JP6036232B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、用紙に画像を形成するための各種プロセス機器を保持する本体フレームと、本体フレームの周囲を覆う外装カバーとを備えるプリンタが知られている。
このようなプリンタとしては、例えば、外装カバーが、本体フレームの上面を覆うトップカバーと、本体の左右両面のそれぞれを覆うサイドカバーとを備え、トップカバーに、プリンタのメンテナンス時に開閉される開閉カバーが設けられるプリンタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、そのようなプリンタでは、トップカバーが組み付けられた状態の本体フレームに、サイドカバーが組み付けられ、ビスにより、サイドカバーがトップカバーに固定される。
特開2009−169126号公報
しかるに、特許文献1に記載のプリンタでは、各種プロセス機器のメンテナンス時などにおいて、開閉カバーを開放しても開放領域が狭く、各種プロセス機器を十分にメンテナンスできない場合がある。このような場合、本体フレームの上面を開放するために、トップカバーが取り外される。
しかし、特許文献1に記載のプリンタでは、サイドカバーがトップカバーに固定されているため、トップカバーを取り外すには、まず、サイドカバーを取り外す必要がある。そのため、トップカバーの取り外し作業が煩雑となり、ひいては、プリンタのメンテナンス作業が煩雑となる。
そこで、本発明の目的は、開閉部材の取り外し作業の円滑化を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、鉛直方向の上側に向かって開放される開口部が形成される筐体と、筐体に対して鉛直方向の上側から組み付けられるように構成される開閉部材と、を備えている。
開閉部材は、互いに間隔を隔てて対向配置され、筐体に相対回転可能に支持される1対の軸部を有し、1対の軸部を支点として、開口部を開放する開放位置と、開口部を閉鎖する閉鎖位置とに揺動するように構成されている。
筐体は、開閉部材が組み付けられるときに、1対の軸部のそれぞれを鉛直方向の上側から下側にガイドするように構成され、互いに間隔を隔てて対向配置される1対のガイド部を有している。
1対のガイド部の少なくとも一方には、鉛直方向の上側から下側に向かうに従って、1対のガイド部の対向方向における間隔が短くなるように傾斜する傾斜部が設けられている。
このような構成によれば、筐体が1対のガイド部を有しているので、開閉部材が筐体に組み付けられるときに、開閉部材の1対の軸部が、1対のガイド部により、上側から下側にガイドされる。そのため、開閉部材を筐体に対して上側から組み付けることができる。
また、1対のガイド部の少なくとも一方に傾斜部が設けられているので、開閉部材が筐体に対して上側から下側に向かって組み付けられるに従って、傾斜部を有するガイド部にガイドされる軸部が、傾斜部と接触し、傾斜部により対向方向の内側に向かって押圧される。そのため、開閉部材の筐体からの所望しない離脱を抑制できる。
その結果、開閉部材の筐体に対する組み付け作業の円滑化を図ることができながら、開閉部材の筐体からの所望しない離脱を抑制できる。
一方、開閉部材を筐体から取り外す場合、軸部と傾斜部との摩擦力よりも大きな力で、開閉部材を筐体に対して上方に向かって引き上げれば、1対の軸部が1対のガイド部により、下側から上側にガイドされる。そうすると、軸部の移動に伴って、軸部に対する傾斜部の押圧が緩和され、さらには解除される。そのため、開閉部材を筐体から取り外すことができる。
その結果、開閉部材を筐体から容易に取り外すことができ、開閉部材の筐体に対する取り外し作業の円滑化を図ることができる。その結果、画像形成装置のメンテナンス作業の円滑化を図ることができる。
(2)また、開閉部材は、1対の軸部のうち、対向方向の一方側に配置される第1軸部を、対向方向に沿って移動可能となるように弾性的に支持していてもよい。
このような構成によれば、開閉部材が第1軸部を弾性的に支持しているので、開閉部材の筐体に対する組み付け作業時において、軸部が傾斜部に接触され押圧されたときに、第1軸部を対向方向の他方側に向けて弾性的に移動させることができる。
そのため、軸部ひいては開閉部材が、開閉部材の筐体に対する組み付け作業時において、破損することを抑制できる。
また、第1軸部が弾性的に移動可能であるので、開閉部材の筐体に対する組み付け作業および開閉部材の筐体からの取り外し作業の両作業時において、開閉部材を移動させるために必要な力を低減できる。そのため、開閉部材の筐体に対する組み付け作業および開閉部材の筐体からの取り外し作業の両作業のさらなる円滑化を図ることができる。
(3)また、開閉部材は、対向方向に弾性変形可能に構成され、第1軸部を支持する支持部と、支持部に対して第1軸部の反対側に形成され、支持部の弾性変形を許容するように構成されるスリットと、を有していてもよい。
このような構成によれば、第1軸部が支持部に支持され、支持部に対して第1軸部の反対側にスリットが形成されているので、支持部の対向方向の他方側に向かう弾性変形を確実に許容でき、第1軸部が傾斜部に押圧されたときに、第1軸部を対向方向の他方側に確実に移動させることができる。
(4)また、スリットに係合され、支持部の弾性変形を規制するロック部材を、さらに備えていてもよい。
このような構成によれば、ロック部材をスリットに係合することにより、支持部の弾性変形を規制することができる。そのため、開閉部材が筐体に組み付けられた状態において、ロック部材をスリットに係合すれば、支持部の弾性変形が規制され、第1軸部の対向方向の他方側に向かう移動を規制できる。その結果、開閉部材の筐体からの所望しない離脱を確実に抑制することができる。
(5)また、傾斜部は、1対のガイド部のうち、対向方向の一方側に配置されるガイド部に設けられる第1傾斜部と、1対のガイド部のうち、対向方向の他方側に配置されるガイド部に設けられる第2傾斜部と、を有していてもよい。この場合、第1傾斜部の鉛直方向に対する傾斜角度と、第2傾斜部の鉛直方向に対する傾斜角度とは、互いに異なる。
このような構成によれば、開閉部材を筐体に組み付けるときに、対向方向の一方側の軸部が第1傾斜部に接触され押圧されるとともに、対向方向の他方側の軸部が第2傾斜部に接触され押圧される。そのため、開閉部材の筐体からの所望しない離脱をより一層確実に抑制できる。
また、第1傾斜部の鉛直方向に対する傾斜角度と、第2傾斜部の鉛直方向に対する傾斜角度とが互いに異なるので、開閉部材を筐体に組み付けられるときに、第1傾斜部および第2傾斜部のそれぞれに、対応する軸部を適切な押圧力で押圧させることができる。
(6)また、第1傾斜部の鉛直方向に対する傾斜角度は、第2傾斜部の鉛直方向に対する傾斜角度よりも大きくてもよい。
このような構成によれば、第1軸部に対応する第1傾斜部の鉛直方向に対する傾斜角度が、第2傾斜部の鉛直方向に対する傾斜角度よりも大きく形成されているので、開閉部材の筐体に対する組み付け作業時、および、開閉部材の筐体からの取り外し作業時のそれぞれにおいて、第1軸部を対向方向に確実に弾性的に移動させることができる。
(7)また、筐体は、記録媒体に画像を形成するように構成される画像形成部と、画像形成部を支持するメインフレームと、を備えていてもよい。
また、メインフレームは、1対の軸部のそれぞれを相対回転可能に受け入れる軸受部を備えていてもよい。
このような構成によれば、メインフレームが軸受部を備えているので、開閉部材が筐体に組み付けられた状態において、1対の軸部のそれぞれが、対応する軸受部に相対回転可能に受け入れられる。そのため、1対の軸部を支点とする、開閉部材の開放位置と閉鎖位置との円滑な揺動を確保することができる。
(8)また、軸受部は、鉛直方向に投影したときに、少なくとも一部がガイド部と重ならないように配置されていてもよい。
このような構成によれば、軸受部の少なくとも一部が、鉛直方向に投影したときに重ならないように配置されているので、開閉部材が筐体に組み付けられた状態において、開閉部材が上方に向かって引き上げられても、1対の軸部がガイド部にガイドされない。そのため、開閉部材の筐体からの所望しない離脱を確実に抑制できる。
(9)また、筐体は、メインフレームに対して、対向方向と鉛直方向の両方向と直交する直交方向の一方側に隣接配置され、1対のガイド部が設けられるサブフレームを備えていてもよい。
また、1対のガイド部のそれぞれは、鉛直方向に沿って延びるように形成され、傾斜部を有する第1ガイド部と、第1ガイド部から連続して直交方向の他方側に向かって延び、開閉部材が組み付けられるときに、1対の軸部のそれぞれを、第1ガイド部から軸受部に向かってガイドするように構成される第2ガイド部とを有していてもよい。
このような構成によれば、開閉部材が筐体に組み付けられた状態おいて、開閉部材が上方に向かって引き上げられても、軸受部と鉛直方向に延びる第1ガイド部とが、直交方向に延びる第2ガイド部により離間されているので、1対の軸部が第1ガイド部にガイドされない。そのため、開閉部材の筐体からの所望しない離脱をより一層確実に抑制できる。
本発明の画像形成装置では、開閉部材の取り外し作業の円滑化を図ることができる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態であるプリンタの中央断面図を示す。 図2は、図1に示すプリンタを左前側から見た斜視図であって、トップカバーが閉鎖位置にある状態を示す。 図3は、図1に示すプリンタを右前側から見た斜視図であって、トップカバーが開放位置にある状態を示す。 図4は、図1に示す内側ケーシングを左前側から見た分解斜視図を示す。 図5(a)は、図4に示す右側のメインフレームとサブフレームとの隣接部分を左前側から見た斜視図を示し、 図5(b)は、図4に示す左側のメインフレームとサブフレームとの隣接部分を右前側から見た斜視図を示す。 図6は、図2に示すトップカバーを後上側から見た斜視図を示す。 図7は、図6に示すトップカバーの内側ケーシングに対する組み付けおよび取り外し動作を説明するための説明図であって、(a)は、トップカバーおよびサブフレームの右側面図であって、軸部が対応するガイド溝の上側に配置された状態を示し、(b)は、図7(a)に示すトップカバーおよびサブフレームのA−A断面図を示す。 図8は、図7に続いて、トップカバーの内側ケーシングに対する組み付けおよび取り外し動作を説明するための説明図であって、(a)は、トップカバーおよびサブフレームの右側面図であって、軸部が対応するガイド溝に嵌合された状態を示し、(b)は、図8(a)に示すトップカバーおよびサブフレームのB−B断面図を示す。 図9は、図8に続いて、トップカバーの内側ケーシングに対する組み付けおよび取り外し動作を説明するための説明図であって、トップカバーが内側ケーシングに組み付けられた状態の右側面図を示す。 図10は、図9に続いて、トップカバーの内側ケーシングに対する組み付けおよび取り外し動作を説明するための説明図であって、トップカバーにロック部材が組み付けられた状態を左上側から見た斜視図を示す。
1.プリンタの全体構成
画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、図1に示すように、筐体の一例としての本体ケーシング2と、本体ケーシング2の上側に設けられ、原稿の画像情報を読み取るフラットベッドスキャナ30とを一体的に備える複合機である。
本体ケーシング2は、略ボックス形状に形成され、その内部空間に、記録媒体の一例としての用紙Pを給紙するように構成される給紙部3と、給紙された用紙Pに画像を形成するように構成される画像形成部4とを収容している。
なお、以下の説明において、方向について言及する場合には、プリンタ1を水平に載置した状態を基準として、図1における紙面右側を後側とし、図1における紙面左側を前側とする。また、プリンタ1を前側から見たときを左右の基準とし、図1の紙面手前側が右側であり、紙面奥側が左側である。また、図1の紙面上側が上側であり、紙面下側が下側である。すなわち、前後方向および左右方向のそれぞれが水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。また、左右方向が対向方向の一例であり、右側が対向方向の一方側、左側が対向方向の他方側である。また、前後方向が直交方向の一例であり、後側が直交方向の一方側、前側が直交方向の他方側である。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2には、開口部の一例としてのカートリッジ開口部5と、用紙開口部6とが形成されている。
カートリッジ開口部5は、後述するプロセスカートリッジ15を着脱するために形成され、本体ケーシング2の上端部において、上下方向に貫通形成されている。つまり、カートリッジ開口部5は、本体ケーシング2が上方に向かって開放されるように形成されている。用紙開口部6は、用紙Pを導入するために形成され、本体ケーシング2の前端部における下端部において、前後方向に貫通形成されている。
また、本体ケーシング2には、その上端部に、開閉部材の一例としてのトップカバー7が設けられ、その前端部に、給紙カバー8が設けられている。
トップカバー7は、後述する第1軸部66および第2軸部67を支点として、カートリッジ開口部5を閉鎖する閉鎖位置と、図3に示すように、カートリッジ開口部5を開放する開放位置とに揺動可能に設けられている。なお、トップカバー7は、フラットベッドスキャナ30が後述する起立位置に配置された状態において、閉鎖位置と開放位置とに揺動される。
給紙カバー8は、図1に示すように、その下端部を支点として、用紙開口部6を閉鎖する閉鎖位置と、用紙開口部6を開放する開放位置とに回動可能に設けられている。なお、図1において、開放位置に配置される給紙カバー8を実線にて示し、閉鎖位置に配置される給紙カバー8を仮想線にて示す。
(2)給紙部
給紙部3は、本体ケーシング2の底部に設けられる用紙載置部9を備えている。そして、用紙Pは、給紙カバー8が開放位置に配置された状態において、その前側部分が給紙カバー8の上面にスタックされるとともに、その後側部分が用紙開口部6を介して用紙載置部9内にスタックされる。
(3)画像形成部
画像形成部4は、プロセスカートリッジ15と、スキャナユニット16と、定着ユニット17とを備えている。
プロセスカートリッジ15は、給紙部3の後側部分の上側において本体ケーシング2に装着されている。プロセスカートリッジ15は、本体ケーシング2に対して着脱可能に構成されるドラムカートリッジ18と、そのドラムカートリッジ18に着脱可能に構成される現像カートリッジ19とを備えている。
ドラムカートリッジ18は、感光ドラム20と、転写ローラ21と、スコロトロン型帯電器22とを備えている。
感光ドラム20は、左右方向に延びる略円筒形状に形成されており、ドラムカートリッジ18の後側部分に回転可能に設けられている。
転写ローラ21は、感光ドラム20に対して後側から圧接するように、感光ドラム20の後側に配置され、ドラムカートリッジ18に回転可能に設けられている。
スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム20の前上側に間隔を隔てて対向配置されている。
現像カートリッジ19は、感光ドラム20の前下側に配置されており、現像フレーム25を備えている。
現像フレーム25には、現像ローラ34と、供給ローラ33と、層厚規制ブレード35とが設けられている。
現像ローラ34は、その上側部分および後側部分が露出されるように、現像フレーム25の後端部に回転可能に設けられ、感光ドラム20に対して前下側から接触している。
供給ローラ33は、現像ローラ34に対して前下側から接触するように、現像ローラ34の前下側に配置され、現像フレーム25に回転可能に設けられている。
層厚規制ブレード35は、現像ローラ34に前側から接触するように、現像フレーム25に支持されている。
また、現像フレーム25内において、供給ローラ33および層厚規制ブレード35の前側の空間には、現像剤の一例としてのトナーが収容されている。
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内において、プロセスカートリッジ15の前側に配置されている。スキャナユニット16は、感光ドラム20に向けて、画像データに基づくレーザービームLを出射し、感光ドラム20の周面を露光する。
定着ユニット17は、本体ケーシング2内において、ドラムカートリッジ18の後側部分の上側に配置されている。定着ユニット17は、加熱ローラ38と、加熱ローラ38に対して、後上側から圧接される加圧ローラ39とを備えている。
(4)画像形成動作
現像カートリッジ19の現像フレーム25内のトナーは、供給ローラ33に供給され、さらに、現像ローラ34に供給され、供給ローラ33と現像ローラ34との間で正極性に摩擦帯電される。現像ローラ34に供給されたトナーは、現像ローラ34の回転に伴って、層厚規制ブレード35によって厚さが規制され、一定厚さの薄層として現像ローラ34の表面に担持される。
一方、感光ドラム20の表面は、スコロトロン型帯電器22によって一様に帯電された後、スキャナユニット16によって露光される。これにより、感光ドラム20の周面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、現像ローラ34に担持されるトナーが感光ドラム20の周面上の静電潜像に供給されることにより、感光ドラム20の周面上にトナー像が担持される。
用紙載置部9にスタックされた用紙Pは、ピックアップローラ11の回転により、給紙ローラ12と給紙パッド13との間に送られ、給紙ローラ12の回転により1枚ずつ捌かれる。その後、捌かれた用紙Pは、給紙ローラ12の回転により、上下方向に延びる給紙パス14に搬送されて、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム20と転写ローラ21との間に給紙される。そして、用紙Pには、感光ドラム20と転写ローラ21との間を通過するときに、トナー像が転写され、画像が形成される。続いて、用紙Pは、加熱ローラ38と加圧ローラ39との間を通過するときに、加熱ローラ38および加圧ローラ39により、加熱および加圧される。このとき、用紙Pには、画像が熱定着される。その後、用紙Pは、1対の排紙ローラ40の間に向けて搬送され、1対の排紙ローラ40によって、トップカバー7に設けられる排紙トレイ41に排紙される。
このように用紙Pは、用紙載置部9から給紙され、感光ドラム20と転写ローラ21との間を通過し、次いで、加熱ローラ38と加圧ローラ39との間を通過した後、排紙トレイ41に排紙されるように、側面視略C字状の搬送パスを搬送される。
(5)フラットベッドスキャナ
フラットベッドスキャナ30は、排紙トレイ41の上方に間隔を隔てて配置されている。詳しくは、フラットベッドスキャナ30は、図2および図3に示すように、その後端部が後述するサブフレーム46に下側から支持され、その左右両端部が、前後方向に延びる略角柱形状の支持フレーム36を介して、後述する1対のメインフレーム45に下側から支持されている。また、フラットベッドスキャナ30は、その後端部を支点として、図2に示すように、前後方向に沿うように傾倒する傾倒位置と、図3に示すように、前上方と後下方とを結ぶ方向に沿うように起立する起立位置とに揺動可能に設けられている。
フラットベッドスキャナ30は、いわゆるCIS方式すなわち密着センサ方式のフラットベッドスキャナである。フラットベッドスキャナ30では、図2に示すように、傾倒位置に配置された状態において、原稿が、押えカバー31とガラス面32との間に配置された後、図示しないセンサをスライドすることにより、原稿の画像情報が読み取られる。そして、読み取られた原稿の画像情報に基づいて、フラットベッドスキャナ30において、上記したように、用紙Pに画像を形成することができる。
2.本体ケーシングの詳細
本体ケーシング2は、図2および図4に示すように、プリンタ1の外形を構成する外側ケーシング44と、外側ケーシング44の内側に設けられる内側ケーシング43とを備えている。
外側ケーシング44は、図2に示すように、内側ケーシング43の左右両側および前側を覆うように形成され、その前壁に、上記した用紙開口部6が形成され、かつ、上記した給紙カバー8が設けられている。
内側ケーシング43は、図4に示すように、左右方向に間隔を隔てて対向配置される1対のメインフレーム45と、1対のメインフレーム45に対して、後側に隣接配置されるサブフレーム46とを備えている。
1対のメインフレーム45のそれぞれは、側面視略矩形状の略平板形状に形成されている。1対のメインフレーム45間には、図1に示すように、上記した給紙部3および画像形成部4が支持されている。
また、1対のメインフレーム45のそれぞれには、図5(a)および図5(b)に示すように、軸受部の一例としての軸受溝50が、左右方向に相対向するように形成されている。軸受溝50は、メインフレーム45の後端縁における上側部分に形成され、メインフレーム45の後端縁から前方に向かって凹む側面視略半円形状に形成されている。
サブフレーム46は、図10に示すように、後方に向かって開放される平断略コ字状に形成され、かつ、上下方向に延び、後方および下方が開放される略トレイ状に形成されている。
また、サブフレーム46は、1対のサイドプレート47を備えている。1対のサイドプレート47は、図4に示すように、左右方向に互いに間隔を隔てて対向配置されており、その左右方向間隔は、1対のメインフレーム45の左右方向間隔と略同じ長さに形成されている。
また、1対のサイドプレート47のそれぞれは、上下方向に延びる側面視略矩形状の略平板形状に形成されており、その上下方向長さが、メインフレーム45の上下方向長さと略同じ長さに形成されている。
また、1対のサイドプレート47のそれぞれには、図5(a)および図5(b)に示すように、ガイド部の一例としてのガイド溝51が、左右方向に相対向するように形成されている。つまり、ガイド溝51は、左右方向に互いに間隔を隔てて対向するように、各サイドプレート47に1つずつ、すなわち、サブフレーム46に1対形成されている。
なお、以下の説明において、1対のガイド溝51の左右に言及する場合には、右側のガイド溝51を右ガイド溝51Rとし、左側のガイド溝51を左ガイド溝51Lとする。
1対のガイド溝51のそれぞれは、サイドプレート47の左右方向内側面の前側部分における上端部に形成されており、サイドプレート47の左右方向内側面から左右方向外側に向かって凹むように形成されている。
詳しくは、1対のガイド溝51のそれぞれは、第1ガイド部の一例としての第1ガイド溝52と、第2ガイド部の一例としての第2ガイド溝53とを有している。
第1ガイド溝52は、サイドプレート47の上端縁における前端部から、下方に向かって延びるように形成されている。また、第1ガイド溝52の左右方向長さは、後述する第1軸部66の外径と略同じ長さに形成されている。
第2ガイド溝53は、第1ガイド溝52の下端部から連続してサイドプレート47の前端縁まで、前方に向かって延びるように形成されている。これにより、第2ガイド溝53は、前方に向かって開放されている。また、第2ガイド溝53の上下方向長さは、後述する第1軸部66の外径と略同じ長さに形成されている。
また、第2ガイド溝53に対応するサイドプレート47の前端縁には、凹溝57が形成されている。凹溝57は、後述する第1軸部66および第2軸部67のそれぞれの周面に沿う側面視略円弧形状に形成され、サイドプレート47の前端縁から後方に向かって凹むように形成されている。
また、右ガイド溝51Rにおける第1ガイド溝52の左面は、図5(a)および図7(b)に示すように、傾斜部および第1傾斜部の一例としての第1傾斜面54と、第1鉛直面55とに区画されている。
第1傾斜面54は、図7(b)に示すように、サイドプレート47の上端縁から下方に向かうに従って左方に傾斜するように形成されている。つまり、第1傾斜面54は、上側から下側に向かうに従って、1対のガイド溝51の第1ガイド溝52の左右方向における間隔が短くなるように傾斜している。
第1鉛直面55は、第1傾斜面54の下端部から連続して下方に向かって延びるように形成されている。
一方、左ガイド溝51Lにおける第1ガイド溝52の右面は、上下方向に沿って延びる第2鉛直面56のみから形成されている。
なお、右ガイド溝51Rにおける第2ガイド溝53は、図5(a)に示すように、その左面が第1鉛直面55と面一となるように形成され、左ガイド溝51Lにおける第2ガイド溝53は、図5(b)に示すように、その右面が第2鉛直面56と面一となるように形成されている。
そして、サブフレーム46は、図5(a)および図5(b)に示すように、サイドプレート47の凹溝57が対応する軸受溝50と前後方向に対向するように、1対のメインフレーム45の後側に隣接配置されている。
これにより、ガイド溝51の第2ガイド溝53と対応する軸受溝50とが、前後方向に連通されている。また、凹溝57と軸受溝50とが、左右方向に貫通される挿通穴58を区画している。
さらに、軸受溝50は、各ガイド溝51の前側に配置され、上下方向に投影したときに、ガイド溝51と重ならないように配置されている。また、軸受溝50と各ガイド溝51の第1ガイド溝52とは、前後方向に延びる第2ガイド溝53により、前後方向に離間されている。
3.トップカバーの詳細
トップカバー7は、図6に示すように、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂などの樹脂材料から形成され、本体部60と、1対の延出部61と、ケーシング接続部62とを一体的に有している。
本体部60は、図7(a)に示すように、側面視において略クランク状に形成され、図6に示すように、左右方向に延びるように形成されている。また、本体部60の前側部分には、上記した排紙トレイ41を収容するための凹部63が形成されている。凹部63は、本体部60の前側部分の平面視略中央部分に形成され、本体部60の上面から下方に向かって凹むように形成されている。
1対の延出部61は、本体部60の前端部における左右両端部のそれぞれから連続して、左右方向外方に向かって突出する平面視略矩形状の略平板形状に形成されている。また、1対の延出部61は、図2に示すように、トップカバー7が本体ケーシング2に組み付けられた状態において、支持フレーム36の前側に配置されている。
ケーシング接続部62は、図7(a)に示すように、本体部60の後端部から連続して下方に向かって突出する側面視略矩形状に形成され、図6に示すように、左右方向に延びるように形成されている。
また、ケーシング接続部62には、スリット69が形成されている。スリット69は、ケーシング接続部62の下端縁における右端部から、上方に向かって切り欠かれる背面視略コ字状に形成されている。
また、ケーシング接続部62において、スリット69よりも右側の部分が、支持部68として形成されている。支持部68は、本体部60の後端部における右端部から、下方に向かって突出する側面視略矩形状の略平板形状に形成されている。これにより、支持部68は、左右方向に撓むように弾性変形可能であり、スリット69は、支持部68の左方に向かう弾性変形を許容するように配置されている。
また、ケーシング接続部62には、1対の軸部の一例としての第1軸部66および第2軸部67が一体的に設けられている。
第1軸部66は、支持部68の右面における下端部から、右方に向かって突出する略円柱形状に形成されている。つまり、第1軸部66は、支持部68に対してスリット69の反対側に配置されるように、支持部68に支持されており、支持部68が左右方向に撓むように弾性変形することにより、左右方向に沿って移動可能である。
第2軸部67は、ケーシング接続部62の左端面における下端部から、左方に向かって突出する略円柱形状に形成されている。第2軸部67の外径は、第1軸部66の外径と略同径に形成されている。
そして、第1軸部66および第2軸部67は、左右方向に投影したときに互いに一致するように、左右方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている。
4.ロック部材
また、プリンタ1は、図10に示すように、内側ケーシング43とは別部材として、ロック部材73を備えている。
ロック部材73は、支持板74と、1対の突出部75と、嵌合部76とを一体的に有している。
支持板74は、左右方向に延びる平面視略矩形状の略平板形状に形成されている。
1対の突出部75は、支持板74の上面における右側部分に設けられ、左右方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている。また、1対の突出部75のそれぞれは、支持板74の上面から上方に向かって突出する側面視略三角形状の略平板形状に形成され、その前端縁が上下方向に沿って延びるように形成されている。
嵌合部76は、上下方向に延びる略角筒形状に形成され、その左右方向長さが、スリット69の左右方向長さと略同じ長さに形成されている。また、嵌合部76は、その後端部が1対の突出部75の前端部に連結されている。
そして、ロック部材73は、嵌合部76がトップカバー7のスリット69に後側から嵌合するように、トップカバー7の右後側かつサブフレーム46の上側に配置されている。
5.内側ケーシングに対するトップカバーの組み付け
次に、内側ケーシング43に対するトップカバー7の組み付けについて説明する。
本体ケーシング2にトップカバー7を組み付けるには、図7(a)および図7(b)に示すように、第1軸部66が右ガイド溝51Rの第1ガイド溝52の上側に配置されるとともに、第2軸部67が左ガイド溝51Lの第1ガイド溝52の上側に配置されるように、トップカバー7を内側ケーシング43の上側に配置する。
そして、トップカバー7を下方に向かって移動させる。
そうすると、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれが、対応する第1ガイド溝52に上側から嵌合され、対応する第1ガイド溝52により、上側から下側に向けてガイドされる。
このとき、第1軸部66の右端面が、図8(a)および図8(b)に示すように、右ガイド溝51Rの第1ガイド溝52の第1傾斜面54に接触するとともに、第2軸部67の左端面が、左ガイド溝51Lの第1ガイド溝52の第2鉛直面56に接触する。
そして、トップカバー7が下方に向かって移動されるに従って、第1軸部66は、その右端面が第1傾斜面54に摺擦されながら、下方に向かって移動され、第2軸部67は、その左端面が第2鉛直面56に摺擦されながら、下方に向かって移動される。
そうすると、第1軸部66は、下方に向かって移動するに従って、第1傾斜面54により左方に向かって押圧される。これにより、支持部68が、第1軸部66の突出分だけ左方に向かって弾性変形し、第1軸部66が、左方に向かって移動される。
そして、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれが、図9に示すように、対応する第1ガイド溝52の最深部すなわち下端部に到達すると、対応する第1ガイド溝52の底面に上側から当接する。これにより、トップカバー7のそれ以上の下方に向かう移動が規制される。
このとき、第1軸部66の右端面は、右ガイド溝51Rの第1鉛直面55と接触しており、支持部68は弾性変形された状態が維持されている。
次いで、トップカバー7を、前方に向かって移動させる。
そうすると、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれが、対応する第1ガイド溝52から第2ガイド溝53に移動され、第2ガイド溝53により前方に向かってガイドされる。
このとき、第1軸部66の右端面が、右ガイド溝51Rの第2ガイド溝53の左面に接触し、摺擦するとともに、第2軸部67の左端面が、左ガイド溝51Lの第2ガイド溝53の右面に接触し、摺擦される。
そして、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれが、第2ガイド溝53により、さらに前方に向かってガイドされると、対応する軸受溝50に到達する。つまり、第2ガイド溝53は、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれを、第1ガイド溝52から軸受溝50に向かってガイドする。
このとき、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれは、対応する軸受溝50に後側から受け入れられ、対応する挿通穴58と左右方向において対向する。そうすると、支持部68が復元して、第1軸部66が右側の挿通穴58に挿通されるとともに、第2軸部67が左側の挿通穴58に挿通される。
これにより、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれが、対応する軸受溝50に相対回転可能に受け入れられるとともに、対応する凹溝57に後側から支持される。
次いで、図10に示すように、ロック部材73を、嵌合部76がスリット69に後側から嵌合するように、トップカバー7に対して後側から組み付ける。これにより、支持部68の左方に向かう弾性変形が規制される。
以上により、内側ケーシング43に対するトップカバー7の組み付けが完了する。
6.内側ケーシングからのトップカバーの取り外し
トップカバー7を内側ケーシング43から取り外すには、上記した組み付け作業と逆の手順に操作する。
具体的には、まず、ロック部材73をトップカバー7から取り外し、嵌合部76をスリット69から離脱させる。
次いで、支持部68を左方に向かって弾性変形させ、右側の挿通穴58から第1軸部66を離脱させた後、支持部68を弾性変形させたまま、トップカバー7を右方に向かって移動させ、左側の挿通穴58から第2軸部67を離脱させる。
次いで、トップカバー7を後方に向かって移動させる。
そうすると、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれが、対応する第2ガイド溝53に前側から嵌合され、第2ガイド溝53にガイドされて、後方に向かって移動される。
そして、図9に示すように、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれが、第2ガイド溝53から第1ガイド溝52に移動され、第1ガイド溝52の下端部に到達すると、対応する第1ガイド溝52の後端縁に前側から当接する。
これにより、トップカバー7のそれ以上の後方に向かう移動が規制される。
このとき、第1軸部66の右端面は、右ガイド溝51Rの第1鉛直面55接触し、第2軸部67の左端面は、左ガイド溝51Lの第2鉛直面56と接触している。
次いで、トップカバー7を、第1軸部66と第1鉛直面55との摩擦力および第2軸部67と第2鉛直面56との摩擦力の総和よりも大きな力で、上方に向かって移動させる。
そうすると、図8(a)および図8(b)に示すように、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれが、対応する第1ガイド溝52にガイドされて、上方に向かって移動される。このとき、第1軸部66の右端面は、第1鉛直面55と摺擦した後、第1傾斜面54に到達し、第1傾斜面54と摺擦する。
そのため、第1軸部66の上方に向かう移動に伴って、第1軸部66に対する第1傾斜面54による押圧が緩和され、支持部68の弾性変形が解消される。これにより、第1軸部66が、徐々に右方に向かって移動される。
そして、トップカバー7をさらに上方に向かって移動させると、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれが、対応する第1ガイド溝52から離脱する。
以上により、トップカバー7の内側ケーシング43からの取り外しが完了する。
このようなプリンタ1では、給紙部3および画像形成部4などの本体ケーシング2内に収容される部材が故障した場合など、トップカバー7が内側ケーシング43からの取り外された状態で、給紙部3および画像形成部4などの修理または交換などのメンテナンスが行われる。
7.作用効果
(1)プリンタ1では、図5(a)および図5(b)に示すように、1対のサイドプレート47のそれぞれにガイド溝51が形成されている。
そのため、図7〜図8に示すように、トップカバー7が内側ケーシング43に組み付けられるときに、トップカバー7の第1軸部66および第2軸部67のそれぞれが、対応するガイド溝51により、上側から下側にガイドされる。その結果、トップカバー7を内側ケーシング43に対して上側から組み付けることができる。
また、右ガイド溝51Rの左面には、第1傾斜面54が形成されている。そのため、図8(a)および図8(b)に示すように、トップカバー7が内側ケーシング43に対して上側から下側に向かって組み付けられるに従って、第1軸部66が、第1傾斜面54と接触し、第1傾斜面54により左方に向かって押圧される。その結果、トップカバー7の内側ケーシング43からの所望しない離脱を抑制できる。
従って、トップカバー7の内側ケーシング43に対する組み付け作業の円滑化を図ることができながら、トップカバー7の内側ケーシング43からの所望しない離脱を抑制できる。
一方、トップカバー7を内側ケーシング43から取り外す場合、第1軸部66の右端面と第1傾斜面54との摩擦力、および、第2軸部67の左端面と第2鉛直面56との摩擦力の総和よりも大きな力で、トップカバー7を内側ケーシング43に対して上方に向かって引き上げれば、第1軸部66および第2軸部67が、対応するガイド溝51の第1ガイド溝52により、下側から上側にガイドされる。そうすると、第1軸部66および第2軸部67の移動に伴って、第1軸部66に対する第1傾斜面54の押圧が緩和され、さらには解除される。そのため、トップカバー7を内側ケーシング43から取り外すことができる。
その結果、トップカバー7を内側ケーシング43から容易に取り外すことができ、トップカバー7の内側ケーシング43に対する取り外し作業の円滑化を図ることができる。その結果、プリンタ1のメンテナンス作業の円滑化を図ることができる。
(2)また、トップカバー7は、図6に示すように、第1軸部66を、左右方向に沿って移動可能となるように弾性的に支持している。そのため、トップカバー7の内側ケーシング43に対する組み付け作業時において、図8(a)および図8(b)に示すように、第1軸部66が第1傾斜面54に接触され押圧されたときに、第1軸部66を左方に向けて弾性的に移動させることができる。
その結果、第1軸部66、ひいては、第1軸部66を支持するトップカバー7が、トップカバー7の内側ケーシング43に対する組み付け作業時において、破損することを抑制できる。
また、第1軸部66が弾性的に移動可能であるので、トップカバー7の内側ケーシング43に対する組み付け作業、および、トップカバー7の内側ケーシング43からの取り外し作業の両作業時において、トップカバー7を移動させるために必要な力を低減できる。そのため、トップカバー7の内側ケーシング43に対する組み付け作業、および、トップカバー7の内側ケーシング43からの取り外し作業の両作業のさらなる円滑化を図ることができる。
(3)また、トップカバー7のケーシング接続部62は、図6に示すように、左右方向に弾性変形可能に構成され、第1軸部66を支持する支持部68と、支持部68に対して第1軸部66の反対側において、支持部68の弾性変形を許容するように構成されるスリット69とを有している。
そのため、支持部68の左方に向かう弾性変形を確実に許容でき、第1軸部66が第1傾斜面54に押圧されたときに、第1軸部66を左方に向かって確実に移動させることができる。
(4)また、プリンタ1は、図10に示すように、嵌合部76を有するロック部材73を備えている。
そして、ロック部材73は、嵌合部76がケーシング接続部62のスリット69に後側から嵌合するように、トップカバー7の後側に配置されている。つまり、嵌合部76とスリット69とが係合している。
そのため、トップカバー7が内側ケーシング43に組み付けられた状態において、支持部68の左方に向かう弾性変形を規制でき、第1軸部66の左方に向かう移動を規制できる。従って、トップカバー7の内側ケーシング43からの所望しない離脱を確実に抑制することができる。
(5)また、内側ケーシング43は、図1および図4に示すように、画像形成部4を支持する1対のメインフレーム45を備えている。また、1対のメインフレーム45のそれぞれには、図5(a)および図5(b)に示すように、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれを相対回転可能に受け入れる軸受溝50が形成されている。
そのため、図9に示すように、トップカバー7が内側ケーシング43に組み付けられた状態において、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれが、対応する軸受溝50に相対回転可能に受け入れられる。その結果、第1軸部66および第2軸部67を支点とする、トップカバー7の開放位置と閉鎖位置との円滑な揺動を確保することができる。
(6)また、軸受溝50は、図5(a)および図5(b)に示すように、上下方向に投影したときに、ガイド溝51と重ならないように配置されている。
そのため、トップカバー7が内側ケーシング43に組み付けられた状態において、トップカバー7が上方に向かって引き上げられても、第1軸部66および第2軸部67がガイド溝51にガイドされない。そのため、トップカバー7の内側ケーシング43からの所望しない離脱を確実に抑制できる。
(7)また、内側ケーシング43は、図4に示すように、1対のメインフレーム45に対して、後側に隣接配置されるサブフレーム46を備えている。
また、サブフレーム46の1対のサイドプレート47のそれぞれには、ガイド溝51が形成されており、各ガイド溝51は、上下方向に延び、第1傾斜面54を有する第1ガイド溝52と、第1ガイド溝52の下端部から連続して前方に向かって延びる第2ガイド溝53とを有している。
そして、トップカバー7が内側ケーシング43に組み付けられるときに、図7〜図8に示すように、第1軸部66および第2軸部67のそれぞれが、対応する第1ガイド溝52により、上側から下側にガイドされた後、図9に示すように、第2ガイド溝53により、軸受溝50に向かって前方にガイドされる。
また、軸受溝50と第1ガイド溝52とは、図5(a)および図5(b)に示すように、第2ガイド溝53により離間されている。
そのため、トップカバー7が内側ケーシング43に組み付けられた状態おいて、トップカバー7が上方に向かって引き上げられても、第1軸部66および第2軸部67が、対応するガイド溝51の第1ガイド溝52にガイドされない。その結果、トップカバー7の内側ケーシング43からの所望しない離脱をより一層確実に抑制できる。
8.変形例
上記したプリンタ1では、図7(b)に示すように、左ガイド溝51Lにおける第1ガイド溝52の右面が、上下方向に沿う第2鉛直面56のみから形成されたが、これに限定されず、左ガイド溝51Lにおける第1ガイド溝52の右面が、図7(b)において仮想線で示すように、第2傾斜部の一例としての第2傾斜面80を有していてもよい。
具体的には、第2傾斜面80は、サイドプレート47の上端縁から下方に向かうに従って右方に傾斜するように形成されている。つまり、第2傾斜面80は、上側から下側に向かうに従って、1対のガイド溝51における第1ガイド溝52の左右方向における間隔が短くなるように傾斜している。
この変形例では、第2傾斜面80の上下方向に対する傾斜角度θ2が、第1傾斜面54の上下方向に対する傾斜角度θ1よりも小さく形成されている。
このような変形例によれば、トップカバー7を内側ケーシング43に組み付けるときに、図8(b)に示すように、第1軸部66が第1傾斜面54に接触され押圧されるとともに、第2軸部67が第2傾斜面80に接触され押圧される。そのため、トップカバー7の内側ケーシング43からの所望しない離脱をより一層確実に抑制できる。
また、第1傾斜面54の上下方向に対する傾斜角度θ1が、第2傾斜面80の上下方向に対する傾斜角度θ2よりも大きく形成されているので、トップカバー7の内側ケーシング43に対する組み付け作業時、および、トップカバー7の内側ケーシング43からの取り外し作業時のそれぞれにおいて、第1軸部66を左方に向かって確実に弾性的に移動させることができる。
また、このような変形例によっても、上記した実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、上記した実施形態および変形例は、適宜組み合わせることができる。
1 プリンタ
2 本体ケーシング
4 画像形成部
5 カートリッジ開口部
7 トップカバー
45 メインフレーム
46 サブフレーム
50 軸受溝
51 ガイド溝
52 第1ガイド溝
53 第2ガイド溝
54 第1傾斜面
66 第1軸部
67 第2軸部
68 支持部
69 スリット
73 ロック部材
80 第2傾斜面
P 用紙
θ1 第1傾斜面の傾斜角度
θ2 第2傾斜面の傾斜角度

Claims (7)

  1. 鉛直方向の上側に向かって開放される開口部が形成される筐体と、
    前記筐体に対して鉛直方向の上側から組み付けられるように構成される開閉部材と、を備え、
    前記開閉部材は、
    互いに間隔を隔てて対向配置され、前記筐体に相対回転可能に支持される1対の軸部を有し、
    前記1対の軸部を支点として、前記開口部を開放する開放位置と、前記開口部を閉鎖する閉鎖位置とに揺動するように構成され、
    前記筐体は、
    前記開閉部材が組み付けられるときに、前記1対の軸部のそれぞれを鉛直方向の上側から下側にガイドするように構成され、互いに間隔を隔てて対向配置される1対のガイド部を有し、
    前記1対のガイド部の少なくとも一方には、
    鉛直方向の上側から下側に向かうに従って、前記1対のガイド部の対向方向における間隔が短くなるように傾斜する傾斜部が設けられ
    前記開閉部材は、
    前記1対の軸部のうち、前記対向方向の一方側に配置される第1軸部を、前記対向方向に沿って移動可能となるように弾性的に支持し、
    前記傾斜部は、
    前記1対のガイド部のうち、前記対向方向の一方側に配置される前記ガイド部に設けられる第1傾斜部と、
    前記1対のガイド部のうち、前記対向方向の他方側に配置される前記ガイド部に設けられる第2傾斜部と、を有し、
    前記第1傾斜部の鉛直方向に対する傾斜角度と、前記第2傾斜部の鉛直方向に対する傾斜角度とは、互いに異なることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記開閉部材は、
    前記対向方向に弾性変形可能に構成され、前記第1軸部を支持する支持部と、
    前記支持部に対して前記第1軸部の反対側に形成され、前記支持部の弾性変形を許容するように構成されるスリットと、を有していることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記スリットに係合され、前記支持部の弾性変形を規制するロック部材を、さらに備えていることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1傾斜部の鉛直方向に対する傾斜角度は、前記第2傾斜部の鉛直方向に対する傾斜角度よりも大きいことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記筐体は、
    記録媒体に画像を形成するように構成される画像形成部と、
    前記画像形成部を支持するメインフレームと、を備え、
    前記メインフレームは、
    前記1対の軸部のそれぞれを相対回転可能に受け入れる軸受部を備えていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記軸受部は、前記鉛直方向に投影したときに、少なくとも一部が前記ガイド部と重ならないように配置されていることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記筐体は、
    前記メインフレームに対して、前記対向方向と鉛直方向の両方向と直交する直交方向の一方側に隣接配置され、前記1対のガイド部が設けられるサブフレームを備え、
    前記1対のガイド部のそれぞれは、
    前記鉛直方向に沿って延びるように形成され、前記傾斜部を有する第1ガイド部と、
    前記第1ガイド部から連続して前記直交方向の他方側に向かって延び、前記開閉部材が組み付けられるときに、前記1対の軸部のそれぞれを、前記第1ガイド部から前記軸受部に向かってガイドするように構成される第2ガイド部とを有していることを特徴とする、請求項またはに記載の画像形成装置。
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