JP5761927B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式により画像形成を行う画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式により画像形成を行う画像形成装置が知られている。この装置は、トナー粒子を帯電させ静電気力を用いて画像形成を行う。そのため、トナー粒子の帯電量が変化した場合、それに応じて出力画像濃度や品位が変化してしまう。トナー粒子の帯電量は、使用環境や、出力される画像濃度や、出力経過時間などに応じて大きく変化するため、何らかの出力安定化のための制御を行わなかった場合、出力画像が各種条件に応じて変動してしまう。
二成分現像装置を用いた電子写真方式の画像形成装置、すなわち現像剤としてトナー粒子とキャリア粒子とを使用して画像形成を行う画像形成装置では、画像データから予想されるトナーの消費量とほぼ同量のトナーが補給される。また、現像剤中のトナー粒子とキャリア粒子との透磁率の違いから、現像剤中のトナー粒子濃度を測定するインダクタンスセンサ(透磁率センサ)などの出力値を用いて、トナー補給量の補給制限・調整補給といったことも、一般的に行われている。
二成分現像装置では、一般的に、現像装置内におけるトナー粒子とキャリア粒子との混合比(T/C比)によってトナー粒子の帯電量が変化し、トナー粒子の比率が少なくなるに従い、トナー粒子の帯電量は増加する。トナー粒子の帯電量が増加すると、一定の電荷の潜像に付着するトナー粒子は減少し、その逆に、トナー粒子の帯電量が減少すると、一定の電荷の潜像に付着するトナー粒子は増加する。
従って、トナー粒子の補給量を調整し、現像装置内におけるトナー粒子とキャリア粒子との混合比を制御することで、その結果として、トナー粒子の帯電量及び出力画像濃度を安定化させることができる。
そのために、画像パッチを出力し、像担持体上や転写体上などで測定したパッチ濃度(トナー量)に基づいて、画像パッチの出力濃度が目標濃度に一致するようトナー補給量を制御するフィードバック制御が一般的に広く行われている。すなわち、画像データに応じたトナー補給量やインダクタンスセンサの出力値による補給量の調整に加えて、画像パッチの濃度に基づいて算出されたトナー補給調整量を加味したトナー補給制御が広く行われる。これにより、トナー帯電量及びトナー濃度が調整される。
しかし、このような画像パッチの出力濃度に基づいたトナー補給量調整による出力画像濃度安定化の制御は、パッチ濃度(トナー量)測定を行ってから各種調整を行うというフィードバック制御である。そのため、制御におけるむだ時間(制御の時間遅れ)を持たざるをえない。また、トナー補給量調整がトナー粒子帯電量の変化(追従)に反映されるまでに時間遅れがあることからも、制御遅れが生じることが避けられず、短周期の濃度ズレが発生してしまう。
このような問題を解決するものとして、下記特許文献1のように、トナー粒子の帯電量を推定し、画像形成のコントラスト電位をリアルタイムで抑制するフィードフォワード制御を行って画像濃度を安定化させる技術が提案されている。
特開2001−42613号公報
上記従来の装置におけるフィードフォワード制御は、トナー粒子帯電量の変動を抑制する効果がある。しかしながら、トナー補給量のフィードバック制御がトナー粒子の帯電量を長期的に一定化させるという作用を、上記フィードフォワード制御が妨げてしまい、結果として、出力画像濃度が安定しなくなってしまう、という問題が生じることがある。以下、そのような例を具体的に説明する。
電子写真技術においては静電気力を用いて画像を作像することから、トナー粒子の帯電量はできるだけ変化しないことが望ましい。しかし、例えば、トナー粒子帯電量の予測結果に基づいて画像形成電位コントラストを調整した場合、トナー粒子帯電量がどのような値になるかに関わらず、原理的には出力濃度はほぼ一定を保つ。ただし、厳密には予測誤差などによる出力濃度の変動は存在するが、これを除外すれば出力濃度は一定となる。
このような状況下では、画像パッチの濃度もほぼ目標通りの一定値が保たれるため、画像パッチに基づくトナー補給量制御における補給量の補正はほぼ行われることがないという状態になる。その結果、トナー補給量制御では、目標とするトナー現像量に応じたトナー補給が行われるのみとなり、現像剤中のトナー濃度がほぼ一定値に保たれる状態になる。従って、実質上、パッチ濃度に基づくトナー補給量の調整は行われない、ということになる。
そのため、像担持体に対するトナー現像量が適正化されたとしても、トナー粒子の帯電量によっては、その後の転写工程等が適正に行われないおそれがある。例えば、転写を良好に行うには、トナー粒子の帯電量が適切である必要があるが、トナー粒子の帯電量が不十分または過剰であると、転写性が変化し、画像濃度・品位が低下してしまう。
従って、画像濃度を短期的且つ長期的に安定させる観点から、改善の余地があった。
本発明の目的は、測定用画像を用いた補給量の決定を高精度に行うとともに、次回の測定用画像を用いた補給量の決定までの間において、画像形成装置の状態変化によって生じる出力画像の品質の低下を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る画像形成装置は、感光体を帯電する帯電部と、前記感光体上に静電潜像を形成するために、前記帯電された感光体を露光条件を用いて露光する露光部と、現像剤を収容する収容部と前記収容部に収容された現像剤を担持する現像剤担持体とを有し、前記現像剤担持体に担持された現像剤を用いて前記感光体上の前記静電潜像を現像する現像部とを備え、入力された画像データに対応した画像を形成する画像形成手段と、前記画像データに基づき前記現像部から消費される現像剤の消費量を予測する予測手段と、前記画像形成手段に測定用画像を形成させる制御手段と、前記測定用画像を測定する測定手段と、前記予測手段により予測された前記消費量と、前記測定手段の測定結果とに基づいて、前記現像部に補給すべき現像剤の補給量を決定する補給量決定手段と、前記測定用画像を形成する際の前記露光条件としてデフォルトの露光条件を設定する第1設定手段と、前記予測手段により予測された前記消費量、前記決定手段により決定された前記補給量、及び、前記現像剤担持体の駆動情報に基づいて、前記露光条件の補正条件を決定し、画像を形成する際の前記露光条件として前記デフォルトの露光条件を前記補正条件によって補正した補正露光条件を設定する第2設定手段と、を有し、前記制御手段は、前記画像形成手段に、前記第1設定手段により設定された前記デフォルトの露光条件を用いて前記感光体を露光させ、前記測定用画像を形成させることを特徴とする。
本発明によれば、測定用画像を形成する際にデフォルトの露光条件を用いることにより、第2設定手段によって行われる露光条件の補正の影響を受けずに、補給量決定手段が現像剤の補給量を適切に決定することができる。つまり、補給量を高精度に制御することができる。さらに、画像を形成する際は、予測された消費量、決定された補給量および現像剤担持体の駆動情報に基づき決定される補正条件によってデフォルトの露光条件を補正することにより、補給量を決定した後の画像形成装置の状態変化に対して露光条件を適切に補正することができる。このように、本発明によれば、測定用画像を用いた補給量の決定を高精度に行うことができるとともに、次回の測定用画像を用いた補給量の決定までの間においても、画像形成装置の状態変化に対して露光条件を適切に補正することができるので、出力画像の品質が低下することを抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 本実施の形態における基本動作処理のフローチャートである。 図2のステップS111で実行されるトナー補給調整量FB制御のフローチャートである。 トナー補給調整量FB制御の制御ダイアグラムである。 トナー粒子帯電量予測による画像露光強度補正制御処理のフローチャートである。 画像形成時の制御ダイアグラムである。 第2の実施の形態におけるトナー粒子帯電量予測による画像露光強度補正制御処理のフローチャートである。 第3の実施の形態におけるトナー粒子帯電量予測による階調補正制御処理のフローチャートである。 階調補正により階調変換テーブルの出力値を下げる場合の例、上げる場合の例をそれぞれ示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。
この画像形成装置は、電子写真方式により画像を形成するタンデム型の画像形成装置であり、例えば、プリンタとして構成される。画像形成部は4つあるが、それらの構成については共通であるので、主に1つについて説明する。
この画像形成装置は、画像形成装置全体を制御するCPU(予測手段、設定手段、形成手段、制御手段、補正手段)2、画像コントローラ1、RAM11、HDD(ハードディスクドライブ)21、A/D変換器19を備える。また、画像形成装置本体に温度・湿度センサ17、不図示のタイマを備える。画像コントローラ1内には階調変換ユニット18が備えられる。
各画像形成部には、感光ドラム(像担持体)5、レーザドライバ(以下、LDドライバという)3、反射ミラー4、帯電器(帯電ローラ)7、現像器8、1次転写器12等が備えられる。現像器8は、トナー及びキャリアを含有する現像剤を収容する現像剤容器9を備える二成分現像装置である。現像器8は、現像剤を担持する現像剤担持体である現像ローラ22のほか、T/C比検出センサ16、光センサ(検知手段)20を備える。CPU2及びこれによって制御される帯電ローラ7、LDドライバ3、現像器8等が「作像手段」を構成する。
画像コントローラ1は、不図示のホストコンピュータ等(以下、PCという)から特定の記述言語で記述された画像情報の電気信号を受信し、画像データを作成する。この画像データから、CPU2がLDドライバ3により潜像を作成するための信号処理を行い、それをLDドライバ3に信号を送信する。LDドライバ3では、上記送られた信号を光信号に変換し、高速度で回転する(不図示の)ポリゴンモータに取り付けられたポリゴンミラーに上記光信号を照射する。照射された光信号は、ポリンゴンミラーにより反射して、反射ミラー4によって潜像担持体である感光ドラム5の表面に照射される。
感光ドラム5は、高電圧電源であるバイアス印加手段である高圧出力部6により制御された電圧値にて帯電ローラ7により一定電位に均一に帯電されている。感光ドラム5は、光照射を受ける(露光される)ことで照射部の電位が変化し、それにより感光ドラム5上に静電潜像が形成される。
本画像形成装置においては、感光ドラム5を負極性に帯電させるとともに、トナー粒子を負極性に帯電させ、光照射を行った部位(明部)にトナー粒子を付着させる機構となっている。また、感光ドラム5が一定電位になるよう帯電ローラ7を用いて帯電しているため、トナーが現像される明部電位は、LDドライバ3から照射される光の光強度に依存して変化する。すなわち、トナー現像量は感光ドラム5に対する光照射量を制御することにより、調整することが可能である。
現像器8は、現像ローラ22によって現像剤中のトナーのみを感光ドラム5に付着させ、感光ドラム5上に形成された静電潜像をトナー像として具現化・可視化像とする(現像する)。CPU2が必要に応じてトナー補給モータ10を回すことにより、必要に応じて現像剤容器9にトナーが補給される。CPU2は、所定期間内のトナーの補給量の実績をRAM11に保持する。
現像ローラ22には、高圧出力部6によって制御された現像バイアスが印加されている。感光ドラム5上に現像形成されたトナー像は、1次転写器12によって中間転写ベルト13上に転写された後、さらに2次転写器14により紙等の記録媒体15の表面に転写される。T/C比検出センサ16は、現像剤容器9内のトナー粒子とキャリア粒子との混合比率を測定する。T/C比検出センサ16の出力値は、A/D変換器19を介して必要なタイミングでCPU2に取り込まれる。
トナー像を転写された記録媒体15は、搬送ローラにより搬送され、定着装置により、上記トナー像が記録媒体15に永久定着され、画像形成装置外に搬送される。
図2は、本実施の形態における基本動作処理のフローチャートである。
概略を説明すると、この基本動作処理では、現像剤容器9の中のトナー粒子の帯電量(電荷量)を予測する。そしてその予測結果に基づいて、感光ドラム5上に現像形成される通常画像用のトナー像の濃度が一定となるように、電位形成条件を設定する(ステップS105、S106、図5、図6)。これが、トナー粒子の帯電量の変動を抑制するフィードフォワード(以下、「FF」と記す)制御である。
本実施の形態では電位形成条件の一例として露光強度を設定する。ただし、電位形成条件はこれに限られず、帯電バイアス設定、あるいは現像バイアス設定、あるいはこれらの併用でもよい。また、予測するのはトナー帯電量に限るものでなく、出力画像濃度乃至現像トナー濃度といった、より直接的なものでもよい。
一方、本実施の形態では、現像剤容器9に対するトナー補給量は、基本的には、画像データから算出されるトナー消費量と等しくなるように決定される。ただし、それに加え、現像性・転写性の安定化を目的として、トナー粒子の帯電量を一定に調整する観点から、補給量の調整(トナー補給調整量の決定)がなされる。
すなわち、感光ドラム5上に、温度・湿度センサ17の検出値に基づき適正な電位コントラスト条件(電位形成条件)を定めた上で、その電位コントラスト条件にて、トナー補給量を制御するための画像パッチの潜像形成を行う。そして、その潜像に対して現像された画像パッチの画像濃度を光センサ20により検知(測定)する。そして、検知結果から算出されたパッチ濃度(トナー量)に基づき、画像パッチの出力濃度が目標濃度に一致するよう、トナー補給調整量をフィードバック(以下、「FB」と記す)制御する(図2のステップS111、図3、図4)。これが、トナー補給調整量FB制御である。
ここで、上記した「通常画像用のトナー像」は、記録媒体15に定着させるためのトナー像であって、「トナー補給量を制御するための画像パッチ」を含まないものである。通常画像用のトナー像の電位形成条件は、トナー粒子の帯電量の予測結果に基づき設定される一方、画像パッチの電位形成条件は、温度・湿度センサ17の検出値に基づき設定され、上記予測結果に依存しない。従って、これら2種の電位形成条件は、独立して設定される。
図2の処理は、装置本体の電源オンによって開始される。まず、CPU2は、初期化処理を行い(ステップS101)、印字条件、パラメータをHDD21からRAM11に読み込む(ステップS102)。次に、ステップS103で、CPU2は、UIイベントが発生したか否かを判別する。UIイベントは、不図示の操作部からユーザが指示を入力することで発生する。
そして、CPU2は、UIイベントが発生した場合は、それに応じた処理を実行する。すなわち、CPU2は、UIイベントがキャリブレーションの実行指示であればキャリブレーションを実行し(ステップS112、S113)、設定パラメータの変更指示であれば設定パラメータを変更してRAM11に保存する(ステップS114、S115)。その後、CPU2は、処理を前記ステップS103に戻す。また、CPU2は、UIイベントが電源オフ(OFF)の指示であれば、RAM11から印字条件、パラメータを読み出してHDD21に保存して(ステップS116、S117)、装置電源をオフにする(本処理が終了する)。UIイベントが電源オフ(OFF)の指示でもない場合は、CPU2は、処理を前記ステップS103に戻す。
前記ステップS103の判別の結果、UIイベントが発生していない場合は、CPU2は、トナー補給を実行する(ステップS104)。ここでは、前回のステップS110の処理で決定された補給量の補給が実行される。次に、CPU2は、現像剤容器9内のトナー粒子の帯電量を予測する処理(ステップS105)、及び、通常画像形成時用の露光強度(以下、「レーザパワー」あるいは「LPW」と記す)補正量を決定する処理(ステップS106)を実行する。これらの処理については、図5、図6で後述する。ここで決定されるレーザパワー補正量は、あくまで通常画像のトナー像の形成に適用されるものであり、画像パッチの形成には適用されない。
次に、CPU2は、トナー補給制御用の画像パッチを出力するタイミングとなったか否かを判別し(ステップS107)、当該タイミングとなった場合は、トナー補給調整量FB制御を実行してから(ステップS111)、ステップS108に処理を進める。一方、当該タイミングとなっていない場合は、CPU2は、今回はトナー補給調整量FB制御を実行することなくステップS108に処理を進める。
ステップS108では、CPU2は、未処理のジョブが有るか否かを判別し、なければ前記ステップS103に処理を戻す一方、有れば、その印刷ジョブを実行する(ステップS109)。この印刷ジョブの実行においては、ステップS106で決定された通常画像形成におけるレーザパワー補正量が反映される。
ところで、HDD21には階調変換テーブルが記憶されており、RAM11に読み出されて参照される。本実施の形態では、印刷ジョブでの通常画像形成、及び画像パッチの形成において、階調変換テーブルによる変換処理も併せて行われる。
次に、ステップS110では、CPU2は、トナー補給量を決定する。ここでは、トナー消費量に、ステップS111で決定される補正量(すなわち、トナー補給調整量)を加味した量が、トナー補給量として決定される。その後、CPU2は、処理を前記ステップS103に戻す。
図3は、図2のステップS111で実行されるトナー補給調整量FB制御のフローチャートである。図4は、トナー補給調整量FB制御の制御ダイアグラムである。
まず、図3において、CPU2は、画像パッチの形成・濃度検知を行うためのパッチ検発行を行うと共に、像担持体である感光ドラム5の下地を読み取る(ステップS201)。次に、CPU2は、読み取った下地の出力に異常があるか否かを判別する(ステップS202)。その判別の結果、CPU2は、異常がなければステップS204に処理を進める一方、異常があれば、画像パッチの濃度を検知する光センサ20の下地レベルを更新してから(ステップS203)、ステップS204に処理を進める。
ステップS204では、CPU2は、既定パッチレベル(図4参照)に対応する画像データに基づき、画像パッチを形成する。その際、温度・湿度センサ17の検出値に基づき定めた電位コントラスト条件(図4のデフォルトのLPW設定)にて露光する。
次に、画像パッチの濃度を光センサ20が検知(測定)すると(図4参照)、CPU2は、その検知結果を受け取り(ステップS205)、CPU2は、検知結果から画像パッチの濃度を演算により求める(ステップS206)。
次に、CPU2は、演算で求めた測定パッチ濃度と目標パッチ濃度(目標濃度)とを比較し、その差分値を求める(ステップS207)。ここでいう差分値は、測定パッチ濃度(図4の補給FBパッチ読み取り値)から目標パッチ濃度(図4の補給制御用パッチ基準値)を差し引いた値である。また、ここで、パッチ濃度は濃度が高いほど大きな値を示すものとする。
そして、CPU2は、測定パッチ濃度と目標パッチ濃度との比較結果に基づいてトナー補給調整量を増減する。具体的には、測定パッチ濃度が目標パッチ濃度より低い(差分値がマイナスである)場合は、トナー補給調整量を増加させる(ステップS209)。一方、測定パッチ濃度が目標パッチ濃度より高い(差分値がプラスである)場合は、トナー補給調整量を減少させる(ステップS210)。また、測定パッチ濃度が目標パッチ濃度に等しい(差分値が0である)場合は、トナー補給調整量をゼロにリセットする(ステップS208)。
これらの処理後、CPU2は、処理をステップS211に進める。そして、ステップS208〜S210で設定されたトナー補給調整量を、最新のトナー補給調整量として更新し、RAM11に記憶させる。上記したように、図2のステップS110では、ステップS211で更新されたトナー補給調整量を、トナー消費量に加算した量が、トナー補給量として決定される。図4に示すように、トナー消費量は、画像信号からビデオカウンタ算出により算出され、この算出したトナー消費量に上記の差分値が加算される。なお、図3のステップS209、S211で増減される量は、差分値に応じた量としたが、所定量としてもよい。
ところで、トナー粒子の帯電量はT/C比によって変化する。トナー粒子の比率が少なくなるに従ってトナー粒子の帯電量は増加する。トナー粒子の帯電量が増加すると、一定の電荷潜像に付着するトナー粒子は減少し、その逆に、トナー粒子の帯電量が減少すると、一定の電荷潜像に付着するトナー粒子は増加する。
上記したトナー補給調整量FB制御は、一定の電位潜像に対して、トナー現像量が一定となるようにトナー補給量を制御し、現像剤容器9内のトナー粒子とキャリア粒子との混合比(T/C比)を変化させるものである。測定パッチ濃度と目標パッチ濃度とが一致するように制御することで、トナー粒子の帯電量が所望の帯電量に収束する。これにより、時間平均的、すなわち長期的にみれば、トナー帯電量を一定に保つことができる。
以上のトナー補給調整量FB制御に加え、トナーの飛散やキャリア粒子の感光ドラム5への付着を防ぐため、CPU2は、T/C比検出センサ16の出力に基づいて、T/C比が一定の上下限内に収まるように制御を行う。
ところで、トナー補給調整量FB制御は、あくまでフィードバック制御であるため、外乱に対して時間遅れが生じることは避けられず、ある程度の短期的な濃度ズレが発生する。そこで、本実施の形態では、トナー帯電量(もしくは出力画像濃度)の予測(推定)に基づき、通常画像形成時の電位形成条件を制御することで、トナー補給調整量FB制御では補いきれない短期的な濃度変動についても抑制する。これにより、「トナー現像量」の安定と、「トナー粒子帯電量」の安定の両方を実現させ、短周期から長期にわたる画像濃度・品位の安定性を得る。
図5は、トナー粒子帯電量予測による画像露光強度補正(FF)制御処理のフローチャートである。本処理は、図2のステップS105、S106に相当する。図6は、画像形成時の制御ダイアグラムである(特に通常画像形成時用)。
この画像露光強度補正制御処理では、一定時間おき(タイムステップ毎)にトナー帯電量を予測する。そのため、各期間における、トナー消費量、トナー補給量、現像剤容器9内のトナー量を、CPU2は、RAM11内に保持させる。保持するトナー消費量、トナー補給量のデータについては、タイムステップ間の期間内で時間平均をとったものを採用する。
まず、図5のステップS301で、CPU2は、トナー粒子帯電量の予測値を算出するためのデータを読み込む。このデータには、前回算出時からの累積データ、トナー消費量、トナー補給量等が含まれる。次に、CPU2は、トナー粒子帯電量の予測値を算出する(ステップS302)。ここで、トナー粒子帯電量の予測値は、各タイムステップ毎に計算され、それに用いる算出式は、現像ローラ22が回転しているか否かに応じて切り替えられる。現像ローラ22の回転時には下記数式1を用い、現像ローラ22の非回転時には下記数式2を用いて算出する。
[数1]
トナー粒子帯電量(予測値)=前タイムステップにおけるトナー粒子帯電量×(1−計算タイムステップ/α−現像量/現像器内トナー量)
+β×計算タイムステップ/α
+前回計算時のトナー粒子帯電量
[数2]
トナー粒子帯電量(予測値)=前タイムステップにおけるトナー粒子帯電量×(1−γ)
ここで、α、β、γの3つのパラメータは、トナーの帯電特性に応じて前もって決められたパラメータである。αは摩擦帯電(除電)が行われる時間速さ、βはトナー粒子の飽和帯電量、γはトナー粒子からの電荷漏洩の時間速さを示している。トナー粒子帯電量の初期値は0である。
上記数式1の右辺の第1項の「現像量/現像器内トナー量」は、「帯電したトナー粒子が現像されると同時に未帯電のトナー粒子が補給される分の電荷収支」に相当する。すなわち、「現像量/現像器内トナー量」が、現像剤容器9からのトナーの消費・補給に応じた帯電量の減少分に対応する。
上記数式1の右辺の第2項及び第1項のうちの上記項を除いた部分は、「摩擦帯電によりトナー粒子の電荷が変化する量」に相当する。これらを、上記数式1の右辺の第3項が示す前回のトナー粒子帯電量に対して加えることで、次回の帯電量を予測するという式となっている。上記数式2は、一定の時定数でトナー粒子帯電量が減衰することを示す式となっている。
本実施の形態では、トナー補給調整量FB制御により、トナー帯電量をある程度一定に保つことができる。しかし、外乱に対して帯電量調整の時間遅れが生じることは避けられず、ある程度の変化が発生する。そこで、本実施の形態では、予測したトナー帯電量、言い換えれば、所定の目標トナー帯電量に対する実際のトナー帯電量のズレ・変化を推定(予測)する。そして、そのズレ分・変化分による濃度変動を打ち消すよう、LDドライバ3から照射される通常画像出力時の画像露光強度をFF制御する。具体的には、CPU2は、下記数式3を満たす電位コントラストになるよう、LDドライバ3の照射強度(画像露光強度)を調整する。
[数3]
画像出力時電位コントラスト=(基準時電位コントラスト/基準時に予測されたトナー粒子帯電量)×出力時に予測されたトナー粒子帯電量
ここで、「基準時」とは、例えば、色合わせのためのキャリブレーション動作を行った時や、キャリブレーションを行わない設定の場合には、出力JOB開始初期時等、出力画像の色味基準となる出力を行った時を指す。
すなわち、図5のステップS303で、CPU2は、予測される濃度変動を打ち消すために必要な電位調整量を算出する。次に、ステップS304で、CPU2は、算出した電位調整量に相当するレーザパワー補正量を通常画像出力時のレーザパワー補正量(作像用の電位形成条件)としてRAM11に記憶させる。
ここで記憶されたレーザパワー(LPW)補正量が、図2のステップS109における印刷ジョブの通常画像形成に反映される。図6に示すように、算出・記憶されたLPW補正量をデフォルトのLPW設定の露光強度に加算した露光強度にて、次回の通常画像形成が行われる。
本実施の形態によれば、画像パッチの濃度が目標濃度に一致するように、トナー補給量をFB制御するので、画像濃度を長期的に安定させることができる。また、通常画像を形成する際に用いる作像用の電位形成条件と、トナー補給量を制御するための画像パッチを形成する際に用いる電位形成条件とを独立に設定する。そして、トナー粒子帯電量を予測し、通常画像の濃度が一定となるように、作像用の電位形成条件を設定する。これにより、短周期での画像濃度の変動を抑制することができる。従って、短周期での画像濃度の安定及び長期に亘る画像濃度の安定を両立することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、トナー粒子帯電量予測による画像露光強度補正制御処理が、第1の実施の形態と異なる。従って、図5に代えて図7を用いて第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態では、上記数式1、2において、パラメータα、βを、T/C比に基づいて変化させると共に、パラメータα、γを、画像形成装置の本体内の環境湿度に基づいて変化させる制御を加えた点だけが第1の実施の形態と異なる。その他の構成や制御態様は同じである。CPU2は、T/C比検出センサ16の出力値(タイムステップ間の期間内で時間平均をとる)、温度・湿度センサ17の検出値(特に環境湿度の値)をRAM11に保持させる。
図7は、第2の実施の形態におけるトナー粒子帯電量予測による画像露光強度補正制御処理のフローチャートである。
CPU2は、T/C比検出センサ16の出力値から、T/C比が高くなったか否かを判別する(ステップS401)。その判別の結果、CPU2は、T/C比が低くなった場合は、上記数式1、2におけるα値を小さくすると共に、β値を大きくする(ステップS402、S403)。また、CPU2は、T/C比が高くなった場合は、上記数式1、2におけるα値を大きくすると共に、β値を小さくする(ステップS404、S405)。T/C比が変わらない場合は、CPU2は、α値、β値も変化させない。
次に、CPU2は、温度・湿度センサ17の検出値から、環境湿度が高くなったか否かを判別する(ステップS406)。その判別の結果、CPU2は、環境湿度が高くなった場合は、上記数式1、2におけるα値を小さくすると共に、上記数式2におけるγ値を小さくする(ステップS409、S410)。また、CPU2は、環境湿度が低くなった場合は、上記数式1、2におけるα値を大きくすると共に、上記数式2におけるγ値を大きくする(ステップS407、S408)。環境湿度が変わらない場合は、CPU2は、α値、γ値も変化させない。
すなわち、CPU2は、T/C比が高くなった場合は、トナー粒子帯電量(予測値)がより小さい値に算出される方向にパラメータを変化させる。また、環境湿度が高くなった場合は、摩擦帯電(除電)の速度が遅く算出される方向にパラメータを変化させる。あるいは、環境湿度が高くなった場合は、トナー粒子帯電量(予測値)がより小さい値に算出される方向にパラメータを変化させてもよい。
その後、CPU2は、図5のステップS301〜S304と同様の処理を実行して、本処理を終了させる。
T/C比や環境湿度により、トナー粒子の飽和帯電量・摩擦帯電(除電)が行われる時間速さ、トナー粒子からの電荷漏洩の時間速さが変化するが、ステップS401〜S410の処理によって、それらを適切に調整することができる。このような調整を行うことにより、画像形成装置の設置環境が変化し、トナー帯電量の変化特性が変化した場合にも、その特性の変化に対応して誤差の少ないトナー粒子帯電量予測が可能となる。ひいては、画像露光強度補正制御の精度が高くなる。
よって、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏し、特に、トナー粒子帯電量の予測に基づくFF制御の精度を高め、短周期の濃度変動を効果的に抑えることができる。
なお、パラメータの補正は、T/C比に基づくもの、環境湿度に基づくもののいずれか一方のみを採用するようにしてもよい。
(第3の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、トナー粒子帯電量の予測に基づく補正制御が、通常画像出力時のレーザパワー補正量に適用された。しかし、本発明の第3の実施の形態では、トナー粒子帯電量の予測に基づく補正制御が、画像データに対して適用される階調変換である点が異なる。予測したトナー帯電量の変化、すなわち予測した濃度変化を抑えるための制御先は、階調変換ユニット18(図1参照)である。このトナー粒子の帯電量予測に基づく階調変換は、トナー粒子の帯電量を一定に保つためのトナー補給調整量FB制御における画像パッチには適用しない。従って、図5、図6に代えて図8を用い、さらに図9を加えて第3の実施の形態を説明する。
図8は、第3の実施の形態におけるトナー粒子帯電量予測による階調補正制御処理のフローチャートである。図8の処理は、図2において、ステップS105、S106の代わりに、ステップS104とステップS107との間に挿入されて実行される。
図8のステップS501、S502では、CPU2は、図5のステップS301、S302と同様の処理を実行する。次に、ステップS503では、CPU2は、トナー粒子帯電量の予測結果から、トナー粒子帯電量が高くなったか否かを判別する。そして、その判別の結果に基づいて、CPU2は、RAM11に記憶されている階調変換テーブルにおける入力に対する出力の値を増減する(ステップS504、S505)。この増減処理は、CPU2の制御に従って、階調変換ユニット18によって行われる。
すなわち、CPU2は、トナー粒子帯電量が低くなった場合は、階調変換テーブルにおける入力に対する出力の値を下げるよう制御する(ステップS504)。一方、トナー粒子帯電量が高くなった場合は、階調変換テーブルにおける入力に対する出力の値を上げるよう制御する(ステップS505)。また、トナー粒子帯電量が変わらない場合は、入力に対する出力の値を、階調変換テーブルのままとする。
図9(a)、(b)は、階調変換テーブルの出力値を下げる場合の例、上げる場合の例をそれぞれ示す図である。図8のステップS506では、CPU2は、階調変換テーブルにおける入力に対する出力の値の増減量をRAM11に記憶させる。すなわち、図9(a)、(b)に示すような、元の(実線の)テーブル曲線に対して増減制御をした後の(点線の)テーブル曲線を記憶させる。そして、図2のステップS109における印刷ジョブの通常画像形成において、記憶された内容が増減の態様として反映される。ただし、図3のステップS204における画像パッチの形成には、このような出力値の増減制御は適用しない。
ここで、出力値の増減の程度については、トナー粒子帯電量の予測結果に応じた量とする。ただし、それに限定されるものではなく、通常画像形成のトナー像を形成する際、該トナー像の濃度変動が抑制される方向に増減させるのであれば、それなりの効果は得られる。
なお、予測するのはトナー帯電量に限るものでなく、現像トナー濃度(トナー出力濃度)といった、より直接的なものでもよい。その場合には、現像トナー濃度が上がると予測された場合には階調変換テーブルの出力値を下げ、現像トナー濃度が下がると予測された場合には階調変換テーブルの出力値を上げる。
第3の実施の形態によれば、画像濃度を長期的に安定させることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。また、トナー粒子帯電量の予測結果に基づく階調補正により、トナー補給調整量FB制御では抑えきれないトナー粒子帯電量の変化に起因する濃度変動を抑制することが可能となる。よって、短周期での画像濃度の安定及び長期に亘る画像濃度の安定を両立することができる。
なお、第3の実施の形態において、第2の実施の形態における図7のS401〜S410(α値、β値、γ値の補正)を、図8の処理にも適用可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
1 画像コントローラ
2 CPU
5 感光ドラム
9 現像剤容器
16 T/C比検出センサ
20 光センサ

Claims (4)

  1. 感光体を帯電する帯電部と、前記感光体上に静電潜像を形成するために、前記帯電された感光体を露光条件を用いて露光する露光部と、現像剤を収容する収容部と前記収容部に収容された現像剤を担持する現像剤担持体とを有し、前記現像剤担持体に担持された現像剤を用いて前記感光体上の前記静電潜像を現像する現像部とを備え、入力された画像データに対応した画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像データに基づき前記現像部から消費される現像剤の消費量を予測する予測手段と、
    前記画像形成手段に測定用画像を形成させる制御手段と、
    前記測定用画像を測定する測定手段と、
    前記予測手段により予測された前記消費量と、前記測定手段の測定結果とに基づいて、前記現像部に補給すべき現像剤の補給量を決定する補給量決定手段と、
    前記測定用画像を形成する際の前記露光条件としてデフォルトの露光条件を設定する第1設定手段と、
    前記予測手段により予測された前記消費量、前記決定手段により決定された前記補給量、及び、前記現像剤担持体の駆動情報に基づいて、前記露光条件の補正条件を決定し、画像を形成する際の前記露光条件として前記デフォルトの露光条件を前記補正条件によって補正した補正露光条件を設定する第2設定手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記画像形成手段に、前記第1設定手段により設定された前記デフォルトの露光条件を用いて前記感光体を露光させ、前記測定用画像を形成させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記デフォルトの露光条件を変更する変更手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置の環境状態を取得する取得手段を更に有し、
    前記変更手段は、前記取得手段により取得された前記環境状態に基づいて前記デフォルトの露光条件を変更することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記露光条件は、前記露光部が前記感光体を露光する光の強度であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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