JP7111670B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建築構造物に設けられた昇降路内を昇降して人や荷物を運ぶエレベータ装置に関する。
従来、エレベータは、乗りかごと、釣合錘と、乗りかごと釣合錘とを連結するロープと、このロープが巻回される巻上機とを備えている。また、エレベータは、乗りかごが停止した階を検出するために、乗りかごに設けられた位置検出部と、昇降路における乗りかごが停止する各階に設けられた遮蔽部材と、を有している。
位置検出部は、発光部と、発光部からの光を受光する受光部とを有している。そして、遮蔽部材が発光部と受光部の間に挿入され、発光部から発光する光を遮蔽部材により遮蔽することで、乗りかごが停止した位置を検出している。確実に遮蔽部材の遮蔽片が位置検出部を挿入されるためには、遮蔽部材の遮蔽片と位置検出部との高さ方向及び水平方向の位置や傾きを合わせる必要がある。そのため、エレベータでは、遮蔽部材の取り付け作業が煩雑なものとなっていた。これを解決する手法として、例えば特許文献1に記載された技術が提案されている。
特許文献1に記載の技術においては、位置検出部を乗りかごのかご側ドアポケット又はかごシルに設け、遮蔽部材を昇降路に設けられた建屋側ドアポケット又はドアシルに設けるようにしている。
特開2016-23019号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、遮蔽部材が取り付けられる建屋側ドアポケットの上部は、屈曲した断面L字状を成しており、建屋側ドアポケットが昇降路の壁面と反対側に向けて開放しているので、建屋側ドアが衝撃を受けると、その衝撃が建屋側ドアポケットに伝達し、建屋側ドアポケットに取り付けられた遮蔽部材が揺れて位置検出部の検出精度が低下するといった課題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決するためになされたものであり、遮蔽部材の揺れを抑制し、位置検出部の検出精度の低下を抑制することができるエレベータ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、建築構造物に設けた昇降路内を昇降動作する乗りかごの停止位置を検出可能なエレベータ装置であって、前記乗りかごのかご側ドアポケットフレームに設けられた位置検出部と、前記昇降路に設けられた建屋側ドアポケットフレームの上部に設けられ、前記位置検出部により検出される遮蔽部材と、を備え、前記建屋側ドアポケットフレームは、前記乗りかごの昇降方向に延びた主板と、前記主板の上部から前記昇降路の壁面と反対側に向けて屈曲し、前記遮蔽部材が設けられる上部板と、を備え、前記遮蔽部材が設けられる前記上部板の反対側の面には、前記上部板と対向する受け板と、前記受け板の前記昇降路の壁面側から前記主板に沿うように下方に向けて屈曲した当て板とからなる補強部材を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、遮蔽部材の揺れを抑制し、位置検出部の検出精度の低下を抑制することができるエレベータ装置を提供することができる。
本発明の実施例に係るエレベータ装置を示す概略構成図である。 本発明の実施例に係るエレベータ装置を模式的に示す平面図である。 本発明の実施例に係るエレベータ装置における位置検出部と遮蔽部材を示すもので、図3Aは一般階を示す図、図3Bは最上階を示す図、図3Cは最下階を示す図、図3Dは最上階又は最下階における所定の停止位置から上方又は下方へ移動した位置を示す図である。 本発明の実施例に係るエレベータ装置の一般階における遮蔽部材の取り付け状態を示す正面図である。 本発明の実施例に係るエレベータ装置の一般階用の遮蔽部材を示す分解斜視図である。 本発明の実施例に係るエレベータ装置の一般階用の遮蔽部材を示す正面図である。 本発明の実施例に係るエレベータ装置の一般階用の遮蔽部材を示す側面図である。 図6のA-A矢視図である。 本発明の実施例に係る補強部材の上面図である。 本発明の実施例に係る建屋側ドアポケットフレームの上面図である。
以下、本発明の実施例について添付の図面を参照しつつ説明する。同様の構成要素には同様の符号を付し、同様の説明は繰り返さない。
本発明の各種の構成要素は必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、一の構成要素が複数の部材から成ること、複数の構成要素が一の部材から成ること、或る構成要素が別の構成要素の一部であること、或る構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複すること、などを許容する。
また、本発明の実施例では、エレベータの出入口202(図2、図4参照)に相対した利用者の視線を基準として昇降(上下)・前後・左右を定義する。
以下、本発明のエレベータ装置の実施例について、図面を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、説明は以下の順序で行うが、本発明は、必ずしも以下の例に限定されるものではない。
まず、本発明の実施例に係るエレベータ装置の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施例に係るエレベータ装置の概略構成図である。
図1に示すように、本実施例のエレベータ装置1は、建築構造物200内に形成された昇降路110内を昇降動作する。エレベータ装置1は、人や荷物を載せる乗りかご120と、ロープ130と、釣合錘140と、巻上機100とを備える。昇降路110は、建築構造物内に形成され、その頂部には機械室160が設けられている。
巻上機100は、機械室160に配置され、ロープ130を巻き掛けることにより乗りかご120を昇降させる。また、巻上機100の近傍には、ロープ130が装架されるシーブ150が設けられている。
釣合錘140は、乗りかご120における無積載時の質量とほぼ同じ質量に設定されている。そのため、乗りかご120内に物や人が積載されていない無積載時では、乗りかご120側と釣合錘140側のロープ130の張力比は、1となる。これにより、無積載時における巻上機100の出力を低く抑えることが可能である。
乗りかご120は、中空の略直方体状に形成されている。乗りかご120は、ロープ130を介して、釣合錘140と連結され、昇降路110内を昇降する。乗りかご120の前側には、ドアを開閉可能に支持するかご側ドアポケットフレーム121が備えられている。
また、建築構造物200における各階における乗りかご120への乗り場201には、人や物が乗りかご120へ出入りする出入口202が設けられている。この出入口202には、エレベータ装置1を構成する建屋側ドアポケットフレーム180が配置されている。建屋側ドアポケットフレーム180は、出入口202を正面から見た状態において、左右方向に延びて形成されている。換言すると、建屋側ドアポケットフレーム180の左右方向が長手方向となり、昇降方向(上下方向)が短手方向となる。この建屋側ドアポケットフレーム180には、図示しないドアレール等が収納されており、ドアが開閉可能に取り付けられる。
最上階の建屋側ドアポケットフレーム180の上部には、最上階用の遮蔽部材20が設けられている。最上階と最下階の間の階である一般階の建屋側ドアポケットフレーム180の上部には、一般階用の遮蔽部材40が設けられている。また、最下階の建屋側ドアポケットフレーム180には、最下階用の遮蔽部材60が設けられている。
図2は、本発明の実施例に係るエレベータ装置を模式的に示す平面図である。図2に示すように、エレベータ装置1は、昇降路110内の左右に位置し、乗りかご120をガイドする乗りかご用ガイドレール2と、昇降路110内の後方に位置し、釣合錘140をガイドする釣合錘用ガイドレール3と、エレベータ装置1の動作を制御する制御部4と、位置検出部80とを有している。位置検出部80は、乗りかご120の前方であって、乗りかご120のかご側ドアポケットフレーム121に設けられている。
位置検出部80は、支持部材122(図7参照)を介してかご側ドアポケットフレーム121における水平方向(昇降方向と直交する方向)の一側に配置されている。位置検出部80は、第1検出部81と、第2検出部82と、第3検出部83とを有している。
図3A~図3Dは、位置検出部80の付近を拡大して示す図である。図3Aは、一般階を示し、図3Bは、最上階を示し、図3Cは、最下階を示している。また、図3Dは、最上階又は最下階における所定の停止位置から上方又は下方へ移動した位置を示している。
図3Aに示すように、第1検出部81は、位置検出部80の水平方向の一側に配置され、第3検出部83は、位置検出部80の水平方向の他側に配置されている。そして、第2検出部82は、第1検出部81と、第3検出部83の間に配置されている。なお、第1検出部81、第2検出部82及び第3検出部83は、それぞれ同一の構成を有しているため、ここでは、第1検出部81について説明する。
第1検出部81は、発光する発光部84と、発光部84の光を受光する受光部85からなる光センサである。発光部84と受光部85は、連結部86により連結されている。そして、発光部84と受光部85は、間に連結部86を挟んで水平方向に間隔を開けて対向している。そして、第1検出部81は、発光部84と受光部85との間に形成された開口を、昇降路110に設けた建屋側ドアポケットフレーム180に向けて、かご側ドアポケットフレーム121に取り付けられている。
第1検出部81は、発光部84と受光部85の間に、後述する遮蔽片28、48、68が挿入された際に、検出信号を制御部4に出力する。そして、制御部4は、位置検出部80における第1検出部81、第2検出部82及び第3検出部83のうちどの検出部の光が遮蔽されたかにより、乗りかご120がどの階に停止したかを検出する。
なお、本実施例では、位置検出部80の検出部の数を3つ設けた例を説明したが、これに限定されるものではない、例えば、検出部は、少なくとも2つ以上あればよく、また検出部を4つ以上設けてもよい。
ここで、本実施例の位置検出部80における乗りかご120の停止階での識別方法の例について説明する。
図3Aに示すように、乗りかご120が一般階に停止した場合、第1検出部81と第3検出部83の発光部84と受光部85の間に、後述する一般階用の遮蔽部材40の遮蔽片48が挿入される。これにより、制御部4(図2参照)は、乗りかご120が一般階に停止していることを識別する。
図3Bに示すように、乗りかご120が最上階に停止した場合、第2検出部82と第3検出部83の発光部84と受光部85の間に、後述する最上階用の遮蔽部材20の遮蔽片28が挿入される。これにより、制御部4(図2参照)は、乗りかご120が最上階に停止していることを識別する。
また、図3Cに示すように、乗りかご120が最下階に停止した場合、第1検出部81と第2検出部82の発光部84と受光部85の間に、後述する最下階用の遮蔽部材60の遮蔽片68が挿入される。これにより、制御部4(図2参照)は、乗りかご120が最下階に停止していることを識別する。
ここで、エレベータ装置は、乗りかごが最上階又は最下階から行き過ぎた場合に安全に乗りかごを停止させる必要がある。そのため、従来のエレベータ装置では、位置検出部とは別に、乗りかごが最上階又は最下階から行き過ぎたことを検知するカムと押圧スイッチからなる機械式のリミットスイッチが設けられていた。しかしながら、従来のエレベータ装置では、リミットスイッチにより部品点数が増加するだけでなく、昇降路内にリミットスイッチを配置するスペースが必要となっていた。
これに対し、本実施例のエレベータ装置1は、位置検出部80により乗りかご120の行き過ぎを検知している。具体的には、図3Dに示すように、乗りかご120が最上階又は最下階から行き過ぎた場合、全ての検出部81、82、83の発光部84と受光部85の間には、最上階用の遮蔽部材20又は最下階用の遮蔽部材60の遮蔽片28、68が挿入される。これにより、制御部4(図2参照)は、乗りかご120が最上階又は最下階の所定の停止位置から行き過ぎていることを検知し、乗りかご120を停止させる。
このように、本実施例のエレベータ装置1は、位置検出部80の検出パターンによって、乗りかご120が停止した箇所を識別することができるだけでなく、乗りかご120が所定の停止位置から行き過ぎていることも識別することができる。これにより、位置検出部80や遮蔽部材20、40、60とは別にリミットスイッチを設ける必要がなくなり、エレベータ装置1の部品点数を削減することができる。さらに、リミットスイッチを削減することで昇降路110内に空間が発生し、別の機械を配置することができる。
なお、本実施例のエレベータ装置1では、位置検出部80における乗りかご120の停止階及び行き過ぎ状態の識別方法として、図3Aから図3Dに示すパターンを説明したが、これに限定されるものではなく、検出部の数と遮蔽片の数や検出パターンに応じて種々に設定できるものである。例えば、一般階、最上階又は最下階に乗りかご120が停止した際には、3つの検出部のうち1つの検出部のみに遮蔽片が挿入されるようにしてもよい。また、乗りかご120が所定の停止位置から行き過ぎた際には、3つの検出部のうちいずれか2つの検出部に遮蔽片が挿入されるようにしてもよい。
次に、一般階に設けられた一般階用の遮蔽部材40について図4~図8を参照して説明する。図4は一般階における出入口202を昇降路側から見た状態を示す正面図である。図5は一般階用の遮蔽部材40の分解斜視図、図6は一般階用の遮蔽部材40の正面図、図7は一般階用の遮蔽部材40の側面図、図8は図6のA-A矢視図である。
図4に示すように、出入口202の上部には、建屋側ドアポケットフレーム180が設けられている。一般階用の遮蔽部材40は、建屋側ドアポケットフレーム180の上部に固定ボルト91を介して固定されている。そして、一般階用の遮蔽部材40は、建屋側ドアポケットフレーム180の上端部から昇降方向に沿って上方に向けて立設されている。
図7に示すように、建屋側ドアポケットフレーム180は、乗りかご120の昇降方向に延びた主板180aと、主板180aの上部から昇降路110の壁面と反対側に向けて屈曲し、遮蔽部材40が設けられる上部板180bとを備え、昇降路110の壁面と反対側に向けて開放するように形成されている。換言すると、建屋側ドアポケットフレーム180の上部は、建屋側ドアポケットフレーム180の長手方向(左右方向)を横切るように切断した断面形状が略L字状に形成されている。
また、図6及び図8に示すように、建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bには、ポケットブラケット210が固定ボルト211、固定ナット212により固定されている。ポケットブラケット210は、建築構造物200に予め撃ち込まれたアンカーボルト220とアンカーナット213により、建築構造物200に固定される(図6、図8参照)。ポケットブラケット210には、図6に示すように、ポケットブラケット210とアンカーボルト220とが左右方向に相対移動可能とした長孔215が形成されている。ポケットブラケット210は、長孔215にアンカーボルト220を挿入し、取付位置を調整した後、アンカーナット213を締め付け、建築構造物200に固定される。そして、建屋側ドアポケットフレーム180は、ポケットブラケット210を介して建築構造物200に固定される。
ポケットブラケット210は、建屋側ドアポケットフレーム180側に固定される第1L字鋼210aと、建築構造物200側に固定される第2L字鋼210bとから構成される。
第1L字鋼210aは、建屋側ドアポケットフレーム180に対面する面と、この面から折れ曲って上下方向に立ち上がった面とを備えている。第2L字鋼210bは、建築構造物200に対面する面と、この面から折れ曲って左右方向(水平方向)に延びた面とを備えている。そして、第1L字鋼210aの上下方向に立ち上がった面と、第2L字鋼210bの左右方向(水平方向)に延びた面とが対面し、固定ボルト216及び固定ナット217により連結固定される。
また、第1L字鋼210aには、第2L字鋼210bと対面する位置に昇降方向(上下方向)に延びた長孔218が形成されている。この長孔218に沿って固定ボルト216を移動させることにより、第1L字鋼210aと第2L字鋼210bの昇降方向(上下方向)の位置が調整され、建屋側ドアポケットフレーム180及び遮蔽部材40の昇降方向(上下方向)の位置が調整される。なお、本実施例では、第1L字鋼210aに長孔218を形成するようにしたが、第2L字鋼210bに長孔を形成するようにしても良い。
図5に示すように、一般階用の遮蔽部材40は、保持ブラケット41と、保持ブラケット41に取り付けられる遮蔽プレート42と、建屋側ドアポケットフレーム180に取り付けられる固定ブラケット43と、調整部材44とを有している。図4に示すように、固定ブラケット43は、固定ボルト91及び固定ナット92により建屋側ドアポケットフレーム180に固定されている。また、固定ブラケット43と建屋側ドアポケットフレーム180との間には、スペーサーナット214が配置され、固定ブラケット43と建屋側ドアポケットフレーム180とが所定の空間を確保するようにしている。
固定ブラケット43は、乗りかご120の昇降方向に沿って切断した断面形状が略コの字状に形成されている。また、固定ブラケット43は、建屋側ドアポケットフレーム180に固定される固定板51と、固定板51と対向する支持板52と、固定板51と支持板52とを接続する接続板53とを有している。
固定板51には、固定ボルト91のネジ部91aが貫通する貫通孔51aが設けられている。貫通孔51aの開口径は、固定ボルト91のネジ部91aの径よりも大きく設定されており、固定ボルト91の頭部91bの外径よりは小さく設定されている。また、固定板51の端部には、接続板53が乗りかご120の昇降方向に沿って屈曲して連続している。
接続板53における固定板51と接続する端部と反対側の端部には、支持板52が固定板51と同じ方向に向けて屈曲して連続している。そして、支持板52は、固定板51と乗りかご120の昇降方向に対向する。支持板52には、接続ネジ93が貫通する固定孔52aが設けられている。
また、固定板51及び支持板52における接続板53と接続する端部と反対側の端部には、一面が開口された開口部54が形成される。接続板53は、開口部54と対向する。図7に示すように、固定ブラケット43は、固定板51と支持板52の間に形成される開口部54を昇降路110の壁面と反対側に向けて建屋側ドアポケットフレーム180に固定される。
上述したように、固定板51に設けた貫通孔51aの径は、固定ボルト91のネジ部91aの径よりも大きく開口している。これにより、図7に示すように、固定ブラケット43を建屋側ドアポケットフレーム180の上端部において水平方向に微少に移動させることができるため、固定ブラケット43の取り付け位置を調整することができる。
また、図6及び図7に示すように、固定ブラケット43にける支持板52には、保持ブラケット41が固定される。
図7に示すように、保持ブラケット41は、乗りかご120の前後方向で、かつ昇降方向に沿って切断した断面形状が略L字状に形成されている。保持ブラケット41は、長方形状に形成された載置板45と、長方形状に形成された保持板46とを有している。
載置板45には、接続ネジ93が貫通する貫通孔45aが形成されている。載置板45は、固定ブラケット43の固定板51に載置され、接続ネジ93及び接続ナット94によって固定板51に固定される。
載置板45の短手方向の一端部からは、保持板46が略垂直に屈曲して連続している。そして、図7に示すように、遮蔽部材40を建屋側ドアポケットフレーム180に固定した際に、保持板46は、乗りかご120の昇降方向に沿って延在する。このとき、保持板46は、載置板45における昇降路110の壁面側の端部と反対側の端部から立設される。すなわち、保持ブラケット41は、建屋側ドアポケットフレーム180から昇降路110を昇降する乗りかご120側に向けて保持板46を壁面から離反させるようにして配置される。これにより、保持板46と昇降路110の壁面との間に空間Q1を形成することができる。そのため、昇降路110の壁面に建屋側ドアポケットフレーム180を固定するための固定部材124や各種部材が配置されていても、遮蔽部材40と、固定部材や各種部材が干渉することを防ぐことができる。
なお、保持板46を載置板45における昇降路110の壁面と反対側の端部に設けたことで、保持ブラケット41を固定するための接続ネジ93が、保持板46と昇降路110の壁面との間に配置される。そのため、保持ブラケット41は、固定ブラケット43を建屋側ドアポケットフレーム180に固定する前に、予め固定ブラケット43に固定することが好ましい。
また、固定ブラケット43における開口部54は、昇降路110の壁面と反対側、すなわち乗りかご120側に向けられている。そのため、固定ブラケット43を固定ボルト91、固定ナット92及びスペーサーナット214を用いて固定する際に、作業者は、開口部54側から固定板51と支持板52の間に手を挿入することができる。これにより、保持板46と昇降路110の壁面との間に挿入することなく、乗りかご120側から容易に固定ブラケット43及び保持ブラケット41を建屋側ドアポケットフレーム180に固定することができ、作業効率の向上を図ることができる。
また、図5に示すように、保持板46には、複数の取付孔46aが形成されている。複数の取付孔46aは、保持板46の長手方向に沿って形成されている。そして、複数の取付孔46aには、取付ネジ95が貫通する。また、保持板46には、遮蔽プレート42が取付ネジ95及び取付ナット96を用いて取り付けられる。
遮蔽プレート42は、水平方向に切断した形状がコの字状に形成されている。遮蔽プレート42は、2つの遮蔽片48と、2つの遮蔽片48を連結する長方形状の連結片49とを有している。2つの遮蔽片48は、連結片49の短手方向の両端から略垂直に同じ方向に向けて屈曲している。図3Aに示すように、一般用の遮蔽部材40における2つの遮蔽片48の間隔は、位置検出部80における第1検出部81の発光部84と受光部85との隙間から第3検出部83の発光部84と受光部85との隙間までの間隔と等しくなるように設定されている。
遮蔽プレート42における2つの遮蔽片48が延在する方向は、保持ブラケット41から乗りかご120の昇降方向と平行に配置される。2つの遮蔽片48は、保持ブラケット41から昇降路110に向けて突出する。そして、図7及び図3Aに示すように、乗りかご120が一般階に移動した際に、遮蔽片48は、位置検出部80における第1検出部81及び第3検出部83の発光部84と受光部85の間に挿入する。
また、連結片49の短手方向の長さは、保持ブラケット41の保持板46における短手方向の長さよりも長く設定されている。連結片49には、取付ネジ95が貫通する複数の取付孔49aが形成されている。取付孔49aは、乗りかご120の昇降方向に沿って所定の長さで延びる長孔である。これにより、図6及び図7に示すように、遮蔽プレート42を保持ブラケット41に対して昇降方向に沿って微少に移動させることができるため、遮蔽プレート42における昇降方向の位置を調整することができる。
さらに、連結片49には、2つの開口窓49bが形成されている。2つの開口窓49bは、連結片49における短手方向の一側に形成され、複数の取付孔49aの近傍に配置される。
図6及び図7に示すように、遮蔽プレート42の連結片49と、保持ブラケット41の保持板46の間には、昇降方向に沿って上下2箇所に平板状の調整部材44が挿入される。調整部材44は、連結片49と保持板46に挟み込まれる。そして、上下2箇所に挿入される調整部材44の厚さ、又は枚数を変更することで、遮蔽プレート42における昇降路110に対する傾きを調整することができる。
また、図5に示すように、調整部材44の長手方向の長さは、遮蔽プレート42における2つの遮蔽片48の間隔よりも短く設定され、保持ブラケット41における保持板46の短手方向の長さよりも長く設定されている。これにより、調整部材44を連結片49と保持板46の間に挿入した際に、調整部材44は、遮蔽プレート42における2つの遮蔽片48の間から外側へ突出しない。これにより、調整部材44が昇降路110や乗りかご120に設けられた各種部品と干渉することを防ぐことができる。
調整部材44における長手方向の一端部には、挿通孔44bが形成されており、長手方向の他端部には、挿入窓44aが形成されている。挿入窓44aにおける長手方向の他端部は、開放されている。そのため、調整部材44は、挿入窓44aが開放されている長手方向の他端部から連結片49と保持板46の間に挿入される。
図6に示すように、調整部材44を連結片49と保持板46の間に挿入した際に、挿入窓44aには、2本の取付ネジ95が挿入される。ここで、挿入窓44aに挿入される取付ネジ95が一本の場合、取付ネジ95を取り外す際に、調整部材44が取付ネジ95を中心に回転して、連結片49と保持板46の間から抜け落ちるおそれがある。調整部材44が抜け落ちることを防ぐためには、挿入窓44aには、少なくとも2本の取付ネジ95が挿入されることが好ましい。
挿通孔44bには、調整部材44を連結片49と保持板46の間から引き抜くための、治具が挿入される。また、調整部材44を連結片49と保持板46の間に挿入した際に、挿通孔44bは、連結片49に設けた開口窓49bに臨む。これにより、連結片49における昇降路110の壁面と対向する一面と反対側の他面から治具を挿通孔44bに挿入することができる。その結果、作業者は、連結片49と昇降路110の壁面との間に手を挿入することなく、乗りかご120側から調整部材44を引き抜くことができ、作業効率の向上を図ることができる。
また、挿通孔44bは、保持ブラケット41における保持板46の短手方向の一端部よりも外側に配置される。そのため、治具を挿通孔44bから昇降路110の壁面側に向けて深く挿入することができる。
本実施例の遮蔽部材40は、固定ブラケット43に設けた貫通孔51aにより水平方向の位置合わせが可能となり連結片49に設けた取付孔49aにより昇降方向に対する位置合わせが可能となる。さらに、遮蔽プレート42と保持ブラケット41の間に介在される調整部材44の枚数又は厚さを変更することにより、遮蔽部材40における昇降路110に対する傾きの調整が可能となる。
すなわち、固定ブラケット43に設けた貫通孔51aと、遮蔽プレート42に向けた取付孔49aと、遮蔽プレート42及び保持ブラケット41の間に介在される調整部材44が本実施例の調整機構を構成している。
また、建屋側ドアポケットフレーム180に遮蔽部材40を固定することで、建屋側ドアポケットフレーム180が昇降路における高さ方向の基準となるため、遮蔽部材40における大まかな高さ方向の位置合わせを行うことができる。これにより、保持ブラケット41及び遮蔽プレート42の高さ方向の調整を容易に行うことができる。
また、図2に示すように、建屋側ドアポケットフレーム180とかご側ドアポケットフレーム121の隙間は、物や人が落下することを防ぐために、狭く設定されている。本実施例では、昇降路110における他の空間に干渉させることなく、建屋側ドアポケットフレーム180とかご側ドアポケットフレーム121の隙間に遮蔽部材40の遮蔽片48を突出させ、かつ位置検出部80を配置している。そのため、昇降路110内における建屋側ドアポケットフレーム180とかご側ドアポケットフレーム121の隙間以外の空間を広くすることができ、他の機械を配置する際に設計の自由度を高めることができる。
さらに、乗りかご120が昇降動作する際に、遮蔽部材40や位置検出部80が、昇降路110や乗りかご120の周囲に配置されたロープ130等の長尺物や、釣合錘140等と干渉することを防ぐことができる。
前述したように、本実施例における建屋側ドアポケットフレーム180は、乗りかご120の昇降方向に延びた主板180aと、主板180aの上部から昇降路110の壁面と反対側に向けて屈曲し、遮蔽部材40が設けられる上部板180bとを備え、昇降路110の壁面と反対側に向けて開放するように形成されている。このため、乗りかご120への乗り場201の出入口202に設置される乗り場ドアに外力が加わった際、その振動が建屋側ドアポケットフレーム180に伝達し、建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bが上下に揺れる。その結果、建屋側ドアポケットフレーム180に取り付けられた遮蔽部材40が揺れて、位置検出部80の検出精度が低下する虞があった。遮蔽部材40を建屋に直接固定して遮蔽部材40の揺れを抑制することも考えられるが、この場合、昇降路110内に遮蔽部材40を固定するためのアンカーボルトを撃ち込まなければならず、しかも遮蔽部材40は位置調整が必要であり、作業性の悪化を招くものであった。これを解決するための手段について、図6~図10を用いて説明する。図9は補強部材300の上面図であり、図10は建屋側ドアポケットフレーム180の上面図である。
遮蔽部材40が設けられる上部板180bの反対側の面には、上部板180bと対向する受け板300aと、受け板300aの昇降路110の壁面側から主板180aに沿うように下方に向けて屈曲した当て板300bとからなる補強部材300が備えられている。
補強部材300は、建屋側ドアポケットフレーム180の長手方向(左右方向)から見た形状が略L字状に形成されている。換言すると、補強部材300は、建屋側ドアポケットフレーム180の長手方向(左右方向)を横切るように切断した断面形状が略L字状に形成されている。補強部材300は、建屋側ドアポケットフレーム180を長手方向(左右方向)から見た状態において、当て板300bが受け板300aより短く形成されている。補強部材300は、建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bの下部に配置される。換言すると、補強部材300は、L字状に形成された建屋側ドアポケットフレーム180の内側に配置されている。
補強部材300の取付方法について説明する。図9に示すように、補強部材300の受け板300aには、固定孔310(第1固定孔)と、固定位置が調整可能な位置調整用の長孔311(第1長孔)が形成されている。また、図10に示すように、建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bには、固定ボルト91を貫通させる固定孔190と、固定孔320(第2固定孔)と、固定位置が調整可能な位置調整用の長孔321(第2長孔)が形成されている。建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bの下部に補強部材300の受け板300aを配置して重ねた状態において、受け板300aの固定孔310(第1固定孔)と上部板180bの固定孔320(第2固定孔)とを合致させ、受け板300aの長孔311(第1長孔)と上部板180bの長孔321(第2長孔)とを合致させる。受け板300aの固定孔310(第1固定孔)と上部板180bの固定孔320(第2固定孔)とが合致した状態で、固定ボルト330(第1固定ボルト)を上部板180bの固定孔320(第2固定孔)から挿入し、受け板300aの固定孔310(第1固定孔)を貫通させた状態で取付ナット331(第1取付ナット)を締め付け、建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bに補強部材300を固定する。受け板300aの固定孔310(第1固定孔)は、調整代を持たない位置決め用の孔となっており、固定ボルト330(第1固定ボルト)と取付ナット331(第1取付ナット)により建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bに固定される。この固定により、上部板180bの長孔321(第2長孔)と、受け板300aの長孔311(第1長孔)の位置が合致した状態となり、固定ボルト211(第2固定ボルト)、固定ナット212(第2取付ナット)による位置調整がし易くなる。
図6に示すように固定ボルト330(第1固定ボルト)の上部には、固定ブラケット43が位置しているが、建屋側ドアポケットフレーム180と固定ブラケット43の固定板51との間には、所定の隙間を確保するようスペーサーナット214が配置されている。このため、固定ボルト330(第1固定ボルト)と固定ブラケット43とが干渉することがない。
建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bに下部に補強部材300の受け板300aを配置して重ねた状態において、さらに建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bの上部に、ポケットブラケット210を配置する。ポケットブラケット210には、固定ボルト211(第2固定ボルト)を貫通する固定孔(図示せず)が形成されている。ポケットブラケット210は、建屋側ドアポケットフレーム180を建築構造物200に固定するために備えられている。
そして、建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bと、補強部材300の受け板300aと、ポケットブラケット210を重ねた状態において、長孔311(第1長孔)、長孔321(第2長孔)及びポケットブラケットに形成した固定孔に固定ボルト211(第2固定ボルト)を挿入し、固定ナット212(第2取付ナット)を締め付けることによりこれらを固定する。建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bと、補強部材300の受け板300aとには、それぞれ左右方向(長手方向)に延び、固定位置が調整可能な位置調整用の長孔321(第2長孔)、長孔311(第1長孔)が形成されているので、これら長孔321(第2長孔)、長孔311(第1長孔)に沿って固定ボルト211(第2固定ボルト)を移動することが可能である。そして、ポケットブラケット210と遮蔽部材40との位置を調整する。
前述したようにポケットブラケット210は、アンカーボルト220によって建築構造物200に固定される。
このように建屋側ドアポケットフレーム180は、アンカーボルト220が挿入される第2L字鋼210bの長孔215、固定ボルト216が挿入される第1L字鋼210aの長孔218、固定ボルトが挿入される上部板180bの長孔321(第2長孔)及び受け板300aの長孔311(第1長孔)によって、建築構造物200への取付位置が調整される。
補強部材300はL形鋼で形成され、受け板300aが建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bの下面と接し、当て板300bが建屋側ドアポケットフレーム180の主板180aと接する。エレベータ乗り場の出入口に設置される乗り場ドアに外力が加わると、その振動が建屋側ドアポケットフレーム180に伝達され、主板180aと上部板180bが接続される屈曲部を支点として上部板180bが上下方向に揺れ、その揺れが遮蔽部材40に伝達されるが、本実施例では主板180aと上部板180bに跨るように補強部材300が配置されているので、上部板180bが上下方向に揺れるのを抑制することができる。
本実施例の補強部材300は、受け板300aに対し、当て板300bの長さを短くしている。建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bが揺れて下方向移動しようとする際、主板180aに当て板300bが押圧するが、補強部材300への曲げ応力が加わる補強部材300の屈曲部(受け板300aと当て板300bの接続部)と当て板300bの下方端部との距離が短いので、補強部材300の屈曲部に加わる曲げ応力を小さくすることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、建屋側ドアポケットフレーム180の主板180aと上部板180bに跨るように補強部材300が配置しているので、建屋側ドアポケットフレーム180に取り付けられた遮蔽部材40の揺れを抑制し、位置検出部80の検出精度が低下を抑制することができる。
また、本実施例によれば、補強部材300には、調整代を持たない位置決め用の固定孔310が形成されているので、固定ボルト330(第1固定ボルト)によって補強部材300を建屋側ドアポケットフレーム180に固定することができ、補強部材300の落下を抑制できる。
さらに本実施例によれば、固定ボルト330(第1固定ボルト)によって、建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bに対する補強部材300の取付位置が固定されるので、固定ボルト211(第2固定ボルト)が挿入される建屋側ドアポケットフレーム180の上部板180bに形成された長孔321(第2長孔)の位置と、補強部材300の長孔311(第1長孔)との位置を合致させることができ、固定ボルト211(第2固定ボルト)と長孔321(第2長孔)、長孔311(第1長孔)による遮蔽部材40の位置調整作業の作業性を向上することができる。
さらにまた、本実施例によれば、補強部材300に位置調整用の長孔311(第1長孔)を形成しているので、補強部材300を設置したことによる遮蔽部材40の位置調整作業を阻害することなく、実施することができる。
1…エレベータ装置、2…乗りかご用ガイドレール、3…釣合錘用ガイドレール、4…制御部、20…遮蔽部材、28…遮蔽片、40…遮蔽部材、41…保持ブラケット、42…遮蔽プレート、43…固定ブラケット、44…調整部材、44a…挿入窓、44b…挿通孔、45…載置板、45a…貫通孔、46…保持板、46a…取付孔、48…遮蔽片、49…連結片、49a…取付孔、49b…開口窓、51…固定板、51a…貫通孔、52…支持板、52a…固定孔、53…接続板、54…開口部、60…遮蔽部材、68…遮蔽片、80…位置検出部、81…第1検出部、82…第2検出部、83…第3検出部、84…発光部、85…受光部、86…連結部、91…固定ボルト、91a…ネジ部、91b…頭部、92…固定ナット、93…接続ネジ、94…接続ナット、95…取付ネジ、96…取付ナット、100…巻上機、110…昇降路、120…乗りかご、121…かご側ドアポケットフレーム、122…支持部材、124…固定部材、130…ロープ、140…釣合錘、150…シーブ、160…機械室、180…建屋側ドアポケットフレーム、180a…主板、180b…上部板、190…固定孔、200…建築構造物、201…乗り場、202…出入口、210…ポケットブラケット、210a…第1L字鋼、210b…第2L字鋼、211…固定ボルト(第2固定ボルト)、212…固定ナット(第2取付ナット)、213…アンカーナット、214…スペーサーナット、215…長孔、216…固定ボルト、217…固定ナット、218…長孔、220…アンカーボルト、300…補強部材、300a…受け板、300b…当て板、310…固定孔(第1固定孔)、311…長孔(第1長孔)、320…固定孔(第2固定孔)、321…長孔(第2長孔)、330…固定ボルト(第1固定ボルト)、331…取付ナット(第1取付ナット)

Claims (10)

  1. 建築構造物に設けた昇降路内を昇降動作する乗りかごの停止位置を検出可能なエレベータ装置であって、
    前記乗りかごのかご側ドアポケットフレームに設けられた位置検出部と、
    前記昇降路に設けられた建屋側ドアポケットフレームの上部に設けられ、前記位置検出部により検出される遮蔽部材と、を備え、
    前記建屋側ドアポケットフレームは、前記乗りかごの昇降方向に延びた主板と、前記主板の上部から前記昇降路の壁面と反対側に向けて屈曲し、前記遮蔽部材が設けられる上部板と、を備え、
    前記遮蔽部材が設けられる前記上部板の反対側の面には、前記上部板と対向する受け板と、前記受け板の前記昇降路の壁面側から前記主板に沿うように下方に向けて屈曲した当て板とからなる補強部材を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 請求項1において、
    前記受け板は、第1固定ボルトを挿入する第1固定孔を有し、
    前記上部板は、前記第1固定ボルトを挿入する第2固定孔を有し、
    前記第1固定孔及び前記第2固定孔に前記第1固定ボルトを挿入して前記上部板に前記補強部材を固定することを特徴とするエレベータ装置。
  3. 請求項2において
    前記上部板には、前記建屋側ドアポケットフレームを前記建築構造物の固定するためのポケットブラケットが備えられ、
    前記受け板は、第2固定ボルトを挿入し、固定位置が調整可能な第1長孔を有し、
    前記上部板は前記第2固定ボルトを挿入し、固定位置が調整可能な第2長孔を有し、
    前記第1長孔、前記第2長孔及び前記ポケットブラケットに形成した固定孔に前記第2固定ボルトを挿入して前記ポケットブラケット、前記上部板及び前記受け板を固定することを特徴とするエレベータ装置。
  4. 請求項3において、
    前記補強部材は、前記建屋側ドアポケットフレームの左右方向から見た形状がL字状に形成されたことを特徴とするエレベータ装置。
  5. 請求項4において、
    前記補強部材は、前記建屋側ドアポケットフレームを左右方向から見た状態において、前記当て板が前記受け板より短く形成されたことを特徴とするエレベータ装置。
  6. 建築構造物に設けた昇降路内を昇降動作する乗りかごの停止位置を検出可能なエレベータ装置であって、
    前記乗りかごのかご側ドアポケットフレームに設けられた位置検出部と、
    前記昇降路に設けられた建屋側ドアポケットフレームの上部に設けられ、前記位置検出部により検出される遮蔽部材と、を備え、
    前記遮蔽部材は、
    一面が開放された開口部を有し、前記開口部を前記昇降路の壁面と反対側に向けて前記建屋側ドアポケットフレームの上部に設けられた固定ブラケットと、
    前記固定ブラケットに固定される載置板、及び前記載置板における前記昇降路の壁面側の端部と反対側の端部から前記乗りかごの昇降方向に沿って屈曲する保持板を有する保持ブラケットと、
    前記保持板に取り付けられる連結片、及び前記連結片から前記昇降路に向けて突出し且つ前記位置検出部に挿入される遮蔽片を有する遮蔽プレートと、を備え、
    前記建屋側ドアポケットフレームは、前記乗りかごの昇降方向に延びた主板と、前記主板の上部から前記昇降路の壁面と反対側に向けて屈曲し、前記遮蔽部材が設けられる上部板と、を備え、
    前記遮蔽部材が設けられる前記上部板の反対側の面には、前記上部板と対向する受け板と、前記受け板の前記昇降路の壁面側から前記主板に沿うように下方に向けて屈曲した当て板とからなる補強部材を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
  7. 請求項6において、
    前記受け板は、第1固定ボルトを挿入する第1固定孔を有し、
    前記上部板は、前記第1固定ボルトを挿入する第2固定孔を有し、
    前記第1固定孔及び前記第2固定孔に前記第1固定ボルトを挿入して前記上部板に前記補強部材を固定することを特徴とするエレベータ装置。
  8. 請求項7において
    前記上部板には、前記建屋側ドアポケットフレームを前記建築構造物の固定するためのポケットブラケットが備えられ、
    前記受け板は、第2固定ボルトを挿入し、固定位置が調整可能な第1長孔を有し、
    前記上部板は前記第2固定ボルトを挿入し、固定位置が調整可能な第2長孔を有し、
    前記第1長孔、前記第2長孔及び前記ポケットブラケットに形成した固定孔に前記第2固定ボルトを挿入して前記ポケットブラケット、前記上部板及び前記受け板を固定することを特徴とするエレベータ装置。
  9. 請求項8において、
    前記補強部材は、前記建屋側ドアポケットフレームの左右方向から見た形状がL字状に形成されたことを特徴とするエレベータ装置。
  10. 請求項9において、
    前記補強部材は、前記建屋側ドアポケットフレームを左右方向から見た状態において、前記当て板が前記受け板より短く形成されたことを特徴とするエレベータ装置。
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