JP2002019151A - インクジェット画像形成装置 - Google Patents

インクジェット画像形成装置

Info

Publication number
JP2002019151A
JP2002019151A JP2000207788A JP2000207788A JP2002019151A JP 2002019151 A JP2002019151 A JP 2002019151A JP 2000207788 A JP2000207788 A JP 2000207788A JP 2000207788 A JP2000207788 A JP 2000207788A JP 2002019151 A JP2002019151 A JP 2002019151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print head
moving
image forming
carriage
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000207788A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumasa Morimoto
泰正 森本
Yasushi Matsutomo
靖 松友
Takashi Kubo
隆 久保
Susumu Hashimoto
進 橋本
Kenji Nakanishi
健二 中西
Masanobu Deguchi
正信 出口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000207788A priority Critical patent/JP2002019151A/ja
Publication of JP2002019151A publication Critical patent/JP2002019151A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタにおいて、メンテナ
ンスユニットの構造の簡素化および小型化、装置全体の
小型化を図る。 【解決手段】 インクジェット画像形成装置において、
インクを吐出する印字ヘッド11と摺動ピン131を搭
載したキャリッジ1と、印字ヘッド11を覆うキャップ
37と印字ヘッド11の印字面を清掃する清掃手段39
とを有して印字ヘッドのインク吐出口の状態を回復させ
る印字ヘッド回復手段と、印字ヘッド回復手段が配置さ
れるメンテナンス領域内において、キャリッジ1の移動
動作に応じて、前記印字ヘッド回復手段と前記印字ヘッ
ド11の距離が、前記印字ヘッド回復手段による回復動
作に応じた所定の値になるように前記印字ヘッド回復手
段を移動させる移動手段31を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタのメンテナンス装置に関し、特に印字ヘッドのヘ
ッド部からのインク吐出を確実にするためにクリーニン
グを行うメンテナンス装置に関するものである。
【0002】また、本発明は、インクジェットプリンタ
のメンテナンス装置に関し、特に印字ヘッドを保護する
と共に、印字ヘッド内部のゴミや気泡をインクと共に吸
引するキャップ機構に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、単数又は複数のインク吐出孔(以
下、ノズルと言う)からインク滴を記録媒体に吐出して
記録を行うインクジェットプリンタは、プリンタ単体又
はファクシミリやワードプロセッサの出力装置として広
範な用途がある。モノクロ印字のほかに複数色のインク
に対応した印字ヘッドを用いることにより、カラー印字
も可能である。このようなインクジェットプリンタの印
字ヘッドからのインク吐出を確実に行うために、メンテ
ナンスユニットが設けられている。
【0004】図16は、印字ヘッド11をクリーニング
するためのメンテナンスユニット4を備えたインクジェ
ットプリンタの従来例の要部概略斜視図である。ガイド
シャフト5に沿って、駆動ベルト71によりキャリッジ
1が矢印A方向に往復運動し、キャリッジ1に搭載され
た印字ヘッド11には記録媒体搬送手段側にノズルが設
けられ、ノズルから吐出されたインクによって記録媒体
搬送手段の前面に搬送された記録媒体9に印字を行う。
印字ヘッド11に対向して設けられたクリーニング装置
38に設けられたワイパブレード39は、必要に応じて
印字ヘッド11のノズル面に当接するように移動させて
ノズル面に付着したインク滴やごみを除去する。また、
クリーニング装置38の側方に設けたキャップ37には
図示しない吸引チューブが設けられており、非記録時に
印字ヘッド11を密封して保護すると共に印字ヘッドオ
リフイス部のインクの乾燥を防ぎ、さらに印字ヘッド1
1の印字不良時は印字ヘッド11内部のごみや気泡をイ
ンクとともに、吸引チューブから吸引して引き出してや
ることにより印字ヘッド11の性能を回復させる。
【0005】従来のメンテナンスユニット4は、メンテ
ナンスユニット4全体を動かして印字ヘッド11のクリ
ーニングを行っていた。しかしこのタイプは、構造が複
雑で装置全体が大型になるという問題があった。
【0006】また、印字ヘッド11とキャップ37は密
着してインクやゴミ等を吸引するので、キャップ37と
印字ヘッド11のノズルの位置決めを正確に行う必要が
ある。そのため、構造が複雑となり、装置全体が大型に
なるという問題があった。
【0007】近年、カラーインクジェットプリンタが主
流になっており、それに伴ってメンテナンスユニット4
のクリーニング装置やキャップ37も複数の印字ヘッド
11に対応させるため、構造がさらに複雑になり、プリ
ンタ装置全体も大型化している。一方、市場ではカラー
インクジェットプリンタの小型化が要望されている。
【0008】メンテナンスユニットの構造の簡素化につ
いての先行技術として、例えば、特開平7−17061
号公報や特開平7−40541号公報が上げられる。特
開平7−17061号公報によれば、キャップを印字ヘ
ッドに向かって移動させる駆動源と、印字ヘッドからイ
ンクを吸引するキャッピングを行う駆動源を同一にする
ギヤ・クラッチ構造が開示されている。
【0009】さらに特開平7−40541号公報によれ
ば、印字ヘッドがメンテナンス領域に入ったとき、印字
ヘッドがスレッドから突出している突出部と当接し、印
字ヘッドの駆動力を用いてスレッドを押圧することによ
って、キャップを構成するリセプタクルに連結するアー
ムのフォロワを第1駆動機構(カム)の傾斜面に沿って
移動させると共に、スレッドを第2駆動機構(案内溝)
に沿って移動させることにより、キャップの吸引チュー
ブを必要としない印字ヘッドのキャッピングができる簡
単な構造が開示されている。
【0010】しかし、これらの構成はメンテナンスユニ
ットが移動する構成であり、またキャップ機構のみの簡
素化について述べられており、カラーインクジェットプ
リンタを想定した場合、メンテナンスユニットの構造の
簡素化およびメンテナンスユニットを含めたプリンタ装
置全体の小型化の効果は薄い。
【0011】さらに、キャップ機構を位置決めする構造
についての先行技術として、例えば、特開平6−336
019号公報および特開平9−109379号公報が上
げられる。
【0012】特開平6−336019号公報によれば、
記録ヘッドには、前面プレートに切欠け部が設けられ、
キヤプホルダには位置決めピンが設けられている。キャ
ップが記録ヘッドをキャッピングする場合、駆動源から
の駆動力をキャップレバーを介してキャップホルダに伝
達され、位置決めピンが記録ヘッドに近づく方向(上
方)に移動する。そのあと、記録ヘッドがホームポジシ
ョンに向けて移動して、位置決めピンと切欠け部が係合
してキャップと記録ヘッドとの位置決めがされる。
【0013】また、特開平9−109379号公報によ
れば、ベース板には、キャップ、キャップ支持体が固定
されており、キャップ支持体にはキャリッジ係合部がキ
ャリッジに係合可能に固定されている。キャリッジがホ
ームポジションに移動すると、キャリッジはキャリッジ
係合部と当接し、印字ヘッドとキャップの位置決めがさ
れる。キャップはキャリッジの移動に伴って移動し第1
規制面に到達したとき、ある駆動源によって上方に移動
され、記録ヘッドとキャッピングを行なう。
【0014】しかし、特開平6−336019号公報の
構造では、位置決めピンをある駆動源を用いて移動させ
ており、キャップ周りの構造が複雑である。
【0015】また、特開平9−109379号公報の構
造では、キャップはある駆動源を用いて、移動されてお
り、それほど機構の小型化にはつながらない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みなされた発明であり、メンテナンスユニットの構
造の簡素化および小型化ひいては装置全体の小型化が図
れるインクジェットプリンタを得ることを目的とする。
【0017】さらに、本発明は、上記問題点に鑑みなさ
れた発明であり、メンテナンスユニットの構造の簡素化
および小型化、キャップ機構と印字ヘッドとの位置決め
精度の向上ひいては装置全体の小型化が図れるインクジ
ェットプリンタを得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、インクジェット画像形成装置を、インク
を吐出する印字ヘッドを搭載したキャリッジと、前記印
字ヘッドの印字面を清掃する清掃手段(ワイパーブレー
ド)とインク吐出口からインクを吸引する吸引手段とを
有して印字ヘッドのインク吐出口の状態を回復させる印
字ヘッド回復手段(ワイパーブレードおよびキャップ)
と、前記印字ヘッド回復手段が配置されるメンテナンス
領域内において、前記キャリッジの移動動作に応じて、
前記印字ヘッド回復手段と前記印字ヘッドの距離が、前
記印字ヘッド回復手段による回復動作に応じた所定の値
になるように前記印字ヘッド回復手段を移動させる移動
手段(案内ブロック、ホルダ、摺動ピン、圧縮コイルば
ねなど)とから構成した。
【0019】上記の構成とすることによって、キャリッ
ジの移動動作に応じて、印字ヘッド回復手段を移動させ
るので、印字ヘッド回復手段を駆動させるモータ等の駆
動源を別途設ける必要がなくなる。
【0020】さらに、本発明は、上記インクジェット画
像形成装置において、前記移動手段に、前記印字ヘッド
回復手段を保持するユニット保持部材(ホルダ)を設け
た。このような構成とすることによって、吸引手段と清
掃手段が一体的に保持されるので、簡単な構造でそれら
を移動させることができる。
【0021】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記移動手段に、前記印字ヘッド回復手段
を印字ヘッドに対して近づく方向に付勢する付勢手段
(圧縮コイルばね)を設けた。このような付勢手段を設
けたので、印字ヘッド回復手段を移動させるためのモー
タ等の駆動源を設ける必要がなくなる。
【0022】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記移動手段に、前記印字ヘッド回復手段
を印字ヘッドに対して近づく或いは遠ざかる方向に案内
する案内手段(案内ブロック)を設けた。このように、
印字ヘッド回復手段を印字ヘッドに対して近づく或いは
遠ざかる方向に案内する案内手段を有するので、印字ヘ
ッド回復手段と印字ヘッドの距離が、印字ヘッド回復手
段による回復動作に応じた所定の値にすることができ
る。
【0023】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記キャリッジに、移動手段に案内される
被案内部材(摺動ピン)をさらに設けた。このように、
印字ヘッドが移動することにより、ヘッド回復手段と前
記印字ヘッドの距離が、所定の値になるように被案内部
材は移動手段に案内されるので、簡単な構成とすること
ができる。
【0024】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記キャリッジに、案内手段に案内される
被案内部材(摺動ピン)をさらに設けた。このことによ
って、印字ヘッド11が移動することにより、ヘッド回
復手段と前記印字ヘッドの距離が、所定の値になるよう
に被案内部材が案内手段に案内されるので、簡単な構成
とすることができる。
【0025】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記被案内部材を、記録媒体との距離が記
録媒体に対向する印字ヘッドの端面と記録媒体との距離
より大きくなるように設けた。このように、被案内部材
は、記録媒体との距離が、記録媒体に対向する印字ヘッ
ドの端面と記録媒体との距離より大きくなるように設け
られているので、案内手段の構成を簡素化することがで
きる。
【0026】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記案内手段を、複数の段部を有し、前記
複数の段部の各々は異なった垂直方向高さ位置を有する
ようにした。このことによって、印字ヘッド回復手段と
印字ヘッドの距離を、印字ヘッド回復手段による回復動
作に応じた所定の値にすることができる。
【0027】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記案内手段を、その内部で前記キャリッ
ジが往復移動するように往復経路を有し、前記往復経路
は前記キャリッジの往路と復路の少なくとも一部が異な
った経路を辿るように形成した。このようにしたので、
印字ヘッド11回復手段の移動を細かく制御することが
できる。
【0028】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記案内手段に、前記往復経路の往路と復
路を仕切って前記キャリッジの移動を制限する仕切り部
材を設けた。このことによって、キャリッジが往復経路
を正しい順路でたどることができる。
【0029】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記仕切り部材を、前記往路と前記復路に
設けられた段部の高さ位置の差によって形成される壁部
によって形成した。このことによって、簡単な構成でキ
ャリッジの被案内部材(摺動ピン)の移動を制限するこ
とができる。
【0030】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記仕切り部材を、前記往路と前記復路の
間に設けられた仕切板により形成した。このようにする
ことによって、簡単な構成でキャリッジの被案内部材
(摺動ピン)の移動を制限することができる。
【0031】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記複数の段部に、前記吸引手段が前記印
字ヘッドと圧接するように前記印字ヘッド回復手段を移
動させる第1の高さ位置を設けた。このことによって、
吸引手段によるキャッピングを確実に行なうことができ
る。
【0032】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記複数の段部に、前記清掃手段が前記印
字ヘッドと当接するように前記印字ヘッド回復手段を移
動させる第2の高さ位置を設けた。このことによって、
印字ヘッドに付着したゴミ等を清掃手段によって除去す
ることができる。
【0033】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記複数の段部に、前記印字ヘッドが前記
吸引手段および前記清掃手段と干渉することを防ぐ位置
に前記印字ヘッド回復手段を移動させる第3の高さ位置
を設けた。このことによって、印字ヘッドが吸引手段や
清掃手段と干渉するおそれがなくなる。
【0034】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記第2高さ位置を有する段部を、前記第
1の高さ位置を有する部より前記キャリッジの経路下流
側に設けた。このことによって、吸引手段による吸引に
よってインクの滴がキャップに付着してもその後、清掃
手段によって印字ヘッドが清掃されるので、印字ヘッド
を清潔にすることができる。
【0035】本発明は、上記課題を解決するために、イ
ンクジェット画像形成装置を、インクを吐出する印字ヘ
ッドを搭載したキャリッジと、前記印字ヘッドの印字面
を清掃する清掃手段(ワイパブレード)とインク吐出口
からインクを吸引する吸引手段とを有して印字ヘッドの
インク吐出口の状態を回復させる印字ヘッド回復手段
(ワイパーブレードおよびキャップ)と、前記印字ヘッ
ド回復手段が配置されるメンテナンス領域内において、
前記キャリッジの移動動作に応じて、前記印字ヘッド回
復手段と前記印字ヘッドの距離が、前記印字ヘッド回復
手段による回復動作に応じた所定の値になるように前記
印字ヘッド回復手段を移動させる移動手段(案内ブロッ
ク、ホルダ、摺動ピン、圧縮コイルばねなど)と、前記
キャリッジの移動動作によって前記印字ヘッド回復手段
を前記印字ヘッドのインク吐出口の移動方向に沿う方向
に移動させて、前記印字ヘッド回復手段と前記印字ヘッ
ドのインク吐出口との水平方向の位置合わせをする位置
合わせ手段(移動ホルダ、移動レバーなど))とから構
成した。
【0036】このことによって、キャリッジの移動動作
に応じて、印字ヘッド回復手段を移動させるので、印字
ヘッド回復手段を駆動させるモータ等の駆動源を別途設
ける必要がなくなる。さらに、キャリッジの移動動作に
応じて、位置合わせ手段が印字ヘッド回復手段を印字ヘ
ッドのインク吐出口の移動方向に沿う方向に移動させる
ことにより、印字ヘッド回復手段と前記印字ヘッドのイ
ンク吐出口との水平方向の位置合わせをするので、位置
合わせするために印字ヘッド回復手段を駆動させるモー
タ等の駆動源を別途設ける必要がなくなる。
【0037】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記位置合わせ手段に、前記印字ヘッド回
復手段を保持する保持手段(移動ホルダ)を設けた。こ
のことによって、吸引手段および清掃手段が一体的に保
持されるので、簡単な構造でそれらを移動させることが
できる。
【0038】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記位置合わせ手段に、前記保持部材と連
結して設けられるとともに前記キャリッジと当接可能に
設けられ、前記キャリッジの押圧に伴って前記保持部材
を移動させる移動部材(移動レバー)を設けた。このこ
とによって、移動部材が、保持部材と連結して設けられ
るとともにキャリッジと当接可能に設けられているの
で、キャリッジの押圧に対応させて保持部材を位置決め
移動させる複雑な機構や駆動源を設ける必要がなくな
る。
【0039】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記位置合わせ手段に、前記キャリッジの
反押圧方向に前記保持部材と前記移動部材を付勢する第
1付勢手段(移動ホルダ押圧ばね)を設けた。このこと
によって、保持部材と移動部材を反押庄方向に付勢する
ので、キャリッジによる押圧時に移動部材をキャリッジ
に当接した状態で保持部材が位置決め移動されるので、
保持部材を移動させるモータ等の駆動源を設ける必要が
なくなる。
【0040】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記移動部材を、前記印字ヘッドのインク
吐出口と前記吸引手段の水平方向の位置が一致したと
き、前記キャリッジと当接するように設けた。このこと
によって、印字ヘッドのインク吐出口と吸引手段の水平
方向の位置が一致したとき、移動部材がキャリッジと当
接し、その後キャリッジの移動に追随するので、簡単な
構成で位置合わせをすることが可能である。
【0041】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記移動部材を、断面略L字状のレバーと
して形成した。このことによって、断面L字状といった
簡単な構成の部材を用いてキャリッジと当接可能とする
ことができる。
【0042】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記移動手段に、前記印字ヘッド回復手段
および前記位置合わせ手段を保持するユニット保持部材
(移動ホルダ)を設けた。このことによって、吸引手段
と清掃手段と位置合わせ手段が一体的に保持されるの
で、簡単な構造でそれらを移動させることができる。
【0043】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記移動手段に、前記印字ヘッド回復手段
および前記位置合わせ手段を印字ヘッドに対して近づく
方向に付勢する第2付勢手段(圧縮コイルばね)を設け
た。このように、第2付勢手段を設けたので、印字ヘッ
ド回復手段および位置合わせ手段を移動させるためのモ
ータ等の駆動源を設ける必要がなくなる。
【0044】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記移動手段に、前記印字ヘッド回復手段
および前記位置合わせ手段を印字ヘッドに対して近づく
或いは遠ざかる方向に案内する案内手段(案内ブロッ
ク)を設けた。このように、印字ヘッド回復手段および
位置合わせ手段を印字ヘッドに対して近づく或いは遠ざ
かる方向に案内する案内手段を有するので、印字ヘッド
回復手段と印字ヘッドの距離が、印字ヘッド回復手段お
よび位置合わせ手段による回復動作に応じた所定の値に
することができる。
【0045】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において前記キャリッジに、前記案内手段に案内され
る被案内部材(摺動ピン)を設けた。このように、キャ
リッジが移動することにより、ヘッド回復手段と前記印
字ヘッドの距離が、所定の値になるように被案内部材は
案内手段に案内されるので、簡単な構成とすることがで
きる。
【0046】本発明は、上記インクジェット画像形成装
置において、前記案内手段の案内部材に、複数の段部を
設けるとともに、前記複数の段部の各々は異なった垂直
方向高さ位置を有するようにした。このように、案内手
段が複数の段部を有するので、印字ヘッド回復手段と印
字ヘッドの距離を、印字ヘッド回復手段による回復動作
に応じた所定の値にすることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態にかかる
インクジェット画像形成装置構成を以下に説明する。
【0048】第1の実施の形態にかかるインクジェット
プリンタの要部を概略斜視図として示す図1を用いて本
発明のインクジェットプリンタの主要部の構造を説明す
る。
【0049】インクジェットプリンタの主要部は、キャ
リッジ1とメンテナンスユニット4を構成するホルダ3
とガイドシャフト5を有している。ガイドシャフト5に
よって案内されて主走査方向に移動可能とされたキャリ
ッジ1には、印字ヘッド11−1,11−2と、摺動ピ
ンホルダ13に保持された摺動ピン131が設けられ
る。キャリッジ1に設けられる印字ヘッド11は、例え
ばホームポジションに向う方向(矢印B方向)の上流側
に黒印字ヘッド11−1が、下流側にカラー印字ヘッド
11−2が設けられる。
【0050】カラー印字ヘッド11−2の下流側には摺
動ピンホルダ13に保持された摺動ピン131が設けら
れる。摺動ピンホルダ13は、垂直方向の移動ができな
いように設けられているが、ピン付勢ばね15によって
印字ヘッド11がガイドシャフト5に対して突出してい
る水平方向に略沿う方向に移動可能に付勢され、摺動ピ
ン131をこの方向に付勢している。摺動ピン131
は、後述する案内ブロック31の段部および傾斜部上を
摺動する。
【0051】印字ヘッド11のホームポジションにおい
て、印字ヘッド11の下方に位置するホルダ3には、案
内ブロック31と、ホルダーガイド35と、キャップ3
7と、ワイパブレード39を有している。ホルダ3の移
動手段として働く案内ブロック31はホルダ3に固定配
置される。
【0052】案内ブロック31は、ホルダ3に固着さ
れ、さらにキャップ37およびワイパブレード39の位
置に対してガイドシャフト5側で且つ摺動ピン131が
その上面で摺動可能な位置に設けられている。
【0053】ホルダ3には、印字ヘッド11がガイドシ
ャフト5に対して突出している水平方向に略沿う方向に
ホルダ3の一端部からホルダーガイド35が突出して設
けられ、その先端部がプリンタ本体に回転可能に軸支さ
れて支点351を構成している。ホルダ3は、支点35
1を中心にして上下方向に回動可能に設けられる。
【0054】ホルダ3の下方には、圧縮コイルばね41
が設けられ、ホルダ3を常に上方へ付勢している。
【0055】キャップ37とワイパブレード39は、印
字ヘッド回復手段として働き、各印字ヘッド11に対応
して2組固定配置される。キャップ37は、ホームポジ
ション移動方向に対してワイパブレード39の下流側に
配置される。
【0056】印字ヘッド11を保持したキャリッジ1が
ホームポジションに向かって移動すると、キャリッジ1
に設けられた摺動ピン131が案内ブロック31に当接
し、後述する複数の傾斜部および段部を摺動してホルダ
3を上下に移動させて印字ヘッド11のキャッピングを
行う。
【0057】キャリッジ1がホームポジションの端部に
到達した後、キャリッジ1は移動方向を反転させて、再
度案内ブロック31に摺動しながら移動してワイパブレ
ード39で印字ヘッド11の清掃を行う。このとき、キ
ャリッジ1はガイドシャフト5に案内されて水平方向に
動くので、それに固定されている摺動ピン131も水平
に動く。一方、摺動ピン131に接触している案内ブロ
ック31はホルダ3に固定されているので、摺動ピン1
31の押圧により、圧縮コイル41の付勢力に抗してホ
ルダ3が支点351を中心に回動する。従って、キャリ
ッジ1の移動に使用される駆動力によって案内ブロック
31の傾斜部および段部の形状に従ってメンテナンスユ
ニット4に設けたホルダ3が印字ヘッド11に対して近
づいたり遠ざかったりして移動される。
【0058】次に案内ブロック31の詳細について図2
乃至図5を参照して説明する。図2および図3は案内ブ
ロックの第1の形状を示し、図4および図5は案内ブロ
ックの第2の形状を示している。図2および図4は、案
内ブロック31の図1の後方から見た外観形状を示す斜
視図であり、図3および図5はその上面図であって、図
2,図4とは左右を逆の方向に配置して示し、案内ブロ
ック31上における摺動ピン131の軌跡を併せて示し
ている。る。なお、図4および図5に示す案内ブロック
31は図2および図3に示す案内ブロック31の幅方向
略中央部に案内路仕切部材329を設けた態様である。
従って、機能は同一であるので、図2および図3を参照
して説明する。
【0059】案内ブロック31は図2および図3に示す
ように、4個の段部と4個の傾斜部から構成されてい
る。4個の段部はそれぞれH1〜H4の4種類の垂直方
向の高さ位置に形成されており、傾斜部はそれらの段部
を連結するように形成されている。
【0060】第1段部311は、最も低い高さ位置(H
1)に位置しており、摺動ピン131はこの段部には接
触せず、上方を通過する。
【0061】第1傾斜部312は、第1段部311と後
述する第2段部313を連結する面であり、摺動ピン1
31が最初に当接、摺動する面である。摺動ピン131
が第1傾斜部312上を摺動することによって、案内ブ
ロック31が固着されているメンテナンスユニット4が
その圧縮コイルばね41の付勢力に抗して下方へ移動さ
れる。
【0062】第2段部313は、最も高い高さ位置(H
4)に位置しており、摺動ピン131が摺勤している
間、印字ヘッド11と、メンテナンスユニット4に設け
られたワイパブレード39が干渉しない間隔を有するよ
うにメンテナンスユニット4を下方へ移動させた状態に
維持する。
【0063】第2傾斜部134は、第2段部313と後
述する第3段部315を連結する面であり、摺動ピン1
31が第2傾斜部134上を摺動することによって、メ
ンテナンスユニット4がその圧縮コイルばね41の付勢
力によって上方に移動される。
【0064】第3段部315は、H4よりも低くH1よ
り高い高さ位置(H2)に位置しており、印字ヘッド1
1にメンテナンスユニット4のキャップ37が圧接した
状態(キャッピング状態)になる位置である。
【0065】第3傾斜部316は、第3段部315と後
述する第4段部317を連結する面であり、摺動ピン1
31が第3傾斜部316上を摺動することによって、キ
ャッピング状態が解除される。
【0066】第4段部317は、H4よりも低くH2よ
り高い高さ位置(H3)に位置しており、印字ヘッド1
1にメンテナンスユニット4のワイパブレード39が弾
性変形しながら摺動する状態になる位置である。
【0067】第4傾斜部318は、第4段部317と第
2段部313を連結する面であり、摺動ピン131が第
4傾斜部318上を摺動することによって、ワイパブレ
ード39が他の色の印字ヘッド11と干渉しない間隔を
有するようにメンテナンスユニット4を下方へ移動させ
る。
【0068】なお、案内ブロック31は第1段部311
から第2傾斜部134を経て第3段部315へ至る往路
と、第3段部315から第4段部317を経て第1段部
311へ至る復路とは、案内される経路が異なる。その
ため案内ブロック31では、第1壁部323、第2壁部
325、段差部324を設け、摺動ピン131はピン付
勢ばね15の付勢力により壁部323,段差部324,
壁部325に当接しながら摺動する。
【0069】図4および図5の案内ブロック31の態様
において、第5段部319は第2段部313と高さ位置
は同じであり、第5傾斜部320は第1傾斜部312と
同一面上にある。また、第1段部311は第6段部32
1と高さ位置は同じである。
【0070】次に、図6(a)乃至図9を参照して印字
ヘッド11のメンテナンスの手順について述べる。な
お、この手順についても図2および図3の案内ブロック
31の態様を用いて述べる。
【0071】印字ヘッド11−1,11−2を保持する
キャリッジ1が主走査方向(以降、往路方向という)に
沿ってメンテナンスユニット4に近づくと、その摺動ピ
ン131が第1段部の上方を経て第1傾斜部312と当
接する。そして、摺動ピン131は第1傾斜部312に
沿って摺動し、メンテナンスユニット4は摺動ピン13
1の押圧力により、メンテナンスユニット4の下方に設
けられた圧縮コイルばね41−1,41−2の押圧力に
抗して下方に移動される図6(a)。
【0072】次に、摺動ピン131が第2段部313に
到達し、さらに往路方向に移動しながら第2段部313
上を摺動すると、メンテナンスユニット4のホルダ3は
その高さを維持するので印字ヘッド11−1,11−2
がワイパブレード39−1,39−2に当ることなく、
所定の間隔を空けた状態で移動する(図6(b))。
【0073】摺動ピン131が第2傾斜部134に到達
し、さらに往路方向に移動しながら第2傾斜部134の
面を摺動すると、メンテナンスユニット4のホルダ3は
圧縮コイルばね41の付勢力により上方へ移動する(図
6(c))。
【0074】摺動ピン131が第2傾斜部134の終端
に来た時、印字ヘッド11とキャップ37が接触する。
摺動ピン131は第2傾斜部134に摺動しながら第1
壁部323にも当接し、第1壁部323が摺動ピン13
1に設けたX方向の付勢力を付与するピン付勢ばね15
の付勢力に抗して摺動ピン131を押す。摺動ピン13
1が段差部324に到達してその段差を落ちると、摺動
ピン131は第3段部315に位置し、同時にメンテナ
ンスユニット4のホルダ3が圧縮コイルばね41の付勢
力によりさらに印字ヘッド11に近づくので、印字ヘッ
ド11とキャップ37が圧接される。この状態で、印字
ヘッド11はインクが吸引されたり、ヘッド11キャッ
ピングが行われたりする。(図7(A))
【0075】その後、キャリッジ1は移動方向が反転さ
れ往路方向と反対方向の復路方向に移動すると、摺動ピ
ン131は、ピン付勢ばね15の付勢力により段差部3
24を摺動して案内されるとともに第3傾斜部316上
を摺動する。したがって、摺動ピン131は、メンテナ
ンスユニット4のホルダ3を圧縮コイルばね41の付勢
力に抗して押圧することになるので、メンテナンスユニ
ット4のホルダ3は下方に移動される。そのため、印字
ヘッド11とキャップ37の圧接が解除される(図7
(b))。
【0076】キャリッジ1がさらに復路方向に移動して
摺動ピン131が第4段部317に到達し、さらに復路
方向に移動すると、摺動ピン131はピン付勢ばね15
の付勢力により、第2壁部325を摺動するとともに第
4段部317上を摺動する。このとき、メンテナンスユ
ニット4のホルダ3はその高さを維持するので、黒印字
ヘッド11−1とカラー印字ヘッド11−2の各々に対
応するワイパブレード39−1,39−2がそれぞれの
印字ヘッド11−1,11−2に弾性変形しながら摺動
する。この動作によって、印字ヘッド11に付着したゴ
ミ等が除去される(図7(c))。
【0077】次に、キャリッジ1が復路方向に移動して
摺動ピン131が第4傾斜部318に到達し、さらに復
路方向に移動すると、摺動ピン131はピン付勢ばね1
5の付勢力により第2壁部325を摺動するとともに第
4傾斜部318上を摺動する。従って、摺動ピン131
は、メンテナンスユニット4のホルダ3を圧縮コイルば
ね41の付勢力に抗して押圧することになるので、メン
テナンスユニット4のホルダ3は下方に移動される(図
8(a))。
【0078】キャリッジ1が復路方向に移動して第2段
部313に到達し、さらに復路方向に移動しながら第2
段部313に摺動すると、メンテナンスユニット4はそ
の高さを維持するので印字ヘッド11がワイパブレード
39に当ることなく、所定の間隔を空けた状態を維持す
る(図8(b))。摺動ピン131は第2段部313に
位置したときに第2壁部325との摺動が解除されるの
で、ピン付勢ばね15の付勢力により、摺動ピン131
は往路において第2段部313に位置したときの位置と
同一位置に戻る。
【0079】さらに、キャリッジ1が復路方向に移動し
て摺動ピン131が第1傾斜部312に到達し(図8
(c))、さらに図6(a)に示す手順と同じ経路で且
つ反対方向の復路方向に移動しながら摺動ピン131が
第1傾斜部312上を摺動すると、メンテナンスユニッ
ト4のホルダ3は圧縮コイルばね41の付勢力により上
方へ移動する(図9)。
【0080】摺動ピン131が復路方向に移動して案内
ブロック31を離れると、メンテナンスユニット4は初
期位置に戻り、印字ヘッド11のメンテナンスが終了す
る。
【0081】なお、図4および図5に示す案内ブロック
31の態様では、図8(b)および図8(c)に示すス
テップは異なる。案内路仕切部材329が第2段部31
3と第5段部319、第1傾斜部312と第5傾斜部3
20、第1段部311と第6段部321を仕切り、その
境界に壁部を形成したので、摺動ピン131と壁部32
5との摺動が維持される。そして摺動ピン131が復路
方向に移動して案内ブロック31を離れたとき、摺動ピ
ン131と壁部325との摺動が解除される。
【0082】上記のように、この構成によれば、メンテ
ナンスユニット4をホルダ3に設けた案内ブロック31
と圧縮コイルばね41とから構成し、キャリッジ1に案
内ブロック31を摺動する摺動ピン131を設けた簡単
な構成であるため、従来のように印字ヘッド11のメン
テナンスをする際にメンテナンスユニット4をモータ等
の駆動源を用いて駆動させる構成が不用になる。また、
カラーインクジェットプリンタにも対応した構成である
ため、さらに装置全体の小型化が可能になる。
【0083】本発明の第2の実施の形態にかかるインク
ジェットプリンタの構成を図10および図2を参照して
以下に説明する。
【0084】図10は本発明の第2の実施の形態にかか
るインクジェットプリンタの要部の概略構成を示す斜視
図である。図11は本発明の第2の実施の形態にかかる
インクジェットプリンタの移動ホルダ、移動レバー、移
動ホルダ押圧ばねの構成を説明するための一部断面側面
図である。
【0085】第2の実施の形態にかかるインクジェット
プリンタの主要部は、ガイドシャフト5上に移動可能に
支持されたキャリッジ1と、メンテナンス位置(ホーム
ポジション)に配置されたメンテナンスユニット4とを
有して構成される。
【0086】第2の実施の形態においては、キャリッジ
1(印字ヘッド11)がホームポジションに位置したと
きに、2組のキャップ37とワイパブレード39が各印
字ヘッド11の下方に対応して配置されるように構成さ
れる。キャップ37はB方向に対してワイパブレード3
9の下流側に配置される。
【0087】キャリッジ1は、印字ヘッド11と、摺動
ピンホルダ13と、ピン付勢ばね15とを有して構成さ
れ、摺動ピンホルダ13には摺動ピン131が固定され
ている。摺動ピンホルダ13は、垂直方向の移動ができ
ないように設けられているが、ピン付勢ばね15によっ
て印字ヘッド11がガイドシャフト5に対して突出して
いる水平方向に略沿う方向に移動可能に付勢されてい
る。したがって、摺動ピン131は、垂直方向の移動が
できず、印字ヘッド11がガイドシャフト5に対して突
出している水平方向に略沿う方向に移動可能に付勢され
ている。
【0088】印字ヘッド11を保持するキャリッジ1
は、ガイドシャフト5によって案内されて主走査方向に
移動可能に設けられる。印字ヘッド11は、例えばホー
ムポジションに向う方向(矢印B方向)の上流側に黒印
字ヘッド11−1が設けられ、下流側にカラー印字ヘッ
ド11−2が設けられる。カラー印字ヘッド11−2の
下流側には案内ブロック31に摺動する摺動ピン131
が設けられる。
【0089】メンテナンスユニット4は、ホルダ3と、
移動ホルダ機構33と、圧縮コイルばね41とを有して
構成される。
【0090】ホルダ3は、案内ブロック31と、ホルダ
ガイド35と、キャップ37と、ワイパブレード39
と、移動ホルダ収容空間30を有して構成される。
【0091】案内ブロック31は、第1の実施の形態の
図2および図3に示した案内ブロック31と同じ形状を
有しており、4個の段部と4個の傾斜部から構成されて
いる。4個の段部はさらにH1〜H4の4種類の垂直方
向の高さ位置に形成されており、傾斜部はそれらの段部
を連結するように形成されている。案内ブロック31
は、ホルダ3に固着され、その固着位置はキャップ37
およびワイパブレード39の位置に対してガイドシャフ
ト5側で且つ摺動ピン131が摺動可能な位置に設けら
れている。
【0092】移動ホルダ機構33は、移動ホルダ331
と、該移動ホルダに一端が固定された移動レバー333
と、移動ホルダ押圧ばね335とを有して構成される。
移動ホルダ331の上面には、印字ヘッド11回復手段
として働くキャップ37とワイパブレード39が各印字
ヘッド11に対応して2組設けられる。
【0093】移動ホルダ331は、ホルダ3に設けた移
動ホルダ収容空間30内にキャリッジ1の主走査方向に
沿う方向に移動可能に収容される。移動ホルダ331
は、移動ホルダ押圧ばね335によって、キャリッジ1
のホームポジション側への移動方向の上流側方向(反矢
印B方向)に付勢される。
【0094】B方向下流側に突出する移動レバー333
は、断面略L字状に形成され、ホルダ3に設けた移動ホ
ルダ収容空間30に貫通する貫通孔301を通して移動
ホルダ331に固定される。移動レバー333の先端部
はキャリッジ1と当接可能に設けられている。したがっ
て、キャリッジ1がB方向に移動して移動レバー333
に当接し、さらにB方向に移動すると、移動レバーは移
動ホルダ押圧ばね335の押圧力に抗してB方向に移動
する。それに伴って、移動ホルダ331もB方向に移動
する。
【0095】ホルダーガイド35は、印字ヘッド11が
ガイドシャフト5に対して突出している水平方向に略沿
う方向に、ホルダ3の一端部から突出して設けられ、そ
の先端部が回転可能に軸支されて支点351として働
く。ホルダ3は、支点351を中心に上下に回動可能と
される。
【0096】ホルダ3の下方には、圧縮コイルばね41
が設けられ、ホルダ3を常に上方へ付勢している。
【0097】印字ヘッド11を保持したキャリッジ1が
ホームポジションに向かって移動すると、キャリッジ1
に設けられた摺動ピン131が案内ブロック31の案内
面に当接し、図2および図3に示した複数の傾斜部、段
部を摺動して印字ヘッド11のキャッピングを行う。キ
ャリッジ1がホームポジションの端部に到達した後、キ
ャリッジ1は移動方向を反転させて、再度案内ブロック
31に摺動しながら移動してワイパブレード39で印字
ヘッド11の清掃を行う。このとき、キャリッジ1はガ
イドシャフト5の案内によって水平方向に動くので、そ
れに固定されている摺動ピン131も水平に動く。一
方、摺動ピン131に接触している案内ブロック31が
ホルダ3に固定されているので、ホルダ3は、摺動ピン
131の押圧により、圧縮コイルばね41の付勢力に抗
して支点351を中心に回動する。したがって、キャリ
ッジ1の移動に使用される駆動力によって案内ブロック
31の傾斜部および段部の形状に従ってメンテナンスユ
ニット4のホルダ3が印字ヘッド11に対して近づいた
り遠ざかったりして移動される。
【0098】次に、図12(a)乃至図15(b)に示
すキャリッジ1とメンテナンスユニット4の概略構成図
を参照して、印字ヘッド11のメンテナンスの手順につ
いて説明する。
【0099】印字ヘッド11を保持するキャリッジ1が
主走査方向(以降、往路方向という)に沿ってメンテナ
ンスユニット4に近づくと、その摺動ピン131が第1
段部311の上方を通過して第1傾斜部312と当接す
る。摺動ピン131が第1傾斜部312の面に沿って摺
動し、メンテナンスユニット4のホルダ3は、摺動ピン
131の押圧力によりホルダ3の下方に設けた圧縮コイ
ルばね41の付勢力に抗して下方に移動される(図12
(a))。
【0100】次に、摺動ピン131が第2段部313に
到達し、さらに往路方向に移動しながら第2段部313
上面を摺動すると、メンテナンスユニット4のホルダ3
はその高さを維持するので、印字ヘッド11がワイパブ
レード39に当ることなく、所定の間隔を空けた状態を
維持する(図12(b))。
【0101】摺動ピン131が第2傾斜部134に到達
し(図12(c))、さらに往路方向に移動しながら第
2傾斜部134の面を摺動すると、メンテナンスユニッ
ト4のホルダ3は圧縮コイルばね41の付勢力により上
方へ移動する(図13(a))。
【0102】摺動ピン131が第2傾斜部134に摺動
している際、印字ヘッド11のインク吐出口とキャップ
37の水平方向位置(即ち、図上左右方向位置)が一致
したとき、キャリッジ1のホームポジション移動方向下
流側側端部と移動レバー333の先端部が当接する。引
き続きキャリッジ1と共に摺動ピン131が移動する
と、移動レバー333はキャリッジ1の押圧力により移
動ホルダ押圧ばね335の付勢力に抗してキャリッジ1
と共に移動する。同時に、摺動ピン131は第2傾斜部
134に摺勤しているので、印字ヘッド11とキャップ
37の水平方向位置を保持したままキャップ37が印字
ヘッド11に近づくようにメンテナンスユニット4のホ
ルダ3が上方へ移動する。摺動ピン131が第2傾斜部
134終端に来た時、印字ヘッド11とキャップ37が
接触する。摺動ピン131は第2傾斜部134に摺動し
ながら第1壁部323にも当接し、第1壁部323が摺
動ピン131に設けたX方向の付勢力を付与するピン付
勢ばね15の付勢力に抗して摺動ピン131を押す。
【0103】摺動ピン131が段差部324に到達して
その段差を落ちると、摺動ピン131は第3段部315
に位置し、同時にメンテナンスユニット4のホルダ3が
圧縮コイルばね41の付勢力によりさらに印字ヘッド1
1に近づくので、印字ヘッド11とキャップ37が圧接
される。この状態で、印字ヘッド11はインクが吸引さ
れたり、ヘッド11キャップ37が行われたりする(図
13(b))。
【0104】その後、キャリッジ1は移動方向が反転さ
れ、往路方向と反対方向の復路方向にキャリッジ1が移
動する。摺動ピン131は段差部324に摺動しながら
復路方向に移動して第3傾斜部316に到達し、さらに
復路方向に移動すると、摺動ピン131はピン付勢ばね
15の付勢力により段差部324に摺動するとともに第
3傾斜部316に摺動する。したがって、摺動ピン13
1はメンテナンスユニット4のホルダ3を圧縮コイルば
ね41の付勢力に抗して押圧することになるので、メン
テナンスユニット4のホルダ3は下方に移動する。
【0105】そのため、印字ヘッド11とキャップ37
の圧接が解除される(後図13(c))。さらに、移動
レバー333とキャリッジ1の当接も解除される。
【0106】さらに、キャリッジ1がさらに復路方向に
移動して摺動ピン131が第4段部317に到達し、さ
らに復路方向に移動すると、摺動ピン131は、ピン付
勢ばね15の付勢力により第2壁部325に摺動すると
共に第4段部317に摺動する。このとき、メンテナン
スユニット4のホルダ3はその高さを維持するので、黒
印字ヘッド11とカラー印字ヘッド11の各々に対応す
るワイパブレード39がそれぞれの印字ヘッド11に弾
性変形しながら摺動する。この動作によって、印字ヘッ
ド11に付着したゴミ等が除去される(図14
(a))。
【0107】次に、キャリッジ1が復路方向に移動して
摺動ピン131が第4傾斜部318に到達し、さらに復
路方向に移動すると、摺動ピン131はピン付勢ばね1
5の付勢力により第2壁部325に摺動するとともに第
4傾斜部318の面を摺動する。したがって、摺動ピン
131はメンテナンスユニット4のホルダ3は、圧縮コ
イルばね41の付勢力に抗して押圧することになるの
で、メンテナンスユニット4のホルダ3は下方に移動さ
れる(図14(b))。
【0108】キャリッジ1が復路方向に移動して第2段
部313に到達し、さらに復路方向に移動しながら第2
段部313に摺動すると、メンテナンスユニット4はそ
の高さを維持するので印字ヘッド11がワイパブレード
39に当ることなく、所定の間隔を空けた状態を維持す
る。摺動ピン131は、第2段部313に位置したとき
に第2壁部325との摺動が解除されるので、ピン付勢
ばね15の付勢力により、往路において第2段部313
に位置したときの位置と同一位置に戻る(図14
(c))。
【0109】さらにキャリッジ1が復路方向に移動して
第2の段部312の上面を摺動して摺動ピン131が第
1傾斜部312に到達し(図15(a))、さらに図5
(a)に示す手順と同じ経路で且つ反対方向の復路方向
に移動しながら第1傾斜部312に摺動すると、メンテ
ナンスユニット4は圧縮コイルぱねの付勢力により上方
へ移動する(図15(b))。
【0110】摺動ピン131が復路方向に移動して案内
ブロック31を離れると、メンテナンスユニット4のホ
ルダ3が初期位置に戻り、印字ヘッド11のメンテナン
スが終了する。
【0111】上記のように、この実施の形態によれば、
メンテナンスユニット4のホルダ3に、案内ブロック3
1、圧縮コイルばね41を設け、キャリッジ1に案内ブ
ロック31を摺動するピン131を設けた簡単な構成で
あるため、従来のように印字ヘッド11のメンテナンス
をする際にメンテナンスユニット4をモータ等の駆動源
を用いて駆動する構成が不用になる。
【0112】また、キャップ37およびワイパブレード
39を移動ホルダ331に固定し、移動ホルダ331を
キャリッジ1の移動方向に沿う方向に移動可能に設ける
と共に、移動ホルダ331とホルダ3との間に設けられ
る移動ホルダ押圧ばね335によってホームポジション
に向う方向と反対方向に移動ホルダ331を付勢してお
り、断面略L字状の移動レバー333が、印字ヘッド1
1がホームポジションに向う方向下流側に突出するよう
に移動ホルダ3に設けられている。移動レバー333の
先端部はキャリッジ1と当接可能に設けられる構成であ
る。移動レバー333の先端部は印字ヘッド11とキャ
ップ37の水平方向位置が同じになったとき、キャリッ
ジ1と当接するように設けられているので、簡単な構造
でキャップ機構と印字ヘッド11との位置決め精度を向
上させることができる。しかもカラーインクジェットプ
リンタにも対応した構成であるため、さらに装置全体の
小型化が可能になる。
【0113】
【発明の効果】以上のように、第1の実施の形態にかか
る発明は、メンテナンスユニットの構造の簡素化および
小型化ひいては装置全体の小型化を図ることができる。
【0114】さらに、第2の実施の形態かかる発明は、
メンテナンスユニットの構造の簡素化および小型化、キ
ャップ機構と印字ヘッドとの位置決め精度の向上ひいて
は装置全体の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるインクジェ
ットプリンタの主要部の構成を示す斜視図。
【図2】図1のインクジェットプリンタに用いる案内ブ
ロックの形状を説明する斜視図。
【図3】図2の案内ブロックの上面形状を示す平面。
【図4】図1のインクジェットプリンタに用いる案内ブ
ロックの他の形状を説明する斜視図。
【図5】図4の案内ブロックの上面形状を示す平面。
【図6】図1のインクジェットプリンタのメンテナンス
の工程を説明する図(その1)。
【図7】図1のインクジェットプリンタのメンテナンス
の工程を説明する図(その2)。
【図8】図1のインクジェットプリンタのメンテナンス
の工程を説明する図(その3)。
【図9】図1のインクジェットプリンタのメンテナンス
の工程を説明する図(その4)。
【図10】本発明の第2の実施の形態にかかるインクジ
ェットプリンタの主要部の構成を示す斜視図。
【図11】図10のインクジェットプリンタに用いるホ
ルダの構造を模式的に説明する断面図。
【図12】図10のインクジェットプリンタのメンテナ
ンスの工程を説明する図(その1)。
【図13】図10のインクジェットプリンタのメンテナ
ンスの工程を説明する図(その2)。
【図14】図10のインクジェットプリンタのメンテナ
ンスの工程を説明する図(その3)。
【図15】図10のインクジェットプリンタのメンテナ
ンスの工程を説明する図(その4)。
【図16】従来のインクジェットプリンタの構成の概要
を説明する斜視図。
【符号の説明】
1 キャリッジ 11 印字ヘッダ 13 摺動ピンホルダ 131 摺動ピン 15 、摺動ピン付勢ばね、 3 ホルダ 30 移動ホルダ収容空間 301 貫通孔 31 案内ブロック 311 第1段部 312 第1傾斜部 313 第2段部 314 第2傾斜部 315 第3段部 316 第3傾斜部 317 第4段部 318 第4傾斜部 319 第5段部 320 第5傾斜部 321 第6段部 323 第1壁部 324 段差壁 325 第2壁部 329 仕切り板 33 移動ホルダ機構 331 移動ホルダ 333 移動レバー 335 移動ホルダ押圧ばね 35 ホルダガイド 351 支点 37 キャップ 38 クリーニング装置 39 ワイパブレード 4 メンテナンスユニット 41 圧縮コイルばね 5 ガイドシャフト 7 駆動手段 71 駆動ベルト 9 記録媒体 91 給紙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 隆 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 橋本 進 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中西 健二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 出口 正信 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA16 EA23 EA27 EC22 EC33 JA05 JB04 JB08 JC20

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する印字ヘッドを搭載した
    キャリッジと、前記印字ヘッドの印字面を清掃する清掃
    手段とインク吐出口からインクを吸引する吸引手段とを
    有して印字ヘッドのインク吐出口の状態を回復させる印
    字ヘッド回復手段と、前記印字ヘッド回復手段が配置さ
    れるメンテナンス領域内において、前記キャリッジの移
    動動作に応じて、前記印字ヘッド回復手段と前記印字ヘ
    ッドの距離が、前記印字ヘッド回復手段による回復動作
    に応じた所定の値になるように前記印字ヘッド回復手段
    を移動させる移動手段とからなることを特徴とするイン
    クジェット画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段が、前記印字ヘッド回復手
    段を保持するユニット保持部材を有することを特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェット画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段が、前記印字ヘッド回復手
    段を印字ヘッドに対して近づく方向に付勢する付勢手段
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のインクジェット画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段が、前記印字ヘッド回復手
    段を印字ヘッドに対して近づく或いは遠ざかる方向に案
    内する案内手段を有することを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項に記載のインクジェット画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリッジが、移動手段に案内され
    る被案内部材をさらに有することを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれか1項に記載のインクジェット画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記キャリッジが、案内手段に案内され
    る被案内部材をさらに有することを特徴とする請求項4
    に記載のインクジェット画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記被案内部材が、記録媒体との距離が
    記録媒体に対向する印字ヘッドの端面と記録媒体との距
    離より大きくなるように設けられていることを特徴とす
    る請求項6に記載のインクジェット画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記案内手段が、複数の段部を有し、前
    記複数の段部の各々は異なった垂直方向高さ位置を有す
    ることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記案内手段が、その内部で前記キャリ
    ッジが往復移動するように往復経路を有し、前記往復経
    路は前記キャリッジの往路と復路の少なくとも一部が異
    なった経路を辿るように形成されていることを特徴とす
    る請求項8に記載のインクジェット画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記案内手段が、前記往復経路の往路
    と復路を仕切って前記キャリッジの移動を制限する仕切
    り部材を有することを特徴とする請求項9に記載のイン
    クジェット画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記仕切り部材が、前記往路と前記復
    路に設けられた段部の高さ位置の差によって形成される
    壁部であることを特徴とする請求項10に記載のインク
    ジェット画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記仕切り部材が、前記往路と前記復
    路の間に設けられた仕切板であることを特徴とする請求
    項10に記載のインクジェット画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の段部が、前記吸引手段が前
    記印字ヘッドと圧接するように前記印字ヘッド回復手段
    を移動させる第1の高さ位置を有することを特徴とする
    請求項8に記載のインクジェット画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記複数の段部が、前記清掃手段が前
    記印字ヘッドと当接するように前記印字ヘッド回復手段
    を移動させる第2の高さ位置を有することを特徴とする
    請求項8に記載のインクジェット画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の段部が、前記印字ヘッドが
    前記吸引手段および前記清掃手段と干渉することを防ぐ
    位置に前記印字ヘッド回復手段を移動させる第3の高さ
    位置を有することを特徴とする請求項8に記載のインク
    ジェット画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記第2高さ位置を有する段部が、前
    記第1の高さ位置を有する部より前記キャリッジの経路
    下流側に設けられることを特徴とする請求項14に記載
    のインクジェット画像形成装置。
  17. 【請求項17】 インクを吐出する印字ヘッドを搭載し
    たキャリッジと、前記印字ヘッドの印字面を清掃する清
    掃手段とインク吐出口からインクを吸引する吸引手段と
    を有して印字ヘッドのインク吐出口の状態を回復させる
    印字ヘッド回復手段と、前記印字ヘッド回復手段が配置
    されるメンテナンス領域内において、前記キャリッジの
    移動動作に応じて、前記印字ヘッド回復手段と前記印字
    ヘッドの距離が、前記印字ヘッド回復手段による回復動
    作に応じた所定の値になるように前記印字ヘッド回復手
    段を移動させる移動手段と、前記キャリッジの移動動作
    によって前記印字ヘッド回復手段を前記印字ヘッドのイ
    ンク吐出口の移動方向に沿う方向に移動させて、前記印
    字ヘッド回復手段と前記印字ヘッドのインク吐出口との
    水平方向の位置合わせをする位置合わせ手段とからなる
    ことを特徴とするインクジェット画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記位置合わせ手段が、前記印字ヘッ
    ド回復手段を保持する保持手段を有することを特徴とす
    る請求項17に記載のインクジェット画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記位置合わせ手段が、前記保持部材
    と連結して設けられると共に前記キャリッジと当接可能
    に設けられ、前記キャリッジの押圧に伴って前記保持部
    材を移動させる、移動部材を有することを特徴とする請
    求項18に記載のインクジェット画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記位置合わせ手段が、前記キャリッ
    ジの反押圧方向に前記保持部材と前記移動部材を付勢す
    る第1付勢手段を有することを特徴とする請求項19に
    記載のインクジェット画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記移動部材が前記印字ヘッドのイン
    ク吐出口と前記吸引手段の水平方向の位置が一致したと
    き、前記キャリッジと当接するように設けられることを
    特徴とする請求項19に記載のインクジェット画像形成
    装置。
  22. 【請求項22】 前記移動部材が断面略L字状のレバー
    であることを特徴とする請求項21に記載のインクジェ
    ット画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記移動手段が、前記印字ヘッド回復
    手段および前記位置合わせ手段を保持するユニット保持
    部材を有することを特徴とする請求項17に記載のイン
    クジェット画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記移動手段が、前記印字ヘッド回復
    手段および前記位置合わせ手段を印字ヘッドに対して近
    づく方向に付勢する第2付勢手段を有することを特徴と
    する請求項17および請求項23に記載のインクジェッ
    ト画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記移動手段が、前記印字ヘッド回復
    手段および前記位置合わせ手段を印字ヘッドに対して近
    づく或いは遠ざかる方向に案内する案内手段を有するこ
    とを特徴とする請求項17または請求項23もしくは請
    求項24のいずれか1項に記載のインクジェット画像形
    成装置。
  26. 【請求項26】 前記キャリッジが、前記案内手段に案
    内される被案内部材をさらに有することを特徴とする請
    求項25に記載のインクジェット画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記案内手段が、複数の段部を有し、
    前記複数の段部の各々は異なった垂直方向高さ位置を有
    することを特徴とする請求項25に記載のインクジェッ
    ト画像形成装置。
JP2000207788A 2000-07-10 2000-07-10 インクジェット画像形成装置 Pending JP2002019151A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000207788A JP2002019151A (ja) 2000-07-10 2000-07-10 インクジェット画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000207788A JP2002019151A (ja) 2000-07-10 2000-07-10 インクジェット画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002019151A true JP2002019151A (ja) 2002-01-23

Family

ID=18704493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000207788A Pending JP2002019151A (ja) 2000-07-10 2000-07-10 インクジェット画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002019151A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100449089B1 (ko) * 2002-07-09 2004-09-18 삼성전자주식회사 잉크젯 프린터의 메인터넌스 장치
KR100644646B1 (ko) 2004-11-09 2006-11-15 삼성전자주식회사 잉크젯 화상형성장치
JP2007190868A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Seiko Epson Corp 記録ヘッド位置決め構造及び記録装置
JP2011240550A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Canon Inc 記録装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100449089B1 (ko) * 2002-07-09 2004-09-18 삼성전자주식회사 잉크젯 프린터의 메인터넌스 장치
KR100644646B1 (ko) 2004-11-09 2006-11-15 삼성전자주식회사 잉크젯 화상형성장치
JP2007190868A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Seiko Epson Corp 記録ヘッド位置決め構造及び記録装置
JP2011240550A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Canon Inc 記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6106098A (en) Ink jet recording apparatus having respective capping members for plural recording heads
US5450105A (en) Manual pen selection for clearing nozzles without removal from pen carriage
US7452053B2 (en) Fluid aerosol extraction for service station of fluid ejection-device
US6929346B2 (en) System and method for servicing non-scanning printhead
JP3819223B2 (ja) インクジェットプリントヘッドのクリーニング用溝付きチップ形ワイパー
US20190143700A1 (en) Inkjet printing apparatus
US7357479B2 (en) Aerosol extraction during printing by and servicing of fluid ejection-device
US20230077676A1 (en) Inkjet recording apparatus and method of controlling the same
JP2002019151A (ja) インクジェット画像形成装置
JP4632432B2 (ja) 記録装置
JP3165722B2 (ja) インクジェット装置
US6886906B2 (en) Liquid ejecting apparatus
JP4023232B2 (ja) キャップユニット及び液体噴射装置
JPH09131882A (ja) インクジェット記録装置
JPH0542675A (ja) インクジエツト記録装置
JP2007007920A (ja) インクジェット記録装置
JP3487151B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4501395B2 (ja) 液体噴射装置
JPH07323571A (ja) インクジェット記録装置および情報処理システム
JP3921899B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP2001171137A (ja) インクジェット方式画像形成装置
JPH10157090A (ja) インクジェット記録装置
JP2006326982A (ja) インクジェット記録装置
JP2003260805A (ja) インクジェット式記録装置