JP2017018270A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来にない遊技性を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】連打リーチ状態において設定された所定の遊技期間中に、遊技者が遊技ボタン25を操作し、その操作回数が所定回数に達すると、大当たり確定表示態様で図柄が確定表示され、遊技状態が連打リーチ状態から大当たりチャンス状態へ移行される一方、遊技期間中における遊技ボタン25の操作回数が所定回数に達しないと、はずれ確定表示態様で図柄が確定表示され、大当たりチャンス状態へは移行されない。したがって、遊技ボタン25の操作回数によって大当たりチャンス状態へ移行したり、移行しなかったりといった従来にない斬新な遊技を遊技者に提供し得るパチンコ機1とすることができる。
【選択図】図24

Description

本発明は、たとえば遊技球を循環させて遊技する独立単体型パチンコ機等といった遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一例として、たとえば特許文献1に記載されているように、周知のパチンコ機及び遊技球の循環装置を支持台に設置してなる独立単体型パチンコ機が知られている。
特開平10−179898号公報
上記独立単体型パチンコ機等の遊技機は、近年、所謂パチンコホールではなく、介護施設等への導入も検討されている。そして、介護施設等への導入にあたっては、たとえば図柄始動口への遊技球の進入をもって図柄の確定表示態様が決定され、図柄が所定時間にわたって変動した後、所定の特別確定表示態様で確定表示されると所謂大当たり状態が生起するといった従来周知の遊技機ではなく、今までにない遊技性を備えた遊技機が望まれている。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、従来にない遊技性を備えた遊技機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、遊技領域内を流下する遊技球を検出する検出手段と、遊技者が操作可能な遊技操作手段と、図柄を変動/確定表示する図柄表示部と、遊技に係る動作を制御する制御手段とを備えており、前記制御手段は、前記検出手段による遊技球の検出に応じて、前記図柄表示部で図柄を変動表示させた後に所定の確定表示態様で確定表示させ、当該確定表示態様が特別確定表示態様であると第1遊技状態へ遊技状態を移行させる遊技機であって、前記制御手段は、前記検出手段による遊技球の検出に応じて所定条件が充足されると、図柄の変動表示中に所定の遊技期間を設定し、前記遊技期間中における前記遊技操作手段の操作回数が所定回数に達すると前記特別確定表示態様で図柄を確定表示させる一方、前記遊技期間中における前記遊技操作手段の操作回数が前記所定回数に達しないと前記特別確定表示態様とは異なる確定表示態様で図柄を確定表示させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記所定条件が充足されると、前記図柄表示部における図柄の表示態様を所定の移行表示態様として遊技状態を過渡遊技状態へ移行させ、当該過渡遊技状態において前記遊技期間を設定するとともに、前記遊技期間中における前記遊技操作手段の操作回数が所定回数に達すると前記特別確定表示態様で図柄を確定表示させ、前記過渡遊技状態から前記第1遊技状態へ遊技状態を移行させる一方、前記遊技期間中における前記遊技操作手段の操作回数が前記所定回数に達しないと前記異なる確定表示態様で図柄を確定表示させ、前記過渡遊技状態へ移行する前の遊技状態へ遊技状態を復帰させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記所定条件が充足されると、前記図柄表示部における図柄の表示態様を所定の移行表示態様として遊技状態を過渡遊技状態へ移行させ、当該過渡遊技状態において前記遊技期間を設定するとともに、前記遊技期間中における前記遊技操作手段の操作回数が所定回数に達すると前記特別確定表示態様で図柄を確定表示させ、前記過渡遊技状態から前記第1遊技状態へ遊技状態を移行させる一方、前記遊技期間中における前記遊技操作手段の操作回数が前記所定回数に達しないと前記異なる確定表示態様で図柄を確定表示させるとともに、当該異なる確定表示態様での図柄の確定表示回数が所定の規定回数に達すると、前記過渡遊技状態へ移行する前の遊技状態へ遊技状態を復帰させる一方、前記規定回数未満であると、前記図柄の変動を再開させて前記図柄表示部における図柄の表示態様を前記移行表示態様とし、前記遊技期間を再設定することを特徴とする。
本発明によれば、図柄の変動表示中に設定された所定の遊技期間中に、遊技操作手段を操作し、その操作回数が所定回数に達すると特別確定表示態様で図柄が確定表示され、遊技状態が第1遊技状態へ移行される一方、遊技期間中における遊技操作手段の操作回数が所定回数に達しないと特別確定表示態様とは異なる確定表示態様で図柄が確定表示され、遊技状態が第1遊技状態へ移行されない。したがって、遊技操作手段の操作回数によって第1遊技状態へ移行したり、移行しなかったりといった従来にない斬新な遊技を遊技者に提供し得る遊技機とすることができる。
また、請求項2や請求項3に記載の発明によれば、第1遊技状態への移行する前の過渡遊技状態において遊技期間が設定され、その遊技期間中における遊技操作手段の操作回数が所定回数に達しなかったり(請求項2)、遊技操作手段の操作回数が所定回数に達しなかった回数が所定の規定回数に達したり(請求項3)すると、過渡遊技状態へ移行する前の遊技状態へ遊技状態を復帰する。したがって、遊技性を更に向上することができ、一層斬新な遊技を遊技者に提供し得る遊技機とすることができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、遊技期間中における遊技操作手段の操作回数が所定回数に達しなかった回数が所定の規定回数未満であると、図柄の変動が再開され図柄表示部における図柄の表示態様が移行表示態様となり、遊技期間が再設定される。そのため、遊技操作手段の操作回数を所定回数に到達させることを失敗したとしても、再度遊技操作手段の操作回数を所定回数に到達させ得るチャンスが与えられることになる。したがって、遊技の難度が抑えられており、特に遊技に精通していない遊技者であっても遊技意欲を欠くことなく遊技することができる上、そのように再チャレンジすることもできるといった極めて斬新な遊技を遊技者に提供し得る遊技機とすることができる。
支持台付きのパチンコ機の全体を示した斜視説明図である。 支持台付きのパチンコ機を左上側から示した斜視説明図である。 支持台付きのパチンコ機を後側から示した説明図である。 背板を組み付ける前の支持台付きのパチンコ機を後側から示した説明図である。 支持台付きのパチンコ機を右側から示した説明図である。 支持台を前側から示した斜視説明図である。 台車を前面側から示した斜視説明図である。 フレーム体を前面側から示した斜視説明図である。 フレーム体を底面側から示した説明図である。 支持台において角度調整板とパチンコ機の機枠との当接状態を示した断面説明図である。 支持台において固定ボルトにより機枠を固定している状態を示した断面説明図である。 背板の前面側を示した斜視説明図である。 遊技盤を前面側から示した説明図である。 上皿カバーを示した説明図であり、(a)は上面図、(b)は背面図、(c)は斜め後方から示した斜視説明図である。 パチンコ機の制御機構を示したブロック図である。 eカウンタの数値と基本変動パターンとの対応を示した説明図である。 基本変動パターンと詳細変動パターンとの対応を示した説明図である。 遊技カードを示した説明図である。 パチンコ機で使用する遊技球の断面を示した説明図である。 上皿部材を示した説明図であり、(a)は上皿カバーを装着した状態を、(b)は上皿カバーを取り外した状態を夫々示している。 循環部材を前側から示した斜視説明図である。 ハンドルユニットを示した斜視説明図である。 ハンドルユニットを示した説明図であり、(a)は上側から、(b)は前側から、(c)は右側から夫々示している。 通常状態における遊技の流れを示したフローチャート図である。 高確率状態における遊技の流れを示したフローチャート図である。 時短状態における遊技の流れを示したフローチャート図である。 リーチ状態における遊技の流れを示したフローチャート図である。
以下、本発明の一実施形態となる支持台付きのパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(支持台の説明)
まず支持台70の構造について、図1〜図12をもとに説明する。
図1は、支持台付きのパチンコ機の全体を示した斜視説明図である。図2は、支持台付きのパチンコ機を左上側から示した斜視説明図である。図3は、支持台付きのパチンコ機を後側から示した説明図である。図4は、背板80を組み付ける前の支持台付きのパチンコ機を後側から示した説明図である。図5は、支持台付きのパチンコ機を右側から示した説明図である。図6は、支持台70を前側から示した斜視説明図である。図7は、台車71を前面側から示した斜視説明図である。図8は、フレーム体72を前面側から示した斜視説明図である。図9は、フレーム体72を底面側から示した説明図である。図10は、支持台70において角度調整板87とパチンコ機1の機枠3との当接状態を示した断面説明図である。図11は、支持台70において固定ボルト88により機枠3を固定している状態を示した断面説明図である。図12は、背板80の前面側を示した斜視説明図である。
支持台70は、パチンコ機1やカード排出ユニット91を設置可能で、それらを設置することにより独立単体型パチンコ機を構成するものであって、木製の台車71と木製のフレーム体72とを組み立てて形成される。台車71は、底板73と、底板73の左右両側部上に立設される一対の側板74、74と、側板74、74の上部同士を連結するように固定される天板76と、側板74、74間にわたり天板76の底面に沿って架設される補強板75とを有している。底板73は、略矩形状に成形された平板の前端縁に沿って、後方へ凹んだ切り欠き部77を左右方向へ幅広く形成してなるもので、底板73の底面側には、台車71ひいては支持台70を所望の位置へ移動させるための4つのキャスター78、78・・と、所望の位置で支持台70を固定するための4つのストッパ79、79・・とが取り付けられている。また、底板73の前端部における切り欠き部77の左右外側の部位は、その先端が天板76の前端と略同じ程度まで前方へ大きく突出している。
また、側板74、74は、底板73の左右両側縁に沿って立設されており、各側板74の前端面は、上方へ向かうにしたがって徐々に後方側へ向かう滑らかな湾曲面として形成されている。さらに、天板76は、略矩形状に成形された平板であって、底板73の上方の空間S1を覆うように側板74、74の上端面に固定されている。この天板76の端面にはラバー部材が取り付けられており、天板76の端面(特にエッジ)が露出しないようになっている。加えて、補強板75は、矩形板状に形成された平板であって、天板76の前後方向で略中央となる位置に、側板74、74間にわたり天板76の底面に沿って下方へ立設されている。
そして、上述したような底板73、側板74、74、天板76、及び補強板75を有する台車71では、その前側に、切り欠き部77、側板74、74、及び天板76に囲まれており、前方及び下方へ開放された空間が設けられている。そして、当該空間が、車椅子や椅子、遊技者の足等を台車71の内側へ受け入れる空間として機能するようになっている。また、この空間は、底板73上の空間S1(底板73、側板74、74、及び天板76により囲まれる空間S1)にも連通して後側へ広がっており、遊技者が、補強板75よりも後側まで足を伸ばし入れ可能となっている。さらに、底板73の前端部における切り欠き部77の左右外側の部位が、天板76の前端部と略同程度まで大きく前方へ突出しているため、遊技者が天板76の前端際に体重をかける等しても、台車71は前方へ転倒しない。
一方、フレーム体72は、左右一対の側板81a、81bと、側板81a、81b間に架け渡される天板82及び底板83と、天板82上に立設される上板84と、側板81bに沿って底板83と天板82との間にわたり立設される前板85と、側板81a、81b間の空間S2を後方から覆うように取り付けられる背板80とを有している。側板81aは、フレーム体72の左側面を構成するものであって、パチンコ機1の機枠3よりも上下方向へ十分に長い略矩形平板状に形成されている。該側板81aの上端部には、フレーム体72同士ひいては支持台70同士を左右に複数連結可能とするための連結孔86が穿設されている。また、側板81aの内面(右側の表面)には、パチンコ機1の前後方向での設置角度を所定の設置角度に定めるための角度調整板87が取り付けられている。角度調整板87は、その前面が下方へ向かうにしたがって後側へ向かうテーパ面(垂直面に対して所定角度だけ前後に傾斜する傾斜面)となっており、角度調整板87の前面にパチンコ機1の機枠3の後面を当接させることで、パチンコ機1の設置角度を自動的に所定の設置角度に定めることができるようになっている。一方、側板81bは、フレーム体72の右側面を構成するものであって、側板81aと同じ上下高さを有する略矩形状に形成されており、その上端部には連結孔86が穿設されている。
また、天板82は、フレーム体72の上面を構成するもので、前後方向の長さが側板81a、81bの前後方向の長さよりも短い矩形平板状に形成されており、側板81a、81bの下端からパチンコ機1の機枠3の上下高さと略同じ高さとなる位置において、側板81a、81b間に架け渡されている。そして、天板82には、下方へねじ込み可能な一組の固定ボルト88、88が取り付けられており、当該固定ボルト88、88を機枠3の上面へねじ込むことにより、パチンコ機1をフレーム体72に対して固定可能としている。さらに、底板83は、フレーム体72の底面を構成するもので、側板81a、81bの下端同士を連結するように組み付けられている。該底板83は、略矩形状に形成された平板の前部に、左端部から機枠3の左右方向での長さと略同じ左右長さにわたり、後方へ切り欠かれた受け入れ部89を設けてなるもので、後述の如く支持台70の組み立て後、受け入れ部89内へ機枠3の底部を入れ込むことにより、パチンコ機1の支持台70上での設置位置を位置決め可能となっている。また、底板83には、フレーム体72と台車71とを一体化するための複数のボルト孔90、90・・が設けられている。
さらにまた、上板84は、天板82の前縁に沿って立設される矩形平板状の部材であって、前面略中央部には、パチンコ機1の遊技履歴を表示するための履歴表示装置57が設置されている。加えて、前板85は、上下方向に長い矩形平板状の部材であって、側板81bの前縁に沿って下端から天板82の下面にわたり立設されている。そして、前板85の左端面と側板81aとの間の左右方向での距離が、機枠3の左右方向での長さと略同じとなっている。また、前板85の後面側には、遊技カード60a〜60cを前板85の前面側へ排出するためのカード排出ユニット91が設置されている。カード排出ユニット91は、排出用スリット92及び排出報知LED93、93・・を有する前側装置94と、内蔵するカードを一枚ずつ排出する排出装置95とを備えてなる。そして、前側装置94は前板85の前面に、排出装置95は前板85の後面に固定された載置板96上に夫々設置されている。
加えて、背板80は、左右方向長さが側板81a、81b間の距離と略同じ長さで、上下方向長さが側板81a、81bよりも短くされた矩形平板状に形成されている。そして、該背板80は、左右両端縁が側板81a、81bの後端面に当接させて側板81a、81bへ固定され、側板81a、81b間の空間S2を後方から覆っている。また、背板80の前面の所定位置には、吸音材55が貼着されている。
以上のように構成される台車71及びフレーム体72からなる支持台70は、台車71とフレーム体72とに分割された状態で保管・運搬等される。そして、所望の位置に台車71を固定した後、フレーム体72を台車71の天板76上にセットし、ボルト等を用いてフレーム体72の底板83と台車71の天板76とを強固に連結する。すると、台車71の天板76、及びフレーム体72の側板81a、天板82、前板85で囲まれる空間S2が形成され、当該空間S2がパチンコ機1の設置空間となる。そこで、パチンコ機1を設置するに際しては、機枠3の底部をフレーム体72の前側から受け入れ部89内へ入れ込むとともに、機枠3を角度調整板87に当接させることにより、空間S2内でパチンコ機1の設置位置を位置決めする。そして、固定ボルト88を機枠3の上面へ強固にねじ込むとともに、機枠3の底部とフレーム体72の底板83とを図示しない連結板を利用して連結することにより、フレーム体72がパチンコ機1の上面及び左右両側面を囲った状態で、パチンコ機1が設置されることになる。なお、当該設置状態においては、補強板75の上方にパチンコ機1が位置している。
さらに、支持台70に設置されたパチンコ機1の後方を覆うように、背板80を組み付ける。この組み付け状態において、背板80の下端は、側板81a、81bの下端から所定高さだけ上方に位置しており、背板80の下端と台車71の天板76との間に、上下方向に所定幅を有し、空間S2と外部とを連通させる隙間S3が形成されている。また、背板80の上部において、天板82の後端と背板80の前面との間に、前後方向に所定幅を有し、空間S2と外部とを連通させる隙間S4が形成されている。さらに、背板80の前面に貼着された吸音材55が、パチンコ機1の後方(特に、遊技球を循環させるための循環部材27の後方)に位置している。
なお、当然ながらパチンコ機1を設置した後も、キャスター78、78・・を利用した支持台70の移動は可能である。また、履歴表示装置57及びカード排出ユニット91は、支持台70の組み立て前にフレーム体72に設置していてもよいし、支持台70の組み立て後、パチンコ機1の設置に伴い設置してもよい。さらに、支持台70には、パチンコ機1のプラグを接続可能な変圧装置(図示せず)も設置されており、該変圧装置を介してパチンコ機1を一般の家庭用電源に接続可能としている。
(パチンコ機の説明)
次にパチンコ機1の構造、及びパチンコ機1での遊技について、図1、図2、図4、図13〜図23をもとに説明する。
図13は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。図14は、上皿カバー8を示した説明図であり、(a)は上面図、(b)は背面図、(c)は斜め後方から示した斜視説明図である。図15は、パチンコ機1の制御機構を示したブロック図である。図16は、eカウンタの数値と基本変動パターンとの対応を示した説明図である。図17は、基本変動パターンと詳細変動パターンとの対応を示した説明図である。図18は、遊技カード60a、60b、60cを示した説明図である。図19は、パチンコ機1で使用する遊技球65の断面を示した説明図である。図20は、上皿部材7を示した説明図であり、(a)は上皿カバー8を装着した状態を、(b)は上皿カバー8を取り外した状態を夫々示している。図21は、循環部材27を前側から示した斜視説明図である。図22は、ハンドルユニット46を示した斜視説明図である。図23は、ハンドルユニット46を示した説明図であり、(a)は上側から、(b)は前側から、(c)は右側から夫々示している。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させるとともに、打ち込んだ遊技球を循環させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を保持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
当該遊技領域16は、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、遊技領域16に左部における両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の略中央には、「0」〜「9」の数字からなる図柄を表示するための図柄表示装置6が設けられている。この図柄表示装置6では、左右方向に数字を3列並べて表示可能となっている。さらに、図柄表示装置6を囲むように後述するカウントランプ20A〜20H等を備えたセンター部材26が設置され、該センター部材26の下方には、遊技球が進入可能な図柄始動口19が設けられている。さらにまた、図柄始動口19の更に下方には、一対の翼片を開閉動作可能に備えた第1チューリップ式電動役物17が設置されている一方、図柄始動口19の左右両側には、一対の翼片を開閉動作可能に備えた第2チューリップ式電動役物18が夫々設置されている。加えて、遊技領域16の最下端部には、遊技球を遊技領域16から遊技盤2の後方へ排出するための排出口22が設けられている。なお、遊技領域16の略全面には、多数の遊技釘が植設されている。
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、遊技球を発射装置10へ供給するための上皿7aを備えた上皿部材7が取り付けられている。また、上皿部材7における上皿7aの右側には、左側へのスライドにより球抜き機構(図示せず)を作動させ、上皿7a内の遊技球を下皿12へ球抜きするための球抜きレバー11が設けられている。
そして、上皿7aは、合成樹脂製で半透明の上皿カバー8により覆われている。上皿カバー8の本体41は、薄板状に形成されており、上皿7aの形状に応じて前方へ膨出する膨出部を有するカバー部と、カバー部から右方へ一体的に延設された規制部とを有している。また、規制部には、球抜きレバー11の操作部を挿通可能な挿通孔42が設けられている。挿通孔42は、上面視における球抜きレバー11の操作部の形状と略同じ形状となっている。そして、上皿カバー8の上皿部材7への取り付けにあたって、初期位置(球抜きされない位置)にある球抜きレバー11の操作部を挿通孔42へ挿通させることにより、挿通孔42の開口縁が操作部の外周面(表面)に当接し、球抜きレバー11の操作が規制されるようになっている。さらに、カバー部の下面には、下方へ突出する壁部43が、上皿7aの内周面の形状に沿って延設されている。そして、上皿カバー8により上皿7aを覆った際、壁部43の外面が上皿7aの内周面に当接し、上皿カバー8のガタ付きが防止されるようになっている。なお、上皿カバー8を半透明としたことで、上皿7a内での遊技球の状態を確認することができる。したがって、球詰まりの発生等を早期に発見することができる。また、半透明に限らず、透明としてもよいし、不透明としてもよい。
また、上皿部材7の右下側には、発射装置10を作動させるためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。さらに、ハンドル9の近傍には、後述するハンドルユニット46を接続するための接続部45が設けられている。加えて、上皿7aの前方には、遊技者が任意に押し込み操作可能な遊技ボタン25が設けられている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられており、前扉4の側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを備えたランプ部材15、15が設けられている。
一方、機枠3の後面側の下部には、各種制御基板や各種装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置29が設置されている。また、電源装置29の上側には、合成樹脂製のカバー状に形成されたセンターカバー21が取り付けられており、当該センターカバー21の内部には、遊技に係る制御を実行するための制御装置30、図柄表示装置6における表示動作等を制御する表示制御装置50、ランプ部材15の点灯/点滅動作等を制御する発光制御装置51、及びスピーカ14からの報音動作を制御する音制御装置52等が設置されている。
さらに、機枠3の後面側(遊技盤2の後面)において、上下方向で電源装置29と制御装置30との間となり、且つ、排出口22よりも下方となる位置には、図柄始動口19や第1チューリップ式電動役物17、第2チューリップ式電動役物18、18、排出口22の何れかへ進入した遊技球、すなわち遊技盤2の後側へ排出された遊技球を受け止めて上皿7a内へ返却することによって遊技球を循環させるための循環部材27が設置されている。該循環部材27は、フッ素を含有したポリカーボネートによって一体的に成形されてなるもので、横長な長方形状の基板27aの上端縁には、一定幅(約15mm)の遊技球回収通路27bが、一定の角度(約5°)で傾斜するように(後方から見て右下がりに)設けられている。当該遊技球回収通路27bの略中央(左右方向の中央)には、段差が設けられており、後方から見て左側(27b2)の方が、右側(27b1)よりもわずかに(約5mm)高くなっている(図4参照)。また、遊技球回収通路27bの下端際(すなわち、後方から見た右端際)には、略直方体状の導球部27cが、前方へ突出するように設けられており、その上面が、上皿7a内へ遊技球を導くための導球板27dとなっている。
加えて、遊技球回収通路27bの後方側の端縁には、ガード壁27eが連設されており、当該ガード壁27eが、基板27aに対して、所定の間隔を隔てて平行に配置された状態になっている。また、当該ガード壁27eの上端縁の大部分(導球板27dの上方を除いた部分)は、略水平になっており、上端縁全体に亘ってガード壁27eの壁面と直交するように、一定幅の折り返し片27fが設けられている。また、導球板27dの上方に位置した折り返し片27fの幅は、他の部分の幅よりも広くなっており、端縁の位置(前後の位置)が、基板27aの表面と同一になっている(すなわち、遊技球回収通路27bの上方の折り返し片27fには、幅広な窓が形成された状態になっている)。さらに、基板27aの導球部27cと反対の端縁際には、各種の配線を挿通させるための挿通孔27gが穿設されている。
上記の如く、構成された循環部材27は、基板27aの表面をミドル枠5の裏面に当接させた状態で固着(螺着)されている。そして、導球部27cの上面に略水平に設けられた導球板27dが、上皿7aの基端面と隙間なく連通した状態になっている(すなわち、導球板27dと上皿7aの基端面とが面一になっている)。
一方、制御装置30には、後述するような移行抽選の実行とともに下記部材の動作を制御するメインCPU32、ROMやRAM等といった記憶手段33、タイマ34、及びインターフェイス35等が搭載された制御基板31が内蔵されている。そして、該制御基板31は、インターフェイス35を介して、図柄始動口19、第1チューリップ式電動役物17、第2チューリップ式電動役物18、カード排出ユニット91、発射装置10、及びカウントランプ20A〜20H等と接続されている。また、制御基板31は、インターフェイス35を介して、表示制御装置50、発光制御装置51、及び音制御装置52とも電気的に接続されており、移行抽選の結果に応じて、スピーカ14やランプ部材15の動作や、図柄表示装置6における図柄の表示動作等を制御するようになっている。なお、図15では省略しているが、制御基板31は、遊技ボタン25や電源装置29、履歴表示装置57等ともインターフェイス35を介して接続されている。
記憶手段33には、移行抽選に使用するcカウンタ(移行決定用乱数)やdカウンタ(種別決定用乱数)、及び主に図柄の変動時間である基本変動パターンを決定するeカウンタ(変動時間情報決定用乱数)等の複数のカウンタが内蔵されている。各カウンタは、電源投入時から所定の規則に従って所定の数値の間をごく短時間(たとえば1割込2.000ms)のうちに1ずつ加算しながらループカウントするループカウンタであって、当該カウンタを用いた数値の取得は、乱数からの数値の取得とみなすことができる。また、cカウンタは0〜70(71通り)の間を、dカウンタは0〜4(5通り)の間を、eカウンタは0〜30(31通り)の間を夫々ループカウントするようになっている。そして、メインCPU32は、遊技球の図柄始動口19への進入検出を契機として、cカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタから夫々1つの数値を取得する(移行抽選を実行する)。
また、記憶手段33には、dカウンタの数値と遊技状態を移行させる先の種別とを対応づけた移行先決定テーブルや、図16に示す如くeカウンタの数値と基本変動パターンとを対応づけた基本変動パターン決定テーブルが記憶されている。基本変動パターンとは、主に図柄表示装置6における図柄の変動時間(たとえば変動開始から左列で図柄を停止表示し、さらに右列で図柄を停止表示するまでの時間等)を規定するものである。さらに、記憶手段33には、図柄の詳細な変動表示態様となる詳細変動パターンを複数種類記憶した変動パターン記憶領域38が設けられており、各詳細変動パターンは、図17に示す如く上記基本変動パターンと対応づけられている。
さらにまた、記憶手段33には、たとえば図柄表示装置6において図柄が変動表示中に図柄始動口19へ遊技球が進入したような場合に、当該進入に伴うcカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタからの取得数値を保留情報として最大4つまで記憶する保留情報記憶領域36が設けられている。加えて、記憶手段33には、保留情報記憶領域36に記憶されている保留情報を1つずつ移して記憶可能であり、移行抽選の結果が当選であるか否か等の移行判定を実行するための移行判定用記憶領域37が設けられている。尚、保留情報は、図柄が確定表示される度に記憶した順番で1つずつ移行判定用記憶領域37へ移されて消化され、該消化に伴って新たな保留情報が記憶可能となる。
以下、上記パチンコ機1における基本的な遊技動作について、図24〜図27に示すフローチャート図に沿って説明する。図24は、通常状態における遊技の流れを示したフローチャート図である。図25は、高確率状態における遊技の流れを示したフローチャート図である。図26は、時短状態における遊技の流れを示したフローチャート図である。図27は、リーチ状態における遊技の流れを示したフローチャート図である。
まずパチンコ機1では、通常状態において遊技球が図柄始動口19へ進入すると、当該進入がメインCPU32により検出される(S1)とともに、進入した遊技球は循環部材27により上皿7a内へ返却される。すると、メインCPU32は、進入検出のタイミングでcカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタから夫々1つの数値を取得し、さらに保留情報記憶領域36に記憶されている保留情報の数が最大値に達しているか否かを確認する(S2)。そして、保留情報の数が既に最大値に達していると(S2でYESと判断すると)、cカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタからの取得数値を記憶することなく削除する。一方、最大値に達していないと(S2でNOと判断すると)、cカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタからの取得数値を保留情報記憶領域36に記憶する(S3)。
また、メインCPU32は、図柄表示装置6において図柄を変動表示しているか、それとも確定表示しているかを常に確認しており、図柄を確定表示していると保留情報の有無を確認する。そして、保留情報が存在すると、消化する優先度が最も高い保留情報(ここでは、時間的に最も早く記憶した保留情報)を移行判定用記憶領域37へ移す(S4)とともに、当該保留情報について以下の移行判定を実行する(S5)。すなわち、保留情報を移行判定用記憶領域37へ移した時点での遊技状態に対応した移行抽選判定用テーブルを参照し、cカウンタからの取得数値が所定の「移行数値(通常状態で使用する移行抽選判定用テーブルでは、“0”の1通りとなっている)」であるか否か(すなわち、移行抽選の結果が「当選」であるか否か)を判定するとともに、当該移行抽選の判定結果が「当選」であるとdカウンタからの取得数値にもとづき「当選」の種別(すなわち、遊技状態の移行先の種別)を決定する。
なお、遊技状態の移行先の種別について詳述すると、メインCPU32は、dカウンタからの取得数値が“0”か“1”であると、当該「当選」が「第1リーチ当選」であるとして、図柄表示装置6において左列の表示部と右列の表示部とに同じ種類の図柄を停止表示させるといった所謂リーチ表示を成立させた後、後述するように遊技者による遊技ボタン25の操作を要求するスロットリーチ状態へ移行させる。また、dカウンタからの取得数値が“2”か“3”であると、当該「当選」が「第2リーチ当選」である(この「第2リーチ当選」が所定条件の充足となる)として、図柄表示装置6でのリーチ表示の成立後、後述するように遊技者による遊技ボタン25の操作を要求する連打リーチ状態(過渡遊技状態)へ移行させる。さらに、dカウンタからの取得数値が“4”であると、当該「当選」が「確定当選」であるとして、図柄表示装置6でのリーチ表示の成立後、遊技者による遊技ボタン25の操作を要することなく、図柄表示装置6の中列の表示部に左列の表示部及び右列の表示部で停止表示されている図柄と同じ種類の図柄を停止表示させて確定表示とし(すなわち、図柄表示装置6における表示態様を大当たり確定表示態様とし)、後述するような大当たりチャンス状態へ移行させる。
また、移行抽選の結果が「当選」であり(cカウンタからの取得数値が「移行数値」である)、且つ、dカウンタからの取得数値が“0”〜“3”である(すなわち、「当選」の種別が「リーチ当選」である)と、図16(b)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、eカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す(すなわち、図柄の変動時間を含む基本変動パターンを決定する)。さらに、移行抽選の結果が「当選」であり、且つ、dカウンタからの取得数値が“4”である(すなわち、「当選」の種別が「確定当選」である)と、図16(c)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、eカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す(すなわち、図柄の変動時間を含む基本変動パターンを決定する)。一方、移行抽選の結果が「はずれ」である(cカウンタからの取得数値が「移行数値」以外の数値である)と、図16(a)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、eカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す(すなわち、図柄の変動時間を含む基本変動パターンを決定する)。
その後、基本変動パターンに対応する詳細変動パターンを読み出し、図柄表示装置6において図柄の変動を開始するとともに、タイマ34により計時しながら読み出した詳細変動パターンにしたがって図柄表示装置6において図柄を変動表示させる。そして、読み出した基本変動パターンに応じた図柄の変動時間が経過すると、移行抽選の判定結果に応じた態様で図柄を停止表示させる。すなわち、移行抽選の結果が「第1リーチ当選」若しくは「第2リーチ当選」である(S5で「リーチ当選」と判断する)と、図柄表示装置6においてリーチ表示を成立させた(すなわち、図柄表示装置6における表示態様を所定の移行表示態様とした)後、dカウンタからの取得数値に対応するリーチ状態へ移行させる(S6)。また、移行抽選の結果が「確定当選」であると(S5で「確定当選」と判断すると)、特有の詳細変動パターンEにしたがい、図柄表示装置6においてリーチ表示を成立させた後、中列の表示部にも自動的に図柄を停止表示させて大当たり確定表示態様とし、大当たりチャンス状態へ移行させる(S8)。すなわち、リーチ状態を迂回して直接大当たりチャンス状態へ移行させることになる。一方、移行抽選の結果が「はずれ」であると(S5で「はずれ」と判断すると)、左列の表示部に停止表示させた図柄と異なる種類の図柄を右列の表示部に停止表示させた後、任意の図柄を中列の表示部に停止表示させて確定表示とし(すなわち、図柄表示装置6における表示態様をはずれ確定表示態様とし)、リーチ状態等へ移行させない。なお、制御装置30は、たとえば基本変動パターンDや基本変動パターンEを選択したりすると、図柄の変動表示中(すなわち、リーチ状態への移行前)にカウントランプ20A〜20Hを所定の期待演出態様(記憶手段33に記憶されている)で点灯/点滅させ、リーチ表示の成立、すなわちリーチ状態や大当たりチャンス状態への移行を遊技者に期待させる。
また、リーチ状態へ移行すると、遊技ボタン25やカウントランプ20A〜20Hを点灯/点滅させる等してリーチ状態への移行を報知するとともに、移行したリーチ状態における遊技内容等をスピーカ14から報音させ(たとえば、スロットリーチ状態へ移行した場合には「ボタンを押して図柄を揃えよう」等のメッセージを、連打リーチ状態へ移行した場合には「ボタンを連打しよう」等のメッセージを夫々報音させ)、遊技者に遊技ボタン25の操作を促す。
ここで、各リーチ状態でについて説明すると、スロットリーチ状態とは、所謂スロットマシーンの如く、遊技者による遊技ボタン25の操作に応じて、図柄表示装置6で図柄を確定表示させる遊技状態となっている。すなわち、スロットリーチ状態への移行に伴い遊技ボタン25の操作を有効とし、遊技者による遊技ボタン25の操作を検出すると、当該検出のタイミングに対応する図柄(たとえば、中列の表示部内を通過中の図柄等)を中列の表示部に停止表示させる。そして、停止表示された図柄が、左列の表示部及び右列の表示部で停止表示されている図柄と同じ種類の図柄であると、図柄の確定表示態様が大当たり確定表示態様であるとして大当たりチャンス状態へ移行させることになる。したがって、スロットリーチ状態が生起すると、遊技者は、図柄表示装置6における確定表示態様が大当たり確定表示態様になるよう、遊技ボタン25を適切なタイミングで操作しなければならない(たとえば、左列の表示部及び右列の表示部で停止表示されている図柄と同じ種類の図柄が中列の表示部を通過するタイミング等、スロットリーチ状態における所定の特別期間中に操作しなければならない)ことになる。
一方、連打リーチ状態とは、連打リーチ状態において設定した所定の遊技期間中における遊技ボタン25の操作回数に応じて、図柄表示装置6で図柄を停止表示させる遊技状態となっている。すなわち、連打リーチ状態への移行に伴い遊技ボタン25の操作を有効とする所定の遊技期間(たとえば10秒)を設定する。そして、遊技期間の開始に伴い遊技ボタン25の操作を有効とした後、当該遊技期間中に、遊技ボタン25が所定回数(たとえば30回)以上操作されると、中列の表示部に、左列の表示部及び右列の表示部で停止表示されている図柄と同じ種類の図柄を停止表示させ、図柄表示装置6における確定表示態様を大当たり確定表示態様とし、大当たりチャンス状態(第1遊技状態)へ移行させることになる。一方、遊技期間中における遊技ボタン25の操作回数が所定回数に達しないと、中列の表示部に、左列の表示部及び右列の表示部で停止表示されている図柄とは異なる種類の図柄を停止表示させ、図柄表示装置6における確定表示態様をはずれ確定表示態様とし、大当たりチャンス状態へ移行させない。したがって、連打リーチ状態が生起すると、遊技者は、図柄表示装置6における確定表示態様が大当たり確定表示態様になるよう、遊技期間の開始に伴い遊技ボタン25を連打しなければならないことになる。
そして、各リーチ状態において、遊技ボタン25が適切なタイミングで操作されたり、遊技期間中における遊技ボタン25の操作回数が所定回数に達したりすると、図柄表示装置6における表示態様を大当たり確定表示態様(特別確定表示態様)とし、その確定表示態様が大当たり確定表示態様である旨を判定した(S7でYESと判断した)後、大当たりチャンス状態へ移行させる(S8)。一方、リーチ状態において、遊技ボタン25が適切なタイミングで操作されなかったり、遊技機期間中における遊技ボタン25の操作回数が所定回数に達しなかったりすると、図柄表示装置6における表示態様をはずれ確定表示態様(特別確定表示態様とは異なる確定表示態様)とし、その確定表示態様がはずれ確定表示態様である旨を判定した(S7でNOと判断した)後、リーチ状態へ移行する前の遊技状態へ復帰させる。すなわち、メインCPU32は、リーチ状態における遊技ボタン25の操作に応じて図柄表示装置6における図柄の確定表示態様を決定し、決定した確定表示態様で図柄を確定表示することになる。なお、スロットリーチ状態では、スロットリーチ状態への移行後、所定の有効時間(たとえば60秒)をこえて遊技ボタン25が操作されなかった場合にも図柄表示装置6における表示態様をはずれ確定表示態様とし、その確定表示態様がはずれ確定表示態様である旨を判定した(S7でNOと判断した)後、リーチ状態へ移行させる前の遊技状態へ復帰させる。
また、大当たりチャンス状態へ移行すると、合計の開放時間が所定の第1特別時間(たとえば30秒)となるまで、若しくは、開動作している第1チューリップ式電動役物17への遊技球の進入個数が合計で所定個数(ここでは8個)に達するまでの何れかの条件が満たされるまで、第1チューリップ式電動役物17を開動作させる(S9)。そして、開動作している第1チューリップ式電動役物17へ所定個数以上の遊技球の進入を検出すると(S9でYESと判断すると)、大当たり状態へ移行させる(S10)。一方、大当たりチャンス状態において、第1チューリップ式電動役物の合計の開放時間が所定の第1特別時間に達したにもかかわらず、第1チューリップ式電動役物17への遊技球の進入個数が所定個数に達しないと(S9でNOと判断すると)、大当たり状態へ移行することなく、リーチ状態へ移行する前の遊技状態へ復帰させる。
この大当たりチャンス状態では、遊技球が第1チューリップ式電動役物17へ進入する度に、第1チューリップ式電動役物17を一旦閉動作させ、進入個数の合計を確認する。このとき、進入個数の合計が所定個数に達していないと、再度開動作させ、次の遊技球の進入を待つ。また、大当たりチャンス状態では、遊技球が第1チューリップ式電動役物17へ進入する度に、センター部材26のカウントランプ20A〜20Hを左端のカウントランプ20Aから順に右側へ1つずつ点灯させていく。すなわち、たとえば大当たりチャンス状態へ移行した後、最初の遊技球の第1チューリップ式電動役物17への進入を検出すると、カウントランプ20Aのみを点灯させる。また、2個目の遊技球の第1チューリップ式電動役物17への進入を検出するまではカウントランプ20Aのみを点灯させつづけ、2個目の遊技球の進入を検出したことをもって、カウントランプ20Aに加え、カウントランプ20Bを点灯させる。さらに、3個目の遊技球の第1チューリップ式電動役物17への進入を検出するまでは、カウントランプ20Aとカウントランプ20Bとを点灯させつづけ、3個目の遊技球の進入を検出したことをもって、カウントランプ20A、20Bに加え、カウントランプ20Cを点灯させる。このような順で点灯するカウントランプの個数を増やし、最終的に所定個数目の遊技球の第1チューリップ式電動役物17への進入を検出すると、全てのカウントランプ20A〜20Hを点灯させる。なお、大当たりチャンス状態におけるカウントランプ20A〜20Hの点灯態様(報知態様)は記憶手段33に記憶されている。
そして、大当たり状態へ移行すると、所定の第2特別時間(たとえば30秒)にわたる第1チューリップ式電動役物17及び第2チューリップ式電動役物18、18の開放を3回繰り返す大当たり状態を生起させる。また、大当たり状態の生起に伴い、カウントランプ20A〜20Hを所定の大当たり態様で点灯/点滅させ、遊技者の高揚感を高める。さらに、大当たり状態の生起に伴い、カード排出ユニット91を作動させ、遊技カード60a〜60cのうちの何れか一枚の遊技カード(たとえば遊技カード60a)を排出用スリット92を介して前板85の前面側へ排出させるとともに、遊技者により遊技カード60aが抜き取られるまで排出報知LED93、93・・を点灯させ、遊技カード60aが排出されている旨を遊技者に報知する。なお、大当たりチャンス状態や大当たり状態において、開放された第1チューリップ式電動役物17や第2チューリップ式電動役物18へ進入した遊技球は、図柄始動口19へ進入した場合と同様、循環部材27により上皿7a内へ返却される。
さらに、大当たり状態が終了すると、移行抽選の結果が「当選」となる確率が向上しているとともに、移行抽選の結果が「はずれ」である場合の図柄の平均変動時間が短い高確率状態を生起させる。すなわち、高確率状態で使用する移行抽選判定用テーブルでは、“0”〜“9”の10通りと、通常状態よりも多くの数値(cカウンタの数値)が「移行数値」とされている。また、高確率状態で「はずれ」時に使用する基本変動パターン決定テーブルでは、通常状態よりも多くの数値(eカウンタの数値)が基本変動パターンAに割り振られている。そして、高確率状態を生起させると、まず保留情報記憶領域36における保留情報の有無を確認し(S11)、保留情報が存在すると(S11でYESと判断すると)、消化する優先度が最も高い保留情報を移行判定用記憶領域37へ移す(S14)。また、保留情報が存在しないと(S11でNOと判断すると)、通常状態と同様に、遊技球の図柄始動口19への進入検出(S12)をもって保留情報を記憶した後(S13)、保留情報を移行判定用記憶領域37へ移す(S14)。その後、移行判定用記憶領域37へ移した保留情報について、移行抽選の結果が「当選」であるか否かの移行判定を行う(S15)。
そして、移行抽選の結果が「当選」である(S15で「リーチ当選」と「確定当選」との何れか)と、dカウンタからの取得数値に応じて、通常状態と同じくリーチ状態へ移行させたり(S16)、リーチ状態を迂回して直接大当たりチャンス状態へ移行させたり(S18)する。そして、リーチ状態へ移行した場合には、図柄の確定表示態様が大当たり確定表示態様になる(S17でYESと判断する)と大当たりチャンス状態へ移行させる(S18)。そして、大当たりチャンス状態において第1チューリップ式電動役物17へ所定個数以上の遊技球が進入すると(S19でYESと判断)、大当たり状態へ移行させる(S20)。一方、移行抽選の結果が「はずれ」である(S35で「リーチ当選」と「確定当選」との何れでもない)と、図柄表示装置6における表示態様をはずれ確定表示態様とした後、高確率状態の生起後における図柄の確定表示回数が第1特定回数(たとえば5回)に達したか否かを確認する(S21)。そして、高確率状態において移行抽選の結果が「当選」となることなく、高確率状態の生起後における図柄の確定表示回数が第1特定回数に達すると(S21でYESと判断すると)、高確率状態を終了するとともに、移行抽選の結果が「当選」となる確率は通常状態と同じである(すなわち、時短状態で使用する移行抽選判定用テーブルでは、“0”の1通りと、通常状態と同じ数の数値のみが「移行数値」とされている)ものの、移行抽選の結果が「はずれ」である場合の図柄の平均変動時間が短い時短状態を生起させる。なお、S17やS19でNOと判断した場合にも、S21で図柄の確定表示回数を確認し、S17やS19でNOと判断した際の図柄の確定表示が第1特定回数目の確定表示であると、高確率状態を終了して時短状態を生起させることになる。
そして、時短状態を生起させると、高確率状態の生起時と同様、まず保留情報記憶領域36における保留情報の有無を確認し(S31)、保留情報が存在すると(S31でYESと判断すると)、消化する優先度が最も高い保留情報を移行判定用記憶領域37へ移す(S34)。また、保留情報が存在しないと(S31でNOと判断すると)、通常状態と同様に、遊技球の図柄始動口19への進入検出(S32)をもって保留情報を記憶した後(S33)、保留情報を移行判定用記憶領域37へ移す(S34)。その後、移行判定用記憶領域37へ移した保留情報について、移行抽選の結果が「当選」であるか否かの移行判定を行う(S35)。
そして、移行抽選の結果が「当選」である(S35で「リーチ当選」と「確定当選」との何れか)と、dカウンタからの取得数値に応じて、通常状態と同じくリーチ状態へ移行させたり(S36)、リーチ状態を迂回して直接大当たりチャンス状態へ移行させたり(S38)する。そして、リーチ状態へ移行した場合には、図柄の確定表示態様が大当たり確定表示態様になる(S37でYESと判断する)と大当たりチャンス状態へ移行させる(S38)。そして、大当たりチャンス状態において第1チューリップ式電動役物17へ所定個数以上の遊技球が進入すると(S39でYESと判断)、大当たり状態へ移行させる(S40)。一方、移行抽選の結果が「はずれ」である(S35で「リーチ当選」と「確定当選」との何れでもない)と、図柄表示装置6における表示態様をはずれ確定表示態様とした後、時短状態の生起後における図柄の確定表示回数が第2特定回数(たとえば30回)に達したか否かを確認する(S41)。そして、時短状態において移行抽選の結果が「当選」となることなく、時短状態の生起後における図柄の確定表示回数が第2特定回数に達すると(S41でYESと判断すると)、時短状態を終了して通常状態へ復帰させる。なお、S41では、時短状態の生起後における図柄の確定表示回数ではなく、大当たり状態の終了後における図柄の確定表示回数(すなわち、高確率状態での確定表示回数をも含めた通算の確定表示回数)が第2特定回数(ここでは、35回となる)に達したか否かを判断してもよい。また、S37やS39でNOと判断した場合にも、S41で図柄の確定表示回数を確認し、S37やS39でNOと判断した際の図柄の確定表示が第2特定回数目の確定表示であると、時短状態を終了して通常状態へ復帰することになる。
ただ、各リーチ状態において、1回のチャンスで遊技ボタン25を適切なタイミングで操作したり、遊技期間中に遊技ボタン25を所定回数以上操作したりすることは難しい。特に、遊技に精通していない初心者にしてみると尚更である。そこで、メインCPU32は、図柄表示装置6におて図柄を確定表示し、図柄の確定表示態様が大当たり確定表示態様であるか否かを判定した(S7、S17、S37)際、その確定表示態様がはずれ確定表示態様である(S7、S17、S37でNOと判断する)と、リーチ状態における図柄の確定表示回数(今回のリーチ状態における図柄の確定表示回数であって、以前のリーチ状態における図柄の確定表示回数との合計確定表示回数ではない)を確認する(S51)。そして、リーチ状態における図柄の確定表示回数が規定回数(ここでは2回)に達していない(S51でNOと判断する)と、中列の表示部において図柄の変動を再開させる(すなわち、図柄表示装置6における表示態様を、確定表示前の表示態様であって、リーチ状態への移行時における移行表示態様へ復帰させる、S52)。そして、遊技ボタン25やカウントランプ20A〜20Hを点灯/点滅させる等したり、スピーカ14から所定のメッセージ(たとえば「ラストチャンス」等)を報音させる等して、再び大当たり確定表示態様とするチャンスがあることを遊技者に報知するとともに、遊技者に遊技ボタン25の操作を促す。なお、中列の表示部において図柄の変動を再開させるにあたり、保留情報を新たに消化することはなく、この変動再開に係る遊技は、現時点で移行判定用記憶領域37へ移されている保留情報での遊技となる。
そして、再開された図柄の変動に係り、スロットリーチ状態において遊技ボタン25が適切なタイミングで操作されたり、連打リーチ状態において再び設定された遊技期間中における遊技ボタン25の操作回数が所定回数に達したりすると、図柄表示装置6における表示態様を大当たり確定表示態様とし、その確定表示態様が大当たり確定表示態様である旨を判定した(S7、S17、S37でYESと判断した)後、大当たりチャンス状態へ移行させる(S8、S18、S38)。すなわち、リーチ状態への移行時における表示態様への復帰後は、遊技ボタン25の操作に応じて図柄の確定表示態様が新たに決定されることになる。ただ、再開された図柄の変動についても、遊技ボタン25が適切なタイミングで操作されなかったり、再設定された遊技機期間中における遊技ボタン25の操作回数が所定回数に達しなかったりすると、図柄表示装置6における表示態様をはずれ確定表示態様とする。そして、確定表示態様がはずれ確定表示態様である旨を確認(S7、S17、S37でNOと判断)した後、リーチ状態における図柄の確定表示回数を確認し(S51)、今回の確定表示で確定表示回数が規定回数に達する(S51でYESと判断する)と、大当たりチャンス状態へ移行させることなく、リーチ状態を終了させる。なお、スロットリーチ状態において、所定の有効期間内に遊技ボタン25が操作されなかった場合も、適切なタイミングで操作されなかった場合と同じ制御となる。
ここで、大当たり状態の生起に伴いカード排出ユニット91が排出する遊技カード60a〜60cについて説明する。遊技カード60aは、前後方向に長い長方形状に成形されており、その前端部には前後方向に所定幅を有する共通装飾部61が設けられている。また、遊技カード60aの後端部にも、前端部と同じ前後幅を有する共通装飾部61が設けられている。そして、共通装飾部61、61間が、遊技カード60aであることを識別可能な識別装飾部62aとなっており、該識別装飾部62aには、文字等を書き込み可能なメモ部63が設けられている。
また、遊技カード60bは、遊技カード60aと同じ大きさに成形された長方形カード体であり、前端部及び後端部には、遊技カード60aと同じ共通装飾部61、61が設けられている。そして、共通装飾部61、61間が、遊技カード60bであることを識別可能で、識別装飾部62aとは異なる識別装飾部62bとなっている。また、識別装飾部62bにも、遊技カード60a同様、メモ部63が設けられている。
さらに、遊技カード60cは、遊技カード60a、60bと同じ大きさに成形された長方形カード体であり、前端部及び後端部には、遊技カード60a、60bと同じ共通装飾部61、61が設けられている。そして、共通装飾部61、61間が、遊技カード60cであることを識別可能で、識別装飾部62a、62bとは異なる識別装飾部62cとなっている。また、識別装飾部62cにも、遊技カード60a、60b同様、メモ部63が設けられている。
なお、全ての遊技カード60a〜60cは、表裏どちらも同様の装飾が施されている(すなわち、共通装飾部61、識別装飾部62a、62b、62c、及びメモ部63が設けられている)。
そして、カード排出ユニット91は、各遊技カード60a〜60cの前側か後側かの何れかの共通装飾部61のみが前板85の前面に露出するように、遊技カード60a〜60cを排出する。したがって、遊技者にしてみると、排出された遊技カードを抜き取らない限り、遊技カード60a〜60cのうちの何れの遊技カードが排出されたのか確認できないようになっている。
また、パチンコ機1で使用する遊技球65について説明する。遊技球65は、通常のパチンコ機で使用する遊技球と同じ直径(11mm)を有するもので、直径10.4mmの金属球66の表面に0.3mmの厚さの合成樹脂層67を設けてなる。そして、合成樹脂層67を形成する合成樹脂としては、アイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1605」)にフッ素を添加したものを使用しており、遊技釘等への衝突音の低減に加え、フッ素を添加したことで遊技球65の表面の摩擦抵抗の低減、ひいては球詰まりの防止を図っている。
そして、遊技者による上記パチンコ機1での遊技を一般的な流れに沿って説明すると、遊技者は通常状態から遊技を開始することになり、ハンドル9を回動操作して発射装置10を作動させ、発射通路13を介して遊技球を遊技領域16内へ打ち込み、まずは図柄始動口19への遊技球の進入を狙う。そして、図柄始動口19へ進入した遊技球による移行抽選の結果が「当選」となりリーチ状態へ移行すると、図柄表示装置6において同じ種類の図柄が左右に3つ並んで停止表示されるように、適切なタイミングで遊技ボタン25を操作したり(スロットリーチ状態)、設定された遊技期間中に遊技ボタン25を少なくとも所定回数操作したり(連打リーチ状態)する。その結果、図柄表示装置6において同じ種類の図柄が左右に3つ並んで停止表示され、大当たりチャンス状態が生起すると、開動作する第1チューリップ式電動役物17への所定個数以上の遊技球の進入を狙う。そして、所定個数以上の遊技球が進入して大当たり状態が生起すると、排出用スリット92から共通装飾部61のみが露出するような状態で排出される遊技カードを抜き取り、遊技カード60a〜60cのうちの何れの遊技カードが排出されたか、またメモ部63にはどのような内容が記載されているか等を確認するとともに、開動作した第1チューリップ式電動役物17及び第2チューリップ式電動役物18への遊技球の進入を狙う。また、大当たり状態の終了後は、移行抽選に「当選」する確率が向上した高確率状態や図柄の平均変動時間が短い時短状態が生起するため、リーチの成立(リーチ状態や大当たりチャンス状態への移行)を期待しつつ、図柄始動口19への遊技球の進入を狙う。なお、図柄始動口19や第1チューリップ式電動役物17、第2チューリップ式電動役物18に進入した遊技球のみならず、何れの部材にも進入することなく排出口22から排出される遊技球についても、循環部材27により上皿7a内へ返却される。
さらに、パチンコ機1には、図22及び図23に示すようなハンドルユニット46が接続可能となっている。
ハンドルユニット46は、本体ケース47と、本体ケース47の上面47aに設けられた補助ボタン48と、本体ケース47の上面47aから突出する補助ハンドル49とを備えてなる。本体ケース47は、上面47aが前下がりの傾斜面とされた箱状に形成されており、内部には、補助ボタン48の操作を検出するスイッチが搭載されたスイッチ基板(図示せず)や補助ハンドル49の回動操作を検出する素子が搭載されたハンドル基板(図示せず)等が収納されている。また、本体ケース47の後面には、補助ボタン48や補助ハンドル49とパチンコ機1とを電気通信可能に接続するためのケーブルを引き出すための引出口47bが設けられている。
補助ボタン48は、遊技ボタン25と略同じ大きさに形成されており、遊技ボタン25同様、遊技者による押し込み操作が可能となっている。補助ハンドル49は、ハンドル9と略同じものであって、ハンドル9同様、遊技者による回動操作が可能となっている。そして、本体ケース47の上面47aの前側に補助ボタン48が設けられ、該補助ボタン48の後側に補助ハンドル49が設けられている(言い換えるなら、本体ケース47の上面において、補助ボタン48が、補助ハンドル49の傾斜する側に設けられている)。また、補助ハンドル49は、先端側(遊技者が回動操作する回動レバー側)が基端側よりも前側へせりだすような前傾姿勢(すなわち、本体ケース47の上面47aにおいて、鉛直方向から所定角度だけ傾斜した傾斜方向へ突出するような姿勢)で組み付けられており、補助ハンドル49の回動レバーと補助ボタン48とが上面視で一部重なる(図23(a))ようになっている。
そして、ハンドルユニット46は、引出口47bより引き出されたケーブル(図示せず)を、パチンコ機1のハンドル9近傍に設けられた接続部45へ接続することにより使用可能となる。すなわち、補助ハンドル49が発射装置10と電気通信可能に接続され、補助ボタン48は発射装置10を介して制御装置30と電気通信可能に接続されることになる。したがって、補助ハンドル49を回動操作すると、発射装置10が作動して遊技球が発射される。また、各リーチ状態においては、補助ボタン48の操作が有効となり、たとえばスロットリーチ状態にあっては、補助ボタン48を押し込み操作すると、補助ボタン48を操作したタイミングに応じた図柄が中列の表示部に停止表示されることになり、また連打リーチ状態にあっては、遊技期間中に補助ボタン48の操作回数がカウントされることになる。そこで、当該ハンドルユニット46は、遊技者の手がパチンコ機1のハンドル9に届かないような場合にパチンコ機1と接続し、所望の位置にハンドルユニット46をセットして使用すればよい。たとえば車椅子に乗った被介護者が、車椅子が邪魔となってパチンコ機1に近寄れないような場合には、当該ハンドルユニット46を被介護者の近くにセットすることで対応することができる。また、たとえば腕に障害を抱えた被介護者が、ハンドル9を操作できるほど腕が上がらないような場合には、被介護者の腕にあわせた位置にハンドルユニット46をセットすることで対応することができる。
なお、ハンドル9及び遊技ボタン25とハンドルユニット46とのどちらを有効な状態とするかを切り替える切替スイッチをパチンコ機1に設けてもよいし、ハンドルユニット46を接続することで自動的にハンドルユニット46が有効となり、ハンドル9及び遊技ボタン25が無効となる(すなわち、ハンドル9を回動操作しても発射装置10が作動しない等)ように構成してもよい。さらに、ハンドルユニット46を接続した際、ハンドル9及び遊技ボタン25とハンドルユニット46との両方を有効な状態とするように構成しても何ら問題はない。
(本実施形態の支持台付きのパチンコ機による効果)
上述したような構成を有する支持台付きのパチンコ機によれば、支持台70が、キャスター78、78・・付きの台車71と、フレーム体72とを組み立ててなるものであるため、台車71とフレーム体72とに分割した状態で夫々別個に保管・運搬等することができる。したがって、支持台70の保管や運搬に係る作業を容易なものにすることができ、介護施設等への導入も容易となる。
また、台車70の底板73の前端縁に沿って、後方へ凹んだ切り欠き部77を左右方向へ幅広く形成しており、台車70の前側に、当該切り欠き部77と側板74、74及び天板76とにより囲まれた空間、すなわち前方及び下方へ開放された空間を設けている。したがって、たとえ車椅子を利用する遊技者であっても、台車70の前側から切り欠き部77等により形成された空間内へ車椅子や足を入れるだけで、パチンコ機1に近い位置で楽に遊技することができる。
さらに、台車71の天板76上にパチンコ機1を設置した際、補強板75の上方にパチンコ機1が位置し、補強板75が、天板76におけるパチンコ機1の設置箇所を下方から支持するような格好で補強するようになっている。したがって、台車71の天板76にひびや割れ等が生じにくく、支持台70の強度向上を図ることができる。
さらにまた、切り欠き部77等により形成された空間は、底板73上の空間S1にも連通して後側へ広がっているため、遊技者が、補強板75よりも後側まで足を伸ばし入れたりすることができ、遊技者にしてみると非常に楽な姿勢で遊技することができる。加えて、底板73における切り欠き部77の左右外側の部位を、天板76の前端部と略同程度まで大きく前方へ突出させているため、遊技者が天板76の前端際に体重をかける等しても、台車71は前方へ転倒することがなく、安全性の向上をも図ることができる。
またさらに、フレーム体72の左右両側板81a、81bに連結孔86を夫々設けている。したがって、介護施設等へ導入するにあたり、たとえばボルトとナットからなる連結具等を利用することで、支持台70同士を連結状態で左右に並設することができ、ひいては支持台70、70・・の設置状態を安定させることができる。
加えて、フレーム体72の側板81aの内面に、前面が所定のテーパ面とされた角度調整板87を取り付けており、パチンコ機1を設置するにあたり、パチンコ機1の機枠3を角度調整板87の前面に当接させるだけで、パチンコ機1の設置角度を所定の設置角度とすることができる。したがって、設置作業の経験のない者であっても、容易にパチンコ機1を好適な設置角度で設置することができる。さらに、フレーム体72の天板82に下方へねじ込み可能な固定ボルト88、88を設けており、固定ボルト88、88をパチンコ機1の機枠3の上面にねじ込むことにより、パチンコ機1をフレーム体72に対して固定可能としている。したがって、パチンコ機1の設置作業の一層の簡易化を図ることができる。
また、パチンコ機1が設置される側板81a、81b間の空間S2を後方から覆うように背板80を組み付けるとともに、背板80の前面で、特に循環部材27の後方を含むような位置に、吸音材55を貼着している。したがって、循環部材27上へ落下したり、循環部材27上を転動したりする遊技球が発する騒音を低減することができる。
さらに、背板80を組み付けた際に、背板80の下端と台車71の天板76との間に空間S2と外部とを連通させる隙間S3が、フレーム体72の天板82の後端と背板80の上部の前面との間に空間S2と外部とを連通させる隙間S4が夫々形成されるようにしている。そのため、制御装置30等から生じた熱により、空間S2内において隙間S3から隙間S4へと流れる空気流が発生することになる。したがって、パチンコ機1の後側に熱がこもりにくく、空間S2内に熱がこもって制御装置30に悪影響を及ぼす等の問題が生じない。
さらにまた、上皿7aを覆うように取り付けられる上皿カバー8に、球抜きレバー11の操作部が挿通可能な挿通孔62を有する規制部を設けている。そして、上皿カバー8の取り付けにあたって、球抜きレバー11の操作部を挿通孔62へ挿通させることにより挿通孔62の開口縁が球抜きレバー11の操作部の外周面に当接し、球抜きレバー11の操作が不能となるようにしている。したがって、球抜きレバー11等を有する従来周知のパチンコ機を用いて支持台付きのパチンコ機を構成したとしても、遊技者が誤って球抜きレバー11を操作し、上皿内の遊技球が下皿12へ球抜きされてしまうといったおそれがない。また、上皿カバー8を取り付けるだけで球抜きレバー11の操作を不能とすることができるため、球抜きレバー11と球抜き機構との連係を解除したり、球抜きレバー11を取り外すといった煩わしい作業が必要でなく、安価に支持台付きのパチンコ機を製造することができる。
またさらに、遊技盤2の後面で、全ての進入手段及び排出口22よりも下方となる位置に、下方へ凹んだ皿状で、左端部(前から見て)で上皿7aへの連通口と連通し、且つ、底面が連通口側へ向かって下降傾斜する傾斜面とされた受け止め部を有する循環部材27を設置しており、図柄始動口19や第1チューリップ式電動役物17、第2チューリップ式電動役物18に進入した遊技球、及び何れの部材にも進入することなく排出口22から排出される遊技球を受け止め部で受け止めた後、遊技球回収通路27b上を流下させて上皿7aへ返却可能としている。したがって、リフト手段等により遊技球を循環させていた従来のパチンコ機と比較すると、遊技球の循環に係る構造が非常に簡易化されており、支持台付きパチンコ機を小型化することができるし、製造コストを低減することができる。また、従来のパチンコ機の如く遊技球の循環に別途動力を必要としないため、運転コストの低コスト化をも図ることができる。
加えて、上下方向で電源装置29と制御装置30との間の空間を利用して循環部材27を設置しているため、従来周知の循環型でないパチンコ機に循環部材27を容易に後付けすることができる。したがって、従来周知の循環型でないパチンコ機を、支持台付きパチンコ機における遊技機本体(パチンコ機1)として使い回すことができる等、製造コストの一層の削減を図ることができる。なお、循環手段である循環部材27をフッ素含有ポリカーボネートによって形成しているため、遊技球が機台内を循環し続ける際に汚れが付着しにくく、球詰まり等のトラブルが生じにくいといった効果もある。
一方、パチンコ機1では、移行抽選の結果が「リーチ当選」であると、遊技ボタン25の適切なタイミングでの操作や、遊技機期間中における遊技ボタン25の所定回数以上の操作を要するリーチ状態へ移行するととともに、リーチ状態において適切なタイミングで遊技ボタン25が操作される等すると、図柄表示装置6における表示態様が大当たり確定表示態様となって大当たりチャンス状態へ移行し、さらに当該大当たりチャンス状態において所定個数以上の遊技球が第1チューリップ式電動役物17へ進入すると、第1チューリップ式電動役物17や第2チューリップ式電動役物18、18が開動作したり、カード排出ユニット91が作動して遊技カード60a〜60cのうちの何れかの一枚の遊技カードが排出されるといった大当たり状態へ移行する。したがって、所謂大当たり抽選に当選すると、リーチ状態や大当たりチャンス状態をへることなく大当たり状態へ移行し、更に大当たり状態では多数の賞球を払い出し得るとしていた従来一般的な遊技機とは全く異なる遊技を提供することができる。
また、移行抽選の結果における「当選」として、リーチ状態を経由して大当たりチャンス状態へ移行し得る「リーチ当選」と、リーチ状態を経由することなく直接大当たりチャンス状態へ移行する「確定当選」とを設定した。したがって、たとえば通常の遊技状態において図柄が所定の大当たり確定表示態様で確定表示されると大当たり状態へ移行するといった従来周知の遊技機とは全く異なる遊技性を備えており、従来にない斬新な遊技を遊技者に提供し得るパチンコ機1とすることができる。
さらに、リーチ状態として、適切なタイミングでの遊技ボタン25の操作を要求するスロットリーチ状態と、遊技期間中に少なくとも所定回数の遊技ボタン25の操作を要求する連打リーチ状態との2種類のリーチ状態を設定している。したがって、多様性のある遊技を遊技者に提供することができ、一層遊技性の高いパチンコ機1とすることができる。
さらにまた、リーチ状態において遊技ボタン25が適切なタイミングで操作されなかったり、遊技機期間中における遊技ボタン25の操作回数が所定回数に達しなかったりして、図柄がはずれ確定表示態様で確定表示されたとしても、リーチ状態における図柄の確定表示回数が規定回数に達するまでは、図柄の変動を再開させ、再開後に遊技ボタン25が適切なタイミングで操作されたり、遊技期間中における遊技ボタン25の操作回数が所定回数に達したりすると図柄を大当たり確定表示させるようになっている。すなわち、1度遊技ボタン25の操作を失敗したとしても、再び図柄を大当たり確定表示態様で確定表示させ得るチャンスを遊技者に提供するようになっている。したがって、遊技の難度が抑えられており、特に遊技に精通していない遊技者であっても遊技意欲を欠くことなく遊技することができる。
また、大当たりチャンス状態において遊技球が進入する度に、点灯するカウントランプ20A〜20Hを所定の順で1つずつ増やし、進入個数をカウントランプ20A〜20Hの点灯数で報知するため、遊技者は、大当たりチャンス状態において現時点でどれだけの数の遊技球が第1チューリップ式電動役物17に進入しているのか、言い換えるなら、この後どれだけの数の遊技球を第1チューリップ式電動役物17に進入させなければならないのかを容易に把握することができる。したがって、遊技に精通していない遊技者であってもスムーズに遊技を進行することができ、ひいては介護施設等の遊技に精通していない者が多い場所にも好適に導入することができる。
さらに、図柄の変動表示中や大当たり状態中における演出の一環として点灯/点滅させるランプをカウントランプ20A〜20Hとしているため、大当たりチャンス状態において遊技者に報知するための専用のランプを設ける必要がなく、部品点数の削減や遊技領域内の省スペース化をも図った合理的な構成となっている。
さらにまた、大当たりチャンス状態においては、遊技球が第1チューリップ式電動役物17へ進入する度に開放している第1チューリップ式電動役物17を一旦閉動作させるため、第1チューリップ式電動役物17へ遊技球が進入したことを遊技者に一層強くアピールすることができる。したがって、遊技者は、遊技球の第1チューリップ式電動役物17への進入を一層容易に把握することができる。
また、図柄始動口19や第1チューリップ式電動役物17、第2チューリップ式電動役物18、排出口22に進入した遊技球は全て上皿7a内へ返却されるため、少ない数の遊技球で遊技を継続することができるとともに、モータ等を作動させて遊技球を循環させるような従来一般的な遊技球の循環装置を必要としないため、遊技球を循環させるような設備のない介護施設等へも好適に導入することができる。
さらに、全ての遊技カード60a〜60cを同じ大きさとするとともに、各遊技カード60a〜60cの前端部及び後端部に同じ共通装飾部61、61を設け、共通装飾部61、61間のみを夫々異なる識別装飾部62a〜62cとしている。そして、遊技カード60a〜60cを排出するにあたっては、共通装飾部61のみが前面に露出するような状態で排出されるようにしている。したがって、遊技者にしてみると、排出された遊技カードを抜き取らない限り、遊技カード60a〜60cのうちの何れの遊技カードが排出されたのか確認できないという遊技性に富んだパチンコ機1とすることができる。加えて、排出装置95に遊技カード60a〜60cを補充する際、遊技カード60a〜60cの前後の向きや表裏を気にする必要がなく、補充作業を容易に行うことができる。
さらにまた、各遊技カード60a〜60cにメモ部63を設けているため、メモ部63に書き込む文字等を異ならせることで、同じ遊技カード60a同士であっても価値を異ならせることができ、一層興趣に富んだ遊技を提供することができる。
またさらに、カード排出ユニット91に排出報知LED93、93・・を設けており、遊技カード60a〜60cを排出すると、排出した遊技カード60a〜60cが遊技者により抜き取られるまでの間、排出報知LED93、93・・を点灯させる。したがって、遊技経験に乏しい遊技者であっても、遊技カード60a〜60cが排出されている旨を容易に知ることができる。
また、補助ボタン48及び補助ハンドル49を備えたハンドルユニット46をパチンコ機1に電気通信可能に接続し、ハンドル9や遊技ボタン25に代えて、補助ハンドル49や補助ボタン48を操作して遊技可能としているため、ケーブルの長さの範囲内ではあるものの、補助ボタン48や補助ハンドル49の位置を適宜変更することができる。そのため、たとえば車椅子が邪魔になってパチンコ機1に近寄れなかったり、腕が思うように上がらない等、ハンドル9を操作できないような場合には、夫々適当な位置にハンドルユニット46をセットすることで、補助ボタン48や補助ハンドル49を操作して遊技することができる。したがって、介護施設等へ好適に導入することができる。
さらに、ハンドルユニット46において、本体ケース47の上面を前下がりの傾斜面とするとともに、補助ハンドル49を前傾姿勢とし、補助ボタン48を補助ハンドル49の傾斜する側に設け、さらに補助ハンドル49の回動レバーと補助ボタン48とが上面視で一部重なるようにしている。そのため、パチンコ機1におけるハンドル9と遊技ボタン25との距離に比べ、補助ボタン48と補助ハンドル49との距離が近い。したがって、補助ハンドル49を操作していた状況から補助ボタン48を操作しなければならなくなった場合等に、遊技者にかかる負担を軽減することができ、たとえば腕に障害を抱えた被介護者等であっても好適に遊技することができることになり、介護施設等へ好適に導入することができる。
加えて、直径10.4mmの金属球66の表面に、0.3mmの厚さのフッ素が添加されたアイオノマー樹脂からなる合成樹脂層67を設けた遊技球65を使用しているため、遊技釘等への衝突音を低減することができる上、遊技球65の表面の摩擦抵抗を低減し、遊技領域16内での球詰まりを防止することができる。
(本発明の変更例について)
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、支持台を含めた遊技機全体の構成は勿論、支持台や遊技機個々に係る構成等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば、台車やフレーム体の構造については適宜変更可能であって、台車に関しては補強板の後面や側板の内面に水平な支持板を取り付け、トランス等を空間S1内に設置可能とすることも可能であるし、台車の後端縁に天板と底板との間を閉塞する背板を設ける等してもよい。一方、フレーム体に関しても、上板を設けるか否かであったり、カード排出ユニットを遊技機の右側に設けることに伴う前板の取付位置の変更等、種々の設計変更が可能である。
また、上記実施形態では、景品体として遊技カードを採用しているが、遊技カードではない景品体(たとえばコイン)等を採用しても何ら問題はない。
さらに、たとえばフレーム体の天板の後端面にフックを取り付け、支持台の設置位置近傍の壁面とフックとを連結することで、支持台の前側への転倒を防止するように構成することも可能である。
さらにまた、遊技機で使用する遊技球についても、上記実施形態のものに限定されることはない。
またさらに、上記実施形態では、右側の側板の内面に角度調整部を設けているが、角度調整部をどこに設けるか、そして遊技機本体のどの箇所を角度調整部に当接させるか等については適宜設計変更可能であり、たとえばフレーム体の底板の受け入れ部の前端面を角度調整部として構成することも可能である。
加えて、上記実施形態では、固定手段をフレーム体の天板に設け、固定手段を遊技機本体の上面にねじ込ませるように構成しているが、固定手段の設置位置や数は勿論、遊技機本体の周面であれば、どの面に固定手段をねじ込ませるか等についても適宜設計変更可能である。
また、モータ等を備えた遊技球の循環装置を支持台に設置することで、たとえば開成した特別可動装置へ遊技球が進入した際に賞球を払い出す等、遊技球を単に循環させるのみならず、賞球の払い出しを行うように構成することも当然可能である。
さらに、所謂確変大当たりと非確変大当たりとの2種類の大当たりを設け、確変大当たりの場合には、開成した特別可動装置への遊技球の進入個数に拘わらず、特別遊技状態の終了後に第1特定遊技状態を生起させるように構成しても何ら問題はない。なお、大当たり時の図柄の確定表示態様の違い等により、遊技者に提供する景品体の数を異ならせる等(たとえば、「7.7.7」であると遊技カードを2枚、「2.2.2」であると遊技カードを1枚それぞれ提供する等)してもよい。
さらにまた、カバー部材の規制部について、どのように球抜き操作手段の操作を規制するかについては、球抜き操作手段の構造等に応じて適宜変更可能である。つまり、球抜き操作手段が押し込み操作する球抜きボタンであるような場合、上記実施形態の如く挿通孔を設けるのではなく、球抜き操作手段の表面を覆うような規制部を一体的に設けることによって球抜き操作手段の操作を不能とするように構成してもよい。なお、規制部が球抜き操作手段の表面を覆うにあたっては、規制部と球抜き操作手段とが接触していてもよいし、非接触であってもよい。さらに、球抜き操作手段が球抜きレバーであっても、その操作部を覆うような規制部を設けることで球抜き操作手段の操作を不能とすることは可能である。
また、カバー部材の形状(たとえば本体のどこに規制部を設けるか等)についても、皿部と球抜き操作手段の位置関係等に応じて適宜変更可能である。
さらに、上記実施形態ではカバー部材を合成樹脂製としているが、金属製のカバー部材ーであっても何ら問題はない。
さらに、吸音材をどのような形状とするかについては適宜変更可能であって、たとえば吸音材の前面に多数の凹凸を設けることにより吸音材の表面積を増やし、より効率良く吸音可能とするようにしてもよい。
さらにまた、背板における吸音材の取付位置についても、遊技機の後面側の構造等に応じて適宜変更可能である。
またさらに、上記実施形態では、背板の下端と台車の天板との間に隙間が形成されるように背板を組み付けたり、フレーム体の天板の前後方向の長さを側板の前後方向の長さよりも短くすることで、天板の後端と背板の上部の前面との間に隙間が形成されるようにしているが、背板の上部や下部にスリットを直接設けたり、台車の天板やフレーム体の天板にスリットを直接設けたりすることでも、同様の効果を奏し得る。
加えて、遊技機を収納可能な設置空間の上部及び下部のみならず、側部等にも熱を逃がす等するための隙間を形成してもよいし、側板の内面に吸音材を取り付けても何ら問題はない。なお、フレーム体の全体的な構造についても適宜設計変更可能であり、前板や上板、底板等を設けないとしてもよいし、カード排出ユニットをフレーム体の外側に別途設置するように構成することも可能である。
また、上記実施形態では、1つの制御装置で大当たり抽選等の遊技に係る主たる制御から図柄表示部における図柄の変動に係る制御まで制御するように構成しているが、従来の遊技機同様、メイン制御装置とサブ制御装置との2つの制御装置に分け、遊技に係る主たる制御はメイン制御装置で、図柄表示部における図柄の変動に係る制御等はサブ制御装置で夫々制御するように構成することも勿論可能である。
さらに、上記実施形態では、基本変動パターンと詳細変動パターンとを一対一対応としているが、同じ基本変動パターンに対して複数種類の詳細変動パターンを対応させ、カウンタ等を用いた抽選により、どの詳細変動パターンにて図柄を変動させるかを決定するように構成してもよい。
さらにまた、上記実施形態では、大当たり抽選としてcカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタの3つのカウンタから数値を取得するとしているが、1つのカウンタのみで対応することも可能であるし、2つのカウンタ若しくは4つ以上のカウンタから数値を取得するように構成することも当然可能である。なお、抽選手段としての乱数は、ソフト乱数、ハード乱数のどちらでも採用可能である。
またさらに、移行抽選の実行に関し、上記実施形態では、図柄始動口を検出手段としており、図柄始動口への遊技球の進入検出をもって移行抽選を実行するとしているが、たとえば遊技球が通過可能なゲート部材を検出手段とし、ゲート部材での遊技球の通過検出をもって移行抽選を実行するように構成することも可能であるし、別途チューリップ式電動役物を検出手段として設ける等してもよい。
また、図柄表示部をどのような構造とするかについても適宜変更可能であり、液晶表示装置に限らず、たとえばドット表示タイプの表示器や7セグメント表示器であってもよいし、所謂スロットマシンに採用されているようなドラム式若しくはベルト式の表示器を採用することも可能である。
さらに、遊技領域内に、遊技球が一時停留するような部材を設けてもよいし、一時的に遊技球が見えなくなるような構造(たとえば、遊技盤の前面側から後面側へ移動させたり、箱状に形成された遊技部材内に入れたりする等)を採用することも可能である。
さらにまた、遊技球の流下や進入手段への進入等に影響を及ぼすような可動手段(たとえば、遊技領域の下部まで流下した遊技球を再度遊技領域の上部まで持ち上げるような可動手段等)を設けてもよい。
また、一般的な遊技機には、たとえば前扉を開放すると当該開放を検出する開放検出手段といった所謂不正検出手段が設けられているが、本願発明に係る遊技機には、そのような不正検出手段を設けずともよい。
さらに、一般的な遊技機には、前扉やミドル枠を機枠に対して閉じた状態を維持する施錠手段を設けているが、本願発明に係る遊技機には、そのような施錠手段を設けずともよい。
さらにまた、ハンドルユニットを設けるにあたり、遊技機本体に設けられていたハンドルや遊技ボタンを設けないとしてもよい。なお、ハンドルユニットに設ける補助ボタンの数や大きさ、補助ボタンと補助ハンドルとの位置関係、本体ケースの形状等については言うまでもなく適宜設計変更可能である。
また、ハンドルユニットに係合部を、遊技機本体側に被係合部を夫々設ける等して、ハンドルユニットを遊技機本体に対して着脱自在とするように構成することも可能である。
さらに、上記実施形態では、ハンドルユニットを有線で電気通信可能に接続するとしているが、ハンドルユニットと遊技機本体とに夫々無線通信部を設けることにより、ハンドルユニットと遊技機本体とを無線で電気通信可能に接続するように構成してもよい。
さらにまた、上記実施形態では、報知手段をカウントランプとしており、カウントランプを点灯/点滅させている個数で遊技球の進入個数を報知するとしているが、スピーカを報知手段として音声や報音で報知したり、図柄表示装置や別途表示装置を報知手段として進入個数を表示するといった態様で報知するように構成することも可能である。なお、上記実施形態では、報知手段を他の演出にも使用するとしているが、進入個数の報知専用の報知手段を設けたとしても何ら問題はない。
またさらに、カウントランプの個数や位置は勿論のこと、遊技者に報知するに際してのカウントランプの点灯/点滅態様についても適宜変更可能であり、たとえば進入個数よりも多い数のカウントランプを遊技領域外に設け、所定個数まで後1個になると全てのカウントランプを点灯/点滅させるように構成してもよい。また、遊技球が進入する度に点灯/点滅させるカウントランプを段階的に減らしていくことで遊技者に進入個数を報知するように構成してもよい。さらには、進入個数が所定個数よりも少ない所定の段階個数に達するまでは点灯/点滅させるカウントランプを増やさず、進入個数が段階個数を超えると点灯/点滅させるカウントランプを増やすように構成することも考えられる。
また、上記実施形態では、所謂リーチ表示を移行表示態様としているが、リーチ表示ではなく、夫々異なる図柄ではあるものの、それらの図柄が所定の順序に並んで表示される所謂チャンス目のような表示を移行表示態様としても何ら問題はない。したがって、特別確定表示態様についても同一の図柄が3つ並ぶ態様に限定されることはない。
さらに、スロットリーチ状態において、遊技操作手段の操作に応じて図柄の確定表示態様が特別確定表示態様となる特別期間が、所謂スロットマシーンのように図柄の変動に応じて繰り返し設定されるように構成することは勿論可能であるし、それとは異なり、図柄の変動とは独立して特別期間が設定される(たとえば、図柄表示部において遊技操作手段の操作を促している期間が特別期間となる等)ように構成することも可能である。すなわち、スロットリーチ状態におけるどのタイミングを特別期間とするか等については、適宜変更設計可能である。
さらに、上記実施形態では、スロットリーチ状態と連打リーチ状態との2種類のリーチ状態を設定しているが、何れか一方のリーチ状態しか設定されていないとしても何ら問題はないし、3種類以上のリーチ状態を設定しても何ら問題はない。たとえば、遊技操作手段を複数設け、操作した順番が所定の順番であると、図柄を特別確定表示態様で確定表示させるといったリーチ状態等が考えられる。
さらにまた、上記実施形態では、第1遊技状態を大当たりチャンス状態としているが、第1遊技状態を大当たり状態とし、大当たりチャンス状態については設定しないように構成する(すなわち、連打リーチ状態において、遊技期間中における遊技操作手段の操作回数が所定回数に達すると、特別確定表示態様で図柄を確定表示させた後、大当たり状態を生起させるように構成する等)ことも可能である。
また、上記実施形態では、スロットリーチ状態や連打リーチ状態において図柄がはずれ確定表示態様で確定表示された場合における規定回数を2回としているが、3回以上であっても何ら問題ないことは言うまでもないし、規定回数を何回にするか変更可能に構成して、遊技の難度を調整可能に構成することも可能である。なお、規定回数を設定せず、リーチ状態において1度でも図柄がはずれ確定表示態様で確定表示されると、図柄の変動が再開される等することなく、リーチ状態への移行前の遊技状態へ復帰させるように構成してもよい。
さらに、上記実施形態では、スロットリーチ状態や連打リーチ状態において図柄がはずれ確定表示態様で確定表示された場合に必ず1度は図柄が変動を再開するように構成しているが、図柄が変動を再開しないようなリーチ状態を設定し、移行抽選により図柄の変動が再開されないリーチが選択され得るように構成してもよい。すなわち、たとえばdカウンタからの取得数値に応じて決定されるリーチ状態の種別として、図柄がはずれ確定表示態様で確定表示された場合に図柄の変動が1回も再開されない(規定回数が1回と同義)リーチ状態を設定する等すればよい。なお、スロットリーチ状態と連打リーチ状態との何れか一方のみ図柄の変動が再開され得る、すなわち規定回数を2回以上とするように構成することも当然可能である。
さらにまた、特別期間や遊技期間の長さを調整可能としたり、図柄の変動速度を調整可能としたり、遊技機期間中に必要な操作回数を調整可能とする等して、遊技の難度を調整可能に構成することも可能である。
加えて、上記実施形態では、遊技機の一例である賞球等を払い出すことなく遊技球を循環させるタイプのパチンコ機について説明しているが、本発明は、たとえば賞球等を払い出すタイプのパチンコ機や封入式パチンコ機等といった他の遊技機に対しても当然適用可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、検出手段、遊技操作手段、図柄表示部、制御手段等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。例えば、「制御手段」は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。さらには、前記全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば極めて容易に考えられる事項であるため、あえて明細書等において全パターンを記載しなくても何れのパターンも想定範囲内であることは明らかであることから、本発明に係る権利範囲に含まれることは勿論である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1・・パチンコ機(遊技機)、6・・図柄表示装置(図柄表示部)、19・・図柄始動口(検出手段)、25・・遊技ボタン(遊技操作手段)、30・・制御装置(制御手段)。

Claims (3)

  1. 遊技領域内を流下する遊技球を検出する検出手段と、遊技者が操作可能な遊技操作手段と、図柄を変動/確定表示する図柄表示部と、遊技に係る動作を制御する制御手段とを備えており、
    前記制御手段は、前記検出手段による遊技球の検出に応じて、前記図柄表示部で図柄を変動表示させた後に所定の確定表示態様で確定表示させ、当該確定表示態様が特別確定表示態様であると第1遊技状態へ遊技状態を移行させる遊技機であって、
    前記制御手段は、前記検出手段による遊技球の検出に応じて所定条件が充足されると、図柄の変動表示中に所定の遊技期間を設定し、前記遊技期間中における前記遊技操作手段の操作回数が所定回数に達すると前記特別確定表示態様で図柄を確定表示させる一方、前記遊技期間中における前記遊技操作手段の操作回数が前記所定回数に達しないと前記特別確定表示態様とは異なる確定表示態様で図柄を確定表示させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御手段は、前記所定条件が充足されると、前記図柄表示部における図柄の表示態様を所定の移行表示態様として遊技状態を過渡遊技状態へ移行させ、当該過渡遊技状態において前記遊技期間を設定するとともに、
    前記遊技期間中における前記遊技操作手段の操作回数が所定回数に達すると前記特別確定表示態様で図柄を確定表示させ、前記過渡遊技状態から前記第1遊技状態へ遊技状態を移行させる一方、前記遊技期間中における前記遊技操作手段の操作回数が前記所定回数に達しないと前記異なる確定表示態様で図柄を確定表示させ、前記過渡遊技状態へ移行する前の遊技状態へ遊技状態を復帰させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記制御手段は、前記所定条件が充足されると、前記図柄表示部における図柄の表示態様を所定の移行表示態様として遊技状態を過渡遊技状態へ移行させ、当該過渡遊技状態において前記遊技期間を設定するとともに、
    前記遊技期間中における前記遊技操作手段の操作回数が所定回数に達すると前記特別確定表示態様で図柄を確定表示させ、前記過渡遊技状態から前記第1遊技状態へ遊技状態を移行させる一方、
    前記遊技期間中における前記遊技操作手段の操作回数が前記所定回数に達しないと前記異なる確定表示態様で図柄を確定表示させるとともに、当該異なる確定表示態様での図柄の確定表示回数が所定の規定回数に達すると、前記過渡遊技状態へ移行する前の遊技状態へ遊技状態を復帰させる一方、前記規定回数未満であると、前記図柄の変動を再開させて前記図柄表示部における図柄の表示態様を前記移行表示態様とし、前記遊技期間を再設定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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