JP6767797B2 - 弁装置付き包装体及びこれに使用する弁装置 - Google Patents
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「前記包装体に向いた片面の全体に粘着剤層が形成された弁本体と、全体が前記粘着剤層に重なると共に前記通気穴を塞ぐように配置された弁フィルムとを有し、
前記弁フィルムを前記弁本体よりも小さい面積に形成して前記粘着剤層に前記通気穴の外側にはみ出た露出部を設けることにより、前記弁本体によって前記弁フィルムを前記包装体に押さえ保持していると共に、前記弁フィルムと前記包装体とで挟まれた部位を前記包装体の内部に発生したガスの排気通路と成している一方、
前記弁フィルムは、前記包装体に重ねるとこれに軽く貼り付く自己密着性を有している」
という基本構成である。
「前記排気通路の箇所のうち前記通気穴を覆う部位に、前記包装体に対する弁フィルムの密着性を弱めるか又は無くした離反助長部が、前記弁フィルムと包装体とのうちいずれか一方又は両方に凸部又は凹部若しくは凹凸部を形成することによって設けられ、前記弁本体及び弁フィルムの厚さ方向から見て、前記通気穴が前記凸部又は凹部若しくは凹凸部の群の中に位置している」
という構成が付加されている。
「前記包装体に貼り付けられるように一方の面に第1粘着剤層を形成されると共に前記通気穴と重なる連通穴が形成されたベース体と、前記ベース体の他方の面に向いた片面の全体に第2粘着剤層が形成された弁本体と、全体が前記第2粘着剤層に重なると共に前記通気穴を塞ぐように配置された弁フィルムとを有しており、
前記弁フィルムを前記弁本体よりも小さい面積に形成して前記第2粘着剤層に前記連通穴の外側にはみ出た露出部を設けることにより、前記弁本体によって前記弁フィルムを前記ベース体に押さえ保持すると共に、前記弁フィルムと前記ベース体とで挟まれた部位を前記包装体の内部に発生したガスの排気通路と成している一方、
前記弁フィルムは、前記包装体に重ねるとこれに軽く貼り付く自己密着性を有しており」
という基本構成になっている。
「前記排気通路の箇所のうち前記連通穴を覆う部位に、前記ベース体に対する弁フィルムの密着性を弱めるか又は無くした離反助長部が、前記弁フィルムとベースとのうちいずれか一方又は両方に凸部又は凹部若しくは凹凸部を形成することによって設けられ、前記弁本体及び弁フィルムの厚さ方向から見て、前記通気穴が前記凸部又は凹部若しくは凹凸部の群の中に位置している」
という構成が付加されている。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜2に示す第1実施形態を説明する。本実施形態は、味噌の包装体(包装用容器)に適用している。包装体は、開口縁(上端縁)にフランジ1aを形成した容器本体1と、容器本体1のフランジ1aに接着又は溶着された蓋2とから成っている。容器本体1は樹脂シート製であり、蓋2は、紙やアルミ箔、樹脂フィルム等を積層した薄いシート材から成っている。
次に、他の実施形態を説明する。図3に示す第2実施形態では、弁フィルム7に凸部8を形成するにおいて、凸部8を円形に形成している。凸部8に代えて、図3(B)に示すように、凹部11を形成したり、図3(C)に示すように凹凸部12を形成したりすることも可能である。凸部8にしても凹部11にしても凹凸部12にしても、平面視形状は任意に設定できる。
さて、第1実施形態では、弁フィルム7と包装体(蓋2)との間に排気通路が形成されるが、弁装置を貼り付ける箇所の腰の強さや表面の皺の有無により、弁フィルムと包装体との密着性が異なって、弁としての性能が安定しない場合がある。包装体が紙製であったり印刷が施されていたりして表面の平滑性が悪い場合も、弁フィルム7の密着性が低下して性能が悪化するおそれがある。つまり、第1実施形態の場合、包装体の性状によっては弁機能が安定しない場合があり、安価ではあるが適用対象が限られる。
a.剥離紙状原反を使用し、その上にベース体原反を重ねて第2粘着剤層15によって粘着させた状態で繰り出しつつ、ベース体原反に弁フィルム原反を重ねていく、
b.弁フィルム原反に、トムソンによって弁フィルム7″の形状の切り込みを入れて行きつつ、弁フィルム原反の余白部分を剥がしていく、
c.片面に第1粘着剤16の層が塗工された弁本体原反を、弁フィルム7を覆うようにしてベース体原反に重ねていきつつ、弁本体原反とベース体原反とに、トムソンにより、それら弁本体5″とベース体14の形状の切り込みを入れ、次いで、弁本体原反とベース体原反との余白部分を引き剥がしていく、
という手順で形成できる。これにより、剥離紙原反に多数の弁装置13が並べて搭載された状態の製品が製造される。
2 包装体を構成する蓋
3 通気穴
4 弁装置
5,5″ 弁本体
6 粘着剤層
7,7″ 弁フィルム
8,8′,8″ 凸部
9,9′,9″ 離反助長部
11,11′,11″ 凹部
12,12′ 凹凸部
13 ベース体付き弁装置
14 ベース体
15 第1粘着剤層
16 第2粘着剤層
17 連通穴
18 包装体の一例としての袋容器
Claims (5)
- 内外に連通する通気穴が空けられた包装体と、前記通気穴を覆うようにして前記包装体の外面に粘着されるシート状の弁装置とを備えており、
前記弁装置は、前記包装体に向いた片面の全体に粘着剤層が形成された弁本体と、全体が前記粘着剤層に重なると共に前記通気穴を塞ぐように配置された弁フィルムとを有し、
前記弁フィルムを前記弁本体よりも小さい面積に形成して前記粘着剤層に前記通気穴の外側にはみ出た露出部を設けることにより、前記弁本体によって前記弁フィルムを前記包装体に押さえ保持していると共に、前記弁フィルムと前記包装体とで挟まれた部位を前記包装体の内部に発生したガスの排気通路と成している一方、
前記弁フィルムは、前記包装体に重ねるとこれに軽く貼り付く自己密着性を有している構成であって、
前記排気通路の箇所のうち前記通気穴を覆う部位に、前記包装体に対する弁フィルムの密着性を弱めるか又は無くした離反助長部が、前記弁フィルムと包装体とのうちいずれか一方又は両方に凸部又は凹部若しくは凹凸部を形成することによって設けられ、前記弁本体及び弁フィルムの厚さ方向から見て、前記通気穴が前記凸部又は凹部若しくは凹凸部の群の中に位置している、
弁装置付き包装体。 - 内外に連通する通気穴が空けられた包装体の外面に、前記通気穴を覆う状態で貼り付けられる弁装置であって、
前記包装体に向いた片面の全体に粘着剤層が形成された弁本体と、全体が前記粘着剤層に重なると共に前記通気穴を塞ぐように配置された弁フィルムとを有し、
前記弁フィルムを前記弁本体よりも小さい面積に形成して前記粘着剤層に前記通気穴の外側にはみ出た露出部を設けることにより、前記弁本体によって前記弁フィルムが前記包装体に押さえ保持されると共に、前記弁フィルムと前記包装体とで挟まれた部位が前記包装体の内部に発生したガスの排気通路になるように設定されている一方、
前記弁フィルムは、前記包装体に重ねるとこれに軽く貼り付く自己密着性を有しており、
前記弁フィルムのうち前記通気穴を覆う部位に、前記包装体に対する弁フィルムの密着性を弱めるか又は無くした離反助長部が、前記弁フィルムに凸部又は凹部若しくは凹凸部を形成することによって設けられ、前記弁本体及び弁フィルムの厚さ方向から見て、前記通気穴が前記凸部又は凹部若しくは凹凸部の群の中に位置するように設定されている、
包装体用弁装置。 - 内外に連通する通気穴が空けられた包装体の外面に、前記通気穴を覆う状態で貼り付けられる弁装置であって、
前記包装体に貼り付けられるように一方の面に第1粘着剤層を形成されると共に前記通気穴と重なる連通穴が形成されたベース体と、前記ベース体の他方の面に向いた片面の全体に第2粘着剤層が形成された弁本体と、全体が前記第2粘着剤層に重なると共に前記通気穴を塞ぐように配置された弁フィルムとを有しており、
前記弁フィルムを前記弁本体よりも小さい面積に形成して前記第2粘着剤層に前記連通穴の外側にはみ出た露出部を設けることにより、前記弁本体によって前記弁フィルムを前記ベース体に押さえ保持すると共に、前記弁フィルムと前記ベース体とで挟まれた部位を前記包装体の内部に発生したガスの排気通路と成している一方、
前記弁フィルムは、前記包装体に重ねるとこれに軽く貼り付く自己密着性を有しており、
前記排気通路の箇所のうち前記連通穴を覆う部位に、前記ベース体に対する弁フィルムの密着性を弱めるか又は無くした離反助長部が、前記弁フィルムとベースとのうちいずれか一方又は両方に凸部又は凹部若しくは凹凸部を形成することによって設けられ、前記弁本体及び弁フィルムの厚さ方向から見て、前記通気穴が前記凸部又は凹部若しくは凹凸部の群の中に位置している、
包装体用弁装置。 - 前記離反助長部は、前記弁フィルム自身を塑性変形させることによって形成されている、
請求項1に記載した弁装置付き包装体。 - 前記離反助長部は、前記弁フィルム自身を塑性変形させることによって形成されている、
請求項2又は3に記載した包装体用弁装置。
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