JP5990079B2 - 遊技機支持枠 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機を支持する遊技機支持枠に関する。
遊技店に設置される遊技機設置島は、例えば、金属製フレームにより形成される支持枠等により躯体が構成され、この支持枠に遊技機を設置する設置板や化粧板等が組み付けられることにより、パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機を複数設置することができるようになっている。
このような遊技機設置島には、一般的にパチンコ遊技機またはスロットマシンのいずれかが設置されるが、営業形態に応じて、例えばパチンコ遊技機の遊技機設置島をスロットマシンの遊技機設置島に変更したり、スロットマシンの遊技機設置島をパチンコ遊技機の遊技機設置島に変更したり、あるいはパチンコ遊技機とスロットマシン遊技機とを併設することがあった。
このように設置する遊技機の種類を変更したり異なる種類の遊技機を併設したりする場合にあっては、パチンコ遊技機において遊技球を発射させるための操作ハンドルの高さ位置と、スロットマシンにおいてメダルを投入するメダル投入口や各種操作スイッチの高さ位置とが異なることから、支持枠において遊技機の下端部を支持する下端支持部を下部フレーム体に対し高さ位置調整可能に設け、スロットマシンをパチンコ遊技機よりも低い位置に設置できるようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、パチンコ遊技機を設置する場合には、支持枠における下部フレームの上面にドル箱棚を設置し、スロットマシンを設置する場合には、下部フレームの上面に膳板を介して設置したスロットマシンの上部にドル箱棚を設置することで、スロットマシンをパチンコ遊技機よりも低い位置に設置できるようにしたものがあった(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−47417号公報 特開2001−224826号公報
上記特許文献1に記載の支持枠にあっては、重量がある下端支持部を設置したい高さ位置に保持した状態で、下部フレーム体側に設けられた位置調整孔と下端支持部側に設けられたネジ穴とを合致させ、これら位置調整孔とネジ穴とに固定ボルトを挿通して螺入しなければならないため、高さ位置調整作業が大変であるという問題があった。
また、上記特許文献1に記載の支持枠にあっては、パチンコ遊技機を設置する場合は該パチンコ遊技機の荷重がドル箱棚にかかり、強度的に問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、遊技機を支持する高さ位置を遊技機の種類に応じて容易に変更でき、しかも安定して支持することができる遊技機支持枠を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の遊技機支持枠は、
遊技機(例えば、パチンコ遊技機2やスロットマシン3)を支持する遊技機支持枠(支持枠66L,66R)であって、
前記遊技機の下部を支持するための下部フレーム体(下部フレーム体173)と、
前記下部フレーム体の上方に設けられ前記遊技機の上部を支持するための上部フレーム体(上部フレーム体174)と、から構成され、
前記下部フレーム体は、
設置面に立設される第1縦フレーム(第1縦フレーム74)と、
前記第1縦フレームの上部から略水平方向に延設され前記遊技機を第1位置(図5の左側の第1支持面110の位置)にて支持する横フレーム(横フレーム75)と、
前記横フレームから上方に延設され前記上部フレーム体が上下方向に位置調整可能に設けられる第2縦フレーム(第2縦フレーム76)と、
前記第1縦フレームまたは前記横フレームに回動可能に設けられる第1回動フレーム(第1回動フレーム77)と、
前記第2縦フレームに回動可能に設けられる第2回動フレーム(第2回動フレーム78)と、
前記第1回動フレームと前記第2回動フレームとを連結する連結手段(連結ボルト79a及び連結ナット79b、貫通孔92,100)と、
を備え、
前記連結手段により前記第1回動フレームと前記第2回動フレームとを前記横フレームの上方位置にて連結することで、前記第1回動フレーム、前記第2回動フレーム、前記第2縦フレームにより、前記遊技機を前記第1位置よりも上方の第2位置(図5の右側の第2支持面120の位置)にて支持する支持部(第2支持面120)が形成される(図2及び図4(B)参照)、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1回動フレームと第2回動フレームとを横フレームの上方位置にて連結すれば、第1回動フレームと第2回動フレームと第2縦フレームとにより遊技機を第1位置よりも上方の第2位置にて支持可能となり、連結しなければ、横フレームにより遊技機を第1位置にて支持可能となるので、設置する遊技機の種類に応じて高さ位置を容易に変更することができる。
本発明の請求項2に記載の遊技機支持枠は、
遊技機(例えば、パチンコ遊技機2やスロットマシン3)を支持する遊技機支持枠(支持枠1066)であって、
前記遊技機の下部を支持するための下部フレーム体(下部フレーム体1173)と、
前記下部フレーム体の上方に設けられ前記遊技機の上部を支持するための上部フレーム体(上部フレーム体1174)と、から構成され、
前記下部フレーム体は、
設置面(例えば、下部レール62)に立設される第1縦フレーム(第1縦フレーム1074)と、
前記第1縦フレームの上部から略水平方向に延設される横フレーム(横フレーム1075)と、
前記横フレームから上方に延設され前記上部フレーム体が上下方向に位置調整可能に設けられる第2縦フレーム(第2縦フレーム1076)と、
前記第2縦フレームに対し上下方向にスライド可能に設けられ前記遊技機を支持する移動支持部材(移動支持部材1100)と、
前記第1縦フレームまたは前記横フレームに、前記移動支持部材を第1位置にて保持する第1回動位置(図10参照)と該第1位置よりも高い第2位置にて保持する第2回動位置(図9参照)との間で回動可能に設けられた回動部材(回動部材1200)と、
を備え、
前記回動部材は、前記移動支持部材を前記第1回動位置にて保持する第1保持部(連結ボルト1210及び連結ナット、貫通孔1203)と、前記第2回動位置にて保持する第2保持部(連結ボルト1210及び連結ナット、貫通孔1204)と、を備える(図9及び図10参照)、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、移動支持部を第2保持部で保持すれば、遊技機を第1位置よりも上方の第2位置にて支持可能となり、第1保持部で保持すれば、遊技機を第1位置にて支持可能となるので、設置する遊技機の種類に応じて高さ位置を容易に変更することができる。
本発明の手段1の遊技機支持枠は、請求項1に記載の遊技機支持枠であって、
前記第2縦フレーム(第2縦フレーム76)には、前記横フレーム(横フレーム75)に対し略平行に突出する突部(突部95)が形成され、
前記第2回動フレーム(第2回動フレーム78)は、前記突部に回動可能に設けられている(図4参照)、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2縦フレームに突部が形成されることで、この突部に遊技機を設置するための設置板等を載置することができるので、遊技機の荷重を好適に支えることができる。
本発明の手段2の遊技機支持枠は、請求項1または手段1に記載の遊技機支持枠であって、
前記遊技機支持枠(支持枠66L,66R)は、上下方向を向く基準線を中心として対称配置される一対の前記下部フレーム体(下部フレーム体173,173)及び前記上部フレーム体(上部フレーム体174,174)を有し、
前記突部(突部95)は、一方の前記第2縦フレーム(第2縦フレーム76)と他方の第2縦フレームとを連結する連結部材(連結ビーム71)の両端にそれぞれ形成されている(図4参照)、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、一方の下部フレーム体に支持される遊技機と他方の下部フレーム体に支持される遊技機とで重量または重心バランスが異なる場合でも、一方の突部にかかる荷重が連結部材を介して他方に分散されるので、遊技機を安定して支持できる。
本発明の手段3の遊技機支持枠は、請求項1、手段1、手段2のいずれかに記載の遊技機支持枠であって、
前記第1回動フレーム(第1回動フレーム77)は、前記第1縦フレームまたは前記横フレーム(横フレーム75)の両側に配設された一対の回動フレーム(回動フレーム77a,77b)と該一対の回動フレームを連結する軸部材(軸ボルト81a)とを有し、
前記第1縦フレームまたは前記横フレームには、前記軸部材が挿通される貫通孔(軸受孔80)が形成されている(図4参照)、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1縦フレームまたは横フレームの両側にバランスよく荷重がかかるようになるため、遊技機を安定して支持できる。
本発明の手段4の遊技機支持枠は、請求項1、手段1〜3のいずれかに記載の遊技機支持枠であって、
前記突部(突部95)は、前記第2縦フレーム(第2縦フレーム76)の両側に配設された一対の板部材(支持片95b,95b)と該一対の板部材を連結する突部用軸部材(軸部材97)とを有し、
前記板部材には、前記突部用軸部材が挿通される貫通孔(軸受孔98)が形成されている(図4参照)、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2縦フレームの両側にバランスよく荷重がかかるようになるため、遊技機を安定して支持できる。
本発明の手段5の遊技機支持枠は、請求項1、請求項2、手段1〜4のいずれかに記載の遊技機支持枠であって、
前記遊技機(例えば、パチンコ遊技機2やスロットマシン3)に対応して設けられ所定の報知(例えば、遊技店員の呼出しや遊技に関連する情報の報知など)が可能な報知装置(例えば、呼出しランプ200など)を備え、
前記上部フレーム体(上部フレーム体174)には、前記報知装置の取付部(幕板50)が設けられている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技機の種類によって報知装置の上下位置も変わることで、遊技機に対する報知装置の位置関係が機種毎に変わることがないので、遊技者に違和感を与えにくくなる。
遊技機設置島を構成する躯体構造を示す斜視図である。 支持枠を示す斜視図である。 (A)は支持枠を示す正面図、(B)は支持枠を示す側面図である。 (A)は第1、2回動フレームの非連結状態、(B)は連結状態、(C)は(B)のA−A断面図である。 パチンコ遊技機とスロットマシンを併設した状態を示す構造図である。 パチンコ遊技機を設置した状態を示す構造図である。 スロットマシンを設置した状態を示す構造図である。 パチンコ遊技機とスロットマシンを併設した状態を示す変形例としての構造図である。 (A)は変形例としての支持枠を示す正面図、(B)は(A)の要部拡大図である。 (A)は変形例としての支持枠を示す正面図、(B)は(A)の要部拡大図である。
本発明に係る遊技機支持枠を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
まず、本発明の実施例としての遊技機設置島の躯体構造について、図1〜図8に基づいて説明する。図1は、遊技機設置島を構成する躯体構造を示す斜視図である。図2は、支持枠を示す斜視図である。図3は、(A)は支持枠を示す正面図、(B)は支持枠を示す側面図である。図4は、(A)は第1、2回動フレームの非連結状態、(B)は連結状態、(C)は(B)のA−A断面図、(D)は(B)のB−B断面図である。図5は、パチンコ遊技機とスロットマシンを併設した状態を示す構造図である。図6は、パチンコ遊技機を設置した状態を示す構造図である。図7は、スロットマシンを設置した状態を示す構造図である。図8は、パチンコ遊技機とスロットマシンを併設した状態を示す変形例としての構造図である。尚、図4(A)(B)では、説明の便宜上、第1回動フレームと第2回動フレームとを斜線で示している。また、以下の説明においては、説明の便宜上、図1の右斜め下が前側、左斜め上が後側、左斜め下が左側、右斜め上が右側として説明する。
図1に示すように、本実施例における躯体1は、複数の遊技機を設置可能な所謂遊技機設置島(図示略)を構成する躯体であって、遊技店等の床面上に敷設される前後一対のレール部材としての下部レール62,62と、該下部レール62,62上に立設される躯体ユニットとしての下部ユニット60と、下部ユニット60の上部に設置される上部ユニット61と、から主に構成される。
下部レール62,62は、チャンネル状(断面略上向きC字形)の金属製レールからなり、遊技店等の床面、すなわち、下部ユニット60を設置する設置面上にアンカーボルト(図示略)等を介して略水平に固設される。
上部ユニット61は、金属製フレーム及び木板により中空箱状に形成され、遊技機設置島の上部である幕板部を構成するユニットであり、その前後面には、遊技店員を呼出す呼出しスイッチ(図示略)や遊技に関する情報の表示が可能、つまり、遊技店員の呼出しや遊技に関連する情報の報知等が可能な報知装置としての呼出しランプ200が配設された幕板50(図5参照)が、上辺を中心として開閉可能に取り付けられるようになっている。
図1〜図3に示すように、下部ユニット60は、管状の金属製フレームからなり、遊技機設置島の下部である腰部及び中間部である設置部を構成するユニットであり、その前後面下部には、木製の扉枠(図示略)及びその上部に固定される膳板13,固定板13aが取り付けられるようになっており、該固定板13aの上部、つまり設置部には、パチンコ遊技機2またはスロットマシン3並びに球貸処理機(図示略)やメダル貸処理機(図示略)が設置固定されるようになっている。
詳しくは、下部ユニット60は、互いに長手方向に対向して配置される左右一対の支持枠66L,66Rと、これら支持枠66L,66R間を連結する前後一対の連結フレーム67F,67Bと、からなる。連結フレーム67F,67Bを介して一体化された左右一対の支持枠66L,66Rからなる下部ユニット60は、下部レール62,62の長手方向にわたり所定間隔おきに設置される(図1参照)。
以下、支持枠66L,66Rの構成について、図2〜図4に基づいて説明する。尚、支持枠66L,66Rは、連結フレーム67F,67Bが左側か右側のいずれかに連結されている点のみが異なり、その他は同様に構成されているため、以下においては左側の支持枠66Lについて説明し、右側の支持枠66Rについての説明は省略することとする。
支持枠66Lは、前支持枠70Fと、後支持枠70Bと、これら前支持枠70Fと後支持枠70Bとを連結する上下の連結ビーム71,72と、から構成されている。
前支持枠70F及び後支持枠70Bは、遊技機であるパチンコ遊技機2やスロットマシン3の下部を支持する前後一対の下部フレーム体173,173と、下部フレーム体173,173の上方に設けられパチンコ遊技機2やスロットマシン3の上部を支持する上部フレーム体174,174と、から構成されている。
下部フレーム体173,173は、設置面となる下部レール62,62の上面に立設される第1縦フレーム74,74と、第1縦フレーム74,74の上部から互いに他方の支持枠に向けて略水平に延設され、遊技機を後述する第1位置にて支持する横フレーム75,75と、横フレーム75,75から上方に延設され上部フレーム体174,174が上下方向に位置調整可能に設けられる第2縦フレーム76,76と、横フレーム75,75の前後端に回動可能に設けられる第1回動フレーム77,77と、第2縦フレーム76,76に回動可能に設けられる第2回動フレーム78,78と、第1回動フレーム77,77と第2回動フレーム78,78とを連結する連結手段としての連結ボルト79a及び連結ナット79bと、を備えている。
尚、本実施例では、これら各フレーム74〜78及び連結ビーム71,72は、断面略長方形状の金属管にて構成されているが、合成樹脂材からなる管体や非中空の柱状部材にて構成されていてもよく、素材や断面形状などは種々に変形可能である。
第1縦フレーム74,74は、下部レール62,62上に立設固定される固定フレーム74aと、固定フレーム74aの上端に上方から嵌合される摺動フレーム74bと、から構成され、高さ調整ボルト74cにより、固定フレーム74aに対する摺動フレーム74bの取付高さ位置を微調整できるようになっているため、床面の不陸に対応して左右の支持枠66L,66Rそれぞれの前後の支持枠70F,70Bの高さ位置を調整することで、膳板13を略水平に配置できるようになっている。
横フレーム75,75は、一端が第1縦フレーム74,74の上端に溶着固定され、互いに他方の支持枠に向けて略水平に延設された短寸のフレームにて構成されている。横フレーム75,75の左右側壁における第1縦フレーム74,74の直上位置には、軸受孔80,80が同一軸心上に形成されており(図4(D)参照)、この軸受孔80,80には、第1回動フレーム77,77を回動可能に支持する長寸の軸ボルト81aが挿通される。また、横フレーム75,75の左右側壁における第2縦フレーム76,76の直下位置には、第1回動フレーム77,77を水平に支持するための支持片82,82が左右側に突設されている。
第2縦フレーム76,76は、横フレーム75,75における互いに対向する端部から上方に向けて延設されている。つまり、前支持枠70Fは、下端から上方に向けてクランク状に形成されている。第2縦フレーム76,76の下方位置及び上方位置には、連結ビーム71,72の端部がそれぞれ溶着により固定されている。また、第2縦フレーム76,76の前後壁における上端部には、複数(本例では3つ)の位置調整孔83が上下方向に形成されている(図3(A)中拡大図参照)。
上部フレーム体174,174は、第2縦フレーム76,76の上端開口から内部に挿入可能な金属製の下フレーム85aと、挿入不可能な金属製の上フレーム85bと、上フレーム85bの前壁または後壁に取り付けられ上部ユニット61を取り付けるための取付金具86と、から構成される。
下フレーム85aの前後壁における下部位置には、位置調整孔83それぞれに合致可能な複数(本例では3つ)の位置調整孔88が形成されているとともに(図3(A)中拡大図参照)、下フレーム85の前後壁における上部位置にも、位置調整孔83それぞれに合致可能な複数(本例では3つ)の位置調整孔89が形成されている(図3(B)参照)。このように、上下の位置調整孔88,89のいずれかを、下フレーム85aの位置調整孔83に合致させ、位置調整ボルト90aをそれぞれ挿通してナット90bを螺入することで、第2縦フレーム76に対して下フレーム85aを下限位置(図3(A)中左側の位置)または上限位置(図3(A)中右側の位置)にて保持することができるようになっている。
尚、下フレーム85aの下限位置から上限位置までの長さ寸法L2は、横フレーム75の上面75aから第2回動フレーム78が後述する水平位置にて保持されたときの一面78aまでの長さ寸法L1とほぼ同長さとされている(L1≒L2)。これら長さ寸法L1,L2は、例えば約100mm前後とされている。
図2及び図4に示すように、第1回動フレーム77は、横フレーム75を挟んで左右両側に配設された一対の回動フレーム77a,77bと、該一対の回動フレーム77a,77bを連結する軸部材としての軸ボルト81aと、を有している。また、回動フレーム77a,77bの左右側壁の一端部には、軸ボルト81aの貫通孔91が同一軸心上に形成されているとともに、他端部には、連結ボルト79aの貫通孔92が同一軸心上に形成されている。
このように構成された回動フレーム77a,77bは、図4(D)に示すように、回動フレーム77a,77bそれぞれに形成された貫通孔91及び横フレーム75の軸受孔80に挿通された軸ボルト81aを中心として、図4(A)に示すように横フレーム75と平行をなす第1水平位置と、図4(B)に示すように第1縦フレーム74の延長線上に配置される第1垂直位置と、の間で回動可能に設けられる。
尚、回動フレーム77a,77bは、貫通孔91に挿通された軸ボルト81aに対し相対回動不能に溶着されている。つまり、左右の回動フレーム77a,77bは、互いに平行をなす状態で軸ボルト81aを介して一体化されているので、一方を回動させることで他方も回動するようになっている。また、第1水平位置に保持されたときに、横フレーム75の上面75aと、回動フレーム77a,77bの一面77cとが略面一をなし、上面75aとその左右に配置される2つの一面77c,77cとにより、遊技機を第1位置にて下方から支持する略水平な第1支持面110が形成される(図2、図5参照)。
図4に示すように、連結ビーム71の長手方向の両端部には、第2回動フレーム78を回動可能に支持するための突部95がそれぞれ形成されている。突部95は、連結ビーム71の上板端部から上方に屈曲された屈曲片95aの左右側辺から前方または後方に屈曲され、第2縦フレーム76から第1縦フレーム74側に向けて突出するように延設された左右一対の支持片95bにより構成されている。
このように突部95は、前後の第2縦フレーム76,76を連結する連結ビーム71から連設された支持片95bにて形成されているため、突部95を構成する部材を第2縦フレーム76に直接固設する場合に比べて、負荷が第2縦フレーム76だけでなく連結ビーム71にも分散されるので、支持強度を高めることができる。
連結ビーム71の端面は、第2縦フレーム76の壁面に溶着されているとともに、屈曲片95aが第2縦フレーム76の壁面にビス96により固定されている。左右一対の支持片95bには、第2回動フレーム78の軸部材97が挿通される軸受孔98が同一軸心上に形成されている。
第2回動フレーム78は、左右側壁の一端側に軸孔99が形成されており、軸受孔98に挿通される軸部材97が挿通されることで、この軸部材97を中心として、第2縦フレーム76と略平行をなす第2垂直位置と(図4(A)参照)、横フレーム75と略平行をなす第2水平位置と(図4(B)参照)、の間で回動可能に設けられる。また、左右側壁の一端側には貫通孔100が同一軸心上に形成されており、連結ボルト79aが挿通可能とされている。
本実施例においては、回動フレーム77a,77bが第1垂直位置に位置するとともに、第2回動フレーム78が第2水平位置に位置したときに、回動フレーム77a,77bの貫通孔92と第2回動フレーム78の貫通孔100とが合致して同一軸心上に配置され、これら貫通孔92,100内に連結ボルト79aを挿通できるようになっている。
このように、回動フレーム77a,77bを第1垂直位置に位置させ、第2回動フレーム78を第2水平位置に位置させることで、第2回動フレーム78の左右側に回動フレーム77a,77bが配置され、この状態で貫通孔92,100内に連結ボルト79aを挿通して連結ナット79bを突出したネジ部に螺入することで、回動フレーム77a,77bの先端と第2回動フレーム78の先端とを連結できるようになっている。つまり、連結ボルト79a及び連結ナット79bと貫通孔92,100は、回動フレーム77a,77bと第2回動フレーム78とを連結する連結手段を構成している。
すなわち、一端が横フレーム75により回動可能に支持された回動フレーム77a,77bの先端と、一端が第2縦フレーム76に回動可能に支持された第2フレーム78の先端と、を連結ボルト79a及び連結ナット79bにより連結することにより、それぞれの回動軸心及び先端の3点が支持されることになるため、回動フレーム77a,77bと第2回動フレーム78とが回動が規制されてそれぞれの位置にて保持される。よって、第2回動フレーム78は、その回動端が回動フレーム77a,77bにより下方から支持されることで、第2水平位置にて安定して保持される。
また、第2回動フレーム78が第2水平位置に保持されたときに、第2回動フレーム78の一面78aが、横フレーム75の上面75aよりも上方の上方位置に維持されるとともに、第2回動フレーム78の一面78aと、その左右に配置される支持片95bの端面95c及び回動フレーム77a,77bの端面77dとが略面一をなし、これら一面78a、端面95c、端面77dにより遊技機を第2位置にて下方から支持する略水平な第2支持面120が形成される(図2、図5参照)。
図5に示すように、このように構成された躯体1にあっては、下部ユニット60と上部ユニット61との間の前後面に、パチンコ遊技機2やスロットマシン3などの遊技機を設置可能な設置空間部SF,SBが形成される。詳しくは、設置空間部SFは、下部ユニット60における横フレーム75と上部ユニット61との間に前面側に開放するように形成され、設置空間部SBは、下部ユニット60における横フレーム75と上部ユニット61との間に後面側に開放するように形成される。
そして、設置空間部SBに設置された遊技機の下面は、下部ユニット60における横フレーム75の上面75aと回動フレーム77a,77bの一面77cとにより形成される第1支持面110により下方から支持され、また、設置空間部SFに設置された遊技機の下面は、第2回動フレーム78の一面78aと支持片95bの端面95c及び回動フレーム77a,77bの端面77dとにより形成される第2支持面120により下方から支持され、設置空間部SF,SBに設置される遊技機の上面は、上部ユニット61の下面により支持される。
図5には、躯体1における前面側の設置空間部SFにパチンコ遊技機2を設置し、後面側の設置空間部SBにスロットマシン3を設置した状態が示されている。本実施例においては、パチンコ遊技機2とスロットマシン3の上下幅寸法はほぼ同一とされている。
また、左右の支持枠66L,66Rの離間幅は、所定台数(本実施例では2台)の遊技機とそれに対応する球貸し処理機やメダル貸し処理機等の合計幅寸法とほぼ同じとされているため、遊技機を設置する際に支持枠66L,66Rが邪魔になることがないが、遊技機の幅寸法に応じて連結フレーム67F,67Bの長さを調整することができるようにしてもよい。
パチンコ遊技機2は、遊技を行うために遊技球を遊技領域(図示略)に発射するが、この遊技を行う際に遊技者により操作されるハンドルなどの操作部2aが、遊技機本体の下部位置に配設されている。よって、パチンコ遊技機2を設置空間部SFに設置する場合、回動フレーム77a,77bを第2垂直位置にするとともに、第2回動フレーム78を第2水平位置にした状態で、貫通孔92,100に連結ボルト79aを挿通して連結ナット79bを螺入する連結状態とすることで、第2支持面120を形成することができる。
そして、このように形成された第2支持面120の上面に膳板13及び固定板13aを配設し、この固定板13a上にパチンコ遊技機2の下面を釘(図示略)等により固定し、また、第2支持面120に合わせて、第2縦フレーム76に対して上部フレーム体174を上昇させて上限位置にて保持することで設置空間部SFの上下幅寸法が確保され、パチンコ遊技機2の上面を釘(図示略)等により上部ユニット61の下面に固定することによって、パチンコ遊技機2を設置空間部SFに設置固定することができる。
一方、スロットマシン3は、遊技を行うためにメダルを投入したり、複数種類の図柄が可変表示される可変表示装置(リール)の回転を開始または停止する各種スイッチなどの操作部3aが、遊技機本体の上下方向の略中央位置に配設されている。よって、スロットマシン3を設置空間部SBに設置する場合、回動フレーム77a,77bを第1水平位置にするとともに、第2回動フレーム78を第1垂直位置にする、つまり、連結ボルト79a及び連結ナット79bにより連結しない非連結状態とすることで、第1支持面110を形成することができる。
そして、このように形成された第1支持面110の上面に膳板13及び固定板13aを配設し、この固定板13a上にスロットマシン3の下面を釘(図示略)等により固定し、また、第1支持面110に合わせて、第2縦フレーム76に対して上部フレーム体174を下降させて下限位置にて保持することで設置空間部SBの上下幅寸法が確保され、スロットマシン3の上面を釘(図示略)等により上部ユニット61の下面に固定することによって、スロットマシン3を設置空間部SBに設置固定することができる。
また、躯体1にあっては、第1支持面110や第2支持面120に合わせて、第2縦フレーム76に対して上部フレーム体174を昇降させて上限位置や下限位置に高さ位置調整できることで、パチンコ遊技機2やスロットマシン3の上面に対する上部ユニット61の高さ位置関係が変化することがないので、遊技者に違和感を与えることがない。
例えば、上部ユニット61の高さ位置を、パチンコ遊技機2に対応する高さ位置に合わせて固定してしまう場合、スロットマシン3を設置したときに、スロットマシン3の上面と上部ユニット61との間に隙間が生じてしまうので、違和感を与えてしまうばかりか、スロットマシン3から離れてしまうため、例えば、呼出しランプ200に遊技に関する情報(例えば、大当り回数やスランプグラフなど)が表示される場合に、スロットマシン3にて遊技を行っている遊技者がその情報を見るときに、目線を大きくずらさなければならなくなるため、情報の視認性が損なわれることになる。よって、第1支持面110や第2支持面120に合わせて、第2縦フレーム76に対して上部フレーム体174を昇降させることで、情報が見難くなることを防止できる。
また、固定板13a上にスロットマシン3を長手方向に設置していく場合において、支持枠66L,66Rの配置位置には突部95が突出しているが、スロットマシン3はこの突部95を避けるように配置することができるので、突部95が邪魔になることはない。
尚、本実施例では、設置空間部SFにパチンコ遊技機2を設置し、設置空間部SBにスロットマシン3を設置したが、言うまでもなく、設置空間部SBにパチンコ遊技機2を設置し、設置空間部SFにスロットマシン3を設置してもよい。
また、図5に示す躯体1における前後の設置空間部SF,SB間の上部位置には、それぞれの遊技機に対応して配置される球貸処理機(図示略)やメダル貸処理機(図示略)に投入された紙幣を搬送する紙幣搬送ユニット150が長手方向にわたり延設されている。また、スロットマシン3の上方位置には、スロットマシン3に補給するメダルを搬送するメダル補給ユニット160が長手方向にわたり延設されているとともに、スロットマシン3の下方位置には、スロットマシン3からオーバーフローして排出されたメダルを搬送するメダル回収ユニット170が長手方向にわたり延設されている。
また、図5に示すパチンコ遊技機2は、予め定められた球数の遊技球が遊技機内部に循環可能に内封され、遊技者による貸出要求に応じて貸し出された貸出球や、入賞に応じて付与された賞球数が加算される一方、遊技に使用された遊技球数が減算されて記憶される、所謂、封入式のパチンコ遊技機であるため、パチンコ遊技機2に遊技球を補給するための補給経路、パチンコ遊技機2から排出された遊技球を回収する回収経路、回収した遊技球を躯体1の上方に揚送する揚送装置及び揚送経路、揚送された遊技球を貯留する上部タンクといった遊技球の循環経路が不要とされている。
このような封入式のパチンコ遊技機は循環経路が不要であるため、循環経路等が内設された遊技機設置島に比べて構造が簡素でコンパクトな遊技機設置島を構成できるとともに、スロットマシン3と併設しやすくなる。
また、膳板13の上面における各遊技機に対応する位置には、煙草の吸殻を回収する回収口180が配設されるとともに、膳板13の下面には、これら各回収口180に連通し回収した吸殻を躯体1の長手方向の所定箇所(例えば、長手方向の一端部)に搬送するための吸殻搬送ユニット181が長手方向にわたり延設されている。
尚、吸殻搬送ユニット181は、膳板13の設置位置が遊技機に対応して上下することになるため、吸殻搬送ユニット181により搬送された吸殻を貯留する貯留ユニット(図示略)は、このように吸殻搬送ユニット181の設置位置が遊技機に対応して上下した場合にも対応して貯留できるように構成されていることが好ましい。
図6に示すように、設置空間部SF,SB双方にパチンコ遊技機2を設置する場合は、前支持枠70F及び後支持枠70B双方の回動フレーム77a,77bと第2回動フレーム78とを回動させて、互いの先端部同士を連結ボルト79a及び連結ナット79bにより連結する連結状態とすることで、パチンコ遊技機2を第1位置よりも上方の第2位置にて支持する第2支持面120を形成すればよい。
尚、パチンコ遊技機2が封入式でない一般的なパチンコ遊技機である場合、遊技球を補給するための補給経路(図示略)、パチンコ遊技機2から排出された遊技球を回収する回収経路(図示略)、回収した遊技球を躯体1の上方に揚送する揚送装置210及び揚送経路220、揚送された遊技球を貯留する上部タンク230といった遊技球の循環経路を配設可能である。
図7に示すように、設置空間部SF,SB双方にスロットマシン3を設置する場合は、前支持枠70Fおよび後支持枠70B双方の回動フレーム77a,77bと第2回動フレーム78とを回動させて、互いの先端部同士を連結ボルト79a及び連結ナット79bにより連結しない非連結状態とすることで、スロットマシン3を第1位置にて支持する第1支持面110を形成すればよい。
また、図8に示すように、設置空間部SFにパチンコ遊技機2,設置空間部SBにスロットマシン3を設置する場合において、パチンコ遊技機2が封入式パチンコ遊技機ではない場合、遊技球を補給するための補給経路(図示略)、パチンコ遊技機2から排出された遊技球を回収する回収経路(図示略)、回収した遊技球を躯体1の上方に揚送する揚送装置210及び揚送経路220、揚送された遊技球を貯留する上部タンク230といった遊技球の循環経路を、スロットマシン3のメダル補給ユニット160やメダル回収ユニット170とともに配設することが可能である。
以上説明したように、本発明の実施例としての躯体1にあっては、回動フレーム77a,77b(第1回動フレーム77)と第2回動フレーム78とを連結ボルト79a及び連結ナット79bにより連結しない非連結状態とすることで、スロットマシン3を所定の高さ位置である第1位置にて支持する第1支持面110を形成することができる。また、回動フレーム77a,77bと第2回動フレーム78とを回動させて、互いの先端部同士を連結ボルト79a及び連結ナット79bにより連結する連結状態とすることで、パチンコ遊技機2を第1位置よりも上方の第2位置にて支持する第2支持面120を形成することができる。よって、設置する遊技機の種類に応じて、設置する高さ位置を容易に変更することができる。
また、第1支持面110や第2支持面120に合わせて、第2縦フレーム76に対して上部フレーム体174を昇降させて上限位置や下限位置に高さ位置調整できることで、パチンコ遊技機2やスロットマシン3の上面に対する上部ユニット61の高さ位置関係が変化することがないので、遊技者に違和感を与えることがない。
また、本実施例では、第2支持面120を形成するときに、回動フレーム77a,77b(第1回動フレーム77)と第2回動フレーム78とを回動させた後、互いのフレームの先端部に連結ボルト79aを挿通して連結ナット79bにより締結して連結するだけで、第1支持面110を構成する横フレーム75の上方位置に、該横フレーム75に対して平行に第2回動フレーム78が架設されるため、第1支持面110と同じように、水平なフレームにより第2支持面120を構成することができる。
特に、第1回動フレーム77と第2回動フレーム78とは、一端が横フレーム75や第2縦フレーム76に軸支されているため、それぞれを所定の位置まで回動させる際に大きな荷重がかかることはなく、また、第1回動フレーム77と第2回動フレーム78との回動端を1箇所で連結するだけで容易に第2支持面120を形成することができる。
また、第2支持面120を構成する第2回動フレーム78にかかる荷重は、第1回動フレーム77を介して、横フレーム75にかかる荷重を支持する第1縦フレーム74にて受けることができるため、第1支持面110にて荷重を受けるときと同じように安定して支持することができる。
さらに、第1回動フレーム77は横フレーム75における第1縦フレーム74の直上位置にて回動可能に軸支されていることで、第1回動フレーム77にかかる荷重を第1縦フレーム74で受けることができるため、安定性が向上する。
また、第1回動フレーム77と第2回動フレーム78とは、それぞれ別個のフレームに軸支されているため、第1回動フレーム77及び第2回動フレーム78にかかる荷重を別個のフレームに分散化できるので、安定性が向上する。
尚、本実施例では、第1回動フレーム77は横フレーム75における第1縦フレーム74の直上位置にて回動可能に軸支されていたが、横フレーム75であれば、第1縦フレーム74の直上位置以外の箇所に軸支されていてもよい。さらに、本実施例では、第1回動フレーム77は横フレーム75に軸支されていたが、第1縦フレーム74に軸支されていてもよい。
また、本実施例では、第1回動フレーム77と第2回動フレーム78とを連結する連結手段の一例として、連結ボルト79a及び連結ナット79b、貫通孔92,100が適用されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1回動フレーム77と第2回動フレーム78とを連結することができるものであれば、例えば、連結ボルト79a以外の連結部材、例えば、係止突起と係止穴や係止フックと係止ピンなどの係止部材であってもよい。尚、連結手段は、本実施例の連結ボルト79a及び連結ナット79bのように、連結及び該連結の解除操作が可能な連結手段であることが好ましい。
また、本実施例では、第2支持面120は第2回動フレーム78の一面78aと第1回動フレーム77の端面77dとで構成されていたが、第2回動フレーム78の一面78aまたは第1回動フレーム77の端面77dのいずれかのみで形成されていてもよい。さらに、第1回動フレーム77の端面77dを第1回動フレーム77の端面77dよりも上方に突出させ、第1回動フレーム77の端面77dにより第2支持面を形成するようにしてもよい。
また、本実施例では、1本の第1回動フレーム77と1本の第2回動フレーム78とにより第2支持面120を形成可能であったが、2本以上の第1回動フレーム77と第2回動フレーム78とにより第2支持面120を形成するようにしてもよい。
また、本実施例では、第2回動フレーム78は、第2水平位置に位置したときに、横フレーム75と同様の長さ寸法となるように形成されていたが、必ずしも同じ長さでなくてもよい。
また、非連結状態、つまり、第1支持面110にて遊技機を支持する場合において、第1回動フレーム77や第2回動フレーム78は、横フレーム75や第2縦フレーム76に沿うように配置されることで、非連結状態において邪魔になることがないばかりか、第1回動フレーム77は、第1水平位置にあるときに、第1支持面110の一部を構成するため、膳板13の安定性が向上する。
また、第2縦フレーム76には、横フレーム75に対し第1縦フレーム74側に略平行に突出する突部95が形成され、第2回動フレーム78は、突部95に回動可能に設けられていることで、第2回動フレーム78を支持する突部95の端面77dに遊技機を設置するための膳板13等を直接載置することができるので、回動可能に設けられた第2回動フレーム78のみで膳板13を支持する場合に比べて、遊技機の荷重を好適に支えることができる。
また、支持枠66L,66Rは、上下方向を向く基準線(図示略)を中心として対称配置される前後一対の前記下部フレーム体173,173及び上部フレーム体174,174)を有し、突部95は、前側の第2縦フレーム76と後側の第2縦フレーム76とを連結する連結部材としての連結ビーム71の両端にそれぞれ一体形成されていることで、前側の下部フレーム体173に支持されるパチンコ遊技機2と後側の下部フレーム体173に支持されるスロットマシン3とで重量が異なる場合でも、一方の突部95にかかる荷重が連結ビーム71を介して他方に分散されるので、遊技機を安定して支持できる。
また、第1回動フレーム77は、横フレーム75の左右両側に配設された一対の回動フレーム77a,77bと該一対の回動フレーム77a,77bを連結する軸部材としての軸ボルト81aとを有し、横フレーム75には、軸ボルト81aが挿通される貫通孔としての軸受孔80が形成されていることで、横フレーム75の両側にバランスよく荷重がかかるようになるため、遊技機を安定して支持できる。
尚、本実施例では、第1回動フレーム77は左右一対の回動フレーム77a,77bにて構成されていたが、1本の回動フレームにて構成されていてもよい。
また、突部95は、第2縦フレーム76の左右両側に配設された一対の板部材としての支持片95b,95bと該一対の支持片95b,95bを連結する突部用軸部材としての軸部材97とを有し、支持片95b,95bには、軸部材97が挿通される貫通孔としての軸受孔98が形成されていることで、第2縦フレーム76の両側にバランスよく荷重がかかるようになるため、遊技機を安定して支持できる。
また、遊技機に対応して設けられ、所定の報知(例えば、遊技店員の呼出し用の報知や対応する遊技機に関する情報の表示など)が可能な報知装置としての呼出しランプ200を備え、上部フレーム体174には、呼出しランプ200の取付部としての幕板50が設けられていることで、遊技機の種類によって呼出しランプ200の上下位置も変わることで、遊技機に対する呼出しランプ200の位置関係が機種毎に変わることがないので、遊技者に違和感を与えにくくなる。
次に、本発明の変形例としての支持枠について、図9及び図10に基づいて説明する。図9は、(A)は変形例としての支持枠を示す正面図、(B)は(A)の要部拡大図である。図10は、(A)は変形例としての支持枠を示す正面図、(B)は(A)の要部拡大図である。
図9及び図10に示すように、本変形例の躯体1000を構成する支持枠1066は、遊技機の下部を支持する下部フレーム体1173と、下部フレーム体1173の上方に設けられ遊技機の上部を支持する上部フレーム体1174と、から構成され、下部フレーム体1173は、設置面に立設される第1縦フレーム1074と、第1縦フレーム1074の上部から略水平方向に延設され遊技機を第1位置にて支持する横フレーム1075と、横フレーム1075から上方に延設され上部フレーム体1174が上下方向に位置調整可能に設けられる第2縦フレーム1076と、第2縦フレーム1076に対し上下方向にスライド可能に設けられ遊技機を支持する移動支持部材1100と、横フレーム75に、移動支持部材1100を第1位置にて保持する第1回動位置(図10参照)と該第1位置よりも高い第2位置にて保持する第2回動位置(図9参照)との間で回動可能に設けられた回動部材1200と、を備えている。
移動支持部材1100は、第2縦フレーム76が挿入される管状の移動案内部1101と、移動案内部1101の下部から第1縦フレーム1074側に向けて略水平に延設される支持部1102と、から構成され、支持部1102の上面1102aにより遊技機を支持する支持面(支持部)が形成される。
回動部材1200は、支持部1102の両側に配置される左右一対の帯状金属片からなり、第1支持部1201と、該第1支持部1201よりも長寸で該第1支持部1201に対し直交するように形成される第2支持部1202と、から側面視略L字形に形成されている。
第1支持部1201と第2支持部1202との屈曲部には、横フレーム1075の上部に設けられた左右方向を向く回動軸1220が挿通されており、この回動軸1220を中心として、図10に示すように、第1支持部1201が上方を向く垂直位置に位置し第2支持部1202が横フレーム1075と平行をなす水平位置に位置する第1回動位置と、図9に示すように、第2支持部1202が上方を向く垂直位置に位置し第1支持部1201が横フレーム1075と平行をなす水平位置に位置する第2回動位置と、の間で回動可能に設けられている。
また、第1支持部1201の先端に貫通孔1203が形成されているとともに、第2支持部1202の先端には貫通孔1204が形成されており、支持部1102の左右側壁に同一軸心上に形成された貫通孔(図示略)に挿通可能な連結ボルト1210を挿通できるようになっている。
尚、本変形例の支持枠1066は、前後のうち一面(本変形例では前側)にのみ遊技機を設置可能とするものであるため、下部フレーム体1173及び上部フレーム体1174の後側には連結ビーム71,72を介して一直線状の縦フレーム1110が連結されている。つまり、下部フレーム体1173及び上部フレーム体1174は前後対称に配置されていない。このように下部フレーム体及び上部フレーム体は、前後一対に配置されていてもよいし、前後いずれか一方にのみ配置されていても支持枠を構成することができる。
図9に示すように、例えばパチンコ遊技機2を支持する場合、回動部材1200を第2回動位置とし、支持部1102の貫通孔(図示略)と貫通孔1204とを合致させた状態で連結ボルト1210を挿通して連結ナット(図示略)により締結することで、支持部1102の上面1102aが横フレーム1075よりも上方の第2位置にて保持される。
一方、図10に示すように、例えばスロットマシン3を支持する場合、回動部材1200を第1回動位置とし、支持部1102の貫通孔(図示略)と貫通孔1203とを合致させた状態で連結ボルト1210を挿通して連結ナット(図示略)により締結することで、支持部1102の上面1102aが横フレーム1075よりも上方の第1位置にて保持される。
つまり、回動部材1200は、移動支持部材1100を第1回動位置にて保持する第1保持部としての連結ボルト1210及び連結ナット、貫通孔1203と、第2回動位置にて保持する第2保持部としての連結ボルト1210及び連結ナット、貫通孔1204と、を備える。
尚、本変形例においては、第1保持部の一例として連結ボルト1210及び連結ナット、貫通孔1203が適用され、第2回動位置にて保持する第2保持部の一例として連結ボルト1210及び連結ナット、貫通孔1204が適用されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、移動支持部材1100を第1回動位置や第2回動位置にて保持できるものであれば、例えば、連結ボルト79a以外の連結部材、例えば、係止突起と係止穴や係止フックと係止ピンなどの係止部材であってもよい。尚、第1保持部や第2保持部は、本実施例の連結ボルト79a及び連結ナット79bのように、連結及び該連結の解除操作が可能な連結手段であることが好ましい。
このように構成された支持枠1066にあっては、膳板13を載置可能な支持部1102を有する移動支持部材1100が、第2縦フレーム1076に対し上下方向に移動可能に設けられていることで、遊技機の支持面を、第1位置と第2位置とに容易に変更することができるため、設置する遊技機の種類に応じて高さ位置を容易に変更することができる。
また、本変形例では、回動部材1200は所定箇所が軸支された帯状の板部材にて構成されていたが、カムのような形状をした部材であってもよい。
また、本変形例では、回動部材1200には、移動支持部材1100を第1位置にて保持する第1回動位置にて保持する第1保持部と、第2位置にて保持する第2回動位置にて保持する第2保持部とが設けられていたが、このような移動支持部材1100を設けることなく、膳板13を第1保持部や第2保持部に直接載置するようにしてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、遊技機の一例として、封入式のパチンコ遊技機2が適用されていたが、パチンコ遊技機2として、遊技機設置島(図示略)内に設けられた補給経路から補給された遊技球を用いて遊技を行うことが可能であり、使用された遊技球を回収経路に排出可能な所謂一般的なパチンコ遊技機を適用してもよい。
また、スロットマシンにあっては、遊技用価値としてメダル(遊技媒体)やクレジット等を用いて遊技を行うスロットマシン3が適用されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技用価値としてパチンコ球(遊技媒体)を用いて遊技を行うスロットマシンであってもよいし、雀球遊技機等にも適用可能である。
また、前記実施例では、遊技者所有の遊技用価値としてのメダルの一部(前記実施例では50枚まで)をクレジットとして記憶可能であり、メダルまたはクレジットを用いることで遊技(ゲーム)を行うことができるようになっていたが、例えば貸出要求に応じて貸し出された価値や入賞に応じて付与された価値を全てクレジットとして記憶し、該クレジットのみの使用で遊技を行うことが可能な遊技機であってもよく、この場合、遊技用価値とはクレジットにあたる。
1 躯体
2 パチンコ遊技機
3 スロットマシン
13 膳板
66L,66R 支持枠
74 第1縦フレーム
75 横フレーム
76 第2縦フレーム
77 第1回動フレーム
78 第2回動フレーム
79a 連結ボルト
79b 連結ナット
92 貫通孔
100 貫通孔
110 第1支持面
120 第2支持面

Claims (2)

  1. 遊技機を支持する遊技機支持枠であって、
    前記遊技機の下部を支持するための下部フレーム体と、
    前記下部フレーム体の上方に設けられ前記遊技機の上部を支持するための上部フレーム体と、から構成され、
    前記下部フレーム体は、
    設置面に立設される第1縦フレームと、
    前記第1縦フレームの上部から略水平方向に延設され前記遊技機を第1位置にて支持する横フレームと、
    前記横フレームから上方に延設され前記上部フレーム体が上下方向に位置調整可能に設けられる第2縦フレームと、
    前記第1縦フレームまたは前記横フレームに回動可能に設けられる第1回動フレームと、
    前記第2縦フレームに回動可能に設けられる第2回動フレームと、
    前記第1回動フレームと前記第2回動フレームとを連結する連結手段と、
    を備え、
    前記連結手段により前記第1回動フレームと前記第2回動フレームとを前記横フレームの上方位置にて連結することで、前記第1回動フレーム、前記第2回動フレーム、前記第2縦フレームにより、前記遊技機を前記第1位置よりも上方の第2位置にて支持する支持部が形成される、
    ことを特徴とする遊技機支持枠。
  2. 遊技機を支持する遊技機支持枠であって、
    前記遊技機の下部を支持するための下部フレーム体と、
    前記下部フレーム体の上方に設けられ前記遊技機の上部を支持するための上部フレーム体と、から構成され、
    前記下部フレーム体は、
    設置面に立設される第1縦フレームと、
    前記第1縦フレームの上部から略水平方向に延設される横フレームと、
    前記横フレームから上方に延設され前記上部フレーム体が上下方向に位置調整可能に設けられる第2縦フレームと、
    前記第2縦フレームに対し上下方向にスライド可能に設けられ前記遊技機を支持する移動支持部材と、
    前記第1縦フレームまたは前記横フレームに、前記移動支持部材を第1位置にて保持する第1回動位置と該第1位置よりも高い第2位置にて保持する第2回動位置との間で回動可能に設けられた回動部材と、
    を備え、
    前記回動部材は、前記移動支持部材を前記第1回動位置にて保持する第1保持部と、前記第2回動位置にて保持する第2保持部と、を備える、
    ことを特徴とする遊技機支持枠。
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