JP5957349B2 - ゴミ搬送システム - Google Patents

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Description

ここに開示する技術は、ゴミ搬送システムに関し、特に高層建築物において、各フロアから排出されるゴミ収容体を、縦搬送装置と横搬送装置とによって、ゴミ処理室にまで搬送するためのゴミ搬送システムに関する。
特許文献1には、例えばオフィスビル等の高層建築物の各フロアから排出されるゴミを収集して、地階のゴミ処理室まで無人で搬送する無人搬送システムが記載されている。この無人搬送システムは、建物内の各フロアに設置されかつ、利用者によってゴミが捨てられる専用ゴミコンテナと、建物内を移動して専用ゴミコンテナを収集及び搬送する無人搬送車と、無人搬送車によって搬送された専用ゴミコンテナ内のごみを分別してドラム等に収容するゴミ処理室とを備えて構成される。無人搬送車は、人が活動をしていない夜間等に、エレベータも利用しながら、ビル内の廊下等を移動して専用ゴミコンテナを収集及び搬送するように構成されている。こうした無人搬送車を利用したゴミ搬送システムは、例えばコンベア等の搬送設備を省略して、比較的簡易にシステムを構築することができるという利点がある。
特開平7−223705号公報
特許文献1に記載されているような無人搬送車は、オフィスビル等においては、夜間に人が活動をしないため、ビル内を自由に移動することが可能である。但し、システムの稼働時間は、夜間だけに限定されるという不都合がある。これに対し、例えばマンション等の高層建築物においては、夜間であっても、人が活動をしている可能性があることから、無人搬送車がマンション内の廊下を走行したり、エレベータを利用したりすることは、通常、困難である。従って、特許文献1に記載されているような搬送システムは、マンション等に適用しようとしても、稼働時間をほとんど確保することができない。
そこで、マンション等の、人が居住するような高層建築物におけるゴミの収集システムとしては、各フロアから排出されるゴミは、フロアを貫通するように上下に延びて設置されたシュートを通じて地階に集めるようにして、無人搬送車は、その地階のみで走行し、ゴミをゴミ処理室にまで搬送することが考えられる。
ところが、このようなシステムに構成しても、無人搬送車が走行する地階のフロアが、例えば地下駐車場等の人が立ち入る空間である場合は、人との接触等を考慮しなければならない。従って、接触等を考慮すれば、無人搬送車の走行速度を、極めて遅くしなければならないが、このことは、ゴミの搬送に長時間を要し、搬送効率を低下させる。
無人搬送車と人との接触等を確実に回避しようとすれば、無人搬送車の走行領域を、人が活動する領域から完全に隔離することが考えられる。例えば、無人搬送車が走行するためのフロアを、別途設けることも方策の一つである。こうすることによって、無人搬送車の走行速度を高めることも可能になり得る。しかしながら、ゴミを搬送する無人搬送車のためのフロアを別途設けることは、建物のスペース効率を悪化させ、建築費用もその分かかることになるから、現実的ではない。
また、特にマンション等の人が居住する高層建築物においては、排出されるゴミの中には生ゴミ等も含まれるから、無人搬送車がゴミを搬送する際の臭気対策が必要である。無人搬送車のためのフロアを別途設けることは、人の活動領域とは隔離されている点では臭気対策となり得るものの、無人搬送車のためのフロアと人の活動領域とは隣接するから、そこからの臭気漏れを確実に防止しようとすれば、例えば当該フロア内を負圧に保つようなシステムを要する。ところが、当該フロアは、その容積がかなり大きくなり得るため、臭気漏れを防止するシステムは、かなり大掛かりになり、無人搬送車のためのフロアを別途設けることは、必要となる設備の点でも、経済的ではない。
ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高層建築物における無人搬送車を利用したゴミの搬送システムとして、人との接触等を回避することや、臭気対策等を経済的に行いつつも、搬送効率の高いシステムを提供することにある。
ここに開示する技術は、ゴミ搬送システムに係り、このゴミ搬送システムは、高層建築物の各フロアを貫通するように設置されたシュートを有しかつ、いずれかの前記フロアから排出されたゴミ収容体を前記シュート内で降下させるように構成された縦搬送装置と、前記シュート内を降下してきた前記ゴミ収容体をゴミ処理室まで水平方向に搬送するように構成された横搬送装置と、を備える。
そして、前記横搬送装置は、前記縦搬送装置の前記シュートの下端部と前記ゴミ処理室との間をつなぐように構成された走行路と、当該走行路に沿って、前記ゴミ収容体を積載した状態で走行するように構成された無人搬送車と、を有し、前記縦搬送装置は、前記シュートの下端部に設けられかつ、前記シュート内を降下してきた前記ゴミ収容体を受け止めると共に、受け止めた前記ゴミ収容体を前記無人搬送車に積み込むよう構成された下部ゲートを有し、前記走行路は、前記高層建築物内で人が立ち入る活動空間の地面から凹陥する凹溝内に設けられていると共に、前記凹溝の上端開口が蓋によって閉塞されることで、前記走行路は前記活動空間から隔離されており、前記無人搬送車は、前記凹溝内を走行するように構成されている。
この構成によると、ゴミ搬送システムは、縦搬送装置と横搬送装置とを備え、これら縦搬送装置と横搬送装置とを通じて、高層建築物の各フロアから排出されたゴミ収容体を、ゴミ処理室まで搬送することができる。
具体的に、縦搬送装置は、高層建築物の各フロアを貫通するように設置されたシュートを有しており、各フロアから排出されたゴミ収容体は、シュート内を降下して高層建築物の、例えば地階に到達する。
横搬送装置は、シュート内を降下したゴミ収容体が到着する、高層建築物内の例えば地階に設置されており、ゴミ収容体を、同じく地階等に設けられたゴミ処理室まで水平方向に搬送する。すなわち、横搬送装置は、シュートの下端部とゴミ処理室との間をつなぐ走行路に沿って、ゴミ収容体を積載した無人搬送車を走行させることによって、ゴミ収容体を搬送する。
ここで、走行路は、高層建築物内で人が立ち入る活動空間の地面から凹陥する凹溝内に設けられている。ここで言う活動空間は、例えば横搬送装置が地階に設置される場合には、地下駐車場を例示することができる(但し、地下駐車場には限定されない)。地下駐車場に、横搬送装置を設置する場合、凹溝は、その地下駐車場の地面から凹陥するように設けられる。また、その凹溝の上端開口は蓋によって閉塞されることで、走行路は、地下駐車場(つまり、活動空間)の領域から隔離される。こうして、このゴミ搬送システムでは、活動空間から隔離された凹溝内を無人搬送車が走行するように構成しているため、無人搬送車と人との接触は起こり得ない。従って、無人搬送車と人との接触を回避するための特別な対策は不要である。このことは、ゴミ搬送システムの低廉化を実現する。また、無人搬送車が走行するための独立した空間を、比較的安価に構築することが可能である。さらに、凹溝内を走行する無人搬送車の走行速度は、比較的高く設定することも可能になる。このことは、ゴミの搬送時間を短縮し、搬送効率を高める。
尚、「活動空間の地面」は、前述の通り地下駐車場においては、車が走行したり、人が歩いたりする地面であるが、活動空間が高層建築物のフロア(1階や2階等)であるときには、「地面」は、そのフロアを構成する床面に相当する。従って、無人搬送車が走行する凹溝は、その床面から凹陥するように設けられる。
また、前述の通り、ゴミ収容体は、縦搬送装置においては、人が立ち入る活動空間から隔離されたシュート内で、横搬送装置においては、同じく活動空間から隔離された走行路内で搬送される。このことは、臭気対策に有利になる。また、シュートは、ゴミ収容体が降下し得る大きさを確保すればよく、その容積は比較的小さくなると共に、走行路も、凹溝内に設けられるため、その容積は小さくなる。そのため、シュート及び走行路における臭気漏れを回避する対策を施しても(例えば換気システム等を取り付けて内部を負圧にする)、比較的容易にかつ安価に行い得る。
さらに、無人搬送車が走行する走行路は、活動空間の地面から凹陥して設けられるため、通常は未利用となるスペースを利用して、配設することになる。つまり、走行路を設けることは、高層建築物のスペース効率を低下させない。また、凹溝の上端開口を蓋によって閉塞することにより、その走行路の上側を活動空間として利用することが可能であるから、スペース効率は向上し得る。
加えて、前記のゴミ搬送システムでは、ゴミ収容体は、シュート及び走行路内で搬送されるため、人の活動に影響を与えず、利用者は、ゴミ収容体を、いつでも排出することが可能である。つまり、ゴミ搬送システムの稼働時間に制限が無くなる。
前記無人搬送車及び前記下部ゲートを制御するよう構成された制御器と、前記無人搬送車が前記下部ゲートの位置に到着したことを検知するための検知装置と、を備え、前記制御器は、前記下部ゲートの位置まで、前記走行路に沿って前記無人搬送車を走行させると共に、前記無人搬送車が前記下部ゲートの位置に到着した後に、前記下部ゲートを開けて、前記ゴミ収容体を前記下部ゲートから前記無人搬送車に積み込む、としてもよい。
前記凹溝は、前記地面に埋設された、汎用のU字側溝ブロックによって構成され、前記U字側溝ブロックの上部には、前記蓋が着脱可能に取り付けられている、としてもよい。
すなわち、汎用のU字側溝ブロックを利用して、無人搬送車の走行路を設けることは、例えば高層建築物の施工時であれば、走行路の形成を容易にし、システムを安価に構築する上で有利である。しかも、汎用のU字側溝ブロックであれば、そのブロックに対応する汎用の蓋を利用することも可能になるため、活動空間から隔離した走行路を、容易にかつ安価に実現することができる。また、蓋を取り付けたときには、その蓋は活動空間の地面と面一になるから、活動空間の利用には、何の支障もないという利点もある。
前記溝の底面に、前記走行路に沿うように敷設されたレール、前記無人搬送車の底部に設けられかつ、前記レールに係合する係合輪と、を備えている、としてもよい。
前述したように、無人搬送車が走行する走行路は、人が立ち入る活動空間から隔離しているため、無人搬送車の走行速度を比較的高くすることが可能である。レールに案内されて走行するRGV(Rail Guided Vehicle、有軌道式無人搬送車)は、高速走行を安定して行う上で有利である。
前記ゴミ収容体は、再利用可能な容器であり、前記横搬送装置は、前記ゴミ処理室でゴミを捨てることにより空になったゴミ収容体を、前記無人搬送車によって、前記ゴミ処理室から前記縦搬送装置まで搬送し、前記縦搬送装置は、前記空のゴミ収容体を、それを排出したフロアにまで上昇させる上昇機構をさらに有している、としてもよい。
無人搬送車の走行速度を高く設定することは、ゴミ収容体の搬送に要する時間を短縮することが可能である。
前記の構成では、再利用可能なゴミ収容体は、いずれかのフロアから排出した後、縦搬送装置及び横搬送装置によって、ゴミ処理室に搬送され、そこにおいてゴミが捨てられた後、空のゴミ収容体が、上昇機構によって、元のフロアに戻される。無人搬送車による搬送時間を短縮することは、ゴミ収容体を排出してから、空のゴミ収容体が戻るまでの時間を短縮する。このことにより、利用者は、ゴミ収容体を排出してから、空のゴミ収容体が戻るまで、そのまま待つことも可能になる。
従来のゴミ搬送システムでは、ゴミ収容体を排出してから空のゴミ収容体が戻るまでに長時間(数時間)を要していた。このようなシステムでは、利用者は、例えば夜間にゴミ収容体を排出し、翌朝に空のゴミ収容体を取りに行くような使い方をしていた。
これに対し、空のゴミ収容体が、比較的短時間で戻る前記のゴミ搬送システムでは、利用者は、夜間等といった制約を受けることなく、いつでもゴミ収容体を排出することが可能になる。つまり、ゴミ搬送システムの使い方が、従来のシステムとは変化し、利用者の利便性を大幅に高める。
以上説明したように、前記のゴミ搬送システムによると、縦搬送装置と横搬送装置とを備えたシステムにおいて、ゴミ収容体を搬送する無人搬送車の走行路を、活動空間の地面から凹陥した凹溝内に設け、凹溝の上端開口を蓋によって閉塞することにより、無人搬送車を活動空間から隔離した状態で走行させることが可能であるから、人との接触等を回避することや臭気対策等を経済的に行いつつも、無人搬送車の走行速度を高めて、搬送効率を高めることができる。
ゴミ搬送システムの全体構成を概略的に示す図である。 無人搬送車(RGV)と、無人搬送車が走行する走行路の構成とを例示する一部破断の斜視図である。 無人搬送車(RGV)と、無人搬送車が走行する走行路の構成とを例示する横断面図である。 無人搬送車の走行制御に係る構成を示すブロック図である。 ゴミ搬送システムにおけるゴミ収容体の排出から、空のゴミ収容体の回収までのサイクルに係る動作手順を示すフロー図である。
以下、ゴミ搬送システムを図面に基づいて説明する。尚、以下の実施形態の説明は例示である。図1は、ゴミ搬送システム1の全体図を示している。このゴミ搬送システム1は、高層建築物(図示省略)において、各フロアから排出されるゴミを、地階に設けたゴミ処理室4にまで搬送するシステムである。ゴミ搬送システム1は、縦搬送装置2と、縦搬送装置2が接続される横搬送装置3とが組み合わさって構成される。高層建築物は、例えばマンション等の人が居住するような建築物や、いわゆるオフィスビル等の建築物等を例示することができ、その種類や用途の制限はない。以下の説明では、マンションを例に、そこに設置されたゴミ搬送システム1について説明する。
縦搬送装置2は、高層建築物の各フロアで排出されるゴミを、各フロアから地階に効率よく搬送する装置である。縦搬送装置2は、高層建築物について一つのみ設けてもよいし、高層建築物の各所に複数設けてもよい。例えばマンションにおいては、各フロアに複数の居住スペースが設けられているときには、一つの居住スペースが一つの縦搬送装置2を占有するように、居住スペース毎に縦搬送装置2を設置してもよいし、複数の居住スペースで一つの縦搬送装置2を共有するように複数の縦搬送装置2を設置してもよい。図1の例では、第1及び第2の2つの縦搬送装置2を設置しているが、第2の縦搬送装置2は、その一部のみを図示している。縦搬送装置2は、高層建築物に沿うように、縦方向に延びて設置される。
これに対し、横搬送装置3は、各縦搬送装置2によって地階に搬送されたゴミを、ゴミ処理室4に搬送する装置である。横搬送装置3は、高層建築物の地階(ここでは一例として地下駐車場とするが、横搬送装置が配置される場所は、地下駐車場に限定されない)において、水平に広がって設置される。尚、この例では、各フロアから排出されるゴミは、再利用可能な箱状容器であるゴミ収容体5(図2、3も参照)に収容されており、縦搬送装置2及び横搬送装置3は、ゴミを収容したゴミ収容体5又は空のゴミ収容体5を搬送する。
縦搬送装置2は、各フロアから排出されるゴミ収容体5を地階にまで降下させるシュート21、シュート21に対してゴミ収容体を投入するための投入装置22、シュート21に並列となるように配設されかつ、空のゴミ収容体5を地階から各フロアにまで上昇させるダクト23、及び、ダクト23によって搬送されてきた空のゴミ収容体5を回収する回収装置24等を有して構成されている。シュート21及び投入装置22は、ゴミ収容体5を降下させる降下機構を構成し、ダクト23及び回収装置24は、後述の通りゴミ処理室4でゴミを捨てた後の、空のゴミ収容体5を上昇させる上昇機構を構成する。
シュート21は、筒状に構成されると共に、図1では仮想的に示す各フロアを貫通して垂直方向に直線状に延びて配設されている。シュート21の内法は、ゴミ収容体5の外法よりも僅かに大きく形成されている。シュート21の上端部は、詳細な図示は省略するが、高層建築物の上部機械室に突出しており、シュート21の下端部は、地階に到達している。
シュート21の上端部は開口していると共に、この上端開口を開閉する吸気部25が、シュート21の上端部に取り付けられている。吸気部25は、例えば、シュート21の上端開口を開閉可能でかつ、その開度が調整可能な開度調整ダンパによって構成される。吸気部25のダンパ開度は、後述するサブ制御器62によって制御され、通常の状態、言い換えると無通電の状態では、吸気部25のダンパは閉じている。
シュート21の下端部もまた、上端部と同様に開口していると共に、この下端部には、下端開口を開閉可能な下部ゲート26が設けられている。下部ゲート26が閉じた状態では、シュート21内を降下してきたゴミ収容体5を受け止めることができる一方、下部ゲート26が開くことによって、受け止めたゴミ収容体5を、シュート21の下端開口を通じて、後述する無人搬送車(RGV)7に積み込むことができる。また、シュート21の下端部には、側方に開口する排気口211が開閉可能に設けられている。この排気口211は、後述するように、ゴミ収容体5がシュート21内を降下している最中に、そのゴミ収容体5よりも下側を少なくとも大気圧に維持して、シュート21からの臭気漏れを防止する機能を果たす。
シュート21の側面にはまた、図示は省略するが、ゴミ収容体5をシュート内に投入するための投入口が、フロア毎に形成されている。投入装置22は、投入口に隣接して各フロアに設置されており、詳細な図示は省略するが、利用者によって搬入されたゴミ収容体5を、投入口を通じてシュート21内に投入する機能を有する。投入装置22はまた、ゴミを捨てる利用者が操作をする操作盤を備えている。この操作盤は、利用者がゴミの種類(例えば、生ゴミ等を含む可燃性ごみ、不燃性ごみ、及び、ビン・カン等であり、後述のとおり、ゴミ処理室4におけるゴミの分別に関係する種類である)を入力するための、ゴミ種類選択スイッチと、投入スイッチとを少なくとも有している。利用者は、選択スイッチの操作によって、投入装置22にセットしたゴミ収容体5内のゴミの種類を入力した上で、投入スイッチをオン操作する。このことによって投入装置22は、シュート21に形成されている投入口を一時的に開いて、利用者がセットしたゴミ収容体5をシュート21内に投入し、その投入後に、投入口を閉める動作を行う。投入装置22はまた、入力されたゴミの種類の情報と、ゴミ収容体5を投入した投入装置22の識別情報(つまり、ゴミ収容体5を投入したフロア及びシュートに関する情報)とを、サブ制御器62に出力する。
シュート21には、垂直方向に等間隔を空けて、具体的には各フロアに、通過センサ28が設置されている。各通過センサ28は、シュート21内を降下するゴミ収容体5が通過したことを検知する。各通過センサ28は、図1に破線で示すように、サブ制御器62に対して電気的に接続されており、検知信号をサブ制御器62に出力する。サブ制御器62は、投入装置22や各通過センサ28から出力される信号を受けて、吸気部25及び下部ゲート26等の駆動を制御し、ゴミ収容体5を地階まで降下させる。
具体的に縦搬送装置2の降下機構は、ゴミ収容体5がシュート21内に投入される際には、吸気部25の開度調整ダンパを閉じておく。こうすることで、ゴミ収容体5の降下時には、そのシュート21内のゴミ収容体5より上方の空間は、空気の流入が制限されて負圧になる。一方、シュート21の下端の排気口211は開けておく。これにより、ゴミ収容体5が降下してもその下側の空間は、空気が抵抗なくシュート21から流出する。従って、シュート21の下方の空間は大気圧に保持される。こうして、ゴミ収容体5の降下時に、シュート21の内圧は大気圧がそれ以下に保持されるため、臭気漏れを効果的に抑制し得る。
また、ゴミ収容体5よりも上方の空間の負圧による吸引力によってゴミ収容体5の降下速度は減少する。そのため、吸気部25の開度調整ダンパの開度を調整して、負圧を調整することにより、ゴミ収容体5の質量に応じて、降下速度を調整することが可能になる。サブ制御器62は、各通過センサ28からの検知信号に基づいて、ゴミ収容体の降下速度を算出し、その降下速度の高低に基づいて、開度調整ダンパの開度を調整する。
さらに、ゴミ収容体5が、シュート21の下端から所定高さの基準位置に達したことを、通過センサ28からの検知信号によって検知したときには、サブ制御器62は、吸気部25の開度調整ダンパを全閉にする。これによって、ゴミ収容体5の降下速度を低下させることができ、下部ゲート26がゴミ収容体5を受け止める際の衝撃を和らげて、騒音の発生やゴミ収容体5の破損を、効果的に回避することができる。
ゴミ収容体5が下部ゲート26に受け止められた後は、サブ制御器62は、下部ゲート26を開けることによって、後述の通り、ゴミ収容体5をRGV7に積み込む。
これに対しダクト23は、シュート21と同様に、筒状に構成されると共に、各フロアを貫通して垂直方向に直線状に延びて配設されている。ダクト23の内法は、ゴミ収容体5の外法よりも僅かに大きい。ダクト23の上端部も、高層建築物の上部機械室に突出しており、ダクト23の下端部は、地階に到達している。
ダクト23の上端部もまた開口していると共に、その上端部には、シュート21とは異なり、ダクト23内の空気を強制的に外部に排出する排気装置27が取り付けられている。排気装置27は、例えばファンによって構成されており、ファンはサブ制御器62によって駆動制御される。
ダクト23の下端部には、詳細な図示は省略するが、RGV7に積載されている空のゴミ収容体5を持ち上げて、ダクト23内に引き込む持上装置210が設けられている。
ダクト23の側面にはまた、図示は省略するが、ダクト23内のゴミ収容体5を回収するための回収口が、フロア毎に形成されている。回収装置24は、回収口に隣接して各フロアに設置されており、詳細な図示は省略するが、ダクト23内を上昇してきた空のゴミ収容体5を、回収口を通じてダクト23の外に引き出して回収する機能を有する。具体的に回収装置24は、図示は省略するが、ダクト23の内周面に沿うように起立する待機位置と、ダクト23内を横切るように倒伏する支持位置との間で揺動するように設けられた支持装置を有している。
また、ダクト23にも通過センサ29が設置されており、ダクト23の通過センサは、各フロアに設置されている。各通過センサ29は、ダクト23内を上昇するゴミ収容体5が通過したことを検知する。各通過センサ29は、図1に破線で示すように、サブ制御器62に対して電気的に接続されており、その検知信号をサブ制御器62に出力する。
このように構成された縦搬送装置2の上昇機構は、サブ制御器62の制御によって、次のように動作して、空のゴミ収容体5を上昇させる。つまり、空のゴミ収容体5を積載したRGV7が、ダクト23の下方位置で停止すれば、持上装置210が、空のゴミ収容体5をダクト23内に持ち上げる。空のゴミ収容体5がダクト23内に入れば、排気装置27が作動を開始する。これによりダクト23内は負圧となり、その吸引力によって、空のゴミ収容体5はダクト23内を上昇する。サブ制御器62は、通過センサ29の検知信号に基づいて、ダクト23内を上昇しているゴミ収容体5が、当該ゴミ収容体5が排出されたフロア(以下、排出フロアという)を通過したか否かを判断する。ゴミ収容体5がダクト23内を上昇している最中は、各フロアの支持装置は待機位置に位置付けられており、これによって、ゴミ収容体5は、支障なくダクト23内を上昇する。
そうして、通過センサ29の検知信号によって、空のゴミ収容体5が排出フロアを通過したことを検知したときには、サブ制御器62は、当該排出フロアの回収装置24を通じて支持装置を待機位置から支持位置へと変位させると共に、その変位後に、排気装置27を停止させる。これによって、吸引力が発生しなくなるため、空のゴミ収容体5は降下して支持位置へと変位した支持装置に支持されるようになる。回収装置24は、支持装置によって支持した空のゴミ収容体5を、回収口を通じてダクト23の外に引き出す。こうして、空のゴミ収容体5の回収が完了する。
このように、このゴミ搬送システム1では、各フロアにおいて投入装置22を通じて排出したゴミ収容体5が、当該フロアの回収装置24を通じて空の状態で戻ることになる。
尚、図例では、ゴミ収容体5を降下させるシュート21と、空のゴミ収容体5を上昇させるダクト23とを個別に設けているが、一つのシュート(又はダクト)によって、ゴミ収容体5を降下させると共に、空のゴミ収容体5を上昇させるようにしてもよい。
横搬送装置3は、地下駐車場の地面に所定の経路となるように設けられた走行路31と、走行路31に沿って走行するRGV7と、を備えて構成されている。走行路31は、各縦搬送装置2と、ゴミ処理室4との間をつなぐように構成されている。具体的に、走行路31は、各縦搬送装置2のシュート21と、ゴミ処理室4とをつなぐ往路311と、ゴミ処理室4と各縦搬送装置2のダクト23とをつなぐ復路312とが無端となるように接続されたループ状に構成されている。尚、図1では、図示の関係上、往路311と復路312とを、一点鎖線よりも上側を往路311とし、一点鎖線よりも下側を復路312とするように上下に位置をずらして描いているが、往路311と復路312とは、実際は同じ高さ位置に設けられる。RGV7は、ループ状の走行路31に沿って、図1における時計回り方向に(つまり、一方向に)走行する。RGV7は、各シュート21から排出されたゴミ収容体5を積載した状態で、ゴミ処理室4までそれを搬送すると共に、ゴミ処理室4においてゴミを捨てることによって空になったゴミ収容体5を積載した状態で、それをダクト23にまで搬送する。尚、図1においては、説明の便宜上、多数のRGV7を図示しているが、RGV7の数は、後述の通り、適宜の数にすることが可能である。また、走行路31はループ状に構成することに限定されない。
ゴミ処理室4は、高層建築物の各フロアから排出されたゴミを、その種類によって分別した状態で、ゴミ収集車が収集に来るまで一時的に貯留する部屋であり、この例では、高層建築物の地下駐車場における一郭に設けられている。このゴミ処理室4には、図例では第1〜第3の3つの貯留容器41、42、43が、RGV7の走行方向に並んで設置されている。各貯留容器は、ゴミを、その種類毎に貯留する容器である。ゴミ処理室4にはまた、RGV7に積載されたゴミ収容体5内のゴミを、第1〜第3の貯留容器41、42、43それぞれに投入するための、第1〜第3の反転装置44、45、46が、各貯留容器41、42、43に対応して設置されている。尚、ゴミ処理室4内に設置する貯留容器及び反転装置の数は、分別すべきゴミの種類の数に応じて、適宜の数にすることが可能である。
ゴミ処理室4では、各貯留容器41、42、43が、地下駐車場の地面と同じ高さに設置されている。この貯留容器41、42、43の上部開口を通じてゴミを投入するためには、少なくともゴミ収容体5を、ゴミを投入可能となる高さ位置まで持ち上げる必要がある。詳細は後述するが、このゴミ搬送システム1では、RGV7は、地下駐車場の地面から凹陥した凹溝内(つまり、走行路31)を走行するように構成されているが、ゴミ処理室4において、貯留容器41、42、43よりもRGV7の走行方向上流側(図1の左側)には、ゴミ収容体5を積載したRGV7を、ゴミの投入高さまで上昇させる上昇装置47が配設されている(図1の上向きの矢印参照)。つまり、この上昇装置47は、詳細な図示は省略するが、走行路31の高さ位置に対応する下位置から、ゴミの投入高さに対応する上位置まで、RGV7を上昇させる。上昇装置47の下位置には、ゴミ収容体5を積載した状態でのRGV7の質量を計測する第1計量器471が設置されており、第1計量器471は、その計量結果をメイン制御器61に出力する。
また、ゴミ処理室4において、貯留容器41、42、43よりもRGV7の走行方向下流側(図1の右側)には、空のゴミ収容体5を積載したRGV7を、ゴミの投入高さに対応する上位置から走行路31の高さ位置に対応する下位置まで下降させる下降装置48が配設されている(図1の下向きの矢印参照)。下降装置48の下位置には、空のゴミ収容体5を積載した状態でのRGV7の質量を計測する第2計量器481が設置されており、第2計量器481は、その計量結果をメイン制御器61に出力する。メイン制御器61は、第1計量器471の計量結果と第2計量器481の計量結果との差から、貯留容器41、42、43に投入したゴミの質量を把握することが可能になる。
往路311におけるシュート21の接続位置よりもRGV7の走行方向上流側には、RGV7に搭載された走行用のバッテリ710(図4参照)を充電するための充電エリア8が設けられている。充電エリア8には、RGV7のバッテリ710を、非接触で充電可能な充電装置81(図2も参照)が、RGV7の走行方向に所定の間隔を空けて複数個、配設されている。RGV7は、この充電エリア8における所定の停車位置に停車することによって、バッテリ710の充電を行うことが可能である。充電エリア8では、図1に示すように、複数台のRGV7が並んだ状態で、バッテリ710の充電が可能に構成されており、この充電エリア8はまた、バッテリ710の充電を行いながらRGV7が待機するためのエリアとされている。
走行路31の各所には、RGV7の走行制御に係るタグ9(図2、3も参照)が設置されている。RGV7は、走行路31内を走行している最中にタグ9を検知しながら、加速、減速及び停止を行う。図1には、各種のタグ9の内、RGV7の停止に係る停止タグ91を図示している。尚、図1では、図示の関係上、タグ91を、走行路31の底に取り付けているように示すが、停止タグ91を含む各種のタグは、図2、3に示すように、走行路31を構成する凹溝の側壁に取り付けられる。停止タグ91は、走行路31における次の位置に設置されている。すなわち、各シュート21に対応する位置(シュート21内を降下してきたゴミ収容体5をRGV7に積み込むためにRGV7を停止させる。シュート21位置に設置された停止タグ91は、複数のシュート21を互いに区別可能な情報を含んでいる)、上昇装置47の下位置(上昇装置47によってRGV7を上昇させるために、また、第1計量器471によってRGV7の計量を行うためにRGV7を停止させる)、上昇装置47の上位置、第1〜第3反転装置44、45、46の設置位置(RGV7に積載しているゴミ収容体5のゴミの種類に対応する貯留容器41、42、43にゴミを投入するためにRGV7を停止させる。これらの停止タグ91は、第1〜第3反転装置44、45、46を互いに区別可能な情報を含んでいる)、下降装置48の上位置(下降装置48によってRGV7を下降させるためにRGV7を停止させる)、下降装置48の下位置(第2計量器481によってRGV7を計量するためにRGV7を停止させる)、各ダクト23に対応する位置(RGV7に積載している空のゴミ収容体5をダクト23内に持ち上げるためにRGV7を停止させる。ダクト23位置に設置された停止タグ91も、複数のダクト23を互いに区別可能な情報を含んでいる)、充電エリア8における各充電装置81が設置している位置(RGV7のバッテリ710に対して非接触充電を行うと共に、RGV7を待機させるためにRGV7を停止させる)である。
また、走行路31の各所には、RGV7に対して発進(走行開始)を指示するための光伝送装置の光モジュール92が設置されている。光モジュール92の設置位置は、前述した停止タグ91の設置位置とほぼ同じであり、各シュート21に対応する位置(ゴミ収容体をRGV7に積み込んだ後に、そのRGV7を発進させるときに利用する)、上昇装置47の上位置(上位置に到着したRGV7を発進させるときに利用する)、下降装置48の下位置(計量完了後のRGV7を発進させるときに利用する)、各ダクト23に対応する位置(空のゴミ収容体5を降ろした後に、RGV7を発進させるときに利用する)、充電エリア8において、複数台分、並んだRGV7の停止位置における最前位置(待機しているRGV7を、ゴミ収容体5の搬送のために発進させるときに利用する)である。光モジュール92を通じた発進指令は、メイン制御器61又はサブ制御器62によって行われる。
ゴミ搬送システム1は、メイン制御器61と、各縦搬送装置2に対応して設けられるサブ制御器62(図1では一つのみ図示する)とによって制御される。メイン制御器61は、ゴミ搬送システム1全体の制御を行い、サブ制御器62は、主に縦搬送装置2についての制御を行う。メイン制御器61にはPC63が接続されており、メイン制御器61は、ゴミ搬送システム1の稼働状況(ゴミの総投入量や、投入履歴等)に関する情報をPC63に提供する。ゴミ搬送システム1の管理者は、PC63を通じて、ゴミ搬送システム1の稼働状況を確認することができる。尚、メイン制御器61及びサブ制御器62が実行するゴミ搬送システム1の全体の制御については、後述する。
RGV7は、図2、3に示すように、走行路31内に敷設されたレール32に案内されることによって、この走行路31内を所定の一方向に走行するように構成されている。
ここで走行路31は、地下駐車場の地面Gから凹陥するように構成された横断面U字状の凹溝内に設けられており、図3に示すように、U字状の凹溝の上部には、地下駐車場の地面Gに対して面一となる蓋34が取り付けられている。これによって、走行路31は、地下駐車場とは隔離されている。走行路31を構成する凹溝は、例えばコンクリート製の汎用U字側溝ブロック33を並べることによって構築することが可能である。つまり、高層建築物の建設時において、地下駐車場を施工するためにコンクリートを流し込む際に、汎用U字側溝ブロック33を、前述したループ状の走行路31を形成するように予め配置しておけば、汎用U字側溝ブロック33を地下駐車場に容易に埋設することができ、地下駐車場の地面Gから凹陥するように構成された凹溝を比較的安価に構築することが可能である。また、汎用U字側溝ブロック33を利用することは、それに対応する汎用の蓋34を利用して凹溝の上部開口を閉塞することができ、しかも、図3に示すように、蓋34を地下駐車場の地面Gに対して面一にすることが可能になる。このことは、地下駐車場から隔離した走行路31を、容易にかつ安価に構築することを可能にすると共に、走行路31の上側を、地下駐車場として支障無く利用することを可能にする。尚、汎用U字側溝ブロック33を利用することは、簡易にかつ安価に凹溝を構成する上での一例であり、地下駐車場の地面Gから凹陥する凹溝は、これ以外の構成を採用してもよい。
レール32は、横断面L字状のアングル材によって構成されており、汎用U字側溝ブロック33の底面から鉛直上向きに立設している。レール32は、汎用U字側溝ブロック33の底面における左右中央位置に固定されている。このように、汎用U字側溝ブロック33によって構成される走行路31内に、レール32を敷設することは、汎用U字側溝ブロック33の設置精度をそれほど高めなくても、レール32の敷設精度を高めることを可能にする。このことは、後述するように、RGV7を高速走行させる際の安定性を高める上で、極めて有利である。尚、汎用U字側溝ブロック33の設置精度を高くすることができるのであれば、この汎用U字側溝ブロック33の側壁等をガイドにして、無人搬送車を、走行路31内で走行させるようにしてもよい。この場合、レール32を省略することが可能である。
RGV7は、図2、3に示すように、4輪に構成されたシャーシ71と、シャーシ71の前部に配置されかつ、後述するコントローラ等を収容する車体72と、車体72の後側に設けられかつ、ゴミ収容体5が積載される荷台73と、を備えている。RGV7の底部には、レール32を左右方向から挟持した状態でレール32上を転動する一対の係合輪74が、前後方向に間隔を空けて2つ配置されている。これら合計4個の係合輪74のうちの一つが、走行モータ79(図4参照)によって駆動される駆動輪とされている。RGV7はまた、前述の通りバッテリ710を搭載しており、当該バッテリ710に蓄積した電力によって走行モータ79を駆動することにより、RGV7は、レール32に案内されながら、走行路31内を自動走行することができる。
RGV7の車体72における右側部には、位置センサ75が取り付けられている。この位置センサ75は、図3に示すように、汎用U字側溝ブロック33の側壁に取り付けられたタグ9を読み取るための、4つの近接センサ751によって構成されている。4つの近接センサ751は上下方向に一列に並んで配置されている一方、タグ9には、各近接センサ751が検出可能なターゲットが、上下方向に、最大で4つ並んで取り付け可能に構成されている。つまり、タグ9のターゲットの取り付けパターンは15通りのパターンが可能であり、これらのパターン毎に予めRGV7の走行制御、具体的には、加速、減速及び停止(停止については前述の通り、例えば複数のシュート21等を互いに区別することも含まれる)が割り当てられている。RGV7は、走行路31を走行している最中に、その途中に設置されたタグ9のパターンを位置センサ75によって読み取り、その読み取った内容に従って、加速、減速又は停止等を制御しながら自動走行を行う。このような近接センサ751とタグ9と組み合わせは、後述の通りに高速走行をするRGV7においても情報の読み取りを可能にし、高速走行が可能なRGVシステムを安価に構築する上で有利である。
図2に示すように、RGV7の車体72の前部には、衝突防止のための遠距離センサ76と近距離センサ77とが取り付けられている。遠距離センサ76及び近距離センサ77はそれぞれ、RGV7の前方障害物を検知するセンサであり、遠距離センサ76は、相対的に遠い距離の障害物を検知可能であって、RGV7のコントローラ711(図4参照)は、当該センサ76の検知結果に基づいて減速をする。これによって、前方障害物、例えば先行する別のRGV7との距離が近づきすぎないようにすることが可能である。一方、近距離センサ77は、相対的に近い距離の障害物を検知可能であって、当該センサ76の検知結果に基づいて、コントローラ711は、RGV7を停止する。これによって、前方障害物に衝突することを回避することが可能になる。
RGV7はまた、図4に示すように、光モジュール92からの光信号を受ける光伝送装置78を備えている。コントローラ711は、光伝送装置78を通じて取得した発進指令に基づいて、RGV7を発進させる。光伝送装置78が受信する情報には、前記の発進指令の他に、RGV7の走行パターンに関する情報、具体的には、待機している充電エリア8からの発進時には、停止すべきシュート21の位置に関する情報等が、また、ゴミ収容体5を積載したときの発進時には、ゴミ処理室4において停止すべき反転装置(つまり、ゴミを捨てるべき貯留容器)の位置に関する情報等が含まれる。
図4は、RGV7の走行制御にかかる構成のブロック図を示しており、前述した位置センサ75、光伝送装置78、近距離センサ77、遠距離センサ76はそれぞれ、コントローラ711に接続され、コントローラ711に対して検知信号を出力する。コントローラ711にはまた、バッテリ710の充電状態を示す信号が入力される。コントローラ711はこれらのセンサ検知信号等に基づいて、走行モータ79を駆動するように構成されている。
次に、図5に示すフロー図を参照しながら、ゴミ搬送システム1の動作について説明する。まず、利用者は、ゴミを収容したゴミ収容体5(尚、図5では、ゴミ収容体を「容器」と示す)を投入装置22にセットすると共に、当該投入装置22の操作盤の操作を通じて、投入するゴミの種別を選択及び投入スイッチのオンを行う(S11)。投入装置22は、オン操作を受けて自動運転を行い、前述したように、ゴミ収容体5をシュート21内に投入する(S12)。これによって、ゴミ収容体5はシュート21内を降下する。
前述したように、ゴミ収容体5がシュート21内を降下している最中は、必要に応じて吸気部25の開度調整ダンパの開度を調整し、ゴミ収容体5の降下速度を調整する。そうして、ゴミ収容体5が、所定高さの基準位置を通過すれば、吸気部25の開度調整ダンパを閉じる(S13)。これによって、ゴミ収容体5の降下速度が低下し、ゴミ収容体5は下部ゲート26に軟着する(S14)。
一方、ステップS11において投入スイッチがオン操作されることに伴い、投入装置22からサブ制御器62及びメイン制御器61に、投入されたゴミの種類に関する情報と、ゴミを投入したシュート21及びフロアの情報が提供される。それを受けて、サブ制御器62は、充電エリア8で待機しているRGV7に対し、発進指令を出力する。発進指令を受けたRGV7は充電エリアから発進し(S21)、光伝送装置78を通じて受信した指定のシュート21の情報と、走行路31に設置されている停止タグ91の情報とに基づいて、指定されたシュート21、つまり、ゴミ収容体5が投入されたシュート21の位置で停止する(S22)。
下部ゲート26がゴミ収容体5を受けると共に、そのシュート21の下方位置にRGV7が到着したことを確認した上で、縦搬送装置2の下部ゲート26を開ける(S14)。これによって、ゴミ収容体5が落下して、RGVに積み込まれる(S23)。ゴミ収容体5の積み込みが完了すれば、縦搬送装置2は、下部ゲート26を閉じて、次のゴミ収容体5が投入されることを待機する(S15)。
ゴミ収容体5を積載したRGV7は、光モジュール92から送信された発進指令を受けて発進する(S24)。このときにRGV7は、ゴミ処理室4内において停止すべき反転装置及び貯留容器の位置に関する情報を提供される。この停止すべき反転装置及び貯留容器は、積載したゴミ収容体5のゴミの種類に対応している。
RGV7は、走行路31内に設置されているタグを読み取りながら、ゴミ処理室4に向かって走行する。そうして上昇装置47の下位置に到着すれば停止する(S25)。RGV7が停止したことを受けて、第1計量器471はRGV7の質量を計測し、その結果をメイン制御器61に出力する(S26)。
質量の計測が終了すれば、上昇装置47は、RGV7を上位置まで上昇させる(S27)。RGV7は、その後、発進指令を受けて発進し(S28)、指定された位置で停止する。この停止位置は、積載しているゴミ収容体5のゴミの種類に対応する反転装置及び貯留容器の位置であり、RGV7が停止したことを受けて、反転装置は、そこに積載しているゴミ収容体5を反転させて、ゴミ収容体5内のゴミを貯留容器内に投入する(S29)。
ゴミの投入が完了すれば、発信指令を受けてRGV7は発進し(S210)、下降装置48の上位置で停止する(S211)。下降装置48は、RGV7を下位置まで下降し(S212)、その下位置において、第2計量器481は、RGV7の計量を行う(S213)。この計量結果もメイン制御器61に出力され、メイン制御器61は、第1計量器471の計量結果と第2計量器481の計量結果との差から、貯留容器に投入されたゴミの質量を把握する。この投入量の情報等は、メイン制御器61からPC63に提供される。
第2計量器481が計量を完了すれば、光モジュール92は発信指令を出力し、それを受けてRGV7は発進する(S214)。RGV7は、走行路31内のタグを読み取りながら復路312を走行し、指定されたダクト23の位置で停止する(S215)。
RGV7がダクト23の荷降ろし位置に到着したことを受けて、縦搬送装置2は、持上装置210により、RGV7に積載している空のゴミ収容体5をダクト23に持ち上げ(S17)、その後、排気装置27を起動させる(S18)。これによって、空のゴミ収容体5は、ダクト23内を上昇する。
空のゴミ収容体5が、指定のフロアを通過したことが検知されれば、当該フロアの回収装置24の支持装置が支持位置へと変位する(S19)。その後、排気装置27が停止することにより、空のゴミ収容体5は支持装置に支持される(S110)。回収装置24は自動運転を行い、支持装置によって支持した空のゴミ収容体5を、回収口を通じてダクト23の外に引き出す。こうして、空のゴミ収容体5の回収が完了する(S111)。回収装置24は、空のゴミ収容体5の回収後、待機状態となる(S16)。
空のゴミ収容体5の荷降ろしを終えたRGV7は、光モジュール92を通じて発進指令を受けた後、充電エリア8に向かって発進する(S216)。そうして、この充電エリア8内の充電可能な停止位置で停止をし、バッテリ710の充電を行う(S217)。
以上説明したように、このゴミ搬送システム1は、シュート21を利用してゴミ収容体5を降下させる縦搬送装置2と、RGV7を利用してゴミ収容体5をゴミ処理室4に搬送する横搬送装置3とを組み合わせており、そのRGV7を、地下駐車場から隔離した走行路31内で走行させている。このため、RGV7と人との接触は確実に回避される。このことは、RGV7と人との接触を回避するための特別な対策を不要にし、ゴミ搬送システム1の低廉化を可能にする。
また、RGV7の走行速度を、比較的高く設定することが可能になる。例えば人が活動している領域内で走行をする無人搬送車は、接触の回避及び接触時の安全確保の観点から、その走行速度は0.5m/sec程度であり、最高でも1.0m/sec程度である。これに対し、前記のゴミ搬送システムでは、RGV7と人との接触は起こり得ないため、走行速度をさらに高くすることが可能である。特に、走行路31内に配置したレール32にガイドされて走行するため、RGV7は、安定した高速走行が可能になり、その走行速度を、例えば3m/sec程度にすることも可能になる。RGV7の高速走行は搬送効率を高め、ゴミ収容体5を排出してから、空のゴミ収容体5が回収されるまでの時間を短縮することができる。その結果、利用者は、ゴミ収容体5を排出してから、空のゴミ収容体5が戻るまで、そのまま待つことも可能になる。
従来のゴミ搬送システムでは、ゴミ収容体5を排出してから空のゴミ収容体5が戻るまでに長時間を要するため、例えば夜間にゴミ収容体5を排出し、翌朝に空のゴミ収容体5を取りに行くような使い方をしていたところ、前記のゴミ搬送システム1では、利用者は、夜間等といった制約を受けることなく、いつでもゴミ収容体5を排出することが可能になる。
特に前記のゴミ搬送システム1では、ゴミ収容体5は、シュート21、ダクト23及び走行路31内で搬送されるため、人の活動に影響を与えない。このこともまた、利用者が、ゴミ収容体を、いつでも排出することを可能にする。こうして、ゴミ搬送システム1の稼働時間に制限が無くなる。
従って、利用者は、家庭内でゴミを大量に貯留しなくても、ある程度の量のゴミがたまればゴミ搬送システム1にゴミを排出すればよいことになる。これは、衛生面で有利である。また、このゴミ搬送システム1では、ゴミを分別して排出することになるため、ゴミ収容体5を利用して1回当たりに排出するゴミの量は比較的少なくなりがちである。このような事情も、いつでもゴミ収容体5を排出可能なゴミ搬送システム1に、適合している。こうして、前記のゴミ搬送システム1は、利用者の利便性を大幅に高める。
また、RGV7の高速化による搬送効率の向上によって、ゴミ搬送システム1におけるRGV7の待機台数を減らすことが可能になる。従って、ゴミ搬送システム1の低廉化が可能になる。
さらに、RGV7が走行する走行路31は、地下駐車場の地面Gから凹陥する凹溝内に設けられているため、通常は未利用となるスペースを利用して設けられている。また、凹溝の上端開口には蓋が取り付けられて、地面Gと面一に構成されるため、走行路31の上側の空間を、地下駐車場のスペースとして有効に利用することが可能である。従って、走行路31を凹溝内に設ける構成は、スペース効率を悪化させず、逆にスペース効率を向上させる。
そして、そのような走行路31(つまり凹溝)を、前記の構成では、汎用のU字側溝ブロック33を利用して構成しており、システムを安価に構築することが可能になる。特に高層建築物の施工時であれば、汎用のU字側溝ブロック33を利用した走行路の形成は、極めて容易である。しかも、汎用のU字側溝ブロック33であれば、そのブロック33に対応する汎用の蓋34を利用することも可能になるため、地下駐車場から隔離した走行路31を、容易にかつ安価に実現することができる。しかもその蓋34は、着脱可能に取り付けられるため、走行路31内のメンテナンスを、蓋34を取り外すだけで容易に行うことが可能である。
これに対し、RGV7の走行路を、例えば地下駐車場の天井面に沿って設けるような構成も考えられるが、そのような構成は、汎用のU字側溝ブロック33を埋設する構成と比較して、コストがかかることは明らかである。また、天井部分には、通常、各種の配管や配線が敷設されることから、これらの配管及び配線を避けて、RGV7の走行路31を簡便に設ける上でも、その走行路31を、地下駐車場の地面Gから凹陥する凹溝内に設けることは有利である。
また、汎用のU字側溝ブロック33を利用しつつ、そのブロック33の底面にレール32を設置することによって、ブロック33の設置精度を高めなくても、レール32の敷設精度を高めることが可能であるから、RGV7の高速化が安価に実現する。
さらに、RGV7の走行路31を閉塞しているため、臭気対策に有利になると共に、走行路31を凹溝内に設けることによって、その容積が可能な限り小さく制限されている。そのため、例えば走行路31内を負圧に維持するシステム等を設けて臭気漏れの対策を行おうとしたときも、比較的簡易に対策を施すことが可能になる。このことは、マンションや、オフィスビル等への適用に有利である。
尚、前記のゴミ搬送システム1では、無人搬送車としてRGV7を利用しているが、これに限らず、レール等の有軌道式ではなく、無軌道式の無人搬送車(Automated Guided Vehicle:AGV)を用いてもよい。
1 ゴミ搬送システム
2 縦搬送装置
21 シュート
23 ダクト(上昇機構)
24 回収装置(上昇機構)
3 横搬送装置
31 走行路
32 レール
33 U字側溝ブロック
34 蓋
4 ゴミ処理室
5 ゴミ収容体
7 RGV(無人搬送車)
G 地面(活動空間の地面)

Claims (4)

  1. 高層建築物の各フロアを貫通するように設置されたシュートを有しかつ、いずれかの前記フロアから排出されたゴミ収容体を前記シュート内で降下させるように構成された縦搬送装置と、
    前記シュート内を降下してきた前記ゴミ収容体をゴミ処理室まで水平方向に搬送するように構成された横搬送装置と、を備え、
    前記横搬送装置は、前記縦搬送装置の前記シュートの下端部と前記ゴミ処理室との間をつなぐように構成された走行路と、当該走行路に沿って、前記ゴミ収容体を積載した状態で走行するように構成された無人搬送車と、を有し、
    前記縦搬送装置は、前記シュートの下端部に設けられかつ、前記シュート内を降下してきた前記ゴミ収容体を受け止めると共に、受け止めた前記ゴミ収容体を前記無人搬送車に積み込むよう構成された下部ゲートを有し、
    前記走行路は、前記高層建築物内で人が立ち入る活動空間の地面から凹陥する凹溝内に設けられていると共に、前記凹溝の上端開口が蓋によって閉塞されることで、前記走行路は前記活動空間から隔離されており、
    前記無人搬送車は、前記凹溝内を走行するように構成されているゴミ搬送システム。
  2. 請求項1に記載のゴミ搬送システムにおいて、
    前記無人搬送車及び前記下部ゲートを制御するよう構成された制御器と、
    前記無人搬送車が前記下部ゲートの位置に到着したことを検知するための検知装置と、を備え、
    前記制御器は、前記下部ゲートの位置まで、前記走行路に沿って前記無人搬送車を走行させると共に、前記無人搬送車が前記下部ゲートの位置に到着した後に、前記下部ゲートを開けて、前記ゴミ収容体を前記下部ゲートから前記無人搬送車に積み込むゴミ搬送システム。
  3. 請求項1又は2に記載のゴミ搬送システムにおいて、
    前記溝の底面に、前記走行路に沿うように敷設されたレール
    前記無人搬送車の底部に設けられかつ、前記レールに係合する係合輪と、を備えているゴミ搬送システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴミ搬送システムにおいて、
    前記ゴミ収容体は、再利用可能な容器であり、
    前記横搬送装置は、前記ゴミ処理室でゴミを捨てることにより空になったゴミ収容体を、前記無人搬送車によって、前記ゴミ処理室から前記縦搬送装置まで搬送し、
    前記縦搬送装置は、前記空のゴミ収容体を、それを排出したフロアにまで上昇させる上昇機構をさらに有しているゴミ搬送システム。
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