JP6000624B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、複写機等の電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成においては、トナーの帯電量が画像濃度などの画質に反映される。このため、その帯電量を支配する湿度もまた把握すべきパラメーターである。そこで、特許文献1のような、補給トナーを収容するトナーボトル内に湿度検知手段を備えてトナーの湿度を検出しようとする技術があった。
特開2005−195886
特許文献1には、トナーカートリッジ内のトナーの湿度はトナーカートリッジ周辺の湿度に馴染むため、トナーカートリッジ外壁の湿度をトナーの湿度として検出することができると記載されている。
しかしながら、より精密にトナーの湿度を把握しようとする場合、上記方法では、十分な湿度を把握することは困難であった。
本発明の目的は、湿度変化があった場合に、画像形成条件を適切に設定することで、高い画質のトナー像を形成することである。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像器と、前記現像器の周囲の湿度を検知する湿度センサーと、前記湿度センサーによって異なる時点で検知された湿度情報によって、転写材に形成される画像濃度に関するパラメーターを制御する制御部と、を有する画像形成装置において、前記制御部は、湿度変化に対する前記画像濃度に関するパラメーターの変化量を、前記現像器に収容されているトナー残量が多い場合には小さく、前記現像器に収容されているトナー残量が少ない場合には大きく設定することを特徴とする。
上述の構成により、湿度変化があった場合に、画像形成条件を適切に設定することで、高い画質のトナー像を形成することができる。
第1実施形態の画像形成装置の説明図。 第1実施形態の画像形成装置の制御系のブロック図。 第1実施形態の現像器内のトナーの様子の説明図。 第1実施形態の現像器内のトナー残量と調湿時定数の関連を示すグラフ。 第1実施形態で求めた湿度値RHL左と、Vchg、Vdevの関連を示すグラフ。 第1実施形態におけるプリンタ制御を説明するフローチャート。 第2実施形態の画像形成装置の説明図。 第2実施形態の各ステーションの説明図。 第2実施形態の画像形成の制御ブロック図。 第2実施形態のトナーボトルのトナー残量と調湿時定数の関連を示すグラフ。 第2実施形態におけるプリンタ制御を説明するフローチャート。 第3実施形態の画像形成の制御ブロック図。 第3実施形態におけるプリンタ制御部の共通部分を説明するフローチャート。 第3実施形態におけるプリンタ制御部の全体を説明するフローチャート。
〔第1実施形態〕
図1は第1実施形態の画像形成装置の説明図である。まず、画像形成装置101の動作について簡単に説明する。
図1に示すように、一次帯電器21によって帯電された感光体ドラム28(像担持体)の表面を、露光装置22から照射されるレーザーによって露光する。これにより、感光体ドラム28上に静電潜像が形成される。この静電潜像を、現像器1によって現像しトナー像を得る。このトナー像は、転写帯電器23によって、感光体ドラム28に直接接触する転写材27の表面に静電的に転写される。
トナー像を転写した転写材27は定着器25による加熱を受ける。すると、トナー像は転写材27に定着し、永久画像となる。また転写後に感光体ドラム28上に残った残トナーはクリーナー26により除去される。
図2は第1実施形態の画像形成装置の制御系のブロック図である。
図2に示すように、プリンタ制御部300(制御部)は、CPU301、ROM302、RAM303(記憶部)を搭載する。プリンタ制御部300は、温度センサー及び湿度センサーとして温湿度センサー51等の出力結果を検知し、帯電バイアス電源41、現像バイアス電源42などの動作を制御する。また、プリンタ制御部300は、レーザー制御部200と相互通信し、露光装置22によるレーザーの照射を制御する。
次に図1及び図2に示す各部材を、より詳しく説明する。
感光体ドラム28は負帯電極性のOPC感光体であり、接地されたアルミニウム製のドラム基体上に、主として樹脂からなる機能層を順次に設けたものである。機能層の表面を、一次帯電器21に、帯電バイアス電源41から、直流成分Vchg(V)に交流成分を重畳した帯電バイアスを印加することによって一様に帯電する。この部分の電位を白地部電位Vd(V)と呼ぶ。
このような「AC帯電方式」では、Vchg(V)の値がほぼVd(V)になるように交流成分が調整される。このVd(V)部に画像情報に基づいて露光装置22のレーザーによる最大露光を行う。すると、露光された部分が除電されて電位が接地側に近づく。この部分の電位を最大濃度部電位(画像部電位)またはVl(V)と呼ぶ。
画像形成装置は、現像剤として磁性トナーを用いた磁性一成分現像方式を用いる。磁性トナーはポリエステルを主体とした樹脂に磁性体かつ着色料であるマグネタイトなどを混錬重合したものを粉砕分級して体積平均粒径が5〜10(μm)程度の粉体としたものである。トナーはその湿度によって帯電量が変化し、湿度が低い時は帯電量が高く、湿度が高い時には帯電量は低くなる。
現像器1は、非磁性金属素管に固定配置されたマグネット5を内包した現像スリーブ3(現像剤担持体)を有する。現像スリーブ3は感光体ドラム28に対し非接触に設けられ、現像スリーブ3に担持された磁性トナーは磁気ブラシを形成し、磁性トナーはブレード4において層厚規制されるとともに、摩擦により帯電付与される。そして、層厚を規制された磁性トナーが、感光体ドラム28に近接することで、現像が行われる。
現像スリーブ3には現像バイアス電源42から、所定の直流成分Vdev(V)に交流成分を重畳した現像バイアスが印加されている。現像バイアスの交流成分は矩形波であり、周波数は3kHz、ピークトゥピーク電圧は1.5kVである。このような現像方式を非接触磁性一成分方式と呼ぶ。
Vl−Vdevの差分の絶対値をVcontと呼び、現像スリーブ3から見た静電潜像の最大濃度部の電位のことを指す。またVd−Vdevの絶対値をVbackと呼ぶ。Vbackは、白地部のトナーかぶりを保証するために設けた電位差である。本実施形態ではプリンタ制御部300が、VchgおよびVdevを制御することによってVcontを変化させ、画像濃度を調整する。
非接触磁性一成分現像方式の場合、トナーの帯電量が低すぎると現像バイアスによる電界によって受ける力が小さくなる。すると、感光体ドラム28上に付着するトナー量が少なくなる。
トナーの帯電量が徐々に大きくなっていくとトナー付着量は増えていくが、ある程度トナーの帯電量が増えていくと、感光体ドラム28上のトナー層に由来する電界によって、現像バイアスによる電界が弱まっていく。この現象はトナーの帯電量が増えていくと顕著になる。このため、トナーの帯電量が大きくなりすぎると結果として現像バイアスによる電界を弱める結果となってしまい、トナー付着量は逆に下がっていく傾向を示す。つまり、非接触一成分現像方式の一般的な傾向としては、横軸にトナー帯電量、縦軸にトナー付着量をとったグラフは、中央が高くなった山なりの曲線となる。
本実施形態の現像条件においては、その山の右側の部分、すなわち低湿になるに従ってトナー帯電量が上がっていくと、トナー付着量が下がるような領域を用いている。このため、低湿環境下ではVcontを大きく、高湿環境下ではVcontを小さくすることで、トナー付着量が一定量となるように調整している。画像形成によってトナーは消費され量が減っていくが、現像容器2内に配設される撹拌部材6の回転に従って図1の左方向へと送られていく。
(現像容器内のトナー湿度の検出方法)
本実施形態の画像形成装置の特徴的な部分について説明する。
従来は、トナーカートリッジ(現像容器)内のトナーの湿度を、トナーカートリッジ周辺の湿度に馴染むと考えていた。このため、トナーカートリッジ外壁の湿度をトナーの湿度として検出し、温湿度センサーによる湿度検出値(湿度情報)をそのまま用いて画像形成条件(Vcont等)を調整していた。
しかし、本発明者らのより深い検討によると、トナーの湿度は必ずしもトナーカートリッジ周辺の湿度に馴染むものではなく、以下の(1)及び(2)のことがわかった。
(1)空気に触れたトナーは、所定の速度で「調湿」する。この速度を「調湿速度」という。ここで、「調湿」とは、周囲の空気の湿度にトナーの湿度が馴染む(追従して同じ値になる又は近づく)ことである。
また、「所定の速度」とは、指数関数における時定数にして数10〜100(min)程度である。この値は、現像容器にトナーを収容して、粉面からの深さ数mm〜数10mm付近のトナーの湿度が、外気に対してどのくらいの時間をおいて追従するかを調べたものである。
このように、調湿速度には幅があることを考慮すれば、朝方や夕方に気温の変動に伴って数時間にわたり湿度が変化していくような場合、温湿度センサー51による湿度検出値がそのままトナーの湿度となるわけではないことがわかる。
(2)トナー自体はあまり空気をよく通すものではない。このため、ボトル内部の空気から遠い(粉面からの深さ数100mm程度)トナーは、ほぼ空気から遮断される。
この時の調湿速度は、指数関数における時定数にして数1000〜10000(min)程度となる。つまり、周囲の環境に追従して湿度が変化するのは、トナーボトル内のトナーの中でも外気に触れている一部のトナーだけである。一方で、外気から遮断されているトナーの湿度は、なかなか外気には馴染まないことがわかる。
これらの結果を考慮すれば、「所定容量のトナーは、空気との接触面積が大きいと調湿速度が大きくなる。一方で、空気との接触面積が小さいと調湿速度が小さくなる」ことがわかる。
また、「粉体としてのトナーの形状が概略同様である場合は、トナー容量が大きい場合、調湿速度は小さくなる。一方で、トナー容量が小さい場合、調湿速度は大きくなる」という全体の傾向をつかむことができる。
図3は第1実施形態の現像器内のトナーの様子の説明図である。上述のように、図3(a)に示すような現像器1内のトナーTが多い時においては、トナーTの調湿速度は遅くなる。一方、図3(b)に示すような現像器1内のトナーTが少ない時においては、調湿速度は速くなる。本実施形態においては、この傾向を考慮して画像形成条件を調整する。
また、画像形成条件の調整は、トナー量の考慮に加えて、現像器1において、現像スリーブ3に対向する開口部付近は、他の部分(図3で現像器1内の右側にあたる部分)よりも調湿速度が速いという傾向も考慮する。
開口部付近と他の部分との境界は、現像スリーブ3の付近に引いた仮想線(破線L)とする。この破線Lによって現像器1を左右の領域に分け、破線Lの左右の領域で異なる調湿速度を適用する。尚、破線Lは概念上の位置を示すものであり、現実にその位置に何らかの部品構成の存在は必要としない。
以下で説明する「調湿速度」や「トナー湿度」は、実際には、現像器1の中で連続的に変化していくものである。詳細な計算のためには現像器1内を細かく区分して数式を適用するのがよいように思われるが、計算式の複雑化や計算量の増加を招くため好ましくない。そこで本実施形態では、あえて破線Lを境界として現像器1内を2か所に区切り、以下で説明するような数式によって、現像器1内のトナー湿度を計算する。このような工夫によって画像形成条件を必要かつ十分な精度で簡易に計算することができるようになる。次に具体的に説明する。
まず、破線Lの左側領域のトナーの容積平均湿度(RHL左)と、右側領域のトナーの容積平均湿度(RHL右)を次に示す計算によって求める。但し、この計算においては「破線Lの左側領域はトナーで満たされていること」を前提とし、具体的には、トナー量W(g)が所定の範囲内の場合であるとする。本実施形態において、所定の範囲は100(g)≦W≦800(g)とした。尚、800(g)は本実施形態の現像器1が初期に充填されるトナー量である。尚、現像器1のトナー量は、形成する画像データの量か、以下に示すように静電潜像を形成する露光装置の露光量、のいずれかによって算出する。
RHL左、RHL右の初期値は、工場でトナーを充填する際の環境湿度と考えるのが適切と思われる。本実施形態では50%とする。またこの値を初期値に戻すのは、現像器1を新品に交換した時、つまり密封されていた状態の新品の現像器1を開封したタイミングである。
まずRHL左について説明する。破線Lの左側領域は、現像スリーブ3付近から外気が接触し、比較的調湿速度が速い。調湿速度は実験的に求めることができ、この部分の調湿時定数βL左は200minである。この領域は体積一定(V(g)=100gとする)であり、この領域全体にトナーが存在している間は、調湿時定数βL左は近似的に一定と考える。また破線Lの右側領域の湿度の影響は、現像スリーブ3側からの外気の影響より十分小さいので計算上無視してよい。
ここで「RHL左の変化のうち、調湿によって変化した分のみを考慮した湿度値RHp」を数式として表すと、
RHp=(RHmL左−rh)×exp(−(tn−tm)/βL左)+rh …式(1)
となる。
但し、
RHmL左:前回算出してプリンタ制御部300に記憶されているRHL左の値(RH%)
rh:温湿度センサー51が検知した外気の湿度値(RH%)
βL左:破線Lの左側領域の調湿時定数(min)
である。
また、トナー像としてこの領域から出ていくトナーと、それを補うように破線Lの右側領域から流入してくるトナーとがある。この流出するトナー量と流入するトナー量とを計算上等しいと考え、Δz(g)とする。
一方、出ていくトナーと入ってくるトナーの湿度は異なるため、この分を計算に加味する。Δzはトナー像のトナー付着重量でもある。このため、プリンタ制御部300がレーザー制御部200から露光量の総和データΣを受け取り、その総和データに基づいて、Δzを、
Δz=Σ×(Δzff/Σff) …式(2)
とする。
但し、
Δzff:全面最大濃度画像を露光した時のトナー消費量(g)
Σff:全面最大濃度画像を露光した時のΣの値
として算出する。この「入れ替わりによる湿度変化分」を先述のRHpに対し補正することで、現在求めたい「破線Lの左側領域のトナーの(平均)湿度値RHL左」を得ることができる。
これを数式で表すと、
RHL左=RHp×(V−Δz)/V+RHmL右×Δz/V …式(3)
となる。
但し、
V:破線Lの左側領域にあるトナー重量(g)
Δz:トナー像形成によって入れ替わるトナー重量(g)
RHmL右:破線Lの右側領域にあるトナーの平均湿度(RH%)の前回算出値
である。
ここで、式(3)において「破線Lの右側領域にあるトナーの平均湿度」として前回算出した湿度値RHmL右を用いる。概念上、正しくはここで現在の湿度値RHL右を用いるべきであるが、計算の都合上、RHL右は下記の式(4)のように、RHL左を求めてからでないと求めることができない。
そこで、後述の調湿時定数βL右は、式(1)の調湿時定数βL左よりも大きいことを考慮に入れ、RHL左を求めるための時刻tm、tnの区間においてはRHL右≒RHmL右とみなすことができる。このため、式(3)のように、現在の湿度値RHL右ではなく、前回計算した湿度値RHmL右を用いる処理とすることで、十分に精度のよいRHL左の値を得ることができる。
次に破線Lの左側領域のトナーの湿度値RHL左について説明する。本発明者らの検討で、破線Lの右側領域において次の2点が確かめられている。即ち、その領域に存在するトナー量Wが大きいと、調湿速度は小さくなり、調湿時定数βL右は大きくなる。また、トナー量Wが小さいと調湿速度は大きくなり、調湿時定数βL右は小さくなる。
図4は第1実施形態の現像器内のトナー残量と調湿時定数の関連を示すグラフである。具体的には、(a)は破線Lの右側領域における調湿時定数を示し、(b)は破線Lの左側領域における調湿時定数を示す。
横軸にトナー量W(g)、縦軸に調湿時定数βL右をとった図4(a)のグラフは、右上がりの結果となる。即ち、トナー量Wが少ないと、調湿時定数βL右が小さく、調湿速度が大きくなる。一方、トナー量Wが多いと、調湿時定数βL右が大きく、調湿速度は小さくなる。
このような結果となる理由は、次のとおりである。まず、破線Lの右側のトナーは、トナー容量が減るにつれて、調湿速度が大きくなっていく。この状態で、図3(b)に示すようにトナーの右側に空気が入り込むと、トナーと空気との接触面積が増加し、より調湿速度が大きくなっていくためである。ちなみに図4(a)のグラフは現像器1内の各部に小型温湿度センサーを配置し、外部の湿度を変更することで得られるデータから実験的に求めたものである。
破線Lの右側の領域の空気の湿度は、外気の相対湿度rhではなくほぼ湿度値RHL左に等しい。破線Lの右側の領域の空気は、本来、現像スリーブ3側から流入する外気に由来する空気であるが、湿度値RHL左のトナー中を通過してきた空気である。この空気はトナーの中を通過する間、空気とトナーの間で水分のやりとりが行われる。しかしながら、同体積の空気とトナーを比べた時、水分を吸収する量はおよそ1:100程度である。このため、水分のやりとりが平衡に達するのは空気とトナーの相対湿度が等しくなった時点であると仮定することができ、その平衡点は元のトナーの相対湿度値に近しい。
これらを考慮すると、破線Lの右側領域のトナーの平均湿度をRHL右は、次の数式、
RHL右=(RHmL右−RHL左)×exp(−(tn−tm)/βL右)+RHL左 …式(4)
によって求められる。
但し、
RHmL右:前回のRHL右の計算値(RH%)
RHL左:今回式(3)で算出した、破線Lの左側領域のトナーの平均湿度値(RH%)
tn:現在湿度を算出している時刻(min)
tm:前回、RHmL右を算出したときの時刻(min)
βL右:破線Lの右側領域の調湿時定数(min)
である。
最後に、トナー量W(g)が、0(g)≦W<100(g)の場合については、計算を簡略にするため、破線Lの両側に存在するトナーをまとめて扱う。原理的には、100(g)≦W≦800(g)の場合でトナーの入れ替わりがない状態を考えればよいから、求めたい湿度値RHL左は、式(2)と同じ形で求められる。すなわち、
RHL左=(RHmL左−rh)×exp(−(tn−tm)/βL左)+rh …式(5)
である。
但し、考えるトナーの量が一定ではなくなるため、時定数となるβL左の値は式(1)の場合のようにWによって変化する。具体的には図4(b)に示したグラフのように、定義する。ちなみに図4(b)のグラフは現像器1内の各部に小型温湿度センサーを配置し、外部の湿度を変更することで得られるデータから実験的に求めたものである。なおW=0(g)の点のβL左の値は10(min)とする。これは、式(5)において、分母が0となることを防止するためである。
以上のように現像器1内の破線Lより左側の部分の適切な湿度値RHL左を求めると、湿度値は現像されるトナーの帯電量を支配するため、適切な帯電量、そして適切な画像形成条件を設定することができる。
ここで、本実施形態では図5のグラフに従ってVchgとVdevの設定をする。これにより、Vcont(VdevとVlの差)を調整して画像濃度を一定にする。図5は第1実施形態で求めた湿度値RH(L左)と、Vchg、Vdevの関連を示すグラフである。図5のグラフは実験的に求められるものである。
図6は第1実施形態におけるプリンタ制御を説明するフローチャートである。以下、図6のフローチャートにて画像形成装置の動作を詳しく説明する。画像形成装置の動作はプリンタ制御部300によって統括的に行われる。
まず、プリンタ制御部300がプリント指示を受信する(ステップS101)。すると、プリンタ制御部300が計時部から現在時刻tnを取得する。計時部としては、内蔵の計時部でもよいし、サーバー、端末などの外部計時部からでもよい。外部計時部は、プリンタ制御部300に直接、又はレーザー制御部200を介して接続される。また、プリンタ制御部300は、温湿度センサー51から相対湿度rhの検知結果を読み込む。さらにプリンタ制御部300は、レーザー制御部200がこれからプリントする画像データから算出した露光量総和データΣを読み込む(ステップS102)。
次に、プリンタ制御部300は不揮発性RAM303から、記憶された時刻tm、湿度値RHmL右、湿度値RHmL左、トナー量Wmを読み出す(ステップS103)。
続いて、Wm−Δzの値をWとして算出する(ステップS104)。そして、W≧100(g)かどうかの判定が行われる(ステップS105)。この判定は、上述のとおり、破線Lを用いて現像器1内を分割して湿度算出するかどうかの判定である。
ステップS105でYの場合、プリンタ制御部300は前述の式(1)、式(2)、式(3)、式(4)より、湿度値RHL右、湿度値RHL左を算出する(ステップS106)。そして、湿度値RHL左の算出値に基づいて、図5に示す湿度と帯電バイアスとの関係から画像形成条件であるVchg、Vdevを決定する(ステップS107)。ここで、ROM302には図4(a)(b)のグラフが記憶されていて、プリンタ制御部300は式(1)で用いるβL左は図4(b)から、式(4)で用いるβL右は図4(a)を参照して求める。
続いて、プリンタ制御部300はプリント動作を行う。ここで、プリンタ制御部300は、帯電バイアス電源41にVchgの値を、現像バイアス電源にVdevの値を設定する。この設定値に基づいて画像形成が行われ、一定画像濃度のプリント出力を得る(ステップS108)。
画像形成後、不揮発性RAM303に、tm=tn、RHmL右=RHL右、RHmL左=RHL左、Wm=Wの各値をそれぞれ格納し(ステップS109)、次回のプリントに備える。このようにして、画像形成動作を終了する。
ステップS105でNの場合、湿度値RHL右の値は必要ない。このため、プリンタ制御部300は、前述の式(5)より湿度値RHL左を算出する(ステップS110)。
湿度値RHL左の算出値に基づいて、図5に示す湿度と帯電バイアスとの関係から画像形成条件であるVchg、Vdevを決定する(ステップS111)。ここで、プリンタ制御部300は式(5)で用いるβL左を図4(b)から参照して求める。この条件のもと、プリンタ制御部300はプリント動作を行う(ステップS112)。そして、画像形成後、tm=tn、RHmL左=RHL左、Wm=W、とする(ステップS113)。
このように、ステップS105でNの場合、即ち、トナー量W<100(g)の場合は、ステップS105でYの場合、即ち、トナー量W≧100(g)の場合と異なり、RHL右の計算過程がない。このため、プリンタ制御部300は、読みだしたRHmL右の値をそのままRHmL右に格納し、誤動作防止のため値を確定させてから、次回のプリントに備え動作を終了する。
以上のように、プリンタ制御部300は、湿度変化に対する画像濃度に関するパラメーターの変化量を、現像器1のトナー残量が多い場合には小さく、現像器1のトナー残量が少ない場合には大きく設定する。即ち、現像器1のトナー残量が多い場合には、感光体ドラム28に供給されるトナーの湿度変化が小さいことを前提として設定する画像濃度の変動幅を小さくする。一方、現像器1のトナー残量が少ない場合には、トナーの湿度変化が大きいことを前提として設定する画像濃度の変動幅を大きくする。このように、湿度変化があった場合に、画像形成条件を適切に設定することで、高い画質のトナー像を形成することができる。
以上、第1実施形態について説明したが、本発明は上記の構成のみに限定されるものではない。例えば、計時部を持たない画像形成装置の場合、時間情報の代わりに画像形成枚数を用いて動作させてもよい。精度の点では本実施形態の構成が好ましいが、発明の効果を十分に得ることができる。またトナー量Wは、現像器1内に設置されたピエゾ式、光学式などのトナー残量センサーを設置してその検知結果に基づいて求めてもよい。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態の構成を説明する。図7は第2実施形態の画像形成装置の説明図である。前述と同様の構成については同符号を用いることで説明を省略する。
本実施形態では、第1実施形態と比較して、次の特徴を有する。即ち、現像方式が二成分現像方式であること、消費されたトナーをトナーボトルから補給する構成であること、プリンタ制御部300が現像器、ホッパーの周辺の湿度を算出し、二成分現像剤、補給トナーの湿度を算出することである。
現像方式として二成分現像を用いているということは、所定量の二成分現像剤が現像によって消費したトナーを補給する必要があるということである。このとき、消費されるトナーの湿度と、補給されるトナーの湿度が異なる場合、その差分および入れ替わり量によって二成分現像剤の湿度が異なる結果を示す。ここで、補給されるトナーの湿度を正確に算出するため、本発明の考え方を適用する。
図7に示すように、本実施形態の画像形成装置はイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKのトナー像を形成するためのステーション(画像形成部)を有する。各画像形成部の構成は同一であるため、以下の説明では、トナー色(Y、M、C、K)に関する添え字を適宜省略し、符号の数字のみを示す。
本実施形態の画像形成装置102は、感光体ドラム28(Y、M、C、K)を並置して設けた、いわゆるタンデム方式のフルカラー画像形成装置である。
画像形成装置102は、各色のステーション(Y、M、C、K)において各色のトナー像を作像し、転写帯電器23(一次転写ローラー)によって中間転写ベルト24に転写する。この一次転写を各ステーションで行うことで、中間転写ベルト24上に4色のトナー像が重ね合わされる。
その後、画像形成装置102は、転写帯電器33(二次転写ローラー)によって4色分のトナー像を転写材27に一括して二次転写する。トナー像が転写された転写材27は、定着器25による加熱及び加圧を受ける。すると、トナー像は転写材27に定着し、永久画像となる。転写材27に転写されなかった残トナーは中間転写ベルトクリーナー36によって除去される。
図8は第2実施形態の各ステーションの説明図である。図8によって、各ステーションの現像器1(Y、M、C、K)について詳しく説明する。本実施形態においては、各ステーションに、補給トナー槽としてのトナーボトル7又はホッパー8を有する。
図8に示すように、本実施形態では非磁性トナーと磁性キャリアを混合し現像剤として用いる「二成分現像方式」を採用している。非磁性トナーはポリエステル系やスチレンアクリル系の樹脂を主体とし、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローそれぞれの色に応じた着色剤、および定着助剤であるワックスを混合した樹脂を粉砕分級したものである。
磁性キャリアはフェライト等の樹脂粉体からなるコアを樹脂によりコートしたものを用いる。体積平均粒系は20〜100μmのものを用いる。トナー像形成によって消費した分のトナーは、トナーボトル7からいったんホッパー8に貯蔵される。トナーは、ホッパー8内で補給量安定の目的で所定の範囲の粉面を維持した状態で、計量スクリュー9によって所定量が計量されて現像容器2に対して補給される。補給されたトナーは現像容器2内の撹拌部材6によって二成分現像剤と混合撹拌される。トナーボトル7は、図8の紙面と垂直方向に長い円筒形状をしていて、画像形成装置102の手前側に備えた開口部からホッパー8にトナーを補給する。
また、センサーは、現像温度センサー52、ホッパー温度センサー53が備えられる。
図9は第2実施形態の画像形成の制御ブロック図である。センサーに関しては、少なくとも、温湿度センサー51、現像温度センサー52、ホッパー温度センサー53を有する。
温湿度センサー51は、画像形成装置102内の温度tmp本体(℃)、相対湿度rh本体(RH%)を検知する(図7参照)。
また、図8に示した各現像器1には、現像温度センサー52が配置され、現像器1の温度tmp現像(℃)を検知する。現像温度センサー52は、それぞれ現像容器2に接触あるいは近接して配置される。また、各ホッパー8にはホッパー温度センサー53が配置され、ホッパー8の温度tmpホッパー(℃)を検知する。ホッパー温度センサー53は、ホッパー8に接触あるいは近接して配置される。
現像器1の温度tmp現像は現像動作が行われると二成分現像剤の摩擦などで自己昇温する。このため、特に画像形成中は、温度tmp現像が温湿度センサー51の温度tmp本体より高くなる。一方、温度tmpホッパーは温湿度センサー51の温度tmp本体(℃)とほぼ同等である。
プリンタ制御部300は、温度tmp本体、相対湿度rh本体(RH%)から装置内の空気の重量絶対水分量ABS(g/kgDA)を算出する。そして、その値と温度tmp現像とから現像器1付近の相対湿度rh現像(RH%)を算出する。また、温度tmpホッパーとからホッパー8付近の相対湿度rhホッパー(RH%)を算出する。
ここで、重量絶対水分量ABS(g/kgDA)の算出について説明する。この値は、乾燥した空気(DryAir)1(kg)あたりに、何(g)の水が溶けているかを示す値であって、その空気の蒸気圧と相対湿度から、理想気体の状態方程式を解くことで求められる。
まず温度τ(℃)における空気の(飽和)水蒸気圧Eσ(τ)(Pa)を求める。これは温度0℃〜60℃の領域において、以下のようなTetensの近似式、
Eσ(τ)=611×10^(7.5×τ/(τ+237.3) )(Pa) …式(101)
によって求められる。
この飽和水蒸気圧に相対湿度rhを乗じ、
E(τ)=Eσ(τ)×rh …式(102)
とすることでその空気における水蒸気圧E(τ)(Pa)が求められる。
ここで、求めたい重量絶対水分量ABS(g/kgDA)は、水の重さ=Mwater(g)、乾燥空気の重さMDryAir(g) の比(g/gDryAir)をとってさらに1000倍したものに相当する。
水、乾燥空気それぞれのモル数nwater、nDryAirは、
nwater=Mwater/(水の分子量)
nDryAir=MDryAir/(空気の分子量)
によって求められる。
水に対し理想気体の状態方程式を適用すると、体積V、気体定数Rとして、
水:E(τ)×V=(Mwater/(水の分子量))×R×τ …式(103)
である。
乾燥空気の分圧は1気圧(101300Pa)より水の分圧を引いたものなので、乾燥空気に対し理想気体の状態方程式は、
乾燥空気:(101300−E(τ))×V=(MDryAir/(空気の分子量))×R×τ …式(104)
となる。
ここで、
式(103)/式(104)として整理すると、
重量絶対水分量(g/gDA)=(水の分子量×E(τ))/空気の分子量×(101300−E(τ)) …式(105)
である。
水の分子量=18.0154、空気の平均分子量=28.996であり、また、乾燥空気の数値をkgで表わす。この場合、重量絶対水分量ABSは、
重量絶対水分量ABS(g/kgDA)=621.3×E(τ)/(101300−E(τ)) …式(106)
として求められる。
すなわち、温湿度センサー51が測定した温度tmp本体、相対湿度rh本体(RH%)から求められる重量絶対水分量ABS本体は、式(102)、式(106)を用いると、次のように求められる。即ち、
ABS本体=621.3×E(tmp本体)×相対湿度rh本体/(101300−E(tmp本体)×相対湿度rh本体) …式(107)
となる。
ここで、温度tmpにおける相対湿度rhとは、その温度での飽和重量絶対水分量に対するその空気の絶対水分量の比である。温度tmp(℃)の飽和重量絶対水分量であるABS飽和(tmp)は、式(102)でrh=100(%)とすればよい。このため、
ABS飽和(tmp)=621.3×E(tmp)/(101300−E(tmp)) …式(108)
となる。
以上をもって、求めるべき相対湿度rh現像と相対湿度rhホッパーは、次の式のようになる。即ち、
rh現像=ABS本体/ABS飽和(tmp現像) …式(109)
rhホッパー=ABS本体/ABS飽和(tmpホッパー) …式(110)
のように表すことができる。
この相対湿度rh現像と相対湿度rhホッパーなどの算出値を基にして、最終的には二成分現像剤の湿度値RHdevを求め、その値に基づいて画像形成条件を設定する。
現像器1内の二成分現像剤の湿度値RHdev(RH%)は、次の式(11)、式(12)によって算出される。即ち、
RHpdev=(RHmdev−rh現像)×exp(−(tndev−tmdev)/βdev)+rh現像 …式(11)
RHdev=RHpdev+γ×(RHhpr−RHpdev)×Δx …式(12)
である。
但し、
RHmdev:RHdevの前回算出値(RH%)
RHpdev:RHmdevからRHdevへと変化する間に、現像器1自身の調湿によって変化した湿度を示す計算上の値(RH%)
tndev:現在湿度を算出している時刻(min)
tmdev:前回、RHmdevを算出したときの時刻(min)
rh現像:時刻tndevの時点での現像器1の周囲の相対湿度(RH%)
βdev:現像器1の調湿時定数であって、その値は画像形成装置の駆動有/無によって切り替え、その値は駆動有の場合の調湿時定数βi=30min、駆動無の場合の調湿時定数βo=600minとする
RHhpr:時刻tndevの時点でのホッパー8内のトナーの相対湿度(RH%)
Δx:時刻tmdevから時刻tndevの間に現像器1に補給されるトナー重量(g)
γ:トナー消費および補給による二成分現像剤の湿度変化の度合いを示す係数(RH%/g)
である。
二成分現像剤の量、トナーとキャリアの水分の吸いやすさなどで決まる量であり、本実施形態では実験的に求めて0.001(RH%/g)とする。
時定数βdevを画像形成装置の駆動の有無によって切り替える理由は、本発明者らの検討によって、現像剤が周囲の環境になじむ速度が現像器1の駆動状態によって異なることがわかっているからである。また係数γを用いたことにより、影響が、二成分現像剤湿度と補給トナー湿度の差分が大きい時、また形成するトナー画像のトナー総付着量が大きいときに、補給トナーによる二成分現像剤湿度が大きく影響を受ける現象が表現される。
次に、ホッパー8内のトナーの湿度値RHhprを求める方法について説明する。ホッパー8内のトナーの湿度値RHhprの挙動は、第1実施形態の破線Lの左側領域と同じように考える。また、第1実施形態で現像スリーブ3側から流入してくる空気に相当するものは、ホッパー8内トナー粉面上側の空気、及びホッパー8のトナー排出口から現像器1へと開口している部分から流入する空気であると考える。さらに、この空気の相対湿度をrhホッパーとすればよい。
即ち、ホッパー8内のトナーの湿度値RHhprは、
RHphpr =(RHmhpr−rhホッパー)×exp(−(tnhpr−tmhpr)/βhpr)+rhホッパー …式(13)
RHhpr=RHphpr×(Vhpr−Δy)/Vhpr+RHbtl×Δy/Vhpr …式(14)
となる。
但し、
RHmhpr:RHhprの前回算出値(RH%)
RHphpr:RHmhprからRHhprへと変化する間に、ホッパー8自身の調湿によって変化した湿度を示す計算上の値(RH%)
RHbtl:下記式(15)で算出される、トナーボトル7内トナーの相対湿度(RH%)
tnhpr:現在湿度を算出している時刻(min)
tmhpr:前回、RHmhprを算出したときの時刻(min)
rhホッパー:時刻tnhprの時点でのホッパー8の周囲の相対湿度(RH%)
βhpr:ホッパー8の調湿時定数(min)
hpr:ホッパー8のトナー容量(g)
Δy:時刻tmhprから時刻tnhprの間に、ホッパー8に出入りしたトナー重量(g)
である。
RHbtlを求めるには、基本的には第1実施形態の現像器1に用いた方法と同じ計算方法を用いればよい。具体的にはトナーボトル7においても、破線Lの左右という2つの計算領域を考えることができる。ここで、本実施形態のようなホッパー8を用いた画像形成装置では、すでにホッパー8という計算領域ができている、という点に留意する。
さらに、第1実施形態の破線Lの左側領域のトナーの湿度値RHL左と、ホッパー8のトナーの湿度値RHhprを求める方法が似ていることに着目する。すると、これらをまとめて一つの式で処理することが可能となることがわかる。この場合、ホッパー8のトナー容量Vhprにホッパー8の排出口側の所定容積を含めて計算する。これにより、実際の現象に見合った式を用いた湿度算出を行うことができる。
具体的には式(13)にて、
βhpr:ホッパー8と、トナーボトル7の排出口側部分を合わせた領域の調湿時定数
とする。本実施形態ではβhpr=300(min)で一定とする。
また式(14)にて、
hpr:ホッパー8と、トナーボトル7の排出口側部分を合わせた領域のトナー容量(g)
とする。本実施形態では、ホッパー8の分の200(g)+トナーボトル7の分の200(g)でVhpr=400(g)とする。
そして、本実施形態における特徴的な部分が、以下のトナーボトル7内のトナーの湿度値RHbtlを求める部分である。図10は第2実施形態のトナーボトルのトナー残量と調湿時定数の関連を示すグラフである。縦軸を調湿時定数βbtlとし、横軸をトナー残量Wbtlとする。
図10に示すように、トナー残量Wbtlが多い時には調湿時定数βbtlも大きく、調湿が進みにくい。逆に、トナー残量Wbtlが少なくなれば、調湿時定数βbtlは小さくなり、調湿が進みやすくなる。
尚、本実施形態の場合、第1実施形態のWと異なり、Wbtlはトナーボトル7の排出口側を対象外とした値である。このため、トナー残量Wbtlの相違によるグラフの区別は必要ない。
以上のように調湿時定数βbtlを定義すると、湿度値RHbtlは、
RHbtl=(RHmbtl−RHmhpr)×exp(−(tnbtl−tmbtl)/βbtl)+RHmhpr …式(15)
として求められる。
但し、
RHmbtl:前回のRHbtlの計算値(RH%)
である。初期値は工場出荷時の値(50%)である。
またこの値を初期値に戻すのは、トナーボトル7を新品に交換した時、つまり密封されていた状態の新品のトナーボトル7を開封したタイミングである。
また、
tnbtl:現在湿度を算出している時刻(min)
tmbtl:前回、RHmbtlを算出したときの時刻(min)
βbtl:破線Lの右側領域の調湿時定数(min)
btl:破線Lの右側領域のトナー量(g)、0〜800(g)
とする。
式(15)でRHmhprとなっている個所は、本来はRHhprが入るべきであるが、式(3)でRHL右≒RHmL右とした場合と同様にRHhpr≒RHmhprとして計算する。
上述のように考慮することによって、最終的には二成分現像剤の湿度値RHdevの値に応じて画像形成条件を適切に設定することができる。そして、従来把握できていなかった補給トナーの湿度を正確に把握することによって、画像濃度変動の課題を解決することができる。
本実施形態は、式(12)からもわかるように、形成画像一枚当たりのトナーの消費量が多い場合に特に効果を発揮する。また、調湿時定数βbtlの最大値が35000(min)となっていることから、本実施形態は800g程度のトナーを35000(min)前後、即ち数日〜十数日程度で使いきるような高い出力頻度の場合に特に効果を発揮する。
上記式(13)〜(15)での算出に関し、さらに簡略化できる場合がある。まず、トナーボトル7のトナー容量が所定値(例えば1000g以上)であった場合、及びトナーを調湿される前に使い切ってしまう高プリント量の場合、式(15)のトナーの湿度を出荷時から一定であるとしてもよい。
本実施形態では、画像形成装置の制御についてより詳しく設定し、このため、画像形成条件を決定するパラメーターも複数存在する。その例が現像器1の駆動有無や、現像器1へ補給されるトナー重量Δx(トナー量)である。
例えば、式(12)を見れば、Δxだけの大小によっても湿度値RHdevが変わる。このため、実際はトナーボトル内のトナー残量のみで調湿速度が決まるわけではない。このため、ボトル内のトナー残量のみから画像形成条件が一意に決まるというわけではない。しかし、トナーボトル内のトナー残量以外の条件が同一条件であれば、ボトル内のトナー残量の大小関係に応じて画像形成条件の変更量の大小関係が一意に決まる。
二成分現像方式の場合、トナーの帯電量が徐々に大きくなっていくと、主として感光体ドラム28上のトナー層に由来する電界によって現像バイアスによる電界が弱まる現象が発生する。このため、本実施形態においても第1実施形態と同様、低湿環境下ではVcontを大きく、高湿環境下ではVcontを小さくする。これにより、トナー付着量が一定量となるように調整する。湿度から画像形成に係る帯電量を決定する過程では、第1実施形態の図5に示したグラフと同様な形状のグラフを用いて画像形成条件を決定することができる。ここで、方式や色の違いで多少の値の変化はあるが、概ね同様なグラフとなるため、本実施形態の説明では省略する。
プリンタ制御部300の具体的動作について、図11のフローチャートを用いて説明する。図11は第2実施形態におけるプリンタ制御を説明するフローチャートである。本フローは図7に示すY、M、C、K各ステーションについて並行して処理されるが、簡単のため、特定のステーションについて説明する。
また、説明を簡略にするため、各計算時刻についてtndev=tnhpr=tnbtl=tn、また各記憶時刻についてtmdev=tmhpr=tmbtl=tmとする。実際の動作においては、CPU301のリソースを考慮すると、各計算時刻、各記憶時刻はそれぞれ独立のタイミングで行い、現像器1については高頻度に、その他は低頻度に行うことが好ましい。
また、本来、ΔxとΔyは同じ時刻で異なってもよい値であるが、最終的に移動したトナー量の辻褄が合えばよいため、説明を簡略にするためΔy=Δxとする。
図11に示すように、プリンタ制御部300がプリント指示を受信する(ステップS201)と、まずΔx=0(g)とする(ステップS202)。これは、前回の計算は前回プリント動作が終了したときであり、その時点から今回のプリント指示までトナーの補給、消費などは発生していないからである。また、調湿時定数βdev=βoに設定する(ステップS203)。前回プリント動作が終了した時点からは現像器の駆動は無いためである。
プリンタ制御部300は、必要な値を不揮発性RAM303から読みだして、本実施形態の特徴的な部分である、式(109)、式(110)による相対湿度rh現像、相対湿度rhホッパーの算出を行う(ステップS204)。
上記説明とは順番が逆となるが、本フローではまず式(15)よりRHbtlを求めた後、式(13)、式(14)よりRHhprを求める(ステップS205)。そして、式(11)、式(12)よりRHdevを算出する(ステップS206)。ここで、プリンタ制御部300は、計算に用いた値及び算出した値を不揮発性RAM303に記憶する(ステップS207)。
次にプリンタ制御部300は、ステップS206で求めたRHdevに基づいて、画像形成条件であるVchg(V)、Vdev(V)の値を決定し(ステップS208)、その値に基づいてプリント動作を開始する(ステップS209)。プリント動作の間に、プリンタ制御部300が第1実施形態におけるΔzと同様に、レーザー制御部200から露光量の総和データΣを受け取り、補給されるトナー重量Δxが算出される(ステップS210)。そのΔxに基づいてホッパー8から現像器1にトナーが補給される(ステップS211)。
プリント動作が終了すると(ステップS212)、次回の計算で算出されるのはプリント動作をしていた期間、即ち現像器1が駆動していた期間の湿度変化である。このため調湿時定数βdevをβiに設定する(ステップS213)。その後、相対湿度rh現像、相対湿度rhホッパーの算出を行い(ステップS214)、式(15)よりRHbtlを求めた後式(13)、式(14)よりRHhprを求める(ステップS215)。さらに式(11)、式(12)より現像器1が駆動した後のRHdevを算出する(ステップS216)。最後に、プリンタ制御部300は、計算に用いた値、算出した値を記憶して(ステップS217)、次回の画像形成に備える。
以上のように、プリンタ制御部300は、湿度変化に対する画像濃度に関するパラメーターの変化量を、補給トナー槽(トナーボトル7又はホッパー8)のトナー残量が多い場合には小さくなるように設定する。一方、補給トナー槽のトナー残量が少ない場合には大きくなるように設定する。
また、プリンタ制御部300は、湿度変化に対する画像濃度に関するパラメーターの変化量を、補給トナー槽から現像器へ補給するトナー量が多い場合には大きく、補給トナー槽から現像器へ補給するトナー量が少ない場合には小さくなるように設定する。
このように、湿度変化があった場合に、画像形成条件を適切に設定することで、高い画質のトナー像を形成することができる。
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態である画像形成装置は、概略は第2実施形態とほぼ同様の構成である。前述と同様の構成については同符号を用いることで説明を省略する。
但し、本実施形態においては、次の点で特徴をもつ。即ち、γルックアップテーブルによる濃度階調調整を行うことである。次に、Δxを露光量からではなく、計量スクリュー駆動信号から求めることである。最後に、時定数βdevを、画像形成装置の駆動有/無ではなく、現像器1の駆動有/無によって切り替えることである。
図12は第3実施形態の画像形成の制御ブロック図である。図12を用いて、レーザー制御部200及びγルックアップテーブルについて詳しく説明する。
まず、レーザー制御部200には、外部入力インタフェース203(外部I/F)を介してRGB画像データとしてカラー画像データをレーザー制御部200に入力する。外部入力インタフェース203としては、原稿スキャナ、コンピュータ(情報処理装置)等の外部装置があるが、いずれでもよい。
LOG変換部204は、ROM210に格納されているテーブルに基づいて、入力されたRGB画像データの輝度データをCMYの濃度データ(CMY画像データ)に変換する。マスキング・UCR部205は、CMY画像データから黒(K)成分データを抽出し、記録色材の色濁りを補正すべく、CMY画像データにマトリクス演算を施しYMCK画像データとする。
LUT部206は、画像データをプリンタ部の理想的な階調特性に合わせるため、γLUT(γルックアップテーブル)を用いて、入力されたYMCK画像データの各色毎に濃度補正を施す。γLUTはROM210に格納される、有限数(本実施形態では7値)の現像剤の湿度値RHdevにそれぞれ対応したテーブルデータより、現像剤の湿度値RHdevによって線形補完されるように算出される。γLUTは、CPU209によってLUT部206に設定される。
パルス幅変調部207は、LUT部206から入力された画像データ(画像信号)のレベルに対応するパルス幅のパルス信号を出力する。このパルス信号に基づいてレーザードライバー202が露光装置22のレーザーの総発光時間を変化させるように駆動する。こうして、露光装置22から照射されるレーザーが感光体ドラム28上のVd(V)部を露光する。このようにγLUTを現像剤の湿度値RHdevによって作成して用いることで、高濃度部のみならず中間調やハイライト部の濃度も安定した画像形成を行うことができる。
本実施形態では、二成分現像剤の現像能力を検知することによって消費された分のトナーの補給量を決定する方法を用いる。具体的には、プリンタ制御部300は、感光体ドラム28上に基準静電潜像を形成し、基準静電潜像を現像して基準トナー像とし、中間転写ベルト24上に対向して設置された反射光量センサー29によって、その基準トナー像の反射光量を検出する。そして、参照値と比較することによってトナーの補給量を決定する。
続いてその値に基づいて、示す計量スクリュー駆動モーター62を駆動して、図8に示す計量スクリュー9(トナー計量補給部材)を回転させ、トナーを現像器1の現像容器2に補給する。本実施形態ではこの計量スクリュー駆動モーター62の駆動時間を用いて補給するトナー重量Δxを算出する。
また、第2実施形態では説明の簡略化のためもあって画像形成装置の駆動有/無によるものとしていた時定数βdevを、本実施形態においては、現像器1の駆動有/無によるものとする。
現像駆動モーター61は、現像器1の現像スリーブ3及び撹拌部材6を駆動する。現像駆動モーター61は、プリンタ制御部300によって駆動有/無を制御される。このことによって湿度値RHdev算出の精度を向上できるほか、画像形成装置がK単色画像を出力している場合にYMCの現像器1が停止している場合でも、YMCK各色の湿度値RHdevを精度よく算出することができる。
図13、図14のフローチャートによって本実施形態の画像形成装置の動作を詳しく説明する。図13は第3実施形態におけるプリンタ制御部の共通部分を説明するフローチャートである。図14は第3実施形態におけるプリンタ制御部の全体を説明するフローチャートである。
まず、図13にステップS391〜394として示したフローは、第2実施形態に係る図11のフローチャートのステップS204〜207と同じ動作を示すもので、湿度値RHdevを算出し、その湿度値を記憶する過程である。これを図14に示すフローチャートにおける、ステップS304、S310、S318、S322として共通して用いる。
図14において、プリンタ制御部300はプリント指示を受信すると(ステップS301)、まず、Δx=0(g)とする(ステップS302)。これは、前回画像形成後と現在の間に計量スクリュー駆動モーター62を駆動していないためである。
また、前回画像形成後と現在の間で現像駆動モーター61を駆動していないので、調湿時定数βdev=βoとする(ステップS303)。この条件において、プリンタ制御部300は、図13のステップS391〜S394の動作を行い、現在の現像剤の湿度値RHdevを求める(ステップS304)。
湿度値RHdevが求まったところで、その値に基づきプリンタ制御部300が画像形成条件を設定する。レーザー制御部200がγLUTを設定した後(ステップS305)、プリント動作が開始する(ステップS306)。
プリント動作の開始から現像器1の駆動までは、画像データの大きさによってはレーザー制御部200内での処理等によって時間が数10秒以上の単位で発生する可能性がある。このため、プリンタ制御部300は、現像駆動モーター61の駆動を開始(駆動オン)した(ステップS307)時に、ステップS304からの経過時間による湿度変化を算出する。
具体的には、Δx=0(ステップS308)。βdev=βo(ステップS309)とした後、ステップS304と同様にして、現像器1が駆動される直前の状態の現像剤の湿度値RHdevを上述の図13の過程を経て求める(ステップS310)。
プリンタ制御部300は、続いて受信画像のトナー像形成を行う(ステップS311)。その後、基準トナー像を形成し(ステップS312)、その反射光量を反射光量センサー29にて検出して(ステップS313)、補給するトナー重量Δxを求める(ステップS314)。プリンタ制御部300は、このΔxに基づいて計量スクリュー駆動モーター62を駆動させ、トナー重量Δx(g)のトナーを現像器1に補給する(ステップS315)。
補給トナーは、駆動されている状態の現像器1に対して行った方が、停止している状態の現像器1に対して行うよりも、二成分現像剤への混合が良好となる。このため、プリンタ制御部300は、ステップS315のトナー補給動作が終了してから、現像駆動モーター61を駆動オフにする(ステップS316)。ここで、プリンタ制御部300は、現像器1が駆動していた間の湿度変化を計算するため、調湿時定数βdev=βiとして(ステップS317)現像剤の湿度値RHdevを上述の図13の過程を経て求める(ステップS318)。
現像器1の停止後、出力画像が定着器25を通過するまでの待機時間や、画像形成装置に何らかの調整、クリーニング動作などが入る場合にはその待機時間が発生する。このため、ステップS318の時点からプリント終了(ステップS319)までの湿度変化を算出する。具体的には、Δx=0(ステップS320)、βdev=βo(ステップS321)として、現像剤の湿度値RHdevを求め(ステップS322)、次回のプリントに備える。
以上、3つの実施形態を例示して本発明を説明したが、必ずしもこれらの形態にとらわれるものではない。例えばRHdevを反映させる画像形成条件としては、露光装置22から照射されるレーザーの露光強度、現像バイアス(特に交流成分)や転写条件などが挙げられる。また現像スリーブ3、撹拌部材6の駆動は画像形成装置本体から独立に制御する構成としてもよい。また現像器1、ホッパー8の温度情報は、画像形成装置の動作状態から予測するものであってもよい。
T…トナー
1…現像器
2…現像容器
3…現像スリーブ
6…撹拌部材
7…トナーボトル
8…ホッパー
9…計量スクリュー
22…露光装置
27…転写材
28…感光体ドラム
41…帯電バイアス電源
42…現像バイアス電源
51…温湿度センサー
101…画像形成装置
300…プリンタ制御部
303…RAM

Claims (7)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像器と、
    前記現像器の周囲の湿度を検知する湿度センサーと、
    前記湿度センサーによって異なる時点で検知された湿度情報によって、転写材に形成される画像濃度に関するパラメーターを制御する制御部と、
    を有する画像形成装置において、
    前記制御部は、湿度変化に対する前記画像濃度に関するパラメーターの変化量を、前記現像器に収容されているトナー残量が多い場合には小さく、前記現像器に収容されているトナー残量が少ない場合には大きく設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像器と、
    前記現像器に補給するトナーを収容した補給トナー槽と、
    画像形成装置内の湿度を検知する湿度センサーと、
    前記湿度センサーによって異なる時点で検知された湿度情報によって、転写材に形成される画像濃度に関するパラメーターを制御する制御部と、
    を有する画像形成装置において、
    前記制御部は、湿度変化に対する前記画像濃度に関するパラメーターの変化量を、前記補給トナー槽に収容されるトナー残量が多い場合には小さく、前記補給トナー槽に収容されるトナー残量が少ない場合には大きく設定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御部は、湿度変化に対する前記画像濃度に関するパラメーターの変化量を、前記補給トナー槽から前記現像器に補給するトナー量が多い場合には大きく、前記補給トナー槽から前記現像器に補給するトナー量が少ない場合には小さく、設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補給トナー槽は、前記現像器に対しトナーを計量して補給するためのトナー計量補給部材を有し、
    前記制御部は、前記トナー計量補給部材の補給したトナー量によって前記パラメーターを制御することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、情報を記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記湿度センサーで検知した湿度情報と、前記湿度情報を取得した時間情報と、前記記憶部に記憶された前記湿度情報及び前記時間情報と、によって前記パラメーターを制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記パラメーターは、前記現像器が有する現像剤担持体に印加される現像バイアスの直流成分と前記像担持体の画像部電位との差分であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像器のトナー量は、形成する画像データの量、静電潜像を形成する露光装置の露光量、のいずれかによって算出されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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