JP4406234B2 - 遊技具の支持構造用柱および支持構造用柱ユニット - Google Patents

遊技具の支持構造用柱および支持構造用柱ユニット Download PDF

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Description

本発明は、パチンコ台やパチスロ台、あるいはテレビゲーム機などの遊技具を支持する遊技具の支持構造用柱および支持構造用柱ユニットに係り、特に、遊技具の種類を変えて設置する場合に対応することのできる遊技具の支持構造用柱および支持構造用柱ユニットに関するものである。
従来、パチンコ台やパチスロ台などの遊技具を支持するための支持構造用柱として、様々なものが提案されている。図11は、その一例を示すものであり、この支持構造用柱(以下、「柱」と称す)80は、図示しない遊技具としてのパチンコ台やパチスロ台を支持するために、遊技具の四隅に立設させたものである。
4本の柱80は、左右方向に隣り合う柱80同士の柱面の位置が同一となるように配置されており、各柱80は、その下部に形成された幅広の第1支持部81と、上部に形成された幅広の第2支持部82と、これら両支持部81,82の間に形成された中間柱83とを有している。両支持部81,82は、いずれも平断面コ字形に形成されている。
左右の第1支持部81,81・81,81間には、わたし木84,84が架設されており、また、前後の第1支持部81,81・81,81間には、計4本のわたし木85が架設されている。また、左右の第2支持部82,82・82,82間には、上部枠86,86が架設されており、また、前後の第2支持部82,82・82,82間には、4本のわたし木87が架設されている。
さらに、前後左右の第1支持部81には、図示しない遊技具を載置するための載置枠88が取り付けられている。載置枠88は、その4本の脚部88a(2本のみ図示)が各第1支持部81の内側面81aに設けられたボルト孔81bにボルト88bをそれぞれ螺合させることにより固定されるようになっている。このボルト孔81bは、第1支持部81の内側面81aに高さ方向に所定の間隔を隔てて複数設けられている。したがって、載置枠88は、ボルト81bの固定位置を変えることによって高さを変えて取り付けられるようになっている。
中間柱83は、第1支持部81および第2支持部82に比べて細く形成されており、この細くなったことにより形成される凹部89に貸出機E(図中二点鎖線で表示)が配置されるようになっている。なお、貸出機Eは、取付部材90を介してこの凹部89に取り付けられる。
このような柱80を用いた支持構造によれば、パチンコ台やパチスロ台を載置枠88に載置して4本の柱80の各中間柱83で囲まれる空間に介在させた状態で設置することができる。そして、各第1支持部81の内側面81aに対する載置枠88の各脚部88aの固定位置を変更することにより、載置枠88の取り付け高さを変えることができ、遊技具の種類に合わせた取り付けを実現することができる。通常、パチンコ台やパチスロ台は、貸出機Eを介在させて連続して並設されるようになっており、左右の遊技具の間に配置される柱80,80がそれぞれの遊技具を共有して支持することとなる。
また、載置枠88には、遊技具の種類を変えてパチンコ台とパチスロ台とを背中合わせにして設置することも可能である。
特開2001−79252号公報(段落0018〜0025、図1)
ところで、遊技店では、売上げや集客を増やすための方策として、遊技具の種類を人気のある他の種類に変えて設置することがしばしば行われている。その場合、前記従来の柱80を用いた支持構造では、載置枠88の高さを変えることにより、例えば、遊技具の種類をパチンコ台からパチスロ台へ変えることが可能であるという利点を有していたが、他方で次のような改良点が存在した。
すなわち、遊技具の種類を変えて設置する場合、遊技具に隣接して設けられる貸出機も遊技具の種類に合わせて交換する必要があるが、貸出機は、頻繁に新しいものに機種変更する性質のものではなく、遊技具の種類を変えても、遊技店が所有しているものを利用している。しかしながら、例えば、遊技具の種類をパチンコ台からパチスロ台に変えようとする場合、パチンコ台用の貸出機を取り外してパチスロ台用の貸出機(コイン用)を設置しようとすると、貸出機の種類によっては、柱80の凹部89の開口方向(図11の従来の柱80を用いた支持構造では、図中X方向から目視したときに凹部89が中間柱83の右側に開口している。)が逆向きとなるほうが取り付けに際して都合の良いものがあり、そのようなパチスロ用の貸出機では、柱80に取り付けることが困難であった。
さらに、設置しようとする貸出機の種類によっては、柱80の凹部89内に全体を収納し、柱80の第2支持部82にかかる位置に、貸出機の紙幣挿入部が配置され、その紙幣挿入部の後方に紙幣搬送路等が配置されるものがある。このような貸出機に対応するためには、第2支持部82の貸出機の干渉する部分を切り欠くなどの加工を施さなければならず、現場での対応が煩雑であった。特に、遊技店の狭い設置スペースでは、極めて作業性が悪く、非常に手間がかかっていた。
また、柱80の傾きは、遊技具の傾きに直接的に影響するものであるので、柱80の設置に関しては、熟練者の設置技術が必要になる。加えて、遊技店の狭い設置スペースでは、前記のように設置にかかる作業性が悪いという状況が存在している。そこで、柱80やわたし木84,85,87等を、工場等において予め組み立てておいてから現地に搬入して設置するようにすることが作業効率を上げるための手段として行われている。この場合、前記従来の柱80を用いた支持構造では、部品点数が多いため、簡単な設置を実現するためには、図11に示したような、4本の柱80で構成されたものをひとつのユニットとした状態にして、工場等で組み立てておく必要性がある。
しかしながら、従来の支持構造では、このようなユニットを工場等で組み立ててから遊技店に搬送しようとすると、ユニットの形状が直方体形状であるため、この状態では、搬送スペースを多く必要としてしまい、搬送効率が悪くなっていた。
そこで、搬送作業および組立作業の効率化を同時に図ることのできる支持構造用柱ユニットが望まれていた。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、遊技具の種類を変えて設置する場合に対応することができるとともに、遊技具の種類を変えたときの貸出機の設置をスムーズに行うことができる遊技具の支持構造用柱を提供することを目的とする。
また、前記したその他の問題を解決し、組立および搬送の効率化を図ることができる支持構造用柱ユニットを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために請求項1に記載の遊技具の支持構造用柱は、遊技具の左右に配置され、前記遊技具を載置するための載置台を架設して用いられるとともに、貸出機を支持する遊技具の支持構造用柱であって、長手方向における一端側に、前記載置台が取り付けられる取付機構を有して、前記遊技具を第1の高さに設置するために設けた第1支持部と、長手方向における他端側に、前記載置台が取り付けられる取付機構を有して、前記遊技具を前記第1の高さよりも低い第2の高さに設置するために設けた第2支持部と、前記第1支持部と前記第2支持部との間に、前記遊技具に隣接して前記貸出機を設置するために前記支持構造用柱の一側面が開口されることにより形成された側面開口凹部と、を備え、前記遊技具に対応して前記第1支持部あるいは前記第2支持部のいずれか一方が、設置面へ向けて設置されることを特徴とする。
請求項1に記載の遊技具の支持構造用柱によれば、支持構造用柱を設置する際には、支持構造用柱の長手方向における一端側に設けた第1支持部あるいは他端側に設けた第2支持部のいずれか一方を、設置面へ向けて設置することができる。
第1支持部を設置面へ向けて設置した場合、遊技具は、第1の高さに設置されることとなり、また、第2支持部を設置面へ向けて設置した場合、遊技具は、第1の高さよりも低い第2の高さに設置されるようになる。
例えば、第1支持部を設置面へ向けて設置した場合には、パチンコ台を設置するのに好適な高さとすることができ、また、第2支持部を設置面へ向けて設置した場合には、パチンコ台よりも低い位置に設置されるパチスロ台を設置するのに好適な高さとすることができる。
しかも、第1支持部は、支持構造用柱の一端側に設けられ、第2支持部は、支持構造用柱の他端側に設けられているので、第1支持部と第2支持部との選択に際しては、支持構造用柱の天地を逆転させるという操作により行うことができる。
また、支持構造用柱を設置した後において、遊技具の種類を変えて設置しようとするときには、支持構造用柱の天地を逆転させて設置し直すことにより、遊技具に合った設置高さとすることができる。
さらに、第1支持部と第2支持部との間には、遊技具に隣接して貸出機を設置するための側面開口凹部が設けられているので、この側面開口凹部を利用することにより遊技具に隣接して貸出機を設けることができる。側面開口凹部は、支持構造用柱の一側部が開口されることにより形成されているので、第1支持部を設置面へ向けて設置したときと、第2支持部を設置面へ向けて設置したときとでは、開口を逆向きにすることができ、これによって、貸出機の納まり方を変えることができる。
例えば、第1支持部を設置面へ設置した状態で、側面開口凹部が支持構造用柱の右側に位置する(支持構造用柱の右側が開口されている)場合に、支持構造用柱の天地を逆にして第2支持部を設置面へ設置すると、側面開口凹部は、支持構造用柱の天地を逆にする前と反対の向きとなり、支持構造用柱の左側に位置する(支持構造用柱の左側が開口されている)ようになる。したがって、設置面へ向けて設置される側により、貸出機の納まり方を変えることができる。
請求項2に記載の遊技具の支持構造用柱は、請求項1に記載の遊技具の支持構造用柱において、前記第1支持部および前記第2支持部のうち少なくとも一方は、前記側面開口凹部から所定間隔をあけた位置に、正面から背面に向けて貫通する貫通穴を有することを特徴とする。
請求項2に記載の遊技具の支持構造用柱によれば、第1支持部および第2支持部のうち少なくとも一方は、側面開口凹部から所定間隔をあけた位置に、正面から背面に向けて貫通する貫通穴を有しているので、この貫通穴を、遊技具や貸出機に付随する設備機器の設置スペースとして利用することができる。
しかも、貫通穴は、正面から背面に向けて貫通するようになっているので、例えば、貸出機に付随した設備として設けられる紙幣搬送装置の紙幣挿入口として利用したり、また、パチンコ玉やパチスロ用のコイン等の遊技媒体を通すためのスペースやハーネス等を挿通するためのスペースとしても利用することができる。
請求項3に記載の遊技具の支持構造用柱は、請求項1または請求項2に記載の遊技具の支持構造用柱において、前記取付機構は、前記載置台の位置を前記長手方向に沿って位置調整する位置調整手段を備えていることを特徴とする。
このように構成されているので、載置台は、支持構造用柱の取付機構により位置調整手段を介して、支持構造用柱の長手方向に沿って位置調整可能に取り付けられることとなる。これにより、載置台に載置される遊技具の設置高さが調整されるようになり、例えば、遊技店に設置されている椅子の高さに合わせて、遊技具が遊技しやすい高さとなるように設置することも可能となる。
請求項4に記載の支持構造用柱ユニットは、背中合わせに設置される遊技具の左右にそれぞれ配置され、前記遊技具を載置するための載置台を架設して用いられるとともに、貸出機を支持する支持構造用柱ユニットであって、前記背中合わせに設置される両遊技具の一側方に配置されるそれぞれの支持構造用柱と、この支持構造用柱を連結する連結部材とを備え、前記支持構造用柱は、長手方向における一端側に、前記載置台が取り付けられる取付機構を有して、前記遊技具を第1の高さに設置するために設けた第1支持部と、長手方向における他端側に、前記載置台が取り付けられる取付機構を有して、前記遊技具を前記第1の高さよりも低い第2の高さに設置するために設けた第2支持部と、前記第1支持部と前記第2支持部との間に、前記遊技具に隣接して貸出機を設置するために設けた側面開口凹部と、を備え、前記遊技具に対応して前記第1支持部あるいは前記第2支持部のいずれか一方が、設置面へ向けて設置されることを特徴とする。
請求項4に記載の支持構造用柱ユニットによれば、背中合わせに設置される遊技具の左右にそれぞれ配置されるように、例えば、遊技店の設置フロアに所定の間隔をあけて複数個並べられて設けられる。そして、各支持構造用柱ユニット間に載置台が架設され、各支持構造用柱ユニット間に遊技具が支持可能となる。
また、このような支持構造用柱ユニットは、工場等で予め組み立てておいてから、遊技具の設置先となる遊技店などに搬送して設置することもできる。この場合、支持構造用柱ユニットは、前後位置となる支持構造用柱を連結部材で連結するという平面的な構造となっているので、工場等から設置先となる遊技店への搬送時に嵩張ることはない。
また、請求項に記載の支持構造用柱ユニットによれば、ユニットを組み立てる際に、支持構造用柱の長手方向における一端側に設けた第1支持部あるいは支持構造用柱の他端側に設けた第2支持部のいずれか一方を、設置面へ向けて設置される側にすることができる。
この場合、第1支持部を設置面側とした支持構造用柱に設置される遊技具は、第1の高さに設置されることとなり、また、第2支持部を設置面側とした支持構造用柱に設置される遊技具は、第1の高さよりも低い第2の高さに設置されるようになる。
また、支持構造用柱ユニットは、両支持構造用柱が、第1支持部を設置面側とする場合と、第2支持部を設置面側とする場合と、あるいは、一方の支持構造用柱が、第1支持部を設置面側とし、他方の支持構造用柱が、第2支持部を設置面側とするようにすることもできる。
請求項1に記載の遊技具の支持構造用柱によれば、第1支持部,第2支持部のいずれかを選択して設置面に設置することにより、遊技具を2通りの高さに設置する基本構成を提供することができる。
また、支持構造用柱を設置した後において、遊技具の種類を変えて設置しようとするときには、支持構造用柱の天地を逆転させて設置し直すという簡単な設置操作を行うことにより、遊技具に合った設置高さを迅速かつ自動的に得ることができる。
側面開口凹部は、第1支持部を設置面へ向けて設置したときと、第2支持部を設置面へ向けて設置したときとでは、支持構造用柱の天地を変えることで、開口が自動的に逆向きとなるので、従来、向きが合わないなどの理由で納まりにくかった貸出機も、設置することができるようになる。したがって、施工性を高めることができる。
請求項2に記載の遊技具の支持構造用柱によれば、貫通穴を利用して、遊技具や貸出機に付随する設備機器を配置することができる。これにより、従来、種類によっては取り付けることのできなかった貸出機の設置可能性を高めることができるようになる。
請求項3に記載の遊技具の支持構造用柱によれば、取付機構は、載置台を支持構造用柱の長手方向に位置調整する位置調整手段を備えているので、載置台を取り付ける際に位置調整手段により、載置台の取り付け高さを調整することができる。これにより、遊技具の設置高さを遊技店のニーズ等に合わせて調節することができる。
請求項4に記載の支持構造用柱ユニットによれば、予め工場等で組み立てておくことができるので、設置作業時の工数を低減させることができ、設置作業の効率化を図ることができる。しかも、支持構造用柱ユニットは、前後位置となる支持構造用柱を連結部材で連結した平面的な構造となっているので、組み立てが行い易いとともに、工場等から設置先となる遊技店への搬送時に嵩張らなくなり、搬送の省スペース化を図ることができる。さらに、設置に際しては、支持ユニットを複数並設してこれらに載置台を支持することにより作業を機械的に行えるので、熟練した技術をあまり必要とせずに設置作業を行なうことができ、作業性に優れているという利点が得られる。
請求項5に記載の支持構造用柱ユニットによれば、支持構造用柱の第1支持部,第2支持部のいずれかを選択して設置面に設置されるようにすることができ、背中合わせに配置される遊技具をそれぞれ2通りの高さに設置する構成を提供することができる。また、支持構造用柱ユニットを設置した後においても、支持構造用柱の天地を逆転させて設置し直すという簡単な設置操作を行うことにより、遊技具に合った設置高さを迅速かつ自動的に得ることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明において、同一要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略する。また、以下の説明においては、遊技具としてのパチンコ台とパチスロ台とが背中合わせに配置される場合を想定して説明する。さらに、以下の説明において、「前後」「左右」「上下」は、パチンコ台が設置された側を基準とする。
図1は、本発明にかかる遊技具の支持構造用柱を用いた支持枠の斜視図、図2は、同じく図1に示した支持枠を説明するための分解斜視図、図3は、同じく支持枠の縦断面図、図4は、柱を背面の斜め上方から見た斜視図、図5は、連結アームを分解した状態を示し、(a)は、連結アームの側面図、(b)は、連結アームの平面図、図6は、連結バーを分解した状態を示し、(a)は、連結バーの側面図、(b)は、連結バーの平面図である。また、図7は、載置台を示す図で、(a)は、正面図、(b)は、平面図、図8は、上部板を示す正面図である。
図1に示すように、本実施の形態の遊技具の支持構造用柱を用いた遊技具の支持枠Fは、背中合わせに設置される図示しない1組の遊技具を、その四隅に1本ずつ配置された支持構造用柱としての柱1(1’)により支持する構成としてある。柱1(1’)は、4本とも同一のものが用いられており、前面側に配置されるものを符号1を付して示すとともに、背面側に配置されるものを符号1’を付して示した。この背面側に配置される柱1’は、前面側に配置される柱1を天地逆の向きにしたものである。そして、前後の柱1,1’・1,1’間では、連結部材としての、連結アーム40および連結バー50を介して連結されるようになっており、また、左右の柱1,1・1’,1’間は、載置台60および上部板70が架設されるようになっている。本実施の形態では、図示しない遊技具の一側方に配置される柱1,1’と、これらの柱1,1’を連結している連結アーム40および連結バー50とで、ひとつの支持構造用柱ユニット(以下、「支持ユニット」と称す。)2を構成している。
以下、各部について詳細に説明する。
図1,図2,図3に示すように、柱1(1’)は、金属製であり、幅広に形成された第1支持部10と、同じく幅広に形成された第2支持部20と、これら第1支持部10と第2支持部20とを連結する幅狭に形成された中間柱30とを有している。ここで、第1支持部10は、図示しない遊技具を第1の高さに設置するために設けられたものであり、また、第2支持部20は、図示しない遊技具を第1の高さよりも低い第2の高さに支持するために設けられたものである。
具体的には、柱1,1’の第1支持部10に、遊技具としてパチンコ台が設置され、また、柱1,1’の第2支持部20に、パチンコ台よりも低く設置されることが好ましいパチスロ台が設置される。
図4に示すように、第1支持部10は、前部11と、底部12と、側部13,13とを備えており、平断面略コ字形に形成されている。
前部11には、その上部11bに、長四角形状に開口された貫通穴としての第1貫通穴11aが形成されている。この第1貫通穴11aは、第1支持部10の正面から背面に向けて貫通しており、後記する中間柱30の側方の側面開口凹部32から所定間隔をあけた位置に設けられている。ここで、所定間隔とは、側面開口凹部32に設置される貸出機E,E1(図9(a)(c)参照)の上方に間隔を隔てて設置される設備機器E1a(例えば、紙幣挿入機)が第1貫通穴11aに対して設置可能な間隔であり、具体的には、3cm、好ましくは、1〜10cm、2〜8cm、3〜5cmの範囲を言う。
底部12には、ボルト孔12a,12aと、引掛け溝12b,12bとが設けられている。ボルト孔12a,12aには、設置固定用のボルト5(図2参照)が挿通されるようになっている。ここで、ボルト5は、図2に示すように、支持枠Fの設置スペースに設備された取付プレート3の取付板4に立設されている。
引掛け溝12b,12bは、第1支持部10が柱1の頂部側となる状態、すなわち、図1,図2において示した柱1’のように、天地が逆にされた状態のときに、上部板70を引っ掛けるための溝として使用されるようになっている。また、底部12には、折り返し片12cが設けられている。
図4に示すように、側部13,13には、載置台60を取り付けるための位置調整手段を備えた取付機構T1が設けられている。この取付機構T1は、柱1(1’)の長手方向に所定の間隔を置いて設けられた位置調整手段としての切欠き溝14,15と、ボルト固定孔14a,15a,15bとで構成されている。切欠き溝14,15には、後記する載置台60の脚部62の係合突片64が係合可能となっている。ボルト固定孔14a,15a,15bには、後記する載置台60の脚部62に挿通された図示しないボルトが螺合されるようになっている。また、側部13,13間には、補強部材16がビス止め等により架設されている。
第2支持部20は、基本的に、第1支持部10と同様の構成となっており、第1支持部10と大きく異なるところは、長手方向の寸法が短く形成されている点である。
第2支持部20は、前部21と、天部22と、側部23,23とを備えており、平断面略コ字形に形成されている。前部21には、その下部21bに、長四角形状に開口された貫通穴としての第2貫通穴21aが形成されている。この第2貫通穴21aは、第2支持部20の正面から背面に向けて貫通しており、後記する中間柱30の側方の側面開口凹部32から所定間隔(具体的には、3cm、好ましくは、1〜10cm、2〜8cm、3〜5cmの範囲)をあけた位置に設けられている。天部22には、第2支持部20が設置先となる遊技店等の設置面に対して設置されるとき(図1に示した柱1’の状態)に、設置固定用のボルト5(図2参照)を挿通するためのボルト孔22a,22aと、上部板70(図1参照)を架設するための引掛け溝22b,22bが設けられている。また、天部22には、折り返し片22cが設けられている。
側部23,23には、載置台60を取り付けるための位置調整手段を備えた取付機構T2が設けられている。この取付機構T2は、柱1(1’)の長手方向に所定の間隔を置いて設けられた位置調整手段としての切欠き溝24,25と、ボルト固定孔24a,25a,25bとで構成されている。切欠き溝24,24には、後記する載置台60の脚部62の係合突片64が係合可能となっている。ボルト固定孔24a,25a,25bには、後記する載置台60の脚部62に挿通された図示しないボルトが螺合されるようになっている。また、側部23,23間には、補強部材26がビス止め等により架設されている。
中間柱30は、第1支持部10および第2支持部20よりも細く形成されており、折り返し部31を有している。この折り返し部31の側方は、広く開口されており、この開口によって、遊技具に隣接して設けられる貸出機E(図9(a)(c)参照)を設置するための側面開口凹部32が形成されている。
連結アーム40は、図5(a)(b),(図1,図2)に示すように、対称の形状に形成された一対のフレーム41,41と、これら一対のフレーム41,41を接続するジョイント部材45とを備えている。
フレーム41は、図5(b)に示すように、平面視略四角形に形成された支持部42と、立ち上がり部43とを有している。支持部42は、ジョイント部材45をスライド可能に支持するようになっており、両端部分にジョイント部材45を固定するためのねじ孔44が設けられている。立ち上がり部43は、前記柱1の中間部30の内側面31a(図4参照)に挿入可能な大きさに形成されており、この内側面31aに対して図示しないボルトにより固定されるようになっている。
図5(a)(b)に示すように、ジョイント部材45は、フレーム41の支持部42にスライド可能に支持されるようになっており、支持部42のねじ孔44に対峙する位置に、複数のねじ挿通孔46が設けられている。これにより、任意のねじ挿通孔46にねじを挿通して、これをフレーム41の支持部42のねじ孔44に螺合することにより、フレーム41,41間にジョイント部材45を固定することができ、その固定位置によって、連結アーム40を所望の長さにすることができる。
連結バー50は、図6(a)(b),(図1,図2)に示すように、一対の連結部51,51と、これら一対の連結部51,51を接続する接続部材55とを備えている。
連結部51は、図6(b)に示すように、平面視L字形状に形成されており、図6(a)に示すように、一端部52aに2つのねじ孔53が設けられているとともに、他端部52bに、前記柱1(1’)の補強部材16または補強部材26に固定するための折曲部54が設けられている。この折曲部54には、不図示のボルト挿入孔が設けられている。
接続部材55は、連結部51のねじ孔53に対峙する位置に、接続部材55の長手方向に亘って2段の連通孔56,56が形成されている。これにより、接続部材55の連通孔56の任意の位置に、ねじ57,57(図6(b)参照)を挿通して、これを連結部51の各ねじ孔53に螺合することにより、一対の連結部51,51と接続部材55とを固定することができ、そのときのねじ57,57の挿通位置によって、連結バー50を所望の長さにすることができる。
本実施の形態では、前記したように前後の柱1,1’と、連結アーム40と、連結バー50とで、ひとつの支持ユニット2(図2参照)を構成しており、工場等において、前後の柱1,1’が連結アーム40および連結バー50で所望の間隔を隔てて連結された状態に組み立てられる。
載置台60は、図7(a)(b)に示すように、載置部61と、2本の脚部62,62とを有している。載置部61は、図7(b)に示すように、平面視四角形状に形成されており、その端部61aの近傍には、長孔61bが形成されている。この長孔61bは、図3において二点鎖線で示すように、遊技具に敷かれて固定される敷台65(機械台)を貫通した、遊技具固定用のくぎ66等の逃げ穴として機能するようになっている。敷台65には、下部に切欠き65aが設けられており、この切欠き65aは、載置部61の端部61aに立設された係合片67に係合するようになっている。これにより、遊技具としてのパチンコ台やパチスロ台の、ドアの開け閉めによる衝撃や振動などの影響による前後方向のずれが、防止されるようになっている。
脚部62,62は、載置部61の端部61a側の左右底面より垂下されて設けられており、その下端部63,63には、係合突片64,64が設けられている。この係合突片64,64は、前記取付機構T1,T2(図4参照)における第1支持部10の切欠き溝14,15あるいは第2支持部20の切欠き溝24,25に係合可能に設けられている。また、脚部62,62には、柱1(1’)の第1支持部10のボルト孔14a,15a,15b、あるいは第2支持部20のボルト孔24a,25a,25bに螺合される固定用のボルトを挿通するための、図示しないボルト挿通孔が複数設けられている。
なお、載置部61には、図7(b)において一点鎖線で示すように、パチスロ台用のコイン回収穴68を設けても良い。
上部板70は、図1,図2に示すように、左右の柱1,1・1’,1’の上部に架設されるものであり、柱1(1’)の中間柱30で囲まれる空間に介在されて設置される図示しない遊技具の、上方前面を塞ぐ役割をなす。このような上部板70は、図8に示すように、開口部71と、指掛け穴72と、上部両端部70a,70aに設けられたフック73,73とを有している。開口部71は、上部板70の中央部から上部にかけて大きく開口されており、図示しないランプ等の電装品が取り付けられる。フック73,73は、左右の柱1,1・1’,1’の引掛け溝12b,12bあるいは引掛け溝22b,22bに係合可能に設けられている。なお、上部板70の左右下部には、柱1,1’に当接して上部板70の前後方向の揺動を抑える突片74,74が設けられている。
次に、このような遊技具の支持構造用柱1(1’)を用いた支持枠Fを、遊技店としてのパチンコ店に設置する際の手順を説明する。
まず、遊技店の設置スペースに柱1(1’)等を設置するに先立って、工場等において前記支持ユニット2を組み立てる作業を行う。
はじめに、遊技具の配置を考慮して、柱1(1’)の天地を決定する。ここでは、遊技具としてのパチンコ台とパチスロ台とが背中合わせに設置される構成であるので、図1〜図3に示すように、前面側の柱1は、第1支持部10が設置面に設置されるように配置するとともに、背面の柱1’は、天地を逆にして、第2支持部20が設置面に設置されるように配置する。
次に、連結アーム40と連結バー50を柱1,1’に架設する。はじめに、連結アーム40のフレーム41,41の立ち上がり部43,43を、柱1,1’の中間柱30,30の内側面31aに、図示しないボルトでそれぞれ固定する。その後、連結アーム40のジョイント部材45をフレーム41,41間に渡して配置し、柱1,1’の設置間隔を遊技店の設置スペースに適合させた上で、フレーム41のねじ孔44(図5(b)参照)に対峙しているジョイント部材45の挿通孔46(図5(b)参照)からねじを挿通して、フレーム41のねじ孔44に螺合する。これをもう一方のフレーム41についても行う。これにより、連結アーム40が柱1,1’に架設される(図2,図1参照)。
その後、図6(b)に示すように、連結バー50を組み付ける。このとき、ねじ57,57は、緩く止めておき、接続部材55に対して連結部51,51が伸縮可能な状態にしておく。そして、図1に示すように、柱1,1’の補強部材26,16に折曲部54,54を図示しないボルトにより固定する。その後、各ねじ57を増し締めして連結部51,51と接続部材55とをスライド不能に固定する。これにより、連結バー50が支持部1,1’間に架設され、支持ユニット2が完成される(図1,図2参照)。
その後、この完成された支持ユニット2を図示しないトラックなどの荷台に載せて搬送し、設置先としての遊技店に搬入する。搬送に際して、支持ユニット2は、平面的な構造となっているので、搬送スペースをあまり必要とせずに搬送することができる。
遊技店への搬入後、支持ユニット2を所定のフロア位置に設置する。図2に示すように、設置されるフロアには、予め設置位置を特定するための取付用プレート3を図示しないアンカー等により固定しておく。そして、取付用プレート3に所定の間隔で設けられた取付部4に対して、支持ユニット2の柱1(1’)をそれぞれ取り付ける。
取付用プレート3の取付部4には、柱1(1’)を固定するための固定用ボルト5が立設されているので、柱1(1’)の取り付けに際しては、各固定用ボルト5を第1支持部10あるいは第2支持部20のボルト孔12a,22aにそれぞれ挿通させるようにする。そして、各固定用ボルト5に図示しないナットを螺合させて締め付けることにより、柱1(1’)は、所定のフロア位置に固定され、これにより、支持ユニット2がフロアに設置される。その後、他の取付部4に対して、支持ユニット2を同様にして設置する。
各支持ユニット2は、図2,図3に示すように、上部側が枠状の繋ぎ部材6で固定される。この繋ぎ部材6は、図3に示すように、各柱1,1’の各折り返し片22c,12cに固定される。これにより、各支持ユニット2の柱1,1’の上端部は、設置されるフロアの長手方向(左右方向)において出っ張ることなく直線的に配置されることとなる。これにより、各支持ユニット2の柱1,1’の倒れ込みが防止されるようになり、各支持ユニット2の柱1,1’が垂直に立設されるようになる。
支持ユニット2の設置が終了したら、各支持ユニット2間に載置台60と上部板70とをそれぞれ架設する。
ここで、各支持ユニット2の柱1,1間(前面側)にパチンコ台用としての載置台60を架設する場合について説明すると、図2,図3に示すように、載置台60の各脚部62の下端部63に設けられた係合突片64,64を、柱1,1の切欠き溝14あるいは切欠き溝15のいずれかに係合させる。本実施の形態では、係合突片64,64を切欠き溝15,15に係合している。なお、遊技店の設置状況、例えば、椅子の高さやフロアの基礎等を考慮して、係合突片64,64を切欠き溝14,14に係合させることもできる。
これと同様にして、各支持ユニット2の柱1’,1’間(背面側)にパチスロ台用としての載置台60を架設する。パチスロ台は、パチンコ台に比べて遊技者の遊技操作部材(スロットレバーや停止ボタン)が高い位置となるので、設置位置を低くするために、パチスロ用の載置台60は、図3に示すように、2つある切欠き溝24,25のうち下側に位置する切欠き溝24に、その係合突片64,64を係合させて、柱1’,1’間に架設される。
載置台60を架設した後、各載置台60にわたる長さを有する通し材7を、各載置台60の載置部61の端部61a(図7(b)参照)に固定する。これにより、各支持ユニット2(図3ではひとつのみ図示)の下部が載置台60と通し材7とを介して連結されるようになり、各支持ユニット2の安定化が図られる。なお、通し材7は、図示しない部材を介して連結アーム40にも固定される。また、パチンコ台側の載置台60の後方空間には、パチンコ玉を回収するための回収溝8が設備される。
上部板70を各支持ユニット2の柱1,1間、柱1’,1’間に架設する。上部板70の架設は、上部板70のフック73,73を柱1(1’)の各引掛け溝22b,22b(12b,12b)に引っ掛けることにより簡単に行うことができる。
以上により、図1に示すように、遊技店の所定のフロア位置に遊技具の支持枠Fを設置することができる。
遊技具の支持枠Fが設置された後、支持枠Fにパチンコ用の貸出機Eとパチスロ用の貸出機E1を設置する。図9(a)に示すように、パチンコ用の貸出機Eは、図中二点鎖線で示したパチンコ台Pの側方(同図の紙面上でパチンコ台Pの左側)に形成されている側面開口凹部32に配置される。また、図9(c)に示すように、パチスロ用の貸出機E1は、図中二点鎖線で示したパチスロ台Sの側方(同図の紙面上でパチスロ台Sの右側)に形成されている側面開口凹部32に配置される。
このように、側面開口凹部32は、パチンコ台Pを設置したときと、パチスロ台Sを設置したときとでは、その開口方向が逆向きとなる。これにより、従来、向きが合わないなどの理由で、納まりにくかった貸出機E1も、設置することができるようになる。
また、近年、遊技店では、集金管理の安全性や利便性を考慮して、図10に示すように、貸出機E1に挿入される紙幣をフロアの側方等に設けられたストック用のボックスBに集中して集めるようにした紙幣搬送装置Aを備えた遊技設備が多くなってきている。このような紙幣搬送装置Aは、各貸出機E1に挿入された紙幣を搬送するための紙幣搬送路Hが設けられており、このような紙幣搬送路Hは、通常、パチンコ台Pやパチスロ台Sの上部に設備される。このような紙幣搬送装置Aが設けられている場合には、図9(c)に示すように、第1支持部10に設けられた第1貫通穴11aに、紙幣搬送装置Aの紙幣搬送路Hに通じる紙幣挿入口E1aを配置することができる。これにより、貸出機E1とは別体として設けられる紙幣搬送装置Aの紙幣挿入口E1aを第1支持部10を加工することなく設置することができる。
なお、このような紙幣搬送装置Aでは、紙幣搬送路Hでしばしば紙幣詰まりが発生するトラブルが生じる場合がある。これは、例えば、カールした紙幣や折れ曲った紙幣など、種々様々な癖の紙幣が貸出機E1aに投入されるためであり、このような紙幣詰まりが生じた場合には、店員が、紙幣の詰まった箇所を捜し当て、紙幣の詰まりを取り除くようにしていた。そこで、このようなトラブルに対処しやすいように、上部板70は、高さ寸法の短いものを用いても良い。このように高さ寸法の短いものを用いた場合には、パチスロ台S(パチンコ台P)と上部板70との間にメンテナンス用の開口を形成することができるようになる。これにより、この開口を利用して、紙幣搬送路Hのメンテナンスを容易に行なうことができる。
なお、必要に応じて、図2に示すように、貸出機E,E1には、カバーKを設けることができる。
支持枠Fに貸出機E,E1を設置した後、支持枠Fにパチンコ台Pおよびパチスロ台Sを設置する。図9(a)〜(c)に示すように、パチンコ台Pおよびパチスロ台Sは、各載置台60に載置された状態で、中間柱30により囲われる空間に介在させた状態で設置することができる。図7(b)に示すように、載置台60の端部61aには、長孔61bが設けられているので、この長孔61bを利用して、パチンコ台Pやパチスロ台Sに接続される図示しないワイヤーハーネス等を載置台60の下方に引き出すことができる。
なお、支持枠Fには、背中合わせにパチンコ台Pを設置したり、また、背中合わせにパチスロ台Sを設置したりすることもできる。その場合は、支持ユニット2の柱1(1’)の構成をパチンコ専用あるいはパチスロ専用にする。すなわち、パチンコ専用とする場合、支持ユニット2を構成している2本の柱1(1’)は、2本とも、第1支持部10が設置面に設置されるようにして、支持ユニット2を組む。また、パチスロ専用とする場合、支持ユニット2を構成している2本の柱1(1’)は、2本とも、第2支持部20が設置面に設置されるようにして、支持ユニット2を組む。この場合、柱1(1’)は、パチンコ専用の場合と比べて2本とも天地が逆転された状態となる。なお、パチンコ台Pあるいはパチスロ台Sを先に設置して、貸出機E,E1を後から設置するようにしても良い。
以上のようにして、柱1(1’)を用いた支持枠Fに対して、貸出機E,E1およびパチンコ台P,パチスロ台Sを設置することができるが、設置後に、遊技具の種類を変えて設置しようとする場合には、次のような手順により支持枠Fの構成を変更することができる。
例えば、パチンコ台Pとパチスロ台Sとが背中合わせに設置されている状態から、パチンコ台Pをパチスロ台Sに変える場合には、パチンコ台Pを支持している側の柱1,1の天地を逆転させて設置し直すことにより行うことができ、あるいは、載置台60の高さを調節することでも対応することができる。
具体的には、パチンコ台Pおよび貸出機Eを取り外して、パチンコ台Pを載置していた載置台60や上部板70を取り外すとともに、柱1,1の折り返し部31の内側面31aに固定されている連結アーム40の支持部41の立ち上げ部43を取り外し、さらには、柱1,1の補強部材26,26に取り付けられている連結バー50の折曲部54,54を取り外す。これにより、柱1,1が設置面から取り外し可能となる。
その後、柱1,1の天地を逆転させて、第2支持部20,20を設置面に向けて設置し、柱1,1を固定し直す。さらに、柱1,1を連結アーム40や連結バー50で後方の柱1’,1’に取り付けし直すとともに、載置台60を所定の高さに架設し直し、最後に上部板70を架設する。これにより、貸出機E1の設置スタイルが、側面開口凹部32の開口方向がパチンコ台P用とは反対の向きに開口するほうが都合の良い種類であるときに、パチンコ台Pに変えてパチスロ台Sを設置することができるようになる。なお、パチスロ台Sに変えてパチンコ台Pを設置する場合も柱1’,1’の天地を逆転させて設置し直すことにより、行うことができる。また、貸出機E,E1の設置スタイルが、パチンコ台Pとパチスロ台Sとで同じ様にして使用できるものであるときには、柱1,1を固定し直すことなく、載置台60を上下に調整することで対応することができる。
以上説明した遊技具の支持構造用柱によれば、柱1(1’)は、第1支持部10と第2支持部20とを有しているので、設置する際には、これら第1支持部10あるいは第2支持部20のいずれか一方を選択することができる。
第1支持部10を設置面へ向けて設置した場合には、パチンコ台Pの設置高さとして好適な高さとすることができ、また、第2支持部20を設置面へ向けて設置した場合には、パチスロ台Sの設置高さとして好適な高さとすることができる。
しかも、第1支持部10は、柱1(1’)の一端側に設けられ、第2支持部20は、柱1(1’)の他端側に設けられているので、第1支持部10と第2支持部20との選択に際しては、柱1(1’)の天地を逆転させるという操作を行うことにより簡単に行うことができる。
また、柱1(1’)を設置した後において、遊技具の種類を変えて設置しようとするときには、柱1(1’)の天地を逆転させて設置し直すことにより、パチンコ台Pやパチスロ台Sに合った設置高さに変更することができる。
さらに、第1支持部10と第2支持部20との間には、パチンコ台Pやパチスロ台Sに隣接して貸出機E,E1を設置するための側面開口凹部32が設けられているので、この側面開口凹部32を利用することによりパチンコ台Pやパチスロ台に隣接して貸出機E,E1を設置することができる。この側面開口凹部32は、柱1(1’)の一側部が開口されることにより形成されているので、第1支持部10を設置面へ向けて設置したときと、第2支持部20を設置面へ向けて設置したときとでは、開口が逆向きとなり、これによって、貸出機E,E1の納まり方を変えることができる。これにより、従来、向きが合わないなどの理由で、納まりにくかった貸出機E,E1も、設置することができるようになる。
また、第1支持部10と第2支持部20とには、側面開口凹部32から所定間隔をあけた位置に、柱1(1’)の正面から背面に向けて貫通する第1貫通穴11aと第2貫通穴21aとを有しているので、この第1,第2貫通穴11a,21aを利用して、パチンコ台P、パチスロ台S、貸出機E,E1に付随する設備機器を配置することができる。
載置台60は、取付機構の位置調整手段により、柱1(1’)の長手方向に位置調整可能に取り付けられるようになっているので、取り付けに際して、高さ調整を行うことができ、これにより、遊技者の座る椅子の高さに合わせた位置にパチンコ台やパチスロ台を設置することができる。
さらに、前後の柱1,1’と、これを連結する連結アーム40,連結バー50とで、支持ユニット2が構成されているので、一対の柱1,1’を連結アーム40と連結バー50とで連結して組み立て、この組み立てられた支持ユニット2を複数並設して、各支持ユニット2間に載置台60を架設して支持することにより、各支持ユニット2間にパチンコ台Pやパチスロ台Sを支持することができる。
また、このような支持ユニット2は、工場等で予め組み立てておいてから、遊技店などに搬送して設置することもできる。この場合、支持ユニット2は、一対の柱1,1’を連結アーム40,連結バー50で連結した平面的な構造となっているので、嵩張らず、トラックなどにも効率よく積み込むことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、支持枠Fは、正面側または背面側に遊技具が1台のみ支持されるようにしても良い。さらに、支持ユニット2は、設置先となる遊技店で組み立てるようにしても良い。また、遊技具としては、テレビゲームなど他の機種であっても良い。さらに、貸出機E,E1は、他の構成の機器でもよく、遊技具に隣接して設置する構成の機器であれば、貸出機E,E1に限定されるものではない。また、貫通穴(11a,21a)は、第1支持部10および第2支持部20のうちの少なくとも一方に設けられるものであれば良い。
本発明にかかる遊技具の支持構造用柱を用いた支持枠の斜視図である。 同じく図1に示した支持枠の分解斜視図である。 同じく支持枠の縦断面図である。 柱を背面の斜め上方から見た斜視図である。 連結アームを分解した状態を示し、(a)は、連結アームの側面図、(b)は、連結アームの平面図である。 連結バーを分解した状態を示し、(a)は、連結バーの側面図、(b)は、連結バーの平面図である。 載置台を示す図で、(a)は、正面図、(b)は、平面図である。 上部板を示す正面図である。 支持枠に種類の異なる遊技具を支持した状態を示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、側面図、(c)は、背面図である。 紙幣搬送装置が設備された設置状況を示す模式図である。 従来の遊技具の支持構造を示す斜視図である。
符号の説明
1,1’柱
2 支持ユニット
10 第1支持部
11a 第1貫通穴
20 第2支持部
21a 第2貫通穴
30 中間柱
32 側面開口凹部
40 連結アーム(連結部材)
50 連結バー(連結部材)
60 載置台
70 上部板
E 貸出機(パチンコ用)
E1 貸出機(パチスロ用)
P パチンコ台
S パチスロ台

Claims (4)

  1. 遊技具の左右に配置され、前記遊技具を載置するための載置台を架設して用いられるとともに、貸出機を支持する遊技具の支持構造用柱であって、
    長手方向における一端側に、前記載置台が取り付けられる取付機構を有して、前記遊技具を第1の高さに設置するために設けた第1支持部と、
    長手方向における他端側に、前記載置台が取り付けられる取付機構を有して、前記遊技具を前記第1の高さよりも低い第2の高さに設置するために設けた第2支持部と、
    前記第1支持部と前記第2支持部との間に、前記遊技具に隣接して前記貸出機を設置するために前記支持構造用柱の一側面が開口されることにより形成された側面開口凹部と、を備え、
    前記遊技具に対応して前記第1支持部あるいは前記第2支持部のいずれか一方が、設置面へ向けて設置されることを特徴とする遊技具の支持構造用柱。
  2. 前記第1支持部および前記第2支持部のうち少なくとも一方は、前記側面開口凹部から所定間隔をあけた位置に、正面から背面に向けて貫通する貫通穴を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技具の支持構造用柱。
  3. 前記取付機構は、前記載置台の位置を前記長手方向に沿って位置調整する位置調整手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技具の支持構造用柱。
  4. 背中合わせに設置される遊技具の左右にそれぞれ配置され、前記遊技具を載置するための載置台を架設して用いられるとともに、貸出機を支持する支持構造用柱ユニットであって、
    前記背中合わせに設置される両遊技具の一側方に配置されるそれぞれの支持構造用柱と、
    この支持構造用柱を連結する連結部材とを備え
    前記支持構造用柱は、長手方向における一端側に、前記載置台が取り付けられる取付機構を有して、前記遊技具を第1の高さに設置するために設けた第1支持部と、
    長手方向における他端側に、前記載置台が取り付けられる取付機構を有して、前記遊技具を前記第1の高さよりも低い第2の高さに設置するために設けた第2支持部と、
    前記第1支持部と前記第2支持部との間に、前記遊技具に隣接して貸出機を設置するために設けた側面開口凹部と、を備え、
    前記遊技具に対応して前記第1支持部あるいは前記第2支持部のいずれか一方が、設置面へ向けて設置されることを特徴とする支持構造用柱ユニット。
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