動作が完了する。
そして、プリンタ1は、トップカバー7が開放位置に維持された状態で、上記のようにメンテナンスされる。
(2)トップカバーの開放位置から閉鎖位置への回動動作
プリンタ1のメンテナンス終了後、再度、画像形成動作を実行するには、トップカバー7を開放位置から閉鎖位置に移動させる。
トップカバー7を開放位置から閉鎖位置に移動させるには、上記したトップカバー7の閉鎖位置から開放位置への回動動作と逆の手順に操作する。
具体的には、トップカバー7の前端部を前下方に向かって押し下げる。そうすると、トップカバー7が、図10に示すように、軸線Aを支点として、開放位置から閉鎖位置に向かって、左側面視時計回りに回動される。
そうすると、当接部80の半円部83が、第2ガイド面74の傾斜に沿って、第2ガイド面74と摺擦しながら、後下方に向かって移動される。
このとき、ロック部材60は、第2ガイド面74が半円部83に摺擦されることにより後下方に向かって押圧される。そうすると、ロック部材60は、ガイド溝69が対応するガイド部57にガイドされることにより、ばね部材61の付勢力に抗して、徐々に下方に向かって移動される。
次いで、図9に示すように、当接部80の半円部83がロック部材60の連続部分71に到達すると、ロック部材60は、最も下方に退避される第2位置に配置される。
そして、トップカバー7をさらに左側面視時計回りに回動すると、当接部80の半円部83が、連続部分71を乗り越え、ロック部材60の第1ガイド面73に到達する。次いで、当接部80の半円部83は、第1ガイド面73に沿って、第1ガイド面73と摺擦するように、後下方に向かって移動される。
このとき、ロック部材60は、第1ガイド面73が半円部83に摺擦されながら、ばね部材61の付勢力により、徐々に上方に向かって移動される。
次いで、トップカバー7が閉鎖位置に到達すると、図8に示すように、当接部80と第1ガイド面73との接触が解除される。これにより、当接部80は、ばね部材61の付勢力により、上方に向かって移動され、第1位置に配置される。
このとき、当接部80は、第1ガイド面73と僅かな間隔を隔てて対向配置されており、当接部80と第1ガイド面73とは離間している。
以上により、トップカバー7の開放位置から閉鎖位置への回動動作が完了する。
6.作用効果
(1)プリンタ1では、図8に示すように、ロック機構51が内側ケーシング42のリヤフレーム53に設けられており、ロック機構51が本体ケーシング2内のスペースSに配置されている。そのため、図10に示すように、開放位置に配置されるトップカバー7を、ロック機構51により、開放位置に維持させることができながら、プリンタ1の小型化を図ることができる。
その結果、プリンタ1のメンテナンス性の向上を図ることができながら、プリンタ1の小型化を図ることができる。
また、トップカバー7を閉鎖位置から開放位置に向かって回動させると、図8〜図10に示すように、トップカバー7の当接部80が、ロック部材60と摺擦することにより、ロック部材60を、下方に押圧し、ばね部材61の付勢力に抗して下方に向かって移動させる。
そして、トップカバー7が開放位置に到達すると、図10に示すように、当接部80の半円部83がロック部材60の連続部分71を乗り越え、ロック部材60が、ばね部材61の付勢力により上方に向かって移動する。
これにより、ロック部材60の第2ガイド面74が、当接部80と当接して、トップカバー7の開放位置から閉鎖位置への回動を規制する。
そのため、ロック機構51は、トップカバー7の閉鎖位置から開放位置への回動を許容することができながら、トップカバー7が開放位置に配置されたときに、トップカバー7の開放位置から閉鎖位置への回動を確実に規制することができる。
(2)また、ロック部材60は、図8に示すように、トップカバー7が閉鎖位置に配置される状態において、当接部80と間隔を隔てて対向している。つまり、トップカバー7が閉鎖位置に配置される状態において、当接部80とロック部材60とが離間している。
そのため、ロック部材60を付勢するばね部材61の付勢力が、ロック部材60を介して、当接部80に作用することを抑制できる。その結果、当接部80が変形すること、ひいては、当接部80を備えるトップカバー7が変形することを抑制できる。
また、トップカバー7の内側ケーシング42に対する組み付け作業時において、図3に示すように、ロック機構51を内側ケーシング42に組み付けた後、図7に示すように、トップカバー7を内側ケーシング42に組み付けても、ばね部材61の付勢力がトップカバー7の当接部80に作用することを抑制できる。
そのため、ロック機構51を内側ケーシング42に組み付けるときに、トップカバー7が邪魔となることを抑制でき、かつ、トップカバー7を、ロック機構51が組み付けられた内側ケーシング42に組み付けるときに、ロック機構51が邪魔となることを抑制できる。その結果、ロック機構51およびトップカバー7の内側ケーシング42に対する組み付け作業の円滑化を図ることができる。
また、ロック部材60は、図8〜図10に示すように、トップカバー7が開放位置と閉鎖位置とに回動されるときの当接部80の移動軌跡と重なるように配置されているので、トップカバー7を閉鎖位置から開放位置に向かって回動させると、当接部80がロック部材60と確実に接触する。
従って、トップカバー7の変形を抑制できるとともに、ロック機構51およびトップカバー7の内側ケーシング42に対する組み付け作業の円滑化を図ることができながら、トップカバー7を閉鎖位置から開放位置に向かって回動させるときに、ロック部材60と当接部80とを確実に接触させることができる。
(3)また、ロック部材保持部56には、図4に示すように、ガイド部57が設けられ、ロック部材60には、図5(a)および図5(b)に示すように、ガイド部57に対応するガイド溝69が形成されている。
そのため、図8〜図10に示すように、トップカバー7が閉鎖位置から開放位置に向かって回動されるときに、ロック部材60のガイド溝69が、ロック部材保持部56のガイド部57にガイドされるので、ロック部材60が確実に上下方向に移動される。
そのため、トップカバー7が閉鎖位置から開放位置に向かって回動されるときに、当接部80がロック部材60に引っ掛かることを抑制でき、トップカバー7の閉鎖位置から開放位置に向かう回動の円滑化を図ることができる。また、トップカバー7が開放位置に配置された状態において、当接部80とロック部材60とを確実に当接させることができる。
(4)また、ガイド溝69には、図5(a)および図5(b)に示すように、ガイド部57と係合することにより、ロック部材60の上方に向かう移動を規制する規制面75が区画されている。
そして、ロック部材60は、図8に示すように、ガイド溝69の規制面75がガイド部57の下面と接触することにより、それ以上の上方に向かう移動が規制される。
そのため、ロック部材60が、必要以上に上方に向かって進出し、トップカバー7の開放位置から閉鎖位置に向かう回動の邪魔となることを抑制できる。その結果、トップカバー7の開放位置から閉鎖位置に向かう回動を確実に許容することができる。
(5)また、ロック部材60は、図8および図9に示すように、トップカバー7が閉鎖位置から開放位置に回動されるときに、当接部80に摺擦される第1ガイド面73を有している。また、第1ガイド面73は、ロック部材60の後端部から前方に向かうに従って上方に傾斜するように形成されている。
そのため、トップカバー7を閉鎖位置から開放位置に向けて回動すると、当接部80が、第1ガイド面73の傾斜に沿って、ロック部材60の第1ガイド面73と摺擦する。そうすると、ロック部材60は、第1ガイド面73の傾斜により徐々に下方に向かって移動される。
その結果、トップカバー7の閉鎖位置から開放位置に向かう回動の円滑化を確実に図ることができる。
(6)また、ロック部材60は、図9および図10に示すように、トップカバー7が開放位置から閉鎖位置に回動されるときに、当接部80に摺擦される第2ガイド面74を有している。第2ガイド面74は、第1ガイド面73の前端部から連続して、前方に向かうに従って下方に傾斜するように形成されている。
そのため、トップカバー7を閉鎖位置から開放位置に向けて回動すると、当接部80の半円部83が、ロック部材60の連続部分71を乗り越えた後、第2ガイド面74の傾斜に沿って、第2ガイド面74と摺擦する。そうすると、ロック部材60は、第2位置から、第2ガイド面74の傾斜により上方に向かって徐々に移動される。このとき、ばね部材61は、ロック部材60が第2位置に配置されている状態、すなわち、最も圧縮された状態よりも上下方向に伸びる。そのため、ロック部材60が第2位置に配置されているときのばね部材61の付勢力よりも、トップカバー7が開放位置に到達し、当接部80の半円部83と第2ガイド面74との摺擦が解消されたときのばね部材61の付勢力を小さくすることができる。
しかるに、トップカバー7が開放位置に到達したときに、ロック部材60が、ばね部材61に必要以上に大きな付勢力で付勢され、ロック部材60が一気に鉛直方向の上方に向かって移動されると、大きな音が生じる場合がある。
この点、プリンタ1では、トップカバー7が開放位置に到達したときのばね部材61の付勢力を小さくすることができるので、トップカバー7を閉鎖位置から開放位置に向けて回動するときの音を抑制することができる。
(7)また、トップカバー7は、図6(a)に示すように、軸部79を有している。そして、トップカバー7は、軸部79の軸線Aを回動中心として、閉鎖位置と開放位置とに回動される。そのため、トップカバー7の閉鎖位置と開放位置とへの回動の円滑化をより一層確実に図ることができる。
また、内側ケーシング42は、図3に示すように、1対のサイドフレーム48と、1対のサイドフレーム48の後端部を連結するリヤフレーム53とを備えている。また、ロック機構51は、画像形成部4に対して、後側に配置されるリヤフレーム53に支持されている。
そのため、ロック機構51の効率的な配置を確保することができ、開放位置に配置されたトップカバー7を確実に開放位置に維持することができる。
(8)また、ロック部材保持部56は、図3に示すように、リヤフレーム53の上端部に設けられている。そのため、ロック部材60をリヤフレーム53の上端部に配置させることができる。その結果、ロック部材60の効率的な配置を確実に確保することができる。
(9)また、画像形成部4は、図1に示すように、定着ユニット17を備えている。そのため、用紙Pに転写されたトナー像を、用紙Pに確実に定着させることができる。
また、加圧ローラ39は、加熱ローラ38に対して上側かつ後側から圧接されている。そのため、本体ケーシング2内において、加圧ローラ39の前側かつ加圧ローラ39の下側には、スペースSが形成されている。そして、ロック機構51は、スペースS内に配置されている。
つまり、ロック機構51は、画像形成部4が定着ユニット17を備えることにより形成される本体ケーシング2内のスペースSに配置されている。
従って、用紙Pに転写されたトナー像を確実に、用紙Pに定着させることができながら、ロック機構51を本体ケーシング2内のスペースSに確実に配置でき、プリンタ1の小型化を確実に図ることができる。
(10)また、プリンタ1は、図2に示すように、リヤカバー54を備えている。また、1対のサイドフレーム48のそれぞれには、図3に示すように、軸受溝50が形成されている。
そして、軸部79は、図8に示すように、軸受溝50に受け入れられるとともに、リヤカバー54の軸支持部77に後側から支持されている。
そのため、トップカバー7の本体ケーシング2に対する組み付け作業時において、軸部79が、対応する軸受溝50に対して後側から嵌合されるように、トップカバー7を1対のサイドフレーム48に組み付けた後、リヤカバー54を内側ケーシング42に組み付けることができる。
そのため、トップカバー7の本体ケーシング2に対する組み付け作業のさらなる円滑化を図ることができる。
また、軸部79が、軸受溝50に受け入れられるとともに、リヤカバー54の軸支持部77に後側から支持されるので、軸部79を、プリンタ1における後端部に配置することができる。そのため、トップカバー7が開放位置に配置されたときに、カートリッジ開口部5を確実に開放することができる。
(11)また、当接部80は、図6(a)に示すように、トップカバー7のケーシング接続部78の下面から下方に向かって突出するように形成されている。
そのため、トップカバー7が、図8〜図10に示すように、開放位置と閉鎖位置とに回動するときに、当接部80とロック部材60とを確実に接触させることができる。
また、当接部80には、ロック部材60と接触したときに、ロック部材60を介して、ばね部材61の付勢力が作用する。
この点、トップカバー7のケーシング接続部78には金属プレート81が設けられており、当接部80との接続部分が金属プレート81により補強されているので、当接部80が変形することを確実に抑制でき、ひいては、トップカバー7が変形することを確実に抑制できる。
1 プリンタ
4 画像形成部
5 カートリッジ開口部
7 トップカバー
17 定着ユニット
38 加熱ローラ
39 加圧ローラ
42 内側ケーシング
48 サイドフレーム
50 軸受溝
51 ロック機構
53 リヤフレーム
54 リヤカバー
56 ロック部材保持部
57 ガイド部
60 ロック部材
61 ばね部材
69 ガイド溝
73 第1ガイド面
74 第2ガイド面
75 規制面
79 軸部
80 当接部
81 金属プレート

Claims (10)

  1. 鉛直方向の上側に向かって開放される開口部が形成される筐体と、
    前記筐体に相対回転可能に支持される支持部を有し、前記支持部を支点として、前記開口部を開放する開放位置と、前記開口部を閉鎖する閉鎖位置とに回動するように構成される開閉部材と、
    前記筐体に設けられ、前記開放位置に配置される前記開閉部材を前記開放位置に維持するように構成されるロック機構と、を備え、
    前記開閉部材は、
    前記開放位置に配置される状態において、前記ロック機構に当接される当接部を備え、
    前記ロック機構は、
    前記開閉部材が前記開放位置に配置される状態において、前記当接部に対して鉛直方向の下側から当接して、前記開閉部材の前記開放位置から前記閉鎖位置への回動を規制するロック部材と、
    前記ロック部材が鉛直方向に沿って移動可能となるように、前記ロック部材を保持する保持部と、
    前記保持部に設けられ、前記ロック部材を鉛直方向の上側に向かって付勢する付勢部材とを備え、
    前記ロック部材は、
    前記開閉部材が前記閉鎖位置から前記開放位置に向かって回動するときに、前記当接部に摺擦されることにより鉛直方向の下方に押圧され、前記付勢部材の付勢力に抗して鉛直方向の下方に向かって移動し、
    次いで、前記当接部が前記ロック部材を乗り越えることにより、前記付勢部材の付勢力により鉛直方向の上方に向かって移動し、前記当接部と当接して、前記開閉部材の回動を規制するように構成され
    前記筐体は、
    記録媒体に画像を形成するように構成される画像形成部と、
    前記画像形成部を挟むように、前記開閉部材の回動軸線に沿う軸線方向に間隔を隔てて対向配置される1対の第1フレームと、
    前記画像形成部に対して、鉛直方向と前記軸線方向との両方向と直交する直交方向の一方側に配置され、前記1対の第1フレームを連結する第2フレームと、を備え、
    前記支持部は、前記軸線方向に延びる軸部であり、
    前記1対の第1フレームは、前記軸部を相対回転可能に受け入れ、
    前記第2フレームは、前記ロック機構を支持していることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記ロック部材は、
    前記開閉部材が前記閉鎖位置に配置される状態において、前記当接部と間隔を隔てて対向し、かつ、前記開閉部材が前記開放位置と前記閉鎖位置とに回動されるときの前記当接部の移動軌跡と重なるように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記保持部には、
    前記ロック部材の鉛直方向への移動を案内するように構成されるガイド部が設けられ、
    前記ロック部材には、
    前記ガイド部に対応して設けられ、前記ガイド部に案内されるように構成される被ガイド部が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記被ガイド部には、
    前記ガイド部と係合することにより、前記ロック部材の鉛直方向の上側に向かう移動を規制するように構成される規制部が設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ロック部材は、
    前記開閉部材が前記閉鎖位置から前記開放位置に回動されるときに、前記当接部に摺擦されるように構成され、かつ、鉛直方向と前記開閉部材の回動軸線に沿う軸線方向との両方向と直交する直交方向の一方側の端部から、前記直交方向の他方側に向かうに従って鉛直方向の上方に傾斜するガイド面を有していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ロック部材は、
    前記開閉部材が前記開放位置から前記閉鎖位置に回動されるときに、前記当接部に摺擦されるように構成され、かつ、前記ガイド面の前記直交方向の他端部から連続して、前記直交方向の他方側に向かうに従って、鉛直方向の下方に傾斜する傾斜面を有していることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記保持部は、
    前記第2フレームにおける鉛直方向の上端部に設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成部は、
    鉛直方向の上側部分において、記録媒体に転写された画像を定着させるように構成される定着ユニットを備え、
    前記定着ユニットは、
    記録媒体を加熱するように構成される加熱部材と、
    前記加熱部材に対して、鉛直方向の上側かつ前記直交方向の一方側から圧接される加圧部材とを備え、
    前記ロック機構は、
    前記加熱部材の前記直交方向の一方側、かつ、前記加圧部材の鉛直方向の下側に配置されていることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2フレームに対して前記直交方向の一方側に隣接されるカバー部材を、さらに備え、
    前記1対の第1フレームのそれぞれには、
    前記軸線方向から見て、前記直交方向の一方側に向かって開放される半円形状に形成される軸支持部が設けられ、
    前記軸部は、
    前記軸支持部に受け入れられるとともに、前記カバー部材に前記直交方向の一方側から支持されていることを特徴とする、請求項のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記当接部は、
    前記開閉部材が前記閉鎖位置に配置される状態において、前記開閉部材から鉛直方向の下方に向かって突出するように設けられ、
    前記開閉部材は、
    前記当接部との接続部分を補強する補強部材を備えていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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