JP6015118B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体噴射ヘッドをメンテナンスする機能部材を含む複数の機能部材を備えた液体噴射装置に関する。
従来から、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射装置として、液体噴射ヘッドに形成されたノズルからインク(液体)を噴射することで用紙(ターゲット)に記録を行うインクジェット式プリンターが広く知られている。こうしたプリンターの中には、長尺状のラインヘッドを用紙の搬送経路上に、用紙の幅方向に亘って配置するラインプリンターがある。このラインプリンターは、用紙を間欠搬送しつつ文字やドット単位で印刷を行うシリアルプリンターと異なり、用紙を連続搬送しながら1行単位で印刷が行えるため、高速な印刷が可能である。
しかし、ラインプリンターは、シリアルプリンターのように印刷領域の外部にメンテナンス領域を設けることが難しく、ラインヘッドと対向する位置に該ラインヘッドをメンテナンスする機能部材を含む複数の機能部材を備えたメンテナンス機構が配置されるのが一般的である。
例えば特許文献1には、このようなメンテナンス機構を備えたラインプリンターとして、ラインヘッドと対向する位置に配置される略円柱状の支持部材本体(プラテン本体)の周面上に、支持部材(プラテン面)、キャップ(キャッピング装置)、及びインク吸収材(吸取装置)等の機能部材が周方向へ並んで配置されたプリンターが記載されている。
また、特許文献2にはラインヘッドと対向する位置に、インク受容部(インク受け部)でもある凹部が形成された支持部材(プラテン)を配置するとともに、そのインク受容部内にキャップ(封止部材)を設けたプリンターが記載されている。
特表2003−534165号公報 特開2009−6681号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成の場合は、支持部材、キャップ及びインク吸収材からなる各機能部材のうちから、ラインヘッドと対向する位置において機能させる機能部材を切り替える際に支持部材本体が回転する。そのため、その回転半径を考慮した設計の必要があり、装置の小型化が困難である。
また、特許文献2に記載されたプリンターは、ラインヘッドをキャップに当接させるために該ラインヘッド自体が移動できるように構成されており、用紙の幅よりも長幅なラインヘッドが移動する領域を確保するとなると、装置が大型化してしまう虞がある。
なお、上記インクジェット式プリンターに限らず、液体噴射ヘッドをメンテナンスする機能部材を含む複数の機能部材を備えた液体噴射装置にあっては、こうした実情も概ね共通したものとなっている。
本発明は、上記実情に鑑みて成されたものであり、その目的は、液体噴射ヘッドをメンテナンスする機能部材を含む複数の機能部材のうちから、そのとき液体噴射ヘッドに対して機能させる機能部材を、装置の大型化を抑制しつつ切り替えることができる液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置は、ターゲットに対してノズル形成面に形成されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドをメンテナンスする機能部材を含む複数の機能部材を、前記ノズル形成面に対して接近及び離間する方向へ変位可能に支持した状態で、前記ノズル形成面に沿う方向へ移動する移動体と、前記移動体を移動させるときに駆動される駆動機構と、前記移動体の移動経路上に配置されるカムと、を備え、前記カムは、前記移動体が前記ノズル形成面に沿う方向へ移動する途中で、前記移動体に支持された前記複数の機能部材のうち少なくとも2つと個別に係合し、そのとき個別に係合した前記機能部材を前記ノズル形成面に対して接近及び離間する方向に変位させる。
上記構成によれば、駆動機構の駆動に伴い、複数の機能部材を支持した移動体が液体噴射ヘッドのノズル形成面に沿う方向に移動すると、その複数の機能部材のうち少なくとも2つが個別にカムと係合する。そして、そのときカムと個別に係合した機能部材が液体噴射ヘッドに対して機能するべく、ノズル形成面に対して接近及び離間する方向に変位する。つまり、駆動機構からの駆動力で、移動体がノズル形成面に沿う方向へ移動するとともに、少なくとも2つの機能部材が順次にカムと個別に係合して変位し、液体噴射ヘッドに対して機能する機能部材が順次に切り替わる。したがって、液体噴射ヘッドをメンテナンスする機能部材を含む複数の機能部材のうちから、液体噴射ヘッドに対して機能させる機能部材を、装置の大型化を抑制しつつ切り替えることができる。
また、本発明の液体噴射装置において、前記複数の機能部材には、前記液体噴射ヘッドにおける前記液体が付着した前記ノズル形成面に摺動することにより該ノズル形成面から前記液体を払拭可能なワイパーユニット及び前記液体噴射ヘッドに対して前記ノズルを囲うように当接することにより閉空間を形成可能なキャップユニットのうち少なくとも一方と、前記液体噴射ヘッドの前記ノズルから前記ターゲットに対して前記液体を噴射させるときに該ターゲットを前記ノズル形成面と対向するように支持可能な支持ユニットと、を含む。
上記構成によれば、液体噴射ヘッドをメンテナンスする機能部材であるワイパーユニット及びキャップユニットの少なくとも一方と、ターゲットの支持機能を有する機能部材である支持ユニットとが、駆動機構の駆動に伴う移動体の移動途中に順次にカムと個別に係合して変位するので、液体噴射ヘッドに対して機能する機能部材を簡単に切り替えることができる。
また、本発明の液体噴射装置において、前記カムは、前記移動体が前記ノズル形成面に沿う方向へ移動する途中で前記カムと係合した前記機能部材を、個別に前記ノズル形成面に接近する方向に変位させる第1カム面と、個別に前記ノズル形成面から離間する方向に変位させる第2カム面と、を有している。
上記構成によれば、移動体を往復移動させなくても一方向に移動させることで機能部材をノズル形成面に接近及び離間する方向へ変位させることができる。
また、本発明の液体噴射装置において、前記移動体が前記ノズル形成面に沿う方向へ移動する際に、1つの機能部材が前記カムと係合開始してから、他の機能部材が前記カムと係合開始するまでに前記移動体が進んだ距離は、前記1つの機能部材が前記カムと係合開始してから係合終了するまでに前記移動体が進んだ距離よりも長い。
上記構成によれば、1つの機能部材がカムと係合している状態で他の機能部材がカムと係合することがないため、複数の機能部材が共にカムと係合しつつノズル形成面に向かって接近することで互いに干渉することを抑制することができる。
また、本発明の液体噴射装置において、前記移動体は、前記機能部材が前記ノズル形成面に対して接近及び離間する方向へ変位するときに摺動させるガイド溝を備え、前記機能部材は、前記カムと個別に係合することで前記ノズル形成面に対して最接近した状態において、前記ガイド溝と摺動する摺動部の摺動方向における重心位置が前記ガイド溝内に位置している。
上記構成によれば、カムと係合した機能部材がノズル形成面に対して最も接近した状態においても、その機能部材において、移動体のガイド溝に摺動して変位する摺動部の摺動方向における重心位置はガイド溝内に収まるため、その機能部材が移動体から脱離する(すなわち、移動体による支持状態が解除される)ことを抑制することができる。
また、本発明の液体噴射装置において、前記複数の機能部材は、前記ワイパーユニットと前記支持ユニットと前記キャップユニットであり、前記移動体は、前記ノズル形成面に沿う方向へ移動したときに、前記カムが最初は前記ワイパーユニットと係合し、次に前記支持ユニットと係合し、最後に前記キャップユニットと係合する配置順序の位置に、前記ワイパーユニットと前記支持ユニットと前記キャップユニットを支持している。
また、本発明の液体噴射装置において、前記複数の機能部材は、前記ワイパーユニットと前記支持ユニットと前記キャップユニットであり、前記移動体は、前記ノズル形成面に沿う方向へ移動したときに、前記カムが最初は前記支持ユニットと係合し、次に前記キャップユニットと係合し、最後に前記ワイパーユニットと係合する配置順序の位置に、前記ワイパーユニットと前記支持ユニットと前記キャップユニットを支持している。
また、本発明の液体噴射装置において、前記複数の機能部材は、前記ワイパーユニットと前記支持ユニットと前記キャップユニットであり、前記移動体は、前記ノズル形成面に沿う方向へ移動したときに、前記カムが最初は前記キャップユニットと係合し、次に前記ワイパーユニットと係合し、最後に前記支持ユニットと係合する配置順序の位置に、前記ワイパーユニットと前記支持ユニットと前記キャップユニットを支持している。
上記構成によれば、移動体に支持されるワイパーユニット、支持ユニット、及びキャップユニットの配置順序を自由に選択することができるため、設計の自由度を高くすることができる。また、ワイパーユニット、支持ユニット、及びキャップユニットの各々を、移動体に対して着脱自在に支持するようにすれば、液体噴射装置の使用段階においても、移動体に支持されるワイパーユニット、支持ユニット、及びキャップユニットの配置順序を自由に交換することができる。
また、本発明の液体噴射装置において、前記複数の機能部材には、前記液体噴射ヘッドにおける前記液体が付着した前記ノズル形成面に摺動することにより該ノズル形成面から前記液体を払拭可能なワイパーユニットを含み、前記カムを第1のカムとしたとき、前記ワイパーユニットが前記液体噴射ヘッドを払拭したことで該ワイパーユニットに付着した前記液体を吸収するワイパークリーナーと、前記移動体が前記ノズル形成面に沿う方向へ移動したときに、前記ワイパーユニットと係合することで、前記ワイパーユニットを前記ワイパークリーナーに接近及び離間する方向に変位させる第2のカムと、をさらに備えた。
上記構成によれば、液体噴射ヘッドのノズル形成面を払拭したワイパーユニットに付着する液体をそのまま放置することなく、第2のカムによってワイパークリーナーに接近(当接)させることでワイパーユニットに付着した液体を除去することができる。これによれば、ワイパーユニットにおいて液体が固着したためにワイパーユニットの払拭性能が低下することを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの概略正断面図。 機能部の概略を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図。 支持ユニットが第1のカムと係合したときの機能部の概略正面図。 キャップユニットが第1のカムと係合したときの機能部の概略正面図。 ワイパーユニットが第1のカムと係合を開始する直前の機能部の概略正面図。 ワイパーユニットがノズル形成面に対して最も接近したときの機能部の概略正面図。 ワイパーユニットがノズル形成面を払拭しているときの機能部の概略正面図。 ワイパーユニットがワイパークリーナーと当接したときの機能部の概略正面図。 ワイパーユニットと支持ユニットの位置関係を示す機能部の概略正面図。
以下、本発明を液体噴射装置の一種であるインクジェット式プリンター(以下、単に「プリンター」ともいう。)に具体化した一実施形態について、図を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のプリンター11は、筐体状をなすフレーム12内に、装着部13、搬送部14、記録部15、機能部16、排出部17を備えている。なお、これらは、プリンター11においてインク(液体)の噴射により記録が行われるターゲットとしての用紙Pの搬送経路に沿って順次に配置されている。また、フレーム12は、装着部13、搬送部14、機能部16、排出部17を備える下部筐体(装置本体)12aと、記録部15を備える上部筐体12bから構成されている。ここで、上部筐体12bは、下部筐体12aに対して支持軸21を回転中心に回転可能に軸支されており、下部筐体12aの内部を外部と遮断するように覆う位置と、下部筐体12aの内部を外部に対して開放する位置とを取ることができる。
以下、用紙Pの搬送経路に沿って、プリンター11の構成について説明する。
図1に示すように、用紙Pの搬送経路のうち最も上流側に位置する装着部13には、複数枚の用紙Pを積層した給紙カセット22が、用紙Pの積層方向と直交する方向(図1において左右方向)への挿抜可能に装着されている。そして、搬送経路における装着部13の下流に位置する搬送部14は、給紙カセット22に積層して収容された用紙Pを、搬送経路形成部材25に揺動自在に軸支された給紙ローラー27によって、一枚ずつ記録部15へ搬送する。
なお、搬送部14における搬送経路は用紙Pの搬送方向を逆転させる反転搬送路になっている。すなわち、給紙カセット22から送り出された用紙Pは、給紙カセット22の挿入方向における奥端において、下部筐体12aの内側面に形成された傾斜面24に沿って搬送される。その後、湾曲形状をなす搬送経路によって反転され、搬送経路形成部材25と規制部材26との間に形成される搬送経路上を記録部15に向けて搬送される。また、搬送部14における搬送経路には、用紙Pを記録部15側へ給送するための搬送ローラー対28が複数備えられている。
さらに、搬送部14の下流側には、用紙Pの搬送経路を挟んで、それぞれ記録部15と機能部16とが配置されている。用紙Pに対して記録を行う記録部15は、記録ヘッド31(液体噴射ヘッド)と、該記録ヘッド31にインクを供給するインクカートリッジ32と、該インクカートリッジ32を着脱可能なカートリッジホルダー33を備えている。記録ヘッド31は、その全体形状が用紙Pの搬送方向と直交する幅方向において用紙Pの幅寸法よりも長くなるように形成された所謂ラインヘッドタイプの記録ヘッド31である。そして、その記録ヘッド31における用紙Pと対向する面は、インク(液体)を噴射する多数のノズル31bからなるノズル列を複数列(本実施形態では一例として4列)形成したノズル形成面31aとされている。
また、記録ヘッド31の一面(図1において上面)にはインク供給流路34の一端が接続されており、該インク供給流路34の他端はカートリッジホルダー33を介してインクカートリッジ32に接続されている。また、記録ヘッド31及びカートリッジホルダー33は、上部筐体12bの内側部位に対して固定配置されている。
また、インクカートリッジ32から見て給紙カセット22の抜出方向には、上部筐体12bに対して開閉可能な前面カバー12cが備えられており、該前面カバー12cを開いた状態では、インクカートリッジ32がカートリッジホルダー33に対して着脱可能となる。
記録部15及び機能部16の下流側には、記録が行われた用紙Pをプリンター11の外部へ排出する排出部17が設けられている。排出部17は、用紙Pの搬送経路に沿って、機能部16からプリンター11の外側へ向かう方向に排出ローラー対35、排紙台36、及び排出口37を順次備えている。
次に、図2を参照して、用紙Pの記録時及び搬送時に用紙Pを支持したり、記録ヘッド31のノズル形成面31aをメンテナンスしたりする機能部16について詳述する。また、図2以降では、用紙Pの搬送方向に倣って、図において右側を上流側、左側を下流側ともいう。
図2に示すように、機能部16は、用紙Pの厚さ方向(図2(a)では紙面と直交する方向、図2(b)では上下方向)における平面視において略矩形形状をなすトレイ(移動体)41を備えている。このトレイ41における用紙Pの幅方向での両側端には一対の側壁41aが用紙Pの搬送方向に沿うように設けられると共に、それらの両側壁41aには、用紙Pの搬送方向において等間隔の配置となる3つのガイド溝42が各側壁41aの上端から下方へ切り欠き形成されている。
各ガイド溝42には、ワイパーユニット43、支持ユニット44及びキャップユニット45が配置されている。各ユニット(機能部材)43〜45は、用紙Pの幅方向においてトレイ41の幅よりも長く伸びる四角柱状の摺動軸(摺動部)43a〜45aを備えており、トレイ41のガイド溝42には各摺動軸43a〜45aが摺動可能に支持されている。なお、図2(b)には、トレイ41の移動方向及び各ユニット43〜45のトレイ41に対する摺動方向における摺動軸43a〜45aの重心位置が重心位置43c〜45cとして図示されている。
ワイパーユニット43は、その摺動軸43aにおける記録ヘッド31と対向することとなる面に、記録ヘッド31のノズル形成面31aに付着したインクを払拭するワイパーブレード43bを該ノズル形成面31aに向かって延びるように立設している。ワイパーブレード43bは、用紙Pの幅方向を長手方向とする短冊状に形成され、その長手方向の長さは一回の払拭動作でノズル形成面31a全体を払拭できるように、記録ヘッド31のノズル31bのノズル列よりも長くなっている。また、ワイパーブレード43bの材質としては、該ワイパーブレード43bが記録ヘッド31のノズル形成面31aを払拭する際にノズル形成面31aを傷付けないように弾性を有するゴムや樹脂が望ましい。
支持ユニット44は、その摺動軸44aにおける記録ヘッド31と対向することとなる面に、記録ヘッド31が用紙Pに対してインクを噴射するときに該用紙Pを支持する支持台44bを備えている。この支持台44bは、用紙Pの厚さ方向における平面視で用紙Pの幅方向を長手方向とする矩形形状をなしており、その長手方向の長さはプリンター11で記録可能な最大幅用紙の幅よりも長くなるように形成されている。
キャップユニット45は、その摺動軸45aにおける記録ヘッド31と対向することとなる面に、記録ヘッド31のノズル31bを囲うようにノズル形成面31aと当接するキャップ45bを備えている。このキャップ45bは、用紙Pの厚さ方向における平面視で用紙Pの幅方向を長手方向とする矩形箱状をなしており、その開口形状は記録ヘッド31のノズル形成面31aにおけるノズル31bが形成された領域よりも一回り大きくなっている。
また、トレイ41における記録ヘッド31と対向することとなる面とは反対側(図2(b)では下側)の面にはラック46が用紙Pの搬送方向に沿って延びるように形成されている。このラック46は、駆動モーター47の駆動力に基づき軸47aを回転中心にして回転するように下部筐体12aに支持されたピニオン48と噛合している。つまり、駆動モーター47が正逆回転駆動することによって、回転するピニオン48と噛合するラック46は、記録ヘッド31のノズル形成面31aと沿う方向(用紙Pの搬送方向と沿う方向)に往復移動することが可能となり、該ラック46が形成されるトレイ41についても往復移動することが可能となる。従って、ラック46、駆動モーター47、及びピニオンは、トレイ41を移動させる駆動機構を構成する。
図2に示すように、記録ヘッド31の長手方向における外側となる位置であって、トレイ41の移動領域の外側となる位置には、一対の第1のカム51が配置されている。これらの第1のカム51は、トレイ41の移動途中に、そのトレイ41に支持される各ユニット43〜45の摺動軸43a〜45aと係合することにより、各ユニット43〜45をノズル形成面31aに接近及び離間する方向に移動させるものである。なお、ワイパーユニット43の場合は、その摺動軸43aの両端部に該軸の一部として一体形成された矩形板状の摺動板部43eが第1のカム51と係合する。なお、各ユニット43〜45は、図2に示す状態からトレイ41が下流側から上流側へ移動する際に、ワイパーユニット43、支持ユニット44及びキャップユニット45の順番に第1のカム51と係合する配置順序でトレイ41に支持されている。
図2(b)に示すように、第1のカム51は、下流側から上流側に向かって記録ヘッド31のノズル形成面31aに接近するように上り勾配に形成される第1カム面51aと、下流側から上流側に向かってノズル形成面31aから離間するように下り勾配に形成される第2カム面51bとを有している。つまり、トレイ41が第1のカム51の配置された位置を下流側から上流側に通り過ぎるように移動すると、第1カム面51aは各ユニット43〜45をノズル形成面31aに接近する方向に移動させ、第2カム面51bは各ユニット43〜45をノズル形成面31aから離間する方向に移動させる。
また、各ユニット43〜45の摺動軸43a〜45aにおいて、ワイパーブレード43b、支持台44b、及びキャップ45bを備える面とは反対側の面であって、且つトレイ41の移動領域よりも用紙Pの幅方向の外側に突出する部位は、第1のカム51と係合したり摺動したりする係合面43d〜45dとして機能する。なお、ワイパーユニット43に関しては、記録ヘッド31のノズル形成面31aを払拭するために、他のユニット44,45と比較してトレイ41の移動方向において長距離に亘って第1のカム51と係合する必要があるため、他のユニット44,45よりも長い係合面43dを備えている。因みに、この係合面43dは、摺動軸43aの両端部に一体形成された摺動板部43eの下面により構成されている。
図2において、記録ヘッド31から見て上流側には、記録ヘッド31のノズル形成面31aを払拭した際にワイパーブレード43bに付着したインクを、該ワイパーブレード43bと当接して吸収除去するワイパークリーナー52が配置されている。ワイパークリーナー52は、三角柱状に形成されると共に、記録ヘッド31のノズル形成面31aに沿う方向に対して、ワイパーブレード43bと当接する当接面52aが角度を有するように配置されている。また、ワイパークリーナー52の長手方向の長さは、ワイパーブレード43bの長手方向における全域と当接できるだけの長さを有している。なお、ワイパークリーナー52の材質としては、多孔質の樹脂やパルプなどインクを吸収保持する能力が高い材質が望ましい。
図2において、第1のカム51から見て上流側の位置には、トレイ41に支持されるワイパーユニット43における係合面43dと係合して、該ワイパーユニット43をワイパークリーナー52に対して接近及び離間する方向に移動させる第2のカム53が配置されている。第2のカム53は、下流側から上流側に向かってワイパークリーナー52に接近するように上り勾配に形成される第3カム面53aと、ノズル形成面31a沿う方向に形成される第4カム面53bとを有している。この第3カム面53aは、ワイパーユニット43の係合面43dと係合することで、トレイ41の移動方向に応じてワイパーユニット43をワイパークリーナー52に接近及び離間する方向に移動させる。その一方で、第4カム面53bはワイパーユニット43の係合面43dと係合こそするが、第4カム面53b上ではワイパーユニット43はワイパークリーナー52に接近及び離間する方向に移動しない。
また、用紙Pの厚さ方向において、ワイパークリーナー52と第2のカム53との間の距離は、記録ヘッド31のノズル形成面31aと第1のカム51との間の距離よりも短くなるように設定されている。
次に、上記のように構成されたプリンター11の作用について、トレイ41が支持する各ユニット43〜45と各カム51,53の位置関係に着目して説明する。
さて、用紙Pに印刷を行う場合には、記録ヘッド31のノズル形成面31aと対向する位置に支持台44bが配置されるように支持ユニット44を支持するトレイ41を移動させる。例えば、トレイ41が、その移動範囲の最も下流側となる位置にある図2に示す状態からであれば、駆動モーター47によりピニオン48を正回転(図2(b)において時計回りに回転)させて、該ピニオン48と噛合するラック46と共にトレイ41を上流側に移動させる。すると、先ずワイパーユニット43が、その係合面43dを第1のカム51と係合させることにより、記録ヘッド31のノズル形成面31aに対して接近及び離間する方向に変位しつつ、第1のカム51の位置を下流側から上流側に通過する。なお、このときに記録ヘッド31を上昇移動させるようにすれば、ワイパーユニット43のワイパーブレード43bによって記録ヘッド31のノズル形成面31aが払拭されることを回避可能となる。
そして、その状態から更にトレイ41が上流側に移動すると、次には支持ユニット44の摺動軸44aと第1のカム51とが係合する。具体的には、支持ユニット44の摺動軸44aにおける係合面44dと第1カム面51aとが当接し、さらに、第1カム面51aに対して係合面44dが摺動を開始することで、支持ユニット44は上流側に移動するトレイ41に対して相対的にノズル形成面31aに接近する方向に移動する。
図3は、支持ユニット44及び支持ユニット44が備える支持台44bが、記録ヘッド31のノズル形成面31aに最も接近した配置を示し、支持台44bがこの配置を取ることで、プリンター11は用紙Pに記録を行うことが可能となる。すなわち、装着部13に積層して載置された用紙Pを、搬送部14が一枚ずつ記録部15に搬送し、機能部16(支持台44b)に支持された用紙Pに向かって記録部15(記録ヘッド31のノズル31b)からインクが噴射されて記録が行われる。
また、プリンター11の記録ヘッド31において、長時間に亘ってインクの噴射が行われなかったノズル31bがあると、該ノズル31bにおいて増粘したインクやインク中の気泡を除去するためのクリーニングが行われる。以下、このクリーニングを行う際の機能部16の動作について説明する。
記録ヘッド31のノズル31bのクリーニングは、キャップユニット45のキャップ45bを記録ヘッド31のノズル形成面31aにノズル31bを囲うように当接させた状態で行う。そのため、まずノズル形成面31aとキャップ45bを対向させるために駆動モーター47を駆動してトレイ41を移動させる。
図4は、トレイ41が、その移動範囲の最も上流側となる位置まで移動し、キャップユニット45の係合面45dが第1のカム51と係合することで、キャップユニット45が備えるキャップ45bが記録ヘッド31のノズル形成面31aと当接した状態を示している。そして、この当接状態でキャップ45b内に負圧を発生させることで、記録ヘッド31のノズル31b中のインクがキャップ45b内に排出され、ノズル31bにおいて増粘したインクやインク中の気泡が除去される。
しかし、上述したクリーニングが行われると、記録ヘッド31のノズル形成面31aにインクが付着してしまうため、続いてノズル形成面31aに付着したインクを除去するために、ワイパーユニット43によるノズル形成面31aの払拭が行われる。以下、ワイパーユニット43によるノズル形成面31aの払拭動作について説明する。
図5は、ワイパーユニット43が第1のカム51に対する係合を開始する直前の位置を示しており、キャップユニット45による記録ヘッド31のクリーニングが終わった後に、駆動モーター47を駆動してトレイ41を下流側へ移動させることで図示される配置が得られる。そして、図5に示す位置からトレイ41を上流側に移動させることで、第1のカム51の第1カム面51aとワイパーユニット43の係合面43dが摺動し、ワイパーユニット43はトレイ41に対して相対的にノズル形成面31aに接近する方向に移動する。
図6は、ワイパーユニット43が記録ヘッド31のノズル形成面31aに最も接近した状態を示し、該状態において、ワイパーユニット43が備えるワイパーブレード43bは弾性変形した状態でノズル形成面31aと当接している。そして、図6に図示される状態から、トレイ41が上流側に更に移動することで、ワイパーブレード43bは記録ヘッド31のノズル形成面31aを払拭して、ノズル形成面31aに付着しているインクを除去する。
図7は、ワイパーユニット43によるノズル形成面31aの払拭が終了する直前の状態を示している。そして、該状態からトレイ41がさらに上流側に移動すると、ワイパーユニット43の係合面43dは、今度は第1のカム51の第2カム面51bとの摺動を開始し、ワイパーユニット43は、トレイ41に対して相対的に記録ヘッド31のノズル形成面31aから離間する方向へ移動する。
ところで、ワイパーユニット43の備えるワイパーブレード43bによって、記録ヘッド31のノズル形成面31aを払拭すると該ワイパーブレード43bにインクが付着する。このインクを取り除くことなく放置すると、インク溶媒が蒸発し該ワイパーブレード43bにおいてインクが固着することで、ワイパーブレード43bの弾性率が変化し、払拭性能が低下することがある。次に、こうした払拭性能の低下を抑制するために、ワイパーブレード43bにワイパークリーナー52を当接させることでインクを吸収除去するワイパークリーニングについて説明する。
ワイパークリーニングはワイパーブレード43bをワイパークリーナー52に当接させて行うため、ワイパーユニット43と第2のカム53とを係合させるために、図7に示す状態からトレイ41を更に上流側に移動させる。そして、ワイパーユニット43の係合面43dが第2のカム53の第3カム面53a及び第4カム面53bと摺動することで、ワイパーユニット43はトレイ41に対して相対的にワイパークリーナー52の当接面52aに接近する方向に移動し、その当接面52aにワイパーブレード43bが当接する。
図8は、ワイパーユニット43のワイパーブレード43bがワイパークリーナー52の当接面52aに当接した状態を示しており、この状態においてワイパーブレード43bに付着したインクが当接面52aに吸収される。また、ワイパーユニット43におけるワイパーブレード43bの立設方向において、ワイパークリーナー52の下端と第2のカム53の頂部との間の距離は、ノズル形成面31aと第1のカム51の頂部との間の距離よりも短くなっている。このため、ワイパーブレード43bは、ノズル形成面31aからインクを払拭する際にノズル形成面31aに摺接する部分よりも広域な部分をワイパークリーナー52の当接面52aに当接させることができる。
こうして、ワイパーユニット43によるノズル形成面31aの払拭が完了すると、トレイ41を下流側に移動させることによって、図3に示す記録ヘッド31と対向する位置に支持ユニット44を配置し、記録を行うことが可能となる。
また、図9に示すように、本実施形態の機能部16では、ワイパーユニット43が第1のカム51と係合を開始してから支持ユニット44が第1のカム51と係合を開始するまでにトレイ41がノズル形成面31aに沿う方向へ移動する距離L2は、ワイパーユニット43が第1のカム51と係合を開始してから係合を終了するまでにトレイ41がノズル形成面31aに沿う方向へ移動する距離L1よりも長い。また、図示を省略するが、支持ユニット44とキャップユニット45との位置関係についても同様の関係となっている。こうすることで、第1のカム51に複数のユニット43〜45が同時に係合することがなく、各ユニット43〜45がノズル形成面31aに接近する方向に移動して、各ユニット43〜45同士が干渉するということを抑制することができる。
また、図3,図4,及び図6にそれぞれ示すように、各ユニット43〜45が記録ヘッド31のノズル形成面31aに最も接近した状態であっても、各ユニット43〜45の摺動軸43a〜45aの重心位置43c〜45cは、各摺動軸43a〜45aの摺動方向においてガイド溝42内に位置している。従って、各ユニット43〜45がノズル形成面31aに最も接近する配置を取ったときであっても、トレイ41のガイド溝42から各ユニット43〜45の摺動軸43a〜45aが脱離することはない。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ラック46とピニオン48と駆動モーター47で構成される駆動機構の駆動に伴い、各ユニット43〜45を支持したトレイ41が記録ヘッド31のノズル形成面31aに沿う方向に移動すると、各ユニット43〜45が個別に第1のカム51と係合する。そして、第1のカム51と個別に係合したユニットが記録ヘッド31に対して機能するべく、そのノズル形成面31aに対して接近及び離間する方向に変位する。つまり、トレイ41がノズル形成面31aに沿う方向へ移動するとともに、各ユニット43〜45が順次に第1のカム51と個別に係合して変位し、記録ヘッド31に対して機能するユニットが順次に切り替わる。したがって、記録ヘッド31をメンテナンスするユニット43,45を含む複数のユニット43〜45のうちから、記録ヘッド31に対して機能させるユニットを、装置の大型化を抑制しつつ切り替えることができる。また、単一の駆動モーター47(駆動源)によって、複数のユニット43〜45から1つを選択して機能させる位置へ移動させることができると共に、その位置において選択したユニットを記録ヘッド31のノズル形成面31aに対して接近及び離間する方向へ移動することができる。
(2)記録ヘッド31をメンテナンスするワイパーユニット43及びキャップユニット45の少なくとも一方と、用紙Pの支持機能を有する支持ユニット44とが、トレイ41の移動途中に順次に第1のカム51と個別に係合して変位するので、記録ヘッド31に対して機能するユニット43〜45を簡単に切り替えることができる。
(3)一方向(例えば下流側から上流側に)にトレイ41を往復移動させなくても、つまり、一方向に移動させるだけで所望のユニット43〜45をノズル形成面31aに接近及び離間する方向へ変位させることができる。
(4)第1のカム51と係合するユニット43〜45がノズル形成面31aに対して最も接近した状態においても、各ユニット43〜45においてトレイ41のガイド溝42に摺動して変位する摺動軸43a〜45aの摺動方向における重心位置43c〜45cはガイド溝42内に収まる。そのため、各ユニット43〜45がトレイ41から脱離する(トレイ41による支持状態を解除される)ことを抑制することができる。
(5)トレイ41に支持されるワイパーユニット43、支持ユニット44、及びキャップユニット45の配置順序を自由に選択することができるため、設計の自由度を高くすることができる。また、プリンター11の使用段階においても、トレイ41に支持されるワイパーユニット43、支持ユニット44、及びキャップユニット45の配置順序を自由に交換することができる。
(6)1つのユニットが第1のカム51と係合している状態で他のユニットが第1のカム51と係合することがないため、複数のユニット43〜45が共に第1のカム51と係合しつつノズル形成面31aに向かって接近することで互いに干渉することを抑制することができる。
(7)記録ヘッド31のノズル形成面31aを払拭したワイパーユニット43(ワイパーブレード43b)に付着するインクをそのまま放置することなく、第2のカム53によってワイパークリーナー52に接近(当接)させることでワイパーユニット43に付着したインクを除去することができる。これによれば、ワイパーユニット43においてインクが固着することで、ワイパーユニット43の払拭性能の低下を抑制することができる。
(8)ワイパーユニット43におけるワイパーブレード43bの立設方向において、ワイパークリーナー52の下端と第2のカム53の頂部との間の距離は、ノズル形成面31aと第1のカム51の頂部との間の距離よりも短くなっている。このため、ワイパーブレード43bはノズル形成面31aからインクを払拭する際にノズル形成面31aに摺接する部分よりも広域な部分をワイパークリーナー52の当接面52aに当接させることができる。従って、ワイパーブレード43bに付着したインクを、ワイパークリーナー52で吸収し損なうことを抑制できる。
なお、上記実施形態は、以下のような別の実施形態に変更しても良い。
・上記実施形態において、プリンター11は、記録ヘッド31をメンテナンスする機能部材として、記録とは無関係に記録ヘッド31のノズル31bから吐出されるインクを受容するインク受容部(液体受容部)をさらに備えてもよい。
・上記実施形態において、トレイ41に形成されるガイド溝42の間隔は該トレイ41の移動方向に対して一定であってもよい。
・上記実施形態において、ワイパークリーナー52及び第2のカム53は記録ヘッド31の下流側に配置してもよい。この場合、第2のカム53をワイパーユニット43のみと係合させるために、ワイパーユニット43の係合面43d及び第2のカム53を第1のカム51よりも、用紙Pの幅方向における外側となる位置に配置することが望ましい。
・上記実施形態において、ワイパーブレード43bは、用紙Pの幅方向を軸方向とする円筒ワイパーでもよい。
・上記実施形態において、記録ヘッド31と対応する位置にある第1のカム51は、ユニット43〜45ごとに個別に係合するように複数設けてもよい。
・上記実施形態において、駆動機構を構成するラック46とピニオン48は、スプロケットとチェーンに置換しても、ベルトとプーリーに置換しても、油圧・空圧シリンダー等に置換してもよく、単一の駆動源によって往復移動できる駆動機構であればよい。
・上記実施形態において、トレイ41に形成されるガイド溝42は4つ以上も受けてもよいし、複数あるガイド溝42に同じユニット(例えば支持ユニット44を2つ等)を複数設けてもよい。
・上記実施形態において、各ユニット43〜45の配置順序は、自由に変更してもよい。
・上記実施形態において、プリンター11は、シリアルプリンターであってもよい。この場合、機能部16は、記録領域の外側領域であるホームポジションに設けられることが望ましい。
・上記実施形態において、第1のカム51及び第2のカム53は、トレイ41の移動方向に延びる単一のカムとして結合してもよい。
・上記実施形態において、2つのカム面51a,51bを有する第1のカム51は、さらに多くのカム面を有していてもよい。
・上記実施形態において、支持ユニット44の摺動軸44aの摺動方向における、該支持ユニット44と第1のカム51との係合位置を調整することで、ノズル形成面31aと支持台44bとの間隔を調整するようにしてもよい。
・上記実施形態において、各カム51,53は、用紙Pの幅方向における位置を変化させることで各ユニット43〜45のうちの何れか1つとのみ係合するようにしてもよい。
・上記実施形態において、ワイパークリーナー52は省略してもよい。
・上記実施形態において、記録ヘッド31は、用紙Pの厚さ方向に移動可能としてもよい。これによれば、トレイ41の移動方向に応じて上下する各ユニット43〜45を記録ヘッド31のノズル形成面31aに当接させたり、当接させなかったりすることができる。例えば、上記実施形態において、ワイパーユニット43によるノズル形成面31aの払拭をトレイ41が下流側から上流側へ移動する際にのみ払拭するように限定できる。
・上記実施形態において、トレイ41の移動方向に応じて各カム51,53をトレイ41の備える各ユニット43〜45に対して、有効(係合)と無効(非係合)を切り替えるようにしてもよい。これによれば、トレイ41の移動方向に応じて、各ユニット43〜45を記録ヘッド31のノズル形成面31aに係合させたり、係合させなかったりすることができる。例えば、上記実施形態において、ワイパーユニット43によるノズル形成面31aの払拭をトレイ41が下流側から上流側へ移動する際にのみ払拭するように限定できる。
・上記実施形態では、液体噴射装置を、液体としてのインクを噴射するプリンター11として具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置として具体化してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。あるいは、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
11…プリンター(液体噴射装置)、31…記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、31a…ノズル形成面、31b…ノズル、41…トレイ(移動体)、42…ガイド溝、43…ワイパーユニット(機能部材)、44…支持ユニット(機能部材)、45…キャップユニット(機能部材)、43a〜45a…摺動軸(摺動部)、46…駆動機構を構成するラック、47…駆動機構を構成する駆動モーター、48…駆動機構を構成するピニオン、51…第1のカム(カム)、51a…第1カム面、51b…第2カム面、53…第2のカム、52…ワイパークリーナー、P…用紙(ターゲット)、L1,L2…距離。

Claims (9)

  1. ターゲットに対してノズル形成面に形成されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドをメンテナンスする機能部材を含む複数の機能部材を、前記ノズル形成面に対して接近及び離間する方向へ変位可能に支持した状態で、前記ノズル形成面に沿う方向へ移動する移動体と、
    前記移動体を移動させるときに駆動される駆動機構と、
    前記移動体の移動経路上に配置されるカムと、を備え、
    前記カムは、前記移動体が前記ノズル形成面に沿う方向へ移動する途中で、前記移動体に支持された前記複数の機能部材のうち少なくとも2つと個別に係合し、そのとき個別に係合した前記機能部材を前記ノズル形成面に対して接近及び離間する方向に変位させることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記複数の機能部材には、
    前記液体噴射ヘッドにおける前記液体が付着した前記ノズル形成面に摺動することにより該ノズル形成面から前記液体を払拭可能なワイパーユニット及び前記液体噴射ヘッドに対して前記ノズルを囲うように当接することにより閉空間を形成可能なキャップユニットのうち少なくとも一方と、
    前記液体噴射ヘッドの前記ノズルから前記ターゲットに対して前記液体を噴射させるときに該ターゲットを前記ノズル形成面と対向するように支持可能な支持ユニットと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記複数の機能部材は、前記ワイパーユニットと前記支持ユニットと前記キャップユニットであり、
    前記移動体は、前記ノズル形成面に沿う方向へ移動したときに、前記カムが最初は前記ワイパーユニットと係合し、次に前記支持ユニットと係合し、最後に前記キャップユニットと係合する配置順序の位置に、前記ワイパーユニットと前記支持ユニットと前記キャップユニットを支持していることを特徴とする請求項に記載の液体噴射装置。
  4. 前記複数の機能部材は、前記ワイパーユニットと前記支持ユニットと前記キャップユニットであり、
    前記移動体は、前記ノズル形成面に沿う方向へ移動したときに、前記カムが最初は前記支持ユニットと係合し、次に前記キャップユニットと係合し、最後に前記ワイパーユニットと係合する配置順序の位置に、前記ワイパーユニットと前記支持ユニットと前記キャップユニットを支持していることを特徴とする請求項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記複数の機能部材は、前記ワイパーユニットと前記支持ユニットと前記キャップユニットであり、
    前記移動体は、前記ノズル形成面に沿う方向へ移動したときに、前記カムが最初は前記キャップユニットと係合し、次に前記ワイパーユニットと係合し、最後に前記支持ユニットと係合する配置順序の位置に、前記ワイパーユニットと前記支持ユニットと前記キャップユニットを支持していることを特徴とする請求項に記載の液体噴射装置。
  6. 前記カムは、
    前記移動体が前記ノズル形成面に沿う方向へ移動する途中で前記カムと係合した前記機能部材を、個別に前記ノズル形成面に接近する方向に変位させる第1カム面と、
    個別に前記ノズル形成面から離間する方向に変位させる第2カム面と、を有していることを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
  7. 前記移動体が前記ノズル形成面に沿う方向へ移動する際に、1つの機能部材が前記カムと係合開始してから、他の機能部材が前記カムと係合開始するまでに前記移動体が進んだ距離は、前記1つの機能部材が前記カムと係合開始してから係合終了するまでに前記移動体が進んだ距離よりも長いことを特徴とする請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
  8. 前記移動体は、前記機能部材が前記ノズル形成面に対して接近及び離間する方向へ変位するときに摺動させるガイド溝を備え、
    前記機能部材は、前記カムと個別に係合することで前記ノズル形成面に対して最接近した状態において、前記ガイド溝と摺動する摺動部の摺動方向における重心位置が前記ガイド溝内に位置していることを特徴とする請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
  9. 前記複数の機能部材には、前記液体噴射ヘッドにおける前記液体が付着した前記ノズル形成面に摺動することにより該ノズル形成面から前記液体を払拭可能なワイパーユニットを含み、
    前記カムを第1のカムとしたとき、
    前記ワイパーユニットが前記液体噴射ヘッドを払拭したことで該ワイパーユニットに付着した前記液体を吸収するワイパークリーナーと、
    前記移動体が前記ノズル形成面に沿う方向へ移動したときに、前記ワイパーユニットと係合することで、前記ワイパーユニットを前記ワイパークリーナーに接近及び離間する方向に変位させる第2のカムと、をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜請求項8のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
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