JP5950331B2 - 柱部材連結構造及びその組立方法 - Google Patents

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本発明は、例えば、建築構造物の基礎コンクリート中にその長さ下端部が埋め込まれて立設された柱部材と、この柱部材の上方に立設するよう配置された別の柱部材の端部間を、互いに連結するために用いられる柱部材連結構造及びその組立方法に関するものである。
図12から図17は、従来の柱部材連結構造2及びその組立方法を説明するために参照する図である。
従来の柱部材連結構造2においては、図12に示すように、四角筒状の鉄骨柱4(柱部材)の下端部が建築構造物における基礎コンクリート8中に埋め込まれ、この埋め込まれた鉄骨柱4は、図13にも示すように、主鉄筋10とナット14を介して、基礎コンクリート8に連結されていた。
そして、従来の柱部材連結構造2における鉄骨柱4は、その上端部が、その上方に長さを延長するように配置された、別の鉄骨柱6(柱部材)の下端部に突き合わされて互いに連続するように連結されていた。これらの鉄骨柱4と6は、その水平断面における外形寸法が略同一に形成されていた。
図13に示すように、鉄骨柱4の水平断面における四辺を構成する周壁それぞれには、主鉄筋10の直径よりも若干大きい直径を有する丸孔状の貫通孔12が複数形成されていた。
これらの貫通孔12は、鉄骨柱4の上記周壁のそれぞれに、図12に示すように、水平方向に4つずつ上下2段に並んで計8つ形成されており、互いに対向する一対の周壁の面における水平方向に互いに対応する位置にそれぞれ形成されていた。
また、これらの周壁に形成された貫通孔12は、鉄骨柱4の四角筒状の隅部を介して互いに隣り合う周壁に上下2段に並んで計8つ形成された貫通孔12とは、高さ方向に1段ずつずれて配置されていた。
そして、鉄骨柱4の四角筒状の水平断面における四辺の周壁において、その水平断面の周方向に1枚おきに配置された、互いに対向する一対の周壁に形成された貫通孔12はそれぞれ、互いに対向して水平方向に対応する位置に、すなわち互いに高さ方向と水平方向の同じ位置に形成されていた。
図12及び図13に示すように、基礎コンクリート8中に配筋され、鉄骨柱4の下端部に連結される複数の主鉄筋10のそれぞれは、その一端部にオネジ部10aが形成されていた。
複数の主鉄筋10のそれぞれは、鉄骨柱4の四角筒状の周壁の貫通孔12の外側から、その周壁の内側に挿し込まれ、その主鉄筋10の一端部のオネジ部10aは、その主鉄筋10が挿し込まれた貫通孔12が形成された周壁の内側の面と対向する面を有する周壁に形成された貫通孔12を通って、その周壁の外側に突出するようになっていた。
そして、鉄骨柱4の周壁の外側に突出した主鉄筋10の一端部のオネジ部10aには、鉄骨柱4の周壁の外側からナット14がネジ締結されるようになっていた。複数の主鉄筋10のオネジ部10aにネジ締結された複数のナット14はすべて、鉄骨柱4の周壁の外側面に引っ掛かって、貫通孔12から主鉄筋10の一端部が挿し込まれたときの方向と逆方向に主鉄筋10が抜けないようになっていた(特許文献1参照)。
このような基礎コンクリート8中に下端部が埋め込まれた鉄骨柱4と、その上方に配置された別の鉄骨柱6を互いの長さ方向に連続するように連結する場合は、図14及び図15に示すような、仮組立て用の仮設板部材16と18を使用して、鉄骨柱4,6の互いの端部同士の水平断面方向の位置合せをした後、その端部同士を溶接することにより鉄骨柱4,6同士が連結されるようになっていた(例えば特許文献2に記載の従来例参照)。
すなわち、図14に示すように、図中下方の仮設板部材16は、四角筒状の鉄骨柱4の上端部の4つの周壁それぞれの外側面の幅方向中央部において、図中上下方向に伸びるようにその側辺部が溶接により鉄骨柱4の周壁それぞれに接合されるようになっていた。
また、図14中上方の仮設板部材16は、やはり四角筒状の鉄骨柱6の下端部の4つの周壁それぞれの外側面の幅方向中央部において、図中上下方向に伸びるようにその側辺部が溶接により鉄骨柱6の周壁それぞれに接合されるようになっていた。
そして、鉄骨柱4の上端部と鉄骨柱6の下端部を突き合わせて、鉄骨柱6,4それぞれに接合された上下2枚の仮設板部材16,16に、1枚又は2枚の仮設板部材18を、仮設板部材16の片面側又は両面側に重ねて配置して、仮設板部材16,18間をボルト20とナット22でネジ締結して互いを固定することにより、鉄骨柱4の上端部と鉄骨柱6の下端部の水平断面方向における互いの位置を合致させるようになっていた。
このように鉄骨柱4,6の端部相互間の水平断面方向の位置合せをする仮組立てが終わったら、図15に示すように、鉄骨柱4,6の互いに突き合わされた端面の外周部同士を溶接Wにより接合するようになっていた。
特開平7−127142号公報 特開2010−138608号公報
しかしながら、従来の柱部材連結構造2は、図16に示すように、鉄骨柱4の上端部中心線と、その上の別の鉄骨柱6の下端部中心線の互いの位置の間に水平方向のずれSが生じると、下方の鉄骨柱4に接合された仮設板部材16に仮設板部材18の下端部を重ねることができたとしても、上方の鉄骨柱6に接合された仮設板部材16に仮設板部材18の上端部を重ねることができない。
このため、仮設板部材18の上端部と、上方の鉄骨柱6の下端部に溶接により接合された仮設板部材16のボルト孔が互いにずれてしまうので、上方の鉄骨柱6に接合された仮設板部材16に仮設板部材18の上端部を重ねて仮設板部材16,18間をボルト20とナット22でネジ締結することができなくなって、上下の鉄骨柱4と6を互いの長さ方向に連続するように連結することができなくなるという問題があった。
一方、上記従来の柱部材連結構造2においては、いくら周到に鉄骨柱4と6を、水平断面方向における互いの位置にずれが生じないように配置したとしても、基礎コンクリート8がまだ流動状のコンクリートのときにそれを型枠内に打設することにより、鉄骨柱4がその流動状のコンクリートに押されてその水平断面方向の位置が正しい位置からずれてしまうことがある。
このような場合においても、上述したように、鉄骨柱6の仮設板部材16と仮設板部材18の上端部のボルト孔も互いにずれてしまうので、それらの仮設板部材16,18間をボルト20とナット22でネジ締結することができなくなって、結局は上下の鉄骨柱4と6を互いの長さ方向に連続するように連結することができなくなってしまうという問題があった。
上下の鉄骨柱4と6を互いの長さ方向に連続するように連結するため、例えば、上記従来の柱部材連結構造2とは異なり、図17に示すように、その下端部が基礎コンクリート8に連結された下方の鉄骨柱5の径を、その上方に連結される鉄骨柱6の径より大きくして、鉄骨柱5,6同士を連結する際の水平断面方向における相対位置のずれの許容範囲を拡大することによって、上下の鉄骨柱5,6間が水平断面方向において多少ずれても連結できるようにすることが考えられる。
しかしながら、このような場合においても、図17に示すように、上方の鉄骨柱6の下端部に溶接により接合された仮設板部材16と仮設板部材18の上端部のボルト孔が互いにずれてしまうため、仮設板部材16,18間をボルト20とナット22でネジ締結することができず、結局は上下の鉄骨柱5と6を互いの長さ方向に連続するように連結することはできなくなるので、仮設板部材16,18を使うことはできないという問題があった。
このため、仮設板部材16,18のような仮止部材を用いないで、上下の柱部材を溶接等により互いに連結しようとする場合に、その溶接等による連結作業が終わらないうちに何らかの不意の外力により、上下の柱部材が水平断面方向において相対的な変位を生じると、その溶接等による連結作業が妨げられて結局は上下の柱部材を互いの長さ方向に連続するように連結することができないという問題が生じる。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、上下方向に伸びる柱部材同士を連結する作業が完了しないうちに、上下の柱部材が水平断面方向において相対的な変位を生じてその作業が妨げられることを防止して、上下の柱部材同士を確実に互いの長さ方向に連続するように連結することができる柱部材連結構造及びその組立方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明による柱部材連結構造は、
下端部が基礎コンクリート中に埋め込まれた第1柱部材と、
前記第1柱部材の上端部に接合された平板部を有する接合部材と、
その外形寸法が前記第1柱部材の外形寸法より小さく形成され、前記接合部材の上面に接合された第2柱部材と、
前記第1柱部材及び前記第2柱部材それぞれの側部に設けられた複数の板部材と、
その一端部を前記第1柱部材に設けられた板部材に連結されると共に、その他端部を前記第2柱部材に設けられた板部材に連結された連結部材とを備え、
前記連結部材における前記板部材との連結部には、前記連結部材と前記板部材をネジ締結するためのボルトが挿通される貫通孔が形成され、
前記連結部材は、伸縮してその長さを調整することができると共に、前記連結部の前記貫通孔が前記ボルトに対して三次元方向に回動できるように形成されたことを特徴とするものである。
また、本発明による柱部材連結構造は、
前記連結部材は、前記第1柱部材に設けられた板部材及び前記第2柱部材に設けられた板部材に対して脱着可能に連結されたことを特徴とするものである。
また、本発明による柱部材連結構造は、
前記連結部は、凸球面部と凹球面部を有し、前記凸球面部と前記凹球面部が相互に摺動することにより、前記貫通孔が前記ボルトに対して三次元方向に回動するように形成されたことを特徴とするものである。
また、上記課題を解決するために、本発明による柱部材連結構造の組立方法は、
下端部が基礎コンクリート中に埋め込まれ、側面に複数の板部材が設けられた第1柱部材と、
前記第1柱部材の上端部に接合された平板部を有する接合部材と、
その外形寸法が前記第1柱部材の外形寸法より小さく形成されると共に、下端部が前記平板部に接合され、側面に複数の板部材が設けられた第2柱部材と
その一端部を前記第1柱部材に設けられた板部材に連結されると共に、その他端部を前記第2柱部材に設けられた板部材に連結された連結部材とを備え、
前記連結部材における前記板部材との連結部には、前記連結部材と前記板部材をネジ締結するためのボルトが挿通される貫通孔が形成され、
前記連結部材は、伸縮してその長さを調整することができると共に、前記連結部の前記貫通孔が前記ボルトに対して三次元方向に回動できるように形成された
柱部材連結構造の組立方法であって、
前記第2柱部材の下端部を前記平板部上に載置し、
前記連結部材を伸縮させてその長さを調整し、前記連結部の前記貫通孔を前記ボルトに対して三次元方向に回動させることにより、連結部材の一端部を前記第1柱部材に設けられた板部材にネジ締結により連結すると共に、前記連結部材の他端部を前記第2柱部材に設けられた板部材にネジ締結により連結して、前記第1柱部材と前記第2柱部材とを仮止めし、
前記仮止め状態を維持している間に前記第2柱部材の下端部を前記平板部に接合することを特徴とするものである。
また、本発明による柱部材連結構造の組立方法は、
前記第2柱部材の下端部と前記平板部の接合後に、前記第1柱部材及び前記第2柱部材より前記連結部材及び前記板部材を取り外すことを特徴とするものである。
このような本発明の柱部材連結構造によれば、
下端部が基礎コンクリート中に埋め込まれた第1柱部材と、
前記第1柱部材の上端部に接合された平板部を有する接合部材と、
その外形寸法が前記第1柱部材の外形寸法より小さく形成され、前記接合部材の上面に接合された第2柱部材と、
前記第1柱部材及び前記第2柱部材それぞれの側部に設けられた複数の板部材と、
その一端部を前記第1柱部材に設けられた板部材に連結されると共に、その他端部を前記第2柱部材に設けられた板部材に連結された連結部材とを備えたことにより、
上下方向に伸びる柱部材同士を連結する作業が完了しないうちに、上下の柱部材が水平断面方向において相対的な変位を生じてその作業が妨げられることを防止して、上下の柱部材同士を確実に互いの長さ方向に連続するように連結することができる。
また、本発明の柱部材連結構造の組立方法によれば、
下端部が基礎コンクリート中に埋め込まれ、側面に複数の板部材が設けられた第1柱部材と、
前記第1柱部材の上端部に接合された平板部を有する接合部材と、
その外形寸法が前記第1柱部材の外形寸法より小さく形成されると共に、下端部が前記平板部に接合され、側面に複数の板部材が設けられた第2柱部材と
を備えた柱部材連結構造の組立方法であって、
前記第2柱部材の下端部を前記平板部上に載置し、
伸縮してその長さを調整することができる連結部材の一端部を前記第1柱部材に設けられた板部材に連結すると共に、前記連結部材の他端部を前記第2柱部材に設けられた板部材に連結し、
前記連結部材のそれぞれが各位置において伸縮してその長さを調整することにより、前記第1柱部材と前記第2柱部材とを仮止めし、
前記仮止め状態を維持している間に前記第2柱部材の下端部を前記平板部に接合することにより、
上下方向に伸びる柱部材同士を連結する作業が完了しないうちに、上下の柱部材が水平断面方向において相対的な変位を生じてその作業が妨げられることを防止して、上下の柱部材同士を確実に互いの長さ方向に連続するように連結することができる。
本発明の一実施の形態に係る柱部材連結構造40を示す一部破断側面図である。 図1に示す柱部材連結構造40の接合部材46を示す図であって、図2(a)はその上面図、図2(b)はその下面図である。 図2に示す接合部材46を示す図であって、図3(a)は図2(a)に示す接合部材46のB−B線矢視断面図、図3(b)は図2(a)に示す接合部材46のC−C線矢視断面図である。 図1に示す柱部材連結構造40の組立手順の一部を説明するための図であって、鉄骨柱42の上に接合部材46を設けた状態を示す断面図である。 図1に示す柱部材連結構造40の組立手順の一部を説明するための図であって、鉄骨柱42と、その鉄骨柱42の上方に配置される鉄骨柱44とを示す一部破断側面図である。 図1に示す柱部材連結構造40の組立手順の一部を説明するための図であって、鉄骨柱42と鉄骨柱44との間をターンバックル54を用いて仮止めした状態を示す一部破断側面図である。 図1,6に示すターンバックル54の一部破断側面図である。 図1に示す柱部材連結構造40の組立手順の一部を説明するための図であって、鉄骨柱42の上方に鉄骨柱44を接合した後に、板部材51,52及びターンバックル54を鉄骨柱42と44より取り外した状態を示す断面図である。 図8に示す柱部材連結構造40のD−D線矢視断面図である。 図1に示す柱部材連結構造40において鉄骨柱42と44の水平断面方向における互いの位置がずれた状態で接合した場合を説明するための一部破断側面図である。 図10に示す柱部材連結構造40において、鉄骨柱42の上方に鉄骨柱44を接合した後に、板部材51,52及びターンバックル54を鉄骨柱42と44より取り外した状態を示すE−E線矢視断面図に相当する図である。 従来の柱部材連結構造2を示す一部破断側面図である。 図12に示す柱部材連結構造2のA−A線矢視断面図である。 従来の柱部材連結構造2における仮設板部材16,18の取り付けを説明するための分解側面半断面図である。 従来の柱部材連結構造2における鉄骨柱4と6の間に仮設板部材16,18を取り付けた状態の組立側面半断面図である。 従来の柱部材連結構造2において鉄骨柱4と6の水平断面方向における互いの位置がずれた場合を説明するための側面半断面図である。 従来の柱部材連結構造の組立用構造2において、鉄骨柱5の径をその上方に連結される鉄骨柱6の径より大きくした場合を示す一部破断側面図である。
以下、本発明に係る柱部材連結構造及びその組立方法を実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図11は、本発明の一実施の形態に係る柱部材連結構造40及びその組立方法について説明するために参照する図である。以下、前記従来の柱部材連結構造2と同様の部分には同じ符号を付して説明し、従来と同様の構成についての重複する説明は、その一部を除き省略するものとする。
本実施の形態に係る柱部材連結構造40は、図1に示すように、四角筒状の鉄骨柱42(第1柱部材)と、鉄骨柱42の上方に配置された接合部材46と、接合部材46の上面46dの上に配置された四角筒状の鉄骨柱44(第2柱部材)と、鉄骨柱42と44それぞれの側部に設けられた複数の板部材51,52と、図中下端部を鉄骨柱42に設けた板部材51に連結されると共に、図中上端部を鉄骨柱44に設けた板部材52に連結されたターンバックル54(連結部材)とを備えた構成になっている。
図1に示すように、鉄骨柱42は、その上端面42aを、接合部材46の平板部46aの下面46eに当接させて、溶接Wにより接合部材46と一体的に接合されている。そして、鉄骨柱42の上方に配置された鉄骨柱44は、その下端面44aを、接合部材46の平板部46aの上面46dに当接させて、溶接Wにより接合部材46と一体的に接合されている。
そして、本実施の形態に係る柱部材連結構造40は、下方の鉄骨柱42の長さ方向(図1中上下方向)の下端部が、建築構造物における基礎コンクリート8中に埋め込まれ、この埋め込まれた鉄骨柱42の下端部は、従来の柱部材連結構造2の鉄骨柱4の下端部と同様に構成され、主鉄筋10とナット14(抜け止め手段)を介して、基礎コンクリート8に連結されるようになっている。このため、従来と同様の重複するそれらの連結構造の説明は省略する。
柱部材連結構造40の接合部材46は、図1に示すように、その水平断面方向(図中左右方向及び図紙面に垂直方向)における外形寸法が、鉄骨柱42,44の水平断面方向におけるいずれの外形寸法よりも大きく形成されている。
接合部材46は、図3(a)に示すように、その表裏両面に平滑な上面46dと下面46eとが形成された、平板状の平板部46aを有しており、その平板部46aの下面46eより下方には、その平板部46aの水平面方向における外周に沿って、その鉛直断面形状が下方に向って突出する補強用リブ46bが形成されている。
この接合部材46は、図2(a)及び(b)に示すように、その上面46dの平面形状が正方形状に形成されており、その補強用リブ46bの水平方向内側で、その中心部に板厚方向(図2(a)中紙面に垂直方向)に貫通する円形状の貫通孔46cが形成されている。
接合部材46の補強用リブ46bは、図8に示すように、その水平断面方向における外形寸法が、鉄骨柱42の四角筒状の周壁の内周寸法より小さく形成されており、鉄骨柱42の四角筒状の周壁の内周に緩く嵌合可能に形成されている。
そして、接合部材46の補強用リブ46bは、図3(a)及び(b)に示すように、その下面46eより下方における半径外方の外周面にテーパ部46gが形成されている。
図2(b)に示すように、接合部材46の外形からその下面46eの幅分だけ内側は、接合部材46の外形よりその幅分だけ小さな正方形状となっており、上記テーパ部46gは、この内側の小さな正方形状から、下方の円環状の下端面46fに向かって、正方形状が徐々に円環状に変化しながら、その外形寸法が徐々に小さくなるように形成されている。
このテーパ部46gは、図2(a)における接合部材46のC−C線矢視断面図である図3(b)に示すように、平板部46aの下面46eの幅分だけ内側の正方形状の四隅部と、円環状の下端面46fとの間の傾斜角度は、図3(a)に示すような、その正方形状の各辺の中央部と円環状の下端面46fとの間の傾斜角度とは著しく異なっている。
図3(a)に示すように、接合部材46の貫通孔46cには、その上面46d側の途中から下端面46fに向かうにつれてその内径が徐々に大きくなるようなテーパ部46hが形成されている。
次に、図4から図11に基づいて、本発明の一実施の形態に係る、柱部材連結構造40の組立手順(組立方法)について説明する。
まず、図4に示すように、鉄骨柱42の上端面42aの上に接合部材46を設ける。この際に、接合部材46を図中上方より降下させてその補強用リブ46bのテーパ部46gが鉄骨柱42の周壁の内周に案内され、その内側面42cの内側に緩く嵌合して、接合部材46が鉄骨柱42の上に載置される。このとき、接合部材46の平板部46aの下面46eに、鉄骨柱42の上端面42aが当接するようになっている。
そして、鉄骨柱42の外側面42bの、上端面42a近傍と、接合部材46の平板部46aの下面46eとが溶接Wされることにより、鉄骨柱42と接合部材46は一体的に接合される。
次に、図5に示すように、鉄骨柱42の、接合部材46寄りの外側面42bに、その軸周り方向の4箇所に板部材51を溶接すると共に、鉄骨柱42の上方に配置される鉄骨柱44の図中下側の外側面44bに、その軸周り方向の4箇所に板部材52を溶接する。これらの板部材51,52には、その板厚方向に貫通する貫通孔51a,52aが形成されている。
次に、図6に示すように、上方の鉄骨柱44の下端面44aを、接合部材46の上面46d上に当接させた状態で載置する。このときはまだ、鉄骨柱44の下端面44aと接合部材46の上面46dとの間は互いに接合されてはいない。
次に、ターンバックル54の図6中下端部を、鉄骨柱42の外側面42bに溶接された板部材51に連結する。このとき、板部材51の貫通孔51aと、後述するターンバックル54の貫通孔66aに挿通するボルト56のオネジ部と、ナット58のネジ締結により互いに連結される。
同様にして、ターンバックル54の図6中上端部を鉄骨柱44の外側面44bに溶接された板部材52に連結する。このとき、板部材52の貫通孔52aと、後述するターンバックル54の貫通孔68aに挿通するボルト56のオネジ部と、ナット58のネジ締結により互いに連結される。
このターンバックル54は、伸縮してその長さを調節することが可能であり、板部材51に連結された下端部と、板部材52に連結された上端部とを引張るようにターンバックル54の長さを短くすることにより、鉄骨柱44の下端面44aと接合部材46の上面46dとが互いに水平方向に相対的に変位しないように一時的に仮止め固定される。
図7に示すように、ターンバックル54は、図中左右方向に伸びるロッド本体部60と、このロッド本体部60の両端部に設けられた一対のロッド部62,64と、ロッド部62,64の先端部に連結された一対の連結部66,68とにより構成されている。
ターンバックル54のロッド本体部60は、図7中左右方向に長さを有する六角筒状に形成されており、その左端部の内周部にはメネジ部60aが形成されており、その右端部の内周部には、上記左端部の内周部に形成されたメネジ部60aとは逆向きのメネジが切られたメネジ部60bが形成されている。
ターンバックル54のロッド部62は、その長さ方向の中央部に、ロッド部62を回転させるためのナット状の六角部材65が一体形成されていると共に、その長さ方向の両端部にオネジ部62a,62bが形成されている。
上記両端部のオネジ部の一方のオネジ部62aは、その長さ方向の中央部にナット70のメネジ部をネジ結合させた後に、ロッド本体部60のメネジ部60aにネジ込まれて、そのロッド本体部60とナット70が互いの接触面を互いに押圧するようにきつくネジ締結されることにより、ロッド本体部60はロッド部62のオネジ部62aに一体的に固定されるようになっている。
また、ロッド部62の他方のオネジ部62bは、連結部66に形成されたメネジ部66bにネジ締結されて互いに連結されるようになっている。
ターンバックル54の連結部66は、図中左端部側に形成されたその内部を貫通する貫通孔66aが形成された凸球面部66dと、この凸球面部66dに相互に摺動可能に形成された凹球面部66cと、図中右端部側の内周面に形成されたメネジ部66bとを有するようになっている。
ターンバックル54はこのような連結部66を有するため、その連結部66の貫通孔66aは、凸球面部66dと凹球面部66cとの摺動を介して、板部材51,52への締結時に用いるボルト56に対して相対的に、三次元方向に回動できるようになっている。
図7に示すように、ターンバックル54の図中右側のロッド部64及び連結部68は、上記に説明した、図中左側のロッド部62及び連結部66と同様の、又は対称の構成を有して、同一又は逆方向の動作をしてターンバックルとして機能するようになっているので、図中右側のロッド部64及び連結部68の詳細な説明は省略する。
また、ターンバックル54は、そのロッド本体部60をその軸周り方向の一方に回転することにより、互いに逆ネジになるよう形成されたロッド部62のオネジ部62bとロッド部64のオネジ部64bが、連結部66のメネジ部66bと連結部68のメネジ部68bにネジ込まれて、板部材51に連結されたその下端部と、板部材52に連結されたその上端部とを引張るように短縮してその長さを短くすることができる。
ターンバックル54は、そのロッド本体部60をその軸周り方向の他方に回転することにより、各部品が上記の動作と逆方向に動作して、板部材51に連結されたその下端部と、板部材52に連結されたその上端部との間を引き離すように、自身の長さを長くすることができる。ターンバックル54の板部材51,52への取付け又は取外しのときにこの動作を行うことができる。
このように伸縮してその長さを調節することができるターンバックル54により、鉄骨柱44の下端面44aと接合部材46の上面46dとがまだ互いに接合されていなくとも、互いに水平方向に相対的に変位しないようにして鉄骨柱44と接合部材46の間を一時的に仮止め固定することができる。
このようにして、図8及び図9に示すように、その水平断面方向(図9中上下左右方向)における外形寸法が、鉄骨柱42の水平断面方向における外形寸法より小さく形成された鉄骨柱44が、その下端面44aを、接合部材46の平板部46aの上面46dに当接させて載置された状態で、ターンバックル54(図8,9中不図示)により仮止め固定されるため、図9に示すように、鉄骨柱44の下端部を、水平断面方向におけるその中心C2が鉄骨柱42の水平断面方向における中心C1と重なるように、接合部材46の上面46d上に載置することができる。
それだけでなく、例えば、図10に示すように、鉄骨柱42の中心線と、その上の鉄骨柱44の中心線の互いの位置の間に水平方向のずれSが生じた場合においても、そのずれSが生じた状態のまま鉄骨柱44の下端部を接合部材46と一体的に固定して接合させることができる。
すなわち、図11に示すように、その水平断面方向における鉄骨柱44の中心C2が、鉄骨柱42の水平断面方向における中心C1より図中左下方向にずれた場合でも、鉄骨柱44の外形寸法は鉄骨柱42の外形寸法より小さいので、鉄骨柱44の下端面44aは接合部材46の平板部46aの上面46d上に確実に載置することができるようになっている。
また、その水平断面方向における鉄骨柱44の中心C2が、鉄骨柱42の水平断面方向における中心C1より図中左下方向以外の方向にずれたとしても、上記中心C1より図中左下方向にずれた場合と同様に、鉄骨柱44の外形寸法は鉄骨柱42の外形寸法より小さいので、鉄骨柱44の下端面44aは接合部材46の平板部46aの上面46d上に確実に載置することができるようになっている。
また、ターンバックル54は、板部材51,52への締結時に用いるボルト56に対して相対的に回動可能な一対の連結部66,68を有しているため、図11に示すように、その水平断面方向における鉄骨柱44の中心C2が、鉄骨柱42の水平断面方向における中心C1より図中左下方向にずれたとしても、そのずれの量と方向により、各位置におけるターンバックル54を長くしたり短くしたり、ターンバックル54を回動させることが可能となって、図6に示すように、その下端部を鉄骨柱42に溶接された板部材51に連結することができると共に、その上端部を鉄骨柱44に溶接された板部材52に連結することができる。
このようにして、鉄骨柱44の下端面44aと接合部材46の上面46dとが互いに水平方向に相対的に変位しないようにターンバックル54により一時的に仮止め固定することができるので、その仮止め固定が維持されている間に、図8及び図10に示すように、鉄骨柱44の下端面44a近傍の外側面44bと、接合部材46の上面46dの間を溶接Wすることができ、鉄骨柱44の下端部を接合部材46と一体的に固定して接合させることができる。
また、鉄骨柱44の下端部と接合部材46が溶接Wにより接合された後に、図1に示すボルト56とナット58のネジ締結を解除したり、ターンバックル54の長さを少し伸ばしたりして、それまでのターンバックル54の引張力を緩めて、板部材51からターンバックル54の下端部を、板部材52からターンバックル54の上端部を容易に取り外すことができる。
そして、図8に示すように、板部材51をその鉄骨柱42との溶接部近傍を溶断して鉄骨柱42より取り除き、板部材52をその鉄骨柱44との溶接部近傍を溶断して鉄骨柱44より取り除くことができる。そして、ターンバックル54は別の現場に持って行って再使用することができる。
以上に説明したように、本実施の形態に係る柱部材連結構造40及びその組立方法においては、鉄骨柱42の上端部と鉄骨柱44の下端部の、水平断面方向における互いの位置がずれていたとしても、それらに溶接された板部材51,52にターンバックル54の両端部を確実に連結することができる。
そして、各位置のターンバックル54を伸縮してその長さを調節したり、ターンバックル54の姿勢(角度)を回動させることにより、板部材51,52とターンバックル54の両端部との間の緩みを除去して、鉄骨柱42の上端部と鉄骨柱44の下端部とが互いに水平方向に相対的に変位しないように一時的に仮止め固定することができる。
このような本実施の形態に係る柱部材連結構造40及びその組立方法は、鉄骨柱42の上端部と鉄骨柱44の下端部の、水平断面方向における互いの位置がずれていたとしても、鉄骨柱44の下端部を接合部材46の上面46d上に必ず載置することができ、鉄骨柱44の下端部と鉄骨柱42の上端部を、それらの間に接合部材46を介して、互いの長さ方向に連続するように連結することができる。
このため、本実施の形態に係る柱部材連結構造40及びその組立方法においては、基礎コンクリート8を打設した際に鉄骨柱42が動いて正しい位置からずれても、ずれたなりの位置関係でターンバックル54により仮止め固定することができるため、確実に鉄骨柱42と44を溶接Wすることができるので、前記従来の柱部材連結構造2のように、鉄骨柱42が鉄骨柱44と連結できなくなることはなく、鉄骨柱42と44を容易かつ確実に互いの長さ方向に連続するように連結することができる。
また、本実施の形態に係る柱部材連結構造40及びその組立方法においては、鉄骨柱42の上端部と鉄骨柱44の下端部の連結後にターンバックル54をその機能を低下させることなく取り外すことができるため、ターンバックル54を繰り返し使うことができる。
以上に説明したように、本実施の形態に係る柱部材連結構造40及びその組立方法によれば、上下方向に伸びる鉄骨柱42と44を連結する作業が完了しないうちに、鉄骨柱42と44が水平断面方向において相対的な変位を生じてその作業が妨げられることを防止して、鉄骨柱42と44を確実に互いの長さ方向に連続するように連結することができる。
なお、前記一実施の形態においては、鉄骨柱42の下端部の角筒部を形成する周壁は、主鉄筋10とナット14を介して、基礎コンクリート8に連結されるようになっていたが、鉄骨柱42の下端部が基礎コンクリート8に連結されて固定されるようになっていれば、この構成に限定されるわけではない。
また、前記一実施の形態においては、基礎コンクリート8中に埋め込まれる鉄骨柱42の下端部の周壁の内側は空洞であったが、接合部材46の貫通孔46cからコンクリートや合成樹脂材等の充填材を流し込んで、この周壁の内側に充填材を充填するようにしてもよい。
また、前記一実施の形態においては、鉄骨柱42と44は、四角筒状に形成されていたが、四角筒状に限らず、円筒状等の他の筒状であってもよい。また、接合部材46は、鉄骨柱42と44の形状に対応させるべく、その平板部46aの外形形状を変更してもよい。
また、前記一実施の形態においては、接合部材46の水平断面方向における外形寸法は、鉄骨柱42の水平断面方向における外形寸法より大きく形成されていたが、鉄骨柱42の水平断面方向における外形寸法と同じに形成されていてもよい。
また、前記一実施の形態においては、鉄骨柱42の上端面42aは接合部材46の平板部46aの下面46eに、鉄骨柱44の下端面44aは接合部材46の平板部46aの上面46dに当接されて、溶接Wにより接合部材46と一体的に接合されるようになっていたが、一体的に接合することができるようになっていれば、当接していなくてもよい。
また、前記一実施の形態においては、接合部材46の中央部を貫通する円形状の貫通孔46cが形成されていたが、この接合部材46の貫通孔46cは円形状に限定されず、また、接合部材46は貫通孔が開いていなくてもよい。
また、前記一実施の形態においては、鉄骨柱44の水平断面方向における外形寸法が鉄骨柱42の水平断面方向における外形寸法より小さく形成されていたが、鉄骨柱42の水平断面方向における外形寸法と略同一に形成されるようになっていてもよい。
また、前記一実施の形態に係る柱部材連結構造40の組立手順(組立方法)においては、鉄骨柱44の下端部と接合部材46が溶接Wされることにより接合された後に、鉄骨柱42と44より板部材51,52及びターンバックル54が取り外されるようになっていたが、鉄骨柱42と44より板部材51,52及びターンバックル54は取り外されなくてもよく、又、ターンバックル54のみが取り外されるようになっていてもよい。
また、前記一実施の形態においては、ターンバックル54は、ロッド本体部60と、一対のロッド部62,64と、一対の連結部66,68とにより構成されていたが、その長さを調節することが可能であり、かつ板部材51,52のそれぞれに連結することができるようになっていれば、上記構成のみに限定される必要はない。
2 柱部材連結構造
4,5,6 鉄骨柱
8 基礎コンクリート
10 主鉄筋
10a オネジ部
12 貫通孔
14 ナット
16,18 仮設板部材
20 ボルト
22 ナット
40 柱部材連結構造
42 鉄骨柱
42a 上端面
42b 外側面
42c 内側面
44 鉄骨柱
44a 下端面
44b 外側面
44c 内側面
46 接合部材
46a 平板部
46b 補強用リブ
46c 貫通孔
46d 上面
46e 下面
46f 下端面
46g,46h テーパ部
51,52 板部材
51a,52a 貫通孔
54 ターンバックル
56 ボルト
58 ナット
60 ロッド本体部
60a,60b メネジ部
62,64 ロッド部
62a,62b,64b オネジ部
65 六角部材
66,68 連結部
66a,68a 貫通孔
66b,68b メネジ部
66c 凹球面部
66d 凸球面部
70 ナット
C1 鉄骨柱42の中心
C2 鉄骨柱44の中心
S ずれ
W 溶接

Claims (5)

  1. 下端部が基礎コンクリート中に埋め込まれた第1柱部材と、
    前記第1柱部材の上端部に接合された平板部を有する接合部材と、
    その外形寸法が前記第1柱部材の外形寸法より小さく形成され、前記接合部材の上面に接合された第2柱部材と、
    前記第1柱部材及び前記第2柱部材それぞれの側部に設けられた複数の板部材と、
    その一端部を前記第1柱部材に設けられた板部材に連結されると共に、その他端部を前記第2柱部材に設けられた板部材に連結された連結部材とを備え、
    前記連結部材における前記板部材との連結部には、前記連結部材と前記板部材をネジ締結するためのボルトが挿通される貫通孔が形成され、
    前記連結部材は、伸縮してその長さを調整することができると共に、前記連結部の前記貫通孔が前記ボルトに対して三次元方向に回動できるように形成された
    ことを特徴とする柱部材連結構造。
  2. 前記連結部材は、前記第1柱部材に設けられた板部材及び前記第2柱部材に設けられた板部材に対して脱着可能に連結されたことを特徴とする請求項1に記載の柱部材連結構造。
  3. 前記連結部は、凸球面部と凹球面部を有し、前記凸球面部と前記凹球面部が相互に摺動することにより、前記貫通孔が前記ボルトに対して三次元方向に回動するように形成された
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の柱部材連結構造。
  4. 下端部が基礎コンクリート中に埋め込まれ、側面に複数の板部材が設けられた第1柱部材と、
    前記第1柱部材の上端部に接合された平板部を有する接合部材と、
    その外形寸法が前記第1柱部材の外形寸法より小さく形成されると共に、下端部が前記平板部に接合され、側面に複数の板部材が設けられた第2柱部材と
    その一端部を前記第1柱部材に設けられた板部材に連結されると共に、その他端部を前記第2柱部材に設けられた板部材に連結された連結部材とを備え、
    前記連結部材における前記板部材との連結部には、前記連結部材と前記板部材をネジ締結するためのボルトが挿通される貫通孔が形成され、
    前記連結部材は、伸縮してその長さを調整することができると共に、前記連結部の前記貫通孔が前記ボルトに対して三次元方向に回動できるように形成された
    柱部材連結構造の組立方法であって、
    前記第2柱部材の下端部を前記平板部上に載置し、
    前記連結部材を伸縮させてその長さを調整し、前記連結部の前記貫通孔を前記ボルトに対して三次元方向に回動させることにより、連結部材の一端部を前記第1柱部材に設けられた板部材にネジ締結により連結すると共に、前記連結部材の他端部を前記第2柱部材に設けられた板部材にネジ締結により連結して、前記第1柱部材と前記第2柱部材とを仮止めし、
    前記仮止め状態を維持している間に前記第2柱部材の下端部を前記平板部に接合する
    ことを特徴とする柱部材連結構造の組立方法。
  5. 前記第2柱部材の下端部と前記平板部の接合後に、前記第1柱部材及び前記第2柱部材より前記連結部材及び前記板部材を取り外すことを特徴とする請求項4に記載の柱部材連結構造の組立方法。
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