JP6018290B2 - 光量調節装置および光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラや交換レンズ等の光学機器等に搭載され、絞り装置等とも称される光量調節装置に関する。
上記のような光量調節装置(絞り装置)の性能は、光学機器を用いて撮影される画像の画質に影響を与え、特に絞り羽根によって形成される実際に光が通過する絞り開口の形状(絞り開口形状)は、いわゆるボケやゴーストの形状を変化させる。すなわち、絞り開口形状が円形に近ければ、ボケやゴーストの形状も円形となるため、自然な画質が得られるが、絞り開口形状が円形とは大きく異なる四角形や扁平な形状であると、ボケやゴーストもそれと同様の形状を持って現れ、不自然な画質となる。
このように円形とは大きく異なる絞り開口形状は、直動する2枚の絞り羽根によって絞り開口を形成する場合に生じ易い。このため、特許文献1には、直動する絞り羽根を4枚用いて絞り開口を大きくすると開口形状が四角形の開口形状から角の数が増えて四角形よりも円形に近い多角形の絞り開口形状を形成する絞り装置が開示されている。
また、特許文献2で知られる虹彩絞りを使用する光量調整装置は、直進絞り羽根と揺動絞り羽根との間にスペーサが介在することで、直進絞り羽根と揺動絞り羽根の干渉を防止し、揺動絞り羽根の円滑な揺動が阻害されることを防止していた。
特開2012−78556号公報 特開2010−204693号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された絞り装置のような構成では、光通過開口の形状が直動する絞り羽根のみで決定するため、光通過開口を所望の開口形状とするのが非常に難しい。
また、特許文献2の装置のように、虹彩絞りを使用する光量調整装置では、複数枚の絞り羽根を使用するため、各々の絞り羽根の移動姿勢を保つことが難しいという問題があった。
本発明は、光通過開口を所望の形状とすることができる光量調節装置、およびこれを備えた光学機器を提供する。
本発明によれば、光通過方向に交差する方向に直進移動する複数の第1の光量調節羽根と、前記光通過方向に交差する面内で回動する複数の第2の光量調節羽根と、を備え、前記複数の第1の光量調節羽根は、対向配置されて直進移動し、前記複数の第1の光量調節羽根と前記複数の第2の光量調節羽根とを環状に重ね合わせて形成される多角形の光通過開口を拡開させると、前記光通過開口のうち、前記複数の第1の光量調節羽根の移動方向と交差する方向の両端側において、前記複数の第2の光量調節羽根の屈曲点または変曲点が光通過開口の縁部に含まれるように移動することによって、前記光通過開口の形状に辺または角部の数を増やして変形させ、前記光通過開口の形状が多角形から円形に近づくことを特徴とする光量調節装置が提供される。
また、発明によれば、上記光量調節装置を備えた光学機器が提供される。
発明によれば、光通過方向に交差する方向に直進移動する第1の絞り羽根と光通過方向に交差する面内で回動する第2の絞り羽根との組み合わせによって、光通過開口を所望の形状とすることができる。
本発明の実施例1である絞り装置の分解斜視図。 実施例1の絞り装置の斜視図。 実施例1の絞り開口の正面図。 実施例1の第1の絞り羽根の正面図。 実施例1の第2の絞り羽根の正面図。 実施例1の絞り装置に用いられるリニア絞り羽根の正面図。 実施例1の絞り装置に用いられる回転絞り羽根の正面図。 実施例1の絞り装置にて形成される絞り開口形状を示す正面図。 本発明の実施例2である絞り装置の分解斜視図。 本発明の実施例3である絞り装置の断面図。 実施例3の地板とケース部材それぞれの凸部と絞り羽根との位置関係図。 本発明の実施例である光学機器の概略図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
図1には、本発明の実施例1である光量調節装置としての絞り装置を分解して示している。また、図2の2A、図6〜8は該絞り装置を、光量調節羽根としての絞り羽根4〜9により形成される絞り開口を光が通過する方向(光軸方向)から見て示している。なお、図2では、図1中に示すカバー板10を取り除いた状態を示している。さらに、図2の2Bには、図2の2Aに示した絞り装置を斜めから見て示している。また、これらの図において絞り装置の上下方向であって長手方向が、「光通過方向に交差する方向に絞り羽根が直進する方向」に相当し、以下の説明では光軸交差方向という。また、これらの図における絞り装置の左右方向を幅方向という。
これらの図において、絞り羽根4〜9は、絞り装置の外装を構成する筐体内に収容されるが、この筐体の一部を構成するベース部材としての地板2には、光を通過させる固定開口2bが形成されている。地板2は、プレス加工や樹脂成形等によって製作されている。地板2の一方面側には、軸(2c、2d、2e,2f)が形成されている。軸2dは、リニア絞り羽根6のガイドピンとしての機能と、回転絞り羽根4と回転絞り羽根7の回転中心軸の機能を有している。軸2eは、リニア絞り羽根9のガイドピンとしての機能と、回転絞り羽根5と回転絞り羽根8の回転中心軸の機能を有している。
該地板2の外面となる他方面(光軸方向一方の面)のうち、固定開口2bから下方向に離れた位置には、絞り駆動部1が取り付けられている。絞り駆動部1は、例えば、不図示のロータマグネットと、該ロータマグネットと一体で回転する出力軸1aと、通電されてロータマグネットを回転させる磁力を発生する不図示のコイルにより構成される電磁駆動モータである。また、ステッピングモータであってもよい。
絞り駆動部1の出力軸1aは、地板2を貫通して地板2の内面側に突出している。そして、該出力軸1aには、駆動レバーとしての駆動アーム3が圧入によって取り付けられている。駆動アーム3は、固定開口2bから下方向に離れて位置する軸回りにおいて、出力軸1aとともに所定の角度範囲で回動する。駆動アーム3は、樹脂成形等によって製作されている。なお、出力軸1aと駆動アーム3とを一体形成することも可能である。
駆動アーム3は、出力軸1aの位置を挟んだ両側の先端に、絞り羽根4〜9を駆動するための伝達部としての羽根駆動ピン3i,3jを有する。羽根駆動ピン3iは、回転絞り羽根4、回転絞り羽根8およびリニア絞り羽根9の3枚の絞り羽根に係合している。また、羽根駆動ピン3jは、リニア絞り羽根6、回転絞り羽根5および回転絞り羽根7の3枚の絞り羽根に係合している。
なお、絞り駆動部1と駆動アーム3を地板2の外面側に配置し、駆動アーム3に形成された羽根駆動ピン3i,3jを、地板2を貫通させて該地板2の内面側に突出させるようにしてもよい。
このように、本実施例では、絞り駆動部1の出力軸1aに直接取り付けられた(または一体形成された)1つの駆動アーム3に2つの羽根駆動ピン3i,3jを設け、同一(共通)の羽根駆動ピン3iに、1枚のリニア絞り羽根(第1の絞り羽根)9と2枚の回転絞り羽根(第2の絞り羽根)4,8を係合させている。また、他の同一(共通)の羽根駆動ピン3jに、1枚のリニア絞り羽根(第1の絞り羽根)と2枚の回転絞り羽根(第2の絞り羽根)5,7を係合させている。そして、このように複数(2つ)の羽根駆動ピン3i,3jのそれぞれに3枚ずつの絞り羽根が係合した駆動アーム3を回動させることで、2枚のリニア絞り羽根6、9を光軸交差方向に移動させ、かつ4枚の回転絞り羽根4,5,7,8を回転させて、これら6枚の絞り羽根4〜9によって円形に近い多角形状の絞り開口を形成するとともにそのサイズ(径)を変化させる。
図3の3Aに絞り開口が閉じきりの状態、3Bは小絞り状態、3C、3Dに絞り開口が略8角形で大きさの異なる状態、3Eに絞り開口が略10角形、3Fに絞り開口が略12角形となっている状態をそれぞれ示す。
図3の3A〜3F及び図8の8A〜8Fに示すように、光通過方向に交差する方向に直進移動するリニア絞り羽根(第1の光量調節羽根)6,9と光通過方向に交差する面内で回動する回転絞り羽根(第2の光量調節羽根)4,5,7,8とを環状に重ね合わせて形成される光通過開口を大きく拡開すると光通過開口の形状が多角形から円形に近づく。リニア絞り羽根6,9でおおよその絞り開口の大きさと形状を形成し、リニア絞り羽根6,9の移動方向と交差する方向の両端を回転絞り羽根4,5,7,8とで絞り開口を形成することによって、固定開口2bの直径に近い大きな径の絞り開口の場合でも所望の開口形状を形成することができる。より詳細には、リニア絞り羽根6,9の直進動作に加えて回転絞り羽根4,5,7,8の回動動作を適用することで、絞り開口を開閉する過程において、少ない可動範囲でも所望の絞り開口形状を実現でき、しかも絞り開口を拡開するにつれて絞り開口の形状を多角形から円形に近づけることが可能となる。特に、本実施例では、光通過開口が拡開する方向にリニア絞り羽根6,9を直進移動させるのに伴って回転絞り羽根4,5,7,8をそれぞれ回動させることで、光通過開口の形状を多角形から円形に素早く近づけることが可能となる。また、リニア絞り羽根6,9と回転絞り羽根4,5,7,8とで開口形状を形成することによって、絞り羽根〜9が少ない移動量で、絞り開口の辺の数を増やして開口形状を多角形から円形に近づけることができる。さらに、本実施例では、リニア絞り羽根6,9の直進動作に加えて回転絞り羽根4,5,7,8の回動動作を併用しているため、リニア絞り羽根6,9の直進動作を少なくできる。すなわち、回転絞り羽根4,5,7,8の回動動作を併用することで、リニア絞り羽根6,9の可動範囲を少なくしてリニア絞り羽根6,9の退避スペース(収容スペース)を削減できることから、絞り装置の小型化を図ることができる。つまり、本実施例の絞り装置は、直進移動する羽根だけで光通過開口を作る構造と比べて、装置の小型化に非常に有利でありながら、絞り開口を開閉する過程において所望の開口形状を作り易く、しかも絞り開口の形状を素早く多角形から円形に近づけることが可能となることから、高性能な光量調整の構造を実現できるものである。
また、以上の構成を採用することで、絞り開口の周囲に配置された駆動リング(環板)を回転させ、該駆動リングにおける互いに異なる駆動軸部によってリニア絞り羽根や回転絞り羽根を駆動する場合に比べて、絞り装置の小型化に有利でありながらも、所望の形状の絞り開口を形成することができる。
なお、リニア絞り羽根6,9が光軸交差方向に直進移動するとは、リニア絞り羽根6,9が光軸交差方向に直線移動(平行移動)する場合だけでなく、幅方向に揺動したりシフトしたりしながら光軸交差方向に移動する場合も含む意味である。
カバー板10は、地板2との間に絞り羽根4〜9が移動する空間を形成するように地板2に取り付けられるカバー板である。カバー板10は、地板2に形成された固定開口2bに対応する開口10bを有する。カバー板10は、プレス加工や樹脂成形等により製作されている。カバー板10の内面(地板側の面)には、絞り羽根4〜9との摺動抵抗を低減するためのレール(例えば高さの異なる凸部)が形成されている。
本実施例の絞り装置は、前述したように駆動アーム3を回動させることで絞り開口径を変化させることができ、さらに絞り開口を完全に閉じる(閉じきる)ことができる。このため、本実施例の絞り装置は、シャッタ動作を行うことも可能である。つまり、本実施例の絞り装置は、絞りシャッタ装置として使用することもできる。
図4の4Aにリニア絞り羽根6、図4の4Bにリニア絞り羽根9を示す。図5の5Aに回転絞り羽根4、図5の5Bに回転絞り羽根5、図5の5Cに回転絞り羽根7、図5の5Dに回転絞り羽根8を示す。図6は、6Aの閉じきり状態から6Bの中間絞り状態を経て、6Cの開放状態のときのリニア絞り羽根6,9の位置を示した図である。図7は、7Aの閉じきり状態から7Bの中間絞り状態を経て、図7Cの開放状態のときの回転絞り羽根5,6,7,8の位置を示した図である。
回転絞り羽根4は、駆動カム溝部4iにて、駆動アーム3の羽根駆動ピン3iと摺動可能に係合している。また、回転絞り羽根4に形成された回転中心孔部4dには、地板2に形成された回転中心部(回転中心軸部)としての回転中心ピン2dが回転可能に嵌合している。
駆動アーム3が所定の角度範囲で回動すると、回転絞り羽根4は、図5の5A、図7の7A〜7Cに示すように、駆動カム溝部4iが羽根駆動ピン3iから駆動力を受け、回転中心孔部4dが係合した回転中心ピン2dを中心として光軸に交差する面内で回転(旋回)する。この回転の速さは、駆動カム溝部4iの形状によって調整可能である。また、駆動カム溝部4iの形状によって絞り開口の形状の補正も可能である。
回転絞り羽根5は、駆動カム溝部5jにて、駆動アーム3の羽根駆動ピン3jと摺動可能に係合している。また、回転絞り羽根5に形成された回転中心孔部5eには、地板2に形成された回転中心部(回転中心軸部)としての回転中心ピン2eが回転可能に係合している。
駆動アーム3が所定の角度範囲で回動すると、回転絞り羽根5は、図5の5B、図7の7A〜7Cに示すように、駆動カム溝部5jが羽根駆動ピン3jから駆動力を受け、回転中心孔部5eが係合した回転中心ピン2eを中心として光軸に交差する面(以下、光軸交差面という)内で回転(旋回)する。この回転の速さは、駆動カム溝部5jの形状によって調整可能である。また、駆動カム溝部5jの形状によって絞り開口の形状の補正も可能である。
図4の4Aに示すリニア絞り羽根6は、長穴形状の駆動孔部6jにて、駆動アーム3の羽根駆動ピン3jと摺動可能に係合している。また、リニア絞り羽根6に光軸交差方向に延びるように形成されたガイド長孔部6cおよびガイド長孔部6dには、それぞれ地板2に形成されたガイド部(ガイド軸部)としてのガイドピン2cおよびガイドピン2dが摺動可能に係合している。
駆動アーム3が上述した所定の角度範囲で回動すると、リニア絞り羽根6は、図6の6A〜6Cに示すように、駆動孔部6jにて羽根駆動ピン3jから駆動力を受け、ガイド長孔部6c、6dがガイドピン2c、2dによってガイドされながら、光軸交差方向に駆動される。
回転絞り羽根7は、駆動カム溝部7にて、駆動アーム3の羽根駆動ピン3と摺動可能に係合している。また、回転絞り羽根7に形成された回転中心孔部7dには、地板2に形成された回転中心部(回転中心軸部)としての回転中心ピン2dが回転可能に嵌合している。
駆動アーム3が所定の角度範囲で回動すると、回転絞り羽根7は、図5の5C、図7に示すように、駆動カム溝部7が羽根駆動ピン3から駆動力を受け、回転中心孔部7dが係合した回転中心ピン2dを中心として光軸交差面内で回転(旋回)する。この回転の速さは、駆動カム溝部7の形状によって調整可能である。また、駆動カム溝部7の形状によって絞り開口の形状の補正も可能である。
回転絞り羽根8は、駆動カム溝部8iにて、駆動アーム3の羽根駆動ピン3iと摺動可能に係合している。また、回転絞り羽根8に形成された回転中心孔部8eには、地板2に形成された回転中心部(回転中心軸部)としての回転中心ピン2eが回転可能に嵌合している。
駆動アーム3が所定の角度範囲で回動すると、回転絞り羽根8は、図5の5D、図7に示すように、駆動カム溝部8iが羽根駆動ピン3iから駆動力を受け、回転中心孔部8eが係合した回転中心ピン2eを中心として光軸交差面内で回転(旋回)する。この回転の速さは、駆動カム溝部8iの形状によって調整可能である。また、駆動カム溝部8iの形状によって絞り開口の形状の補正も可能である。
図4の4B、図6に示すリニア絞り羽根9は、長穴形状の駆動孔部9にて、駆動アーム3の羽根駆動ピン3と摺動可能に係合している。また、リニア絞り羽根9に光軸交差方向に延びるように形成されたガイド長孔部9eおよびガイド長孔部9fには、それぞれ地板2に形成されたガイド部(ガイド軸部)としてのガイドピン2eおよびガイドピン2fが摺動可能に係合している。
駆動アーム3が所定の角度範囲で回動すると、リニア絞り羽根9は、図6の6A〜6Cに示すように、駆動孔部9iにて羽根駆動ピン3iから駆動力を受け、ガイド長孔部9e、9fがガイドピン2e、2fによってガイドされながら、光軸交差方向に駆動される。
絞り開口の幅方向左方側を形成する回転絞り羽根4および回転絞り羽根5は、駆動カム溝部4i,5jにて、駆動アーム3の羽根駆動ピン3i,3jとそれぞれ摺動可能に係合している。また、回転絞り羽根4,5に形成された回転中心孔部4d,eには、地板2に形成された回転中心部(回転中心軸部)としての回転中心ピン2d,2eがそれぞれ回転可能に嵌合している。
絞り開口の幅方向右方側を形成する回転絞り羽根7および回転絞り羽根8は、駆動カム溝部7,8にて、駆動アーム3の羽根駆動ピン3,3とそれぞれ摺動可能に係合している。また、回転絞り羽根7,8に形成された回転中心孔部7d,8eには、地板2に形成された回転中心部(回転中心軸部)としての回転中心ピン2d,2eがそれぞれ回転可能に嵌合している。
駆動アーム3が所定の角度範囲で回動すると、回転絞り羽根7,8はそれぞれ、図7の7A〜7Cに示すように、駆動カム溝部7,8が羽根駆動ピン3,3から駆動力を受け、回転中心孔部7d,8eが嵌合した回転中心ピン2d,2eを中心として光軸交差面内で回転(旋回)する。この回転の速さは、駆動カム溝部7,8の形状によって調整可能である。また、駆動カム溝部7,8の形状によって絞り開口の形状の補正も可能である。そして、駆動アーム3の回動位置に対する回転絞り羽根4,5,7,8の回転位置を、それぞれに形成された駆動カム溝部4,5,7,8の形状で調整することができる。
つまり、絞り開口の光軸に点対称な位置の縁部を形成する回転絞り羽根4および回転絞り羽根7は、駆動カム溝部4i,5jにて、駆動アーム3の羽根駆動ピン3i,3jとそれぞれ摺動可能に係合している。また、回転絞り羽根4,7に形成された回転中心孔部4d,7dには、地板2に形成された回転中心部(回転中心軸部)としての回転中心ピン2dが回転可能に嵌合している。そのため、回転絞り羽根4および回転絞り羽根7を用いて、絞り開口の中心に対して対向する位置から絞り開口の形状を調整しやすい。
さらに、絞り開口の光軸に点対称な位置の縁部を形成する回転絞り羽根5および回転絞り羽根8は、駆動カム溝部5j,8iにて、駆動アーム3の羽根駆動ピン3j,3とそれぞれ摺動可能に係合している。また、回転絞り羽根5,8に形成された回転中心孔部5e,8eには、地板2に形成された回転中心部(回転中心軸部)としての回転中心ピン2eが回転可能に嵌合している。そのため、回転絞り羽根5および回転絞り羽根8を用いて、絞り開口の中心に対して対向する位置から絞り開口の形状を調整しやすい。
図8の8Aに絞り開口が閉じきりの状態、8Bは小絞り状態(絞り開口が略8角形)、8C、8Dに絞り開口が略8角形或いは略10角形で大きさの異なる状態、8Eに絞り開口が略10角形或いは略12角形、8Fに開放状態(略12角形)をそれぞれ示す。
これにより、図4、図5、図8に示すように、開放絞り(右下の図8の8F)から小絞り(上中の図8の8B)までの各絞り状態において、絞り羽根4〜9の開口形成用縁部4k1,4k2,5k1,6k1,6k2,6k3,6k4,7k1,8k1,8k2,9k1,9k2のうち4辺以上を用いることによって円形に近い多角形の絞り開口を形成することができる。絞り開口は、少なくとも開口形成用縁部6k1,6k2,9k1,9k2を用いて概形を定める。開口形成用縁部6k1,6k2,9k1,9k2の間に配置される開口形成用縁部4k1,4k2,5k1,7k1,8k1,8k2のいずれかを用いると形成する多角形の形状を、リニア絞り羽根6,9の移動方向に交差する方向について絞り開口を円形に近くすることができる。
ここで、図3の3Cや図8の8Bの小絞り形状時では、絞り羽根4〜9の開口形成縁部4k1,9k2,9k1,8k1,7k1,6k2,6k1,5k1で作られており、略8角形の絞り開口を形成する。図3の3Eの中間絞り形状は、絞り羽根4〜9の開口形成縁部4k2,4k1,9k2,9k1,8k1,8k2,7k1,6k2,6k1,5k1で作られており、略10角形の絞り開口を形成する。さらに図3の3Fの開放側の絞り形状は、絞り羽根4〜9の開口形成縁部4k2,4k1,9k2,9k1,8k1,8k2,7k1,6k4,6k2,6k1,6k3,5k1で作られており、略12角形の絞りを形成する。本実施例では、絞り開口の形状が略8角形から略10角形、略12角形となる変化を代表で示している。例えば、絞り開口の形状が、絞り羽根に開口形成縁部を2辺以上設け、駆動アームと各絞り羽根の配置によって各絞り羽根の開口形成縁部が一辺づつ増えるようにすると略4角形から略5角形、略6角形・・・略18角形など連続、あるいは、段階的に角数(角部の数)を増やすことも可能である。
本実施例においては、回動絞り羽根4,5,7,8によって、絞り開口の形状が円形に近づいた後に、さらに、絞り開口を大きくすると、リニア絞り羽根6,9によって、絞り開口の形状がさらに円形に近づく構成であるため、大型化することなく絞り開口の大きさに合わせて、絞り開口の形状を所望の形状に変化させることができる。
絞り開口の形状は、円形又は円形に限りなく近づくことが好ましいが、辺や角の数が増えて多角形が円形に近づくように変化すればよい。本実施例では、絞り開口の形状は、多角形の対向配置される角が偶数個づつ増加するため、絞り開口の面積の増加に伴って、多角形の対称性が大きくくずれることなく円形に近づくことができる。つまり、絞り開口が、大きくなるに従って、開口形成用縁部6k1,6k2の間の頂点と開口形成用縁部9k1,9k2の間の頂点を結んだ対角線に対して対称な位置で、絞り開口の縁部が絞り羽根4〜9の複数の開口形成用縁部を繋ぐ屈曲点または変曲点を含むようになる。
このように、絞り羽根4〜9の開口形成部が複数の辺縁部を有することで、開口径が大きくなるにつれて、円形に近い角数の多い多角形に変化していく。また、リニア絞り羽根6,9及び回転絞り羽根4,5,7,8の少なくとも何れか一方の形状を適宜調整することにより、絞り開口を形成する縁部の少なくとも一部に円弧部を形成することが可能となる。絞り開口の少なくとも一部を形成する縁部を円弧の形状にすると、より円形に近い開口径を作ることが可能である。また、開口形成用縁部の間をRでつなぐことで円形に近い絞り開口を形成することができる。回転絞り羽根4,5,7,8は、回動する中心と形状を調整することで開口形成用縁部4k1,4k2,5k1,7k1,8k1,8k2の配置を絞り開口の大きさごとに適した角度に設定することができる。また、絞り開口のうち複数の絞り羽根の重なる位置を多角形の角として、それぞれの角を結ぶ辺は、曲線であっても良く、絞り羽根4〜9の開口形成用縁部4k1,4k2,5k1,6k1,6k2,6k3,6k4,7k1,8k1,8k2,9k1,9k2が、開口2bに沿って屈曲した形状であれば、直線で各縁部の各辺を形成するより円形に近づけることができる。
また、前述したように、本実施例の絞り装置は、図3の3Aに示すように、閉じ切りも可能である。第2の絞り羽根(回転羽根或いは回転絞り羽根)は、駆動ピンと係合する駆動カム溝部を調整することで、容易に閉じ切りを可能にできる。そのため、第1の絞り羽根(リニア絞り羽根)の可動を閉じ切りまで作動させずに、閉じ切りさせることも可能であるため、長手方向の小型化も可能である。
絞り羽根4〜9には、それぞれの摺動負荷を低減させるために、エンボスmを設けてもよい。
以上説明したように、本実施例の絞り装置は、各絞り羽根を、駆動リング等の絞り開口の周囲で回転する部品を用いずに、1つの駆動アーム3を駆動させることで移動または回転させるため、絞り装置を長手方向および幅方向において小型化できる。さらに、絞り羽根4,6,8のように屈曲点を持つ開口形成縁部を設けると、絞り羽根の枚数以上の円形に近い多角形の開口径を形成し、光軸方向での厚みを薄くすることができる。
絞り開口が大きくなるに従い、絞り開口を形成する辺が増える構成であるため、大きい絞り開口の際に、より円形に近い絞り開口の形成が可能である。
しかも、絞り開口から光通過方向に交差する方向に離れた位置に回転中心を持つ駆動レバーに設けた同一の伝達部で両絞り羽根を駆動することで、絞り開口の周囲で駆動リング等の部材を回転させる構成に比べて、装置を全体的に小型化することができる。また、ベース部材に設けられた第1の絞り羽根のガイド軸部と、ベース部材に設けられた第2の絞り羽根の回転中心軸部が、同一の軸を使用することができるため、装置を小型化し易く、該装置を搭載する光学機器の小型化に有効である。リニア絞り羽根と回動絞り羽根を用いることで、リニア絞り羽根のみで開口形状を形成する場合に比べて、所望の開口形状を形成しやすく、長手方向に移動するリニア絞り羽根のストロークを確保する必要がなくなり、リニア絞り羽根の可動範囲を少なくできるため、絞り装置の小型化(特に長手方向の小型化)が可能である。
なお、本実施例では、絞り羽根4〜9に孔部や溝部を形成し、駆動アーム3や地板2に形成されたピンをこれら孔部や溝部に係合(挿入)する場合について説明したが、絞り羽根にピンを設け、これを駆動アームや地板に形成された孔部や溝部に挿入する構成を採用することも可能である。
(実施例2)
図9には、本発明の実施例2である絞り装置を分解して示している。本実施例の絞り装置は、図1に示した絞り装置に、絞り開口を通過する光量を減衰させるNDフィルタ12を進退可能に設けたものである。図9において、図1に示した構成要素と同じ構成要素には、図1中の符号と同符号を付して説明に代える。
13はNDフィルタ12を保持するND保持板である。ND保持板13は、カバー板10を挟んで絞り羽根4〜9とは反対側に配置されている。14はカバー板10との間にND保持板13を移動させる空間を形成する外カバー板であり、地板2に取り付けられる。
外カバー板14には、ND駆動部17が固定されたサブ地板16が取り付けられる。ND駆動部17は、例えば、不図示のロータマグネットと、該ロータマグネットと一体で回転する不図示の出力軸と、通電されてロータマグネットを回転させる磁力を発生する不図示のコイルにより構成される電磁駆動モータである。またステッピングモータであってもよい。
ND駆動部17の出力軸には、NDアーム15が圧入されて取り付けられており(一体形成されていてもよい)、該NDアーム15の先端に駆動ピン15aを有している。駆動ピン15aは、外カバー板14を貫通して、ND保持板13と係合する。ND保持板13は、地板2に形成されたガイドピン2cと回転中心ピン2dとによって光軸交差方向にガイドされる。ND駆動部17によってNDアーム15を回動させると、ND保持板13が光軸交差方向に直進移動し、NDフィルタ12が絞り開口に対して進退する。
また、ND保持板13はリニア絞り羽根6、9と同様に、揺動しながら光軸交差方向に駆動される構成でもよい。
このように、本発明は、NDフィルタを備えた絞り装置にも適用することができる。NDフィルタ12で絞り開口を覆うことで、絞り開口をあまり小さく絞らなくても光量を減少させることができるので、いわゆる小絞り回折による画質の劣化を回避することができる。また、ゴーストやボケの形状も円形に近い形状とすることができるので、より自然な画質の画像を得ることができる。
(実施例3)
実施例1及び2の絞り装置における筐体構造例について説明する。本実施例は、基本的に、実施例1の構造に後述する凸部2r、10r等を追加した構成としている。実施例1又は2に示した構成要素と同じ構成要素には、図1中の符号と同符号を付して説明に代える。
図10の10A、10Bに示すように、絞り装置における筐体の一部を構成するケース部材10は、地板2の一方面側にある軸(2c,2d,2e,2f)を係合させて、地板2との間で絞り羽根4〜9が収容される羽根収容空間(羽根室100)を形成する。このケース部材10は、地板2に形成された固定開口2に対応する固定開口10bを有する。すなわち、ケース部材10が地板2に係合した状態においては、ケース部材10の固定開口10bが地板の固定開口2aに連通し、絞り装置の筐体を貫通する光通過経路を形成する。
そして、このような絞り装置の筐体内には、上記羽根室100を複数の羽根室として区切る羽根室形成部材が設けられている。この羽根室形成部材は、例えば、本実施形態では、絞り羽根4〜9のうち絞り羽根6によって形成されている。すなわち、筐体の内部空間は、絞り羽根6が仕切り羽根として機能し、地板2側の羽根室101と、ケース部材側の羽根室102とに分割されている。絞り羽根6は、光量調節のための直進移動する羽根であって、光通過経路を形成する固定開口2(10b)の外周縁部、特に、直進移動方向と直交する方向における両側の縁部に対向する部分を実質的に覆うように形成し、これらの領域では少なくとも羽根室の仕切り部材として機能する。これにより、絞り羽根6を直進移動させても、固定開口2(10b)の外周縁部に対向する部分においては、絞り羽根6が実質的に存在する領域となるため、少なくともこの部分では、他の絞り羽根が移動する空間(羽根室)を区切ることが可能となる。これにより、複数の絞り羽根4〜9の移動空間となる羽根室を、絞り羽根6によって区切ることが可能となるため、別途、羽根室を区切るための部材や構造を省略できて、低コスト化、小型化に有利である。
そして、本絞り装置の外装を構成する筐体の内壁には、上述した羽根室を区切る絞り羽根6に接して、絞り羽根6の移動を補助する凸部が設けられている。例えば、本実施形態では、リニア絞り羽根6の移動方向に延在するレール状の凸部2rが、地板2に設けられている。複数の凸部2rは地板2上に離間して設けられており、二つのレール状の凸部2rが、開口部2bに対して駆動アーム3側である絞り羽根6の後端側とは反対側の絞り羽根6の先端側に設けられている。二つのレール状の凸部2rが、ガイドピン2c〜fよりも開口部2b側であって、地板2上の先端側に設けられていることによって、絞り羽根4、5が移動しない隙間のうち広いスペースを利用することができ、絞り羽根6の重心を支えるための複数の凸部を地板2上に効率良く配置することができる。また、回転中心ピン2dとアーム部材3の間の絞り羽根6の後端側にも、絞り羽根4,5の移動範囲の外側に点状の凸部2rが設けられている。絞り羽根6の先端側が凸部2rに支持されることによって、絞り羽根6上の地板2側に羽根室100を区切って羽根室101が形成される。羽根室101は、絞り羽根4,5が移動可能となっており、絞り羽根4,5は、地板2の開口部2bの幅方向一方側(図1で左側)を絞る。
また、本絞り装置の外装を構成する筐体の地板2に対応するケース部材10の内壁には、リニア絞り羽根6の移動方向に延在するレール状の凸部10rが設けられている。複数の凸部10rはケース部材10上に設けられており、凸部2rと凸部10rとの間を絞り羽根6が安定的に可動できる隙間を有して設けられている。二つのレール状の凸部10rが、絞り羽根6の先端側に設けられ、また、回転中心ピン2eとアーム部材3の間の絞り羽根6の後端側にも、絞り羽根7〜9の移動範囲の外側に点状の凸部10rが設けられている。二つのレール状の凸部10rが、ガイドピン2c〜fよりも開口部2b側であって、ケース部材10上の先端側に設けられていることによって、絞り羽根7〜9が移動しない隙間のうち広いスペースを利用することができ、絞り羽根6の重心を支えるための複数の凸部をケース部材10上に効率良く配置することができる。絞り羽根6の先端側が凸部10rに支持されることによって、絞り羽根6上のケース部材10側に羽根室100を区切って羽根室102が形成される。羽根室102は、絞り羽根7〜9が移動可能となっており、絞り羽根7〜9は、図1の開口部10bの右側及び下側を絞る。
本実施例では、凸部2r、10rは、凸部の頂点に向かって丸みを帯びた形状であり、絞り羽根6と接触する場合の接触面積を少なくしている。絞り羽根6は、レール状の凸部2r、または凸部10rの頂点部分に対して摺動しながら、絞り羽根6の移動方向に向かって線接触している。このため、絞り羽根6は、凸部2r及び凸部10rに対して摩擦抵抗が実質的に低い状態で支持されている。つまり、絞り羽根6は、凸部2rまたは凸部10rに補助されて、分割した羽根室内の絞り羽根4,5,7,8,9とともにアーム部材3によって安定的に移動する。加えて、3つの凸部2r、または3つの凸部10rは光通過経路を少なくとも含んだ三角形状となる配置で絞り羽根6を筐体から同じ高さで支持しているため絞り羽根6を安定して駆動できる。すなわち、絞り羽根6は、凸部2rまたは凸部10rに支持されることで、光量調節装置が実装される撮像装置の使用姿勢に関係なく、羽根としての移動過程において安定駆動を実現できることから、羽根室101,102のスペースを安定的に確保できる。さらに、羽根室101で、隣接する複数の絞り羽根で開口部2bの左側を絞り、羽根室102で開口部2bの左側に対向する開口部2bの右側を絞る構造であるため、開口部2bの幅方向の両側を摺動性良く絞ることができる。絞り羽根6の開口部6bの周縁部は、絞り開口の径によって、開口部2b及び開口部10bの一部を覆う位置に移動する。
絞り羽根4〜9のうち絞り羽根6は、凸部2rおよび/または凸部10rに支持されることによって、絞り羽根4〜9の移動する羽根室100を、絞り羽根4,5が移動する羽根室101と、絞り羽根7〜9が移動する羽根室102に分割して仕切る羽根室形成部材としての役割を兼ねる。つまり、光量調整装置が実装される撮像装置の使用姿勢に関係なく、絞り羽根6によって2つの羽根室(各羽根の走行スペース)を安定的に確保することができるため、各羽根室における絞り羽根7〜9同士、あるいは絞り羽根4,5同士の摺動(摩擦ストレス)を低減することができる。したがって、上述した構成によって、光量調整装置における複数の羽根群の安定駆動を実現することができる。例えば、本実施形形態では、羽根室100の仕切りとして機能する絞り羽根6の開口部6bの周縁部において、羽根室101で回動する絞り羽根4,5が絞り羽根6の移動方向と交差する方向の一方側(図1の左側)から開口部6bを絞り、羽根室102で回動する絞り羽根7、8が絞り羽根6の移動方向と交差する方向の他方側(図1の右側)から開口部6bを絞るように構成している。つまり、絞り羽根4,5と絞り羽根7,8とは、開口部6を挟んで対向配置され、且つ双方の間に絞り羽根6を介在させている。すなわち、絞り羽根4,5の移動空間(羽根室101)と、絞り羽根7,8の移動空間(羽根室102)とが絞り羽根6によって相互に独立するように分割され、且つ開口部6を挟んで対向する一対の羽根群同士の干渉を実質的に防いだ構造を実現している。これにより、絞り羽根6によって区切られた各羽根室101,102において、一対の羽根群の安定駆動を実現することができ、光量調節を高精度に行うことができる。このとき、実施例3でも、絞り羽根4〜8の配置によって、環状に重ね合わせて形成される多角形の絞り開口(光通過開口)を大きくすると多角形の辺の数が増える構成としている。絞り開口の形状を構成する多角形の辺の数が変わる場合には、絞り羽根同士の接触面積や羽根同士の角度が変化する。そのため、筐体の内壁に、羽根室形成部材に接して羽根室形成部材の移動を補助する凸部が設けられていることによって、絞り羽根同士の接触面積や羽根同士の角度が変化する場合も、摺動抵抗を低減して羽根群を安定駆動させることができる。
図10の10A及び10Bに示すように、リニア絞り羽根6は、光量調整装置の姿勢により、リニア絞り羽根6の移動方向に延在して地板2に設けられたレール状の凸部2rまたはケース部材10に設けられたレール状の凸部10rに接する。凸部2r,10rは、凸部の頂点に向かって丸みを帯びた形状で、凸部の頂点がリニア絞り羽根6に線接触するように形成されている。図10の10Aは、地板2を下向きにした姿勢で撮影を行う際の羽根室100の状態を表した図である。また、図10の10Bは、ケース部材10を下向きにした姿勢で撮影を行う際の羽根室100の状態を表した図である。
リニア絞り羽根6は、それぞれの姿勢において、複数の離れた位置に設けられた凸部2rまたは凸部10rに移動を補助されて地板2の内部空間である羽根室100を区切って複数の羽根室101,102を形成する羽根室形成部材として機能する。羽根室形成部材であるリニア絞り羽根6に絞り羽根4,5,7,8,9のいずれかの荷重を分散させることによって、特に、絞り羽根4,9等の地板2、ケース部材10に接する絞り羽根にかかる荷重を低減し、複数の絞り羽根を安定駆動することができる。一対のリニア絞り羽根のうち面積の大きなリニア絞り羽根が、光軸方向において回動絞り羽根の間に介在し、且つ、ベース部材またはケース部材に設置されたレール状の凸部によって支持されることで、羽根室を区切る仕切板のように作用する。羽根室形成部材は、ベース部材とケース部材の間に形成される絞り羽根の羽根室を分割し、一方の羽根室に収容される絞り羽根の荷重が、他方の羽根室に収容される絞り羽根に負荷を与えない構造をとることができる。これにより、各絞り羽根とベース部材またはケース部材の摺動部に生じる摩擦負荷が軽減されるため、絞り羽根の摺動が円滑になり、姿勢差に依らず安定した光量調整を可能にする。また、絞り羽根が仕切板の役割を果たすため、装置を小型化し易く、該装置を搭載する撮像装置の小型化に有効であり、特に持ち運び可能な撮像装置に搭載した光量調節装置において、姿勢差により露光量がばらつく性能差が発生する可能性を低減することが可能となる。本実施例では、絞り羽根4,5と絞り羽根7,8は回転する絞り羽根を用いたが、絞り羽根6が仕切板の役割を果たすことを目的とする場合は、絞り羽根4,5と絞り羽根7,8に直進移動する絞り羽根を用いてもよく、また、直進移動する絞り羽根と回転する絞り羽根を組み合わせても良い。仕切板の役割を果たす絞り羽根も凸部を移動方向に沿って形成すれば、回転する絞り羽根を用いることもでき、複数の回転する絞り羽根のそれぞれを支持する凸部の高さを回転する絞り羽根ごとに設定し、一つの仕切板の役割を果たしても良い。
ここで、図10の10A、10Bに示すように、ケース部材10は、地板2との間に絞り羽根4〜9が移動する羽根室100を形成するように地板2に取り付けられる。図1に示すように、ケース部材10は、地板2に形成された固定開口2に対応する開口10bを有する。ケース部材10は、プレス加工や樹脂成形等により製作されている。図11の11A〜11Fに示すように、ケース部材10の内壁(地板2側の面)には、絞り羽根4〜9との摺動抵抗を低減するための凸部10k,10l,10m,10rが形成されている。また、地板2の内壁にも、絞り羽根4〜9との摺動抵抗を低減するための凸部2k、2l、2rが形成されている。なお、このようなケース部材10は、プレス加工や樹脂成形等により製作されている。地板2とケース部材10が、その内部空間に羽根室を形成する筐体として機能する。軸(2c,2d,2e,2f)に抜け止め用の部材を取り付ければ、ケース部材を省略することも可能である。また、筐体の側面に絞り羽根が移動可能な貫通孔を設けた場合には、貫通孔の上下部分の凸部を筐体の内壁に設けられた凸部とみなすことができる。
図10の10Aには、リニア絞り羽根6が地板2に設けられた同じ高さの複数の凸部2rによって支持される場合を示しており、地板2に設けられた回転絞り羽根用の高さの低い凸部2k,2lの地板2に対する位置関係を図11の11Aに示す。図11の11Bは、凸部2kに回転絞り羽根4、凸部2lに回転絞り羽根5が接するように配置した図であり、回転絞り羽根4,5の上にリニア絞り羽根6を配置した図を図11の11Cに示す。
図10の10Bには、リニア絞り羽根6がケース部材10に設けられた同じ高さの複数の凸部10rによって支持される場合を示しており、ケース部材10に設けられた回転絞り羽根用の高さの低い凸部10k,10l,10mのケース部材10に対する位置関係を図11の11Dに示す。図11の11Eは、凸部10kにリニア絞り羽根9、凸部10k上のリニア絞り羽根9の上に回転絞り羽根8、凸部10m及び10l上に回転絞り羽根7が接するように配置した図であり、回転絞り羽根4,5の上にリニア絞り羽根6を配置した図を図11の11に示す。
図10の10Aにおいて、リニア絞り羽根6を支持する凸部2rは、回転絞り羽根4,5を支持する凸部2k,2lよりも羽根室内部に向かった凸量が大きい。これによって、地板2と凸部2rと、リニア絞り羽根6が形成する空間内を絞り羽根4,5が摺動性良く移動し、リニア絞り羽根6は、羽根室100内での移動範囲内において同じ高さの複数の凸部2rによって姿勢が平行に維持される。このとき、3つの凸部2rが羽根室形成部材に接する三角形状の部分を結んだ範囲内に、移動中のリニア絞り羽根6の重心が常に位置している場合、筐体と羽根室形成部材との姿勢が平行に維持される。凸部2rと凸部10rは、リニア絞り羽根6が羽根室100を区切って移動する空間を形成するように、筐体の厚さ方向に離間して、地板2、ケース部材10にそれぞれ設けられている。
図10の10Bにおいて、リニア絞り羽根6を支持する凸部10rは、絞り羽根7〜9を支持する凸部10k、10mよりも羽根室内部に向かった凸量が大きい。これによって、ケース部材10と凸部10rと、リニア絞り羽根6が形成する空間内を絞り羽根7〜9が摺動性良く移動し、リニア絞り羽根6は、羽根室100内での移動範囲内において同じ高さの複数の凸部10rによって姿勢が平行に維持される。このとき、3つの凸部10rが羽根室形成部材に接する三角形状の部分を結んだ範囲内に、移動中のリニア絞り羽根6の重心が常に位置している場合、筐体と羽根室形成部材との姿勢が平行に維持される。
リニア絞り羽根6が、地板2に設けられた凸部2rによって支持されながら摺動する場合、絞り羽根4,5は、地板2側の羽根室101に存在し、絞り羽根7〜9は、ケース部材10側の羽根室102に存在することになるため、リニア絞り羽根6を境にして羽根室100は2つに分割される。リニア絞り羽根6が、ケース部材10に設けられた凸部10rにより支持されながら摺動を行う場合においても同様に、羽根室100は2つに分割される。これにより、たとえば、地板2を下にした状態で撮影を行う場合でも、羽根室102に収容される絞り羽根7〜9の荷重は、リニア絞り羽根6および凸部2rにより支持されるので、羽根室101に収容された絞り羽根4,5は、羽根室102に収容された絞り羽根7〜9およびリニア絞り羽根6の荷重を受けることなく、円滑に摺動を行うことができる。また、光量調節装置を撮像装置に搭載した場合に、光軸方向に、地板2、絞り羽根4、絞り羽根5、凸部2rまたは凸部10rに支持されたリニア絞り羽根6、絞り羽根7、絞り羽根8、リニア絞り羽根9、ケース部材10が順番に配置される。つまり、一方の羽根室101に収容された絞り羽根4、5は、筐体の一方面である地板2と、凸部2rと、リニア絞り羽根6と、が形成する隙間である羽根室101内を回動させることで、羽根7〜9およびリニア絞り羽根6の荷重を受けることなく、円滑に回動することができる。この隙間である羽根室101は、二つのレール状の凸部2rが、地板2上の開口部2bに対して駆動アーム3側である絞り羽根6の後端側とは反対側の先端側に設けられていることによって、絞り羽根4、5が移動範囲の外のうち広いスペースを利用することができ、絞り羽根6の重心を支えるための複数の凸部を地板2上に効率良く配置することができる。他方の羽根室102に収容された絞り羽根7〜9は、筐体の一方面であるケース部材10と、凸部10rと、リニア絞り羽根6と、が形成する隙間である羽根室102内を回動させることで、羽根4、5およびリニア絞り羽根6の荷重を受けることなく、円滑に回動することができる。この隙間である羽根室102は、二つのレール状の凸部10rが、ケース部材10上の開口部10bに対して駆動アーム3側である絞り羽根6の後端側とは反対側の先端側に設けられていることによって、絞り羽根7〜9、が移動範囲の外のうち広いスペースを利用することができ、絞り羽根6の重心を支えるための複数の凸部をケース部材10上に効率良く配置することができる。上述した構成によって、回転する絞り羽根を用いて所望の開口形状を円滑に得ることができるようになる。
以上の構成を採用することで、絞り開口を形成する絞り羽根のうちの1枚を、絞り羽根同士の干渉を防止するスペーサもしくは、羽根同士の干渉を防止する仕切板として兼用することが可能となり、他の絞り羽根を安定的に駆動することが可能になる。また、凸部は、一体成形により筐体に設けることが好ましいが、インサート成形等により筐体に固定することもでき、筐体内に別の部材によって設けても良い。
本実施例において、羽根室形成部材として、略円形の開口部を設けたリニア絞り羽根6を用いたが、羽根室を区切って複数の羽根室を形成する部材であれば良く、筐体の内壁に、羽根室形成部材に接して移動を補助する凸部が設けられていればよい。
本実施例においては、直進移動する絞り羽根6等に対して回動する絞り羽根4等を組み合わせることにより、光軸方向から見て絞り開口の形状を多角形から円形に近づけるように構成されている。また、各々が対向配置されて接近又は退避するように直進移動する絞り羽根6等の交差領域に対してその両側から挟み込むように回動する複数の絞り羽根4等を配置している。これにより、回動する絞り羽根4等に関しては、絞り開口の形状を多角形から円形に素早く変化させることができる。ここで、本実施例では、このような所定の絞り開口を形成するために複数の絞り羽根4,6等を光軸方向に重ねて組み合わせている。このため、本実施例では、各絞り羽根4,6等の安定的な可動を実現すべく、直進移動する絞り羽根6等を地板2に設けた凸部2r等によって支持し、所定の走行姿勢を維持した状態で案内する構成を採用している。これら凸部2r等は、所定の絞り開口形状を形成するための各絞り羽根4,6等の配置レイアウト、すなわち、可動範囲に干渉しない位置に設けられている。詳細には、本実施例では、直進移動する絞り羽根6等と回動する絞り羽根4等とを1つの駆動伝達領域(地板2の一端側の端部領域)に集約し、ユニット全体として小型化を図っているため、地板2の他端側の端部領域に設けられている。すなわち、凸部2r等は、地板2のうち上記1つの駆動伝達領域とは反対側の端部に設けられる。これにより、凸部2r等は、回動する絞り羽根4等の可動を妨げることなく、直進移動する絞り羽根6等の可動範囲に設けることができる。これにより、直進移動する絞り羽根6等は、地板2の凸部2r等に沿って安定的に直進移動することとなり、その結果、直進移動する絞り羽根6等と地板2、ケース部材10等との間で羽根室101,102を形成する。これら各羽根室101,102内では、回動する羽根4等が安定的に可動することができる。したがって、本実施例のように、所定の絞り開口を形成するために複数の絞り羽根4,6等を光軸方向に重ねて組み合わせても、各絞り羽根4,6等は、それぞれが安定的に可動することができ、その結果、所定の絞り開口を安定的に形成することが可能となる。

(実施例4)
図12は、実施例1〜3にて説明した絞り装置を搭載した光学機器としてのビデオカメラ(撮像装置)の概略構成を示している。
21はビデオカメラのレンズ鏡筒部である。該レンズ鏡筒部21内には、変倍レンズ23、実施例1,2の絞り装置20およびフォーカスレンズ29を含む撮影光学系が収容されている。
25はCCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子により構成される撮像素子である。撮像素子25は、撮影光学系により形成された被写体像を光電変換して電気信号を出力する。絞り装置20の絞り開口を変化させたりNDフィルタを進退させたりすることで、撮像素子25上に形成される被写体像の明るさ(つまりは撮像素子25に到達する光量)を適正に設定することができる。
撮像素子25から出力された電気信号は、画像処理回路26にて種々の画像処理を受ける。これにより、映像信号(ビデオ出力)が生成される。
コントローラ22は、不図示のズームスイッチがユーザにより操作されることに応じて、ズームモータ24を制御し、変倍レンズ23を移動させて変倍(ズーミング)を行わせる。また、コントローラ22は、映像信号のコントラストを検出し、該コントラストに応じてフォーカスモータ28を制御し、フォーカスレンズ29を移動させてオートフォーカスを行う。
さらに、コントローラ22は、映像信号のうち輝度情報に基づいて、絞り装置20の絞り駆動部1(およびND駆動部)を制御し、光量を調節する。これにより、撮影時のボケやゴーストを自然な形状にすることができ、高画質の映像を記録することができる。また、レンズ鏡筒部に内蔵された絞り装置20が小型であるので、レンズ鏡筒部およびビデオカメラ全体の小型化を図ることができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
本願は2013年3月8日提出の日本国特許出願2013-046830及び2013年5月7日提出の日本国特許出願2013-097973を基礎として優先権を主張するものであり、その記載内容の全てをここに援用する。
1 絞り駆動部
2 地板(筐体)
3 駆動アーム
3i,3j 駆動ピン
6 リニア絞り羽根(羽根室形成部材)
9 リニア絞り羽根
10 ケース部材(筐体)
10r 凸部
4,5,7,8 回転絞り羽根
12 NDフィルタ

Claims (9)

  1. 光通過方向に交差する方向に直進移動する複数の第1の光量調節羽根と、
    前記光通過方向に交差する面内で回動する複数の第2の光量調節羽根と、を備え、
    前記複数の第1の光量調節羽根は、対向配置されて直進移動し、
    前記複数の第1の光量調節羽根と前記複数の第2の光量調節羽根とを環状に重ね合わせて形成される多角形の光通過開口を拡開させると、
    前記光通過開口のうち、前記複数の第1の光量調節羽根の移動方向と交差する方向の両端側において、前記複数の第2の光量調節羽根の屈曲点または変曲点が光通過開口の縁部に含まれるように移動することによって、前記光通過開口の形状に辺または角部の数を増やして変形させ、前記光通過開口の形状が多角形から円形に近づくことを特徴とする光量調節装置。
  2. 前記複数の第1の光量調節羽根及び前記複数の第2の光量調節羽根を収容する筐体と、
    前記第1の光量調節羽根及び前記第2の光量調節羽根のうちの少なくとも1つの羽根から形成される前記筐体の内部空間を区切って複数の羽根室を形成する羽根室形成部材とを備え
    前記筐体の内壁には、前記羽根室形成部材に接して前記羽根室形成部材の移動を補助する凸部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  3. 前記光通過開口が拡開する方向に前記複数の第2の光量調節羽根を回動させて、前記光通過開口を形成する縁部に円弧部分を形成することを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  4. 前記光通過開口が拡開する方向に前記複数の第1の光量調節羽根を直進移動させるのに伴って前記複数の第2の光量調節羽根を回動させて前記複数の第2の光量調節羽根の屈曲点または変曲点が光通過開口の縁部に含まれるように移動することによって、前記光通過開口の形状を辺または角部の数を増やして多角形から円形に近づけた後に、さらに前記複数の第1の光量調節羽根のうち少なくともいずれか一つの光量調節羽根の屈曲点または変曲点が光通過開口の縁部に含まれるように移動することによって、前記光通過開口の形状に辺または角部の数を増やすことを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  5. 前記光通過開口が拡開するに伴って前記光通過開口における角部の数は前記光通過開口が拡開するに伴って偶数個づつ増加することを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  6. 前記第1の光量調節羽根及び前記第2の光量調節羽根を駆動する駆動アームが設けられたベース部材を更に備え、
    前記ベース部材は、光が透過する開口部を有し、
    前記駆動アームは、前記開口部から離れて位置する軸周りにおいて回動し、
    前記ベース部材は、前記駆動アームに駆動される前記第2の光量調節羽根の回転中心軸を有することを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  7. 複数の前記第2の光量調節羽根を備え、
    前記回転中心軸は、前記複数の前記第2の光量調節羽根の各々に設けられた回転中心孔に対して連通することを特徴とする請求項に記載の光量調節装置。
  8. 前記第1の光量調節羽根及び前記第2の光量調節羽根の少なくとも何れか一方で円弧状部分を含む前記光通過開口を形成することを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の光量調節装置を備えたことを特徴とする光学機器。
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