JP5992161B2 - シートを処理する機械及び水性ニスコーティングされたシートを乾燥する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを処理する機械、特に枚葉印刷機であって、コーティングユニットを備え、単数または複数のコンビネーションドライヤを備え、コンビネーションドライヤは、新しくコーティングされたシートにビームエネルギや加熱された空気を当てるものに関する。
このようなコンビネーションドライヤは、分散ワニスを乾燥するために公知である。コンビネーションドライヤは、多くの場合熱放射体、たとえばカーボン放射体として構成された赤外線放射体を備えており、放射体は、数秒の予備加熱時間を必要とし、したがって印刷ジョブを実行する間は継続的にスイッチオン(接続)されている。約3〜5シート/sのシート搬送サイクルの放射体のオンもしくはオフ(遮断)は、そのような放射体では不可能である。同時に乾燥されるべきシートに、典型的には100°C〜120°Cの温度で熱気が吹き付けられる。このために新鮮空気が用いられ、新鮮空気は、場合によっては予備加熱後に電気エネルギを用いる熱交換機を介して100°Cを超える温度に加熱される。
コンビネーションドライヤにおいて用いられる熱エネルギは、20%を大幅に下回る部分しか蒸発エンタルピーに変換されない。したがって熱気により、乾燥アセンブリおよびその周囲に位置する全ての機械構成要素が加熱される(熱損失)。また、乾燥プロセス後に、高温高湿の排気が吸い出され、戸外へ送られる。赤外線放射体自体は、従来慣用のIRビーム源が放出する0.5μm〜10μmの波長範囲の電磁エネルギをどれだけ強く被印刷物およびその塗工インキが吸収するかに応じて、約10%〜40%の「総合効率」を有する。薄い水性の分散ワニス層は、このために用いられる赤外線放射体のビーム出力のごく僅かな成分しか吸収しない。
既にそのようなコンビネーションドライヤの総合効率を改善する試みが行われており、装置に関する追加手段を介して排気からたとえば熱交換機を用いて熱エネルギが得られ、新鮮空気を加熱するために利用される。しかしながらこれでも乾燥機の出力の約10%の僅かなエネルギ再利用しか実現されない。
さらに公知の熱放射体、たとえばセラミックタイルや加熱された金属ベルトなどの使用により、放射波長をIRスペクトルの波長の長い成分にシフトする試みが成された。そのような放射体の運転温度は、依然として500°C〜800°Cであるので、強制対流および自由対流により極めて多くのエネルギが排熱として当初から失われる。さらに紙は既に200°Cから燃焼し始めるので、シートは、乾燥機の構成要素の高温となる表面に接触してはならない。さらに乾燥機の熱を別の機械構成要素から離間するのは極めて困難である。分離手段は実効性がない。したがって一部では乾燥機の熱にさらされてはならない隣接する機械構成要素に手間の掛かる再冷却が行われる。
コンビネーションドライヤの記載の作用効率の要因としては、その大部分で、乾燥機の熱源のエネルギを分散ワニス層において水分を蒸発させるために必要とされる箇所にもたらすのが困難であることが挙げられる。その原因として、多くの場合においてシート表面への熱気の熱伝達が少なすぎることが推測される。そのような背景から、熱気に関する温度範囲およびノズルの最適化により作用効率を高める試みが成された。そこでドイツ連邦共和国特許出願公開第102007019977号明細書には高温空気乾燥機が記載されており、ここではノズルを通る空気の流出温度は少なくとも300°Cであり、ノズルに対するシートの距離はできるだけ小さく所望される。しかしながらその問題点によれば、乾燥されるべきニスが、短い距離および熱気の高い吹出速度に基づいて、実際に吹き飛ばされ、均等で正確にニス層を乾燥することができない。ドイツ連邦共和国特許出願公開第102006059025号明細書ならびに米国特許出願公開第2004/0060193号明細書および米国特許第6293196号明細書において、ノズルを設け、ノズルから熱気を乱流で高い速度で流出させ、シート表面との良好な相互作用を得ることが公知である。このような手段でも限られた範囲の結果しか得られない。
さらにUVインキおよびUVニスが塗布され、次いでUV放射体により「冷間」乾燥され、つまり反応架橋される、シートを処理する機械が公知である。このような乾燥機では、熱気を追加的に用いる必要がない。その代わりにUV光源自体を冷却するために冷気が要求される。そこで国際公開第2005/093858号パンフレットにおいて面状のUV光源が記載されており、そこでは紫外線を放出するダイオードの行列が用いられる。ダイオードは、ダイオード列の間のスリット状の通路を通る空気により冷却される。水性の分散ワニスを乾燥するためには、そのようなUV光源は不適である。
欧州特許公開第2067620号明細書において、UVまたはIR−半導体光源を基に印刷済みのシートを周期的に乾燥する方法が記載されている。記載の方法は、インキの乾燥に関しており、インキは、半導体光源が放出を行う波長に関する吸収体を有している。水溶性ニスを乾燥するために、前掲明細書では、個別の慣用の熱気乾燥タワーが提供されている。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第102007019977号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願公開第102006059025号明細書 米国特許出願公開第2004/0060193号明細書 米国特許第6293196号明細書 国際公開第2005/093858号パンフレット 欧州特許公開第2067620号明細書
本発明の課題は、使用エネルギをできるだけ効率的に利用するか、もしくは特に良好な総合効率を有する、好適には分散ワニスを乾燥するコンビネーションドライヤを提供することである。
この課題を解決するための本発明の装置によれば、シートを処理する機械、特に枚葉印刷機であって、コーティングユニットを備え、単数または複数のコンビネーションドライヤを備え、コンビネーションドライヤは、新しくコーティングされたシートにビームエネルギや加熱された空気を当てるものにおいて、単数または複数のコンビネーションドライヤが、丸いまたは多角の複数の空気ノズルを備えており、空気ノズルの間に狭い帯状の高出力赤外線光源が配置されており、赤外線光源から、コーティングされたシートに全体で少なくとも25kW/m2のビーム密度が加えられるようになっており、ノズルを通過する加熱された空気の温度は、100°Cを下回り、好適には80°Cを下回る。
好適には、ノズルは、シートをガイドする胴またはシートガイド板から、50mmより小さな距離、好適には10mm〜40mmの距離を置いて配置されている。
好適には、ノズルは、単数または複数の高圧ファンと接続されており、高圧ファンは、5m/sのシート速度で、シート上に、全体で少なくとも3000m3(空気体積)/m2(シート面積)xh(時間)の乱流の空気流を形成する。
好適には、用いられる送風空気の立方メートル当たりの赤外ビームエネルギの比が1m3空気体積当たり2ワット時〜1m3空気体積当たり20ワット時、好適には2.5Wh/m3〜12.5Wh/m3であるように、高出力赤外線光源の数量および/または出力と、高圧ファンの数量および/または出力とが調節されている。
好適には、赤外線光源の放出波長は、1.93μm、2.7μm、4.7μmおよび/または6.3μmである水の吸収帯域(吸収バンド)の単数または複数の波長にある。
好適には、赤外線光源は、半導体光源、好適にはIRダイオードレーザまたはダイオードレーザアレーである。
好適には、赤外線光源は、制御装置と接続されており、制御装置により、IR光源は、サイズに応じて、かつ/またはシート搬送運動のサイクルで接続および遮断されるようになっている。
好適には、シートをガイドする胴またはシートガイド板が冷却されており、各冷却回路からの排熱が、乾燥されるべきシートを予備加熱するために、シート搬送方向にみて単数または複数の乾燥機の上流側に配置されたシートをガイドする胴に供給されている。
好適には、赤外線光源は、単数または複数の冷却体に取り付けられており、冷却体は、冷却媒体回路に接続されており、冷却媒体回路は、送風空気を加熱するために用いられる熱ポンプの一部である。
また、本発明による方法によれば、シートを処理する機械で水性ニスコーティングされたシートを乾燥する方法において、単数または複数のコンビネーションドライヤを用い、乾燥されるべきシートに狭い帯状の赤外線光源から赤外ビームを当て、赤外ビームの波長は、単数または複数の水の吸収帯域であり、赤外ビームのビーム密度は、少なくとも25kW/m2であり、シートに、同時に少なくとも3000m3(空気体積)/m2(シート面積)xh(時間)の空気流を吹き付け、その際、送風空気の温度を、100°Cより低く、好適には80°Cより低く調節する。
好適には、送風空気の温度は、40°C〜60°Cであり、送風空気ノズルの配置および数は、乾燥プロセスの熱伝達係数αが250W/m2Kよりも大きくなるように調節されている。
好適には、使用される送風空気の量に対する使用される赤外ビームエネルギの比を、2Wh/m3空気〜20Wh/m3空気、好適には2.5Wh/m3空気〜12.5Wh/m3空気に選択する。
本発明の思想によれば、最適には、水を蒸発させるために分散ワニス層に及ぼされるべきエネルギは、ほぼ完全にニスの吸収スペクトルに調和された赤外ビームにより得られ、同時にシートに向けられた送風空気が、赤外ビームによりニス層から解放される水蒸気を取り除くかもしくは吹き出す作用を有しており、これには割合低い温度の空気で十分である。このような手段により、熱伝達係数αは、冒頭で述べたコンビネーションドライヤに対して、少なくとも係数2から係数5まで高まり、つまり、α>250W/m2の値が得られる。コーティングされたシート表面の強い通気と高い空気交換率とに基づいて、水蒸気が堆積されず、水蒸気の凝縮(霧化)も生じない。水蒸気の堆積および凝縮が生じると、入射された赤外線が、シート表面に達するまえに吸収されることになる。
このために用いられる暖気は、好適には40°C〜80°Cの温度範囲にある。このような温度範囲は、空気がシートから生じる水蒸気を吸収するのに十分である。
好適には、コンビネーションドライヤは、コーティングユニットの胴、つまりコーティングユニットの圧胴または後続の胴の上側に設置されており、このような胴を介してシートがデリバリに向かって搬送される。空気を供給するために、好適には、高出力ファン、たとえばサイドチャンネルコンプレッサまたはターボ渦流ファンまたは高圧ラジアル送風機が用いられる。そのようなファンは、たとえばドイツのショップハイムにある社名「Gardner Denver Schopfheim GmbH」またはドイツのデッティンゲンウンターテックにある社名「Dietz Motoren GmbH」により提供されている。そのようなファンは、80000Paを超える静圧を形成し、1000m3/h〜2000m3/hの空気量を送り、その際、空気量は、複数のファンの使用により相応に高められる。1時間当たり少なくとも約3000m3(空気体積)/m2(シート面積)が要求され、好適には1時間当たり5000m3(空気体積)/m2(シート面積)の範囲の値が好適である。その際、「シート面積」とは、乾燥域にあるシートの面積と解される、つまり、1.05cmのシート幅で0.27cmの長さでは、ビームおよび送風空気にさらされるシート面積は1.05×0.27m2=0.28m2である。
空気流量に対する乾燥機内でシートに作用する赤外線出力の比は所定の範囲に維持されると好適であることが判った。送風空気温度と、シートに対するノズルフィールドの距離および幾何学形状と、吹出速度の好適な値とを考慮すると、前述の比は、1m3空気体積当たり2ワット時〜20ワット時、好適には2.5ワット時/m3〜12.5ワット時/m3である。
下限を下回ると、十分な乾燥率を得るのが困難であり、上限を上回ると、シート温度を満足できる程度に低く維持して、放出される湿気を吸収して搬出するのが困難である。
水の吸収帯域において放出を行う赤外光源は、IRレーザ/ダイオードレーザまたはダイオードレーザアレイであってよく、エッジ放出型の高出力ダイオードレーザ、端面放出型のダイオードレーザまたはレーザアレイ、たとえば高出力VCSELレーザアレイが用いられる。その他にファイバ結合型のダイオードレーザを用いてもよい。
本発明による乾燥機の低い排気温度とダイオードレーザにより放出される水蒸気の高い堆積とに基づいて、比較的簡単に、排気を露点以下に冷却することができ、このようにして水および場合によっては別の溶剤を凝縮するかもしくは除去することができる(アンモニア)。このようにして排出のないコンビネーションドライヤを形成することができる。
赤外放射体が好適には半導体光源である場合、赤外放射体は、適切な制御装置により、サイズに応じて、シート供給サイクルで接続および遮断することができるので、光源は、シート間隙の間に遮断され、これだけで既に乾燥機の効率を係数2改善することができる。さらに本発明による手段により、冒頭で述べたコンビネーションドライヤと比べて大幅に短い構造長さを実現することができる。
オフセット印刷機を示す図である。 図1に示す印刷機の後方部分を示す図である。 図2に対して択一的な印刷機の後方部分を示す図である。 コンビネーションドライヤを渡し胴の胴軸に対して垂直の断面図で詳細に示す図である。 取り外したプレートの一部を示す平面図である。 図5とは別の構成のプレートの一部を示す平面図である。 12個のバーがまとめられたスタックを示す図である。
以下に本発明の実施の形態を、図面を用いて具体的に説明する。
図1には、タンデム型のオフセット印刷機1を示しており、フィーダ2が設けられており、フィーダ2に、未印刷のパイル(積み紙)3が位置しており、4つの基本色および場合によっては別の2つの特殊色のための6つの印刷ユニット8a〜8fが設けられており、第1のコーティングユニット9aが設けられており、その下流側に2つの乾燥ユニット10a,10bが設けられており、排出されるスタック(積み紙)6を備えたデリバリ5が設けられている。デリバリ5のチェンガイドの付近に、別の4つの乾燥ユニット11a〜11dがシート搬送方向にみて相前後して配置されている。
このような印刷機は、たとえば社名「Heidelberger Druckmaschinen AG」のSpeedmaster XL105-6-LYYLX3により提供される。
4つの乾燥ユニット11a〜11dは、ドイツ連邦共和国特許出願公開第10118757号明細書に記載されているように、挿入モジュールとして形成されている。このような挿入方式の乾燥機は、いわゆるコンビネーションドライヤ(赤外線と熱風との組み合わせタイプの乾燥機)であり、コンビネーションドライヤは、熱気やビームエネルギ、たとえばIRビームを、乾燥されるべきシートに当てる。
図2は、本発明に従って変更されたコンビネーションドライヤを備えた乾燥区間において図1に示す機械の後方部分を示すものである。ここでは符号109bを付したコーティングユニットもしくは圧胴119bに続いて2本の渡し胴120,121が設けられており、胴120は、トランスファータ(Transferter)として公知のように構成されていて、内側に位置するコーティング(ニス引き)されたシート表面が胴表面と接触せずに、エアクッションを介して間隔を置いて保持される。これに対して渡し胴121の表面には、シートが、既に乾燥された裏面で載置される。胴120,121は、循環走行するチェングリッパシステム105にシートを搬送し、チェングリッパシステム105から、コーティングされたシートは、公知のように、スタック106の上に搬送され、そこで積み重ねられる。符号126でシートガイド板を示しており、シートガイド板126を介して、シートは、チェングリッパにより同様にエアクッションを用いて非接触式に送られる。
既に圧胴119bには、胴半径に適合して湾曲されたノズルプレートを備えたコンビネーションドライヤ111aが、約1cm〜約4cmの間隔で配置されている(後述の例1、例2参照)。乾燥機の構造についてはあとの図面につき後述する。第2のコンビネーションドライヤ111bは、第2の渡し胴121に対応して配置されており、そこで胴表面に対して同一の間隔で取り付けられている。
図3に示す択一的な第2の実施の形態では、コーティングユニット109bの圧胴119bの傍に設けられたコンビネーションドライヤ111aの代わりに、シートガイド板126の上方に第2のコンビネーションドライヤ111cが取り付けられている。このようなコンビネーションドライヤは、矩形で平らな形状を有している。その他の構成要素は同一の符号で示し、繰り返し説明することはしない。
図4には、コンビネーションドライヤ111bを渡し胴121の胴軸に対して垂直の断面図で詳細に示す。コンビネーションドライヤ111bは、胴表面の曲率もしくは半径に適合した凹んだ形状を有している。
取り外したプレート131の一部を平面図で示す図5から看取されるように、プレート131は、相互にずらした複数列のノズル134を備えており、ノズル134を通って空気が通流可能である。ノズル134に対してずらして、チェス盤のような配置で、複数の高出力ダイオードレーザ135が、ノズルの間の隙間に嵌め込むように配置されている。ダイオードレーザ135は、いわゆる「垂直スタック型レーザバー;vertikal gestapelte Laserbarren(vertical stacks)」として構成されていて、つまり、30個まで、典型的には6、12または20個の個々のバーがまとめて冷却体に取り付けられている。図7には、12個のバーがまとめられたスタックを示す。冷却体には符号113を付し、赤外ビームを出射する域には符号115を付す。そのようなダイオードレーザ自体は公知であり、たとえばドイツのマインツにある社名「Dilas」により提供されている。ダイオードレーザ135の冷却体113もまたウェブ137に固定されており(図4)、ウェブ137は、ノズルプレート131と乾燥機111bの背壁132との間に延在している。ウェブ137は、背壁132と同様にアルミニウムから成っていて、相互に良好に熱伝達するように結合されている。ウェブ137は背壁132と相俟ってダイオードレーザバー135のための冷却体を形成する。背壁132には、図4に示すように、冷却媒体通路が符号124で示されており、冷却媒体通路124を通って、ダイオードレーザ135から生じる損失熱を導出するために冷却媒体が通流する。
このようにして冷却体に取り付けられたダイオードレーザバー135の温度を20°C〜25°Cの温度範囲に保持することができ、この温度範囲ではビーム放出が最適化されている。
照射されるシートBのコーティング層から放出される水蒸気を吹き飛ばすように働き、かつシート表面上で赤外ビームの早期の吸収をもたらさない送風空気(噴射空気)を供給するために、プレート131のノズル孔にプラスチック小管127が差し込まれている。プラスチック小管127は、分配システム128を介して相互に結合されており、プラスチック小管127には、図示していないコンプレッサ、たとえば上述のサイドチャンネルコンプレッサから、8000Paの圧力で送風空気が供給される。送風空気の温度は約50°Cである。したがって送風空気は、一方では乾燥機と照射されるシートとの間に生じる水蒸気を吸収し、導出するのに十分に高い温度であるが、他方では熱すぎない。熱すぎる場合には、熱エネルギが過剰に消費されることになる。さらに中温の送風空気により、乾燥機111b自体の付近に凝縮水が形成されないよう保証される。
送風空気は、冷却媒体循環路124に接続された図示していない水・空気熱ポンプを用いて加熱され、したがって約25°Cのダイオードレーザの排熱が、50°C〜60°Cの高い温度レベルに変換され、図示していない空気が通流する熱交換機に渡される。ここで言及しておくと、空気は、既にサイドチャンネルコンプレッサにおいて断熱圧縮により約7°C加熱され、コンプレッサ/ファンの排熱もまた送風空気の加熱に利用可能である。したがって送風空気を加熱するための電気加熱装置(慣用の乾燥機で一般的である)は、省略することができる。
送風空気が、比較的小さな熱伝導性のプラスチック材料から成る小管127により、背壁132とプレート131とを通ってガイドされているので、暖かい送風空気は、ダイオードレーザ135から熱絶縁されており、その作用効率が損なわれることはない。さらにダイオードレーザ135の手前に、ダイオードレーザの波長に関して透過性のプラスチックから成るビーム窓139が嵌め込まれており、ビーム窓139により、プレート131もしくはその下に位置する内側スペースが平滑に形成され、湿気および汚れの侵入が防止される。このようにしてプレート131もしくは乾燥機が、ノズル孔を除いて全体的に平滑な表面を有するシートガイド体を形成し、その際、プラスチック小管127の端部から送出される空気流は、乾燥されるべきシートを、圧胴119bもしくは渡し胴121に押し付ける。
ダイオードレーザ135が放出する所定の広がり角では、ダイオードレーザ135の数と、胴121の表面もしくはその上に位置するシートBからノズル孔134までの距離とは、乾燥機の下側を通過搬送されるシートに全面にわたって集中的に赤外ビームが当てられ、その間同時にプラスチック小管127から送出される乱流の空気流がシートBのコーティング層から放出される水蒸気を吹き飛ばすように、選択されている。水蒸気が飽和した排気は、約60°C〜70°Cの温度を有しており、乾燥機の両側ならびにシート搬送方向に対して横向きに、吸込通路136a,136bを介して集められ、そこでは、排気は、図示していない排気通路を介して戸外に吹き出されるか、または、本発明の別の実施の形態では、排気を再利用するために、水蒸気および場合によっては水蒸気に含まれる溶剤成分が圧縮される。
1.93μmである水の吸収線において放出を行う高出力赤外ダイオードレーザは既に公知である。このような高出力赤外ダイオードレーザは、たとえば上述の社名「Dilas」により製造され、社名「Dilas GmbH」の論文「Highpower diode laser modules from 410-2200nm」、著者「Bernd Koehler et al」に記載されている。個々のバーは、15Wの初期出力を有しているので、それぞれ12のバーで約50のスタックを使用する際に、水の吸収線において9kWの赤外ビームが得られる。
高出力ダイオードレーザ135の電気接続部は、接続ブシュに設置され、接続ブシュは、適当なケーブルを介して、印刷機に設けられた乾燥機のための給電キャビネット内に位置する乾燥機制御装置の電源と接続されている。乾燥機制御装置は、ダイオードレーザ135のための初期電流もしくは初期電圧を機械角度に同期化して供給する。このために乾燥制御装置は、印刷機の制御装置と接続されていて、印刷機の制御装置から、現行の機械角度に関する情報の他に、実時間で、別のガイド命令が送られる。したがってコーティングされたシートがダイオードレーザの広がり円錐内でその下側を通走する場合に、ダイオードレーザ135に電圧が供給される。このためにダイオードレーザはグループ毎にまとめて切換可能であり、つまり、シートが「あとで来る」列に位置するダイオードレーザは、相応にあとで接続される。さらにダイオードレーザの外側のグループは、残りのグループとは別に接続および遮断することができる。最大サイズ(判型)よりも小さな紙が印刷される場合、外側のダイオードレーザは遮断される。
以下に、シートサイズ74×105cmを用いた、正確に寸法設定された、印刷機に設けられた本発明による乾燥機の2つの例について記載する。
Figure 0005992161
この乾燥機により135g/m2の坪量で4g/m2のニス塗工量を有する水性コーティングされた枚葉紙は、4.9m/sの印刷速度において、乾燥区間にわたって55%の乾燥率で前乾燥される。2つあとのシート渡し胴において設けられた同一構造の乾燥機により、通走するシートに98%の乾燥率が達成される。
50°Cから70°Cへ送風空気温度を高めると、乾燥率が60%に高くなるので、その際、完全に乾燥するために、第2の乾燥機が用いられる。両方の乾燥機を通走したあとのシート温度は、前者では38°Cであり、後者では場合43°Cである。したがって乾燥後にシートを冷却するための特別な手段は不要である。
Figure 0005992161
この乾燥機では、乾燥機を一度通走すると約95%の乾燥率が達成され、その際、乾燥機の通走後のシート温度は42°Cである。この場合追加的な乾燥機は不要である。
本発明の範疇で、別の構成も実現可能である。したがってたとえば乾燥機111cは、乾燥機111bと完全に同等に形成されているが、その違いによれば、乾燥機は凹状ではなく扁平に形成されている。
もちろん図1に示す印刷機の、第1のコーティングユニット9aの下流側に配置された乾燥タワー10a,10bに、本発明による乾燥機111aもしくは111bを装着してもよく、その際、たとえば乾燥機は、シート渡し胴20aの上側に配置される。たとえば例2における乾燥機の適切な寸法設定では、乾燥タワー10bは省略してもよい。
さらにノズルの間に交互にずらして配置されたダイオードレーザバーの代わりに、図6に示すように、シート全幅にわたって相互に直に接して、シート走行方向にみて相応のノズル列で交互に位置するダイオードレーザアレーを用いてもよい。
さらに赤外線出力は、光ファイバを介して乾燥機にガイドしてもよく、その端部にはプレート131が固定されている。その際、高出力ダイオードレーザは、印刷機の乾燥機給電キャビネット内に配置されている。
1 オフセット印刷機、 2 フィーダ、 3 パイル、 5 デリバリ、 6 シートスタック、 8a〜8f 印刷ユニット、 9a コーティングユニット、 10a,10b 乾燥ユニット、 11a〜11d 乾燥ユニット、 20a,20b 渡し胴、 105 チェングリッパシステム、 106 スタック、 109a コーティングユニット、 111a,111b コンビネーションドライヤ、 113 冷却体、 115 出射域、 119b 圧胴、 120 渡し胴、 121 渡し胴、 124 冷却媒体通路、 126 シートガイド板、 127 プラスチック小管、 128 空気分配システム、 131 プレート、 132 背壁、 134 空気ノズル、 135 (高出力)ダイオードレーザ、 136a,136b 吸込通路、 137 ウェブ、 139 ビーム窓、 B シート

Claims (10)

  1. シートを処理する機械であって、
    コーティングユニットを備え、単数または複数のコンビネーションドライヤを備え、該コンビネーションドライヤは、新しくコーティングされたシートにビームエネルギや加熱された空気を当てるものにおいて、
    単数または複数のコンビネーションドライヤ(111a,111b,111c)が、丸いまたは多角の複数の空気ノズル(134)を備えており、該空気ノズル(134)の間に狭い帯状の高出力赤外線光源(135)が配置されており、該高出力赤外線光源(135)から、コーティングされたシートに全体で少なくとも25kW/m2のビーム密度が加えられるようになっており、ノズルを通過する加熱された空気の温度は、100°Cを下回るようになっており、前記高出力赤外線光源(135)は、半導体光源であって、制御装置と接続されており、該制御装置により、IR光源は、シートサイズに応じて、かつ/またはシート搬送運動のサイクルでシートの通走に応じて接続および遮断されるようになっていることを特徴とする、シートを処理する機械。
  2. ノズル(134)は、シートをガイドする胴(119b,121)またはシートガイド板(126)から、50mmより小さな距離を置いて配置されている、請求項1記載の機械。
  3. ノズル(134)は、単数または複数の高圧ファンと接続されており、該高圧ファンは、5m/sのシート速度で、シート(B)上に、全体で少なくとも3000m3(空気体積)/{m2(シート面積)×h(時間)}の乱流の空気流を形成する、請求項1または2記載の機械。
  4. 用いられる送風空気の立方メートル当たりの赤外ビームエネルギの比が1m3空気体積当たり2ワット時〜1m3空気体積当たり20ワット時であるように、高出力赤外線光源の数量および/または出力と、高圧ファンの数量および/または出力とが調節されている、請求項3記載の機械。
  5. 前記高出力赤外線光源(135)の放出波長は、1.93μm、2.7μm、4.7μmおよび/または6.3μmである水の吸収帯域の単数または複数の波長にある、請求項1記載の機械。
  6. シートをガイドする胴(119b,121)またはシートガイド板(126)が冷却されており、各冷却回路からの排熱が、乾燥されるべきシートを予備加熱するために、シート搬送方向にみて単数または複数の乾燥機の上流に配置されたシートをガイドする胴に供給されている、請求項2記載の機械。
  7. 前記高出力赤外線光源(135)は、単数または複数の冷却体(137,132)に取り付けられており、該冷却体(137,132)は、冷却媒体回路(124)に接続されており、冷却媒体回路(124)は、送風空気を加熱するために用いられる熱ポンプの一部である、請求項1から5までのいずれか1項記載の機械。
  8. シートを処理する機械(1)で水性ニスコーティングされたシート(B)を乾燥する方法において、
    丸いまたは多角の複数の空気ノズル(134)を備え、該空気ノズル(134)の間に狭い帯状の高出力赤外線光源(135)が配置された単数または複数のコンビネーションドライヤ(111a,111b,111c)を用い、乾燥されるべきシートに狭い帯状の前記高出力赤外線光源(135)から赤外ビームを当て、該赤外ビームの波長は、単数または複数の水の吸収帯域であり、赤外ビームのビーム密度は、少なくとも25kW/m2であり、シートに、同時に少なくとも3000m3(空気体積)/{m2(シート面積)×h(時間)}の空気流を吹き付け、その際、送風空気の温度を、100°Cより低く調節し、前記高出力赤外線光源(135)に半導体光源を用いて制御装置と接続し、該制御装置により、IR光源を、シートサイズに応じて、かつ/またはシート搬送運動のサイクルでシートの通走に応じて接続および遮断することを特徴とする、水性ニスコーティングされたシートを乾燥する方法。
  9. 送風空気の温度は、40°C〜60°Cであり、送風空気ノズルの配置および数は、乾燥プロセスの熱伝達係数αが250W/m2Kよりも大きくなるように調節されている、請求項8記載の方法。
  10. 使用される送風空気の量に対する使用される赤外ビームエネルギの比を、2Wh/m3(空気体積)〜20Wh/m3(空気体積)に選択する、請求項8または9記載の方法。
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