JP6007205B2 - 通気ラベル - Google Patents

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Description

本発明は、包装材で閉塞された包装体内部から外部環境へ気体の放出を可能にする通気ラベルに関する。
従来、包装材で閉塞された包装体内部に物品が収容されてなる包装体においては、収容される物品の性質によって、包装体の内側の空間(包装体内部)と外側の環境(外部環境)との間に気圧差が生じる場合がある。例えば、コーヒー豆や味噌等の物品が収容される場合、斯かる物品からは炭酸ガスが放出されるため、包装体内部の気圧が外部環境よりも高くなる。
上述のように、包装体内部と外部環境との間に気圧差が生じると、包装体が膨張して破裂してしまう場合がある。このため、包装体内部と外部環境との間に生じた気圧差を解消する方法として、包装体を構成する包装材に貫通孔を形成し、該貫通孔を覆うようにラベルを貼り付ける方法が提案されている。
斯かるラベルとしては、例えば、可撓制を有するフィルム片にスリットが形成されてなるラベルが知られている(特許文献1参照)。斯かるラベルは、包装材に形成された貫通孔を覆うように包装材に貼り付けられる際に、貫通孔とスリットとが重ならないようにすることで、貫通孔とスリットとが離間した状態になる。このため、外部環境から包装体内部への異物の侵入を防止することができると共に、包装体内部の気体をスリットから外部環境へ排出することが可能となっている。
また、他のラベルとしては、通気孔を設けたシート状の基材フィルムと、該基材フィルムに積層される弁フィルムとの間に気体の流路が形成されるものが知られている(特許文献2参照)。斯かるラベルでは、基材フィルムと弁フィルムとの間の流路となる領域にシリコンオイルが充填されている。そして、基材フィルムの通気孔が包装材の貫通孔と重なるように斯かるラベルが包装材に貼り付けられることで、包装体内部の気体が貫通孔および通気孔を通じてシリコンオイル内に入り込み、斯かる気体がシリコンオイル内を移動してラベルの端縁に達することで、包装体内部の気体を外部環境へ排出することが可能となっている。
実開平6−57861号公報 特開2006−298467号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたラベルは、包装材の貫通孔から離間した位置にスリットが配置されるものの、スリットと貫通孔とが常に連通した状態になるため、外部環境から包装体内部への異物の混入を効果的に防止することができない。また、特許文献2に開示されたラベルは、気体の流路がシリコンオイルで充填されているため、流路を通じて外部環境から包装体内部へ異物が侵入し難い構造となっている。しかしながら、シリコンオイルを保持するためにも基材フィルムと弁フィルムとが必要であり、ラベルの構造内で気体を流通させるため、ラベルを構成する部材が多く、構造が複雑になる。このため、効率的に製造することができない。
そこで、本発明は、簡素な構成でありながら、包装材で閉塞された包装体内部の密封状態を良好に維持することができると共に、必要に応じて包装体内部から外部環境へ気体の放出を可能にして包装体内部と外部環境との間の気圧差を解消することができる通気ラベルを提供することを課題とする。
本発明に係る通気ラベルは、変形可能な本体層と、前記本体層の下面側に積層された枠状の粘着層とを備え、包装体に貼り付け可能に構成される通気ラベルであって、包装体の内外を連通可能に形成された貫通孔を前記枠状の粘着層で囲むように該枠状の粘着層が包装体に貼り付けられた際に、枠状の粘着層の内側に形成されて気体のみで満たされたラベル内空間が包装体の内部と連通するように構成されており、前記粘着層は、包装体に対して剥離性及び再粘着性を有すると共に包装体と接触する剥離粘着領域と、該包装体に対する剥離強度が前記剥離粘着領域よりも高い貼付領域とを備え、前記剥離粘着領域が、前記枠状の粘着層の内周縁から外周縁まで形成されており、剥離粘着領域が包装体から剥離することで、ラベル内空間と包装体の外部とを連通させる通気路が剥離粘着領域と包装体との間に形成される、通気ラベルである。
斯かる構成によれば、内外を連通可能に形成された貫通孔が形成された包装材に通気ラベルを貼り付ける際に、該貫通孔を枠状の粘着層により囲うようにして包装材に貼り付けることで、該包装材を備える包装体の内部(以下、包装体内部とも記す)を密閉するため、包装体内部の密封状態を良好に維持することができる。
また、包装体内部の気圧が外部環境の気圧より高くなった際には、剥離粘着領域と包装材との間に形成される気体の流路(以下、通気路とも記す)を通じて、包装体内部から外部環境へ気体の放出が行われ、包装体内部と外部環境との気圧差を解消することができる。
具体的には、上述のように、貫通孔が形成された包装材に通気ラベルを貼り付けることにより、包装材に貼り付けられた通気ラベルの内側に、貫通孔を介して包装体内部と連通するラベル内空間が形成される。この状態で、包装体内部の気圧(以下、内圧とも記す)が外部環境よりも高くなると、包装体内部と連通するラベル内空間に気体が流入し、ラベル内空間の気圧も高くなる。これにより、ラベル内空間の周囲の通気ラベル及び包装材に内圧が加わり、通気ラベルが上方向に変形する。該変形に伴い、ラベル内空間周辺の剥離粘着領域が上方向に持ち上がることによって剥離し、剥離した部分からラベル内空間の気体が剥離粘着領域と包装材との間に入り込むと共に、内圧によって、該気体は、剥離粘着領域を包装材から剥離させつつ粘着層の外周縁へ向かって移動する。そして、該気体が粘着層の外周縁にまで達することで、剥離粘着領域と包装材との間に、少なくとも部分的に通気路が形成される。該通気路は、ラベル内空間及び貫通孔を介して包装体内部と連通すると共に、粘着層の外周縁で外部環境と連通するため、該通気路が形成されることで、包装体内部と外部環境とが連通した状態となる。これにより、包装体内部の気体が該通気路を通じて外部環境へ放出されるため、包装体内部と外部環境との気圧差を解消することができる。
そして、上記のようにして包装体内部と外部環境との気圧差が解消された後は、内圧により剥離していた剥離粘着領域が、粘着層の剥離していない部分に引き寄せられ、包装材と接触する位置に戻るため、剥離していた剥離粘着領域が包装材に再粘着してラベル内空間が密閉される。これにより、包装体内部の密封状態が再び維持される。
加えて、例えば、上方に障害物がある等の理由により、通気ラベルが上方向に変形できない場合でも、ラベル内空間の気体が、剥離粘着領域を剥離しつつ剥離粘着領域と包装材との間に入り込み、上記通気路を形成し得るため、ラベル内空間と連通する包装体内部の気体が該通気路を通じて外部環境へ放出され、包装体内部と外部環境との気圧差を解消することができる。
また、剥離粘着領域が包装材から剥離することによって、通気ラベルと包装材との間に通気路が形成されるため、従来技術のように、ラベルの積層構造内を気体が移動するように構成されたラベルよりも、簡素な構成の通気ラベルとすることができ、効率的に製造することができる。
本発明の通気ラベルは、好ましくは、前記本体層の前記下面における、前記粘着層に囲まれた領域に、突起が設けられていてもよい。
斯かる構成によれば、上からラベル内空間を圧縮するような圧力を受けて本体層が変形する際、本体層の下面が包装材に接する前に、本体層に設けられた突起が包装材に接するため、本体層の下面が包装材に接することにより貫通孔を塞いでしまうことを防止するためのストッパーとして機能する。したがって、圧力を受けた状態であっても、貫通孔を介する包装体内部とラベル内空間との間における気体の流通を確保することができる。
そして、包装体内部及び連通するラベル内空間の気圧が高くなると、ラベル内空間の気体が剥離粘着領域と包装体との間より外部環境へと放出される。このように、本実施形態の通気ラベルでは、上からの面の圧力を受けた状態であっても、包装体内部から外部環境への気体の放出が可能となる。
本発明の通気ラベルは、好ましくは、前記本体層の上面における、前記粘着層の真上に位置する領域に、突起が設けられていてもよい。
斯かる構成によれば、例えば、通気ラベルが全体的に上方から圧力を受ける際、ラベル内空間の真上に位置する通気ラベルの表面が圧力を受ける前に、該突起が設けられている部分が先に圧力を受ける。したがって、ラベル内空間が圧縮するような圧力を受けることを防止することができる。
前記剥離粘着領域は、包装材に対して剥離および再粘着可能な樹脂を含有する塗料、インク、又は、ニスのうち少なくとも1つが本体層の少なくとも一方の面側に印刷されてなることが好ましい。
斯かる構成によれば、剥離および再粘着可能な樹脂を含有する塗料等が印刷されることで、剥離粘着領域を形成することができるため、剥離粘着領域の形状を任意の形状に容易に形成することができる。
以上のように、本発明によれば、簡素な構成でありながら、包装材で閉塞された包装体内部の密封状態を良好に維持することができると共に、必要に応じて包装体内部から外部環境へ気体の放出を可能にして包装体内部と外部環境との間の気圧差を解消することができる。
第一実施形態に係る通気ラベルが包装材(包装体)に貼り付けられた状態を示す斜視図と一部拡大図。 (a)は、第一実施形態に係る通気ラベルを示した平面図、(b)は、図1のI−I’断面における通気ラベルを示した断面図。 図1のII−II’断面を示した断面図であって、(a)は、包装体内部と外部環境との間に気圧差が生じる前の状態を示した断面図、(b)は、内圧により気圧差が生じて剥離粘着領域が剥離し始めた状態を示した断面図、(c)は、通気路が形成された状態を示した断面図。 (a)は、第二実施形態に係る通気ラベルを示した平面図、(b)は、(a)のIII−III’断面における通気ラベルを示した断面図、(c)は、上からの面の圧力により通気ラベルが変形した状態を示した断面図。 (a)は、第三実施形態に係る通気ラベルを示した平面図、(b)は、(a)のIV−IV’断面における通気ラベルを示した断面図。 (a)は、他の実施形態に係る通気ラベルを示した平面図、(b)は、更に他の実施形態に係る通気ラベルを示した平面図。 (a)は、更に他の実施形態に係る通気ラベルを示した平面図、(b)は、更に他の実施形態に係る通気ラベルを示した平面図、(c)は、更に他の実施形態に係る通気ラベルを示した平面図。 (a)は、更に他の実施形態に係る通気ラベルを示した平面図、(b)は、更に他の実施形態に係る通気ラベルを示した平面図、(c)は、更に他の実施形態に係る通気ラベルを示した平面図。 (a)は、更に他の実施形態に係る通気ラベルを示した平面図、(b)は、更に他の実施形態に係る通気ラベルを示した平面図、(c)は、更に他の実施形態に係る通気ラベルを示した平面図。 (a)は、更に他の実施形態に係る通気ラベルを示した平面図、(b)は、更に他の実施形態に係る通気ラベルを示した平面図。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態について、図1〜3を参照しながら説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。
本実施形態に係る通気ラベル1は、図1に示すように、包装材Aに貼り付けられるものである。該包装材Aは、物品を包装可能に構成され、物品を包装した状態で、包装体Bを構成する。包装材Aは、可撓性を有する軟質包装材であってもよい。また、包装材Aは、貫通孔A1を備え、該貫通孔A1は、通気ラベル1で覆われる領域(具体的には、後述するラベル内空間R2の位置する領域)に複数形成される。
具体的には、図2(a)(b)に示すように、通気ラベル1は、変形自在な本体層4を備える。本体層4は、好ましくは、変形自在な樹脂フィルムを用いて形成される。特に、包装材Aと同等の柔軟性を有する樹脂フィルムを用いることが好ましい。樹脂フィルムを構成する素材としては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等が挙げられる。樹脂フィルムの厚みとしては、特に限定されるものではなく、例えば、12μm以上200μm以下であることが好ましく、16μm以上75μm以下であることがより好ましい。本体層4の面積及び形状は、貫通孔A1(貫通孔A1が複数の場合には、その全て)を覆うことが可能な面積であれば、特に限定されるものではない。本実施形態では、本体層4は四角形状であるが、例えば、矩形状、多角形状又は円形状などであってもよい。
本体層4の下面側には、枠状の粘着層5が積層されている。具体的には、枠状の粘着層5は、通気ラベル1の包装材Aに貼り付けられる面側に積層されている。そして、枠状の粘着層5が複数の貫通孔A1を囲うように(すなわち、枠状の粘着層5の枠内に複数の貫通孔A1が収まるように)、通気ラベル1が包装材Aに貼り付けられることで、ラベル内空間R2が貫通孔A1の周囲に形成されるように、貫通孔A1が通気ラベル1に密閉される。粘着層5の面積及び形状は、枠内に貫通孔A1(貫通孔A1が複数の場合には、その全て)を収めることが可能な大きさの枠状形状であれば、特に限定されるものではない。本実施形態では、粘着層5は、略中央部分に四角形状の枠が設けられた、外寸が本体層4と略同一の四角形状の枠状形状であるが、例えば、粘着層5及び/または該枠の形状は、矩形状、多角形状又は円形状などであってもよい。また、粘着層5の面積は、本体層4より小さくてもよい。
粘着層5は、包装材Aに対して剥離および再粘着可能な剥離粘着領域2と、剥離粘着領域2よりも高い剥離強度を有するように構成される貼付領域3とを備える。剥離粘着領域2は、枠状の粘着層5の内周縁から外周縁まで設けられる。貼付領域3は、通気ラベル1における剥離粘着領域2以外の領域に形成される。本実施形態では、一対の剥離粘着領域2が、間隔(すなわち、枠状の粘着層5の枠内)を隔てて形成される。そして、該一対の剥離粘着領域2を挟み込むように、略平行に伸びる一対の貼付領域3が形成される。
剥離粘着領域2は、包装材Aに対して剥離および再粘着可能な樹脂を用いて形成される。該樹脂としては、特に限定されるものではなく、例えば、シリコーン(メタ)アクリレート類の重合体、長鎖アルキル(メタ)アクリレート重合体等が挙げられる。剥離粘着領域2の包装材Aに対する剥離強度は、包装材Aの材質により適宜決定され、特に限定されるものではないが、例えば、0.04N/m以上40N/m以下であることが好ましく、0.4N/m以上28N/m以下であることがより好ましい。該剥離強度を前記範囲とすることにより、包装材Aに対する十分な粘着性と良好な剥離性を確保することができる。なお、本明細書において、剥離強度とは、JIS K 6854に基づく90°剥離試験方法により測定することができる。剥離粘着領域2の厚みとしては、特に限定されるものではなく、例えば、0.1μm以上50μm以下であることが好ましく、1μm以上30μm以下であることがより好ましい。
貼付領域3は、剥離粘着領域2に使用される樹脂よりも、包装材Aに対して高い剥離強度を有する粘着剤を用いて形成される。貼付領域3を形成する粘着剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、アクリル酸ブチルホモポリマー又はコポリマー、アクリル酸2エチルヘキシルホモポリマー又はコポリマー、天然ゴム等が挙げられる。貼付領域3の包装材Aに対する剥離強度としては、剥離粘着領域2を形成する樹脂よりも剥離強度が高い限りにおいて特に限定されるものではなく、例えば、200N/m以上1200N/m以下であることが好ましく、400N/m以上800N/m以下であることがより好ましい。貼付領域3の厚みとしては、特に限定されるものではなく、例えば、10μm以上50μm以下であることが好ましく、15μm以上25μm以下であることがより好ましい。また、貼付領域3及び剥離粘着領域2の厚みは同じでもよく、異なっていてもよい。
剥離粘着領域2及び貼付領域3を形成する方法としては、特に限定されず、例えば、剥離粘着領域2に用いる樹脂や貼付領域3に用いる粘着剤を含有する塗料、インク、又は、ニスのうち少なくとも1つを、本体層4に印刷(好ましくは、フレキソ印刷)する方法が挙げられる。該印刷は、剥離粘着領域2と同時に印刷してもよく、別々に印刷してもよい。また、本実施形態では、貼付領域3がそれぞれ略平行に伸びた簡易な形状であるため、該樹脂または該粘着剤を本体層4に塗工する方法や、両面に該樹脂または該粘着剤が付着した両面テープ等を本体層4に貼付する方法によっても、剥離粘着領域2や貼付領域3を容易に形成することができる。
次に、上記のように構成される通気ラベル1の使用方法について説明する。図3(a)に示すように、通気ラベル1は、枠状の粘着層5が貫通孔A1を囲うように包装材A(包装体B)に貼り付けられる。すなわち、通気ラベル1が貫通孔A1を覆うように包装材Aに貼り付けられた状態で、貫通孔A1が枠状の粘着層5の枠内に位置する。これにより、貫通孔A1が通気ラベル1によって密閉されるため、包装材Aで閉塞された包装体内部(包装体Bにおける物品を収容する空間)R1が密封された状態に維持される。この際、包装材Aに貼り付けられた通気ラベル1の内側に、貫通孔A1を介して包装体内部R1と連通するラベル内空間R2が形成される。
粘着層5の剥離粘着領域2は、枠状の粘着層5の内周縁から外周縁まで包装材Aに粘着する。一方、粘着層5の貼付領域3は、包装材Aにおける通気ラベル1と重なる領域のうち、剥離粘着領域2が設けられた領域以外の領域に設けられる。通気ラベル1は、貼付領域3において包装材Aに固定されるため、包装材Aの変形等の影響によって、通気ラベル1の全体が、包装材A(包装体B)から意図せずに剥離してしまうのが防止される。
上記のようにして包装材Aに貼り付けられた通気ラベル1は、包装体内部R1の気圧が、該包装体内部R1に包装材Aを介して隣接する外部環境R3の気圧より高くなった際に、包装体内部R1から外部環境R3へ気体の放出を可能にする。
具体的には、包装体内部R1の気圧(以下、内圧とも記す)が外部環境R3よりも高くなると、包装体内部R1と連通するラベル内空間R2に気体が流入し、ラベル内空間R2の気圧も高くなる。これにより、図3(b)に示すように、ラベル内空間R2の周囲の通気ラベル1(具体的には、本体層4)及び包装材Aに内圧が加わり、通気ラベル1(具体的には、本体層4)が上方向に変形する。該変形に伴い、ラベル内空間R2周辺の剥離粘着領域2が上方向に持ち上がることによって剥離し、剥離した部分からラベル内空間R2の気体が剥離粘着領域2と包装材Aとの間に入り込むと共に、内圧によって、該気体は、剥離粘着領域2を包装材Aから剥離させつつ粘着層5(剥離粘着領域2が設けられている部分)の外周縁へ向かって移動する。
そして、図3(c)に示すように、該気体が粘着層5(剥離粘着領域2が設けられている部分)の外周縁にまで達することで、剥離粘着領域2と包装材Aとの間に、気体の流路(以下、通気路とも記す)Vが形成される。該通気路Vは、ラベル内空間R2及び貫通孔A1を介して包装体内部R1と連通すると共に、粘着層5(剥離粘着領域2が設けられている部分)の外周縁で外部環境R3と連通するため、該通気路Vが形成されることで、包装体内部R1と外部環境R3とが連通した状態となる。これにより、包装体内部R1の気体が該通気路Vを通じて外部環境R3へ放出されるため、包装体内部R1と外部環境R3との気圧差を十分に解消することができる。
なお、このように剥離粘着領域2が包装材Aから剥離し、該通気路Vが形成された状態であっても、貼付領域3は包装材Aから剥離しないため、通気ラベル1が包装材Aに貼り付けられた状態を維持することができる。
そして、上記のようにして包装体内部R1と外部環境R3との気圧差が解消された後は、通気ラベル1(具体的には、本体層4)及び/または包装材Aの保持弾性により変形が解消され、剥離粘着領域2は包装材Aと接触する位置に戻るため、剥離粘着領域2が包装材Aに再粘着してラベル内空間R2が密閉される。これにより、包装体内部R1の密封状態が再び維持される。
また、例えば、上方に障害物がある等の理由により、通気ラベル1が上方向に変形できない場合でも、ラベル内空間R2の気体が、剥離粘着領域2を剥離しつつ剥離粘着領域2と包装材Aとの間に入り込み、通気路Vを形成し得るため、ラベル内空間R2と連通する包装体内部R1の気体が通気路Vを通じて外部環境R3へ放出され、包装体内部と外部環境との気圧差を解消することができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について、図4を用いて説明する。図4(a)(b)に示すように、第二実施形態に係る通気ラベル10では、本体層4の下面における、前記粘着層5に囲まれた領域に、突起6が設けられている。すなわち、突起6は、包装材Aに貼り付けられた際、ラベル内空間R2の内部に位置するように、ラベル内空間R2を囲う本体層4の下面に設けられている。本実施形態では、2つの突起6が設けられているが、突起6は1つだけ設けられていてもよく、また3つ以上設けられていてもよい。
本実施形態の通気ラベル10は、上からラベル内空間を圧縮するような圧力を受けた状態であっても、包装体内部R1から外部環境R3への気体の放出が妨げられ難いという利点を有する。具体的には、上述の第一実施形態の通気ラベル1では、上からの圧力を受けると本体層4が包装材Aに近づくように変形し、やがて本体層4の下面が包装材Aに接したとき、本体層4の下面が包装材Aに設けられた貫通孔A1を塞いでしまうことがある。これに対し、第二実施形態に係る通気ラベル10では、図4(c)に示すように、本体層4の下面が包装材Aに接する前に、本体層4に設けられた突起6が包装材Aに接する。そのため、本体層4は、突起6が設けられている付近においては、上からの圧力により突起6が変形しない限り、それ以上包装材Aに近づけない。すなわち、突起6は、本体層4の下面が包装材Aに接することにより貫通孔A1を塞いでしまうことを防止するためのストッパーとして機能する。したがって、圧力を受けた状態であっても、貫通孔A1を介する包装体内部R1とラベル内空間R2との間における気体の流通を確保することができる。なお、突起6が設けられた通気ラベル10は、圧力を受けた際に突起6が貫通孔A1を塞がないような位置において、包装材Aに貼り付けられる。
そして、包装体内部R1及び連通するラベル内空間R2の気圧が高くなると、ラベル内空間R2の気体が、剥離粘着領域2を剥離しつつ剥離粘着領域2と包装材Aとの間に入り込んで通気路Vを形成し、通気路Vを通じて外部環境R3へと放出される。このように、本実施形態の通気ラベル10では、上からの面の圧力を受けた状態であっても、包装体内部R1とラベル内空間R2との連通状態が確保されるため、ラベル内空間R2と連通する包装体内部R1から外部環境R3への気体の放出が可能となる。
突起6が設けられる位置は、前記粘着層5に囲まれた領域であれば特に限定されないが、圧力を受けた際、突起6が包装材Aに設けられた貫通孔A1を塞がないように、通気ラベル10を包装材Aに貼り付けた際に突起6が貫通孔A1に近づきすぎないようにすることが好ましい。
突起6は、本体層4に接着されて形成されてもよく、塗料、インク、又はニスなどが印刷されて形成されていてもよい。また、本体層4自身が(例えばエンボス加工されることにより)突起6を有する形状となっていてもよい。突起6の高さとしては、特に限定されるものではないが、粘着層5の厚みの10%〜100%となる高さが好ましい。
<第三実施形態>
続いて、本発明の第三実施形態について、図5を用いて説明する。図5(a)(b)に示すように、第三実施形態に係る通気ラベル11では、本体層4の上面における、粘着層5の真上に位置する領域に、本体層4の上面よりも上方に突出した突起7が設けられている。本実施形態では、一対の貼付領域3の真上に位置する部分に、それぞれ長手状の突起7が設けられている。
本実施形態の通気ラベル11も、上からの面の圧力によって包装体内部R1から外部環境R3への気体の放出が妨げられ難いという利点を有する。すなわち、通気ラベル11が全体的に上方から圧力を受ける際、ラベル内空間R2の真上に位置する通気ラベルの表面が圧力を受ける前に、該表面より高くなっている部分(すなわち、突起7)が、該圧力を加えるものに接触するため、先に圧力を受ける。したがって、ラベル内空間R2が圧縮するような圧力を受けることを防止することができる。
突起7が設けられる位置は、本体層4の上面において、粘着層5の真上に位置する領域であれば特に限定されず、該領域の一部分に設けられていてもよく、該領域の全域にわたって設けられていてもよい。もっとも、突起7が剥離粘着領域2の真上に位置する部分に設けられず、貼付領域3の真上に位置する部分に設けられる場合には、上からの圧力により剥離粘着領域2の剥離を阻害しないため、好ましい。
突起7は、本体層4に接着されて形成されてもよく、塗料、インク、又はニスなどが印刷されて形成されていてもよい。また、本体層4自身が(例えばエンボス加工されることにより)突起7を有する形状となっていてもよい。また、突起7の厚み及び形状は、特に限定されない。
以上のように、通気ラベル1を用いることによって、包装体内部R1の密封状態を維持することができると共に、必要に応じて包装体内部R1から外部環境R3へ気体の放出を可能して、包装体内部R1と外部環境R3との間の気圧差を解消することができる。
また、剥離粘着領域2が包装材Aから剥離することによって、通気ラベル1と包装材Aとの間に通気路Vが形成されるため、従来技術のように、ラベルの積層構造内を気体が移動するように構成されたラベルよりも、簡素な構成の通気ラベルとすることができ、効率的に製造することができる。
さらに、通気ラベル1が上方向に変形するのに伴って剥離粘着領域2も上方向に持ち上がり、それによって剥離粘着領域2が剥離するため、剥離粘着領域2の最初の剥離が起こりやすく、そのため剥離抵抗も小さい。従って、包装体内部R1と外部環境R3との間の気圧差が比較的小さい場合であっても、斯かる気圧差を効果的に解消することができる。
加えて、例えば、上方に障害物がある等の理由により、通気ラベル1が上方向に変形できない場合でも、ラベル内空間R2の気体が、剥離粘着領域2を剥離しつつ剥離粘着領域2と包装材Aとの間に入り込み、通気路Vを形成し得るため、ラベル内空間R2と連通する包装体内部R1の気体が通気路Vを通じて外部環境R3へ放出され、包装体内部と外部環境との気圧差を解消することができる。
また、包装材Aの貫通孔A1がラベル内空間R2を介して通気ラベル1に覆われることで(すなわち、貫通孔A1が剥離粘着領域2に直接接触しないことで)、包装体内部R1に収容された内容物は、剥離粘着領域2と接触し辛い。そのため、剥離粘着領域2に含有される物質によって内容物が汚染されるのを防止することができる。特に、本体層4が食品衛生法の溶出基準を満たす素材を用いて形成される場合には、内容物が貫通孔A1に近接する本体層4に接触した場合であっても、食品衛生法の溶出基準に挙げられる物質によって内容物が汚染されるのを防止することができる。
なお、本発明に係る通気ラベルは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、上記実施形態では、剥離粘着領域2は、粘着層5の四角形状の内周縁における端辺から外周縁まで、粘着層5の枠内の幅(具体的には、該端辺の長さ)と略同一の幅で形成されているが、本発明はこれに限定されものではない。例えば、図6(a)に示す通気ラベル12のように、該剥離粘着領域2は、粘着層5の枠内の幅(具体的には、該端辺の長さ)よりも狭い幅で形成されてもよい。また、図6(b)に示す通気ラベル13のように、剥離粘着領域2は、粘着層5の内周縁から外周縁に向かって、拡大するように形成されてもよい。さらに、剥離粘着領域2の幅についてこれらを任意に組み合わせてもよく、例えば、一対の剥離粘着領域2の一方が図6(a)の剥離粘着領域2のような幅狭に、他方が図6(b)の剥離粘着領域2のように拡大するように形成されてもよい。
また、上記実施形態では、粘着層5の両端部に一対の剥離粘着領域2が形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図7(a)に示す通気ラベル14のように、剥離粘着領域2が粘着層5の内周縁から外周縁までの一箇所のみにおいて形成されてもよい。その場合においても、該剥離粘着領域2は、例えば、図7(b)に示す通気ラベル15のように、粘着層5の枠内の幅よりも狭い幅で形成されてもよく、図7(c)に示す通気ラベル16のように、粘着層5の内周縁から外周縁に向かって、拡大するように形成されてもよい。
さらに、例えば、図8(a)に示す通気ラベル17のように、粘着層5の一方向に沿った両端部だけでなく、一方向に直行する他方向における両端部においても剥離粘着領域2が形成されてもよい。その場合においても、該剥離粘着領域2は、例えば、図8(b)に示す通気ラベル18のように、粘着層5の枠内の幅よりも狭い幅で形成されてもよく、図8(c)に示す通気ラベル19のように、粘着層5の内周縁から外周縁に向かって、拡大するように形成されてもよい。
同様に、例えば、図9(a)(b)の通気ラベル20,21のように、一方向および他方向のそれぞれに対して交差する方向のそれぞれの端部にも(つまり、放射状にも)剥離粘着領域2が形成されてもよい。
また、図9(c)の通気ラベル22のように、粘着層5は、剥離粘着領域2と、剥離粘着領域2の周囲に放射線状に複数形成された貼付領域3とから構成されてもよい。
加えて、上記実施形態では、通気ラベル貼付時に、全ての貫通孔A1が、粘着層5に形成された1つの枠内(1つのラベル内空間R2内)に位置するように構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図10(a)(b)に示す通気ラベル23,24のように、粘着層5に複数の枠が形成されており、それぞれの貫通孔A1が、複数の枠内(複数のラベル内空間R2内)のいずれかに位置するように構成されてもいてもよい。その場合には、貫通孔A1が位置する該枠の縁部(粘着層5の内周縁)から粘着層5の外周縁まで、剥離粘着領域2が設けられる。
なお、上記通気ラベル12〜24においても、剥離粘着領域2及び貼付領域3は、上述の第一実施形態と同様にして形成することができるが、上記通気ラベル13〜24における貼付領域3のような複雑な形状については、粘着剤を本体層4に印刷する方法により形成することが特に好ましい。
また、上記の各実施形態では、包装材Aに複数の貫通孔A1が形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、包装材Aに貫通孔A1が一つ形成されてもよい。また、貫通孔A1の形状としては、特に限定されるものではなく、開口面を有する形状(例えば、円形状や四角形状等)や、スリットのような線状を採用することができる。
1…通気ラベル、2…剥離粘着領域、3…貼付領域、4…本体層、5…粘着層、A…包装材、A1…貫通孔、B…包装体、R1…包装体内部、R2…ラベル内空間、R3…外部環境、V…通気路

Claims (4)

  1. 変形可能な本体層と、前記本体層の下面側に積層された枠状の粘着層とを備え、包装体に貼り付け可能に構成される通気ラベルであって、
    包装体の内外を連通可能に形成された貫通孔を前記枠状の粘着層で囲むように該枠状の粘着層が包装体に貼り付けられた際に、枠状の粘着層の内側に形成されて気体のみで満たされたラベル内空間が前記貫通孔を介して包装体の内部と連通するように構成されており、
    前記粘着層は、包装体に対して剥離性及び再粘着性を有すると共に包装体と接触する剥離粘着領域と、該包装体に対する剥離強度が前記剥離粘着領域よりも高い貼付領域とを備え、
    前記剥離粘着領域が、前記枠状の粘着層の内周縁から外周縁まで形成されており、
    剥離粘着領域が包装体から剥離することで、ラベル内空間と包装体の外部とを連通させる通気路が剥離粘着領域と包装体との間に形成される、通気ラベル。
  2. 前記本体層の前記下面における、前記粘着層に囲まれた領域に、突起が設けられている、請求項1に記載の通気ラベル。
  3. 前記本体層の上面における、前記粘着層の真上に位置する領域に、突起が設けられている、請求項1または2に記載の通気ラベル。
  4. 前記剥離粘着領域は、包装体に対して剥離および再粘着可能な樹脂を含有する塗料、インク、又は、ニスのうち少なくとも1つが本体層の少なくとも一方の面側に印刷されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通気ラベル。
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