JP2007316147A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセス手段に接続される電源が共通化された画像形成装置において、配置された複数の感光体ドラムの各々にて常に充分な電位コントラストを確保する。
【解決手段】複数の感光体ドラム11の各々の経時変化に対応した帯電電圧補正値を算出し、算出された帯電電圧補正値に基づいて第2帯電電源から供給する帯電電圧を定めるとともに、帯電電圧を供給することで複数の感光体ドラム11に形成される各々の帯電電位に応じた現像電圧を定める。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置等に関する。
電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置では、例えばドラム状に形成された感光体(感光体ドラム)を帯電装置により所定の電位で一様に帯電し、これを画像情報に基づいて制御された光で露光して静電潜像を形成する。そして、現像装置により静電潜像を現像してトナー像化し、さらにトナー像を記録紙へ転写・定着することで、記録紙にトナー画像を形成している。
一般に、このような画像形成装置で用いられる感光体ドラムには、画像形成サイクルを重ねるに従って帯電特性(帯電装置への印加電圧と感光体ドラムの表面電位との関係)が変化する所謂「経時変化」が起こり易い。すなわち、感光体ドラムの感光層(例えば、電荷輸送層CTL)の削れや帯電装置の汚れ等が要因となって、帯電装置での帯電条件を所定の設定に維持したままで感光体ドラムへの帯電を続けると、感光体ドラムの帯電電位が次第に上昇する(または、低下する)現象が発生する。そのため、帯電装置での帯電条件および現像装置での現像条件を所定の設定に維持し続けると、充分な電位コントラスト(単に、電位コントラストとも記す)が得られなくなり、所謂かぶり(地肌汚れ)の発生や、所望の画像濃度・階調性が得られない等といった画像品質の低下を招くこととなる。
そこで、かかる問題に対処するため、従来より以下のような技術が存在している。例えば、感光体に複数の帯電電位値を設定するとともに、現像装置にはこの帯電電位値に対応する現像バイアス値を設定しておき、感光体の帯電電位の変動に対応させて、現像バイアス値の補正量を決定するという技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。また、画像形成装置の通算回転数あるいは通算コピー枚数を計測し、その計測値に対応して帯電条件や現像条件といったプロセス条件を変化させるという技術が存在する(例えば、特許文献2参照)。
ところで、上記した電子写真方式を用いた画像形成装置においては、カラー画像を形成する際の方式として、「タンデム方式」と呼ばれるカラー画像形成方式が多く用いられている。タンデム方式の画像形成装置では、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の各色トナー像をそれぞれ異なる感光体ドラム上に形成し、各感光体ドラムに形成された各色トナー像を直接記録紙に順次転写するか、または中間転写体を介して間接的に記録紙に転写することで、各色トナー像を重畳させたフルカラー画像を形成している。
このようなタンデム方式の画像形成装置では、各色トナー像を形成する感光体ドラムの各々に、帯電装置や現像装置等の各種プロセス手段がそれぞれ個別に配置された構成を有している。そして、かかる構成の一形態として、感光体ドラムと1または複数のプロセス手段とが一体化された画像形成ユニット(プロセスカートリッジ)で構成され、例えば感光体ドラムの寿命や現像剤の消費に対応してプロセスカートリッジ全体を交換することで、メンテナンスの簡易化を図る方式の装置も普及している。
このようなタンデム方式の画像形成装置において、上記した感光体ドラムの帯電特性の経時変化に対応させて所定の電位コントラストを確保するには、帯電装置での帯電条件および現像装置での現像条件を各感光体ドラム毎に別個に設定する必要がある。そのため、従来は、各感光体ドラムに配置された帯電装置および現像装置には、それぞれ個別の電源が配置され、それぞれの感光体ドラムや帯電装置の状態の変化(すなわち、経時変化)に応じた帯電条件および現像条件の設定が行なわれていた。
特開平3−148675号公報(第3−4頁) 特許第3032650号公報(第4−6頁)
しかしながら、感光体ドラムの帯電特性の経時変化に対応するために、各感光体ドラム毎に設けられた帯電装置および現像装置にそれぞれ個別の電源を配置するとなると、画像形成装置の製造コストの低廉化には一定の限界が生じる。また、電源を配置するためのスペースを確保する必要があることから、装置の小型化にも制約がある。
そのため、複数の感光体ドラムが用いられる例えばタンデム方式の画像形成装置においては、複数の感光体ドラム毎に配置された電源を一つ又は複数の感光体ドラムの数よりも少ない幾つかの電源に共通化するとともに、各感光体ドラムの帯電特性に経時変化が発生した場合にも、それぞれ充分な電位コントラストを維持することが可能となる構成の実現が求められている。
そこで本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、プロセス手段に接続される電源が共通化された画像形成装置において、配置された複数の感光体ドラムの各々にて常に充分な電位コントラストを確保することにある。
かかる目的のもと、本発明の画像形成装置は、複数の像保持体と、複数の像保持体の各々に配置され、像保持体の表面を帯電する各々の帯電部材と、複数の像保持体の各々に配置され、像保持体に形成された静電潜像を現像する各々の現像部材と、各々の帯電部材の中に複数の帯電部材に共通に接続された一の帯電電圧供給手段と、各々の現像部材に個別に接続された複数の現像電圧供給手段と、帯電電圧供給手段から複数の帯電部材に供給する帯電電圧と現像電圧供給手段から各々の現像部材に供給する現像電圧とを制御する制御部とを備え、制御部は、複数の像保持体の各々の経時変化に対応した帯電電圧補正値を算出し、算出された帯電電圧補正値に基づいて帯電電圧供給手段から供給する帯電電圧を定めるとともに、帯電電圧を供給することで複数の像保持体に形成される各々の帯電電位に応じた現像電圧を定めることを特徴としている。
ここで、制御部は、定められた現像電圧の中に現像電圧の絶対値が第1の所定値よりも小さいものが存在する場合には、帯電電圧供給手段に定められた帯電電圧と現像電圧供給手段に定められた現像電圧とから第2の所定値を減算して、帯電電圧と現像電圧とを補正する処理をさらに行なうことを特徴とすることができる。特に、制御部は、設定された現像電圧の絶対値の最小値と第1の所定値との差分を第2の所定値として設定することを特徴とすることができる。
また、制御部は、帯電電圧補正値を算出する補正電圧算出部と、帯電部材の各々についての帯電電圧補正値の平均値を算出し、算出された帯電電圧補正値の平均値を帯電電圧供給手段から供給する帯電電圧として定める帯電電圧設定部と、帯電電圧設定部にて定められた帯電電圧を供給することで複数の像保持体の各々に形成される帯電電位を推測する帯電電位推測部と、帯電電位推測部にて推測された像保持体の各々についての帯電電位を基準として、現像電圧供給手段から供給する現像電圧を定める現像電圧設定部とを備えたことを特徴とすることができる。特に、補正電圧算出部は、像保持体の各々についての積算回転数と積算回転時間と積算画像形成サイクルとのいずれか1または複数に対応した帯電電圧補正値を算出することを特徴とすることができる。さらには、像保持体の各々についての積算回転数と積算回転時間と積算画像形成サイクルとのいずれか1または複数を記憶するメモリをさらに備え、補正電圧算出部は、このメモリから像保持体の積算回転数と積算回転時間と積算画像形成サイクルとのいずれか1または複数を取得することを特徴とすることもできる。
また、像保持体と、帯電部材と、現像部材と、像保持体の積算回転数と積算回転時間と積算画像形成サイクルとのいずれか1または複数を記憶するメモリとが一体的に構成されたこと特徴とすることもできる。
また、本発明を画像形成方法として捉え、本発明の画像形成方法は、複数の像保持体の各々を像保持体の各々に配設された帯電部材により帯電し、像保持体に形成された静電潜像を像保持体の各々に配設された現像部材にて現像する画像形成方法であって、複数の像保持体の各々の経時変化に対応して帯電電圧補正値を算出し、算出された帯電電圧補正値に基づいて、一の帯電電圧供給手段から複数の前記帯電部材に供給する帯電電圧を定めるステップと、帯電電圧供給手段から帯電電圧を供給することで複数の像保持体の各々に形成される帯電電位に応じて、各々の現像部材に供給する現像電圧を定めるステップとを含むことを特徴としている。
ここで、算出された帯電部材の各々についての帯電電圧補正値の平均値を算出し、算出された帯電電圧補正値の平均値を帯電電圧供給手段から供給する帯電電圧として定めることを特徴とすることができる。また、定められた現像電圧の中に現像電圧の絶対値が第1の所定値よりも小さいものが存在する場合には、帯電電圧供給手段に定められた帯電電圧と現像電圧供給手段に定められた現像電圧とから第2の所定値を減算して、帯電電圧と現像電圧とを補正するステップをさらに含むことを特徴とすることができる。さらに、帯電電圧供給手段に設定された帯電電圧を供給することで複数の像保持体の各々に形成される帯電電位を推測し、推測された帯電電位の各々を基準として現像電圧を定めることを特徴とすることができる。
本発明によれば、プロセス手段に接続される電源が共通化された画像形成装置において、配置された複数の感光体ドラムの各々にて常に充分な電位コントラストを確保することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示す図である。図1に示した画像形成装置1は、4つの画像形成ユニット(プロセスカートリッジ)10Y,10M,10C,10Kが縦方向(略鉛直方向)に一定の間隔を置いて並列配置された所謂タンデム型で構成されている。プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kは、像保持体としての感光体ドラム11、感光体ドラム11の表面を所定電位で一様に帯電する帯電部材の一例としての帯電ロール12、現像ロール上に保持したトナー(マイナス帯電特性)とキァリア(磁性粒子)とからなる現像剤を用いて感光体ドラム11上に形成された静電潜像を現像する、現像部材の一例としての2成分現像方式の現像器13、転写後の感光体ドラム11表面を清掃するドラムクリーナ14が一体として構成されている。
ここで、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kは、現像器13に収納されたトナーを除いて、略同様に構成されている。そして、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kは、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
また、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kは、画像形成装置1本体に対して着脱自在に構成されており、例えば現像器13内のトナーが消費された場合には、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10K毎に交換することができるように構成されている。
本実施の形態の画像形成装置1では、露光系として、プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kのそれぞれに配設された感光体ドラム11を露光するレーザ露光装置20、転写後の感光体ドラム11を除電する除電ランプ21が設けられている。
また、本実施の形態の画像形成装置1では、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kの感光体ドラム11に当接するように、記録材(記録紙)である用紙Pを搬送する搬送ベルト30が配置されている。搬送ベルト30は、用紙Pを静電吸着し得るフィルム状の無端ベルトで形成されている。そして、駆動ロール32とアイドルロール33とに張架されて循環駆動され、感光体ドラム11との間に、用紙Pが略鉛直方向下方から上方に向けて搬送される用紙搬送路M1を形成している。
搬送ベルト30の内側であって各感光体ドラム11と対向する位置には、それぞれ転写ロール31が配置されている。転写ロール31は、感光体ドラム11との間に転写電界を形成することで、搬送ベルト30に保持・搬送される用紙P上に、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kで形成された各色トナー像を順次転写する。
また、搬送ベルト30の感光体ドラム11側の最上流部には、搬送ベルト30を帯電する吸着ロール34が配設されている。搬送ベルト30は、表面が吸着ロール34により所定電位に帯電されることで、用紙Pを安定的に静電吸着させることが可能となる。
一方、用紙搬送路M1に沿って搬送ベルト30の下流側には、用紙P上の未定着トナー像に対して熱および圧力による定着処理を施す定着器40が配設されている。
また、本実施の形態の画像形成装置1には、電源(電圧供給手段)として、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kの帯電ロール12に所定の帯電バイアス電圧を印加する帯電電圧供給手段の一例としての帯電電源61、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kの現像器13に所定の現像バイアス電圧を印加する現像電圧供給手段の一例としての現像電源62、各転写ロール31に所定の転写電圧を印加する転写電源63が備えられている。帯電電源61、現像電源62、および転写電源63は、制御部60により各出力電圧値や出力タイミング等の出力制御が行なわれる。なお、制御部60は、詳細な説明は省略するが、画像形成装置1全体の動作制御も行なう。
本実施の形態の帯電電源61および現像電源62は、マイナスの直流電圧を可変しながら出力できるように構成されている。ただし、帯電電源61および現像電源62のいずれか一方または双方が、マイナスの可変直流電圧に所定値の交流電圧を重畳した電圧を出力するように構成することもできる。
また、本実施の形態の転写電源63は、プラスの直流電圧を出力するように構成されている。
さらに、本実施の形態の画像形成装置1には、用紙搬送系として、給紙側に、用紙Pを収容する用紙カセット50、この用紙カセット50に集積された用紙Pを所定のタイミングで取り出して搬送するピックアップロール51、ピックアップロール51により繰り出された用紙Pを搬送する搬送ロール52、画像形成動作に合わせて用紙を搬送ベルト30に送り出すレジストロール53が配設されている。
また、排紙側には、定着器40にて定着処理された用紙Pを搬送する排紙ロール54、片面プリントの場合には用紙Pを装置本体上部に設けられた排紙部70に向けて排出し、両面プリントの場合には所定のタイミングで排紙部70に向けた回転方向から逆方向に反転することで、定着器40にて片面が定着された用紙Pを両面搬送路M2に向けて送り出す反転ロール55が配設されている。加えて、両面搬送路M2には、両面搬送路M2に沿って搬送ロール56が配設されている。
本実施の形態の画像形成装置1においては、制御部60による動作制御の下で、レーザ露光装置20は、画像情報に基づいて変調されたレーザ光を生成して、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kの感光体ドラム11に静電潜像を形成する。例えばイエロー(Y)のプロセスカートリッジ10Yでは、帯電ロール12により所定電位で一様に帯電された感光体ドラム11の表面が、レーザ露光装置20により生成されたレーザ光で走査露光されて、感光体ドラム11上に静電潜像が形成される。そして、形成された静電潜像は現像器13により現像され、感光体ドラム11上にはYのトナー像が形成される。同様に、プロセスカートリッジ10M,10C,10Kにおいても、それぞれM、C、Kの各色トナー像が形成される。
各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kでの各色トナー像の形成が開始されると、用紙カセット50から取り出された用紙Pは、レジストロール53によりトナー像の形成タイミングに合わせて搬送ベルト30に供給される。そして、用紙Pは図1の矢印方向に循環移動する搬送ベルト30上に静電吸着された状態で、用紙搬送路M1を搬送される。そして、転写ロール31により形成される転写電界によって、各色トナー像が用紙P上に順次重畳的に転写される。
トナー像が静電転写された用紙Pは、プロセスカートリッジ10Kの下流で搬送ベルト30から剥離され、定着器40に搬送される。用紙Pが定着器40に搬送されると、用紙P上の未定着トナー像は、熱および圧力による定着処理を受けて用紙Pに定着される。定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた排紙部70に載置される。一方、両面プリント時には、両面搬送路M2を経由して再度の同様な転写処理が行なわれた後、排紙部70に載置されることとなる。
続いて、本実施の形態の画像形成装置1における帯電電源61と各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kの帯電ロール12との接続、および現像電源62と各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kの現像器13との接続について説明する。図2は、帯電電源61と各帯電ロール12との接続、および現像電源62と各現像器13との接続を説明する配線図である。
図2に示したように、プロセスカートリッジ10Kの帯電ロール12Kには、帯電電源61に設けられた第1帯電電源(帯電電圧供給手段)611が接続されている。また、プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの帯電ロール12Y,12M,12Cには、帯電電源61に設けられた第2帯電電源(帯電電圧供給手段)612が接続されている。すなわち、帯電ロール12Y,12M,12Cへ帯電バイアス電圧を印加する電源は、一つの第2帯電電源612で共通化されており、帯電ロール12Y,12M,12Cへは同一値の帯電バイアス電圧が印加されるように構成されている。このように、本実施の形態の画像形成装置1では、プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの帯電ロール12Y,12M,12Cへ帯電バイアス電圧を印加する電源を共通化して、電源の数を削減することで、画像形成装置1の小型化および低コスト化の実現を可能としている。
また、プロセスカートリッジ10Kの現像器(現像ロール)13Kには、現像電源62に設けられた第1現像電源(現像電圧供給手段)621が接続されている。プロセスカートリッジ10Cの現像器(現像ロール)13Cには、現像電源62に設けられた第2現像電源(現像電圧供給手段)622が接続されている。プロセスカートリッジ10Mの現像器(現像ロール)13Mには、現像電源62に設けられた第3現像電源(現像電圧供給手段)623が接続されている。プロセスカートリッジ10Yの現像器(現像ロール)13Yには、現像電源62に設けられた第4現像電源(現像電圧供給手段)624が接続されている。すなわち、各現像器(現像ロール)13には、それぞれ独立した現像電源62が接続され、それぞれに対応した現像バイアス電圧が印加されるように構成されている。
続いて、制御部60にて行なわれる第2帯電電源612での帯電バイアス電圧を設定する際の制御方法、およびそれに対応させて、第2現像電源622,第3現像電源623,第4現像電源624での現像バイアス電圧を設定する際の制御方法について説明する。
ここで、まず、帯電ロール12によって帯電された感光体ドラム11の表面電位(VH:感光体帯電電位)と、帯電された感光体ドラム11がレーザ露光装置20により露光された領域の電位(VL:露光部電位)と、現像器(現像ロール)13に印加される現像バイアス電圧(VD:現像電圧)との関係について述べておく。図3は、感光体帯電電位(VH)と露光部電位(VL)と現像バイアス電圧(VD)との関係を示した図である。なお、本実施の形態の画像形成装置1では、帯電ロール12による感光体ドラム11への帯電がマイナス電荷で行なわれ、現像器13での現像がマイナス帯電されたトナーで行なわれる反転現像方式を用いている。したがって、図3の露光部電位の領域が画像部であり、感光体帯電電位の領域が白地部(バックグラウンド)となる。
図3に示した露光部電位(VL)と現像バイアス電圧(VD)との差である現像コントラスト電位(V2)は、画像部の画像濃度および階調性を設定するファクターとなる。すなわち、現像コントラスト電位(V2)が小さくなると、充分な画像濃度および階調性を得ることができない。そのため、現像コントラスト電位(V2)は、所定値以上を確保する必要がある。
また、図3に示した現像バイアス電圧(VD)と感光体帯電電位(VH)との差である白地部コントラスト電位(V1)は、白地部での所謂「かぶり」(地肌汚れ)量等を決めるファクターとなる。すなわち、白地部コントラスト電位(V1)が所定値を超えて大きくなると、逆帯電されたトナー(すなわち、プラス帯電されたトナー)が白地部に付着してかぶりとなったり、同様に逆帯電されたキャリアが付着して画像汚れや機内汚染等を引き起こす原因となる。一方、白地部コントラスト電位(V1)が所定値を超えて小さくなると、正常に帯電されたトナー(すなわち、マイナス帯電されたトナー)を白地部から除去できなくなってかぶりとなる。そのため、白地部コントラスト電位(V1)は、所定の範囲内に設定する必要がある。
次に、画像形成サイクルの累積に従って感光体ドラム11に生じる、帯電特性(帯電ロール12に印加される帯電バイアス電圧と感光体帯電電位(VH)との関係)が変化する所謂「経時変化」について述べる。感光体ドラム11の帯電特性の経時変化とは、感光体ドラム11の感光層(例えば、電荷輸送層CTL)の削れや帯電ロール12の汚れ等が要因となって、帯電電源61から帯電ロール12に印加する帯電バイアス電圧を所定値に維持したままで感光体ドラム11への帯電を続けた場合に、感光体ドラム11の感光体帯電電位(VH)が次第に上昇する(または、低下する)現象である。
図4は、帯電ロール12に印加する帯電バイアス電圧(Vdc:帯電電圧)を所定値に維持した場合における、感光体ドラム11の回転数の積算値(すなわち、画像形成サイクルの積算値)と感光体帯電電位(VH)との関係を示した図である。図4に示したように、帯電バイアス電圧(Vdc)を所定値に維持したとしても、感光体ドラム11の回転数の積算値が増加するに従って、感光体ドラム11の帯電特性の経時変化により、感光体帯電電位(VH)は次第に上昇する。なお、図4では、感光体帯電電位(VH)が上昇する場合を示したが、感光体ドラム11を構成する感光層(電荷生成層CGLや電荷輸送層CTL等)の材質や層厚、帯電ロール12の材質等により、感光体帯電電位(VH)は次第に低下するケースもある。
図4に示したような画像形成サイクルの累積に従って感光体帯電電位(VH)が上昇する(または、低下する)という、感光体ドラム11における帯電特性の経時変化に対応させるためには、感光体ドラム回転数の積算値が増加するに従って、帯電バイアス電圧(Vdc)を次第に低下(または、上昇)させるように、帯電電源61での出力電圧を制御する方法が有効である。
図5は、図4に示した帯電特性の経時変化を示す感光体ドラム11について、画像形成サイクルを重ねた場合においても、感光体帯電電位(VH)を略一定に維持するような帯電バイアス電圧(Vdc)を示した図である。図5に示したように、感光体ドラム回転数(画像形成サイクル)の積算値が増加するのに従って、帯電バイアス電圧(Vdc)を次第に低下させるように補正することで、感光体帯電電位(VH)を略一定に維持することが可能となる。
ところで、上記したように、本実施の形態の画像形成装置1では、プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの帯電ロール12Y,12M,12Cへ帯電バイアス電圧を印加する電源として、同一の第2帯電電源612を用いている。そのため、帯電ロール12Y,12M,12Cへは同一値の帯電バイアス電圧が印加されることとなる。
ところが、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cのトナー消費量は、通常それぞれ異なる。そのため、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cは、異なるタイミングで交換される場合が殆どである。それにより、画像形成装置1内には、感光体ドラム11の回転数の積算値(画像形成サイクルの積算値)のそれぞれ異なるプロセスカートリッジ10Y,10M,10Cが設置されている状況が発生する。そのため、図5に示したように、感光体ドラム回転数の積算値に対応して補正される帯電バイアス電圧(帯電電圧補正値)は、本来は、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C毎に異なる値に設定されるべきものである。
そこで、本実施の形態の制御部60では、以下のようにして、第2帯電電源612における感光体ドラム回転数の積算値に対応した帯電バイアス電圧の設定を行なっている。
すなわち、本実施の形態の画像形成装置1においては、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C毎に感光体ドラム回転数の積算値を記憶しておく。そして、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C毎の感光体ドラム回転数の積算値と、図5に示した感光体ドラム回転数の積算値と感光体帯電電位(VH)を略一定に維持する帯電バイアス電圧との関係とに基づいて、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C毎に感光体帯電電位(VH)を略一定に維持する帯電電圧補正値(Vdcm)を求める。そして、求められた各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cでの帯電電圧補正値(Vdcm)を平均する演算を行ない、算出された帯電電圧補正値(Vdcm)の平均値(平均帯電バイアス電圧:VDC)を第2帯電電源612からの出力値(帯電電圧)として設定する。
さらに、本実施の形態の画像形成装置1では、第2帯電電源612から平均帯電バイアス電圧(VDC)が印加された場合に、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの感光体ドラム11に形成される感光体帯電電位(VH)を例えば図5の関係等から推測する。そして、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cにおいて、推測された感光体帯電電位(VH)と現像器13Y,13M,13Cに印加される現像バイアス電圧(VD)との差が略同一となるように、第2現像電源622,第3現像電源623,第4現像電源624から出力される現像バイアス電圧(VD)を定めている。
以下に、本実施の形態の制御部60が行なう第2帯電電源612に対する帯電バイアス電圧の設定処理、およびそれに対応させて、第2現像電源622,第3現像電源623,第4現像電源624に対する現像バイアス電圧の設定処理について説明する。
ここで、図6は、本実施の形態の画像形成装置1における制御部60の機能構成を示したブロック図である。まず、図6に示した制御部60において、感光体ドラム11の回転数の積算値を各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cに設置された記憶メモリCRMC,CRMM,CRMYへ書込む機能と、各記憶メモリCRMC,CRMM,CRMYから感光体ドラム11の回転数の積算値を読出す機能とについて述べる。
図6に示したように、本実施の形態の制御部60は、感光体ドラム11の回転数を計測する感光体ドラム回転数計測部601、感光体ドラム回転数を各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cに設置された記憶メモリCRMY,CRMM,CRMCにそれぞれ書き出すデータ書出部602、各記憶メモリCRMY,CRMM,CRMCに書き込まれた感光体ドラム11の回転数の積算値を読み出すデータ読出部603を備えている。
感光体ドラム回転数計測部601は、例えば画像形成装置1の駆動モータ(不図示)から回転数データ(または、駆動モータの駆動時間データ)を取得し、取得した駆動モータの回転数データ(駆動時間データ)に基づいて感光体ドラム11の回転数を計測する。そして、感光体ドラム11の回転数に関するデータを生成する。感光体ドラム回転数計測部601にて生成された感光体ドラム11の回転数に関するデータは、データ書出部602から各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cに設置された記憶メモリCRMY,CRMM,CRMCにそれぞれ書き込まれる。その場合に、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cに設置された記憶メモリCRMY,CRMM,CRMC側では、制御部60のデータ書出部602から取得した感光体ドラム回転数を積算し、感光体ドラム回転数の積算値を記憶する。
一方、データ読出部603は、各記憶メモリCRMY,CRMM,CRMCに記憶された感光体ドラム回転数の積算値を読み出し、後段で説明する帯電バイアス電圧算出部604に出力する。
なお、本実施の形態の画像形成装置1では、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cに記憶メモリCRMY,CRMM,CRMCを設置した構成について述べた。しかし、本実施の形態の画像形成装置1はこのような構成に限定されものではない。例えば、感光体ドラム11の回転数の積算値を記憶する記憶メモリを制御部60内に配置した構成を用いることもできる。すなわち、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cにはプロセスカートリッジの識別情報を記憶したICチップ等の記憶部材を設置しておく。そして、制御部60は、この記憶部材から識別情報を取得するとともに、記憶メモリには取得した各識別情報毎の記憶領域を割り付ける。そして、各識別情報毎に割り付けられた記憶領域に、各識別情報に対応した感光体ドラム11の回転数の積算値を記憶するように構成することもできる。その場合には、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cに記憶メモリCRMY,CRMM,CRMCを設置する必要がないので、プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cを安価に製造することができる。なお、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの識別情報は、例えばバーコード等で記しておき、光学的に読み取る方式を用いることもできる。
引き続いて、図6に示した制御部60において、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの感光体ドラム11の回転数積算値に基づいて、第2帯電電源612から印加する帯電バイアス電圧(すなわち、上記した平均帯電バイアス電圧:VDC)を設定する処理について説明する。第2帯電電源612から印加する帯電バイアス電圧(VDC)の設定処理は、制御部60に設けられた帯電バイアス電圧算出部604にて行なう。
図7は、制御部60の帯電バイアス電圧算出部604にて行なう帯電バイアス電圧(VDC)を設定する処理の手順の一例を示したフローチャートである。図7に示したように、まず、帯電バイアス電圧算出部604は、データ読出部603から各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの感光体ドラム11の回転数積算値を取得する(S101)。
次に、帯電バイアス電圧算出部604は、取得した各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの感光体ドラム11の回転数積算値と、図5に示した感光体ドラム11の回転数積算値と感光体帯電電位(VH)を略一定に維持する帯電バイアス電圧(Vdc)との関係とを用いて、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cについて、感光体ドラム11の回転数積算値(図5の横軸)における帯電電圧補正値(Vdcm)を求める(S102)。したがって、ここでの帯電バイアス電圧算出部604は、補正電圧算出部として機能する。
図8は、一例として、プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの感光体ドラム11の回転数積算値(横軸)と帯電電圧補正値(Vdcm)との関係を示した図である。図8に示した場合では、プロセスカートリッジ10Cの回転数積算値における帯電電圧補正値はVdcm3、プロセスカートリッジ10Mの回転数積算値における帯電電圧補正値はVdcm2、プロセスカートリッジ10Yの回転数積算値における帯電電圧補正値はVdcm1となる。
さらに、帯電バイアス電圧算出部604は、ステップ102で求めた各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cについての帯電電圧補正値Vdcm1,Vdcm2,Vdcm3を平均する演算を行なって、帯電電圧補正値の平均値を算出する(S103)。そして、算出された帯電電圧補正値Vdcm1,Vdcm2,Vdcm3の平均値を第2帯電電源612から印加する帯電バイアス電圧(VDC)として設定する(S104)。したがって、ここでの帯電バイアス電圧算出部604は、帯電電圧設定部として機能する。
このように、帯電電圧補正値Vdcm1,Vdcm2,Vdcm3の平均値を第2帯電電源612から印加する帯電バイアス電圧(VDC)として設定することで、たとえ、交換されて間もない新品のプロセスカートリッジと、殆ど寿命に近いプロセスカートリッジとが混在して用いられる場合にも、両者の感光体帯電電位(VH)に大きな差が生じることを抑制することが可能となる。そのため、以下に説明する現像バイアス電圧(VD)が、それぞれ大きく異なる値を持つことを抑えることができる。
引き続いて、図6に示した制御部60において、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの感光体ドラム11の回転数積算値と、帯電バイアス電圧算出部604にて設定された帯電バイアス電圧(VDC)とに基づいて、第2現像電源622,第3現像電源623,第4現像電源624から出力される現像バイアス電圧(VD)を設定する処理について説明する。第2現像電源622,第3現像電源623,第4現像電源624から出力される現像バイアス電圧(VD)の設定処理は、制御部60に設けられた現像バイアス電圧算出部605にて行なう。
上記したように、帯電バイアス電圧算出部604により帯電電圧補正値Vdcm1,Vdcm2,Vdcm3の平均値を第2帯電電源612から印加する帯電バイアス電圧(VDC)として設定した。それにより、例えば図8を参照すれば、プロセスカートリッジ10Cでは、帯電電圧補正値Vdcm1よりも|Vdcm1−VDC|だけ0電位側に近い帯電バイアス電圧(VDC)が印加されることとなる。一方、プロセスカートリッジ10M,10Yでは、それぞれ帯電電圧補正値Vdcm2,Vdcm3よりも|VDC−Vdcm2|,|VDC−Vdcm3|だけマイナス側に高い電位の帯電バイアス電圧(VDC)が印加されることとなる。そのため、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの感光体ドラム11の帯電電位VHは、それぞれ異なる電位となる。
そこで、本実施の形態の現像バイアス電圧算出部605では、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの感光体ドラム11の回転数積算値と、帯電バイアス電圧算出部604にて設定された帯電バイアス電圧(VDC)と、回転数積算値と帯電バイアス電圧(VDC)と感光体ドラム11の帯電電位(VH)との関係が予め記憶されている変換テーブルとを用いて、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cでの感光体ドラム11の帯電電位(VH)を推測する。そして、現像バイアス電圧(VD)と感光体ドラム11の帯電電位推測値(VH′)との差が、所定の白地部コントラスト電位(V1)となるように、現像バイアス電圧(VD)を決定する。ここでは、白地部コントラスト電位(V1)として、白地部(バックグラウンド)にかぶりやキャリア付着の発生を抑止し得る白地部コントラスト電位としてのV1Mを設定する。
図9は、制御部60の現像バイアス電圧算出部605にて行なう現像バイアス電圧(VD)を設定する処理の手順の一例を示したフローチャートである。図9に示したように、まず、現像バイアス電圧算出部605は、データ読出部603から各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの感光体ドラム11の回転数積算値を取得する(S201)。さらに、帯電バイアス電圧算出部604から、帯電バイアス電圧算出部604にて設定された帯電バイアス電圧(VDC)を取得する(S202)。
次に、現像バイアス電圧算出部605は、ステップ201にて取得した回転数積算値と、ステップ202にて取得した帯電バイアス電圧(VDC)と、回転数積算値と帯電バイアス電圧(VDC)と感光体ドラム11の帯電電位(VH)との関係が予め記憶されている変換テーブルとを用いて、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cでの感光体ドラム11の帯電電位の推測値(VH′)を求める(S203)。したがって、ここでの現像バイアス電圧算出部605は、帯電電位推測部として機能する。
そして、現像バイアス電圧算出部605は、ステップ203にて求められた感光体ドラム11の帯電電位推測値(VH′)に白地部コントラスト電位V1Mを加算する(S204)。すなわち、次の(1)式の演算を行なって、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C毎に仮の現像バイアス電圧(VD′)を算出する。
VD′=VH+V1M …(1)
引き続いて、現像バイアス電圧算出部605は、ステップ204にて算出された仮の現像バイアス電圧(VD′)の絶対値が所定値(第1の所定値)よりも小さい値を持つか否かを判断する(S205)。すなわち、上記したように、露光部電位(VL)と現像バイアス電圧(VD)との差である現像コントラスト電位(V2)は、画像部の画像濃度・階調性を設定するファクターであり、現像コントラスト電位(V2)が小さくなると、充分な画像濃度・階調性を得ることができない。そのため、現像コントラスト電位(V2)を充分に確保する必要から、いずれかのプロセスカートリッジ10Y,10M,10Cにおいて、仮の現像バイアス電圧(VD′)の絶対値が所定値(ここでは、充分な画像濃度・階調性を得る現像コントラスト電位としてV2Mを設定する)よりも小さいものがあるか否かを判断する。
そして、ステップ205にて、いずれかのプロセスカートリッジ10Y,10M,10Cでの仮の現像バイアス電圧(VD′)の絶対値が現像コントラスト電位V2Mよりも小さいと判断された場合には、現像バイアス電圧算出部605は、現像コントラスト電位V2Mと小さいと判断された仮の現像バイアス電圧(VD′)の絶対値との差分(第2の所定値)を、すべてのプロセスカートリッジ10Y,10M,10Cにおける仮の現像バイアス電圧(VD′)から差し引く(減算する)処理を行なう(S206)。すなわち、次の(2)式の演算を行ない、現像バイアス電圧(VD)を補正する。
VD=VD′−(V2M−|VD′|) …(2)
このように求められたそれぞれの現像バイアス電圧(VD)を、第2現像電源622,第3現像電源623,第4現像電源624から出力される現像バイアス電圧(VD)として設定する(S207)。
また、同様に、図7のステップ104にて設定された第2帯電電源612から印加する帯電バイアス電圧(VDC)についても、現像バイアス電圧算出部605は、現像コントラスト電位V2Mとステップ205にて小さいと判断された仮の現像バイアス電圧(VD′)の絶対値との差分を、帯電バイアス電圧(VDC)から差し引く(減算する)処理を行なう(S208)。すなわち、次の(3)式の演算を行ない、帯電バイアス電圧(VDC)を補正する。
VDC=VDC−(V2M−|VD′|) …(3)
一方、ステップ205にてすべての仮の現像バイアス電圧(VD′)の絶対値が現像コントラスト電位V2M以上であると判断された場合には、(1)式の演算で求められた仮の現像バイアス電圧(VD′)を、それぞれ第2現像電源622,第3現像電源623,第4現像電源624から出力される現像バイアス電圧(VD)として設定する(S209)。したがって、ここでの現像バイアス電圧算出部605は、現像電圧設定部として機能する。
なお、この場合には、現像バイアス電圧算出部605は帯電バイアス電圧(VDC)の変更は行なわない。
このようにして、現像バイアス電圧(VD)、帯電バイアス電圧(VDC)を設定することで、逆帯電されたトナー(すなわち、プラス帯電されたトナー)が白地部に付着してかぶりとなったり、同様に逆帯電されたキャリアが付着して画像汚れや機内汚染等を引き起こすことを抑制できる。また、正常に帯電されたトナー(すなわち、マイナス帯電されたトナー)が白地部付着してかぶりとなることを抑制できる。さらには、充分な画像濃度および階調性を得ることが可能となる。
なお、本実施の形態の画像形成装置1では、プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの帯電ロール12Y,12M,12Cに、一つの第2帯電電源612を共通に接続し、帯電ロール12Y,12M,12Cへは同一値の帯電バイアス電圧が印加されるように構成した。本発明はこのような構成に限定されず、複数の帯電ロール12に共通した帯電電源を接続する構成であれば、如何なる形態にも適用することが可能である。例えば、プロセスカートリッジ10Y,10Mの帯電ロール12Y,12Mに、一の帯電電源を共通に接続し、プロセスカートリッジ10C、10Kの帯電ロール12C,12Kに、他の一の帯電電源を共通に接続する構成とした場合にも、同様に適用することができる。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置1においては、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C毎に感光体ドラム回転数の積算値を記憶しておく。そして、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C毎の感光体ドラム回転数の積算値と、図5に示した感光体ドラム回転数の積算値と感光体帯電電位(VH)を略一定に維持する帯電バイアス電圧との関係とに基づき、感光体ドラム11の経時変化に対応させて各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C毎に感光体帯電電位(VH)を略一定に維持する帯電電圧補正値(Vdcm)を求める。そして、求められた各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cでの帯電電圧補正値(Vdcm)を平均する演算を行ない、算出された帯電電圧補正値の平均値(平均帯電バイアス電圧:VDC)を第2帯電電源612からの出力値(帯電電圧)として設定する。
さらに、第2帯電電源612から平均帯電バイアス電圧(VDC)が印加された場合に、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの感光体ドラム11に形成される感光体帯電電位(VH)を推測する。そして、各プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cにおいて、推測された各々の帯電電位推測値(VH′)と現像器13Y,13M,13Cに印加される現像バイアス電圧との差が略同一となるように、第2現像電源622,第3現像電源623,第4現像電源624から出力される現像バイアス電圧(VD)を定めている。
それにより、本実施の形態の画像形成装置1では、プロセスカートリッジ10Y,10M,10Cの帯電ロール12Y,12M,12Cへ帯電バイアス電圧を印加する電源を一つに共通化することができるので、電源の数を削減することができる。そのため、画像形成装置1の小型化および低コスト化の実現が容易となる。
また、そのような構成においても、高品質な画像を提供することができる。すなわち、逆帯電されたトナー(すなわち、プラス帯電されたトナー)が白地部に付着してかぶりとなったり、同様に逆帯電されたキャリアが付着して画像汚れや機内汚染等を引き起こすことを抑制できる。また、正常に帯電されたトナー(すなわち、マイナス帯電されたトナー)が白地部付着してかぶりとなることを抑制できる。さらには、充分な画像濃度および階調性を得ることが可能となる。
本発明が適用される画像形成装置の全体構成を示す図である。 帯電電源と各帯電ロールとの接続、および現像電源と各現像器との接続を説明する配線図である。 感光体帯電電位(VH)と露光部電位(VL)と現像バイアス電圧(VD)との関係を示した図である。 帯電ロールに印加する帯電バイアス電圧を所定値に維持した場合の感光体ドラムの回転数の積算値と感光体帯電電位(VH)との関係を示した図である。 感光体帯電電位(VH)を略一定に維持するような帯電バイアス電圧を示した図である。 制御部の機能構成を示したブロック図である。 帯電バイアス電圧(Vdc)を設定する処理の手順の一例を示したフローチャートである。 感光体ドラムの回転数積算値と補正帯電バイアス電圧との関係を示した図である。 現像バイアス電圧(VD)を設定する処理の手順の一例を示したフローチャートである。
符号の説明
1…画像形成装置、10Y,10M,10C,10K…画像形成ユニット(プロセスカートリッジ)、11(11Y,11M,11C,11K)…感光体ドラム、12(12Y,12M,12C,12K)…帯電ロール、13(13Y,13M,13C,13K)…現像器、14(14Y,14M,14C,14K)…ドラムクリーナ、20…レーザ露光装置、21(21Y,21M,21C,21K)…除電ランプ、31…転写ロール、60…制御部、61…帯電電源、62…現像電源、63…転写電源、601…感光体ドラム回転数計測部、602…データ書出部、603…データ読出部、604…帯電バイアス電圧算出部、605…現像バイアス電圧算出部、611…第1帯電電源、612…第2帯電電源、621…第1現像電源、622…第2現像電源、623…第3現像電源、624…第4現像電源

Claims (11)

  1. 複数の像保持体と、
    前記複数の像保持体の各々に配置され、当該像保持体の表面を帯電する各々の帯電部材と、
    前記複数の像保持体の各々に配置され、当該像保持体に形成された静電潜像を現像する各々の現像部材と、
    前記各々の帯電部材の中の複数の帯電部材に共通に接続された一の帯電電圧供給手段と、
    前記各々の現像部材に個別に接続された複数の現像電圧供給手段と、
    前記帯電電圧供給手段から前記複数の帯電部材に供給する帯電電圧と前記現像電圧供給手段から前記各々の現像部材に供給する現像電圧とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記複数の像保持体の各々の経時変化に対応した帯電電圧補正値を算出し、算出された当該帯電電圧補正値に基づいて前記帯電電圧供給手段から供給する前記帯電電圧を定めるとともに、当該帯電電圧を供給することで当該複数の像保持体に形成される各々の帯電電位に応じた前記現像電圧を定めることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、定められた前記現像電圧の中に当該現像電圧の絶対値が第1の所定値よりも小さいものが存在する場合には、前記帯電電圧供給手段に定められた前記帯電電圧と当該現像電圧供給手段に定められた前記現像電圧とから第2の所定値を減算して、当該帯電電圧と当該現像電圧とを補正する処理をさらに行なうことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記設定された現像電圧の絶対値の最小値と前記第1の所定値との差分を前記第2の所定値として設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記帯電電圧補正値を算出する補正電圧算出部と、
    前記帯電部材の各々についての前記帯電電圧補正値の平均値を算出し、算出された当該帯電電圧補正値の平均値を前記帯電電圧供給手段から供給する前記帯電電圧として定める帯電電圧設定部と、
    前記帯電電圧設定部にて定められた前記帯電電圧を供給することで前記複数の像保持体の各々に形成される帯電電位を推測する帯電電位推測部と、
    前記帯電電位推測部にて推測された前記像保持体の各々についての前記帯電電位を基準として、前記現像電圧供給手段から供給する前記現像電圧を定める現像電圧設定部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記補正電圧算出部は、前記像保持体の各々についての積算回転数と積算回転時間と積算画像形成サイクルとのいずれか1または複数に対応した前記帯電電圧補正値を算出することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記像保持体の各々についての積算回転数と積算回転時間と積算画像形成サイクルとのいずれか1または複数を記憶するメモリをさらに備え、
    前記補正電圧算出部は、前記メモリから前記像保持体の積算回転数と積算回転時間と積算画像形成サイクルとのいずれか1または複数を取得することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記像保持体と、前記帯電部材と、前記現像部材と、当該像保持体の積算回転数と積算回転時間と積算画像形成サイクルとのいずれか1または複数を記憶するメモリとが一体的に構成されたこと特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 複数の像保持体の各々を当該像保持体の各々に配設された帯電部材により帯電し、当該像保持体に形成された静電潜像を当該像保持体の各々に配設された現像部材にて現像する画像形成方法であって、
    前記複数の像保持体の各々の経時変化に対応して帯電電圧補正値を算出し、算出された当該帯電電圧補正値に基づいて、一の帯電電圧供給手段から複数の前記帯電部材に供給する帯電電圧を定めるステップと、
    前記帯電電圧供給手段から前記帯電電圧を供給することで前記複数の像保持体の各々に形成される帯電電位に応じて、前記各々の現像部材に供給する現像電圧を定めるステップと
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  9. 算出された前記帯電部材の各々についての前記帯電電圧補正値の平均値を算出し、算出された当該帯電電圧補正値の平均値を前記帯電電圧供給手段から供給する前記帯電電圧として定めることを特徴とする請求項8記載の画像形成方法。
  10. 定められた前記現像電圧の中に当該現像電圧の絶対値が第1の所定値よりも小さいものが存在する場合には、前記帯電電圧供給手段に定められた前記帯電電圧と前記現像電圧供給手段に定められた前記現像電圧とから第2の所定値を減算して、当該帯電電圧と当該現像電圧とを補正するステップをさらに含むことを特徴とする請求項8記載の画像形成方法。
  11. 前記帯電電圧供給手段に設定された前記帯電電圧を供給することで前記複数の像保持体の各々に形成される帯電電位を推測し、推測された当該帯電電位の各々を基準として前記現像電圧を定めることを特徴とする請求項8記載の画像形成方法。
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