JPH10157090A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH10157090A
JPH10157090A JP32258196A JP32258196A JPH10157090A JP H10157090 A JPH10157090 A JP H10157090A JP 32258196 A JP32258196 A JP 32258196A JP 32258196 A JP32258196 A JP 32258196A JP H10157090 A JPH10157090 A JP H10157090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
wiper
ink jet
jet head
standby position
Prior art date
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Pending
Application number
JP32258196A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kagiyama
真人 鍵山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP32258196A priority Critical patent/JPH10157090A/ja
Publication of JPH10157090A publication Critical patent/JPH10157090A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットヘッドのノズル面を拭くワイ
パを駆動する駆動源が不要で、混色が発生しない小型の
インクジェットヘッドの回復手段を提供する。 【解決手段】 インクジェットヘッド2,3が載置され
たキャリッジ1が印字領域から待機位置に移動するとき
には,キャリッジ1に設けられたカム溝1aにワイパ保
持具8の一部が係合し、キャリッジ1の移動に連動し
て、ワイパ7を前記インクジェットヘッド2,3のノズ
ル面の移動軌跡上に位置する第一の位置に位置せしめ、
キャリッジ1が待機位置から印字領域に移動するときに
は前記ワイパを前記インクジェットヘッドのノズル面の
移動軌跡上に位置しない第二の位置に位置するように構
成し、前記キャリッジ1が印字領域から待機位置に移動
するときにのみ、キャリッジ1の移動に伴ってワイパ7
により、インクジェットヘッド2,3のノズル面を拭
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出させ
るインクジェットヘッドが載置されたキャリッジを、前
記インクジェットヘッドの待機位置と印字領域との間を
可逆的に移動せしめるインクジェット記録装置に関する
もので、特に、インクジェットヘッドの正常なインク吐
出を実現させるための回復機構(国際特許分類B41J
2/165)に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェット記録装置では
インクジェットヘッドのノズル面に印字中もしくは待機
中に紙粉、排インク等異物が付着し、ノズル詰まりや、
吐出曲がりの吐出不良が発生した場合、正常な吐出を回
復するためノズル面の異物を拭き取る回復機構が必要と
されてきた。
【0003】例えば、特開平4−185449号公報に
開示の回復機構の概略は図4のように、インクジェット
ヘッドが搭載されたキャリッジ1は印字領域18と待機
位置17の間をキャリッジモータ5により矢印Aの方向
に可逆的に移動することが可能であり、インクジェット
ヘッドに回復動作を施す場合、待機位置17に停止して
いるキャリッジ1に向けて、キャップ10を移動せしめ
てインクジェットヘッドノズル面に密着させた後吸引手
段によりインクを吸引し、次に電磁プランジャー19に
よって弾性板よりなるワイパ7の先端部が前記ヘッドノ
ズルの移動軌跡上に位置するように図面中前方に押し出
し、この状態でキャリッジ1を印字領域18に向けて移
動せしめるとノズル面がワイパ7の前方を通過する際
に、ワイパ7によるノズル面の異物拭き取り動作(以後
ワイプ動作と呼ぶ)が行われる。そして、一定時間が経
過すると、ワイパ7は図示されないバネにより図中後方
に引っ張られインクジェットヘッドには接触しないもと
の位置に復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の構
成では、ワイパを駆動する駆動源が必要であり、コスト
面と小型化に不利である。また2色以上のインクを吐出
させるインクジェットヘッドの場合、インクジェットヘ
ッドが待機位置から印字領域に移動する場合に、ワイプ
動作を行うとインクはノズル面上でワイパにより混合さ
れノズル内部に逆流するため混色が発生し、著しく印字
品位を低下させることがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のジェットヘッド記録装置は、インクを吐出
させるインクジェットヘッドが載置されたキャリッジ
を、前記インクジェットヘッドの待機位置と印字領域と
の間を可逆的に移動せしめるインクジェット記録装置に
おいて、前記キャリッジの移動に連動して、前記キャリ
ッジが印字領域から待機位置に移動するときにはワイパ
を前記インクジェットヘッドのノズル面の移動軌跡上に
位置する第一の位置に位置し、前記キャリッジが待機位
置から印字領域に移動するときには前記ワイパを前記イ
ンクジェットヘッドのノズル面の移動軌跡上に位置しな
い第二の位置に位置するように構成し、前記キャリッジ
が印字領域から待機位置に移動するときにのみ、前記キ
ャリッジの移動に伴って前記ワイパにより、前記インク
ジェットヘッドのノズル面を拭くことを特徴とするもの
である。
【0006】この構成によれば、ワイパをワイプ動作位
置に駆動するため、あるいは非ワイプ動作位置に駆動す
るための駆動源は、キャリッジの移動力を使用している
ため、特に電磁プランジャーなどの別の駆動源を必要と
せずコスト面と小型化に有利である。また、2色以上の
インクを吐出させるインクジェット記録装置の場合に
も、本発明のジェットヘッド記録装置では、印字領域か
ら待機位置への移動時においてのみワイプ動作を行うよ
うに構成したものであるため、ワイプ動作により他色イ
ンクがノズル内に進入しても、ワイプ後待機位置にて空
吐出を行って、印字を開始することにより混色により印
字品位を損なうことがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図3を用いて説明する。図1は本発明のイ
ンクジェット記録装置を示す斜視図であり、1は印字面
方向に後述の構成よりなる溝カム1aが設けられたキャ
リッジで、このキャリッジ1には黒インクを吐出するた
めのモノクロインクジェットヘッド2およびカラー印字
を行うための黄赤青の3色インクを吐出するためのカラ
ーインクジェットヘッド3が並べて載置されている。こ
のキャリッジ1はシャフト4に沿って矢印Aの方向にキ
ャリッジモータ5およびベルト6により待機位置と印字
領域との間を可逆的に走査駆動可能に構成されている。
【0008】7はゴムなどの薄板状弾性体から成るワイ
パで、図2に示すように両側にV字状のカム溝8a,8
bを有する剛体よりなるワイパ保持具8の中央部に固定
されている。このワイパ保持具8は、図1に示すように
両側面に案内溝13aが形成された箱状の回復機構保持
台13の前記案内溝13aに前記V字状のカム溝8a,
8bを係合せしめた状態で、上下および左右に移動可能
に取り付けられている。そして、ワイパ保持具8は、ば
ね9により上方に弾性的に押圧されており、通常は、図
2に示すように前記V字状のカム溝8a,8bの底が前
記案内溝13aの終端に当接した状態で安定している。
【0009】10はモノクロインクジェットヘッド2の
ノズル面を囲うためのキャップで空吐出時のインク受け
を兼ねる。11はカラーインクジェットヘッド3のノズ
ル面を囲うためのキャップで空吐出時のインク受けを兼
ねており、前記回復機構保持台13上に配置されてい
る。14は紙送りローラで、15は記録紙である。
【0010】つぎに、図3の摸式図を中心に本発明のワ
イプ動作について説明する。図3(a)は、キャリッジ
1が印字領域から待機位置に向かう場合の印字面上方か
らの透視図、図3(b)はワイパ面での断面を示す。キ
ャリッジ1が印字領域から待機位置に向けて矢印A1の
方向に移動すると、前記ワイパ保持具8の側面に突出し
て設けられた係合腕8cが、キャリッジ1に形成された
溝カム1aに挿入される。
【0011】そして、インクジェットヘッド2,3がワ
イパ上を通過するまではワイパ保持具8の係合腕8cは
キャリッジ1の溝カム1aの直線状部を移動し、溝カム
1aと係合しないため、ワイパ保持具8は、図2に示す
状態にあり、ワイパ7は前記インクジェットヘッドのノ
ズル面の移動軌跡上に位置する第一の位置に位置し、前
記キャリッジの移動に伴って前記ワイパ7により、前記
インクジェットヘッドのノズル面を拭くワイプ動作が行
われる。さらに、キャリッジ1が移動すると、係合腕8
cはキャリッジ1の溝カム1aの屈曲部1bに当接し、
キャリッジ1の移動に伴って、ワイパ保持具8は強制的
に図3(b)の矢印B1方向に移動される。この移動に
伴って、前記V字状のカム溝8a,8bの前記案内溝1
3aの終端に当接する位置が変化し、ワイパ保持具8は
ばね9の弾性力に抗して、下方(矢印C1方向)に移動
する。そして、さらにキャリッジ1が移動すると、係合
腕8cはキャリッジ1の溝カム1aより脱出し、ワイパ
保持具8はばね9の弾性力により、図2の元の位置に復
帰する。
【0012】図3(c)は、キャリッジ1が待機位置か
ら印字領域に向かう場合の印字面上方からの透視図、図
3(d)はワイパ面での断面を示す。キャリッジ1が待
機位置から印字領域に向けて矢印A2の方向に移動する
と、キャリッジ1の角部に形成されたテーパー部1cに
ワイパ保持具8の係合腕8cが当接し、キャリッジ1の
移動に伴って、前記係合腕8cは、キャリッジ1の外周
に添って移動することとなり、ワイパ保持具8は強制的
に図3(d)の矢印B2方向に移動される。この移動に
伴って、前記V字状のカム溝8a,8bの前記案内溝1
3aの終端に当接する位置が変化し、ワイパ保持具8は
ばね9の弾性力に抗して、下方(矢印C1方向)に移動
し、ワイパ7は前記インクジェットヘッドのノズル面の
移動軌跡上に位置しない第二の位置に位置し、前記ワイ
パ7により、前記インクジェットヘッドのノズル面を拭
くワイプ動作が行われることはない。そして、さらにキ
ャリッジ1が移動し、係合腕8cとキャリッジ1の係合
が解かれると、ワイパ保持具8はばね9の弾性力によ
り、図2の元の位置に復帰する。
【0013】すなわち、キャリッジ1の移動に連動し
て、前記キャリッジ1が印字領域から待機位置に移動す
るときにはワイパ7を前記インクジェットヘッドのノズ
ル面の移動軌跡上に位置する第一の位置に位置し、前記
キャリッジ1が待機位置から印字領域に移動するときに
は前記ワイパ7を前記インクジェットヘッドのノズル面
の移動軌跡上に位置しない第二の位置に位置するように
構成し、前記キャリッジ1が印字領域から待機位置に移
動するときにのみ、前記キャリッジの移動に伴って前記
ワイパ7により、前記インクジェットヘッドのノズル面
を拭くようにしたものである。
【0014】なお、前記実施の形態では常にワイパをイ
ンクジェットヘッドに接触する第一の位置に付勢させキ
ャリッジが待機位置から印字領域に移動するときのみワ
イパをノズル面から離間する第二の位置に移動させた
が、常にワイパをインクジェットヘッドに離間した位置
に付勢させキャリッジが印字領域から待機位置に移動す
るときのみワイパをノズル面に接触する位置に移動させ
てもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録装置によれ
ば、キャリッジの移動に連動して、ワイパを駆動するた
め、ワイパ駆動用の特別な駆動源を必要とせず、コスト
面と小型化に有利になる。また、黄赤青の3色インクを
吐出するカラーインクジェットヘッド、黒インクを吐出
するモノクロインクジェットヘッドの順番で毎回ワイプ
動作を行うため、黒インクが直接他の3色インクのノズ
ル内に進入することがなく、以後の空吐出量を軽減する
とともに混色の発生を押さえた安定したカラー印字品位
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるインクジェット記
録装置の斜視図
【図2】同インクジェット記録装置におけるワイパ保持
具キャリッジと回復機構保持台の関係を示す断面図
【図3】同インクジェット記録装置におけるキャリッジ
とワイプの関係を示す透視図および断面図
【図4】従来のインクジェット記録装置の概略図
【符号の説明】
1 キャリッジ 1a 溝カム 2 モノクロインクジェットヘッド 3 カラーインクジェットヘッド 7 ワイパ 8 ワイパ保持具 8c 係合腕 9 ばね 10 キャップ 13 回復機構保持台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを吐出させるインクジェットヘッド
    が載置されたキャリッジを、前記インクジェットヘッド
    の待機位置と印字領域との間を可逆的に移動せしめるイ
    ンクジェット記録装置において、前記キャリッジの移動
    に連動して、前記キャリッジが印字領域から待機位置に
    移動するときにはワイパを前記インクジェットヘッドの
    ノズル面の移動軌跡上に位置する第一の位置に位置し、
    前記キャリッジが待機位置から印字領域に移動するとき
    には前記ワイパを前記インクジェットヘッドのノズル面
    の移動軌跡上に位置しない第二の位置に位置するように
    構成し、前記キャリッジが印字領域から待機位置に移動
    するときにのみ、前記キャリッジの移動に伴って前記ワ
    イパにより、前記インクジェットヘッドのノズル面を拭
    くことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】前記キャリッジには、前記ワイパを支持す
    るワイパ保持具の一部と係合する溝カムが設けられてお
    り、前記キャリッジの移動方向に応じて、前記カム溝に
    より、前記キャリッジの移動に伴って、ワイパが前記第
    一の位置と第二の位置に移動するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッ
    ド記録装置。
JP32258196A 1996-12-03 1996-12-03 インクジェット記録装置 Pending JPH10157090A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2644385A1 (en) 2012-03-29 2013-10-02 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet recording device and method for controlling the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2644385A1 (en) 2012-03-29 2013-10-02 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet recording device and method for controlling the same
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