JP5989468B2 - シートシャッター - Google Patents
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Description
このシートシャッターは、出入り口の左右両側方に立設されるサイドレールと、これらサイドレールに両側縁を案内されてサイドレール間を昇降開閉するカーテン状のシートと、シート上部に設けられると共にシャッターの開閉操作に応じてシートを上げ下げする巻き取りドラムと、巻き取りドラムを回転させるための駆動モータとを備えている。
このシートシャッターでは、シート101を繰り出すための開口部102に対して、その中心線から建物の壁面側に巻き取りドラム103をオフセットし、シート101の裏面を建物壁面106側における開口部102の縁102aに常時接触させるようにしている。
左右両側方に設けられるガイドレールと、これらガイドレール間に昇降自在に設けられるシートと、前記シートの上方に設けられると共に前記シートの開閉に応じてシートを上げ下げする巻取り軸と、前記シートを繰り出すための開口部が形成されると共にこの開口部内のシートを隔てて前記シートの表裏空間を区画する隔壁と、を有し、
シャッター全閉時に、前記シートが撓んで、前記開口部の内側面に当接することを特徴とする。
すなわち、開閉動作中は、シートに荷重がかかり、シートは張った状態で開口部内を上下動する。このためシートと開口部内側面との擦れが回避される。また、全閉状態となり、シートの下端が床に接してシートが撓むと、この撓みによって隙間が塞がれる。このように全閉時に高い気密性が得られる。
このように停止位置を設定すると、ガイドレールの上端部に対するシートの引っ掛かりが回避され、シートが弛む。よって接続部分からガイドレールの上端部にかけてシートが撓み易くなる。
前記ガイドレールの上部には、前記係合部材を前記ガイドレール内に導き入れるためのガイドが、揺動自在に設けられた構成でもよい。
また、シートの側縁は、ガイドレールのみならず、その上部に設けられたガイドによっても支持されているが、ガイドは揺動自在に設けられているため、シートの撓みに追従してガイドが傾き、シート幅方向においてそのシートの撓みを減らすことなくシートを支持できる。
本実施の形態に示すシートシャッター1は、図1に示すように出入り口の左右両側に立設された一対のレールポスト20,20と、これらレールポスト20,20に組み込まれたガイドレール21と、ガイドレール21,21間に昇降自在に支持されたシート30と、このシート30の開閉操作に応じてシート30を上げ下げする巻取り装置40とを備えている。
シート本体31は、防塵、防臭、防音、断熱等の各種仕様に合わせて選定された柔軟性に富む素材で構成されている。また、その上縁部分にフラップ32が繋ぎ足され、両側縁には、シート本体31をガイドレール21に摺動自在に連結するための係合部材33(図1、図4)が複数設けられている。
この係合部材33は、上記したガイドレール21に係合し、シート本体31は、この係合部材33とガイドレール21との係合によって、ガイドレール21を外れることなく、ガイドレール21の上下方向に案内される。
巻取り装置40は、シート幅方向に延びる巻取り軸41と、レールポスト20に近接した位置に設けられ、巻取り軸41にリダクションギヤを介して連結されたモータ42と、を備えている。なお、本実施の形態では、巻取り軸41が複数本のパイプ41aで構成されており、これらパイプ41aを円形状に配置することで巻取り軸41を構成している。
また、開口部45aにおいて、その手前側の縁45bに沿うように横架材50が設けられている。横架材50は、ケーシング45の下方から宛われ、開口部の縁45bからその下方にかけて、いわゆる「まぐさ」を形成している。
そして、ケーシング45の内部空間は、この開口部45aを通り吊り下ろされるシート30を隔てて、シート30の表側空間と裏側空間とに区画されている。
例えば、巻取り軸41やモータ42の回転量により、全閉になったことを把握するように構成することができる。すなわち、パルスエンコーダを、巻取り軸41やモータ42の回転軸に接続するとともに、予めシート30の全開から全閉までのパルス数を把握しておく。シート30の閉鎖時において、パルスエンコーダが発生させるパルスを計数し、全閉に相当するパルス数を検出した時点で全閉と判断し、閉鎖動作を停止させる。この場合におけるパルス数は、シート30下端が接地や着床等したときから、さらにシート30が撓んで開口部の内側面50aに当接するまでに必要な回転量に相当するパルス数を加えたものである。したがって、この場合における制御は、単に「パルス数が全閉に相当する値になったか否か」を判断するのみでよく、撓み分に関する付加的な制御を行う必要がないため、制御が簡単になる。
本実施の形態に示すシートシャッター1は、シャッター全閉時のシート30の撓みを利用して高い気密性を得ている。
具体的には、開口部45a内に臨むまぐさ50の内側面50aに、シート30を撓んだ状態で当接させ、シート表面側からケーシング45の内部を通り、シート裏面側に流れ込む空気の流入を防止する。すなわち、シート30とまぐさ50との間にできる隙間を、シャッター全閉時に生じるシート30の撓みを利用して塞ぐように構成されている。
また、本実施の形態ではガイドレール21の上部にガイド25を設けているが、このガイド25はシート30の撓みや反りに追従して動くように揺動自在に設けられているものである。本模式図ではその詳細は省略する。
図6に示されるように、巻取り軸41の軸芯は、ガイドレール21に対して所定の距離、ずれて配置、すなわちオフセットされている。なお、このガイドレール21からずれている側を本発明においては、便宜上、シャッターの正面側という。
また、図6に示されるように、巻取り軸41における、巻取り軸41の軸芯に対してシャッター正面側とは反対側の端部もガイドレール21に対してシャッター正面側にオフセットされている(図6中の矢印C方向)。なお、この状態の巻取り軸41を、便宜上、本発明においては、巻取り軸41をガイドレール21に対してオフセットする、と表現することがある。
前記巻取り軸41において、巻取り軸41の軸芯に対するシャッター正面側と反対側の端部は、まぐさ内面側50aよりも、シャッター正面側にオフセットされている。
なお、シャッター全閉付近、好ましくは全閉直前において剥離点34がガイドレール21の中心線上から外れていればよく、全開時および繰り出し初期から中期における剥離点34の位置は、特に問わない。
本実施の形態では、ガイドレール21の上端よりも高い場所に、シート30の接続部分30aが位置するように、巻取り軸41の設置高さHを決めている。
または、押圧部材を省略して接続部分30a(及びガイドレール)のみとするのが構成の単純化やコスト削減の観点からは有利である。
図6に示すように、シート30の剥離点34は、ガイドレール21の中心線に対してシャッター正面側にオフセットされている。このためシート30の下端が床に達してシートの荷重が受け止められると、剥離点34からガイドレール21の上部にかけて区間がまぐさ50側に撓みだす。
また、シャッター全閉時のシート30の撓みを利用して隙間を塞ぐため、開閉動作中はシート30とまぐさ50が触れておらず、開閉の支障にもならない。
例えば、図9に示すように、シート30の裏面側に後方まぐさ52を設け、この後方まぐさ52の内側面52aにシート30を撓ませて当接させてもよい。
このようにシート30の様々な撓ませ方を例示できる。また、シート接続部分30aの停止位置や巻取り軸41のオフセットもシートの強度や撓ませ方に併せて変更可能である。
このようにフラップ用シート1枚のみでシート本体31を巻取り軸41に連結することができる。
20 レールポスト
21 ガイドレール
21a ガイド溝
25 ガイド
30 シート
30a シートの接続部分
31 シート本体
31a シート本体の上縁部分
32 フラップ
32a,32b フラップ用シート
32c 面ファスナー
32d テープ
33 係合部材
34 剥離点
39 錘
35 フラップ用シート
35a,35b フラップ用シートの端部
36 フラップ用シート
36a,36b フラップ用シートの端部
36c ビス
37 シート保持用の溝
38 シート保持部材
40 巻取り装置
41 巻取り軸
41a パイプ
42 モータ
45 ケーシング
45a 開口部
45b 開口部の縁
50 横架材(まぐさ)
50a まぐさの内側面
52 後方まぐさ
52a 後方まぐさの内側面
101 シート
101a シートの下端
102 開口部
102a 開口部の縁
103 巻き取りドラム
104 ケーシング
105 床
106 建物の壁面
P 建物上部の壁面
Claims (5)
- 左右両側方に設けられるガイドレールと、これらガイドレール間に昇降自在に設けられるシートと、前記シートの上方に設けられると共に前記シートの開閉に応じてシートを上下させる巻取り軸と、前記シートを繰り出すための開口部が形成されると共にこの開口部内のシートを隔てて前記シートの表裏空間を区画する隔壁と、を有するシートシャッターであって、
シャッター全閉時に、前記シートが撓んで、前記開口部の内側面に当接することを特徴とするシートシャッター。 - 前記巻取り軸の回転に伴い、この巻取り軸から前記シートの離れる位置を剥離点とし、
この剥離点は、前記ガイドレールの中心線上を避けるようにオフセットされていることを特徴とする請求項1に記載のシートシャッター。 - 前記シートは、前記シャッター全閉時において、前記巻取り軸の表面にシートの接続部分が露出するように前記巻取り軸に接続され、前記接続部分の停止位置は、前記ガイドレールの上端部よりも高い位置に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシートシャッター。
- 前記シートは、前記シャッター全閉時において、前記巻取り軸の表面にシートの接続部分が露出するように前記巻取り軸に接続され、前記接続部分の停止位置は、前記開口部の内側面の直上を避けて設定されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のシートシャッター。
- 前記シートを前記ガイドレールに摺動自在に連結するための係合部材が、前記シートの側縁に設けられ、
前記ガイドレールの上部には、前記係合部材を前記ガイドレール内に導き入れるためのガイドが揺動自在に設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のシートシャッター。
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