JP2016197221A - 画像形成装置 - Google Patents

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Masayoshi Nakayama
政義 中山
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Takuma Higa
拓磨 比嘉
国井 博之
Hiroyuki Kunii
博之 国井
昌樹 助迫
Masaki Sukesako
昌樹 助迫
一暁 神原
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一暁 神原
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Yuichi Aizawa
雄一 相澤
雅博 加藤
Masahiro Kato
雅博 加藤
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Abstract

【課題】画像形成装置が高湿環境下で長時間放置された場合などであっても、像担持体の表面に地肌汚れが生じにくく、画像濃度が安定する、画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成動作が開始された後に、トナー濃度の調整制御をおこないながら、磁気センサ13m(トナー濃度検知手段)によって検知されるトナー濃度が所定の目標値X0よりも所定の閾値αを超えて高くなった場合に、その画像形成動作を中断して、中間転写ベルト17(中間転写体)の表面に検知用トナー像WY、WM、WC、WBKを形成して、画像濃度検知センサ50(画像濃度検知手段)によって検知される検知用トナー像WY、WM、WC、WBKの画像濃度が所定値Yになるように現像ポテンシャルを再調整している。【選択図】図6

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を用いた現像装置が設置された画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤(添加剤等を添加する場合も含むものとする。)を収容した現像装置を用いたものが広く知られている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
2成分現像剤を用いた現像装置において、現像剤は、現像装置内において充分に撹拌・混合された後に、現像ローラ(現像剤担持体)に担持される。現像ローラに担持された現像剤は、現像ローラに対向するドクターブレード(現像剤規制部材)によって適量に規制された後に、その2成分現像剤中のトナーが、感光体ドラム(像担持体)との対向位置(現像ギャップ)で、所定の現像バイアスが印可された現像ローラと、潜像電位が形成された感光体ドラムと、の間に形成される電界(現像ポテンシャル)によって、感光体ドラムの表面に形成された潜像に移動・付着してトナー像が形成される。
このような画像形成装置では、良好な画像濃度の画像を安定的に形成するために、主電源が投入された後や、待機モードから復帰した後などに、通常の画像形成動作が開始される前に、現像ポテンシャル(現像バイアスと潜像電位との差分である。)やトナー濃度(現像装置の内部に収容された現像剤におけるトナーの割合である。)などの作像条件を調整する「プロセスコントロール」が適宜におこなわれる。
特に、特許文献1〜3等には、中間転写ベルト(中間転写体)の表面に形成したトナーパッチ(検知用トナー像)の画像濃度を検知して、その検知結果に基づいて現像ポテンシャルやトナー濃度を調整する技術が開示されている。
従来の技術は、画像形成動作を開始する前に現像ポテンシャルやトナー濃度を調整しても、画像形成動作を開始した後に、トナー濃度が急激に上昇してしまい、感光体ドラム(像担持体)の表面に地肌汚れが生じてしまったり、画像濃度が安定しなかったりしてしまうことがあった。特に、このような不具合は、画像形成装置が高湿環境下で長時間放置された後に、生じやすかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、画像形成装置が高湿環境下で長時間放置された場合などであっても、像担持体の表面に地肌汚れが生じにくく、画像濃度が安定する、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体の表面に画像情報に基づいた潜像を形成する書込み部と、トナーとキャリアとからなる現像剤が内部に収容されて、前記像担持体に対向するとともに現像剤を担持する現像剤担持体を具備して、前記像担持体の表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、前記現像装置の内部に収容された現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、前記現像装置の内部に向けてトナーを補給するトナー補給装置と、前記像担持体、又は、前記像担持体の表面に形成されたトナー像が転写される中間転写体、の表面に担持されたトナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段と、を備え、画像形成動作が開始される前に、所定のタイミングで、前記像担持体又は前記中間転写体の表面に検知用トナー像を形成して、前記画像濃度検知手段によって検知される当該検知用トナー像の画像濃度が所定値になるように、前記現像剤担持体に印可される現像バイアスと前記像担持体における潜像電位との差分としての現像ポテンシャルを調整するとともに、前記トナー濃度検知手段によって検知されるトナー濃度が所定の目標値になるように前記トナー補給装置又は前記現像装置を稼働して調整し、画像形成動作が開始された後に、前記トナー濃度検知手段の検知結果が前記所定の目標値になるように前記トナー補給装置を稼働することでトナー濃度を制御して、所定のタイミングで、前記像担持体又は前記中間転写体の表面における非画像領域に形成される検知用トナー像の画像濃度を前記画像濃度検知手段によって検知して、その検知結果に基づいて前記所定の目標値を補正して、その補正した目標値に基づいてトナー濃度を制御して、前記トナー濃度検知手段によって検知されるトナー濃度が前記所定の目標値よりも所定の閾値を超えて高くなった場合に、その画像形成動作を中断して、前記像担持体又は前記中間転写体の表面に検知用トナー像を形成して、前記画像濃度検知手段によって検知される当該検知用トナー像の画像濃度が前記所定値になるように現像ポテンシャルを再調整するものである。
本発明によれば、画像形成装置が高湿環境下で長時間放置された場合などであっても、像担持体の表面に地肌汚れが生じにくく、画像濃度が安定する、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す構成図である。 中間転写ベルトの表面における非画像領域に検知用トナー像が形成された状態を示す概略図である。 (A)現像ポテンシャルとトナー付着量との関係を示すグラフと、(B)トナー濃度とトナー帯電量との関係を示すグラフと、である。 トナー濃度の経時変化の一例を示すグラフである。 現像ポテンシャルの再調整に関わる制御を示すフローチャートである。 変形例1としての、現像ポテンシャルの再調整に関わる制御を示すフローチャートである。 変形例2としての、現像ポテンシャルの再調整に関わる制御を示すフローチャートである。 図8の制御において用いられる、閾値の設定表を示す図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機、3は原稿を原稿読込部に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、5は出力画像が積載される排紙トレイ、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ(タイミングローラ)、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像装置、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する1次転写バイアスローラ、を示す。
また、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写体としての中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための2次転写バイアスローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、28は現像装置13に補給するための各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナーが収容された各色のトナー容器、50は中間転写ベルト17の表面に形成された検知用トナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段としての画像濃度検知センサ、を示す。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。なお、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上でおこなわれる作像プロセスについては、図2をも参照することができる。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部6(図2を参照できる。)に送信される。そして、書込み部6からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光L(図2を参照できる。)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKは、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、帯電部12(図2を参照できる。)との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれのレーザ光Lの照射位置に達する。
書込み部6において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光Lは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Y表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11Y上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される(潜像電位が形成される)。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11M表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11C表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BK表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置(現像領域である。)に達する。そして、各現像装置13から感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の潜像が現像されてトナー像(画像)が形成される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写バイアスローラ14が設置されている。そして、1次転写バイアスローラ14の位置(1次転写ニップ)で、中間転写ベルト17の表面に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17(中間転写体)は、図中の反時計方向に走行して、画像濃度検知センサ50の位置を通過した後に、2次転写バイアスローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17の表面に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17の表面は、中間転写ベルトクリーニング部(不図示である。)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体Pは、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、その後に定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラによって装置本体1外に出力画像として排出されて、排紙トレイ5上にスタックされて、一連の画像形成プロセス(画像形成動作)が完了する。
次に、図2を用いて、画像形成装置における作像部について詳述する。
各作像部はほぼ同一構造であるために、図2にて作像部及び現像装置は符号のアルファベット(Y、C、M、BK)を除して図示する。
図2に示すように、作像部は、像担持体としての感光体ドラム11、帯電部12、現像装置13(現像部)、クリーニング部15、等で構成される。
像担持体としての感光体ドラム11は、外径が30mm程度の負帯電の有機感光体であって、不図示の回転駆動機構によって反時計方向に回転駆動される。
帯電部12は、芯金上に、ウレタン樹脂、導電性粒子としてのカーボンブラック、硫化剤、発泡剤等を処方した中抵抗の発泡ウレタン層をローラ状に形成した弾性を有する帯電ローラである。帯電部12の中抵抗層の材質としては、ウレタン、エチレン−プロピレン−ジエンポリエチレン(EPDM)、ブタジエンアクリロニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴムや、イソプレンゴム等に抵抗調整のためにカーボンブラックや金属酸化物等の導電性物質を分散したゴム材や、またこれらを発泡させたものを用いることもできる。
クリーニング部15は、感光体ドラム11に摺接するクリーニングブレードが設置されていて、感光体ドラム11上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。
現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13aが感光体ドラム11に所定のギャップ(現像ギャップ)をあけて対向するように配置されていて、双方の対向部分には感光体ドラム11と磁気ブラシとが接触する現像領域が形成される。現像装置13内には、トナーTとキャリアCとからなる現像剤G(2成分現像剤)が収容されている。なお、本実施の形態では、現像装置13内に、トナー濃度が5〜9重量%程度の現像剤Gが所定量収容されている。そして、現像装置13は、感光体ドラム11の表面に形成される潜像を現像してトナー像を形成する。現像装置13は、その現像ケース(ハウジング)に、現像ローラ13aを感光体ドラム11に対向させるための開口が設けられているため、その内部の密閉性がそれほど高くない。なお、現像装置13の構成・動作については、後で詳しく説明する。
図1及び図2を参照して、トナー容器28は、その内部に、現像装置13内に補給するためのトナーTを収容している。具体的に、現像装置13に設置されたトナー濃度検知手段としての磁気センサ13mによって検知されるトナー濃度(現像剤G中のトナーの割合である。)の情報に基づいて、トナー補給装置42によって、トナー容器28から現像装置13の内部に向けてトナーTを適宜に補給する。
なお、このようにトナー容器28から現像装置13の内部に向けてトナーTを補給するトナー補給装置42としては、公知のものを用いることができ、例えば、トナー容器28(トナー容器28から排出されたトナーが貯留されるホッパ部)と現像装置13との間をフレキシブルなチューブで接続して、そのチューブの経路中に粉体ポンプを設置して、粉体ポンプを適宜に稼働させることによってトナーを空気とともに搬送するものを用いることができる。このようなトナー補給装置42は、外部にトナーが漏出しないように、密閉性が高められている。
また、磁気センサ13m(トナー濃度検知手段)は、公知のものであって、現像剤Gの透磁率を測定することによってトナー濃度を検知するものである。
以下、画像形成装置における現像装置13について詳述する。
図2を参照して、現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13a、第1搬送部材としての第1搬送スクリュ13b1、第2搬送部材としての第2搬送スクリュ13b2、現像剤規制部材としてのドクターブレード13c、等で構成されている。
現像剤担持体としての現像ローラ13aは、外径が18mm程度の小径の現像ローラであって、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂等の非磁性体を円筒形に形成してなるスリーブが駆動モータ(不図示である。)によって反時計方向に回転されるように構成されている。現像ローラ13aのスリーブ内には、スリーブの周面に複数の磁極を形成するマグネットが固設されている。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、現像ローラ13aの矢印方向の回転にともなって搬送されて、ドクターブレード13c(現像剤規制部材)の位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤Gは、この位置で適量に規制された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界(現像ポテンシャル)によって、感光体ドラム11の表面に形成された潜像にトナーが吸着される。
本実施の形態では、現像電源41(電圧印可手段)から現像ローラ13aに所定の電圧が現像バイアスとして印可される。そして、現像ローラ13aに印可される現像バイアスと、感光体ドラム11の表面に形成された潜像電位(書込み部6からの露光によって生じる感光体ドラム11の表面電位である。)と、の差分が現像ポテンシャルとなって、現像ローラ13a上に担持された現像剤G中のトナーTが、感光体ドラム11の表面の潜像に静電的に移動して、所望のトナー像が形成されることになる。
図2を参照して、ドクターブレード13cは、現像ローラ13aの下方に配設された非磁性の板状部材(その一部を磁性材料で形成することもできる。)である。そして、現像ローラ13aは図2の反時計方向に回転して、感光体ドラム11は図2の時計方向に回転する。
2つの搬送スクリュ13b1、13b2(搬送部材)は、現像装置13内に収容された現像剤Gを長手方向(図2の紙面垂直方向である。)に循環しながら撹拌・混合する。
第1搬送スクリュ13b1は、現像ローラ13aに対向する位置に配設されていて、現像剤Gを長手方向(回転軸方向)の一端側から他端側に向けて水平に搬送するとともに、汲上げ磁極の位置で現像ローラ13a上に現像剤Gを供給する。第1搬送スクリュ13b1は、図2の反時計方向に回転する。
第2搬送スクリュ13b2は、第1搬送スクリュ13b1の上方であって現像ローラ13aに対向する位置に配設されている。そして、現像ローラ13aから離脱した現像剤G(現像工程後に現像ローラ13a上から強制的に離脱された現像剤Gである。)を長手方向の他端側から一端側に向かって水平に搬送する。なお、本実施の形態では、第2搬送スクリュ13b2の回転方向が、現像ローラ13aの回転方向に対して逆方向(図2の時計方向である。)になるように設定されている。
そして、第2搬送スクリュ13b2は、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路の下流側から第1中継部を介して流入される現像剤Gを、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路の上流側に第2中継部を介して搬送する。
ここで、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路と、第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路と、は壁部によって隔絶されている。
図示は省略するが、第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路の下流側と、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路の上流側と、は第2中継部を介して連通している。第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路の下流側に達した現像剤Gが、第2中継部13gにて自重落下して、第1搬送経路の上流側に達することになる。
また、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路の下流側と、第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路の上流側と、は第1中継部を介して連通している。そして、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路にて現像ローラ13a上に供給されなかった現像剤Gが、第1中継部の近傍に留まって盛り上がって、第1中継部を介して第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路の上流側に流入(搬送)されることになる。
なお、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路中には、現像装置13内を循環する現像剤Gのトナー濃度を検知する磁気センサ13m(トナー濃度検知手段)が設置されている。そして、磁気センサ13mによって検知されるトナー濃度の情報に基づいて、トナー補給装置42によって、トナー容器28からトナー補給口(第1中継部の近傍に配設されている。)を介して現像装置13内に向けて新品のトナーT(補給トナー)が補給される。
以下、本実施の形態において用いられる現像剤Gについて、簡単に説明する。
本実施の形態において用いられるトナーT(現像剤G中のトナー、トナー容器28中のトナーである。)は、重合トナーであって、結着樹脂として、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレン又はスチレン置換体を含む単重合体又は共重合体)、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、又は、それらを複合したもの、等を用いることができる。また、これらの重合トナーの製造方法(重合方法)としては、塊状重合、溶液重合、乳化重合、懸濁重合等を用いることができる。
また、トナーTの外添剤としては、無機微粒子(例えば、シリカ1.0重量%、酸化チタン0.5重量%のものである。)を用いることが好ましい。さらに、離型剤として、酸化ライスワックス、低分子量ポリプロピレンワックス、カルナウバワックス、等を用いることができる。また、必要に応じて、帯電制御剤を含有させることもできる。
また、本実施の形態において用いられるトナーTは、体積平均粒径が6μm程度の小径トナーであり、粒径が5μm以下のものが60〜80個数%になるように形成されている。また、本実施の形態において用いられるトナーTは、マイナス極性に帯電するように形成されている。
なお、本実施の形態では重合トナーを用いたが、粉砕トナーを用いることもできる。
本実施の形態において用いられる現像剤G中のキャリアCは、重量平均粒径が20〜60μmになるように形成された小径キャリアである。なお、本実施の形態では、重量平均粒径が35μmになるように形成されたキャリアCを用いている。
詳しくは、キャリアCは、芯材となるフェライト粒子に、膜厚が0.5μmのメチルメタクリレート樹脂(MMA)をコートして、上述した粒径になるように形成したものである。また、キャリアCとしては、マグネタイトを芯材としたコーティングキャリアを用いることもできる。
このような小粒径のキャリアCを用いることで、出力画像のベタ均一性やハーフトーン画質を向上させることができる。また、このような小粒径のキャリアCは、トナーのキャリア被覆率を高められるため、高画質化に適した小粒径トナーとの相性が良好である。
ここで、現像装置13に収容された現像剤Gのトナー濃度は、現像剤Gの規格化帯電量レベルに応じて、各々の色ごとに5〜9重量%の範囲内で、適正な制御レベルが定まるものである。現像剤の帯電量(Q/M)は、トナー濃度が高くなると低くなり、トナー濃度が低くなると高くなるものであるが、上述した現像剤の規格化帯電量レベルは、トナー濃度が一定(例えば、7重量%)の条件における帯電量(Q/M)を意味する。
規格化帯電レベルが高い場合には、所望の画像濃度を出すために、トナー濃度を比較的高いレベル(例えば、8.5重量%程度)に制御する必要があり、規格化帯電レベルが低い場合には、トナー濃度を比較的低いレベル(例えば、5.5重量%程度)に制御する必要がある。ここで、現像剤の規格化帯電量レベルは、環境や現像剤の使用量(新品の現像剤に交換してからのプリント枚数)やプリントカバレッジの使用履歴により、おのずと決まってくる値であって、制御できない値である。規格化帯電量レベルは、一般的には、低湿環境時や低カバレッジのプリント時ほど、高くなりやすく、高湿環境時や高カバレッジのプリント時ほど低くなりやすい。すなわち、規格化帯電量レベルに応じて、適正な制御レベルが決まるトナー濃度も、環境や現像剤の使用量(新品の現像剤に交換してからのプリント枚数)やプリントカバレッジの使用履歴により、おのずと決まってくる値である。
以下、本実施の形態の画像形成装置1においておこなわれる、特徴的な制御について説明する。
先に説明したように、本実施の形態における画像形成装置1には、像担持体としての感光体ドラム11や、現像ローラ13a(現像剤担持体)を具備した現像装置13や、トナー濃度検知手段としての磁気センサ13mや、現像装置13の内部に向けてトナーを補給するトナー補給装置42、などが設けられている。
また、本実施の形態における画像形成装置1には、感光体ドラム11の表面に形成されたトナー像が転写される中間転写体としての中間転写ベルト17の表面に担持されたトナー像の画像濃度を光学的に検知する画像濃度検知手段としての画像濃度検知センサ50が設けられている。
詳しくは、画像濃度検知センサ50(画像濃度検知手段)は、中間転写ベルト17(中間転写体)の走行方向に対して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの下流側であって、2次転写バイアスローラ18の上流側に、中間転写ベルト17の表面に対向するように配設されている。図3を参照して、画像濃度検知センサ50は、幅方向(図1の紙面垂直方向であって、図3の上下方向である。)に並設された4つの反射型フォトセンサ50Y、50M、50C、50BKで構成されている。4つの反射型フォトセンサ50Y、50M、50C、50BKは、それぞれ、中間転写ベルト17の表面の光反射率に応じた信号(電圧)を出力するように構成されている。4つの反射型フォトセンサ50Y、50M、50C、50BKは、拡散光検出型又は正反射光検出型のものであって、中間転写ベルト17の表面(地肌部)の反射光量や、先に説明した作像プロセスと同等のプロセスを経て通常のトナー像WP(記録媒体Pに転写するための画像である。)とは別に中間転写ベルト17上に形成された検知用トナー像WY、WM、WC、WBK(パッチパターン)の反射光量、の変化を充分に検知し得るものである。本実施の形態では、各色の感光体ドラム11Y、11M、11C、1BKから中間転写ベルト17上にそれぞれ1次転写される各色の検知用トナー像WY、WM、WC、WBKが、4つの反射型フォトセンサ50Y、50M、50C、50BKの位置に合わせて、幅方向に並んで形成される。また、中間転写ベルト17の表面に形成される検知用トナー像WY、WM、WC、WBKは、通常の画像形成動作時には、記録媒体Pに転写されないように(通常の画像形成動作に影響しないように)、非画像領域S(記録媒体Pに転写される先行のトナー像WPと後行のトナー像WPとの間であって、紙間に相当する領域である。)に形成されることになる。
そして、本実施の形態では、このように構成された画像形成装置1において、画像形成動作(通常のプリント動作)が開始される前に、所定のタイミング(例えば、主電源が投入された後や、待機モードから復帰した後などである。)で、中間転写ベルト17(中間転写体)の表面に、検知用トナー像WY、WM、WC、WBKを形成する。そして、画像濃度検知センサ50(画像濃度検知手段)によって検知される検知用トナー像WY、WM、WC、WBKの画像濃度が、所定値Yになるように、現像ポテンシャル(現像ローラ13aに印可される現像バイアスと、感光体ドラム11における潜像電位と、の差分である。)を色ごとに調整する。さらに、磁気センサ13m(トナー濃度検知手段)によって検知されるトナー濃度が、所定の目標値X0になるように、トナー補給装置42又は現像装置13を稼働して調整している(現像装置13にトナーを補給したり、現像装置13内のトナーを排出したりしている)。すなわち、通常の画像形成動作が開始される前に、所定のタイミングで、現像ポテンシャルやトナー濃度などを適正化する「プロセスコントロール」が実行される。
そして、画像形成動作(通常のプリント動作)が開始された後に、磁気センサ13m(トナー濃度検知手段)の検知結果が所定の目標値X0になるようにトナー補給装置42を稼働することで、トナー濃度を制御している。すなわち、通常の画像形成動作が開始された後に、現像装置13の内部に収容されたトナーの消費を磁気センサ13mで検知して、消費されたトナーとほぼ等量のトナーをトナー容器28から補給して、トナー濃度が狙いの値X0に近づくように、トナー補給装置42を適宜に稼働する。
また、画像形成動作(通常のプリント動作)が開始された後に、所定のタイミング(例えば、累積のプリント枚数が10枚に達するごとである。)で、中間転写ベルト17の表面における非画像領域Sに形成される検知用トナー像WY、WM、WC、WBKの画像濃度を画像濃度検知センサ50によって検知して、その検知結果に基づいて所定の目標値X0を補正して、その補正した目標値X0´に基づいてトナー濃度を制御する。すなわち、画像形成動作(通常のプリント動作)が開始された後におこなわれるトナー濃度の制御は、画像濃度検知センサ50によって検知される検知用トナー像WY、WM、WC、WBKの画像濃度に基づいて、その目標値X0が適宜に最適値に補正されながらおこなわれることになる。
以上述べたような制御をおこなうことで、画像濃度が安定した良好な画像が形成されることになる。
さらに補足して説明すると、画像形成装置1の主電源投入時や、所定時間が経過した後の待機モード時、所定枚数以上のプリントを終了した後の待機モード時など、所定のタイミングで、通常のプリント動作が開始(又は再開)される前に、制御部40による制御のもとでプロセスコントロールが実行されて、その中で画像濃度を調整する制御が実行される。
具体的に、その実行タイミングになると、まず、画像濃度検知センサ50の校正がおこなわれる。この校正は、中間転写ベルト17上にトナー像を形成しない状態で画像濃度検知センサ50を作動させて、画像濃度検知センサ50の発光光量を順次変化させながら、検知電圧が所定の電圧値となる発光光量を求めるものである。そして、この発光光量を制御部40のRAMなどに記憶しておき、その後の画像濃度の調整の際に用いる。
次に、それぞれの感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKを回転させながら、帯電工程をおこなう。このときの帯電工程は、通常のプリント動作時における帯電工程(−700V程度の帯電バイアスが印可される。)とは異なり、制御部40により、その帯電バイアスが徐々に大きくなるように制御される。そして、制御部40による制御のもとで、書込み部6による露光工程によって、それぞれ感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面に階調パターンの静電潜像を形成して、現像装置13による現像工程によって、それぞれの階調パターンの静電潜像を現像する。この現像工程により、各色の階調パターン(検知用トナー像WY、WM、WC、WBK)が感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面にそれぞれ形成される。
なお、現像工程の際、制御部40は、それぞれの現像装置13の現像ローラ13aに印加される現像バイアスの値を、徐々に高く(又は、低く)していくように制御する。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面から中間転写ベルト17の表面に転写された各色の階調パターン(検知用トナー像WY、WM、WC、WBK)は、中間転写ベルト17の走行によって画像濃度検知センサ50との対向位置を通過するときに、その光反射量が検知される。そして、各色の階調パターンにおけるそれぞれのトナーパッチ濃度に応じた電気信号(電圧)が、画像濃度検知センサ50から制御部40に出力される。制御部40は、画像濃度検知センサ50から順次送られてくるこの出力信号に基づいて、各色の階調パターンにおける複数(10個程度である。)のトナーパッチのトナー付着量を求めて、RAMに格納していく。ここで、制御部40は、トナー付着量をRAMに格納すると、各色の階調パターンの作像条件から現像ポテンシャルを推定して、階調パターンの情報もRAMに格納する。
画像濃度検知センサ50との対向位置を通過した中間転写ベルト17上の各色の階調パターン(検知用トナー像WY、WM、WC、WBKであるが、図3のものが走行方向に連なって形成されたものである。)は、中間転写ベルト17の走行によって、中間転写ベルトクリーニング装置の位置でそれぞれクリーニングされる。
図4(A)は、階調パターンとしての検知用トナー像WY、WM、WC、WBKを形成するときの、現像ポテンシャルと、トナー付着量M/A(中間転写ベルト17又は感光体ドラム11の表面に形成されるトナー像の単位面積当たりの付着量である。)と、の関係を示すグラフである。制御部40は、プロットした複数のデータより、図4(A)のような直線区域を選択して、区間内のデータに対して最小自乗法を適用することにより直線近似をおこなって得られる直線方程式を色ごとに計算する。そして、この直線方程式により、目標のトナー付着量(画像濃度の目標値Y)が得られる現像ポテンシャルを計算して、この現像ポテンシャルを実現するように作像条件(書込み部6のLDパワー、帯電バイアス、現像バイアスなど)を調整することによって、トナー付着量(画像濃度)を目標値Y(所定値)に合わせる。すなわち、「現像ポテンシャルの調整(又は、再調整)」は、広い意味で、作像条件の調整(又は、再調整)を意味するものである。
このように、プロセスコントロールでは、所定のタイミングで現像ポテンシャルを変更して、画像濃度を狙いの値Yに合わせるが、次のプロセスコントロールがおこなわれるまでの通常のプリント動作においては、定期的(例えば、プリント枚数が10枚に達する毎である。)に、検知用トナー像WY、WM、WC、WBKを中間転写ベルト17の紙間Sに形成して、画像濃度検知センサ50で、その光反射量を検知して、制御部40の演算部にてトナー付着量へ変換して、一定に維持したいトナー付着量(目標値Y)と比較する。検知用トナー像WY、WM、WC、WBKのトナー付着量(画像濃度)が目標値Yよりも低い場合には、トナー濃度が上がる方向に、トナー濃度制御基準値Vtref(トナー濃度の目標値X0に対応する磁気センサ13mの電圧値である。)を補正して、逆に、検知用トナー像WY、WM、WC、WBKのトナー付着量(画像濃度)が目標値Yよりも高い場合には、トナー濃度が下がる方向に、トナー濃度制御基準値Vtref(トナー濃度の目標値X0)を補正する。トナー濃度が高くなれば、2成分現像剤中のトナーの平均帯電量(Q/M)が下がって現像能力が高くなるため、低くなった検知用トナー像WY、WM、WC、WBKのトナー付着量(画像濃度)が上がり、目標値Yに戻る。これに対して、トナー濃度が低くなれば、2成分現像剤中のトナーの平均帯電量(Q/M)が上がって現像能力が低くなるため、高くなった検知用トナー像WY、WM、WC、WBKのトナー付着量(画像濃度)が下がり、目標値Yに戻る。このような制御をおこなうことで、トナー像(画像)におけるトナー付着量(画像濃度)が一定に保たれることになる。
ここで、本実施の形態では、画像形成動作が開始された後に、上述したような制御(目標値X0を適宜に補正しながらのトナー濃度制御である。)がおこなわれ、さらに以下のような制御がおこなわれている。
本実施の形態では、画像形成動作が開始された後に、磁気センサ13m(トナー濃度検知手段)によって検知されるトナー濃度(TC)が所定の目標値X0よりも所定の閾値α(差分値)を超えて高くなった場合に、その画像形成動作(プリント動作)を中断して、中間転写ベルト17の表面に検知用トナー像WY、WM、WC、WBKを形成して、画像濃度検知センサ50によって検知される検知用トナー像WY、WM、WC、WBKの画像濃度が所定値Yになるように現像ポテンシャルを再調整している。すなわち、通常のプリント動作が開始された後に、目標値X0を適宜に補正しながらのトナー濃度制御をおこないつつ、そのトナー濃度が目標値X0よりも閾値α以上に高くなったときには、プリント動作を中断して、現像ポテンシャルの調整(プリント動作開始前におこなったものと同様のものである。)を再びおこなうようにしている。
このような制御をおこなうことで、画像形成装置1が高湿環境下で長時間放置された場合などであっても、その後の画像形成動作において、トナー濃度が急激に上昇してしまい、感光体ドラム(像担持体)の表面に地肌汚れが生じてしまったり、画像濃度が安定しなかったりしてしまう不具合が軽減されることになる。
以下、その詳細について説明する。
現像装置13の密閉性は比較的低いため、現像装置13内の空気は画像形成装置1が設置された雰囲気のものとほぼ同じ湿度環境となっている。したがって、画像形成装置1が高湿環境で長時間放置された場合に、現像装置13の内部に収容された2成分現像剤G中のトナーTが吸湿して帯電能力TAが下がってしまうことがある。ここでの帯電能力TAは、現像装置13内で2成分現像剤Gが撹拌されて、充分に帯電が立ち上がったところの平均帯電量(Q/M)である。ここで、高湿環境で長時間放置された後の現像装置13内の2成分現像剤G中のトナーTの帯電能力をTA1とする。
これに対して、現像装置13にトナーを補給するトナー補給装置42(トナー容器28を含むものとする。)の密閉性は比較的高いため、トナー補給装置42内のトナーTは画像形成装置1が設置された雰囲気のものとは異なる湿度環境となっている。したがって、画像形成装置1が高湿環境で長時間放置されても、トナー補給装置42内の湿度環境は比較的低湿に保たれていて、トナー補給装置42内のトナーは吸湿せずに帯電能力TAが下がらない。ここで、高湿環境で長時間放置された後のトナー補給装置42(及びトナー容器28)内のトナーTの帯電能力をTA2とすると、TA1<TA2なる関係が成立する。
図4(B)は、検知用トナー像WY、WM、WC、WBKの画像濃度が目標値Y(所定値)よりも低くなった場合に、現像装置13にトナー補給をしたときのトナーの平均帯電量(Q/M)の変化を示すグラフである。現像装置13内にもともとあるトナーの帯電能力TA1と、現像装置13内に新たに補給されるトナーの帯電能力TA2と、が同等である場合(TA1=TA2)には、図4(B)において実線グラフに示すように、トナー補給をしてトナー濃度TCが上昇すると、トナーの帯電量Q/Mはトナー補給前よりも低下する。しかし、先に説明したように、画像形成装置1が高湿環境で長時間放置された後のプリント動作においては、現像装置13内にもともとあるトナーの帯電能力TA1が、現像装置13内に新たに補給されるトナーの帯電能力TA2に比べて低くなるため、トナー補給をしてトナー濃度TCが上昇すると、現像装置13の内部には、異なる帯電能力TA1、TA2のトナーが混在した状態になる。したがって、現像装置13における2成分現像剤中のトナーの帯電量Q/Mは、図4(B)において破線グラフに示すように、トナー補給する前よりもむしろ高くなってしまう。
このように、現像装置13にトナーを補給して、トナー濃度TCが上がるが、トナーの帯電量Q/Mも上がってしまうと、いくらトナーを補給しても、低くなった検知用トナー像WY、WM、WC、WBKの画像濃度が上がらずに、目標値Y(所定値)に戻らないという状態になる。そして、制御的には、短時間の間に、現像装置13内に必要以上にトナーを補給し続けてしまい、トナー濃度TCが急激に上昇してしまう。そのため、現像装置13の補給トナーを撹拌して帯電を立ち上げる能力を超えてしまい、充分に帯電が立ち上がっていない補給トナーが、感光体ドラム11の表面に地肌汚れとして付着してしまったり、トナー濃度が適正範囲の上限に達してしまい、その後のトナー濃度調整ができなくなって、画像濃度を一定に保つことができなくなったりしてしまうことになる。
本実施の形態でおこなわれる特徴的な制御は、そのようなトナー濃度TCが急激に上昇してしまう不具合を防止するためのものである。
本実施の形態では、通常のプリント動作中に、磁気センサ13mによって現像装置13の内部に収容された現像剤Gのトナー濃度を常に検知している。図5は、そのようにして検知したトナー濃度の推移の一例を示すものである。図5に示すように、累積のプリント枚数の増加にともない、その間に適宜にプロセスコントロールが実行されることになる。プロセスコントロールは、先に説明した主電源投入直後や待機モード終了直後の他に、一定枚数のプリントがおこなわれた後や、画像形成装置1の機内環境(温湿度)が一定量変化した後などにも、所定のタイミングで実行されるように予め設定することができる。
また、図5中の範囲Hは、使用可能なトナー濃度TCの範囲であって、本実施の形態では5〜9重量%になっている。
また、本実施の形態では、プロセスコントロールをおこなうタイミングで、トナー濃度TCを目標値X0に調整している。この目標値X0は、上述した範囲Hの境界値から、その後のプリント動作でトナー濃度TCを調整することで、検知用トナー像WY、WM、WC、WBKの画像濃度を目標値Yに維持できる調整代分だけ離れた値である。具体的に、トナー濃度TCの調整は、トナー補給装置42を稼働して現像装置13にトナーを補給するか、現像装置13を稼働してトナー消費パターンを感光体ドラム11を介して中間転写ベルト17上に形成して、記録媒体Pに転写せずに、中間転写ベルトクリーニング装置に入力するか、によっておこなわれる。なお、図5では、トナー濃度TCの目標値X0が、上述した範囲Hのほぼ真ん中になる値に設定されているが、上述のトナー濃度TCの調整代が確保できる値であれば、目標値X0をそれ以外の値に設定することもできる。
そして、本実施の形態では、プロセスコントロールがおこなわれて、次のプロセスコントロールがおこなわれるまでのプリント動作中において、先のプロセスコントロール時に調整したトナー濃度TCの目標値X0(プリント動作中に目標値X0が補正されていれば、その補正された目標値X0)と、磁気センサ13mで常時検知されるトナー濃度TCの現在値と、を比較して、トナー濃度TCの現在値が目標値X0よりも、予め設定しておいた閾値αよりも高くなったときに、プリント動作を中断して、プロセスコントロールを再実行して現像ポテンシャルを再調整して、画像濃度が目標値Yになるようにしている。
ここで、本実施の形態において、上述した閾値αは、1.5〜2重量%程度に設定されている。トナー濃度TCの使用可能範囲は5〜9重量%であるが、これは現像剤の規格化帯電量レベルが、環境や現像剤の使用量(新品の現像剤に交換してからのプリント枚数)によって変化した場合に、この範囲全体を使用するためのものであり、比較的短時間に次のプロセスコントロールがおこなわれるときには、その間にそれほど広いトナー濃度の範囲を必要とする大きな環境変化などが生じることは考えにくく、上述したような高湿環境で長時間放置されるような特別な状況でない限り、トナー濃度TCを1.5〜2重量%程度の変動幅に設定しても、画像濃度を一定に保ちながらプリント動作をおこなうことが可能であるからである。
このように、本実施の形態では、画像形成装置1が高湿環境で長時間放置された後のプリント動作において、現像装置13にトナーを補給して、トナー濃度TCが上がるが、トナーの帯電量Q/Mも上がってしまい、いくらトナーを補給しても、低くなった検知用トナー像WY、WM、WC、WBKの画像濃度が上がらず、目標値Yに戻らないという状態になって、短時間の間にトナー濃度TCが急激に上昇する前に、その状態を磁気センサ13mで検知して、現像ポテンシャルを再調整しているため、トナー濃度TCの急上昇によって地肌汚れが発生する不具合や画像濃度が不安定になる不具合を確実に軽減することができる。
なお、上述した閾値αは、小さい値であるほど、上述したようなトナー濃度TCの急激な上昇を防止することができることになるが、プリント動作を中断してプロセスコントロールを実行する頻度が多くなって、プリント動作の生産性が低下してしまうことになる。そのため、閾値αは、小さすぎない適度な値に設定することが好ましい。
以下、図6を用いて、本実施の形態でおこなわれる、現像ポテンシャルの再調整に関わる制御について、まとめとして説明する。
まず、主電源投入直後などの所定のタイミングで、プリント動作(画像形成動作)が開始される前に、プロセスコントロールが開始される(ステップS1)。そして、中間転写ベルト17の表面に検知用トナー像WY、WM、WC、WBKを形成して、その画像濃度を画像濃度検知センサ50によって検知して(ステップS2)、その検知結果に基づいて現像ポテンシャルやトナー濃度TCなどを調整する(ステップS3)。こうして、プロセスコントロールが終了すると(ステップS4)、通常の画像形成動作(プリント動作)が開始される(ステップS5)。
プリント動作中は、常に、磁気センサ13mによって現像装置13内の現像剤のトナー濃度TCが検知され、トナー濃度TCが目標値X0以下でないかが判別される(ステップS6)。その結果、トナー濃度TCが目標値X0以下であると判別された場合には、トナー補給装置42を稼働して現像装置13にトナーを補給する(ステップS7)。なお、図示は省略するが、所定のプリント枚数(例えば、10枚である。)ごとに、中間転写ベルト17の表面における非画像領域Sに検知用トナー像WY、WM、WC、WBKを形成して、その画像濃度を画像濃度検知センサ50によって検知して、その検知結果に基づいてトナー濃度TCの目標値X0を適宜に補正している。
さらに、プリント動作中は、常に、磁気センサ13mによって現像装置13内の現像剤のトナー濃度TCが検知され、トナー濃度TCが目標値X0よりも閾値αを超えて高くなっていないかが判別される(ステップS8)。その結果、トナー濃度TCが目標値X0よりも閾値αを超えて高くなっていないと判別された場合には、プリント動作が終了するまで、ステップS6以降のフローが繰り返されることになる。
これに対して、ステップS8にて、トナー濃度TCが目標値X0よりも閾値αを超えて高くなっていると判別された場合には、プリント動作を中断して(ステップS9)、現像ポテンシャルの再調整が実行される(ステップS10)。そして、適正化された現像ポテンシャルによってプリント動作が続行されて、プリント動作が終了するまで、ステップS6以降のフローが繰り返されることになる。
ここで、本実施の形態では、図6のステップS8にて、トナー濃度TCが目標値X0よりも閾値αを超えて高くなっていないかを判別して、現像ポテンシャルの再調整をおこなうか否かを判断した。
これに対して、図6のステップS8にて、トナー濃度TCが最小値Xmin(図5を参照できる。)よりも閾値βを超えて高くなっていないかを判別して、現像ポテンシャルの再調整をおこなうか否かを判断することもできる。すなわち、画像形成動作が開始された後に、磁気センサ13m(トナー濃度検知手段)によって検知されるトナー濃度TCが最小値Xmin(常にRAMに更新されていく最小値である。)よりも所定の閾値βを超えて高くなった場合に、その画像形成動作を中断して、中間転写ベルト17の表面に検知用トナー像WY、WM、WC、WBKを形成して、画像濃度検知センサ50によって検知される検知用トナー像WY、WM、WC、WBKの画像濃度が所定値Y(目標値)になるように現像ポテンシャルを再調整することもできる。
これは、図5に示すように、プロセスコントロール間のトナー濃度TCの推移は、プリント条件によって、プロセスコントロール時に調整した目標値X0よりも低く推移した後に急激に上昇するように推移する場合があるためである。このような場合、プロセスコントロール時に調整した目標値X0と、トナー濃度TCの現在値と、の差分を閾値αと比較する方法では、短時間の急激なトナー濃度の上昇を検知できずに、短時間の間にトナー濃度が急激に上昇してしまう可能性がある。したがって、プロセスコントロール間のトナー濃度の最小値Xminと、トナー濃度の現在値と、を比較して、その差分が、予め設定しておいた閾値βを超えたときに、プリント動作を中断して、プロセスコントロールを実施して、現像ポテンシャルを変更することで、画像濃度をさらに確実に狙いの値に合わせることができる。
なお、上述した閾値βは、閾値αと同様に、1.5〜2重量%程度に設定することが好ましい。
また、図6のステップS8にて、トナー濃度TCの単位時間当りの増加量が閾値γを超えていないかを判別して、現像ポテンシャルの再調整をおこなうか否かを判断することもできる。すなわち、画像形成動作が開始された後に、磁気センサ13m(トナー濃度検知手段)によって検知されるトナー濃度TCの単位時間当りの増加量が所定の閾値γを超えた場合に、その画像形成動作を中断して、中間転写ベルト17の表面に検知用トナー像WY、WM、WC、WBKを形成して、画像濃度検知センサ50によって検知される検知用トナー像WY、WM、WC、WBKの画像濃度が所定値Y(目標値)になるように現像ポテンシャルを再調整することもできる。
このように、単位時間当りのトナー濃度TCの変化量が、予め設定しおいて閾値γを超えたときに、プリント動作を中断してプロセスコントロールを実施し、現像ポテンシャルを変更することで、画像濃度を狙いの値にさらに確実に合わせるようにすることができる。
なお、閾値γは、現像装置13の補給トナーを撹拌して帯電を立ち上げることができる能力(単位時間当りのトナー濃度の上昇幅)に対して、一定の余裕度を加味して予め決定しておいた値となる。
ここで、本実施の形態において、現像ポテンシャルの再調整(図6のステップS8〜S10に対応する制御である。)は、所定の湿度を超える環境において画像形成動作が所定時間以上おこなわれなかった後に画像形成動作が開始される場合に実行されるように制御することができる。
これは、先に説明したように、トナー濃度が急上昇する現象が、画像形成装置1が高湿環境にて長時間放置された後のプリント動作で生じやすいためである。
詳しくは、図7を参照して、図6のフローとは異なり、ステップS21にてプリント開始前に高湿環境で長時間放置されていたかを判別して、高湿環境で長時間放置されていたものと判別された場合にのみ、ステップS8にて、トナー濃度TCが目標値X0よりも閾値αを超えて高くなっていないかを判別して、現像ポテンシャルの再調整をおこなうか否かを判断するようにしている。具体的に、図2を参照して、画像形成装置1に設置されたタイマー51で検知される放置時間(プリント動作がおこなわれていない時間である。)が所定時間(例えば、30分である。)以上であって、その間に湿度センサ52(湿度検知手段)によって検知される湿度が所定の湿度(例えば、60%RH)以上である場合に、その後におこなわれるプリント動作中にステップS8〜S10の制御がおこなわれることになる。
このような制御をおこなうことで、現像ポテンシャルの再調整が無駄におこなわれてしまう不具合を防止することができる。
なお、上述したタイマー51や湿度センサ52は、それぞれ、画像形成装置1の主電源がオフされた状態であっても稼働するように、画像形成装置1に設置されたバッテリー(不図示である。)から電力を受けて稼働するように構成されている。
また、本実施の形態において、現像ポテンシャルの再調整(図6のステップS8〜S10に対応する制御である。)が実行されるときに、画像形成動作が開始されてから形成されるトナー像の累積の画素(プリント画素カウントアップ量)が増加するにしたがって所定の閾値α(又は、閾値β、γ)が大きくなるように可変される制御をおこなうこともできる。
これは、高湿環境で長時間放置され吸湿して帯電能力が下がってしまった現像装置13内のトナーは、その後のプリント動作が進められるにしたがって、現像装置13内から消費されて、その量が減少していくためである。そして、現像装置13内において吸湿して帯電能力が下がっているトナーの量が少なくなると、トナー補給をしてトナー濃度TCが上昇すると、トナーの帯電量Q/Mがトナー補給前よりも低下するという通常の挙動となるため、いくらトナーを補給しても、低くなった検知用トナー像WY、WM、WC、WBKがの画像濃度が上がらずに目標値Yに戻らないで、トナー濃度TCが急激に上昇する不具合が起こりにくくなる。
そのため、プリント動作開始時からの累積のプリント画素をカウントアップしていき、そのプリント画素のカウントアップ量が増えるにしたがって、閾値α(又は閾値β、γ)が大きくなるように変化させる。プリント画素のカウントアップ量は、プリント動作に使用されたトナー量(現像装置13から外部に排出されたトナー量)と比例するため、プリント画素のカウントアップ量が多いほど、現像装置13内のトナーの入れ替わりが進んで、吸湿して帯電能力が下がっているトナーの量が少なくなっていることを意味する。
詳しくは、図7を参照して、図6のフローとは異なり、ステップS22にて累積の画素の増加にともない閾値αが大きくなるように可変して、その可変した閾値αを用いて、ステップS8にて、トナー濃度TCが目標値X0よりも閾値αを超えて高くなっていないかを判別して、現像ポテンシャルの再調整をおこなうか否かを判断するようにしている。
このような制御をおこなうことで、プリント動作の生産性の低下を軽減しつつ、地肌汚れの発生や画像濃度の不安定化を効率的に防止することができる。
ここで、上述した図7の例では、現像ポテンシャルの再調整(ステップS8〜S10に対応する制御である。)が、所定の湿度を超える環境において画像形成動作が所定時間以上おこなわれなかった後に画像形成動作が開始される場合に実行されるように制御した。すなわち、放置環境における湿度(絶対湿度)が所定の値を超えた時間(放置時間)が所定の値を超えた場合にのみ、所定の条件に基づいて現像ポテンシャルの再調整がおこなわれることになる。
これに対して、図8に示すように、画像形成動作がおこなわれなかったときの放置環境における絶対湿度(湿度)と放置時間とに基づいて所定の閾値α(又は、閾値β、γ)を最適な値に設定(可変)して、設定した閾値α(又は、閾値β、γ)を用いて所定の条件に基づいて現像ポテンシャルの再調整がおこなわれるようにすることもできる。
詳しくは、画像形成動作がおこなわれなかったときの放置環境における絶対湿度(湿度)が高いほど所定の閾値α(又は、閾値β、γ)が小さくなるように可変されることになる。さらに、画像形成動作がおこなわれなかったときの放置時間が長いほど所定の閾値α(又は、閾値β、γ)が小さくなるように可変されることになる。
これは、先に説明したように、トナー濃度が急上昇する現象が、画像形成装置1が高湿環境にて長時間放置された後のプリント動作で生じやすいためであって、放置環境における絶対湿度(湿度)が高くなるほど生じやすく、放置時間が長くなるほど生じやすくなるためである。
さらに詳しくは、図8を参照して、図7のフローとは異なり、ステップS20にてプリント開始前における放置環境の絶対湿度と放置時間とに基づいて、閾値αの値を決定する。
具体的に、図2を参照して、画像形成装置1に設置されたタイマー51で検知される放置時間と、湿度センサ52(湿度検知手段)によって検知される絶対湿度と、に基づいて、画像形成動作が開始された後に、制御部の演算部において閾値αが図9に示す設定表から決定される。ここで、図9に示す設定表は、絶対湿度を3つの区分(8g/m3以下、8〜15g/m3、15g/m3以上)に分類して、放置時間を4つの区分(0〜12時間、12〜24時間、24〜48時間、48時間以上)に分類して、それらの区分の組み合わせに応じて閾値αの大きさがそれぞれ定められている。図9に示すように、閾値αは、絶対湿度が高くなるほど小さく、放置時間が長くなるほど小さいものになる。簡便に表現すると、絶対湿度と放置時間とを掛け合わせた値が大きくなるほど、閾値αが小さくなる。
そして、図8において、ステップS20で決定された閾値αを用いて、ステップS8にて、トナー濃度TCが目標値X0よりも閾値αを超えて高くなっていないかを判別して、現像ポテンシャルの再調整をおこなうか否かを判断するようにしている。
このような制御をおこなうことで、現像ポテンシャルの再調整が無駄におこなわれてしまう不具合を防止することができる。すなわち、地肌汚れの発生や画像濃度の不安定化を効率的に防止することができる。
なお、図8の例のように、放置環境における湿度と放置時間とに基づいて閾値α(又は、閾値β、γ)を最適値に設定する制御をおこなう場合にも、現像ポテンシャルの再調整(ステップS8〜S10に対応する制御である。)が実行されるときに、画像形成動作が開始されてから形成されるトナー像の累積の画素(プリント画素カウントアップ量)が増加するにしたがって所定の閾値α(又は、閾値β、γ)が大きくなるように可変される制御をおこなうことができる。
具体的に、図8の例では、ステップS22にて累積の画素の増加にともない閾値α(ステップS20で決定された閾値αである。)が大きくなるようにさらに可変して、その可変した閾値αを用いて、ステップS8にて、トナー濃度TCが目標値X0よりも閾値αを超えて高くなっていないかを判別して、現像ポテンシャルの再調整をおこなうか否かを判断するようにしている。
このような制御をおこなうことで、プリント動作の生産性の低下を軽減しつつ、地肌汚れの発生や画像濃度の不安定化を効率的に防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、画像形成動作が開始された後に、トナー濃度の調整制御をおこないながら、磁気センサ13m(トナー濃度検知手段)によって検知されるトナー濃度が所定の目標値X0よりも所定の閾値αを超えて高くなった場合に、その画像形成動作を中断して、中間転写ベルト17(中間転写体)の表面に検知用トナー像WY、WM、WC、WBKを形成して、画像濃度検知センサ50(画像濃度検知手段)によって検知される検知用トナー像WY、WM、WC、WBKの画像濃度が所定値Yになるように現像ポテンシャルを再調整している。
これにより、画像形成装置1が高湿環境下で長時間放置された場合などであっても、感光体ドラム11(像担持体)の表面に地肌汚れが生じにくく、画像濃度を安定させることができる。
なお、本実施の形態では、回収スクリュとして機能する第2搬送スクリュ13b2が供給スクリュとして機能する第1搬送スクリュ13b1の上方に設置されて、ドクターブレード13cが現像ローラ13aの下方に設置された2成分現像方式の現像装置13に対して、本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこのような現像装置13に限定されることなく、2成分現像方式の現像装置であれば、種々の形態のものに対して本発明を適用することができる。例えば、回収スクリュとして機能する第2搬送スクリュ13b2が供給スクリュとして機能する第1搬送スクリュ13b1の下方に設置されて、ドクターブレード13cが現像ローラ13aの上方に設置された2成分現像方式の現像装置13に対しても、本発明を適用することができる。さらに、複数の搬送スクリュが上下方向ではなくて水平方向に並設された2成分現像方式の現像装置(例えば、特許文献1、2に開示されたものである。)に対しても、本発明を適用することができる。
そして、そのような場合にも、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、現像装置13が単体で画像形成装置本体に着脱されるユニットして構成されている画像形成装置に対して、本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されることなく、作像部の一部又は全部がプロセスカートリッジ化されている画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。その場合、作像部のメンテナンスの作業性が向上することになる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットと定義する。
また、本実施の形態では、中間転写体としての中間転写ベルト17が設置されたカラー画像形成装置1に対して本発明を適用したが、像担持体の表面に形成されたトナー像を記録媒体に直接的に転写するモノクロ画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。その場合、像担持体(感光体ドラム)の表面に検知用トナー像が形成され、その検知用トナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段が像担持体に対向するように設置されることになる。
また、本実施の形態では、トナー濃度検知手段として磁気センサ13mを用いたが、トナー濃度検知手段として、その他の公知のもの(例えば、感光体ドラム上に形成されたトナー像の濃度を光学的に検知することで現像装置内の現像剤のトナー濃度を間接的に検知するものである。)を用いることもできる。
そして、それらのような場合にも、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
6 書込み部、
11、11Y、11M、11C、11BK 感光体ドラム(像担持体)、
13 現像装置(現像部)、
13a 現像ローラ(現像剤担持体)、
13m 磁気センサ(トナー濃度検知手段)、
17 中間転写ベルト(中間転写体)、
40 制御部、
41 現像電源、
42 トナー補給装置、
50 画像濃度検知センサ(画像濃度検知手段)、
51 タイマー、
52 湿度センサ(湿度検知手段)、
WP トナー像(画像)、
WY、WM、WC、WBK 検知用トナー像(パッチパターン)、
G 現像剤(2成分現像剤)、 T トナー、 C キャリア。
特開2014−149487号公報 特開2013−97358号公報 特開2007−78896号公報

Claims (7)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体の表面に画像情報に基づいた潜像を形成する書込み部と、
    トナーとキャリアとからなる現像剤が内部に収容されて、前記像担持体に対向するとともに現像剤を担持する現像剤担持体を具備して、前記像担持体の表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、
    前記現像装置の内部に収容された現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、
    前記現像装置の内部に向けてトナーを補給するトナー補給装置と、
    前記像担持体、又は、前記像担持体の表面に形成されたトナー像が転写される中間転写体、の表面に担持されたトナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段と、
    を備え、
    画像形成動作が開始される前に、所定のタイミングで、前記像担持体又は前記中間転写体の表面に検知用トナー像を形成して、前記画像濃度検知手段によって検知される当該検知用トナー像の画像濃度が所定値になるように、前記現像剤担持体に印可される現像バイアスと前記像担持体における潜像電位との差分としての現像ポテンシャルを調整するとともに、前記トナー濃度検知手段によって検知されるトナー濃度が所定の目標値になるように前記トナー補給装置又は前記現像装置を稼働して調整し、
    画像形成動作が開始された後に、
    前記トナー濃度検知手段の検知結果が前記所定の目標値になるように前記トナー補給装置を稼働することでトナー濃度を制御して、
    所定のタイミングで、前記像担持体又は前記中間転写体の表面における非画像領域に形成される検知用トナー像の画像濃度を前記画像濃度検知手段によって検知して、その検知結果に基づいて前記所定の目標値を補正して、その補正した目標値に基づいてトナー濃度を制御して、
    前記トナー濃度検知手段によって検知されるトナー濃度が前記所定の目標値よりも所定の閾値を超えて高くなった場合に、その画像形成動作を中断して、前記像担持体又は前記中間転写体の表面に検知用トナー像を形成して、前記画像濃度検知手段によって検知される当該検知用トナー像の画像濃度が前記所定値になるように現像ポテンシャルを再調整することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、
    前記像担持体の表面に画像情報に基づいた潜像を形成する書込み部と、
    トナーとキャリアとからなる現像剤が内部に収容されて、前記像担持体に対向するとともに現像剤を担持する現像剤担持体を具備して、前記像担持体の表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、
    前記現像装置の内部に収容された現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、
    前記現像装置の内部に向けてトナーを補給するトナー補給装置と、
    前記像担持体、又は、前記像担持体の表面に形成されたトナー像が転写される中間転写体、の表面に担持されたトナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段と、
    を備え、
    画像形成動作が開始される前に、所定のタイミングで、前記像担持体又は前記中間転写体の表面に検知用トナー像を形成して、前記画像濃度検知手段によって検知される当該検知用トナー像の画像濃度が所定値になるように、前記現像剤担持体に印可される現像バイアスと前記像担持体における潜像電位との差分としての現像ポテンシャルを調整するとともに、前記トナー濃度検知手段によって検知されるトナー濃度が所定の目標値になるように前記トナー補給装置又は前記現像装置を稼働して調整し、
    画像形成動作が開始された後に、
    前記トナー濃度検知手段の検知結果が前記所定の目標値になるように前記トナー補給装置を稼働することでトナー濃度を制御して、
    所定のタイミングで、前記像担持体又は前記中間転写体の表面における非画像領域に形成される検知用トナー像の画像濃度を前記画像濃度検知手段によって検知して、その検知結果に基づいて前記所定の目標値を補正して、その補正した目標値に基づいてトナー濃度を制御して、
    前記トナー濃度検知手段によって検知されるトナー濃度が最小値よりも所定の閾値を超えて高くなった場合に、その画像形成動作を中断して、前記像担持体又は前記中間転写体の表面に検知用トナー像を形成して、前記画像濃度検知手段によって検知される当該検知用トナー像の画像濃度が前記所定値になるように現像ポテンシャルを再調整することを特徴とする画像形成装置。
  3. 像担持体と、
    前記像担持体の表面に画像情報に基づいた潜像を形成する書込み部と、
    トナーとキャリアとからなる現像剤が内部に収容されて、前記像担持体に対向するとともに現像剤を担持する現像剤担持体を具備して、前記像担持体の表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、
    前記現像装置の内部に収容された現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、
    前記現像装置の内部に向けてトナーを補給するトナー補給装置と、
    前記像担持体、又は、前記像担持体の表面に形成されたトナー像が転写される中間転写体、の表面に担持されたトナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段と、
    を備え、
    画像形成動作が開始される前に、所定のタイミングで、前記像担持体又は前記中間転写体の表面に検知用トナー像を形成して、前記画像濃度検知手段によって検知される当該検知用トナー像の画像濃度が所定値になるように、前記現像剤担持体に印可される現像バイアスと前記像担持体における潜像電位との差分としての現像ポテンシャルを調整するとともに、前記トナー濃度検知手段によって検知されるトナー濃度が所定の目標値になるように前記トナー補給装置又は前記現像装置を稼働して調整し、
    画像形成動作が開始された後に、
    前記トナー濃度検知手段の検知結果が前記所定の目標値になるように前記トナー補給装置を稼働することでトナー濃度を制御して、
    所定のタイミングで、前記像担持体又は前記中間転写体の表面における非画像領域に形成される検知用トナー像の画像濃度を前記画像濃度検知手段によって検知して、その検知結果に基づいて前記所定の目標値を補正して、その補正した目標値に基づいてトナー濃度を制御して、
    前記トナー濃度検知手段によって検知されるトナー濃度の単位時間当りの増加量が所定の閾値を超えた場合に、その画像形成動作を中断して、前記像担持体又は前記中間転写体の表面に検知用トナー像を形成して、前記画像濃度検知手段によって検知される当該検知用トナー像の画像濃度が前記所定値になるように現像ポテンシャルを再調整することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記現像ポテンシャルの再調整は、所定の湿度を超える環境において画像形成動作が所定時間以上おこなわれなかった後に画像形成動作が開始される場合に実行されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 画像形成動作がおこなわれなかったときの放置環境における湿度が高いほど前記所定の閾値が小さくなるように可変されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 画像形成動作がおこなわれなかったときの放置時間が長いほど前記所定の閾値が小さくなるように可変されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記現像ポテンシャルの再調整が実行されるときに、画像形成動作が開始されてから形成されるトナー像の累積の画素が増加するにしたがって前記所定の閾値が大きくなるように可変されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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