JP6020497B2 - 車両のエネルギ吸収構造及びエネルギ吸収部材 - Google Patents

車両のエネルギ吸収構造及びエネルギ吸収部材 Download PDF

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Description

本発明は、車両のエネルギ吸収構造及びエネルギ吸収部材に関する。
CFRP製のクラッシュボックスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−24084号公報
ところで、繊維強化樹脂製のクラッシュボックスにおいては、エネルギ吸収特性が衝突速度に応じて変化する場合があり、安定したエネルギ吸収を行う観点からは改善の余地がある。
本発明は、衝突速度によるエネルギ吸収特性の変化範囲を小さく抑えることができる車両のエネルギ吸収構造、エネルギ吸収部材を得ることが目的である。
第1態様の車両のエネルギ吸収構造は、繊維強化樹脂製のエネルギ吸収部材の荷重入力方向に沿って延びる壁における厚み方向の少なくとも一部に、該荷重入力方向に不連続となる不連続部が該荷重入力方向に複数並べて形成されている。
第1態様のエネルギ吸収構造では、エネルギ吸収部材に衝突荷重が入力されると、該エネルギ吸収部材は荷重の入力方向に圧縮され、衝突エネルギが吸収される。ここで、エネルギ吸収部材の壁に複数の不連続部が荷重入力方向に並べて形成されているため、エネルギ吸収特性が衝突速度に対して変化し難い。
このように、第1態様の車両のエネルギ吸収構造では、衝突速度によるエネルギ吸収特性の変化範囲を小さく抑えることができる。
なお、複数の不連続部として、例えば、壁の厚み方向が振幅方向とされる波板(層)によって形成される(波板が壁の厚み方向の少なくとも一部を構成する)構成を採用することができる。また例えば、複数の不連続部として、壁内における繊維強化樹脂を成す繊維の不連続部(繊維の切断部等)を、荷重入力方向に所定間隔で並べて形成される構成を採用することができる。さらに例えば、複数の不連続部として、繊維強化樹脂を成す繊維を、壁の厚み方向が振幅方向とされるように所定周期の波状(つづら折り状)に配向して形成される構成を採用することができる。
第2態様の車両のエネルギ吸収構造は、第1態様において、複数の前記不連続部は、前記荷重入力方向との交差方向に延び前記荷重入力方向に並べられた複数の切欠部である。
第2態様の車両のエネルギ吸収構造では、複数の切欠部を荷重入力方向に並べる簡単な構造で、衝突速度によるエネルギ吸収特性の変化範囲を小さく抑えることができる。
第3態様の車両のエネルギ吸収構造は、第2態様において、前記壁は、前記厚み方向に積層された3つ以上の層を有し、前記複数の切欠部は、前記壁の内部の層に形成されている。
第3態様のエネルギ吸収構造では、不連続部を成す切欠部が壁における内部の層に形成(配置)されているため、見栄えが良い。
第4態様の車両のエネルギ吸収構造は、第1〜第3態様の何れか一態様において、前記エネルギ吸収部材は、バンパリインフォースメントとサイドメンバとの間に介在するクラッシュボックスである。
第4態様の車両のエネルギ吸収構造では、バンパリインフォースメントに衝突荷重が入力されると、クラッシュボックスは、バンパリインフォースメントとサイドメンバとの間で圧縮される。このクラッシュボックスにおける荷重入力方向に延びる壁に複数の不連続部が形成されているため、衝突速度によるエネルギ吸収特性の変化範囲が小さく抑えられる。
第5態様のエネルギ吸収部材は、繊維強化樹脂より成り、荷重入力方向に沿って延びる壁における厚み方向の少なくとも一部に、該荷重入力方向に不連続となる不連続部が該荷重入力方向に複数並べて形成されている。
第5態様のエネルギ吸収部材では、衝突荷重が入力されると、該荷重の入力方向に圧縮され、衝突エネルギを吸収する。ここで、エネルギ吸収部材の壁に複数の不連続部が荷重入力方向に並べて形成されているため、エネルギ吸収特性が衝突速度に対して変化し難い。
このように、第5態様のエネルギ吸収部材では、衝突速度によるエネルギ吸収特性の変化範囲を小さく抑えることができる。
以上説明したように本発明に係る車両のエネルギ吸収構造、エネルギ吸収部材は、衝突速度によるエネルギ吸収特性の変化範囲を小さく抑えることができるという優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る車体前部構造を構成するクラッシュボックスを示す図であって、(A)は斜視図、(B)は図1(A)の1B−1B線に沿って分解した底面図、(C)は図1(A)の1C−1C線に沿った側断面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造の概略全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を構成するクラッシュボックスに形成された荷重安定構造を一部拡大して示す断面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を構成する荷重安定構造の変形例を模式的に示す図であって、(A)は第1変形例の断面図、(B)は第2変形例の断面図、(C)は第3変形例の断面図である。 本発明の実施形態との比較例に係るクラッシュボックスを示す図であって、(A)は全体構成を示す断面図、(B)は破壊の形態を一部拡大して模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態との比較例に係るクラッシュボックスにおいてエネルギ吸収特性に速度依存性が生じることを説明するための図であって、(A)〜(E)は、クラッシュボックスの破壊の進行過程を時系列順に示す断面図である。
本発明の実施形態に係る車両のエネルギ吸収構造が適用された車体前部構造10について、図1〜図6に基づいて説明する。なお、図中に適宜記す矢印FRは車両前後方向の前方向を、矢印UPは車両上下方向の上方向を、矢印Wは車幅方向をそれぞれ示す。以下の説明で、特記なく前後、上下の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下を示すものとする。
[車体の基本骨格]
図2には、車体前部構造10の概略構成が斜視図にて示されている。この図に示されるように、車体前部構造10は、それぞれ前後方向に長手とされると共に、車幅方向に並列された左右一対のフロントサイドメンバ12を備えている。左右のフロントサイドメンバ12は、それぞれ本発明におけるサイドメンバに相当する。
フロントサイドメンバ12の前端には、エネルギ吸収部材としてのクラッシュボックス14が取り付けられている。また、左右のクラッシュボックス14の前端間は、バンパリインフォースメント16にて架け渡されている。換言すれば、左右のフロントサイドメンバ12は、それぞれクラッシュボックス14を介してバンパリインフォースメント16に結合されている。バンパリインフォースメント16は、例えば、アルミ等の金属材又はCFRP等の繊維強化樹脂にて構成されている。
[クラッシュボックス]
次に、クラッシュボックス14の詳細構成を説明する。クラッシュボックス14は、エネルギ吸収部14Aと、前フランジ14Fと、後フランジ14Rとを主要部として構成されている。以下においては、まずクラッシュボックス14を構成する材料を説明し、次いで、エネルギ吸収部14A、前フランジ14F、後フランジ14Rの順で説明することとする。その後、本実施形態の要部である、エネルギ吸収部14Aに形成された荷重安定構造22について説明する。
(材料)
クラッシュボックス14は、繊維強化樹脂としての炭素繊維強化樹脂(以下、「CFRP」という)にて構成されている。この実施形態におけるCFRPは、例えば、繊維として炭素繊維(例えばポリアクリロニトリル(PAN)系の炭素繊維)と、マトリクス樹脂として熱可塑性樹脂とを組み合わせた複合材料とされている。熱可塑性樹脂を採用することで、サイクルタイムが短くリサイクル性が良好なCFRP製のクラッシュボックス14が得られる構成である。
また、この実施形態におけるCFRPは、炭素繊維の配向方向が一定方向である一方向強化材(所謂ユニディレクション材、UD材)とされている。少なくとも後述する閉断面構造のエネルギ吸収部14Aにおいては、炭素繊維の配向方向は、前後方向とされている。したがって、クラッシュボックス14は、前後方向に沿って入力される衝突荷重に対し、エネルギ吸収に伴って高い荷重(反力)を発生する構成とされている。
(エネルギ吸収部)
エネルギ吸収部14Aは、図1(A)〜図1(C)に示されるように、前後方向を軸方向とする矩形筒状を成す閉断面構造とされている。具体的には、エネルギ吸収部14Aは、天壁14Tと、底壁14Bと、左右の側壁14Sとを有し、軸方向に直交する断面視で略矩形状を成している。
この実施形態では、エネルギ吸収部14Aを含むクラッシュボックス14は、上下対称形状を成す上ハーフ18と下ハーフ20との接合によって構成されている。上ハーフ18は、天壁14T、左右の側壁14Sの上部、及び該側壁14Sの上部の下端から車幅方向に延在された接合フランジ18Fを有し、軸方向に直交する断面視で下向きに開口するハット形状を成している。下ハーフ20は、底壁14B、左右の側壁14Sの下部、及び該側壁14Sの下部の上端から車幅方向に延在された接合フランジ20Fを有し、軸方向に直交する断面視で上向きに開口するハット形状を成している。なお、上ハーフ18を示す図1(B)において、該上ハーフ18と上下対称を成す下ハーフ20の符号を括弧付きで示している。
この上ハーフ18と下ハーフ20とが、互いの接合フランジ18F、20Fにて接合されることで、上記の通り矩形筒状を成すエネルギ吸収部14Aが構成されている。なお、上記の通り断面ハット形状の上ハーフ18、下ハーフ20は、車幅方向に沿った開口幅が天壁14T、底壁14Bの幅よりも大とされるように側壁14Sの上部、下部が傾斜されている。このため、エネルギ吸収部14Aの断面形状は、より正確には六角形状と捉えることができる。
また、接合フランジ18F、20Fは、前端及び後端で互いに離間するように傾斜されており、該傾斜部分は非接合部とされている。この傾斜部分は、後述するように前フランジ14F、後フランジ14Rに連続している。
以上説明したエネルギ吸収部14Aは、接合フランジ18F、20Fを含む各部(天壁14T、底壁14B、左右の側壁14S)における炭素繊維の配向方向が前後方向とされている。
(前フランジ)
前フランジ14Fは、接合フランジ18F、20Fを含むエネルギ吸収部14Aの前端から上下左右に張り出した前壁14FFと、前壁14FFの上端から前方に延出された上壁14FUと、前壁14FFの下端から前方に延出された下壁14FLとを有する。
前壁14FFは、バンパリインフォースメント16の後壁16Rに突き当てられており、該後壁16Rに対して、例えば図示しないボルト、ナット等の締結具又は接着剤にて接合(結合)されている。また、上壁14FU、下壁14FLは、例えば接着等によってバンパリインフォースメント16の上壁16U、下壁16Lに接合(結合)されている。
この前フランジ14Fの上部、すなわち前壁14FFの上部及び上壁14FUは、上ハーフ18に形成されている。また、前フランジ14Fの下部、すなわち前壁14FFの下部及び下壁14FLは、下ハーフ20に形成されている。
(後フランジ)
後フランジ14Rは、接合フランジ18F、20Fを含むエネルギ吸収部14Aの後端から上下左右に張り出した後向きの壁として形成されている。この後フランジ14Rは、フロントサイドメンバ12の前フランジ12Fに突き当てられており、該前フランジ12Fに対し、ボルト、ナット等の締結具Fb(図1(C)、図2参照)にて結合されている。この後フランジ14Rの上部は、上ハーフ18に形成されている。また、後フランジ14Rの下部は、下ハーフ20に形成されている。
(荷重安定構造)
クラッシュボックス14のエネルギ吸収部14Aには、複数の不連続部が前後方向に並べられて構成された荷重安定構造22が形成されている。具体的には、荷重安定構造22は、それぞれ不連続部、複数の切欠部(ノッチ)としての溝22Gが、エネルギ吸収部14Aを構成する各壁に、前後方向に所定ピッチ(等ピッチ)で並べられて構成されている。
各溝22Gは、前後方向に対し交差(直交)する方向に沿って延び(該方向に長手とされ)ている。この実施形態では、天壁14T、底壁14B、左右の側壁14Sのそれぞれに複数の溝22Gが形成されている。天壁14T、底壁14Bに形成された溝22Gは車幅方向に沿って延び、左右の側壁14Sに形成された溝22Gは、主に上下方向に沿って延びている。以下、これらの天壁14T、底壁14B、左右の側壁14Sについてまとめて説明する場合は、壁14Wという場合がある。
図3に拡大して示すように、これら溝22Gは、壁14Wにおける溝22G間の部分(以下、「畔部22N」という)を、該壁14Wの厚み方向の一部において前後に不連続とする(離す)不連続部として捉えることができる。また、壁14Wにおける溝22Gが形成された部分は、畔部22Nに対する薄肉部として捉えることも可能である。さらに、溝22Gは、壁14Wにおいて、前後方向に沿って配向された炭素繊維の不連続部として捉えることも可能である。
以上説明した複数の溝22Gは、壁14Wにおける後端側の一部を除いて、形成されている。これにより、クラッシュボックス14は、溝22Gが形成されていない後端側の強度(特に、炭素繊維の配向方向と交差する車幅方向の強度)が、溝22Gの形成部位に対し高くされている。
さらに、この実施形態では、荷重安定構造22を構成する複数の溝22Gは、閉断面構造を成すエネルギ吸収部14A(の各壁14W)の内面に形成されている。このため、フロントサイドメンバ12とバンパリインフォースメント16との間に介在された状態のクラッシュボックス14は、その荷重安定構造22が外部に露出されない構成となっている。
以上説明した荷重安定構造22は、クラッシュボックス14のエネルギ吸収特性の衝突速度依存性を小さく抑えることに寄与する構成とされる。この点(推定メカニズム)については、本実施形態の作用と共に後述する。
[作用]
次に、実施形態の作用を説明する。
車体前部構造10が適用された自動車に対し前面衝突が生じると、バンパリインフォースメント16からクラッシュボックス14に衝突荷重が入力される。すると、クラッシュボックス14が圧縮変形(粉砕破壊)され、該変形に伴い衝突エネルギの一部が吸収される。
そして、本実施形態に係る車体前部構造10では、クラッシュボックス14に荷重安定構造22が形成されているため、衝突速度に依らず、安定したエネルギ吸収特性を得ることができる。以下、この点について、比較例と比較しつつ説明する。
(比較例)
比較例に係るクラッシュボックス100は、図5(A)に示されるように、荷重安定構造22が形成されず、壁100Wが表裏とも平坦とされている。このようなクラッシュボックス100は、衝突体Iより衝突荷重が入力されると、図5(B)に示されるように壁が前方から破壊されつつエネルギ吸収荷重(反力)を発生し、衝突エネルギ(の一部)を吸収する。
以下、この破壊モードの推定メカニズムを説明する。図6(A)に示されるように、衝突体Iより衝突荷重が入力された壁100Wには、図6(B)に示されるように荷重入力方向に沿ったクラックCが形成される。次いで、図6(C)に示されるように、クラックCの先端Cpを起点に壁100WがクラックCの両側に分離されるように壁100Wの曲げが生じする。さらに、図6(D)に示されるように、この曲げが完了すると、壁100Wには新たなクラックCが形成され、上記したクラックCの両側への分離、曲げを繰り返しつつ、壁100Wの破壊が進行する(図6(E)参照)。
ここで、壁100Wに形成されるクラックCの長さは、衝突荷重が大きいほど長くなり、衝突荷重は同じ衝突相手方であれば衝突速度が高いほど大きくなる。このように、壁100Wに形成されるクラックCの長さは衝突速度に依存する、すなわち、衝突速度が高いほどクラックCは長くなるものと推定される。したがって、クラッシュボックス100では、衝突速度が高いほど発生するエネルギ吸収荷重が小さくなる。
(本実施形態)
これに対して本実施形態では、クラッシュボックス14のエネルギ吸収部14Aの各壁14Wに、荷重入力方向に並べて複数の溝22Gが形成されている。このため、クラッシュボックス14では、圧縮荷重を受けた壁14Wが、荷重の入力側の溝22Gから順に該溝22Gを起点とした座屈、曲げ等を繰り返すように変形し、形成されるクラックCの長さに依存しないエネルギ吸収荷重を発生させることができる。
また、本実施形態による別のメカニズムとして、不連続部である複数の溝22GがクラックCの進行を抑制し(溝22G又は溝22Gの手前でクラックCの進行が止まり)、衝突速度に依存しない長さクラックCを発生させるメカニズムも推定し得る。このメカニズムによっても、クラックCの長さが衝突速度に依存しないので、衝突速度に依存し難いエネルギ吸収荷重を発生させることが説明できる。
このように、本実施形態に係る車体前部構造10では、衝突速度によるエネルギ吸収特性の変化範囲を小さく抑えることができる。そして、本実施形態では、クラッシュボックス14に荷重安定構造22が形成されているので、車体前部構造10が適用された自動車の前面衝突に対して、衝突速度によるエネルギ吸収特性の変化範囲を小さく抑えることができる。
また、車体前部構造10では、クラッシュボックス14を構成する各壁14Wに複数の溝22Gを荷重入力方向に並べて形成する簡単な構造で、衝突速度によるエネルギ吸収特性の変化範囲を小さく抑えることができる。
さらに、車体前部構造10では、閉断面構造のクラッシュボックス14の内面側に溝22Gが形成されているため、溝22Gがユーザ等から見えず、見栄えが良い。また、溝22Gに異物が入り込むことが抑制される。
またさらに、クラッシュボックス14は、そのエネルギ吸収部14Aにおける後端側に荷重安定構造22が形成されていないため、全長に亘って荷重安定構造22が形成された構成と比較して、車幅方向の荷重に対する強度が高い。このため、例えば、バンパリインフォースメント16に対するオーバラップ量が小さい衝突形態である微小ラップ衝突や、斜め方向から衝突する形態である斜め衝突が生じた場合に、クラッシュボックス14が後端側で破壊されることが抑制される。したがって、微小ラップ衝突や斜め衝突の際にも、クラッシュボックス14は前端側から順次圧縮変形され、該クラッシュボックス14によるエネルギ吸収が果たされる。
[変形例]
本明細書において、「第3変形例」とあるのは「参考例」と読み替えるものとする。
上記した実施形態では、荷重入力(前後)方向に交差する方向である上下方向、車幅方向に延びる複数の溝22Gを荷重入力方向に並べて荷重安定構造22が形成された例を示したが、本発明はこれに限定されない。荷重安定構造は、クラッシュボックス14の各壁における厚み方向の少なくとも一部に、該荷重入力方向に不連続となる不連続部が該荷重入力方向に複数並べられることで形成されていれば良い。変形例として、図4(A)〜図4(C)の構造について説明する。
(第1変形例)
図4(A)には、第1変形例に係る荷重安定構造30が示されている。荷重安定構造30が形成されたクラッシュボックス14の壁14Wは、積層構造とされている。この実施形態では、閉断面構造のエネルギ吸収部14Aの外側(外周側)から内側(内周側)に向けて、外層14Wo、中間層14Wm、内層14Wiの3層が積層されている。
荷重安定構造30は、壁14Wの中間層14Wmに形成されている。荷重安定構造30は、それぞれ不連続部、複数の切欠部(ノッチ)としての溝30Gが前後方向に所定ピッチで並べられて構成されている。
各溝30Gは、前後方向に対し交差(直交)する方向に沿って延び(該方向に長手とされ)ている。天壁14T、底壁14Bに形成された溝30Gは車幅方向に沿って延び、左右の側壁14Sに形成された溝30Gは、主に上下方向に沿って延びている。そして、各壁14Wには、厚み方向の両側にそれぞれ溝30Gが形成されており、厚み方向両側の溝30Gは前後方向の位置がずらされている。
この実施形態では、前方から後方に向けて、厚み方向両側の溝30Gが交互に形成されており、各中間層14Wmが厚み方向を振幅方向とする波板状を成している。溝30GはCFRPの機械加工によって形成しても良く、CFRPシート(プリプレグ)を波板状に交互に折り曲げて形成しても良い。
これら溝30Gは、それぞれ壁としての壁14Wにおける溝30G間の部分を、該壁14Wの厚み方向の一部において前後に不連続とする(離す)不連続部として捉えることができる。
第1変形例に係る荷重安定構造30が形成されたクラッシュボックス14、該クラッシュボックス14を備えた車体前部構造10によっても、上記実施形態と同様の作用、効果を得ることができる。第1変形例における破壊モードの推定メカニズムについて補足する。衝突荷重がクラッシュボックス14に入力されると、壁14WにはクラックCが形成されるものの壁の曲げ(座屈)の起点は溝30Gの位置となる。また、上記した実施形態と同様、不連続部である複数の溝30GがクラックCの進行を抑制する(溝30G又は溝30Gの手前でクラックCの進行が止まる)とのメカニズムも推定し得る。何れのメカニズムであっても、荷重安定構造30が形成されたクラッシュボックス14は、衝突速度に依存し難いエネルギ吸収荷重を発生させることができる。
また、第1変形例では、中間層14Wmに荷重安定構造30が形成されているので、クラッシュボックス14単体(車体への取付前)の状態においても荷重安定構造30が目視できない。このため、クラッシュボックス14は、見栄えがよい。なお、壁14Wが全体として、中間層14Wmのような波板状に形成されても良い。
(第2変形例)
図4(B)には、第2変形例に係る荷重安定構造40が示されている。荷重安定構造40は、中間層14Wmすなわち3層以上の積層構造を成す壁14Wにおける内部の層に形成されている。具体的には、荷重安定構造40は、それぞれ不連続部としての複数のスリット40Sが前後方向に所定ピッチで並べられて構成されている。各スリット40Sは、前後方向に対し交差(直交)する方向に沿って延びている。すなわち、天壁14T、底壁14Bに形成されたスリット40Sは車幅方向に沿って延び、左右の側壁14Sに形成されたスリット40Sは、主に上下方向に沿って延びている。
各スリット40Sは、CFRPを構成する炭素繊維CFの不連続部として構成されている。なお、図4(B)においては、中間層14Wmは、樹脂ハッチングでの図示に代えて、炭素繊維CF(の配向方向)を模式的に示している。ここで、スリット40Sは、長さの揃えられた短繊維が前後方向に等ピッチで配向されて形成されても良く、前後方向に沿って配向された長繊維が切断されて形成されても良い。図示例では、中間層14Wmの全厚みに亘ってスリット40Sが形成されているが、厚み方向の一部にスリット40Sが形成された構成としても良い。
第2変形例に係る荷重安定構造40が形成されたクラッシュボックス14、該クラッシュボックス14を備えた車体前部構造10によっても、上記実施形態と同様の作用、効果を得ることができる。第2変形例における破壊モードの推定メカニズムについて補足する。衝突荷重がクラッシュボックス14に入力されると、壁14WにはクラックCが形成される。壁14W(の中間層14Wm)にスリット40Sが形成されているので、CFRPの繊維による該スリット40Sによって荷重の伝達が途切れる。このため、壁14Wに形成されるクラックCの先端Cpの位置は、スリット40Sの形成位置となり、該クラックCの長さは衝突速度に依存せず略一定となる。
すなわち、不連続部である複数のスリット40SがクラックCの進行を抑制し(スリット40SでクラックCの進行が止まり)、衝突速度に依存しない長さクラックCを発生させるものと推定される。このように、クラックCの長さが衝突速度に依存しないので、衝突速度に依存し難いエネルギ吸収荷重を発生させることが説明できる。中間層14Wmに荷重安定構造40が形成されていることの効果は、第1変形例と同様である。
(第3変形例)
図4(C)には、第3変形例に係る荷重安定構造50が示されている。荷重安定構造50では、CFRPを構成する炭素繊維によって不連続部が形成されている。具体的には、壁14W内には、前後方向に沿って配向される図示しない炭素繊維の他に、壁14Wの厚み方向を振幅方向とするサイン波(つづら折り)形状の炭素繊維50Fが配向されている。図示例では、壁14Wの厚みと炭素繊維50Fの両振幅とが略一致されているが、炭素繊維50Fの両振幅が壁14Wの厚みよりも小さい構成としても良い。この炭素繊維50Fは、壁14Wにおける該炭素繊維50Fが厚み方向に横切る部分で、該横切る部分の前後の部分を不連続とする不連続部を形成している。
第3変形例に係る荷重安定構造50が形成されたクラッシュボックス14、該クラッシュボックス14を備えた車体前部構造10によっても、上記実施形態と同様の作用、効果を得ることができる。第3変形例における破壊モードの推定メカニズムについて補足する。衝突荷重がクラッシュボックス14に入力されると、壁14WにはクラックCが形成される。壁14W(の中間層14Wm)にサイン波形状の炭素繊維50Fが配向されているので、該炭素繊維50Fが壁14Wを横切る部分でクラックCの進行が止まる。
このため、壁14Wに形成されるクラックCの長さは、サイン波形状の炭素繊維50Fの半周期で略一定とされる。このように、クラックCの長さが衝突速度に依存しないので、衝突速度に依存し難いエネルギ吸収荷重を発生させることが説明できる。
(不連続部の定義)
以上説明したように、本発明における不連続部は、それ自体で衝突荷重に対する曲げや座屈の起点となる変形起点部(弱化部、低強度部等)であっても良い。また、本発明における不連続部とは、それによってクラックC(の長さ、先端Cpの位置)を制御する(クラックCの進行を止める)クラック制御部であっても良い。さらに、本発明における不連続部は、変形起点部の機能とクラック制御部の機能とを併せ持ったものでも良い。
(その他の変形例)
なお、上記した実施形態及び各変形例では、壁14Wを構成するCFRPが、繊維の配向が一定である一方向強化材である例を示したが、本発明はこれに限定されない。壁14W又は壁14Wを構成する各層の繊維の配向方向に限定はなく、例えば、壁14W又は壁14Wを構成する層が疑似等方材(所謂QI材)にて構成されても良い。補足すると、疑似等方材より成る壁14Wにおいても、一方向強化材より成る壁14Wのエネルギ吸収特性の速度依存性に比して小さいものの、エネルギ吸収特性の速度依存性が存在する。したがって、疑似等方材より成る壁14W(クラッシュボックス14)に本発明の構成を適用して、本発明の課題を解決することができる。また、壁14Wが積層構造を成す構成においては、各層で異なる繊維配向とされても良いことは言うまでもない。
また、上記した実施形態及び各変形例では、CFRPを構成する樹脂として熱可塑性樹脂を採用した例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、CFRPを構成する樹脂として熱硬化性樹脂を採用しても良い。
さらに、上記した実施形態及び各変形例では、繊維強化樹脂としてCFRPを採用した例を示したが、本発明はこれに限定されない。繊維強化樹脂を構成する繊維として、各種の繊維を採用可能であり、例えば、ガラス繊維やケブラー繊維等を採用した構成としても良い。壁14Wが積層構造を成す構成においては、各層で異なる繊維を用いても良く、第3変形例においては、サイン波状の炭素繊維50Fに代わる繊維を繊維強化樹脂で用いる繊維と異なる種類の繊維にて構成しても良い。
またさらに、上記した実施形態及び各変形例では、クラッシュボックス14のエネルギ吸収部14Aが閉断面構造である例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、エネルギ吸収部14Aが荷重入力方向から見て波板状を成す開断面形状とされても良い。
また、上記した実施形態及び第1変形例では、不連続部、切欠部としての溝22G、30Gが形成された例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、切欠部として、荷重入力方向との交差方向に沿って複数の凹部が断続的に配置された構成としても良い。この場合、荷重入力方向に隣り合う切欠部(凹部の集合体)同士で、蒸気交差方向における凹部の位置は一致されてもずらされても良い。
また、上記した実施形態及び各変形例では、本発明に係る車両のエネルギ吸収構造が車体前部構造10に適用された例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、リヤサイドメンバとリヤのバンパリインフォースメントとの間にクラッシュボックスが介在される車体後部構造に本発明を適用しても良い。また、本発明に係るエネルギ吸収部材は、クラッシュボックスに限定されることはなく、例えばロッカの閉断面内や車幅方向外側に配置されるエネルギ吸収部材など各種のエネルギ吸収部材に本発明を適用し得る。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で各種変更して実施可能であることは言うまでもない。例えば、上記各変形例の構成(要素)を適宜組み合わせて補強構造を構成しても良い。
10 車体前部構造(車両のエネルギ吸収構造)
12 フロントサイドメンバ(サイドメンバ)
14 クラッシュボックス(エネルギ吸収部材)
14A エネルギ吸収部
14T 天壁(壁)
14B 底壁(壁)
14S 側壁(壁)
14W 壁
14Wm 中間層(層)
14Wi 内層(層)
14Wo 外層(層)
16 バンパリインフォースメント
22 荷重安定構造(不連続部)
22G 溝(切欠部、不連続部)
30・40・50 荷重安定構造(不連続部)
30G 溝(切欠部、不連続部)
40S スリット(不連続部)
50F 炭素繊維(不連続部)

Claims (5)

  1. 繊維強化樹脂製で荷重入力方向を軸方向とする閉断面構造のエネルギ吸収部材の前記閉断面構造を成す壁の面に前記荷重入力方向との交差方向に延び又は該交差方向に沿って断続的に設けられ、前記荷重入力方向に並べられた複数の切欠部が形成されている車両のエネルギ吸収構造。
  2. 繊維強化樹脂製のエネルギ吸収部材の荷重入力方向に沿って延びる壁が厚み方向に積層された3つ以上の層を有しており、該壁の内部の層に、荷重入力方向に不連続となる不連続部が該荷重入力方向に複数並べて形成されている車両のエネルギ吸収構造。
  3. 複数の前記不連続部は、前記荷重入力方向との交差方向に延び又は該交差方向に沿って断続的に設けられ、前記荷重入力方向に並べられた複数の切欠部である請求項記載の車両のエネルギ吸収構造。
  4. 前記エネルギ吸収部材は、バンパリインフォースメントとサイドメンバとの間に介在するクラッシュボックスである請求項1〜請求項3の何れか1項記載の車両のエネルギ吸収構造。
  5. 繊維強化樹脂製で荷重入力方向を軸方向とする閉断面構造とされており、前記閉断面構造を成す壁の面に前記荷重入力方向との交差方向に延び又は該交差方向に沿って断続的に設けられ、前記荷重入力方向に並べられた複数の切欠部が形成されているエネルギ吸収部材。
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