JP6671925B2 - 記録装置 - Google Patents

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本発明は、記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出することによって記録を行う記録装置に関する。
従来、インクジェット記録装置は、インク吐出口の目詰まり等を解消することを目的として、吐出口面を払拭するためのワイピング機構、吐出口面を覆うためのキャッピング機構、及び吐出口からインクを吸引するためのポンプ機構等を有する回復部を備える。回復部の構成としては、例えば特許文献1、2のように、記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動に追従して所定の範囲内で移動可能なスライダが備えられており、このスライダにキャップ及びワイパーが搭載された構成が知られている。そして、スライダの移動においてスライダの位置を規制するカム面が備えられており、スライダはカム面に沿って、上下位置を制御されながらキャリッジの移動方向に移動可能である。スライダはスライダばね(引張ばね)によりキャリッジの移動に追従しない退避位置へと付勢されており、キャリッジが所定の範囲から離れた際に、スライダはスライダばねの付勢力により退避位置に戻る。
スライダを退避位置に引き戻せるように、ある位置Aにおいて所定のスライド方向付勢力を確保する必要がある。一方、駆動負荷のことを考えると、位置Aよりも退避位置から離れる側の位置におけるスライド方向付勢力の増大を抑制することが望ましい。
特開2006−315268号公報 特開2013−60003号公報
位置Aよりも退避位置から離れる側の位置におけるスライド方向付勢力の増大を抑制するように、ばね定数の小さいスライダばねを採用することが考えられる。
しかしながら、特許文献1、2のようなインクジェット記録装置では、スライダが退避位置にある際に、スライダばねの付勢方向は斜め下方となる。そして、スライダが退避位置から離れるように移動する際に、スライダばねの作用点がキャリッジの移動方向に直交する方向においてスライダばねの支点から離れるように移動するので、スライダばねの付勢方向は常に斜め下方となっている(図11、12参照)。このようなインクジェット記録装置では、スライダばねの付勢方向とスライダのスライド方向のなす角の変化量が小さい。ばね定数の小さいスライダばねを採用すれば、スライダが位置Aから、位置Aよりも退避位置から遠い位置に移動する際のスライド方向付勢力の増大を抑制することができるが、位置Aから退避位置へ戻る際のスライド方向付勢力の低減も抑制されてしまう。その結果、スライダが退避位置へ戻る際のスライド方向付勢力を十分に低減できず、衝撃力が大きく、大きい衝突音が発生してしまうことがある。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、スライダが退避位置から遠い位置にある際の駆動負荷を抑制しつつ退避位置へ戻る際の衝撃力を低減することが可能な記録装置を提供することを目的とする。
本発明の記録装置は、記録領域において記録を行う記録ヘッドを搭載して移動するキャリッジと、前記記録領域を外れた前記キャリッジの移動に追従して移動し、第1の位置と、前記第1の位置よりも前記キャリッジの移動方向において前記記録領域から遠く、前記第1の位置よりも前記キャリッジの移動方向に交差する交差方向において前記記録ヘッドに近い第2の位置とに移動可能なスライダと、前記スライダを前記第1の位置へ付勢する引張ばねと、を備える記録装置であって、前記スライダが前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際に、前記引張ばねの作用点が前記交差方向において前記引張ばねの支点に近づくように移動することを特徴とする。
本発明によれば、スライダが退避位置から遠い位置にある際の駆動負荷を抑制しつつ退避位置へ戻る際の衝撃力を低減することが可能となる。
実施形態1におけるインクジェット記録装置を示す斜視図である。 実施形態1における記録部の詳細を示す底面図である。 実施形態1における回復部の詳細を示す斜視図である。 実施形態1におけるロックレバーの詳細を示す斜視図である。 実施形態1における単独キャッピングを説明するための図である。 実施形態1におけるスライダが退避位置にある状態の回復部を示す一部破断正面図である。 実施形態1におけるスライダがワイピング位置にある状態の回復部を示す一部破断正面図である。 実施形態1におけるスライダが単独キャッピング位置にある状態の回復部を示す一部破断正面図である。 実施形態1におけるスライダが同時キャッピング位置にある状態の回復部を示す一部破断正面図である。 実施形態1におけるスライド方向ばね付勢力の変化率を説明するための図である。 従来のスライダばねの付勢方向の場合におけるスライダが退避位置にある状態の回復部を示す一部破断正面図である。 従来のスライダばねの付勢方向の場合におけるスライダが同時キャッピング位置にある状態の回復部を示す一部破断正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、各図面を通じて同一符号は、同一または対応部分を示すものである。
[実施形態1]
図1は本実施形態におけるインクジェット記録装置を示す斜視図である。図1に示すように、インクジェット記録装置は、給紙部101と、搬送部102と、記録部103と、回復部104とを備えている。給紙部101は、シート(記録媒体)を装置本体内へ供給する。搬送部102は、給紙部101により供給された記録媒体を搬送方向(Y方向)に搬送する。記録部103は、画像の記録データに基づいて動作し、記録媒体に画像を記録する。回復部104は、記録ヘッドのインク吐出性能を維持または回復するものである。
給紙部101に積載された記録媒体は、給紙モータによって駆動される給紙ローラによって1枚ずつ分離されて送り出され、搬送部102へと供給される。搬送部102に供給された記録媒体は、搬送モータによって駆動される搬送ローラ121及びピンチローラ122に挟持されることによって記録部103を通じて搬送される。記録部103は、記録媒体に対して記録を行う。記録ヘッドが搭載された主走査方向(Y方向と直交するX方向)に往復移動可能なキャリッジ6を画像の記録データに基づいて駆動させ、記録ヘッドの吐出口からインクを吐出させることで画像を記録する。画像記録後の記録媒体は、搬送ローラ121と同期駆動される排紙ローラ及び拍車に挟持されることによって装置本体外へ排出される。
(記録部)
記録部103は、主走査方向に往復移動可能なキャリッジ6と、キャリッジ6に搭載された記録カートリッジとを備えている。
キャリッジ6は、装置本体に設置されたガイドレールに沿って往復移動可能に案内支持されている。キャリッジ6の往復移動は、キャリッジモータによりキャリッジベルト124を介して駆動される。また、キャリッジに搭載されたエンコーダセンサと装置本体側に張架されたエンコーダスケール125とによってキャリッジ6の位置及び速度を検出する結果に基づき、キャリッジ6の往復移動が制御される。キャリッジ6の移動(主走査)と同期して行われる記録ヘッド5の記録動作と、記録媒体の所定ピッチごとの搬送(副走査)とを繰り返すことによって記録媒体全体への記録が行われる。
図2は図1に示した記録部103の詳細を示す底面図である。図2に示すように、キャリッジ6には、2つの記録カートリッジ、すなわち、カラー用記録カートリッジ3A及び単色用記録カートリッジ3Bが搭載されている。カラー用記録カートリッジ3Aには複数色のインクを用いて記録を行う記録ヘッド5Aが設けられている。単色用記録カートリッジ3Bには単色のインク(例えばブラック)を用いて記録を行う記録ヘッド5Bが設けられている。例えば、記録ヘッド5Aの吐出口面51にはシアン、マゼンタ及びイエローの3色のインクを吐出する吐出口列が形成されている。記録ヘッド5Bの吐出口面52にはブラックなどの単色のインクを吐出する吐出口列が形成されている。
また、各記録カートリッジは記録ヘッド5とインクタンクとを一体化したインクカートリッジとして構成されている。記録ヘッド5と一体化したインクタンク(サブタンク)を介して、メインタンク131に貯留したインクが記録ヘッド5へ供給される。
(回復部)
回復部104は、記録ヘッド5の吐出口の目詰まり等を解消することで、記録される画像の品位を正常な状態に維持または回復するために備えられている。回復部104は、吐出口面を払拭するためのワイピング機構と、吐出口面を覆うためのキャッピング機構と、吐出口からインクを吸引するためのポンプ機構とを備えている。また、回復部104は、キャリッジ6が記録媒体に記録を行う記録領域から回復部104に向かって移動してきた際に、キャリッジ6の移動に追従して所定の範囲内で移動可能なスライダ7を備えている。スライダ7には、ワイピング機構のワイパー8、9及びキャッピング機構のキャップ1A、1Bが搭載されている。
図3は図1に示した回復部104の詳細を示す斜視図である。スライダ7には、キャリッジ6の移動に追従して所定の範囲内で移動するためにキャリッジ6の側面と当接する突き当て部7aが設けられている。キャリッジ6が、記録領域から回復部104に向かって移動したときに、キャリッジ6の側面がスライダ7の突き当て部7aに当接すると、スライダ7は、キャリッジ6の移動に追従して、キャリッジ6と共に−X方向へ移動する。これによって、スライダ7は、搭載されたワイパー8、9及びキャップ1A、1Bが記録ヘッド5から離れる退避位置から、ワイパー8、9によって記録ヘッド5の吐出口面51、52を払拭することが可能なワイピング位置に移動可能となる。さらに、キャップ1A、1Bによって記録ヘッド5の吐出口面51、52を覆うことが可能なキャッピング位置にも移動可能となる。
スライダ7の両側面には、合計4箇所にキャリッジ6の移動方向と直交(または交差)する方向へ突出した突出部7bが設けられている。4箇所の突出部7bは、装置本体に設けられたスライダカム13aに当接している。スライダ7の移動は、装置本体に設けられたスライダカム13aのカム面に沿って、4箇所の突出部7bがスライドすることにより行われる。従って、スライダ7は、キャリッジ6の移動に追従して移動する際に、各位置(退避位置、ワイピング位置、キャッピング位置等)において、吐出口面51、52に対して所定の高さになるように制御される。すなわち、キャリッジ6の移動方向と直交する直交方向(または交差する交差方向)において、ワイピング位置は、退避位置よりも吐出口面51、52の近くに位置し、キャッピング位置は、ワイピング位置よりもさらに吐出口面51、52の近くに位置する。
ワイピング機構として、カラー記録ヘッド5Aの吐出口面51を払拭するためのワイパー8及びブラック記録ヘッド5Bの吐出口面52を払拭するためのワイパー9は、スライダ7に取り付けられている。スライダ7がワイピング位置に移動された際、記録部103と回復部104とを相対的にX方向に移動させ、吐出口面51、52とワイパー8、9とを接触させることにより、吐出口面の払拭が行われる。
キャッピング機構として、吐出口面51、52をキャッピングするためのキャップ1A、1Bは、キャップホルダ2A、2Bに取り付けられている。各キャップホルダ2A、2Bは、4箇所の爪部によってスライダ7に取り付けられている。各キャップホルダ2A、2Bとスライダ7との間にはキャップばねが配置されており、キャップ1A、1Bが取り付けられたキャップホルダ2A、2Bは吐出口面51、52に向かって付勢されている。
キャッピング機構の各キャップはチューブなどを介してポンプ機構(図示せず)に接続されている。ポンプ機構は、キャップが記録ヘッド5の吐出口をキャッピングした状態において、記録ヘッド5の吐出口からインクを吸引する。また、ワイパー8、9及びキャップ1A、1Bは、記録領域側からワイパー8、キャップ1A、ワイパー9、キャップ1Bの順に配置されている。
図3に示すように、スライダ7上には、記録領域側端部における搬送方向下流側の部位に、スライダ7をワイピング位置にロック(係止)するように動作する係止部材として、ロックレバー16が取り付けられている。ロックレバー16は、スライダ7をワイピング位置に係止する係止位置と、スライダ7の係止状態を解除する解除位置と、に回転移動可能に取り付けられている。ロックレバー16は、キャリッジ6が記録ヘッド5の吐出口面51、52を払拭するためにワイピング位置まで移動してきたときに、スライダ7を装置本体側に係止することによって、スライダ7の移動を規制するように動作する。
図4は本実施形態におけるロックレバーの詳細を示す斜視図であり、スライダ7をワイピング位置に係止する係止位置に移動されたロックレバーの拡大図である。図4に示すように、係止位置は、ロックレバー16の突出部16fがスライダ7に当接することでスライダ7をワイピング位置に係止した状態の位置である。
図3に戻り、ロックレバー16は、キャリッジ6の移動方向と直交する面内で回転移動可能に支持されている。ロックレバー16は、支持軸16eを有し、その軸を中心として回転移動可能に支持されている。さらに、ロックレバー16に対してラジアル方向にばね付勢力が働くことで、所定値以上の外力トルクが作用しない限り、ばね付勢力により移動させられた位置で保持される。
装置本体側には、ロックレバー16が突出部16fとスライダ7が当接することでスライダ7をワイピング位置に係止した状態となったときに、ロックレバー16の先端面16aが係止可能な係止部13dが設けられている。係止部13dがロックレバー16の先端面16aに当接することで、ロックレバー16は係止状態になる。
また、キャリッジ6には、ロックレバー16の上端部16bに当接可能なロック解除用の突出部67(図2参照)が設けられている。ロック解除用の突出部67は、キャリッジ6が記録領域へ向かって移動する際に、ロックレバー16の上端部16bに当接することで、ロックレバー16を時計回りに回転移動させる。これによって、ロックレバー16の先端面16aが係止部13dから離れ、ロックレバー16の係止状態が解除される。
本実施形態では、2つの吐出口面(吐出口面51、52)の両方を同時にキャッピングする同時キャッピングに加えて、2つの吐出口面のうち1つの吐出口面のみをキャッピングする単独キャッピングも可能である。
図5は本実施形態における単独キャッピングを説明するための図である。図5において、スライダ7が単独キャッピング位置にある状態の回復部104が示されている。キャップホルダ2Bには、搬送方向下流側の部位にキャップホルダカム部4Bが設けられている。また、装置本体側には、スライダ7が単独キャッピング位置にある状態においてキャップホルダカム部4Bと当接するようにカム部13eが設けられている。これによって、スライダ7が単独キャッピング位置にある状態において、キャップホルダカム部4Bがカム部13eに当接することにより押し下げられるため、キャップホルダ2Bに取り付けられたキャップ1Bも押し下げられる。その結果、キャップ1Bのキャッピングが解除され、キャップ1Aのみが吐出口面51をキャッピングする単独キャッピングの状態となる。
単独キャッピング位置から、スライダ7がキャリッジ6と共にさらに−X方向に移動すると、キャップホルダカム部4Bが本体に設けられたカム部13eから離れる。吐出口面に向かって付勢されているキャップばねの付勢力により、キャップ1Bのキャッピングが回復される。その結果、スライダ7が同時キャッピング位置まで到達した際に、キャップ1A、1Bが夫々吐出口面51、52をキャッピングする同時キャッピングの状態となる。
(スライダばね)
次に、スライダ7を退避位置へ向かって付勢するスライダばね(付勢部材)17について説明する。図3に示すように、スライダ7には、記録領域から遠い側の端部における搬送方向下流側の部位に、スライダ7を退避位置へ向かって付勢するスライダばね17の作用点側端部(作用点)を取り付ける作用点側ばね掛け部7cが設けられている。また、装置本体側には、スライダばね17の固定点側端部(支点)を取り付ける固定点側ばね掛け部13fが設けられている。
スライダ7は、スライダばね17により、各突出部7b(被規制部)をスライダカム13aのカム面(カム部材)に当接させた状態で、該カム面に沿って上下位置を制御されながらキャリッジ6の移動方向に移動可能に装着されている。キャリッジ6が−X方向に移動する際に、スライダ7が突き当て部7aによりキャリッジ6の移動に追従して移動するが、キャリッジ6が記録領域に戻ると、スライダ7がスライダばね17の付勢力によりX方向に移動して退避位置に戻る。以下、スライダばね17の付勢力によるスライダ7のX方向の移動は、スライダ7のスライドと称する。
図6はスライダ7が退避位置にある状態の回復部104を示す一部破断正面図である。図6に示すように、スライダばね17の作用点側ばね掛け部7cは、スライダ7の突出部7bよりも、上方に位置している。そのため、スライダばね17の付勢力により、スライダ7には、スライダ7の突出部7bを中心とした反時計回りのモーメントが働く。一方、スライダ7の突き当て部7aがキャリッジ6の側面と当接することでスライダ7がキャリッジ6の移動に追従して−X方向に移動する際には、スライダ7の突出部7bを中心とした時計回りのモーメントが働く。上述した作用点側ばね掛け部7cの配置により、時計回りのモーメントを低減させることができる。これによって、時計回りのモーメントにより発生する、スライダ7の突出部7bがスライダカム13aから受ける垂直抗力が低減され、その垂直抗力により発生する摩擦力が低減され、スライダ7の摺動負荷が低減される。
以上のように、退避位置においてスライダばね17の作用点側ばね掛け部7cをスライダ7の突出部7bよりも上方に配置することにより、キャリッジ6の移動に追従して退避位置から−X方向に移動する際のスライダ7の摺動負荷を低減することができる。
また、図6に示すように、スライダ7が退避位置にある状態では、固定点側ばね掛け部13fは作用点側ばね掛け部7cよりも上方に位置している。そのため、スライダ7はスライダばね17によってベクトルF(ばね付勢力F)の方向に付勢される。このとき、スライダ7のスライド方向(X方向)とスライダばね17の付勢方向(ベクトルF)は角度θをなしており、ばね付勢力Fはスライド方向成分である分力Fxと、それと直交する成分である分力Fzに分解される。そのため、スライダ7に働くスライド方向ばね付勢力Fxは、ばね付勢力Fから分力Fz分だけ低減される。
図7はスライダ7がワイピング位置にある状態の回復部104を示す一部破断正面図である。図7に示すように、スライダ7がワイピング位置にある状態においても、固定点側ばね掛け部13fは作用点側ばね掛け部7cよりも上方に位置している。スライダ7が退避位置にある状態と同様の理由により、スライダ7に働くスライド方向ばね付勢力が低減される。
図8はスライダ7が単独キャッピング位置にある状態の回復部104を示す一部破断正面図である。図8に示すように、スライダ7が単独キャッピング位置にある状態において、作用点側ばね掛け部7cが固定点側ばね掛け部13fとおおむね同じ高さとなり、スライダ7のスライド方向とスライダばね17の付勢方向(ベクトルF)は略平行となる。このとき、θ≒0、Fz≒0となり、Fzを垂直抗力として発生する、スライダ7の突出部7bがスライダカム13aから受ける摩擦力分が低減される。そのため、スライダ7の摺動負荷が低減される。さらに、スライダばね17の付勢力Fがおおむね全てスライドするための力として利用されるため、スライダばね17の付勢力Fの絶対値を抑制することにもつながる。
図9はスライダ7が同時キャッピング位置にある状態の回復部104を示す一部破断正面図である。図9に示すように、スライダ7が同時キャッピング位置にある状態においても、作用点側ばね掛け部7cが固定点側ばね掛け部13fとおおむね同じ高さとなる。スライダ7が単独キャッピング位置にある状態と同様の理由により、摺動負荷が低減される。さらに、スライダばね17の付勢力Fがおおむね全てスライドするための力として利用されるため、スライダばね17の付勢力Fの絶対値を抑制することにもつながる。
図10(a)は各位置に応じたスライダばねの付勢力Fに対するスライド方向ばね付勢力Fxの割合を示す図である。スライダ7が退避位置からワイピング位置に向かって、さらに単独キャッピング位置まで移動する際に、スライダばね17の作用点がキャリッジ6の移動方向に直交(または交差)する方向においてスライダばね17の支点に近づくように移動する。すなわち、スライダばね17の付勢方向とスライダ7のスライド方向とのなす角度θは所定角度から0に近づくように減少する。それによって、スライダばね17の付勢力Fに対するスライド方向ばね付勢力Fxの割合は、所定割合から100%に近づくように増大し、スライダ7が単独キャッピング位置に到達するとき、スライド方向ばね付勢力Fxの割合がほぼ100%になる。単独キャッピング位置から、スライダ7がさらに同時キャッピング位置に移動する際に、角度θがほぼ0に保持されているため、スライダばね17の付勢力Fに対するスライド方向ばね付勢力Fxの割合がほぼ100%に保持されている。
10(a)に示すように、スライダ7が単独キャッピング位置から退避位置に戻る際に、付勢力Fに対するスライド方向ばね付勢力Fxの割合が100%から徐々に減少する。それによって、ばね定数の小さいスライダばねを採用しても(ばねの伸び量に対する付勢力Fの絶対値の変化率が低くても)、スライド方向ばね付勢力Fxは高い変化率で減少することが可能となる。
図10(b)は各位置に応じたスライド方向ばね付勢力を示す図である。本実施形態のスライダばね17の配置によっては、ばね定数の小さいスライダばねを採用した場合に、退避位置と単独キャッピング位置の間において、ばね定数の大きいスライダばねを採用した場合と同じように高い変化率でスライド方向ばね付勢力が変化する。そのため、スライダ7が退避位置に戻る際にスライド方向付勢力を十分に低減することが可能となり、退避位置に戻る際の衝突による騒音の低減が実現できる。
また、図10(b)に示すように、ばね定数の小さいスライダばねを採用した場合に、スライダ7が単独キャッピング位置からさらに遠い位置に移動する際に、スライド方向ばね付勢力Fxは低い変化率で増大する。そのため、スライダ7が単独キャッピング位置あるいは同時キャッピング位置といった退避位置から遠い位置にある際の駆動負荷抑制が実現できる。さらに、図8、9に参照して説明したように、本実施形態のスライダばね17の配置によって、スライダ7が単独キャッピング位置からさらに遠い位置に移動する際に、スライダばね17の付勢力Fがおおむね全てスライドするための力として利用される。これによって、スライダばね17の付勢力Fの絶対値の抑制につながるので、駆動負荷がさらに抑制される。
[実施形態2]
実施形態1のインクジェット記録装置において、スライダ7に対してワイパー8、9及びキャップ1A、1Bが取り付けられたキャップホルダ2A、2Bが取り付けられている。本実施形態のインクジェット記録装置では、キャップ1A、1Bが取り付けられたキャップホルダ2A、2Bを、スライダ7とは別のスライダに取り付け、そのスライダを、記録領域を挟んで反対側に配置する。反対側に配置されたスライダは、スライダばね17とは別のスライダばねによって退避位置へ付勢されるが、そのスライダばねはスライドばね17と類似に配置される。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、メインタンクに貯留したインクを、記録ヘッドと一体化したサブタンクを介して記録ヘッドへ供給したインクジェット記録装置を例に本発明の説明を行った。しかし、記録ヘッドと一体化したインクタンクのみを備えるインクジェット記録装置に対しても、本発明は有効である。
1A、1B キャップ
2A、2B キャップホルダ
4B キャップホルダカム部
5 記録ヘッド
6 キャリッジ
7 スライダ
7c 作用点側ばね掛け部
8、9 ワイパー
13f 固定側ばね掛け部
17 スライダばね
104 回復部

Claims (9)

  1. 記録領域において記録を行う記録ヘッドを搭載して移動するキャリッジと、
    前記記録領域を外れた前記キャリッジの移動に追従して移動し、第1の位置と、前記第1の位置よりも前記キャリッジの移動方向において前記記録領域から遠く、前記第1の位置よりも前記キャリッジの移動方向に交差する交差方向において前記記録ヘッドに近い第2の位置とに移動可能なスライダと、
    前記スライダを前記第1の位置へ付勢する引張ばねと、を備える記録装置であって、
    前記スライダが前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際に、前記引張ばねの作用点が前記交差方向において前記引張ばねの支点に近づくように移動することを特徴とする記録装置。
  2. 前記スライダが前記第1の位置にあるときに、前記支点が前記交差方向において前記作用点よりも上方に位置することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記スライダが前記第2の位置にあるときに、前記支点と前記作用点とを結ぶ直線が前記移動方向と略平行となることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記スライダが前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際に前記スライダの位置を規制するカム部材をさらに有し、
    前記作用点は、前記カム部材によって規制される前記スライダの被規制部よりも、前記交差方向において上方に位置することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記支点は、前記記録装置の本体に前記引張ばねの一端が掛けられた第1ばね掛け部であり、前記作用点は、前記スライダに前記引張ばねの他端が掛けられた第2ばね掛け部であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記スライダは、前記記録ヘッドの吐出口面をキャッピングするためのキャップが配されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記第2の位置は、前記キャップが前記吐出口面をキャッピングすることが可能な位置であることを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  8. 前記スライダは、前記記録ヘッドの吐出口面を払拭するためのワイパーが配されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記ワイパーが前記吐出口面を払拭することが可能な第3の位置は、前記第1の位置と前記第2の位置の間にあることを特徴とする請求項に記載の記録装置。
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