JP6450866B2 - センサコード取付金具 - Google Patents
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Description
このような自動ドア装置の設置に当たっては、一般に、市販の自動ドア用アルミフロントを予め設置してあり、この市販の自動ドア用アルミフロントに自動ドアを設置する取付ベースと自動ドアを開閉移動するモータを取り付ける内蔵タイプのものと、市販の自動ドア用アルミフロントが設置されておらず、既設あるいは新設の鴨居やフロント無目に取付ベースを用いて取り付ける後付けタイプのものとがある。
駆動機構120は、既知構成のものであり(特開2002−115448号公報参照)、フロント無目に取り付けられる取付用横向ベース130に設けられており、駆動源としてのモータ140と、伝達機構150とを備えて構成されている。そして、モータ140からの駆動力が伝達機構150を介してドア110に伝達されてドア110の開閉が行われるようになっている。
前記伝達機構150は、ベルト機構152と減速機構170とを有し、ベルト機構152が減速機構170に連結されて構成されている。
また、ベルト機構152は、歯付主動プーリ154と歯付従動プーリ156とを備え、これら歯付主動プーリ154と歯付従動プーリ156に、歯付ベルト158を巻き掛けて構成されている。すなわち、歯付主動プーリ154と歯付従動プーリ156とに渡って無端状の歯付ベルト158が巻き掛けられている。この歯付ベルト158には、下側に位置する下側部分158aと上側に位置する上側部分158bがある。
取付用横向ベース130に設けられるモータ140と、伝達機構150は、外部から見えないようにカバー210で覆われている。このカバー210は、モータ140、伝達機構150などの点検・修理の際に、作業者が開閉して作業が行えるように構成されている。
また、カバー210内には、コントローラが配設されており、自動ドア装置100の駆動機構120の駆動制御を行っている。
カバー210に取り付けられているセンサ200は、外部からセンサコード230を使って電源を供給して作動するようになっている。さらに、このセンサ200によってドア110に近づいた人などの物体の検知を行った際の検出信号も、センサコード230を使って、コントローラに送信するようになっている。
しかしながら、自動ドア装置200を設置した際に、歯付ベルト158の張りが弱かったり、自動ドア装置200を設置した当初は歯付ベルト158の張りが強くても自動ドア装置200を使用している内に、経年変化によって歯付ベルト158の張りが弱くなったりして、ドア110の開閉動作した際に移動する歯付ベルト158の下側部分158aや上側部分158bに接触したり、歯付ベルト158に巻き込まれたりして破損し、短絡を起し、電源が漏洩するという問題点を有している。
しかしながら、センサコード230を上部側に回してからふたたび内側に戻すための作業が、予め設置してある市販の自動ドア用アルミフロントに自動ドアを設置する取付ベースとモータを取り付ける内蔵タイプのもの、あるいは既設あるいは新設の鴨居やフロント無目に取付ベースを用いて自動ドアを取り付ける後付けタイプのものでも、フロントの形状やサイズ等がサッシメーカーによって異なり、統一されていないため、自動ドア装置200を取り付ける現場では手間が掛かり、作業がし難いという問題点を有している。
帯状の平板でL字状に形成され、該L字状の一辺にはそれぞれの側部から互いに向き合う方向に前記センサコードを通すスリットが設けられており、該L字状の他辺の長手方向にスリットが設けられ、該L字状の他辺をベース部材に固定してなる支持部材と、
前記支持部材のL字状の一辺の先端部に固定され、該支持部材のL字状の一辺の幅よりも大きな幅に形成される板部材を2つ折りにして上辺と下辺によって形成され、該板部材の上部に折り曲げられている上辺に、櫛歯状に複数のスリットが設けられてなり、タイミングベルトの上側部分と下側部分との間に該タイミングベルトと直交するように挿入配置され、前記2つ折りされて形成された上辺と下辺の間に前記センサコードを収納し、該センサコードが前記タイミングベルトに接触しないように保護してなる保護部材と、
からなり、
前記センサコードを前記保護部材の板部材の上辺と下辺との間に通し、前記支持部材のL字状の一辺の上部によって支持され、前記支持部材のL字状の一辺に形成されるスリットに通すことによって該センサコードを保護してなることを特徴としている。
図面の図1,図2、図3には、本発明に係るコード保持具の第1の実施例が示されている。
図1は本発明に係るセンサコード取付金具の第1の実施例を示す図、図2は図1に図示のセンサコード取付金具の全体斜視図、図3は図2に図示のコード保持具の取り付けを説明するための図である。
レール装置2は、上枠A内に固着されるベース部材3と、このベース部材3に取り付けられる上部レール部材4と、上部レール部材4に取り付けられる吊り金具装置5を備えている。
吊り金具装置5は、吊り金具6と、この吊り金具6をドア7の上端に固定する金具固定用ビス8と、吊り金具6に回転自在に設けられるハンガーローラ9と、その他のビス10等とを備えて構成されている。
また、ベース部材3は、自動ドア用アルミフロントの上枠Aに固着される固着部分11と、中空構造となる強度確保部分12とを有して、図1のような断面形状となるように形成されている。
そして、このレール上延部13は、ハンガーローラ9の上方への移動を規制するために形成されている。このレール上延部13とレール部15は、ハンガーローラ9の直径に合わせて配置されている。このレール部15は、水平方向に沿って形成されている。
レール部15の上側には、凸条(ここでは断面視蒲鉾形状となる突条)となるレール16がベース部材3の延在方向に真っ直ぐに形成されている。
ベース部材3の端部には、自動ドア用アルミフロントの上枠Aにベース部材3を取り付けるための図示していない取付金具が取り付けられている。
このように取付金具は、ベース部材3と、ドア7の開閉を行う駆動モータ(図示していない)とを一緒に自動ドア用アルミフロントの堅枠Bに固定する金具である。
駆動モータは、電動機(モーター)の回転力を間接的機構(ギアボックスなど)を介さずに直接、駆動対象に伝達するダイレクトドライブ・モータ(DDモータ)を用いている。
このDDモータには、無端状の歯付ベルト(タイミングベルト)17が懸架されており、上側部分18と下側部分19とに歯が形成されている。
このセンサコード22は、カバー20の一端部からカバー20内に引き出されて配設されている。
このセンサコード取付金具30は、帯状の平板でL字状に形成されセンサコード取付金具本体を支持固定する支持部材33を有している。この支持部材33のL字状の一辺には穴部34が設けられており、この穴部34はセンサコード22を通すようになっている。また、この支持部材33のL字状の他辺には、長手方向にスリット35が設けられており、このスリット35はボルト31を取り付けるためのものである。
支持部材33のL字状の一辺の先端部36には保護部材37が固定されている。この保護部材37は、断面円形状又は断面楕円形状の筒状に形成されている。
このセンサコード取付金具30の保護部材37には、センサコード22が挿通され、支持部材33のL字状の一辺の上部によって支持され、支持部材33の穴部34から支持部材33のL字状の一辺の裏面に通され、コントローラ部に配線されるようになっている。
すなわち、歯付ベルト(タイミングベルト)17の張りが弱くなっても、センサコード22は、センサコード取付金具30の保護部材37の内部を挿通して配策してあるため、保護部材37によって保護され、センサコード22が、無端状の歯付ベルト(タイミングベルト)17の上側部分18あるいは下側部分19に直接接触することがなく、歯付ベルト(タイミングベルト)17の上側部分18あるいは下側部分19によって破損されるのを防止することができる。
図面の図4には、本発明に係るコード保持具の第2の実施例が示されている。
図4は、センサコード取付金具の全体斜視図である。
支持部材41のL字状の一辺の先端部44には保護部材45が固定されている。この保護部材45は、角筒状に形成されている。この保護部材45の角筒状のそれぞれの外側の角には、Rが形成されている。
このセンサコード取付金具40の保護部材45には、センサコード22が挿通され、支持部材41のL字状の一辺の上部によって支持され、支持部材41の穴部42から支持部材41のL字状の一辺の裏面に通され、コントローラ部に配線されるようになっている。
すなわち、歯付ベルト(タイミングベルト)17の張りが弱くなっても、センサコード22は、センサコード取付金具40の保護部材45の内部を挿通して配策してあるため、保護部材45によって保護され、センサコード22が、無端状の歯付ベルト(タイミングベルト)17の上側部分18あるいは下側部分19に直接接触することがなく、歯付ベルト(タイミングベルト)17の上側部分18あるいは下側部分19によって破損されるのを防止することができる。
図面の図5,図6、図7には、本発明に係るコード保持具の第3の実施例が示されている。
図5は本発明に係るセンサコード取付金具の第3の実施例を示す図、図6は図5に図示のセンサコード取付金具の全体斜視図、図7は図5に図示のコード保持具の取り付けを説明するための図である。
図5において、図1と異なる点は、保持具固定用のボルト31とナット32によって取り付けられるセンサコード取付金具50についてである。
このセンサコード取付金具50は、図6に示す如く、帯状の平板でL字状に形成されセンサコード取付金具本体を支持固定する支持部材51を有している。この支持部材51のL字状の一辺にはそれぞれの側部51a,51bから互いに向き合う方向にスリット52,53が設けられている。このスリット52,53はセンサコード22を通すようになっている。
支持部材51のL字状の一辺の先端51cには保護部材55が形成されている。この保護部材55は、支持部材51のL字状の一辺の延長する板部材を長手方向側部から上部に向かって角筒状に包み込んで形成されている。
この角筒状に形成される保護部材51は、角筒状のそれぞれの外側の角に、Rが形成されている。
このセンサコード取付金具50の保護部材55には、図7に示す如く、センサコード22が挿通され、支持部材51のL字状の一辺の上部によって支持され、支持部材51のスリット52またはスリット53(本実施例ではスリット52)から支持部材51のL字状の一辺の裏面に通され、コントローラ部に配線されるようになっている。
すなわち、歯付ベルト(タイミングベルト)17の張りが弱くなっても、センサコード22は、センサコード取付金具50の保護部材51の内部を挿通して配策してあるため、保護部材51によって保護され、センサコード22が、無端状の歯付ベルト(タイミングベルト)17の上側部分18あるいは下側部分19に直接接触することがなく、歯付ベルト(タイミングベルト)17の上側部分18あるいは下側部分19によって破損されるのを防止することができる。
図面の図8,図9、図10には、本発明に係るコード保持具の第4の実施例が示されている。
図8は本発明に係るセンサコード取付金具の第4の実施例を示す図、図9は図8に図示のセンサコード取付金具の全体斜視図、図10は図8に図示のコード保持具の取り付けを説明するための図である。
図8において、図1と異なる点は、保持具固定用のボルト31とナット32によって取り付けられるセンサコード取付金具60についてである。
このセンサコード取付金具60は、図9に示す如く、帯状の平板でL字状に形成されセンサコード取付金具本体を支持固定する支持部材61を有している。この支持部材61のL字状の一辺にはそれぞれの側部61a,61bから互いに向き合う方向にスリット62,63が設けられている。このスリット62,63はセンサコード22を通すようになっている。
支持部材61のL字状の一辺の先端61cには保護部材65が形成されている。この保護部材65は、支持部材61のL字状の一辺の幅よりも大きな幅に形成される板部材66を2つ折りにして上辺66aと下辺66bによって形成されている。この板部材66の上部に折り曲げられている上辺66aには、櫛歯状に複数のスリット66cが設けられている。
このセンサコード取付金具60の保護部材65には、図10に示す如く、センサコード22が上辺66aと下辺66bとの間に挟み込まれて挿入され、支持部材61のL字状の一辺の上部によって支持され、支持部材61のスリット62またはスリット63(本実施例ではスリット62)から支持部材61のL字状の一辺の裏面に通され、コントローラ部に配線されるようになっている。
すなわち、歯付ベルト(タイミングベルト)17の張りが弱くなっても、センサコード22は、センサコード取付金具60の保護部材61の内部を挿通して配策してあるため、保護部材61によって保護され、センサコード22が、無端状の歯付ベルト(タイミングベルト)17の上側部分18あるいは下側部分19に直接接触することがなく、歯付ベルト(タイミングベルト)17の上側部分18あるいは下側部分19によって破損されるのを防止することができる。
2……………レール装置
3……………ベース部材
4……………上部レール部材
5……………吊り金具装置
6……………吊り金具
7……………ドア
9……………ハンガーローラ
17…………タイミングベルト(歯付ベルト)
18…………上側部分
19…………下側部分
20…………カバー
21…………検出センサ
22…………センサコード
30,40,50,60…………センサコード取付金具
33,41,51,61…………支持部材
37,45,55,65…………保護部材
66…………板部材
Claims (1)
- 自動ドア用アルミフロントに取り付けるドアを開閉するための駆動モータを取り付けるための内蔵式中芯吊りベースで、前記自動ドア用アルミフロントの上枠に取り付けられるベース部材と、該ベース部材に取り付けられドアに上設されたハンガーローラーを移動自在に支持するための上部レール部材と、該上部レール部材に取り付けられる吊り金具装置とを備えるレール装置を有し、前記ドアのコントローラ部を覆うカバーの外部に取り付けられ、ドアの外部側に接近する物体を検出する検出センサに接続され、前記カバーを貫通し前記コントローラ部に配線されるセンサコードを備え、駆動モータに懸架され上側部分と下側部分とに歯が形成されている無端状の歯付ベルトによって前記ドアを開閉する自動ドア装置において、
帯状の平板でL字状に形成され、該L字状の一辺にはそれぞれの側部から互いに向き合う方向に前記センサコードを通すスリットが設けられており、該L字状の他辺の長手方向にスリットが設けられ、該L字状の他辺をベース部材に固定してなる支持部材と、
前記支持部材のL字状の一辺の先端部に固定され、該支持部材のL字状の一辺の幅よりも大きな幅に形成される板部材を2つ折りにして上辺と下辺によって形成され、該板部材の上部に折り曲げられている上辺に、櫛歯状に複数のスリットが設けられてなり、タイミングベルトの上側部分と下側部分との間に該タイミングベルトと直交するように挿入配置され、前記2つ折りされて形成された上辺と下辺の間に前記センサコードを収納し、該センサコードが前記タイミングベルトに接触しないように保護してなる保護部材と、
からなり、
前記センサコードを前記保護部材の板部材の上辺と下辺との間に通し、前記支持部材のL字状の一辺の上部によって支持され、前記支持部材のL字状の一辺に形成されるスリットに通すことによって該センサコードを保護する
ことを特徴とするセンサコード取付金具。
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