JP6188478B2 - 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来から、印刷装置には、印刷ジョブに対して様々な処理を施す機能が備わっており、その一つにジョブをキャンセルする機能、およびその技術が知られている(例えば、特許文献1や特許文献2を参照)。これは、印刷装置の操作者であるオペレータにより意図的に実施される場合と、印刷装置内で起きうる何らかのエラーが原因で自動的に印刷ジョブのキャンセルが実施される場合とに大別される。いずれの場合も、印刷装置内で正当なキャンセルという扱いで、印刷ジョブとしては正常な終了状態となり、後続に別の印刷ジョブが続く場合は、次の印刷ジョブへ印刷処理が移行する。
さて、印刷装置の使われ方の一つとして、オペレータが複数の印刷ジョブを組み合わせて印刷を実行し、それらの印刷出力物を合わせて一つの印刷成果物を得る方法がある。この場合、印刷装置は必ずオペレータに指示された印刷ジョブの順序通りに、それらの印刷処理と出力を完遂することが必須である。
特開2008−188775号公報 特開210−277311号公報
しかしながら、複数の印刷ジョブを実行する過程で、ある印刷ジョブが何らかのエラーによりキャンセルされ自動的に後続の印刷ジョブに移行すると、結果的に、後続の印刷ジョブがキャンセルされた印刷ジョブを追い越す場合がある。つまり、印刷装置内で、オペレータに指示された順序通りに印刷ジョブの処理が行われないと、印刷出力物がオペレータの望む印刷順序ではなくなり、印刷成果物として成り立たない。このような印刷結果は、特に、印刷成果物を商品とし、または印刷発注先への納品物とする商業印刷の分野では致命的な問題となりうるため、従来技術を用いることはできない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、実行すべき順序が指定されたジョブが停止した場合でも、後続するジョブに対してユーザが意図する特定の処理を実行できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の印刷装置は以下に示す構成を備える。
第1の印刷ジョブと前記第1の印刷ジョブに続く第2の印刷ジョブを順番に実行することが可能な印刷装置において印刷ジョブを停止するイベントによって停止された当該印刷ジョブに続く印刷ジョブキャンセルされることになる第1の指示を受け付ける第1の受け付け手段と、印刷ジョブを停止するイベントによって停止された当該印刷ジョブに続く印刷ジョブ当該停止された印刷ジョブの完了を待たずに実行されることになる第2の指示を受け付ける第2受け付け手段と、前記第1の印刷ジョブ実行の際印刷ジョブを停止するイベントが発生して当該第1の印刷ジョブが停止されたことにしたがって、前記受け付けた第1の指示に基づいて、当該停止された前記第1の印刷ジョブに続く前記第2の印刷ジョブを実行することなくキャンセル、前記受け付けた第2の指示に基づいて、当該停止された前記第1の印刷ジョブに続く前記第2の印刷ジョブを、当該第1の印刷ジョブの完了を待たずに実行する御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、実行すべき順序が指定されたジョブが停止した場合でも、後続するジョブに対してユーザが意図する特定の処理を実行できる。
印刷システムの構成を説明するブロック図である。 図1に示した印刷装置の構成を説明する図である。 印刷装置内で管理される印刷ジョブ管理テーブルの説明図である。 印刷装置内で管理される印刷ジョブ管理テーブルの説明図である。 印刷装置内で管理される印刷ジョブ管理テーブルの説明図である。 図1に示した操作部の構成を説明する平面図である。 本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 図1に示した操作部の構成を説明する平面図である。 図1に示した操作部の構成を説明する平面図である。 本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す印刷装置を含む印刷システムの構成を説明するブロック図である。なお、本発明にかかる印刷処理等の機能が実行されるものであれば、それが単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても構わない。あるいは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続され処理が行われるシステムであってもよい。すなわち、以下の実施形態で説明する各種端末が接続されたシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
まず、印刷システムは、クライアントコンピュータ101と、印刷装置102、ネットワーク103とで構成される。
次に、クライアントコンピュータ101は、プリンタドライバ104がインストールされた装置であり、ネットワークI/F105を介してネットワーク103に接続される。本実施形態では、クライアントコンピュータ101をPC(Personal Computer)として説明する。プリンタドライバ104は、クライアントコンピュータ101を制御するOS(Operating System)上で動作するソフトウェアである。
また、アプリケーションからの印刷指示によって印刷データをPDL(Page Description Language:ページ記述言語)で表現し、印刷ジョブとして、それを印刷装置102に送信する。ネットワークI/F105は、ネットワーク103を介して外部機器と接続および通信するものであり、ネットワーク103上での通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)方式を用いたインターネット通信や印刷装置102との間でデータ送受信等が可能である。
なお、PCには、一般的に、例えばCPU(Central Processing Unit)やHDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)や各種入出力機器を含む。しかし、これらは汎用的なものであるため、本実施形態では説明を割愛する。
次に、印刷装置102は、ネットワークI/F106、CPU107、RAM108、記憶部109、読取部110、印刷ジョブ処理部111、画像形成部112、操作部113を備える。さらに、印刷装置102は、給紙手段として、シートを給紙する給紙部114、また、排紙手段としてシートに画像が形成された処理済みのシートを排紙する排紙部115を有する装置である。
また、それらはシステムバス116で接続される。なお、本実施形態では印刷装置102を、コピーやプリンター、FAX(Facsimile)等を兼ね備えたMFP(MultiFunction Peripheral)として説明する。ネットワークI/F106は、ネットワーク103を介して外部機器と接続および通信するものであり、ネットワーク上での通信制御処理を実行する。
例えば、TCP/IP方式を用いたインターネット通信やクライアントコンピュータ101との間でデータ送受信等が可能である。CPU107は、印刷装置102の記憶部109に記憶され、RAM108にロードされる各種プログラムによって、様々な演算処理や情報処理、機器制御などを行う。RAM108は、CPU107から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU107のワークエリアとして、また、その他一時的なデータ記憶に使用される。
記憶部109は、クライアントコンピュータ101から受け取った印刷ジョブを一時的または恒久的に記憶する役割を担い、本実施形態ではHDDを例として説明する。読取部110は、紙原稿を光学方式で読み取るもので、本実施形態ではスキャナとして説明する。スキャナは原稿照明ランプと走査ミラーとを有し、原稿台ガラス上に置かれた原稿を光走査するものである。原稿からの反射光は走査ミラーと反射ミラーによりレンズに導かれ、レンズを通過した光信号は固体撮像素子に導かれる。光信号は固体撮像素子で電気信号に変換され、画像信号として認識される。
なお、固体撮像素子とは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)方式やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)方式のイメージセンサーを指す。印刷ジョブ処理部111は、コピーやPDL、FAX等の印刷ジョブを処理して印刷画像データを生成し、後述する画像形成部112に転送する。
なお、ページ記述言語とは、PS(Post Script)やPCL(Printer Control Language)に代表される、ページプリンターを制御するための命令を記述するための言語を指す。印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブを受領すると、その印刷属性に従って印刷ジョブに画像処理を施しページ毎にラスターデータ化して印刷画像データとする。
画像形成部112は、印刷ジョブ処理部111から送られた印刷画像データであるラスターデータを印刷する装置であり、本実施形態ではプリンタエンジンとして説明する。画像形成部112は、印刷ジョブ処理部111がRIP(Raster Image Processor)処理で生成したラスターデータを、印刷用紙に画像形成して印刷成果物とする。なお、本実施形態では画像形成には電子写真方式によりトナーを用いるが、例えばトナーではなくインクを用いるなど、他の手段であっても構わない。
操作部113は、印刷装置102の操作や設定等を行うためのユーザインタフェースであり、本実施形態ではLCD(Liquid Crystal Display)タッチパネル方式を用いた装置として説明する。給紙部114は、印刷装置102で使用する印刷用紙を収納するもので、カセットやデッキなどと呼ばれ、それらを複数有するのが一般的である。
複数の給紙部201〜204うち、どの給紙部から印刷用紙を給紙するかは印刷ジョブの用紙属性や印刷装置102の設定や状態によって異なり、それは印刷ジョブ処理部111で決定され、給紙された印刷用紙は最終的に画像形成部112にて印刷成果物となる。排紙部115は、画像形成部112で生成された印刷成果物を印刷装置102の機外へと排紙するもので、本実施形態ではフィニッシャーとして説明する。一般的に、フィニッシャーやスタッカーに代表される排紙部115は、いくつかの積載用トレイ等の排紙先を有しており、印刷ジョブの属性に応じて印刷ジョブ処理部111によってその排紙先が決まり、指示および排紙制御がされる。
次に、ネットワーク103は、インターネットやLANに代表されるグローバルまたはローカルネットワークで、印刷装置102とクライアントコンピュータ101とを接続する媒体である。また、接続にはTCP/IP方式に代表されるネットワーク通信技術を用いる。
最後に、本実施形態における印刷ジョブ処理部111についてさらに説明する。印刷ジョブ処理部111は、ある印刷ジョブの処理の過程において、何らかの理由で結果的に当該印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、当該印刷ジョブ以降に続く印刷ジョブの処理を停止する。
図2は、図1に示した印刷装置の構成を説明する図である。
図2において、印刷装置102は、先述の通り、記憶部109、読取部110、印刷ジョブ処理部111、画像形成部112、操作部113、給紙部114、排紙部115を有している。給紙部114は、給紙部201、給紙部202、給紙部203、給紙部204、給紙部205の給紙用の複数の用紙カセットや用紙デッキで構成される。排紙部115は、積載部206、積載部207、積載部208の複数の排紙用積載トレイで構成される。
次に、紙搬送経路209は、印刷ジョブ処理部111による印刷制御の開始後、印刷用紙が給紙部201〜205のいずれかから給紙され画像形成部112を経て積載部206から208に到達するまでの印刷用紙の搬送経路を示している。
図3は、本発明と比較するための、従来技術における印刷装置内で管理される印刷ジョブ管理テーブルの説明図である。
図3において、印刷ジョブ管理テーブル301は、印刷装置102内に存在する印刷ジョブを管理するための、印刷ジョブ処理部111が有するテーブルである。そして、それぞれの印刷ジョブに対して、例えば、印刷ジョブ名、実行順序、処理状況、キャンセル理由、印刷出力順序の情報を有し、また、これらの印刷ジョブの列挙順序は、印刷装置102がこれらの印刷ジョブを受信した順序である。また、例えば、本例では印刷ジョブ302、印刷ジョブ303、印刷ジョブ304、印刷ジョブ305、印刷ジョブ306、5つの印刷ジョブを印刷装置102が保持している状態を示している。
次に、印刷ジョブ302は、印刷ジョブとしての実行順序は1番目であり、処理状況はOK、つまり、正常に印刷完了したためキャンセル理由はなく、印刷出力順序は1番目、というこれらの情報が記録されている。なお、印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブ302の印刷完了後、印刷ジョブとして正常終了と判断し、自動的に後続の印刷ジョブの処理へと移行する。
次に、印刷ジョブ303は、印刷ジョブとしての実行順序は2番目であるが処理状況はキャンセル、そして、そのキャンセル理由はオペレータ指示であり、印刷自体は完了していないため印刷出力順序はなし、というこれらの情報が記録されている。なお、印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブ303をキャンセルした後、印刷ジョブとしては正常終了と判断し、自動的に後続の印刷ジョブの処理へと移行する。
次に、印刷ジョブ304は、印刷ジョブとしての実行順序は3番目であり処理状況はOK、つまり、正常に印刷完了したためキャンセル理由はなく、印刷出力順序は2番目、というこれらの情報が記録されている。なお、印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブ304の印刷完了後、印刷ジョブとして正常終了と判断し、自動的に後続の印刷ジョブの処理へと移行する。
次に、印刷ジョブ305は、印刷ジョブとしての実行順序は4番目であるが処理状況はキャンセル、そして、そのキャンセル理由はRIPエラーであり、印刷自体は完了していないため印刷出力順序はなし、というこれらの情報が記録されている。なお、印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブ305をキャンセルした後、印刷ジョブとしては正常終了と判断し、自動的に後続の印刷ジョブの処理へと移行する。
次に、印刷ジョブ306は、印刷ジョブとしての実行順序は5番目であり処理状況はOK、つまり、正常に印刷完了したためキャンセル理由はなく、印刷出力順序は3番目、というこれらの情報が記録されている。なお、印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブ306の印刷完了後、印刷ジョブとして正常終了と判断し、自動的に以降の印刷ジョブの処理を開始できる状態に移行する。
さて、印刷ジョブ302から印刷ジョブ306の実行順序と印刷出力順序とを比べると、オペレータの指示した印刷実行順序と印刷出力順序とが合致していない。つまり、本実施形態では、指示された実行順序は印刷ジョブ302、印刷ジョブ303、印刷ジョブ304、印刷ジョブ305、印刷ジョブ306の順である。これに対して、実際の印刷出力順序は、印刷ジョブ302、印刷ジョブ304、印刷ジョブ306の順である。
これは、複数の印刷ジョブを実行する過程で、ある印刷ジョブが何らかのエラーによりキャンセルされ自動的に後続の印刷ジョブに移行したことにより、後続の印刷ジョブがキャンセルされた印刷ジョブを追い越した結果である。
よって、印刷装置102内で、オペレータに指示された順序通りに複数の印刷ジョブの処理が行われないため、印刷出力物がオペレータの望む印刷順序ではなくなり、複数の印刷ジョブを一つの印刷成果物とする印刷形態として成り立たない。このような印刷結果は、特に、印刷成果物を商品とし、または印刷発注先への納品物とする商業印刷の分野では致命的な問題となりうる。
図4は、先述した従来技術に対する、本発明における印刷装置102内で管理される印刷ジョブ管理テーブルの説明図である。
まず、印刷ジョブ管理テーブル401は、印刷装置102内に存在する印刷ジョブを管理するための、印刷ジョブ処理部111が有するテーブルである。そして、それぞれの印刷ジョブに対して、例えば、印刷ジョブ名、実行順序、処理状況、キャンセル理由、印刷出力順序の情報を有し、また、これらの印刷ジョブの列挙順序は、印刷装置102がこれらの印刷ジョブを受領した順序である。また、例えば、本例では印刷ジョブ402、印刷ジョブ403、印刷ジョブ404、印刷ジョブ405、印刷ジョブ406、5つの印刷ジョブを印刷装置102が有する状態を示している。
次に、印刷ジョブ402は、印刷ジョブとしての実行順序は1番目であり処理状況はOK、つまり、正常に印刷完了したためキャンセル理由はなく、印刷出力順序は1番目、というこれらの情報が記録されている。なお、印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブ402の印刷完了後、印刷ジョブとして正常終了と判断し、自動的に後続の印刷ジョブの処理へと移行する。
さて、印刷ジョブ403は、印刷ジョブとしての実行順序は2番目であるが処理状況はキャンセル、そして、そのキャンセル理由はオペレータ指示であり、印刷自体は完了していないため印刷出力順序は未出力、というこれらの情報が記録されている。この場合、印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブ403をキャンセルした後、印刷ジョブとしては正常終了と判断するが、後続の印刷ジョブの処理に自動的には移行しない制御を行う。つまり、印刷装置102は停止状態に移行し、以降の印刷ジョブである印刷ジョブ404から印刷ジョブ406の処理状況は停止中となり、印刷を完了していないため印刷出力順序は未出力、というこれらの情報が記録されている。
このように、印刷装置102内で起きうるエラーによりある印刷ジョブのキャンセルが行われた場合、印刷装置102は後続の印刷ジョブの処理には移行せず、印刷装置102での以降の印刷を行わず停止する制御を行う。
さて、もし何らかの方法で印刷ジョブのキャンセル理由が解消し所望の印刷が完了した場合、印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブとして正常終了と判断し、印刷装置102の停止状態を解除し自動的に後続の印刷ジョブの処理に移行する制御としてもよい。その場合、印刷ジョブ403は、印刷ジョブとしての実行順序は2番目であり処理状況はOK、つまり、正常に印刷完了したためキャンセル理由はなく、印刷出力順序は2番目、というこれらの情報が記録される。なお、印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブ403の印刷完了後、印刷ジョブとして正常終了と判断し、自動的に後続の印刷ジョブの処理へと移行する。
または、ある印刷ジョブがキャンセルされ印刷装置102が停止状態に移行した場合、その印刷ジョブの処理をキャンセルした旨や、以降の印刷ジョブの処理を停止した旨を、オペレータに通知する制御としてもよい。
さらに、オペレータに通知する際、後続の印刷ジョブに対する処理の選択肢を操作部113に表示し、オペレータによるその処理の選択の入力に応じて、後続の印刷ジョブに対する処理を切り替えて行う制御としてもよい。なお、これらの派生制御の詳細な説明は図6を用いて後述する。
一方、上記の説明においては、印刷ジョブ403はオペレータ指示によりキャンセルされ、それを理由として印刷装置102は待機状態へ移行する制御とした。しかし、あくまでもオペレータが認識した上でのキャンセルがゆえ、必ずしも印刷装置102を待機状態へ移行する必要がない場合もある。
つまり、例えある印刷ジョブがキャンセルされても、その理由がオペレータ指示によるものであった場合は、印刷装置102を待機状態に移行させず、印刷ジョブとしては正常終了と判断し、自動的に後続の印刷ジョブの処理へと移行する制御としてもよい。なお、これらの派生制御の詳細な説明は図5を用いて後述する。
図5は、先述した従来技術に対する、本実施形態における印刷装置内で管理される印刷ジョブ管理テーブルの説明図であり、また、図4で先述した派生制御の説明図である。
まず、印刷ジョブ管理テーブル501は、印刷装置102内に存在する印刷ジョブを管理するための、印刷ジョブ処理部111が有するテーブルである。そして、それぞれの印刷ジョブに対して、例えば、印刷ジョブ名、実行順序、処理状況、キャンセル理由、印刷出力順序の情報を有し、また、これらの印刷ジョブの列挙順序は、印刷装置102がこれらの印刷ジョブを受領した順序である。また、例えば、本図では印刷ジョブ502、印刷ジョブ503、印刷ジョブ504、印刷ジョブ505、印刷ジョブ506、5つの印刷ジョブを印刷装置102が有する状態を示している。
次に、印刷ジョブ502は、印刷ジョブとしての実行順序は1番目であり処理状況はOK、つまり、正常に印刷完了したためキャンセル理由はなく、印刷出力順序は1番目、というこれらの情報が記録されている。なお、印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブ502の印刷完了後、印刷ジョブとして正常終了と判断し、自動的に後続の印刷ジョブの処理へと移行する。
さて、印刷ジョブ503は、印刷ジョブとしての実行順序は2番目であるが処理状況はキャンセル、そして、そのキャンセル理由はオペレータ指示であり、印刷自体は完了していないため印刷出力順序は未出力、というこれらの情報が記録されている。この場合、印刷ジョブ処理部111は、印刷ジョブ503がキャンセルされても、その理由がオペレータ指示によるものなので、印刷ジョブとしては正常終了と判断し、自動的に後続の印刷ジョブの処理へと移行する制御を行う。つまり、例えある印刷ジョブがキャンセルされても、その理由がオペレータ指示によるものであった場合は、印刷装置102を待機状態に移行させず、印刷ジョブとしては正常終了と判断し、自動的に後続の印刷ジョブの処理へと移行する制御とする。
次に、印刷ジョブ504は、印刷ジョブとしての実行順序は3番目であり処理状況はOK、つまり、正常に印刷完了したためキャンセル理由はなく、印刷出力順序は2番目、というこれらの情報が記録されている。なお、印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブ504の印刷完了後、印刷ジョブとして正常終了と判断し、自動的に後続の印刷ジョブの処理へと移行する。
さて、印刷ジョブ505は、印刷ジョブとしての実行順序は4番目であるが処理状況はキャンセルされたことを示す。そして、そのキャンセル理由はRIPエラーであり、印刷自体は完了していないため印刷出力順序はなし(未出力を示す(未))、というこれらの情報が記録されている。この場合、印刷ジョブ処理部111は印刷ジョブ505をキャンセルした後、印刷ジョブとしては正常終了と判断するが、後続の印刷ジョブの処理に自動的には移行しない制御を行う。
これは、上記の印刷ジョブ503のキャンセル理由であるオペレータ指示によるものとは異なり、印刷ジョブの処理の過程において印刷装置102の判断によるものであるため、自動的に後続の印刷ジョブの処理へと移行する条件の適用範囲外となる。つまり、印刷装置102は停止状態に移行し、以降の印刷ジョブである印刷ジョブ504の処理状況は停止中となり、印刷を完了していないため印刷出力順序は未出力、というこれらの情報が記録されている。
このように、印刷装置102内で起きうるエラーによりある印刷ジョブのキャンセルが行われた場合、印刷装置102は後続の印刷ジョブの処理には移行せず、印刷装置102での以降の印刷を行わず停止する制御を行う。ただし、オペレータの指示による印刷ジョブのキャンセルについてはその制御の適用範囲外とし、後続の印刷ジョブの処理へ移行する制御を行う。
図6は、図1に示した操作部113の構成を説明する平面図であり、また、図4で先述した派生制御の説明図である。本表示画面(UI画面)は、エラー通知のための警告表示に使用される画面に対応する。本例に示す警告表示により、RIP処理中にジョブの処理を中止した後、後続のジョブの処理を停止していることをユーザに確認させ、後続のジョブの処理を複数の特定の処理からユーザによる選択を受付ける画面として機能する。
図6において、操作部113は、表示部601、入力キー602、スタートキー603、ストップキー604、リセットキー605を有している。なお、本図では表示部601に、警告メッセージ606、キャンセルボタン(取消ボタン)607、停止の解除ボタン608、排紙先変更ボタン609、待機ボタン610が表示されている。
次に、表示部601は、先述の通り、表示方式はタッチパネル式のLCDであり、印刷装置102の操作や設定等を行うためのユーザインタフェースである。
次に、入力キー602は、数値入力用のテンキーや、入力消去用のクリアキーなどを含み、本実施形態ではハードキーとして説明する。
次に、スタートキー603は、コピージョブやFAXジョブなどの開始指示を行うユーザインタフェースで、本実施形態ではハードキーとして説明する。次に、ストップキー604は、実行中のコピージョブなどの中断指示を行うユーザインタフェースで、本実施形態ではハードキーとして説明する。次に、リセットキー605は、入力値および設定値を表示上で初期値に戻すユーザインタフェースで、本実施形態ではハードキーとして説明する。
さて、表示部601には、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的にその印刷ジョブの処理がキャンセルされた場合、処理をキャンセルし以降の印刷ジョブの処理を停止した旨をオペレータに通知する警告メッセージ606が表示される。メッセージは、同趣旨であれば本例に限定されることはない。
また、印刷ジョブ処理部111は、後続の印刷ジョブに対する処理の選択肢を表示部601に表示すると共に、オペレータに対してそれらの処理の選択を促す警告メッセージ606を併せて表示する。
なお、警告メッセージ606とは、例えば、図5で先述した印刷ジョブ505がRIPエラーにより自動的にキャンセルされた旨、そして、オペレータに対して後続の印刷ジョブに対する処理の選択を促すものである。また、後続の印刷ジョブに対する処理の選択肢としては、以下の候補がある。例えば、後続の印刷ジョブを全てキャンセル、印刷を再開、排紙する積載トレイを変更(排紙先変更)、キャンセルされた印刷ジョブが正常に印刷されるまで待機、など後続の印刷ジョブに対する処理の候補である。
そして、これらの処理の選択肢をそれぞれ、キャンセルボタン607、停止の解除ボタン608、排紙先変更ボタン609、待機ボタン610に割り当て、印刷ジョブ処理部111はオペレータによるそれらの選択に応じた処理を行う。つまり、キャンセルボタン607が選択されると、印刷ジョブ処理部111は後続の印刷ジョブを全てキャンセルする。また、オペレータにより停止の解除ボタン608が選択されると、印刷ジョブ処理部111は後続の印刷ジョブの印刷処理を再開する。また、オペレータにより排紙先変更ボタン609が選択されると、印刷ジョブ処理部111は後続の印刷ジョブを排紙する積載トレイを変更する。また、オペレータにより待機ボタン610が選択されると、印刷ジョブ処理部111はキャンセルされた印刷ジョブが正常に印刷されるまで待機する。
このように、ある印刷ジョブがキャンセルされ印刷装置102が停止状態に移行した場合、その印刷ジョブの処理をキャンセルした旨や、以降の印刷ジョブの処理を停止した旨を、オペレータに通知する制御を行う。また、オペレータに通知する際、後続の印刷ジョブに対する処理の選択肢を印刷装置102の操作部113に表示し、オペレータによるその処理の選択の入力に応じて、後続の印刷ジョブに対する処理を切り替えて行う制御を行う。
図7は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、印刷ジョブの処理や制御例である。なお、本フローチャートは、印刷装置102の記憶部109に格納されたプログラムに従って、印刷ジョブ処理部111が実行することによって実現される。なお、印刷ジョブ処理部111の機能処理をCPU107が実行する形態として構成してもよい。
まず、印刷ジョブ処理部111は、印刷ジョブの取得により、印刷システムの処理を開始する(S701)。また、印刷ジョブ処理部111は、取得した印刷ジョブを、記憶部109に一時的にスプールする。なお、印刷ジョブとは、例えば、クライアントコンピュータ101から送られるPDL形式のPDLデータである。
次に、印刷ジョブ処理部111は、その印刷ジョブを解析し、印刷ジョブの種類や印刷設定などの情報を得る(S702)。次に、印刷ジョブ処理部111は、その印刷ジョブに画像処理を施し、RIP後のラスターデータを得る(S703)。次に、印刷ジョブ処理部111は、印刷ジョブを処理する過程で何らかのエラーが発生したか判定する(S704)。
もし、S704で何らかのエラーが発生したと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、エラーの発生した印刷ジョブをキャンセルする(S709)。
一方、S704で何らかのエラーが発生していないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S705に移行する。
次に、印刷ジョブ処理部111は、後続の全ての印刷ジョブを停止し、印刷装置102を待機状態に移行する(S710)。
次に、印刷ジョブ処理部111は、印刷ジョブをキャンセルした旨や以降の印刷ジョブの処理を停止した旨の表示、後続の印刷ジョブに対する処理の選択肢の表示、オペレータに対して処理の選択を促す表示によりエラー通知を行う(S711)。
次に、印刷ジョブ処理部111は、以降の印刷ジョブに対するユーザによる動作選択処理を受け付け(S712)、印刷システムの処理を終了する。なお、S712の詳細な説明は図8を用いて後述する。
一方、S704にエラーが発生していないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、その印刷ジョブのラスターデータを画像形成部112に転送し、画像形成部112に対して印刷用紙に画像形成を行う指示をする(S705)。
次に、印刷ジョブ処理部111は、画像形成された印刷用紙が排紙部115を経由し、積載部206から積載部2008のいずれかに搬送され、その排紙先に対して印刷ジョブの印刷設定で指定された後処理を施す指示を行う(S706)。
次に、印刷ジョブ処理部111は、後処理まで施した印刷用紙を最終印刷成果物として、積載部206から積載部208のいずれかへ排紙する指示を行う(S707)。次に、印刷ジョブ処理部111は、次に印刷処理を待つ待機中の印刷ジョブがあるか判定する(S708)。ここで、印刷ジョブ処理部111が次に印刷処理を待つ待機中の印刷ジョブがあると判断した場合、S701に移行する。一方、S708で印刷ジョブ処理部111が次に印刷処理を待つ待機中の印刷ジョブがないと判断した場合、印刷システムの処理を終了する。
図8は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図7で先述したS712の詳細例である。なお、本フローチャートは、印刷装置102の記憶部109に格納されたプログラムに従って、印刷ジョブ処理部111が実行することによって実現される。
まず、印刷ジョブ処理部111は、操作部113に表示したキャンセルボタン607がユーザにより押下されたか判定して、S712の処理を開始する(S801)。
ここで、キャンセルボタン607がユーザにより押下されていないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、ユーザにより操作部113に表示した排紙先変更ボタン609が押下されたか判定する(S803)。
一方、S801で、キャンセルボタン607がユーザにより押下されたと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S802に移行する。
S803で、排紙先変更ボタン609が押下されと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、後続の印刷ジョブを排紙する積載トレイを変更し(S804)、S806に移行する。
一方、S803で排紙先変更ボタン609が押下されていないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、ユーザにより操作部113に表示した停止の解除ボタン608が押下されたか判断する(S805)。
ここで、停止の解除ボタン608が押下されたと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、印刷装置102の待機状態を解除し後続に待機する印刷ジョブの処理を再開する状態へ移行する(S806)。その後、図7で先述したS701へ移行する(S807)。
一方、S805で停止の解除ボタン608が押下されていないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S801へ移行するが、この状態は操作部113に表示した待機ボタン610が押下された状態と同一である。
一方、S801で、キャンセルボタン607が押下されたと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、後続の印刷ジョブを全てキャンセルし(S802)、S712の処理を終了する。
最後に、本実施形態によって、印刷システムは、オペレータに指示された通りの順序で複数の印刷ジョブの印刷処理と出力を行い、印刷順序の正しい印刷成果物を確実に得ることを可能にした。
〔第2実施形態〕
続いて、第2実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態には、第1実施形態との差異のみを記載する場合があり、かつ、重複する説明に関しては割愛する場合がある。
さて、印刷装置102の使われ方は印刷ジョブを投入するオペレータ次第であり様々である。印刷装置102の使われ方の一つとして、第1実施形態で前述の通り、オペレータが複数の印刷ジョブを組み合わせて印刷を実行し、それらの印刷出力物を合わせて一つの印刷成果物を得る方法がある。この場合、印刷装置102は必ずオペレータに指示された印刷ジョブの順序通りに、それらの印刷処理と出力を完遂することが必須である。
一方、別の使われ方の一つとして、従来より、投入された印刷ジョブの順序に必ずしも従わず、一つでも多く印刷ジョブを処理することを優先する方法がある。
この場合、ある印刷ジョブがキャンセルされると、印刷装置102内で正当なキャンセルという扱いで、印刷ジョブとしては正常な終了状態となり、後続に別の印刷ジョブが続く場合は、次の印刷ジョブへ印刷処理が移行する。上記の通り、印刷装置102の使われ方は印刷ジョブを投入するオペレータ次第であり様々であるため、前者と後者、いずれかの方法に固定してしまうと、必ずしも柔軟な印刷システムとは言えない。
そこで、本実施形態では、印刷装置102の初期設定の動作モードとして、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を停止する動作モード(印刷停止モード)を有する。一方、印刷装置102の初期設定の別の動作モードとして、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を継続する動作モード(印刷継続モード)を有する。
そして、これらの動作モードは、印刷装置102の初期設定の中で印刷装置102のデフォルトの動作モードとして指定され、印刷装置102はそこで設定されたいずれかの動作モードに従って動作する。さらに、初期設定の中で動作モード(印刷停止モード)が設定されている場合、かつ、別の初期設定項目として、後述する動作モード(後続優先モード)が存在する場合、後続優先モードを無効にする手段を設ける。後続優先モードとは、印刷用紙やトナー等の消耗品をはじめとした資源不足により印刷ジョブを継続処理できない時はその資源不足が解決するまで待機し続けずにその印刷ジョブをキャンセルし、後続の印刷ジョブを先行して実行するという旨の機能である。
つまり、後続優先モードが無効な場合、印刷用紙やトナー(現像剤)等の消耗品をはじめとした資源不足により印刷ジョブを継続処理できない場合でも、その印刷ジョブをキャンセルせずに資源不足が解決するまで待機し続ける処理を行う。当該処理に対応する動作モードを印刷待機モードと呼ぶ。
このようにして、第1実施形態に加え、さらに、印刷システムを使用するオペレータの様々な使用形態に合わせ、それらの要望を最大限に満たすことが目的である。
図9は、図1に示した操作部113の他の構成例を説明する平面図である。
図9において、操作部113は、表示部901、入力キー902、スタートキー903、ストップキー904、リセットキー905を有している。なお、本図では表示部901に、初期設定メッセージ906、印刷停止モード設定ボタン907、印刷継続モード設定ボタン908が表示されている。次に、表示部901は、先述の通り、表示方式はタッチパネル式のLCDであり、印刷装置102の操作や設定等を行うためのユーザインタフェースである。
次に、入力キー902は、数値入力用のテンキーや、入力消去用のクリアキーなどを含み、本実施形態ではハードキーとして説明する。次に、スタートキー903は、コピージョブやFAXジョブなどの開始指示を行うユーザインタフェースで、本実施形態ではハードキーとして説明する。次に、ストップキー904は、実行中のコピージョブなどの中断指示を行うユーザインタフェースで、本実施形態ではハードキーとして説明する。次に、リセットキー905は、入力値および設定値を表示上で初期値に戻すユーザインタフェースで、本実施形態ではハードキーとして説明する。
さて、表示部901には、印刷装置102の初期設定項目として、エラー発生時の動作モードの選択を促す初期設定メッセージ906が表示される。これは、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブに対する動作モードをオペレータに選択させ、印刷装置102の初期値として設定させるものである。
また、印刷ジョブ処理部111は、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブに対する処理の選択肢を動作モードとして表示部901に表示する。
なお、後続の印刷ジョブに対する処理の選択肢とは、その一つとして、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を停止する動作モード(印刷停止モード)である。
また、後続の印刷ジョブに対する処理の別の選択肢として、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を継続する動作モード(印刷継続モード)である。そして、印刷停止モードを印刷停止モード設定ボタン907、印刷継続モードを印刷継続モード設定ボタン908に割り当て、印刷ジョブ処理部111はオペレータによるそれらの選択に応じて印刷装置102の初期設定値とし、それに従って動作する。
つまり、印刷停止モード設定ボタン907が選択されると、印刷ジョブ処理部111は、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を停止するモードで動作する。
一方、印刷継続モード設定ボタン908が選択されると、印刷ジョブ処理部111は、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を継続するモードで動作する。
このように、印刷装置102の初期設定の動作モードとして、ある印刷ジョブの処理の過程において、何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を停止する印刷停止モードを有する。
一方、印刷装置102の初期設定の別の動作モードとして、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を継続する動作モード(印刷継続モード)を有する。そして、これらの動作モードは、印刷装置102の初期設定の中で印刷装置102のデフォルトの動作モードとして指定され、印刷装置102はそこで設定されたいずれかの動作モードに従って動作する。
図10は、図1に示した操作部113の他の構成例を説明する平面図である。
図10において、操作部113は、表示部1001、入力キー1002、スタートキー1003、ストップキー1004、リセットキー1005を有している。なお、本図では表示部1001に、初期設定メッセージ1006、後続優先モード設定ボタン1007、印刷待機モード設定ボタン1008が表示されている。
次に、表示部1001は、先述の通り、表示方式はタッチパネル式のLCDであり、印刷装置102の操作や設定等を行うためのユーザインタフェースである。
次に、入力キー1002は、数値入力用のテンキーや、入力消去用のクリアキーなどを含み、本実施形態ではハードキーとして説明する。次に、スタートキー1003は、コピージョブやFAXジョブなどの開始指示を行うユーザインタフェースで、本実施形態ではハードキーとして説明する。次に、ストップキー1004は、実行中のコピージョブなどの中断指示を行うユーザインタフェースで、本実施形態ではハードキーとして説明する。
次に、リセットキー1005は、入力値および設定値を表示上で初期値に戻すユーザインタフェースで、本実施形態ではハードキーとして説明する。
さて、表示部1001には、印刷装置102の初期設定項目として、ミスマッチ時の動作モードの選択を促す初期設定メッセージ1006が表示される。ミスマッチ時の動作モードとは、印刷ジョブを処理するにあたり必要となる、印刷用紙やトナー等の消耗品をはじめとした資源不足によりその印刷ジョブを継続処理できない場合の印刷装置102の動作モードを示す。これは、印刷用紙やトナー等の消耗品をはじめとした資源不足により印刷ジョブとのミスマッチが発生した場合、以降の印刷ジョブに対する動作モードをオペレータに選択させ、印刷装置102の初期値として設定させるものである。
また、印刷ジョブ処理部111は、印刷用紙やトナー等の消耗品をはじめとした資源不足により印刷ジョブとのミスマッチが発生した場合、以降の印刷ジョブに対する処理の選択肢を動作モードとして表示部1001に表示する。なお、後続の印刷ジョブに対する処理の選択肢としては以下のモードがあげられる。資源不足により印刷ジョブとのミスマッチが生じた場合、その資源不足が解決するまで待機し続けずにその印刷ジョブをキャンセルし、後続の印刷ジョブを先行して実行する動作モード(後続優先モード)である。
また、後続の印刷ジョブに対する処理の別の選択肢として、資源不足により印刷ジョブとのミスマッチが生じた場合、その印刷ジョブをキャンセルせずに資源不足が解決するまで待機し続ける動作モード(印刷待機モード)である。そして、後続優先モードを後続優先モード設定ボタン1007、印刷待機モードを印刷待機モード設定ボタン1008に割り当て、印刷ジョブ処理部111はオペレータによるそれらの選択に応じて印刷装置102の初期設定値とし、それに従って動作する。
ここで後続優先モード設定ボタン1007が選択されると、印刷ジョブ処理部111は、資源不足により印刷ジョブとのミスマッチが生じた場合、解決するまで待機せずにその印刷ジョブをキャンセルし、後続の印刷ジョブを先行して実行するモードで動作する。
一方、印刷待機モード設定ボタン1008が選択されると、印刷ジョブ処理部111は、資源不足により印刷ジョブとのミスマッチが生じた場合、その印刷ジョブをキャンセルせずに資源不足が解決するまで待機し続けるモードで動作する。
さて、印刷装置102の初期設定項目として、図9で先述した動作モードとして印刷停止モードが設定されていた場合、本図での後続優先モード設定ボタン1007は表示部1001上で選択できない状態にする。または、後続優先モード設定ボタン1007が表示部1001上で選択できる状態でも、ミスマッチ時の動作モードとしての初期設定値は常に印刷待機モードとする制御にしてもよい。
なぜなら、図9で先述した印刷停止モードが設定されているにも関わらず、もし印刷待機モードで印刷ジョブが処理されると、結果的に後続の印刷ジョブがキャンセルされた印刷ジョブを追い越す可能性がある。つまり、印刷装置102内で、オペレータに指示された順序通りに印刷ジョブの処理が行われないため、印刷出力物がオペレータの望む印刷順序ではなくなり、印刷成果物として成り立たない。
このように印刷装置102の初期設定の動作モードとして、資源不足により印刷ジョブとのミスマッチが発生した場合、その資源不足が解決するまで待機し続けずにその印刷ジョブをキャンセルし、後続の印刷ジョブを先行して実行する後続優先モードを有する。
一方、印刷装置102の初期設定の別の動作モードとして、資源不足により印刷ジョブとのミスマッチが発生した場合、その印刷ジョブをキャンセルせずに資源不足が解決するまで待機し続ける動作モードとして印刷待機モードを有する。
そして、これらの動作モードは、印刷装置102の初期設定の中で印刷装置102のデフォルトの動作モードとして指定され、印刷装置102はそこで設定されたいずれかの動作モードに従って動作する。ただし、印刷装置102の初期設定の動作モードとして、図9で先述した印刷停止モードが予め設定されている場合、結果として、ミスマッチ時の動作モードとしての初期設定値は常に印刷待機モードとなるよう制御する。
図11は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本実施形態の印刷システムのうち、印刷ジョブの処理や制御例である。なお、本フローチャートは、印刷装置102の記憶部109に格納されたプログラムに従って、印刷ジョブ処理部111が実行することによって実現される。
まず、印刷ジョブ処理部111は、印刷ジョブの取得により、印刷システムの処理を開始する(S1101)。また、印刷ジョブ処理部111は、取得した印刷ジョブを、記憶部109に一時的にスプールする。なお、印刷ジョブとは、例えば、クライアントコンピュータ101から送られるPDL形式のPDLデータである。
次に、印刷ジョブ処理部111は、その印刷ジョブを解析し、印刷ジョブの種類や印刷設定などの情報を得る(S1102)。次に、印刷ジョブ処理部111は、その印刷ジョブに画像処理を施し、RIP後のラスターデータを得る(S1103)。次に、印刷ジョブ処理部111は、印刷ジョブを処理する過程で何らかのエラーが発生しているかどうかを判定する(S1104)。
ここで、印刷ジョブを処理する過程で何らかのエラーが発生していると印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、エラーの発生した印刷ジョブをキャンセルする(S1109)。
一方、S1104で、印刷ジョブを処理する過程で何らかのエラーが発生していないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S1105に移行する。
次に、印刷ジョブ処理部111は、記憶部109に保存されている印刷装置102の初期設定情報を読み込み、印刷装置102の動作モード設定値を取得する(S1113)。なお、ここでの動作モード設定値とは、図9で先述した印刷停止モード、または、印刷継続モードのいずれかを指す。つまり、印刷停止モードとは、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を停止する動作モードである。
一方、印刷継続モードとは、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を継続する動作モードである。
次に、印刷ジョブ処理部111は、動作モード設定値が、以降の印刷ジョブの処理を停止する動作モード、つまり、印刷停止モードであるか判定する(S1114)。
ここで、動作モードが印刷停止モードであると印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、後続の全ての印刷ジョブを停止し、印刷装置102を待機状態に移行する(S1110)。
一方、S1114で、動作モードが印刷停止モードでないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S1108に移行する。
次に、印刷ジョブ処理部111は、印刷ジョブをキャンセルした旨や以降の印刷ジョブの処理を停止した旨の表示する。同時に、後続の印刷ジョブに対する処理の選択肢の表示、オペレータに対して処理の選択を促す表示によりエラー通知を操作部113に対して行う(S1111)。
次に、印刷ジョブ処理部111は、以降の印刷ジョブに対する動作選択処理を行い(S1112)、印刷システムの処理を終了する。なお、S1112の詳細な説明は図12を用いて後述する。
一方、S1104で、印刷ジョブを処理する過程で何らかのエラーが発生していないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、その印刷ジョブのラスターデータを画像形成部112に転送する。そして、印刷ジョブ処理部111は、画像形成部112に対して印刷用紙に画像形成を行う指示をする(S1105)。
次に、印刷ジョブ処理部111は、画像形成された印刷用紙を排紙部115を経由し、積載部206から積載部208のいずれかに搬送し、その排紙先に対して印刷ジョブの印刷設定で指定された後処理を施す指示を行う(S1106)。次に、印刷ジョブ処理部111は、後処理まで施した印刷用紙を最終印刷成果物として、積載部206から積載部208のいずれかへ排紙する指示を行う(S1107)。次に、印刷ジョブ処理部111は、次に印刷処理を待つ待機中の印刷ジョブがあるか判定する(S1108)。
ここで、次に印刷処理を待つ待機中の印刷ジョブがあると印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S1101に移行する。一方、S1108で、次に印刷処理を待つ待機中の印刷ジョブがないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷システムの処理を終了する。
図12は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。
本実施形態の印刷システムのうち、印刷ジョブの処理や制御例であり、また、図11で先述したS1112の詳細処理例である。なお、本フローチャートは、印刷装置102の記憶部109に格納されたプログラムに従って、印刷ジョブ処理部111が実行することによって実現される。
まず、印刷ジョブ処理部111は、操作部113に表示したキャンセルボタン607がユーザにより押下されたか判定して、S1112の処理を開始する(S1201)。
ここで操作部113に表示したキャンセルボタン607がユーザにより押下されていないと判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、操作部113に表示した排紙先変更ボタン609がユーザにより押下されたか判定する(S1203)。
一方、S1201でキャンセルボタンが押下したと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S1202に移行する。
そして、S1203で、排紙先変更ボタン609がユーザにより押下されたと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、後続の印刷ジョブを排紙する積載トレイを変更し(S1204)、S1206に移行する。
一方、S1203で排紙先変更ボタン609がユーザにより押下されていないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、操作部113に表示した停止の解除ボタン608がユーザにより押下されたか判定する(S1205)。
ここで、操作部113に表示した停止の解除ボタン608がユーザにより押下されたと判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、印刷装置102の待機状態を解除し後続に待機する印刷ジョブの処理を再開する状態へ移行する(S1206)。そして、印刷ジョブ処理部111は、図11で先述したS1101へ移行する(S1207)。
一方、S1205で、操作部113に表示した停止の解除ボタン608がユーザにより押下されていないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S1201へ移行するが、この状態は操作部113に表示した待機ボタン610が押下された状態と同一である。
一方、S1201でキャンセルボタン607が押下されたと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、後続の印刷ジョブを全てキャンセルし(S1202)、S1112の処理を終了する。
図13は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本実施形態の印刷システムのうち、印刷装置102の初期設定項目の一つであるエラー発生時の動作モード設定と、ミスマッチ時の動作モード設定に関する制御例である。なお、本フローチャートは、印刷装置102の記憶部109に格納されたプログラムに従って、印刷ジョブ処理部111が実行することによって実現される。
まず、印刷ジョブ処理部111は、記憶部109に保存されている印刷装置102の初期設定情報を読み込み、印刷装置102のエラー発生時の動作モード設定値を取得し、印刷システムの処理を開始する(S1301)。なお、ここでのエラー発生時の動作モード設定値とは、図9で先述した印刷停止モード、または、印刷継続モードのいずれかを指す。つまり、印刷停止モードとは、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を停止する動作モードである。一方、印刷継続モードとは、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を継続する動作モードである。
次に、印刷ジョブ処理部111は、エラー発生時の動作モード設定値が、以降の印刷ジョブの処理を停止する動作モード、つまり、印刷停止モードであるか判定する(S1302)。
ここで、動作モードが印刷停止モードであると印刷ジョブ処理部111が判断した場合、記憶部109に保存されている印刷装置102の初期設定情報を読み込み、印刷装置102のミスマッチ時の動作モード設定値を取得する(S1303)。なお、ここでのミスマッチ時の動作モード設定値とは、図10で先述した後続優先モード、または、印刷待機モードのいずれかを指す。つまり、後続優先モードとは、資源不足により印刷ジョブとのミスマッチが生じた場合、その資源不足が解決するまで待機し続けずにその印刷ジョブをキャンセルし、後続の印刷ジョブを先行して実行する動作モードである。
一方、印刷待機モードとは、資源不足により印刷ジョブとのミスマッチが生じた場合、その印刷ジョブをキャンセルせずに資源不足が解決するまで待機し続ける動作モードである。
一方、S1302で動作モードが印刷停止モードでないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷システムの処理を終了する。
次に、印刷ジョブ処理部111は、ミスマッチ時の動作モード設定値が、後続の印刷ジョブを先行して実行するモード、つまり、後続優先モードであるか判定する(S1304)。
ここで、動作モードが後続優先モードであると判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、ミスマッチ時の動作モード設定値を、資源不足が解決するまで待機し続けるモード、つまり、印刷待機モードとし(1305)、印刷システムの処理を終了する。このように、印刷装置102におけるエラー発生時の印刷停止モードが予め設定されている場合、結果として、ミスマッチ時の動作モードは常に印刷待機モードとなるよう制御する。
一方、S1304で動作モードが後続優先モードでないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷システムの処理を終了する。
最後に、本実施形態によって、第1実施形態に加え、さらに、印刷システムを使用するオペレータの様々な使用形態に合わせ、それらの要望を最大限に満たすことを可能にした。
〔第3実施形態〕
続いて、第3実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態には、第1実施形態や第2実施形態との差異のみを記載する場合があり、かつ、重複する説明に関しては割愛する場合がある。
さて、印刷装置102の使われ方は印刷ジョブを投入するオペレータ次第であり様々である。印刷装置102の使われ方の一つとして、第1実施形態で前述の通り、オペレータが複数の印刷ジョブを組み合わせて印刷を実行し、それらの印刷出力物を合わせて一つの印刷成果物を得る方法がある。この場合、印刷装置102は必ずオペレータに指示された印刷ジョブの順序通りに、それらの印刷処理と出力を完遂することが必須である。一方、別の使われ方の一つとして、従来より、投入された印刷ジョブの順序に必ずしも従わず、一つでも多く印刷ジョブを処理することを優先する方法がある。
この場合、ある印刷ジョブがキャンセルされると、印刷装置102内で正当なキャンセルという扱いで、印刷ジョブとしては正常な終了状態となり、後続に別の印刷ジョブが続く場合は、次の印刷ジョブへ印刷処理が移行する。上記の通り、印刷装置102の使われ方は印刷ジョブを投入するオペレータ次第であり様々であるため、前者と後者、いずれかの方法に固定してしまうと、必ずしも柔軟な印刷システムとは言えない。
そして、第2実施形態で前述の通り、印刷装置102の初期設定の動作モードとして、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を停止する印刷停止モードを有する。一方、印刷装置102の初期設定の別の動作モードとして、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を継続する印刷継続モードを有する。
そして、これらの動作モードは、印刷装置102の初期設定の中で印刷装置102のデフォルトの動作モードとして指定され、印刷装置102はそこで設定されたいずれかの動作モードに従って動作する。上記の通り、印刷装置102の使われ方はオペレータにより投入される印刷ジョブそのもの次第であり様々である。このため、前者と後者、印刷装置102の初期設定値として切り替えが可能であっても、いずれかの方法に固定されるため、必ずしも柔軟な印刷システムとは言えない。
そこで、本実施形態では、印刷装置102の動作モードとして、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を停止する印刷停止モードを有する。一方、印刷装置102の別の動作モードとして、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を継続する印刷継続モードを有する。そして、これらの動作モードは、印刷ジョブに含まれる印刷属性の一つとして指定され、印刷装置102は印刷ジョブに指定されたいずれかの動作モードに従って動作する。
つまり、印刷装置102としては印刷停止モードおよび印刷継続モードを有し、例えば、印刷ジョブのPDLの中にいずれかを指定するPDLコマンドが含まれるものとする。この場合、印刷装置102はそのPDLコマンドで指定された動作モードで、その印刷ジョブおよび後続の印刷ジョブを処理する。なお、第2実施形態で前述の通り、印刷装置102の初期設定の中で印刷装置102のデフォルトの動作モードとしていずれかが設定されている。ここで、印刷ジョブに動作モードを指定する印刷属性が含まれない場合、印刷装置102はそのデフォルトの動作モードに従って動作する。
このようにして、第1実施形態と第2実施形態に加え、さらに、印刷システムを使用するオペレータが投入する様々な印刷ジョブの特徴や特性に合わせ、それらの要望を最大限に満たすことが目的である。
図14は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本実施形態の印刷システムのうち、印刷ジョブの処理や制御例である。なお、本フローチャートは、印刷装置102の記憶部109に格納されたプログラムに従って、印刷ジョブ処理部111が実行することによって実現される。
まず、印刷ジョブ処理部111は、印刷ジョブの取得により、印刷システムの処理を開始する(S1401)。また、印刷ジョブ処理部111は、取得した印刷ジョブを、記憶部109に一時的にスプールする。なお、印刷ジョブとは、例えば、クライアントコンピュータ101から送られるPDL形式である。
次に、印刷ジョブ処理部111は、その印刷ジョブを解析し、印刷ジョブの種類や印刷設定などの情報を得る(S1402)。次に、印刷ジョブ処理部111は、その印刷ジョブに画像処理を施し、RIP後のラスターデータを得る(S1403)。次に、印刷ジョブ処理部111は、印刷ジョブを処理する過程で何らかのエラーが発生したか判定する(S1404)。
ここで、印刷ジョブを処理する過程で何らかのエラーが発生したと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、エラーの発生した印刷ジョブをキャンセルする(S1409)。一方、S1404で、印刷ジョブを処理する過程で何らかのエラーが発生していないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S1405に移行する。
次に、印刷ジョブ処理部111は、上記S1402で得た情報のうち、印刷ジョブ属性の一つである印刷装置102の動作モード指定情報を取得する(S1413)。なお、ここでの動作モード指定情報とは、図9で先述した印刷停止モード、または、印刷継続モードのいずれかを指す。つまり、印刷停止モードとは、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を停止する動作モードである。
一方、印刷継続モードとは、ある印刷ジョブの処理の過程において何らかの理由で結果的に印刷ジョブの処理をキャンセルした場合、以降の印刷ジョブの処理を継続する動作モードである。
次に、印刷ジョブ処理部111は、動作モード設定値が、以降の印刷ジョブの処理を停止する動作モード、つまり、印刷停止モードであるか判定する(S1414)。
ここで、動作モードが印刷停止モードであると印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、後続の全ての印刷ジョブを停止し、印刷装置102を待機状態に移行する(S1410)。
一方、S1414で動作モードが印刷停止モードでないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S1408に移行する。
次に、印刷ジョブ処理部111は、印刷ジョブをキャンセルした旨や以降の印刷ジョブの処理を停止した旨の表示、後続の印刷ジョブに対する処理の選択肢の表示、オペレータに対して処理の選択を促す表示によりエラー通知を行う(S1411)。
次に、印刷ジョブ処理部111は、以降の印刷ジョブに対する動作選択処理を行い(S1412)、印刷システムの処理を終了する。なお、S1412の詳細な説明は図15を用いて後述する。
一方、S1404でエラーが発生していないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S1405へ進む。そして、印刷ジョブ処理部111は、その印刷ジョブのラスターデータを画像形成部112に転送し、画像形成部112に対して印刷用紙に画像形成を行う指示をする(S1405)。
次に、印刷ジョブ処理部111は、画像形成された印刷用紙を排紙部115を経由し、積載部206から積載部208のいずれかに搬送し、その排紙先に対して印刷ジョブの印刷設定で指定された後処理を施す指示を行う(S1406)。
次に、印刷ジョブ処理部111は、後処理まで施した印刷用紙を最終印刷成果物として、積載部206から積載部208のいずれかへ排紙する指示を行う(S1407)。
次に、印刷ジョブ処理部111は、次に印刷処理を待つ待機中の印刷ジョブがあるか判定する(S1408)。
ここで、次に印刷処理を待つ待機中の印刷ジョブがあると印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S1401に移行する。一方、S1408で、次に印刷処理を待つ待機中の印刷ジョブがないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷システムの処理を終了する。
図15は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本実施形態の印刷システムのうち、印刷ジョブの処理や制御例であり、また、図14で先述したS1412の詳細処理例である。なお、本フローチャートは、印刷装置102の記憶部109に格納されたプログラムに従って、印刷ジョブ処理部111が実行することによって実現される。
まず、印刷ジョブ処理部111は、操作部113に表示したキャンセルボタン607がユーザにより押下されたか判定して、S1412の処理を開始する(S1501)。
ここで、キャンセルボタン607が押下されていないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、操作部113に表示した排紙先変更ボタン609がユーザにより押下されたか判定する(S1503)。
一方、S1501でキャンセルボタン607が押下されたと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S1502に移行する。
また、S1503で排紙先変更ボタン609が押下されたと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、後続の印刷ジョブを排紙する積載トレイを変更し(S1504)、S1506に移行する。
一方、S1503で排紙先変更ボタン609が押下されていないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、操作部113に表示した停止の解除ボタン608が押下されたか判定する(S1505)。
ここで、停止の解除ボタン608が押下されたと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S1506へ進む。そして、印刷ジョブ処理部111は、印刷装置102の待機状態を解除し後続に待機する印刷ジョブの処理を再開する状態へ移行し(S1506)、図14で先述したS1401へ移行する(S1507)。
一方、S1505で停止の解除ボタン608が押下されていないと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、S1501へ移行するが、この状態は操作部113に表示した待機ボタン610が押下された状態と同一である。
一方、S1501でキャンセルボタン607が押下されたと印刷ジョブ処理部111が判断した場合、印刷ジョブ処理部111は、後続の印刷ジョブを全てキャンセルし(S1502)、S1412の処理を終了する。
最後に、本実施形態によって、第1実施形態と第2実施形態に加え、さらに、印刷システムを使用するオペレータが投入する様々な印刷ジョブの特徴や特性に合わせ、それらの要望を最大限に満たすことを可能にした。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
101 クライアントコンピュータ
102 印刷装置

Claims (23)

  1. 第1の印刷ジョブと前記第1の印刷ジョブに続く第2の印刷ジョブを順番に実行することが可能な印刷装置において
    印刷ジョブを停止するイベントによって停止された当該印刷ジョブに続く印刷ジョブキャンセルされることになる第1の指示を受け付ける第1の受け付け手段と、
    印刷ジョブを停止するイベントによって停止された当該印刷ジョブに続く印刷ジョブ当該停止された印刷ジョブの完了を待たずに実行されることになる第2の指示を受け付ける第2受け付け手段と、
    前記第1の印刷ジョブ実行の際印刷ジョブを停止するイベントが発生して当該第1の印刷ジョブが停止されたことにしたがって
    前記受け付けた第1の指示に基づいて、当該停止された前記第1の印刷ジョブに続く前記第2の印刷ジョブを実行することなくキャンセル、前記受け付けた第2の指示に基づいて、当該停止された前記第1の印刷ジョブに続く前記第2の印刷ジョブを、当該第1の印刷ジョブの完了を待たずに実行する御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. ページ記述言語で表現された第1のデータおよび第2のデータを外部装置から受信し、当該第1のデータを印刷する第1の印刷ジョブと、当該第2のデータを印刷する第2の印刷ジョブとを続けて実行することが可能な印刷装置において、
    印刷ジョブを停止するイベントによって停止された当該印刷ジョブに続く印刷ジョブがキャンセルされることになる第1の指示を受け付ける第1の受け付け手段と、
    印刷ジョブを停止するイベントによって停止された当該印刷ジョブに続く印刷ジョブが、当該停止された印刷ジョブの完了を待たずに実行されることになる第2の指示を受け付ける第2受け付け手段と、
    前記第1の印刷ジョブの実行の際に印刷ジョブを停止するイベントが発生して当該第1の印刷ジョブが停止されたことにしたがって、
    前記受け付けた第1の指示に基づいて、当該停止された前記第1の印刷ジョブに続く前記第2の印刷ジョブを実行することなくキャンセルし、前記受け付けた第2の指示に基づいて、当該停止された前記第1の印刷ジョブに続く前記第2の印刷ジョブを、当該第1の印刷ジョブの完了を待たずに実行する制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  3. 前記第2の印刷ジョブが、前記停止された第1の印刷ジョブに続いて実行されても当該実行に際して前記イベントが発生しないような印刷ジョブであっても、
    前記制御手段は、前記イベントが発生して前記第1の印刷ジョブが停止されたことにしたがって、前記第1の指示に基づいて、前記第2の印刷ジョブを実行することなくキャンセルし、前記第2の指示に基づいて、前記第2の印刷ジョブを、前記第1の印刷ジョブの完了を待たずに実行することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の印刷ジョブが前記イベントの発生により停止されたことにしたがって前記第1の指示に基づいて、前記第2の印刷ジョブを含む、当該第1の印刷ジョブの後続の全ての印刷ジョブを、実行することなくキャンセルすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の印刷ジョブが前記イベントの発生により停止されたことにしたがって前記第1の指示に基づいて前記第2の印刷ジョブを実行することなくキャンセルする、前記停止された第1の印刷ジョブをキャンセルすることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の印刷ジョブが前記イベントの発生により停止されたことにしたがって前記第2の指示に基づいて前記第2の印刷ジョブを前記第1の印刷ジョブの完了を待たずに印刷処理する場合、前記停止された第1の印刷ジョブをキャンセルすることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の印刷装置。
  7. 順番に実行されるように印刷ジョブを管理する管理手段を有し、
    前記管理手段は、前記第1の印刷ジョブと前記第2の印刷ジョブのそれぞれを、ジョブの識別情報と関連付けて管理することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記ジョブの識別情報は、ジョブ名であることを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  9. 前記管理手段は、前記第1の印刷ジョブと前記第2の印刷ジョブのそれぞれをジョブの処理状況と関連付けて管理することを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  10. 前記イベントの発生を通知する通知手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の印刷装置。
  11. 前記制御手段は、前記イベントが発生した場合に、前記第2の印刷ジョブを実行せずに一時的に停止することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の印刷装置。
  12. 第1の印刷ジョブと前記第1の印刷ジョブに続く第2の印刷ジョブを順番に実行することが可能な印刷装置の制御方法であって、
    印刷ジョブを停止するイベントによって停止された当該印刷ジョブに続く印刷ジョブがキャンセルされることになる第1の指示を受け付ける第1の受け付け工程と、
    印刷ジョブを停止するイベントによって停止された当該印刷ジョブに続く印刷ジョブが、当該停止された印刷ジョブの完了を待たずに実行されることになる第2の指示を受け付ける第2受け付け工程と、
    前記第1の印刷ジョブの実行の際に印刷ジョブを停止するイベントが発生して当該第1の印刷ジョブが停止されたことにしたがって、
    前記受け付けた第1の指示に基づいて、当該停止された前記第1の印刷ジョブに続く前記第2の印刷ジョブを実行することなくキャンセルし、前記受け付けた第2の指示に基づいて、当該停止された前記第1の印刷ジョブに続く前記第2の印刷ジョブを、当該第1の印刷ジョブの完了を待たずに実行する制御工程と、
    を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  13. ページ記述言語で表現された第1のデータおよび第2のデータを外部装置から受信し、当該第1のデータを印刷する第1の印刷ジョブと、当該第2のデータを印刷する第2の印刷ジョブとを続けて実行することが可能な印刷装置の制御方法であって、
    印刷ジョブを停止するイベントによって停止された当該印刷ジョブに続く印刷ジョブがキャンセルされることになる第1の指示を受け付ける第1の受け付け工程と、
    印刷ジョブを停止するイベントによって停止された当該印刷ジョブに続く印刷ジョブが、当該停止された印刷ジョブの完了を待たずに実行されることになる第2の指示を受け付ける第2受け付け工程と、
    前記第1の印刷ジョブの実行の際に印刷ジョブを停止するイベントが発生して当該第1の印刷ジョブが停止されたことにしたがって、
    前記受け付けた第1の指示に基づいて、当該停止された前記第1の印刷ジョブに続く前記第2の印刷ジョブを実行することなくキャンセルし、前記受け付けた第2の指示に基づいて、当該停止された前記第1の印刷ジョブに続く前記第2の印刷ジョブを、当該第1の印刷ジョブの完了を待たずに実行する制御工程と、
    を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  14. 前記第2の印刷ジョブが、前記停止された第1の印刷ジョブに続いて実行されても当該実行に際して前記イベントが発生しないような印刷ジョブであっても、
    前記制御工程は、前記イベントが発生して前記第1の印刷ジョブが停止されたことにしたがって、前記第1の指示に基づいて、前記第2の印刷ジョブを実行することなくキャンセルし、前記第2の指示に基づいて、前記第2の印刷ジョブを、前記第1の印刷ジョブの完了を待たずに実行することを特徴とする請求項12または13に記載の印刷装置の制御方法。
  15. 前記制御工程は、前記第1の印刷ジョブが前記イベントの発生により停止されたことにしたがって前記第1の指示に基づいて、前記第2の印刷ジョブを含む、当該第1の印刷ジョブの後続の全ての印刷ジョブを、実行することなくキャンセルすることを特徴とする請求項12乃至14の何れか1項に記載の印刷装置の制御方法。
  16. 前記制御工程は、前記第1の印刷ジョブが前記イベントの発生により停止されたことにしたがって前記第1の指示に基づいて前記第2の印刷ジョブを実行することなくキャンセルする、前記停止された第1の印刷ジョブをキャンセルすることを特徴とする請求項12乃至15の何れか1項に記載の印刷装置の制御方法。
  17. 前記制御工程は、前記第1の印刷ジョブが前記イベントの発生により停止されたことにしたがって前記第2の指示に基づいて前記第2の印刷ジョブを前記第1の印刷ジョブの完了を待たずに印刷処理する場合、前記停止された第1の印刷ジョブをキャンセルすることを特徴とする請求項12乃至16の何れか1項に記載の印刷装置の制御方法。
  18. 順番に実行されるように印刷ジョブを管理する管理工程を有し、
    前記管理工程は、前記第1の印刷ジョブと前記第2の印刷ジョブのそれぞれを、ジョブの識別情報と関連付けて管理することを特徴とする請求項12乃至17の何れか1項に記載の印刷装置の制御方法。
  19. 前記ジョブの識別情報は、ジョブ名であることを特徴とする請求項18に記載の印刷装置の制御方法。
  20. 前記管理工程は、前記第1の印刷ジョブと前記第2の印刷ジョブのそれぞれをジョブの処理状況と関連付けて管理することを特徴とする請求項19に記載の印刷装置の制御方法。
  21. 前記イベントの発生を通知する通知工程をさらに有することを特徴とする請求項12乃至19の何れか1項に記載の印刷装置の制御方法。
  22. 前記制御工程は、前記イベントが発生した場合に、前記第2の印刷ジョブを実行せずに一時的に停止することを特徴とする請求項12乃至20の何れか1項に記載の印刷装置の制御方法。
  23. コンピュータを、請求項1〜11のいずれか1項に記載された各手段として機能させるためのプログラム。
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