JP6024962B2 - 半導体装置製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、炭化珪素単結晶基板を用いた半導体装置の製造方法及び炭化珪素単結晶基板を用いた半導体装置に関する。
炭化珪素(SiC)素子は、珪素(Si)素子と比較して、高耐圧、低オン抵抗の半導体装置を実現できることが期待されている。近年SiC素子の製造技術が著しく進歩し、SiC素子のデバイス特性の優位性が確立されつつある。また、半導体装置製造工程では、6インチサイズの基板が用いられるなど、半導体装置製造工程に供される基板のサイズも大型化している。
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などのスイッチング装置では、半導体装置製造工程にゲート酸化膜形成工程が含まれる。スイッチング装置のスイッチング動作時の損失(オン抵抗)を低減するために、ゲート酸化膜とSiC基板との界面に電流の損失源となる界面準位が少ない酸化膜を形成する工程が必要となる。
SiC基板表面に界面準位の少ない酸化膜を形成するために、オゾンを用いてSiC基板を酸化する方法が行われている(例えば、非特許文献1)。オゾン酸化は、オゾンの分解反応によって発生する原子状酸素OをSiC基板の酸化種として利用する。また、波長200〜300nmの紫外光を含む光をSiC基板に照射してオゾン酸化を行うと、励起状態の原子状酸素(O(1D))が酸化種としてSiC基板に作用し、さらに界面準位の少ない高品質な酸化膜を作成することが期待される(例えば、特許文献1,2)。
特開2008−53561号公報 特開2008−283201号公報 特開2008−243919号公報
野中秀彦、外4名、"Rapid Oxidation of SiC Using Highly Concentrated Ozone and Characterization of Oxide Films"、Journal of the Vacuum Society of Japan、2008年、Volume 51、Issue 3、p.221-223 小杉亮治、外2名、"Thermal oxidation of (0001)4H-SiC at high temperatures in ozone-admixed oxygen gas ambient"、Applied Physics Letters、American Institute of Physics、2003年6月3日、第83巻、第5号、p.884-886
しかし、オゾンを用いたSiC熱酸化法では、ガス輸送中でのオゾンの熱分解に伴いオゾン濃度が減少する。その影響により、図9(a)のようにSiC基板10に形成されたオゾン酸化膜19は、オゾンの流通方向上流側に形成されたガス上流側酸化膜厚19aに対して下流側に形成されたガス下流側酸化膜厚19bが薄くなる。例えば、非特許文献1の記載によれば、12mm□SiC基板をオゾン酸化して50nm前後の酸化膜を形成したところ、オゾン酸化膜に10%程度の膜厚分布が発生している。実用的に用いられる6インチ程度のSiC基板に対してオゾン酸化を行う場合、SiC基板に形成されるオゾン酸化膜にはより大きな膜厚分布が発生することが懸念される。
このオゾン酸化膜の膜厚の不均一を解消するために、オゾンの供給量や圧力、さらには、オゾンの供給流路を変更し、オゾン輸送中の熱分解の影響を低減することが考えられる。しかし、オゾン酸化は、1000℃以上の熱酸化を行うので、処理炉の周辺部材に石英ガラスなどの高温耐熱性材料を用いるなど、処理炉は形状加工の制限を受けるので、実現が困難である。
上記事情に鑑み、本発明は、SiC基板に形成される酸化膜の界面準位の低減、及びこの酸化膜の膜厚の不均一の低減に貢献する酸化膜形成技術の提供を目的としている。
上記目的を達成する本発明の半導体装置製造方法の一態様は、絶縁膜が形成された炭化珪素単結晶基板を、80体積%以上のオゾン雰囲気下、酸素による酸化膜の製膜速度が3nm/h以下の処理条件で酸化処理し、当該絶縁膜とSiC基板との界面に界面酸化膜を形成する製膜工程を、有することを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の半導体装置製造方法の他の態様は、上記半導体装置製造方法において、前記界面酸化膜の膜厚は、1nm以上であることを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の半導体装置製造方法の他の態様は、上記半導体装置製造方法において、前記オゾンの流速は、0.5m/s以上であることを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の半導体装置製造方法の他の態様は、上記半導体装置製造方法において、前記処理条件は、処理圧力が7600Pa以下であることを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の半導体装置製造方法の他の態様は、上記半導体装置製造方法において、前記絶縁膜は、前記炭化珪素単結晶基板を酸化性ガスで酸化して形成することを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の半導体装置製造方法の他の態様は、上記半導体装置製造方法において、前記絶縁膜と前記界面酸化膜でゲート酸化膜を形成することを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の半導体装置製造方法の他の態様は、上記半導体装置製造方法において、前記製膜工程において、前記炭化珪素単結晶基板に、200〜300nmの紫外光を照射することを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の半導体装置の一態様は、炭化珪素単結晶基板と、当該炭化珪素単結晶基板表面に形成される絶縁膜と、前記炭化珪素結晶基板と前記絶縁膜との間にオゾン酸化により形成される界面酸化膜と、を有することを特徴としている。
以上の発明によれば、SiC基板に形成される酸化膜の界面準位の低減、及びこの酸化膜の膜厚の不均一の低減に貢献することができる。
本発明の実施形態に係る半導体装置製造方法に用いられる酸化膜形成装置の概略図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置製造方法に用いられる酸化膜形成装置の要部の概略断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置製造方法により形成される酸化膜の概略を示す図であり、(a)バルク酸化膜を説明する説明図、(b)界面酸化膜を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置製造方法を説明するフロー図である。 SiC基板のオゾン酸化処理における反応時間と酸化膜の膜厚との関係を示す特性図である。 SiC基板のオゾン酸化処理における処理温度に対する界面準位密度の関係を示す特性図である。 SiC基板のオゾン酸化処理におけるオゾン供給量と酸化膜の膜厚との関係を示す特性図である。 SiC基板のオゾン酸化処理における反応時間と酸化膜の静電容量の関係を示す特性図である。 (a)従来技術に係る半導体装置の酸化膜の概略を示す図、(b)本発明の実施形態に係る半導体装置の酸化膜の概略を示す図である。
本発明の実施形態に係る半導体装置製造方法及び半導体装置について、図を参照して詳細に説明する。なお、本発明において炭化珪素単結晶基板(SiC基板)とは、炭化珪素の単結晶層を有する基板や炭化珪素の単結晶にイオン注入した層を有する基板のことを示す。
[酸化膜形成装置]
図1、2を参照して、SiC基板の表面に界面酸化膜を形成する酸化膜形成装置1について説明する。SiC基板の表面処理を行う処理装置としては、例えば、特許文献1,2に開示される処理装置が知られている。
図1に示すように、酸化膜形成装置1は処理炉2、オゾン発生器3、光源4及び光源5を備える。
処理炉2は横型層流減圧方式の炉である。処理炉2には、配管6を介してオゾン発生器3が接続され、配管7を介してオゾン除去装置8が設けられる。このオゾン除去装置8で、処理炉2の反応に供されたガス中の残留オゾンが分解除去される。そして、オゾン除去装置8で処理後のガスは、真空ポンプ9により系外に排出される。また、処理炉2の内部中心付近には、SiC基板10を保持するするサセプタ11が設けられる。サセプタ11は、例えば、赤外光を吸収する材料(不透明石英やSiC単結晶体など)で構成される。サセプタ11は、処理炉2外に設けられた光源5から赤外光が照射され加熱される。
図2は、処理炉2の詳細を示す図である。図2に示すように、処理炉2として、例えば、石英ガラス管2aが用いられる。石英ガラス管2aの端部にそれぞれOリング12(または、ガスケット)を介して、配管6及び配管7が設けられる。配管6及び配管7は、真空対応(到達真空度0.1Pa程度)の配管であり、例えば、ステンレス鋼(SUS材)管の内面を電解研磨により表面処理したものが用いられる。配管6(配管7)と処理炉2(すなわち、石英ガラス管2a)との接続部6a(接続部7a)は、水冷されていることが望ましい。また、Oリング12は、耐熱材料からなる部材(例えば、デュポン社製カルレッツ)が用いられる。配管6及び配管7には、それぞれ流量可変バルブ13,14が設けられ、この流量可変バルブ13,14を制御することで、処理炉2に供給されるオゾンの流量や処理炉2の圧力が制御される。なお、処理炉2の外周近傍を流通するように冷却用のガスが供給され処理炉2が空冷される。つまり、処理炉2は、コールドウォールであり、ガス輸送中におけるオゾンの熱分解が抑制される。
オゾン発生器3は、気体のオゾンを冷却して液体オゾンとし、この液体オゾンを再び気化することで、略100%のオゾンガスを発生する。このようなオゾン発生器3としては、例えば、明電舎製のピュアオゾンジェネレータがあり、オゾン発生器3から発生したオゾンを不活性ガス(アルゴンやヘリウムなど)で希釈することで、任意の濃度のオゾンを処理炉2に供給することができる。
光源4は、波長210nmより長い連続的または離散的な波長の輝線を有する紫外光領域の光を発する。例えば、光源4に高圧水銀ランプを用いると、大面積のSiC基板10の処理を行うことができる。光源4からの光は、例えば、SiC基板10の表面に向けガスの流れと垂直に照射される。光源4からの光の照度はSiC基板10の全面での照度の揺らぎが小さくなるように調節される。オゾンは、(1)式に示す紫外線解離反応により、励起状態原子状酸素O(1D)を生成する。また、オゾンは、(2)式に示す熱分解反応により、基底状態原子状酸素O(3P)を生成する。
3 +hν(λ<310nm) → O(1D) + O2 …(1)
3 → O(3P) + O2 …(2)
紫外光解離反応により生じた励起状態原子状酸素は、基底状態原子状酸素よりも反応性が高いので、光源4から紫外光を照射してSiC基板10に対してオゾンガスを供給した場合、SiC基板10表面の酸化膜形成速度が向上する。なお、基底状態原子状酸素も、高い反応性を有するため、SiC基板10上に良好な酸化膜を形成することができる。ゆえに、基底状態原子状酸素により十分な酸化膜が得られる場合は、必ずしも紫外光を照射する必要はない。
光源5は、赤外光領域の光を出力するランプである。光源5からの光は、処理炉2を透過してサセプタ11に照射される。光源5からの光により、サセプタ11に保持されたSiC基板10の温度が所定の温度となるようにサセプタ11の温度が制御される。よって、光源5から照射される光の波長は、サセプタ11またはSiC基板10が吸収する光であればどのような波長の光を用いてもよい。
[半導体装置製造方法]
本発明の実施形態に係る半導体装置製造方法について、図3,4を参照して説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る半導体装置製造方法に供されるSiC基板10の概略断面図であり、図3(a)は、オゾン処理前の図であり、図3(b)は、オゾン処理後の図である。なお、図3(a)のSiC基板10及び図3(b)の半導体装置15は、本発明の実施形態に係るSiC基板10及び半導体装置15を模式的に示したものであり、図面上の寸法比と実際の寸法比とは必ずしも一致するものではない。
図4は、実施形態に係る半導体装置15製造方法のフローを示す図である。図4を参照して、実施形態に係る半導体装置15製造方法について説明する。
実施形態に係る半導体装置15製造方法に供されるSiC基板10として、例えば、12mm□サイズ4H−SiC(0001)基板(SiC基板)が用いられる。より具体的には、Cree社製のオフ角4°、1.2×1018cm-3のn型ドープされたn+層基板10aなどが用いられる。
まず、前工程S1で、n+層基板10a上に、n-エピ層10b(エピキャピタル成長層)を形成する。例えば、n+層基板10a上に、厚み4.7μm程度のn-エピ層10bを濃度1.2×1015cm-3で形成する。
次に、RCA洗浄工程S2を行う。RCA洗浄工程S2は、アンモニア(28重量%):過酸化水素水(30〜35重量%):水=1:1:5(体積比)の洗浄液で、70〜80℃、10分処理するアンモニア・過酸化水素水洗浄工程(SC1)を行う。その後、塩酸(36重量%):過酸化水素水(30〜35重量%):水=1:1:5(体積比)の洗浄液で、70〜80℃、10分処理する塩酸・過酸化水素水洗浄工程(SC2)を行う。さらに、SC2工程後に、SiC基板10をフッ酸(0.5〜10%程度のフッ化水素水溶液)で処理する。
第1製膜工程S3では、SiC基板10上にゲート酸化膜18として必要とされる膜厚に近い厚さのバルク酸化膜16(例えば、必要とされるゲート酸化膜18の膜厚より5nm程度薄い酸化膜)を形成する。第1製膜工程S3は、例えば、ホットウォール処理炉のバッチ処理で行う。ホットウォール処理炉にSiC基板10を格納し、この処理炉に酸素を供給して、1200℃でSiC基板10表面にバルク酸化膜16を形成する。なお、SiC基板を直接酸化してバルク酸化膜を形成する場合、酸素の他にH2OやNOなどの酸化性ガスを用いることができる。また、第1製膜工程S3で形成されるバルク酸化膜16は、SiO2膜に限定されるものでなく、例えば、バルク酸化膜16として酸化アルミニウム膜(Al23膜)や、窒化珪素膜(Si34膜)などの絶縁膜を形成してもよい。SiO2以外の絶縁膜をバルク酸化膜16として製膜するときは、CVD(Chemical Vapor Deposition)堆積法などの膜形成方法により絶縁膜を形成する。
第1製膜工程S3終了後は、処理炉2内をアルゴン(Ar)ガスに置換して処理炉2の温度を下げ、処理炉2からSiC基板10を搬出し、SiC基板10をオゾンで処理する酸化膜形成装置1に搬送する(酸化膜形成装置搬送工程S4)。このように、バルク酸化膜16形成後に、不活性ガス雰囲気下で処理炉の温度を低下させることで、形成される酸化膜の界面準位密度Ditがより低減する。
第2製膜工程S5では、バルク酸化膜16が形成されたSiC基板10をオゾン処理し、SiC基板10とバルク酸化膜16との間に界面酸化膜17を形成する。第2製膜工程S5は、図1に示した酸化膜形成装置1を用い、この酸化膜形成装置1の処理炉2に濃度が80体積%以上のオゾンを供給して、900℃以上でSiC基板10の酸化処理を行う。処理炉2に供給されるオゾンの流量は、100sccm(標準状態cm3/minで表した流量)以上であり、この流量で処理炉2にオゾンを供給すると、処理炉2を流通するオゾンの平均流速は0.5m/s以上となる。なお、第2製膜工程S5の処理は、コールドウォール方式なので枚葉処理となり、スループットの観点から処理時間が制限される。例えば、第2製膜工程S5の処理時間を10分以下とすることで半導体装置15のスループットが向上する。また、オゾン処理後のSiC基板10を不活性ガス(例えば、ArまたはH2など)を用いて酸化膜形成後アニール(POA)を行うことが好ましい。このPOAは、オゾン酸化後にSiC基板10を冷却せず処理炉2で行ってもよいが、ホットウォールのバッチ式の処理炉でPOAを行うことで半導体装置15のスループットが向上する。
後工程S6では、半導体装置15をIGBTやMOSFETとして機能させるために、半導体装置15に電極層(ソース電極、ドレイン電極、ゲート電極)を形成する。
[第2製膜工程の処理時間]
図5は、SiC基板10をオゾン処理したときの、処理時間とSiC基板10に形成される酸化膜の厚さの関係を示す特性図である。図5に示すように、高い温度でオゾン酸化を行うことで、同じ処理時間で形成される酸化膜の膜厚が増加する。
ここで、ゲート酸化膜18を50nm形成して半導体装置15を製造する場合の第2製膜工程S5のオゾン処理時間を決定する方法について説明する。第2製膜工程S5は、1000℃で行い、膜厚5nmの界面酸化膜17を形成する場合について説明する。
まず、第1製膜工程S3で、SiC基板10上に45nmのバルク酸化膜16を形成する。つまり、第1製膜工程S3では、ゲート酸化膜18の膜厚より、界面酸化膜17の膜厚分少ない厚さのバルク酸化膜16が形成される。
次に、第2製膜工程S5で、SiC基板10をオゾン処理して界面酸化膜17を形成する。このオゾン処理時間は、図5の特性図に基づいて設定する。図5に示す1000℃でSiC基板10のオゾン処理を行った場合の特性図より、厚さ45nm(T1)の酸化膜が形成されるまでの時間(t1)と、厚さ50nm(T2)の酸化膜が形成されるまでの時間(t2)を求めることができる。そして、SiC基板10をオゾン処理して形成される酸化膜の厚さがT1からT2まで増加するために必要なオゾン処理時間は、t2−t1(約40分)で求めることができる。このように、見積もったオゾン処理時間で、バルク酸化膜16が形成されたSiC基板10のオゾン処理を行ったところ、オゾンのみを用いて酸化膜を形成したときと略同じ厚さの界面酸化膜17を得ることができた。
[第2製膜工程の処理温度]
図5に示すように、800℃でSiC基板10をオゾン処理した場合、形成される酸化膜の膜厚は3時間以上の酸化を行っても30nm以下であり、オゾン処理温度が800℃以下の場合、目的の膜厚を有する界面酸化膜17を形成することは困難であるものと推定される。このことから、SiC基板10上に50nmのゲート酸化膜18を形成する場合、第2製膜工程S5のオゾン処理温度を、900℃以上、より好ましくは1000℃以上とすることで、短時間でSiC基板10上に界面酸化膜17を形成することができる。
また、図5のオゾン処理温度が1200℃の場合と1400℃の場合を比較すると、酸化膜がT1からT2まで増加するまでに必要な処理時間の長さは、オゾン処理温度が上昇すればするほど短くなる。よって、オゾン処理温度を高くすることで、半導体装置15のスループットを向上させることができる。図5に示した特性図において、処理時間と酸化膜の膜厚の関係は、図中破線で示すパラボリック関数で近似(フィッティング)できる。つまり、オゾン処理による酸化膜形成反応は拡散律速で反応速度が決定されるものと考えられる。よって、オゾン処理温度を高くすればするほど、原子状酸素Oのバルク酸化膜16中拡散速度が速くなるため、厚いバルク酸化膜16を形成した状態でも界面酸化膜17の形成速度が大きくなるものと考えられる。
図6は、SiC基板にオゾンを供給して様々な処理温度でSiC基板10上に酸化膜を形成し、得られた酸化膜の界面準位密度(Dit)を測定した測定結果である。オゾン処理温度を高くすることで、Ditが減少していることがわかる。参考例として、処理温度1200℃で、酸素でSiC基板上に酸化膜を形成し、得られた酸化膜のDit測定結果を点線で示す。この酸素で形成した酸化膜のDitは、処理温度が800℃から1000℃であるオゾンで形成した酸化膜のDitよりも低い値となっている。一方で、オゾン処理温度を1100℃以上とすることで、酸素で形成した酸化膜よりも低いDitを有する酸化膜を形成することができる。
[処理炉内圧力と製膜速度の関係]
処理炉2内圧力の違いによる酸化膜の製膜速度について、図7を参照して説明する。
図7に、異なる処理炉2内圧力(350Pa、1050Pa)で酸化膜を形成し、各処理時間で形成される酸化膜の膜厚を測定した測定結果を示す。なお、処理炉2内の圧力以外の処理条件は、同じであり、略100%のオゾンを100sccmで処理炉2に供給し、処理温度1200℃でSiC基板10上に酸化膜を形成した。
図7に示すように、処理炉2内の圧力を350Paと1050Paとした場合に形成される酸化膜の膜厚は、350Paで形成した場合のほうが膜厚増加量が多い。これは処理炉2内の圧力を低圧にすることで、処理炉2を流通するオゾンの密度は低下するものの、オゾンのガス流速が上昇することで酸素に熱分解する前に基板表面に到達できるオゾンが増加し製膜速度が向上するものと考えられる。ゆえに、オゾン処理の圧力は、350Pa程度の圧力とするとよい。
[オゾン供給速度と製膜速度の関係]
オゾン供給速度の違いによる酸化膜の製膜速度について、図7を参照して説明する。
図7に、異なるオゾン流量(100sccm、500sccm)でSiC基板10上に酸化膜を形成し、各処理時間で形成される酸化膜の膜厚を測定した測定結果を示す。なお、オゾン流量以外の処理条件は、同じであり、処理炉2内圧力は350Pa、略100%のオゾンを処理炉2に供給し、処理温度1200℃で酸化膜を形成した。
図7に示すように、オゾンガスの流量を100sccmから500sccmに増加させると酸化膜の膜厚増加量が多くなる。これは、オゾン流量が上昇することで、ガス流速が上昇し、ガス輸送中での熱分解を抑制してSiC基板10表面までオゾンを供給することができるためであると考えられる。その結果、酸化膜形成に必要な酸化活性種OをSiC基板10に供給できるものと考えられる。
ゆえに、SiC基板10を格納した処理炉2に対して、100sccm以上、より好ましくは500sccm以上の流量のオゾンを供給することで、短い処理時間で必要な膜厚の界面酸化膜17を形成することができる。
一般的なSi基板のオゾン酸化は、700℃以下の温度範囲で行われるため、ガス流量・ガス流速に対して酸化速度の影響が少ないが、1000℃以上の酸化温度を必要とするSiC基板の酸化では、ガス流速の影響が無視できない。このように、SiC基板のオゾン酸化では、ガス流速の影響が無視できないことから、供給されるオゾンの濃度に対しても酸化速度が依存することが考えられる。実際、15体積%濃度のオゾンによるSiC基板の酸化では、1200℃での酸化速度が最大7nm/hであり(例えば、非特許文献2)、スループットを考慮すると、実用的な酸化膜形成方法として用いることが困難である。そこで、本発明の半導体装置製造方法では、SiC基板10が格納された処理炉2に対して、80体積%以上のオゾン、より好ましくは、略100体積%のオゾンを供給することで、SiC基板10の酸化速度を大きくし、実用的な膜形成速度で酸化膜を形成することができる。
図8は、第1製膜工程S3で、バルク酸化膜16を1200℃で40nm程度作成し、第2製膜工程S5で界面酸化膜17を形成したSiC基板10に対して、Al電極を酸化膜上に形成したMOSキャパシタ配置での高周波−低周波CV曲線である。
3つの試料は、酸素を用いて同時にSiC基板10の酸化を行い、SiC基板10上に膜厚41.8nmのバルク酸化膜(SiO2)を形成した。この試料に、1200℃・500sccm・350Paの処理条件でオゾン処理を360秒行った試料及び750秒行った試料を作成した。オゾン処理後の各試料の酸化膜(バルク酸化膜16と界面酸化膜17の和)の膜厚は、高周波−低周波CV曲線の飽和容量から、48.5nm及び55.0nmと見積もられ、オゾン処理を行うことにより酸化膜の膜厚が増加した。また、オゾン処理による酸化膜の膜厚増加速度は、処理時間に対して単調増加し、およそ1.2nm/分の程度の増加量であることが算出された。つまり、界面酸化膜17を5nm作成する処理を行うためには、オゾン処理を4−5分行えばよいこととなる。オゾン処理により形成される酸化膜の膜厚は、図5で説明したt2−t1の決め方を図7に示した500sccmの曲線に適用して処理時間を算出し、この処理時間オゾン処理を行った場合に形成される膜厚と略等しい。このことから、第2製膜工程S5の界面酸化膜17の膜厚制御は、オゾン単独でSiC基板10に酸化膜を形成した場合の酸化膜成長条件から推定することができる。
以上のように、本発明の半導体装置製造方法によれば、酸素によるSiC基板表面の製膜速度が3nm/h以下となるようなプロセス条件でオゾンによる界面酸化膜の形成工程を行うことで、酸素による酸化による影響を低減した界面酸化膜を形成することができる。例えば、非特許文献2で示されているように、処理圧力を7600Pa以下とすることで、酸素によるSiC基板表面の製膜速度が3nm/h以下となるようにSiC基板表面を酸化することができる。つまり、処理炉内の圧力を低圧にすることで、酸素によるSiC基板表面の酸化反応の進行が抑制され、酸素による不完全な酸化が局所的に行われることで生じる欠陥のある界面酸化膜形成が抑制される。
さらに、予めバルク酸化膜を形成したSiC基板に対して、80体積%以上のオゾンを供給してバルク酸化膜とSiC基板との間に界面酸化膜を形成することで、界面特性に優れ、均一な膜厚分布を有する酸化膜をSiC基板上に形成することができる。このように、高濃度(80体積%以上)のオゾンを用いてSiC基板の酸化処理を行うことで、短時間でSiC基板の酸化処理を行うことができる。その結果、SiC基板の熱歪みやSiC基板への不純物の混入を減少させることができる。オゾン濃度は、80体積%以上、より好ましくは95体積%以上のオゾンを酸化膜形成工程のオゾンとして用いることで、良好な酸化膜を形成することができる。特に、略100体積%のオゾンを用いると数分でSiC基板の酸化処理を行うことができる。この処理時間は、80体積%のオゾンで同じ膜厚の酸化膜を形成する形成速度の1.25倍であり、単位時間あたりのSiC基板の処理量が向上する。半導体装置の製造工程は枚葉処理のため、酸化膜形成速度の向上は半導体装置の生産速度に大きく影響する。
また、本発明の半導体装置製造方法は、SiC基板の処理に供するオゾンの濃度や、オゾン流量、SiC基板の処理温度を上げることで、半導体装置の生産性を向上させることができる。例えば、オゾンガスの供給量:100〜500sccm、処理圧力:100〜7600Pa、処理温度:900℃以上とすることで、界面特性に優れた界面酸化膜をSiC基板とバルク酸化膜の間に形成することができる。
また、本発明の半導体装置は、膜厚分布の差が小さく界面特性に優れた酸化膜を有するので、この酸化膜をIGBTやMOSFETなどのスイッチング装置のゲート酸化膜に適用することでスイッチング動作時の損失(オン抵抗)を低減することができる。
つまり、必要とされる膜厚(例えば、ゲート酸化膜として必要とされる膜厚)に近いバルク酸化膜を予め形成し、このバルク酸化膜に対して80体積%以上のオゾンを供給し界面酸化膜を形成する。このようにして、SiC基板とバルク酸化膜との間に界面特性に優れた界面酸化膜を形成する。その結果、均一な膜厚を有し、界面準位密度が低いなど界面特性に優れた界面酸化膜の効果を有し、スループットの低下を抑制した酸化膜をSiC基板上に形成することができる。
図9(a)に示すように、オゾンを供給してSiC基板10上に酸化膜19を形成する場合ガス輸送中でのオゾン熱分解に伴いオゾン濃度が減少する。その結果、オゾンの流通方向上流側酸化膜19aの膜厚と下流側酸化膜19bの膜厚に差が生じてしまう。これに対して、図9(b)に示すように、本発明の半導体装置製造方法は、バルク酸化膜16を形成した後に界面特性に優れた酸化膜の効果を得る程度の膜厚だけ界面酸化膜17を形成する。つまり、酸化膜全体20に占める界面酸化膜17の割合が少なくなり、たとえ、オゾン処理で形成される界面酸化膜17に膜厚分布が発生したとしても、酸化膜全体20に対しては、界面酸化膜17の膜厚分布の影響が低減する。よって、酸化膜全体20としては、ガス上流側酸化膜厚20aとガス下流側酸化膜厚20bの差が小さくなる。
例えば、一般的にゲート酸化膜は、50〜100nmの膜厚が必要である。オゾンによる酸化膜形成工程において、上流側酸化膜厚と下流側酸化膜厚に30%程度の膜厚差が生じると仮定すると、このゲート酸化膜をオゾンのみで形成した場合には、30%程度の膜厚差が生じる。一方、オゾン酸化膜を5nm形成し、予め形成された酸化膜の膜厚と合わせて50〜100nmの酸化膜を形成する場合には、オゾン酸化により形成される膜厚は、3.5〜6.5nmの範囲となり、膜厚全体に対する酸化膜の不均一度は、1.5%〜3.0%となる。このように、酸化膜全体におけるオゾン酸化膜の割合を少なくすることで、酸化膜全体に対するオゾン酸化による膜厚差の影響を低減することができる。
オゾン酸化膜は界面準位の少ない高品質な酸化膜を得ることができ、この酸化膜は、SiC基板と酸化膜との界面に形成される。この酸化膜の膜厚が1nm以上であると、界面特性を決める役割を持つ酸化膜を得ることができる。したがって、オゾンにより形成される酸化膜の膜厚は、必要以上に厚くする必要がない。また、経験的にオゾンにより形成される酸化膜の膜厚が10nm程度であると、酸化膜のDitを改善することができることがわかっている。ゆえに、オゾンにより形成される酸化膜の膜厚は、1nm以上10nm以下であれば、優れた界面特性を有し、酸化膜の膜厚の差が少ない酸化膜を得ることができる。なお、酸化膜の膜厚の上限は特に限定されるものではなく、実用的な処理条件の範囲内であれば10nm以上の酸化膜を形成してもよい。
本発明の半導体装置製造方法によれば、オゾン濃度が80体積%以上、処理温度が900℃以上でゲート酸化膜が形成されたSiC基板を処理することで、オゾンの分解により生成した活性種が50nm〜100nm程度のゲート酸化膜を拡散して、SiC基板とゲート酸化膜界面に界面酸化膜を形成することができる。このように、オゾン酸化膜形成工程を900℃以上で行うことで、界面特性に優れた(界面準位密度Ditの低い)界面(SiC基板−酸化膜界面)を有する酸化膜を得ることができる。また、SiC基板に対する熱酸化による酸化膜の形成は通常1200℃〜1400℃で行われている。これに対して、本発明の半導体装置製造方法を1000℃以上で行うことで、図6に示すように1200℃で形成された熱酸化膜と同等若しくはより小さい界面準位を有する酸化膜を得ることができる。すなわち、本発明の半導体装置製造方法において、界面酸化膜を形成する際の処理温度は、形成するバルク酸化膜(絶縁膜)の厚さに応じて適宜必要な温度に設定されるものであるが、処理温度を900℃以上、より好ましくは、1000℃以上、さらに好ましくは1100℃以上とすることで、界面特性に優れた酸化膜を得ることができる。
また、オゾンを処理炉に対して100sccm以上で供給することで、酸化膜形成速度が向上し、酸化膜形成処理時間を短縮することができる。この時、処理炉を流通するオゾン流速は、処理炉の形状と処理炉に供給されるオゾン流量によって定められる。本発明の半導体製造方法において、処理炉に100sccmのオゾンを供給した場合、処理炉を流通するオゾン流速は、0.5m/sであった。本発明の半導体装置製造方法は、界面酸化膜の形成速度に対するオゾン流速の影響が大きく、例えば、オゾン流速が0.5m/s以下の場合、1000℃でオゾン処理を行っても十分な膜厚の界面酸化膜を得ることができない場合がある。よって、オゾン流速は、0.5m/s以上で反応させることで十分な膜厚を有する界面酸化膜を得ることができる。特に、オゾンの供給速度を500sccm(オゾン流速2.5m/s)とすると、100sccmで供給した場合の略2倍の酸化膜形成速度を得ることができる。よって、オゾンの流速を2.5m/s以上とすることで、より界面酸化膜の製膜速度を向上させることができる。
また、200nm以上の波長の光をSiC基板に照射することでSiC基板表面のダメージを低減することができ、300nm以下の波長の光をオゾンに照射することで励起状態原子状酸素を生成することができる。よって、SiC基板の表面をオゾン処理するときに、SiC基板表面にオゾンの分解に必要な紫外光(波長200〜300nmの光を含む)を照射することで、SiC基板と酸化膜との界面に形成される界面酸化膜の形成速度が向上する。
また、本発明の半導体装置製造方法は、コールドウォールの処理炉でSiC基板表面のオゾン処理を行うことで、オゾン処理後のSiC基板を100℃/min以上の降温速度で冷却することができる。SiC基板のオゾン処理が終了した後、SiC基板を、10Pa以下の真空下、100℃/min以上の降温速度で、室温まで冷却することで半導体装置の生産性が向上する。
なお、本発明の半導体装置製造方法及び半導体装置について、具体例を示して詳細に説明したが、本発明の半導体装置製造方法及び半導体装置は、上述した実施形態に限定されるものでなく、本発明の特徴を損なわない範囲で適宜設計変更が可能であり、そのように変更された形態も本発明の半導体装置製造方法及び半導体装置の技術的範囲に属する。
例えば、実施形態の説明では、炭化珪素の単結晶として、4H−SiCからなるSiC基板を用いたが、炭化珪素の単結晶としては、4H−SiCの他にも、2H−SiC、6H−SiC、3C−SiC等、他の結晶形の炭化珪素単結晶をSiC基板として用いることもできる。また、実施形態の説明では、単結晶基板の(0001)面に対して、エピ層や金属電極層などを形成したが、(0001)面の他、(000−1)面や(11−20)面に対してエピ層などを形成した基板に本発明の半導体装置製造方法を適用することができる。また、実施形態では、オフ角4°のSiC基板を用いたが、オフ角は4°に限らず、0〜8°程度であれば他の角度でも構わない。また、SiC基板のサイズも実施形態に限定するものではなく、適宜通常用いられるSiC基板に本発明の半導体装置製造方法を適用することができる。
また、本発明の半導体装置製造方法を、SiC基板に堆積された絶縁膜だけでなく、高温で形成された熱酸化膜に対して適用することで界面特性に優れた絶縁膜を得ることができる。
1…酸化膜形成装置
2…処理炉
3…オゾン発生器
4…光源
5…光源
6,7…配管
8…オゾン除去装置
9…真空ポンプ
10…SiC基板
10a…n+層基板
10b…n-エピ層
11…サセプタ
15…半導体装置
16…バルク酸化膜(絶縁膜)
17…界面酸化膜(SiO2
18…ゲート酸化膜
19…オゾン酸化膜
19a…ガス上流側酸化膜厚
19b…ガス下流側酸化膜厚
20…酸化膜全体
20a…ガス上流側酸化膜厚
20b…ガス下流側酸化膜厚

Claims (6)

  1. 絶縁膜が形成された炭化珪素単結晶基板を処理炉内に配置し、前記処理炉に80体積%以上のオゾンを供給し、処理温度1100℃以上、処理圧力100〜7600Paの処理条件で酸化処理し、前記絶縁膜と前記炭化珪素単結晶基板との界面に界面酸化膜を形成する製膜工程を、有する
    ことを特徴とする半導体装置製造方法。
  2. 前記界面酸化膜の膜厚は、1nm以上である
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置製造方法。
  3. 前記オゾンの流速は、0.5m/s以上である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置製造方法。
  4. 前記絶縁膜は、前記炭化珪素単結晶基板を酸化性ガスで酸化して形成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の半導体装置製造方法。
  5. 前記絶縁膜と前記界面酸化膜でゲート酸化膜を形成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の半導体装置製造方法。
  6. 前記製膜工程において、前記炭化珪素単結晶基板に、波長200〜300nmの紫外光を照射する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の半導体装置製造方法。
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