JP2011012469A - ウインドウレギュレータ装置 - Google Patents

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陽亮 北村
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Abstract

【課題】ウインドウパネル取付作業のさらなる容易化を図ること。
【解決手段】ドラム30の回転によってワイヤケーブル61,62を介しガイドレール部材10に対してキャリアプレート20を移動させ、キャリアプレート20に保持させたウインドウガラスWを昇降させるウインドウレギュレータ装置において、上方ワイヤケーブル61と下方ワイヤケーブル62とによって囲まれる領域内に軸心を配置する状態でガイドレール部材10にドラム30を保持させ、さらに、下方ワイヤケーブル62において下方のワイヤガイド部14とドラム30との間に位置する部分を案内し、キャリアプレート20がガイドレール部材10の下方に移動した場合のパネル取付部21に対して下方ワイヤケーブル62を迂回させる迂回部材70を設けている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に設けられたウインドウパネルを昇降させるウインドウレギュレータ装置に関するものである。
四輪自動車等の車両には、ドアのウインドウパネルを昇降するためのウインドウレギュレータ装置が設けられている。ウインドウレギュレータ装置は、ドアのインナパネルに設けられたもので、例えばガイドレール部材、キャリアプレート及びドラムを備えている。ガイドレール部材は、ドアのインナパネルに上下方向に沿って配設されている。キャリアプレートは、ガイドレール部材に沿って移動可能に配設されたもので、ウインドウパネルを保持している。すなわち、キャリアプレートには、ガイドレール部材を挟んで両側となる部位にそれぞれネジ孔が設けられており、このネジ孔を介してウインドウパネルに取付ネジを螺合させることによってウインドウパネルが保持されている。ドラムは、ガイドレール部材に回転可能に配設された円柱状部材であり、電動モータ等の駆動源に連結されている。ドラムには、その周面に2つのワイヤケーブルが巻回されている。一方のワイヤケーブルは、ドラムから上方に向けて繰り出された後、ガイドレール部材の上端部に設けたワイヤガイド部を経由して下方に案内され、先端部がキャリアプレートに接続されている。他方のワイヤケーブルは、ドラムから下方に向けて繰り出された後、ガイドレール部材の下端部に設けたワイヤガイド部を経由して上方に案内され、先端部がキャリアプレートに接続されている。
上記のように構成されたウインドウレギュレータ装置では、駆動源によってドラムを回転させると、キャリアプレートに接続されたワイヤケーブルが適宜巻き取りもしくは繰り出され、これらのワイヤケーブルに接続されたキャリアプレートがガイドレール部材に対して上下方向に移動することになり、キャリアプレートに保持されたウインドウパネルが昇降されることになる(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−23591号公報
ところで、キャリアプレートに対するウインドウパネルの取付作業は、ドアのインナパネルに形成された作業孔を介して行われるのが一般的である。ここで、ウインドウパネルの取付作業は、ウインドウパネルを保持した状態で行う必要があるため、作業性を考慮した場合、ウインドウパネルを下方に配置させるとともに、ガイドレール部材に対してキャリアプレートを下方に配置させた状態で行うのが好ましい。すなわち、ウインドウパネルを上方に配置させた状態では、ウインドウパネルを保持することが困難となり、取付ネジの螺合作業も困難となるためである。
しかしながら、ガイドレール部材の下方部には、下方のワイヤガイド部とドラムとの間にワイヤケーブルが張設された状態にある。従って、キャリアプレートをガイドレール部材の下方に配置させると、キャリアプレートのネジ孔に対してワイヤケーブルがオーバーラップする場合がある。このため、ウインドウパネルを取り付ける場合には、ウインドウパネルの位置のみならず、キャリアプレートの位置をも調整する必要がある。
本発明は、上記実情に鑑みて、ウインドウパネル取付作業のさらなる容易化を図ることのできるウインドウレギュレータ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るウインドウレギュレータ装置は、ガイドレール部材に沿って移動可能に配設したキャリアプレートと、ガイドレール部材の両端部に設けたワイヤガイド部と、ガイドレール部材においてワイヤガイド部の相互間となる部位に保持させたドラムと、上方のワイヤガイド部を経由してキャリアプレート及びドラムの間に張設した第1ワイヤケーブルと、下方のワイヤガイド部を経由してキャリアプレート及びドラムの間に張設した第2ワイヤケーブルとを備え、キャリアプレートにおいてガイドレール部材の両側となる部位に設けたパネル取付部にそれぞれ締結具を装着することによりウインドウパネルをキャリアプレートに保持させて成り、ドラムの回転によってワイヤケーブルの巻き取りもしくは繰り出しを行うことによりガイドレール部材に対してキャリアプレートを移動させ、キャリアプレートに保持させたウインドウパネルを昇降させるウインドウレギュレータ装置において、第1ワイヤケーブルと第2ワイヤケーブルとによって囲まれる領域内に軸心を配置する状態でガイドレール部材にドラムを保持させ、さらに、第2ワイヤケーブルにおいて下方のワイヤガイド部とドラムとの間に位置する部分を案内し、キャリアプレートがガイドレール部材の下方に移動した場合のパネル取付部に対して第2ワイヤケーブルを迂回させる迂回部材を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、上述のウインドウレギュレータ装置において、前記ドラムは、その周囲がカバー部材によって覆われ、カバー部材に設けた挿通孔を介してワイヤガイド部を経由した第2ワイヤケーブルを巻回するものであり、このカバー部材に前記迂回部材を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、上述のウインドウレギュレータ装置において、下方のワイヤガイド部に前記迂回部材を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、上述のウインドウレギュレータ装置において、ガイドレール部材に前記迂回部材を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、迂回部材の案内により、キャリアプレートがガイドレール部材の下方に移動した場合のパネル取付部に対して第2ワイヤケーブルを迂回させているため、キャリアプレートをガイドレール部材の下方に配置させた際に、キャリアプレートのネジ孔と第2ワイヤケーブルとがオーバーラップすることはない。従って、ウインドウパネルを取り付ける場合に、キャリアプレートの位置を調整する必要がなくなり、その作業を容易化することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1であるウインドウレギュレータ装置を適用した車両のドアを車外側から見た透視図である。 図2は、図1に示した車両のドアに適用されるウインドウレギュレータ装置の一部を破断した拡大図である。 図3は、図2に示したウインドウレギュレータ装置の分解斜視図である。 図4は、図2に示したウインドウレギュレータ装置の要部を示す斜視図である。 図5は、本発明の実施の形態2であるウインドウレギュレータ装置の要部を示す斜視図である。 図6は、本発明の実施の形態3であるウインドウレギュレータ装置の要部を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態4であるウインドウレギュレータ装置の要部を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るウインドウレギュレータ装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1〜図4は、本発明の実施の形態1であるウインドウレギュレータ装置を示したものである。ここで例示するウインドウレギュレータ装置は、図1に示すように、四輪自動車の前席左側に設けられた前方ヒンジのサイドドアD(右ハンドル車においては助手席側のドア)に設けられ、ウインドウガラス(ウインドウパネル)Wを昇降するためのもので、ガイドレール部材10を備えている。
ガイドレール部材10は、一様の横断面を有した長尺状部材であり、長手方向がウインドウガラスWを昇降させる方向に沿う態様で、上下両端部に設けたレールブラケット11,12を介してドアDに取り付けてある。
図には明示していないが、実施の形態1で例示するドアDは、車両の室外側に位置するドアアウタパネルと、車両の室外側に位置するドアインナパネルとを備えて構成されたもので、これらドアアウタパネルとドアインナパネルとの間にガイドレール部材10を収容している。本実施の形態1の場合、ガイドレール部材10のレールブラケット11,12が接続されるのは、ドアインナパネルである。尚、図1中の符号DI,Diは、それぞれドアインナパネル(図示せず)に形成した大作業孔及び小作業孔であり、ドアアウタパネルとドアインナパネルとの間にウインドウレギュレータ装置を配置する際に使用するものである。
このガイドレール部材10には、キャリアプレート20及びドラム30が設けてある。キャリアプレート20は、ガイドレール部材10に対してその長手方向に移動可能に支持させたもので、ガイドレール部材10を挟んで車両の前後となる部位にパネル取付部21を有している。パネル取付部21は、車両の左右方向に沿って貫設された孔であり、ウインドウガラスWの下縁部に取り付けられた取付ブラケットBKとの間に取付ネジBBを締結させることにより、ウインドウガラスWをキャリアプレート20に保持させるものである。
ドラム30は、図3に示すように、周面に螺旋状の溝が設けられた円柱状部材であり、互いの軸心を合致させた状態で駆動ユニット40の出力軸41に取り付けてある。駆動ユニット40は、図には明示していないが、電動モータの駆動軸と出力軸41との間に減速機構を介在させており、電動モータが駆動した場合にその回転力を減速して出力軸41から出力するものである。
これらドラム30及び駆動ユニット40は、図1及び図2に示すように、ドラム30の軸心がガイドレール部材10よりも車両の前方側に位置し、かつ車両の左右方向に沿って略水平となる状態でカバー部材50を介してガイドレール部材10に取り付けてある。カバー部材50は、ドラム30の外周部を覆うドラムカバー部51と、ドラムカバー部51から互いに相反する方向に向けて径外方向に延在したレール取付部52及びパネル接続部53とを一体に形成したもので、レール取付部52を介してガイドレール部材10に連結してある。パネル接続部53は、その突出端部が車両の室内側に向けて屈曲しており、その先端部を介してドアインナパネル(図示せず)に接続してある。
上述したドラム30には、2本のワイヤケーブル61,62が巻回してある。ワイヤケーブル61,62は、図には明示していないが、個々の先端部をドラム30に係合させ、かつ互いに逆回りとなるようにドラム30に巻回してあり、それぞれの先端部がワイヤガイド部13,14を経由してキャリアプレート20に接続してある。
具体的には、図2に示すように、一方のワイヤケーブル61(以下、区別する場合に「上方ワイヤケーブル61」という)がドラム30において車両の前方側に位置する周面から上方に向けて延在し、カバー部材50に設けた上方挿通孔54を通過した後、ガイドレール部材10の上端部に設けた上方ワイヤガイド部13を経由して下方に案内され、キャリアプレート20の上端部に接続してある。
他方のワイヤケーブル62(以下、区別する場合に「下方ワイヤケーブル62」という)は、ドラム30において車両の前方側に位置する周面から下方に向けて延在し、カバー部材50に設けた下方挿通孔55を通過した後、ガイドレール部材10の下端部に設けた下方ワイヤガイド部14を経由して上方に案内され、キャリアプレート20の下端部に接続してある。
上方ワイヤガイド部13及び下方ワイヤガイド部14は、それぞれ円弧状の案内面を介してワイヤケーブル61,62の延在方向を変更するものである。本実施の形態1では、ガイドレール部材10の上端部に、車両の左右方向に沿って略水平となる軸心回りに回転する態様でプーリを配設することにより上方ワイヤガイド部13を構成し、ガイドレール部材10の下端部に、車両の左右方向に沿って略水平となる軸心を中心として下方に凸となる湾曲面を有したガイド部材を取り付けて下方ワイヤガイド部14を構成している。
図には明示していないが、それぞれのワイヤケーブル61,62には、個々の先端部とキャリアプレート20との間に緩衝用のバネが介在させてあり、各ワイヤケーブル61,62の張力を調整することが可能である。
上記のように構成したウインドウレギュレータ装置では、駆動ユニット40の電動モータを駆動すると、ドラム30が回転することによってワイヤケーブル61,62の一方が巻き取られる一方、他方が繰り出されることになり、ガイドレール部材10に対してキャリアプレート20が移動することによりドアDに対してウインドウガラスWが昇降される。
ここで、上述したウインドウレギュレータ装置によれば、ドラム30の外周域においてガイドレール部材10とは反対側となる車両の前方側からワイヤケーブル61,62を繰り出すようにしているため、換言すれば、上方ワイヤケーブル61と下方ワイヤケーブル62とによって囲まれる領域内に軸心を配置する状態でガイドレール部材10にドラム30を保持させるようにしているため、例えばワイヤケーブル61,62の端部をドラム30に係脱させる際の作業が容易となる等、作業性の点で有利となる。すなわち、ドラム30において車両の後方側からワイヤケーブル61,62を繰り出すように構成した場合には、カバー部材50の挿通孔54,55がガイドレール部材10に近接して設けられることになり、ワイヤケーブル61,62の端部をドラム30に係脱させる際の作業が困難となる虞れがある。これに対して上述のウインドウレギュレータ装置では、カバー部材50の挿通孔54,55がガイドレール部材10から十分離隔した位置に設けられることとなり、ドラム30及びワイヤケーブル61,62の取り扱いを容易に行うことができるようになる。
しかしながら、上方ワイヤケーブル61と下方ワイヤケーブル62とによって囲まれる領域内に軸心を配置する状態でガイドレール部材10にドラム30を保持させたウインドウレギュレータ装置にあっては、ガイドレール部材10に対してキャリアプレート20を下方に配置させると、図2中の二点鎖線で示すように、ドラム30と下方ワイヤガイド部14との間に位置する下方ワイヤケーブル62が車両の前方側に設けたパネル取付部21とオーバーラップする場合がある。この状態においては、パネル取付部21とウインドウガラスWの取付ブラケットBKとの間に取付ネジBBを締結させることができないため、ウインドウガラスWをキャリアプレート20に保持させる場合、キャリアプレート20の位置を調整したり、小作業孔Diから治具を挿入して一時的に下方ワイヤケーブル62を迂回させておく必要がある。
そこで、本実施の形態1では、カバー部材50に設けた下方挿通孔55の内部に迂回部材70を配設し、下方ワイヤケーブル62を迂回させることにより、ガイドレール部材10に対してキャリアプレート20を下方に配置させた際にも下方ワイヤケーブル62とキャリアプレート20のパネル取付部21とがオーバーラップしないようにしている。すなわち、図2〜図4に示すように、カバー部材50の下方挿通孔55において車両の後方側に位置する部分から前方に向けて迂回部材70を突設している。迂回部材70は、その先端において幅方向の両端部から中央に向けて漸次低くなるV字状の案内溝71を有したもので、この案内溝71を車両の前方に向けた状態でカバー部材50に取り付けてある。
上記のように構成した迂回部材70をカバー部材50の下方挿通孔55に配設し、ドラム30と下方ワイヤガイド部14との間に延在する下方ワイヤケーブル62の中間部分を迂回部材70の案内溝71に配置させれば、下方ワイヤケーブル62が車両の前方側に迂回するように案内されることになる。
従って、図2中の実線で示すように、ガイドレール部材10に対してキャリアプレート20を下方に配置させた場合にも、下方ワイヤケーブル62が車両の前方側に位置するパネル取付部21よりもさらに車両の前方側を通過することになり、両者がオーバーラップする事態を招来する虞れがない。この結果、キャリアプレート20にウインドウガラスWを保持させる際には、キャリアプレート20の位置を調整することなく、ウインドウガラスWの位置のみを調整すれば、ドアインナパネルの小作業孔Diから工具を挿入してパネル取付部21とキャリアプレート20のパネル取付部21との間に取付ネジBBを締結させることができ、その作業を容易化することが可能となる。
尚、上述した実施の形態1では、四輪自動車の前席左側に設けられた前方ヒンジのサイドドアDに設けられるウインドウレギュレータ装置を例示しているが、その他のドアにも同様に適用することが可能である。すなわち、四輪自動車の前席右側に設けられたサイドドアに適用する場合には、実施の形態1を左右対称に構成すれば良い。
(実施の形態2)
図5は、本願発明の実施の形態2であるウインドウレギュレータ装置を示したものである。ここで例示するウインドウレギュレータ装置は、実施の形態1と同様、四輪自動車の前席左側に設けられた前方ヒンジのサイドドアD(右ハンドル車においては助手席側のドア)に設けられ、ウインドウガラス(ウインドウパネル)Wを昇降するためのもので、実施の形態1とは、迂回部材の構成のみが異なっている。以下、実施の形態2においては主に迂回部材の構成について詳述し、実施の形態1と同様の構成に関しては同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
図5に示すように、実施の形態2の迂回部材170は、直線状に延在する案内軸部171と、案内軸部171の両端部からそれぞれ同一方向に向けて屈曲した一対の取付軸部172とを一体に構成したものである。この迂回部材170は、カバー部材50の下方挿通孔55において車両の前方側に位置する部分に一対の取付軸部172を介して取り付けてあり、案内軸部171が車両の左右方向に沿って略水平に延在している。
上記のように構成した迂回部材170をカバー部材50の下方挿通孔55に配設し、ドラム30と下方ワイヤガイド部14との間に延在する下方ワイヤケーブル62の中間部分を迂回部材170の案内軸部171とカバー部材50との間に挿通させれば、迂回部材170のない場合の下方ワイヤケーブル62(図5中の二点鎖線で示す)に比べて、図5中の実線で示すように、下方ワイヤケーブル62が車両の前方側に迂回するように案内されることになる。
従って、ガイドレール部材10に対してキャリアプレート20を下方に配置させた場合にも、下方ワイヤケーブル62が車両の前方側に位置するパネル取付部21よりもさらに車両の前方側を通過することになり、両者がオーバーラップする事態を招来する虞れがない。この結果、キャリアプレート20にウインドウガラスWを保持させる際には、キャリアプレート20の位置を調整することなく、ウインドウガラスWの位置のみを調整すれば、ドアインナパネルの小作業孔Diから工具を挿入してパネル取付部21とキャリアプレート20のパネル取付部21との間に取付ネジBBを締結させることができ、その作業を容易化することが可能となる。
尚、上述した実施の形態2では、四輪自動車の前席左側に設けられた前方ヒンジのサイドドアDに設けられるウインドウレギュレータ装置を例示しているが、その他のドアにも同様に適用することが可能である。すなわち、四輪自動車の前席右側に設けられたサイドドアに適用する場合には、実施の形態2を左右対称に構成すれば良い。
(実施の形態3)
図6は、本願発明の実施の形態3であるウインドウレギュレータ装置を示したものである。ここで例示するウインドウレギュレータ装置は、実施の形態1と同様、四輪自動車の前席左側に設けられた前方ヒンジのサイドドアD(右ハンドル車においては助手席側のドア)に設けられ、ウインドウガラス(ウインドウパネル)Wを昇降するためのもので、実施の形態1とは、迂回部材の構成のみが異なっている。以下、実施の形態3においては主に迂回部材の構成について詳述し、実施の形態1と同様の構成に関しては同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
図6に示すように、実施の形態3では、ガイドレール部材10の下端部に車両前方側に向けて突出する下方ワイヤガイド部270を配設し、この下方ワイヤガイド部270の突出部に迂回部材の機能を兼用させるようにしている。
上記のように構成したウインドウレギュレータ装置においては、ドラム30と下方ワイヤガイド部270との間に延在する下方ワイヤケーブル62が、迂回部材270のない場合(図6中の二点鎖線で示す)に比べて、図6中の実線で示すように、車両の前方側に迂回するように案内されることになる。
従って、ガイドレール部材10に対してキャリアプレート20を下方に配置させた場合にも、下方ワイヤケーブル62が車両の前方側に位置するパネル取付部21よりもさらに車両の前方側を通過することになり、両者がオーバーラップする事態を招来する虞れがない。この結果、キャリアプレート20にウインドウガラスWを保持させる際には、キャリアプレート20の位置を調整することなく、ウインドウガラスWの位置のみを調整すれば、ドアインナパネルの小作業孔Diから工具を挿入してパネル取付部21とキャリアプレート20のパネル取付部21との間に取付ネジBBを締結させることができ、その作業を容易化することが可能となる。
尚、上述した実施の形態3では、四輪自動車の前席左側に設けられた前方ヒンジのサイドドアDに設けられるウインドウレギュレータ装置を例示しているが、その他のドアにも同様に適用することが可能である。すなわち、四輪自動車の前席右側に設けられたサイドドアに適用する場合には、実施の形態3を左右対称に構成すれば良い。
(実施の形態4)
図7は、本願発明の実施の形態4であるウインドウレギュレータ装置を示したものである。ここで例示するウインドウレギュレータ装置は、実施の形態1と同様、四輪自動車の前席左側に設けられた前方ヒンジのサイドドアD(右ハンドル車においては助手席側のドア)に設けられ、ウインドウガラス(ウインドウパネル)Wを昇降するためのもので、実施の形態1とは、迂回部材370の構成のみが異なっている。以下、実施の形態4においては主に迂回部材370の構成について詳述し、実施の形態1と同様の構成に関しては同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
図7に示すように、実施の形態4では、ガイドレール部材10の下端部においてドラム30と下方ワイヤガイド部270との間に位置する部分から車両の前方に向けて迂回部材370を突設するようにしている。
上記のように構成したウインドウレギュレータ装置においては、ドラム30と下方ワイヤガイド部14との間に延在する下方ワイヤケーブル62の中間部分を迂回部材370の突出端部に当接させれば、迂回部材370のない場合の下方ワイヤケーブル62(図7中の二点鎖線で示す)に比べて、図7中の実線で示すように、下方ワイヤケーブル62が車両の前方側に迂回するように案内されることになる。
従って、ガイドレール部材10に対してキャリアプレート20を下方に配置させた場合にも、下方ワイヤケーブル62が車両の前方側に位置するパネル取付部21よりもさらに車両の前方側を通過することになり、両者がオーバーラップする事態を招来する虞れがない。この結果、キャリアプレート20にウインドウガラスWを保持させる際には、キャリアプレート20の位置を調整することなく、ウインドウガラスWの位置のみを調整すれば、ドアインナパネルの小作業孔Diから工具を挿入してパネル取付部21とキャリアプレート20のパネル取付部21との間に取付ネジBBを締結させることができ、その作業を容易化することが可能となる。
尚、上述した実施の形態4では、四輪自動車の前席左側に設けられた前方ヒンジのサイドドアDに設けられるウインドウレギュレータ装置を例示しているが、その他のドアにも同様に適用することが可能である。すなわち、四輪自動車の前席右側に設けられたサイドドアに適用する場合には、実施の形態4を左右対称に構成すれば良い。
また、上述した実施の形態1〜4では、いずれもサイドドアDに設けられるウインドウレギュレータ装置を例示しているが、サイドドアDである必要はなく、ウインドウパネルを開閉するものであれば、その他のドアにおいてウインドウパネルを開閉するものにも適用することが可能である。さらに、ドアDに設けられたウインドウガラスWを開閉するものにも限定されず、例えばサンルーフパネル等、車両のボディパネルに設けられたウインドウパネルを開閉するものにも適用可能である。
10 ガイドレール部材
13,14 ワイヤガイド部
20 キャリアプレート
21 パネル取付部
30 ドラム
40 駆動ユニット
50 カバー部材
54,55 挿通孔
61,62 ワイヤケーブル
70 迂回部材
71 案内溝
170 迂回部材
171 案内軸部
172 取付軸部
270 迂回部材
270 下方ワイヤガイド部
370 迂回部材
W ウインドウガラス

Claims (4)

  1. ガイドレール部材に沿って移動可能に配設したキャリアプレートと、ガイドレール部材の両端部に設けたワイヤガイド部と、ガイドレール部材においてワイヤガイド部の相互間となる部位に保持させたドラムと、上方のワイヤガイド部を経由してキャリアプレート及びドラムの間に張設した第1ワイヤケーブルと、下方のワイヤガイド部を経由してキャリアプレート及びドラムの間に張設した第2ワイヤケーブルとを備え、キャリアプレートにおいてガイドレール部材の両側となる部位に設けたパネル取付部にそれぞれ締結具を装着することによりウインドウパネルをキャリアプレートに保持させて成り、
    ドラムの回転によってワイヤケーブルの巻き取りもしくは繰り出しを行うことによりガイドレール部材に対してキャリアプレートを移動させ、キャリアプレートに保持させたウインドウパネルを昇降させるウインドウレギュレータ装置において、
    第1ワイヤケーブルと第2ワイヤケーブルとによって囲まれる領域内に軸心を配置する状態でガイドレール部材にドラムを保持させ、
    さらに、第2ワイヤケーブルにおいて下方のワイヤガイド部とドラムとの間に位置する部分を案内し、キャリアプレートがガイドレール部材の下方に移動した場合のパネル取付部に対して第2ワイヤケーブルを迂回させる迂回部材を設けた
    ことを特徴とするウインドウレギュレータ装置。
  2. 前記ドラムは、その周囲がカバー部材によって覆われ、カバー部材に設けた挿通孔を介してワイヤガイド部を経由した第2ワイヤケーブルを巻回するものであり、
    このカバー部材に前記迂回部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のウインドウレギュレータ装置。
  3. 下方のワイヤガイド部に前記迂回部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のウインドウレギュレータ装置。
  4. ガイドレール部材に前記迂回部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のウインドウレギュレータ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105960502A (zh) * 2014-02-06 2016-09-21 株式会社城南制作所 车窗开闭调节器
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