JP2007504979A - 印刷機用帯域紫外線硬化装置 - Google Patents

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Abstract

印刷機において紫外線インキ及び被膜を乾燥させるための帯域紫外線硬化システム(10)。複数の直線状紫外線ランプ(44−49)を印刷機の基板(5)の搬送路(60)に横方向に離隔配置する。各ランプの軸を搬送路(60)にほぼ整列させるか、搬送路の各点が少なくとも1つのランプのすぐ下方を通過するようにわずかに傾斜させてもよい。給電(110)及び制御手段は何れのランプを給電するかの選択を可能にするため、不要なランプをオフにして電力を節約することができる。各ランプの給電レベルは可変である。1つの横方向紫外線ランプ(44)を上流に配置して基板が帯域システムを通過する前に硬化を開始させることが可能である。赤外線ヒーター(36)を上流に配置して紫外線インキ及び被膜を予熱し、硬化を促進させて被膜を滑らかにすることができる。

Description

本発明は、紫外線感応性インキ及び被膜を硬化させる紫外線源に係り、さらに詳細には、種々の幅の印刷領域に応じて調整可能なように帯域化された印刷機用紫外線硬化装置に係る。
オフセット輪転印刷機は、画像を担持するプレートシリンダ、インキ付けした画像を受けるインキ転送表面を備えたブランケットシリンダ及びインキ付けした画像が基板に転送されるように紙をブランケットシリンダに押し付けるインプレションシリンダにより、順送りされる紙シートまたは紙ウェブより成る基板上に画像を複製する。基板に適用される平版インキを部分的に吸収させ、主として酸化浸透及び吸収により乾燥することができる。平版インキの乾燥は、どちらかと言えば高い温度で酸化、浸透及び吸収させることにより促進することが可能である。熱を種々の手段で基板に加えるが、例えば、米国特許第5,537,925号は赤外線による熱と加熱された強制空気流とによりインキの乾燥をスピードアップする。
多色印刷では、印刷機はカラー毎に1つ設けた多数の印刷ステーションを有するのが一般的である。乾燥機は印刷ステーション間に配置することが多く、基板が次の印刷ステーションに入る前に各画像を乾燥させる。印刷機の端部において、基板はシートスタッカーへ配送されるのが一般的である。乾燥機は通常、完全に乾燥していない基板の画像が裏移りするのを回避するためにスタッカーの前に設けられる。
多くの例では、印刷済み基板に保護または装飾用被膜が適用される。米国特許第5,176,077号に教示されるように、従来型印刷機に取り付けるための被覆装置が市販されている。かかる被膜は印刷済み基板がスタッカーに送られる前に乾燥しなければならない。
オフセット輪転印刷機や他の種類の印刷機、例えばフレキソ印刷機、スクリーン印刷機などでは紫外線硬化性インキ及び被膜を使用するのがますます一般的になりつつある。紫外線硬化性被膜は他の種類のインキで印刷された画像の上に保護または装飾性被膜として適用される。紫外線硬化性インキ及び被膜は多数の利点を有する。それらは水または揮発性炭化水素成分を含まず、また、他のインキ及び被膜では普通除去する必要があるガスを発生させない。紫外線硬化性材料は、蒸発または酸化により乾燥するのではなく、紫外線の露光により高分子化する。
通常、赤外線乾燥機と呼ばれる赤外線硬化装置は、大部分の印刷機に取り付けるものとして市販されている。これらのユニットは一般的に、紫外線源として管状の石英より成る中圧水銀蒸気ランプを用いている。このタイプのランプは赤外線波長の範囲がかなり広いため、種々の赤外線波長に応答する種々のインキ及び被膜に好適である。従来の管状ランプは印刷経路の幅を横断するように配置される。基板の搬送路に沿って多数のランプを離隔配置させることにより、良好な硬化を得るべく必要に応じて全電力及び露光または滞留時間を増加させる。
水銀蒸気ランプは、硬化を迅速化し、厚い層の紫外線インキ及び被膜を硬化させるに十分な強度の紫外線を発生させるには、比較的大きい電力で駆動しなければならない。かかるランプはまた、無駄なエネルギーとなる可視及び赤外周波数領域でかなりのエネルギーを放出するため、ランプ、基板及び印刷機の過熱を回避するには冷却ファンが必要である。印刷機の能力より小幅の基板を印刷する場合、基板の端縁部を越えて延びるランプ部分からの全ての光線、即ち、紫外線、赤外線及び可視光線は無駄なエネルギーであって、印刷機のコンポーネントに当たるため、印刷機それ自体が不必要に経年変化し、他の損傷を受ける場合がある。
発明の概要
本発明による紫外線硬化ユニットは、印刷機の基板搬送路にわたって互いに横方向に離隔して搬送路の方向にほぼ整列する複数の直線状紫外線放出手段を有する。各紫外線放出手段は硬化帯域を画定する。紫外線放射手段は、不要な硬化帯域の紫外線照射手段が脱勢されるようにそれぞれ別個に制御される。
各紫外線放射手段は、好ましい実施態様では、複数の電力設定点を有するか、または電力レベルを連続して調整できるため、特定の印刷ジョブに用いる特定のインキ及び/または被膜に応じた調整が可能である。
別の実施例において、紫外線硬化ユニットは基板搬送路に横断方向に配置された1つの紫外線ランプを有する。この紫外線ランプは印刷済み基板が主要な複数のランプの下を通過する前に紫外線硬化性インキ及び被膜の硬化を開始させる。
別の実施例では、印刷基板を紫外線放出手段により露光される前に加熱するための赤外線及び/または高温空気式加熱器が配置される。
本願明細書中の用語「基板」は、印刷機により画像、テキストまたは被膜が適用される材料を指す。基板は紙、プラスチックなどの個々のシート、またはかかる材料のウェブである。基板はまた、ボード、段ボール、フォームコア、サインボード、または印刷技術で知られる他の任意の印刷可能な材料などである。用語「帯域」は、基板に適用されたインキまたは被膜を乾燥または硬化させるために熱または紫外線の適用を制御する目的で基板搬送路を分割して得られる帯状の領域のことである。
図1を参照して、該図は、典型的な多色印刷機12に本発明の帯域紫外線硬化ユニット10を取付ける態様を示す。この実施例において、印刷機12はシートが供給されるオフセット印刷機である。このユニット10は、グラビア印刷、フレクソ印刷、スクリーン印刷などのような他の種類の印刷に使用できる。かかる印刷機は通常、12乃至100インチを超える幅の基板上に印刷することが可能であり、毎時1万枚またはそれ以上のシートに印刷できる場合がある。
印刷機12は印刷機フレーム14の右方端部にシートフィーダー16が結合されており、このシートフィーダーからはSで示すシートが1枚づつ次々に印刷機12へ送り込まれる。左方端部には、印刷及び乾燥済みのシートSが集められ積み上げられるシート配送スタッカー18がある。シートフィーダー16と搬送スタッカー18の間には、実質的に同一の4つのオフセット印刷ユニット20A乃至20Bがある(2つだけを示す)。本発明は特定の印刷機における印刷ステーションの数には左右されない。
図1に示すように、各印刷ユニット20A−20Bは従来型設計であり、各ユニットは、プレートシリンダ22、ブランケットシリンダ24及びインプレッションシリンダ26を有する。インプレッションシリンダ26の印刷したばかりのシートは、トランスファーシリンダT1、T2及びT3により次の印刷ユニットへ転送される。印刷ユニット20Dの平版印刷したばかりのシートは、最後の印刷ユニットDと硬化ユニット10の間に位置する被膜ユニット28により保護被膜を施される。被膜ユニット28は米国特許第5,176,077号に開示された被膜ユニットでよく、この特許は全ての目的のために本願の一部として引用する。他の被膜ユニットも所望に応じて使用可能である。
印刷ユニット20Dからの印刷し被膜したばかりのシートSは、参照番号30で総括的に示す配送コンベアシステムにより配送スタッカー18へ送られる。この実施例の配送システム30には幾つかの乾燥硬化ユニットが取り付けられているが、このユニットは基板S上のインキ及び被膜を配送スタッカー18へ送られる前に乾燥硬化させる。熱乾燥ユニット36は、放射熱ランプ組立体38、エクストラクターヘッド40及び温度センサー42を備えている。熱乾燥ユニット36の好ましい態様は2000年8月25日付け米国特許出願第09/645759号に記載されており、この出願を全ての目的のために本願の一部として引用する。1またはそれ以上の紫外線ランプがコンベア30を横切って配置された従来型紫外線硬化ユニット44は、熱乾燥ユニット36の下流に位置する。本発明による帯域紫外線硬化ユニット10は、従来型紫外線効果ユニット44の下流においてコンベア30の上方に位置している。用語「下流」は、印刷ユニット20Dからの印刷済み基板が最初に熱乾燥ユニット36の下方を通過した後、紫外線硬化ユニット44の下方を通り、最後に帯域硬化ユニット10の下方を通ることを示す。ユニット36、44、10のような他の乾燥及び/または硬化ユニットも、所望に応じて印刷ステーション20Aと20Bの間、20Bと20Cの間、及び20Cと20Dの間に設けることができる。
典型的な印刷動作を説明すると、シートフィーダー16からの基板Sは次々に印刷機12へ送り込まれる。各シートSは印刷ステーション20A−20Dを次々に通過するが、その際基板上に多色のテキスト及び画像が印刷される。被膜ユニット28は印刷済み基板の一部またはその全体に保護または装飾用被膜を適用することができる。印刷ステーション20A−20Bは従来型インキまたは紫外線硬化性インキを適用できる。被膜ユニットは通常、紫外線硬化性被膜を従来型インキのテキストまたは画像の上に適用する。本願は主として紫外線硬化性インキまたは被膜の硬化に係るもので、たとえそれが従来型インキで印刷されていても紫外線硬化性インキまたは被膜を有する任意の基板に使用できる。
紫外線硬化性インキ及び被膜の硬化には不要であるが、熱乾燥ユニット36は幾つかの理由により好ましいものである。熱それ自体では紫外線硬化性インキまたは被膜は硬化しないが、かかる材料の硬化速度は温度による影響を受ける。従って、基板S上の紫外線硬化性被膜を既知の、または最低の、温度に加熱することによりユニット44及び10による硬化速度を増加させ、紫外線ユニットによる硬化の反復性を改善することが望ましい。上述の特許出願に記載されたユニットは、基板温度の選択及び自動制御を可能にする点で好ましいものである。
熱乾燥ユニット36により基板上の紫外線硬化性フィルムを加熱すると、フィルムに滑らかな表面を形成する助けになる。フィルムを加熱すると、熱流が発生して表面張力がフィルム表面を自然に滑らかにする。これにより、しばしば梨地模様効果として知られるものを減少または消滅することができる。典型的な紫外線硬化ユニットは基板上の被膜の加熱も行うが、加熱により表面が滑らかになる前に紫外線による硬化が部分的に起こり、熱流が制限されるか阻止される。紫外線硬化ユニットの上流で加熱を行って、紫外線による硬化が起こる前に被膜が滑らかになる時間があるようにするのがより効果的である。
この実施例において、紫外線硬化性インキ及び/または被膜を有する基板が熱乾燥ユニット36の下方を通過した後、開始手段として働く従来型紫外線硬化ユニット44の下方を基板が通過する。このユニット44は紫外線硬化性インキまたは被膜の硬化には不要なものであるが、その理由は、主要な紫外線硬化ユニット10が紫外線硬化性材料の完全な硬化を行えるからである。フレクソ印刷機にはこれは通常使用されない。しかしながら、使用する場合は、従来型ユニット44が基板の主要ユニット10への到達前に紫外線による硬化を開始させることができる。これは主要なユニット10の効率を事実上改善すると考えられており、全体の電力消費量を減少させることができる。上述したように、ユニット44は、集束反射器を有する1またはそれ以上の従来型紫外線硬化ランプ、例えば、水銀蒸気ランプを備えることができる。40インチ幅の印刷機では、ランプの幅は通常約42インチであり、コンベア31上を搬送される基板の通路に垂直に、即ち、それを横断する方向に位置する。ユニット44は空気冷却型で、そして/または冷却される紫外線ランプが実際の紫外線ランプと基板の間に水冷管を備えるものでよい。
図2は、図1の紫外線硬化ユニット10の一実施例の一部、とくに、紫外線放射手段相互の位置関係及び図1の配送システム30上を運ばれる印刷済み基板Sに関する位置関係を示す。矢印42で示すように、基板Sは紫外線硬化ユニット10の下方の搬送路上を図2の下方から上方へ移動する。この実施例において、基板Sの最大幅は40インチである。6個の管状水銀蒸気ランプ44、45、46、47、48、49が紫外線放射手段として使用される。各ランプ44−49の公称直径は1インチ、公称光放射長さは約12インチである。各ランプを、硬化ユニット10がその上に組立てられる主要な構造要素を形成するプレート52(仮想線で示す)の矩形の開口50の上方に位置するものとして示す。各開口50の長さは約12インチでランプ44−49の長ささと同じであり、幅は約3インチである。ランプ44−49及び開口50は、図2において垂直である基板Sの搬送方向42から約33度傾斜している。
好ましい実施例の特定の寸法及び角度は、以下において詳説する幾つかの理由で選択された。これらの理由を理解すると、他の寸法及び角度でも任意の公称印刷幅を有する印刷機でも本発明の利点が得られることが明らかであろう。
図2に示すようなランプ44−49の配置により、基板搬送路上には破線60で分割表示された6つの別個の紫外線硬化帯域54、55、56、57、58、59が画定される。各帯域の幅は約6インチであり、全体の露光幅は約42インチである。帯域54及び59は、ランプ44及び49の端部効果を補償し、全幅の基板Sの端縁部がいっぱいの紫外線を確実に受けるように最大幅40インチの基板Sの端縁部を越えて約1インチ延びている。各帯域54−59はそれぞれランプ44−49のうちの1つで主として露光される。各ランプ44−49はそれぞれ別個に給電されるため、特定の印刷ジョブで不要な場合は給電を停止することができる。例えば、基板Sの幅が約20インチである場合、ランプ44及び49は20インチ幅の基板Sのいかなる部分もこれら2つのランプの下方を通過しないため電源を切ることができる。多くの印刷ジョブは全幅未満の基板の印刷であるため、この帯域方式によると、ランプ44−49にとってかなりの量の電気エネルギーが節約され、除去しなければならない無駄な熱が減少する。ランプ44及び49が20インチ幅の基板の印刷時にオン状態のままであれば、ランプ44及び49が発生する紫外線及び熱は全て例えばコンベアシステム30の印刷機コンポーネントに向かうため、不必要な経年変化及びかかるコンポーネントの他の損傷が生じることになる。
ランプ44−49は実質的に基板Sの搬送路に整列した状態に配置される。即ち、ランプ44−49の中心軸または長手方向は搬送路42に実質的に平行である。基板の幅にわたって露光が均等になるように幾分傾斜させてもよいが、その傾斜角度は45度未満でなければならない。これにより、従来技術の横方向ランプで得られるよりも長い滞留または露光時間が得られる。このように滞留時間が増加すると、紫外線インキまたは被膜の硬化が改善され、製造速度が増加する。従来技術の管球を横方向に配置するシステムでは、搬送路42に沿って離隔した位置に印刷機の幅全体にわたって多数の横方向に延びる管球を配置することにより全体の滞留時間を増加させる。横方向に延びるランプでは本発明のように帯域を別個に制御することができない。さらに、横方向に延びるランプの構成では、基板の搬送路に実質的に整列したランプによる長時間の連続露光は得られず、一連の短時間露光が行われることになる。
ランプ44−49の公称紫外線放射長さは12インチであるが、通常は端部効果により各端部では約1インチの所から実効紫外線出力が減少する。図2からわかるように、ランプ44−49は端部がそれぞれの帯域54−59の端縁部を越えて延びるように配置されている。従って、隣接する帯域54−59間の分割線60上にある基板搬送路の部分は、隣接する2つのランプ44−49にさらされるため帯域54−59の中心にある部分と総量がほぼ同じ露光を受ける。上述したように、帯域54及び59の最も外側の端縁部は端部効果を補償するために基板Sの最大幅を越えて延びている。
図3は、本発明によるランプ44及び完全なランプ組立体68の断面図である。ランプ44に加えて、この組立体68は反射器70、熱シンク72及び空気導管74を有する。離隔した空気ジェット78を有する小さな圧縮空気管76は熱シンク72のスロット内に支持される。図3に示すように、ランプ44−49は全て反射器及び冷却組立体内に収容されている。熱シンク72の内側表面は反射器70と同一形状であり、反射器70から熱シンク72への熱伝達を改善する密接接触関係にある。熱シンク72の内側表面を高度に研摩するか反射性材料を被覆すれば、反射器70は無くてもよい。
図3に示すように、反射器70は内側表面が高度に研摩されたアルミニウムの実質的に半円筒体である。この反射器形状及びランプ44の配置を用いると、ランプ44からの放射がハウジング68からほぼ下方に図2の開口50を介して配向される。熱シンク72は、反射器70の形状にマッチする内側の半円筒形表面と、外側表面上の複数の熱伝達フィン82を有する押出し成形したアルミニウム部品であるのが好ましい。空気導管74は熱シンク72のフィンのある外側表面と係合して、冷却空気を強制的にフィン82に流す制御空気流通路を提供する。空気管76はランプ44にほぼねらいを定めた一連のベントまたはジェット78を介してきれいな、即ち、埃のない冷却空気流を提供する。これらの空気ジェット78によりランプ44上に埃や粉末の堆積が阻止される。
空気ジェット78はまた、動作時にランプ44を冷却し、ランプがオフの時は冷却をスピードアップする。また、本発明の実施例に用いる短いランプは長いランプと比べて自然冷却が速い。ランプ44のような水銀蒸気ランプは水銀が十分に冷却されて液体の状態に戻るまで再スタートできないため速く冷却するのが望ましい。本発明によると再スタート時間が短くなるが、これには幾つかの利点がある。基板Sの運動が何らかの理由により停止すると、通常は熱乾燥ユニットと紫外線ユニットの両方をオフにして基板の過熱を回避する必要がある。しかしながら、これは、紫外線ランプが十分に冷えるまで印刷機を再スタートできないことを意味する。印刷機を修理、保守または調整のために開かなければならない場合、作業員による紫外線露光を回避するために通常は紫外線ランプをオフにする必要がある。たとえ調整を迅速に行うことができても、紫外線ランプが十分に冷えるまでは印刷機を再スタートできない。再スタート時間が長い横方向ランプを有する一部の紫外線硬化ユニットでは、印刷停止時または印刷機の修理、保守または調整時に紫外線をブロックするための機械式シャッターが設けられている。シャッターを用いると印刷機を即時に再スタートできるが、シャッターはシステムのコスト及び複雑さの増加要因となる。本明細書に述べる実施例は、再スタート時間が短い短い空冷ランプを使用するためシャッターの必要性が低いかまたは存在しない。例えば、典型的な42インチの横方向水銀蒸気ランプの再スタート時間は約5分であるが、この実施例の12インチの空冷ランプは約1分半で再スタートできる。
ランプ44−49からの紫外線の放射方向の調整は、出力の大部分が基板S上に開口50を介して差し向けられるように反射器70により行われる。従来技術の紫外線システムは、一般的に、基板表面上に紫外線ランプの出力を鋭く集束して基板上に最大強度が得られるように設計されている。このような集束を行うには、従来技術のランプを基板からある特定の距離だけ離す必要がある。好ましい実施例では、反射器は基板S上に鋭い直線状の焦点を形成するような形状になっておらず、開口50を介して広い、拡散したビームを提供するように設計されている。開口50の長さは約12インチ、幅は約3インチである。この構成によると、各ランプ44−49は、少なくとも開口50の寸法で開口50の両側に幾分延びる基板領域に実質的に均等な紫外線露光を与える。集束の目的で硬化ユニット10を基板Sから任意特定の距離だけ離す必要はない。従って、このユニット10は、印刷済み基板からの距離が様々である種々のタイプの印刷機に用いることができる。通常は基板Sに近い所に位置するステーション間の場所と共に通常は基板Sからさらに離れた所に位置する同じ印刷機をスタックコンベアにも使用できる。
図4は、図2の本発明の実施例による紫外線硬化ユニット10を組立てた状態で示す斜視図である。図2に示すように、ランプ44−49及び組立体68(図3を参照)は開口50(図2を参照)を有する平坦なプレート52上に組立てられる。組み立てられた後上方から見ると、6個の空気導管74がプレート52上に位置する。一対の空気マニホルド90、92は、空気導管74の両端部においてプレート52の2つの端縁部に沿う位置にある。各空気導管74の一方の端部はマニホルド90内に開口し、反対の端部はマニホルド92内に開口する。取付け具94、96はそれぞれマニホルド90、92の一方の端部に接続されている。取付け具94、96は冷却空気流を受けるために空気ホース、パイプなどに接続するようになっている。空気流は正圧の強制空気流か吸引または真空流でよい。何れの場合でも、空気流は各ランプのハウジング68の空気導管74に供給されて熱シンク72を冷却し、それによりランプ44−49を冷却する。
一対の迅速接続カップリング98、100はそれぞれマニホルド90、92上に取付けられている。各カップリング98、100は、各ランプ44、49の各端部への個々の電気的接続を可能にする6個の別個に電気ソケットを有する。これにより、各ランプへの給電を別個に制御することが可能となる。カップリング100は圧縮空気を受ける6個の空気ホースカップリングも備えている。カップリング98、100からランプ44、49への電気接続手段、即ち配線は空気マニホルド90、92内に配置すると便利である。カップリング100からの圧縮空気管も空気マニホルド92内に配置して図3に示す空気管76と接続する。
図4に示す組立て済み紫外線硬化ユニットは、プレート52の適当な位置に形成した孔部にボルト締めすることにより図1に示すような印刷機12に取付けることができる。迅速接続カップリング98、100により、硬化ユニット10の印刷機への取付け及び取外しに要する時間が減少する。一部の印刷動作において、印刷ジョブの一部は紫外線硬化性インキまたは被膜を使用しない。かかるジョブの間、紫外線硬化ユニット10を取外すことにより、埃や従来のインクを用いた印刷に意図的に使用されることの多い粉末の蓄積を回避するのが望ましい。迅速接続カップリング98、100及び硬化ユニット10のモジューラ型組立体により、取付け及び取外しが容易になる。また、取付け及び取外し時に硬化ユニット10を安全且つ効率よく取り扱えるように、空気マニホルド90、92に取手91、93を取付けるのが望ましい。一部の印刷機タイプでは、取手をマニホルド90、92上でなくてプレート52上に配置する方が望ましい場合がある。
図5は、図2のランプ44、49に給電するための電気系統の実施例の一部を示す概略図である。この系統は、二重の出力バラストまたは変圧器110を有し、これは2つのランプ112、114を給電する。各ランプ112、114の第1端部はバラスト110の共通出力116に接続されている。バラスト110の電力出力118は1組で3つのリレー120、121、122及び3つのキャパシタ124、125、126を介してランプ112の第2の端部に接続されている。バラスト110の電力出力128は、1組の3つのリレー130、131、132及び3つのキャパシタ134、135、136を介してランプ114の第2の端部に接続されている。
この実施例において、バラスト110の入力111には480ボルト三相電力線の2つの相から電力が供給される。出力118及び128は共通のリード線116に関して460ボルトの電圧をランプ112、114へ供給する。ランプ電圧がこのように比較的低いのは、長さが12インチに過ぎないランプ44−49を用いる利点の1つである。ワイヤの絶縁材、リレー120−122、130−132及びキャパシタ124−126、134−136のような定格600ボルトの標準の電気コンポーネントが多数存在する。長いランプを用いる場合は、一般的に600ボルトよりも高い電圧が必要である。600ボルトより高い電圧定格の電気コンポーネントも手に入れることができるが、それらは格段に高価な傾向がある。600ボルトを超える電圧では大きな安全保護が必要である。
図5の回路は、各ランプ44−49の給電を独立に制御し、3つの異なる選択可能な電力レベルを提供できる。例えば、リレー120を閉じると電流をキャパシタ124を介してランプ112へ流すことができる。リレー120及び121を閉じると電流をキャパシタ124及び125の両方を介してランプ112へ流すことができる。リレー120、121、122を閉じると、電流を3つのキャパシタ124、125、126の全てを介してランプ112へ流すことができる。キャパシタ124−126を適当に選択することにより、例えば1インチ当たり125ワット、1インチ当たり250ワット、1インチ当たり400ワットの3つの電力レベルをランプ112に供給できる。1インチ当たり400ワットを超える電力レベルは、有用な紫外線の相対的部分が高い電力レベルで低下するため、即ち、効率が減少するため一般的に好ましくない。
図5の回路は、各ランプ44−49につき多数の選択可能な電力レベルを提供しながら種々の態様で変形可能なことが明らかである。例えば、さらにリレー及びキャパシタを付加してさらに多数の電力レベルを提供することが可能である。バラストの電力リード線と、異なる値を有する2つのキャパシタの間に2つのリレーを接続する場合、リレーの一方または両方を選択することにより3つの電力レベル(電力0を1つの電力レベルと考えれば4つ)を提供できる。同じようにして、種々の異なる値を有する3つのキャパシタと3つのリレーのセットにより、電力0を1つのレベルと考えれば8つの電力レベルを提供できる。
ランプ44−49へ供給される電力を連続的に制御して電力設定の数を事実上無限にするのも望ましい。図5の回路の代わりに市販の種々の制御型蛍光バラストまたは電子バラストを用いて各ランプ44−49の給電を連続的または無限に制御することができる。
図5に示すランプ112、114は図2のランプ44−49の任意の2つである。ランプ44及び49を単一のバラストで駆動する場合、ランプ44、49が必要とされない動作条件下でバラストからの給電を完全に停止することができる。同様に、ランプ45及び48を同じバラストから給電するのが望ましい。何れの場合でも、図5に示す回路を3組用いると、1セット6個のランプ、例えば、図2のランプ44−49の各々に3つの選択可能な電力レベルを提供できる。図5のリレー120−122及び130−132は所望に応じて手動スイッチで制御することができるが、システムオペレータ及び/または印刷機コントローラへの接続により提供される入力に応じてコンピュータまたはプログラムされた論理アレイにより制御するのが好ましい。例えば、オペレータは特定の印刷ジョブの基板Sの幅及び各帯域に用いる紫外線インキ及び被膜のタイプ、カラー及び厚さを入力できる。これらの入力の一部は印刷機12が使用するインキ溜め制御信号から自動的に供給するようにしてもよい。かかる入力に応答して、システムは適当なリレー120−122などを駆動することにより帯域54−59につきランプ44−49を必要に応じて適当な電力レベルに作動する。
紫外線硬化性インキ及び被膜の厚さとカラーは共に、完全な硬化を得るに必要な紫外線強度及び滞留時間を決定する。被膜は一般的に薄く、浮き汚れがあっても透明であるため、必要とする紫外線エネルギーは通常は少ない。紫外線インキは通常は不透明であり、被膜で覆われている場合は厚さを事実上増加しているため、基板まで硬化させるにはより多くの紫外線エネルギーを必要とする。所与の印刷ジョブでは、ランプ44−49は図2の帯域54−59のそれぞれに適用されるインキ及び被膜に応じて異なるレベルで給電することができる。例えば、帯域55の紫外線硬化性材料だけが透明な紫外線被膜である場合、帯域55を完全に硬化させるには最も低い電力レベルで十分である。帯域56が黒い紫外線被膜または紫外線インキを含む場合、その領域には最高の電力レベルが必要である。また、被膜及びインキは基板Sの中間部よりも外側端縁部近くの方で厚くなる傾向があることが知られている。従って、基板Sの幅全体に同じ被膜を設けることが望ましい場合でも、通常は端縁部近くのランプを基板Sの中心近くよりも高い電力に設定にする必要がある。インキ溜め制御システムは通常は印刷機の適当な場所に適量の各カラーのインキ及び被膜を供給するように指示するため、1つの実施例では、これらの信号をプログラムされた論理アレイへの制御入力として使用して何れのランプ44−49を作動すべきか、そして何れの電力レベルを供給すべきかを選択することができる。
この実施例の利点を確保しながらランプ44−49の寸法、角度及び配置を多種多様に変化させることができる。さらに多くの、または少ないランプを用いてもよい。さらに長い、または短いランプを使用することが可能である。これらの変更の一部によると、硬化ユニット10を取付けるための種々の空間を備えた種々の印刷機モデルへの硬化ユニット10の使用が容易になる。これらの変更は所望の滞留時間に応じて行う場合があるが、これは紫外線硬化性被膜及びインキの種類及び印刷機の速度により左右されるであろう。これらの変更は、種々のタイプのランプが種々の異なる紫外線強度レベル及び種々の周波数を与えるため、紫外線源としての特定タイプのランプに応じて行うことができる。
上述した実施例は、公称40インチの印刷幅を有する印刷機に6個の帯域を備えた紫外線硬化ユニットを提供する。この実施例は、80インチまたは113インチまたはそれ以上のような他の公称印刷幅の印刷機(例えば、フレクソ印刷の幅は130インチもある場合がある)に使用するために容易に拡張できる。例えば、80インチの印刷機では、プレート52の幅を2倍にし、開口55及びランプハウジング68の数を倍増することができる。傾斜角度及びランプハウジング間の間隔を同じにすることができる。これは硬化ユニット10のうちの2つのユニットを並置して用いることにより達成可能である。
一定幅の印刷機、例えばこの実施例の40インチの印刷機ではランプの数を所望に応じて増減することが可能である。例えば、硬化ユニット10に7番目のランプを付加するのが望ましい場合がある。これにより硬化ユニットから得られる紫外線の全エネルギーが増加する。傾斜角度を約25度乃至27度に減少し、ランプのハウジング68間の間隔を減少してもよい。角度を減少すると基板S上の任意所与の点の滞留時間が増加し、その点へ送られる全エネルギーが増加する。同様に、ランプを5個だけ用いるのが望ましい場合、傾斜角度を約40度に、ランプハウジング間の間隔を増加しても良い。
上述したように、この実施例の利点を確保しながら寸法、角度及び配置を種々の態様で変更することができる。例えば、直線状のランプ44−49を基板Sの搬送方向と整列させると硬化のための滞留時間が長くなるため、12インチより長いランプを使用するのが望ましい場合がある。使用するランプの数が同じであれば、この変更により滞留時間を長くすることができる。長いランプを、上述の実施例の33度より小さい角度だけ搬送路42から傾斜させる。基板Sの幅全体にわたって均等な紫外線強度を得るためにランプの端部のオーバーラップがほぼ同じになるようにするべく小さい角度を選択することが可能である。しかしながら、12インチよりも長いランプの場合、ランプの駆動に必要な電圧は600ボルトより高くなるため、好ましい実施例の電気コンポーネント及び安全性の利点の一部が失われる可能性がある。
40インチ幅の印刷機に少数の長いランプ、例えば18インチのランプを5個この実施例とほぼ同じ角度だけ傾斜させて用いることも可能である。しかしながら、これにより多数の利点が失われる。帯域が少なくなるため不必要な帯域をオフにすることにより電力を節約しシステムコンポーネントへの紫外線の露光を減らす機会が減少するであろう。電圧を高くしなければならないかもしれない。実際は滞留時間は本質的に増加しないであろう。
特定のランプの傾斜角度は、基板Sの幅にわたり均等な露光を得るに必要な小さい値に選択するのが好ましい。最も小さい角度では所与の長さのランプの滞留時間は最長となる。45度未満の角度では従来型横方向ランプに比べて滞留時間が実質的に増加する。そのため0と45度の間の角度が好ましい。ランプをどのようにして傾斜するかは問題とならないはずであるため、好ましい角度はプラス45度とマイナス45度の間の値として表すことができる。任意所与の印刷機の好ましい角度は、印刷機基板の最大幅、所望の帯域の数、及び基板の幅にわたり均等な露光を与えるに十分なランプ端部のオーバーラップを与える特定の幾何学的関係に依存する。任意所与の長さのランプでは、これらのファクタを用い上述の実施例に鑑みて好ましい傾斜角度を選択することができる。図2の実施例ではランプの角度は約33度である。7番目のランプを付加する場合の角度は約26度に減少するであろう。従って、全て基板の搬送方向の何れかの側で測定して、角度を35度未満にするのが好ましく、約28度未満にするのがさらに好ましい。
この実施例では、紫外線硬化ユニット10のうちの2つのユニットが40インチ幅の印刷機に設けられている。2つのユニット10は一方が他方の下流に位置するよう直列に配置されている。所与の印刷ジョブではただ1つのユニットへの給電が必要である。しかしながら、厚い、またはカラーの被膜または黒い紫外線インキを用いるジョブでは両方の硬化ユニットを使用する必要がある。直列の2つのユニットと、各ランプにつき3つの電力設定を有する図5のランプ給電系統を用いると、各硬化領域につき合計で6つの電力設定を事実上利用できる。ランプの給電に電子バラストまたは制御型蛍光バラストを用いる場合、連続的な制御が可能である。2つの硬化ユニット10を直列で用いることにより、各帯域の滞留時間を、長い滞留時間を得ようとしてランプを長くした場合に必要となる高電圧のような問題点なしに増加することができる。
図6は、2つの硬化ユニット10を同時に使用する限り紫外線ランプを基板搬送路の方向に傾斜なしに整列させることが可能な別の実施例を示す。このように整列させると所与の長さのランプにつき滞留時間が最長となる。図2に関連して上述したように、各ランプ44−49及び反射器70は、開口50の領域に少なくとも等しい基板の領域を実質的に均等に露光する。図示の構成によると、基板Sの全ての部分がランプハウジングのうちの1つのすぐ下方を確実に移動することになる。
図6は、基板Sが2つの硬化ユニット144及び146の下方を下から上へ移動する態様を示す。各硬化ユニット144、146はそれぞれ取付けプレート152、154の7個の開口148、150で表される。各開口の寸法は約3×12インチである。各開口148、150の長手方向は基板Sの搬送方向142と整列関係にある。図2、3及び4に示すように、紫外線ランプ組立体は各開口148、150の上方に取付けられている。開口は基板Sにわたって横方向に約3インチだけ離隔されている。即ち、幅と間隔が同じである。開口150も同様に基板Sの横方向にわたって約3インチ離隔する関係にあるが、開口148とは同じ距離だけずれている。従って、開口148の端縁部が開口150の端縁部及び基板の搬送路方向142と整列する。硬化ユニット144及び146の組み合わせを用いると、各々が3インチ幅の14個の別個に制御される帯域に分割された42インチ幅にわたって均等な露光が得られる。これはこの実施例の基板Sの最大40インチの幅をカバーする。図5の給電システムは、各帯域に3つの電力レベルを提供し、特定のジョブについて不要の場合は各領域をオフにすることができる。この図6の実施例は、プレート152、154の幅を増加してランプの数を増やし、硬化帯域の数及び露光可能な搬送路の幅を増加させるだけで任意所与の印刷機に容易に適用される。
上述の実施例の開発時に、ランプ組立体68の間隔及び組立体が発生する紫外線パターンにつき幾つかの想定をした。最初に、隣接するランプ組立体68間にはランプ交換、クリーニングなどのためにアクセスを行えるよう少なくとも約1インチの間隔が必要であると考えた。また、所望の紫外線強度は組立体68のすぐ下方、即ち、図2の開口50及び図6の開口148、150に対応する空間の上方にのみ得られるとも考えた。第1の実施例をテストして、少なくとも一部のランプ組立体では、開口50よりも広い領域に高レベルの紫外線が得られることが判明した。また少なくとも一部のランプ組立体では、組立体を本質的に互いに接触関係で並置できることがわかった。
図7は、複数の直線状紫外線源が基板Sの搬送路に直接整列して配置される別の実施例を示す。この実施例では、鏡像関係にある硬化ユニット160及び162はそれぞれ6個のランプ組立体166及び168を有し、それらは図3の組立体68と同じでよい。これらのユニット160、162は基板Sの中心線170で出会うように互いに隣接配置されている。各ランプ組立体166、168は上述の実施例に示したように開口の上に配置される。この実施例において、開口は8分の1インチだけ分離することができる。この間隔により隣接するランプ組立体166、168は本質的に互いに接触する状態で配置される。硬化ユニット160は組立体166に冷却空気を与える2つの空気マニホルド172、174を有する。迅速接続ブロック176及び178は、他の実施例につき上述したと同じ態様でランプ組立体166に対する電気接続及び空気接続を行うために設けられている。同様に、硬化ユニット162は空気マニホルド180、182と隣接接続ブロック184、186を有する。
ランプ組立体166及び168は、これらのランプ組立体より広い基板Sの領域にわたり紫外線を良好に露光する。ランプ組立体166、168のオーバーラップする紫外線パターンにより、基板Sが図7の実施例の下方を移動するとその基板の幅全体にわたって均等な紫外線が露光される。図7に示す構成によると、硬化ユニット160、162は最大40インチ幅の基板Sを紫外線により硬化することができる。この実施例において、最も外側のランプの中心間の間隔は約40インチであるため、それらのランプの中心を40インチの基板Sの端縁部に合わせる。それにより、この基板の幅にわたって12個の硬化帯域が得られる。図5の給電回路によると、各帯域は3つの異なる電力レベルを有する。変形した回路または電子バラストを用いると、さらに多い電力レベルまたは連続的に変化可能な電力レベルが各帯域に提供される。
上述したように、均等な被膜が望ましい場合でも被膜及びインキを基板Sの中心よりも端縁部近くで厚くするのが一般的である。図7の実施例は、基板Sにわたって最大数の硬化帯域を提供するが、必要な硬化を得るために約3インチの増分でランプ強度を基板Sにわたって調整することができる。即ち、端縁部近くのランプを最高電力レベルにすると共に中心付近のランプを低い電力レベルにすることができる。この実施例はまた、印刷機の能力と比べて幅の狭い、例えば、この実施例では40インチ未満の印刷基板Sについては大きな柔軟性を提供する。即ち、外側のランプを約3インチの増分でオフにすることにより、電力を節約し、幅狭の基板Sの印刷時における印刷機の損傷を回避することができる。
図7の2つの硬化ユニット160、162は、所望に応じて1つのユニット、即ち、1つの取付けプレート上に組立てることが可能である。しかしながら、かかるユニットは1人の人間が安全に操作するのが困難なサイズ及び/または重量となるであろう。このようにしても本発明の利点の多くを確保できるが、印刷機への紫外線硬化ユニットの迅速且つ容易な取付けまた取外し能力である本発明の1つの望ましい特徴を失うことになるであろう。その結果、約7個以上のランプ組立体を備えた硬化ユニットでは、紫外線硬化ユニットを2またはそれ以上の部分に分けて組立て、それらを印刷機に並置関係に取付けて所望の硬化幅を得るようにするのが好ましい。
本発明の動作を図4の実施例に関連して説明するが、他の任意の実施例も利用できることを了解されたい。少なくとも1つの硬化ユニット10を図1に示すように印刷機に取付ける。図5に示すように給電及び制御ユニットを電気的に接続する。図4に示すように、カップリング94、96の1つに空気送風機または吸引ラインを接続する。ランプ44−49の冷却空気をろ過して、冷却フィン82が詰まるのを回避するのが好ましい。圧縮空気源を冷却管76に接続する。ランプ44−49を給電する前に空気供給源を作動する必要がある。所与の印刷ジョブでは印刷基板Sの幅をチェックする。40インチ未満であれば、ランプ44−49の必要なものだけに給電して基板Sの幅にわたり紫外線硬化が行えるようにする。透明な紫外線被膜についてのみ硬化が必要であれば、選択したランプへの電力を低または中位レベルに設定する。所望であれば、熱乾燥機38及び初段紫外線ランプ44を取付けて作動させる。その後、印刷機12を作動させてシートフィーダー16からの基板Sに印刷を行った後、コンベア30上を移動するにつれて乾燥及び硬化させ、最後に配送スタッカー18に積み重ねる。
本発明の紫外線硬化ユニットは上述したようにステーション間の位置に取付けて作動することも可能である。場所の変更以外に、ユニットをそれらを配送コンベアシステムに取付ける時と同じ態様で取付け作動させることができる。
本発明を特定の装置及び使用方法に関して図示説明したが、頭書の特許請求の範囲により定義される本発明の範囲内において図示したものを等価的な部品で置き換え、また他の変更を行えることが明らかである。
本発明の一実施例において紫外線硬化ユニット及び赤外線乾燥ユニットが取付けられた多色オフセット回転式印刷機の概略的な側立面図である。 本発明の紫外線硬化ユニットの紫外線ランプ及び紫外線ユニットの下方を通過する印刷済み基板を示す上面図である。 好ましい実施例の紫外線硬化ユニットの一部を形成する直線状ランプ、反射器及び熱シンクを含む紫外線ランプ組立体を示す断面図である。 本発明による組立て済み紫外線硬化ユニットを示す斜視図である。 本発明による紫外線硬化ユニットに電力を供給する電源の一部及び制御システムを示す概略図である 本発明による紫外線硬化ユニットの別の実施例及び硬化ユニットの下方を通過する印刷済み基板を示す上面図である。 本発明による紫外線硬化ユニットのさらに別の実施例及び硬化ユニットの下方を通過する印刷済み基板を示す上面図である。

Claims (34)

  1. 基板搬送路を有する印刷機用帯域紫外線硬化装置であって、複数の直線状紫外線放射手段が、基板搬送路にほぼ整列し、搬送路にわたり横方向に離隔して、紫外線を搬送路を横切る複数の硬化帯域上に放射するように配置されている帯域紫外線硬化装置。
  2. 電源出力が各紫外線放射手段に別個に結合された請求項1の帯域紫外線硬化装置。
  3. コネクタブロックが硬化装置に取り付けられ、1つの電気ソケットが各放射手段の各端部に接続されているため、電源出力の放射手段への電気的な接続及び切り離しを迅速に行うことができる請求項2の帯域紫外線硬化装置。
  4. 複数の紫外線放射手段に電力を選択的に供給するために電源に結合された制御ユニットをさらに備えた請求項2の帯域紫外線硬化装置。
  5. 紫外線放射手段は中心軸が基板搬送路にほぼ整列する管状ランプより成る請求項1の帯域紫外線硬化装置。
  6. ランプの中心軸は、搬送路上を移動する基板の実質的に全ての部分が少なくとも1つのランプの少なくとも一部のすぐ下方を通過するように搬送路に関して傾斜している請求項5の帯域紫外線硬化装置。
  7. ランプの中心軸は搬送路に関して45度未満の角度に傾斜している請求項6の帯域紫外線硬化装置。
  8. ランプの中心軸は搬送路に関して35度未満の角度に傾斜している請求項6の帯域紫外線硬化装置。
  9. ランプの中心軸は搬送路に関して28度未満の角度に傾斜している請求項6の帯域紫外線硬化装置。
  10. 紫外線放射手段は水銀蒸気ランプである請求項5の帯域紫外線硬化装置。
  11. 電源は各紫外線放射手段に可変の電力レベルを与える請求項4の帯域紫外線硬化装置。
  12. 制御ユニットは各紫外線放射手段に可変レベルの電力を選択的に供給する請求項11の帯域紫外線硬化装置。
  13. 電源は各紫外線放射手段に3つの電力レベルを提供する請求項11の帯域紫外線硬化装置。
  14. 複数の紫外線放射手段の上流において搬送路を横切るように配置された初段の紫外線ランプを備えて成る請求項1の帯域紫外線硬化装置。
  15. 複数の紫外線放射手段の上流において搬送路を横切るように配置された加熱手段を備えて成る請求項1の帯域紫外線硬化装置。
  16. 加熱手段は搬送路上の基板を所定の温度に加熱する赤外線加熱ランプ及び制御手段より成る請求項15の帯域紫外線硬化装置。
  17. 各紫外線放射手段は、
    管状ランプと、
    ランプの上方に配置されたほぼ半円筒形の反射器とより成り、
    反射器はほぼ矩形の開口を有し、
    ランプは紫外線を開口を介して実質的に均等に差し向けるように反射器内に配置されている請求項1の帯域紫外線硬化装置。
  18. 各紫外線放射手段は、内側表面が半円筒形の反射器に一致し、外側表面が熱伝達フィンを有する熱シンクを備えて成る請求項17の帯域紫外線硬化装置。
  19. 各紫外線放出手段はさらに、熱シンク上に支持されて空気流を熱伝達フィン上に差し向ける流路を提供する空気導管を備えて成る請求項18の帯域紫外線硬化装置。
  20. 各空気導管の第1の端部に接続された第1の空気マニホルドと、
    各空気導管の第2の端部に接続された第の空気マニホルドと、
    第1及び第2の空気マニホルドの少なくとも1つに接続され、空気導管を介し熱伝達フィン上に空気を流す空気源とより成る請求項19の帯域紫外線硬化装置。
  21. 開口は、搬送路上を移動する基板の実質的に全ての部分が少なくとも1つの開口の少なくとも一部のすぐ下方を通過するように搬送路に関して傾斜している請求項17の帯域紫外線硬化装置。
  22. 硬化装置は各々の中心軸が搬送路に実質的に整列する搬送路にわたって離隔配置された2列の放射手段より成り、
    第1列の放射手段は互いに開口の幅だけ離隔しており、
    第2列の放射手段は互いに開口の幅だけ離隔しており、
    第1列の開口は第2列の開口から開口の幅だけ横方向にずれている請求項1の帯域紫外線硬化装置。
  23. 硬化装置は各々の中心軸が搬送路にほぼ整列する搬送路にわたって離隔配置された1列の放射手段より成り、
    放射手段は各々の放射手段からの光が隣接する放射手段からの光とオーバーラップするように間隔が小さい請求項1の帯域紫外線硬化装置。
  24. 管状ランプの公称長さは約12インチである請求項5の帯域紫外線硬化装置。
  25. 加圧空気源が各管状ランプにわたって空気流を流すように配置されているため、ランプが脱勢されると冷却が加速されて再開始時間が短縮する請求項24の帯域紫外線硬化装置。
  26. 1つの空気流ソケットが各放射手段に接続されたコネクタブロックがさらに硬化装置に取り付けられているため、加圧空気源の放射手段への接続及び切り離しを迅速に行うことができる請求項25の帯域紫外線硬化装置。
  27. 少なくとも1つの取手が紫外線硬化装置に取り付けられているため、装置を印刷機に手動で取り付けたり取り外したりすることができる請求項1の帯域紫外線硬化装置。
  28. 印刷機の搬送路上を移動する基板上の紫外線硬化性インキ及び被膜を硬化させる方法であって、
    複数の直線状紫外線放射手段を搬送路にほぼ整列した状態で搬送路にわたって横方向に離隔するように配置し、
    印刷済み基板が通過する放射手段の部分に電力を供給するステップより成る硬化方法。
  29. 各放射手段に供給される電力を各手段を通過する基板の部分の上の紫外線硬化性材料の厚さに応じて調節するステップをさらに含む請求項28の方法。
  30. 各放射手段に供給される電力を各手段を通過する基板の部分の上の紫外線硬化性材料のカラーに応じて調節するステップをさらに含む請求項28の方法。
  31. 空気流を各放射手段の方へ差し向けるステップをさらに含む請求項28の方法。
  32. 基板上の紫外線硬化性材料を紫外線放射手段を通過する前に加熱するステップをさらに含む請求項28の方法。
  33. 紫外線硬化性材料を所定の温度に加熱するステップをさらに含む請求項32の方法。
  34. 横方向の直線状紫外線放射手段を複数の放射手段から上流の位置に基板の搬送路を横切るように配置し、
    横方向の放射手段へ電力を供給して基板上の紫外線硬化材料の硬化を開始させる請求項28の方法。
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