JP2012159560A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電バイアス印加手段を共通化しつつ、画像品質の低下を抑制する。
【解決手段】カラープリンタ1は、複数の感光体ドラム51と、各感光体ドラム51に対応して設けられた帯電器52および現像ローラ53と、複数の帯電器52に接続され、複数の帯電器52に帯電バイアスを印加する帯電バイアス印加手段と、複数の現像ローラ53に対応して設けられ、対応する現像ローラ53に現像バイアスを印加する複数の現像バイアス印加手段と、各帯電器52に流れる帯電電流を個別に検知する帯電電流検知手段と、帯電電流検知手段の検知結果に基づいて現像バイアスを制御する制御手段とを備える。制御手段は、基準帯電電流値と帯電電流検知手段が検知した検知帯電電流値との差が所定値を超えた場合において、検知帯電電流値が基準帯電電流値よりも大きいときは、差が所定値を超えた帯電器52に対応する現像ローラ53に印加する現像バイアスの絶対値を大きくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、カラー画像を形成可能な画像形成装置に関する。
カラー画像を形成可能な画像形成装置として、例えば、特許文献1に示すように、並列配置された複数の感光ドラムや、各感光ドラムに対応して設けられたスコロトロン型帯電器、スキャナユニット、現像ローラなどを備えたものが知られている。
このような画像形成装置では、感光ドラムの表面が、帯電バイアスが印加されたスコロトロン型帯電器により一様に帯電された後、スキャナユニットによって露光されることで感光ドラム上に静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光ドラム上に、現像バイアスが印加された現像ローラから現像剤が供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光ドラム上に現像剤像が形成される。その後、感光ドラム上に形成された現像剤像が用紙に転写され、熱定着されることで、用紙に画像が形成される。
特開2010−186203号公報
近年、画像形成装置のコストダウンや小型化などを図るため、帯電器に帯電バイアスを印加する帯電バイアス印加手段を、複数の帯電器の間で共通化することが検討されている。しかしながら、帯電バイアス印加手段を共通化した場合、帯電バイアスを帯電器ごとに制御することが難しくなるので、例えば、複数の帯電器のうちの1つがクリーニングされたり、1つのプロセスカートリッジ(帯電器)が新品に交換されたりすることで、複数の帯電器の間で放電量に差が生じ、画像品質が低下する可能性があった。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、帯電バイアス印加手段を共通化しつつ、画像品質の低下を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、複数の第1感光体と、前記複数の第1感光体に対応して設けられ、対応する第1感光体をコロナ放電によって帯電させる複数の第1帯電器と、前記複数の第1感光体に対応して設けられ、対応する第1感光体に現像剤を供給する複数の現像剤担持体と、前記複数の第1帯電器に接続され、前記複数の第1帯電器に帯電バイアスを印加する第1帯電バイアス印加手段と、前記複数の現像剤担持体に対応して設けられ、対応する現像剤担持体に現像バイアスを印加する複数の現像バイアス印加手段と、前記各第1帯電器に流れる帯電電流を個別に検知する帯電電流検知手段と、前記帯電電流検知手段の検知結果に基づいて現像バイアスを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、基準帯電電流値と前記帯電電流検知手段が検知した検知帯電電流値との差が所定値を超えた場合において、検知帯電電流値が基準帯電電流値よりも大きいときは、前記差が所定値を超えた帯電器に対応する現像剤担持体に印加する現像バイアスの絶対値を大きくすることを特徴とする。
このように構成された画像形成装置によれば、制御手段は、複数の帯電器のうち、検知帯電電流値と基準帯電電流値との差が所定値を超えた帯電器がある場合において、検知帯電電流値が基準帯電電流値よりも大きいときは、前記差が所定値を超えた帯電器に対応する現像剤担持体に印加する現像バイアスの絶対値を大きくするので、帯電バイアス印加手段を共通化しつつ、画像品質の低下を抑制することができる。
より詳細に、前記差が所定値を超え、かつ、検知帯電電流値(絶対値)が基準帯電電流値(絶対値)よりも大きい帯電器によって帯電された一の感光体は、他の感光体と比較して、帯電後の表面電位(絶対値)が高くなるので、露光後の表面電位も高くなる。このとき、一の感光体に対応する現像剤担持体に印加される現像バイアスが、それまでの制御と同じであると、現像剤が現像剤担持体から一の感光体に移動しにくくなるので、転写後において一の感光体から転写された現像剤像の濃度が薄くなり、結果として画像全体の品質が低下する可能性がある。
本発明の画像形成装置においては、一の感光体の表面電位が高くなるような場合に、対応する現像剤担持体に印加する現像バイアスの絶対値を大きくするので、現像剤を現像剤担持体から一の感光体に移動しやすくすることができる。これにより、転写後において現像剤像の濃度が薄くなることを抑制できるので、複数の帯電器の間で帯電バイアス印加手段を共通化しつつも、画像品質の低下を抑制することが可能となっている。
なお、カラー画像を形成可能な画像形成装置で使用される現像剤は色によって帯電性能が異なるので、最適な現像バイアスも色によって異なる。そのため、カラー画像を形成可能な画像形成装置においては、現像バイアス印加手段は共通化されていないことが一般的である。本発明は、このような現像バイアス印加手段を利用して現像バイアスを個別に制御することで、帯電バイアス印加手段を共通化しつつ、画像品質低下の抑制を可能としている。
本発明によれば、基準帯電電流値と検知帯電電流値との差が所定値を超えた場合において、検知帯電電流値が基準帯電電流値よりも大きいときは、前記差が所定値を超えた帯電器に対応する現像剤担持体に印加する現像バイアスの絶対値を大きくするので、帯電バイアス印加手段を共通化しつつ、画像品質の低下を抑制することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の一例としてのカラープリンタの概略構成を示す図である。 第1実施形態に係るカラープリンタの特徴部分に係る構成を示す図である。 現像バイアスを大きくすることの作用を説明するための図である。 現像バイアスを小さくすることの作用を説明するための図である。 第1実施形態に係る現像バイアスの制御を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る現像バイアスの制御を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るカラープリンタの特徴部分に係る構成を示す図である。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の概略構成を説明した後、本発明の特徴部分に係るカラープリンタ1の詳細な構成について説明する。
また、以下の説明において、方向は、カラープリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における左側を「前」、右側を「後」とし、手前側を「右」、奥側を「左」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<カラープリンタの全体構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体10と、アッパーカバー11(カバー)と、用紙Sを供給する給紙部20と、供給された用紙Sに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Sを排出する排紙部90とを主に備えている。
アッパーカバー11は、本体筐体10の上部に設けられ、後側の回動軸12を中心として前側が本体筐体10に対し上下に回動することで、本体筐体10の上面に形成された開口10Aを開閉する。開口10Aは、本体筐体10の内部に収容された部材をメンテナンスするための開口である。
なお、内部に収容された部材のメンテナンスの具体例としては、後述するプロセスユニット50(帯電器52)などを新しいものに交換することや、帯電器52(ワイヤ電極52A)をクリーニングすることなどを挙げることができる。ちなみに、帯電器52をクリーニングするための具体的な方法や構成などは公知であるので、本明細書においては詳細な説明を省略する。
給紙部20は、本体筐体10内の下部に設けられ、用紙Sを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Sを画像形成部30に供給する用紙供給機構22とを主に備えている。給紙トレイ21内の用紙Sは、用紙供給機構22によって1枚ずつ分離されて画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスユニット50と、転写ユニット70と、定着ユニット80とを主に備えて構成されている。
LEDユニット40は、アッパーカバー11に保持部14を介して揺動可能に支持されており、アッパーカバー11を閉じた状態において感光体ドラム51の上方に対向して配置される。このLEDユニット40は、画像データに基づいて先端の発光部(LED)が明滅することで、帯電後の感光体ドラム51の表面を露光する。
プロセスユニット50は、アッパーカバー11と給紙トレイ21との間で前後方向に沿って並列配置されており、アッパーカバー11を開いたときに露出する本体筐体10の開口10Aから、本体筐体10に対し略上下方向に着脱(交換)可能に装着される構成となっている。
プロセスユニット50は、感光体の一例としての感光体ドラム51と、帯電器52と、現像剤担持体の一例としての現像ローラ53と、供給ローラ54と、層厚規制ブレード55と、現像剤の一例としての正帯電性のトナーを収容するトナー収容部56とを主に備えている。各プロセスユニット50は、トナー収容部56内に収容されるトナーの色が相違するのみであり、構成は略同一である。
感光体ドラム51は、導電性を有する円筒状のドラム本体の表面(外周面)に感光層が形成されるとともに、ドラム本体に導通する回転軸が接地(図2参照)された公知の感光体である。
帯電器52は、各感光体ドラム51に対応して設けられており、ワイヤ電極52Aと、グリッド電極52Bとを主に有している。この帯電器52は、帯電バイアスが印加されることでコロナ放電を発生させ、対応する感光体ドラム51の表面を現像ローラ53に印加される現像バイアスよりも大きい正の電位に帯電させる。
現像ローラ53は、各感光体ドラム51に対応して設けられており、表面にトナーを担持している。この現像ローラ53は、正の現像バイアスが印加された状態で感光体ドラム51と摺接したときに、対応する感光体ドラム51(感光体ドラム51の表面のうち、露光によって表面電位が現像バイアスよりも小さくなった部分)にトナーを供給する。
転写ユニット70は、給紙トレイ21とプロセスユニット50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、駆動ローラ71と従動ローラ72の間に張設された無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを主に備えている。搬送ベルト73は、外側の面が各感光体ドラム51に接しており、その内側には各転写ローラ74が各感光体ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持するように配置されている。
定着ユニット80は、プロセスユニット50および転写ユニット70の後方に設けられ、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを主に備えている。
画像形成部30では、感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、LEDユニット40により露光されることで、感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。
また、トナー収容部56内のトナーは、供給ローラ54を介して現像ローラ53に供給され、現像ローラ53と層厚規制ブレード55との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ53上に担持される。なお、このような過程において、トナーは、現像ローラ53と供給ローラ54の間や、現像ローラ53と層厚規制ブレード55の間などで正に摩擦帯電される。
そして、現像ローラ53上に担持されたトナーが感光体ドラム51の露光部分に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。その後、給紙部20から供給された用紙Sが、感光体ドラム51と搬送ベルト73(転写バイアスが印加された転写ローラ74)の間を搬送されることで、感光体ドラム51上に形成されたトナー像が用紙S上に転写される。トナー像が転写された用紙Sは、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を搬送されることでトナー像が熱定着される。
なお、カラープリンタ1において、カラー画像を形成する場合は、すべてのプロセスユニット50の感光体ドラム51にトナー像が形成され、用紙Sが感光体ドラム51と搬送ベルト73の間を搬送されるときに、各色のトナー像が用紙S上に順次重ね合わせて転写される。一方、黒色のトナーのみでモノクロ画像を形成する場合は、黒色のトナーを収容するプロセスユニット50の感光体ドラム51のみにトナー像が形成され、用紙Sが感光体ドラム51と搬送ベルト73の間を搬送されるときに、黒色のトナー像が用紙S上に転写される。
排紙部90は、定着ユニット80から搬出された用紙Sを案内するための排紙経路91と、用紙Sを搬送する複数の搬送ローラ92とを主に備えている。トナー像が熱定着された用紙S(画像が形成された用紙S)は、搬送ローラ92によって排紙経路91を搬送され、本体筐体10の外部に排出されて排紙トレイ13上に載置される。
<カラープリンタの詳細構成>
図2に示すように、カラープリンタ1は、帯電バイアス印加装置110と、複数の現像バイアス印加手段の一例としての4つの現像バイアス印加装置120と、制御装置130とをさらに備えている。
なお、本実施形態では、黒色のトナーを収容するプロセスユニット50(50K)の感光体ドラム51Kおよび帯電器52Kが、「第2感光体」および「第2帯電器」に相当し、イエロー、マゼンタまたはシアンのトナーを収容するプロセスユニット50(50Y、50Mまたは50C)の各感光体ドラム51Y,50M,50Cおよび各帯電器52Y,52M,52Cが、「複数の第1感光体」および「複数の第1帯電器」に相当している。
帯電バイアス印加装置110は、第1帯電バイアス印加手段の一例としての第1帯電バイアス印加回路111と、第2帯電バイアス印加手段の一例としての第2帯電バイアス印加回路112と、4つの定電圧回路D1,D2,D3,D4と、4つの電流検出部R1,R2,R3,R4とを主に備えて構成されている。
第1帯電バイアス印加回路111は、帯電器52Y,52M,52Cの各ワイヤ電極52Aに接続されており、帯電器52Y,52M,52Cに共通の帯電バイアス(電圧)を印加する回路である。また、第2帯電バイアス印加回路112は、帯電器52Kのワイヤ電極52Aに接続されており、帯電器52Kに帯電バイアスを印加する回路である。
本実施形態においては、帯電器52Y,52M,52Cに第1帯電バイアス印加回路111が接続され、帯電器52Kのみに第2帯電バイアス印加回路112が接続されているので、帯電器52Kに印加する帯電バイアスを個別に制御することができるようになっている。なお、帯電器52に帯電バイアスを印加する回路の具体的な構成などは公知であるので、本明細書においては詳細な説明を省略する。
定電圧回路D1〜D4は、例えば、直列に接続された3つのツェナーダイオードから構成されており、各帯電器52のグリッド電極52Bに印加する電圧を定電圧化する回路である。また、電流検出部R1〜R4は、例えば、抵抗器から構成されており、一端が対応する定電圧回路D1〜D4に接続されるとともに、他端が接地されている。
現像バイアス印加装置120は、各プロセスユニット50の現像ローラ53に対応して設けられ、それぞれ、対応する現像ローラ53に接続されている。この現像バイアス印加装置120は、対応する現像ローラ53に、当該現像ローラ53が担持するトナーの色(帯電性能)に応じた現像バイアス(電圧)を印加する装置である。なお、現像ローラ53に現像バイアスを印加する装置の具体的な構成などは公知であるので、本明細書においては詳細な説明を省略する。
制御装置130は、図示しないCPU、RAM、ROM、入出力インターフェースなどを備えて構成されており、予め設定されたプログラムなどに従ってカラープリンタ1の各部、例えば、帯電バイアス印加装置110や現像バイアス印加装置120などを制御する。この制御装置130は、本発明に関連する機能部として、帯電電流検知手段131と、帯電バイアス制御手段132と、制御手段の一例としての現像バイアス制御手段133とを主に備えている。
帯電電流検知手段131は、各帯電器52に流れる帯電電流を個別に検知する機能を有している。具体的に、帯電電流検知手段131は、配線を介し、各定電圧回路D1〜D4と、当該定電圧回路D1〜D4に対応する電流検出部R1〜R4との間に接続されており、各帯電器52のグリッド電極52Bに流れる、帯電電流の大きさに比例した電圧が入力されるようになっている。これにより、帯電電流検知手段131は、入力された電圧を読み取ることで、各帯電器52に流れる帯電電流を検知することができるようになっている。
帯電バイアス制御手段132は、帯電電流検知手段131の検知結果に基づいて、第1帯電バイアス印加回路111および第2帯電バイアス印加回路112を制御することで、各帯電器52に印加する帯電バイアスを制御する機能を有している。具体的に、帯電バイアス制御手段132は、定電流制御により帯電バイアスを制御している。なお、帯電バイアスの具体的な制御方法は公知であるので、本明細書においては詳細な説明を省略する。
現像バイアス制御手段133は、帯電電流検知手段131の検知結果に基づいて、各現像バイアス印加装置120を制御することで、各現像ローラ53に印加する現像バイアスを制御する機能を有している。
より詳細に、現像バイアス制御手段133は、パーソナルコンピュータなどから、画像形成開始の指示や用紙Sに形成すべき画像のデータ(画像データ)などを含む印字ジョブが入力されたときに実行されるガラ回し動作中において、以下の処理を実行する。
まず、現像バイアス制御手段133は、帯電電流検知手段131が検知した、各帯電器52の帯電電流(検知帯電電流値I(n))を取得し、RAMに記憶する。また、このとき、現像バイアス制御手段133は、前回の印字ジョブが入力されたときに取得(記憶)した検知帯電電流値I(n−1)をRAMから読み出し、この検知帯電電流値I(n−1)を基準帯電電流値IBに設定する。
その後、現像バイアス制御手段133は、各帯電器52の検知帯電電流値I(n)のうち、基準帯電電流値IBとの差ΔI(絶対値)が、予め設定された所定値Ithを超えた場合(ΔI>Ith)において、検知帯電電流値I(n)が基準帯電電流値IBよりも大きい(I(n)>IB)ときは、差ΔIが所定値Ithを超えた帯電器52に対応する現像ローラ53に印加する現像バイアス(設定電圧)を大きくする。
また、現像バイアス制御手段133は、差ΔIが所定値Ithを超えた場合において、検知帯電電流値I(n)が基準帯電電流値IBよりも小さい(I(n)<IB)ときは、差ΔIが所定値Ithを超えた帯電器52に対応する現像ローラ53に印加する現像バイアス(設定電圧)を小さくする。
さらに、現像バイアス制御手段133は、差ΔIが所定値Ith以下であった帯電器52については、対応する現像ローラ53に印加する現像バイアス(設定電圧)を変更しない(前回、印字ジョブが入力され、用紙Sに画像を形成したとき(前回の画像形成動作時)に印加した現像バイアスと同じとする)。
そして、現像バイアス制御手段133は、各現像バイアス印加装置120を制御して、各現像ローラ53について設定した現像バイアスを各現像ローラ53に印加する。
本実施形態のカラープリンタ1では、設定された現像バイアスが各現像ローラ53に印加された後に、画像形成動作(例えば、用紙Sの供給や感光体ドラム51の帯電など)が開始される。
なお、ガラ回し動作とは、印字ジョブの入力後(画像形成動作の前)や、アッパーカバー11が閉じられたときなどに実行される、感光体ドラム51や現像ローラ53、供給ローラ54などを予備的に回転駆動させる動作である。
ここで、図3,4を参照しながら、現像バイアスを大きくしたり、小さくしたりすることの作用について説明する。
例えば、帯電器52Y,52M,52Cのうちの1つのワイヤ電極52Aがクリーニングされたとき、クリーニングされたワイヤ電極52Aは、他のワイヤ電極52Aと比べて、電気抵抗が小さくなるので、共通の定電流が印加された場合の放電量が大きくなる。そうすると、図3に示すように、帯電後の感光体ドラム51の表面電位V0bが、クリーニング前など(表面電位V0a)と比べて大きくなり、露光後の感光体ドラム51の表面電位VLbも大きくなる。
表面電位V0a,V0bの差がある程度大きくなると、対応する現像ローラ53に現像バイアスVbaを印加したとき、ハッチングで示す領域の面積が小さくなる。これは、現像ローラ53から感光体ドラム51に移動するトナーの量が減ることを意味する。そうすると、供給されたトナーの量が少ない感光体ドラム51から用紙Sに転写されたトナー像が薄くなるので、イエロー、マゼンタ、シアンのうちの1色が薄くなり、画像全体として品質が低下する。
そこで、本実施形態では、帯電後の感光体ドラム51の表面電位が急に大きくなるとき、すなわち、ΔI>IthかつI(n)>IBのときに、差ΔIが所定値Ithを超えた帯電器52に対応する現像ローラ53に印加する現像バイアスを大きくする(Vba→Vbb)ことで、現像ローラ53から感光体ドラム51に移動するトナーの量を確保している。これにより、用紙Sに転写された画像が薄くなることを抑制することができるので、画像品質の低下が抑制可能となっている。
一方、逆に、帯電器52Y,52M,52Cのうちの1つのワイヤ電極52Aの電気抵抗が他のワイヤ電極52Aと比べて大きくなると、共通の定電流が印加された場合の放電量が小さくなる。そうすると、図4に示すように、帯電後の感光体ドラム51の表面電位V0cが小さくなり、露光後の感光体ドラム51の表面電位VLcも小さくなる。
表面電位V0a,V0cの差がある程度大きくなると、現像バイアスVbaを印加したとき、ハッチングで示す領域の面積が大きくなる。これは、現像ローラ53から感光体ドラム51に移動するトナーの量が増えることを意味する。そうすると、この場合は、イエロー、マゼンタ、シアンのうちの1色のトナー像が濃くなるので、画像全体として品質が低下する可能性がある。
そこで、本実施形態では、帯電後の感光体ドラム51の表面電位が急に小さくなるとき、すなわち、ΔI>IthかつI(n)<IBのときに、差ΔIが所定値Ithを超えた帯電器52に対応する現像ローラ53に印加する現像バイアスを小さくする(Vba→Vbc)ことで、感光体ドラム51に移動するトナーの量を抑制している。これにより、画像品質の低下が抑制可能となっている。
以上説明した現像バイアスの制御の流れについて、図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、印字ジョブが入力される(S10)と、制御装置130は、ガラ回し動作を実行し、各帯電器52の検知帯電電流値I(n)を取得するとともに、前回の印字ジョブが入力されたときに取得した検知帯電電流値I(n−1)を基準帯電電流値IBに設定する(S20)。
その後、制御装置130は、各帯電器52について、基準帯電電流値IBと検知帯電電流値I(n)との差ΔIが所定値Ithを超えたか否かを判定する(S30)。そして、例えば、図2に示す帯電器52K,52Mについて、差ΔIが所定値Ithを超えなかった場合(S30,No)、制御装置130は、現像ローラ53K,53Mに印加する現像バイアス(設定電圧)を前回の画像形成動作のときと同じ値に設定する(現像バイアスを変更しない)(S40)。
一方、例えば、図2に示す帯電器52Y,52Cについて、差ΔIが所定値Ithを超えた場合(S30,Yes)、制御装置130は、検知帯電電流値I(n)が基準帯電電流値IBよりも大きいか否かを判定する(S50)。そして、例えば、帯電器52Cについて、検知帯電電流値I(n)が基準帯電電流値IBよりも大きい場合(S50,Yes)、制御装置130は、現像ローラ53Cに印加する現像バイアス(設定電圧)を大きい値に設定する(現像バイアスを大きくする)(S60)。
また、例えば、帯電器52Yについて、検知帯電電流値I(n)が基準帯電電流値IBよりも大きくない場合(検知帯電電流値I(n)が基準帯電電流値IB以下の場合)(S50,No)、制御装置130は、現像ローラ53Yに印加する現像バイアス(設定電圧)を小さい値に設定する(現像バイアスを小さくする)(S70)。
その後、制御装置130は、各現像バイアス印加装置120を制御して、ステップS40,S60,S70で設定した現像バイアス(設定電圧)を各現像ローラ53に印加し、画像形成動作を実行する(S80)。そして、制御装置130は、画像形成動作が終了したら、処理を終了する(END)。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用効果を得ることができる。
現像バイアス制御手段133は、複数の帯電器52のうち、検知帯電電流値I(n)と基準帯電電流値IBとの差ΔIが所定値Ithを超えた帯電器52がある場合において、I(n)>IBのときは、差ΔIが所定値Ithを超えた帯電器52に対応する現像ローラ53に印加する現像バイアスを大きくするので、1色のトナー像が薄くなることによる、画像品質の低下を抑制することができる。
また、現像バイアス制御手段133は、基準帯電電流値IBと検知帯電電流値I(n)との差ΔIが所定値Ithを超えた場合において、I(n)<IBのときは、差ΔIが所定値Ithを超えた帯電器52に対応する現像ローラ53に印加する現像バイアスを小さくするので、1色のトナー像が濃くなることによる、画像品質の低下を抑制することができる。
さらに、もともと共通化されていない4つの現像バイアス印加装置120を個別に制御して画像品質の低下を抑制しているので、帯電器52Y,52M,52Cについては第1帯電バイアス印加回路111を共通化することができる。これにより、カラープリンタ1のコストダウンや小型化などを図ることが可能となる。
現像バイアス制御手段133は、印字ジョブが入力されたとき、検知帯電電流値I(n)を取得するとともに、前回の印字ジョブが入力されたときに取得した検知帯電電流値I(n−1)を基準帯電電流値IBに設定するので、特に、クリーニング後などの画像品質の低下を確実に抑制することができる。補足すると、帯電器52のクリーニングなどは、カラープリンタ1が停止しているとき、すなわち、印字ジョブと印字ジョブとの間に実行されるので、印字ジョブが入力されたときに現像バイアスの制御を開始することで、クリーニング後などの画像品質の低下を確実に抑制することができるのである。
黒色のトナーに対応する帯電器52Kに帯電バイアスを印加する第2帯電バイアス印加回路112を、第1帯電バイアス印加回路111とは別に設けたので、使用頻度が高く、ワイヤ電極52Aに汚れが付着しやすい帯電器52Kに印加する帯電バイアスを個別に制御することができる。これにより、各帯電器52(ワイヤ電極52A)の汚れ具合に応じた最適な帯電バイアスを印加することが可能となる。また、モノクロ画像を形成するときには、第1帯電バイアス印加回路111を停止する(または帯電器52Y,52M,52Cに流す電流を小さくする)ことで、カラープリンタ1の省エネ化を図ることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明では、先に説明した実施形態と同様の構成要素や処理については、同一符号を付して、その説明を省略または簡略化することとする。
本実施形態のカラープリンタ1は、アッパーカバー11の開閉を検知する、図示しない公知の開閉検知センサを備えている。そして、本実施形態の現像バイアス制御手段133(制御装置130)は、アッパーカバー11が開かれた状態から閉じられたとき、基準帯電電流値IBと検知帯電電流値I(n)との差ΔIが所定値Ithを超えたか否かを判定する(現像バイアスの設定制御を開始する)。
具体的に、制御装置130は、図6に示すように、アッパーカバー11が開かれたとき(S11)、アッパーカバー11が閉じられたか否かを監視する(S12)。そして、アッパーカバー11が閉じられたとき(S12,Yes)、前記した第1実施形態と同様のステップS20を実行し、その後、各帯電器52について、基準帯電電流値IBと検知帯電電流値I(n)との差ΔIが所定値Ithを超えたか否かを判定する(S30)。
差ΔIが所定値Ithを超えない帯電器52について(S30,Noの場合)は、制御装置130は、当該帯電器52に対応する現像ローラ53に印加する現像バイアスを変更しない(S40)。一方、差ΔIが所定値Ithを超えた帯電器52について(S30,Yesの場合)は、制御装置130は、検知帯電電流値I(n)が基準帯電電流値IBよりも大きいか否かを判定する(S50)。
そして、検知帯電電流値I(n)が基準帯電電流値IBよりも大きい帯電器52について(S50,Yesの場合)は、制御装置130は、当該帯電器52に対応する現像ローラ53に印加する現像バイアスを大きくする(S60)。また、検知帯電電流値I(n)が基準帯電電流値IB以下の帯電器52について(S50,Noの場合)は、制御装置130は、当該帯電器52に対応する現像ローラ53に印加する現像バイアスを変更しない(S40)。
ステップS40,S60の後、制御装置130は、現像バイアスの制御(設定の制御)を終了する(END)。そして、印字ジョブが入力されたとき、制御装置130は、各現像ローラ53に設定した現像バイアスを印加し、画像形成動作を実行する。
以上説明した本実施形態においても、制御装置130は、複数の帯電器52のうち、差ΔIが所定値Ithを超えた帯電器52がある場合において、I(n)>IBのときは、差ΔIが所定値Ithを超えた帯電器52に対応する現像ローラ53に印加する現像バイアスを大きくするので、帯電バイアス印加手段を共通化しつつ、画像品質の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、帯電器52のクリーニングやプロセスユニット50(帯電器52)の交換などが実行された可能性が高い、アッパーカバー11が開かれた状態から閉じられたときに、差ΔIが所定値Ithを超えたか否かを判定する(現像バイアスの設定の制御を開始する)ので、クリーニング後などの画像品質の低下を確実に抑制することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態のカラープリンタ1は、図1に鎖線で示すように、本体筐体10(カラープリンタ1)内の空気を外部に排出するためのファンFを備えている。より詳細に、ファンFは、本体筐体10の左右いずれか一方の側壁の後部であって、複数のプロセスユニット50の後方に設けられている。
本実施形態では、図7に示すように、第1帯電バイアス印加回路111は、帯電器52K,52Y,52M(複数の第1帯電器)の各ワイヤ電極52Aに接続されている。また、第2帯電バイアス印加回路112(第3帯電バイアス印加手段)は、感光体ドラム51K,51Y,51M(複数の第1感光体)よりもファンFの近くに配置された感光体ドラム51C(第3感光体)を帯電させる帯電器52C(第3帯電器)のワイヤ電極52Aに接続されている。
帯電電流検知手段131は、各帯電器52に流れる帯電電流を個別に検知する機能を有しており、現像バイアス制御手段133は、前記した第1または第2実施形態と同様にして、現像バイアスを制御する機能を有している。
このような構成の本実施形態においても、前記した第1および第2実施形態の場合と同様に、第1帯電バイアス印加回路111を共通化しつつ、画像品質の低下を抑制することができるようになっている。
なお、ファンFの最も近くに配置された帯電器52Cは、他の帯電器52Kなどと比較して、ワイヤ電極52Aの周辺を流れる空気の流速が大きいので、ワイヤ電極52Aに汚れが付着しにくくなっている。本実施形態では、帯電器52Cに帯電バイアスを印加する第2帯電バイアス印加回路112を、第1帯電バイアス印加回路111とは別に設けたので、各帯電器52に対し、ワイヤ電極52Aの汚れ具合に応じた最適な帯電バイアスを印加することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、4つの帯電器52のうち、3つについて帯電バイアス印加手段(第1帯電バイアス印加回路111)を共通化したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、帯電バイアス印加手段は、すべての帯電器について共通化されていてもよい。また、帯電バイアス印加手段を2つ設け、各帯電バイアス印加手段がそれぞれ複数の帯電器に接続されていてもよい。
前記実施形態では、印字ジョブが入力されたときに、前回の印字ジョブが入力されたときに取得した検知帯電電流値I(n−1)を基準帯電電流値IBに設定する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、基準帯電電流値は、予め設定された単一の固定値であってもよいし、予め設定されたテーブルから選択される固定値であってもよい。
なお、本発明は、印字ジョブが入力されたときに、前回の印字ジョブが入力されたときに取得した検知帯電電流値I(n−1)を基準帯電電流値IBに設定し、現像バイアス(設定電圧)を変更した後、この変更結果を今回の画像形成動作のときではなく、次回の画像形成動作のときに反映するように構成してもよい。また、本発明は、各現像剤担持体に印加する現像バイアスを多段階で変更(制御)するように構成してもよい。
前記実施形態では、カバーとして、本体筐体10の上面に形成された開口10Aを開閉するアッパーカバー11を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本体筐体の前面に形成された開口を開閉するカバーであってもよいし、本体筐体の左側面または右側面に形成された開口を開閉するカバーであってもよい。
前記実施形態では、帯電器52に流れる帯電電流をグリッド電極52Bで検知したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ワイヤ電極52Aで検知してもよい。また、本発明において、帯電電流を検知するための具体的な構成は、前記実施形態で示したものに限定されず、広く公知の構成を採用することができる。
前記実施形態では、帯電器として、ワイヤ電極52Aとグリッド電極52Bを有するスコロトロン型の帯電器52を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明において、帯電器は対応する感光体をコロナ放電によって帯電させる構成であれば特に限定されず、例えば、グリッド電極を持たないコロトロン型の帯電器であってもよいし、ワイヤ電極の代わりに一列に並べた針状の電極を有する帯電器(鋸歯帯電器)であってもよい。
前記実施形態では、画像形成装置としてカラープリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、フラットベッドスキャナなどの原稿読取装置を備える複写機や複合機などであってもよい。また、前記実施形態では、画像形成装置は、先端の発光部が明滅することで感光体を露光するLEDユニット40を備えていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、レーザ光を感光体の表面で高速走査することにより感光体を露光するレーザスキャナを備えるものであってもよい。
前記実施形態では、現像剤として、正帯電性のトナーを例示したが、本発明は、負帯電性のトナーを使用する画像形成装置にも適用することができる。負帯電性のトナーを使用する画像形成装置では、現像剤担持体には負の現像バイアスが印加され、感光体の表面は帯電器により現像バイアスよりも小さい負の電位に帯電される。そして、感光体の表面のうち、露光によって電位が現像バイアスよりも大きくなった部分に現像バイアスが印加された現像剤担持体からトナーが供給されることで、感光体にトナー像が形成されることとなる。
このような画像形成装置に本発明を適用すると、制御手段は、基準帯電電流値と検知帯電電流値との差(絶対値)が所定値を超えた場合において、検知帯電電流値(絶対値)が基準帯電電流値(絶対値)よりも大きいときは、前記した差が所定値を超えた帯電器に対応する現像剤担持体に印加する負の現像バイアスを小さい値に設定する(現像バイアスの絶対値を大きくする)。また、制御手段は、前記した差が所定値を超えた場合において、検知帯電電流値が基準帯電電流値よりも小さいときは、前記した差が所定値を超えた帯電器に対応する現像剤担持体に印加する負の現像バイアスを大きい値に設定する(現像バイアスの絶対値を小さくする)。
1 カラープリンタ
10 本体筐体
10A 開口
11 アッパーカバー
51C 感光体ドラム
51K 感光体ドラム
51M 感光体ドラム
51Y 感光体ドラム
52C 帯電器
52K 帯電器
52M 帯電器
52Y 帯電器
53 現像ローラ
111 第1帯電バイアス印加回路
112 第2帯電バイアス印加回路
120 現像バイアス印加装置
131 帯電電流検知手段
133 現像バイアス制御手段
F ファン

Claims (6)

  1. 複数の第1感光体と、
    前記複数の第1感光体に対応して設けられ、対応する第1感光体をコロナ放電によって帯電させる複数の第1帯電器と、
    前記複数の第1感光体に対応して設けられ、対応する第1感光体に現像剤を供給する複数の現像剤担持体と、
    前記複数の第1帯電器に接続され、前記複数の第1帯電器に帯電バイアスを印加する第1帯電バイアス印加手段と、
    前記複数の現像剤担持体に対応して設けられ、対応する現像剤担持体に現像バイアスを印加する複数の現像バイアス印加手段と、
    前記各第1帯電器に流れる帯電電流を個別に検知する帯電電流検知手段と、
    前記帯電電流検知手段の検知結果に基づいて現像バイアスを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、基準帯電電流値と前記帯電電流検知手段が検知した検知帯電電流値との差が所定値を超えた場合において、検知帯電電流値が基準帯電電流値よりも大きいときは、前記差が所定値を超えた帯電器に対応する現像剤担持体に印加する現像バイアスの絶対値を大きくすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、基準帯電電流値と検知帯電電流値との差が所定値を超えた場合において、検知帯電電流値が基準帯電電流値よりも小さいときは、前記差が所定値を超えた帯電器に対応する現像剤担持体に印加する現像バイアスの絶対値を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、印字ジョブが入力されたとき、検知帯電電流値を取得するとともに、前回の印字ジョブが入力されたときに取得した検知帯電電流値を基準帯電電流値に設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 内部に収容された部材をメンテナンスするための開口が形成された本体筐体と、
    前記開口を開閉するカバーと、を備え、
    前記制御手段は、前記カバーが開かれた状態から閉じられたとき、基準帯電電流値と検知帯電電流値との差が所定値を超えたか否かを判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 黒色の現像剤に対応する第2感光体と、
    前記第2感光体をコロナ放電によって帯電させる第2帯電器と、
    前記第2感光体に現像剤を供給する現像剤担持体と、
    前記第2帯電器に接続され、前記第2帯電器に帯電バイアスを印加する第2帯電バイアス印加手段と、を備え、
    前記帯電電流検知手段は、前記各第1帯電器および前記第2帯電器に流れる帯電電流を個別に検知することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置本体内の空気を外部に排出するファンと、
    前記複数の第1感光体よりも前記ファンの近くに配置された第3感光体と、
    前記第3感光体をコロナ放電によって帯電させる第3帯電器と、
    前記第3感光体に現像剤を供給する現像剤担持体と、
    前記第3帯電器に接続され、前記第3帯電器に帯電バイアスを印加する第3帯電バイアス印加手段と、を備え、
    前記帯電電流検知手段は、前記各第1帯電器および前記第3帯電器に流れる帯電電流を個別に検知することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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