JP6007202B2 - 通気ラベル - Google Patents

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Description

本発明は、閉塞された内部空間を形成する被着体に貼り付け可能に構成されたラベルであって、被着体を介して内部空間と隣接する外部空間と内部空間との間で気体の流通を可能にする通気ラベルに関する。
従来、例えば、軟質包装材で閉塞された内部空間に物品が収容されてなる包装体においては、収容される物品の性質によって、包装体の内側の空間(内部空間)と外側の空間(外部空間)との間に気圧差が生じる場合がある。例えば、コーヒー豆や味噌等の物品が収容される場合、斯かる物品の発酵等の影響によって炭酸ガスが内部空間に発生する。このため、内部空間の気圧が外部空間よりも高くなる場合がある。また、焙煎されたコーヒー豆等の加熱された物品が収容される場合、斯かる物品の温度低下に伴って、内部空間の温度も低下することになる。このため、内部空間の気圧が外部空間よりも低くなる場合がある。
上述のように、内部空間と外部空間との間に気圧差が生じると、包装体が膨張して破裂したり、包装体が萎んで軟質包装材にシワや凹凸が生じ、意匠性が低下したりする場合がある。このため、内部空間と外部空間との間に生じた気圧差を解消する方法として、包装体を構成する軟質包装材に貫通孔を形成し、該貫通孔を覆うように通気性を有するラベルを貼り付ける方法が提案されている。
斯かるラベルとしては、例えば、可撓制を有するフィルム片にスリットが形成されてなるラベルが知られている(特許文献1参照)。斯かるラベルは、軟質包装材に形成された貫通孔を覆うように軟質包装材に貼り付けられる際に、貫通孔とスリットとが重ならないようにすることで、貫通孔とスリットとが離間した状態になる。これにより、外部空間から内部空間への異物の侵入を防止することができると共に、内部空間の気体をスリットから外部空間へ排出することが可能となっている。
また、他のラベルとしては、通気孔を設けたシート状の基材フィルムと、該基材フィルムに積層される弁フィルムとの間に気体の流路が形成されるものが知られている(特許文献2参照)。斯かるラベルでは、基材フィルムと弁フィルムとの間の流路となる領域にシリコンオイルが充填されている。そして、基材フィルムの通気孔が軟質包装材の貫通孔と重なるように斯かるラベルが軟質包装材に貼り付けられることで、内部空間の気体が貫通孔および通気孔を通じてシリコンオイル内に入り込み、斯かる気体がシリコンオイル内を移動してラベルの端縁に達することで、内部空間の気体を外部空間へ排出することが可能となっている。
実開平6−57861号公報 特開2006−298467号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたラベルは、軟質包装材の貫通孔から離間した位置にスリットが配置されるものの、スリットと貫通孔とが連通した状態になり易く、外部空間から内部空間への異物の混入を効果的に防止することができない。また、特許文献2に開示されたラベルは、気体の流路がシリコンオイルで充填されているため、流路を通じて外部空間から内部空間へ異物が侵入し難く、また、密閉性に優れている。しかしながら、シリコンオイルがラベルから流出し易いため、内部空間の密閉性を長期に亘って維持することができないだけでなく、流出したシリコンオイルが内部空間に侵入して内部空間に収容された物品を汚染する虞がある。
そこで、本発明は、被着体によって形成される内部空間の密封状態を良好に維持することができると共に、被着体によって形成される内部空間への異物の混入を防止することができる通気ラベルを提供することを課題とする。
本発明に係る通気ラベルは、閉塞された内部空間を形成する被着体に形成された貫通孔を閉塞するように被着体に貼り付け可能に構成され、内部空間と該内部空間に被着体を介して隣接する外部空間との間で気体の通気を可能にする通気ラベルであって、本体層と、粘着剤を用いて環状に形成されて本体層の一方の面側に配置される粘着層と、本体層の一方の面側で前記環状の粘着層の内側に配置されると共に被着体に対して貼り付かない非貼付層と、自己吸着性を有する素材を用いて形成されて環状の粘着層の内側で本体層と非貼付層との間に積層される自己吸着層を備えると共に、前記非貼付層と自己吸着層とが積層された領域に面方向に線状に形成されて該領域を貫通する線状貫通部を備えており、前記環状の粘着層を備える領域と非貼付層及び自己吸着層を備える領域との間には、気体のみで満たされた空間であって通気ラベルが被着体に貼り付けられた状態で被着体の貫通孔と連通するラベル内空間が形成されており前記非貼付層は、通気ラベルが被着体に貼り付けられた状態で、線状貫通部が形成された部分が被着体における貫通孔から離間した位置に当接するように構成される
斯かる構成によれば、被着体の貫通孔を覆うように通気ラベルが被着体に貼り付けられることで、被着体によって形成される内部空間と該内部空間に被着体を介して隣接する外部空間との間で気体の流通が可能になると共に、内部空間の密封状態を良好に維持することが可能となる。
具体的には、線状貫通部では、線状貫通部を構成する自己吸着層の対峙する端部(以下、自己吸着層対峙端部とも記す)同士が当接した状態となる。この際、自己吸着層対峙端部同士が互いに吸着することで、線状貫通部が密閉された状態になる。これにより、内部空間の密封状態が維持される。
そして、内部空間の気圧(以下、内圧とも記す)が外部空間の気圧(以下、外圧とも記す)よりも高くなった場合、被着体の貫通孔から排出される気体の圧力によって、吸着していた自己吸着層対峙端部が外部空間側へ変位(弾性変形)して部分的又は全体的に離間した状態になる。これにより、自己吸着層対峙端部同士の間に隙間が形成されて、斯かる隙間から内部空間の気体が外部空間へ排出される。逆に、外圧が内圧よりも高くなった場合、外圧の作用によって、吸着していた自己吸着層対峙端部が内部空間側へ変位(弾性変形)して部分的又は全体的に離間した状態になる。これにより、自己吸着層対峙端部同士の間に隙間が形成されて、斯かる隙間から外部空間の気体が内部空間へ流入する。
以上のように、自己吸着層対峙端部同士の間に形成される隙間を通じて、内部空間と外部空間との間で気体の流通が可能となることで、内圧と外圧との差を調整することができる。そして、内圧と外圧との差が調整された状態では、自己吸着層対峙端部同士が吸着して隙間が消失することで、線状貫通部が密閉された状態になる。これにより、内部空間の密封状態を、再度、維持することができ、外部空間からの異物の侵入を防止することができる。
粘着剤を用いて形成された粘着層を更に備え、前記線状貫通部は、粘着層を備えない領域に形成されることが好ましい。
斯かる構成によれば、線状貫通部が粘着層を備えない領域に形成されることで、自己吸着層対峙端部の変位(具体的には、自己吸着層対峙端部同士が吸着した状態から部分的又は全体的に離間して隙間が形成されるまでの弾性変形)が粘着層によって阻害されるのを防止することができる。具体的には、自己吸着層と粘着層とが積層された領域に線状貫通部が形成された場合、線状貫通部を構成する粘着層の対峙する端部(以下、粘着層対峙端部とも記す)同士が当接した状態となる。この際、粘着層対峙端部同士は、自身の粘着力によって、粘着した状態となるため、斯かる粘着力によって自己吸着層対峙端部の変位(具体的には、自己吸着層対峙端部同士が吸着した状態から部分的又は全体的に離間して隙間が形成されるまでの弾性変形)が制限される。しかしながら、線状貫通部が粘着層を備えない領域に形成されることで、粘着層対峙端部が形成されないため、自己吸着層対峙端部の変位(具体的には、自己吸着層対峙端部同士が吸着した状態から部分的又は全体的に離間して隙間が形成されるまでの弾性変形)が粘着層の粘着力によって阻害されるのを防止することができる。
以上のように、本発明によれば、被着体によって形成される内部空間の密封状態を良好に維持することができると共に、被着体によって形成される内部空間への異物の混入を防止することができる。
(a)は、第一実施形態に係る通気ラベルが包装体に貼り付けられた状態を示す斜視図と一部拡大図、(b)は、(a)のI−I断面における通気ラベルを示した断面図。 図1(a)のI−I断面を示した断面図であって、(a)は、線状貫通部が密閉された状態を示した断面図、(b)は、線状貫通部が外部空間側へ開いた状態を示した断面図。 図1(a)のI−I断面を示した断面図であって、(a)は、線状貫通部が内部空間側へ開いた状態を示した断面図、(b)は、線状貫通部が、再度、密閉された状態を示した断面図。 (a)は、第二実施形態に係る通気ラベルの断面図であり、(b)は、第三実施形態に係る通気ラベルが被着体に貼り付けられた状態を示す断面図。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態について図1〜3を参照しながら説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
本実施形態に係る通気ラベル1は、図1(a)に示すように、閉塞された内部空間を形成する被着体Aに貼り付けられるものである。本実施形態では、被着体Aとして、軟質包装材を用いて物品が包装されてなる包装体Aが使用される。該包装体Aは、内部空間と連通する貫通孔A1を備え、該貫通孔A1を覆うように通気ラベル1(具体的には、後述する低剥離領域3)が貼り付けられる。そして、通気ラベル1は、内部空間の気圧(以下、内圧とも記す)と該内部空間に包装体Aを介して隣接する外部空間の気圧(以下、外圧とも記す)との差が所定の範囲を超えた場合に、内部空間と外部空間との間で気体を通気させるように構成される。
通気ラベル1は、包装体Aに対して貼り付けられる貼付領域2と、該貼付領域2よりも被着体に対する剥離強度が低い低剥離領域3とを備える。貼付領域2は、通気ラベル1の外周に沿って環状(具体的には、連続した環状)に形成され、通気ラベル1の周端部に形成される。一方、低剥離領域3は、環状の貼付領域2の内側に形成される。そして、低剥離領域3が貫通孔A1を覆うように、通気ラベル1が包装体Aに貼り付けられることで、低剥離領域3が貫通孔A1を密閉すると共に、貼付領域2によって包装体Aに対する通気ラベル1の貼り付け状態が維持される。また、通気ラベル1は、低剥離領域3に面方向に線状に形成されて該領域を貫通する線状貫通部1aを更に備える。本実施形態では、線状貫通部1aは、通気ラベル1が十字状に切り込まれて形成される。
上記のような通気ラベル1は、図1(b)に示すように、変形自在な本体層4と、粘着剤を用いて形成される粘着層5と、自己吸着性を有する素材を用いて形成される自己吸着層6とを備える。本実施形態では、自己吸着層6は、包装体Aに対する剥離強度が粘着層5よりも低くなるように構成されると共に、粘着層5よりも面積が狭くなるように形成される。そして、本体層4と自己吸着層6との間に粘着層5が位置するように各層が積層されて通気ラベル1が構成される。これにより、本体層4と粘着層5と自己吸着層6とが積層された領域によって低剥離領域3が形成され、該低剥離領域3の周囲に本体層4と粘着層5とが積層された領域によって貼付領域2が形成される。
本体層4は、変形自在な樹脂フィルムを用いて形成される。例えば、包装体Aを構成する軟質包装材と同等の柔軟性を有する樹脂フィルムを用いることが可能である。本体層4を構成する素材や本体層4の厚みとしては、特に限定されるものではなく、後述する線状貫通部1aを開口させる際の内圧と外圧との差に応じて適宜選択することが好ましい。具体的には、樹脂フィルムを構成する素材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等が挙げられる。樹脂フィルムの厚みとしては、例えば、12μm以上200μm以下であってもよく、16μm以上75μm以下であってもよい。
粘着層5は、本体層4の一方の面に粘着剤が塗工されて形成される。そして、粘着層5の一方の面に自己吸着層6が積層されることで、粘着層5には、自己吸着層6によって被覆された領域と、該領域以外であって粘着層5が露出した領域とが形成される。これにより、通気ラベル1には、自己吸着層6と粘着層5とが積層された領域(換言すれば、自己吸着層6で粘着層5が被覆された領域)によって低剥離領域3が形成され、粘着層5における自己吸着層6が積層されていない領域(換言すれば、粘着層5が露出した領域)によって貼付領域2が形成される。
粘着層5を構成する素材や粘着層5の厚みとしては、特に限定されるものではなく、後述する線状貫通部1aを開口させる際の内圧と外圧との差に応じて適宜選択することが好ましい。粘着層5を構成する粘着剤としては、粘着層5の包装体Aに対する剥離強度が自己吸着層6よりも高くなれば、特に限定されるものではなく、例えば、アクリル酸ブチルホモポリマー又はコポリマー、アクリル酸2エチルヘキシルホモポリマー又はコポリマー、天然ゴム等から構成されるものが挙げられる。粘着層5の厚みとしては、特に限定されるものではなく、例えば、10μm以上50μm以下であってもよく、15μm以上25μm以下であってもよい。粘着層5の包装体Aに対する剥離強度(即ち、貼付領域2の剥離強度)としては、特に限定されるものではなく、例えば、200N/m以上1200N/m以下であってもよく、400N/m以上800N/m以下であってもよい。
自己吸着層6は、粘着層5よりも面積が小さくなるように形成され、粘着層5の外周よりも内側の領域(具体的には、略中央部)に配置される。また、自己吸着層6の厚みとしては、特に限定されるものではなく、例えば、自己吸着性を有する樹脂を含有する塗料を粘着層5に印刷(好ましくは、フレキソ印刷)する方法で自己吸着層6を形成する場合には、1μm以上20μm以下であってもよく、2μm以上10μm以下であってもよく、6μm前後であってもよい。又は、自己吸着性を有する樹脂を粘着層5に滴下する方法で自己吸着層6を形成する場合には、5μm以上10μm以下であってもよく、7μm以上9μm以下であってもよい。自己吸着層6を構成する樹脂としては、特に限定されるものではなく、例えば、シリコーン(メタ)アクリレート類の重合体、長鎖アルキルアクリレート重合体等が挙げられる。自己吸着層6の軟質包装材に対する剥離強度(即ち、低剥離領域3の剥離強度)としては、特に限定されるものではない。
また、通気ラベル1は、自己吸着層6を備える領域(具体的には、低剥離領域3)に面方向に線状に形成されて該領域を貫通する線状貫通部1aを備える。つまり、線状貫通部1aは、本体層4、粘着層5、および、自己吸着層6が厚み方向の対応する位置で部分的に切断されて形成される。そして、線状貫通部1aでは、通気ラベル1における線状貫通部1aを構成する対峙する端部(以下、通気ラベル対峙端部とも記す)1b,1b同士が当接した状態となる。
具体的には、通気ラベル対峙端部1b,1b同士が当接した状態では、本体層4の対峙する端部(以下、本体層対峙端部とも記す)4a,4a同士と、粘着層5の対峙する端部(以下、粘着層対峙端部とも記す)5a,5a同士と、自己吸着層6の対峙する端部(以下、自己吸着層対峙端部とも記す)6a,6a同士とがそれぞれ当接した状態となる。斯かる状態では、粘着層対峙端部5a,5a同士は、自身の粘着力によって粘着した状態となり、自己吸着層対峙端部6a,6a同士は、自身の吸着力で吸着した状態となる。
そして、通気ラベル対峙端部1b,1bに対して、通気ラベル1の一方の面側又は他方の面側に向かって所定の力(具体的には、気圧)が加わった際に、通気ラベル対峙端部1b,1bは、通気ラベル1の一方の面側又は他方の面側へ変位(弾性変形)可能に構成される。そして、通気ラベル対峙端部1b,1bが通気ラベル1の一方の面側又は他方の面側へ変位(弾性変形)することで、通気ラベル対峙端部1b,1b同士の間に隙間が形成されるように構成される。
次に、上記のように構成される通気ラベル1の使用方法について説明する。図2(a)に示すように、通気ラベル1は、線状貫通部1aが貫通孔A1と重なるように包装体Aに貼り付けられる。この際、低剥離領域3は、軟質包装材における貫通孔A1の周辺領域に密着(具体的には、低剥離領域3を構成する自己吸着層6が貫通孔A1の周辺領域に吸着)した状態となる。一方、貼付領域2(具体的には、粘着層5)は、包装体Aにおける貫通孔A1から離間した位置の環状の領域に貼り付いた状態となる。
そして、通気ラベル1が包装体Aに貼り付けられた状態で、内部空間R1の気圧(内圧)と、包装体Aを介して内部空間R1に隣接する外部空間R2の気圧(外圧)との差が所定の範囲である場合には、貫通孔A1が通気ラベル1によって密封された状態が維持される。具体的には、内圧と外圧との差が所定の範囲である場合には、線状貫通部1aを構成する通気ラベル対峙端部1b,1b同士が当接した状態となる。斯かる状態では、自己吸着層対峙端部6a,6a同士が自身の吸着力によって吸着して密着した状態となり、線状貫通部1aが密閉された状態となる。これにより、貫通孔A1が通気ラベル1(具体的には、自己吸着層6)によって密封された状態が維持される。
上記のようにして包装体Aに貼り付けられた通気ラベル1は、内圧と外圧との差が所定の範囲を超えた場合、内部空間R1と外部空間R2との間で気体の流通を可能にする。具体的には、内圧が外圧よりも高くなって内圧と外圧との差が所定の範囲を超えた場合には、図2(b)に示すように、線状貫通部1aを構成する通気ラベル対峙端部1b,1bに内圧が加わって、通気ラベル対峙端部1b,1bが外部空間R2側へ変位(弾性変形)して離間する。これにより、通気ラベル対峙端部1b,1b同士の間(本体層対峙端部4a,4a同士、粘着層対峙端部5a,5a同士、自己吸着層対峙端部6a,6a同士のそれぞれの間)に隙間が形成され、斯かる隙間を通じて内部空間R1の気体が外部空間R2へ排出される。
上記とは逆に、外圧が内圧よりも高くなって内圧と外圧との差が所定の範囲を超えた場合には、図3(a)に示すように、線状貫通部1aを構成する通気ラベル対峙端部1b,1bに外圧が加わって、通気ラベル対峙端部1b,1bが内部空間R1側へ変位(弾性変形)して離間する。これにより、通気ラベル対峙端部1b,1b同士の間に隙間が形成され、斯かる隙間を通じて外部空間R2の気体が内部空間R1へ流入する。
そして、上述のように内部空間R1から外部空間R2への気体の排出や、外部空間R2から内部空間R1への気体の流入によって、内圧と外圧との差が所定の範囲になることで、図3(b)に示すように、離間していた通気ラベル対峙端部1b,1b同士が当接する位置にまで変位(復帰)する。これにより、通気ラベル対峙端部1b,1b同士の間に形成されていた隙間が閉塞される。この際、自己吸着層対峙端部6a,6a同士は、自身の吸着力によって密着した状態となるため、貫通孔A1が密封された状態に再度維持される。
以上のように、通気ラベル1を用いることによって、内部空間R1の密封状態を維持することができると共に、内圧が外圧よりも高い場合だけでなく、外圧が内圧よりも高い場合であっても、内部空間R1と外部空間R2との間で気体の流通を可能して、内部空間R1と外部空間R2との間の気圧差を解消することができる。
即ち、通気ラベル1の線状貫通部1aが被着体Aの貫通孔A1と重なるように、通気ラベル1が被着体Aに貼り付けられることで、被着体Aによって形成される内部空間R1と外部空間R2との間で気体の流通が可能になると共に、内部空間R1の密封状態を良好に維持することが可能となる。
具体的には、線状貫通部1aでは、線状貫通部1aを構成する自己吸着層対峙端部6a,6a同士が当接した状態となる。この際、自己吸着層対峙端部6a,6a同士が互いに吸着することで、線状貫通部1aが密閉された状態になる。これにより、内部空間R1の密封状態が維持される。
そして、内圧が外圧よりも高くなった場合、内圧の作用によって、吸着していた自己吸着層対峙端部6a,6aが外部空間R2側へ変位(弾性変形)して部分的又は全体的に離間した状態になる。これにより、自己吸着層対峙端部6a,6a同士の間に隙間が形成されて、斯かる隙間から内部空間R1の気体が外部空間R2へ排出される。逆に、外圧が内圧よりも高くなった場合、外圧の作用によって、吸着していた自己吸着層対峙端部6a,6aが内部空間R1側へ変位(弾性変形)して部分的又は全体的に離間した状態になる。これにより、自己吸着層対峙端部6a,6a同士の間に隙間が形成されて、斯かる隙間から外部空間R2の気体が内部空間R1へ流入する。
以上のように、自己吸着層対峙端部6a,6a同士の間に形成される隙間を通じて、内部空間R1と外部空間R2との間で気体の流通が可能となることで、内圧と外圧との差を調整することができる。そして、内圧と外圧との差を調整された状態では、自己吸着層対峙端部6a,6a同士が吸着して隙間が消失することで、線状貫通部1aが密閉された状態になる。これにより、内部空間R1の密封状態を、再度、維持することができる。
また、環状の貼付領域2の内側に低剥離領域3が形成されることで、通気ラベル1が被着体Aに貼り付けられた状態で、低剥離領域3と被着体Aとの間に、低剥離領域3の周囲から気体が流入するのが防止される。このため、内部空間R1の密封状態を良好に維持することができる。また、低剥離領域3に線状貫通部1aが形成されることで、線状貫通部1aを構成する通気ラベル1の端部が被着体Aに貼り付かないため、自己吸着層対峙端部6a,6aの変位(具体的には、自己吸着層対峙端部6a,6a同士が吸着した状態から部分的又は全体的に離間して隙間が形成されるまでの弾性変形)を阻害することがない。このため、内部空間R1と外部空間R2との間での気体の流通をより迅速に行うことができる。
また、自己吸着層6と粘着層5とが積層された領域に線状貫通部1aが形成されることで、線状貫通部1aを構成する粘着層対峙端部5a,5a同士が当接した状態となる。この際、粘着層対峙端部5a,5a同士は、自身の粘着力によって、粘着した状態となるため、斯かる粘着力によって自己吸着層対峙端部6a,6aの変位(具体的には、自己吸着層対峙端部6a,6a同士が吸着した状態から部分的又は全体的に離間して隙間が形成されるまでの弾性変形)が制限される。これにより、自己吸着層対峙端部6a,6a同士の間に意図せずに隙間が形成されるのを防止することができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について、図4(a)を用いて説明する。第二実施形態に係る通気ラベル10は、第一実施形態に係る通気ラベル1と比較すると、主に、線状貫通部10aの構成が異なるものである。これに伴い、粘着層50の構成も一部異なる。従って、以下では、第一実施形態と異なる点を中心に説明し、同一の構成に対しては同一の符号を付すこととして説明を省略する。
通気ラベル10は、粘着層50が積層されていない領域に線状貫通部10aを備える。具体的には、通気ラベル10では、本体層4の外周に沿って環状に形成された粘着層50が本体層4の外周部に積層される。一方、自己吸着層6は、本体層4における粘着層50が積層されていない領域(具体的には、環状の粘着層50の内側の領域)に積層される。つまり、粘着層50は、自己吸着層6の周囲を囲むように、且つ、自己吸着層6の周端部と接するように形成される。そして、本体層4および自己吸着層6が積層された領域(即ち、粘着層50が積層されていない領域)に線状貫通部10aが形成される。
これにより、線状貫通部10aでは、本体層対峙端部4a,4a同士が当接した状態になると共に、自己吸着層対峙端部6a,6a同士が当接した状態になる。一方、粘着層50には、線状貫通部10aを構成するように対峙する端部が形成されない(つまり、通気ラベル10では、第一実施形態のような粘着層対峙端部5a,5aが形成されない)。このため、線状貫通部10aは、自己吸着層対峙端部6a,6a同士が吸着する力によってのみ密閉された状態となる。これにより、第一実施形態のように、粘着層対峙端部5a,5a同士の粘着力によって、線状貫通部1aの開閉が制御される場合よりも、容易に(具体的には、内圧と外圧との差が低い状態であっても)線状貫通部10aを開くことができる。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態について、図4(b)を用いて説明する。第三実施形態に係る通気ラベル11は、第一実施形態に係る通気ラベル1と比較すると、主に、線状貫通部11aの構成が異なるものである。これに伴い、粘着層51,自己吸着層6の構成も一部異なる。従って、以下では、第一実施形態と異なる点を中心に説明し、同一の構成に対しては同一の符号を付すこととして説明を省略する。
通気ラベル11は、本体層4の外周に沿って環状に形成された粘着層51が本体層4の外周部に積層される。一方、自己吸着層6は、本体層4における粘着層51が積層されていない領域(具体的には、環状の粘着層50の内側の領域)に積層される。つまり、粘着層50は、自己吸着層6の周囲を囲むように形成される。
また、通気ラベル11は、被着体Aに対して貼り付かない非貼付層7を備え、該非貼付層7と本体層4との間に自己吸着層6が形成される。本実施形態では、非貼付層7は、自己吸着層6を覆うように自己吸着層6に積層される。また、非貼付層7は、通気ラベル11が被着体Aに貼り付けられた際に、被着体Aと当接するように構成される。そして、通気ラベル11では、粘着層51が積層されていない領域(具体的には、本体層4、自己吸着層6、および、非貼付層7が積層された領域)に線状貫通部11aを備える。なお、非貼付層7は、粘着性および吸着性を有さないシート材が積層されて構成されてもよく、粘着性および吸着性を有さない樹脂が印刷されて構成されてもよい。
斯かる線状貫通部11aでは、線状貫通部11aを構成する非貼付層7の対峙する端部7a,7a同士、本体層対峙端部4a,4a同士、自己吸着層対峙端部6a,6a同士がそれぞれ当接した状態になる。一方、粘着層51には、線状貫通部11aを構成するように対峙する端部が形成されない(つまり、通気ラベル11では、第一実施形態のような粘着層対峙端部5a,5aが形成されない)。このため、線状貫通部11aは、自己吸着層対峙端部6a,6a同士の吸着力によってのみ密閉された状態となる。これにより、第一実施形態のように、粘着層対峙端部5a,5a同士の粘着力によって、線状貫通部1aの開閉が制御される場合より、容易に(具体的には、内圧と外圧との差が低い状態であっても)線状貫通部11aを開くことができる。
また、通気ラベル11は、被着体Aに貼り付かない非貼付領域8を環状の貼付領域2の内側に備える。具体的には、通気ラベル11は、自己吸着層6および非貼付層7と粘着層51との間に空間(以下、ラベル内空間とも記す)11Rを備え、該該ラベル内空間11Rを備える領域と、非貼付層7を備える領域とによって非貼付領域8が構成される。
斯かる通気ラベル11は、ラベル内空間11Rを備える領域が被着体Aの貫通孔A1と重なるように(即ち、ラベル内空間11Rが貫通孔A1と連通するように)被着体Aに貼り付けられる。この際、非貼付層7は、被着体Aにおける貫通孔A1から離間した位置に当接した状態となり、線状貫通部11aは、被着体Aにおける貫通孔A1から離間した位置に配置される。斯かる状態において、内部空間R1の気体が貫通孔A1から排出されることで、ラベル内空間11R内に気体が流入し、ラベル内空間11Rの気圧が上昇する。そして、ラベル内空間11Rの気圧の上昇によって、通気ラベル11及び/又は被着体Aが変形することで、非貼付層7が被着体Aから離間して、非貼付層7と被着体Aとの間に隙間が形成される。これにより、斯かる隙間に流入した気体が線状貫通部11aを通じて外部空間R2へ排出される。つまり、通気ラベル11における線状貫通部11aが形成された領域が被着体Aに当接するように、通気ラベル11が被着体Aに貼り付けられた状態であっても、線状貫通部11aを通じて容易に気体の排出を行うことができる。
なお、本発明に係る通気ラベルは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、第一実施形態および第二実施形態では、通気ラベル1,10が低剥離領域3を備えているが、これに限定されるものではなく、低剥離領域3に代えて、被着体A(包装体A)に対して貼り付かない領域(以下、非貼付領域とも記す)を備えるように構成されてもよい。例えば、第一実施形態および第二実施形態の自己吸着層6に、被着体A(包装体A)に対して貼り付かない非貼付層が積層され、自己吸着層6と非貼付層とが積層された領域に線状貫通部1a,10aが形成されてもよい。これにより、通気ラベル対峙端部1b,1bが被着体Aに貼り付くことがないため、通気ラベル対峙端部1b,1bの変位が阻害されることない。これにより、低剥離領域3を備える場合よりも、容易に(具体的には、内圧と外圧との差が低い状態であっても)線状貫通部1a,10aを開くことができる。非貼付層は、粘着性および吸着性を有さないシート材が積層されて構成されてもよく、粘着性および吸着性を有さない樹脂が印刷されて構成されてもよい。
また、第一実施形態および第二実施形態の低剥離領域3、および、第三実施形態の非貼付層7を備える領域は、通気ラベル1,10,11が被着体Aに貼り付けられた状態で、被着体Aに当接するように構成されているが、これに限定されるものではなく、粘着層5,50,51の厚みを調節することで、第一実施形態および第二実施形態の低剥離領域3、および、第三実施形態の非貼付層7を備える領域が被着体Aから離間した状態に保持されてもよい。
また、上記実施形態では、通気ラベル対峙端部1b,1bのみが変位(弾性変形)するように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、通気ラベル対峙端部1b,1bが被着体Aに貼り付けられる場合には、通気ラベル対峙端部1b,1bの変位(弾性変形)に追従して被着体Aが変形するように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、通気ラベル1を構成する各層が切り込まれて線状貫通部1aが形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、各層を形成する際に、線状貫通部1aを構成する各対峙端部が形成されてもよい。
また、上記実施形態では、通気ラベル対峙端部1b,1b同士の全体が当接するように構成されているが、これに限定されるものではなく、少なくとも自己吸着層対峙端部6a,6a同士が当接するように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、内圧又は外圧の力が通気ラベル対峙端部1b,1bに加わることで、通気ラベル対峙端部1b,1bが変位(弾性変形)するように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、通気ラベル1が被着体Aに貼り付けられた状態で、被着体Aが伸び縮みするような場合には、被着体Aに追従して通気ラベル1が伸び縮みすることで、通気ラベル対峙端部1b,1bが面方向に変位(接離)するように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、包装体Aに通気ラベル1が貼り付けられているが、これに限定されるものではなく、例えば、包装体Aが形成される前の軟質包装材に通気ラベル1が貼り付けられた後、包装体Aが形成されてもよい。
また、上記実施形態では、線状貫通部1a,10a,11aは、十字状に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、U字状やV字状又は波形状であってもよく、通気ラベル1が伸び縮みする場合には、直線状であってもよい。
また、上記実施形態では、通気ラベル1,10,11が粘着層5,50,51を備えているが、これに限定されるものではなく、例えば、粘着層5を備えないように構成されてもよい。斯かる場合には、被着体Aに粘着剤を塗布等することで粘着層を形成し、該粘着層が形成された位置に通気ラベルを貼り付けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、通気ラベル1,10,11は、本体層4、粘着層5,50,51、および、自己吸着層6から構成されているが、これらの層に加えて、他の層(例えば、これらの層同士を結合するアンカー層など)を備えるように構成されてもよい。
1…通気ラベル、1a…線状貫通部、1b…通気ラベル対峙端部、2…貼付領域、3…低剥離領域、4…本体層、4a…本体層対峙端部、5…粘着層、5a…粘着層対峙端部、6…自己吸着層、6a…自己吸着層対峙端部、A…被着体、A1…貫通孔、R1…内部空間、R2…外部空間

Claims (1)

  1. 閉塞された内部空間を形成する被着体に形成された貫通孔を閉塞するように被着体に貼り付け可能に構成され、内部空間と該内部空間に被着体を介して隣接する外部空間との間で気体の通気を可能にする通気ラベルであって、
    本体層と、粘着剤を用いて環状に形成されて本体層の一方の面側に配置される粘着層と、本体層の一方の面側で前記環状の粘着層の内側に配置されると共に被着体に対して貼り付かない非貼付層と、自己吸着性を有する素材を用いて形成されて環状の粘着層の内側で本体層と非貼付層との間に積層される自己吸着層を備えると共に、前記非貼付層と自己吸着層とが積層された領域に面方向に線状に形成されて該領域を貫通する線状貫通部を備えており、
    前記環状の粘着層を備える領域と非貼付層及び自己吸着層を備える領域との間には、気体のみで満たされた空間であって通気ラベルが被着体に貼り付けられた状態で被着体の貫通孔と連通するラベル内空間が形成されており
    前記非貼付層は、通気ラベルが被着体に貼り付けられた状態で、線状貫通部が形成された部分が被着体における貫通孔から離間した位置に当接するように構成される通気ラベル。
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