JPH02208614A - ズームレンズ鏡胴 - Google Patents

ズームレンズ鏡胴

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JPH02208614A
JPH02208614A JP2904589A JP2904589A JPH02208614A JP H02208614 A JPH02208614 A JP H02208614A JP 2904589 A JP2904589 A JP 2904589A JP 2904589 A JP2904589 A JP 2904589A JP H02208614 A JPH02208614 A JP H02208614A
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JP
Japan
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group
zooming
lens barrel
cam
lens
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Application number
JP2904589A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Nii
仁居 保
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はズームレンズ鏡胴、特にコンパクトカメラに
適用して好適なズームレンズ鏡胴に関するものである。
〔従来の技術〕
コンパクトカメラは小型で使いやすく、しがも低価格で
あるという特徴を持つため、近年、初・中級者向けのカ
メラとして広く受は入れられている。そしてその普及が
進むにつれて、より高機能ないしは多機能の機種が要求
されるようになり、例えばAF(自動焦点調節)機構や
ズーム機構を装備した機種が登場し始めた。しかし一方
で、高機能化によって操作が複雑化したり、カメラ本体
が大型化することは、コンパクトカメラの本来の特質を
損なうことになる。
即ち、コンパクトカメラに対するユーザーの利用の仕方
は、家族旅行やグループ旅行での記念写真および日常的
な家庭写真などが主である。特に最近ではストロボを利
用するケースも多くなっているため、この種のコンパク
トカメラは、至近距離ないし近距離での逼影にも充分な
考慮を払わなければならず、その操作も容易でなければ
ならない、しかも、小型・軽量で持ち運びに便利である
ことが、高機能化よりも優先される。
そこで本願発明者らは、パンフォーカス式のズームレン
ズ鏡胴を用いたカメラを提案している。
このカメラは所定の近距離(1,0〜1.5m程度)か
ら遠距離、または無限遠(ω)までの被写界深度を有す
るパンフォーカスの焦点位置(=基準焦点位置)に設定
しであるため、面倒な合焦操作は一切不要であり、その
倍率については撮影者が自分の好み、または状況に応じ
て自由に変えることができるようになっている。さらに
、その構成は簡潔であり、小型・低価格でなければなら
ないというコンパクトカメラの宿命的課題も十分に克服
することができる。
こうしたパンフォーカス式ズームレンズ鏡胴を構成する
にあたり、ズーミングの原理機構としては、光学設計上
の制約が少なく、低コストに装置構成できるメカニカル
・コンペーセーション型ズームレンズ鏡胴が望ましい(
オプチカル・コンペーセーシッン型はレンズ系にかかる
機能負担が大きく、簡易カメラには不向きである)、ま
た、高級機種に多用される3群ズームタイプによっても
コンパクトカメラを構成できることはもちろんであるが
、2個のレンズ群の相対変位のみで焦点距離と倍率を設
定した上、撮影もできる2群ズームレンズ鏡胴が、部品
点数の節約とズーミング機械系の簡潔化を図るうえで断
熱有利である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のズームレンズ鏡胴をコンパクトカメラに適用する
際の最大の課題は、鏡胴径や長さをいかに節減し、装置
としての小型・軽量化を図るかにかかっているといって
よい。特に、ズームレンズ鏡胴の(カメラ本体側との)
固定部の近傍の大きさ、とりわけ「径」は、カメラ本体
の大型化に影響するところ大であるため、可能な限り小
型化することが望ましい。
しかしながら、ズームレンズ鏡胴には、■正レンズ群の
光密度が最大となる絞り主面に、絞り機構を設けなけれ
ばならない。
■絞り機構は光軸に対して直角方向に回動する絞り羽根
の回動可能範囲を確保する必要があり、その設置部位の
鏡胴外径がおおき(なってしまう。
■少なくとも2個の可動レンズ群を光軸と平行に変位さ
せるズーミング機械系が不可欠である。
といった制約条件が存在する。
この発明は上記の点に鑑み、これら諸条件を満足しつつ
、ズーミング機能を有するコンパクトカメラの小型・軽
量化が実現できるズームレンズ鏡胴を提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するためこの発明のズームレンズ鏡胴
は、絞り主面の設置部位よりピント面側に、ズーミング
機械系を配設し、カメラ本体への固定部近傍、特にその
径を小径化できるように構成したものである。
〔実施例〕
以下、この発明を添付図面に示す一実施例に基づいて説
明する。
第1図は本発明に係るズームレンズ鏡胴の一例を示す断
面構成図、第2図(a)は第1図示のズームレンズ鏡胴
の回転カム筒の周囲壁に形成された前群および後群用カ
ム溝の展開配置図、(b)はカム溝形成の説明図、第3
図は絞り羽根とシャッター羽根の構成を示す平面図、第
4図は第1図示のズームレンズ鏡胴に用いられている前
群用カム曲線と後群用カム曲線の構成説明図、第5図は
通常のズームレンズ鏡胴に用いられる前群用カム曲線と
後群用カム曲線の構成説明図、第6図は絞り羽根押打部
の正面図と側面図である。
実施例説明に先立って、この実施例で用いられる2群形
式のズーム光学系の特徴を説明する。
2群形式のズーム光学系においては、撮影光軸(単に光
軸ともいう)上で変位可能な前群レンズ群と後群レンズ
群とから構成され、前群レンズ群に対する後群レンズ群
の相対変位が全系の焦点距離・倍率を支配し、固定胴に
対する両レンズ群の変位がピント位置を、主として支配
するようになっている。
ここで、倍率変化に伴う焦点位置変化を別個に制御でき
る手段が存在すれば、各レンズ群の相対変位量を規定す
るカム溝の形状は、第5図示のように、比較的シンプル
な関係を構成する。これに対し、本実施例のズームレン
ズ鏡胴では、パンフォーカス型のズーム光学系を用いる
ことを目的としているため、変倍作用を行う際の後群と
前群レンズの変位量に、その倍率での最適基準焦点位置
への焦点合わせに必要な変位量を上乗せしたカム形状を
用い、至近距離から無限遠距離に至る全域をパンフォー
カスで撮影し得るように構成しである。
すなわち、このズームレンズ鏡胴では、第4図に示すよ
うに、所定のズーム領域(焦点距離の可変領域)を例え
ば3つの小頭域Za(ワイドポジション)・Zb(ミデ
ィアムポジション)・Zc(テレポジション)に分割し
、それぞれの小領域Za−Zb−Zcにおいて、各小領
域内の各点における最適焦点合わせに必要な変位量を求
め、この変位量を主として前群レンズ群に配分すること
により前群及び後群の合成カム曲線を決定し、これに基
づいて回転カム筒のカム溝形状を設定するように構成し
である。
以下、第1図に示す実施例に基づいてこの発明の詳細な
説明する。
図において、1は本願発明のズームレンズ鏡胴で、該鏡
胴1は、前群レンズ群Gl  (正レンズ)および後群
レンズ群Gt (負レンズ)からなる2群形式のズーム
光学系を備えたものとして構成されている。
■は絞り主面で、該絞り主面Iは前群レンズ群G、の光
密度が最大となる位置であり、後述の絞り羽根23が咳
面内で光軸と直交方向に回動できるよう設けられている
。前群レンズ群G、と後群レンズ群G□の光学的作用に
より、フィルム面側(第1図では右方)にピント面Pを
現出できるように配置されている。
また、ズーミング機械系Zによって、前群レンズ群G1
と後群レンズ群G2が光軸0上を相対変位することによ
り所定の変倍作用を行い、さらに前群レンズ群GIの上
乗せ変位分が、この変倍率に応じた基準焦点位置の調整
を主として行うように構成されている(第2.4図)。
ここで、ズーミング機械系Zとは、後述する回転カム筒
4、前群用カム溝5、後群用カム溝6、直進胴10、ガ
イドピン15.20を主構成要素として備えてなり、絞
り主面■に対しピント面側に集約的に設けられている。
また該ズーミング機械系Zは、これら要素に係合する部
材である、後述の第1直進案内溝3、第2前群レンズ枠
12、後群レンズ枠19、バネ21と連係している。
2はこのズームレンズ鏡胴1の固定胴で、該固定胴2は
、°第1図においてその中央付近の突出部90が、例え
ばコンパクトカメラのボディー100の取り付は面に固
定されるように構成されている。
3はこの固定胴2の内周面の一部に形成された第1直進
案内溝で、該案内溝3は光軸Oに対して平行に形成され
ているが、これは後述の直進胴lOとともに、第1およ
び第2前群レンズ枠12・16を光軸0に沿って直線的
に案内するためのものである。
4は前記固定胴2の内周面に回転可能に嵌合した回転カ
ム筒で、該回転カム筒4の周囲壁には、前群用カム溝5
および後群用カム溝6が形成されているが、これらのカ
ム溝5.6の各々は、光軸0を起点とする分角がそれぞ
れ等分角になるように配置された各3本の単位カム溝5
a〜5cおよび6a〜6cから構成されている。
この実施例では、前記回転カム筒4は遮光性の硬質合成
樹脂材から成る射出成型物として製作されているため、
各単位カム溝5a〜5Cおよび6a〜6cの少なくとも
一方の端面には成形時の抜き勾配が付けられている。こ
れは、回転カム筒4の成形に使用される成形金型の各単
位カム溝に相当する部分に取付けられる中子を、成形作
業の際に光軸Oとほぼ直交する方向に抜き取るための抜
き勾配である。
ここで、例えば第2図(a)のY−Y ’線上で光軸を
通過する方向へ中子Nを抜けば、同図(b)のようにカ
ム溝5a、5aの溝側面5′、6′には抜き勾配が形成
されることがない(垂直面となる)。即ち、この抜き勾
配は、前群用カム溝5の各単位カム溝5a〜5cにあっ
てはピント面側に位置する溝側面にのみ、また、後群用
カム溝6の各単位カム溝6a〜6cでは、被写体側に位
置する溝側面にのみ付けられている。
従って、前群用カム溝5及び後群用カム溝6のカム作用
面は、各対をなす3組の単位カム溝5a及び6a、5b
及び6b、5c及び6c共に、いずれも外側において対
峙する溝側面5′及び6′にて設定されることになる。
ここで、前群用カム溝5のカム形状は、前述したように
、ズーム光学系の変倍率に基く前群レンズ群GIの変位
曲線と、該変倍率に対応した最適基準焦点位置への焦点
合わせに必要な前群レンズ群G、の変位曲線との合成変
位曲線として、各単位カム溝5a〜5cの溝側面5′に
形成される。
また、後群用カム溝6のカム形状は、倍率設定に必要な
後群レンズG2の変位曲線として、各単位カム溝6a〜
6cの溝側面6′に形成されることになる。
さらに、この回転カム筒4は、自身の外周面上に植設さ
れたズーミング操作棒7と絞り操作部材8に形成された
円弧孔9とによって、光軸0上の変位を阻止されるよう
にも構成されている。
絞り操作部材8は前記固定胴2の被写体側の外周面に限
定回転可能に嵌合し、かつ光軸方向には変位しないよう
に構成され、その前方部分には、所定の放射開き角の円
弧孔9が形成されている。
そして、ズーミング操作棒7は、該円弧孔9を貫通して
絞り操作部材8の外方に突出するよう回転カム筒4に植
設されている。しかも、この円弧孔9の放射開き角は、
所定の変倍領域を実現するのに必要なズーミング操作棒
7の円弧操作角を確保できるよう設定されている。
また、ズーミング操作棒7と円弧孔9との嵌合状態は、
ズーミング操作の際に、ズーミング操作棒7が円弧孔9
内を精密かつスムースに円弧運動できるようになってい
る。
10は前記回転カム筒4の内周面に直進運動可能に嵌合
した直進網で、該直進網10のカメラボデー側に位置す
る周囲壁の一部には第2直進案内溝11が形成されてい
る。これは、後述の後群レンズ枠19を光軸Oに沿って
直線的に案内するためのものである。尚、被写体側に位
置する直進網10の周囲壁の部分には、小ネジ13が貫
通する光軸方向長孔10aと、後述する偏心*i部材1
4の大円形部14aが嵌合する円形穴10bとが設けら
れている。
第2前群レンズ枠12は、前群レンズ群G、のうち後方
に位置するレンズ群を保持するもので、例えば、遮光性
の合成樹脂材で作られている。この場合、第2前群レン
ズ枠12の内部にセットされたレンズ群は、このレンズ
枠12の後縁部を加締めることによって固定的に保持さ
れることになる。
また、この第2前群レンズ枠12のカメラボディー10
0側に位置する周囲壁の一部には、偏心調節部材14の
小円形部14bを嵌入するための円周方向長孔12aが
形成されている。
第2前群レンズ枠12と直進網10とは、光軸方向長孔
10aを貫通する小ネジ13を介して一体的に結合され
るように構成されている。
偏心調節部材14は、偏心的に結合された大円形部14
aと小円形部14bとから成・す、その大円形部14a
は直進網10の円形穴10bに、また、小円形部14b
は、第2前群レンズ枠12の円周方向長孔12aに嵌入
するように構成されているが、この偏心調節部材14は
、小ネジ13に対して光軸0を挟んで対向する位置に設
置するのが好ましい、そして、偏心調節部材14の偏心
量Sは、例えば、S−2mmに設定しておくものとする
。この偏心量Sは、第2前群レンズ枠12と後群レンズ
枠19との軸上間隔を精密に調節設定するために設けら
れたものである。
なお、直進[10の光軸方向長孔10aの幅寸法は、小
ネジ13の貫通し得る最小寸法に、さらに、第2前群レ
ンズ枠12の円周方向長孔12aの中寸法は、偏心調節
部材14の小円形部14bの直径とほぼ同一に設定して
おくことが望ましい。但し、後述するように第2前群レ
ンズ枠12は被写体方向にバネ付勢されているため、長
孔12aの幅寸法は、小円形部14bの直径に対して多
少のガタを持つものであってもよい。
15は前記直進網10の周囲壁の3個所に植設されたガ
イドピン(または、ローラ)で、該ピン15は回転カム
筒4の前群用カム溝5の各単位カム溝5a〜5c内を貫
通してから、固定胴2の第1直進案内溝3と係合するよ
う構成されている。
従って、回転カム筒4の回転により、前群用カム溝5の
カム作用がガイドピン15を介して直進胴10に加えら
れたときには、直進胴lOは第1直進案内溝3に案内さ
れて光軸0上を直進することになる。
16は例えば遮光性の合成樹脂材で作られた第1前群レ
ンズ枠で、該レンズ枠16は前群レンズ中の前方に位置
するレンズを保持する。そして、適宜の結合手段により
第2前群レンズ枠12の前面に取付けられ、その外周面
の一部には係止用の突起16aが形成されている。
17は例えば遮光性の合成樹脂材で作られたレンズ抑え
枠で、周囲壁に形成された保合穴17aが第1前群レン
ズ枠16の突起16aに係止されることによって、前記
レンズを抑えつつ第1前群レンズ枠16に取り付けられ
るように構成されている。
18はズームレンズ鏡胴1の前方に設けられる節理であ
る。この節理18は、第1前群レンズ枠16または第2
前群レンズ枠12の前方部分に取り付けることも、ある
いは、絞り操作部材8またはカメラ本体の前カバ一部の
前方部分に取り付けることもできるが、絞り操作部材8
などに取り付ける場合は、ズーミング及び焦点合わせに
際し、光軸0上を変位する回転カム筒4の変位量を考慮
した間隙を、この節理18とレンズ抑え枠17の間に設
定することが必要となる。
19は後群レンズ群G2を保持する後群レンズ枠で、該
レンズ枠19は例えば遮光性の合成樹脂材で作られ、該
レンズ枠19の後縁部を刀ラメることにより、内部にセ
ットしたレンズ群を固定的に保持できるようになってい
る。後群レンズ枠194よ直進胴10の内周面に摺動可
能に嵌合しており、その周囲壁の3か所にはガイドピン
(またはローラ)20が植設されている。
ガイドピン20は、直進胴10の第2直進案内溝11内
を貫通してから回転カム筒4の後群用カム溝6の各単位
カム溝6a〜6Cに嵌入するように構成され、回転カム
筒4の回転により後群用カム満6のカム作用がガイドピ
ン20を介して後群レンズ枠19に加えられた時には、
後群レンズ枠19が直進胴10の第2直進案内溝11に
案内されて光軸O上を直進することになる。
しかして、図示例のズームレンズ鏡胴1では、後群レン
ズ枠19に係るカム変位装置は、このガイドピン20お
よび回転カム筒4の後群用カム溝6からなる回転カム溝
機構と、ガイドピン20および直進胴10の第2直進案
内溝11からなる直進カム溝機構とによって構成される
。また、前群レンズ枠12と16に係るカム変位装置は
、直進胴10のガイドピン15および回転カム筒4の前
群用カム溝5からなる回転カム溝機構と、ガイドピン1
5および固定胴2の第1直進案内溝3から成る直進カム
溝機構とによって構成される。
21はこの後群レンズ枠19と第2前群レンズ枠12と
の間に架設された圧縮バネで、例えばコーン形状のコイ
ルバネとして作られている。該バネ21は、一端が後群
レンズ枠19の前面に形成された係止溝19a内に嵌入
し、他端は第2前群レンズ枠12の後面に圧接している
。該バネ21は、変位領域の全てに亘って、直進胴10
のガイドピン15を前群用カム溝5の各単位カム溝5a
〜5cの前群用カム面5′に圧接させ、同時に、後群レ
ンズ枠19のガイドピン2oを、後群用カム溝6の各単
位カム溝6a〜6cの後群用カム面6′に圧接させるた
めのものである。
従って、この圧縮バネ21は、コイル状のバネに限定さ
れることはなく、また、その付勢力はこの目的を達成し
得る範囲内の値に設定されるが、この圧縮バネ21の材
料は金属線に限らず弾性に富んだ合成樹脂線でもよい。
第3図において、23は絞り羽根(回動部材)で、該羽
根23は第2前群レンズ枠12の前面の地板12bに、
直径の異なる複数個の開口に1、K z 、K sを所
定の半径軌跡上に(図では軸支面寄りの下端側から)こ
の順序で配列してなり、軸24により回動可能に軸支さ
れている。また、絞り羽根23には適宜の開き巻きバネ
B、が付設され、該バネB、により常に一定方向へ回転
し得るように付勢されている。そして、本体100側の
駆動手段(図示せず)により、該絞り羽根23を光軸O
を横切って回動させることにより、その間口に、、Kt
SK、のいずれか1個を光軸O上に位置させて透光孔T
に重ね合わせ、目的とする絞り値を設定するように構成
されている。該羽f123上において、下端部の標準開
口に1はフィルム感度=ISO100、中央部の小開口
に2はフィルム感度=ISO400、上端部の大開口に
、はストロボ盪影モードにそれぞれ対応している。
25はこの絞り羽根23を回転させるための連動アーム
(被押打部)で、該アーム25の端部は第2前群レンズ
枠12の外周面から突出し、かつ光軸0と平行に折曲し
て固定胴2側へ延出されている。しかして、レンズ枠1
2を繰り出してもその繰り出しの範囲内で、本体100
側の押打部と係合できるよう構成されている。
26は絞り操作部材8の前端面に取り付けられたISO
切り替え部材(押打部)で、該切り替え部材26はバネ
B、に抗しつつ、前記絞り羽根23の連動アーム25と
常時圧接するように構成されている。そして、フィルム
感度に応じて該部材26を移動させることにより、下端
部の標準開口に、(ISOlooに対応)にセットされ
ている絞り羽根23を所定角度だけ回動し、中央部の小
間口に、(ISO400に対応)にセットできるように
なっている2、また、ISO切り替え部材26とは別の
ストロボ設定部材(図示せず)で絞り羽根23をさらに
回動させれば、上端部の大開口に、にセットできるよう
構成されている。この場合、連動アーム25は固定胴2
側に延出しているため、ズーミング操作により第2前群
レンズ枠12が光軸O上を変位したときでも、その繰り
出しの範囲内で、連動アーム25に対する切り替え部材
26ないしストロボ設定部材の保合状態は維持されるよ
う構成されている(第6図)。
30はシャッター羽根(回動部材)で、該羽根30は前
記地板12b上に、軸31により前記絞り羽1123と
同様、光軸Oに対して直交方向に回動可能に軸支されて
いる。該羽根30は全体形状が略杓子状の金属薄板から
なり、その前領域30aが略円板面、中央領域30bが
該円板面とほぼ同幅に連続し、かつ側縁部に凸部りを儒
えた幅広面、後領域30cは該幅広面より狭小な短冊状
面でそれぞれ構成されている。そして前領域30aは透
光孔T全体を覆うこと、中央領域30bの凸部りは、絞
り羽根23からのはずれを防止すること、後領域30c
は羽t130を軸支することが、それぞれできるように
なっている。
軸31は羽根30の長手方向を短径aと長径すに内分す
る位置に設けられ、後領域30cの連動アーム(被押打
部)32の変位が、先頭域30aではb / a倍(但
し、b / a = 3〜5 )に増幅できるようにな
っている。また、後領域30cの後端部には連動アーム
32が固定胴2側に向けて延出され、固定胴2に設けら
れた公知のシャッターレリーズ手段(図示せず)の押打
部33と係合して羽根30を駆動できるようになってい
る。
34はバネで、該バネ34は一端が前記地板12bの外
周近傍に、他端が後領域30cの前記凸部りと反対側の
側縁部に設けられ、羽根30が開状態にセットされると
伸長し、前記押打部33が連動アーム32を通過した瞬
間に、羽根30を逆方向に回動するよう付勢し、閉状態
にリセットできるようになっている。33はシャッター
羽根30の開時に先頭域30aの外側側縁に当接してそ
の開限界位置を規制するストッパ、S2は羽根30の閉
時に先頭域30aの内側側縁に当接してその閉限界位置
を規定するストッパで、それぞれ地板12bの適所に立
設されている。
連動アーム25.32は、絞り羽根23及びシャッター
羽根30の外周側端部をそれぞれ固定胴2側に屈曲する
ことにより一体的に構成しているが、別体の板状部材、
ないしは棒状部材を該端部に固設するようにしてもよい
ことはもちろんである。また、固定胴2の前記切り替え
部材26及び押打部33側を羽根23.30へ延出する
ことにより、絞り羽根23及びシャッター羽根30と係
合するようにしてもよいし、絞り羽根23やシャッター
羽根30の側、及び切り替え部材26と押打部33側の
両方から適宜部材を延出させ、互いに保合させるように
構成してもよい。
なお、シャッタ羽l130については、例えば絞り羽l
123と同様に第2前群レンズ枠12と第2前群レンズ
枠16との間隙内に限らず、後群レンズ枠19の後方個
所に適宜に設置することも可能であり、公知技術である
シャツタレリーズ手段についても適宜個所に設置するも
のとする。40は130切り替え用押打部材、41.4
2はストッパ、45は開き巻きバネ、46は支持部材、
47と48は長大である。
次に、この構成からなるズームレンズ鏡胴1の動作ない
し作用を説明する。
先ず、絞り操作部材8を回転させて絞りを所定の値にセ
ットする。すなわち、絞り操作部材8を回すと、その回
転操作量が絞り切り替え部材26および連動アーム25
を介して絞り羽根23に伝達され、目的の大きさを有す
る開口に1〜に、が選択され、撮影光軸O上の透光孔T
にセットされる。
次に、ズーミング操作棒7を回転させて被写体の撮影倍
率を決定する。すなわち、ズーミング操作棒7を回転さ
せると、それに伴って回転カム筒4が回転して前群用カ
ム溝5とガイドピン15との保合により直進網10を変
位させ、また、後群用カム溝6とガイドピン20との保
合によって後群レンズ枠19を変位させる。
この際、直進網10は第1直進案内溝3とガイドピン1
5との案内作用により光軸0に沿って直進的に変位し、
また、後群レンズ枠19は第2直進案内溝11とガイド
ピン20との案内作用により光軸0に沿って直進的に変
位するが、第2前群レンズ枠12と後群レンズ枠19と
の間には圧縮バネ21が架設されているため、ガイドピ
ン15は前群用カム溝5の前群用カム面5′に圧接し、
ガイドピン20は後群用カム溝6の後群用カム面6′に
圧接して、それぞれの保合状態を正確に保つことになる
そのため、直進網10と実質的に一体化した第1および
第2前群レンズ枠16.12と後群レンズ枠19との相
対関係位置は精度よく変化し、前群レンズ群G、と後群
レンズ群G2との軸上間隔を所定通りの値に変えて、ズ
ーミング操作棒7の回転操作量に応じた逼影倍率を正確
に実現させることになる。この場合、前群用カム溝5に
は変倍率に応じた最適基準焦点位置にピント調整するた
めの変位量が付加されているから、撮影倍率の実現と同
時に適宜の被写界深度を有するように焦点合せも同時に
行われる。
さらに、シャッターボタンを押圧し、シャッターレリー
ズ手段に設けられた押打部33をリリースして高速走行
させると、連動アーム32は押打部33に押打されて羽
根30が軸31を中心に回動する。この時、羽根30の
前領域50aによって遮光されていた透光孔Tは閉状態
から開状態へとセットされ、開口に、〜に、のいずれか
に対応した光量だけピント面側(フィルム面側)に光が
進入する0次に、押打部33が連動アーム32を通過す
ると、羽根30はバネ34によって逆方向に付勢され、
ストッパS8で停止して透光孔Tは再び閉状態にリセッ
トされる。ここで、ズーム操作などによってレンズ枠1
2が本体に対して繰り出された場合も、連動アーム32
と押打部33は該繰り出しの範囲内で係合することがで
きる。
従って、鏡胴径を大きくする要因である絞り主面■を鏡
胴1の前端部(被写体側)に備え、その後方のピント面
側にはズーミング機械系Zが集約的に配置され、カメラ
本体工00に対する取り付は部近傍を小径かつ簡潔な構
成にしたズームレンズ鏡胴が構成される。
以上一実施例について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内にお
いて種々に変形実施することができる。例えば、図示実
施例では2群ズームの鏡胴について説明したが、高級機
に用いられる3群形式のズームレンズ用鏡胴にも十分に
適用することができる。
〔発明の効果〕
上記のようにこの発明のズームレンズ鏡胴は、絞り主面
の設置部位よりピント面側に、ズーミング機械系を配設
したことを特徴としているので、カメラ本体に対する取
り付は部近傍を小径かつ簡潔に構成できる。この結果、
ズームレンズ鏡胴を装着するカメラ一般の小型化に寄与
し、特に、操作の簡単なパンフォーカス式ズームレンズ
鏡胴が適用されるコンパクトカメラを、小型・軽量に構
成することができるという優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るズームレンズ鏡胴の一例を示す断
面構成図、第2図(a)は第1図示のズームレンズ鏡胴
の回転カム筒の周囲壁に形成された前群および後群用カ
ム溝の展開配置図、(b)はカム溝形成の説明図、第3
図は絞り羽根とシャッター羽根の構成を示す平面図、第
4図は第1図示のズームレンズ鏡胴に用いられている前
群用カム曲線と後群用カム曲線の構成説明図、第5図は
通常のズームレンズ鏡胴に用いられる前群用カム曲線と
後群用カム曲線の構成説明図、第6図は絞り羽根押打部
の正面図と側面図である。 G、−−・前群レンズ群 G2・−・後群レンズ群 〇−逼形影光 軸・・・絞り主面 P・・−・ピント面 Z・−・ズーミング機械系 N −中子 1−・ズームレンズ鏡胴 2・−・固定胴 3・−第1直進案内溝 4・・・回転カム筒(ズーミング機械系)訃−・−前群
用カム溝(ズーミング機械系)6・・・後群用カム溝(
ズーミング機械系)7−・−・ズーミング操作棒 8・−絞り操作部材 10・・・−直進網(ズーミング機械系)11−第2直
進案内溝 12・−・第2前群レンズ枠 15.20・・・ガイドピン(ズーミング機械系)16
−・第1前群レンズ枠 19・−後群レンズ枠 第1図 特 許 出願人 コ ニ カ 株式会社 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 絞り主面の設置部位よりピント面側に、ズーミング機械
    系を配設したことを特徴とするズームレンズ鏡胴。
JP2904589A 1989-02-08 1989-02-08 ズームレンズ鏡胴 Pending JPH02208614A (ja)

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JP2904589A JPH02208614A (ja) 1989-02-08 1989-02-08 ズームレンズ鏡胴

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JP2904589A Pending JPH02208614A (ja) 1989-02-08 1989-02-08 ズームレンズ鏡胴

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