JP5978387B2 - チューブクリップ装着装置 - Google Patents

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Description

この発明はチューブクリップ装着装置に関し、より具体的には車両の燃料系などに使用されるゴムチューブにチューブクリップを装着する装置に関する。
チューブクリップ装着装置の従来技術としては、例えば下記の特許文献1記載の技術を挙げることができる。特許文献1記載の技術にあっては、チューブクリップのリング部を拡径するチューブクリップ拡径手段と、チューブの端部に予め施されたマーキングの位置と色を検出し、検出された位置が所定範囲内にあり、かつ検出された色が規定色のとき、出力を生じるマーキング検出手段と、作業員に操作されるとき、出力を生じるスイッチと、スイッチの出力が生じるとき、チューブクリップ拡径手段を作動させる一方、マーキング検出手段の出力が生じるとき、チューブクリップ拡径手段を停止させるコントローラとを備える。
特開2012−161892号公報
特許文献1記載の技術では、チューブクリップをチューブが挿入される貫通孔の周囲に形成された凹部(載置台)に収容すると共に、チューブクリップ拡径手段を作動させて凹部に収容されたチューブクリップのリング部を拡径する。その後、貫通孔にチューブが挿入され、マーキング検出手段の出力が生じるとき、即ち、チューブが所望の位置や角度にあることが検出されると、チューブクリップ拡径手段を停止させてチューブにチューブクリップを装着するように構成している。
しかしながら、特許文献1記載の技術では、凹部はリング部の外周を囲むように円形に形成されているため、チューブクリップ拡径手段によってリング部が拡径されると、リング部の外周が凹部に接触し、リング部と凹部とが干渉することがあった。一方、リング部と凹部とが干渉しないように凹部を大きく形成すると、チューブクリップをしっかりと固定できないという不都合がある。
この発明の目的は上記した課題を解決し、チューブクリップのリング部を拡径した場合であってもリング部が凹部と干渉することがなく、しかもチューブクリップを凹部にしっかりと固定できるようにしたチューブクリップ装着装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、弾性変形自在な線材を円形にしてなるリング部と、前記線材の両端が延長されてなる拡径クリップ部とからなるチューブクリップをチューブに装着するチューブクリップ装着装置において、前記チューブを挿入自在な貫通孔の周囲に形成される凹部に収容される前記チューブクリップの前記リング部を前記拡径クリップ部を介して拡径するチューブクリップ拡径手段を備え、前記チューブクリップ拡径手段によって前記リング部が拡径されるとき、前記凹部の一部が拡径方向に移動可能に構成した。
請求項2に係るチューブクリップ装着装置にあっては、前記貫通孔は、前記チューブを一端側から挿入自在な第1貫通孔と前記チューブを他端側から挿入自在な第2貫通孔とからなり、前記凹部は、前記第1貫通孔の周囲に形成される第1凹部と前記第2貫通孔の周囲に形成される第2凹部とからなり、前記チューブクリップ拡径手段は、前記第1凹部に収容された前記チューブクリップの前記リング部を拡径する第1チューブクリップ拡径手段と前記第2凹部に収容された前記チューブクリップの前記リング部を拡径する第2チューブクリップ拡径手段とからなると共に、作業員に操作されるとき、出力を生じるスイッチと、前記スイッチの出力が生じるとき、前記第1、第2凹部に収容された前記チューブクリップの向きを検出し、前記検出された向きがそれぞれ所定の向きであるとき、出力を生じるチューブクリップ向き検出手段と、前記第1貫通孔から挿入された前記チューブの一端側に施されたマーキングの位置と色を検出し、前記検出された位置が所定範囲内にあり、かつ前記検出された色が規定色のとき、出力を生じる第1マーキング検出手段と、前記第2貫通孔から挿入された前記チューブの他端側に施されたマーキングの位置と色を検出し、前記検出された位置が所定範囲内にあり、かつ前記検出された色が規定色のとき、出力を生じる第2マーキング検出手段と、前記チューブクリップ向き検出手段の出力が生じるとき、前記第1チューブクリップ拡径手段によって前記リング部を拡径させる一方、前記第1マーキング検出手段の出力が生じるとき、前記第1チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径を停止させると共に、前記第1マーキング検出手段の出力が生じて前記第1チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径が停止されたとき、前記第2チューブクリップ拡径手段によって前記リング部を拡径させる一方、前記第2マーキング検出手段の出力が生じるとき、前記第2チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径を停止させ、よって前記第1、第2チューブクリップ拡径手段によって前記チューブの一端側と他端側に交互に前記チューブクリップを装着させるコントローラとを備えるように構成した。
請求項3に係るチューブクリップ装着装置にあっては、前記コントローラは、前記第1マーキング検出手段の出力が生じて前記第1チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径が停止されてから前記第1マーキング検出手段の出力が生じなくなったとき、前記第2チューブクリップ拡径手段によって前記リング部を拡径させるように構成した。
請求項4に係るチューブクリップ装着装置にあっては、前記第1、第2凹部は、端部がテーパ状に形成されるように構成した。
請求項5に係るチューブクリップ装着装置にあっては、前記チューブクリップ向き検出手段は、前記チューブクリップの前記拡径クリップ部に光を照射して、その反射光を受光することにより前記第1、第2凹部に収容された前記チューブクリップの向きを検出するように構成した。
請求項6に係るチューブクリップ装着装置にあっては、前記コントローラは、前記チューブクリップ向き検出手段の出力が生じないとき、前記第1、第2チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径を停止させるように構成した。
請求項1にあっては、弾性変形自在な線材を円形にしてなるリング部と、線材の両端が延長されてなる拡径クリップ部とからなるチューブクリップをチューブに装着するチューブクリップ装着装置において、チューブを挿入自在な貫通孔の周囲に形成される凹部に収容されるチューブクリップのリング部を拡径クリップ部を介して拡径するチューブクリップ拡径手段を備え、チューブクリップ拡径手段によってリング部が拡径されるとき、凹部の一部が拡径方向に移動可能に構成したので、チューブクリップのリング部を拡径した場合であってもリング部が凹部と干渉することがなく、しかもチューブクリップを凹部にしっかりと固定することができる。
請求項2に係るチューブクリップ装着装置にあっては、貫通孔は、チューブを一端側から挿入自在な第1貫通孔と他端側から挿入自在な第2貫通孔とからなり、凹部は、第1貫通孔の周囲に形成される第1凹部と第2貫通孔の周囲に形成される第2凹部とからなり、チューブクリップ拡径手段は、第1凹部に収容されたチューブクリップのリング部を拡径する第1チューブクリップ拡径手段と第2凹部に収容されたチューブクリップのリング部を拡径する第2チューブクリップ拡径手段とからなると共に、作業員に操作されてスイッチの出力が生じるとき、第1、第2凹部に収容されたチューブクリップの向きがそれぞれ所定の向きであるとき、出力を生じるチューブクリップ向き検出手段と、第1貫通孔から挿入されたチューブの一端側に施されたマーキングの位置が所定範囲内にあり、かつマーキングの色が規定色のとき、出力を生じる第1マーキング検出手段と、第2貫通孔から挿入されたチューブの他端側に施されたマーキングの位置が所定範囲内にあり、かつマーキングの色が規定色のとき、出力を生じる第2マーキング検出手段と、チューブクリップ向き検出手段の出力が生じるとき、第1チューブクリップ拡径手段によってリング部を拡径させる一方、第1マーキング検出手段の出力が生じるとき、第1チューブクリップ拡径手段によるリング部の拡径を停止させると共に、第1マーキング検出手段の出力が生じて第1チューブクリップ拡径手段によるリング部の拡径が停止されたとき、第2チューブクリップ拡径手段によってリング部を拡径させる一方、第2マーキング検出手段の出力が生じるとき、第2チューブクリップ拡径手段によるリング部の拡径を停止させ、よって第1、第2チューブクリップ拡径手段によってチューブの一端側と他端側に交互にチューブクリップを装着させるコントローラとを備えるように構成したので、チューブの両端の正確な位置と角度にそれぞれチューブクリップを容易に装着することができる。即ち、従来はチューブの一端側にチューブクリップを装着した後、同じチューブの他端側にもチューブクリップを装着しなければならない場合、チューブを一旦装置から外し、チューブの他端側を再度装置に挿入して同様の操作を繰り返す必要があり、作業が煩雑になる不都合があった。しかし、上記のように構成することで、チューブの一端側にチューブクリップを装着した後、チューブを装置から完全に外すことなくチューブの他端側にもチューブクリップを容易に装着することができる。また、スイッチは操作開始時にのみ操作すれば良く、チューブの他端側にチューブクリップを装着する際に改めてスイッチを操作する必要はない。
請求項3に係るチューブクリップ装着装置にあっては、コントローラは、第1マーキング検出手段の出力が生じて第1チューブクリップ拡径手段によるリング部の拡径が停止されてから第1マーキング検出手段の出力が生じなくなったとき、第2チューブクリップ拡径手段によってリング部を拡径させるように構成したので、上記した効果に加え、チューブの両端の正確な位置と角度にそれぞれチューブクリップを容易、かつ確実に装着することができる。
請求項4に係るチューブクリップ装着装置にあっては、第1、第2凹部は、端部がテーパ状に形成されるように構成したので、上記した効果に加え、チューブクリップを容易に第1、第2凹部に収容することができる。
請求項5に係るチューブクリップ装着装置にあっては、チューブクリップ向き検出手段は、チューブクリップの拡径クリップ部に光を照射して、その反射光を受光することにより第1、第2凹部に収容されたチューブクリップの向きを検出するように構成したので、上記した効果に加え、第1、第2凹部に収容されたチューブクリップの向きを正確に判断することができる。
請求項6に係るチューブクリップ装着装置にあっては、コントローラは、チューブクリップ向き検出手段の出力が生じないとき、第1、第2チューブクリップ拡径手段によるリング部の拡径を停止させるように構成したので、上記した効果に加え、チューブクリップの向きが正しくセットされない限りチューブを挿入できないようにすることでチューブクリップの取り付けミスを防止することができる。
この発明の実施例に係るチューブクリップ装着装置の斜視図である。 図1に示すチューブクリップ装着装置を部分的に示す概略正面断面図である。 図2に示すチューブクリップの斜視図である。 図2に示すチューブクリップが装着されたチューブの斜視図である。 図1に示す第1、第2チューブクリップ拡径手段の説明図である。 図2に示すチューブクリップの第1のツマミに光が照射されている状態を説明するための説明図である。 図1に示すチューブクリップ装着装置の動作手順を示す動作説明図である。 図1に示すコントローラの制御動作を示すフロー・チャートである。
以下、添付図面に即してこの発明に係るチューブクリップ装着装置を実施するための形態について説明する。
図1はこの実施例に係るチューブクリップ装着装置の斜視図、図2はチューブクリップ装着装置を部分的に示す概略正面断面図である。また、図3はチューブクリップの斜視図、図4はチューブクリップが装着されたチューブの斜視図である。
最初に図3を使用して実施例に係るチューブクリップ装着装置が対象とするチューブクリップについて説明する。チューブクリップ12は弾性変形自在な金属材(線材)からなり、弾性変形自在な1枚の板ばねを環状に湾曲させたリング部12aと、リング部12aの両端部にリング部12aを拡径する拡径クリップ部12bが形成される。
拡径クリップ部12bは一端の一部分が延長され、方向外方に突出した第1のツマミ12b1と、他端が延長され、方向外方に突出すると共に、中央部分に第1のツマミ12b1が交差される係合穴12b2が穿設された第2のツマミ12b3とからなる。
チューブクリップ12は拡径クリップ部12bの両側から押圧、具体的には第1、第2のツマミ12b1,12b3が互いに近接する方向に押圧されるとき、リング部12aが拡径され、押圧から開放されるとき、弾性力によって復元されて図3に示す形状に復帰する。
チューブ14は車両の燃料系などに使用されるゴム製のチューブからなり、図3と図4に示すように、リング部12aの内径に相応した外径の円形断面を備える。チューブ14はチューブクリップ12の拡径クリップ部12bが押圧されてリング部12aが拡径されるとき、リング部12aに挿通され、拡径クリップ部12bが押圧から開放されると、リング部12aで挟持される。
また、チューブ14の両端の外壁にはチューブクリップ12の装着方向を示すマーキング16が施されている。具体的にはチューブ14の端部付近にチューブクリップ12の組み付け方向に応じて直径2mmから4mm程度の円形状の異なる色、例えば、黄色と白色のマーキング16が予め印されている。
以上を前提としてチューブクリップ装着装置(以下「装置」という)について説明すると、図1および図2に示すように、装置10は板状のベース部材20に設置される第1、第2基台22A,22Bと、第1、第2基台22A,22Bの上面にそれぞれ穿設されるチューブ14を挿入するための第1、第2貫通孔22Aa,22Baと、第1、第2貫通孔22Aa,22Baの周囲に形成されるチューブクリップ12を収容するための第1、第2凹部22Ab,22Bbとを備える。
また、装置10は第1、第2凹部22Ab,22Bbに収容されたチューブクリップ12の向きを検出し、検出された向きがそれぞれ所定の向きであるとき、出力を生じるチューブクリップ向き検出手段24(図1,2では見えず)と、第1、第2凹部22Ab,22Bbに収容されたチューブクリップ12のリング部12aを拡径する第1、第2チューブクリップ拡径手段26A,26Bと、第1貫通孔22Aaから挿入されたチューブ14の一端側に施されたマーキング16の位置と色を検出し、検出された位置が所定範囲内にあり、かつ検出された色が規定色のとき、出力を生じる第1マーキング検出手段28Aと、第2貫通孔22Baから挿入されたチューブ14の他端側に施されたマーキング16の位置と色を検出し、検出された位置が所定範囲内にあり、かつ検出された色が規定色のとき、出力を生じる第2マーキング検出手段28Bと、作業員の操作自在に設けられ、作業員に操作されるとき、出力を生じるスイッチ30とを備える。
さらに装置10はチューブクリップ向き検出手段24や第1、第2マーキング検出手段28A,28Bの出力状態をモニタし、これら出力状態に応じて第1、第2チューブクリップ拡径手段26A,26Bを制御するコントローラ32を備える。
第1、第2基台22A,22Bは直方体状に形成された樹脂性のブロック部材であり、それらの上面にはチューブ14を挿入するための第1、第2貫通孔22Aa,22Baが穿設され、第1、第2貫通孔22Aa,22Baの周囲にはさらにチューブクリップ12を収容するための第1、第2凹部22Ab,22Bbが形成される。また、第1、第2基台22A,22Bの内部には空洞部22Ac,22Bcが形成され、この空洞部22Ac,22Bcに第1、第2貫通孔22Aa,22Baを貫通したチューブ14が挿入されると共に、チューブ14に施されたマーキング16を検出するための第1、第2マーキング検出手段28A,28Bが設置される。
第1、第2貫通孔22Aa,22Baはチューブ14が挿入自在となるように、チューブ14の外径よりも僅かに大きな直径で構成された円形断面(第1、第2貫通孔22Aa,22Baの軸線方向に直交する断面が円形)の孔であり、第1、第2基台22A,22Bを貫通する。また、第1貫通孔22Aaにはチューブ14の一端側が挿入され、第2貫通孔22Baには同じチューブ14の他端側が挿入される。
第1、第2凹部22Ab,22Bbは第1、第2貫通孔22Aa,22Baの周囲に形成された所定深さ(第1、第2基台22A,22Bの上面、即ち、第1、第2貫通孔22Aa,22Baの入口部分(端部)からリング部12aのほぼ高さ分に相当する深さ)の円柱状または逆円錐状の溝(凹部)である。
この実施例では、第1、第2凹部22Ab,22Bbは入口部分から下方にいくに従って直径が小さくなる逆円錐状(テーパ状)に形成される。従って、第1、第2凹部22Ab,22Bbの入口部分の開口が広くなってチューブクリップ12を収容し易くなる。但し、第1、第2凹部22Ab,22Bbを必ずしもテーパ状にする必要はなく、端部から下方まで同じ径の円柱状の溝としても良いのはもちろんである。また、第1、第2凹部22Ab,22Bbの深さもリング部12aの高さ相当分よりも深くて良く、第1、第2基台22A,22Bを貫通しない限り、任意の深さに設定可能である。
また、第1、第2凹部22Ab,22Bbは一部、より具体的にはチューブクリップ12を外側(周囲)から支持する(囲う)第1、第2凹部22Ab,22Bbの壁面の一部が移動自在に構成される。図5は第1、第2チューブクリップ拡径手段26A,26Bの説明図であり、(a)は第1、第2凹部22Ab,22Bbに収容されたチューブクリップ12のリング部12aが拡径されていない状態を示し、(b)はリング部12aが拡径されている状態を示したものである。
図5(a)および(b)に示すように、第1、第2凹部22Ab,22Bbはそれぞれ第1、第2基台22A,22Bと一体形成され、リング部12aの外周の一部と第2のツマミ12b3を外側から壁面22Ab11,22Bb11によって支持する第1、第2チューブクリップ支持部22Ab1,22Bb1と、第1、第2基台22A,22Bとは別体として構成され、第1、第2チューブクリップ支持部22Ab1,22Bb1で支持されるリング部12aの外周の一部以外の外周部分を同じく外側から壁面22Ab21,22Bb21によって支持し、リング部12aが拡径されるとき、それに合わせて拡径方向(図5(b)の矢印の方向)に平行移動自在な第1、第2チューブクリップ受け部22Ab2,22Bb2とからなる。尚、第1、第2チューブクリップ受け部22Ab2,22Bb2はリング部12aの外周を支持する壁面の一部を構成するため、その厚さは第1、第2凹部22Ab,22Bbの深さとほぼ同一である。
第1、第2チューブクリップ受け部22Ab2,22Bb2は弾性部材(ばね)22Ab3,22Bb3を介して第1、第2基台22A,22Bに取り付けられる。弾性部材22Ab3,22Bb3は第1、第2チューブクリップ受け部22Ab2,22Bb2を拡径方向とは反対方向(図5(a)の矢印の方向)に付勢する。一方、リング部12aが拡径されるとき、第1、第2チューブクリップ受け部22Ab2,22Bb2は弾性部材22Ab3,22Bb3の付勢力に抗して拡径方向に移動する。このように、第1、第2チューブクリップ受け部22Ab2,22Bb2はリング部12aの径の変化に合わせて移動するので、リング部12aと第1、第2凹部22Ab,22Bbの壁面とが干渉することがなく、しかもチューブクリップ12を第1、第2凹部22Ab,22Bbにしっかりと固定することができる。
尚、チューブクリップ支持部22Ab1,22Bb1とチューブクリップ受け部22Ab2,22Bb2との間であって、第1のツマミ12b1が位置する付近には第1のツマミ12b1を押圧するプランジャ26Ab,26Bbが移動するためのプランジャ移動溝34が形成される。プランジャ26Ab,26Bbはこのプランジャ移動溝34を第1のツマミ12b1方向に移動することで、第1のツマミ12b1を押圧する。
チューブクリップ向き検出手段24は第1、第2凹部22Ab,22Bbに収容されたチューブクリップ12の上下の向き(図2において図面上下方向)を検出し、検出された向きがそれぞれ所定の向きであるとき、所定の信号を出力する(出力を生じる)。チューブクリップ向き検出手段24は光センサであり、チューブクリップ12の拡径クリップ部12b、具体的には第1のツマミ12b1に横方向(図2において図面横(左右)方向)から光を照射し、その反射光を受光することによりチューブクリップ12の上下の向きを検出する。
図6はチューブクリップ12の第1のツマミ12b1に光が照射されている状態を説明するための説明図である。
チューブクリップ12が第1、第2凹部22Ab,22Bbに正しい向きに収容されている場合、図6(a)に示すように、第1のツマミ12b1はチューブクリップ向き検出手段24側に位置するため、照射された光は直ちに第1のツマミ12b1に反射して戻ってくる。一方、チューブクリップ12が正しい向きに収容されていない場合、即ち、上下が逆向きに収容されている場合、図6(b)に示すように、チューブクリップ向き検出手段24側には第2のツマミ12b3が位置するため、照射された光は第2のツマミ12b3の係合穴12b2を通過してから第1のツマミ12b1に当たることになる。従って、チューブクリップ12が正しい向きに収容された場合に比べて反射光の戻ってくる時間が長くなる。このように、チューブクリップ12の向きによって反射光の戻ってくる時間が異なるため、チューブクリップ向き検出手段24はこれを検知してチューブクリップ12が正しい向きに収容されているか否かを判断することができる。尚、チューブクリップ向き検出手段24は第1、第2基台22A,22Bの内部に設置されており、外からは見えないようになっている。
図1および図2の説明に戻ると、第1、第2チューブクリップ拡径手段26A,26Bは第1、第2基台22A,22Bの側面に取り付けられ、それぞれエアシリンダ26Aa,26Baと、エアシリンダ26Aa,26Baの内部に収容されるプランジャ26Ab,26Bbと、エアシリンダ26Aa,26Baにエア(圧縮空気)を供給するコンプレッサ26Ac,26Bcとを備える。
エアシリンダ26Aa,26Baにコンプレッサ26Ac,26Bcからエアが供給されると、プランジャ26Ab,26Bbは前進し、図5(b)に示すように、チューブクリップ12の第1のツマミ12b1を押圧する。第2のツマミ12b3は、上記したようにチューブクリップ支持部22Ab1,22Bb1に支持されることから、プランジャ26Ab,26Bbが前進するにつれ、リング部12aを拡径する。プランジャ26Ab,26Bbはエアの供給が停止されると、拡径クリップ部12bの反発力によって初期位置に後退する。
第1、第2マーキング検出手段28A,28Bは第1、第2基台22A,22Bの内部(空洞部22Ac,22Bc)に設置され、赤色、青色、緑色の3色のLEDからなる発光素子がチューブ14のマーキング16に向けて図2の矢印の方向に照射されるようになっている。そして、3色それぞれの光の反射光を受光素子が受光し、それぞれの光の反射光の比率などからマーキング16の色を検出し、検出された色が予め設定された色であるとき出力を生じるように構成される。
また、照射される光のスポットサイズはマーキング16の直径とほぼ同一であるため、第1、第2マーキング検出手段28A,28Bは色を検出することにより、マーキング16の位置が所定範囲内にあるときのみ出力を生じる。
このように、第1、第2マーキング検出手段28A,28Bはチューブ14が挿入されてマーキング16の位置と色を検出し、検出された位置が所定範囲内にあり、かつ検出された色が規定色のとき、出力を生じるように構成される。換言すると、第1、第2マーキング検出手段28A,28Bはマーキング16が検出されなかったとき、もしくはマーキング16の色が設定された色と異なったときは出力を生じないように構成される。
第1、第2基台22A,22Bの付近には、チューブクリップ12の装着作業の開始指示を入力するスイッチ30が作業員の手動操作自在に設けられる。作業員がスイッチ30を操作する(押される)と、その旨の信号がコントローラ32に送られる(出力が生じる)。
コントローラ32はCPU、メモリなどを備えたマイクロコンピュータからなり、スイッチ30、チューブクリップ向き検出手段24、第1、第2マーキング検出手段28A,28Bおよび第1、第2チューブクリップ拡径手段26A,26B(コンプレッサ26Ac,26Bc)に接続される。
コントローラ32はスイッチ30の出力を検知すると、チューブクリップ向き検出手段24を作動させ、その後チューブクリップ向き検出手段24からの信号の有無により第1、第2凹部22Ab,22Bbに収容されたチューブクリップ12の向きがそれぞれ所定の向きであるか否かを判断する。
コントローラ32はチューブクリップ向き検出手段24の出力を検知すると、第1チューブクリップ拡径手段26Aのエアシリンダ26Aaにエアを供給してプランジャ26Abを作動させ、第1凹部22Abに収容されたチューブクリップ12のリング部12aを拡径させる。
その後、第1貫通孔22Aaからホース14が挿入されて第1マーキング検出手段28Aの出力を検知すると、第1チューブクリップ拡径手段26Aによるリング部12aの拡径を停止、具体的には第1チューブクリップ拡径手段26Aに対してエアの供給を停止させてプランジャ26Abの動作を停止させる。その結果、プランジャ26Abは拡径クリップ部12bの反発力(復元力)で初期位置に復帰させられると共に、チューブ14の所定位置にはチューブクリップ12が装着される。
次に、第1マーキング検出手段28Aの出力を検知して第1チューブクリップ拡径手段26Aによるリング部12aの拡径が停止されると、コントローラ32は第2チューブクリップ拡径手段26Bによって第2凹部22Bbに収容されたチューブクリップ12のリング部12aを拡径させる。そして、第2貫通孔22Baからホース14が挿入されて第2マーキング検出手段28Bの出力が検知されると、第2チューブクリップ拡径手段26Bによるリング部12aの拡径を停止させる。
このように、コントローラ32はチューブ14の一端側と他端側に交互にチューブクリップ12を装着可能なように第1、第2チューブクリップ拡径手段26A,26Bを制御する。
次に、装置10の動作について説明する。図7は装置10の動作手順を示す動作説明図であり、図8はコントローラ32の制御動作を示すフロー・チャートである。
以下説明すると、先ずS(ステップ)10においてスイッチ30が押されたか否か判断し(図7(a)参照)、否定されるときは次の処理には進まず、肯定されるときはS12に進み、第1、第2凹部22Ab,22Bbに収容されたチューブクリップ12の向きが所定の向きになっているか否かをチューブクリップ向き検出手段24の出力値より判断する。
S12で否定、即ち、チューブクリップ12が正しい向きに収容されていない、換言すると、チューブクリップ12の上下が反対に収容されているときは次の処理には進まず、肯定、即ち、チューブクリップ12が正しく収容されているときはS14に進み、第1チューブクリップ拡径手段26Aにより第1凹部22Abに収容されるチューブクリップ12のリング部12aを拡径する。
これにより作業員は第1貫通孔22Aaよりチューブ14を挿入して、第1凹部22Abに収容されたチューブクリップ12のリング部12aにチューブ14を挿通することができる(図7(b)参照)。
次いでS16に進み、第1マーキング検出手段28Aによって検出されたホース14の一端側のマーキング16の位置が所定範囲内にあり、かつ検出された色が規定色か否か判断し、否定されるときは次の処理には進まず、肯定されるときはS18に進んで第1チューブクリップ拡径手段26Aによるチューブクリップ12のリング部12aの拡径を停止、即ち、チューブ14の一端側にチューブクリップ12を装着する。
次いでS20に進み、第2凹部22Bbに収容されたチューブクリップ12を第2チューブクリップ拡径手段26Bにより拡径する。これにより作業員は第2貫通孔22Baよりチューブ14の他端側を挿入して、第2凹部22Bに収容されたチューブクリップ12のリング部12aにチューブ14を挿通することができる(図7(d)参照)。
ところで、この実施例では、上記の通り、第1貫通孔22Aaに挿入されたチューブ14の一端側に第1凹部22Abに収容されたチューブクリップ12が装着されると、それを検知して第2凹部22Bbに収容されるチューブクリップ12のリング部12aを拡径するようにしているが、例えばチューブ14の一端側にチューブクリップ12が装着された後、チューブ14が引き抜かれたことを検知(チューブ14のすべてが第1貫通孔22Aaから引き抜かれたという意味ではなく、チューブ14が所定距離引き抜かれた、換言すると、チューブ14が上方に所定距離だけ移動したことを検知するという意味である)したときに(図7(c)の矢印参照)第2凹部22Bbに収容されるチューブクリップ12のリング部12aを拡径するようにしても良い。特に第2貫通孔22Baにチューブ14の他端側を挿入するとき、チューブ14の長さの関係上、第1貫通孔22Aaに挿入されたチューブ14の一端側を所定距離引き抜かないとチューブ14の他端側が所望の位置に届かないという場合には、このような制御が有効である。
尚、チューブ14の引き抜きの検知は第1マーキング検出手段28Aで判断することができる。即ち、マーキング16を検知していた状態からマーキング16が検知できなくなったとき、チューブ14が引き抜かれたと判断することができる。但し、第1マーキング検出手段28Aとは別のセンサ等を設けてこれによりチューブ14の引き抜きを検知するようにしても良い。
作業員によって今度はチューブ14の他端側が第2貫通孔22Baより挿入されると、(図7(d)参照)、次いでS22にて第2マーキング検出手段28Bによって検出されたホース14の他端側のマーキング16の位置が所定範囲内にあり、かつ検出された色が規定色か否か判断し、否定されるときは次の処理には進まず、肯定されるときはS24に進んで第2チューブクリップ拡径手段26Bによるチューブクリップ12のリング部12aの拡径を停止してチューブ14の他端側にチューブクリップ12を装着する。
これにより、第2凹部22Bbに収容されたチューブクリップ12はチューブ14の他端側に装着される(図7(e)参照)。よってチューブ14の両端にはそれぞれチューブクリップ12が装着される。
以上の如く、この発明の実施例にあっては、弾性変形自在な線材(金属材)を円形にしてなるリング部12aと、前記線材の両端が延長されてなる拡径クリップ部12bとからなるチューブクリップ12をチューブ14に装着するチューブクリップ装着装置10において、前記チューブを挿入自在な貫通孔22Aa,22Baの周囲に形成される凹部22Ab,22Bbに収容される前記チューブクリップの前記リング部を前記拡径クリップ部を介して拡径するチューブクリップ拡径手段26A,26Bを備え、前記チューブクリップ拡径手段によって前記リング部が拡径されるとき、前記凹部の一部(チューブクリップ受け部22Ab2,22Bb2)が拡径方向に移動可能に構成したので、リング部12aを拡径した場合であってもリング部12aが凹部22Ab,22Bbと干渉することがなく、しかもチューブクリップ12を凹部22Ab,22Bbにしっかりと固定することができる。
また、前記貫通孔は、前記チューブを一端側から挿入自在な第1貫通孔22Aaと前記チューブを他端側から挿入自在な第2貫通孔22Baとからなり、前記凹部は、前記第1貫通孔の周囲に形成される第1凹部22Abと前記第2貫通孔の周囲に形成される第2凹部22Bbとからなり、前記チューブクリップ拡径手段は、前記第1凹部に収容された前記チューブクリップの前記リング部を拡径する第1チューブクリップ拡径手段26A(S14)と前記第2凹部に収容された前記チューブクリップの前記リング部を拡径する第2チューブクリップ拡径手段26B(S20)とからなると共に、作業員に操作されるとき、出力を生じるスイッチ30と、前記スイッチの出力が生じるとき、前記第1、第2凹部に収容された前記チューブクリップの向きを検出し、前記検出された向きがそれぞれ所定の向きであるとき、出力を生じるチューブクリップ向き検出手段24(S10,S12)と、前記第1貫通孔から挿入された前記チューブの一端側に施されたマーキングの位置と色を検出し、前記検出された位置が所定範囲内にあり、かつ前記検出された色が規定色のとき、出力を生じる第1マーキング検出手段28A(S16)と、前記第2貫通孔から挿入された前記チューブの他端側に施されたマーキングの位置と色を検出し、前記検出された位置が所定範囲内にあり、かつ前記検出された色が規定色のとき、出力を生じる第2マーキング検出手段28B(S22)と、前記チューブクリップ向き検出手段の出力が生じるとき、前記第1チューブクリップ拡径手段によって前記リング部を拡径させる一方、前記第1マーキング検出手段の出力が生じるとき、前記第1チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径を停止させると共に、前記第1マーキング検出手段の出力が生じて前記第1チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径が停止されたとき、前記第2チューブクリップ拡径手段によって前記リング部を拡径させる一方、前記第2マーキング検出手段の出力が生じるとき、前記第2チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径を停止させ、よって前記第1、第2チューブクリップ拡径手段によって前記チューブの一端側と他端側に交互に前記チューブクリップを装着させるコントローラ32(S12〜S24)とを備えるように構成したので、チューブ14の両端の正確な位置と角度にそれぞれチューブクリップ12を容易に装着することができる。即ち、従来はチューブ14の一端側にチューブクリップ12を装着した後、同じチューブ14の他端側にもチューブクリップ12を装着しなければならない場合、チューブ14を一旦装置から外し、チューブ14の他端側を再度装置に挿入して同様の操作を繰り返す必要があり、作業が煩雑になる不都合があった。しかし、上記のように構成することで、チューブ14の一端側にチューブクリップ12を装着した後、チューブ14を装置10から完全に外すことなくチューブ14の他端側にもチューブクリップ12を容易に装着することができる。また、スイッチ30は操作開始時にのみ操作すれば良く、チューブ14の他端側にチューブクリップ12を装着する際に改めてスイッチ30を操作する必要はない。
また、前記コントローラは、前記第1マーキング検出手段の出力が生じて前記第1チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径が停止されてから前記第1マーキング検出手段の出力が生じなくなったとき、前記第2チューブクリップ拡径手段によって前記リング部を拡径させるように構成したので、チューブ14の両端の正確な位置と角度にそれぞれチューブクリップ12を容易、かつ確実に装着することができる。
また、前記第1、第2凹部は、端部がテーパ状に形成されるように構成したので、チューブクリップ12を容易に第1、第2凹部22Ab,22Bbに収容することができる。
また、前記チューブクリップ向き検出手段は、前記チューブクリップの前記拡径クリップ部に光を照射して、その反射光を受光することにより前記第1、第2凹部に収容された前記チューブクリップの向きを検出するように構成したので、第1、第2凹部22Ab,22Bbに収容されたチューブクリップ12の向きを正確に判断することができる。
また、前記コントローラは、前記チューブクリップ向き検出手段の出力が生じないとき、前記第1、第2チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径を停止させるように構成したので、チューブクリップ12の向きが正しくセットされない限りチューブ14を挿入できないようにすることでチューブクリップ12の取り付けミスを防止することができる。
尚、実施例において、装置10には基台が2台(第1、第2基台22A,22B)設けられたが、基台は1台でも良く、その場合には一つの基台に第1、第2貫通孔22Aa,22Ba等が形成されることになる。
また、第1、第2貫通孔22Aa,22Ba、第1、第2チューブクリップ拡径手段26A,26B、第1、第2マーキング検出手段28A,28B等の設置場所などを具体的に示したが、同様の機能を発揮できるのであれば設置場所などはこれに限定されるものではない。
この発明によれば、弾性変形自在な線材を円形にしてなるリング部と、線材の両端が延長されてなる拡径クリップ部とからなるチューブクリップをチューブに装着するチューブクリップ装着装置において、チューブを挿入自在な貫通孔の周囲に形成される凹部に収容されるチューブクリップのリング部を拡径クリップ部を介して拡径し、リング部が拡径されるとき、凹部の一部が拡径方向に移動可能に構成したので、リング部を拡径した場合であってもリング部が凹部と干渉することがなく、しかもチューブクリップを凹部にしっかりと固定することができる。
10 チューブクリップ装着装置、12 チューブクリップ、12a リング部、12b 拡径クリップ部、14 チューブ、16 マーキング、22Aa 第1貫通孔、22Ba 第2貫通孔、22Ab 第1凹部、22Bb 第2凹部、22Ab2 第1チューブクリップ受け部、22Bb2 第2チューブクリップ受け部、24 チューブクリップ向き検出手段、26A 第1チューブクリップ拡径手段、26B 第2チューブクリップ拡径手段、28A 第1マーキング検出手段、28B 第2マーキング検出手段、30 スイッチ、32 コントローラ

Claims (6)

  1. 弾性変形自在な線材を円形にしてなるリング部と、前記線材の両端が延長されてなる拡径クリップ部とからなるチューブクリップをチューブに装着するチューブクリップ装着装置において、前記チューブを挿入自在な貫通孔の周囲に形成される凹部に収容される前記チューブクリップの前記リング部を前記拡径クリップ部を介して拡径するチューブクリップ拡径手段を備え、前記チューブクリップ拡径手段によって前記リング部が拡径されるとき、前記凹部の一部が拡径方向に移動可能に構成されることを特徴とするチューブクリップ装着装置。
  2. 前記貫通孔は、前記チューブを一端側から挿入自在な第1貫通孔と前記チューブを他端側から挿入自在な第2貫通孔とからなり、前記凹部は、前記第1貫通孔の周囲に形成される第1凹部と前記第2貫通孔の周囲に形成される第2凹部とからなり、前記チューブクリップ拡径手段は、前記第1凹部に収容された前記チューブクリップの前記リング部を拡径する第1チューブクリップ拡径手段と前記第2凹部に収容された前記チューブクリップの前記リング部を拡径する第2チューブクリップ拡径手段とからなると共に、作業員に操作されるとき、出力を生じるスイッチと、前記スイッチの出力が生じるとき、前記第1、第2凹部に収容された前記チューブクリップの向きを検出し、前記検出された向きがそれぞれ所定の向きであるとき、出力を生じるチューブクリップ向き検出手段と、前記第1貫通孔から挿入された前記チューブの一端側に施されたマーキングの位置と色を検出し、前記検出された位置が所定範囲内にあり、かつ前記検出された色が規定色のとき、出力を生じる第1マーキング検出手段と、前記第2貫通孔から挿入された前記チューブの他端側に施されたマーキングの位置と色を検出し、前記検出された位置が所定範囲内にあり、かつ前記検出された色が規定色のとき、出力を生じる第2マーキング検出手段と、前記チューブクリップ向き検出手段の出力が生じるとき、前記第1チューブクリップ拡径手段によって前記リング部を拡径させる一方、前記第1マーキング検出手段の出力が生じるとき、前記第1チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径を停止させると共に、前記第1マーキング検出手段の出力が生じて前記第1チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径が停止されたとき、前記第2チューブクリップ拡径手段によって前記リング部を拡径させる一方、前記第2マーキング検出手段の出力が生じるとき、前記第2チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径を停止させ、よって前記第1、第2チューブクリップ拡径手段によって前記チューブの一端側と他端側に交互に前記チューブクリップを装着させるコントローラとを備えることを特徴とする請求項1記載のチューブクリップ装着装置。
  3. 前記コントローラは、前記第1マーキング検出手段の出力が生じて前記第1チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径が停止されてから前記第1マーキング検出手段の出力が生じなくなったとき、前記第2チューブクリップ拡径手段によって前記リング部を拡径させることを特徴とする請求項2記載のチューブクリップ装着装置。
  4. 前記第1、第2凹部は、端部がテーパ状に形成されることを特徴とする請求項2または3記載のチューブクリップ装着装置。
  5. 前記チューブクリップ向き検出手段は、前記チューブクリップの前記拡径クリップ部に光を照射して、その反射光を受光することにより前記第1、第2凹部に収容された前記チューブクリップの向きを検出することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のチューブクリップ装着装置。
  6. 前記コントローラは、前記チューブクリップ向き検出手段の出力が生じないとき、前記第1、第2チューブクリップ拡径手段による前記リング部の拡径を停止させることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のチューブクリップ装着装置。
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