JP2005254771A - インクジェットプリンタのメンテナンス機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省スペース化および部品数の削減をともに実現したインクジェットプリンタのメンテナンス機構を提供する。
【解決手段】 キャリッジ2はシャフト13に沿って往復移動する。キャリッジ2の移動領域内の一端側にメンテナンス領域が設定され、スライド部材5はメンテナンス領域内をキャリッジ2と連動して往復移動する。スライド部材5は、ガイド溝61,62によって往動とともに下降し復動とともに上昇するようにガイドされる。スライド部材5はキャップ3を備え、キャップ3は復動限界位置付近でインクヘッド11に被せられる。ワイパ4は、スライド部材5の往動限界位置に配置され、キャリッジ2の往動時にインクヘッド11をクリーニングし、クリーニング後にインクヘッド11から退避し、往動限界位置に移動したスライド部材5によって退避位置に保持される。
【選択図】 図3

Description

この発明は、インクヘッドに被せられるキャップおよびインクヘッドをクリーニングするメンテナンス部材を備えるインクジェットプリンタのメンテナンス機構に関する。
図5は、従来のインクジェットプリンタのメンテナンス機構におけるキャップ中の状態を示す概略構成図である。従来のインクジェットプリンタ100は、キャリッジ102を備える。キャリッジ102は、インクカートリッジ101を備え、インクカートリッジ101は、インクヘッド111を含む。キャリッジ102は、被記録媒体の搬送方向と直交する方向に配置されたシャフト113に沿って往復移動しながら、被記録媒体にインクを噴射して画像を形成する。
キャリッジ102の移動領域内における一端側にメンテナンス領域が設定される。メンテナンス領域内に、スライド部材105が配置される。スライド部材105は、突起153,154、キャップ103、ワイパ104、およびレバー107を備える。突起153,154はガイド溝161,162に沿って摺動し、これによってスライド部材105は、メンテナンス領域内においてキャリッジ102と同方向に往復移動自在とされる。
キャップ103は、キャリッジ102の移動領域内における他端側からメンテナンス領域に向かう復動の限界位置付近(図5に示す位置)においてインクヘッド111に被せられ、インクヘッド111の乾燥を防ぐ。レバー107は、回転軸171を中心として正逆両方向に回転自在に設けられ、バネ108によって正回転方向(時計方向)および往動方向に付勢される。レバー107がバネ108によって往動方向に付勢されることで、スライド部材105が往動方向に付勢される。
図6は、従来のインクジェットプリンタのメンテナンス機構におけるクリーニング中の状態を示す概略構成図である。スライド部材105の突起部151は、キャリッジ102の往動方向の後端側の側面に当接し、スライド部材105はメンテナンス領域内においてキャリッジ102の往動に連動する。
ガイド溝161,162は、往動方向に向けて下り傾斜するように設けられるので、スライド部材105は、往動方向に所定寸法移動するのにともなって所定寸法下降する。スライド部材105が往動方向に所定寸法移動すると、突起153に設けられる係止部材155とレバー107の係止部172とが係止してスライド部材105の往動が規制され、キャリッジ102のみが往動する。このとき、スライド部材105の下降によってワイパ104は上端部がインクヘッド111に接触する高さに下降している。ワイパ104がインクヘッド111に接触した状態でキャリッジ102のみが移動し、ワイパ104によってインクヘッド111が拭き取られクリーニングされる。
図7は、従来のインクジェットプリンタのメンテナンス機構における印刷中の状態を示す概略構成図である。インクヘッド111がワイパ104との接触位置を通り過ぎると、キャリッジ102のインクヘッド111より後端側に設けられる突起部121が、レバー107の往動方向の下流側の一端部173を押圧することで、レバー107が逆回転方向(反時計方向)に回転し、係止部172と係止部材155との係止が解除される。これによって、スライド部材105の規制が解除され、スライド部材105がさらに往動して下降し、ワイパ104の上端部がインクヘッド111に接触しない高さになる。
キャリッジ102が印刷を終了してメンテナンス領域に向けて復動してきた際には、キャリッジ102の側面とスライド部材105の突起部151とが係合することでスライド部材105はキャリッジ102に連動して復動する。スライド部材105は、復動とともに上昇し、図5に示すように、キャップ103がインクヘッド111に被せられ、インクヘッド111の乾燥が防止される。
このように、従来のインクジェットプリンタ100は、スライド部材105のスライド動作によって、キャップ103がインクヘッド111に被せられたキャップ状態と、ワイパ104がインクヘッド111をクリーニングするクリーニング状態と、ワイパ104がインクヘッド111から退避した退避状態と、の3つの状態に順次移行する。
また、上述のような技術において、レバーとスライド部材とを合成樹脂で一体成形することで、部品数を削減し製造コストを低下させようとする技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−233517公報
ところで、インクジェットプリンタのメンテナンス機構では本来、キャップ103およびワイパ104が、インクヘッド111に対して接触した状態と退避した状態との2つの状態にそれぞれ切り替えられれば、それぞれの機能を果たすことができる。
しかし、上述のような従来の技術では、キャップ103とワイパ104とが同一のスライド部材105に設けられているので、スライド部材105のスライド動作によって、キャップ状態、クリーニング状態、および退避状態の3つの状態に順次移行する必要がある。したがって、スライド部材105が水平方向および垂直方向に3段階に切り替えられるので、広いスペースを必要とする。
また、省スペース化のためにキャップ103とワイパ104とを別個の部材に設けた場合、従来の技術では、キャップ103およびワイパ104のそれぞれの配置状態を切り替えるために別個の部材が必要となり、部品数が増加して製造コストが上昇してしまう。
この発明の目的は、省スペース化および部品数の削減をともに実現したインクジェットプリンタのメンテナンス機構を提供することにある。
この発明のインクジェットプリンタのメンテナンス機構は、上述の課題を解決するために以下のように構成される。
(1)被記録媒体にインクを噴射するインクヘッドを搭載し前記被記録媒体の記録面に沿って前記被記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動するキャリッジと、前記キャリッジの移動領域内における一端側に設定されるメンテナンス領域内で前記キャリッジと同方向に往復移動自在でかつ前記キャリッジと連動し、前記キャリッジの移動領域内における他端側から前記一端側に向かう復動の限界位置付近において前記インクヘッドに被せられるキャップを有するスライド部材と、前記スライド部材の往復移動にともなって前記キャップが前記インクヘッドに接触または離間するように前記スライド部材をガイドするガイド部材と、前記スライド部材の往動限界位置に配置され前記インクヘッドとの接触位置と前記インクヘッドからの退避位置との間を変位自在でかつ前記接触位置に向けて付勢され前記キャリッジの往動時に前記接触位置において前記インクヘッドをクリーニングするメンテナンス部材と、を備え、前記メンテナンス部材は、前記インクヘッドのクリーニング後に前記インクヘッドから退避し、前記往動限界位置に移動した前記スライド部材によって前記退避位置に保持されることを特徴とする。
この構成においては、インクヘッドを搭載するキャリッジは、被記録媒体の記録面に沿って被記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動する。キャリッジの移動領域内の一端側にメンテナンス領域が設定され、スライド部材はメンテナンス領域内をキャリッジに連動して往復移動する。スライド部材にはキャップが設けられ、キャップは、スライド部材が復動限界位置にあるときにインクヘッドに被せられる。スライド部材は、水平方向の移動にともなって、キャップがインクヘッドに接触または離間するように垂直方向にも変位する。
スライド部材が往動方向に移動すると、スライド部材が下降してキャップがインクヘッドから離間する。また、メンテナンス領域内のスライド部材の往動限界位置に、スライド部材とは別個にメンテナンス部材が配置されており、キャリッジの往動にともなってインクヘッドがメンテナンス部材によってクリーニングされる。
メンテナンス部材は、インクヘッドのクリーニング後にインクヘッドから退避する。インクヘッドから退避したメンテナンス部材は、往動限界位置に移動したスライド部材によって退避位置に保持される。
(2)前記ガイド部材は、前記スライド部材と係合して前記スライド部材をガイドするガイド溝を含み、前記ガイド溝は、前記スライド部材の往動限界位置から復動限界位置に向けて前記インクヘッドに近づく方向に傾斜する傾斜部を含み、前記傾斜部のうち、前記キャップが前記インクヘッドに接触した後の部分の傾斜勾配は、前記キャップが前記インクヘッドに接触するまでの部分の傾斜勾配よりも小さいことを特徴とする。
この構成においては、スライド部材をガイドするガイド溝は、スライド部材の往動限界位置から復動限界位置に向けてインクヘッドに近づく方向に傾斜する傾斜部を含む。ガイド溝の傾斜部のうち、キャップがインクヘッドに接触した後の部分の傾斜勾配は、キャップがインクヘッドに接触するまでの部分の傾斜勾配よりも小さく、キャップはインクヘッドに接触後はスライド部材の復動にともなって緩やかにインクヘッドに押圧される。
(3)前記スライド部材は、バネによって往動方向に付勢されることを特徴とする。
この構成においては、スライド部材がバネによって往動方向に付勢されるので、例えば、キャリッジの往動方向の後端側の側面に係合する突起部をスライド部材に設けるという簡単な構成によって、スライド部材はキャリッジに連動して往復移動する。この場合、スライド部材がバネによって付勢されるとともに突起部が往動するキャリッジの後端側の側面に係合することで、スライド部材はキャリッジと連動して往動し、復動するキャリッジの先端側の側面によってスライド部材の突起部が押されることで、スライド部材はキャリッジと連動して復動する。
(4)前記キャリッジは、前記往動方向の後端側に前記メンテナンス部材を押圧して前記インクヘッドから退避させる押圧部を備えることを特徴とする。
この構成においては、キャリッジは往動方向の後端側に押圧部を備えるので、キャリッジが往動方向に移動することで、インクヘッドがメンテナンス部材によってクリーニングされた後に、押圧部がメンテナンス部材を押圧してインクヘッドから退避させる。
(5)前記スライド部材は、前記スライド部材の往動限界位置において前記インクヘッドから退避した前記メンテナンス部材を係止する係止部を含むことを特徴とする。
この構成においては、インクヘッドから退避したメンテナンス部材は、往動限界位置まで移動したスライド部材によって係止され、退避位置に保持される。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)スライド部材はキャップのインクヘッドへの接触状態と離間状態との2つの状態を実現するために移動すればよいので、キャップ状態、クリーニング状態、および退避状態の3つの状態を実現する必要がある従来技術と比較して、省スペース化を実現することができる。また、メンテナンス部材の退避状態はスライド部材によって保持されるので、メンテナンス部材の退避状態を保持するための新たな部材を設ける必要がなく、部品数の増加を防止することができる。
(2)キャップは、インクヘッドに接触後はスライド部材の復動にともなって緩やかにインクヘッドに押圧されるので、キャップがインクヘッドに接触した後の、スライド部材の移動に必要な駆動力の上昇を抑制することができる。
(3)スライド部材がバネによって往動方向に付勢されるので、例えばキャリッジの往動方向の後端側の側面に係合する突起部をスライド部材に設けるという簡単な構成によって、スライド部材をキャリッジと連動して往復移動させることができる。
(4)メンテナンス部材は、スライド部材の移動とは関係なくインクヘッドから退避するので、メンテナンス部材をインクヘッドから退避させるためのスライド部材の移動領域を設ける必要がない。したがって、省スペース化を図ることができる。
(5)別個の部材を設けることなくメンテナンス部材を退避位置に保持することができるので、部品数を増やすことなくインクヘッドのクリーニングを円滑に行うことができる。
以下に、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、この発明の実施形態に係るインクジェットプリンタのメンテナンス機構におけるキャップ中の状態を示す概略構成図である。この実施形態に係るメンテナンス機構が適用されたインクジェットプリンタ10は、キャリッジ2、シャフト13、スライド部材5、フレーム6、メンテナンス部材として機能するワイパ4等を備える。
シャフト13は、被記録媒体の一例である用紙13の搬送方向と直交する方向に配置される。キャリッジ2は、インクカートリッジ1を備え、インクカートリッジ1は、インクヘッド11を含む。キャリッジ2は、シャフト113に沿って往復移動しながら、用紙13にインクを噴射して画像を形成する。
キャリッジ2の移動領域内における一端側にメンテナンス領域が設定される。ここで、説明の便宜上、キャリッジ2の移動領域内における一端側に設定されたメンテナンス領域から他端側へ向かう移動(図1において左方向への移動)を往動、他端側からメンテナンス領域へ向かう移動(図1において右方向への移動)を復動、と定義する。キャリッジ2は、インクヘッド11よりも往動方向の後端側に押圧部21を備える。
フレーム6は、メンテナンス領域内にガイド溝61,62を備える。ガイド溝61,62は、往動方向に下り傾斜するように設けられる。
スライド部材5は、メンテナンス領域内においてインクヘッド11と対向するように配置される。スライド部材5は、突起53,54、およびキャップ3を備える。突起53,54はガイド溝61,62に沿って摺動し、これによってスライド部材5は、メンテナンス領域内をキャリッジ2と同方向に往復移動自在とされる。このように、フレーム6は、スライド部材5の移動をガイドするガイド部材として機能する。また、スライド部材5は、往動方向の後端側の端部にキャリッジ2の側面と係合する突起部51を備え、往動方向の先端側の端部に係止部52を備えて、バネ8によって往動方向に付勢される。キャップ3は、弾性部材で形成され、キャリッジ2の復動限界位置付近(図1に示す位置)においてインクヘッド11に被せられ、インクヘッド11の乾燥を防ぐ。
ワイパ4は、弾性部材で形成され、ホルダ9に支持される。ホルダ9は、スライド部材5の往動限界位置に配置され、ワイパ4がインクヘッド11に所定圧力で接触する接触位置とワイパ4がインクヘッド11から退避する退避位置との間を変位自在に形成され、バネ12によって退避位置から接触位置に向けて付勢される。また、ホルダ9は、往動方向の上流側の側面に、スライド部材の係止部52と係合する係止部92を備える。さらに、ホルダ9は、キャリッジ2の押圧部21によって押圧される頭部91を備える。
図2は、図1に示すインクジェットプリンタのメンテナンス機構におけるクリーニング中の状態を示す概略構成図である。スライド部材5は、バネ8によって往動方向に付勢され、突起部51がキャリッジ2の往動方向の後端側の側面に当たることで、メンテナンス領域内においてキャリッジ2の往動と連動する。
ガイド溝61,62が往動方向に向けて下り傾斜するように設けられるので、スライド部材5は、往動するのにともなって下降する。スライド部材5が下降すると、キャップ3がインクヘッド11から離間する。スライド部材5が往動限界位置に達したとき、係止部52はホルダ9の側面に当たり、スライド部材5が往動限界位置に達した以降は、キャリッジ2は単独で往動する。キャリッジ2が往動することで、インクヘッド11がワイパ4によって拭き取られる。これによって、インクヘッド11は、印刷動作前にクリーニングされる。
図3は、図1に示すインクジェットプリンタのメンテナンス機構における印刷中の状態を示す概略構成図である。キャリッジ2がさらに往動してインクヘッド11がワイパ4を通り過ぎると、キャリッジ2の押圧部21がホルダ9の頭部91を押圧することで、ワイパ4が退避位置に押し下げられる。このとき、ホルダ9の係止部92がスライド部材5の係止部52を乗り越えて下側に移動し、往動方向に付勢されるスライド部材5の係止部52によって係止される。これによって、ワイパ4が退避位置に保持される。
キャリッジ2が印刷を終了してメンテナンス領域に向けて復動してきた際には、キャリッジ2の側面とスライド部材5の突起部51とが係合することで、スライド部材5はバネ8の付勢力に抗してキャリッジ2に連動して復動する。スライド部材5が復動すると、係止部52と係止部92との係合が解除され、ワイパ4がバネ12の付勢力によって接触位置に移動する。ワイパ4が接触位置に移動するときには、インクヘッド11はワイパ4を通り過ぎて復動している。
スライド部材5は、復動とともに上昇し、図1に示すように、所定位置でキャップ103がインクヘッド111に被せられ、インクヘッド111の乾燥が防止される。
図4は、図1に示すインクジェットプリンタのメンテナンス機構の一部の構成を示す図である。この実施形態では、ガイド溝61は、復動方向に上り傾斜する傾斜部61a,61bを含み、傾斜部61bの傾斜勾配は傾斜部61aの傾斜勾配よりも小さい。ワイパ3は、突起53が傾斜部61aから傾斜部61bに差し掛かる辺りでインクヘッド11に接触する。ガイド溝62についても同様に形成される。すなわち、ガイド溝62は、復動方向に上り傾斜する傾斜部62a,62bを含み、傾斜部62bの傾斜勾配は傾斜部62aの傾斜勾配よりも小さい。ワイパ3は、突起53が傾斜部62aから傾斜部62bに差し掛かる辺りでインクヘッド11に接触する。
したがって、キャップ3がインクヘッド11に接触するまではキャップ3はインクヘッド11に急速に接近し、キャップ3がインクヘッド11に接触した以降は、キャップ3のインクヘッド11への圧接力がゆっくりと増加される状態で、スライド部材5が復動する。これによって、キャップ3がインクヘッド11に確実に被せられるとともに、キャップ3がインクヘッド11に圧接することによるスライド部材5の復動力に対する抵抗力の増大を抑制できる。したがって、キャリッジ2を小さい駆動力で駆動させることができ、キャリッジ2の駆動源を小型化できる。
インクジェットプリンタ10によれば、スライド部材5は、キャップ3がインクヘッド11に接触する状態と、キャップ3がインクヘッド11から離間する状態と、の2つの状態の間を移動すれば足りるので、3つの状態の間を移動する必要がある従来のインクジェットプリンタ100と比較して、省スペース化を図ることができる。したがって、インクジェットプリンタ10を小型化することができる。
また、ワイパ4は、スライド部材5とは別個に配置されるにもかかわらず、スライド部材5によって退避位置に保持されるので、ワイパ4の位置を制御するための新たな部材を設ける必要がなく、部品数の増加を抑制できる。
さらに、スライド部材5を往動方向に付勢するバネ8と、キャリッジ2の往動方向の後端側の側面に係合するスライド部材5の突起部51と、を設けるという簡単な構成によって、スライド部材5をキャリッジ2と連動して往復移動させることができる。
この発明の実施形態に係るインクジェットプリンタのメンテナンス機構におけるキャップ中の状態を示す概略構成図である。 図1に示すインクジェットプリンタのメンテナンス機構におけるクリーニング中の状態を示す概略構成図である。 図1に示すインクジェットプリンタのメンテナンス機構における印刷中の状態を示す概略構成図である。 図1に示すインクジェットプリンタのメンテナンス機構の一部の構成を示す図である。 従来のインクジェットプリンタのメンテナンス機構におけるキャップ中の状態を示す概略構成図である。 従来のインクジェットプリンタのメンテナンス機構におけるクリーニング中の状態を示す概略構成図である。 従来のインクジェットプリンタのメンテナンス機構における印刷中の状態を示す概略構成図である。
符号の説明
1 インクカートリッジ
2 キャリッジ
3 キャップ
4 ワイパ
5 スライド部材
6 フレーム
8,12 バネ
11 インクヘッド
21 押圧部
52 係止部
61,62 ガイド溝
61a,61b,62a,62b 傾斜部

Claims (5)

  1. 被記録媒体にインクを噴射するインクヘッドを搭載し前記被記録媒体の記録面に沿って前記被記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジの移動領域内における一端側に設定されるメンテナンス領域内で前記キャリッジと同方向に往復移動自在でかつ前記キャリッジと連動し、前記キャリッジの移動領域内における他端側から前記一端側に向かう復動の限界位置付近において前記インクヘッドに被せられるキャップを有するスライド部材と、
    前記スライド部材の往復移動にともなって前記キャップが前記インクヘッドに接触または離間するように前記スライド部材をガイドするガイド部材と、
    前記スライド部材の往動限界位置に配置され前記インクヘッドとの接触位置と前記インクヘッドからの退避位置との間を変位自在でかつ前記接触位置に向けて付勢され前記キャリッジの往動時に前記接触位置において前記インクヘッドをクリーニングするメンテナンス部材と、を備え、
    前記メンテナンス部材は、前記インクヘッドのクリーニング後に前記インクヘッドから退避し、前記往動限界位置に移動した前記スライド部材によって前記退避位置に保持されることを特徴とするインクジェットプリンタのメンテナンス機構。
  2. 前記ガイド部材は、前記スライド部材と係合して前記スライド部材をガイドするガイド溝を含み、
    前記ガイド溝は、前記スライド部材の往動限界位置から復動限界位置に向けて前記インクヘッドに近づく方向に傾斜する傾斜部を含み、前記傾斜部のうち、前記キャップが前記インクヘッドに接触した後の部分の傾斜勾配は、前記キャップが前記インクヘッドに接触するまでの部分の傾斜勾配よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタのメンテナンス機構。
  3. 前記スライド部材は、バネによって往動方向に付勢されることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットプリンタのメンテナンス機構。
  4. 前記キャリッジは、前記往動方向の後端側に前記メンテナンス部材を押圧して前記インクヘッドから退避させる押圧部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットプリンタのメンテナンス機構。
  5. 前記スライド部材は、前記スライド部材の往動限界位置において前記インクヘッドから退避した前記メンテナンス部材を係止する係止部を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェットプリンタのメンテナンス機構。
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