JP5966004B2 - カムシャフト及び該カムシャフト用のカム並びに該カムシャフトの製造装置及び製造方法 - Google Patents

カムシャフト及び該カムシャフト用のカム並びに該カムシャフトの製造装置及び製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の前提部に記載されているようなカムシャフト、及び、該カムシャフト用のカムに関するものである。また、本発明は、そうしたカムシャフトの製造装置及び製造方法に関する。
カムシャフトは、内燃機関において不可欠な部品である。カムシャフトは、少なくとも1つのカムが結合される(アイドル)シャフトを備えている。シャフトとカムとを結合するためには、通常、熱結合工程が使用される。この場合、シャフトとカムとの間の結合は、通常はカム穴の内側に配設されるカム結合面と、シャフト結合面とを介してなされる。この場合、カムシャフトを介して伝達可能なトルクが、カム結合面とシャフト結合面との間の摩擦によって制限されることが利点となる。
特許文献1によると、以下のような、内燃機関のバルブタイミングカムシャフトの製造方法が知られている。すなわち、円盤状に形成されたカムであって、特に、それぞれの中央部にて円形状に形成された、各カムのメインプレートに対して垂直な方向に延びる開口を有する複数のカムを、軸方向に沿って互いに離隔するように配置して、各カムの開口が互いに一直線上に並ぶように整列するステップと、カムに対し円形状の外形を有し、過冷却された状態では、その外径がカムの開口の内径よりも小径となる一方で、過冷却されていない状態では、その外径がカムの開口の内径よりも大径となるようなアイドルシャフトを過冷却するステップと、過冷却したアイドルシャフトを整列したカムの開口に挿入して、アイドルシャフトとカムとの間で熱平衡を引き起こして、アイドルシャフトとカムとを堅固に結合させてカムシャフトを構成するステップとを備えていて、カムの開口の内周面、及び/又は、アイドルシャフトの外周面が、カムをアイドルシャフトに挿通した状態にあるときにカムの開口によって囲まれる部分に、レーザーアブレーションによって形成された凹凸パターンを有している。
独国特許出願公開第102009060352号明細書
本発明は、一般的なカムシャフトに関するものであり、特に、従来よりも安価に製造できることによって特徴付けられる、改良された、又は代替となる態様を提供することを課題とするものである。
本発明によると、上記課題は、独立請求項の主題によって解決される。有利な態様は、従属請求項の主題である。
本発明は、熱的な手法で結合される、カムとカムシャフトとの間の結合部において、カム結合面及び/又はシャフト結合面をその周方向において部分的に粗くすることによって、こうした結合部を支持するという基本概念に基づくものである。本発明によると、カム結合面及び/又はシャフト結合面が、該結合面の周方向の一部である荷重作用領域のみで、粗くされているか、又は、レーザーによって形成可能な、所定の表面粗さに粗くされた粗面部を有している。勿論、レーザーに代えて、ショットピーニングや化学反応によって、個々の領域を粗くすることも考えられる。カム結合面及び/又はシャフト結合面の周方向の一部のみにおいて、それぞれの荷重作用領域を粗くすることによって、粗くするのに要する労力、ひいてはサイクルタイムが多大に低減され、それによって、カムシャフトの組み立てを早めることができる。サイクルタイムの低減は、特に、結合面全体を粗くしなくてもよい、すなわち、レーザー等によって、結合面を部分的に粗くすればよく、その結果、一秒あたりの粗面化工程の合理化が可能となり、それによって、サイクルタイムの短縮が可能となる、という事実に基づく。参考形態として、カムシャフトに結合される部品として、カムに代えて、信号生成ホイール、プラグ、ギヤ、駆動要素若しくは出力要素、接続部品、調整要素、アライメント要素、組立補助要素、軸受リング、又はスリーブとして構成される部品を用いることもできる。同様に参考形態として、上記のような部品を、カムシャフトとして構成される特定のシャフトではなく、一般的なシャフトに結合することも考えられる。したがって、参考形態において、“カムシャフト”という用語を、“シャフト”という用語に置換することが常時可能であり、同様に、“カム”という用語を、“部品”という用語に置換又は一般化することが常時可能である。
本発明に係る解決策の有利な改良によると、上記所定の表面粗さ(十点平均粗さ)は、約2μmRz以上25μmRz以下に設定される。表面粗さの大きさを厳密に設定することによって、伝達可能なトルクの大きさも厳密に設定することができる。それと同時に、その粗さによって、加熱したカムの温度が保持される期間を短縮し、ひいてはサイクルタイムを低減することもできる。
ム結合面及び/又はシャフト結合面が、該カムのカムノーズ部に対応する、周方向に約20°〜140°の角度で広がる領域、及び/又は、その反対側のベース円部に対応する、周方向に約20°〜140°の角度で広がる領域で粗くされるならば有利になる。特に、カムノーズ部(カム山部)に対応する領域、つまり、カム先端部に対応する領域、及び/又はその反対側に位置するベース円部に対応する領域では、垂直力が増大するため、これらの箇所に所定の表面粗さを与えることによって、高いトルク伝達性能が確実に保証されるようになる。
上記態様に加えて、又は、上記態様に代えて、カムシャフト結合面及び/又はシャフト結合面が、該結合面の互いに軸方向に離れた両端部における周方向の一で、粗くされるようにしてもよい。この場合、カム結合面及び/又はシャフト結合面における個々の端部における周方向の一部のみが、特にレーザーによって粗くされる。より詳細には、こうした端部の接触圧が最も高くなるため、この接触圧により生じる大きな垂直力によって、トルク伝達性が高められる。部分的に粗くすることによって、一秒当たりの粗面化工程を著しく短縮することができるから、それによって、サイクルタイムを低減することができる。勿論、個々の結合面における多くの異なる領域に、多くの異なる表面粗さを与えることも可能である。その上、荷重が高くなればなる程、より大きな表面粗さを与えるように、上記表面部の上記領域にかかる個々の荷重の値に、所定の表面粗さの大きさを適合させることも考えられる。
レーザーにより形成された粗面部が、カムシャフトの中心軸に対して、平行な方向、横方向、又は斜め方向に延びるように整列した加工軌跡を有していれば有利である。特に、所定の表面粗さの加工軌跡が、カムシャフトの中心軸に対して平行に整列している場合には、レーザービームによって粗くされかつ同時に硬化された加工軌跡に沿ってカムをスライドさせることが容易になり、それと同時に、カムシャフトブランク、つまり未加工のカムシャフトや、通常のシャフトを使用することもできる。これにより、軸方向に沿って結合させるのが容易であるにも拘らず、トルクの伝達に際し、荷重が作用する方向は変わるため、カムとシャフトとの間で高いトルクを伝達することができる。レーザーを用いることによって、粗面部の領域であっても比較的高い硬度を有する粒状構造を得ることができる。特に、比較的軟らかいカム又はシャフトの場合には、この粒状構造によって、より大きなトルクを伝達することを意図した、より高い硬度を有する表面構造が形成される。レーザー照射後に比較的素早く冷却することによって、表面構造の硬化を、さらに促進させることができる。
所定のレーザー出力を用いることによって、所定の表面粗さ、ひいては所定のトルク伝達性能を得ることができる。レーザー出力を変化させること、又は強めることに加えて、加工軌跡又は加工領域内に繰り返しレーザーを照射することも考えられる。そうすることによって、取り分け精密な方法で、所望の硬度に設定することができる。上記加工軌跡によって、例えば、格子縞模様、菱形模様又は矩形模様等の加工模様を形成することも原理的に可能である。
本発明に係る解決策の有利な改良によると、上記カムは、圧入及び/又は熱嵌めによってシャフトに結合され、上記カムが熱嵌めによりシャフトに結合される特定の場合、カムが加熱される。従来の熱嵌めでは、通常、シャフトが冷却され、及び/又はカムが加熱される。しかし、ここでは、カムのみが加熱され、その後、このカムに対応するシャフト又はカムシャフトに嵌め入れられる。勿論、熱による前処理をせずに、圧入のみを使用することも考えられる。
さらに、本発明は、シャフトと、該シャフトに、特に熱的な手法で結合されたカムであって該シャフトの結合面に、該カムの結合面を介して結合された少なくとも1つのカムとを備えたカムシャフトの製造装置を提供する、という基本概念に基づくものである。本発明に係る製造装置は、上記シャフトを移動させるための送りユニットと、カムを加熱するとともに、該カムを組立工程中に固定するための保持・加熱装置とを備える。加えて、上記シャフトを上記カムに対してスライドさせる直前に、カム結合面及び/又はシャフト結合面の周方向において部分的に、表面粗さが粗くされた粗面部を形成するためのレーザーを更に備える。ここで、カムが、予めシャフト上に通されていて、結合幅をわずかに上回る程度に、つまり、カムの幅をわずかに上回る程度にシャフトを移動させることが考えられる。シャフト上における全ての結合箇所、つまり、全てのシャフト結合面にレーザーが照射され、それから、カムがシャフト上の結合面に沿ってスライドされるか、又は、その逆にシャフトがカムに対してスライドされる。この工程によって、カムが、シャフトの結合面を通過してしまう事態を防止することができる。
本発明に係るさらに有利な態様及び利点は、従属項の記載、図面、及び図面を用いた説明より得られる。
上述の特徴、及び以下で説明される特徴は、説明される特定の組み合わせによってのみ使用できるのではなく、本発明の適用範囲を逸脱しない限りは、他の組み合わせ、又は単体で使用できることが理解されよう。
参考形態に係るカムシャフトと、該カムシャフトに結合されるカムと、双方の結合面の互いに軸方向に離隔した両端部において、リング状に形成された粗面部とを示す概略図である。 部分的に配設された粗面部の別の態様を示す図1相当図である。 トルク伝達性を向上可能な、粗面部の種々の異なる態様を示す概略図である。 横方向に沿って延設され、カムのスライド及びトルクの伝達の為に供される加工軌跡を備えた、本発明に係るカムシャフトを示す概略図である。 本発明に係るカムシャフトを製造するための各ステップを示す説明図である。 本発明に係るカムシャフトを製造するための各ステップを示す説明図である。 本発明に係るカムシャフトを製造するための各ステップを示す説明図である。 本発明の更なる利用可能領域を示す概略図である。 レーザーにより形成された粗面部を示す図であって、個々のレーザー被照射部によって形成された粗面部と、個々のレーザー被照射部の中心が互いにずれかつ個々のレーザー被照射部が互いに重なるように配設されている様子とを示す拡大図である。 回転方向に沿って設けられた加工軌跡を示す図7相当図である。 図8の加工軌跡の更なる態様を顕微鏡で見て示す詳細図である。 粗面部を構成するレーザー被照射部の断面を顕微鏡で見て示す拡大図である。
本発明の好ましい標準的な態様が図面に示され、以下の説明でさらに詳細に説明され、同じ又は類似の若しくは機能的に同じ部品には、同じ符号を付している。
図1及び図2に示すように、本発明に係るカムシャフト1は、ここでは図示しない内燃機関に供されるものであり、シャフト2と、少なくとも1つの部品3(本実施形態ではカム4)とを備えている。この部品3は、特に、上記シャフトに熱的な手法で結合されていて、部品の結合面5を介してシャフトの結合面6に結合可能に構成されている。本発明によると、この部品の結合面5及び/又はシャフトの結合面6が、その周方向の一部である荷重作用領域のみで、つまり、例えば、カムノーズ部、又はその反対側に位置するベース円部に対応する部分的な領域で、所定の表面粗さに粗くされた粗面部7を有している。こうした粗面部は、特に、レーザーによって形成される。所定の表面粗さは、2μmRz以上25μmRz以下であり得る。
一般に、部品3は、この場合はカム4として構成するが参考形態として、例えば、信号生成ホイール、プラグ、軸受リング、チェーン若しくはベルトホイール、ギヤホイール、駆動要素若しくは出力要素、接続部品、調整要素、アライメント要素、組立補助要素又はスリーブとして構成することも、勿論考えられる。上記したように、カムの結合面5及び/又はシャフトの結合面6が、カムノーズ部、つまりカム先端部に対応する、周方向に約20°〜140°(好ましくは、約50°〜120°)の角度で広がる領域、及び/又は、その反対側に位置するベース円部に対応する、周方向に約20°〜140°(好ましくは、約20°〜90°)の角度で広がる領域で、粗くされていれば好ましい。
図1に示されている参考形態に係る結合面5,6を見ると、該結合面の互いに軸方向に離隔した両端部において、周方向に沿ってリング状に粗くされていることが見て取れよう。これに代えて、例えば、図2及び図3に示すように、カム4の軸方向の全幅に亘って粗面部7を設けることもできる。しかし、この場合でも、結合面5又は結合面6の全体に亘って粗くするのではなく、そのうちの特定の領域のみが粗くされる。例えば図3に示すように、左端に図示した参考形態に係る粗面部7が図1と同様にリング状に形成されている一方、図3における本実施形態に係る2番目の図では、こうしたリング状の粗面部7は、赤道周辺で途絶えている。
カム4のカムシャフト1への結合、又は、部品3のシャフト2への結合は、単なる圧入、又は、熱嵌めにより実行可能であり、後者の場合、カム4、つまり部品3は前もって熱せられる。例えば、軸方向の端部領域のみを粗くすることは、この端部領域では、傾斜等によって引き起こされるような、最も高い接触圧が生じるため、最も高いトルクが伝達される、という利点がある。使用される全てのシャフト2又はカムシャフト1を仕上げ加工することができるし、未加工とすることもできる。
図4を見ると、カムシャフトの中心軸8に沿って平行に延びるように粗くされた加工軌跡9が見て取れる。この加工軌跡9に沿ってカム4がスライドされる。シャフトの結合面6及び/又は部品の結合面5には、トルクを伝達するために必要な所定の表面粗さに粗くされた粗面部7が追加して設けられる。
図4によると、加工軌跡9は、カムシャフトの中心軸8に沿って平行に延びているが、この加工軌跡9を、該中心軸8に対して斜めに延設することもできる。或いは、粗面部7は、結合面5,6の領域において、カムシャフトの中心軸8が延びる方向に対して平行な方向、横方向又は斜め方向に延びる加工軌跡9を有していてもよい。また、加工軌跡9は、スライド用軌跡18として構成することも可能であり、さらに、オイル溜めとして供することもできる。ここで、ハーフシャフト、つまり、特に、未研磨のシャフトや、未加工のシャフトを用いることもできる。また、組み立てを容易にするために、部品の結合面5及び/又はシャフトの結合面7上に、軸方向に対して平行に延びる加工軌跡を形成することもできる。この場合、カムシャフト1上でのカム4のスライドは、押付力によって実行されるが、結合面5,6の領域に設けられた粗面部7が、トルクの伝達性を確保する。
一般に、部品3は、カム4として形成することが可能であって、その場合の部品3は、内周面が切削されかつレーザーにより形成された構造の粗面部7を有するカムシートとして形成された結合面5を備え得る。このカムシートには、周方向に沿って延びる切削軌跡(切削経路)が設けられていて、この切削軌跡は、特定の限度内に収まるよう調整可能な深さ及び幅などを有している。機械加工により製造されたそのような基礎構造において、条片/加工軌跡9に追加されるレーザーによる構造は、切削経路に対し横方向に延びるように(切削経路に対して0〜90°の角度をなして延びるように)組み入れられ、断面を見たときに、数多くのピーク突起(詳細については、図2を参照)を有する、格子縞状/菱形状/矩形状模様となるように形成される。この場合、切削経路に対する角度、加工軌跡9間の距離、及びその深さを変更することもできる。一般に、カム4を組み立てるとき、そうした外形を取ることによって、トルクの伝達性を可能な限り向上させることができる。実際に接触する面積が減少するため、圧入時の表面圧が増大する。そうした尖った構造は、カムシャフトの表面部に設けられる粗面部7に対し良好に「噛み合う」。
図6を見ると、部品3に、構造要素16が結合されていることが見て取れる。部品3には、部品結合面5′が配設され、及び/又は、構造要素16には、構造要素結合面17が配設されている。これらの結合面は、構造要素16の部品3への結合により互いに接触し、部品結合面5′及び/又は構造要素結合面17は、少なくとも荷重作用領域において、所定の表面粗さに粗くされた粗面部7を有している。構造要素16及び部品3は、ねじ19を介して互いに結合可能である。各要素2,3,16の前面側又は外周面側に、部品結合面5,5′及び/又はシャフト結合面6及び/又は構造要素結合面17を配設することもできる。
図5A〜図5Cには、カムシャフト1上にカム4を組み立てるための製造方法を図示している。最初に、第1のステップ、つまり図5Aによると、カム4は、カムシャフト1上(又は一般的なシャフト2上)でスライドされるか、或いは、これに先だって、保持・加熱装置12(図5Bを参照)によって予め加熱される。その後、図5Bに示すステップでは、カムシャフト1を製造するための装置10に配置されたレーザー11によって、シャフト結合面6の領域に粗面部7が形成される。これに続いて、図5Cに示すステップでは、カムシャフト1(又は一般的なシャフト2)が、送りユニット13によって移動させられて、カム4(又は部品3)の結合面5でシャフト結合面6を覆うように位置付けされる。
一般に、粗面部7は、相互に擦れ合う部材(つまり部品3及びシャフト2)の一方又は双方に配設することが可能であり、このとき、同一の又は異なる表面粗さの粗面部7を形成することが考えられる。こうした粗面部7は、例えば、異なるレーザー出力を有するレーザー、異なる化学処理工程、又は、例えば、鉄、ガラス若しくはコランダム(鋼玉)等の材質をショットピーニング材とした、異なるショットピーニング方法によって実現することができる。
しかし、粗面部7を形成するためのレーザー11は、単に、該粗面部7の形成に適用することができるばかりでなく、一般的に、シャフト2、又はカムシャフト1を、それぞれ清掃することもできる。レーザーを照射することで、硬化を施すこともできる。この硬化によって、特に、比較的軟らかいシャフト2又は部品3に対し、より大きなトルクを伝達することができるような、より強固な表面構造がもたらされる。より高い硬化は、例えば、速やかな冷却を施すことによって促進することができる。
一般に、部品3、特にカム4を、質量百分率で少なくとも0.6%の炭素を含有する金属で形成することができる一方、シャフト2は、それよりも炭素含有量が少ない材質で形成する。カム4(又は部品3)のための材質としては、例えば、100Cr6、C60、C45といった、特に、硬化に適したスチール、A1100,1200,1300,1500といった焼結材料、又はEN GJL 250、EN GJS 700といった鋳物材料であればよい。一般に、部品3に、空気焼入鋼を用いることもできる。しかし、シャフト2に対しては、特に、E335及びC60Eといった低炭素鋼を考慮にいれることができる。
トルクの伝達性を向上できるようにするべく、部品結合面5,5’及び/又は構造要素結合面17には、レーザー11によって形成されかつ硬化された粗面部7が設けられる。この粗面部7は、特に、個々のポイント状のレーザー被照射部(穴)20で構成される複数の軌跡21を備えていて、個々のレーザー被照射部20の中心が、互いにずれて配設されている。そして、個々のレーザー被照射部20は、図7乃至図9に示すように、互いに重なり合うように配設されている。勿論、シャフト接合面6に、レーザー11によって形成されかつ硬化されるような粗面部7を設けることも考えられ、この場合、シャフト2は、レーザー11によって、粗面部7を形成する前に硬化される。
図7に示すように、シャフト2の捩り方向23は、軌跡21が進む方向に対して垂直な方向であり、この場合、特に、軌跡21のエッジ/角部24が、捩りモーメントを可能な限り最大限に強める。これとは対照的に、図8に示すシャフト2の捩り方向23は、軌跡21が進む方向に対して平行な方向であり、これによって、すべり抵抗が増大するにつれて、トルクの伝達性も向上するようになる。したがって、シャフト2と部品3との間のトルクの伝達性及びすべり抵抗は、レーザーによる穴の穿設の最中に立ち上がるエッジ24によって、強められる(図7乃至図10参照)。このエッジ24は、通常、部品3又はカム4上に配設され、シャフト2に結合している最中に、該シャフト2に埋め込まれる。この埋め込みは、シャフト2の材質が部品3の材質よりも柔らかであれば可能である。
図7乃至図10に示すように、粗面部7、例えばレーザー被照射部20は、部品3又はカム4に、形成される。勿論、レーザーによるシャフト2への穴の穿設、及びシャフト2上へのエッジ24の生成も可能であって、このためには、シャフト2は、レーザーによる穴の穿設の最中に順次硬化されるように、初めに浸炭されていなければならない。このことは、特に、多数の部品3又は複数のカム4ではなく、単体の部品つまりシャフト2を機械加工すればよい、という点で有利である。一般に、レーザーにより穴を穿設した場合、及びシャフト2を予め浸炭した場合には、トルクを約135N・mから225N・mに増大させることができる。そして、部品3に対しレーザーにより穴を穿設した場合には、さらに、トルクを325N・mに増大させることができる。これは、100%以上の増大に相当する。この場合の捩りモーメントは、部品3がシャフト2上を滑り始めたときのモーメントであることが理解されよう。
レーザーによる上記構造の、(シャフト上及び/又はカム上の)カムシートは、現在のところ、シャフト2に対し熱的な手法で結合されるカム4の捩りモーメントを著しく増大させるための方法として、将来的に最良の方法になると考えられている。それと同時に、更なる試験をしている最中に、捩りモーメントを効率良く増大させることに焦点が当てられた。カム4のみをレーザー11により上記構造にするならば、より大きな捩りモーメントが得られることが判った。シャフト2を上記構造にする一方で、カム4を上記構造にしないならば、従来の純粋な熱嵌めと比較して、より大きな捩りモーメントが得られるものの、そうして得られる捩りモーメントは、カム4をレーザーにより上記構造にする場合ほど大きくはならい。このことは、カム/シャフトに使用される材質の組み合わせに起因している。カム4の材質としては、高炭素鋼(例えば、C60及び100Cr6等)を使用すべきである。何故ならば、高炭素鋼によると、このスチールは、シャフト2に使用されるE335スチールよりも硬化に適しているからである。レーザーにより上記構造にする際には、大量のエネルギーが局所的に導入されるから、それによって、立ち上がり構造が施される領域、つまり、特に、エッジ24に、ミクロ的に硬化が施されることになる。このため、カム4のエッジ24(出っ張り)が、シャフト2を上記構造にする場合と比較して、シャフト2に対しより深く埋め込まれるような構造になる。
また、個々のレーザー被照射部20、又は互いに部分的に重なり合ったレーザー被照射部20(図7乃至図9を参照)を設けることによって、連続的な“レーザー軌跡”と比較して、対向する面に埋め込むことが可能な逆棘構造を、表面上により多く形成することができるから、捩りモーメントが増大する、ということが明らかになった。

Claims (16)

  1. シャフト(2)と、該シャフトに結合されたカムであって該シャフトの結合面(6)に、該カムの結合面(5)を介して結合された少なくとも1つのカム(4)とを備えた内燃機関用のカムシャフト(1)であって、
    上記カムの結合面(5)及び上記シャフトの結合面(6)の少なくとも一方の結合面がが、該結合面の周方向の一部である荷重作用領域のみで、所定の表面粗さに粗くされた粗面部(7)を有していることを特徴とするカムシャフト。
  2. 請求項1記載のカムシャフトにおいて、
    上記所定の表面粗さが約2μmRz以上25μmRz以下であること、及び、
    上記粗面部が、レーザー、機械加工、又は、化学的手法によって上記所定の表面粗さとされること、
    の少なくとも一方が満たされていることを特徴とするカムシャフト。
  3. 請求項1又は2記載のカムシャフトにおいて、
    記カムの結合面(5)及び上記シャフトの結合面(6)の少なくとも一方の結合面が、カムノーズ部(14)に対応する、周方向に約20°〜140°の角度で広がる領域、及び、その反対側に位置するベース円部(15)に対応する、周方向に約20°〜140°の角度で広がる領域の少なくとも一方の領域で、上記粗面部を有していることを特徴とするカムシャフト。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のカムシャフトにおいて、
    記カムの結合面(5)及び上記シャフトの結合面(6)の少なくとも一方の結合面が、該結合面の互いに軸方向に離隔した両端部における周方向の一部で、上記粗面部を有していることを特徴とするカムシャフト。
  5. 請求項2記載のカムシャフトにおいて、
    レーザーにより形成された上記粗面部(7)が、上記カムシャフトの中心軸(8)に対して、平行な方向、横方向、又は斜め方向に延びるように整列した加工軌跡(9)を有すること、及び、
    上記カムの結合面(5)と上記シャフトの結合面(6)とが、異なる表面粗さを有していること、
    の少なくとも一方が満たされていることを特徴とするカムシャフト。
  6. 請求項記載のカムシャフトにおいて、
    上記加工軌跡(9)は、加工模様を形成し、
    上記加工軌跡の各々は、上記カムシャフトの中心軸(8)に対して0°〜90°の角度をなして延びるように配設されていることを特徴とするカムシャフト。
  7. 請求項1〜のいずれか1つに記載のカムシャフトにおいて、
    上記カム(4)は、圧入及び熱嵌めの少なくとも一方により、上記シャフトに結合され、
    記カム(4)が熱嵌めにより上記シャフトに結合される場合に、該カムが加熱されることを特徴とするカムシャフト。
  8. 請求項1〜のいずれか1つに記載のカムシャフトにおいて、
    上記カム(4)に、構造要素(16)が結合され、
    上記カム(4)上に設けられた結合面(5′)と、上記構造要素(16)上に設けられた結合面(17)とが、上記構造要素(16)の上記カムへの結合により互いに接触し、
    上記カム(4)の結合面(5′)及び上記構造要素(16)の結合面(17)の少なくとも一方の結合面が、少なくとも荷重作用領域を含む領域で、所定の表面粗さに粗くされた粗面部(7)を有していることを特徴とするカムシャフト。
  9. 請求項記載のカムシャフトにおいて、
    上記構造要素(16)及び上記カム(4)は、ねじ(19)を介して互いに結合されていることを特徴とするカムシャフト。
  10. 請求項又は記載のカムシャフトにおいて、
    上記カムの結合面(5,5′)、及び/又は、上記シャフトの結合面(6)、及び/又は、上記構造要素の結合面(17)は、各々の前面側又は外周面側に配設されていることを特徴とするカムシャフト。
  11. 請求項10のいずれか1つに記載のカムシャフトにおいて、
    上記カム(4)は、質量百分率で少なくとも0.6%の炭素を含有する金属で形成され、
    上記シャフト(2)は、上記カムよりも炭素含有量が少ない材質で形成され、
    上記カムの結合面(5,5′)、及び/又は、上記シャフトの結合面(6)、及び/又は、上記構造要素の結合面(17)が、レーザー(11)により形成されかつ硬化された粗面部(7)を有し、
    上記シャフト(2)は、上記所定の表面粗さとされる前に、上記レーザーにより硬化されることを特徴とするカムシャフト。
  12. 請求項11記載のカムシャフトにおいて、
    上記レーザー(11)により形成されかつ硬化された粗面部(7)が、個々のポイント状のレーザー被照射部からなる軌跡(21)を有し、上記各レーザー被照射部の中心(22)が互いにずれかつ上記個々のレーザー被照射部が互いに重なっていること、及び、
    上記シャフト(2)がE335スチールからなり、上記カムがC60又は100Cr6からなること、
    の少なくとも一方が満たされていることを特徴とするカムシャフト。
  13. 請求項1〜12のいずれか1つに記載のカムシャフト(1)用のカムであって、
    上記カムの結合面(5)が、該結合面の周方向の一部である荷重作用領域のみで、所定の表面粗さに粗くされた粗面部(7)を有していることを特徴とするカム
  14. 請求項13記載のカムにおいて、
    上記カムの結合面(5)及び上記シャフトの結合面(7)の少なくとも一方の結合面に、軸方向に沿って平行に延びる加工軌跡(9)が、組み立てを簡単にするために設けられていること、及び、
    カムの結合面(5)が、内周面が切削されかつレーザーによる加工軌跡(9)を有するカムシートとして形成されていること、
    の少なくとも一方が満たされていることを特徴とするカム。
  15. シャフト(2)と、該シャフトに結合されたカムであって該シャフトの結合面(6)に、該カムの結合面(5)を介して結合された少なくとも1つのカム(4)とを備えたカムシャフト(1)の製造装置(10)であって、
    上記シャフト(2)を移動させるための送りユニット(13)と、
    上記カム(4)を加熱するとともに、該カム(4)を組み立て工程中に固定するための保持・加熱装置(12)と、
    上記シャフト(2)を上記カム(4)に対してスライドさせる直前に、上記カムの結合面(5)及び上記シャフトの結合面(6)の少なくとも一方の結合面の周方向において部分的に、表面粗さが粗くされた粗面部(7)を形成するためのレーザー(11)とを備えていることを特徴とするカムシャフトの製造装置。
  16. シャフト(2)と、該シャフトに結合されたカムであって該シャフトの結合面(6)に、該カムの結合面(5)を介して結合された少なくとも1つのカム(4)とを備えたカムシャフト(1)の製造方法であって、
    供給ユニット(13)により上記シャフト(2)を移動させる工程と、
    保持・加熱装置(12)により、上記カム(4)を予め加熱するとともに、該カム(4)を組み立て工程中に固定する工程と、
    上記シャフト(2)を上記カム(4)に対してスライドさせる直前に、レーザー(11)により、上記カムの結合面(5)及び上記シャフトの結合面(6)の少なくとも一方の結合面の周方向において部分的に、表面粗さが粗くされた粗面部(7)を形成する工程とを含むことを特徴とするカムシャフトの製造方法。
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