JP2023162534A - エレベータードア装置 - Google Patents

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祐太 木村
Yuta Kimura
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    • B66B13/02Door or gate operation
    • B66B13/06Door or gate operation of sliding doors
    • B66B13/08Door or gate operation of sliding doors guided for horizontal movement

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  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Abstract

Figure 2023162534000001
【課題】レール枠に保護具取付ブラケットを取り付けるために、レール枠の長手寸法が大きくなる。
【解決手段】エレベータードア装置は、かごドアの移動を案内するレール部材が取り付けられるレール枠15と、レール枠に固定される第1固定片231と、従動プーリ22が取り付けられるプーリ取付片232とを有するプーリブラケット23と、鉛直方向から見てプーリブラケットの第1固定片と少なくとも一部が重なるようにレール枠に固定される第2固定片512と、かごドアに装着される挟み込み防止用検出装置につながる配線を保護する配線保護具が取り付けられる保護具取付片521とを有する保護具取付ブラケット50と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータードア装置に関する。
従来、乗りかごに設けられたかごドアを開閉するエレベータードア装置が知られている。エレベータードア装置は、かごドアを開閉するための駆動源であるモータを備え、このモータの駆動によってかごドアを開閉する。
エレベータードア装置は、かごドアを閉じる際に、利用者の身体や荷物がかごドアに挟み込まれないようにするための安全装置を備えている。安全装置は、かごドア(ドアパネル)の縁に設けられた検出装置と、検出装置の検出結果に基づいてかごドアの開閉動作を制御する制御装置とを備えている。制御装置は、かごドアの縁が利用者や荷物に接触したことを検出装置が検出したときに、閉じかけたかごドアを開く方向に動作させる。
このような構成の安全装置では、検出装置の検出結果を電気信号として制御装置に送るために、検出装置と制御装置とを配線(ケーブル等)によって電気的に接続する必要がある。その場合、配線は、かごドアの開閉動作によって強く引っ張られないように弛んだ状態で取り付けられる。このため、かごドアを開閉したときに配線が擦れるなどしてダメージを受けないよう、配線を保護する必要がある。特許文献1には、配線としてのケーブルを、配線保護具としてのローラチェーンに沿わせる技術が記載されている。
特開2007-308221号公報
しかしながら、配線保護具としてローラチェーンを用いた場合は、かごドアが開いたときにローラチェーンが部分的に過剰に屈曲され、このような屈曲がかごドアを開閉するたびに繰り返されるため、配線が十分に保護されない可能性がある。そこで、配線保護具として、ローラチェーンの代わりにガイドチェーンを用いることが考えられる。ガイドチェーンは、ローラチェーンに比べて屈曲角度が小さく、一定の角度以上屈曲しない構造になっている。このため、屈曲の繰り返しによる配線のダメージを抑えて、配線を保護することができる。ただし、配線保護具としてガイドチェーンを用いる場合は、かごドアから延びるガイドチェーンの端部を保護具取付ブラケットに固定するとともに、この保護具取付ブラケットをレール枠の端部に取り付ける必要がある。このため、保護具取付ブラケットを取り付けるためのスペースをレール枠の端部に確保する必要があり、その分、レール枠の長手寸法が大きくなってしまう。
本発明の目的は、レール枠の長手寸法を小さくすることができるエレベータードア装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、たとえば、特許請求の範囲に記載された構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一つを挙げるならば、かごドアの移動を案内するレール部材が取り付けられるレール枠と、レール枠に固定される第1固定片と、かごドアを開閉するための駆動モータの駆動力を受けて回転する従動プーリが取り付けられるプーリ取付片とを有するプーリブラケットと、鉛直方向から見てプーリブラケットの第1固定片と少なくとも一部が重なるようにレール枠に固定される第2固定片と、かごドアに装着される挟み込み防止用検出装置につながる配線を保護する配線保護具が取り付けられる保護具取付片とを有する保護具取付ブラケットと、を備えるエレベータードア装置である。
本発明によれば、レール枠の長手寸法を小さくすることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
本実施形態に係るエレベータードア装置の構成を示す正面図である。 本実施形態に係るエレベータードア装置の構成を示す側面図である。 本実施形態に係るエレベータードア装置の一部を拡大した正面図である。 レール枠とプーリブラケットと第1ブラケットの配置状態を鉛直方向から見た図である。 第1ブラケットと第2ブラケットの取付構造を説明する平面図である。 比較形態に係るエレベータードア装置の構成を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能または構成を有する要素については、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係るエレベータードア装置の構成を示す正面図である。図2は、本実施形態に係るエレベータードア装置の構成を示す側面図である。図1及び図2において、X方向及びY方向は、水平方向に平行な方向である。また、X方向及びY方向は、鉛直方向に直交する方向である。
図1及び図2に示すように、エレベータードア装置10は、レール枠15の長手方向と平行なX方向にかごドア(ドアパネル)12a,12bを移動させることにより、かごドア12a,12bを開閉する装置である。本実施形態においては、一例として、2枚戸の片開き式のエレベータードア装置10を示している。ただし、エレベータードア装置におけるドアの枚数や方式は、この例に限定されるものではない。
かごドア12a,12bは、図示しない乗りかごの出入口を開閉する。かごドア12a,12bは、図示しないかごシルに沿ってX方向に移動する。乗りかごの出入口を閉じる場合、かごドア12aは、かごドア12bよりも先行して移動する。また、乗りかごの出入口を開閉する場合、かごドア12bは、かごドア12aの半分の距離で移動する。乗りかごの出入口を閉じた状態では、図1に示すように、かごドア12a,12bが左右に位置をずらして配置される。また、乗りかごの出入口を開けた状態では、かごドア12a,12bが戸袋部13に重ねて収容される。
かごドア12aの戸当たり側(図1の右側)の縁には、挟み込み防止用検出装置14が装着されている。挟み込み防止用検出装置14は、かごドア12aの縁が利用者の身体や荷物などに接触又は近接した場合に、その旨を示す検出信号を出力する装置である。挟み込み防止用検出装置14は、接触式センサ、非接触式センサなどを用いて構成される。
エレベータードア装置10は、前述したレール枠15と、このレール枠15にモータブラケット16を介して搭載されたモータ17と、このモータ17の駆動力によってかごドア12a,12bを開閉するドア開閉機構18と、を備えている。
レール枠15は、モータ17及びドア開閉機構18を取り付けるためのベースとなる部材である。レール枠15は、かごドア12a,12bの開閉方向と平行なX方向に長い長尺の部材である。レール枠15の長手方向の一端部15aは戸当たり側(図1の右側)に配置され、レール枠15の長手方向の他端部15bは戸袋側(図1の左側)に配置されている。レール枠15の端部15bの近傍には、レール枠15の端縁から所定の距離Aをあけて壁11が垂直に配置されている。所定の距離Aは、乗りかごの出入口をかごドア12a,12bの移動によって全開した場合に、配線保護具40が壁11に干渉(接触)しないように設定される。
レール枠15は、レール支持部151と、板状部152とを一体に有している。レール支持部151は、後述するハンガーレール26a,26bを支持する部分である。レール支持部151は、図2に示すように、垂直に立てた状態で配置されている。板状部152は、図2に示すように、レール支持部151の上縁から直角に屈曲した状態で形成されている。板状部152は、図1に示すように、X方向に沿って水平に配置されている。板状部152の上面及び下面は、水平面と平行に配置されている。
モータブラケット16は、レール枠15に取り付けられている。モータ17は、モータブラケット16に取り付けられている。また、モータ17は、レール枠15の戸当たり側の上部に据え付けられている。
モータ17の駆動軸(回転軸)には、駆動プーリ19が取り付けられている。駆動プーリ19は、モータ17の駆動軸の回転にしたがって回転する。駆動プーリ19には駆動ベルト20が巻き掛けられている。駆動ベルト20は、無端状のベルトである。駆動ベルト20は、駆動プーリ19と従動プーリ22とに巻き掛けられている。
従動プーリ22は、プーリブラケット23に回転自在に取り付けられている。従動プーリ22は、モータ17の駆動力を受けて回転するプーリである。さらに詳述すると、従動プーリ22は、モータ17の駆動によって駆動プーリ19が回転した場合に、駆動ベルト20を介して伝達される駆動力によって回転する。
プーリブラケット23は、レール枠15に取り付けられている。プーリブラケット23は、第1固定片231と、プーリ取付片232と、位置調整片233とを一体に有している。第1固定片231は水平に配置され、プーリ取付片232及び位置調整片233は垂直に配置されている。第1固定片231は、レール枠15に固定されている。さらに詳述すると、第1固定片231は、レール枠15の板状部152の上面に固定されている。プーリ取付片232は、X方向に沿う向きに配置され、位置調整片233は、Y方向の沿う向きに配置されている。プーリ取付片232には従動プーリ22が取り付けられている。第1固定片231は、X方向に長い板状に形成されている。第1固定片231の長手方向の一端(図3の左端)は、レール枠15の戸袋側の端縁とほぼ同じ位置に配置されている。位置調整片233は、第1固定片231の長手方向の他端(図3の右端)から垂直に起立している。位置調整片233は、X方向においてプーリブラケット23の取付位置を調整する場合に、ハンマー等で位置調整片233を叩くことにより、プーリブラケット23をX方向に移動させるための部分である。
ドア開閉機構18は、かごドア12aの上部に取り付けられたドアハンガー24aと、かごドア12bの上部に取り付けられたドアハンガー24bと、ドアハンガー24aに取り付けられたハンガーローラ25aと、ドアハンガー24bに取り付けられたハンガーローラ25bと、ドアハンガー24aの移動を案内するハンガーレール26aと、ドアハンガー24bの移動を案内するハンガーレール26bと、ドアハンガー24aに取り付けられたベルト把持部材27(図1参照)と、かごドア12a,12bの移動比を調整する滑車機構28と、を備えている。
ドアハンガー24aは、ハンガーローラ25aを介してハンガーレール26aに支持されている。ハンガーローラ25aは、ドアハンガー24aに回転自在に取り付けられている。ドアハンガー24aには、振れ止めローラ31aが回転自在に取り付けられている。振れ止めローラ31aは、ボルト32aを用いてドアハンガー24aに取り付けられている。また、振れ止めローラ31aは、ハンガーローラ25aとの間にハンガーレール26aを挟む状態で、ハンガーレール26aの下面に接触している。ハンガーローラ25aは、ハンガーレール26aの長手方向において、ドアハンガー24aの両側に配置されている。また、ハンガーローラ25aは、ハンガーレール26aの上に載せられている。
同様に、ドアハンガー24bは、ハンガーローラ25bを介してハンガーレール26bに支持されている。ハンガーローラ25bは、ドアハンガー24bに回転自在に取り付けられている。ドアハンガー24bには、振れ止めローラ31bが回転自在に取り付けられている。振れ止めローラ31bは、ボルト32bを用いてドアハンガー24bに取り付けられている。また、振れ止めローラ31bは、ハンガーローラ25bとの間にハンガーレール26bを挟む状態で、ハンガーレール26bの下面に接触している。ハンガーローラ25bは、ハンガーレール26bの長手方向において、ドアハンガー24bの両側に配置されている。また、ハンガーローラ25bは、ハンガーレール26bの上に載せられている。
ハンガーレール26a,26bは、図2に示すように、レール固定用部材34及びレール固定ボルト35を用いて、レール枠15に取り付けられている。ハンガーレール26a,26bは、X方向に長いレール状の部材である。ハンガーレール26aは、かごドア12aの移動を案内するレール部材に相当し、ハンガーレール26bは、かごドア12bの移動を案内するレール部材に相当する。ハンガーレール26a,26bは、X方向と平行に配置されている。
ベルト把持部材27は、図1に示すように、ドアハンガー24aから上方に延在している。ベルト把持部材27の上端部は、駆動ベルト20の下側を把持している。
滑車機構28は、かごドア12aの移動距離に対して、かごドア12bの移動距離が半分になるように、かごドア12a,12bの移動比を調整する機構である。なお、図1及び図2においては、滑車機構28の構成を簡素化して示している。
レール枠15の戸袋側の端部15bには、保護具取付ブラケット50が取り付けられている。保護具取付ブラケット50は、図示しない配線を保護する配線保護具40を取り付けるためのブラケットである。配線は、かご上に実装される制御装置(図示せず)と挟み込み防止用検出装置14とを電気的に接続するためのケーブル等によって構成される。配線の一端は挟み込み防止用検出装置14につながっており、配線の他端は制御装置につながっている。
配線保護具40は、好ましくは、ガイドチェーンによって構成される。配線保護具40の一端部は、取付具41を介してかごドア12aに取り付けられ、配線保護具40の他端部は、取付具42を介して保護具取付ブラケット50に取り付けられている。配線保護具40は、取付具41と取付具42との間で自重により垂れ下がっている。
図3は、本実施形態に係るエレベータードア装置の一部を拡大した正面図である。
図3に示すように、保護具取付ブラケット50は、第1ブラケット51と、第2ブラケット52とによって構成されている。言い換えると、保護具取付ブラケット50は、構造的に独立した2つのブラケットによって構成されている。
保護具取付ブラケット50をレール枠15の長手方向(X方向)から見ると、図2に示すように、第1ブラケット51はZ字形に形成され、第2ブラケット52は逆さL字形に形成されている。第1ブラケット51は、第1連結片511と、第2固定片512とを一体に有している。第2ブラケット52は、保護具取付片521と、第2連結片522とを一体に有している。
第2固定片512は、レール枠15に固定されている。前述した第1固定片231は、レール枠15の板状部152の上面に固定され、第2固定片512は、レール枠15の板状部152の下面に固定されている。第1固定片231と第2固定片512は、レール枠15に共締めによって固定されている。さらに詳述すると、レール枠15の板状部152は、第1固定片231と第2固定片512とによって上下方向から挟み込まれ、この状態で第1固定片231と第2固定片512が、ボルト29とナット30を用いて、板状部152に締結固定されている。
ボルト29及びナット30は、X方向の2箇所に配置されている。第1固定片231、板状部152及び第2固定片512には、それぞれボルト29のネジ部を通すための貫通孔(図示せず)が形成されている。ボルト29の頭部はワッシャ等を介して第1固定片231に押し付けられ、ボルト29のネジ部は第2固定片512よりも下方に突出した状態に配置されている。ナット30は、ボルト29のネジ部に噛み合っている。これにより、第1固定片231、板状部152及び第2固定片512は、ボルト29の頭部とナット30とによって挟み込まれている。そして、第1固定片231及び第2固定片512は、ボルト29とナット30の締め付け力により、レール枠15の板状部152に共締めされている。
第1連結片511と第2連結片522は、第1ブラケット51と第2ブラケット52を連結するために形成されている。第1連結片511と第2連結片522は、レール枠15に対する第2固定片512の固定位置よりも低い位置で互いに連結されている。また、第1連結片511と第2連結片522は、2つのボルト38によって連結されている。ボルト38の頭部は上向きに配置され、ボルト38のネジ部は下向きに配置されている。第1連結片511と第2連結片522は、それぞれ水平に配置されている。そして、第2ブラケット52は、第1連結片511の上に第2連結片522を載せた状態で支持されている。
保護具取付片521は、第1連結片511と直角をなすように垂直(縦向き)に配置されている。また、保護具取付片521は、図2に示すように、Y方向においてレール枠15のレール支持部151と対向する状態に配置されている。保護具取付片521は、レール枠15よりもエレベーターホールに近い側に配置されている。保護具取付片521の下部には、配線保護具40を固定するための固定用孔521a(図1、図3)が設けられている。取付具42は、この固定用孔521aを用いて保護具取付片521に取り付けられている。言い換えると、配線保護具40は、この固定用孔521aを用いて保護具取付片521に固定されている。
図4は、レール枠とプーリブラケットと第1ブラケットの配置状態を鉛直方向から見た図(平面図)である。なお、図4においては、前述したボルト29の表示を省略している。
図4に示すように、第1ブラケット51の第2固定片512は、調整しろLxの部分を除いて、プーリブラケット23の第1固定片231に重なっている。第2固定片512は、第1固定片231の少なくとも一部と重なるように配置される。また、第1固定片231は板状部152の上面に接触し、第2固定片512は板状部152の下面に接触している。つまり、第1固定片231と第2固定片512は、板状部152を間に挟んで重なり合っている。
板状部152の戸袋側の端部は、調整しろLxの部分で外部に露出している。調整しろLxは、X方向におけるプーリブラケット23の取付位置を調整するために、レール枠15の戸袋側の端部に確保される寸法である。この調整しろLxを確保することで、プーリブラケット23を板状部152の上でX方向の一方(戸袋側)と他方(戸当たり側)に移動させることができる。つまり、レール枠15に対するプーリブラケット23の取付位置をX方向に調整することができる。プーリブラケット23の取付位置の調整は、駆動ベルト20の張力を調整するために行われる。
プーリブラケット23には、X方向に間隔をあけて2つのブラケット固定用孔231aが設けられている。ブラケット固定用孔231aは、第1固定片231をレール枠15に固定するための孔である。ブラケット固定用孔231aは、レール枠15の長手方向であるX方向に長い長孔になっている。これに対して、レール枠15の板状部152には、プーリブラケット23と第1ブラケット51とを固定するための貫通孔152aが設けられている。貫通孔152aは、上述したブラケット固定用孔231aと同様の間隔をあけて2つ設けられている。貫通孔152aは、鉛直方向から見て円形に形成されている。
貫通孔152aの内径は、前述したボルト29のネジ部の外径よりも僅かに大きく設定されている。また、貫通孔152aの内径は、ブラケット固定用孔231aの短軸方向の孔寸法とほぼ同じ寸法に設定されている。このため、第2固定片512のブラケット固定用孔231aを通してボルト29のネジ部を板状部152の貫通孔152aに挿入した状態では、図4のY方向における第2固定片512の移動が規制される。また、X方向における第2固定片512の移動は、ボルト29のネジ部によって案内される。
なお、図4には示していないが、第1ブラケット51の第2固定片512には、上述した貫通孔152aと同じ内径及び位置関係で貫通孔512a(図5参照)が設けられ、この貫通孔512aにもボルト29のネジ部が挿入されている。
続いて、第1ブラケット51と第2ブラケット52の連結構造について、図5を用いて詳しく説明する。
図5に示すように、第1ブラケット51の第1連結片511と第2ブラケット52の第2連結片522は、鉛直方向(図5の奥行き方向)で重なり合っている。具体的には、上記図2に示したように、第2連結片522は、第1連結片511の上に載置されている。第1連結片511には、第1連結用孔として2つのネジ孔511aが設けられている。第2連結片522には、第2連結用孔として2つの長孔522aが設けられている。前述したボルト38(図2)のネジ部は、第2連結片522の長孔522aを通して第1連結片511のネジ孔511aに噛み合っている。第1連結片511と第2連結片522は、ボルト38の締め付け力によって連結されている。
また、第2連結用孔としての長孔522aは、従動プーリ22の軸方向と平行なY方向に長い長孔になっている。このため、ボルト38の締め付けを緩めた状態では、第1ブラケット51に対する第2ブラケット52の取付位置を、第2連結片522の長軸方向(Y方向)に調整可能である。これにより、かごドア12a,12bを開閉する際に、例えば、配線保護具40がかごドア12aに干渉(接触)しないよう、第2ブラケット52の取付位置を調整することができる。
ここで、例えば図6に示すように、レール枠15の板状部152の上面にプーリブラケット23と保護具取付ブラケット50Aの両方を固定する場合は、レール枠15の戸袋側の端部に、上述した調整しろLxに加えて、保護具取付ブラケット50Aを固定するためのスペースLsを確保する必要がある。このため、レール枠15の長手寸法(X方向の寸法)が大きくなってしまう。
これに対し、本実施形態においては、鉛直方向から見て第1固定片231と第2固定片512とを重ねて配置している。このため、第1固定片231が固定される板状部152の上面と同一面上に、上記保護具取付ブラケット50Aを固定するためのスペースLsを確保する必要がない。したがって、図6に示す構成と比較して、レール枠15の長手寸法を小さくすることができる。
また、本実施形態においては、第1固定片231と第2固定片512が、レール枠15に共締めによって固定されている。これにより、第1固定片231と第2固定片512を別々に固定する場合に比べて、保護具取付ブラケット50の取付作業を簡素化することができる。
また、本実施形態においては、保護具取付ブラケット50が第1ブラケット51と第2ブラケット52とによって構成され、かつ、第1固定片231と第2固定片512が、レール枠15に対する第2固定片512の固定位置よりも低い位置で連結されている。これにより、従動プーリ22などの周辺部品との干渉を避けて、第1ブラケット51と第2ブラケット52を連結することができる。
また、本実施形態においては、第1連結片511と第2連結片522が、それぞれ水平に配置され、第2ブラケット52は、第1連結片511の上に第2連結片522を載せた状態で支持されている。これにより、戸袋部13が存在する狭い空間で第2ブラケット52の取付作業を行う場合に、第2ブラケット52を第1ブラケット51によって支持することができる。このため、ボルト38の装着作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態において、第1ブラケット51は、レール枠15の長手方向であるX方向から見てZ字形になっており、第2ブラケット52は、X方向から見て逆さL字形になっている。これにより、従動プーリ22などの周辺部品との干渉を避けて、第1ブラケット51の第1連結片511の上に第2ブラケット52の第2連結片522を載せることができる。
また、本実施形態において、第1固定片231は板状部152の上面に固定され、第2固定片512は板状部152の下面に固定されている。これにより、第1ブラケット51との干渉を避けて、プーリブラケット23の取付位置を調整することができる。
また、本実施形態においては、第1固定片231をレール枠15に固定するためのブラケット固定用孔231aがレール枠15の長手方向(X方向)に長い長孔になっている。これにより、レール枠15に対するプーリブラケット23の取付位置をブラケット固定用孔231aの長軸方向に調整することができる。
また、本実施形態においては、第1連結用孔としてのネジ孔511aが第1連結片511に設けられ、第1連結片511と第2連結片522は、ネジ孔511aに噛み合うボルト38によって連結されている。これにより、第1連結片511と第2連結片522とをボルト38の締め付けによって強固に連結することができる。
また、本実施形態においては、第2連結用孔としての長孔522aが第2連結片522に設けられ、この長孔522aが、従動プーリ22の軸方向(Y方向)に長い長孔になっている。これにより、第1ブラケット51に対する第2ブラケット52の取付位置を、第2連結用孔である長孔522aの長軸方向に調整することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例を含む。たとえば、上述した実施形態では、本発明の内容を理解しやすいように詳細に説明しているが、本発明は、上述した実施形態で説明したすべての構成を必ずしも備えるものに限定されない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、これを削除し、または他の構成を追加し、あるいは他の構成に置換することも可能である。

Claims (9)

  1. かごドアの移動を案内するレール部材が取り付けられるレール枠と、
    前記レール枠に固定される第1固定片と、前記かごドアを開閉するための駆動モータの駆動力を受けて回転する従動プーリが取り付けられるプーリ取付片とを有するプーリブラケットと、
    鉛直方向から見て前記プーリブラケットの前記第1固定片と少なくとも一部が重なるように前記レール枠に固定される第2固定片と、前記かごドアに装着される挟み込み防止用検出装置につながる配線を保護する配線保護具が取り付けられる保護具取付片とを有する保護具取付ブラケットと、
    を備えるエレベータードア装置。
  2. 前記第1固定片と前記第2固定片は、前記レール枠に共締めによって固定されている
    請求項1に記載のエレベータードア装置。
  3. 前記保護具取付ブラケットは、前記第2固定片及び第1連結片を有する第1ブラケットと、前記保護具取付片及び第2連結片を有する第2ブラケットとによって構成され、
    前記第1連結片と前記第2連結片は、前記レール枠に対する前記第2固定片の固定位置よりも低い位置で互いに連結されている
    請求項1に記載のエレベータードア装置。
  4. 前記第1連結片及び前記第2連結片は、それぞれ水平に配置され、
    前記第2ブラケットは、前記第1連結片の上に前記第2連結片を載せた状態で支持されている
    請求項3に記載のエレベータードア装置。
  5. 前記第1ブラケットは、前記レール枠の長手方向から見てZ字形であり、
    前記第2ブラケットは、前記レール枠の長手方向から見て逆さL字形である
    請求項3に記載のエレベータードア装置。
  6. 前記レール枠は、前記第1固定片及び前記第2固定片が固定される板状部を有し、
    前記第1固定片は、前記板状部の上面に固定され、
    前記第2固定片は、前記板状部の下面に固定されている
    請求項1に記載のエレベータードア装置。
  7. 前記第1固定片は、前記第1固定片を前記レール枠に固定するためのブラケット固定用孔を有するとともに、前記ブラケット固定用孔が前記レール枠の長手方向に長い長孔である
    請求項1に記載のエレベータードア装置。
  8. 前記第1連結片は、前記第1連結片と前記第2連結片とを連結するための第1連結用孔を有するとともに、前記第1連結用孔がネジ孔であり、
    前記第1連結片と前記第2連結片は、前記ネジ孔に噛み合うボルトによって連結されている
    請求項3に記載のエレベータードア装置。
  9. 前記第2連結片は、前記第1連結片と前記第2連結片とを連結するための第2連結用孔を有するとともに、前記第2連結用孔が前記従動プーリの軸方向に長い長孔である
    請求項8に記載のエレベータードア装置。
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