JP6949519B2 - インクジェットプリンタ、及び、インクジェットヘッドのクリーニング方法 - Google Patents

インクジェットプリンタ、及び、インクジェットヘッドのクリーニング方法 Download PDF

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本発明は、インクジェットプリンタ、及び、インクジェットヘッドのクリーニング方法に関する。
従来から、インクジェットヘッドのノズル面に付着したインクを拭き取るワイピング機能を有するインクジェットプリンタが知られている。また、キャリッジの下面(すなわち、インクジェットヘッドのノズル面以外の部分)に付着したインクを拭き取るクリーニング機能を有するインクジェットプリンタも提案されている。
特許文献1に記載された画像記録装置は、インクジェットヘッドのフェイス面(ノズル面のこと)を露出させた切り欠き以外の部分を清掃する清掃コロを有する。清掃コロによって、キャリッジ下面のうちフェイス面以外の部分を清掃する。
特許文献2に記載されたインクジェット画像形成機では、インクノズル部分の乾燥や塵埃から保護するキャップ部材に、インク吸収部材が設けられている。キャップ部材をキャリッジに装着することにより、インク吸収部材がキャリッジに付着するインクを除去する。
特開2000−343727号公報 特開2004−66539号公報
上記した特許文献1に記載された画像記録装置においては、ワイパーと清掃コロは固定されている。また、特許文献2に記載されたインクジェット画像形成機では、ワイピングブレードもインク吸収部材もともに、キャップ部材に設けられている。このように、いずれの発明においても、ワイパー部材とクリーナー部材とが一体であるため、ワイパー部材とクリーナー部材の配置の自由度が低かった。
本発明は、上記背景に鑑み、ワイパー部材とクリーナー部材の配置の自由度を高くしたインクジェットプリンタを提供することを目的とする。
本発明のインクジェットプリンタは、複数のインクジェットヘッドを搭載して所定の走査方向に往復移動するキャリッジと、前記インクジェットヘッドの吐出口面に接触し、前記キャリッジの移動に伴って前記インクジェットヘッドの吐出口面をワイピングするワイパー部材と、前記キャリッジの下面に接触し、前記キャリッジの移動に伴って前記キャリッジの下面をクリーニングするクリーナー部材と、前記ワイパー部材を、前記インクジェットヘッドの吐出口面への接触位置と非接触位置との間で移動させるワイパー移動制御部と、前記クリーナー部材を、前記キャリッジの下面への接触位置と非接触位置との間で移動させるクリーナー移動制御部とを備える。
このようにワイパー部材とクリーナー部材とをそれぞれ移動させることにより、ワイパー部材とクリーナー部材の配置の自由度を高めることができる。
本発明のインクジェットプリンタにおいて、前記クリーナー移動制御部は、前記クリーナー部材を上下方向に移動させてもよい。
このようにキャリッジの移動平面と垂直な方向にクリーナー部材を移動させることにより、移動中のインクジェットヘッドの吐出口に干渉することなく、クリーナー部材を所望の位置に移動することができる。
本発明のインクジェットプリンタにおいて、前記クリーナー移動制御部は、(1)前記キャリッジの移動に伴って前記インクジェットヘッドの吐出口面が通り過ぎるのと同時に、前記クリーナー部材の前記キャリッジの下面への接触を開始してもよいし、(2)前記キャリッジの移動に伴って前記ワイパー部材が前記吐出口面を離れる直前に、前記クリーナー部材の前記キャリッジの下面への接触を開始してもよいし、(3)前記キャリッジの移動に伴って前記インクジェットヘッドの吐出口面が通り過ぎてから、前記ワイパー部材が前記吐出口面を離れる前に、前記クリーナー部材の前記キャリッジの下面への接触を開始してもよい。
この構成により、インクジェットヘッドの吐出口面の近傍からキャリッジ下面のクリーニングを開始できる。また、従来のインクジェットプリンタにおいては、ワイパー部材が吐出口面をワイピングした後、ワイパー部材が吐出口面を外れるときに、それまで撓んでいたワイパー部材が元の状態に戻る勢いで、拭き取ったインクが撥ねることがあった。本発明の構成によれば、キャリッジ下面に接触したクリーナー部材が壁となるため、ワイパー部材が吐出口面を離れるときにワイパー部材から撥ねるインクがキャリッジの下面に付着することを防止することができる。
本発明のインクジェットプリンタにおいて、前記ワイパー部材は、そのワイピング方向と垂直な方向に対して傾けて配置されてもよい。この構成により、インクジェットヘッドの吐出口面のワイピングを終了して、ワイパー部材が吐出口面から離れるときに生じ得るインクの撥ねを低減することができる。
本発明のインクジェットプリンタにおいて、前記ワイパー移動制御部は、前記ワイパー部材が前記吐出口面を離れた後に、前記ワイパー部材を前記非接触位置へ移動させてもよい。この構成により、ワイパー部材がキャリッジの下面に接触する可能性を低減できる。
本発明のインクジェットプリンタのクリーニング方法は、複数のインクジェットヘッドを搭載して所定の走査方向に往復移動するキャリッジと、前記インクジェットヘッドの吐出口面に接触し、前記キャリッジの移動に伴って前記インクジェットヘッドの吐出口面をワイピングするワイパー部材と、前記キャリッジの下面に接触し、前記キャリッジの移動に伴って前記キャリッジの下面をクリーニングするクリーナー部材とを有するインクジェットプリンタのクリーニング方法であって、前記ワイパー部材を前記吐出口面に接触させて、前記吐出口面のワイピングを行うステップと、前記キャリッジの移動に伴って前記インクジェットヘッドの吐出口面が通り過ぎてから、前記ワイパー部材が前記吐出口面を離れる前に、前記クリーナー部材の前記キャリッジの下面への接触を開始して、前記キャリッジの下面のクリーニングを開始するステップとを備える。
この構成により、インクジェットヘッドの吐出口面の近傍からキャリッジ下面のクリーニングを開始できる。また、キャリッジ下面に接触したクリーナー部材が壁となるため、ワイパー部材が吐出口面を離れるときにワイパー部材から撥ねるインクがキャリッジの下面に付着することを防止することができる。
本発明によれば、インクジェットプリンタにおいて、ワイパー部材とクリーナー部材の配置の自由度を高めることができる。
インクジェットプリンタの構成を模式的に示す図である。 インクジェットプリンタの構成を模式的に示す図である。 キャリッジを下方(メディア側)から見た図である。 (a)ワイパーの構成を示す斜視図である。(b)ワイピング中のワイパーを示す模式図である。 ワイパーの配置を示す図である。 (a)ワイパー部材によってノズル面のワイピングを行う様子を示す図である。(b)クリーナー部材がキャリッジの下面に接触する様子を示す図である。(c)ワイパー部材がノズル面から外れるタイミングを示す図である。 (a)クリーナー部材でキャリッジ下面のクリーニングを行う様子を示す図である。(b)ワイパー部材をキャリッジの下面から退避させた様子を示す図である。(c)クリーナー部材でキャリッジ下面のクリーニングを行う様子を示す図である。 インクジェットヘッドの別の配置を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係るインクジェットプリンタについて図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は本実施の形態のインクジェットプリンタ1の構成を模式的に示す図である。このインクジェットプリンタ1は、シリアル型のインクジェットプリンタである。インクジェットプリンタ1は、プラテン3上において、プリント用のシート等のメディア2を前後方向(図1の表裏面方向。以下「Y方向」という。)に移動させる。具体的には、図2に示すように、インクジェットプリンタ1は、メディア2を送りローラ7と押えローラ8との間に挟み込んで、送りローラ7を押えローラ8と共に回転させることにより、メディア2をY方向に移動させている。インクジェットプリンタ1は、複数のインクジェットヘッド5を搭載したキャリッジ4を有している。
図3は、キャリッジ4を下方(メディア2側)から見た図である。キャリッジ4は、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックのインクを吐出するインクジェットヘッド5C,5M,5Y,5Kを搭載している。これらのインクジェットヘッドを総称するときは「インクジェットヘッド5」という。インクジェットヘッド5は、メディア2と対向する面に、メディア2にインクを吐出する複数のノズル15を有している。
インクジェットプリンタ1は、キャリッジ4をプラテン3上に搭載されたメディア2上方をY方向と垂直な方向(以下「X方向」という。)に移動させながら、インクジェットヘッド5から所定のタイミングでインク滴を吐出させる。
インクジェットプリンタ1には、図1に示すように、プラテン3の脇にある非記録領域に、メンテナンス機構30が備えられている。キャリッジ4をX方向に移動可能に保持するガイドレール6が、メンテナンス機構30の位置まで延びており、キャリッジ4に搭載されたインクジェットヘッド5をメンテナンス機構30の位置まで移動させることができる。
次に、メンテナンス機構30について説明する。メンテナンス機構30は、ワイパー11と、クリーナー12と、キャッピング手段20とを備えている。キャッピング手段20は、インクジェットヘッド5の下面のノズルの周囲にキャップ21を被せて、そのノズル5内のインクの乾燥を防ぐと共に、そのノズル5からインクを試噴射(フラッシング)させて、ノズル15内のインク詰まりを防ぐ役割を有する。
続いて、ワイパー11について詳しく説明する。ワイパー11は、インクジェットヘッド5のノズル面をワイピングして、そのノズル面に付着している塵埃やインク滴を除去する役割を有する。
図4(a)は、ワイパー11の構成を示す斜視図である。ワイパー11は、細長い板状の形状を有している。以下の説明において、ワイパー11の長手方向を軸A1という。ワイパー11は弾性体によって構成されており、インクジェットヘッド5に接触してワイピングを行うときには、図4(b)に示すように先端Rが若干撓む。
ワイパー11は、ワイパー移動制御部13によって上下方向(Z方向)に移動し、所定のタイミングでインクジェットヘッド5の下面に接触させられる。ワイパー11がインクジェットヘッド5に接触した状態で、インクジェットヘッド5がX方向に移動することにより、インクジェットヘッド5の吐出面上におけるワイパー11の位置が相対的に移動し、インクジェットヘッド5の吐出口面をワイピングすることができる。
図5は、ワイパー11の配置を示す図である。ワイパー11の長手方向の軸A1は、インクヘッドヘッド5の移動方向であるX方向に対して垂直な軸A2に対して、角度θ(θ≠0)を有している。このようにワイパー11の軸A1が軸A2に対して角度を有しているのは、次の理由による。
すなわち、インクジェットヘッド5のワイピングの最中は、図4(b)に示すように、ワイパー11の先端が撓み、ワイパー11がインクジェットヘッド5の吐出面から外れるときに、弾性力によって撓みが元に戻るため、ワイパー11に付着したインクが撥ねるという現象が起きる。ワイパー11の軸A2が軸A1に対して傾きを有することにより、ワイパー11が徐々にインクジェットヘッド5から外れるので、インクの撥ねを抑制できる。この傾き角度θは、好ましくは5度〜45度であり、さらに好ましくは5度〜30度である。
次に、クリーナー12について説明する。クリーナー12は、フェルト材、スポンジ材等の吸湿性の良好な材質の吸収体で構成されている。クリーナー12は、キャリッジ4の下面から拭き取った汚れを、図示しない受け皿に入れる。クリーナー12は、ワイピング動作を行う位置(接触位置)にあるときのワイパー部材11の近傍に配置される。このときのワイパー部材11とクリーナー12との間隔は、5mmであり、好ましくは3mmである。クリーナー12は、クリーナー移動制御部14によって上下に移動し、所定のタイミングでキャリッジ4の下面に接触させられる。
図6及び図7は、本実施の形態のインクジェットプリンタ1によって、インクジェットヘッド5のクリーニングを行う動作を示すフローチャートである。図6及び図7では、便宜上、シアンとマゼンダのインクジェットヘッド5C,5Mを記載し、その他は省略しているが、以下に説明する動作と同じ要領でクリーニングを行う。
図6(a)に示すように、ワイパー部材11をインクジェットヘッド5Cに接触させた状態で、キャリッジ4をX方向に移動することにより、インクジェットヘッド5Cの吐出口面がワイピングされる。このときには、クリーナー12は、下方の非接触位置に位置しており、キャリッジ4とは接触してない。
図6(b)に示すように、キャリッジ4がX方向にさらに移動することにより、インクジェットヘッド5Cの吐出口面がクリーナー12の上方を通過すると同時に、クリーナー12を上方に移動してキャリッジ4に接触させる。なお、「吐出口面がクリーナー12の上方を通過する」とは、クリーナー12が接触位置にあるとしたときに、インクジェットヘッド5Cが通り過ぎている位置であり、このタイミングでキャリッジ4への接触を開始することにより、クリーナー12を、インクジェットヘッド5Cには衝突しないで、キャリッジ4の下面に接触させることができる。
この状態で、図6(c)に示すように、キャリッジ4をX方向に移動することで、インクジェットヘッド5Cの吐出口面がワイパー部材11によってワイピングされると共に、キャリッジ4の下面がクリーナー12によってクリーニングされる。
図6(c)に示すように、ワイパー部材11がインクジェットヘッド5Cの吐出口面から外れるときには、インクジェットヘッド5Cとの接触により撓んでいたワイパー部材11が元の直立の状態に戻る。このときにワイパー部材11からインクが撥ねるおそれがある。このとき、ワイパー部材11の近傍にあるクリーナー12がインクの撥ねる方向をブロックしているので、インクがキャリッジ4の下面に撥ねるのを防止する。
続いて、図7(a)に示すように、キャリッジ4がさらにX方向に移動することにより、クリーナー12はキャリッジ4の下面をクリーニングする。クリーナー12がキャリッジ4の下面をクリーニングしているときには、図7(b)に示すように、ワイパー部材11を下方の非接触位置に退避させ、ワイパー部材11とキャリッジ4の下面が接触しないようにする。図7(c)に示すように、キャリッジ4をX方向に往復させることにより、クリーナー12は、キャリッジ4の下面の汚れを拭き取る。
以上、本実施の形態のインクジェットプリンタ1について説明したが、本発明のインクジェットプリンタは、上記した実施の形態に限定されるものではない。
上記した実施の形態においては、クリーナー12をキャリッジ4の下面に接触させるタイミングを、インクジェットヘッド5Cの吐出口面がクリーナー12の上方を通過したときとしたが、このタイミングは、吐出口面がクリーナー12の上方を通過したときから、ワイパー部材11がインクジェットヘッド5Cの吐出口面から外れる前までの間としてもよい。また、ワイパー部材11がインクジェットヘッド5Cの吐出口面から外れる直前としてもよい。
また、上記した実施の形態では、インクジェットヘッド5C,5M,5Y,5Kが一直線上に並んだインクジェットプリンタ1を例としたが、インクジェットヘッド5C,5M,5Y,5Kの配置は直線状でなくてもよい。例えば、図8に示すように、インクジェットヘッド5C,5MがY軸上方に配置され、インクジェットヘッド5Y,5KがY軸下方に配置され、さらにインクジェットヘッド5C,5Mとインクジェットヘッド5Y,5Kとの間に領域16を有するインクジェットヘッド5にも、本発明を適用することができる。この場合、ワイパー部材11としては、インクジェットヘッド5の幅と同じ幅を有するものを用い、インクジェットヘッド5C,5Mをワイピングするときと、インクジェットヘッド5Y,5Kをワイピングするときとで、Y方向の位置を変える。クリーナー12は、キャリッジ4の幅と同じ幅を有するものを用いる。これにより、領域16を適切にクリーニングすることができる。
上記した実施の形態では、ワイパー部材11が上下に移動する例を挙げたが、ワイパー部材11は、Y方向に移動することにより非接触位置へ退避させることとしてもよい。
上記した実施の形態では、インクジェットヘッドがX方向に移動するいわゆるシリアル型のプリンタの例を挙げたが、本発明は、ライン型のインクジェットプリンタにも適用できる。
(実施の形態の効果)
(1)本実施の形態のインクジェットプリンタ1は、複数のインクジェットヘッド5を搭載して所定の走査方向に往復移動するキャリッジ4と、インクジェットヘッド5の吐出口面に接触し、キャリッジ4の移動に伴ってインクジェットヘッド5の吐出口面をワイピングするワイパー11と、キャリッジ4の下面に接触し、キャリッジ4の移動に伴ってキャリッジ4の下面をクリーニングするクリーナー12と、ワイパー11を接触位置と非接触位置との間で移動させるワイパー移動制御部13と、クリーナー12を接触位置と非接触位置との間で移動させるクリーナー移動制御部14とを備える。このようにワイパー11とクリーナー12とをそれぞれ移動させることにより、インクジェットヘッド5の配置によらず、ワイパー11とクリーナー12を配置することができ、配置の自由度を高めることができる。
(2)本実施の形態のインクジェットプリンタ1において、クリーナー移動制御部14は、クリーナー12を上下方向に移動させる。このようにキャリッジ4の移動平面と垂直な方向にクリーナー12を移動させることにより、移動中のインクジェットヘッド5の吐出口に干渉することなく、クリーナー12を所望の位置に移動することができる。
(3)本実施の形態のインクジェットプリンタ1において、クリーナー移動制御部14は、キャリッジの移動に伴ってインクジェットヘッド5の吐出口面が通り過ぎると同時に、クリーナー12のキャリッジ4の下面への接触を開始する。この構成により、インクジェットヘッド5の吐出口面の近傍からキャリッジ4の下面のクリーニングを開始できる。また、キャリッジ4の下面に接触したクリーナー12が壁となるため(図6(c)参照)、ワイパー11が吐出口面を離れるときにワイパー11から撥ねるインクがキャリッジ4の下面に付着することを防止することができる。
(4)変形例に係るインクジェットプリンタにおいて、クリーナー移動制御部14は、キャリッジ4の移動に伴ってインクジェットヘッド5の吐出口面が通り過ぎてから、ワイパー11が吐出口面を離れる前に、クリーナー12のキャリッジ4の下面への接触を開始する。または、キャリッジ4の移動に伴ってワイパー部材が吐出口面を離れる直前に、クリーナー部材のキャリッジ4の下面への接触を開始する。この構成によっても、キャリッジ4の下面に接触したクリーナー12が壁となるため、ワイパー11が吐出口面を離れるときにワイパー11から撥ねるインクがキャリッジ4の下面に付着することを防止することができる。
(5)本実施の形態のインクジェットプリンタ1において、ワイパー11は、そのワイピング方向と垂直な方向に対して傾けて配置されている(図5参照)。この構成により、インクジェットヘッド5の吐出口面のワイピングを終了して、ワイパー11が吐出口面から離れるときに生じ得るインクの撥ねを低減することができる。
(6)本実施の形態のインクジェットプリンタ1において、ワイパー移動制御部13は、ワイパー11が吐出口面を離れた後に、ワイパー11を吐出口面に接触し得る位置(接触位置)から下方の非接触位置に移動させる。この構成により、ワイパー11がキャリッジ4の下面に接触する可能性を低減できる。
(7)本実施の形態のインクジェットプリンタ1のクリーニング方法は、ワイパー11を吐出口面に接触させて、吐出口面のワイピングを行うステップ(図6(a)〜図6(c)参照)と、キャリッジ4の移動に伴ってインクジェットヘッド5の吐出口面が通り過ぎたときに(図6(c)参照)、クリーナー12のキャリッジ4の下面への接触を開始して、キャリッジ4の下面のクリーニングを開始するステップとを備える。この構成により、インクジェットヘッド5の吐出口面の近傍からキャリッジ4の下面のクリーニングを開始できる。また、キャリッジ4の下面に接触したクリーナー12が壁となるため、ワイパー11が吐出口面を離れるときにワイパー11から撥ねるインクがキャリッジ4の下面に付着することを防止することができる。
本発明は、インクジェットプリンタ等として有用である。
1 インクジェットプリンタ
2 メディア
3 プラテン
4 キャリッジ
5 インクジェットヘッド
6 ガイドレール
7 送りローラ
8 押えローラ
11 ワイパー
12 クリーナー
13 ワイパー移動制御部
14 クリーナー移動制御部
15 ノズル
16 領域
20 キャッピング手段
21 キャップ
30 メンテナンス機構

Claims (8)

  1. 複数のインクジェットヘッドを搭載して所定の走査方向に往復移動するキャリッジと、
    前記インクジェットヘッドの吐出口面に接触し、前記キャリッジの移動に伴って前記インクジェットヘッドの吐出口面をワイピングするワイパー部材と、
    前記キャリッジの下面に接触し、前記キャリッジの移動に伴って前記キャリッジの下面をクリーニングするクリーナー部材と、
    前記ワイパー部材を、前記インクジェットヘッドの吐出口面への接触位置と非接触位置との間で移動させるワイパー移動制御部と、
    前記クリーナー部材を、前記キャリッジの下面への接触位置と非接触位置との間で移動させるクリーナー移動制御部と、
    を備え
    前記ワイパー移動制御部は、前記ワイパー部材が前記キャリッジの下面に接触しない位置となるよう制御し、
    前記クリーナー移動制御部は、前記クリーナー部材が前記インクジェットヘッドの吐出口面に接触しない位置となるよう制御するインクジェットプリンタ。
  2. 前記クリーナー移動制御部は、前記クリーナー部材を上下方向に移動させる請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記クリーナー移動制御部は、前記キャリッジの移動に伴って前記インクジェットヘッドの吐出口面が通り過ぎるのと同時に、前記クリーナー部材の前記キャリッジの下面への接触を開始する請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記クリーナー移動制御部は、前記キャリッジの移動に伴って前記ワイパー部材が前記吐出口面を離れる直前に、前記クリーナー部材の前記キャリッジの下面への接触を開始する請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記クリーナー移動制御部は、前記キャリッジの移動に伴って前記インクジェットヘッドの吐出口面が通り過ぎてから、前記ワイパー部材が前記吐出口面を離れる前に、前記クリーナー部材の前記キャリッジの下面への接触を開始する請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記ワイパー部材は、そのワイピング方向と垂直な方向に対して傾けて配置される請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記ワイパー移動制御部は、前記ワイパー部材が前記吐出口面を離れた後に、前記ワイパー部材を前記非接触位置へ移動させる請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  8. 複数のインクジェットヘッドを搭載して所定の走査方向に往復移動するキャリッジと、
    前記インクジェットヘッドの吐出口面に接触し、前記キャリッジの移動に伴って前記インクジェットヘッドの吐出口面をワイピングするワイパー部材と、
    前記キャリッジの下面に接触し、前記キャリッジの移動に伴って前記キャリッジの下面をクリーニングするクリーナー部材と、
    を有するインクジェットプリンタのクリーニング方法であって、
    前記ワイパー部材を前記吐出口面に接触させて、前記吐出口面のワイピングを行うステップと、
    前記キャリッジの移動に伴って前記インクジェットヘッドの吐出口面が通り過ぎてから、前記ワイパー部材が前記吐出口面を離れる前に、前記クリーナー部材の前記キャリッジの下面への接触を開始して、前記キャリッジの下面のクリーニングを開始するステップと、
    を備えるインクジェットプリンタのクリーニング方法。
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