JP6000173B2 - Pvd処理装置及びpvd処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、PVD処理装置及びPVD処理方法に関する。
切削工具の耐磨耗性の向上や、機械部品の摺動面の摺動特性の向上を目的として、切削工具及び機械部品となる基材(成膜対象物)に対して、物理的蒸着(PVD)法による皮膜(TiN、TiAlN、CrN等)の成膜が行われる。このような皮膜の成膜に用いられる装置としては、アークイオンプレーティング(AIP)装置やスパッタリング装置などのPVD処理装置がある。
このようなPVD処理装置には、複数のPVD方法を組み合わせて複合皮膜を成膜するものが知られている。例えば、アークイオンプレーティング方法で基材(ワーク)の表面に硬質皮膜を成膜し、次にスパッタリング装置で硬質皮膜の上に潤滑皮膜を形成するといったように、複数種のPVD方法を交互に用いて基材の表面に複合皮膜を形成することができる。
例えば、特許文献1には、スパッタリング蒸発源および真空アーク蒸発源の双方をチャンバ内に設け、一方の蒸発源を用いているときはもう一方の蒸発源をシャッターで閉鎖し、両蒸発源の使用を順次制限する、あるいは両蒸発源を同時に使用することで複数種の皮膜を基材に成膜するPVD処理装置が開示されている。このPVD処理装置では、それぞれの蒸発源がその電極面を同じ方向に揃えて向けるようにして並んで配備されている。そして、基板はそれぞれの蒸発源の電極面から一定の距離をあけた位置で回転できるようになっている。つまり、この基板を回転させると、一方の電極面に正対した位置から他方の電極面に正対した位置に基板が移動し、双方の電極面の正面で交互に成膜を行って複合皮膜を成膜することができる。
また、特許文献2には、スパッタリング蒸発源および真空アーク蒸発源を真空チャンバ内に配備したPVD処理装置が開示されている。このPVD処理装置は、真空チャンバの内部に円筒状の治具を備えており、この治具の外周面に基材を取り付けられるようになっている。そして、治具を公転(回転)させながら両蒸発源を順次使用すると、複数種の薄膜を基材の表面に形成することができる。
特開平11−200042号公報 特許第2836876号公報
上述した特許文献1や特許文献2のPVD処理装置では、成膜対象が平板状に形成された基板の場合であれば均等な膜厚に成膜することは可能であるが、ドリルやチップなどのように円筒状の部材の外周面に対して成膜を行うことは困難である。というのも、円筒状の部材の外周面に成膜を行う際には基材を自転させる必要があるが、特許文献1や特許文献2のPVD処理装置には基材を自転させる機構が設けられていない。それゆえ、特許文献1や特許文献2のPVD処理装置では、これらの部材に対する成膜を行うことはできないのである。
なお、上述したPVD処理装置であっても、例えば成膜中に基材の公転だけでなく基材の自転も行うようにすれば、上述した複合皮膜の成膜が可能となる。例えば、真空チャンバ内に、公転軸回りに公転する公転テーブルを設け、さらに公転テーブル上に公転軸と平行な自転軸回りに自転する自転テーブルを設ける。そして、この自転テーブルに基材を搭載して自公転させ、公転テーブルの径外側に異なる種類の蒸発源を設ければ、基材の表面に上述した複合皮膜を形成することができる。
しかしながら、上述した自公転機能を備えた装置などを用いて基材を自公転させる場合であっても、公転テーブルに対する自転テーブルの回転比(ギア比)が適正な数値に設定
されていない場合は、均質な複合皮膜が得られなくなるという問題がある。
例えば、公転テーブルと自転テーブルとの回転比が適正な数値に設定されている場合は、円環状の皮膜が同心状に積層された断面形状の複合皮膜が得られる。しかし、公転テーブルと自転テーブルとの回転比が適正な数値に設定されていない場合は、円環のうち周方向の一部が欠落したようなC字状の皮膜が複合皮膜中に含まれたり、円環のうち周方向の一部だけが重なり合った皮膜が生じたりして、不均質な構造をもった複合皮膜が成膜される。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、基材を自公転させることにより複合皮膜を成膜するに際して、基材の外周面に周方向に均一な厚さで複合皮膜を成膜することができるPVD処理装置及びPVD処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の技術的手段を講じた。
即ち、本発明のPVD処理装置は、真空チャンバと、前記真空チャンバ内に設けられた公転軸回りに複数の基材を公転させる公転テーブルと、前記基材を公転テーブル上で公転軸と平行な自転軸回りに自転させる自転テーブルと、前記公転テーブルの径外側に周方向に距離をあけて配置されると共に互いに異なる種類の成膜物質から形成された複数のターゲットと、を備え、前記複数のターゲットのそれぞれの中央から公転テーブルの外接円に引かれた2本の接線の間を基材が通過する間に、当該基材が搭載された自転テーブルを公転テーブルに対して180°以上の角度に亘って自転させるテーブル回転機構を有することを特徴とする。
一方、本発明のPVD処理方法は、真空チャンバと、前記真空チャンバ内に設けられた公転軸回りに複数の基材を公転させる公転テーブルと、前記公転テーブルの径外側に周方向に距離をあけて配置されると共に互いに異なる種類の成膜物質から形成された複数のターゲットと、を備えたPVD処理装置を用いてPVD処理を行うに際しては、前記複数のターゲットのそれぞれの中央から公転テーブルの外接円に引かれた2本の接線の間を基材が通過する間に、当該基材を公転テーブルの公転軸と平行な自転軸回りに、公転テーブルに対して180°以上の角度に亘って自転させつつ、PVD処理を行うことを特徴とする。
また、本発明に係るPVD処理装置の最も好ましい形態は、真空チャンバと、前記真空チャンバ内に設けられた公転軸回りに複数の基材を公転させる公転テーブルと、前記基材を公転テーブル上で公転軸と平行な自転軸回りに自転させる自転テーブルと、前記公転テーブルの径外側に周方向に距離をあけて配置されると共に互いに異なる種類の成膜物質から形成された複数のターゲットと、を備え、 前記複数のターゲットのそれぞれの中央から公転テーブルの外接円に引かれた2本の接線の間を基材が通過する間に、当該基材が搭載された自転テーブルを公転テーブルに対して180°以上の角度に亘って自転させるテーブル回転機構を有し、前記テーブル回転機構は、前記公転テーブルの回転方向と全ての前記自転テーブルの回転方向とを同方向に回転させることを特徴とする。
さらに、本発明に係るPVD処理方法の最も好ましい他の形態は、真空チャンバと、前記真空チャンバ内に設けられた公転軸回りに複数の基材を公転させる公転テーブルと、前記公転テーブルの径外側に周方向に距離をあけて配置されると共に互いに異なる種類の成膜物質から形成された複数のターゲットと、を備えたPVD処理装置を用いてPVD処理を行うに際しては、前記複数のターゲットのそれぞれの中央から公転テーブルの外接円に引かれた2本の接線の間を基材が通過する間に、当該基材を公転テーブルの公転軸と平行な自転軸回りに、公転テーブルに対して180°以上の角度に亘って自転させると共に、前記公転テーブルの回転方向と全ての前記基材の回転方向とを同方向としつつ、PVD処理を行うことを特徴とする。
本発明のPVD処理装置及びPVD処理方法によれば、基材を自公転させることにより複合皮膜を成膜するに際して、基材の外周面に周方向に均一な厚さで複合皮膜を成膜することができる。
本発明のPVD処理装置の平面図である。 (a)は自転テーブルが自転しない場合における基材の成膜状態を示す図であり、(b)は自転テーブルが自転する場合における基材の成膜状態を示す図である。 (a)は実施例及び比較例に用いられるPVD処理装置を示す斜視図であり、(b)は同装置に設けられる各部材の配置を示す図である。 (a)は実施例のテーブル回転機構を示す図であり、(b)は比較例のテーブル回転機構を示す図である。 (a)は実施例の膜厚測定結果を示すグラフであり、(b)は比較例の膜厚測定結果を示すグラフである。 (a)は周方向に均等な膜厚を有する皮膜を積層した複合皮膜の例(実施例)であり、(b)は周方向の一部が欠落した皮膜を積層した複合皮膜の例(従来例)である。 周方向の一部が重なり合った皮膜を積層した複合皮膜の例(実施例)である。
図面を参照しながら、本発明の実施形態によるPVD処理装置1について説明する。
本実施形態によるPVD処理装置1は、2種類以上のPVD法を交互あるいは同時に用
いて、基材Wの表面上に複合皮膜の成膜を行う装置である。以降の第1実施形態では、PVD法の中でもアークイオンプレーティング法とスパッタ法との双方を用いて複合皮膜の成膜を行うものの例を挙げて、本発明のPVD処理装置1を説明する。
図1は、第1実施形態のPVD処理装置1の構造を示す図である。
図1に示すように、第1実施形態によるPVD処理装置1は、内部が処理室とされた真空チャンバ2を有している。この真空チャンバ2の処理室は、図示しない真空ポンプなどを用いて真空または極低圧まで排気できるようになっている。また、PVD処理装置1は、真空チャンバ2の内部に、複数の基材Wを公転させる公転テーブル3と、この公転テーブル3上でそれぞれの基材Wを自転させる自転テーブル4と、公転テーブル3の径外側に互いに周方向に距離をあけて配置されると共に互いに異なる種類の成膜物質から形成された複数のターゲット5と、を備えている。さらに、上述した公転テーブル3と自転テーブル4とは、テーブル回転機構6によって互いに所定のギア比で回転するようになっている。
次に、PVD処理装置1を構成する公転テーブル3、自転テーブル4、ターゲット5、及びテーブル回転機構6について説明する。
図1に示すように、第1実施形態の公転テーブル3は、公転軸7回りに基材Wを公転させることができる円板状の部材であり、図例では公転軸7が鉛直方向となるように設置されている。この公転テーブル3には、基材Wを搭載した自転テーブル4が、当該公転テーブル3の外縁の近傍に周方向に距離をあけて複数(図例では8つ)配備されている。また、公転テーブル3には、上述した公転軸7回りに基材Wを公転(旋回)させるテーブル回転機構6(後述)が設けられている。なお、本実施形態の公転テーブル3は、上方から見て時計回りに公転する構成とされている。
自転テーブル4は、公転テーブル3より小さな外径とされた円板状の部材であり、上面に基材Wを搭載可能となっている。また、自転テーブル4は、後述するテーブル回転機構6を用いて、公転軸7と平行な自転軸8回りに自転できるようになっている。
上述した自転テーブル4に搭載される基材Wは、例えばドリルやチップなどのように、周方向に沿って円弧状に湾曲した外周面を備えた物品であり、この湾曲した外周面に皮膜を成膜するようになっている。なお、本実施形態では、基材Wに円筒体の物品を挙げているが、基材Wは円筒体に限られない。例えば、先端が尖った円錐状の部材や、複数の円板状の部材を複数枚積層することで全体として円筒状の外形を備えるに至ったような基材セットも本発明の基材Wに含まれる。
ターゲット5は、Ti、Al、Ni、Cといった皮膜の原料となる物質から構成されており、本実施形態では板状に形成されている。このターゲット5には、上述したアークイオンプレーティング用のターゲット51とスパッタ用のターゲット52とがあり、互いに異なる種類の成膜物質から形成されている。これらのアークイオンプレーティング用のターゲット51とスパッタ用のターゲット52とは、公転テーブル3よりもさらに外側に配備されており、公転テーブル3の周方向に距離をあけて配置されている。図例では、公転テーブル3の側方(紙面の上側)にスパッタ用のターゲット52が、また公転テーブル3の公転軸7を挟んでスパッタ用のターゲット52の反対側の側方(紙面の下側)にアークイオンプレーティング用ターゲット51が配備されている。
例えば、図4(a)及び図4(b)に示すように、テーブル回転機構6は、駆動モータで発生した回転駆動力を上述した公転テーブル3と自転テーブル4との双方に伝達してこれらを回転させるものであり、それぞれのテーブル3、4を所定のギア比で回転させることができるようになっている。
具体的には、テーブル回転機構6は、公転テーブル3側に設けられた中心ギア9と、自転テーブル4側に設けられた自転ギア10と、を組み合わせて構成されている。これらの中心ギア9と自転ギア10とは互いに噛み合わされており、図4(a)及び図4(b)に示すように用いるギアの外径や歯数を変化させることで公転テーブル3に対して自転テーブル4をさまざまなギア比で回転できるようになっている。図4(a)は、中心ギア9が大径ギアであり、この中心ギア9に噛み合う自転ギア10が小径ギアの場合である。図4
(b)は、中心ギア9が小径ギアであり、この中心ギアに噛み合う自転ギア10が大径ギアの場合である。
いずれの場合であっても、本発明のPVD処理装置1では、上述したテーブル回転機構6が、複数のターゲット5のそれぞれの中央から公転テーブル3の外接円に引かれた2本の接線L1、L2の間を基材Wが通過する間に、基材Wが搭載された自転テーブル4を公転テーブル3に対して180°以上の角度に亘って自転するように、中心ギア9と自転ギア10の歯数比が決定されている。言い換えれば、接線L1、L2の間を基材Wが通過する間に、公転テーブル3上に設定された公転座標系に対して自転テーブル4が180°以上の角度に亘って自転するようになっている。
なお、上述した中心ギア9は公転テーブル3の下側に配備されており、回転しないように固定されている。そして、この中心ギア9の周囲に自転ギア10が噛合している。この自転ギア10には、図示を省略する駆動モータから回転駆動力が付与されており、付与された回転駆動力を用いて自転ギア10が中心ギア9の外周に沿って移動することで、公転テーブル3と自転テーブル4との双方が回転している。
図1に示すような構成を備えるPVD処理装置1で基材WにPVD処理を行う際には、それぞれの自転テーブル4にまず基材Wを搭載する。そして、駆動モータで発生した回転駆動力を用いて、公転テーブル3を公転軸7回りに公転させる。また、自転テーブル4にもテーブル回転機構6を経由して公転テーブル3から回転駆動力が伝達しているので、公転テーブル3の公転に合わせてそれぞれの自転テーブル4が自転軸8回りに自転する。その結果、自転テーブル4に搭載された基材Wは、公転軸7の回りを自公転するようになる。
このとき、上述したテーブル回転機構6が、複数のターゲット5のそれぞれの中央から公転テーブル3の外接円に引かれた2本の接線L1、L2の間を基材Wが通過する間に、基材Wが搭載された自転テーブル4を公転テーブル3に対して180°以上の角度に亘って自転させる。
このような自公転を実現するテーブル回転機構6を設ける理由を、図1及び図2に示すようなPVD処理装置1を用いて説明する。
まず、スパッタ用のターゲット52の電極面中心からは、公転テーブル3側(公転軸7側)に向かって成膜物質がスプレー状に広がりながら飛散する。より具体的には、スパッタ用のターゲット52から飛び出た成膜物質は、図2(a)及び図2(b)に示すように電極面中心から公転テーブル3側に向かって扇状に拡散して飛散する。このとき、スパッタ用のターゲット52の正面に最も多量の物質が飛散し、ターゲット52に立てた垂線から離れた角度に向かうほど飛散量は減る。つまり、スパッタ用のターゲット52から物質が飛散する範囲は、公転テーブル3の外接円に引かれた一方の接線L1からもう一方の接線L2までの範囲に及び、この飛散する成膜物質中を基材Wが通過する際に基材Wの表面に皮膜が成膜される。
ここで、図2(a)に示すように自転テーブル4を自転させない場合を考える。自転テーブル4を自転させない場合であっても、公転テーブル3自体は公転しているため、公転により基材Wの外周面上に存在する1点(図中に丸印で示す点)が2本の接線L1、L2に挟まれた領域に入る(図中に丸印で示す点が(A)の位置に来る)と、基材Wの外周面にスパッタ用のターゲット52の成膜物質が堆積して図中に黒塗りの円弧線で示すような皮膜が成膜される。
なお、2本の接線L1、L2に挟まれた領域であっても、(A)の位置に到達する前では、スパッタ用のターゲット52が基材W自身の影に隠れるので、基材Wの表面に成膜が行われることはない。
なお、公転テーブル3が公転を続けると、ターゲット5から見て基材Wの位置は水平面上で相対的に変化する。つまり、公転する公転テーブル3上に設けられた基材Wは、自転していなくともターゲット5に対して絶対座標上での位置を変え、成膜物質が堆積する場所も外周面上で変化する。
例えば、基材Wの外周面上の1点に着目して、成膜物質が堆積する基材Wの外周面につ
いて考える。図2(a)において丸印で示される外周面上の1点は、公転テーブル3が公転すると図中の(A)→(B)→(C)というように、一方の接線L1上の位置からターゲット5の正面の位置を経由して、他方の接線L2上の位置まで移動する。一方、このようにターゲット5に対する基材Wの位置が相対的に変化して丸印の位置が(C)まで来ると、上述した黒塗りの場所に隣接した位置にも成膜物質が堆積されるようになり、黒塗りの皮膜に加えてグレーで示した皮膜が新たに形成される。
なお、上述したように基材Wを自転させない場合は、図2(a)に示すように黒塗りの皮膜とグレーの皮膜とを合わせても基材Wの外周面を全周に亘ってカバーすることはできない。それゆえ、図2(a)に示すようなテーブル回転機構6を動作させると、周方向の一部が欠落したような皮膜が基材Wの外周面に成膜される場合が起こりうる(図6(b))。
ところが、図2(b)に示すように公転テーブル3の公転角度に対する自転テーブル4の自転角度の比を大きくすれば、黒塗りの皮膜とグレーの皮膜とを合わせて基材Wの外周面を全周に亘ってカバーすることができ、図6(a)に示すように基材Wの外周面に均質な構造をもった複合皮膜を成膜することができるようになる。
具体的には、上述したテーブル回転機構6を、2本の接線L1、L2の間を基材Wが通過する間に、自転テーブル4を公転テーブル3に対して180°以上の角度に亘って自転させるようなギア比に設定する。このようにすれば、自転テーブル4がより広角度に亘って自転する分だけ上述したグレーの皮膜の範囲が増し、基材Wの外周面に全周に亘って途切れることなく繋がった皮膜が成膜される。
例えば、図2(b)において丸印で示す点が図中の(A’)→(B’)→(C’)と移動し、丸印で示す点が(C’)まで来た場合を考える。この(C’)の位置では、図2(a)のグレーの皮膜より180°広い範囲に亘って、グレーの皮膜が基材Wの外周面に形成され、黒塗りの皮膜とグレーの皮膜とを合わせれば基材Wの外周面を全周に亘ってカバーすることが可能となる。それゆえ、図6(a)に示すように基材Wの外周面に全周に亘って途切れることなく繋がった皮膜が成膜され、基材Wの外周面に均質な構造をもった皮膜を成膜することができるようになる。
上述した例は、スパッタ用のターゲット52を用いて周方向に亘って途切れることなく繋がった皮膜を形成する場合のものであったが、アークイオンプレーティング用のターゲット51に対しても同様に上述した関係を満足するようにテーブル回転機構6を動作させれば、周方向に亘って途切れることなく繋がった皮膜を形成することができ、基材Wの外周面に均質な構造をもった複合皮膜を成膜することができるようになる。
なお、基材Wの外周面に全周に亘って繋がった皮膜を成膜できたとしても、図7に示すように皮膜の中で最初に成膜された部分と最後に成膜された部分とが部分的に重なり合うと、皮膜の厚みにムラが生じて、均質な構造をもった複合皮膜を成膜することが困難になる可能性がある。
このような場合は、2本の接線L1、L2の間を基材Wが通過する間に、基材Wが搭載された自転テーブル4を公転テーブル3に対して360°以上、より好ましくは720°以上の角度に亘って自転させるようにする。そうすれば、皮膜の厚みにムラが無くなって、均質な構造をもった複合皮膜を成膜することが可能になる。具体的には、2本の接線L1、L2の間を基材Wが通過する間に、自転テーブル4を公転テーブル3に対して180°とした場合には皮膜の厚みに±50%程度のバラツキが生じるが、360°とした場合にはバラツキは±30%程度となり、720°とした場合にはバラツキは±10%程度となる。
次に、実施例及び比較例を用いて、本発明のPVD処理方法の作用効果をさらに詳しく説明する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、実験に用いたPVD処理装置1は、外径が400mmφの公転テーブル3上に、外径が160mmφの自転テーブル4を、周方向に等間隔をあけて4つ備えたものである。自転テーブル4に搭載される基材Wは直径が160
mmφの円筒体であり、実施例及び比較例ではこの基材Wの外周面にアークイオンプレーティング法により皮膜を成膜している。
なお、アークイオンプレーティング法に用いるターゲット51は、直径が100mmの円板であり、公転テーブル3の外周縁から径外側に160mmの距離に配備されている。このアーク用のターゲット51に対して150Aのアーク電流を供給すると共に、真空チャンバ2中に室内の圧力が3Paとなるように窒素ガスを供給して成膜を行った。
また、実施例及び比較例は、公転テーブル3に設けられる中心ギア9と、自転テーブル4に設けられる自転ギア10とのギア比を、いずれも表1に示すような値としたものである。つまり、図4(a)に示すように、実施例は、180mmφの直径を有する中心ギア9に対して、60mmφの直径を有する自転ギア10を噛み合わせて自公転させた場合に、公転座標系に対する自転角度が337.5°となった例である。また、図4(b)に示すように、比較例は、90mmφの直径を有する中心ギアに対して、150mmφの直径を有する自転ギアを噛み合わせて自公転させた場合に、公転座標系に対する自転角度が67.5°となった例である。
上述した実施例及び比較例に対して、基材Wを180°の範囲に亘って公転させた場合(図3(b)に示すAの位置からBの位置まで回転させた場合)に基材Wの表面に成膜される皮膜の膜厚を計測した。膜厚の計測結果を、実施例については図5(a)に、比較例については図5(b)に示す。
なお、図5(a)及び図5(b)の縦軸に示される膜厚は、ターゲット5の正面に基材Wが位置するときに成膜された膜厚を基準とする相対値で示している。また、図5(a)及び図5(b)の横軸に示される周方向位置は、ターゲット5の正面に基材Wが位置するときを0°とした場合の角度で示している。
図5(a)に示すように、実施例の膜厚は、周方向位置が−180°〜+180°の範囲に亘って変化した場合に、0.7〜1.0の範囲で変化しており、周方向位置が変化しても膜厚はあまり変化しないことが分かる。これに対して、図5(b)に示すように、比較例の膜厚は、周方向位置が−180°〜−100°、及び+100°〜+180°の範囲において、膜厚が急激に低下しており、膜厚の変化が非常に大きいことが分かる。また、周方向位置が−180°付近や+180°付近では、膜厚は0付近まで小さくなっており、殆ど成膜が行われていないことが分かる。
このことから、上述した2本の接線L1、L2の間を基材Wが通過する間に、自転テーブル4を公転テーブル3に対して180°以上の角度に亘って自転させれば、基材Wの外周面に全周に亘って途切れることなく繋がった皮膜が成膜することができ、基材Wの外周面に均質な構造をもった複合皮膜を成膜することができる。
ところで、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、発明の本質を変更しない範囲で各部材の形状、構造、材質、組み合わせなどを適宜変更可能である。また、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な事項を採用している。
1 PVD処理装置
2 真空チャンバ
3 公転テーブル
4 自転テーブル
5 ターゲット
51 アークイオンプレーティング用のターゲット
52 スパッタ用のターゲット
6 テーブル回転機構
7 公転軸
8 自転軸
9 中心ギア
10 自転ギア
W 基材

Claims (2)

  1. 真空チャンバと、前記真空チャンバ内に設けられた公転軸回りに複数の基材を公転させる公転テーブルと、前記基材を公転テーブル上で公転軸と平行な自転軸回りに自転させる自転テーブルと、前記公転テーブルの径外側に周方向に距離をあけて配置されると共に互いに異なる種類の成膜物質から形成された複数のターゲットと、を備え、
    前記複数のターゲットのそれぞれの中央から公転テーブルの外接円に引かれた2本の接線の間を基材が通過する間に、当該基材が搭載された自転テーブルを公転テーブルに対して180°以上の角度に亘って自転させるテーブル回転機構を有し、前記テーブル回転機構は、前記公転テーブルの回転方向と全ての前記自転テーブルの回転方向とを同方向に回転させる
    ことを特徴とするPVD処理装置。
  2. 真空チャンバと、前記真空チャンバ内に設けられた公転軸回りに複数の基材を公転させる公転テーブルと、前記公転テーブルの径外側に周方向に距離をあけて配置されると共に互いに異なる種類の成膜物質から形成された複数のターゲットと、を備えたPVD処理装置を用いてPVD処理を行うに際しては、
    前記複数のターゲットのそれぞれの中央から公転テーブルの外接円に引かれた2本の接線の間を基材が通過する間に、当該基材を公転テーブルの公転軸と平行な自転軸回りに、公転テーブルに対して180°以上の角度に亘って自転させると共に、前記公転テーブルの回転方向と全ての前記基材の回転方向とを同方向としつつ、PVD処理を行うことを特徴とするPVD処理方法。
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