JP6012431B2 - 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置が持つ複数の給紙部を1つのグループとして設定可能な印刷装置に関するものである。
従来から、給紙カセットや給紙デッキ、手差しトレイといった用紙(シート)を収容する給紙部を複数有する印刷装置が存在する。また、複数の給紙部を用紙サイズや用紙種類毎にグルーピングを行い、ある給紙部が指定され用紙切れ等が発生した場合でも、その給紙部が属するグループ内で別の給紙部に切り替えて印刷を継続する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。これは、印刷装置において印刷成果物の生産性を向上するための技術であり、可能な限り用紙切れを起こさずに大量の印刷ジョブを印刷するというニーズに適している。
特開2009−256076号公報
一方、常に指定した給紙部からのみ用紙を給紙させて印刷するという給紙部指定元来のニーズも同様にあり、その場合にも、印刷開始時に給紙部を指定する手法が用いられる。
しかしながら、もしその指定給紙部が他の給紙部とグルーピングされていると、指定していない給紙部から用紙が給紙され、期待する動作を得られない可能性があるため、従来技術を用いることはできない。
あくまでも給紙部指定の印刷ジョブのため、このような印刷ジョブに対してはグルーピングの制御が効くべきではない。また、こういった二つのニーズのある印刷環境では、一般的に様々な印刷装置が存在するため、印刷装置固有のカスタマイズは適さず、より汎用的で標準的な手法、例えば給紙部指定を行うための標準的PDLコマンドで印刷ジョブを生成する特徴がある。
つまり、印刷装置独自に拡張したPDLコマンドではなく、あくまで標準的PDLコマンドの範囲内で、双方のニーズを同時に満たす制御を行う必要がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、印刷ジョブにおいて複数の給紙部を含むグループが指定された場合と個別の給紙部が指定された場合とで給紙処理を適切に切り替えることができる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の印刷装置は以下に示す構成を備える。
少なくとも第1の給紙部と第2の給紙部を備え、前記第1の給紙部または前記第2の給紙部から給送される用紙に画像を印刷する印刷ジョブを実行可能な印刷装置であって、前記第1の給紙部と前記第2の給紙部を1つのグループとして設定する設定手段と、前記印刷ジョブの用紙の給送元として、前記グループ、第1の給紙部、前記第2の給紙部のいずれの指定を受けたかを判定する判定手段と、前記印刷ジョブにおいて前記グループが指定されたと判定した場合は、前記第1の給紙部及び前記第2の給紙部のうち一方の給紙部から用紙を給送し、用紙不足が発生した場合は他方の給紙部に切り替えて用紙の給送を継続するよう制御し、前記印刷ジョブにおいて前記第1の給紙部または前記第2の給紙部が指定されたと判定した場合は、指定された給紙部から用紙を給送し、用紙不足が発生したとしても他の給紙部への切り替えは行わないよう制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷ジョブにおいて複数の給紙部を含むグループが指定された場合と個別の給紙部が指定された場合とで給紙処理を適切に切り替えることができる。
印刷装置を含む印刷システムの全体説明図である。 図1に示した印刷装置の構成を説明する図である。 給紙部のグルーピング設定と確認を行う給紙部設定画面の説明図である。 複数の給紙部で構成されるグルーピング制御の説明図である。 給紙部のグルーピング設定を行う仮想給紙部設定画面とその確認を行う給紙部設定画面の説明図である。 複数の給紙部で構成されるグルーピング制御の説明図である。 印刷システムの制御方法を説明するフローチャートである。 印刷システムの制御方法を説明するフローチャートである。 給紙部のグルーピング設定を行う仮想給紙部設定画面とその確認を行う給紙部設定画面の説明図である。 複数の給紙部で構成されるグルーピング制御の説明図である。 印刷システムの制御方法を説明するフローチャートである。 印刷システムの制御方法を説明するフローチャートである。 印刷装置が備え給紙部のグルーピング設定を行う仮想給紙部設定画面とその確認を行う給紙部設定画面の説明図である。 印刷システムの制御方法を説明するフローチャートである。 印刷システムの制御方法を説明するフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態を示す印刷装置を含む印刷システムの全体説明図である。なお、本実施形態にかかる印刷処理等の機能が実行されるものであれば、それが単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても構わない。あるいは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続され処理が行われるシステムであってもよい。すなわち、以下の実施形態で説明する各種端末が接続されたシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例がある。
図1に示す印刷システムは、ホストコンピュータ101と、印刷装置102、ネットワーク103とで構成される。
次に、ホストコンピュータ101は、プリンタードライバ104がインストールされた装置であり、ネットワークI/F105を介してネットワーク103に接続される。
本実施形態では、ホストコンピュータ101をPC(Personal Computer)として説明する。プリンタードライバ104は、ホストコンピュータ101を制御するOS(Operating System)上で動作するソフトウェアである。また、アプリケーションからの印刷指示によって印刷データをPDL(Page Description Language:ページ記述言語)で表現し、印刷ジョブとして、それを印刷装置102に送信する。ネットワークI/F0105は、ネットワーク0103を介して外部機器と接続および通信するものであり、ネットワーク上での通信制御処理を実行する。
例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)方式を用いたインターネット通信や印刷装置102との間でデータ送受信等が可能である。
なお、PCには、一般的に、例えばCPU(Central Processing Unit)やHDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)や各種入出力機器を含む。しかし、これらは汎用的なものであるため、本実施形態では説明を割愛する。
次に、印刷装置102は、ネットワークI/F106、CPU107、RAM108、不揮発性の記憶部109、読取部110、印刷ジョブ処理部111、画像形成部112、操作部113、給紙部114、排紙部115を有する装置である。また、それらはシステムバス120で接続される。
さらに、操作部113はそのサブシステムとしてグルーピング設定部116、記憶部109はそのサブシステムとしてグルーピング設定記憶部117を備える。なお、本実施形態では印刷装置102を、コピーやプリンター、FAX(Facsimile)等を兼ね備えたMFP(MultiFunction Peripheral)として説明する。
ネットワークI/F106は、ネットワーク103を介して外部機器と接続および通信するものであり、ネットワーク上での通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IP方式を用いたインターネット通信やホストコンピュータ101との間でデータ送受信等が可能である。
CPU107は、印刷装置102の記憶部109に記憶され、RAM108にロードされる各種プログラムによって、様々な演算処理や情報処理、機器制御などを行う。RAM108は、CPU107から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU107のワークエリアとして、また、その他一時的なデータ記憶に使用される。
記憶部109は、ホストコンピュータ101から受け取った印刷ジョブを一時的または恒久的に記憶する役割を担い、本実施形態ではHDDとして説明する。読取部110は、紙原稿を光学方式で読み取るもので、本実施形態ではスキャナーとして説明する。スキャナーは原稿照明ランプと走査ミラーとを有し、原稿台ガラス上に置かれた原稿を光走査するものである。原稿からの反射光は走査ミラーと反射ミラーによりレンズに導かれ、レンズを通過した光信号は固体撮像素子に導かれる。光信号は固体撮像素子で電気信号に変換され、画像信号として認識される。
なお、固体撮像素子とは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)方式やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)方式のイメージセンサーを指す。
印刷ジョブ処理部111は、コピーやPDL、FAX等の印刷ジョブを処理して印刷画像データを生成し、後述する画像形成部112に転送する。なお、ページ記述言語とは、PS(Post Script)やPCL(Printer Control Language)に代表される、ページプリンターを制御するための命令を記述するための言語を指す。印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブを受領すると、その印刷属性に従って印刷ジョブに画像処理を施しページ毎にラスターデータ化して印刷画像データとする。
画像形成部112は、印刷ジョブ処理部111から送られた印刷画像データであるラスターデータを印刷する装置であり、本実施形態ではプリンターエンジンとして説明する。画像形成部112は、印刷ジョブ処理部111がRIP(Raster Image Processor)処理で生成したラスターデータを、印刷用紙に画像形成して印刷成果物とする。
なお、本実施形態では画像形成には電子写真方式によりトナーを用いるが、例えばトナーではなくインクを用いるなど、他の手段であっても構わない。
操作部113は、印刷装置の操作や設定等を行うためのユーザーインターフェースであり、本実施形態ではLCD(Liquid Crystal Display)タッチパネル方式を用いた装置として説明する。給紙部114は、MFPで使用する印刷用紙を収納するもので、カセットやデッキなどと呼ばれ、それらを複数有するのが一般的である。
複数の給紙部のうち、どの給紙部から印刷用紙を給紙するかは印刷ジョブの用紙属性やMFPの設定や状態によって異なり、それは印刷ジョブ処理部111で決定され、給紙された印刷用紙は最終的に画像形成部112にて印刷成果物となる。
排紙部115は、画像形成部112で生成された印刷成果物を印刷装置102の機外へと排紙するもので、本実施形態ではフィニッシャーとして説明する。一般的に、フィニッシャーやスタッカーに代表される排紙部115は、いくつかの排紙用トレイ等の排紙先を有しており、印刷ジョブの属性に応じて印刷ジョブ処理部111によってその排紙先が決まり、指示および排紙制御がされる。
さて、グルーピング設定部116は、前述した操作部113のサブシステムであり、前述した複数の給紙部114に対してグループ分け(グループ化)を行う。そして、グルーピング設定部116は、各々のグループに対して、給紙部114に予め定義されているその給紙を特定する情報とは異なる情報を付与し、仮想的な新たな給紙部114を生成する設定を操作部113を通して行う。
なお、仮想的な新たな給紙部114を特定する情報(特定のシート給紙情報で)とは、例えば、給紙部114の各々に与えられるユニークな番号、または、同様に給紙部114の各々に与えられるユニークな名称のことであり、その情報の種類は限定しない。また、グルーピング設定記憶部117は、前述した記憶部109のサブシステムであり、前述したグルーピング設定部116における給紙部114のグルーピングに係る設定値を保持する。
次に、ネットワーク103は、インターネットやLANに代表されるグローバルまたはローカルネットワークで、印刷装置102とホストコンピュータ101とを接続する媒体である。また、接続にはTCP/IP方式に代表されるネットワーク通信技術を用いる。
最後に、本実施形態における印刷ジョブ処理部111についてさらに説明する。印刷ジョブ処理部111は、ホストコンピュータ101から印刷ジョブを受領後、当該印刷ジョブに、複数の給紙部114のうち特定の給紙部114の使用を指示する給紙部指定を含むか判定する。給紙部指定を含む場合、かつ、その指定された給紙部114がグルーピング設定部116で生成した仮想的な給紙部114の場合、印刷ジョブ処理部111は、グルーピング設定記憶部117から給紙部情報としてグルーピング設定情報を取得する。そして、印刷ジョブ処理部111は、グルーピング設定部116で設定した給紙部情報に従い印刷用紙を給紙し印刷処理を制御する。
図2は、図1に示した印刷装置102の構成を説明する図である。
図2において、印刷装置102は、先述の通り、記憶部109、読取部110、印刷ジョブ処理部111、画像形成部112、操作部113、複数の給紙部114、複数の排紙部115を有している。給紙部114は、給紙部201、給紙部202、給紙部203、給紙部204の複数8の用紙カセットや、給紙部205の用紙デッキで構成される。排紙部115は、排紙部206、排紙部207、排紙部208の複数の排紙用トレイで構成される。なお、本図の説明に不要な要素は割愛する。
次に、紙搬送経路209は、印刷ジョブ処理部111による印刷制御の開始後、印刷用紙が給紙部201乃至給紙部205のいずれかから給紙され画像形成部112を経て排紙部115に到達するまでの印刷用紙の搬送経路を示している。
なお、本実施形態では、画像形成部112で生成された印刷用紙は、排紙部115の一つの固定位置に排紙されるため、印刷ジョブの排紙先属性に応じて排紙部206乃至排紙部208が所定の排紙位置に上下移動する必要がある。
図3は、印刷装置が備える給紙部のグルーピング設定と確認を行う給紙部設定画面の説明図である。なお、本図は、本発明と比較するための、従来技術における給紙部のグルーピング設定と確認を行う給紙部設定画面例である。
図3において、複数の給紙部114のグルーピング設定や確認を行う給紙部設定画面301は、グルーピング設定部116によって、印刷装置102の操作部113を介してGUI(Graphical User Interface)を用いて表示される。なお、本説明図では一例として、既に複数の給紙部114のグルーピング設定が施されている状態を示している。
次に、給紙部114は合計で5つあり、給紙部情報によると、給紙部302には、用紙サイズは「A3」、用紙種類は「再生紙」の印刷用紙が収容されており、給紙部グループ番号は「1」と設定されている。同様に、給紙部303にも、用紙サイズは「A3」、用紙種類は「再生紙」の印刷用紙が収容されており、給紙部グループ番号は「1(G1)」と設定されている。
給紙部304には、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」の印刷用紙が収容されており、給紙部グループ番号は「2(G2)」と設定されている。同様に、給紙部305にも、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」の印刷用紙が収容されており、給紙部グループ番号は2と設定されている。同様に、給紙部306にも、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」の印刷用紙が収容されており、給紙部グループ番号は「2」と設定されている。
次に、グルーピング設定部116は、給紙部設定画面301にて給紙部302乃至給紙部306を示すGUIが操作部113のタッチパネルを介して選択されると、それらの給紙部情報を変更する給紙部情報変更画面308を表示する。なお、本説明図では一例として、給紙部304の給紙部情報を表示し、変更できる状態を示している。
次に、給紙部情報には、用紙サイズ309、用紙種類310、グループ番号311があり、前述の通り、現在、用紙サイズ309は「A4」、用紙種類310は「普通紙」の印刷用紙が収容されており、グループ番号311は「2」と設定されている。用紙サイズ309を変更する場合は、印刷装置102の給紙部304に収容可能な用紙サイズ、例えば、「A4」や「A3」、「レター」や「レジャー」といった用紙サイズを当該画面から設定が可能である。
なお、用紙サイズの選択は、用紙サイズ309の表示部のGUIを選択することで、用紙サイズの候補をリスト表示しても良いし、また、別画面のポップアップ画面による候補の表示でも良く、用紙サイズを表示および選択が可能であればその方法は限定しない。
用紙種類を310を変更する場合は、印刷装置102の給紙部304に収容可能な用紙種類、例えば、「普通紙」や厚紙、コート紙や「再生紙」といった用紙種類を当該画面から設定が可能である。なお、用紙種類の選択は、用紙種類310の表示部のGUIを選択することで、用紙種類の候補をリスト表示しても良いし、また、別画面のポップアップ画面による候補の表示でも良く、用紙種類を表示および選択が可能であればその方法は限定しない。
グループ番号311を変更する場合は、任意の番号を当該画面から設定が可能であり、ここで設定されたグループ番号が他の給紙部のそれと一致した場合は、それらの給紙部がグルーピング(グループ化)され、そのグループ内での給紙部切替制御の対象となる。なお、グループ番号の選択は、グループ番号311の表示部のGUIを選択することで、グループ番号の候補をリスト表示しても良い。また、別画面のポップアップ画面による候補の表示でも良く、グループ番号を表示および選択が可能であればその方法は限定しない。
次に、用紙サイズ309、用紙種類0310、グループ番号311、これらの給紙部情報を保存して戻るにはOKボタン0312を選択する。その後、グルーピング設定部116はグルーピング設定記憶部117に設定値を保存し、給紙部設定画面301に戻る。
一方、これらの給紙部情報を保存せずに戻るにはキャンセルボタン313を選択する。その後、グルーピング設定部116はグルーピング設定記憶部117に設定値を保存せずに、給紙部設定画面301に戻る。
最後に、給紙部設定画面301を終了するにはOKボタン307を選択することにより、グルーピング設定部116は給紙部設定を終了する。
図4は、印刷装置が備える複数の給紙部で構成されるグルーピング制御の説明図である。なお、本図は、後述する本発明と比較するための、従来技術における複数の給紙部で構成されるグルーピング制御の説明例である。
まず、本図では、給紙部201と給紙部202はグループ番号1でグルーピングされている。グループ番号1の制御401が示すように、給紙部201と給紙部202は、どちらかが用紙切れ等を起こした場合、その給紙部が属するグループ内で別の給紙部に自動的に切り替えて印刷を継続する。つまり、印刷ジョブ処理部111は、給紙部201を指定の印刷ジョブであっても、給紙部201で用紙切れ等が起きた場合は給紙部202に給紙部を切り替えて印刷を継続する。一方、印刷ジョブ処理部111は、給紙部202を指定の印刷ジョブであっても、給紙部202で用紙切れ等が起きた場合は給紙部201に給紙部を自動的に切り替えて印刷を継続する。
次に、本説明図では、給紙部203と給紙部204と給紙部205はグループ番号2でグルーピングされている。グループ番号2の制御402が示すように、給紙部203と給紙部204と給紙部205は、いずれかで用紙切れ等を起こした場合、その給紙部が属するグループ内で別の給紙部に切り替えて印刷を継続する。
つまり、印刷ジョブ処理部111は、給紙部203を指定の印刷ジョブであっても、給紙部203で用紙切れ等が起きた場合は給紙部204や給紙部205に給紙部を自動的に切り替えて印刷を継続する。また、印刷ジョブ処理部111は、給紙部204を指定の印刷ジョブであっても、給紙部204で用紙切れ等が起きた場合は給紙部203や給紙部205に給紙部を切り替えて印刷を継続する。さらに、印刷ジョブ処理部111は、給紙部205を指定の印刷ジョブであっても、給紙部205で用紙切れ等が起きた場合は給紙部203や給紙部204に給紙部を切り替えて印刷を継続する。
このように、複数の給紙部をグルーピングすることで、可能な限り用紙切れを起こさずに継続的に大量の印刷ジョブを印刷し、印刷装置において印刷成果物の生産性を向上することができる。
図5は、本実施形態を示す印刷装置が備える給紙部のグルーピング設定を行う仮想給紙部設定画面とその確認を行う給紙部設定画面の説明図である。
本実施形態では、まず複数の給紙部114に関して、既存の給紙部の設定の確認と、仮想給紙部のグルーピング設定やその確認を行う給紙部設定画面501は、グルーピング設定部116によって印刷装置102の操作部113を介してGUIを用いて表示される。なお、本説明図では一例として、既に仮想給紙部として複数の給紙部114を用いたグルーピング設定がいくつか施されている状態を示している。
次に、既存の給紙部114は合計で5つあり、当該給紙部設定画面501によると、給紙部502には、用紙サイズは「A3」、用紙種類は「再生紙」の印刷用紙が収容されている。同様に、給紙部503にも、用紙サイズは「A3」、用紙種類は「再生紙」の印刷用紙が収容されている。給紙部504には、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」の印刷用紙が収容されている。同様に、給紙部505にも、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」の印刷用紙が収容されている。同様に、給紙部506にも、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」の印刷用紙が収容されている。
次に、仮想給紙部としての給紙部114は合計で2つ登録されており、当該給紙部設定画面501によると、給紙部507には、用紙サイズは「A3」、用紙種類は「再生紙」が収容されている。また、給紙部507の給紙部構成、つまり、グルーピングされている既存の給紙部114は、給紙部502と給紙部503である。
よって、給紙部507として給紙制御をする際は、これら給紙部502と給紙部503を自動的に切り替えて動作する。給紙部508には、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」が収容されている。また、給紙部508の給紙部構成、つまり、グルーピングされている既存の給紙部114は、給紙部504乃至給紙部506である。よって、給紙部508として給紙制御をする際は、これら給紙部504乃至給紙部506を自動的に切り替えて動作する。
次に、新規追加ボタン509は、仮想給紙部としての給紙部114を新規に定義する場合に押下することで、後述する仮想給紙部設定画面511にて、仮想給紙部の新規追加が可能である。
さて、グルーピング設定部116は、ユーザにより仮想給紙部である給紙部507や給紙部508を示すGUIが操作部113のタッチパネルを介して選択されると、仮想給紙部情報の確認やその設定を変更する仮想給紙部設定画面511を表示する。
また、操作部113のタッチパネルを介して先述した新規追加ボタン509のGUIをユーザが押下することにより、仮想給紙部としての給紙部114の新規追加が可能である。なお、本説明図では一例として、仮想給紙部としての給紙部508の給紙部情報を表示し、変更できる状態を示している。もちろん、新規追加ボタン509の押下により、新たな仮想給紙部番号や仮想給紙部の属性を与えられた給紙部114を新規に追加できる。
次に、仮想給紙部設定には、仮想給紙部番号512、用紙サイズ513、用紙種類514、給紙部構成515、給紙部使用率516が存在する。前述の説明を含め、現在、仮想給紙部番号512は7、用紙サイズ513は「A4」、用紙種類514は「普通紙」の印刷用紙が収容されており、給紙部構成515は3乃至5、給紙部使用率516は90%が設定されている。仮想給紙部番号512の設定や変更をするには、任意の番号を入力する。
ただし、既存の給紙部114にあらかじめ付与されている給紙部番号や、既に他に仮想給紙部として定義されている給紙部114の仮想給紙部番号を重複して設定することはできない。例えば、既存の給紙部114にあらかじめ付与されている給紙部番号である1乃至5、既に他に仮想給紙部として定義されている給紙部114の仮想給紙部番号である6以外の番号、つまり、7以降の番号を設定可能である。
なお、本実施形態では、当該設定項目を仮想給紙部番号としたが、給紙部114を特定するユニークな情報であれば番号に限定せず、例えば文字列を用いた名称やその他の表現であってもかまわない。
用紙サイズ513の設定や変更をするには、印刷装置102の給紙部114に収容可能な用紙サイズ、例えば、「A4」や「A3」、レターやレジャーといった用紙サイズを当該画面から設定する。なお、用紙サイズの選択は、用紙サイズ513の表示部のGUIを選択することで、用紙サイズの候補をリスト表示しても良いし、また、別画面のポップアップ画面による候補の表示でも良く、用紙サイズを表示および選択が可能であればその方法は限定しない。
さらに、後述する用紙種類514で設定される用紙種類や、給紙部構成515で設定される既存の給紙部114それぞれの収容可能用紙サイズと排他制御を行ってもよい。用紙種類を514の設定や変更をするには、印刷装置102の給紙部114に収容可能な用紙種類、例えば、「普通紙」や厚紙、コート紙や「再生紙」といった用紙種類を当該画面から設定する。なお、用紙種類の選択は、用紙種類514の表示部のGUIを選択することで、用紙種類の候補をリスト表示しても良いし、また、別画面のポップアップ画面による候補の表示でも良く、用紙種類を表示および選択が可能であればその方法は限定しない。
さらに、前述の用紙サイズ513で設定される用紙サイズや、後述の給紙部構成0515で設定される既存の給紙部114それぞれの収容可能用紙サイズと排他制御を行ってもよい。給紙部構成515の設定や変更をするには、任意の既存の給紙部114、つまり、給紙部502乃至給紙部506から一つ以上の所望の給紙部114を設定する。ここで設定された給紙部114が一つの給紙部としてグルーピングされ、そのグループ内での給紙部切替制御の対象となる。なお、給紙部114の選択は、給紙部構成515の表示部のGUIを選択することで、給紙部114の候補をリスト表示してもよい。
また、別画面のポップアップ画面による候補の表示でも良く、既存の給紙部114を表示および選択が可能であればその方法は限定しない。さらに、前述の用紙サイズ513で設定される用紙サイズや、前述の用紙種類514で設定される用紙種類と排他制御を行ってもよい。
給紙部使用率516の設定や変更をするには、任意の使用率を入力する。既存の給紙部114それぞれの用紙収容枚数能力を100%としたときに、それぞれの給紙部114にて、ここで設定した給紙部の使用率に達するまで印刷用紙を使用し、その後、当該グループ内での給紙部切替制御を行う。例えば、仮想給紙部の対象となる既存給紙部それぞれの用紙収容最大枚数が2000枚の場合、給紙部使用率516を90%と設定すると、それぞれの既存給紙部からは1800枚を使用する。
逆に、残り10%、つまり200枚はその給紙部に残した上で、グループ内の別の給紙部に切り替わる。なお、本実施形態では、当該設定項目を給紙部使用率としたが、使用する用紙枚数の量が設定できれば使用率に限定せず、例えば使用実枚数など、他の表現であってもかまわない。さらに、本実施形態では、当該設定項目を給紙部使用率としたが、逆に、給紙部残量指定のように、それぞれの給紙部114に残す用紙の割合や実枚数を設定できるようにしてもよい。
次に、仮想給紙部番号512、用紙サイズ513、用紙種類514、給紙部構成515、給紙部使用率516、これらの仮想給紙部設定を保存して戻るにはOKボタン517を選択する。その後、グルーピング設定部116はグルーピング設定記憶部117に設定値を保存し、給紙部設定画面501に戻る。
一方、仮想給紙部番号512、用紙サイズ513、用紙種類514、給紙部構成515、給紙部使用率516、これらの仮想給紙部設定を保存せずに戻るにはキャンセルボタン518を選択する。その後、グルーピング設定部116はグルーピング設定記憶部117に設定値を保存せずに、給紙部設定画面501に戻る。
さらに一方、当該仮想給紙部として定義した給紙部114自体の登録を削除するには削除ボタン519を選択する。その後、グルーピング設定部116はグルーピング設定記憶部117から当該給紙部114の設定値を消去し、仮想給紙部としての当該給紙部114自体を削除し、給紙部設定画面501に戻る。
最後に、給紙部設定画面501を終了するにはOKボタン510を選択することにより、グルーピング設定部116は給紙部設定画面501の表示を終了する。
図6は、本実施形態を示す印刷装置が備える複数の給紙部で構成されるグルーピング制御の説明図である。
本実施形態では、給紙部201と給紙部202は仮想給紙部番号6としてグルーピングされている。また、給紙部使用率516として例えば90%が設定されている。仮想給紙部番号6の制御601が示すように、給紙部指定の印刷ジョブとして当該仮想給紙部が指定された場合、かつ、給紙中の給紙部114の用紙使用率が90%に達した場合、その給紙部が属するグループ内で別の給紙部に自動的に切り替えて印刷を継続する。なお、設定可能な割合を、設定対象の給紙部で検知可能な用紙使用率(あるいは用紙残量)の割合に制限すればよい。用紙使用率は、給紙部の最大用紙積載量分の用紙を補充した後、使用された用紙の枚数を給紙部の用紙最大積載量で除算して決定されてもよいし、給紙部に設けられたセンサによって検知されてもよい。
つまり、印刷ジョブ処理部111は、給紙部507を指定の印刷ジョブの場合で、例えば給紙部201の用紙使用率が90%に達した場合は給紙部202に給紙部を自動的に切り替えて印刷を継続する。一方、あくまでも仮想給紙部を指定の場合のみの制御のため、印刷ジョブ処理部111は、給紙部201や給紙部202といった既存の給紙部指定の印刷ジョブの場合には、用紙切れ等が起きた際に給紙部を切り替えての印刷は行わない。
次に、本説明図では、給紙部203と給紙部204と給紙部205は仮想給紙部番号7としてグルーピングされている。また、給紙部使用率516として例えば90%が設定されている。仮想給紙部番号7の制御602が示すように、給紙部指定の印刷ジョブとして当該仮想給紙部が指定された場合、かつ、給紙中の給紙部114の用紙使用率が90%に達した場合、その給紙部が属するグループ内で別の給紙部に自動的に切り替えて印刷を継続する。
つまり、印刷ジョブ処理部111は、給紙部508を指定の印刷ジョブの場合で、例えば給紙部203の用紙使用率が90%に達した場合は給紙部204に給紙部を切り替えて印刷を継続する。また、給紙部204の用紙使用率が90%に達した場合は給紙部205に給紙部を自動的に切り替えて印刷を継続する。
一方、あくまでも仮想給紙部を指定の場合のみの制御のため、印刷ジョブ処理部111は、給紙部203乃至給紙部205といった既存の給紙部指定の印刷ジョブの場合には、用紙切れ等が起きた際に給紙部を自動的に切り替えての印刷は行わない。
このように、給紙部指定の印刷ジョブの場合に、一方では、常に指定された給紙部からのみ用紙を給紙させて印刷する制御を有効にし、指定していない給紙部からの印刷を防止する。また、一方では、可能な限り用紙切れを起こさずに継続的に大量の印刷ジョブを印刷し、印刷装置において印刷成果物の生産性を向上することができる。
また、これらをより汎用的で標準的な手法を用いて同時に満たすことができる。さらに、各々の給紙部114に印刷用紙を結果的に残すことで、仮想給紙部のグループ内での給紙部切替制御によって使用頻度の影響で用紙切れになりがちな給紙部114を給紙部指定の印刷ジョブで使用する場合であっても、用紙切れを起こしにくくできる。
図7は、本実施形態の印刷システムの制御方法を説明するフローチャートである。本例は、給紙部設定の動作例である。なお、各ステップは、印刷装置102の記憶部109に格納されたプログラムに従って、グルーピング設定部116が実行することによって実現される。
まず、印刷装置102の操作部113において給紙部設定画面501が呼び出されると、グルーピング設定部116は動作を開始する。
次に、グルーピング設定部116は、給紙部設定画面501から既に定義された仮想給紙部としての給紙部114を選択、または、新規追加ボタン509が押下されたことを検知する(S701)。
次に、グルーピング設定部116は、その給紙部114または新規追加用の仮想給紙部設定画面511を表示する(S702)。
次に、グルーピング設定部116は、仮想給紙部番号512の新規設定または変更が指示された場合、入力された給紙部114を特定するユニークな情報としての番号を保持するS703)。
次に、グルーピング設定部116は、用紙サイズ513の新規設定または変更が指示された場合、その給紙部114に収容可能な用紙サイズの候補を表示し、選択された用紙サイズを保持する(S704)。
次に、グルーピング設定部116は、用紙種類514の新規設定または変更が指示された場合、その給紙部114に収容可能な用紙種類の候補を表示し、選択された用紙種類を保持する(S705)。
次に、グルーピング設定部116は、給紙部構成515の新規設定または変更が指示された場合、グルーピングの候補となる既存の給紙部114を表示し、選択された給紙部を保持する(S706)。
次に、グルーピング設定部116は、給紙部構成515の給紙部選択が終了しているか判断する(S707)。
もし、S707に該当する場合、グルーピング設定部116は、給紙部使用率516の新規設定または変更が指示された場合、入力された各給紙部114の用紙使用量を定める割合値を保持する(S708)。一方、S707に該当しない場合、給紙部構成515での給紙部選択を継続するために、S706に移行する。
次に、グルーピング設定部116は、仮想給紙部設定画面511の終了指示を待つ(S709)。
もし、S709に該当する場合、つまり、仮想給紙部設定画面511のOKボタン517が選択された場合、グルーピング設定部116は、各設定値をグルーピング設定記憶部117に保存する(S710)。
そして、給紙部設定画面501に戻る。一方、S709に該当しないと判断した場合、つまり、仮想給紙部設定画面511のキャンセルボタン518が選択された場合、グルーピング設定部116は、今回の各設定値はグルーピング設定記憶部117に保存せずに給紙部設定画面501に戻る。
または一方、S709に該当しない場合、つまり、仮想給紙部設定画面511の削除ボタン519が選択された場合、グルーピング設定部116は、グルーピング設定記憶部117から当該給紙部114の設定値を消去する。そして、仮想給紙部としての当該給紙部114自体を削除して給紙部設定画面501に戻る。そして、S711へ移行する。
次に、グルーピング設定部116は、給紙部設定画面501の終了指示を待つ(S711)。
最後に、もし、S711に該当する場合、つまり、給紙部設定画面501のOKボタン510が選択された場合、グルーピング設定部116は、給紙部設定画面501を閉じて給紙部設定の動作を終了する。一方、S711に該当しない場合、S701に移行し、再び給紙部114が選択されるか、または、新規追加ボタン509が押下されるのを待つ。
図8は、本実施形態を示す印刷システムの制御方法を説明するフローチャートである。本例は、印刷システムのうち、印刷動作例である。なお、各ステップは、印刷装置102の記憶部109に格納されたプログラムに従って、印刷ジョブ処理部111が実行することによって実現される。
まず、印刷ジョブ処理部111は、ホストコンピュータ101より印刷ジョブを受領し、印刷システムの処理を開始する(S801)。また、印刷ジョブ処理部111は、受け取った印刷ジョブを、記憶部109に一時的にスプールする。なお、ここで、印刷ジョブとは、例えば、ホストコンピュータ101から送られるプリントジョブ、印刷装置102で実行されるコピージョブや保存データジョブ、外部機器より電話回線等を通じて送られるFAXジョブである。
次に、印刷ジョブ処理部111は、ホストコンピュータ101から受領した印刷ジョブを解析し、その印刷ジョブの属性に給紙部指定が含まれるか判定する(S802)。
もし、S802に該当する場合、印刷ジョブ処理部111は、その給紙部指定が仮想給紙部としての給紙部114を指定しているか判定する(S803)。具体的には、ジョブで指定されたシート給紙先がいずれかのシート給紙手段であるかを判断する。つまり、印刷ジョブ処理部111は、図9に示した設定画面において、ユーザが設定した仮想給紙部(仮想シート給紙部、仮想シート給紙手段)であるか、個別的な給紙部であるかを判断することとなる。
一方、S802に該当しないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S806に移行する。
もし、S803に該当する場合、印刷ジョブ処理部111は、グルーピング設定記憶部117から給紙部情報としてグルーピング設定情報を取得する(S804)。一方、S802に該当しない場合、S806に移行する。
もし、S802またはS803に該当しない場合、印刷ジョブ処理部111は、複数の給紙部114を用いたグルーピング制御は実行せず、指定された給紙部からのみ用紙を給紙して通常通りの印刷を実行し(S806)、印刷動作を終了する。
最後に、印刷ジョブ処理部111は、グルーピング設定部116で設定した給紙部情報に従い、複数の給紙部114を用いたグルーピング制御による印刷処理を実行し(S805)、印刷動作を終了する。
最後に、本実施形態によって、印刷システムは、給紙部をグルーピングする場合、元々定義されている給紙部間の制御は変更せずに、既存給紙部の一つもしくは複数をグルーピングした仮想的な給紙部を、既存給紙部とは異なる新たな給紙部として定義可能にした。よって、可能な限り用紙切れを起こさずに大量の印刷ジョブを印刷するというニーズと、常に指定された給紙部からのみ用紙を給紙させて印刷するというニーズの双方を、より汎用的で標準的な手法を用いて満たすことを可能にした。
さらに、印刷システムは、仮想的な給紙部でグルーピングによる給紙制御を行う際、各々の給紙部から給紙する印刷用紙の使用量、または、各々の給紙部に残す印刷用紙の量を設定可能にした。よって、可能な限り用紙切れを起こさずに大量の印刷ジョブの印刷を可能にし、かつ、常に指定された給紙部からのみ用紙を給紙させて印刷する場合であっても、なるべく用紙切れを起こさない印刷を可能にした。
〔第2実施形態〕
続いて、図を参照しながら本発明の第二の実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態には、第一の実施形態との差異のみを記載する場合があり、かつ、重複する説明に関しては割愛する場合がある。
さて、印刷装置には印刷用紙を給紙する際に、給紙部間の優先順位や各種条件や状態に応じて、予め定められた順に給紙制御を行うのが一般的である。一方、給紙部のグルーピングを使用した大量の印刷ジョブを印刷する場合、操作者の都合や事情、希望や意図などに応じてグルーピングされた複数の給紙部間の給紙制御順序を自由に定められることが好ましい。
そこで、本実施形態では、第一の実施形態に加え、仮想給紙部設定において給紙部構成を設定する際に給紙部順序を指定し、仮想給紙部指定の印刷ジョブの場合には、その順序に従って給紙部切替制御を行う。
図9は、本実施形態を示す印刷装置が備える給紙部のグルーピング設定を行う仮想給紙部設定画面とその確認を行う給紙部設定画面の説明図である。以下、図9を参照して、各シート給紙手段に収容する用紙サイズ、用紙種類を設定するシート設定処理を説明する。
まず、複数の給紙部114に関して、既存の給紙部の設定の確認と、仮想給紙部のグルーピング設定やその確認を行う給紙部設定画面901は、グルーピング設定部116によって、印刷装置102の操作部113を介してGUIを用いて表示される。なお、本説明図では一例として、既に仮想給紙部として複数の給紙部114を用いたグルーピング設定がいくつか施されている状態を示している。
次に、既存の給紙部114は合計で5つあり、当該給紙部設定画面901によると、給紙部902には、用紙サイズは「A3」、用紙種類は「再生紙」の印刷用紙が収容されている。
同様に、給紙部903にも、用紙サイズは「A3」、用紙種類は「再生紙」の印刷用紙が収容されている。給紙部904には、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」の印刷用紙が収容されている。同様に、給紙部905にも、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」の印刷用紙が収容されている。同様に、給紙部906にも、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」の印刷用紙が収容されている。
次に、仮想給紙部としての給紙部114は合計で2つ登録されており、当該給紙部設定画面901によると、給紙部907には、用紙サイズは「A3」、用紙種類は「再生紙」が収容されている。
また、給紙部907の給紙部構成、つまり、グルーピングされている既存の給紙部114は、給紙部902と給紙部903である。よって、給紙部907として給紙制御をする際は、これら給紙部902、給紙部903の順に切り替えて動作することを意味している。給紙部908には、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」が収容されている。
た、給紙部908の給紙部構成、つまり、グルーピングされている既存の給紙部114は、給紙部904乃至給紙部906である。よって、給紙部908として給紙制御をする際は、これら給紙部906、給紙部905、給紙部904の順に切り替えて動作することを意味している。
次に、新規追加ボタン909は、仮想給紙部としての給紙部114を新規に定義する場合に押下することで、後述する仮想給紙部設定画面911にて、仮想給紙部の新規追加が可能である。
さて、グルーピング設定部116は、仮想給紙部である給紙部907や給紙部908を示すGUIが操作部113のタッチパネルを介して選択されると、仮想給紙部情報の確認やその設定を変更する仮想給紙部設定画面911を表示する。
また、操作部113のタッチパネルを介して先述した新規追加ボタン909のGUIを押下することにより、仮想給紙部としての給紙部114の新規追加が可能である。なお、本説明図では一例として、仮想給紙部としての給紙部908の給紙部情報を表示し、変更できる状態を示している。もちろん、新規追加ボタン909の押下により、新たな仮想給紙部番号や仮想給紙部の属性を与えられた給紙部114を新規に追加できる。
次に、仮想給紙部設定には、仮想給紙部番号912、用紙サイズ913、用紙種類914、給紙部順序構成915、給紙部使用率916が存在する。前述の説明を含め、現在、仮想給紙部番号912は7、用紙サイズ913は「A4」、用紙種類914は「普通紙」の印刷用紙が収容されており、給紙部順序構成915は5乃至3の順で指定され、給紙部使用率916は90%が設定されている。仮想給紙部番号912の設定や変更をするには、任意の番号を入力する。ただし、既存の給紙部114にあらかじめ付与されている給紙部番号や、既に他に仮想給紙部として定義されている給紙部114の仮想給紙部番号を重複して設定することはできない。
例えば、既存の給紙部114にあらかじめ付与されている給紙部番号である1乃至5、既に他に仮想給紙部として定義されている給紙部114の仮想給紙部番号である6以外の番号、つまり、7以降の番号を設定可能である。
なお、本実施形態では、当該設定項目を仮想給紙部番号としたが、給紙部114を特定するユニークな情報であれば番号に限定せず、例えば文字列を用いた名称やその他の表現であってもかまわない。用紙サイズ913の設定や変更をするには、印刷装置102の給紙部114に収容可能な用紙サイズ、例えば、「A4」や「A3」、レターやレジャーといった用紙サイズを当該画面から設定する。
なお、用紙サイズの選択は、用紙サイズ913の表示部のGUIを選択することで、用紙サイズの候補をリスト表示しても良いし、また、別画面のポップアップ画面による候補の表示でも良く、用紙サイズを表示および選択が可能であればその方法は限定しない。
さらに、後述する用紙種類914で設定される用紙種類や、給紙部順序構成915で設定される既存の給紙部114それぞれの収容可能用紙サイズと排他制御を行ってもよい。用紙種類を914の設定や変更をするには、印刷装置102の給紙部114に収容可能な用紙種類、例えば、「普通紙」や厚紙、コート紙や「再生紙」といった用紙種類を当該画面から設定する。なお、用紙種類の選択は、用紙種類914の表示部のGUIを選択することで、用紙種類の候補をリスト表示しても良いし、また、別画面のポップアップ画面による候補の表示でも良く、用紙種類を表示および選択が可能であればその方法は限定しない。
さらに、前述の用紙サイズ913で設定される用紙サイズや、後述の給紙部順序構成915で設定される既存の給紙部114それぞれの収容可能用紙サイズと排他制御を行ってもよい。給紙部順序構成915の設定や変更をするには、任意の既存の給紙部114、つまり、給紙部902乃至給紙部906から一つ以上の所望の給紙部114を設定する。
ここで設定された給紙部114が一つの給紙部としてグルーピングされ、そのグループ内での給紙部切替制御の対象となり、指定した順に給紙部切替制御を行う。なお、給紙部114の選択は、給紙部順序構成915の表示部のGUIを選択することで、給紙部114の候補をリスト表示してもよい。
また、別画面のポップアップ画面による候補の表示でも良く、既存の給紙部114を表示および選択が可能であればその方法は限定しない。さらに、前述の用紙サイズ913で設定される用紙サイズや、前述の用紙種類914で設定される用紙種類と排他制御を行ってもよい。給紙部使用率916の設定や変更をするには、任意の使用率を入力する。
既存の給紙部114それぞれの用紙収容枚数能力を100%としたときに、それぞれの給紙部114にて、ここで設定した給紙部の使用率に達するまで印刷用紙を使用し、その後、当該グループ内での給紙部切替制御を行う。例えば、仮想給紙部の対象となる既存給紙部それぞれの用紙収容最大枚数が2000枚の場合、給紙部使用率916を90%と設定すると、それぞれの既存給紙部からは1800枚を使用する。
逆に、残り10%、つまり200枚はその給紙部に残した上で、グループ内の別の給紙部に切り替わる。なお、本実施形態では、当該設定項目を給紙部使用率としたが、使用する用紙枚数の量が設定できれば使用率に限定せず、例えば使用実枚数など、他の表現であってもかまわない。さらに、本実施形態では、当該設定項目を給紙部使用率としたが、逆に、給紙部残量指定のように、それぞれの給紙部114に残す用紙の割合や実枚数を設定できるようにしてもよい。
次に、仮想給紙部番号912、用紙サイズ913、用紙種類914、給紙部順序構成915、給紙部使用率916、これらの仮想給紙部設定を保存して戻るにはOKボタン917を選択する。その後、グルーピング設定部116はグルーピング設定記憶部117に設定値を保存し、給紙部設定画面901に戻る。
一方、仮想給紙部番号912、用紙サイズ913、用紙種類914、給紙部順序構成915、給紙部使用率916、これらの仮想給紙部設定を保存せずに戻るにはキャンセルボタン918を選択する。その後、グルーピング設定部116はグルーピング設定記憶部117に設定値を保存せずに、給紙部設定画面901に戻る。
さらに一方、当該仮想給紙部として定義した給紙部114自体の登録を削除するには削除ボタン919を選択する。その後、グルーピング設定部116はグルーピング設定記憶部117から当該給紙部114の設定値を消去し、仮想給紙部としての当該給紙部114自体を削除し、給紙部設定画面901に戻る。
最後に、給紙部設定画面901を終了するにはOKボタン910を選択することにより、グルーピング設定部116は給紙部設定画面901の表示を終了する。
図10は、本実施形態を示す印刷装置が備える複数の給紙部で構成されるグルーピング制御の説明図である。
まず、本例では、給紙部201と給紙部202は仮想給紙部番号6としてグルーピングされている。また、給紙部使用率516として例えば90%が設定されている。さらに、給紙部順序構成915として給紙順を定められており、例えば給紙部201、給紙部202の順に給紙するよう指定されている。
仮想給紙部番号6の制御1001が示すように、給紙部指定の印刷ジョブとして当該仮想給紙部が指定された場合、かつ、どちらかの用紙使用率が90%に達した場合、給紙部201、給紙部202の順に給紙部を切り替えて印刷を継続する。
つまり、印刷ジョブ処理部111は、給紙部507を指定の印刷ジョブの場合で、給紙部201の用紙使用率が90%に達した場合は給紙部202に給紙部を切り替えて印刷を継続する。一方、あくまでも仮想給紙部を指定の場合のみの制御のため、印刷ジョブ処理部111は、給紙部201や給紙部202といった既存の給紙部指定の印刷ジョブの場合には、用紙切れ等が起きた際に給紙部を切り替えての印刷は行わない。
次に、本説明図では、給紙部203と給紙部204と給紙部205は仮想給紙部番号7としてグルーピングされている。また、給紙部使用率516として例えば90%が設定されている。さらに、給紙部順序構成915として給紙順を定められており、例えば給紙部205、給紙部204、給紙部203の順に給紙するよう指定されている。
仮想給紙部番号7の制御1002が示すように、給紙部指定の印刷ジョブとして当該仮想給紙部が指定された場合、かつ、給紙中の給紙部114の用紙使用率が90%に達した場合、給紙部205乃至給紙部203の順に切り替え印刷を継続する。
つまり、印刷ジョブ処理部111は、給紙部908を指定の印刷ジョブの場合で、給紙部205の用紙使用率が90%に達した場合は給紙部204に給紙部を切り替えて印刷を継続する。また、給紙部204の用紙使用率が90%に達した場合は給紙部203に給紙部を切り替えて印刷を継続する。一方、あくまでも仮想給紙部を指定の場合のみの制御のため、印刷ジョブ処理部111は、給紙部203乃至給紙部205といった既存の給紙部指定の印刷ジョブの場合には、用紙切れ等が起きた際に給紙部を切り替えての印刷は行わない。
このように、給紙部指定の印刷ジョブの場合に、一方では、常に指定された給紙部からのみ用紙を給紙させて印刷する制御を有効にし、指定していない給紙部からの印刷を防止する。また、一方では、指定した順序で印刷用紙の給紙を行い、可能な限り用紙切れを起こさずに継続的に大量の印刷ジョブを印刷し、印刷装置において印刷成果物の生産性を向上することができる。また、これらをより汎用的で標準的な手法を用いて同時に満たすことができる。さらに、各々の給紙部114に印刷用紙を結果的に残すことで、仮想給紙部のグループ内での給紙部切替制御によって使用頻度の影響で用紙切れになりがちな給紙部114を給紙部指定の印刷ジョブで使用する場合であっても、用紙切れを起こしにくくできる。
図11は、本実施形態の印刷システムの制御方法を説明するフローチャートである。本例は、給紙部設定の動作例である。なお、各ステップは、印刷装置102の記憶部109に格納されたプログラムに従って、グルーピング設定部116が実行することによって実現される。
まず、印刷装置102の操作部113において給紙部設定画面901が呼び出されると、グルーピング設定部116は動作を開始する。
次に、グルーピング設定部116は、給紙部設定画面901から既に定義された仮想給紙部としての給紙部114を選択、または、新規追加ボタン909が押下されたことを検知する(S1101)。
次に、グルーピング設定部116は、その給紙部114または新規追加用の仮想給紙部設定画面911を表示する(S1102)。
次に、グルーピング設定部116は、仮想給紙部番号912の新規設定または変更が指示された場合、設定入力された給紙部114を特定するユニークな情報としての番号を保持する(S1103)。
次に、グルーピング設定部116は、用紙サイズ913の新規設定または変更が指示された場合、その給紙部114に収容可能な用紙サイズの候補を表示し、選択された用紙サイズを保持する(S1104)。
次に、グルーピング設定部116は、用紙種類914の新規設定または変更が指示された場合、その給紙部114に収容可能な用紙種類の候補を表示し、選択された用紙種類を保持する(S1105)。
次に、グルーピング設定部116は、給紙部順序構成915の新規設定または変更が指示された場合、グルーピングの候補となる既存の給紙部114を表示し、選択された順序で給紙部を保持する(S1106)。
次に、グルーピング設定部116は、給紙部順序構成915の給紙部選択が終了しているか判断する(S1107)。
もし、S1107に該当する場合、グルーピング設定部116は、給紙部使用率916の新規設定または変更が指示された場合、入力された各給紙部114の用紙使用量を定める割合値を保持する(S1108)。一方、S1107に該当しないとグルーピング設定部116が判断した場合、給紙部構成915での給紙部選択を継続するために、S1106に移行する。
次に、グルーピング設定部116は、仮想給紙部設定画面911の終了指示(OKボタン押下)を待つ(S1109)。
もし、S1109に該当する場合、つまり、仮想給紙部設定画面911のOKボタン917が選択された場合、グルーピング設定部116は、各設定値をグルーピング設定記憶部117に保存する(S1110)。そして、給紙部設定画面901に戻る。一方、S1109に該当しない場合、つまり、仮想給紙部設定画面911のキャンセルボタン918が選択されたとグルーピング設定部116が判断した場合、今回の各設定値はグルーピング設定記憶部117に保存せずに給紙部設定画面901に戻る。
または一方、S1109に該当しない場合、つまり、仮想給紙部設定画面911の削除ボタン919が選択された場合、グルーピング設定部116は、グルーピング設定記憶部117から当該給紙部114の設定値を消去する。そして、仮想給紙部としての当該給紙部114自体を削除して給紙部設定画面901に戻る。そして、S1111へ移行する。
次に、グルーピング設定部116は、給紙部設定画面901の終了指示を待つ(S1111)。
最後に、もし、S1111に該当する場合、つまり、給紙部設定画面901のOKボタン910が選択された場合、グルーピング設定部116は、給紙部設定画面901を閉じて給紙部設定の動作を終了する。一方、S1111に該当しない場合、S1101に移行し、再び給紙部114が選択されるか、または、新規追加ボタン909が押下されるのを待つ。
図12は、本実施形態を示す印刷システムの制御方法を説明するフローチャートである。なお、フローチャートは、印刷装置102の記憶部109に格納されたプログラムに従って、印刷ジョブ処理部111が実行することによって実現される。
まず、印刷ジョブ処理部111は、印刷ジョブを受領し、印刷システムの処理を開始する(S1201)。また、印刷ジョブ処理部111は、受け取った印刷ジョブを、記憶部109に一時的にスプールする。なお、印刷ジョブとは、例えば、ホストコンピュータ101から送られるプリントジョブ、印刷装置102で実行されるコピージョブや保存データジョブ、外部機器より電話回線等を通じて送られるFAXジョブである。
次に、印刷ジョブ処理部111は、受領した印刷ジョブを解析し、その印刷ジョブの属性に給紙部指定が含まれるか判定する(S1202)。
もし、S1202に該当する場合、印刷ジョブ処理部111は、その給紙部指定が仮想給紙部としての給紙部114を指定しているか判定する(S1203)。一方、S1202に該当しない場合、S1206に移行する。
もし、S1203に該当する場合、印刷ジョブ処理部111は、グルーピング設定記憶部117から給紙部情報としてグルーピング設定情報を取得する(S1204)。一方、S1203に該当しないと判断した場合、S1206に移行する。
もし、S1202またはS1203に該当しない場合、印刷ジョブ処理部111は、複数の給紙部114を用いたグルーピング制御は実行せず、指定された給紙部からのみ用紙を給紙し続けることにより、通常通りの印刷を実行する(S1206)。そして、印刷動作を終了する。
最後に、印刷ジョブ処理部111は、グルーピング設定部116で設定した給紙部情報に従い、複数の給紙部114を用いたグルーピング制御による印刷処理を実行し(S1205)、印刷動作を終了する。なお、このグルーピング制御では、給紙部順序構成915で定めた順序で給紙部114を切り換えて印刷処理を行う。
最後に、本実施形態によって、印刷システムは、仮想給紙部設定において給紙部構成を設定する際に給紙部順序を指定し、仮想給紙部指定の印刷ジョブの場合には、その順序に従って給紙部切替制御を行うことを可能にした。よって、第一の実施形態の効果に加え、操作者の都合や事情、希望や意図などに応じてグルーピングされた複数の給紙部間の給紙制御順序を自由に定められることを可能にした。
〔第3実施形態〕
続いて、図13を参照しながら本発明の第3実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態には、第1実施形態との差異のみを記載する場合があり、かつ、重複する説明に関しては割愛する場合がある。
さて、第1実施形態では、可能な限り用紙切れを起こさずに大量の印刷ジョブを印刷するというニーズと、常に指定された給紙部からのみ用紙を給紙させて印刷するというニーズの双方を、優劣なく同等の優先順位で可能にした。一方、大量の印刷ジョブの印刷中、特に、グルーピングによる複数の給紙部の組み合わせて印刷処理を行う場合、印刷成果物の生産性を高めるために、より用紙切れを起こさずに継続印刷できることが好ましい。
そこで、本実施形態では、第1実施形態に加え、仮想給紙部の設定が有効である間は、その仮想給紙部を指定する印刷ジョブ以外の全ての印刷ジョブで、その仮想給紙部でグルーピングしている給紙部を使用することを禁止するモードを設け、その制御を行う。
図13は、本実施形態を示す印刷装置が備え給紙部のグルーピング設定を行う仮想給紙部設定画面とその確認を行う給紙部設定画面の説明図である。
図13では、複数の給紙部114に関して、既存の給紙部の設定の確認と、仮想給紙部のグルーピング設定やその確認を行う給紙部設定画面1301は、グルーピング設定部116によって、印刷装置102の操作部113を介してGUIを用いて表示される。なお、本説明図では一例として、既に仮想給紙部として複数の給紙部114を用いたグルーピング設定がいくつか施されている状態を示している。
次に、既存の給紙部114は合計で5つあり、当該給紙部設定画面1301によると、給紙部1302には、用紙サイズは「A3」、用紙種類は「再生紙」の印刷用紙が収容されている。同様に、給紙部1303にも、用紙サイズは「A3」、用紙種類は「再生紙」の印刷用紙が収容されている。給紙部1304には、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」の印刷用紙が収容されている。同様に、給紙部305にも、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」の印刷用紙が収容されている。同様に、給紙部1306にも、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」の印刷用紙が収容されている。
次に、仮想給紙部としての給紙部114は合計で2つ登録されており、当該給紙部設定画面1301によると、給紙部1307には、用紙サイズは「A3」、用紙種類は「再生紙」が収容されている。また、給紙部1307の給紙部構成、つまり、グルーピングされている既存の給紙部114は、給紙部1302と給紙部1303である。
よって、給紙部1307として給紙制御をする際は、これら給紙部1302と給紙部21303を切り替えて動作する。給紙部1308には、用紙サイズは「A4」、用紙種類は「普通紙」が収容されている。また、給紙部1308の給紙部構成、つまり、グルーピングされている既存の給紙部114は、給紙部1304乃至給紙部1306である。よって、給紙部1308として給紙制御をする際は、これら給紙部1304乃至給紙部1306を切り替えて動作する。
次に、新規追加ボタン1309は、仮想給紙部としての給紙部114を新規に定義する場合に押下することで、後述する仮想給紙部設定画面1311にて、仮想給紙部の新規追加が可能である。
さて、グルーピング設定部116は、仮想給紙部である給紙部1307や給紙部1308を示すGUIが操作部113のタッチパネルを介して選択されると、仮想給紙部情報の確認やその設定を変更する仮想給紙部設定画面1311を表示する。また、操作部113のタッチパネルを介して先述した新規追加ボタン1309のGUIを押下することにより、仮想給紙部としての給紙部114の新規追加が可能である。なお、本説明図では一例として、仮想給紙部としての給紙部1308の給紙部情報を表示し、変更できる状態を示している。
もちろん、新規追加ボタン1309の押下により、新たな仮想給紙部番号や仮想給紙部の属性を与えられた給紙部114を新規に追加できる。
次に、仮想給紙部設定には、仮想給紙部番号1312、用紙サイズ1313、用紙種類1314、給紙部構成1315、給紙部使用率1316、グルーピング優先1320が存在する。前述の説明を含め、現在、仮想給紙部番号1312は7、用紙サイズ1313は「A4」、用紙種類1314は「普通紙」の印刷用紙が収容されており、給紙部構成1315は3乃至5、給紙部使用率1316は90%が設定されている。仮想給紙部番号1312の設定や変更をするには、任意の番号を入力する。
ただし、既存の給紙部114にあらかじめ付与されている給紙部番号や、既に他に仮想給紙部として定義されている給紙部114の仮想給紙部番号を重複して設定することはできない。例えば、既存の給紙部114にあらかじめ付与されている給紙部番号である1乃至5、既に他に仮想給紙部として定義されている給紙部114の仮想給紙部番号である6以外の番号、つまり、7以降の番号を設定可能である。
なお、本実施形態では、当該設定項目を仮想給紙部番号としたが、給紙部114を特定するユニークな情報であれば番号に限定せず、例えば文字列を用いた名称やその他の表現であってもかまわない。用紙サイズ1313の設定や変更をするには、印刷装置102の給紙部114に収容可能な用紙サイズ、例えば、「A4」や「A3」、レターやレジャーといった用紙サイズを当該画面から設定する。なお、用紙サイズの選択は、用紙サイズ1313の表示部のGUIを選択することで、用紙サイズの候補をリスト表示しても良いし、また、別画面のポップアップ画面による候補の表示でも良く、用紙サイズを表示および選択が可能であればその方法は限定しない。
さらに、後述する用紙種類1314で設定される用紙種類や、給紙部構成1315で設定される既存の給紙部114それぞれの収容可能用紙サイズと排他制御を行ってもよい。用紙種類を1314の設定や変更をするには、印刷装置102の給紙部114に収容可能な用紙種類、例えば、「普通紙」や厚紙、コート紙や「再生紙」といった用紙種類を当該画面から設定する。
なお、用紙種類の選択は、用紙種類1314の表示部のGUIを選択することで、用紙種類の候補をリスト表示しても良いし、また、別画面のポップアップ画面による候補の表示でも良く、用紙種類を表示および選択が可能であればその方法は限定しない。さらに、前述の用紙サイズ1313で設定される用紙サイズや、後述の給紙部構成1315で設定される既存の給紙部114それぞれの収容可能用紙サイズと排他制御を行ってもよい。
給紙部構成1315の設定や変更をするには、任意の既存の給紙部114、つまり、給紙部1302乃至給紙部1306から一つ以上の所望の給紙部114を設定する。ここで設定された給紙部114が一つの給紙部としてグルーピングされ、そのグループ内での給紙部切替制御の対象となる。
なお、給紙部114の選択は、給紙部構成1315の表示部のGUIを選択することで、給紙部114の候補をリスト表示してもよい。また、別画面のポップアップ画面による候補の表示でも良く、既存の給紙部114を表示および選択が可能であればその方法は限定しない。
さらに、前述の用紙サイズ1313で設定される用紙サイズや、前述の用紙種類1314で設定される用紙種類と排他制御を行ってもよい。給紙部使用率1316の設定や変更をするには、任意の使用率を入力する。
既存の給紙部114それぞれの用紙収容枚数能力を100%としたときに、それぞれの給紙部114にて、ここで設定した給紙部の使用率に達するまで印刷用紙を使用し、その後、当該グループ内での給紙部切替制御を行う。
例えば、仮想給紙部の対象となる既存給紙部それぞれの用紙収容最大枚数が2000枚の場合、給紙部使用率1316を90%と設定すると、それぞれの既存給紙部からは1800枚を使用する。そして、残り10%、つまり200枚はその給紙部に残した上で、グループ内の別の給紙部に切り替わる。なお、本実施形態では、当該設定項目を給紙部使用率としたが、使用する用紙枚数の量が設定できれば使用率に限定せず、例えば使用実枚数など、他の表現であってもかまわない。
さらに、本実施形態では、当該設定項目を給紙部使用率としたが、逆に、給紙部残量指定のように、それぞれの給紙部114に残す用紙の割合や実枚数を設定できるようにしてもよい。グルーピング優先1320の設定や変更をするには、ONまたはOFFを選択する。なお、グルーピング優先の選択は、グルーピング優先1320の表示部のGUIを選択することで、グルーピング優先の設定候補をリスト表示しても良い。また、別画面のポップアップ画面による設定候補の表示でも良く、グルーピング優先の設定選択肢を表示および選択が可能であればその方法は限定しない。
このグルーピング優先1320でONを選択すると、グルーピング設定部116で生成された仮想的な給紙部114が存在し続ける間、仮想給紙部を構成する各々の給紙部114は当該仮想給紙部を給紙部指定する印刷ジョブ以外の印刷ジョブでの使用を禁止される。
つまり、給紙部指定の印刷ジョブのうち、仮想給紙部を指定する印刷ジョブが優先される。また、このグルーピング優先1320にてOFFを選択すると、印刷ジョブに応じた給紙部114の使用に関する優先順位は設けない。さらに、本実施形態では、グルーピング優先1320がONの場合、仮想給紙部で使用する給紙部114を優先させる期間を、その仮想給紙部が存在し続ける間とした。しかしながら、これを、その仮想給紙部が印刷ジョブにより指定され印刷ジョブ処理部111で処理中の間に限定しても良い。
次に、仮想給紙部番号1312、用紙サイズ1313、用紙種類1314、給紙部構成1315、給紙部使用率1316、グルーピング優先1320、これらの仮想給紙部設定を保存して戻るにはOKボタン1317を選択する。その後、グルーピング設定部116はグルーピング設定記憶部117に設定値を保存し、給紙部設定画面1301に戻る。
一方、仮想給紙部番号1312、用紙サイズ1313、用紙種類1314、給紙部構成1315、給紙部使用率1316、グルーピング優先1320、これらの仮想給紙部設定を保存せずに戻るにはキャンセルボタン1318を選択する。その後、グルーピング設定部116はグルーピング設定記憶部117に設定値を保存せずに、給紙部設定画面1301に戻る。
さらに一方、当該仮想給紙部として定義した給紙部114自体の登録を削除するには削除ボタン1319を選択する。その後、グルーピング設定部116はグルーピング設定記憶部117から当該給紙部114の設定値を消去し、仮想給紙部としての当該給紙部114自体を削除し、給紙部設定画面1301に戻る。
最後に、給紙部設定画面1301を終了するにはOKボタン1310を選択することにより、グルーピング設定部116は給紙部設定画面1301の表示を終了する。
図14は、本実施形態を示す印刷システムの制御方法を説明するフローチャートである。本例は、印刷システムにおける給紙部設定例である。なお、各ステップは、印刷装置102の記憶部109に格納されたプログラムに従って、グルーピング設定部116が実行することによって実現される。
まず、印刷装置102の操作部113において給紙部設定画面1301が呼び出されると、グルーピング設定部116は動作を開始する。
次に、グルーピング設定部116は、給紙部設定画面1301から既に定義された仮想給紙部としての給紙部114を選択、または、新規追加ボタン1309が押下されたことを検知する(S1401)。
次に、グルーピング設定部116は、その給紙部114または新規追加用の仮想給紙部設定画面1311を表示する(S1402)。
次に、グルーピング設定部116は、仮想給紙部番号1312の新規設定または変更が指示された場合、設定入力された給紙部114を特定するユニークな情報としての番号を保持する(S1403)。
次に、グルーピング設定部116は、用紙サイズ1313の新規設定または変更が指示された場合、その給紙部114に収容可能な用紙サイズの候補を表示し、選択された用紙サイズを保持する(S1404)。
次に、グルーピング設定部116は、用紙種類1314の新規設定または変更が指示された場合、その給紙部114に収容可能な用紙種類の候補を表示し、選択された用紙種類を保持する(S1405)。
次に、グルーピング設定部116は、給紙部構成1315の新規設定または変更が指示された場合、グルーピングの候補となる既存の給紙部114を表示し、選択された給紙部を保持する(S1406)。
次に、グルーピング設定部116は、給紙部構成1315の給紙部選択が終了しているか判断する(S1407)。
もし、S1407に該当する場合、グルーピング設定部116は、給紙部使用率1316の新規設定または変更が指示された場合、入力された各給紙部114の用紙使用量を定める割合値を保持する(S1408)。一方、S1407に該当しない場合、給紙部構成1315での給紙部選択を継続するために、S1406に移行する。
次に、グルーピング設定部116は、グルーピング優先1320の新規設定または変更が指示された場合、ONまたはOFFを候補として表示し、選択されたグルーピンング優先の有無を保持する(S1412)。
次に、グルーピング設定部116は、仮想給紙部設定画面1311の終了指示を待つ(S1409)。
もし、S1409に該当する場合、つまり、仮想給紙部設定画面1311のOKボタン1317が選択された場合、グルーピング設定部116は、各設定値をグルーピング設定記憶部117に保存する(S1410)。
そして、給紙部設定画面1301に戻る。一方、S1409に該当しない場合、つまり、仮想給紙部設定画面1311のキャンセルボタン1318が選択された場合、グルーピング設定部116は、今回の各設定値はグルーピング設定記憶部117に保存せずに給紙部設定画面1301に戻る。
または一方、S1409に該当しない場合、つまり、仮想給紙部設定画面1311の削除ボタン1319が選択された場合、グルーピング設定部116は、グルーピング設定記憶部117から当該給紙部114の設定値を消去する。そして、仮想給紙部としての当該給紙部114自体を削除して給紙部設定画面1301に戻る。そして、S1411へ移行する。
次に、グルーピング設定部116は、給紙部設定画面1301の終了指示を待つ(S1411)。
最後に、もし、S1411に該当する場合、つまり、給紙部設定画面1301のOKボタン1310が選択された場合、グルーピング設定部116は、給紙部設定画面1301を閉じて給紙部設定の動作を終了する。一方、S1411に該当しない場合、S1401に移行し、再び給紙部114が選択されるか、または、新規追加ボタン1309が押下されるのを待つ。
図15は、本実施形態を示す印刷システムの制御方法を説明するフローチャートである。本例は、印刷システムにおける印刷動作例である。なお、各ステップは、印刷装置102の記憶部109に格納されたプログラムに従って、印刷ジョブ処理部111が実行することによって実現される。
まず、印刷ジョブ処理部111は、印刷ジョブを受領し、印刷システムの処理を開始する(S1501)。また、印刷ジョブ処理部111は、受け取った印刷ジョブを、記憶部109に一時的にスプールする。なお、印刷ジョブとは、例えば、ホストコンピュータ101から送られるプリントジョブ、印刷装置102で実行されるコピージョブや保存データジョブ、外部機器より電話回線等を通じて送られるFAXジョブである。
次に、印刷ジョブ処理部111は、受領した印刷ジョブを解析し、その印刷ジョブの属性に給紙部指定が含まれるか判定する(S1502)。
もし、S1502に該当する場合、印刷ジョブ処理部111は、その給紙部指定が仮想給紙部としての給紙部114を指定しているか判定する(S1503)。一方、S1502に該当しない場合、S1507に移行する。
もし、S1503に該当する場合、印刷ジョブ処理部111は、グルーピング設定記憶部117から給紙部情報としてグルーピング設定情報を取得する(S1504)。一方、S1502に該当しない場合、S1507に移行する。
もし、S1502またはS1503に該当しない場合、印刷ジョブ処理部111は、仮想給紙部としての給紙部114が当該印刷装置102に存在し、当該印刷ジョブで使用する給紙部114と重複するか判定する(1507)。
もしS1507に該当する場合、印刷ジョブ処理部111は、その印刷ジョブの印刷処理を中断して待機し(S1508)、その後、S1507に移行する。つまり、仮想給紙部の設定が有効な間、仮想給紙部として使用する給紙部114を優先し、それ以外の印刷ジョブで対象の給紙部114を使用することを禁止する。一方、S1507に該当しない場合、複数の給紙部114を用いたグルーピング制御は実行せず、指定された給紙部からのみ用紙を給紙し続けることにより、通常通りの印刷を実行し(S1506)、印刷動作を終了する。
最後に、印刷ジョブ処理部111は、グルーピング設定部116で設定した給紙部情報に従い、複数の給紙部114を用いたグルーピング制御による印刷処理を実行し(S1505)、印刷動作を終了する。
最後に、本実施形態によって、印刷システムは、仮想給紙部の設定が有効である間は、その仮想給紙部を指定する印刷ジョブ以外の全ての印刷ジョブで、グルーピングしている給紙部を使用することを禁止するモードを設け、その制御を行うことを可能にした。よって、第1実施形態の効果に加え、常に指定された給紙部からのみ用紙を給紙させて印刷するというニーズを維持しつつ、第1実施形態にも増して、さらに生産性よく用紙切れを起こさずに大量の印刷ジョブを印刷するというニーズを満たすことを可能にした。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
101 ホストコンピュータ
102 印刷装置
113 操作部
116 グルーピング設定部
117 グルーピング設定記憶部

Claims (9)

  1. 少なくとも第1の給紙部と第2の給紙部を備え、前記第1の給紙部または前記第2の給紙部から給送される用紙に画像を印刷する印刷ジョブを実行可能な印刷装置であって、
    前記第1の給紙部と前記第2の給紙部を1つのグループとして設定する設定手段と、
    前記印刷ジョブの用紙の給送元として、前記グループ、第1の給紙部、前記第2の給紙部のいずれの指定を受けたかを判定する判定手段と、
    前記印刷ジョブにおいて前記グループが指定されたと判定した場合は、前記第1の給紙部及び前記第2の給紙部のうち一方の給紙部から用紙を給送し、用紙不足が発生した場合は他方の給紙部に切り替えて用紙の給送を継続するよう制御し、前記印刷ジョブにおいて前記第1の給紙部または前記第2の給紙部が指定されたと判定した場合は、指定された給紙部から用紙を給送し、用紙不足が発生したとしても他の給紙部への切り替えは行わないよう制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷ジョブにおいて前記グループが指定された場合、前記制御手段は、給紙部の用紙残量が予め定められた量になったときに、用紙不足が発生したと判断することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷ジョブにおいて前記グループが指定された場合、前記制御手段は、前記第1の給紙部及び前記第2の給紙部のうち先に使用する給紙部を、予め設定されている順序に従って選択することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 操作画面を表示する表示手段を更に備え、
    前記設定手段は、前記操作画面を介したユーザからの指示に基づいて前記設定を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷ジョブは、ホストコンピュータから送信されたジョブであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記印刷ジョブは、コピージョブであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記設定手段は、前記グループ、第1の給紙部、及び前記第2の給紙部を給紙元として並列的に設定可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 少なくとも第1の給紙部と第2の給紙部を備え、前記第1の給紙部または前記第2の給紙部から給送される用紙に画像を印刷する印刷ジョブを実行可能な印刷装置の制御方法であって、
    前記第1の給紙部と前記第2の給紙部を1つのグループとして設定する設定工程と、
    前記印刷ジョブの用紙の給送元として、前記グループ、第1の給紙部、前記第2の給紙部のいずれの指定を受けたかを判定する判定工程と、
    前記印刷ジョブにおいて前記グループが指定されたと判定した場合は、前記第1の給紙部及び前記第2の給紙部のうち一方の給紙部から用紙を給送し、用紙不足が発生した場合は他方の給紙部に切り替えて用紙の給送を継続するよう制御し、前記印刷ジョブにおいて前記第1の給紙部または前記第2の給紙部が指定されたと判定した場合は、指定された給紙部から用紙を給送し、用紙不足が発生したとしても他の給紙部への切り替えは行わないよう制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  9. 請求項8に記載の印刷装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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