JP6060429B2 - 包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を包装した包装体に関し、特に、水、薬剤、アルコールなどの液体が含浸されたウェットシートを包装するために好適な包装体に関する。
ウェットシートが包装された包装体として、取出口を有する包材と、前記取出口を覆うように包材の表面に剥離可能に貼着されたフィルム状の蓋材と、を有する包装体が知られている。
かかる包装体からウェットシートを取り出す際には、蓋材の開閉方向始端部を捲り上げ且つその開閉方向終端部を包材の表面に付けたままで、蓋材を包材の表面に対して立ち上がり状に剥離することにより、取出口を開放させる。
しかし、立ち上がったフィルム状の蓋材から手を離すと、その蓋材が自然に包材の表面側へ戻って取出口を閉じるため、蓋材から片方の手を離さずに、他方の手でウェットシートを取出口から取り出さなくてはならない。つまり、片方の手だけで蓋材を開けてウェットシートを取り出すことが難しい。
このような点に鑑みて、特許文献1には、外側の層が内側の層よりも熱収縮率が大きい多層フィルムと、その多層フィルムの内側の層の裏面に設けられた粘着剤と、を有するラベル(フィルム状の蓋材)によって取出口を覆った包装体が開示されている。
かかる特許文献1のラベルは、外側の層の熱収縮率が内側の層よりも大きいので、包材の表面に貼着されたラベルを捲ると、そのラベルが外側にカールし得る。このため、剥離したラベルが元に戻ることによって取出口が塞がれることを防止できる。
しかしながら、特許文献1のラベルは、包材の表面に貼着した後、ラベルの外側の層を熱収縮させるため、熱を加えなければならず、包材に包装する物品が熱損傷を受けるおそれがある。このため、包装する物品が制約される。
この点、包材に貼着する前にラベルに熱を加えれば、物品に熱が加わることはないが、ラベルを加熱するとカールするため、カールしたラベルを包材の表面の所定位置に綺麗に貼着することが困難となる。
特開2003−165574号公報
本発明の目的は、蓋材を包材から剥離した後、その蓋材から手を離しても蓋材が包材側へと戻り難く、片手で容易に、蓋材を捲って取出口を開放しその取出口から物品を取り出すことができる包装体を提供することである。
本発明の包装体は、物品を取り出すための取出口を有する包材と、前記取出口を覆うように前記包材の表面に剥離可能且つ再貼付可能に貼着されたフィルム状の蓋材と、を有し、前記蓋材が、基材と、前記基材の裏面に設けられた粘着層と、を有し、前記基材が、形状保持フィルムのみからなる、又は、形状保持フィルムとベースフィルムとからなる積層フィルムであって前記形状保持フィルムとベースフィルムが同形同大の積層フィルムであり、前記蓋材の粘着層の、前記包材の表面に対する接着強度が、1.5N/25mm〜8N/25mmである。
上記本発明の包装体は、蓋材が形状保持フィルムを含むので、蓋材を包材から捲った後、蓋材がカールした状態を保持するため、剥離した蓋材が元に戻ることによって取出口が塞がれることを防止できる。
かかる蓋材を有する包装体は、片手で蓋材を捲り、その片手で取出口から包材内の物品を取り出すこともできる。
本発明の蓋材は、加熱などの特別な処理を行わなくても、捲ることによってカール特性を生じる。このため、包材内に収納する物品が制約されることはない。
本発明の好ましい包装体は、前記蓋材の基材が、形状保持フィルムとベースフィルムとからなる積層フィルムであり、前記ベースフィルムが、ポリエチレンテレフタレートフィルムである。
本発明の好ましい包装体は、前記形状保持フィルムが、0度〜40度の戻り角を有する。
本発明の包装体によれば、加熱処理などの特別な処理を行わなくても、捲った蓋材が取出口を塞ぎ難い。このような本発明の包装体は、片手だけで蓋材を剥がし、取出口から物品を取り出す一連の作業を行うことも可能である。
本発明の1つの実施形態に係る包装体の斜視図。 図1のII−II線断面図。 包材(図1の包装体から蓋材を除いた状態)の平面図。 本発明の1つの実施形態に係る蓋材の平面図。 図4のV−V線断面図。 図4のVI−VI線断面図。 包装体の開封時の断面図。その断面は、図2と同様の方向で切断したものである。 本発明の他の実施形態に係る蓋材の断面図。その断面は、図5と同様の方向で切断したものである。 本発明のさらなる他の実施形態に係る蓋材の平面図。 図9のX−X線断面図。 本発明のさらなる他の実施形態に係る蓋材の平面図。 図11のXII−XII線断面図。 戻り角の測定方法の手順を示す参考図。 実施例及び比較例で作製した基材を示す断面図。 実施例及び比較例で作製した蓋材の第1の開封試験の手順を示す参考図。 実施例及び比較例で作製した蓋材の第2の開封試験の手順を示す参考図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
なお、本明細書において「PPP〜QQQ]という記載は、「PPP以上QQQ以下」を意味する。
図1及び図2に於いて、包装体1は、物品9が収納された包材2と、包材2の表面に貼着されたフィルム状の蓋材3と、を有する。
前記包材2の一部分には、包装された物品9を取り出すための取出口5が形成されている。前記蓋材3は、前記取出口5を覆いつつ包材2の表面に剥離可能で且つ再貼付可能に貼着されている。
具体的には、本発明の包装体1の包装対象である前記物品9は、特に限定されず、菓子などの食品、ネジなどの機械部品、クリップなどの文房具類、ナプキンなどの医薬部外品、ウェットシートなどの液体含有品などが挙げられる。
前記液体含有品としては、含浸させる液体及びその液体を含浸させる支持体の材質に応じて、様々なものが知られており、例えば、お手拭き、掃除用シート、ふきん、おしり拭き、油取りシート、化粧落としシートなどが挙げられる。
これらの液体含有品は、通常、図2に示すように、シートに液体を含浸させたウェットシート91を複数枚積み重ねて構成されている。
前記液体は、特に限定されず、用途に応じて適宜選択される。例えば、水、アルコール、界面活性剤、除菌剤、抗菌剤、防腐剤、香料などの液体が挙げられる。これらは1種単独で、又は2種以上混合して用いることができる。
前記ウェットシートを構成するシートは、吸液性(吸水性及び/又は吸油性)を有していれば特に限定されず、例えば、吸液性を有する材料を含む不織布、織布、紙、多孔質シートなどを用いることができる。
なお、ウェットシート91を包装した包装体1は、ウェットシート包装体とも呼ばれる。
包材2は、前記物品9を収納可能であって物品9を取り出すための取出口5を有するものであれば特に限定されないが、前記取出口5を塞ぐ蓋材3と協働して、前記物品9を密封状(液漏れ及び空気が侵入しない密封状態)に包装できるものが好ましい。
包材2としては、樹脂成形品などのような外力によって簡単に変形しない容器、ピロー包装袋などのような柔軟なフィルム袋などを用いることができる。
図1及び図2では、包材2として、柔軟性及び耐液性を有するフィルムから構成されたフィルム袋を用いた場合を例示している。なお、本発明において、フィルムとは、一般にシートと呼ばれている枚葉体が含まれる。
前記フィルムの材質は、特に限定されず、従来公知のものを用いることができ、例えば、合成樹脂フィルムを用いることができる。特に、物品9として液体含有品を包装する場合には、ガスバリア層を有するベースフィルムと、シーラント層と、を有する積層フィルムを用いることが好ましい。前記ベースフィルムとしては、アルミニウムを蒸着した合成樹脂フィルム(例えばアルミ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム)などが挙げられる。前記シーラント層としては、ポリエチレンフィルムなどが挙げられる。
前記積層フィルムの厚みは、通常、30μm〜100μm程度である。
前記フィルムにて物品9の周囲を包み、フィルムの重ね合わせ部及び両端部を接着(熱シールなど)することにより、フィルム袋が構成される。フィルム袋の形態は、通常、ピロー包装であるが、他の形態でも構わない。
かかるフィルム袋(包材2)の一面には、取出口5が開口されている。
取出口5は、図3に示すように、フィルム袋の一面に形成された平面視環状の切込み線21から形成される。この切込み線21で囲われた部分を取り除くことによって、取出口5が形成される。
ここで、本発明において、切込み線は、フィルムの厚み方向に貫通した線を意味する。
前記平面視環状の切込み線21は、実質的に端部のない無端状の切込み線である。取出口5を形成する切込線21は、図示したような平面視略楕円形状のほか、平面視略円形状、平面視略矩形状、平面視略三角形状、その他の任意の形状に形成できる。
なお、取出口5を形成する切込み線21は、完全な無端状ではなく(実質的に端部のない無端状)、一部分において厚み方向に貫通していない部分を有することが好ましい。フィルム袋の面内に完全な無端状の切込み線21を形成してもよいが、その場合には、その切込み線21で囲われた部分が打ち抜かれた開口(孔)となる。一部分において非貫通部分を有する切込み線21は、切込み線形成時に切込み線で囲われた部分が抜けず、蓋材3の初回の剥離時に切込み線21で囲われた部分が蓋材3と共に切り取られ、その部分が取出口5となる。
もっとも、前記取出口5は平面視環状の切込み線21から形成される場合に限られず、例えば、フィルム袋に形成された有端状の切込み線(例えば、平面視直線状、平面視ジグザグ状などの切込み線)から構成されていてもよい。また、取出口5は、フィルム袋に形成された孔から構成されていてもよいし、或いは、フィルム袋に形成されたミシン目線(ミシン針の縫い目跡のように、フィルム袋の厚み方向に貫通した短い切り目が断続的に形成された線)から構成されていてもよい。
包材2の表面には、図3に示すような、補強フィルム6が設けられていてもよい。前記補強フィルム6は、包材2が柔軟である場合、その柔軟な包材2の剛性を高めるために、包材2の表面であって取出口5よりも外側の領域に設けられる。
具体的には、補強フィルム6は、包材2の一面の面積よりも小さい矩形状に形成されており、その面内には、取出口5と略同形又は取出口5よりも少し大きな開口が形成されている。前記補強フィルム6は、取出口5を塞がないように、その開口内に取出口5を位置させて包材2の一面に貼着され、包材2に一体化されている。
補強フィルム6は、包材2の一面のうち、少なくとも蓋材3が貼着する部分に設けられる。従って、包材2の表面と蓋材3の粘着層の裏面の間には、補強フィルム6が介在する。補強フィルム6が設けられた領域は包材2の剛性が増すので、その領域における包材2の表面の平面性を維持でき、蓋材3を包材2の表面に隙間無く貼着させることができる。
蓋材3を剥離する際に補強フィルム6が蓋材3に追従して包材2から剥がれないようにするため、補強フィルム6は、包材2に対して強固に接着されている。つまり、包材2の表面に対する補強フィルム6の接着強度は、補強フィルム6の表面に対する蓋材3の接着強度よりも大きい。好ましくは、包材2の表面に対する補強フィルム6の接着強度は、補強フィルム6の表面に対する蓋材3の接着強度の1.5倍以上である。
補強フィルム6の材質は、特に限定されず、従来公知の合成樹脂フィルムを用いることができる。中でも、剛性に優れていることから、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系フィルム、ポリアミド系フィルムを用いることが好ましい。
補強フィルム6の厚みは、特に限定されないが、例えば、50μm〜200μmである。補強フィルム6は、市販品を用いることもでき、例えば、下記実施例の開封試験で使用した供試フィルムなどを用いることができる。
補強フィルム6は、不透明でもよいが、蓋材3を剥離した際に、補強フィルム6を通じて包材2の表面に設けられたデザイン印刷を透視できるようにするため、無色透明又は有色透明であることが好ましい。
蓋材3は、図1及び図2に示すように、包材2の表面に剥離可能に貼着されている。なお、蓋材3の表面に補強フィルム6が設けられている本実施形態においては、蓋材3は、補強フィルム6を介して包材2の一面の表面に貼着されている。補強フィルム6は実質的に包材2と一体化されているので、本発明において、補強フィルム6が設けられている場合、補強フィルム6の表面を包材2の表面とみなす。
蓋材3は、図4乃至図6に示すように、所定の平面形状に形成された柔軟な基材7と、基材7の裏面に設けられた粘着層8と、を有する。
具体的には、蓋材3は、例えば、略矩形状、略三角形状、略円形状、略楕円形状などの任意の平面視形状に形成することができる。
本実施形態では、蓋材3の基材7は、平面視略矩形状に形成されている。この蓋材3の開閉方向始端部3aの一部には、摘み部31が延設されている。
この摘み部31の裏面を除いて、基材7の裏面に粘着剤を塗布することにより、粘着層8が設けられている。
従って、前記摘み部31以外の蓋材3の大半が、粘着層8を介して包材2に接着し得る、貼着可能領域とされている。
前記基材7は、形状保持フィルム71を含み、必要に応じて、その他のフィルムを有していてもよい。図示例の基材7は、形状保持フィルム71と、ベースフィルム72と、を有する。好ましくは、基材7は、ガスバリア性を有する。
形状保持フィルム71とベースフィルム72は、粘着剤又は接着剤などからなる接着層73によって、層間剥離しない接着強度で積層接着されている。なお、形状保持フィルム71とベースフィルム72とが直接接着可能である場合には、前記接着層73は省略される。
このベースフィルム72の表面又は裏面には、デザイン印刷が施されている。形状保持フィルム71は、ベースフィルム72の表面側に積層されており、前記ベースフィルム72の保護フィルムとしても機能する。
形状保持フィルム71は、不透明でもよいが、形状保持フィルム71を通じてベースフィルム72の表面などに設けられたデザイン印刷を透視できるようにするため、無色透明又は有色透明であることが好ましい。
形状保持フィルム71は、人力で容易に変形させることができるフィルムであって、折り曲げた後に折り癖がつき且つ反発によってその折り癖が戻らずに維持されるフィルムである。蓋材3の引き剥がし時に蓋材3は曲げられるが、その曲げ応力によって、形状保持フィルム71はカール特性を生じる。つまり、形状保持フィルム71は、加熱によってカール特性を生じる熱収縮性フィルムとは顕著に異なり、熱を加えなくてもカール特性を生じる。
形状保持フィルム71は、従来公知の熱可塑性樹脂フィルムを用いることができ、その材質としては、例えば、高密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−ペンテン−1共重合体、エチレン−ヘキセン−1共重合体、エチレン−オクテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体などのポリオレフィン系などが挙げられる。形状保持フィルム71は、単層構造でもよいし、2層以上からなる複層構造でもよい。
形状保持フィルム71の厚みは、特に限定されないが、余りに薄いと形状保持性が十分でなく、剥離した蓋材3の戻り防止効果を十分に奏さず、一方、余りに厚いと柔軟性が小さくなり、蓋材3を捲り難くなる。このような観点から、形状保持フィルム71の厚みは、50μm〜100μmが好ましい。
形状保持フィルム71は、市販品を用いることもできる。市販品としては、三井化学(株)の商品名「テクノキープ(登録商標)」、フタムラ化学(株)の商品名「PE3K−BT」、積水成型工業(株)の商品名「フォルテ(登録商標)」などが挙げられる。
前記形状保持フィルム71の形状保持特性は、曲げ戻り度合いに応じて変わるが、本発明においては、戻り角が0度〜40度の形状保持フィルムが好ましく、さらに、戻り角が0度を超え30度以下の形状保持フィルムがより好ましく、戻り角が0度を超え20度以下の形状保持フィルムが特に好ましい。
前記戻り角は、縦長さ(開閉方向を縦とする)が約半分となり且つ表面同士が重なるように形状保持フィルムを折り曲げ且つ荷重をかけた後、その荷重を解除した後に前記折り曲げた上側半分と下側半分との成す角をいう。
前記形状保持フィルム71の戻り角の具体的な測定方法は、下記実施例の通りである。
ベースフィルム72は、従来の一般的なラベルで用いられている基材を用いることができ、合成樹脂製の基材を用いることが好ましい。合成樹脂製の基材としては、例えば、合成樹脂フィルム、合成紙などが挙げられる。また、ベースフィルム72は、ガスバリア性を有する基材を用いることが好ましく、特に、ガスバリア性を有する合成樹脂製の基材を用いることがより好ましい。ベースフィルム72は、単層構造でもよいし、2層以上からなる複層構造でもよい。
ベースフィルム72の厚みは、特に限定されないが、例えば、20μm〜80μmである。
蓋材3を構成する基材7(本実施形態の場合には、形状保持フィルム71とベースフィルム72の積層フィルム)の戻り角は、0度を超え100度以下が好ましく、さらに、0度を超え90度以下がより好ましい。
前記基材7の戻り角は、前記形状保持フィルム71の戻り角と同様に、折り曲げ後の基材7の上側半分と下側半分との成す角をいう。
前記基材7の戻り角の具体的な測定方法は、下記実施例の通りである。
粘着層8は、摘み部31を除き、基材7の裏面に設けられている。
粘着層8は、前記基材7の裏面にベタ状に設けられている。もっとも、粘着層8は、前記基材7の裏面に、無数の点状、網目状の全体に設けられていてもよい。
なお、図示例においては、摘み部31の裏面には、粘着層8が設けられていないが、基材7の裏面全体に粘着層8を設けつつ、摘み部31の裏面を非接着とすることも可能である。
例えば、図示例に代えて、摘み部31の裏面を含む基材7の裏面全体に粘着層8を設けた後、その摘み部31の裏面に対応する粘着層8の裏面にマスキング剤を塗工してもよい(図示せず)。マスキング剤を設けることにより粘着層8の粘着性が隠蔽されるので、摘み部31の裏面が包材2の表面に対して貼り付くことを防止できる。マスキング剤は、粘着剤の粘着力を隠蔽する性質を有するものである。マスキング剤としては、例えば、紫外線硬化型インキなどが挙げられる。
粘着層8は、剥離可能で且つ再貼付可能な粘着剤である限り、特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。前記粘着剤としては、常温で粘着性を有する粘着剤(感圧型粘着剤)、加熱することによって粘着性を生じ且つ熱を取り除いた後も粘着性が持続する粘着剤(感熱型粘着剤)などが挙げられる。
粘着層8の、前記包材2の表面に対する接着強度は、適宜設定できる。
好ましくは、前記包材2の表面に対する粘着層8(粘着層8を介して貼付された蓋材3)の接着強度は、例えば、1.5N/25mm〜8N/25mmであり、より好ましくは、2N/25mm〜6N/25mmである。前記接着強度が1.5N/25mm未満であると、蓋材3を剥がした後、蓋材3のカールが十分につかないおそれがあり、一方、8N/25mmを超えると、逆に大き過ぎるカールを生じるおそれがある。
上記のような好ましい範囲の接着強度であれば、蓋材3の剥離時に、大きな曲げ応力が蓋材3に加わり、適度なカール特性を蓋材3に付与できる。
前記粘着層8の接着強度は、JIS Z 0237に準じ、蓋材3(試験片の長さ100mm×幅25mmとする)を粘着層8を介して包材2の表面に貼り付け、これを剥離角度を180度、剥離速さを300mm/分、温度を23℃とした条件下の剥離試験において測定される。
さらに、蓋材3の開閉方向終端部3bの面内には、蓋材3の剥離時に、蓋材3の開閉方向終端部3bが包材2から剥がれないようにするために、剥離止め用の切込み線32が形成されている。このような剥離止め用の切込み線32は、この種の蓋材において従来より公知であり、適宜な形状のものを採用できる。図示例では、蓋材3の切込み線32は、幅方向の両側にそれぞれ設けられ、平面視略U字状に形成されている。
前記剥離止め用の切込み線32,32は、蓋材3の厚み方向に貫通した線であり、前記包材2に形成された切込み線21と同様に、一部分において厚み方向に貫通していない部分を有していてもよい。
前記幅方向は、蓋材3を表面側から見て(蓋材3の平面視で)、開閉方向に対して直交する方向である。
前記蓋材3の粘着層8の裏面を包材2の表面(補強フィルム6の表面)に貼着することにより、物品9収納済みの包材2の取出口5が蓋材3にて覆われた包装体1が構成される。
かかる包装体1を開封する際には、蓋材3の摘み部31を片手で摘み、図7に示すように、蓋材3の摘み部31が反転するように開閉方向終端部3b側へと蓋材3を湾曲させて捲ることにより、蓋材3のうち、その終端部3bを包材2に付けたままで、少なくとも取出口5を覆っている部分を包材2から引き剥がす。
本発明の蓋材3は、形状保持フィルム71を含んでいるので、蓋材3を湾曲させたときの形状が維持される。このため、蓋材3を包材2から剥がした後、蓋材3から手を離しても、蓋材3の始端部3a側が包材2の表面に戻ることがない。
よって、剥がした蓋材3から手を離して取出口5から物品9を取り出すこともできる。
なお、本発明の包装体は、上記実施形態に限られず、本発明の意図する範囲で、適宜変更することができる。以下、本発明の包装体の他の実施形態を説明する。ただし、他の実施形態の説明においては、上記実施形態と異なる事項について主として説明し、上記実施形態と同様の構成及び効果については、その説明を省略し且つ用語及び図番を援用する場合がある。
上記実施形態の蓋材3は、下から順に、粘着層8、ベースフィルム72及び形状保持フィルム71の順に設けられているが、例えば、下から順に、粘着層8、形状保持フィルム71及びベースフィルム72の順に設けられていてもよい(図示せず)。前記ベースフィルム72としては無色透明又は有色透明なフィルムが用いられ、デザイン印刷は、ベースフィルム72の裏面に設けられることが好ましい。
また、上記実施形態の蓋材3の基材7は、ベースフィルム72を有するが、例えば、図8に示すように、蓋材3の基材7が形状保持フィルム71のみで構成されていてもよい。
さらに、蓋材3の基材7がベースフィルム72と形状保持フィルム71の積層フィルムで構成されている場合、上記実施形態では、ベースフィルム72の面全体に渡って形状保持フィルム71が設けられているが、これに限定されず、形状保持フィルム71が、ベースフィルム72の一部分に設けられていてもよい。
例えば、図9及び図10に示すように、蓋材3の幅方向両側において、形状保持フィルム71を有さない基材7を用いて、蓋材3を構成してもよい。この場合の基材7は、平面視帯状の形状保持フィルム71が蓋材3の開閉方向始端部3aから終端部3bにまで至っているが、蓋材3の幅方向両側においては、ベースフィルム72のみからなる。なお、特に図示しないが、蓋材3の幅方向片側又は中央部において、形状保持フィルム71を有さない基材7を用いてもよい。
これらの基材7は、開閉方向全体に渡って形状保持フィルム71を有するので、上記実施形態と同様に、蓋材3を捲った際に、蓋材3が全体的にカールする。
また、例えば、図11及び図12に示すように、蓋材3の開閉方向始端部3aにおいて、形状保持フィルム71を有さない基材7を用いて、蓋材3を構成してもよい。この場合の基材7は、形状保持フィルム71が蓋材3の開閉方向中央部から終端部3bにまで至っている。なお、特に図示しないが、蓋材3の開閉方向始端部3a及び終端部3bにおいて形状保持フィルム71を有さない基材7(つまり、開閉方向中央部の所定の範囲に形状保持フィルム71を有する基材7)、又は、蓋材3の開閉方向終端部3bにおいて形状保持フィルム71を有さない基材7を用いてもよい。
これらの基材7も形状保持フィルム71を有するので、蓋材3を捲った際に、その形状保持フィルム71を有する部分において蓋材3が全体的にカールする。
このような蓋材3の開閉方向の一部分に形状保持フィルム71が設けられる場合、その形状保持フィルム71が設けられる部分は、図示したように、開閉方向終端部3bを含んでいることが好ましい。
以下、実施例及び比較例を示して、本発明をさらに詳述する。ただし、本発明は、下記実施例に限定されるわけではない。
[基材を構成するフィルム]
(1)形状保持フィルム:フタムラ化学(株)製、商品名「PE3K−BT」。厚み25μm。戻り角10度。
(2)ポリプロピレンフィルム(OPP):東洋紡績(株)製、商品名「P2261」。厚み20μm。戻り角120度。
(3)二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム:東洋紡績(株)製、商品名「E5100」。厚み50μm。戻り角120度。
[戻り角の測定方法]
各フィルムの戻り角は、温度23℃下で、次のようにして測定した(手順について図13も参照)。
サンプルを縦×横=50mm×25mmに裁断し、このサンプルの縦長さが半分となる位置を折り目とし、サンプルの表面同士が重なるように折り曲げる。
2つ折りにしたサンプルの上から、2kgの円柱ローラーを1往復させる。
60秒間放置した後、2つ折りにしたサンプルの、上側半分と下側半分との成す角を測定する。
なお、サンプルは柔軟であり、折り目から離れるほど上側半分が垂れ下がるので、前記角は、折り目から概ね5mm離れた箇所で計測した。
[実施例1]
図14に示すように、下から順に、第1フィルム、アクリル系粘着剤、第2フィルムからなる基材を準備した。
第1フィルムとして、上記二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、第2フィルムとして、上記形状保持フィルムを使用した。
第2フィルムの裏面にアクリル系粘着剤を塗布し(塗布厚3μm)、これに第1フィルムを貼り合わせることにより、基材を作製した。
この基材の戻り角を、上記測定方法に準じて測定したところ、90度であった。
実施例1の基材を、縦×横=100mm×50mmに裁断し、基材の第1フィルムの裏面に、開封試験時に使用する供試フィルムに対する接着強度が5N/25mmとなる感圧型粘着剤を塗布することにより、実施例1の蓋材を10枚作製した。
前記接着強度は、JIS Z 0237に準じ、基材を100mm×25mmに形成し、粘着剤を介して供試フィルムの表面に貼り付け、これを剥離角度を180度、剥離速さを300mm/分、温度を23℃とした条件下の剥離試験において測定した。
[実施例2]
接着強度5N/25mmの粘着剤に代えて、開封試験時に使用する供試フィルムに対する接着強度が3N/25mmとなる感圧型粘着剤を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、10枚の蓋材を作製した。
[実施例3]
接着強度5N/25mmの粘着剤に代えて、開封試験時に使用する供試フィルムに対する接着強度が1N/25mmとなる感圧型粘着剤を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、10枚の蓋材を作製した。
[比較例]
図14に示す基材の第1フィルムとして、上記二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、第2フィルムとして、上記ポリプロピレンフィルムを使用した。
上記測定方法に準じて、この基材の戻り角を測定したところ、120度であった。
比較例の基材を、縦×横=100mm×50mmに裁断し、基材の第1フィルムの裏面に、開封試験時に使用する供試フィルムに対する接着強度が5N/25mmとなる感圧型粘着剤を塗布することにより、10枚の蓋材を作製した。
[第1の開封試験]
供試フィルムとして、面内に直径30mmの孔が開けられた、厚み100μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績(株)製、商品名「E5100」)を準備した。
この供試フィルムの孔を覆うように、上記各実施例及び比較例の蓋材を、それぞれの感圧型粘着剤を介して貼り合わせた(図15(a))。次に、図15(b)に示すように、蓋材の始端部を捲り、蓋材の終端部の直前まで、剥離速さを300mm/分で蓋材の長手方向に180度に引き剥がした。
その後、蓋材から手を離し、60秒間放置した後の蓋材の状況を観察した。
実施例1の蓋材は、5枚とも、剥離部分全体が供試フィルムの孔から離れて蓋材の終端部側へ大きくカールし、孔は蓋材により塞がれていなかった。
実施例2の蓋材は、5枚とも、剥離部分全体が供試フィルムの孔から離れて蓋材の終端部側へ小さくカールし(実施例1よりも小さくカールし)、孔は蓋材により塞がれていなかった。
実施例3及び比較例の蓋材は、5枚とも、ほとんどカールせず、供試フィルムの孔を塞いでしまった。
Figure 0006060429
[第2の開封試験]
上記第1の開封試験と同様に、上記各実施例及び比較例の蓋材を、それぞれの感圧型粘着剤を介して貼り合わせ、蓋材の始端部を捲り、蓋材の終端部の直前まで、剥離速さを300mm/分で蓋材の長手方向に180度に引き剥がした。
第2の開封試験では、引き剥がした蓋材の終端部近傍において180度に折れ曲がった屈曲部を、図16に示すように、その幅方向全体に亘って、折り線が生じる程度に手で押さえつけた後、手を離して60秒間放置した後の蓋材の状況を観察した。
実施例1の蓋材は、5枚とも、第1の開封試験と同様に剥離部分全体が大きくカールし、さらに、付与した折り線にてその剥離部分が孔から遠ざかるように終端部側へ傾いており、孔は蓋材により塞がれていなかった。
実施例2の蓋材は、5枚とも、第1の開封試験と同様に剥離部分全体が小さくカールし、さらに、付与した折り線にてその剥離部分が孔から遠ざかるように終端部側へ傾いており、孔は蓋材により塞がれていなかった。
実施例3の蓋材は、5枚とも、ほとんどカールすることなく、剥離部分全体が供試フィルムの孔から離れて供試フィルムの面に対して略直交する方向に立ち上がり、孔は蓋材により塞がれていなかった。
比較例の蓋材は、5枚とも、供試フィルムの孔を塞いでしまった。
1…包装体、2…包材、3…蓋材、7…基材、71…形状保持フィルム、72…ベースフィルム、8…粘着層、9…物品

Claims (3)

  1. 物品を取り出すための取出口を有する包材と、前記取出口を覆うように前記包材の表面に剥離可能且つ再貼付可能に貼着されたフィルム状の蓋材と、を有し、
    前記蓋材が、基材と、前記基材の裏面に設けられた粘着層と、を有し、前記基材が、形状保持フィルムのみからなる、又は、形状保持フィルムとベースフィルムとからなる積層フィルムであって前記形状保持フィルムとベースフィルムが同形同大の積層フィルムであり、
    前記蓋材の粘着層の、前記包材の表面に対する接着強度が、1.5N/25mm〜8N/25mmである、包装体。
  2. 前記蓋材の基材が、形状保持フィルムとベースフィルムとからなる積層フィルムであり、
    前記ベースフィルムが、ポリエチレンテレフタレートフィルムである、請求項1に記載の包装体。
  3. 前記形状保持フィルムの戻り角が、0度〜40度である、請求項1または2に記載の包装体。
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